JP2017172783A - シリンダ - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造でロッドの回転を防止できるシリンダを提供するを提供する。
【解決手段】シリンダボディ3と、シリンダボディ3に対して出没可能に設けられたロッド4を有するシリンダ本体2と、ロッド4に連結された、シリンダボディ3の側面に沿って設けられた移動部材11と、シリンダボディ3の側面に設けられた、移動部材11の移動を案内する案内部材10と、を備えており、案内部材10は、シリンダボディ3の周方向への移動部材11の移動を制限する移動規制部10aを備えている.
【選択図】図2
【解決手段】シリンダボディ3と、シリンダボディ3に対して出没可能に設けられたロッド4を有するシリンダ本体2と、ロッド4に連結された、シリンダボディ3の側面に沿って設けられた移動部材11と、シリンダボディ3の側面に設けられた、移動部材11の移動を案内する案内部材10と、を備えており、案内部材10は、シリンダボディ3の周方向への移動部材11の移動を制限する移動規制部10aを備えている.
【選択図】図2
Description
本発明は、シリンダに関する。さらに詳しくは、物体の移動や固定等の用途に使用されるシリンダに関する。
流体シリンダは、作動流体を給排することによってシリンダボディからロッドを出没させる構造を有しており、その用途によって適切な作動流体が使用される。例えば、油圧シリンダであればプレスや重機の作動などに使用され、エアシリンダであれば、生産ラインにおける各部材を移動させるアクチュエータ等に使用される。
かかる流体シリンダでは、そのシリンダボディおよびロッドの両方が作動や移動させる対象物やフレーム等に固定されている場合と、シリンダボディは他の部材等に固定されているがロッドの先端は他の部材に固定されていない場合がある。
前者の例として、クレーンのブームを倒伏させるシリンダを挙げることができ、この場合には、シリンダボディとロッドは伸縮以外の相対的な移動が固定される。
一方、後者の例として、クレーンにカウンターウエイトを着脱するシリンダを挙げることができる。このシリンダでは、シリンダボディは旋回台に連結され、ロッドの先端はカウンターウエイトのボスに挿入された状態で固定される。しかし、カウンターウエイトを装着していない状況では、ロッドの先端には何も固定されていない状態となる。この状態でロッドを出没させると、シリンダボディに対してロッドが回転してしまう可能性がある。すると、ロッド先端の姿勢が変化してしまい、カウンターウエイトのボスにロッドを挿入できなくなってしまう可能性がある。したがって、クレーンにカウンターウエイトを着脱するシリンダでは、シリンダボディに対するロッドの回転を固定した状態で、ロッドを移動させる必要がある。
このように、シリンダボディに対する回転を固定した状態で、ロッドを移動させる機構として、以下のような機構が開発されている。
例えば、図3に示すシリンダ100では、シリンダボディ103内に多角形のガイド棒105を配置して、このガイド棒105をロッド104内に挿入することによって、ロッド104の回転を防止している。また、シリンダボディ内にピストンを貫通する複数本のガイド棒を設けたもの(特許文献1参照)や外側チューブ(シリンダボディに相当する)の内面にガイドレールを設けてこのガイドレールに沿って移動する可動部材を内側チューブ(ロッドに相当する)に設けたもの(特許文献2参照)、等も開発されている。
しかし、上述したような機構を有するシリンダは、いずれもシリンダボディ内部に特別な構造を設けてロッドの回転を防止している。このため、シリンダの構造が複雑になるので製造工数が多くなり、製造コストが増大する。しかも、構造が複雑なので、メンテナンスが難しい上、故障等が発生しやすくなる。
本発明は上記事情に鑑み、簡単な構造でロッドの回転を防止できるシリンダを提供することを目的とする。
第1発明のシリンダは、シリンダボディと、該シリンダボディに対して出没可能に設けられたロッドと、該ロッドに連結された、前記シリンダボディの側面に沿って設けられた移動部材と、前記シリンダボディの側面に設けられた、前記移動部材の移動を案内する案内部材と、を備えており、該案内部材は、前記シリンダボディの周方向への前記移動部材の移動を制限する移動規制部を備えていることを特徴とする。
