JP6786181B2 - 設備診断装置および設備診断方法 - Google Patents

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Description

本発明は、第1特徴量によって異常検出が可能な第1機器と、第2特徴量によって異常検出可能な第2機器と、を備える設備の異常を診断する設備診断装置および設備診断方法に関する。
特開2012−8030号公報(特許文献1)には、モータと、当該モータの回転軸に軸受を介して支持された回転体を有するポンプと、から構成された回転機器の異常を診断する診断装置が記載されている。
当該診断装置では、軸受に取り付けた振動計によって振動波形データを検出し、検出したそのままの振動波形データ、検出した振動波形データに包絡線処理を施した振動波形データ、および、検出した振動波形データから所定個数のデータを間引き処理した後の振動波形データのそれぞれをFFT解析することによって、回転機器のどの構成部品に異常が発生しているのかを検知している。即ち、軸受の振動波形データという一つの特徴量を検出し、当該特徴量に様々な処理を施してFFT解析することによって、どの構成部品に異常が生じたのかを特定している。
特開2012−8030号公報
ところで、近年、設備のオートメーション化や安全性向上、安定した作動性の確保などの観点から複数の機器や構成部品を備える設備が増加しているが、異常検出に適した特徴量が機器類あるいは構成部品によって異なる場合がある。即ち、ある機器・構成部品では異常検出に適した特徴量は電流、ある機器・構成部品では当該特徴量が振動、また、ある機器・構成部品では当該特徴量が応力であるという場合があり、上述した公報に記載の診断装置では、どの機器あるいはどの構成部品に異常が生じたのかを確実に特定できない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、異常検出に適した特徴量が異なる複数の機器あるいは構成部品を備える設備において、異常が生じた機器・構成部品の特定を確実に行うことができる設備診断装置を提供することを目的とする。
本発明の設備診断装置およびその方法は、上述の目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明に係る設備診断装置の好ましい形態によれば、第1特徴量によって異常検出が可能な第1機器と、第2特徴量によって異常検出可能な第2機器と、を備える設備の異常を診断する設備診断装置が構成される。当該設備診断装置は、第1所定時間毎に第1特徴量を検出する第1検出手段と、第1所定時間毎に第2特徴量を検出する第2検出手段と、第1および第2検出手段によって検出された第1および第2特徴量を記憶する記憶手段と、記憶された前記第1および第2特徴量異なる時間間隔で同時に抽出した後に周波数解析する周波数解析手段と、当該周波数解析手段による解析結果に基づいて異常が生じた機器を特定する機器特定手段と、を備えている。ここで、本発明における「機器」は、設備を構成する構成部品を含む概念として規定される。
本発明によれば、異常検出に適した特徴量が異なる複数の機器・構成部品を備える設備であっても、各特徴量を各別に検出すると共に各別に周波数解析を行い、当該解析結果に基づいて異常が生じた機器・構成部品を特定する構成であるため、いずれの機器・構成部品に異常が生じたのかを確実に特定することができる。なお、複数の特徴量の検出から異常が生じた機器・構成部品の特定までを一つの装置で行うことができるため、各特徴量毎に装置を設ける場合に比べて装置の簡素化およびコスト低減を図ることができる。さらに、第1および第2特徴量を同じ時間間隔(第1所定時間毎)で検出する構成であるため、制御を容易にすることができる。また、周波数解析を行う際には、記憶された各特徴量を異なる時間間隔で同時に抽出して周波数解析を行う構成、即ち、各特徴量から異常検出に適した値(データ数)のみを抽出して周波数解析を行う構成であるため、異常診断に不要な感度の低いデータを排除した上で異常診断を行うことができ、診断速度の向上を図ることができる。
本発明に係る設備診断装置の更なる形態によれば、第1および第2検出手段による第1および第2特徴量の検出開始を指示する指示手段をさらに備えている。そして、当該指示手段は、第1のタイミングで第1特徴量の検出を開始して第1時間の間第1特徴量の検出を継続するように第1検出手段を制御すると共に、第2のタイミングで第2特徴量の検出を開始して第2時間の間第2特徴量の検出を継続するように第2検出手段を制御する。
本形態によれば、異常検出に適したタイミングおよび検出区間で各特徴量を検出することができるため、異常診断に不要なデータを排除した上で異常診断を行うことができ、診断速度の向上を図ることができると共に、より正確に機器の異常を検出することができる。
本発明に係る設備診断装置の更なる形態によれば、指示手段は、第3特徴量に基づいて第1および第2のタイミングを設定するように構成されている。
