JP2017172366A - 容量可変型斜板式圧縮機 - Google Patents

容量可変型斜板式圧縮機 Download PDF

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隆容 鈴木
Takayasu Suzuki
隆容 鈴木
秀晴 山下
Hideharu Yamashita
秀晴 山下
祐弥 井沢
Yuya Izawa
祐弥 井沢
山本 真也
Shinya Yamamoto
真也 山本
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Abstract

【課題】高い耐久性を発揮するとともに製造コストの低廉化が可能な容量可変型斜板式圧縮機を提供する。
【解決手段】本発明の圧縮機では、ハウジング1に第1、2吐出室27a、27b、斜板室33及び複数の第1、2シリンダボア21a、23bが形成されている。また、区画体13aと移動体13aとによって、制御圧室13cが区画されている。また、制御機構15は、供給路55と弁機構57とを有している。供給路55は駆動軸3に形成されており、第2吐出室29b内の冷媒ガスを制御圧室13c内に供給する。弁機構57は駆動軸3に設けられている。弁機構57は、駆動軸3の回転数が所定値を超えることで遠心力によって開弁し、制御圧室13c内の冷媒ガスを斜板室33に放出する。
【選択図】図1

Description

本発明は容量可変型斜板式圧縮機に関する。
特許文献1に従来の容量可変型斜板式圧縮機(以下、単に圧縮機という。)が開示されている。この圧縮機は、ハウジングと、駆動軸と、斜板と、リンク機構と、複数のピストンと、区画体と、移動体と、制御圧室と、制御機構とを備えている。ハウジングは、圧縮機の前方側に配置されるフロントハウジングと、圧縮機の後方側に配置されるリヤハウジングと、フロントハウジングとリヤハウジングとの間に配置されるシリンダブロックとによって構成されている。フロントハウジングには、第1吸入室及び第1吐出室が形成されている。また、リヤハウジングには、第2吸入室及び第2吐出室が形成されている。シリンダブロックには、複数のシリンダボアが形成されている他、斜板室が形成されている。
駆動軸はハウジングに回転可能に支承されている。また、駆動軸は、電磁クラッチやプーリ等を介してエンジン等の動力源に対して動力伝達可能に接続される。斜板は、斜板室内に設けられており、駆動軸の回転によって回転可能となっている。リンク機構は、駆動軸と斜板との間に設けられており、斜板の傾斜角度の変更を許容する。ここで、傾斜角度とは、駆動軸の回転軸心に直交する方向に対する斜板の角度である。各ピストンは、各シリンダボア内を往復動して、各シリンダボア内に圧縮室を区画する。各ピストンと斜板との間には、変換機構としてのシューが設けられている。シューは、ピストン毎に対をなしており、斜板の回転によって、傾斜角度に応じたストロークで各ピストンを往復動させる。区画体は、駆動軸に設けられており、斜板室内で駆動軸と一体回転可能となっている。移動体は、駆動軸に設けられており、斜板室内で駆動軸と一体回転可能となっているとともに、回転軸心方向に移動して傾斜角度を変更する。制御圧室は、区画体と移動体とにより区画されている。制御機構は、駆動軸に形成された供給路を有しており、制御圧室内の圧力を制御する。
この圧縮機では、制御機構の供給路によって、第2吐出室内の冷媒が制御圧室に導入されることにより、制御圧室内の圧力が高くなる。これにより、移動体が区画体から離れるように回転軸心方向に移動し、リンク機構が斜板の傾斜角度を増大させる。こうして、この圧縮機では、駆動軸の1回転当たりの吐出容量が増大する。一方、供給路によって、制御圧室内の冷媒が第2吸入室内に導出されれば、制御圧室内の圧力が低くなり、移動体が区画体に近づくように移動する。このため、リンク機構が斜板の傾斜角度を減少させる。こうして、この圧縮機では、吐出容量が減少する。
特開2014−92104号公報
この種の圧縮機では、駆動軸の回転数が所定値を超え、駆動軸が高速で回転すると、ピストンの慣性力が過剰に大きくなり得る。これにより、ピストン等の各部品の負荷が大きくなり、圧縮機の耐久性が低下することが懸念される。そこで、このような圧縮機では、駆動軸の回転が所定値を超えた際に吐出容量を減少させることで、耐久性が低下することを防止する保護手段が設けられ得る。
このような保護手段としては、例えば、駆動軸の回転数が所定値を超えた際に、電磁クラッチをOFF状態にして動力源と駆動軸との動力伝達を切断し、駆動軸の回転数を低下させて、吐出容量を減少させることが考えられる。また、例えば、駆動軸の回転数が所定値を超えた際、制御弁によって制御圧室の内部の圧力を減少させることで、吐出容量を減少させることも考えられる。
しかし、これらの保護手段では、駆動軸の回転数を検知して電磁クラッチや制御弁を作動させるための専用の制御プログラム等が必要となる。このため、圧縮機の製造コストが高騰化する。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、高い耐久性を発揮するとともに製造コストの低廉化が可能な容量可変型斜板式圧縮機を提供することを解決すべき課題としている。
本発明の容量可変型斜板式圧縮機は、吐出室、斜板室及び複数のシリンダボアが形成されたハウジングと、
前記ハウジングに回転可能に支承された駆動軸と、
前記斜板室内に配置されて前記駆動軸とともに回転される斜板と、
前記駆動軸の回転軸心に直交する方向に対する前記斜板の傾斜角度の変更を許容するリンク機構と、
前記各シリンダボアに収納され、前記斜板の回転によって前記傾斜角度に応じたストロークで往復動して前記各シリンダボア内に圧縮室を形成するピストンと、
前記斜板室内で前記駆動軸と一体回転可能に設けられた区画体と、
前記斜板室内で前記駆動軸と一体回転可能であり、かつ前記区画体に対して前記回転軸心方向に移動して前記傾斜角度を変更する移動体と、
前記区画体と前記移動体とにより区画された制御圧室と、
前記制御圧室内の圧力を制御する制御機構とを備え、
前記制御圧室は、内部の圧力が高くされることにより、前記移動体を移動させて前記傾斜角度を増大させ、
前記制御機構は、前記駆動軸に形成されて前記吐出室と前記制御圧室とに連通し、前記吐出室内の冷媒を前記制御圧室内に供給する供給路と、
前記駆動軸に設けられ、前記駆動軸の回転数が所定値を超えることで遠心力によって開弁し、前記制御圧室内の前記冷媒を前記斜板室に放出する弁機構とを有していることを特徴とする。
本発明の圧縮機では、駆動軸の回転数が所定値を超え、遠心力によって弁機構が開弁すれば、制御圧室内の冷媒が供給路を流通して斜板室に放出される。これにより、制御圧室内の圧力が低くなり、斜板の傾斜角度が減少することから、吐出容量が減少する。この際、専用の制御プログラムを用意する必要もない。
