JP2017005443A - 撮像制御装置、撮像装置、及び撮像制御方法 - Google Patents

撮像制御装置、撮像装置、及び撮像制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】オートフォーカスにかかるレイテンシを小さくする撮像制御装置、撮像装置、及び撮像制御方法を提供する。【解決手段】撮像制御装置は、焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御する制御部と、前記焦点画素信号と、前記本線画素信号とを、互いに独立して出力する出力部と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、撮像制御装置、撮像装置、及び撮像制御方法に関する。
近年では、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)センサ等の撮像素子を備えたデジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラが普及している。デジタルスチルカメラは静止画像を撮像するものであり、デジタルビデオカメラは動画像を撮像するものであるが、動画像を撮像可能なデジタルスチルカメラや静止画像を撮像可能なデジタルビデオカメラも存在する。なお、以降では、デジタルスチルカメラとデジタルビデオカメラとを特に区別しない場合には、単に「デジタルカメラ」と記載する場合がある。また、以降では、静止画像と動画像を特に区別しない場合には、単に「画像」と記載する場合がある。
上記のようなデジタルカメラは、例えば、特許文献1に開示されるように、自動的に焦点調整を行うオートフォーカス処理の機能を有する場合が少なくない。オートフォーカス処理では、例えば、デジタルカメラと被写体との距離を測定し、測定された距離に基づいてレンズを駆動させることで焦点が適切に調整されて、ピントの合った(合焦した)画像を取得することが可能になる。
特開2013−223054号公報
上記のオートフォーカス処理においては、距離の測定から、結果反映(例えばレンズの駆動の完了)までにかかる時間(レイテンシ)を小さくすることが望まれていた。
そこで、本開示では、オートフォーカスにかかるレイテンシを小さくすることが可能な、新規かつ改良された撮像制御装置、撮像装置、及び撮像制御方法を提案する。
本開示によれば、焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御する制御部と、前記焦点画素信号と、前記本線画素信号とを、互いに独立して出力する出力部と、を備える撮像制御装置が提供される。
また、本開示によれば、焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御する制御部と、前記焦点画素信号と、前記本線画素信号とを、互いに独立して出力する出力部と、出力された前記焦点画素信号と、前記本線画素信号が互いに独立して入力される入力部と、前記本線画素信号の入力中にレンズ駆動が行われるように、前記焦点画素信号に基づくレンズ駆動指示を行うレンズ駆動指示部と、を備える撮像装置が提供される。
また、本開示によれば、焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御することと、前記焦点画素信号と、前記本線画素信号とを、互いに独立して出力することと、を含む、撮像制御方法が提供される。
以上説明したように本開示によれば、オートフォーカスにかかるレイテンシを小さくすることが可能である。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
本開示の一実施形態にかかる撮像装置の利用シーンを示す説明図である。 同実施形態の比較例に係る撮像装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。 同実施形態の比較例に係る撮像装置を用いた連続撮影におけるオートフォーカス処理の流れについて説明するための説明図である。 同実施形態に係る撮像装置の概要について説明するための説明図である。 同実施形態に係る撮像装置の構成の一例を示す説明図である。 同実施形態に係るイメージセンサが備える画素アレイ部の画素配置の一例を説明するための説明図である。 同実施形態に係る位相差画素の例を示す説明図である。 同実施形態に係るイメージセンサの一部の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係るイメージセンサのチップの構成の一例について説明するための説明図である。 同実施形態に係る動作例1を説明するための概略的なタイムチャートである。 同実施形態に係る動作例2を説明するための概略的なタイムチャートである。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
<<1.はじめに>>
<1−1.背景>
<1−2.概要>
<<2.構成>>
<2−1.撮像装置の構成>
<2−2.イメージセンサの構成>
<<3.動作例>
<3−1.動作例1>
<3−2.動作例2>
<<4.変形例>>
<4−1.変形例1>
<4−2.変形例2>
<<5.むすび>>
<<1.はじめに>>
<1−1.背景>
本開示の一実施形態にかかる撮像装置についての説明にあたり、図面を参照しながら本開示の一実施形態に係る撮像装置の創作に至った背景を説明する。
図1は、本開示の一実施形態にかかる撮像装置1の利用シーンを示す説明図である。図1に示す撮像装置1は、例えばデジタルカメラである。図1に示すように、撮像装置1は、焦点調整用のフォーカスレンズ11を備え、フォーカスレンズ11は被写体と撮像装置1との距離に応じて駆動制御されて自動的に焦点調整(オートフォーカス、AF)が行われる。
ここで、図2、3を参照して、従来の撮像装置の一例におけるオートフォーカス処理を比較例として説明する。図2は、比較例に係る撮像装置の概略的な構成の一例について説明するための説明図である。
図2に示すイメージセンサ800は、比較例に係る撮像装置に設けられ、被写体を撮像して撮像画像のデジタルデータを得る撮像素子である。イメージセンサ800は、例えばCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の撮像素子であってもよい。イメージセンサ800は、複数の画素が行列(アレイ)状に配置された画素アレイ部811を有する。なお、一般的にイメージセンサ800は、画素アレイ部811以外の回路も含むが、図2に示す例では、説明をわかりやすくするために、当該画素アレイ部811以外の回路の図示を省略している。
また、画像処理LSI900は、画素アレイ部811の各画素からの画素信号に基づき供給される画素信号(画像信号)に対して、所謂画像処理を施すLSI(Large Scale Integration)である。画像処理としては、例えば、黒レベル補正や、混色補正、欠陥補正、デモザイク処理、マトリックス処理、ガンマ補正、およびYC変換等が挙げられる。画像処理部910は、画像処理LSI900aにより実現される画像処理機能を模式的に示している。なお、画像処理LSI900は、画像処理以外の他の機能を実行するための構成を含んでもよいが、図2に示す例では、説明をわかりやすくするために、画像処理部910以外の構成の図示を省略している。
また、参照符号n0は、イメージセンサ800と画像処理LSI900との間の信号の流れ(ストリーム)を模式的に示している。
すなわち、図2に示した比較例に係る撮像装置では、イメージセンサ800は、図示しない光学系素子を介して入射した光を光電変換し、各画素の画素値をA/D変換することで、被写体の撮像画像を示す画素信号を生成する。そして、イメージセンサ800は、生成した画素信号をストリームn0として、画像処理LSI900の画像処理部910に出力する。
