JP2017175172A - 樹脂多層基板構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂多層基板構造体において、折り曲げたりひねったりしたときに接続部に生じる応力を緩和する。
【解決手段】樹脂多層基板構造体121は、リジッド基板25が第1および第2フレキシブル基板21,22によって支持されている樹脂多層基板構造体であって、第1フレキシブル基板21は、リジッド基板25の下面に面接触する第1下面当接面21kと、リジッド基板25の側面に面接触する第1側面当接面21sとを有する。第2フレキシブル基板22は、リジッド基板25の下面に面接触する第2下面当接面22kと、リジッド基板25の側面に面接触する第2側面当接面22sとを有する。リジッド基板25の上下面の中央部は覆われることなく露出している。樹脂多層基板構造体121は、リジッド基板25と少なくとも一部が重なる位置に裏面側リジッド基板25cを備える。
【選択図】図35

Description

本発明は、樹脂多層基板構造体に関するものである。
プリント配線基板同士を接続するために、フレキシブルケーブルを用いることが、特開平8−162757号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1では、フレキシブルケーブルとしては、複数の導線が平行に束ねられたものが多く使用されていると説明されている。特許文献1において接続対象となるプリント配線基板は、リジッドな基板である。
特開平8−162757号公報
特許文献1で記載されているように、フレキシブルなもの(以下「フレキシブル接続媒体」という。)を用いて剛性のある基板(以下「リジッド基板」という。)同士を、電気的接続を確保しつつ物理的に接続した場合、いくつかの問題が生じる。このように接続したもの全体を「基板接合体」と呼ぶとすると、基板接合体を折り曲げたりひねったりすることで、リジッド基板とフレキシブル接続媒体との接続部に強い応力が生じる。この際に、フレキシブル接続媒体の内部の配線が損傷し、断線するおそれや、リジッド基板とフレキシブル接続媒体との接続を担っている電極自体が剥離するおそれがある。フレキシブル接続媒体としてフレキシブルな樹脂多層基板を用いる場合も同様の問題がある。
そこで、本発明は、リジッド基板とフレキシブル基板とを接続したものである樹脂多層基板構造体であって、折り曲げたりひねったりしたときに接続部に生じる応力を緩和した樹脂多層基板構造体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に基づく樹脂多層基板構造体は、上面、下面および側面を有するリジッド基板と、上記リジッド基板に接続され、樹脂多層基板である第1フレキシブル基板と、上記リジッド基板に接続され、樹脂多層基板である第2フレキシブル基板とを備え、上記リジッド基板が上記第1フレキシブル基板および上記第2フレキシブル基板によって支持されている、樹脂多層基板構造体であって、上記リジッド基板は、平面的に見て、第1の辺と、上記第1の辺とは異なる第2の辺とを有し、上記第1フレキシブル基板は、上記第1の辺の近傍において上記リジッド基板の下面に面接触する第1下面当接面と、上記第1の辺において上記リジッド基板の側面に面接触する第1側面当接面とを有し、上記第2フレキシブル基板は、上記第2の辺の近傍において上記リジッド基板の下面に面接触する第2下面当接面と、上記第2の辺において上記リジッド基板の側面に面接触する第2側面当接面とを有し、上記リジッド基板の上面の少なくとも中央部および下面の少なくとも中央部は上記第1フレキシブル基板および上記第2フレキシブル基板のいずれにも覆われることなく露出している。さらに、前記リジッド基板と少なくとも一部が重なる位置に裏面側リジッド基板を備え、前記裏面側リジッド基板は、前記下面を垂直方向に見たときに、裏面側第1の辺と、前記裏面側第1の辺とは異なる裏面側第2の辺とを有し、前記第1フレキシブル基板は、前記裏面側第1の辺の近傍において前記裏面側リジッド基板の上面に面接触する裏面側第1上面当接面と、前記裏面側第1の辺において前記裏面側リジッド基板の側面に面接触する裏面側第1側面当接面とを有し、前記第2フレキシブル基板は、前記裏面側第2の辺の近傍において前記裏面側リジッド基板の上面に面接触する裏面側第2上面当接面と、前記裏面側第2の辺において前記裏面側リジッド基板の側面に面接触する裏面側第2側面当接面とを有し、前記裏面側リジッド基板の上面の少なくとも中央部および下面の少なくとも中央部は前記第1フレキシブル基板および前記第2フレキシブル基板のいずれにも覆われることなく露出している。