したがって、本発明の容量可変型斜板式圧縮機は、高い耐久性を発揮するとともに製造コストを低廉化できる。
特に、この圧縮機では、駆動軸に弁機構を設けているため、上記のような作用効果を発揮しつつ、圧縮機が大型化することも抑制できる。このため、この圧縮機では、車両等への搭載性も高くすることができる。
供給路は、駆動軸の軸方向に延びる軸路と、軸路と連通して駆動軸の径方向に延び、制御圧室内に開口する経路とを有し得る。また、弁機構は、駆動軸に形成され、弁座を有して駆動軸を径方向に貫通して軸路と連通する貫通孔と、貫通孔内に収容され、遠心力によって駆動軸の径方向に移動して貫通孔の一方側を斜板室に開閉可能な弁体と、貫通孔内に収容され、弁体に接続されて弁体とともに駆動軸の径方向に移動可能な保持体と、貫通孔内に収容され、弁体を弁座に着座させる付勢力を有する付勢部材とを有することが好ましい。
この場合には、弁機構の構成を容易化することができる。このため、弁機構を小型化することが可能となり、弁機構を駆動軸に容易に設けることが可能となる。
また、この場合、貫通孔は、一方側から直線状に延びる第1孔と、第1孔と同軸をなし、他方側から直線状に延びる第2孔と、第1孔よりも小径に形成され、第1孔及び第2孔と同軸で直線状に延び、第1孔、第2孔及び軸路に連通する第3孔とを有し得る。さらに、第2孔内には、付勢部材の一端を支持可能な支持部と、保持体と当接して保持体の移動を規制可能な規制部とが形成され得る。また、第1孔と第3孔との間には段差が設けられ得る。そして、弁座は、段差によって形成され得る。さらに、弁体は第1孔内に配置され得る。また、保持体は、第2孔内に配置されて、第2孔と斜板室との間を閉鎖する蓋部と、蓋部と一体をなし、第2孔内及び第3孔内に延びて弁体に接続される接続部とを有し得る。そして、付勢部材は、支持部と蓋部との間に配置されていることが好ましい。
これにより、弁機構では、駆動軸の回転数が低く、弁体に作用する遠心力が小さい場合には、弁体は付勢部材の付勢力によって弁座に着座する。このため、弁体及び保持体の蓋部によって、第2孔及び第3孔がそれぞれ閉鎖され、弁機構が閉弁する。一方、駆動軸の回転数が所定値よりも大きくなり、弁体に作用する遠心力が大きくなれば、弁体は、付勢部材の付勢力に抗しつつ、弁座から離れて第1孔を駆動軸の径方向の外側へ移動する。これにより、第3孔が開放され、弁機構が開弁する。このため、制御圧室内の冷媒が供給路、第3孔及び第1孔を流通して、駆動軸の外部、すなわち、制御圧室及び供給路の外部へ放出される。ここで、保持体は、接続部を介して弁体に接続されていることから、保持体も弁体の移動に伴って、第2孔及び第3孔内を移動する。そして、保持体は、第2孔内で規制部に当接することで移動が規制される。このため、弁体における駆動軸の径方向の外側への移動も規制される。このように、この弁機構によれば、上記の作用を好適に奏することが可能となる。
第2孔と第3孔とは略同径に形成されていることが好ましい。上記の弁機構の構成では、弁体には、第3孔側から供給路内の冷媒の圧力が作用し、保持体には、蓋部を通じて、第2孔側から供給路内の冷媒の圧力が作用する。そして、保持体に供給路内の冷媒の圧力が作用することにより、保持体は、付勢部材とともに弁体を弁座に着座させようと作用する。ここで、第2孔と第3孔とを略同径に形成することにより、供給路内の冷媒の圧力が作用する際の弁体の受圧面積と保持体の受圧面積とがほぼ等しくなる。このため、弁機構は、供給路内、ひいては制御圧室内と、斜板室内との差圧に影響されず、弁体に作用する遠心力のみで閉弁することが可能となる。これにより、この圧縮機では、駆動軸の回転数が所定値を超えた際に、吐出容量を好適に減少させることが可能となる。また、第2孔と第3孔とを略同径に形成することにより、第2孔及び第3孔の形成が容易となり、ひいては、弁機構の製造を容易化することが可能となる。
また、第2孔は、第3孔よりも小径に形成されていることも好ましい。この場合には、供給路内の冷媒の圧力が作用する際の保持体の受圧面積は、弁体の受圧面積に比べて小さくなり、保持体が弁体を弁座に着座させようとする力が小さくなる。このため、駆動軸の回転数が低く、弁体に作用する遠心力が小さくても弁体は遠心力によって第1孔を駆動軸の径方向の外側へ移動し易くなり、第3孔を開放し易くなる。これにより、この圧縮機では、制御圧室内の圧力が高く、制御圧室内と斜板室内との差圧が大きいときには、弁機構が開弁する際の駆動軸の回転数の所定値を低く設定することができる。こうして、この圧縮機では、耐久性をより高くすることができる。
本発明の容量可変型斜板式圧縮機は、高い耐久性を発揮するとともに製造コストを低廉化できる。
図1は、実施例1の圧縮機において、傾斜角度が最小の状態を示す断面図である。 図2は、実施例1の圧縮機において、傾斜角度が最大の状態を示す断面図である。 図3は、実施例1の圧縮機に係り、制御機構を示す模式図である。 図4は、実施例1の圧縮機に係り、閉弁時の弁機構を示す図1におけるA−A断面を示す拡大断面図である。 図5は、実施例1の圧縮機に係り、開弁時の弁機構を示す図4と同様の拡大断面図である。 図6は、実施例1の圧縮機に係り、弁機構によって、制御圧室内の冷媒ガスが斜板室内に放出されている状態を示す要部拡大断面図である。 図7は、実施例2の圧縮機に係り、閉弁時の弁機構を示す図4と同様の拡大断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1、2を図面を参照しつつ説明する。これらの圧縮機は、いずれも車両に搭載されており、車両用空調装置の冷凍回路を構成している。
(実施例1)
図1及び図2に示すように、実施例1の圧縮機は、ハウジング1と、駆動軸3と、斜板5と、リンク機構7と、複数のピストン9と、複数対のシュー11a、11bと、アクチュエータ13とを備えている。また、この圧縮機は、図3に示す制御機構15を備えている。
図1及び図2に示すように、ハウジング1は、フロントハウジング17と、リヤハウジング19と、第1シリンダブロック21と、第2シリンダブロック23と、第1弁形成プレート39と、第2弁形成プレート41とを有している。なお、本実施例では、フロントハウジング17が位置する側を圧縮機の前方側とし、リヤハウジング19が位置する側を圧縮機の後方側として、圧縮機の前後方向を規定している。また、図1及び図2の紙面の上方を圧縮機の上方側とし、紙面の下方を圧縮機の下方側として、圧縮機の上下方向を規定している。そして、図4以降では、図1及び図2に対応させて前後方向及び上下方向を表示する。なお、実施例1における前後方向等は一例であり、本発明の圧縮機は、搭載される車両等に対応して、その姿勢が適宜変更される。