画像処理LSI900は、ストリームn0として、イメージセンサ800から出力された画素信号を取得し、取得した画素信号に対して画像処理を施して被写体と撮像装置との距離(被写体距離)を測定する。比較例に係る撮像装置は、測定された被写体距離に基づいて当該撮像装置が備えるフォーカスレンズを駆動制御することで焦点調整(オートフォーカス)を行う。例えば、比較例に係る撮像装置は、像面位相差方式によりオートフォーカスを実行してもよい。すなわち、比較例に係る画素アレイ部811は、位相差方式により焦点調整を行うための位相差画素を含み、画像処理部910は当該位相差画素にかかる画素信号(焦点画素信号)に基づいて被写体距離を測定し、当該被写体距離に基づいてフォーカスレンズが駆動制御される。
次に、図3を参照して、図2に示した撮像装置において、イメージセンサ800により被写体の画像が露光(撮像)され、露光された画像を示す画素信号が画像処理LSI900に読出され、レンズ駆動制御が完了するまでの処理の流れの一例について説明する。図3は、比較例に係る撮像装置を用いた連続撮影におけるオートフォーカス処理の流れについて説明するための説明図であり、比較例に係る撮像装置が電子的に各画素の露光期間を制御する場合の概略的なタイムチャートの一例を示している。
図3において、横軸は時間方向を示しており、画素・出力制御における縦軸は画素アレイ部811の行方向を示している。また、参照符号d910、d911、d912、及びd913は、画素アレイ部811の各画素の露光期間を模式的に示している。なお、露光期間d910は、露光期間d911以前に撮像された画像の露光期間を示しているものとする。
ここで、比較例に係る撮像装置においてオートフォーカスが実行される際の一連の処理の流れについて、露光期間d911に着目して説明する。まず、参照符号d901に示すように、各画素に蓄積された画素信号のリセットが行単位で逐次実行され、各画素のリセットが完了すると、速やかに光が当該画素に入射し、当該画素の露光が開始される。その後、参照符号d921に示すように、各画素の露光が終了すると、速やかに当該画素からの画素信号の読出しと、画像処理部910への出力が開始される。すなわち、各画素について、参照符号d901とd921との間の期間T92が、当該画素における露光時間に相当し、参照符号d921の開始から終了までの期間T93が全画素の読出しと出力にかかる時間に相当する。上記のように、図3に示す例では、行単位で、各画素の露光開始及び終了のタイミング、及び各画素の読出し・出力のタイミングが異なる。
全画素から画素信号が画像処理部910へ出力されると、画像処理部910は、図3の参照符号d951が示す期間において、位相差画素に対応する焦点画素信号に基づいて位相差検波(検出)を行うことで、被写体距離を測定(測距)する。続いて、図3の参照符号d961が示す期間において、測定された被写体距離と、露光期間d911におけるレンズ位置とに基づいてレンズ駆動量を算出するAF演算が行われる。さらに、図3の参照符号d971が示す期間において、比較例に係る撮像装置が備えるフォーカスレンズの駆動制御が行われる。その結果、図3に示す露光期間d911における撮像に基づいて実行されるオートフォーカスが反映されるのは、図3に示す露光期間d913における撮像である。すなわち、図3の例において、測距のための露光開始から、オートフォーカスが反映されるまでに必要な時間(レイテンシ)は、撮影間隔T91の2倍の時間である。
図1に示したように、撮像装置を用いて、スポーツシーン等における動きのある被写体を撮影する場合、オートフォーカスにかかるレイテンシが重要となる。例えば、測距のための露光から、フォーカスレンズの駆動制御が完了するまでに、被写体が動き、被写体と撮像装置との距離が変化してしまうと、焦点の合わない画像が取得されてしまう場合がある。したがって、オートフォーカスにかかるレイテンシは、小さいことが望ましい。
そこで、上記事情を一着眼点にして本実施形態を創作するに至った。本実施形態によれば、オートフォーカスにかかるレイテンシを小さくすることが可能である。以下、このような効果を有する本実施形態に係る撮像装置の概要について説明する。
<1−2.概要>
図4は、本開示の実施形態に係る撮像装置の概要について説明するための説明図である。なお、図4は、本実施形態に係る撮像装置1(撮像制御装置)の概略的な構成について、イメージセンサ100と画像処理LSI200とに着目して示しており、その他の構成については図示を省略している。
図4に示すように、本実施形態に係るイメージセンサ100は、フレームメモリ190を含む点で、図2に示した比較例に係るイメージセンサ800と異なる。参照符号n1及びn2は、イメージセンサ100と画像処理LSI200との間の信号の流れ(ストリーム)を模式的に示している。
また、本実施形態に係る撮像装置1は、図2、図3を参照して説明した比較例と同様に、像面位相差方式によりオートフォーカスを実行し、電子的に各画素の露光期間を制御する。すなわち、図4に示す本実施形態に係るイメージセンサ100が有する画素アレイ部111は、位相差方式により焦点調整を行うための位相差画素(焦点検出画素)と、画像生成に用いられる通常画素を含み、各画素の露光期間は電子的に制御される。
図4に示す本実施形態に係る撮像装置において、イメージセンサ100は、図示しない光学系素子を介して入射した光を光電変換し、各画素の画素値をA/D変換することで、被写体の撮像画像を示す画像信号を生成する(読出しを行う)。このとき、イメージセンサ100は、画素アレイ部111を構成する複数の画素のうち、少なくとも位相差画素からの焦点画像信号を読出し、ストリームn1として画像処理LSI200に出力する。
また、イメージセンサ100は、画素アレイ部111を構成する複数の画素のうち、少なくとも通常画素からの本線画素信号を読出し、フレームメモリ190に一時的に記録する。そして、イメージセンサ100は、フレームメモリ190に記録された本線画素信号をストリームn2として画像処理LSI200に出力する。
このような構成より、イメージセンサ100は、例えば、位相差画素からの焦点画像信号をストリームn1とし、通常画素からの本線画素信号(画像)をストリームn2として、各画素信号を互いに独立して画像処理LSI200に出力することが可能となる。なお、上記では位相差画素からの焦点画像信号をストリームn1として出力する例を説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、画像生成に用いられる通常画素のうち一部から読出される画素信号をストリームn1として出力することも可能であり、そのような例については変形例として後述する。
なお、イメージセンサ100は、例えば全画素からの画素信号をフレームメモリ190に一時的に保持させることが可能なため、ストリームn1とストリームn2とを、必ずしも同じタイミングで並列に画像処理LSI200に出力する必要はない。すなわち、イメージセンサ100は、ストリームn1の出力後にストリームn2を出力することも可能である。もちろん、イメージセンサ100は、ストリームn1とストリームn2とを並列に画像処理LSI200に出力してもよいことは言うまでもない。
そのため、例えば、画像処理LSI200は、イメージセンサ100から本線画素信号(ストリームn2)より先行して出力される焦点画素信号(ストリームn1)に基づいて位相差検波処理を行うことが可能である。かかる構成により、本実施形態に係る撮像装置1は、オートフォーカスにかかるレイテンシを小さくすることが出来る。
また、他の一例として、画像処理LSI200は、イメージセンサ100からストリームn1として先行して出力される焦点画素信号に基づいた位相差検波処理と並行して、ストリームn2として出力される本線画素信号の取得を実行することが可能である。
なお、イメージセンサ100と、画像処理LSI200とは、必ずしも同一筐体内に設けられている必要はない。その場合には、イメージセンサ100が設けられた装置が、「撮像制御装置」の一例に相当する。
