JP2017168561A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボディダイオードに順方向電流を流す際に生じる帯状積層欠陥の成長を抑制でき、オン抵抗増加を抑制可能なワイドバンドギャップ半導体を用いた半導体装置を提供する。
【解決手段】n型ドレイン領域1上のn型ドリフト領域2、ドリフト領域2上部のp型チャネル領域3a,3b、ドリフト領域2上部の注入制限領域3c、チャネル領域3a,3b上部のn型ソース領域5a,5b、チャネル領域3a,3b上の絶縁されたゲート電極8、ソース領域5a,5b上のソース電極10に接続され、注入制限領域3c上のショットキーコンタクト電極16を備え、ソース領域5a,5bからチャネル領域3a,3b、ドリフト領域2を経由してドレイン領域1に至る経路をワイドバンドギャップ半導体材料を用いた主電流経路とし、電極16と注入制限領域3cとのショットキー接合により電極16を経由してドリフト領域2からの少数キャリアが注入されるのを制限する。
【選択図】図1

Description

本発明は、インバータやスイッチング電源等に使用される半導体装置及びその製造方法に関する。
図11に、DC電源23の正極側にMOSFET20a,20bのドレインが接続され、MOSFET20a,20bのソースにはMOSFET20c,20dのドレインが接続され、MOSFET20c,20dのソースにはDC電源23の負極側が接続された単相インバータを示す。MOSFET20aのソース及びMOSFET20cのドレインと、MOSFET20bのソース及びMOSFET20dのドレインとの間には、負荷インダクタンス24が接続されている。MOSFET20a〜20dのゲートにはゲート駆動回路(GD)22a〜22dがそれぞれ接続されている。各MOSFET20a〜20dにはダイオード21a〜21dがそれぞれ並列接続されている。
MOSFET20a及びMOSFET20dが導通している場合には、矢印の実線で示すように電流Iaが負荷インダクタンス24に流れている。このとき、MOSFET20a,20dをオフすると、負荷インダクタンス24に流れていた電流は転流し、矢印の破線で示すようにダイオード21c,21bを流れる電流Ibとなる。
MOSFET20a〜20dとして、Si−MOSFETを使用する場合には、ダイオード21a〜21dとして、Si−MOSFETのpn接合ダイオード(ボディダイオード)を使用する場合もある。しかしながら、図12に示すような従来の炭化珪素(SiC)パワーMOSFETでは、pn接合ダイオードに電流を流すことは好ましくない。
図12では、SiCからなるn型の半導体基板(ドレイン領域)101上に半導体基板101より低不純物濃度のエピタキシャル層からなるn型のドリフト領域102が配置された構造を例示的に示している。図12では、ユニットセルC101を構成するように、ドリフト領域102の上部には、複数のp型のチャネル領域103が設けられている。チャネル領域103の下部には、p型のベース領域104が設けられている。チャネル領域103の上部の一部にはn型のソース領域105が設けられている。ベース領域104上には、ソース領域105に挟まれるように、p型のベースコンタクト領域106が設けられている。チャネル領域103上にはゲート絶縁膜107を介してゲート電極108が配置されている。ソース領域105及びベースコンタクト領域106上には、オーミックコンタクト電極109が配置されている。オーミックコンタクト電極109上には、ソース電極110が配置されており、ソース電極110とゲート電極108とは、層間絶縁膜117により絶縁されている。半導体基板101の裏面にはドレイン電極111が配置されている。ユニットセルC101に隣接するユニットセルC102の構造も、ユニットセルC101の構造と同様である。
図12に示すSiC−MOSFETのpn接合ダイオード(ボディダイオード)に順方向電流を流すと、SiC−MOSFETのオン抵抗が上昇する現象が発生することが知られている。SiC−MOSFETを使用する場合には、チャネル領域103及びベース領域104とドリフト領域102で構成されるpn接合ダイオードに電流を流すことは好ましくない。