フロントハウジング17には、前方に向かって突出するボス17aが形成されている。ボス17a内には軸封装置25が設けられている。フロントハウジング17内には、第1吸入室27a及び第1吐出室29aが形成されている。第1吸入室27aは環状に形成されており、フロントハウジング17の内周側に位置している。第1吐出室29aも環状に形成されており、第1吸入室27aの外周側に位置している。
リヤハウジング19には、上記の制御機構15の一部が設けられている。また、リヤハウジング19には、第2吸入室27b、第2吐出室29b及び圧力調整室31が形成されている。圧力調整室31は、リヤハウジング19の中心部分に位置している。第2吸入室27bは環状に形成されており、圧力調整室31の外周側に位置している。第2吐出室29bも環状に形成されており、第2吸入室27bの外周側に位置している。上記の第1吐出室29aと第2吐出室29bとは、図示しない吐出通路を通じて互いに連通している。また、吐出通路は図示しない吐出ポートに接続している。
第1シリンダブロック21は、フロントハウジング17と第2シリンダブロック23との間に設けられている。第1シリンダブロック21には、駆動軸3の回転軸心O方向に延びる複数個の第1シリンダボア21aが形成されている。各第1シリンダボア21aは、それぞれ周方向に等角度間隔で配置されている。
また、第1シリンダブロック21には、駆動軸3を挿通させる第1軸孔21bが形成されている。さらに、第1シリンダブロック21には、第1軸孔21bに圧縮機の後方側から連通する第1凹部21cが形成されている。第1凹部21cは第1軸孔21bと同軸をなしている。第1凹部21cは、第1軸孔21bよりも内径が大きくされている。第1凹部21c内には、第1スラスト軸受35aが設けられている。また、第1シリンダブロック21には、前後方向に延びる第1連絡路37aが形成されている。
第2シリンダブロック23は、第1シリンダブロック21とリヤハウジング19との間に設けられている。第2シリンダブロック23は、第1シリンダブロック21に接合されることにより、第1シリンダブロック21との間に斜板室33を形成している。斜板室33は第1凹部21cと連通している。これにより、第1凹部21cは斜板室33の一部を構成している。また、斜板室33は第1連絡路37aと連通している。
第2シリンダブロック23には、駆動軸3の回転軸心O方向に延びる複数個の第2シリンダボア23aが形成されている。各第2シリンダボア23aは、各第1シリンダボア21aと同様、周方向に等角度間隔でそれぞれ配置されており、各第1シリンダボア21aと同軸かつ前後で対になっている。また、各第1シリンダボア21aと各第2シリンダボア23aとは同径に形成されている。なお、第1シリンダボア21aと第2シリンダボア23aとが対をなしていれば、これらの個数は適宜設計することができる。また、各第1シリンダボア21aと各第2シリンダボア23aとで異なる径の大きさに形成しても良い。さらに、対をなす第1シリンダボア21a及び第2シリンダボア23aの軸心は、ずれていても良い。
第2シリンダブロック23には、駆動軸3を挿通させる第2軸孔23bが形成されている。なお、図示を省略しているものの、第1軸孔21b及び第2軸孔23b内には、それぞれ滑り軸受が設けられている。
また、第2シリンダブロック23には、第2軸孔23bに圧縮機の前方側から連通する第2凹部23cが形成されている。第2凹部23cは第2軸孔23bと同軸をなしている。第2凹部23cは、第2軸孔23bよりも内径が大きくされている。第2凹部23cも斜板室33と連通しており、斜板室33の一部を構成している。第2凹部23c内には、第2スラスト軸受35bが設けられている。
また、第2シリンダブロック23には、吸入ポート330と、第2連絡路37bとが形成されている。斜板室33は、吸入ポート330を介して管路を構成する図示しない蒸発器と接続している。第2連絡路37bは、前後方向に延びており、斜板室33と連通している。
第1弁形成プレート39は、フロントハウジング17と第1シリンダブロック21との間に設けられている。この第1弁形成プレート39を介して、フロントハウジング17と第1シリンダブロック21とが接合されている。
第1弁形成プレート39には、第1シリンダボア21aと同数の第1吸入孔390a及び第1吐出孔390bが形成されている他、第1吸入連通孔390cが形成されている。各第1シリンダボア21aは、各第1吸入孔390aを通じて第1吸入室27aと連通する。また、各第1シリンダボア21aは、各第1吐出孔390bを通じて第1吐出室29aと連通する。そして、第1吸入連通孔390cを通じて、第1吸入室27aと第1連絡路37aとが連通する。
第2弁形成プレート41は、リヤハウジング19と第2シリンダブロック23との間に設けられている。この第2弁形成プレート41を介して、リヤハウジング19と第1シリンダブロック23とが接合されている。
第2弁形成プレート41には、第2シリンダボア23aと同数の第2吸入孔410a及び第2吐出孔410bが形成されている他、第2吸入連通孔410cが形成されている。各第2シリンダボア23aは、各第2吸入孔410aを通じて第2吸入室27bと連通する。また、各第2シリンダボア23aは、各第2吐出孔410bを通じて第2吐出室29bと連通する。そして、第2吸入連通孔410cを通じて、第2吸入室27bと第2連絡路37bとが連通する。
図示を省略するものの、第1弁形成プレート39には、弾性変形により各第1吸入孔390aを開閉可能な吸入リード弁と、弾性変形により各第2吐出孔390bを開閉可能な吐出リード弁と、吐出リード弁の最大開度を規制するリテーナプレートとが設けられている。第2弁形成プレート41についても同様である。また、第1シリンダブロック21及び第2シリンダブロック23には、各吸入リード弁の最大開度を規制するリテーナ溝がそれぞれ設けられている。
第1、2連絡路37a、37b及び第1、2吸入連通孔390c、410cにより、第1、2吸入室27a、27bと斜板室33とが互いに連通している。このため、第1、2吸入室27a、27b内と斜板室33内とは、圧力がほぼ等しくなっている。そして、斜板室33には、吸入ポート330を通じて蒸発器を経た低圧の冷媒ガスが流入することから、斜板室33内及び第1、2吸入室27a、27b内は、第1、2吐出室29a、29b内よりも低圧である。
駆動軸3は、駆動軸本体30と第1支持部材43aと第2支持部材43bとで構成されている。また、駆動軸3の前端には、ねじ部3aが形成されている。このねじ部3aを介して駆動軸3は、図示しないプーリ又は電磁クラッチと連結されている。また、駆動軸3には、供給路55が形成されている他、弁機構57が設けられている。なお、供給路55及び弁機構57の詳細は後述する。
駆動軸本体30は、軸方向でハウジング1の前方側から後方側に向かって延びている。駆動軸本体30の前方側には、第1小径部30aが形成されている。駆動軸本体30の後方側には、第2小径部30bが形成されている。