本発明によれば、リジッド基板の下面の一部だけでなく、下面とは異なる向きの面である側面の一部もフレキシブル基板に当接しているので、折り曲げたりひねったりしたときに接続部に生じる応力を緩和することができる。
本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体の側面図である。 本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体の平面図である。 本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体の下面図である。 本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体の部分斜視図である。 本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体で採用されている電気的接続方式の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体の第1の変形例の第1の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体の第1の変形例の第2の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体の第2の変形例の第1の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体の第2の変形例の第2の説明図である。 本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体の第3の変形例の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板構造体の側面図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板構造体の平面図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板構造体の下面図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板構造体の部分斜視図である。 図14に示した部分からリジッド基板を取り去った状態の斜視図である。 図11におけるXVI−XVI線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板構造体の第1の変形例の側面図である。 図17におけるXVIII−XVIII線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板構造体の第1の変形例の説明図である。 本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板構造体の第2の変形例の側面図である。 図20におけるXXI−XXI線に関する矢視断面図である。 図21におけるXXII−XXII線に関する矢視断面図である。 リジッド基板およびフレキシブル基板の位置関係の第1の例の平面図である。 リジッド基板およびフレキシブル基板の位置関係の第2の例の平面図である。 リジッド基板およびフレキシブル基板の位置関係の第3の例の平面図である。 リジッド基板およびフレキシブル基板の位置関係の第4の例の平面図である。 図26に示した樹脂多層基板構造体の下面図である。 リジッド基板の1つの辺に対して2以上のフレキシブル基板が接続されている樹脂多層基板構造体の下面図である。 図28におけるXXIX−XXIX線に関する矢視断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における樹脂多層基板構造体の断面図である。 本発明に基づく実施の形態3における樹脂多層基板構造体の平面図である。 本発明に基づく実施の形態3における樹脂多層基板構造体の第1の変形例の平面図である。 本発明に基づく実施の形態3における樹脂多層基板構造体の第2の変形例の平面図である。 本発明に基づく実施の形態4における樹脂多層基板構造体の断面図である。 本発明に基づく実施の形態5における樹脂多層基板構造体の断面図である。
(実施の形態1)
(構成)
図1〜図4を参照して、本発明に基づく実施の形態1における樹脂多層基板構造体について説明する。本実施の形態における樹脂多層基板構造体101の側面図を図1に示す。樹脂多層基板構造体101の平面図を図2に示し、下面図を図3に示す。樹脂多層基板構造体101の部分斜視図を図4に示す。
