JP2017172904A - ガスコンロ - Google Patents

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Abstract

【課題】煮こぼれにより、コンロバーナの貫通孔から煮汁が勢いよく流下しても、煮汁が筐体の内部において飛散するのを抑制できるガスコンロを提供する。【解決手段】環状に配置された複数の炎孔13の中央に上下方向に貫通する貫通孔15が形成されたコンロバーナ11を備えたガスコンロである。ガスコンロは、筐体4内に電気部品2が配置されたコンロ本体と、電気部品2の上方に配置された煮こぼれカバー5とを備える。煮こぼれカバー5には、平面視においてコンロバーナ11の貫通孔15に対応する領域を囲むようにして、煮汁の飛散を防止する飛散防止縦面53が形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、ガスコンロに関する。
特許文献1には、従来のガスコンロが開示されている。この従来のガスコンロは、コンロバーナと電気部品とが筐体内に配置されたコンロ本体を有している。ここで、ガスコンロにおいては、調理時に煮こぼれ等により、煮汁が筐体の内部に浸入することがある。このため、ガスコンロには、電気部品を保護するための煮こぼれカバーが設けられている。
特開2015−137771号公報
ところで、従来のガスコンロは、天板上から流下する僅かな煮汁については煮こぼれカバーによって受けることができる。
しかしながら、従来のガスコンロでは、コンロバーナに形成された貫通口から勢いよく煮汁が流下すると、煮こぼれカバーの上面で跳ね返って、周囲に飛散し、煮汁が電気部品に付着する場合があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、煮こぼれにより、コンロバーナの貫通孔から煮汁が勢いよく流下しても、煮汁が筐体の内部において飛散するのを抑制できるガスコンロを提供することにある。
本発明のガスコンロは、環状に配置された複数の炎孔の中央に上下方向に貫通する貫通孔が形成されたコンロバーナを備えたガスコンロである。ガスコンロは、筐体内に電気部品が配置されたコンロ本体と、前記筐体内において前記電気部品の上方に配置された煮こぼれカバーとを備える。煮こぼれカバーには、平面視において前記コンロバーナの前記貫通孔に対応する領域を囲むようにして、煮汁の飛散を防止する飛散防止縦面が形成されている。
本発明のガスコンロによれば、煮こぼれにより、コンロバーナの貫通孔から煮汁が勢いよく流下しても、煮汁が筐体の内部において飛散するのを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係るガスコンロの斜視図である。 同上のガスコンロにおいて、天板を省略した、コンロバーナおよび煮こぼれカバー周辺の斜視図である。 同上の天板および前面パネルを省略した斜視図である。 同上のコンロバーナの断面斜視図である。 同上のグリル庫の斜視図である。 同上の煮こぼれカバーの斜視図である。 同上のコンロバーナの貫通孔と煮こぼれカバーとの平面視における位置関係を示す説明図である。 図8は、コンロバーナの貫通孔と煮こぼれカバーとの平面視における位置関係の変形例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るガスコンロの煮こぼれカバーの取付状態を示す斜視図である。 図10Aは、同上の煮こぼれカバーと制御装置との位置関係を示す平面図である。図10Bは、図10AにおけるA方向の矢視図である。
以下の実施形態は、ガスコンロに関し、特に、電気部品を内蔵するコンロ本体と、煮こぼれカバーとを備えたガスコンロに関する。以下、本実施形態について、添付図面に基づいて説明する。
(1)概要
本実施形態のガスコンロは、図1に示すように、コンロ本体1と、コンロ本体1の上方に配置された天板8とを備えている。コンロ本体1は、複数のコンロバーナ11を有している。各コンロバーナ11は、環状に配置された複数の炎孔13と、上方から見て(以下、平面視)複数の炎孔13の中央部に形成された貫通孔15とを備え、これら炎孔13と貫通孔15とが天板8上に露出している。
コンロ本体1には、電気部品2が内蔵されている(図3参照)。ここで、ガスコンロの使用時において、例えば、煮こぼれが起こると、煮汁が、コンロバーナ11の貫通孔15を介してコンロ本体1の内部に流れ込むことがある。このとき、煮汁が電気部品2に浸入すると、電気部品2が動作不良を起こす可能性があるため、本実施形態のガスコンロは、電気部品2の上方に、煮汁を受けるための煮こぼれカバー5が配置されている。