また、駆動軸本体30には、上記の斜板5とリンク機構7とアクチュエータ13とが設けられている。これらの斜板5とリンク機構7とアクチュエータ13とは、それぞれ斜板室33内に配置されている。
第1支持部材43aは、駆動軸3の回転軸心Oを中心軸とする円筒状に形成されている。第1支持部材43aは、駆動軸本体30の第1小径部30aに圧入されている。第1支持部材43aの後端には、第1フランジ430が形成されている。
また、第2支持部材43bについても、駆動軸3の回転軸心Oを中心軸とする円筒状に形成されている。第2支持部材43bは、駆動軸本体30の第2小径部30bに圧入されている。第2支持部材43bには、第2フランジ433が形成されている他、後述する第2ピン47bが挿通される取付部(図示略)が形成されている。
駆動軸3は、ハウジング1内において、軸封装置25、第1吸入室27a、第1、2弁形成プレート39、41、第1、2軸孔21b、23b、第1、2スラスト軸受35a、35b、斜板室33及び圧力調整室31に挿通されている。こうして、駆動軸3はハウジング1に支承されており、圧縮機の前後方向と平行な回転軸心O周りで回転可能となっている。また、駆動軸3がハウジング1に支承されることにより、第1フランジ430は、第1凹部21cの前壁との間で、第1スラスト軸受35aを軸方向から挟持する。第2フランジ433は、第2凹部23cの後壁との間で、第2スラスト軸受35bを軸方向から挟持する。なお、図示を省略するものの、第2支持部材43bと第2軸受23bとの間には、圧力調整室31と斜板室33との間を封止する封止部材が設けられている。
斜板5は環状の平板形状をなしており、前面5aと後面5bとを有している。前面5aは、斜板室33内において圧縮機の前方側、つまり、フロントハウジング17側に面している。後面5bは、斜板室33内において圧縮機の後方側、つまり、リヤハウジング19側に面している。
斜板5はリングプレート45を有している。このリングプレート45は環状の平板形状に形成されており、中心部に挿通孔45aが形成されている。斜板5は、斜板室33内において挿通孔45aに駆動軸本体30が挿通されることにより、駆動軸3に取り付けられている。また、リングプレート45には、斜板5の前面5a側から後面5b側まで貫通する溝部45bが形成されている。また、リングプレート45と、第2支持部材43bの第2フランジ433との間には、駆動軸3周りで復帰ばね(図示略)が設けられている。
リンク機構7はラグアーム49を有している。ラグアーム49は、斜板室33内において、斜板5よりも後方に配置されており、斜板5と第2支持部材43bとの間に位置している。ラグアーム49は、前方から後方に向かって略L字形状となるように形成されている。また、ラグアーム49には、ウェイト部49aが形成されている。なお、ウェイト部49aの形状は適宜設計することが可能である。
ラグアーム49の前端側は、第1ピン47aによってリングプレート45と連結されている。これにより、ラグアーム49は、第1ピン47aの軸心を第1揺動軸心M1として、リングプレート45、すなわち斜板5に対し、第1揺動軸心M1周りで揺動可能に支持されている。
ラグアーム49の後端側は、第2ピン47bによって第2支持部材43bと連結されている。これにより、ラグアーム49は、第2ピン47bの軸心を第2揺動軸心M2として、第2支持部材43b、すなわち駆動軸3に対し、第2揺動軸心M2周りで揺動可能に支持されている。これらのラグアーム49、第1、2ピン47a、47bに加えて、後述する連結アーム132及び第3ピン47cによって、本発明におけるリンク機構7が構成されている。
ウェイト部49aは、ラグアーム49の前端側、つまり、第1揺動軸心M1を基準として第2揺動軸心M2とは反対側に延在して設けられている。このため、ラグアーム49が第1ピン47aによってリングプレート45に支持されることで、ウェイト部49aはリングプレート45の溝部45bを通って、リングプレート45の前面、つまり斜板5の前面5a側に位置する。そして、斜板5が回転軸心O周りに回転することにより発生する遠心力が斜板5の前面5a側でウェイト部49aにも作用する。
この圧縮機では、斜板5と駆動軸3とがリンク機構7によって連結されることにより、斜板5は駆動軸3と共に回転することが可能となっている。また、ラグアーム49の両端がそれぞれ第1揺動軸心M1及び第2揺動軸心M2周りで揺動することにより、斜板5は、図1に示す最小値から図2に示す最大値まで傾斜角度を変更することが可能となっている。
図1及び図2に示すように、各ピストン9は、それぞれ前端に第1頭部9aを有しており、後端に第2頭部9bを有している。つまり、各ピストン9は両頭ピストンである。各第1頭部9aは、それぞれ各第1シリンダボア21a内を往復動可能に収納されている。これらの各第1頭部9aと第1弁形成プレート39とにより、各第1シリンダボア21a内にそれぞれ第1圧縮室53aが形成されている。各第2頭部9bは、それぞれ第2シリンダボア23a内を往復動可能に収納されている。これらの各第2頭部9bと第2弁形成プレート41とにより、各第2シリンダボア23a内にそれぞれ第2圧縮室53bが形成されている。
また、各ピストン9の中央には係合部9cが形成されている。各係合部9c内には、半球状のシュー11a、11bがそれぞれ設けられている。これらのシュー11a、11bは、変換機構として斜板5の回転をピストン9の往復動に変換する。こうして、斜板5の傾斜角度に応じたストロークで、各第1頭部9aがそれぞれ第1シリンダボア21a内を往復動することが可能となっているとともに、各第2頭部9bがそれぞれ第2シリンダボア23a内を往復動することが可能となっている。
ここで、この圧縮機では、斜板5の傾斜角度の変更に伴い各ピストン9のストロークが変化することで、リンク機構7は、各第1頭部9aと各第2頭部9bとの各上死点位置を移動させる。具体的には、図1に示すように、リンク機構7は、斜板5の傾斜角度が小さくなるに伴って、各第2頭部9bの上死点位置よりも各第1頭部9aの上死点位置を大きく移動させる。
アクチュエータ13は、斜板室33内において斜板5よりも前方側に配置されている。より具体的には、アクチュエータ13は、斜板室33内において、斜板5を基準として第1シリンダブロック21側に位置している。これにより、アクチュエータ13は、第1凹部21c内に進入することが可能となっている。
図6に示すように、アクチュエータ13は、移動体13aと区画体13bと制御圧室13cとを有している。制御圧室13cは、移動体13aと区画体13bとの間に形成されている。
移動体13aは、前壁130と、周壁131と、一対の連結アーム132とを有している。なお、図1、図2及び図6では、連結アーム132の一方のみを図示している。