本形態によれば、各機器・構成部品の異常を検出するために適した第1および第2特徴量とは異なる第3特徴量、例えば、設備の稼働状態(設備が所定の処理を実行中の状態であるのか、あるいは、設備が所定の処理を実行する前のアイドル状態であるのか、など)を検出するために適した特徴量に基づいて第1および第2特徴量の検出開始タイミングを設定することができる。これにより、第1および第2特徴量の検出感度が第3特徴量に依存するような場合、例えば、設備の稼働状態に依存するような場合に、検出感度の良いタイミングで第1および第2特徴量の検出を行うことができる。この結果、異常診断に不要なデータを排除した上で異常診断を行うことができ、診断速度の向上を図ることができると共に、より一層正確に機器・構成部品の異常を検出することができる。
本発明に係る設備診断装置の更なる形態によれば、第3特徴量は、第1および第2特徴量の少なくとも一方に基づいて算出される量である。
本形態によれば、第1および第2特徴量の少なくとも一方に基づいて第3特徴量を算出することができるため、第1および第2特徴量の検出開始タイミングを容易に設定することができる。
本発明に係る設備診断装置の更なる形態によれば、周波数解析手段は、記憶された第1および第2特徴量の少なくとも一方を第1所定時間よりも長い第2所定時間間隔で抽出した後に周波数解析するように構成されている。
本形態によれば、第1および第2特徴量を同じ時間間隔で検出する構成であるため、制御を容易にすることができると共に、周波数解析を行う際には、検出した各特徴量から異常検出に適した値(データ数)のみを抽出して周波数解析を行う構成であるため、異常診断に不要な感度の低いデータを排除した上で異常診断を行うことができ、診断速度の向上を図ることができる。また、第1および第2特徴量を所定時間の間のみ検出する態様においては、当該所定時間の間に検出し記憶した第1および第2特徴量を周波数解析して異常が生じた機器・構成部品の特定を行うことができるため、設備が稼働している最中にリアルタイムに機器・構成部品の異常発生診断を行うことができる。これにより、設備の稼働が停止してから機器・構成部品の異常発生を診断する従来の構成に比べて、機器・構成部品の異常発生に迅速に対処することができる。
本発明に係る設備診断装置の更なる形態によれば、第2所定時間は、第1所定時間の整数倍の値として設定されている。
本形態によれば、記憶した各特徴量から異常検出に適した値(データ数)を抽出する処理を容易に行うことができる。
本発明に係る設備診断方法の好ましい形態によれば、第1特徴量によって異常検出が可能な第1機器と、第2特徴量によって異常検出可能な第2機器と、を備える設備の異常を診断する設備診断方法が構成される。当該設備診断方法では、(a)第1所定時間毎に第1および第2特徴量を検出し、(b)検出された前記第1および第2特徴量を記憶し、(c)記憶された前記第1および第2特徴量を異なる時間間隔で同時に抽出した後に周波数解析し、(d)当該周波数解析の結果に基づいて異常が生じた機器を特定する。ここで、本発明における「機器」は、設備を構成する構成部品を含む概念として規定される。
本発明によれば、異常検出に適した特徴量が異なる複数の機器・構成部品を備える設備であっても、各特徴量を各別に検出すると共に各別に周波数解析を行い、当該解析結果に基づいて異常が生じた機器・構成部品を特定する構成であるため、いずれの機器・構成部品に異常が生じたのかを確実に特定することができる。なお、複数の特徴量の検出から異常機器・構成部品の特定までを一つの装置で行うことができるため、各特徴量毎に装置を設ける場合に比べて装置の簡素化およびコスト低減を図ることができる。さらに、第1および第2特徴量を同じ時間間隔(第1所定時間毎)で検出する構成であるため、制御を容易にすることができる。また、周波数解析を行う際には、記憶された各特徴量を異なる時間間隔で同時に抽出して周波数解析を行う構成、即ち、各特徴量から異常検出に適した値(データ数)のみを抽出して周波数解析を行う構成であるため、異常診断に不要な感度の低いデータを排除した上で異常診断を行うことができ、診断速度の向上を図ることができる。
本発明に係る設備診断方法の更なる形態によれば、(e)第1および第2特徴量の検出開始を指示するステップをさらに備えている。そして、当該ステップ(e)は、第1のタイミングで第1特徴量の検出を開始して第1時間の間第1特徴量の検出を継続すると共に、第2のタイミングで第2特徴量の検出を開始して第2時間の間第2特徴量の検出を継続するステップである。
本形態によれば、異常検出に適したタイミングおよび検出区間で検出することができるため、異常診断に不要なデータを排除した上で異常診断を行うことができ、診断速度の向上を図ることができると共に、より正確に機器・構成部品の異常を検出することができる。
本発明に係る設備診断方法の更なる形態によれば、ステップ(e)は、第3特徴量に基づいて第1および第2のタイミングを設定するステップである。
