JP2017169353A - 診断装置 - Google Patents

診断装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017169353A
JP2017169353A JP2016052250A JP2016052250A JP2017169353A JP 2017169353 A JP2017169353 A JP 2017169353A JP 2016052250 A JP2016052250 A JP 2016052250A JP 2016052250 A JP2016052250 A JP 2016052250A JP 2017169353 A JP2017169353 A JP 2017169353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
rotating machine
unit
filter
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016052250A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6020752B1 (ja
Inventor
松添 雄二
Yuji Matsuzoe
雄二 松添
井上 毅
Takeshi Inoue
毅 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2016052250A priority Critical patent/JP6020752B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6020752B1 publication Critical patent/JP6020752B1/ja
Priority to US15/414,712 priority patent/US9772357B1/en
Publication of JP2017169353A publication Critical patent/JP2017169353A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R21/00Arrangements for measuring electric power or power factor
    • G01R21/08Arrangements for measuring electric power or power factor by using galvanomagnetic-effect devices, e.g. Hall-effect devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D5/00Arrangements for operating and controlling machines or devices for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B26HAND CUTTING TOOLS; CUTTING; SEVERING
    • B26DCUTTING; DETAILS COMMON TO MACHINES FOR PERFORATING, PUNCHING, CUTTING-OUT, STAMPING-OUT OR SEVERING
    • B26D7/00Details of apparatus for cutting, cutting-out, stamping-out, punching, perforating, or severing by means other than cutting
    • B26D7/22Safety devices specially adapted for cutting machines
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/282Testing of electronic circuits specially adapted for particular applications not provided for elsewhere
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K11/00Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
    • H02K11/20Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for measuring, monitoring, testing, protecting or switching
    • H02K11/21Devices for sensing speed or position, or actuated thereby
    • H02K11/215Magnetic effect devices, e.g. Hall-effect or magneto-resistive elements
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P27/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage
    • H02P27/04Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage
    • H02P27/06Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of supply voltage using variable-frequency supply voltage, e.g. inverter or converter supply voltage using dc to ac converters or inverters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P29/00Arrangements for regulating or controlling electric motors, appropriate for both AC and DC motors
    • H02P29/02Providing protection against overload without automatic interruption of supply

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Forests & Forestry (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Testing Of Devices, Machine Parts, Or Other Structures Thereof (AREA)
  • Machine Tool Sensing Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】回転機の制御等において、ノイズの影響を少なくすることを目的とする。【解決手段】回転機が有する刃具又は前記回転機の診断を該回転機に供給される電力に基づいて実施する診断装置が、前記電力を計測し、電力計測部の入力側及び前記電力計測部の出力側から進入するノイズをフィルタリングすることで上記課題を解決する。【選択図】図8

Description

本発明は、診断装置に関する。
モータ等を利用する工作機械が知られている。そして、工作機械が有するモータの異常を検知する以下のような方法が知られてる。
まず、工作機械において、作動部を周期的に駆動させるモータに供給される電力を計測し、作動部の駆動サイクル周期ごとに計測される電力のデータを記憶する。次に、今回の電力のデータと、前回に記憶した前回の電力のデータとの変化率を計算し、計算される変化率に基づいて、作動部の異常を検知する。このようにして、モータに供給される電力の異常を検知する方法が知られている(例えば、特許文献1等)。
特許第3783191号公報
しかしながら、従来の方法では、回転機の制御等において、ノイズの影響を受ける場合がある。
本発明の1つの側面は、このような問題に鑑みてなされたものであり、回転機の制御等において、ノイズの影響を少なくすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、回転機が有する刃具又は前記回転機の診断を該回転機に供給される電力に基づいて実施する診断装置は、
前記電力を計測する電力計測部と、
前記電力計測部の入力側及び前記電力計測部の出力側から進入するノイズをフィルタリングするフィルタ部と
を含む。
本発明によれば、回転機の制御等において、ノイズの影響を少なくすることができる。
本発明の一実施形態における診断装置を用いる全体構成の一例を示す概念図である。 本発明の一実施形態における診断装置が有する電力計測部及びフィルタ部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態における診断装置が有する積算回路の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における電力演算信号を用いる診断の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における電力演算信号を用いる別の診断の一例を示す図である。 本発明の一実施形態における診断装置が有する電力計測部及びフィルタ部の等価回路の一例を示す回路図である。 本発明の一実施形態における診断装置が有する集磁コアの一例を示す図である。 本発明の一実施形態における診断装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 比較例の診断装置を用いる全体構成の一例を示す概念図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
1.全体構成例
2.診断装置の機能構成例
≪ 1. 全体構成例 ≫
図1は、本発明の一実施形態における診断装置を用いる全体構成の一例を示す概念図である。例えば、診断装置1は、図示するような構成において使用される。具体的には、図示する構成は、回転機の例であるモータMに、電力供給部の例である電力供給線LPを介して、インバータINVから電力を供給する構成である。以下、図示する構成を例に説明する。