図6に示すように、前壁130は移動体13aの前方に位置しており、回転軸心Oから離れる方向で径方向に延びている。また、前壁130には挿通孔130aが貫設されている。挿通孔130a内にはOリング51aが設けられている。周壁131は、前壁130の外周縁と連続し、移動体13aの後方に向かって延びている。これらの前壁130及び周壁131により、移動体13aは有底の円筒状をなしている。各連結アーム132は周壁131の後端にそれぞれ形成されており、周壁131から圧縮機の後方に向かって延びている。各連結アーム132には、後述する第3ピン47cを挿通する挿通孔132aが形成されている。
区画体13bは、移動体13aの内径とほぼ同径をなす略円板状に形成されている。区画体13bは中心に挿通孔133が貫設されている。また、区画体13bの外周にはOリング51bが設けられている。さらに、区画体13bには前方から後方に向かって凹む凹面134が形成されている。
移動体13aの挿通孔130aには、駆動軸本体30が挿通されている。これにより、移動体13aは、駆動軸本体30を回転軸心O方向に移動することが可能となっている。一方、区画体13bの挿通孔133に対して、駆動軸本体30が圧入されている。これにより、区画体13bは駆動軸本体30に固定され、区画体13bは駆動軸本体30と共に回転可能となっている。なお、区画体13bについても回転軸心O方向に移動可能に駆動軸本体30に挿通する構成としても良い。
区画体13bは、移動体13a内に配置されており、その周囲が周壁131によって取り囲まれた状態となっている。これにより、移動体13aが回転軸心O方向に移動するに当たり、周壁131の内周面と、区画体13bの外周面とが摺動する。
そして、区画体13bが周壁131によって取り囲まれることにより、移動体13aと区画体13bとの間に制御圧室13cが形成されている。この制御圧室13cは、前壁130と周壁131と区画体13bとによって斜板室33から区画されている。
図1及び図2に示すように、各牽引アーム132と、リングプレート45とは、第3ピン47cによって連結されている。これにより、斜板5は、第3ピン47cの軸心を第3軸心M3として、第3軸心M3周りで移動体13aに揺動可能に連結されている。ここで、第1ピン47aと第3ピン47cとは、駆動軸本体30を挟んで対向して配置されている。つまり、各牽引アーム132は、回転軸心Oを基準として、溝部45bとは反対側でリングプレート45に連結されている。また、区画体13bとリングプレート45との間には、駆動軸3周りで傾角減少ばね(図示略)が設けられている。
供給路55は、軸路55aと径路55bとで構成されている。軸路55aは、駆動軸本体30の内部に形成されている。軸路55aの後端は、駆動軸本体30の後端面に開口している。これにより、軸路55aは、圧力調整室31と連通している。軸路55aは、駆動軸本体30の軸方向に延びて、駆動軸本体30の前後方向の略中央まで延びている。径路55bは、軸路55aの前端側と接続しつつ駆動軸本体30の径方向に延びており、駆動軸本体30の外周面に開口している。上記のように駆動軸3にアクチュエータ13が設けられることにより、径路55bは、制御圧室13c内に開口する。これにより、供給路55は、圧力調整室31と制御圧室13cとを連通している。
弁機構57は、駆動軸本体30において、径路55b及び区画体13bよりも後方に設けられており、制御圧室13cの外側に位置している。図4及び図5に示すように、弁機構57は、貫通孔59と、弁体61と、保持体63と、コイルばね65とを有している。コイルばね65は、本発明における付勢部材の一例である。
貫通孔59は、駆動軸本体30に形成されており、駆動軸本体30を径方向に一方側から他方側まで貫通している。貫通孔59は、駆動軸本体30内で軸路55aと連通している。貫通孔59は、同軸に延びて連通する第1〜4孔591〜594によって構成されている。
具体的には、第1孔591は、第1内径L1を有する円柱状に形成されており、駆動軸本体30の径方向の一方側の端部から他方側に向かって直線状に延びている。
第2孔592は、貫通孔59において第1孔591の反対側に位置している。第2孔592は、大径部592aと小径部592bとからなる。大径部592aは、第1内径L1よりも小径の第2内径L2を有する円柱状に形成されている。小径部592bは、第1内径L1及び第2内径L2よりも小径の第3内径L3を有する円柱状に形成されている。つまり、第2孔592は、第1孔591よりも小径に形成されている。大径部592aは、第1孔591と同軸で駆動軸本体30の径方向の他方側の端部から一方側に向かって直線状に延びている。小径部592bは、大径部592aと連通しており、大径部592aと同軸で駆動軸本体30の径方向の他方側から一方側に向かって直線状に延びている。上記のように、大径部592aと小径部592bとでは内径が異なるため、双方の間には、第1段差592cが形成されている。第1段差592cは本発明における規制部の一例である。
第3孔593は、第1内径L1よりも小径であって、第2内径L2よりも大径をなす第4内径L4を有する円柱状に形成されている。つまり、第3孔593は、第1孔591より小径であるものの、第2孔592よりも大径に形成されている。第3孔593は、第1孔591と連通しており、第1孔591と同軸で駆動軸本体30の径方向の一方側から他方側に向かって直線状に延びている。上記のように、第3孔593は、第1孔591よりも小径であることから、第1孔591と第3孔593との間には、円環状に第2段差が設けられている。そして、この第2段差によって、第1孔591と第3孔593との間に弁座67が形成されている。
第4孔594は、第3内径L3よりも小径の第5内径L5を有する円柱状に形成されている。つまり、第4孔594は、第1〜4孔591〜594のうちで最も小径に形成されている。第4孔594は、第3孔593と同軸で駆動軸本体30の径方向に直線状に延びており、軸路55aと、第3孔593と、第2孔592の小径部592bとに接続している。ここで、第4孔594は、小径部592bよりも小径であることから、第2孔592において、小径部592bと第4孔594との間には、第3段差592dが形成されている。第3段差592dは本発明における支持部の一例である。
弁体61は、第1内径L1よりも小径であって、第4内径L4よりも大径をなす略円板状に形成されている。弁体61の中心には、取付孔61aが凹設されている。保持体63は、蓋部63aと接続部63bとを有している。蓋部63aは、第2孔592の大径部592aとほぼ同径に形成されている。また、蓋部63aの外周面には溝部630が形成されており、溝部630内にはOリング69が設けられている。接続部63bは、基端側で蓋部63aと一体をなしており、先端側が蓋部63aから離れるように直線状に延びている。コイルばね65は、第3内径L3よりも小径であって、第5内径L5よりも大径に形成されている。