本形態によれば、各機器・構成部品の異常を検出するために適した第1および第2特徴量とは異なる第3特徴量、例えば、設備の稼働状態(設備が所定の処理を実行中の状態であるのか、あるいは、設備が所定の処理を実行する前のアイドル状態であるのか、など)を検出するために適した特徴量に基づいて第1および第2特徴量の検出開始タイミングを設定することができる。これにより、第1および第2特徴量の検出感度が第3特徴量に依存するような場合、例えば、設備の稼働状態に依存するような場合に、検出感度の良いタイミングで第1および第2特徴量の検出を行うことができる。この結果、異常診断に不要なデータを排除した上で異常診断を行うことができ、診断速度の向上を図ることができると共に、より一層正確に機器・構成部品の異常を検出することができる。
本発明に係る設備診断方法の更なる形態によれば、ステップ(e)は、第1および第2特徴量の少なくとも一方に基づいて第3特徴量を算出するステップである。
本形態によれば、第1および第2特徴量の少なくとも一方に基づいて第3特徴量を算出することができるため、第1および第2特徴量の検出開始タイミングを容易に設定することができる。
本発明に係る設備診断方法の更なる形態によれば、テップ(c)は、記憶された第1および第2特徴量の少なくとも一方を第1所定時間よりも長い第2所定時間間隔で抽出した後に周波数解析するステップである。
本形態によれば、第1および第2特徴量を同じ時間間隔で検出する構成であるため、制御を容易にすることができると共に、周波数解析を行う際には、検出した各特徴量から異常検出に適した値(データ数)のみを抽出して周波数解析を行う構成であるため、異常診断に不要な感度の低いデータを排除した上で異常診断を行うことができ、診断速度の向上を図ることができる。また、第1および第2特徴量を所定時間の間のみ検出する態様においては、当該所定時間の間に検出し記憶した第1および第2特徴量を周波数解析して異常が生じた機器・構成部品の特定を行うことができるため、設備が稼働している最中にリアルタイムに機器・構成部品の異常発生診断を行うことができる。これにより、設備の稼働が停止してから機器・構成部品の異常発生を診断する従来の構成に比べて、機器・構成部品の異常発生に迅速に対処することができる。
本発明に係る設備診断方法の更なる形態によれば、ステップ(c)は、第1所定時間の整数倍の値として第2所定時間を設定するステップである。
本形態によれば、検出した各特徴量から異常検出に適した値(データ数)のみの抽出処理を容易に行うことができる。
本発明によれば、異常検出に適した特徴量が異なる複数の機器・構成部品を備える設備において、異常が生じた機器・構成部品の特定を確実に行うことができる設備診断装置を提供することができる。
本実施の形態に係る設備診断装置1の構成の概略を示す概略構成図である。 異常判定装置2により実行される異常機器特定処理の一例を示すフローチャートである。 20msec間隔で抽出した電流値Iおよび電圧値Vから算出される電力値Pの時間変化、および、各抽出間隔(0.25msec、0.5msec、20msec)で抽出した電流値I、振動値fa,fbおよび応力STの時間変化を示す説明図である。 抽出した電流値I、振動値fa,fbおよび応力STの周波数解析結果を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
本実施の形態に係る設備診断装置1は、図1に示すように、ワークWに加工を施す加工設備10に電気的に接続された異常判定装置2を備え、当該加工設備10の構成機器・構成部品に異常が発生していないか否かを診断する装置として構成されている。設備診断装置1は、本発明における「診断装置」に対応し、加工設備10は、本発明における「設備」に対応する実施構成の一例である。
加工設備10は、図1に示すように、ワークWを固定する固定台12と、当該固定台12にスライド可能に取り付けられたスライドテーブル14と、当該スライドテーブル14に固定されたギヤボックスGBと、当該ギヤボックスGBにツールホルダー15を介して取り付けられた刃具BLDと、ギヤボックスGBにベルトBLTを介して接続された主軸モータM1と、スライドテーブル14を固定台12に対してスライドさせるボールスクリュー16と、当該ボールスクリュー16を駆動する駆動モータM2と、主軸モータM1に電気的に接続されたACサーボアンプ18と、駆動モータM2に電気的に接続されたACサーボアンプ19と、各ACサーボアンプ18,19に指令信号を出力する制御装置20と、を備えている。ACサーボアンプ18は、本発明における「第1機器」に対応し、固定台12、スライドテーブル14および主軸モータM1は、本発明における「第2機器」に対応する実施構成の一例である。
主軸モータM1および駆動モータM2は、同期型ACサーボモータとして構成されている。主軸モータM1および駆動モータM2には、図示しない回転軸の回転速度および回転角度(位置)を検出可能な図示しない検出器、例えば、ロータリーエンコーダが設けられている。