以上、図4を参照しながら、本実施形態に係る撮像装置1の概要について説明した。続いて、以降では、本実施形態に係る撮像装置1の構成と動作について、さらに詳しく順次に説明する。
<<2.構成>>
以下では、まず本実施形態に係る撮像装置1の構成例について図5を参照して説明した後、撮像装置1が備えるイメージセンサ100の構成例について図6〜9を参照して説明する。
<2−1.撮像装置の構成>
図5は、本実施形態に係る撮像装置1の構成の一例を示す説明図であり、前述したイメージセンサ100と画像処理LSI200とを同一筐体内に設けた場合の一例を示している。図5に示される撮像装置1は、被写体を撮像し、その被写体の画像を電気信号として出力する装置である。
図5に示すように撮像装置1は、フォーカスレンズ11(以下、単にレンズと呼ぶ場合がある)、イメージセンサ100、駆動制御部12、操作部13、画像処理部210、コーデック処理部14、記録部15、及び表示部16を有する。
フォーカスレンズ11は、駆動制御部12によって制御されて、被写体までの焦点を調整し、焦点が合った位置からの光を集光し、イメージセンサ100に供給する。
イメージセンサ100は、被写体を撮像するイメージセンサであり、駆動制御部12に制御されて、入射光を光電変換し、各画素の画素値をA/D変換することにより、画素信号を読出し、出力する。ここで、上述したように、イメージセンサ100は、焦点調整に用いられる位相差画素(焦点検出画素)からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる通常画素からの本線画素信号の読出しと、を独立して行う。また、イメージセンサ100は、焦点画素信号と、本線画素信号とを、互いに独立して画像処理部210に出力する。
駆動制御部12は、操作部13により入力されたユーザの操作入力に対応する信号に基づいて、フォーカスレンズ11、イメージセンサ100、画像処理部210、コーデック処理部14、記録部15、及び表示部16の駆動を制御し、各部に撮像に関する処理を行わせる。特に、駆動制御部12は、イメージセンサ100から画像処理部210への本線画素信号の入力中にレンズ駆動が行われるように、当該本線画素信号に先行して入力された焦点画素信号に基づくレンズ駆動指示を行うレンズ駆動指示部としての機能を有する。例えば、駆動制御部12は、画像処理部210が焦点画素信号に基づいて行った位相差検波の結果を受け取り、AF演算によりレンズ駆動量を算出し、レンズ駆動指示を行う。なお、画像処理部210がレンズ駆動指示部として、レンズ駆動指示を行ってもよい。
操作部13は、例えば、ジョグダイヤル(商標)、キー、ボタン、またはタッチパネル等により構成され、ユーザによる操作入力を受け、その操作入力に対応する信号を駆動制御部12に供給する。
画像処理部210は、イメージセンサ100から画素信号を受け取り、画像処理を行う。例えば、画像処理部210は、イメージセンサ100から出力される焦点画素信号と、本線画素信号が、互いに独立して入力される入力部としての機能を有する。また、画像処理部210は、焦点画素信号に基づいて位相差検波を行い、位相差検波の結果を駆動制御部12に提供する。また、画像処理部210は、例えば、黒レベル補正や、混色補正、欠陥補正、デモザイク処理、マトリックス処理、ガンマ補正、およびYC変換等の各種画像処理を施す。この画像処理の内容は任意であり、上述した以外の処理が行われてもよい。また、画像処理部210は、画像処理を施した画像信号をコーデック処理部14及び表示部16に供給する。
コーデック処理部14は、画像処理部210からの画像信号に対して、所定の方式の符号化処理を施し、符号化処理の結果得られた画像データを記録部15に供給する。
記録部15は、コーデック処理部14から供給される画像データを記録する。記録部15に記録された画像データは、必要に応じて画像処理部210に読出されることで、表示部16に供給され、対応する画像が表示される。
表示部16は、例えば、液晶ディスプレイ等として構成され、画像処理部210からの画像信号に基づいて、被写体の画像を表示する。
<2−2.イメージセンサの構成>
以上、本実施形態に係る撮像装置1の構成例について図5を参照して説明した。続いて、撮像装置1が備えるイメージセンサ100の構成例について図6〜9を参照して説明する。
(画素配置)
まず、図6を参照して、図4を参照して説明した本実施形態に係るイメージセンサ100が備える画素アレイ部111の画素配置の一例について、特に画素アレイ部111が有する位相差画素の配置に着目して説明する。図6は、本実施形態に係るイメージセンサ100が備える画素アレイ部111の画素配置の一例を説明するための説明図である。画素アレイ部111には、赤、青、緑の通常画素の他、図6にA,Bとして示す位置に焦点調整に用いられる位相差画素121a、121bが周期的に配置される。
図7は、本実施形態に係る位相差画素の例を示す説明図である。画素アレイ部111に配置される位相差画素121a、121bは、例えば、図7上段に示すように左開口画素121a、右開口画素121bであってもよい。図7に示すように、左開口画素121a、及び右開口画素121bは、オンチップレンズ1211a、1211bが斜光メタル1212a、1212bによって覆われている。また、左開口画素121aが有する斜光メタル1212aの左側には左開口部1213aが設けられ、左開口画素121aは左開口部1213aの領域に入射した光のみ受光可能である。同様に、右開口画素121bが有する斜光メタル1212bの右側には右開口部1213b、が設けられ、右開口画素121bは右開口部1213bの領域に入射した光のみ受光可能である。したがって、左開口画素121aと右開口画素121bとでは、それぞれ撮影レンズの異なる光路を通った光束が受光される。
上記の左開口画素121aと右開口画素121bを1組のペア画素として、画像処理部210が当該ペア画素に対応する焦点画素信号における2つの像のズレ具合を評価することで、位相差検波処理が行われる。
なお、上記では、画素アレイ部111に配置される位相差画素が左開口画素と右開口画素によるペア画素である例を説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、図7の中段に示すように、画素アレイ部111に配置される位相差画素は、上開口画素121cと下開口画素121dによるペア画素であってもよい。上開口画素121c、及び下開口画素121dは、上記の左開口画素121a、及び右開口画素121bと同様に、オンチップレンズ1211c、1211dと、斜光メタル1212c、1212dと、上開口部1213c、下開口部1213dとを備える。
また、画素アレイ部111に配置される位相差画素は、フォトダイオード分割画素であってもよい。この場合、例えば、図7の下段左に示す左右フォトダイオード分割画素121e、または図7の下段右に示す上下フォトダイオード分割画素121fのうちいずれか一種類が位相差画素として配置されればよい。左右フォトダイオード分割画素121eは、一つのオンチップレンズ1211eに対して、独立に受光可能な2つのフォトダイオード(左フォトダイオード1214a、右フォトダイオード1214b)を備える。また、同様に上下フォトダイオード分割画素121fは、一つのオンチップレンズ1211fに対して、独立に受光可能な2つのフォトダイオード(上フォトダイオード1214c、下フォトダイオード1214d)を備える。画像処理部210は、上記いずれかのフォトダイオード分割画素に対応する焦点画素信号における2つの像のズレ具合を評価することで、位相差検波処理を行うことが可能である。
(読出し・出力に係る構成)
以上、本実施形態に係るイメージセンサ100が備える画素アレイ部111の画素配置の一例について説明した。続いて、図8を参照して、イメージセンサ100における読出し・出力に係る構成の一例について、特に、図示しない光学系素子を介して入射した光を光電変換し、各画素の画素値をA/D変換することで画素信号を読み出して、出力する構成に着目して説明する。