弁機構57では、貫通孔59に対して、第1孔591側から弁体61が収容され、第2孔592側から保持体63とコイルばね65とが収容される。これにより、保持体63の蓋部63aは、第2孔592の大径部592a内に位置し、大径部592aと斜板室33との間を閉鎖する。また、Oリング69は、大径部592aの内周面と蓋部63aの外周面との間で弾性変形し、第2孔592と斜板室33との間を封止する。一方、保持体63の接続部63bは、第2孔592内、第4孔594内及び第3孔593内に延びて、先端側が弁体61の取付孔61a内に圧入される。これにより、支持部63bを通じて、弁体61と保持体63とが接続され、一体化されている。また、コイルばね65は、第2孔592内において、第3段差592dと蓋部63aとの間に配置される。これにより、コイルばね65は、保持体63を駆動軸本体30の径方向の他方側に向けて付勢することで、弁体61を弁座67に着座するように付勢する。図4に示すように、弁体61は弁座67に着座することにより、第3孔593と第1孔591との間を閉鎖する。
図3に示すように、制御機構15は、抽気通路15aと、給気通路15bと、制御弁15cと、オリフィス15dと、供給路55と、弁機構57とを有している。
抽気通路15aは、圧力調整室31と第2吸入室27bとに接続されている。この抽気通路15aと供給路55とによって、制御圧室13cと圧力調整室31と第2吸入室27bとが連通している。給気通路15bは、圧力調整室31と第2吐出室29bとに接続されている。この給気通路15bと供給路55とによって、制御圧室13cと圧力調整室31と第2吐出室29bとが連通している。給気通路15bには、オリフィス15dが設けられている。
制御弁15cは抽気通路15aに設けられている。この制御弁15cは、第2吸入室27b内の圧力に基づき、抽気通路15aの開度を調整することが可能となっている。
この圧縮機では、図1及び図2に示す吸入ポート330に対して蒸発器に繋がる配管が接続されるとともに、吐出ポートに対して凝縮器に繋がる配管が接続される。凝縮器は配管及び膨張弁を介して蒸発器と接続される。これらの圧縮機、蒸発器、膨張弁、凝縮器等によって車両用空調装置の冷凍回路が構成されている。なお、蒸発器、膨張弁、凝縮器及び各配管の図示は省略する。
以上のように構成された圧縮機では、駆動軸3が回転することにより、斜板5が回転する。これにより、各ピストン9では、各第1頭部9aが各第1シリンダボア21a内を往復動し、各第2頭部9bが各第2シリンダボア23a内を往復動する。このため、第1、2圧縮室53a、53bがピストン9のストロークに応じて容積変化を生じる。このため、この圧縮機では、第1、2吸入室27a、27bから第1、2圧縮室53a、53bへ冷媒ガスを吸入する吸入行程と、第1、2圧縮室53a、53bにおいて冷媒ガスが圧縮される圧縮行程と、圧縮された冷媒ガスが第1、2吐出室29a、29bに吐出される吐出行程等とが繰り返し行われることとなる。第1、2吐出室29a、29bに吐出された冷媒ガスは吐出ポートから配管を介して凝縮器に吐出される。
そして、これらの吸入行程等が行われる間、斜板5、リングプレート45、ラグアーム49及び第1ピン47aからなる回転体には斜板5の傾斜角度を小さくするピストン圧縮力が作用する。そして、斜板5の傾斜角度が変更されれば、ピストン9のストロークの増減による容量制御を行うことが可能である。
具体的には、図3に示すように、制御機構15では、給気通路15b、圧力調整室31、軸路55a及び径路55bを流通させることにより、第2吐出室29b内の冷媒ガスを制御圧室13c内に導入する。この際、オリフィス15dによって、第2吐出室29b内から制御圧室13c内へ導入される冷媒ガスの流量が調整されることで、第2吐出室29b内から制御圧室13c内に導入される冷媒ガスの圧力が調整される。また、径路55b、軸路55a、圧力調整室31及び抽気通路15aを流通させることにより、制御圧室13c内の冷媒ガスを第2吸入室27b内へ導出する。
ここで、制御弁15cが抽気通路15aの開度を大きくすれば、制御圧室13c内から第2吸入室27b内へ導出される冷媒ガスの流量が増大する。この結果、制御圧室13c内の圧力は、第2吸入室27b内の圧力とほぼ等しくなり、制御圧室13c内と斜板室33内との差圧である可変差圧が小さくなる。このため、斜板5に作用するピストン圧縮力によって、図1に示すように、アクチュエータ13の移動体13aが斜板室33の後方に向かって移動する。
これにより、この圧縮機では、各ピストン9を介して斜板5に作用する圧縮反力によって、斜板5は傾斜角度が減少する方向に付勢される。なお、圧縮反力は、各ピストン9によって斜板5に作用するピストン圧縮力の合力である。このため、各連結アーム132を通じて、移動体13aは斜板5に牽引される状態となり、回転軸心O方向で斜板室33の後方へ移動する。そして、移動体13aが斜板室33の後方へ移動することにより、この圧縮機では、斜板5が作用軸心M3周りで揺動する。また、ラグアーム49の前端側が第1揺軸心M1周りで揺動するとともに、ラグアーム49の後端側が第2揺動軸心M2周りで揺動する。このため、ラグアーム49の後端側が第2支持部材43bの第2フランジ433に近づく。これらにより、斜板5は、作用軸心M3を作用点とし、第1揺動軸心M1を支点として揺動する。このため、駆動軸3の回転軸心Oに直交する方向に対する斜板5の傾斜角度が減少し、各ピストン9のストロークが減少する。このため、この圧縮機では、駆動軸3の1回転当たりの吐出容量が減少する。
また、この圧縮機では、ウェイト部49aに作用した遠心力も斜板5に付与される。このため、この圧縮機では、斜板5が傾斜角度を減少させる方向に変位し易くなっている。
そして、この圧縮機では、斜板5の傾斜角度が小さくなり、各ピストン9のストロークが減少することにより、各第1頭部9aの上死点位置が第1弁形成プレート39から遠ざかる。このため、この圧縮機では、斜板5の傾斜角度がゼロ度に近づくことで、第2圧縮室53b側では、冷媒ガスが吐出リード弁を僅かに開いて圧縮仕事を行うものの、第1圧縮室53aでは、冷媒ガスが吐出リード弁を開くことができず、圧縮仕事を行わない。
一方、制御機構15において、制御弁15aが抽気通路15aの開度を小さくすれば、制御圧室13c内から第2吸入室27b内へ導出される冷媒ガスの流量が減少する。この結果、第2吐出室29b内の冷媒ガスの圧力によって、制御圧室13c内の圧力が増大する。このため、可変差圧が大きくなる。これにより、アクチュエータ13では、斜板5に作用するピストン圧縮力に抗して、移動体13aが図1に示す位置から斜板室33を回転軸心O方向で前方に向かって移動し、図2に示すように、第1凹部21c内に侵入する。