本実施形態の煮こぼれカバー5を図2に示す。本実施形態の煮こぼれカバー5は、煮汁を受けることができるだけでなく、コンロバーナ11の貫通孔15を介して大量に煮汁が流れ込んだ場合において、煮汁が煮こぼれカバー5で跳ね返って、周囲に飛散するのを抑制することもできる。
本実施形態の煮こぼれカバー5は、コンロバーナ11の貫通孔15に対応する位置に凹部52が設けられている。凹部52は、底面521と、この底面521から起立した縦面53とを備えている。コンロバーナ11から流下する煮汁は底面521で跳ね返るが、跳ね返った煮汁は縦面53によって周囲に飛散するのが抑制される。つまり、煮こぼれカバー5には、飛散防止用の縦面53(以下、飛散防止縦面53という)が形成されており、これにより、コンロバーナ11の貫通孔15から流下し、煮こぼれカバー5の表面で跳ね返る煮汁が周囲に飛散するのを抑制することができる。
(2)詳細
以下、本実施形態のガスコンロについて詳しく説明する。ただし、以下に説明する構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明は下記実施形態に限定されない。本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、製品の仕様などに応じて、下記実施形態からの種々の変更が可能である。
(2.1)ガスコンロ
本実施形態のガスコンロは、キッチンカウンターに形成された開口部に落とし込んで設置される、いわゆるビルトイン式のガスコンロである。本実施形態のガスコンロは、図1に示すように、天板8に表示部83が設けられており、この表示部83にガスコンロの動作状態を表示させることができる。本実施形態のガスコンロは、コンロ本体1と、煮こぼれカバー5と、天板8とを備えている。
(2.2)コンロ本体
コンロ本体1は、ガスコンロの主体を構成する。コンロ本体1は、ガスコンロがキッチンカウンターに設置された状態において、カウンター面(キッチンカウンターの上面)の下方に配置される。コンロ本体1は、図3に示すように、複数のコンロバーナ11と、電気部品2と、グリル庫3と、これらを収容する筐体4とを備えている。
各コンロバーナ11は、ブンゼンバーナにより構成されている。コンロ本体1は、複数のコンロバーナ11として、コンロ本体1の前側に配置された2つのコンロバーナ11(左側バーナ111,右側バーナ112)と、コンロ本体1の後側に配置された1つのバーナ(中央バーナ113)とを備える。中央バーナ113は、正面視において、左側バーナ111と右側バーナ112の間に配置される。
各コンロバーナ11は、図4に示すように、バーナ本体12と、バーナ本体12の上端部に着脱可能に取り付けられるバーナキャップ14とを備えている。バーナ本体12は、上下方向に貫通した筒状部121と、筒状部121の周囲に形成された混合室122と、混合室122に連通する混合管123とを備えている。
混合管123にはガス(生ガス)が供給される。混合管123にガスが供給されると、混合管123にはガスと一緒に一次空気が供給され、混合室122内でガスと一次空気とが混合される。混合室122で生成された混合ガスは、バーナ本体12とバーナキャップ14との間に形成された複数の炎孔13に供給される。
複数の炎孔13は、平面視円環状に配置される。バーナキャップ14には、複数の炎孔13が形成される部分の中央に、下方に突出するキャップ筒部141が形成される。このキャップ筒部141は、バーナキャップ14を上下方向に貫通しており、バーナ本体12にバーナキャップ14が載置されると、キャップ筒部141と筒状部121とが上下方向に接続される。これにより、コンロバーナ11において、複数の炎孔13の中央部には、上下方向に貫通する貫通孔15が形成される。
混合ガスが炎孔13に供給され、当該混合ガスに点火されると、コンロバーナ11は貫通孔15の下方から二次空気を取り込み、バーナキャップ14の上面を通して、二次空気を炎孔13に供給する。すなわち、貫通孔15は、複数の炎孔13に二次空気を供給するための供給路を形成する。
また、貫通孔15の内部には、温度センサー16が配置されている。温度センサー16は、上下方向に延びている。平面視において温度センサー16の中心を通りかつ上下方向に延びる中心軸は、貫通孔15の中心軸に略一致している。