本実施の形態における樹脂多層基板構造体101は、上面、下面および側面を有するリジッド基板25と、リジッド基板25に接続され、樹脂多層基板である第1フレキシブル基板21と、リジッド基板25に接続され、樹脂多層基板である第2フレキシブル基板22とを備える。リジッド基板25は、第1フレキシブル基板21および第2フレキシブル基板22によって支持されている。リジッド基板25は、平面的に見て、第1の辺31と、第1の辺31とは異なる第2の辺32とを有する。第1フレキシブル基板21は、第1の辺31の近傍においてリジッド基板25の下面に面接触する第1下面当接面21kと、第1の辺31においてリジッド基板25の側面に面接触する第1側面当接面21sとを有する。第2フレキシブル基板22は、第2の辺32の近傍においてリジッド基板25の下面に面接触する第2下面当接面22kと、第2の辺32においてリジッド基板25の側面に面接触する第2側面当接面22sとを有する。リジッド基板25の上面の少なくとも中央部および下面の少なくとも中央部は第1フレキシブル基板21および第2フレキシブル基板22のいずれにも覆われることなく露出している。
(作用・効果)
本実施の形態における樹脂多層基板構造体では、リジッド基板の下面のうち一部がフレキシブル基板に当接するのみであって、下面の少なくとも中央部はフレキシブル基板に覆われることなく露出しているので、全体を折り曲げたりひねったりしたときにはフレキシブル基板を通じた変形の荷重はリジッド基板の下面のうちフレキシブル基板が当接している一部の領域にのみ作用することとなる。したがって、リジッド基板に生じる応力を緩和することができる。さらに、リジッド基板の下面の一部だけでなく、下面とは異なる向きの面である側面の一部もフレキシブル基板に当接しているので、折り曲げたりひねったりしたときにも、2つのフレキシブル基板とリジッド基板との間の接続は安定して維持され、2つのフレキシブル基板は確実にリジッド基板を支持することができる。
(面接触時の電気的接続について)
なお、本発明に関して、リジッド基板25と第1フレキシブル基板21または第2フレキシブル基板22とが「面接触する」といった場合、基板の積層体に含まれる樹脂層同士が他のものを介在せずに当接する構成を含むだけでなく、一方または両方の基板の表面に形成された電極を介して当接する構成も含む。
第1フレキシブル基板21とリジッド基板25とが面接触している箇所のうち少なくともいずれかでは、第1フレキシブル基板21とリジッド基板25とが電気的に接続されていることが好ましい。この構成を採用することにより、広い面積を利用して確実に電気的接続をすることができるからである。このことについては、以下の実施の形態においても同様である。
図1に示した例では、第1フレキシブル基板21の第1下面当接面21kに形成された電極7aとリジッド基板25の下面に形成された電極7bとで電気的接続がなされている。これは、図5に矢印で示したように、上下方向に組み合わせて接続されたものである。このような接続の仕方も、第1下面当接面21kとリジッド基板25の下面とが面接触しているものとみなす。図1では、説明の便宜のために、第1下面当接面21kとリジッド基板25の下面との間において、電極以外の部分では隙間があるかのようにデフォルメして表示されているが、実際には電極7a,7bはきわめて薄いので、第1下面当接面21kとリジッド基板25の下面とは当接しているとみなすことができる。以下の図においても同様である。
本発明において、リジッド基板とフレキシブル基板との間で電気的接続がされていることは必須ではないが、通常は何らかの電気的接続がされるものであり、また、電気的接続がされていることが好ましいので、リジッド基板とフレキシブル基板との間で電気的接続を図る場合のいくつかの形式を以下に示す。
図1、図5に示した電極7a,7bに代えて、図6に示す電極8a,8bによって電気的接続をなすこととしてもよい。この場合、第1下面当接面21kとリジッド基板25の下面との間ではなく、第1側面当接面21sとリジッド基板25の側面との間で電気的接続がされることとなる。電極8a,8bのように厚み方向に延在する電極はビアホールを形成する技術を利用して形成することができる。図6に示したように組み合わせることによって、図7に示すように接続される。図7では、説明の便宜のために、第1側面当接面21sとリジッド基板25の側面との間において、電極以外の部分では隙間があるかのようにデフォルメして表示されているが、実際には電極8a,8bはきわめて薄いので、第1側面当接面21sとリジッド基板25の側面とは当接しているとみなすことができる。以下の図においても同様である。