ボールスクリュー16は、図1に示すように、主に、駆動モータM2の回転軸に接続されたネジ軸17aと、ネジ軸17aに固定されたナット部材17bと、から構成されている。ナット部材17bは、スライドテーブル14に固定されている。これにより、駆動モータM2が駆動されると、ネジ軸17aが駆動モータM2の回転軸と共に回転されて、ナット部材17bと共にスライドテーブルが軸方向(図1の左右方向)に往復移動される。
ACサーボアンプ18,19は、図示はしないが、主回路部と、制御回路部と、から構成されており、主回路部によって図示しない電源からの交流電力の周波数、電圧、電流、位相などを制御して主軸モータM1および駆動モータM2の駆動にふさわしい形に電力形態を変換すると共に、主軸モータM1および駆動モータM2の検出器(ロータリーエンコーダ)からの信号を利用して主軸モータM1および駆動モータM2が制御装置20からの指令信号通りに駆動されるようにフィードバック制御する。
制御装置20は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサを備え、CPUの他に処理プログラムを記憶するROM(図示せず)や、入出力ポート、通信ポート(いずれも図示せず)などを備えており、予めROMに記憶された加工処理プログラムに応じた指令信号などが出力ポートを介してACサーボアンプ18,19に出力されている。
異常判定装置2は、CPU52を中心とするマイクロプロセッサを備え、CPU52の他に処理プログラムを記憶するROM56と、データを一時的に記憶するRAM54と、図示しない入出力ポートおよび通信ポートと、を備えている。異常判定装置2には、加工設備10を構成する機器・部品、具体的には、固定台12やスライドテーブル14、ボールスクリュー16、ACサーボアンプ18,19、主軸モータM1、駆動モータM2、刃具BLDなどに異常が発生しているか否かを判定するために必要な信号、例えば、固定台12の振動を検出するXYZ加速度計62からの振動や、スライドテーブル14の振動を検出するXYZ加速度計64、ツールホルダー15に作用する応力を検出する応力センサ66からの応力、主軸モータM1および駆動モータM2に供給される電流および電圧などが入力されている。また、異常判定装置2は、通信ポートを介して制御装置20と接続されており、必要に応じて当該制御装置20と各種制御信号やデータのやりとりを行っている。主軸モータM1に供給される電流が入力される異常判定装置2は、本発明における「第1検出手段」に対応し、XYZ加速度計62,64および応力センサ66は、本発明における「第2検出手段」に対応する実施構成の一例である。
次に、こうして構成された設備診断装置1の動作、特に、加工設備10を構成する機器・構成部品のうち固定台12やスライドテーブル14、ACサーボアンプ18および主軸モータM1のどの機器・構成部品に異常が発生しているのかを異常判定装置2が診断する際の動作について説明する。図2は、異常判定装置2により実行される異常機器・構成部品特定処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、加工設備10の運転が開始されたときから実行される。
異常機器特定処理が実行されると、異常判定装置2のCPU52は、まず、ACサーボアンプ18に入力される電流値Iおよび電圧値Vを入力すると共に(ステップS100)、入力した電流値Iおよび電圧値VをRAM54の所定領域に設定された電流値用バッファおよび電圧値用バッファに格納する処理を実行する(ステップS102)。ここで、本実施の形態では、電流値Iおよび電圧値Vの入力は0.125msec間隔で実行される構成とした。
続いて、記憶した電流値Iおよび電圧値Vを用いて電力値Pを算出する処理を実行すると共に(ステップS104)、加工設備10の刃具BLDによるワークWの加工が開始したか否かの判定を行う(ステップS106)。本実施の形態では、電力値Pの算出は、電流値用バッファおよび電圧値用バッファに格納された電流値Iおよび電圧値V(0.125msec間隔で入力した電流値Iおよび電圧値V)を20msec間隔で抽出し(読み込み)、抽出した(読み込んだ)20msec毎の電流値Iおよび電圧値Vを用いて算出する構成とした(P=√3×V×I×cosθ)。また、加工開始の判定は、算出した電力値Pに基づいて行う構成とした。なお、電力値Pに基づく加工開始判定は、例えば、刃具BLDがワークWに接触する前後において電力値Pが大きく変動することを利用して電力値Pの変化率などを検知することによって行うことができる。