温度センサー16の上端部は、バーナキャップ14の上面から突出している。この温度センサー16の上端部は、上下方向に移動可能であり、かつ、上方に付勢されている。これにより、温度センサー16は、使用時において調理容器を五徳82(図1参照)に載置すると、調理容器の底面に弾性的に接触するように構成されている。
図3に示すように、電気部品2は、コンロバーナ11の下方に配置されている。電気部品2は、例えば、制御基板21,モータバルブ22,ファン,スピーカ23,感震器等が挙げられる。本実施形態のガスコンロにおいて、コンロバーナ11の鉛直下方に配置される電気部品2は制御基板21である。
また、本実施形態のコンロ本体1には、グリル庫3が内蔵されている。グリル庫3は、図5に示すように、前方に開口したグリル庫本体31と、防熱板32とを備えている。
グリル庫本体31は、上方および前方が開放した下部材311と、下部材311の上方を覆う上部材313とを備えている。下部材311の上端縁には、外側に向かって突出する下フランジ片312が設けられている。また、上部材313の下端縁には、外側に向かって突出する上フランジ片314が設けられている。下部材311と上部材313とは、下フランジ片312と上フランジ片314とを重ね合わせた状態で、ねじ止めされることで、連結されている。
防熱板32は、グリル庫3内の熱が天板8側に伝導するのを抑制する。防熱板32は、グリル庫本体31の上方に隙間を介して配置された上板部321と、上板部321の左右方向の両端から下方に延出した一対の延出部322と、各延出部322の下端部から外側に向かって突出した一対の接続部323とを備えている。接続部323は、グリル庫本体31のフランジ片(上フランジ片314と下フランジ片312)に上方から重ねた状態で固定されている。
複数のコンロバーナ11,電気部品2,グリル庫3は、図3に示すように、筐体4に収容されている。筐体4は、底板41と、底板41の周囲から上方に延出した複数の側板42とを備え、上方に開口した箱状に形成されている。筐体4は、例えば、ステンレス鋼板等の金属板により構成されている。
このような構成のコンロ本体1には、使用時において煮こぼれ等が生じ、コンロバーナ11の貫通孔15から煮汁が流下した場合に煮汁を受けるための煮こぼれカバー5が設けられている。
(2.3)煮こぼれカバー
煮こぼれカバー5は、筐体4内において、制御基板21とコンロバーナ11との間に配置されている。煮こぼれカバー5は、図6に示すように、第一カバー部51と、第一カバー部51の前端部から前方に延出した傾斜部54と、傾斜部54の前端部から前方に延出した第二カバー部55と、起立壁部60とを備えている。
第一カバー部51は、コンロバーナ11の下方に配置されており、コンロバーナ11から流下する煮汁や、他のカバーから流れる煮汁を受けることができるように構成される。第一カバー部51は、左右方向に長さを、前後方向に幅を有しており、平面視略矩形状に形成されている。この第一カバー部51は、上方および傾斜部54側に開放する凹部52と、凹部52の外側に形成された第1の平面部62とを備えている。
凹部52は、底面521と、この底面521から起立した3つの側面522とを備えている。底面521は、第1の平面部62の上面よりも下方に位置しており、かつ、第二カバー部55の上面よりも上方に位置している。底面521は、複数の側面522に連続しており、また傾斜部54の上面にも連続している。底面521は、傾斜部54側に向かって下り傾斜している。
図7には、平面視におけるコンロバーナ11の貫通孔15と煮こぼれカバー5との位置関係を示す。図7に示すように、凹部52の底面521は、平面視においてコンロバーナ11の貫通孔15に対応する位置に配置されており、すなわち、凹部52の底面521は、平面視において貫通孔15に対応する領域に相当する。
ここで、「貫通孔15に対応する領域」とは、平面視において、貫通孔15と大部分において重なる領域のみをいうのではなく、図8に示すような態様も含む。つまり、平面視において、貫通孔15の一部に重なる底面521を、「貫通孔15に対応する領域」としてもよい。
本実施形態の凹部52の底面521は、図7に示すように、平面視において温度センサー16の中心と重なっている。換言すると、凹部52の底面521は、平面視において温度センサー16の中心を含む領域となる。
複数の側面522は、図6に示すように、この底面521から上方に向かって延びている。各側面522は、上方に位置するほど、平面視において底面521から離れて位置するように傾斜している。各側面522の上端は、第1の平面部62の上面に連続している。底面521が平面視において貫通孔15に対応する位置に配置されることで、複数の側面522は、平面視において貫通孔15に対応する位置を囲むように形成されている。これにより、複数の側面522は、上述の飛散防止縦面53を構成する。