図8は、本実施形態に係るイメージセンサ100の一部の構成例を示すブロック図である。図8に示されるイメージセンサ100は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサやCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ等の、被写体を撮像し、撮像画像のデジタルデータを得る撮像素子である。
図8に示されるように、イメージセンサ100は、制御部101、画素アレイ部111、選択部112、A/D変換部(ADC(Analog Digital Converter))113、及び定電流回路部114を有する。
制御部101は、イメージセンサ100の各部を制御し、画像データ(画素信号)の読出し等に関する処理を実行させる。特に、本実施形態に係る制御部101は、焦点調整に用いられる位相差画素(焦点検出画素)からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる通常画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御する。
なお、焦点画素信号の読出しと、本線画素信号の読出しとが、独立して行われる、とは、焦点画素信号の読出しと、本線画素信号の読出しとが、互いに制限を受けることなく行われることを意味する。例えば、焦点画素信号の読出しと、本線画素信号の読出しとが、異なる期間に行われる場合や、各画素信号の読出しの開始タイミングが異なるが読出し期間が重複する場合、各画素信号が並列して読出される場合等も上記に含まれる。
また、本実施形態に係る制御部101は、焦点検出画素の露光と画像生成に用いられる画素の露光をそれぞれ制御する露光制御部としての機能を有する。例えば、制御部101は、露光制御部としての機能を発揮し、位相差画素(焦点検出画素)の露光時間と、通常画素の露光時間とが異なるように、位相差画素の露光と通常画素の露光を制御してもよい。例えば、制御部101は、位相差画素の露光時間が、通常画素の露光時間より長くなるように、位相差画素の露光と通常画素の露光を制御してもよい。かかる構成によれば、通常画素よりも受光領域が狭い位相差画素であっても、より多くの光を受光することが可能となり、例えば、暗い領域でのAF精度が向上するという効果がある。また、制御部101は、位相差画素の露光時間が、通常画素の露光時間より短くなるように、位相差画素の露光と通常画素の露光を制御してもよい。かかる構成によれば、高輝度な被写体に対してAFを行う場合に、画素値のオーバーフローによるAF精度への影響が低減されるという効果がある。
画素アレイ部111は、図6、7を参照して説明したように、フォトダイオード等の光電変換素子を有する画素構成が行列(アレイ)状に配置される画素領域である。画素アレイ部111は、制御部101に制御されて、各画素で被写体の光を受光し、その入射光を光電変換して電荷を蓄積し、所定のタイミングにおいて、各画素に蓄積された電荷をアナログ画素信号として出力する。
画素121および画素122は、その画素アレイ部111に配置される画素群の中の、上下に隣接する2画素を示している。画素121および画素122は、互いに同じカラム(列)の連続する行の画素である。例えば、画素121は図6、7を参照して説明した焦点調整に用いられる位相差画素であり、画素122は画像生成に用いられる通常画素であってもよい。図8の例の場合、画素121および画素122に示されるように、各画素の回路には、光電変換素子並びに4つのトランジスタが用いられている。なお、各画素の回路の構成は、任意であり、図8に示される例以外であってもよい。
一般的な画素アレイには、カラム(列)毎に、アナログ画素信号の出力線が設けられる。画素アレイ部111の場合、1カラム(列)毎に、2本(2系統)の出力線が設けられる。1カラムの画素の回路は、1行おきに、この2本の出力線に交互に接続される。例えば、上から奇数番目の行の画素の回路が一方の出力線に接続され、偶数番目の行の画素の回路が他方の出力線に接続される。図8の例の場合、画素121の回路は、第1の出力線(VSL1)に接続され、画素122の回路は、第2の出力線(VSL2)に接続される。
なお、図8においては、説明の便宜上、1カラム分の出力線のみ示されているが、実際には、各カラムに対して、同様に2本ずつ出力線が設けられる。各出力線には、そのカラムの画素の回路が1行おきに接続される。
選択部112は、画素アレイ部111の各出力線をADC113の入力に接続するスイッチを有し、制御部101に制御されて、画素アレイ部111とADC113との接続を制御する。つまり、画素アレイ部111から読出されたアナログ画素信号は、この選択部112を介してADC113に供給される。
選択部112は、スイッチ131、スイッチ132、およびスイッチ133を有する。スイッチ131(選択SW)は、互いに同じカラムに対応する2本の出力線の接続を制御する。例えば、スイッチ131がオン(ON)状態になると、第1の出力線(VSL1)と第2の出力線(VSL2)が接続され、オフ(OFF)状態になると切断される。
詳細については後述するが、イメージセンサ100においては、各出力線に対してADCが1つずつ設けられている(カラムADC)。したがって、スイッチ132およびスイッチ133がともにオン状態であるとすると、スイッチ131がオン状態になれば、同カラムの2本の出力線が接続されるので、1画素の回路が2つのADCに接続されることになる。逆に、スイッチ131がオフ状態になると、同カラムの2本の出力線が切断されて、1画素の回路が1つのADCに接続されることになる。つまり、スイッチ131は、1つの画素の信号の出力先とするADC(カラムADC)の数を選択する。
詳細については後述するが、このようにスイッチ131がアナログ画素信号の出力先とするADCの数を制御することにより、イメージセンサ100は、そのADCの数に応じてより多様な画素信号を画像処理LSI200に出力することができる。つまり、イメージセンサ100は、より多様なデータ出力を実現することができる。
スイッチ132は、画素121に対応する第1の出力線(VSL1)と、その出力線に対応するADCとの接続を制御する。スイッチ132がオン(ON)状態になると、第1の出力線が、対応するADCの比較器の一方の入力に接続される。また、オフ(OFF)状態になるとそれらが切断される。
スイッチ133は、画素122に対応する第2の出力線(VSL2)と、その出力線に対応するADCとの接続を制御する。スイッチ133がオン(ON)状態になると、第2の出力線が、対応するADCの比較器の一方の入力に接続される。また、オフ(OFF)状態になるとそれらが切断される。
選択部112は、制御部101の制御に従って、このようなスイッチ131〜スイッチ133の状態を切り替えることにより、1つの画素の信号の出力先とするADC(カラムADC)の数を制御することができる。
なお、スイッチ132やスイッチ133(いずれか一方もしくは両方)を省略し、各出力線と、その出力線に対応するADCとを常時接続するようにしてもよい。ただし、これらのスイッチによって、これらの接続・切断を制御することができるようにすることにより、1つの画素の信号の出力先とするADC(カラムADC)の数の選択の幅が拡がる。つまり、これらのスイッチを設けることにより、イメージセンサ100は、より多様な画素信号を出力することができる。
なお、図8においては、1カラム分の出力線に対する構成のみ示されているが、実際には、選択部112は、カラム毎に、図8に示されるのと同様の構成(スイッチ131〜スイッチ133)を有している。つまり、選択部112は、各カラムについて、制御部101の制御に従って、上述したのと同様の接続制御を行う。