これにより、この圧縮機では、各連結アーム132を通じて、移動体13aは斜板5を回転軸心O方向で斜板室33の前方へ牽引する。このため、この圧縮機では、傾斜角度が小さくなる場合とは反対方向で斜板5が作用軸心M3周りに揺動する。また、傾斜角度が小さくなる場合とは反対方向でラグアーム49の前端側が第1揺動軸心M1周りで揺動するとともに、ラグアーム49の後端側が第2揺動軸心M2周りで揺動する。このため、ラグアーム49の後端側が第2支持部材43bの第2フランジ433から前方に遠ざかる。これらにより、斜板5は、作用軸心M3及び第1揺動軸心M1をそれぞれ作用点及び支点として、傾斜角度が小さくなる場合と反対方向に揺動する。このため、駆動軸3の回転軸心Oに直交する方向に対する斜板5の傾斜角度が増大し、各ピストン9のストロークが増大する。このため、この圧縮機では、駆動軸3の1回転当たりの吐出容量が増大する。
そして、この圧縮機では、駆動軸本体30に弁機構57が設けられている。ここで、図4に示すように、弁機構57では、駆動軸3の回転数が低く、弁体61に作用する遠心力が小さい場合には、弁体61はコイルばね65の付勢力によって弁座67に着座する状態を維持する。このため、弁体61によって、第3孔593と第1孔591との間が閉鎖されるとともに、保持体63の蓋部63aによって、第2孔592の大径部592aと斜板室33との間が閉鎖される。このため、弁機構57は閉弁し、制御圧室13c内や軸路55a内の冷媒ガスが斜板室33内に流出することはない。このため、この圧縮機では、上記のように、制御圧室13c内の圧力を好適に調整でき、吐出容量を好適に増減することができる。
一方、駆動軸3の回転数が所定値よりも大きくなり、弁体61に作用する遠心力が大きくなれば、図5に示すように、弁体61は、コイルばね65の付勢力に抗しつつ、弁座67から離れて第1孔591を駆動軸本体30の径方向の一方側、すなわち、駆動軸本体30の径方向の外側へ移動する。これにより、第3孔593が開放され、弁機構57が開弁する。このため、図6の破線矢印で示すように、制御圧室13c内の冷媒ガスが供給路55、第4孔594、第3孔593及び第1孔591を流通して、斜板室33内へ放出される。これにより、制御圧室13c内の圧力が低くなり、斜板5の傾斜角度が減少することから、吐出容量が減少する。ここで、図5に示すように、保持体63は、接続部63bを介して弁体61に接続されていることから、弁体61の移動に伴って、保持体63も第2〜4孔592〜594内を移動する。そして、保持体63は、第2孔592内で蓋部63aが第1段差592cに当接することで移動量が規制される。こうして、弁機構57では、弁体61における駆動軸本体30の径方向の外側への移動量を規制することが可能となっている。
このように、この圧縮機では、駆動軸3の回転数が高くなり、その回転数が所定値を超えた際に、弁機構57によって制御圧室13c内の冷媒ガスを斜板室33内に放出することができる。これにより、制御圧室13c内の圧力が低くなり、斜板5の傾斜角度が減少することから、吐出容量が減少する。こうして、この圧縮機では、駆動軸3の回転数が所定値を超えた状態において、最大吐出容量で作動することが防止される。この際、この圧縮機では、弁機構57は自己に作用する遠心力によって開弁するため、駆動軸3の回転数を検知して弁機構57を開弁させるための専用の制御プログラムを用意する必要がない。
したがって、実施例1の圧縮機は、高い耐久性を発揮するとともに製造コストを低廉化できる。
特に、この圧縮機では、駆動軸本体30に弁機構57を設けているため、上記のような作用効果を発揮しつつ、圧縮機が大型化することも抑制できる。このため、この圧縮機では、車両への搭載性も高くなっている。
また、弁機構57は、貫通孔59と、弁体61と、保持体63と、コイルばね65とOリング69とによって構成されている。このため、弁機構57では構成が容易化されており、小型化することが可能となっている。このため、弁機構57を駆動軸本体30に容易に設けることが可能となっている。また、この圧縮機では、コイルばね65の付勢力を調整することによって、弁機構57が開弁する際の駆動軸3の回転数の所定値を調整すること可能となっている。
さらに、第2孔592において、大径部592aと小径部592bとの間に第1段差592cを形成することにより、第2孔592に容易に本発明における規制部を設けることが可能となっている。同様に、小径部592bと第4孔594との間に第3段差592dを形成することにより、第2孔592に容易に本発明における支持部を設けることが可能となっている。また、第1孔591と第3孔593との間に設けられた第2段差によって弁座67が形成されている。このため、第1孔591と第3孔593との間に弁座67を容易に形成することが可能となっている。
ここで、この圧縮機では、第2孔592の大径部592aの第2内径L2及び小径部592bの第3内径L3は、いずれも第3孔593の第4内径L4よりも小さく形成されている。つまり、第2孔592は、第3孔593よりも小径に形成されている。
上記のような弁機構57の構成では、圧縮機の作動時に、弁体61には、第3孔593側から供給路55内の冷媒ガスの圧力が作用し、保持体63には、蓋部63aを通じて、第2孔592側から供給路55内の冷媒ガスの圧力が作用する。そして、保持体63に供給路55内の冷媒ガスの圧力が作用することにより、保持体63は、弁体61とは反対方向、すなわち、駆動軸本体30の径方向の他方側に向けて押圧される。このため、保持体63は、コイルばね65とともに弁体61を弁座67に着座させようと作用する。ここで、第3孔593よりも第2孔592を小径に形成することで、弁体61に比べて、保持体63では供給路55内の冷媒ガスの圧力が作用する際の受圧面積が小さくなる。この結果、保持体63が弁体61を弁座67に着座させようとする力が小さくなる。このため、この圧縮機では、駆動軸3の回転数が低く、弁体61に作用する遠心力が小さくても弁体61は遠心力によって第1孔591内を駆動軸本体30の径方向の一方側、すなわち、駆動軸本体30の径方向の外側へ移動し易くなり、第3孔593を開放し易くなる。これにより、供給路55内、ひいては、制御圧室13c内の圧力が高く、制御圧室13c内と斜板室33内との差圧が大きいことにより、圧縮機の信頼性が懸念される条件下においては、弁機構57が開弁する駆動軸3の回転数を低く設定することができる。このため、この圧縮機では、吐出容量を好適に減少させることができる。
(実施例2)
図7に示すように、実施例2の圧縮機では、弁機構57において、第3孔593は、第2内径L2を有する円柱状に形成されている。つまり、第3孔593は、第2孔592の大径部592a、ひいては、第2孔592と同径に形成されている。また、この圧縮機では、実施例1の圧縮機と比べて、第3孔593が駆動軸本体30の径方向に長く延びており、第4孔594が駆動軸本体30の径方向に短く延びている。この圧縮機における他の構成は実施例1の圧縮機と同様であり、同一の構成については同一の符号を付して構成に関する詳細な説明を省略する。