第2発明のシリンダは、第1発明において、前記案内部材の移動規制部が、前記案内部材の先端に、前記移動部材を前記シリンダボディの周方向から挟むように設けられた一対の突起状部であることを特徴とする。
第3発明のシリンダは、第1または第2発明において、前記シリンダボディにおいて、前記ロッドの先端が突出している端部と反対側の端部に、前記移動部材を検出する近接スイッチが設けられていることを特徴とする。
第4発明のシリンダは、第1、第2または第3発明において、前記移動部材には、前記ロッドの軸方向に沿って目盛りが付されていることを特徴とする。
第2発明のシリンダは、第1発明において、前記案内部材の移動規制部が、前記案内部材の先端に、前記移動部材を前記シリンダボディの周方向から挟むように設けられた一対の突起状部であることを特徴とする。
第3発明のシリンダは、第1または第2発明において、前記シリンダボディにおいて、前記ロッドの先端が突出している端部と反対側の端部に、前記移動部材を検出する近接スイッチが設けられていることを特徴とする。
第4発明のシリンダは、第1、第2または第3発明において、前記移動部材には、前記ロッドの軸方向に沿って目盛りが付されていることを特徴とする。
第1発明によれば、ロッドが移動すると、ロッドに連結された移動部材がロッドとともに移動する。移動部材は案内部材の移動規制部によってシリンダボディの周方向への移動が制限されているので、ロッドもシリンダボディに対して周方向への移動が制限される。したがって、ロッドが伸縮した際に、ロッドがシリンダボディに対して回転することを防止できる。そして、移動部材および案内部材は、シリンダボディの外部に設けられており、シリンダの構造が複雑にならないので、メンテナンスも容易になる。
第2発明によれば、案内部材の移動規制部が一対の突起状部であるので、移動部材の設置等の際に、移動規制部が邪魔にならない。したがって、シリンダの製造やメンテナンスが容易になる。
第3発明によれば、ロッドが完全に伸縮した際に移動部材を検出できるように近接スイッチを設けておけば、ロッドの格納を把握することができる。
第4発明によれば、移動部材の目盛りを確認するだけで、ロッドのストロークを把握できる。
第2発明によれば、案内部材の移動規制部が一対の突起状部であるので、移動部材の設置等の際に、移動規制部が邪魔にならない。したがって、シリンダの製造やメンテナンスが容易になる。
第3発明によれば、ロッドが完全に伸縮した際に移動部材を検出できるように近接スイッチを設けておけば、ロッドの格納を把握することができる。
第4発明によれば、移動部材の目盛りを確認するだけで、ロッドのストロークを把握できる。
本発明のシリンダは、伸縮した際にロッドの回転を防止する機構を備えたものであり、かかる機構を設けてもシリンダの構造を簡素化できたことに特徴を有している。
本発明のシリンダが使用される用途はとくに限定されず、シリンダが伸縮した際に、ロッドがシリンダボディに対して相対的に回転することが忌避される装置等に使用することができる。例えば、クレーンのカウンターウエイト着脱に使用されるシリンダ等を本発明のシリンダの用途として挙げることができる。
本発明のシリンダの作動流体もとくに限定されず、作動油や空気等を作動流体として挙げることができる。
(本実施形態のシリンダ1)
図1に示すように、本実施形態のシリンダ1は、作動流体によって作動するシリンダ本体2に、移動部材11と案内部材10を設けたものである。
図1に示すように、本実施形態のシリンダ1は、作動流体によって作動するシリンダ本体2に、移動部材11と案内部材10を設けたものである。
(シリンダ本体2)
図1に示すように、シリンダ本体2は、筒状のシリンダボディ3に軸状のロッド4が挿入されたものである。ロッド4は、その先端がシリンダボディ3の先端(図1では右端)から突出した状態に配置されており、シリンダボディ3に作動流体が供給されると、シリンダボディ3の軸方向に沿って移動するように設けられている。具体的には、シリンダボディ3内には、その内部の空間を先端側の空間と基端(図1では左端)側の空間に分割するようにピストンが設けられている。このピストンはシリンダボディ3の軸方向に沿って移動可能に設けられており、このピストンにロッド4の基端が連結されている。