さらに他の方式の例について説明する。図8に示すように、第1側面当接面21sから側方に突出するように設けられた薄い張出し部に電極9aが設けられており、側面に電極9bを有するリジッド基板25が上方から下方に向けて押し込まれるという接続の仕方も考えられる。押し込まれることによって、電極9aは、図9に示すように折り曲げられ、電極9a,9b間での電気的接続が達成される。電極9aは金属膜が単独で張り出していてもよいが、図8に示したように、薄い樹脂層の上面を金属膜である電極9aが覆っている構成であってもよい。その場合、リジッド基板25が押し込まれることにより、図9に示したように、金属膜である電極9aと裏地である薄い樹脂層とが共に下向きに折り曲げられることとなる。図8、図9では、第1側面当接面21sの高さ方向の途中から電極9aが張り出している構成を示したが、電極9aは、第1側面当接面21sの高さ方向の途中に限らず、図10に示すように、第1側面当接面21sの最上面から張り出す構成であってもよい。
(実施の形態2)
(構成)
図11〜図15を参照して、本発明に基づく実施の形態2における樹脂多層基板構造体について説明する。本実施の形態における樹脂多層基板構造体102の側面図を図11に示す。樹脂多層基板構造体102の平面図を図12に示し、下面図を図13に示す。樹脂多層基板構造体102の部分斜視図を図14に示す。図14に示した部分からリジッド基板25を取り去った状態を図15に示す。
樹脂多層基板構造体102は、基本的構成は実施の形態1で説明した樹脂多層基板構造体101と共通するが、以下の点が異なる。
樹脂多層基板構造体102においては、リジッド基板25は、平面的に見て、第1の辺31の一方の端から連なり第1の辺31に対して垂直に延在する第3の辺33を有する。第1フレキシブル基板21は、第3の辺33のうち第1の辺31の近傍において前記リジッド基板の側面に面接触する第3側面当接面21tを有する。
(作用・効果)
本実施の形態における樹脂多層基板構造体では、リジッド基板の下面のうち一部がフレキシブル基板に当接するのみであって、下面の少なくとも中央部はフレキシブル基板に覆われることなく露出しているので、全体を折り曲げたりひねったりしたときにはフレキシブル基板を通じた変形の荷重はリジッド基板の下面のうちフレキシブル基板が当接している一部の領域にのみ作用することとなる。したがって、リジッド基板に生じる応力を緩和することができる。さらに、リジッド基板の下面の一部だけでなく、下面とは異なる向きの面である側面の一部もフレキシブル基板に当接しており、さらに当該側面とは異なる向きの側面もフレキシブル基板に当接している。すなわち、リジッド基板の端部は、フレキシブル基板の少なくとも3つの面によって当接されて支持されているので、折り曲げたりひねったりしたときにも、2つのフレキシブル基板とリジッド基板との間の接続は安定して維持され、2つのフレキシブル基板は確実にリジッド基板を支持することができる。
さらに好ましいことに、樹脂多層基板構造体102においては、リジッド基板25は、第1の辺31の他方の端から連なり第1の辺31に対して垂直に延在する第4の辺34を有する。第1フレキシブル基板21は、第4の辺34のうち第1の辺31の近傍においてリジッド基板25の側面に面接触する第4側面当接面21uを有する。この構成であれば、リジッド基板の端部は、フレキシブル基板の少なくとも4つの面によって当接され、包み込まれるように支持されているので、折り曲げたりひねったりしたときに接続部に生じる応力をより確実に緩和することができる。
図11におけるXVI−XVI線に関する矢視断面図を図16に示す。図16に示す例では、リジッド基板25の下面と第1フレキシブル基板21の第1下面当接面21kとの間で電極7a,7bによって電気的接続がなされている。
電気的接続の方式としては、図17〜図19に示すようなものであってもよい。図18は図17におけるXVIII−XVIII線に関する矢視断面図である。図19は、リジッド基板25を第1フレキシブル基板21に押し込む前の状態での要部を示した図である。第1フレキシブル基板21の第1側面当接面21s、第3側面当接面21t、第4側面当接面21u(図19の他に図15も参照)の各々に電極8aが設けられており、リジッド基板25の側面に設けられた電極8bと電気的に接続されることとなっている。
上述の構成に加えて、さらにリジッド基板25の下面と第1フレキシブル基板21の第1下面当接面21kとの間でも電気的接続がなされてもよい。すなわち、図20に示す樹脂多層基板構造体103のような構成である。図20におけるXXI−XXI線に関する矢視断面図を図21に示す。図21におけるXXII−XXII線に関する矢視断面図を図22に示す。