コンロバーナ11の貫通孔15を通って流下する煮汁は、底面521に落下すると当該底面521で跳ね返る。このとき、飛散防止縦面53は底面521を囲むように形成されているため、跳ね返った煮汁が周囲に飛散するのを抑制することができる。また、飛散防止縦面53により受けられた煮汁は、飛散防止縦面53の傾斜に沿って底面521側に流下し、その後、底面521の傾斜に沿って傾斜部54側に向かって流下する。
傾斜部54は、第一カバー部51と第二カバー部55とを接続する。傾斜部54の上面は、第二カバー部55側に位置するほど、下方に位置するように傾斜している。傾斜部54の上面は、一端部が、第1の平面部62の上面および凹部52の内面に連続しており、他端部が第二カバー部55の上面に連続する。
第二カバー部55は、第一カバー部51よりも下方において、平面視で第一カバー部51とは異なる位置に配置される。第二カバー部55は、凹没部56と、凹没部56の外側(外周部)に形成された第2の平面部57とを備えている。
凹没部56の上面は、第2の平面部57の上面よりも下方に位置している。凹没部56の左右方向のいずれかの端部(本実施形態では左端部)には、排出口58が設けられている。凹没部56の上面は、平坦面であり、排出口58側に位置するほど下方に位置するように傾斜しており、すなわち、当該凹没部56の上面は、排出口58に向かって下り傾斜している。凹没部56の下流側の端部には、案内部59が形成されている。
案内部59は、凹没部56において前後方向に対向する側壁により構成されている。案内部59は、排出口58に連続しており、排出口58側に位置するほど漸次幅狭となるように形成されている。
傾斜部54上に流下した煮汁は、傾斜部54の上面を伝い、第二カバー部55に流下する。第二カバー部55に受けられた煮汁は、凹没部56の上面に流下し、この上面の傾斜に沿って排出口58に向かう。排出口58に向かって流下する煮汁は、案内部59に沿って移動し、排出口58から排出される。
起立壁部60は、煮こぼれカバー5の外縁を囲むように形成されている。起立壁部60は、第1の平面部62の外縁部および傾斜部54の外縁部、および第2の平面部57の外縁部から立ち上げられている。すなわち、起立壁部60は、凹部52および凹没部56よりも外側に位置している。起立壁部60は、平面部62,57に付着した煮汁が外側に流出するのを防ぐことができる。
ここで、本実施形態の煮こぼれカバー5は、例えば金属板により形成される場合においても、製造性のよい構造となっている。すなわち、煮こぼれカバー5は、第1の平面部62および第2の平面部57は、互いに平行な平板状に形成されている。このため、例えば、煮こぼれカバー5をプレス加工(絞り成形)により成形する場合において、第1の平面部62および第2の平面部57を固定型で押さえつつ、凹没部56および凹部52に相当する部分をパンチでプレスするだけで、しわの発生を極力抑えながら製造できる。
このような構成の煮こぼれカバー5は、図9に示すように取り付けられる。煮こぼれカバー5には、固定片61が一体に形成されている。煮こぼれカバー5は、防熱板32の延出部322と筐体4の側板42との間に架け渡され、この状態で、固定片61を介して防熱板32にねじ留めされている。煮こぼれカバー5は、制御基板21と、コンロバーナ11との間に配置される。
筐体4の内部に設置された状態の煮こぼれカバー5は、排出口58が防熱板32の接続部323の上方において、隙間を介して配置されている。つまり、排出口58は、平面視において、グリル庫3と重なる位置に配置されている。煮こぼれカバー5から排出口58を介して排出された煮汁は、一旦、接続部323に受けられた後、筐体4の底板41に落下する。このため、本実施形態のガスコンロによれば、煮汁が、煮こぼれカバー5の排出口58から筐体4の底板41に直接落下する場合に比べて、落差を抑えることができ、筐体4の底板41において飛散するのを抑制できる。
また、グリル庫3において、平面視において排出口58と重なる位置よりも前側には、突条部33が設けられている。突条部33は、左右方向に延びており、接続部323,一対の延出部322,上板部321にわたって形成されている。つまり、突条部33は、防熱板32の左右方向の全長にわたって形成されている。突条部33が設けられていることにより、排出口58から排出された煮汁が、万が一、接続部323を伝って前側に流れたとしても、突条部33よりも前側に流れるのを抑制できる。