図1に示すように、シリンダ本体2は、筒状のシリンダボディ3に軸状のロッド4が挿入されたものである。ロッド4は、その先端がシリンダボディ3の先端(図1では右端)から突出した状態に配置されており、シリンダボディ3に作動流体が供給されると、シリンダボディ3の軸方向に沿って移動するように設けられている。具体的には、シリンダボディ3内には、その内部の空間を先端側の空間と基端(図1では左端)側の空間に分割するようにピストンが設けられている。このピストンはシリンダボディ3の軸方向に沿って移動可能に設けられており、このピストンにロッド4の基端が連結されている。
したがって、ピストンで分割された2つ空間に供給する作動流体を制御すれば、ロッド4がシリンダボディ3から突出している量(ストローク)を調整できる。言い換えれば、シリンダ本体2に供給する作動流体を制御すれば、シリンダ本体2を伸縮させることができる。
なお、シリンダ本体2は、上述した機構以外にも、本実施形態のシリンダ1を使用する各用途で必要とされる機構を有していてもよい。言い換えれば、本実施形態のシリンダ1のシリンダ本体2には、上述したような機構を基本構成として有する、各用途で採用される一般的なシリンダを使用することができる。
(案内部材10)
図1に示すように、シリンダボディ3の先端近傍の側面には、案内部材10が設けられている。この案内部材10は、その先端からシリンダボディ3の半径方向に突出した一対の移動規制部10a,10aを備えている。そして、案内部材10の先端部には、一対の移動規制部10a,10aに挟まれた溝状の空間10hが形成されている(図2(C)参照)。
図1に示すように、シリンダボディ3の先端近傍の側面には、案内部材10が設けられている。この案内部材10は、その先端からシリンダボディ3の半径方向に突出した一対の移動規制部10a,10aを備えている。そして、案内部材10の先端部には、一対の移動規制部10a,10aに挟まれた溝状の空間10hが形成されている(図2(C)参照)。
(移動部材11)
図1に示すように、シリンダ本体2のシリンダボディ3の側方には、長尺な板状の部材である移動部材11が設けられている。この移動部材11は、その一端(図1では右端)はロッド4の先端に連結されており、その長手方向がシリンダ本体2の軸方向(ロッド4の軸方向)と平行となるように設けられている。しかも、移動部材11は、案内部材10の先端部の溝状の空間10h内に位置するように設けられている。言い換えれば、案内部材10の一対の移動規制部10a,10aが移動部材11をシリンダボディ3の周方向から挟んだ状態となるように、移動部材11は配設されている。
図1に示すように、シリンダ本体2のシリンダボディ3の側方には、長尺な板状の部材である移動部材11が設けられている。この移動部材11は、その一端(図1では右端)はロッド4の先端に連結されており、その長手方向がシリンダ本体2の軸方向(ロッド4の軸方向)と平行となるように設けられている。しかも、移動部材11は、案内部材10の先端部の溝状の空間10h内に位置するように設けられている。言い換えれば、案内部材10の一対の移動規制部10a,10aが移動部材11をシリンダボディ3の周方向から挟んだ状態となるように、移動部材11は配設されている。
以上のごとき構成であるので、シリンダ本体2に作動流体を供給して、シリンダ本体2を伸縮させれば、ロッド4をその軸方向に移動させることができる。すると、ロッド4に連結された移動部材11も、ロッド4とともに、ロッド4の軸方向(つまりシリンダ本体2の軸方向)に移動する(図2(A)、(B)参照)。
このとき、ロッド4がその軸周りに回転しようとすると、移動部材11もシリンダボディ3の周方向に移動しようとする。しかし、移動部材11が案内部材10の空間10h内に配置されているので、移動部材11がシリンダボディ3の周方向に移動すると、移動部材11は一対の移動規制部10a,10aに接触し、それ以上移動できなくなる。すると、移動部材11が連結されているロッド4も回転が制限される。
以上のように、本実施形態のシリンダ1では、シリンダ本体2が伸縮した際に、案内部材10と移動部材11によって、ロッド4がシリンダボディ3に対して回転することを防止できる。すると、ロッド4を所定の姿勢で移動させることができるので、本実施形態のシリンダ1によって、安定した作業を実施することができる。
例えば、本実施形態のシリンダ1をクレーンにカウンターウエイトを着脱するシリンダとして使用すれば、カウンターウエイトのボスにロッド4の先端を確実に挿入することができる。すると、カウンターウエイトを取り付ける作業を迅速かつ安定して実施することができる。