なお、ここまでの実施の形態では、平面的に見て、第1フレキシブル基板、リジッド基板、第2フレキシブル基板が一直線上に並んでいる構成を例として示してきたが、平面的に見たときの位置関係は一直線上とは限らない。たとえば図23に平面図で示す樹脂多層基板構造体104のように、L字形に並んでいてもよい。リジッド基板25は長方形とは限らず、図24に示す樹脂多層基板構造体105のように、変則的な形状であってもよい。一例として示した樹脂多層基板構造体105では、リジッド基板25がL字形であり、第1フレキシブル基板21、第2フレキシブル基板22が90°異なる2つの側からリジッド基板25を支持している。フレキシブル基板同士がなす角度は90°とは限らず、任意の角度であってもよい。
1つのリジッド基板25に接続されているフレキシブル基板の数は2つとは限らない。図25に平面図で示す樹脂多層基板構造体106のように、第1フレキシブル基板21、第2フレキシブル基板22、第3フレキシブル基板23によって、リジッド基板25を支持する構成であってもよい。この例では、リジッド基板25の3つの辺がフレキシブル基板との接続に用いられている。
図26に平面図で示す樹脂多層基板構造体107のように、第1フレキシブル基板21、第2フレキシブル基板22、第3フレキシブル基板23、第4フレキシブル基板24によって、リジッド基板25を支持する構成であってもよい。この例では、リジッド基板25の4辺全てがフレキシブル基板との接続に用いられている。樹脂多層基板構造体107を下方から見たときの透視図を図27に示す。図27に示すように、1つの面接触領域の内部で電極7aは多数並べて設けられていてもよい。
図28に樹脂多層基板構造体107を下方から見たときの透視図を示す。1つのリジッド基板25に対して4つのフレキシブル基板が接続されている。リジッド基板25は4つのフレキシブル基板によって支持されている。このように、リジッド基板25の1つの辺に対して2以上のフレキシブル基板が接続される構成であってもよい。図28に示すように,1つの面接触領域の内部で電極7aがマトリックス状に配列されていてもよい。図28におけるXXIX−XXIX線に関する矢視断面図を図29に示す。リジッド基板25の下面における電極7a,7bの他に、リジッド基板25の側面における電極8a,8bによっても電気的接続がされている。このように面接触している部分では適宜電極を設けて電気的接続をすることとしてよい。
(実施の形態3)
(構成)
図30〜図31を参照して、本発明に基づく実施の形態3における樹脂多層基板構造体について説明する。本実施の形態における樹脂多層基板構造体111の断面図を図30に示す。図30では、フレキシブル基板の内部の樹脂層同士の境界線は図示省略している。一方、図30では、リジッド基板25の内部構造についてはこれまでより詳しく表示している。ただし、リジッド基板25の内部構造はあくまで一例である。樹脂多層基板構造体111の平面図を図31に示す。
樹脂多層基板構造体111はリジッド基板25の他にリジッド基板25bを含んでいる。リジッド基板25と、これに接続されている第1フレキシブル基板21および第2フレキシブル基板22との関係に着目すれば、基本的構成は実施の形態2で説明したものと共通するが、以下の点で異なる。
樹脂多層基板構造体111においては、第1フレキシブル基板21は、第1の辺31の近傍においてリジッド基板25の上面に面接触する第1上面当接面21jを有する。リジッド基板25は、第1上面当接面21jと第1下面当接面21kとによって第1の辺31の近傍部分を挟み込まれている。図30に示されるように、断面図で見れば、第1フレキシブル基板21は、第1上面当接面21jと第1側面当接面21sと第1下面当接面21kとでリジッド基板25に対して3方から囲むようにして当接している。
同様に、第2フレキシブル基板22は、第2の辺32の近傍においてリジッド基板25の上面に面接触する第2上面当接面22jを有する。リジッド基板25は、第2上面当接面22jと第2下面当接面22kとによって第2の辺32の近傍部分を挟み込まれている。
(作用・効果)
本実施の形態における樹脂多層基板構造体では、リジッド基板の端部に対してフレキシブル基板が上面と下面とで挟み込むようにして接続することができるので、確実な接続が可能となると共に、折り曲げたりひねったりしたときに接続部に生じる応力を緩和することができる。
なお、図31に示した形状はあくまで一例であって、変形例としては、たとえば図32に示すようなものであってもよい。