ADC113は、画素アレイ部111から各出力線を介して供給されるアナログ画素信号を、それぞれA/D変換し、画素信号(デジタルデータ)として出力する。ADC113は、画素アレイ部111からの出力線毎のADC(カラムADC)を有する。つまり、ADC113は、複数のカラムADCを有する。1出力線に対応するカラムADCは、比較器、D/A変換器(DAC(Digital Analog Converter))、およびカウンタを有するシングルスロープ型のADCである。
比較器は、DAC出力とアナログ画素信号の信号値とを比較する。カウンタは、アナログ画素信号とDAC出力が等しくなるまで、カウント値(デジタル値)をインクリメントする。比較器は、DAC出力が信号値に達すると、カウンタを停止する。その後カウンタ1,2によってデジタル化された信号をDATA1およびDATA2よりイメージセンサ100の外部に出力する。
カウンタは、次のA/D変換のためデータ出力後、カウント値を初期値(例えば0)に戻す。
ADC113は、各カラムに対して2系統のカラムADCを有する。例えば、第1の出力線(VSL1)に対して、比較器141(COMP1)、DAC142(DAC1)、およびカウンタ143(カウンタ1)が設けられ、第2の出力線(VSL2)に対して、比較器151(COMP2)、DAC152(DAC2)、およびカウンタ153(カウンタ2)が設けられている。図示は省略しているが、ADC113は、他のカラムの出力線に対しても同様の構成を有する。
ただし、これらの構成の内、DACは、共通化することができる。DACの共通化は、系統毎に行われる。つまり、各カラムの互いに同じ系統のDACが共通化される。図8の例の場合、各カラムの第1の出力線(VSL1)に対応するDACがDAC142として共通化され、各カラムの第2の出力線(VSL2)に対応するDACがDAC152として共通化されている。なお、比較器とカウンタは、各出力線の系統毎に設けられる。
定電流回路部114は、各出力線に接続される定電流回路であり、制御部101により制御されて駆動する。定電流回路部114の回路は、例えば、MOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ等により構成される。この回路構成は任意であるが、図8においては、説明の便宜上、第1の出力線(VSL1)に対して、MOSトランジスタ161(LOAD1)が設けられ、第2の出力線(VSL2)に対して、MOSトランジスタ162(LOAD2)が設けられている。
制御部101は、例えばユーザ等の外部から要求を受け付けて読出しモードを選択し、選択部112を制御して、出力線に対する接続を制御する。また、制御部101は、選択した読出しモードに応じて、カラムADCの駆動を制御したりする。さらに、制御部101は、カラムADC以外にも、必要に応じて、定電流回路部114の駆動を制御したり、例えば、読出しのレートやタイミング等、画素アレイ部111の駆動を制御したりする。
つまり、制御部101は、選択部112の制御だけでなく、選択部112以外の各部も、より多様なモードで動作させることができる。したがって、イメージセンサ100は、より多様な画素信号を出力することができる。
なお、図8に示す各部の数は、不足しない限り任意である。例えば、各カラムに対して、出力線が3系統以上設けられるようにしてもよい。また、図8に示した、ADC132から出力される画素信号の並列数や、ADC132自体の数を増やすことで、外部に並列して出力される画素信号の数を増やしてもよい。
次に、本実施形態に係るイメージセンサ100のチップの構成について、図9を参照して説明する。図9は、本実施形態に係るイメージセンサ100のチップの構成の一例について説明するための説明図である。図8を参照しながら説明したように、各カラムに対して複数のADCを設けると、チップサイズが増大し、コストが増大する場合がある。そのため、本実施形態に係るイメージセンサ100では、図9に示すように、チップを積層化してもよい。
図9に示す例において、イメージセンサ100は、画素アレイ部111が主に形成される画素チップ100−1と、出力回路180、周辺回路、およびADC113等が形成される周辺回路チップ100−2、およびパッド(PAD)との複数チップにより構成される。画素チップ100−1の画素アレイ部111の出力線とドライブ線は、貫通ビア(VIA)を介して周辺回路チップ100−2の回路と接続されている。なお、図4に示したフレームメモリ190は、例えば、出力回路180や周辺回路の中に設ければよい。出力回路180は、上記により読出された焦点画素信号と、本線画素信号とを、互いに独立して出力する出力部として機能する。
上記のような構成とすることにより、チップサイズを小さくすることができ、コストを削減させることができる。また、配線層のスペースに余裕ができるので、配線の引き回しも容易になる。さらに、複数チップ化することにより、各チップをそれぞれ最適化することができる。例えば、画素チップにおいては、配線層による光学的な反射による量子効率の低下を防ぐためにより少ない配線層で低背化を実現し、周辺回路チップにおいては、配線間カップリング対策など最適化を可能にするために配線層の多層化を実現することができる。例えば、周辺回路チップの配線層を、画素チップの配線層よりも多層化することもできる。
なお、裏面照射型のイメージセンサの場合、配線層による光学的な反射は生じないが、不要な配線層数の増大を抑制することにより、配線工程数の増大等を抑制し、コストの削減を実現することができる。
また、周辺回路チップエリアが、画素チップエリアと同等なチップ面積を有するため、トータルの積層チップの面積を増加させることなく周辺回路領域に複数のADCの搭載が可能になる。
なお、本技術を適用した撮像制御装置(撮像装置)は、上述した構成に限らず、他の構成であってもよいことは言うまでもない。
以上のようにして、本実施形態に係るイメージセンサ100は、図示しない光学系素子を介した入射した光を光電変換し、各画素の画素値をA/D変換することで画素信号を生成し、生成した各画素信号を、図8に示すDATA1およびDATA2より読出す。そして、出力回路180は、例えば、DATA1及びDATA2のうち、いずれか(ここでは、DATA1とする)から出力される焦点画素信号を図4に示すストリームn1として画像処理LSI200に出力する。
また、イメージセンサ100は、DATA2より読出された本線画素信号をフレームメモリ190に一時的に記録する。そして、イメージセンサ100は、フレームメモリ190に記録された本線画素信号を逐次読出し、出力回路180は、フレームメモリ190から読出された本線画素信号をストリームn2として画像処理LSI200に出力する。なお、フレームメモリ190への画素信号の入出力、及び出力回路180からの画素信号の出力に係る制御の主体は特に限定されない。例えば、前述した制御部101が当該制御を行ってもよいし、当該制御部101とは別に制御部が設けられてもよい。また、イメージセンサ100の外部(例えば画像処理LSI200など)に備えられた制御部からの制御に応じて、当該制御が行われてもよい。
また、画素アレイ部111を構成する各画素で取得された画素信号を一時的に保持可能であれば、フレームメモリ190を設ける位置や、当該フレームメモリ190の数は特に限定されない。例えば、フレームメモリ190の数を複数設けることで、当該複数のフレームメモリ190それぞれに対する画素信号の入出力を並列して実行することが可能となる。そのため、フレームメモリ190への画素信号の入出力に係る速度に依存した処理速度の低下を緩和することが可能となる。
また、他の一例として、画素アレイ部111を構成する各画素の画素回路上に、当該画素で取得された画素信号を一時的に保持するためのキャッシュを設けてもよい。このような構成により、各画素とフレームメモリ190との間の画素信号の入出力に係る処理や、フレームメモリ190からの各画素信号の読出しに係る処理の実行タイミングを、より柔軟に制御することが可能となる。また、各画素回路から画素信号をフレームメモリ190に書き込むためのピン数が増加するため、当該画素回路と当該フレームメモリ190との間のバスの帯域をより広くすることも可能となる。