しかも、本実施形態のシリンダ1では、案内部材10および移動部材11は、いずれもシリンダ本体2のシリンダボディ3の外部に設けられている。すると、シリンダ本体2は、各用途で従来から使用されているシリンダをそのまま使用でき、シリンダボディ3の内部に特別な構造を設けなくてもよいので、シリンダ本体2の構造が複雑にならない。したがって、シリンダ1の故障などが発生する可能性を低くできるし、メンテナンス性も向上できる。
(案内部材10について)
案内部材10は、ロッド4の移動に伴う移動部材11の移動を案内でき、しかも、移動部材11がシリンダボディ3の周方向に移動することを規制できるのであれば、上述したような形状に限定されない。
案内部材10は、ロッド4の移動に伴う移動部材11の移動を案内でき、しかも、移動部材11がシリンダボディ3の周方向に移動することを規制できるのであれば、上述したような形状に限定されない。
例えば、案内部材10にシリンダ1の軸方向を貫通する貫通孔を設けて、その貫通孔に移動部材11を挿通させてもよい。この場合には、貫通孔を形成する部分が案内部材10の移動規制部として機能する。
しかし、案内部材10として、上述したように、一対の移動規制部10a,10aを設け溝状に形成された空間10hを有するような構造とすれば、移動部材11の設置やメンテナンス等の際に移動規制部が邪魔にならないので、シリンダの製造やメンテナンスが容易になる。
また、移動部材11に、その長手方向に沿って伸びたスリット状の孔や、その長手方向に沿って伸びた溝をシリンダボディ3側の内面に形成し、その孔や溝に挿入される挿入部材を設けて移動規制部として設けてもよい。この場合でも、挿入部材によって、移動部材11のシリンダボディ3周方向への移動は制限できる。
なお、案内部材10は、分割可能に設けられていてもよい。
(移動部材11について)
移動部材11は、その表面に目盛りを設けてもよい。具体的には、移動部材11の表面に、ロッド4の軸方向に沿って目盛りを設けてもよい。この場合には、移動部材11の目盛りを確認すれば、作業者が目視でロッド4のストロークを確認することができ、ストローク検出機器の削減ができる。
移動部材11は、その表面に目盛りを設けてもよい。具体的には、移動部材11の表面に、ロッド4の軸方向に沿って目盛りを設けてもよい。この場合には、移動部材11の目盛りを確認すれば、作業者が目視でロッド4のストロークを確認することができ、ストローク検出機器の削減ができる。
例えば、図1(B)に示すように、ロッド4が完全に格納されている状態において、案内部材10の位置に移動部材11の目盛りが0となるように目盛りを形成しておく。そして、案内部材10に、ロッド4が完全に格納されている状態では目盛り0と対応する基準ライン等を設けておく。すると、ロッド4がシリンダボディ3から突出して移動部材11が移動すると、案内部材10の基準ライン等の位置の目盛りを確認すれば、ロッド4のストロークを作業者が把握できる(図2(B)参照)。
なお、目盛りに代えて、移動部材11の軸方向に沿って、複数の貫通孔やへこみ、突起等の目印を設けてもよい。この場合でも、目印の位置を確認すれば、ロッド4のストロークを作業者が把握できる。この場合、所定の間隔ごとに目印の形状や大きさ、目印の種類を変更することで、ロッド4のストロークを作業者がより簡単に把握できる。
上記例では、移動部材として、板状の部材を採用した場合を説明した。しかし、移動部材は上述したような機能を発揮するものであれば、どのような部材を採用してもよい。例えば、棒材やパイプ材などを移動部材として採用することも可能である。しかし、移動部材として板状の部材を採用した場合には、その表面に種々の情報を記載しやすくなる。例えば、油量表記やピンの操作可能領域等を記載しておくことができる。
また、移動部材11において、案内部材10と接触する可能性がある部分には、摺動抵抗の小さい素材や耐摩耗性の高い素材で形成された保護部材を取り付けておくことが望ましい。
例えば、板状や軸状の保護部材を移動部材11の長手方向に沿うように設けておけば、移動部材11が移動しても、移動部材11が案内部材10と直接接触せず、保護部材が案内部材10と接触する。すると、摺動抵抗の小さい素材で形成された保護部材を取り付けておけば、移動部材11や案内部材10を設けたこと起因して、ロッド4の移動抵抗が増加することを防止できる。また、耐摩耗性の高い素材で形成された保護部材を取り付けておけば、移動部材11の損傷が生じにくくなるので、移動部材11の損傷に起因してメンテナンス頻度が増加することを防ぐことができる。