また、第1フレキシブル基板21と第2フレキシブル基板22とが別々の基板であることを前提にここまで説明してきたが、図33に示すように、つながったものであってもよい。すなわち、第1フレキシブル基板21と第2フレキシブル基板22とは一体的なものであってもよい。図33に示した例では、リジッド基板25は外周の全てをフレキシブル基板によって上下から挟みこまれた構造となっている。図33に示した例では、フレキシブル基板の開口部からリジッド基板25の上面の中央部が、露出している。フレキシブル基板は柔軟であるので、開口部を有する一体的なフレキシブル基板を先に作成しておいてから、リジッド基板25をこの開口部に押し込んで図33に示すような樹脂多層基板構造体112を得ることは十分に可能である。このように、第1フレキシブル基板21と第2フレキシブル基板22とが一体物として連続していることは好ましい。この構成を採用することにより、リジッド基板をより確実に安定して支持することができ、ひねりや曲げに強い樹脂多層基板構造体とすることができる。
(実施の形態4)
(構成)
図34を参照して、本発明に基づく実施の形態4における樹脂多層基板構造体について説明する。本実施の形態における樹脂多層基板構造体113の断面図を図34に示す。樹脂多層基板構造体113において、リジッド基板25と、これに接続されている第1フレキシブル基板21および第2フレキシブル基板22との関係に着目すれば、基本的構成は実施の形態1または2で説明したものと共通するが、全体としては、以下の点で異なる。
樹脂多層基板構造体113においては、第1フレキシブル基板21は、リジッド基板25から離隔した位置に厚み方向または幅方向にくびれた部分10を有する。
(作用・効果)
本実施の形態における樹脂多層基板構造体においても、実施の形態1または2で説明した効果が得られる。さらに、本実施の形態では、樹脂多層基板構造体113にひねりや曲げが加わったときに、くびれた部分10が大きくひねられたり曲がったりすることにより、フレキシブル基板とリジッド基板との接合部分においては応力が緩和され、接合部分が保護される。
なお、図34では上面および下面の両方から凹んだ構成を例示しているが、上面および下面のうちの一方のみが凹んだ構成であってもよい。図34では断面図で見て厚み方向にくびれた例を示しているが、平面的に見て幅方向にくびれた構成であってもよい。これまでの他の実施の形態においても、いずれかのフレキシブル基板の途中に厚み方向または幅方向にくびれた部分10を適宜設けてもよい。
(実施の形態5)
(構成)
図35を参照して、本発明に基づく実施の形態5における樹脂多層基板構造体について説明する。本実施の形態における樹脂多層基板構造体121の断面図を図35に示す。
樹脂多層基板構造体121は、リジッド基板25と少なくとも一部が重なる位置に裏面側リジッド基板25cを備える。第1フレキシブル基板21は、第1下面当接面21kおよび第1側面当接面21sを含む構造に比べて上下対称な裏面側リジッド基板支持構造を備えている。裏面側リジッド基板25cは前記裏面側リジッド基板支持構造を介して、少なくとも第1フレキシブル基板21によって支持されている。
図35に示した例では、リジッド基板25は、第1フレキシブル基板21および第2フレキシブル基板22によって支持されている。また、裏面側リジッド基板25cも、第1フレキシブル基板21および第2フレキシブル基板22によって支持されている。
(作用・効果)
本実施の形態における樹脂多層基板構造体においても、これまでの実施の形態で説明してきた効果が得られる。さらに、本実施の形態における樹脂多層基板構造体では、リジッド基板と裏面リジッド基板とを少なくとも一部が重なるようにして備えており、これらはフレキシブル基板の両面を使ってそれぞれ支持されているので、限られた面積の領域内に多くのリジッド基板を効率良く保持することができる。
なお、上記各実施の形態では、限られた数のフレキシブル基板とリジッド基板との組合せによる樹脂多層基板構造体の例を示したが、1つの樹脂多層基板構造体に含まれるフレキシブル基板およびリジッド基板の数は多くてもよい。たとえば、リジッド基板とフレキシブル基板とが交互に接続されて直列状に連なる構成の樹脂多層基板構造体であってもよい。
なお、リジッド基板とフレキシブル基板とが面接触している部分は、完全に密着している構成に限らず、製造公差とみなせる程度のわずかな隙間を介して面同士が対向している構成も含むものとする。この程度のわずかな隙間があいているに過ぎない場合には、樹脂多層基板構造体を折り曲げたりひねったりしたときに、リジッド基板またはフレキシブル基板が変形することによって当該面同士が即座に接触し、当初から当該面同士が接触していた場合と同様の効果を得られるからである。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