モータMは、刃具取付け治具JGによって取付けられるフライス又はドリル等の加工用刃具CTを回転させる。そして、回転している加工用刃具CTが金属等のワークに接触すると、ワークが切削されたり、穴が開けられたりする加工が、加工用刃具CTによって、行われる。このようにして、モータMは、インバータINV又はサーボアンプ等から供給される電力を用いて、加工用刃具CTを回転させて、ワークを加工する。
また、モータMは、モータMが有する治具等によってワークを固定し、ワークを回転させてもよい。この場合には、回転するワークに加工用刃具CTし、ワークが加工される。
インバータINVには、PLC(Programmable Logic Controller)等のコントローラCTLが接続される。そして、コントローラCTLは、制御信号SIGCによって、インバータINV又はサーボアンプ等を制御する。具体的には、コントローラCTLは、モータMの回転数を制御する速度制御又はモータMの位置を制御する位置制御等を行う。また、コントローラCTLは、診断部DIを有する。図示するように、診断部DIは、電力演算信号SIGD等に基づいて、モータM又は加工用刃具CTの診断を実施する。なお、診断の詳細は、後述する。
また、図示する例において、診断装置1は、電力供給線LPに接続される。具体的には、診断装置1は、電力供給線LPに対して、電力計測部の例である電力センサSPを取り付けて接続される。なお、電力センサSPは、例えば、ホール素子を有する。また、電力センサSPは、電力供給線LP上の印加電圧を示す電圧信号SIGVを取り込む。電力センサSPの詳細は、後述する。そして、加算演算器COは、電力計測部の例であるそれぞれの電力センサSPに信号線を通じて接続され、電力センサSPによって計測されるそれぞれの電力を加算する。具体的には、図示するように、3相のモータMである場合には、加算演算器COは、3つの電力を加算する。
図2は、本発明の一実施形態における診断装置が有する電力計測部及びフィルタ部の構成を示すブロック図である。図示するように、電力センサSPは、積算回路INと、増幅回路APとを有する。また、診断装置は、例えば、図示するように、フィルタ部の例であり、入力側に配置される第1フィルタFL1と、フィルタ部の例であり、出力側に配置される第2フィルタFL2とを有する。なお、第1フィルタFL1及び第2フィルタFL2に加えて、加算演算器CO(図1参照)がフィルタを更に有してもよい。
積算回路INは、例えば、ホール素子等によって実現される。具体的には、積算回路INは、例えば、以下のような回路である。
図3は、本発明の一実施形態における診断装置が有する積算回路の一例を示す図である。図示する例のように、積算回路INは、磁気を検出するホール素子HEを用いて構成される。すなわち、積算回路INは、いわゆるホール乗算によって電力を算出する。
具体的には、まず、積算回路INは、ホール素子HEの入力端子間に、電力供給線LP(図1参照)によって供給される電力の印加電圧、すなわち、電圧信号SIGVが示す電圧に比例する電流(以下「ホール電流Ic」という。)を流す。
次に、図示するように、積算回路INは、ホール素子HEのセンサ面に、電力供給線LPによって供給される電力の印加電流、すなわち、モータM(図1参照)への印加電流に比例する磁束Bを加える。このようにすると、積算回路INの出力端子には、磁束Bと、ホール電流Icとの積に比例する電圧(以下「ホール電圧Vh」という。)が発生する。そして、積算回路INは、ホール電圧Vhを示す信号を増幅回路AP(図2参照)に出力する。
図2に戻り、増幅回路APは、ホール電圧Vhを示す信号を増幅させ、電力を示す信号(以下「電力信号SIGP」という。)を生成する。すなわち、増幅回路APは、入力される信号をあらかじめ定められる所定の電圧レベルとなるように増幅する。
そして、診断装置は、各相の電力信号SIGP、すなわち、3相では、3つの電力信号SIGPがそれぞれ示すそれぞれの電力を加算する。次に、診断装置は、加算した結果、すなわち、モータM(図1参照)に供給される電力等を示す電力演算信号SIGD等をコントローラCTL等に送信する。コントローラCTLは、電力演算信号SIGDに基づいて、各種制御を行ってもよい。また、例えば、電力演算信号SIGDを用いて、以下のような診断が行われる。
図4は、本発明の一実施形態における電力演算信号を用いる診断の一例を示す図である。図示するグラフは、電力演算信号SIGD(図1参照)が、各相の電力信号SIGPを加算した結果、すなわち、モータM(図1参照)に供給される電力(図では縦軸で示す。)を示す場合において、信号が示す値を時系列(図では横軸で示す。)に示す例である。図示するように、加工が行われる時間が経過すると、刃具の消耗により、電力は、増加していく。したがって、電力があらかじめ設定される所定の値以上であるか否か等に基づいて、診断装置は、刃具が消耗している状態であるか否かを診断することができる。他にも、診断装置は、電力演算信号SIGDに基づいて、例えば、以下のような診断を行うことができる。