なお、保護部材に使用する摺動抵抗の小さい素材や耐摩耗性の高い素材としては、ポリエチレン、ポリアミド等の樹脂材を挙げることができる。
また、保護部材を移動部材11に着脱可能に設ければ、保護部材が損傷しても移動部材11本体が損傷していなければ、保護部材を交換すれば作業を継続できるので、メンテナンス作業も容易かつ短時間で実施することができるという利点が得られる。例えば、ネジによる固定のように、簡単に着脱できる方法で保護部材を移動部材11に固定すれば、保護部材の交換作業が容易になる。
なお、保護部材を移動部材11に固定する方法は、とくに限定されない。例えば、上述したネジによる固定の他、接着剤等、種々の方法で固定することができる。もし、移動部材11自体を簡単に交換できるのであれば、保護部材は移動部材11に完全に固定しておく方が、使用中に外れるなどの問題が生じないので、好ましい。
なお、保護部材は、移動部材11だけでなく、案内部材10にも設けてもよい。また、保護部材は、移動部材11に設けず、案内部材10にだけ設けてもよい。
(近接スイッチ20)
また、ロッド4の移動は、移動部材11の移動を作業者が目視で確認するようにしてもよいが、ロッド4の移動量を自動で検出できればより好ましい。例えば、シリンダボディ3において、ロッド4が突出する端部と逆側の端部近傍(図1では右端近傍)に近接スイッチ20を設けておく。より詳しくは、ロッド4が完全にシリンダボディ3内に格納された状態(つまりシリンダ本体2が最も収縮した状態)において、移動部材11の先端が配置される位置近傍に近接スイッチ20を設けておく(図1参照)。すると、ロッド4が完全にシリンダボディ3内に格納されると、近接スイッチ20が移動部材11を検出するので、ロッド4の格納を自動で把握することができる。すると、ピンの抜き差しを自動で行う動作に繋げるといったシステムの拡張が容易になる。
また、ロッド4の移動は、移動部材11の移動を作業者が目視で確認するようにしてもよいが、ロッド4の移動量を自動で検出できればより好ましい。例えば、シリンダボディ3において、ロッド4が突出する端部と逆側の端部近傍(図1では右端近傍)に近接スイッチ20を設けておく。より詳しくは、ロッド4が完全にシリンダボディ3内に格納された状態(つまりシリンダ本体2が最も収縮した状態)において、移動部材11の先端が配置される位置近傍に近接スイッチ20を設けておく(図1参照)。すると、ロッド4が完全にシリンダボディ3内に格納されると、近接スイッチ20が移動部材11を検出するので、ロッド4の格納を自動で把握することができる。すると、ピンの抜き差しを自動で行う動作に繋げるといったシステムの拡張が容易になる。
本発明のシリンダは、クレーンのカウンターウエイトやアウトリガ等の重量物の着脱時に使用されるシリンダとして適している。
1 シリンダ
2 シリンダ本体
3 シリンダボディ
4 ロッド
10 案内部材
10a 移動規制部
11 移動部材
20 近接スイッチ
2 シリンダ本体
3 シリンダボディ
4 ロッド
10 案内部材
10a 移動規制部
11 移動部材
20 近接スイッチ
Claims (4)
- シリンダボディと、該シリンダボディに対して出没可能に設けられたロッドを有するシリンダ本体と、
前記ロッドに連結された、前記シリンダボディの側面に沿って設けられた移動部材と、
前記シリンダボディの側面に設けられた、前記移動部材の移動を案内する案内部材と、を備えており、
該案内部材は、
前記シリンダボディの周方向への前記移動部材の移動を制限する移動規制部を備えている
ことを特徴とするシリンダ。 - 前記案内部材の移動規制部が、
前記案内部材の先端に、前記移動部材を前記シリンダボディの周方向から挟むように設けられた一対の突起状部である
ことを特徴とする請求項1記載のシリンダ。 - 前記シリンダボディにおいて、
前記ロッドの先端が突出している端部と反対側の端部に、前記移動部材を検出する近接スイッチが設けられている
ことを特徴とする請求項1または2記載のシリンダ。 - 前記移動部材には、
前記ロッドの軸方向に沿って目盛りが付されている
ことを特徴とする請求項1、2または3記載のシリンダ。
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