ステップ106において加工設備10によるワークWの加工が実行が開始されたと判定された場合には、固定台12およびスライドテーブル14の振動値fa,fbを入力し(ステップS108)、入力した振動値fa,fbをRAM54の所定領域に設定された固定台振動値用バッファおよびスライドテーブル振動値用バッファにそれぞれ格納する(ステップS110)。ここで、本実施の形態では、振動値fa,fbの入力は電流値Iおよび電圧値Vの入力と同様、0.125msec間隔で実行される構成とした。刃具BLDによるワークWの加工が開始したか否かの判定を行い、振動値fa,fbを入力するステップS106およびS108の処理を実行する異常判定装置2は、本発明における「指示手段」に対応する実施構成の一例である。
続いて、加工設備10によるワークWの加工が終了したか否かの判定を行う(ステップS112)。加工終了の判定は、上述した加工開始の判定と同様、電力値Pに基づいて行う構成とした。なお、電力値Pに基づく加工終了の判定は、上述した加工開始の判定と同様、例えば、刃具BLDがワークWに接触する前後において電力値Pが大きく変動することを利用して電力値Pの変化率などを検知することによって行うことができる。
ステップS112において加工設備10によるワークWの加工が終了していないと判定された場合には、加工設備10によるワークWの加工が終了するまでステップS108〜S112の処理を繰り返し行う。即ち、加工設備10によるワークWの加工が終了するまで振動値fa,fbを入力し(ステップS108)、入力した振動値fa,fbを固定台振動値用バッファおよびスライドテーブル振動値用バッファにそれぞれ格納する(ステップS110)処理を繰り返し実行する。
そして、ステップS112において加工設備10によるワークWの加工が終了したと判定された場合には、固定台振動値用バッファおよび電流値用バッファそれぞれに格納された振動値faおよび電流値I(0.125msec間隔で入力した振動値faおよび電流値I)を0.25msec間隔で抽出すると共に、スライドテーブル振動値用バッファに格納された振動値fb(0.125msec間隔で入力した振動値fb)を0.5msec間隔で抽出し、当該抽出した0.25msec毎の振動値fa、電流値Iおよび0.5msec毎の振動値fbのそれぞれについて周波数解析を行う処理を実行する(ステップS114)。ここで、本実施の形態では、振動値faおよび電流値Iの抽出間隔を0.25msecに設定すると共に、振動値fbの抽出間隔を0.5msecに設定する構成としたが、各特徴量(振動値fa,fbや電流値I)の抽出間隔は、各機器・構成部品において異常を発見し易い特有の値に設定することができる。抽出した0.25msec毎の振動値fa、電流値Iおよび0.5msec毎の振動値fbのそれぞれについて周波数解析を行うステップS114の処理を実行する異常判定装置2は、本発明の「周波数解析手段」に対応する。
そして、周波数解析の結果に基づいて振動値fa,fbおよび電流値Iに異常値が発生しているか否かを判定し(ステップS116)、異常値が発生していない場合には何もせず本処理を終了し、異常値が発生している場合には異常値が発生した振動値fa,fbおよび電流値Iに関連する機器・構成部品を表示して(ステップS118)、本処理を終了する。異常値が発生した振動値fa,fbおよび電流値Iに関連する機器・構成部品を表示するステップS118の処理を実行する異常判定装置2は、本発明における「機器特定手段」に対応する実施構成の一例である。
ここで、振動値fa,fbおよび電流値Iに異常値が発生しているか否かの判定は、本実施の形態では、機器・構成部品が正常な状態における振動値fa,fbおよび電流値Iの周波数解析結果を予め求めて基準値としてROM56に記憶しておき、加工設備10によるワークWの加工の際に検出した振動値fa,fbおよび電流値Iの周波数解析結果と比較することにより行う構成とした。
なお、振動値faの周波数解析において異常値を検知した場合には、固定台12に異常が発生していることを検知でき、振動値fbの周波数解析において異常値を検知した場合には、スライドテーブル14に異常が発生していることを検知でき、電流値Iの周波数解析において異常値が発生していることを検知した場合には、ACサーボアンプ18に異常が発生していることを検知できる。
一方、ステップ106において加工中でない、即ち、刃具BLDがワークWに接触していない加工前のアイドル状態であると判定された場合には、ツールホルダー15の応力STを入力すると共に(ステップS120)、入力した応力STをRAM54の所定領域に設定された応力用バッファに格納する(ステップS122)。ここで、本実施の形態では、応力STの入力は振動値fa,fb、電流値Iおよび電圧値Vの入力と同様、0.125msec間隔で実行される構成とした。
続いて、加工設備10によるワークWの加工が開始されたか否かの判定を行う(ステップS124)。加工開始の判定は、上述した加工開始の判定と同様、電力値Pに基づいて行う。ステップS124において加工設備10によるワークWの加工が開始されていないと判定された場合には、加工設備10によるワークWの加工が開始されるまでステップS120〜S124の処理を繰り返し行う。即ち、加工設備10によるワークWの加工が開始されるまで応力STを入力し(ステップS120)、入力した応力STを応力用バッファに格納する(ステップS122)処理を繰り返し実行する。