<<3.動作例>
以上、図5〜9を参照しながら本実施形態に係る撮像装置1、及び撮像装置1が備えるイメージセンサ100の構成例について説明した。続いて、以下では本実施形態に係る撮像装置1の動作例として、1回の焦点調整のために焦点画素信号の読出しと出力が1回ずつ行われる例と、1回の焦点調整のために焦点画素信号の読出しと出力が複数回行われる例について図10、11を参照して順次説明する。
<3−1.動作例1>
図10は、本実施形態に係る撮像装置1において、1回の焦点調整のために焦点画素信号の読出しと出力が1回ずつ行われる動作例1を説明するための概略的なタイムチャートである。
図10は、各画素での露光・読出し処理に係る画素制御と、出力回路180から画像処理LSI200への画素信号の伝送処理に係る出力制御と、画素信号に基づく焦点調整処理に係る位相差検波、AF演算、及びレンズ駆動制御と、の関係を示している。なお、画素制御1と出力制御1は画像生成に用いられる通常画素に係る画素制御と出力制御であり、画素制御2と出力制御2は、焦点調整に用いられる位相差画素に係る画素制御と出力制御である。また、図10において横軸は時間方向を示している。また、画素制御1、画素制御2、出力制御1、出力制御2における縦軸は、対象となる画素信号の出力元である画素の行方向の位置を示している。
図10に示す期間T11は、本実施形態に係るイメージセンサ100における撮影間隔を示している。期間T12は、本実施形態に係る通常画素の露光時間を、期間T13は本実施形態に係る位相差画素の露光時間を示している。本実施形態において、通常画素の露光時間である期間T12と位相差画素の露光時間である期間T13は異なってもよい。例えば、制御部101は、露光制御部としての機能を発揮し、位相差画素(焦点検出画素)の露光時間である期間T13が、通常画素の露光時間である期間T12よりも長くなるように、位相差画素の露光と通常画素の露光を制御してもよい。かかる構成によれば、前述したように、暗い領域でのAF精度が向上するという効果がある。
また、参照符号d210〜d212は、露光期間d110〜d112のそれぞれにおいて、イメージセンサ100が通常画素から読出してフレームメモリ190に記録した本線画素信号を、出力回路180が出力する出力処理を示している。また、参照符号d221、d222は、露光期間d121、d122のそれぞれにおいて、イメージセンサ100が位相差画素から読出した焦点画素信号を、出力回路180が出力する出力処理を示している。なお、出力処理d210〜d212では、出力回路180は本線画素信号を図4に示すストリームn2として出力し、出力処理d221、d222では、出力回路180は焦点画素信号を図4に示すストリームn1として出力する。
また、参照符号d311,d312は、出力処理d221、d222において焦点画素信号が入力された(出力回路180の出力を受け取った)画像処理部210が被写体距離を測定(測距)する位相差検波処理を示している。また、参照符号d321、d322は、位相差検波処理d221,d222において測定された被写体距離と、露光期間d121、d122におけるレンズ位置と、に基づいて駆動制御部12がレンズ駆動量を算出するAF演算処理を示している。また、参照符号d331、d332は、AF演算処理d321、d322において算出されたレンズ駆動量に基づいて、駆動制御部12がレンズ駆動指示を行ってからレンズ駆動が完了するまでのレンズ駆動処理を示している。なお、以下では、位相差検波処理、AF演算処理、及びレンズ駆動処理、を合わせてAFに係る一連の処理と呼ぶ場合がある。
図10に示すように、露光期間d110〜d112における通常画素の露光と本線画素信号の読出し(フレームメモリ190への記録)終了後に、フレームメモリ190から読出された本線画素信号の出力処理d210〜d212が行われる。一方、露光期間d121、d122における位相差画素の露光と焦点画素信号の読出し終了後に、読出された焦点画素信号の出力処理d221、d222が行われる。
ここで、本実施形態においては、通常画素の数に比べ、焦点調整に用いられる位相差画素の数は少なく、また、焦点画素信号はフレームメモリ190を経由せずに出力されるため、出力処理d221、d222の方が出力処理d210〜d212に比べて処理時間が小さい。したがって、例えば、位相差画素のA/D変換(読出し)と出力処理d221の直後に、通常画素のA/D変換とフレームメモリ190への記録が行われることで、レンズ駆動処理d331が通常画素の入出力中(出力処理d211)に完了する。すなわち、AFに係る一連の処理d311、d321、d331を通常画素の露光期間d112の開始までに完了することが可能である。したがって、図10に示す本動作例において、測距のための露光開始から、オートフォーカスが反映されるまでに必要な時間(レイテンシ)は、撮影間隔T11と位相差画素の露光期間d121の合計以下である。位相差画素の露光期間d121は、撮影間隔に比べて小さいため、図3を参照して説明した比較例と比べ、本動作例はオートフォーカスにかかるレイテンシを小さくすることが可能である。
なお、図10の例では、レンズ駆動処理d331が位相差画素の露光期間d122の開始までに完了する例を示しているが、本動作例はかかる例に限定されない。例えば、レンズ駆動処理d331が位相差画素の露光期間d122の開始までに完了していなかった場合、露光期間d122におけるレンズの平均位置や中央位置等が代表的なレンズ位置として用いられて、AF演算処理d322が行われてもよい。
<3−2.動作例2>
以上、本実施形態に係る撮像装置1の動作例として、1回の焦点調整のために焦点画素信号の読出しと出力が1回ずつ行われる動作例1について図10を参照して説明した。続いて、1回の焦点調整のために焦点画素信号の読出しと出力が複数回行われる動作例2図11を参照して説明する。図11は、本実施形態に係る撮像装置1において、1回の焦点調整のために焦点画素信号の読出しと出力が複数回行われる動作例2を説明するための概略的なタイムチャートである。
図11は、各画素での露光・読出し処理に係る画素制御と、出力回路180から画像処理LSI200への画素信号の伝送処理に係る出力制御と、画素信号に基づく焦点調整処理に係る位相差検波、AF演算、及びレンズ駆動制御と、の関係を示している。なお、図10と同様、図11における画素制御1と出力制御1は画像生成に用いられる通常画素に係る画素制御と出力制御であり、画素制御2と出力制御2は、焦点調整に用いられる位相差画素に係る画素制御と出力制御である。また、図10と同様、図11において横軸は時間方向を示している。また、図10と同様、図11において、画素制御1、画素制御2、出力制御1、出力制御2における縦軸は、対象となる画素信号の出力元である画素の行方向の位置を示している。
図11に示す参照符号T21及びT22は、本実施形態に係るイメージセンサ100における垂直同期信号の一例を示している。また、参照符号t1、t2は、撮影処理が開始される時刻であり、期間T21は時刻t1からt2までの撮影間隔(通常画素の露光が行われる間隔)である。例えば、撮影間隔である期間T21は約1/20[s]であり、対応するフレームレートは約20[fps]である。また、期間T22は約1/120[s]であり、対応するフレームレートは約120[fps]である。
また、図11に示す参照符号d151、d152は、図10を参照して説明した露光期間d111、d112と同様である。また、参照符号d250〜d252は、図10を参照して説明した出力処理d210〜d212と同様である。なお、出力処理d210は、露光期間d111より以前に行われた通常画素の露光・読出しに対応する出力処理を示している。