7a,7b,8a,8b,9a,9b 電極、10 (くびれた)部分、21 第1フレキシブル基板、21j 第1上面当接面、21k 第1下面当接面、21s 第1側面当接面、22 第2フレキシブル基板、22j 第2上面当接面、22k 第2下面当接面、22s 第2側面当接面、23 第3フレキシブル基板、24 第4フレキシブル基板、25,25b リジッド基板、25c 裏面側リジッド基板、31 第1の辺、32 第2の辺、33 第3の辺、34 第4の辺、101,102,103,104,105,106,107,111,112,113,121 樹脂多層基板構造体。

Claims (7)

  1. 上面、下面および側面を有するリジッド基板と、
    前記リジッド基板に接続され、樹脂多層基板である第1フレキシブル基板と、
    前記リジッド基板に接続され、樹脂多層基板である第2フレキシブル基板とを備え、
    前記リジッド基板が前記第1フレキシブル基板および前記第2フレキシブル基板によって支持されている、樹脂多層基板構造体であって、
    前記リジッド基板は、平面的に見て、第1の辺と、前記第1の辺とは異なる第2の辺とを有し、
    前記第1フレキシブル基板は、前記第1の辺の近傍において前記リジッド基板の下面に面接触する第1下面当接面と、前記第1の辺において前記リジッド基板の側面に面接触する第1側面当接面とを有し、
    前記第2フレキシブル基板は、前記第2の辺の近傍において前記リジッド基板の下面に面接触する第2下面当接面と、前記第2の辺において前記リジッド基板の側面に面接触する第2側面当接面とを有し、
    前記リジッド基板の上面の少なくとも中央部および下面の少なくとも中央部は前記第1フレキシブル基板および前記第2フレキシブル基板のいずれにも覆われることなく露出しており、
    前記リジッド基板と少なくとも一部が重なる位置に裏面側リジッド基板を備え、
    前記裏面側リジッド基板は、前記下面を垂直方向に見たときに、裏面側第1の辺と、前記裏面側第1の辺とは異なる裏面側第2の辺とを有し、
    前記第1フレキシブル基板は、前記裏面側第1の辺の近傍において前記裏面側リジッド基板の上面に面接触する裏面側第1上面当接面と、前記裏面側第1の辺において前記裏面側リジッド基板の側面に面接触する裏面側第1側面当接面とを有し、
    前記第2フレキシブル基板は、前記裏面側第2の辺の近傍において前記裏面側リジッド基板の上面に面接触する裏面側第2上面当接面と、前記裏面側第2の辺において前記裏面側リジッド基板の側面に面接触する裏面側第2側面当接面とを有し、
    前記裏面側リジッド基板の上面の少なくとも中央部および下面の少なくとも中央部は前記第1フレキシブル基板および前記第2フレキシブル基板のいずれにも覆われることなく露出している、樹脂多層基板構造体。
  2. 前記リジッド基板は、平面的に見て、前記第1の辺の一方の端から連なり前記第1の辺に対して垂直に延在する第3の辺を有し、
    前記第1フレキシブル基板は、前記第3の辺のうち前記第1の辺の近傍において前記リジッド基板の側面に面接触する第3側面当接面を有する、請求項1に記載の樹脂多層基板構造体。
  3. 前記リジッド基板は、平面的に見て、前記第1の辺の他方の端から連なり前記第1の辺に対して垂直に延在する第4の辺を有し、
    前記第1フレキシブル基板は、前記第4の辺のうち前記第1の辺の近傍において前記リジッド基板の側面に面接触する第4側面当接面を有する、請求項2に記載の樹脂多層基板構造体。
  4. 前記第1フレキシブル基板は、前記第1の辺の近傍において前記リジッド基板の上面に面接触する第1上面当接面を有し、
    前記リジッド基板は、記第1上面当接面と前記第1下面当接面とによって前記第1の辺の近傍部分を挟み込まれている、請求項1から3のいずれかに記載の樹脂多層基板構造体。
  5. 前記第1フレキシブル基板と前記第2フレキシブル基板とが一体物として連続している、請求項2から4のいずれかに記載の樹脂多層基板構造体。
  6. 前記第1フレキシブル基板と前記リジッド基板とが面接触している箇所のうち少なくともいずれかでは、前記第1フレキシブル基板と前記リジッド基板とが電気的に接続されている、請求項1から5のいずれかに記載の樹脂多層基板構造体。
  7. 前記第1フレキシブル基板は、前記リジッド基板から離隔した位置に厚み方向または幅方向にくびれた部分を有する、請求項1から6のいずれかに記載の樹脂多層基板構造体。
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