そして、ステップS124において加工設備10によるワークWの加工が開始されたと判定された場合には、応力用バッファに格納された応力ST(0.125msec間隔で入力した応力ST)を20msec間隔で抽出し、当該抽出した20msec毎の応力STについて周波数解析を行う処理を実行する(ステップS126)。ここで、本実施の形態では、応力STの抽出間隔を20msecに設定する構成としたが、応力STの抽出間隔は、各機器・構成部品において異常を発見し易い特有の値に設定することができる。
そして、周波数解析の結果に基づいて応力STに異常値が発生しているか否かを判定し(ステップS116)、異常値が発生していない場合には何もせず本処理を終了し、異常値が発生している場合には異常が発生している機器・部品、例えば、主軸モータM1や刃具BLD、ギヤボックスGBなどを表示して(ステップS118)、本処理を終了する。なお、いずれの機器・部品に異常が発生しているのかの判定は、本実施の形態では、各機器・部品に異常が生じた際に発生する特有の周波数成分を予め実験などによって求めておき、基準値を超えた周波数成分が分かると、当該周波数成分から異常が発生した機器・部品を特定する構成とした。
図3は、20msec間隔で抽出した電流値Iおよび電圧値Vから算出される電力値Pの時間変化、および、各抽出間隔(0.25msec、0.5msec、20msec)で抽出した電流値I、振動値fa,fbおよび応力STの時間変化を示す説明図であり、図4は、抽出した電流値I、振動値fa,fbおよび応力STの周波数解析結果を示す説明図である。
加工設備10の運転が開始されると、0.125msec毎に電流値Iおよび電圧値Vが入力されると共に(ステップS100)、入力された電流値Iおよび電圧値Vが電流値用バッファおよび電圧値用バッファに格納され(ステップS102)、格納された電流値Iおよび電圧値Vから20msec間隔で電流値Iおよび電圧値Vを抽出して電力値Pを算出する(ステップS104)。
そして、当該電力値Pの値に基づいて、刃具BLDによるワークWの加工が開始されるまでのアイドル状態(図3(a)の区間IDL)であるのか、あるいは、刃具BLDによりワークWが加工中(図3(a)の区間MAC)であるのかを判定し(ステップS106)、アイドル状態であると判定された場合には、図3(e)に示すように、0.125msec毎に入力され応力用バッファに格納された主軸モータM1の応力STから20msec間隔で応力STを抽出すると共に(ステップS120、S122)、図4(d)に示すように、抽出した応力STの周波数解析を実施する(ステップS126)。
一方、加工中であると判定された場合には、図3(b),(c)に示すように、0.125msec毎に入力され電流値用バッファおよび固定台振動値度用バッファにそれぞれ格納された電流値Iおよび振動値faから0.25msec間隔で電流値Iおよび振動値faを抽出すると共に(ステップS108、S110)、図3(d)に示すように、0.125msec毎に入力されスライドテーブル振動値度用バッファに格納された振動値fbから0.5msec間隔で振動値fbを抽出する(ステップS108、S110)。そして、図4(a),(b),(c)に示すように、抽出した電流値Iおよび振動値fa,fbの周波数解析を実施する(ステップS114)。
周波数解析の結果、図4に示すように、各特徴量(電流値I、振動値fa,fbおよび応力ST)において異常判定に適した各周波数帯域(Ha,Hb,Hc,Hd,He,Hf)の振幅値を基準値(図4中の二点鎖線)と比較して、当該基準値よりも大きい振幅を示す特徴量に関連する機器・構成部品を異常と判定して表示する(ステップS116、S118)。ここで、本実施の形態では、Hdは主軸モータM1の異常判定に適した周波数帯域、Heは刃具BLDの異常判定に適した周波数帯域、HfはギヤボックスGBの異常判定に適した周波数帯域とした。図4では、周波数帯域Hc,Hdにおいて、振動値fbおよび応力STの振幅が基準値を超えているため、スライドテーブル14および主軸モータM1に異常が生じているものとして、スライドテーブル14および主軸モータM1が表示される。
以上説明した本発明の実施の形態に係る設備診断装置1によれば、加工設備10を構成する複数の機器・構成部品である固定台12やスライドテーブル14、主軸モータM1、ACサーボアンプ18の異常を検知するために有用な(適した)複数の特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)を検出すると共に、検出した各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)に関して周波数解析を行い、当該周波数解析結果に基づいて異常が発生した機器・構成部品を特定することができる。これにより、複数の特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)の検出から異常が発生した機器・構成部品の特定までを一つの装置で行うことができるため、各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)毎に装置を設ける場合に比べて装置の簡素化およびコスト低減を図ることができる。