また、図11に示す参照符号d161〜d165は、図10を参照して説明した露光期間d121、d122と同様であるが、図11に示す例では、1回の焦点調整のために複数回の露光と読出し(露光期間)が複数回行われる。また、参照符号d261〜d265は、図10を参照して説明した出力処理d221、d222と同様であるが、図11に示す例では、1回の焦点調整のために複数回の出力処理が行われる。
また、図11に示す参照符号d351〜d355は、図10を参照して説明した位相差検波処理d311、d312と同様であるが、図11に示す例では、露光期間d161〜d165に対応して、1回の焦点調整のために複数回の位相差検波処理が行われる。同様に、参照符号d361〜d365は、図10を参照して説明したAF演算処理d321、d322と同様であるが、図11に示す例では、1回の焦点調整のために複数回のAF演算処理が行われる。
また、図11に示す参照符号d371、d372は、図10を参照して説明したレンズ駆動処理d331と同様である。ただし、図11に示す例では、1回のレンズ駆動処理(例えばレンズ駆動処理d371)に対し、AF演算処理d361〜d364による4回分のAF演算の結果が入力される。本動作例では、駆動制御部12は、レンズ駆動中であっても、AF演算処理を行う度に、最新のAF演算結果を用いてレンズ駆動指示を行うことで、より高精度にレンズ駆動制御を行うことが可能となる。その結果、オートフォーカスの精度が向上する。
また、図11に示すレンズ駆動処理d371に係る焦点調整に着目すると、AF演算処理d364から、レンズ駆動処理d371が完了するまでの時間は、図10に示すAF演算処理d321からレンズ駆動処理d331が完了するまでの時間よりも小さい。これは、図11の例において、AF演算処理d364の結果を用いてレンズ駆動する場合、直前のAF演算処理であるAF演算処理d363の結果が既にレンズ駆動処理に入力・反映されているため、必要なレンズ駆動量が小さくなりやすいためである。ここで、測距のための露光期間d164の開始から、オートフォーカスが反映された露光期間d152の開始時間までを、オートフォーカスにかかるレイテンシと捉えることが可能である。したがって、本動作例は、よりオートフォーカスにかかるレイテンシを小さくすることが可能である。
上記のように、図11に示す本動作例では、本線画素信号が一回出力される期間中に、焦点画素信号が複数回出力される。本実施形態に係るイメージセンサ100がフレームメモリ190を備え、フレームメモリ190が本線画素信号を記録可能であるため、上記のように、フレームメモリ190から読出された本線画素信号の入出力中に位相差画素の露光処理や出力処理が可能となる。したがって、1回の焦点調整のために、複数回の焦点画素信号の出力処理、位相差検波処理、AF演算処理が可能となり、オートフォーカスに係るレイテンシを小さくすることが可能であると共に、オートフォーカスの精度が向上する。
なお、図11に示すように露光期間d162、d163、d164とレンズ駆動処理d371の期間が重複するため、前述したように、各露光期間における代表的なレンズ位置が用いられて、AF演算処理d362、d363、d364が行われてもよい。
<<4.変形例>>
以上、本開示の一実施形態を説明した。以下では、本実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で本実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで本実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、本実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、本実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
<4−1.変形例1>
上記実施形態では、焦点調整に用いられる焦点検出画素が、位相差方式により焦点調整を行うための位相差画素である例を説明したが、本技術は上記の例に限定されない。例えば、焦点検出画素は、画像のコントラストが高くなるレンズ位置を合焦位置とするコントラスト方式により焦点調整を行うための画素であってもよい。焦点調整として、コントラスト方式が用いられる場合、焦点検出画素は、画像生成にも利用可能な通常画素であってもよい。この場合、後述する変形例2と同様に、通常画素の一部の画素、または一部のラインが、上記以外の画素とは独立して制御されてもよい。また、焦点調整方式として、上記の位相差方式とコントラスト方式の2つの方式を組み合わせたハイブリッド方式が用いられる場合であっても、本技術は適用可能である。
<4−2.変形例2>
上記実施形態では、制御部が、画素アレイ部に予め配置された焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成用の通常画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるように画素を制御する例を説明したが本技術は上記に限定されない。本技術では、任意の画素が独立して(先行して)読出されてもよい。
例えば、先行して読出される画素は焦点検出画素に限定されず、通常画素のうち、一部の画素、または一部のラインからの読出しと出力が先行して行われ、上記以外の画素がフレームメモリに記録された後に読出されて出力されるよう制御することも可能である。上記制御を行うことで、例えば、一部の画素から先行して出力される画素信号に基づいて、画像処理LSIが画像の解析を行ったり、表示部が低解像度のプレビュー画像(所謂スルー画)を表示したりしてもよい。かかる構成によれば、全ての画素を読出してから画像の解析やプレビュー画像の表示を行う場合に比べて、撮影から解析や表示の処理が行われるまでの時間を短縮することが可能である。
また、任意の画素を独立して読出し可能であるため、先行して読み出される画素が、焦点調整に用いられる焦点検出画素である場合において、焦点検出画素の配置は、予め定められている必要はない。例えば、焦点検出画素は、画像処理に基づいて特定されてもよい。この場合、制御部は画像処理に基づいて特定される焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御する。また、画像処理は、例えば、画像処理LSIが備える画像処理部によって行われ、画像処理結果を受け取ったイメージセンサが焦点検出画素を特定してもよい。かかる構成によれば、画像処理に基づいて特定される、必要な焦点検出画素のみ先行して読出し・出力を行えばよいため、焦点画素信号の読出しと出力に係る処理時間をより短縮することが可能な場合がある。また、かかる構成によれば、ユーザの目的に応じた画像処理の結果に基づいて焦点検出画素を特定することで、撮像装置による撮影範囲の内、ユーザの望む領域に合焦した状態で撮影を行うことが可能である。
例えば、上記の画像処理は、被写体追跡処理を含み、上記の画像処理に基づいて特定される焦点検出画素は、被写体追跡処理により特定される被写体領域(焦点調整用の検波枠)に対応する画素であってもよい。かかる構成によれば、撮像装置による撮影範囲の内、特定の被写体に合焦した状態で撮影を行うことが可能である。
例えば、上記の画像処理は、物体検出処理を含み、上記の画像処理に基づいて特定される焦点検出画素は、物体検出処理により特定される物体領域(焦点調整用の検波枠)に対応する画素であってもよい。検出される物体としては、例えば人物、顔、車、などであってもよい。かかる構成によれば、撮像装置による撮影範囲の内、特定の物体に合焦した状態で撮影を行うことが可能である。
<<5.むすび>>