図5は、本発明の一実施形態における電力演算信号を用いる別の診断の一例を示す図である。図示するグラフは、図4と同様に、電力演算信号SIGD(図1参照)が、各相の電力信号SIGPを加算した結果、すなわち、モータM(図1参照)に供給される電力(図では縦軸で示す。)を示す場合において、信号が示す値を時系列(図では横軸で示す。)に示す例である。例えば、刃具の一部が何らかの理由により欠けると、刃具は、加工中に欠けている部分がワークに引っかかる場合がある。そのため、このような引っかかりがあると、図示するように、電力演算信号SIGDが示す値は、周期的に刃具が欠けた部分に対応して高くなる。したがって、図示するような波形が観察される場合には、診断装置は、刃具の一部が損傷している等と診断することができる。なお、図示するような波形は、刃具の1回転ごとに周期的に観察される場合が多い。そのため、電力は、高速に計測されるのが望ましい。
以下、モータM(図1参照)が3600rpm(revolution per minute)、すなわち、60rps(revolutions per second)で刃具を回転させる例で説明する。この例では、1回転は、「1/60rps=16.666・・・msec≒15msec」程度である(以下、1回転が15msecであるとする)。
さらに、この例において、例えば、5°の刃具の損傷があるとする。すなわち、刃具が、1回転、360°のうち、「5°/360°=1/72」の部分が損傷しているとする。この場合には、損傷部分を示す波形は、「15msec×(1/72)=0.208333・・・msec=208.333・・・μsec≒200μsec」程度のパルス幅となる(以下、損傷部分を示す波形のパルス幅が200μsecであるとする)。そして、このような波形を計測するには、診断装置は、サンプリング定理に基づいて、計測するパルス幅の「1/2」以下程度の分解能で計測する。なお、分解能は、計測するパルス幅の「1/5」以下程度であるのが望ましい。より望ましくは、分解能は、計測するパルス幅の「1/10」以下程度であるのが望ましい。すなわち、「200μsec」程度のパルス幅となる波形を計測する場合には、診断装置は、「15乃至20μsec」以下程度の速度で計測できる分解能であるのが望ましい。なお、分解能は、検出する刃具が損傷している角度等に基づいて定められてもよい。
このように、高速で計測する場合には、図2に示すように、回路等を用いる構成であるのが望ましい。すなわち、図2に示すような構成とすると、診断装置は、高速に電力を計測することができる。
他にも、診断装置は、回転機の異常を検出してもよい。例えば、電力があらかじめ設定される所定の値以上となる場合には、回転機に異常が発生している場合がある。具体的には、回転機が何かに引っかかっているような場合には、回転機を回転させようと、大きなトルクを発生させるため、大きな電流が流れる場合がある。このような場合には、電力も電流に伴って増加する。このようにして、診断装置は、回転機の異常を検出してもよい。
また、第1フィルタFL1(図2参照)及び第2フィルタFL2(図2参照)がフィルタリングするノイズは、10V印加における60MHz乃至80MHzのノイズ及び10V/mにおける150MHz乃至200MHzのノイズであるのが望ましい。
電圧信号SIGV(図2参照)等には、モータM(図1参照)等が主に発生させる磁気ノイズ(「電動ノイズ」という場合もある。)が影響する場合が多い。さらに、電圧信号SIGV等には、インバータINV(図1参照)等が主に発生させる電波ノイズが影響する場合が多い。特に、工作機械を小型化等の理由で、電力センサSP(図1参照)、加算演算器CO、モータM及びインバータINVが近くに配置される構成では、ノイズの影響が大きくなりやすい。また、スイッチング電源を用いる場合には、スイッチング電源による電源ノイズ等も影響がある。そこで、診断装置は、入力側、すなわち、第1フィルタFL1によって、上記のような周波数帯のノイズをフィルタリングするようにすると、診断装置は、ノイズの影響を少なくすることができる。
また、図2に示すように、出力側、すなわち、第2フィルタFL2がある構成であるのが望ましい。出力側では、出力側に接続される機器等からノイズが入りやすい。そこで、第2フィルタFL2があると、診断装置は、出力側から入るノイズをフィルタリングでき、ノイズの影響を少なくすることができる。
以上のような電力計測部及びフィルタ部の構成とすると、例えば、以下に示すようなことができる。
図6は、本発明の一実施形態における診断装置が有する電力計測部及びフィルタ部の等価回路の一例を示す回路図である。例えば、図2に示す構成は、図示するような回路図で示すことができる。
まず、電圧信号SIGVが示す電圧が入力される。次に、電圧信号SIGVに基づく電圧が入力されると、ホール電流Ic(図3参照)が発生する。さらに、電力供給線LPに流れる印加電流に比例する磁束Bがホール素子HEにかかると、ホール素子HEは、磁束Bと、ホール電流Icとを積算して、電力を示すホール電圧Vh(図3参照)を出力することができる。そして、ホール電圧Vhを示す信号がアンプ等によって増幅されると、診断装置は、電力を示す電力信号SIGPを出力できる。
さらに、第1フィルタFL1があると、診断装置は、電圧信号SIGVに影響を与えるノイズ(以下「第1ノイズNZ1」という。)をフィルタリングし、影響を少なくできる。なお、第1ノイズNZ1は、電力計測部へ入力される回転機への印加電圧に含まれるノイズの例である。同様に、第2フィルタFL2があると、診断装置は、電力信号SIGPに影響を与えるノイズ(以下「第2ノイズNZ2」という。)をフィルタリングし、影響を少なくできる。なお、第2ノイズNZ2は、電力計測部の出力側から入るノイズの例である。このように、ホール素子HE等を囲うように、診断装置がフィルタを有すると、診断装置は、第1ノイズNZ1及び第2ノイズNZ2のような様々なノイズをフィルタリングし、ノイズの影響を少なくすることができる。