また、本発明の実施の形態に係る設備診断装置1によれば、異常検出に適したタイミングおよび検出区間で各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)を検出して周波数解析を行う構成、即ち、振動値fa,fbや電流値Iについては、刃具BLDによるワークWの加工中に検出した値を用いて周波数解析を行い、応力STについては、刃具BLDによるワークWの加工前のアイドル状態において検出した値を用いて周波数解析を行う構成であるため、異常診断に不要なデータを排除した上で異常診断を行うことができ、診断速度の向上を図ることができると共に、より正確に機器・構成部品の異常を検出することができる。
なお、所定の検出区間のみ各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)を検出し、当該所定の検出区間に検出し記憶した各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)を周波数解析して異常が生じた機器・構成部品の特定を行うことができるため、設備が稼働している最中にリアルタイムに機器・構成部品の異常発生診断を行うことができる。
また、本発明の実施の形態に係る設備診断装置1によれば、特徴量の一つである電流値Iを用いて算出される電力値Pの値に基づいて加工設備10の稼働状況、即ち、刃具BLDによるワークWの加工中であるのか、あるいは、刃具BLDによるワークWの加工前のアイドル状態であるのかを判定する構成であるため、異常検出に適したタイミングおよび検出区間を容易に設定することができる。
さらに、本発明の実施の形態に係る設備診断装置1によれば、電圧値Vを加えた各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)全てを0.125msec毎に検出すると共にRAM54に記憶し、電力値Pを算出する際や周波数解析する際には、記憶された各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)を必要な間隔(0.25msec、0.5msec、20msec)で抽出する構成、即ち、記憶したデータから所定個のデータを間引いた上で電力値Pの算出や周波数解析を行う構成であるため、各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)を異なるタイミングで検出する構成に比べて制御を容易にすることができると共に、不要なデータを排除した上で異常診断を行うことができ、診断速度の向上を図ることができる。
なお、各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)の抽出間隔(0.25msec、0.5msec、20msec)は、各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)の検出時間(0.125msec)の整数倍に設定されているため、記憶した各特徴量(電流値I、振動値fa,fb、応力ST)から異常検出に適したデータ数のみを抽出する処理を容易に行うことができる。
本実施の形態では、ワークWに加工を施す加工設備10に適用したが、これに限らない。例えば、ワークWに熱処理を施す熱処理炉設備に適用しても良い。
本実施の形態では、主軸モータM1や刃具BLD、ギヤボックスGBなどの異常をツールホルダー15の応力STに基づき判定する構成としたが、主軸モータM1や刃具BLD、ギヤボックスGBなどの異常は、電流値Iに基づき判定する構成としても良い。この場合も、電流値Iの周波数解析結果から各機器・部品に異常発生した際に発生する特有の周波数帯域において振幅値が基準値を超えたか否かを検知することにより、いずれの機器・部品に異常が発生しているのかを特定することができる。
本実施の形態では、刃具BLDによりワークWが加工中であるのか否かの判定は、電力値Pに基づき行う構成としたが、これに限らない。刃具BLDによりワークWが加工中であるのか否かの判定は、例えば、予めプログラミングされROM56に記憶された加工処理プラグラムに基づいて行う構成、具体的には、プログラムに基づく時間によって行う構成としても良い。
本実施の形態では、RAM54に記憶された各特徴量(電流値I、振動値fa,fbおよび応力ST)から各特徴量(電流値I、振動値fa,fbおよび応力ST)を抽出する間隔(0.25msec、0.5msec、20msec)は、各特徴量(電流値I、振動値fa,fbおよび応力ST)の検出間隔(0.125msec)の整数倍に設定したが、これに限らない。