なお、この突条部33は、防熱板32の成形時にプレス加工により形成されてもよいし、別部材を溶接により取り付けて形成してもよいし、溶接ビードにより形成されてもよい。
また、本実施形態の煮こぼれカバー5は、第二カバー部55が第一カバー部51よりも下方に位置している。したがって、本実施形態の煮こぼれカバー5によれば、一旦、煮汁を第一カバー部51で受けることができるため、煮汁を、直接第二カバー部55で受ける場合に比べて、落差を抑えることができて、煮汁が飛散するのを抑制することができる。
また、本実施形態のガスコンロには、天板8の表示部83の表示を制御する制御装置7を備えている。制御装置7は、図示を省略するが、表示を制御するコントローラと、表示部83を冷却するファンとを備えている。
制御装置7は、図10A,10Bに示すように、筐体4内の前端部に配置されており、また、天板8の下面に近接して配置されている。制御装置7は、コンロバーナ11の前方にまで延びており、図10Bに示すように、煮こぼれカバー5の第一カバー部51の前側に位置し、かつ、第二カバー部55の上方に配置されている。
本実施形態の煮こぼれカバー5は、第一カバー部51と第二カバー部55との高さが異なるように構成されているため、煮汁の飛散を効果的に抑制しながらも、デッドスペースを利用できる。この結果、ガスコンロとして大型化を抑制できる。
また、制御装置7には配線が接続されており、当該配線を介して制御基板21に接続される。配線の先端にはコネクタが設けられており、コネクタを介して、制御基板21に接続された配線に接続される。制御装置7に接続された配線は、第二カバー部55の下方にまで延びており、コネクタが当該第二カバー部55によって上方から覆われる。このため、万が一、煮汁が煮こぼれカバー5に勢いよく落下して飛散しても、第二カバー部55で受けることができ、煮汁が制御装置7のコネクタに浸入するのを抑制できる。
(2.4)天板
天板8は、図1に示すように、コンロ本体1の上方を覆うようにして配置される。天板8は、平面視においてコンロ本体1よりも大きく形成されている。天板8には、複数のコンロバーナ11を一対一で挿通するための複数のバーナ開口81が設けられている。なお、本実施形態の天板8は、ガラス天板により構成されているが、アルミニウム天板であってもよい。
(3)効果
以上説明したように、本実施形態のガスコンロは、環状に配置された複数の炎孔13の中央に上下方向に貫通する貫通孔15が形成されたコンロバーナ11を備える。ガスコンロは、筐体4内に電気部品2が配置されたコンロ本体1と、筐体4内において電気部品2の上方に配置された煮こぼれカバー5とを備える。煮こぼれカバー5には、飛散防止縦面53が形成される。飛散防止縦面53は、平面視においてコンロバーナ11の貫通孔15に対応する領域を囲むようにして、煮汁の飛散を防止する。この構成によれば、使用時において煮こぼれが生じ、コンロバーナ11の貫通孔15から煮汁が流下し、煮こぼれカバー5の貫通孔15に対応する領域に落下しても、煮汁が周囲に飛散するのを抑制できる。
また、本実施形態のガスコンロは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態のガスコンロは、煮こぼれカバー5の外周縁に、飛散防止縦面53とは別の起立壁部60が形成されている。この構成によれば、万が一、煮汁が大量に流下し、飛散防止縦面53をオーバーフローしても、煮汁が起立壁部60により煮こぼれカバー5から溢れだすのを抑制できる。
また、本実施形態のガスコンロは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の飛散防止縦面53は、煮こぼれカバー5に形成された凹部52の側面522により構成される。凹部52は少なくとも上方に開放している。この構成によれば、飛散防止縦面53を容易に形成することができる。
また、本実施形態のガスコンロは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態のコンロバーナ11の貫通孔15の内部には、上下方向に延びた温度センサー16が設けられている。飛散防止縦面53は、平面視において温度センサー16の中心を含む領域を囲むように形成されている。この構成によれば、温度センサー16を伝って流れる煮汁の飛散を、飛散防止縦面53により効果的に抑制することができる。