また、診断装置は、磁束Bを発生させるのに、例えば、以下のような集磁コアを有するのが望ましい。
図7は、本発明の一実施形態における診断装置が有する集磁コアの一例を示す図である。図示するように、集磁コアは、フェライト(ferrite)又はパーマロイ(permalloy)等の磁性材料BMを有する。そして、磁性材料BMは、図示するように、電力供給線LP等の電線を覆うように設置される。さらに、磁性材料BMは、切欠部を有し、図示するように、切欠部に、ホール素子HEが設置される。このような集磁コアが用いられると、集磁コアがシールドとなるため、診断装置は、外乱ノイズの影響を少なくすることができる。
≪ 2. 診断装置の機能構成例 ≫
図8は、本発明の一実施形態における診断装置の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図示するように、診断装置1は、例えば、電力供給部FN1と、電力計測部FN2と、フィルタ部FN3と、加算演算部FN4と、診断部FN5とを含む。
電力供給部FN1は、モータM等の回転機に電力を供給する。例えば、電力供給部FN1は、電力供給線LP(図1参照)等で実現される。
電力計測部FN2は、電力供給部FN1によって供給される電力を計測する。例えば、電力計測部FN2は、電力センサSP(図1参照)等で実現される。
フィルタ部FN3は、電力計測部FN2への入力及び電力計測部FN2からの出力に含まれるノイズをフィルタリングする。例えば、フィルタ部FN3は、第1フィルタFL1(図2参照)及び第2フィルタFL2(図2参照)等によって実現される。
加算演算部FN4は、電力計測部FN2による複数の計測結果を加算して、モータMに供給される電力を演算する。例えば、加算演算部FN4は、加算演算器CO(図1参照)等で実現される。
診断部FN5は、加算演算部FN4が演算した演算結果、すなわち、モータMに供給される電力に基づいて、モータM又は刃具の診断を実施する。例えば、診断部FN5は、コントローラCTL(図1参照)等で実現される。
図示するように、フィルタ部FN3を含む構成であると、診断装置1は、電力計測部FN2への入力及び電力計測部FN2からの出力に含まれるノイズの影響を少なくすることができる。例えば、以下のような比較例と比較して説明する。
図9は、比較例の診断装置を用いる全体構成の一例を示す概念図である。図示するような比較例では、電流信号線及び電圧信号は、磁気ノイズ又は電波ノイズ等のノイズNZの影響を受けやすい。そのため、加算演算器による演算結果にノイズが含まれ、精度の良い診断が難しい場合がある。
特に、電流センサは、微弱な信号を出力する場合が多い。そのため、S/N比が悪い等のため、ノイズに特に弱い構成である場合が多い。
一方で、本発明に係る実施形態では、磁気ノイズ又は電波ノイズ等の影響をフィルタ部FN3によってフィルタリングし、電力計測部FN2に進入するノイズを低減させることができる。ゆえに、本発明に係る診断装置は、回転機の制御等において、ノイズの影響を少なくすることができる。そのため、診断装置は、電力の小さい変化も検出できるため、刃具の小さな変化を診断することができる。他にも、電力センサSP(図1参照)で計測される値を用いる場合の方が、電流センサで計測される値を用いるより、電力を精度良く計算できる。
また、診断装置を有する工作機械は、例えば、フライス盤、ボール盤又はNC(Numerical Control)機械等である。他にも、工作機械は、旋盤等であってもよい。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は、上述の実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形又は変更が可能である。
1 診断装置
M モータ
SP 電力センサ
SIGV 電圧信号
SIGP 電力信号
FL1 第1フィルタ
FL2 第2フィルタ
HE ホール素子
B 磁束
FN1 電力供給部
FN2 電力計測部
FN3 フィルタ部
FN4 加算演算部
FN5 診断部
上述した課題を解決し、目的を達成するため、回転機が有する刃具又は前記回転機の診断を該回転機に供給される電力に基づいて実施する診断装置は、
前記電力を計測する電力計測部と、
前記電力計測部の入力側及び前記電力計測部の出力側から進入するノイズをフィルタリングするフィルタ部とをみ、
前記電力計測部は、ホール素子を有し、前記回転機に前記電力を供給する電力供給線の印加電圧が該ホール素子に入力され、前記印加電圧に基づいて前記ホール素子にホール電流が流され、前記回転機への印加電流に比例する磁束を前記ホール素子が有するセンサ面に加えると発生し、前記磁束及び前記ホール電流の積に比例するホール電圧に基づいて前記電力を算出する
上述した課題を解決し、目的を達成するため、回転機が有する刃具又は前記回転機の診断を該回転機に供給される電力に基づいて実施する診断装置は、
前記電力を計測する電力計測部と、
前記電力計測部の入力側及び前記電力計測部の出力側から進入するノイズをフィルタリングするフィルタ部とを含み、
前記電力計測部は、ホール素子を有し、前記回転機に前記電力をインバータ又はサーボアンプから供給する電力供給線の印加電圧が該ホール素子に入力され、