以上説明したように、本開示の実施形態によれば、焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号を、通常画素からの本線画素信号に対して先行して読出し、出力することで、オートフォーカスにかかるレイテンシを小さくすることが可能である。また、本実施形態に係るイメージセンサは、フレームメモリを備えることで、本線画素信号を一回出力する期間に、焦点画素信号を複数回出力することが可能であり、オートフォーカスに係る精度を高めると共に、レイテンシをさらに小さくすることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、撮像装置が電子的に各画素の露光期間を制御する例を説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、機械式の先幕及び後幕を用いた所謂フォーカルプレーンシャッターを備え、先幕と後幕の移動により各画素の露光期間を制御する撮像装置に本技術が適用されてもよい。
また、上記実施形態では、通常画素の画素制御(露光と読出しが行われる露光期間)の直前に位相差画素の画素制御が行われる例を説明したが、本技術はかかる例に限定されない。例えば、図10の例において、通常画素の画素制御(露光期間d111)の直前に位相差画素の画素制御(露光期間d121)が行われているが、通常画素の画素制御の後に位相差画素の画素制御が行われてもよい。特に、通常画素の画素制御の後に行われる位相差画素の画素制御に基づくレンズ駆動処理を、当該通常画素の画素制御の次に行われる通常画素の画素制御以前に完了することが可能な場合、オートフォーカスにかかるレイテンシが、より小さくなり得る。
また、上記実施形態の動作例における各処理は、必ずしもタイムチャート図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、上記実施形態の動作例における各処理は、タイムチャート図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御する制御部と、
前記焦点画素信号と、前記本線画素信号とを、互いに独立して出力する出力部と、
を備える撮像制御装置。
(2)
前記焦点画素信号は、前記本線画素信号が一回出力される期間中に、複数回出力される、前記(1)に記載の撮像制御装置。
(3)
前記本線画素信号を記録するフレームメモリをさらに備え、
前記出力部は、前記フレームメモリに記録された前記本線画素信号を出力する、前記(1)または(2)に記載の撮像制御装置。
(4)
前記焦点検出画素の露光と前記画像生成に用いられる画素の露光をそれぞれ制御する露光制御部をさらに備える、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載の撮像制御装置。
(5)
前記露光制御部は、前記焦点検出画素の露光時間と前記画像生成に用いられる画素の露光時間とが異なるように、前記焦点検出画素の露光と前記画像生成に用いられる画素の露光を制御する、前記(4)に記載の撮像制御装置。
(6)
前記制御部は、画像処理に基づいて特定される前記焦点検出画素からの前記焦点画素信号の読出しと、前記本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう前記画素を制御する、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載の撮像制御装置。
(7)
前記画像処理は、被写体追跡処理を含み、前記画像処理に基づいて特定される前記焦点検出画素は、前記被写体追跡処理により特定される被写体領域に対応する画素である、前記(6)に記載の撮像制御装置。
(8)
前記画像処理は、物体検出処理を含み、前記画像処理に基づいて特定される前記焦点検出画素は、前記物体検出処理により特定される物体領域に対応する画素である、前記(6)または(7)に記載の撮像制御装置。
(9)
前記焦点検出画素は、位相差方式により焦点調整を行うための画素である、前記(1)〜(8)のいずれか一項に記載の撮像制御装置。
(10)
焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御する制御部と、
前記焦点画素信号と、前記本線画素信号とを、互いに独立して出力する出力部と、
出力された前記焦点画素信号と、前記本線画素信号が互いに独立して入力される入力部と、
前記本線画素信号の入力中にレンズ駆動が行われるように、前記焦点画素信号に基づくレンズ駆動指示を行うレンズ駆動指示部と、
を備える撮像装置。
(11)
焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御することと、
前記焦点画素信号と、前記本線画素信号とを、互いに独立して出力することと、
を含む、撮像制御方法。
1 撮像装置
11 フォーカスレンズ
12 駆動制御部
13 操作部
14 コーデック処理部
15 記録部
16 表示部
100 イメージセンサ
100−1 画素チップ
100−2 周辺回路チップ
101 制御部
111 画素アレイ部
180 出力回路
190 フレームメモリ
210 画像処理部

Claims (11)

  1. 焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御する制御部と、
    前記焦点画素信号と、前記本線画素信号とを、互いに独立して出力する出力部と、
    を備える撮像制御装置。
  2. 前記焦点画素信号は、前記本線画素信号が一回出力される期間中に、複数回出力される、請求項1に記載の撮像制御装置。
  3. 前記本線画素信号を記録するフレームメモリをさらに備え、
    前記出力部は、前記フレームメモリに記録された前記本線画素信号を出力する、請求項1に記載の撮像制御装置。
  4. 前記焦点検出画素の露光と前記画像生成に用いられる画素の露光をそれぞれ制御する露光制御部をさらに備える、請求項1に記載の撮像制御装置。
  5. 前記露光制御部は、前記焦点検出画素の露光時間と前記画像生成に用いられる画素の露光時間とが異なるように、前記焦点検出画素の露光と前記画像生成に用いられる画素の露光を制御する、請求項4に記載の撮像制御装置。
  6. 前記制御部は、画像処理に基づいて特定される前記焦点検出画素からの前記焦点画素信号の読出しと、前記本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう前記画素を制御する、請求項1に記載の撮像制御装置。
  7. 前記画像処理は、被写体追跡処理を含み、前記画像処理に基づいて特定される前記焦点検出画素は、前記被写体追跡処理により特定される被写体領域に対応する画素である、請求項6に記載の撮像制御装置。
  8. 前記画像処理は、物体検出処理を含み、前記画像処理に基づいて特定される前記焦点検出画素は、前記物体検出処理により特定される物体領域に対応する画素である、請求項6に記載の撮像制御装置。
  9. 前記焦点検出画素は、位相差方式により焦点調整を行うための画素である、請求項1に記載の撮像制御装置。
  10. 焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御する制御部と、
    前記焦点画素信号と、前記本線画素信号とを、互いに独立して出力する出力部と、
    出力された前記焦点画素信号と、前記本線画素信号が互いに独立して入力される入力部と、
    前記本線画素信号の入力中にレンズ駆動が行われるように、前記焦点画素信号に基づくレンズ駆動指示を行うレンズ駆動指示部と、
    を備える撮像装置。
  11. 焦点調整に用いられる焦点検出画素からの焦点画素信号の読出しと、画像生成に用いられる画素からの本線画素信号の読出しとが、独立して行われるよう画素を制御することと、
    前記焦点画素信号と、前記本線画素信号とを、互いに独立して出力することと、
    を含む、撮像制御方法。
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