この圧縮機では、第2孔592の大径部592aと、第3孔593とが同径に形成されていることにより、供給路55内の冷媒ガスの圧力が作用する際の受圧面積が弁体61と保持体63とでほぼ等しくなっている。このため、弁機構57は、制御圧室13c内と斜板室33内との差圧に影響されず、弁体61に作用する遠心力のみで閉弁することが可能となっている。これにより、この圧縮機では、駆動軸3の回転数が所定値を超えた際に、吐出容量を好適に減少させることが可能となっている。また、第2孔592の大径部592aと、第3孔593とが同径に形成されることにより、貫通孔59を形成するに当たって、第2孔592及び第3孔593を容易に形成することができる。このため、弁機構57の製造を容易化することが可能となっている。この圧縮機ではこの圧縮機における他の作用は実施例1の圧縮機と同様である。
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施例1、2の圧縮機において、第1シリンダブロック21にのみ第1シリンダボア21aを設けるとともに、ピストン9において第1頭部9aのみを設けることにより、片頭ピストン式の容量可変型斜板式圧縮機を構成しても良い。
また、実施例1、2の圧縮機において、斜板室33内において、アクチュエータ13を斜板5よりも後方に配置し、リンク機構7を斜板5よりも前方に配置する構成としても良い。
さらに、実施例1、2の圧縮機の制御機構15について、給気通路15bに対して制御弁15cを設けるとともに、抽気通路15aにオリフィス15dを設ける構成としても良い。この場合には、制御弁15cによって、給気通路15bの開度を調整することが可能となる。これにより、第2吐出室29b内の冷媒ガスの圧力によって制御圧室13c内を迅速に高圧とすることができ、迅速に吐出容量を増大させることが可能となる。
また、実施例1、2の圧縮機では、第1段差592cによって本発明における規制部を形成している。しかし、これに限らず、第2孔592を大径部592aのみで構成し、第2孔592内にサークリップを設けることで、規制部を形成しても良い。
同様に、実施例1、2の圧縮機において、第3段差592dに換えて、第2孔592内にサークリップを設けることにより支持部を形成しても良い。この場合には、第4孔594を省略して、第2孔592と第3孔593とを接続する構成としても良い。
本発明は空調装置等に利用可能である。
1…ハウジング
3…駆動軸
5…斜板
7…リンク機構
9…ピストン
13a…移動体
13b…区画体
13c…制御圧室
15…制御機構
29a…第1吐出室
29b…第2吐出室
55…供給路
55a…軸路
55b…径路
57…弁機構
59…貫通孔
61…弁体
63…保持体
63a…蓋部
63b…接続部
65…コイルばね(付勢部材)
67…弁座
591…第1孔
592…第2孔
592c…第1段差(規制部)
592d…第3段差(支持部)
593…第3孔

Claims (5)

  1. 吐出室、斜板室及び複数のシリンダボアが形成されたハウジングと、
    前記ハウジングに回転可能に支承された駆動軸と、
    前記斜板室内に配置されて前記駆動軸とともに回転される斜板と、
    前記駆動軸の回転軸心に直交する方向に対する前記斜板の傾斜角度の変更を許容するリンク機構と、
    前記各シリンダボアに収納され、前記斜板の回転によって前記傾斜角度に応じたストロークで往復動して前記各シリンダボア内に圧縮室を形成するピストンと、
    前記斜板室内で前記駆動軸と一体回転可能に設けられた区画体と、
    前記斜板室内で前記駆動軸と一体回転可能であり、かつ前記区画体に対して前記回転軸心方向に移動して前記傾斜角度を変更する移動体と、
    前記区画体と前記移動体とにより区画された制御圧室と、
    前記制御圧室内の圧力を制御する制御機構とを備え、
    前記制御圧室は、内部の圧力が高くされることにより、前記移動体を移動させて前記傾斜角度を増大させ、
    前記制御機構は、前記駆動軸に形成されて前記吐出室と前記制御圧室とに連通し、前記吐出室内の冷媒を前記制御圧室内に供給する供給路と、
    前記駆動軸に設けられ、前記駆動軸の回転数が所定値を超えることで遠心力によって開弁し、前記制御圧室内の前記冷媒を前記斜板室に放出する弁機構とを有していることを特徴とする容量可変型斜板式圧縮機。
  2. 前記供給路は、前記駆動軸の軸方向に延びる軸路と、前記軸路と連通して前記駆動軸の径方向に延び、前記制御圧室内に開口する経路とを有し、
    前記弁機構は、前記駆動軸に形成され、弁座を有して前記駆動軸を前記径方向に貫通して前記軸路と連通する貫通孔と、
    前記貫通孔内に収容され、前記遠心力によって前記駆動軸の前記径方向に移動して前記貫通孔の一方側を前記斜板室に開閉可能な弁体と、
    前記貫通孔内に収容され、前記弁体に接続されて前記弁体とともに前記駆動軸の前記径方向に移動可能な保持体と、
    前記貫通孔内に収容され、前記弁体を前記弁座に着座させる付勢力を有する付勢部材とを有する請求項1記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  3. 前記貫通孔は、一方側から直線状に延びる第1孔と、前記第1孔と同軸をなし、他方側から直線状に延びる第2孔と、前記第1孔よりも小径に形成され、前記第1孔及び前記第2孔と同軸で直線状に延び、前記第1孔、前記第2孔及び前記軸路に連通する第3孔とを有し、
    前記第2孔内には、前記付勢部材の一端を支持可能な支持部と、前記保持体と当接して前記保持体の移動を規制可能な規制部とが形成され、
    前記第1孔と前記第3孔との間には段差が設けられ、
    前記弁座は、前記段差によって形成され、
    前記弁体は前記第1孔内に配置され、
    前記保持体は、前記第2孔内に配置されて、前記第2孔と前記斜板室との間を閉鎖する蓋部と、前記蓋部と一体をなし、前記第2孔内及び前記第3孔内に延びて前記弁体に接続される接続部とを有し、
    前記付勢部材は、前記支持部と前記蓋部との間に配置されている請求項2記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  4. 前記第2孔と前記第3孔とは略同径に形成されている請求項3記載の容量可変型斜板式圧縮機。
  5. 前記第2孔は、前記第3孔よりも小径に形成されている請求項3記載の容量可変型斜板式圧縮機。
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