また、本実施形態のガスコンロは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の煮こぼれカバー5は、飛散防止縦面53が設けられた第一カバー部51と、第二カバー部55と、傾斜部54とを備えている。第二カバー部55は、第一カバー部51よりも下方において、第一カバー部51とは平面視において異なる位置に配置される。傾斜部54は、第一カバー部51と第二カバー部55とを接続する。飛散防止縦面53に囲まれた部分は、傾斜部54側に開放している。この構成によれば、飛散防止縦面53によって受けられた煮汁を第二カバー部55に向かって流下させることができる。また、コンロバーナ11に対し、第二カバー部55よりも上方に位置する第一カバー部51で煮汁を受けた後に、第二カバー部55に流すことができるため、直接第二カバー部55で煮汁を受けるよりも落差を小さくでき、煮汁が飛散するのを抑制できる。
また、本実施形態のガスコンロは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の飛散防止縦面53は、第一カバー部51に形成された凹部52の側面522により構成される。凹部52は、傾斜部54側および上方に開放するように構成される。第二カバー部55の上面は、凹部52の底面521よりも下方に位置している。この構成によれば、凹部52によって受けた煮汁を第二カバー部55に流すことができる。
また、本実施形態のガスコンロは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の第二カバー部55は、受けた煮汁を排出するための排出口58を有する。第二カバー部55の上面は、排出口58に向かって下り傾斜している。この構成によれば、第二カバー部55の上面に移動した煮汁を、この上面の傾斜によって排出口58に流すことができ、効果的に煮汁を排出することができる。
また、本実施形態のガスコンロは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態の第一カバー部51は、飛散防止縦面53の外側に形成された第1の平面部62を有する。第二カバー部55は、第二カバー部55の外周部に形成された第2の平面部57を有する。第1の平面部62および第2の平面部57は互いに平行である。この構成によれば、煮こぼれカバー5の製造時において、絞り加工に適した構造とすることができ、しわを抑制しながらも製造性を向上させることができる。
また、本実施形態のガスコンロは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態のコンロ本体1は、筐体4内に配置されたグリル庫3を有している。排出口58は、グリル庫3の上方に配置されている。この構成によれば、排出口58から排出される煮汁を、グリル庫3に落下させたうえで、筐体4の底板41側に排出することができて、直接筐体4に落下する場合に比べて、落差を抑えることができる。この結果、排出口58から煮汁を排出した場合に、筐体4の底板41で飛散するのを抑制できる。
また、本実施形態のガスコンロは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態のコンロ本体1の上方に設けられた天板8をさらに備える。天板8にはガスコンロの動作状態を表示する表示部83が設けられている。コンロ本体1は、表示部83の表示を制御する制御装置7を有する。制御装置7は、第一カバー部51に隣接する位置でかつ第二カバー部55の上方に配置されている。この構成によれば、煮こぼれカバー5を、制御装置7への干渉を回避しながらも、できる限りコンロバーナ11に近付けることができ、煮汁の飛散を抑制することができる。
また、本実施形態のガスコンロは、以下の付加的な構成を備える。すなわち、本実施形態のガスコンロは、制御装置7に接続された配線のコネクタが、第二カバー部55の下方に配置されている。この構成によれば、万が一、第一カバー部51で跳ね返った煮汁が飛散しても、第二カバー部55で受けることができ、飛散した煮汁が配線のコネクタに浸入するのを抑制することができる。
(4)応用
本実施形態の煮こぼれカバー5は、主に電気部品2としての制御基板21に煮汁が浸入するのを防ぐものであったが、他の電気部品2(例えば、感震器,スピーカ23,モータバルブ22)に煮汁が浸入するのを抑制するために用いられてもよい。
本実施形態の飛散防止縦面53は、凹部52の複数の側面522により構成されたが、例えば、第一カバー部51の上面から上方に突出した突出片により構成されてもよい。