前記印加電圧に基づいて前記ホール素子にホール電流が流され、前記回転機への印加電流に比例する磁束を前記ホール素子が有するセンサ面に加えると発生し、前記磁束及び前記ホール電流の積に比例するホール電圧に基づいて前記電力を算出する。

Claims (8)

  1. 回転機が有する刃具又は前記回転機の診断を該回転機に供給される電力に基づいて実施する診断装置であって、
    前記電力を計測する電力計測部と、
    前記電力計測部の入力側及び前記電力計測部の出力側から進入するノイズをフィルタリングするフィルタ部と
    を含む診断装置。
  2. 前記電力計測部は、ホール素子を有し、
    前記回転機への印加電圧に基づいて前記ホール素子に流されるホール電流と、前記回転機への印加電流に基づいて発生する磁束とから前記電力を算出する請求項1に記載の診断装置。
  3. 前記印加電流を発生するのに、集磁コアを用いる請求項2に記載の診断装置。
  4. 前記フィルタ部は、
    前記電力計測部へ入力される前記回転機への印加電圧に含まれるノイズをフィルタリングする第1フィルタと、
    前記電力計測部の出力側に配置され、出力側から入るノイズをフィルタリングする第2フィルタとを含む請求項1から3のいずれか1項に記載の診断装置。
  5. 前記フィルタ部は、60乃至80MHz及び150MHz乃至200MHzの前記ノイズをフィルタリングする請求項1から4のいずれか1項に記載の診断装置。
  6. 前記回転機は、モータであり、かつ、前記刃具を回転させる請求項1から5のいずれか1項に記載の診断装置。
  7. 前記電力計測部は、20μsec以下の分解能である請求項1から6のいずれか1項に記載の診断装置。
  8. 複数の前記電力計測部を含み、
    前記電力計測部からのそれぞれの出力を加算して、前記回転機に入力される電力を加算演算する加算演算器を更に含む請求項1から7のいずれか1項に記載の診断装置。
JP2016052250A 2016-03-16 2016-03-16 診断装置 Active JP6020752B1 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016052250A JP6020752B1 (ja) 2016-03-16 2016-03-16 診断装置
US15/414,712 US9772357B1 (en) 2016-03-16 2017-01-25 Diagnostic apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016052250A JP6020752B1 (ja) 2016-03-16 2016-03-16 診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6020752B1 JP6020752B1 (ja) 2016-11-02
JP2017169353A true JP2017169353A (ja) 2017-09-21

Family

ID=57216896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016052250A Active JP6020752B1 (ja) 2016-03-16 2016-03-16 診断装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9772357B1 (ja)
JP (1) JP6020752B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023228231A1 (ja) * 2022-05-23 2023-11-30 三菱電機株式会社 モータ駆動装置、冷凍サイクル装置および冷凍サイクルシステム

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3234628B2 (ja) * 1992-05-08 2001-12-04 株式会社日立製作所 三相ブラシレスモータの駆動回路
JPH1032962A (ja) * 1996-07-16 1998-02-03 Meidensha Corp 回転界磁形回転電機の界磁巻線の異常検出方法および異常検出装置
US6035265A (en) * 1997-10-08 2000-03-07 Reliance Electric Industrial Company System to provide low cost excitation to stator winding to generate impedance spectrum for use in stator diagnostics
JP4245208B2 (ja) * 1998-08-26 2009-03-25 カルソニックカンセイ株式会社 ブラシレスモータ
JP3783191B2 (ja) 1998-11-13 2006-06-07 愛知機械工業株式会社 モータ電力異常検知装置
JP3705727B2 (ja) * 2000-01-25 2005-10-12 シャープ株式会社 ホール素子バイアス回路
US6808345B2 (en) * 2001-10-16 2004-10-26 Toshiba Kikai Kabushiki Kaisha Tool, tool holder, and machine tool