本実施形態は、本発明を実施するための形態の一例を示すものである。したがって、本発明は、本実施形態の構成に限定されるものではない。
1 設備診断装置(診断装置)
2 異常判定装置(第1検出手段、周波数解析手段、機器特定手段、指示手段)
10 加工設備(設備)
12 固定台(第2機器)
14 スライドテーブル(第2機器)
15 ツールホルダー
16 ボールスクリュー
17a ネジ軸
17b ナット部材
18 ACサーボアンプ(第1機器)
19 ACサーボアンプ
20 制御装置
52 CPU
54 RAM(記憶手段)
56 ROM
62 XYZ加速度計(第2検出手段)
64 XYZ加速度計(第2検出手段)
66 応力センサ(第2検出手段)
M1 主軸モータ(第2機器)
M2 駆動モータ
GB ギヤボックス
BLT ベルト
BLD 刃具
I 電流値(第1特徴量)
V 電圧値
fa 振動値(第2特徴量)
fb 振動値(第2特徴量)
ST 応力(第2特徴量)
P 電力値(第3特徴量)

Claims (12)

  1. 第1特徴量によって異常検出が可能な第1機器と、第2特徴量によって異常検出可能な第2機器と、を備える設備の異常を診断する診断装置であって、
    第1所定時間毎に前記第1特徴量を検出する第1検出手段と、
    前記第1所定時間毎に前記第2特徴量を検出する第2検出手段と、
    前記第1および第2検出手段によって検出された前記第1および第2特徴量を記憶する記憶手段と、
    記憶された前記第1および第2特徴量異なる時間間隔で同時に抽出した後に周波数解析する周波数解析手段と、
    該周波数解析手段による解析結果に基づいて異常が生じた機器を特定する機器特定手段と、
    を備える設備診断装置。
  2. 前記第1および第2検出手段による前記第1および第2特徴量の検出開始を指示する指示手段をさらに備え、
    該指示手段は、第1のタイミングで前記第1特徴量の検出を開始して第1時間の間前記第1特徴量の検出を継続するよう前記第1検出手段を制御すると共に、第2のタイミングで前記第2特徴量の検出を開始して第2時間の間前記第2特徴量の検出を継続するよう前記第2検出手段を制御する
    請求項1に記載の設備診断装置。
  3. 前記指示手段は、第3特徴量に基づいて前記第1および第2のタイミングを設定するよう構成されている
    請求項2に記載の設備診断装置。
  4. 前記第3特徴量は、前記第1および第2特徴量の少なくとも一方に基づいて算出される量である
    請求項3に記載の設備診断装置。
  5. 記周波数解析手段は、記憶された前記第1および第2特徴量の少なくとも一方を前記第1所定時間よりも長い第2所定時間間隔で抽出した後に周波数解析するよう構成されている
    請求項1ないし4のいずれか1項に記載の設備診断装置。
  6. 前記第2所定時間は、前記第1所定時間の整数倍の値として設定されている請求項5に記載の設備診断装置。
  7. 第1特徴量によって異常検出が可能な第1機器と、第2特徴量によって異常検出可能な第2機器と、を備える設備の異常を診断する設備診断方法であって、
    (a)第1所定時間毎に前記第1および第2特徴量を検出し、
    (b)検出された前記第1および第2特徴量を記憶し、
    (c)記憶された前記第1および第2特徴量を異なる時間間隔で同時に抽出した後に周波数解析し、
    (d)該周波数解析の結果に基づいて異常が生じた機器を特定する
    設備診断方法。
  8. (e)前記第1および第2特徴量の検出開始を指示するステップをさらに備え、
    該ステップ(e)は、第1のタイミングで前記第1特徴量の検出を開始して第1時間の間前記第1特徴量の検出を継続すると共に、第2のタイミングで前記第2特徴量の検出を開始して第2時間の間前記第2特徴量の検出を継続するステップである
    請求項7に記載の設備診断方法。
  9. 前記ステップ(e)は、第3特徴量に基づいて前記第1および第2のタイミングを設定するステップである
    請求項8に記載の設備診断方法。
  10. 前記ステップ(e)は、前記第1および第2特徴量の少なくとも一方に基づいて前記第3特徴量を算出するステップである
    請求項9に記載の設備診断方法。
  11. 記ステップ(c)は、記憶された前記第1および第2特徴量の少なくとも一方を前記第1所定時間よりも長い第2所定時間間隔で抽出した後に周波数解析するステップである
    請求項7ないし10のいずれか1項に記載の設備診断方法。
  12. 前記ステップ(c)は、前記第1所定時間の整数倍の値として前記第2所定時間を設定するステップである
    請求項11に記載の設備診断方法。
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