本実施形態の煮こぼれカバー5は、第一カバー部51と第二カバー部55との高さが異なるように形成されていたが、同じ高さに形成されてもよい。
本実施形態の煮こぼれカバー5の排出口58は、グリル庫3の防熱板32の接続部323の上方に配置されたが、例えば、防熱板32の上板部321の上方に配置されてもよい。また、防熱板32の上方に限らず、例えば、グリル庫本体31の上方に配置されてもよい。
本実施形態の起立壁部60は、煮こぼれカバー5の外縁の略全周を囲むように形成されているが、これに限らず、煮汁の跳ね返りが大きい部分や、電気部品2に近い側のみに部分的に形成されてもよい。
1 コンロ本体
11 コンロバーナ
15 貫通孔
16 温度センサー
2 電気部品
3 グリル庫
4 筐体
5 煮こぼれカバー
51 第一カバー部
52 凹部
53 飛散防止縦面
54 傾斜部
55 第二カバー部
57 第2の平面部
58 排出口
60 起立壁部
62 第1の平面部
7 制御装置
8 天板
83 表示部

Claims (11)

  1. 環状に配置された複数の炎孔の中央に上下方向に貫通する貫通孔が形成されたコンロバーナを備えたガスコンロであって、
    筐体内に電気部品が配置されたコンロ本体と、
    前記筐体内において前記電気部品の上方に配置された煮こぼれカバーと
    を備え、
    前記煮こぼれカバーには、平面視において前記コンロバーナの前記貫通孔に対応する領域を囲むようにして、煮汁の飛散を防止する飛散防止縦面が形成されている、ガスコンロ。
  2. 前記煮こぼれカバーの外周縁には、前記飛散防止縦面とは別の起立壁部が形成されている、
    請求項1記載のガスコンロ。
  3. 前記飛散防止縦面は、前記煮こぼれカバーに形成された凹部の側面により構成され、
    前記凹部は少なくとも上方に開放している、
    請求項1または請求項2記載のガスコンロ。
  4. 前記コンロバーナの前記貫通孔の内部には、上下方向に延びた温度センサーが設けられており、
    前記飛散防止縦面は、平面視において前記温度センサーの中心を含む領域を囲むように形成されている、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載のガスコンロ。
  5. 前記煮こぼれカバーは、
    前記飛散防止縦面が設けられた第一カバー部と、
    前記第一カバー部よりも下方において、平面視で前記第一カバー部とは異なる位置に配置された第二カバー部と、
    前記第一カバー部と前記第二カバー部とを接続する傾斜部と
    を備え、
    前記飛散防止縦面に囲まれた部分は、前記傾斜部側に開放している、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載のガスコンロ。
  6. 前記飛散防止縦面は、前記第一カバー部に形成された凹部の側面により構成され、
    前記凹部は、前記傾斜部側および上方に開放するように構成され、
    前記第二カバー部の上面は、前記凹部の底面よりも下方に位置している、
    請求項5記載のガスコンロ。
  7. 前記第二カバー部は、受けた煮汁を排出するための排出口を有し、
    前記第二カバー部の上面は、前記排出口に向かって下り傾斜している、
    請求項5または請求項6記載のガスコンロ。
  8. 前記第一カバー部は、前記飛散防止縦面の外側に形成された第1の平面部を有し、
    前記第二カバー部は、外周部に形成された第2の平面部を有し、
    前記第1の平面部および前記第2の平面部は互いに平行である、
    請求項5〜7のいずれか一項に記載のガスコンロ。
  9. 前記コンロ本体は、前記筐体内に配置されたグリル庫を有しており、
    前記排出口は、前記グリル庫の上方に配置されている、
    請求項7に記載のガスコンロ。
  10. 前記コンロ本体の上方に設けられた天板をさらに備え、
    前記天板には前記ガスコンロの動作状態を表示する表示部が設けられており、
    前記コンロ本体は、前記表示部の表示を制御する制御装置を有し、
    前記制御装置は、前記第一カバー部に隣接する位置でかつ前記第二カバー部の上方に配置されている、
    請求項5〜9のいずれか一項に記載のガスコンロ。
  11. 前記制御装置に接続された配線のコネクタが、前記第二カバー部の下方に配置されている、
    請求項10記載のガスコンロ。
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