JP4470890B2 (ja) * 2006-01-26 2010-06-02 株式会社デンソー 電流検出装置
JP2009147778A (ja) * 2007-12-17 2009-07-02 Mabuchi Motor Co Ltd パルス信号発生装置、回転機、制御装置およびパワーウィンド制御装置
JP2011200073A (ja) * 2010-03-23 2011-10-06 Panasonic Corp モータ駆動装置
JP2011203091A (ja) * 2010-03-25 2011-10-13 Jtekt Corp トルク検出装置及び電動パワーステアリング装置
TWI427888B (zh) * 2011-06-30 2014-02-21 Hon Hai Prec Ind Co Ltd 電流平衡電路
US9634593B2 (en) * 2012-04-26 2017-04-25 Emerson Climate Technologies, Inc. System and method for permanent magnet motor control
US9071187B2 (en) * 2013-11-06 2015-06-30 GM Global Technology Operations LLC Method and apparatus for increasing a current sensing range in a polyphase motor system
CN204031026U (zh) * 2014-07-30 2014-12-17 中山大洋电机股份有限公司 一种ecm电机
KR102421551B1 (ko) * 2014-12-30 2022-07-20 삼성전자주식회사 모터 구동 장치 및 그 제어 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023228231A1 (ja) * 2022-05-23 2023-11-30 三菱電機株式会社 モータ駆動装置、冷凍サイクル装置および冷凍サイクルシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JP6020752B1 (ja) 2016-11-02
US9772357B1 (en) 2017-09-26
US20170269133A1 (en) 2017-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102023608B (zh) 数值控制装置
JP5536611B2 (ja) 工作機械のモニタ方法及びモニタ装置、工作機械
CN102699764B (zh) 振动辨别方法以及振动辨别装置
US10935397B2 (en) Position-measuring device and method for operating a position-measuring device
WO2012169300A1 (ja) 工作機械の加工異常検知装置及び加工異常検知方法
JPS58500605A (ja) 周期的機械加工をする工作機械の工具の状況を監視する方法および装置
TWI759720B (zh) 監視裝置、監視方法、伺服放大器、產業用控制器及工具機
JP4891150B2 (ja) 工作機械の振動抑制装置
JP6020752B1 (ja) 診断装置
JP6924529B1 (ja) 工作機械の電流計測システムおよびその方法
US9356550B2 (en) Motor controller having abnormality detection function of power transmission unit between motor and main shaft
JP2020071633A (ja) 送り軸およびウォームギヤ異常判定システム
KR101618470B1 (ko) 가속도 센서를 이용한 공작기계 주축 감지 시스템
JPH07248270A (ja) 信号処理装置及び切削工具用状態検出装置
JP5541054B2 (ja) 回転部材用物理量測定装置
JP6878760B2 (ja) 工作機械
JP6786181B2 (ja) 設備診断装置および設備診断方法
JP3089126B2 (ja) 工具異常検出装置
JPS59175941A (ja) 多刃工具の異常検出方法および装置
JPH01164537A (ja) 主軸回転速度変動信号による工具異常検知法
CN108964525B (zh) 电动机驱动装置
JPH05285793A (ja) 工具異常検出装置
JP7277291B2 (ja) サーボモータの制御装置
JP2007033244A (ja) 駆動機構の亀裂検知方法
JPS59116513A (ja) 刃物の異常検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160818

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160906

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6020752

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250