また、図11に示した電流Ibの転流時に、MOSFET20c,20bをオンすることで通常のオン時と逆方向にチャネル電流を流すことでボディダイオードに電流が流れることを防止することは可能である。しかしながら、上下アームのMOSFET20a,20c又はMOSFET20b,20dが同時にオンした場合にDC電源23の短絡が発生してしまうため、両方のMOSFET20a,20c又はMOSFET20b,20dがオフしている期間(所謂デッドタイム)が存在し、その期間にはボディダイオードに順方向電流が流れてしまう。
このため、ボディダイオードに電流を流さないように、図11に示すようにMOSFET20a〜20dに並列にダイオード21a〜21dを接続することが行われる。ダイオード21a〜21dとしては、SiCはSiの10倍の絶縁破壊電界強度を持つため、高耐圧のショットキーバリアダイオードが使用可能であり、ターンオン時の損失や、ダイオードが逆回復したときに発生するリカバリ損失を低減することができる。しかしながら、ダイオード21a〜21dの順方向電圧がMOSFET20a〜20dのビルトイン電圧(SiCの場合約2.3V)以上になるとボディダイオードに電流が流れてしまうため、ダイオード21a〜21dの順方向降下電圧(Vf)を低減する必要があり、ダイオード21a〜21dのチップ面積の増大によるコストの増大を招く。
オン抵抗が増加する原因として、SiC−MOSFETのボディダイオードに順方向電流を流したときに、伝導度変調が発生する際の多数キャリアと少数キャリアの再結合エネルギーでSiC結晶内の転移を起点として積層欠陥が成長し、電流経路に電流が流れにくい部分が増大することが指摘されている(例えば、非特許文献1参照。)。積層欠陥は、基板中に多く存在する基底面転移がエピタキシャル成長する過程で害が少ない転移に変換されるが、その際に積層欠陥の一部が残りオン抵抗が増加する原因の一つとされているが、まだ明確になっていない部分もあり、エピタキシャル成長の過程で発生する欠陥や高不純物濃度のイオン注入部分からの積層欠陥の成長等も報告されている。
この積層欠陥の形状はフォトルミネッセンス(PL)等により確認されており、図13に示すように通常、三角形状の積層欠陥(三角欠陥)114と、帯状の積層欠陥(帯状欠陥)115が存在する。三角欠陥114は面積が比較的小さいため数が極端に多くなければオン抵抗に与える影響は少ない。一方、帯状欠陥115は面積が大きいため、1個でもオン抵抗に与える影響は大きい。このような三角欠陥114及び帯状欠陥115の成長の元となる転移等は結晶成長の条件の最適化等により減少させることは可能であるものの、完全に無くすることは容易ではない。
積層欠陥の成長を抑制する手法としては、エピタキシャル層のステップフロー成長方向に沿って電流制限領域を形成した炭化珪素半導体装置の構造が知られている(特許文献1参照。)。又、メサ状のp型アノードエミッタ層の長軸面が延在している方向を、<11−20>方向としたオフ方向から角度φ=60°だけ傾斜させた方向としたバイポーラ半導体素子の構造が知られている(特許文献2参照。)。更に、SiC単結晶よりなる基板、SiCよりなる第1導電型エピタキシャル層、SiCよりなる第2導電型半導体領域を順次積層し、第2導電型半導体領域の表面から、第1導電型エピタキシャル層と基板との界面にまで達し、積層欠陥の成長を停止させる欠陥停止領域を形成した炭化珪素半導体装置の構造が知られている(特許文献3参照。)。
以上のように、ワイドバンドギャップ半導体を使用した半導体装置において、ボディダイオードに順方向電流を流す際に生じる帯状の積層欠陥の成長を抑制するため手法が模索されている。
特開2013−232574号公報 特開2012−146932号公報 特許第4100680号公報
ジェー・ディー・コールドウェル(J.D.Caldwell)ら著、「4H−SiCにおける再結合誘起積層欠陥に関する駆動力(On the driving force for recombination−induced stacking fault motion in 4H−SiC)」、ジャーナル・オブ・アプライド・フィジクス(J.Appl.Phys.)、108巻、2010年、p.044503
本発明は、ボディダイオードに順方向電流を流す際に生じる帯状の積層欠陥の成長を抑制することができ、オン抵抗の増加を抑制可能なワイドバンドギャップ半導体を用いた半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、シリコンよりも禁制帯幅が広い半導体材料を主電流経路に用いた半導体装置であって、(a)第1導電型のドレイン領域と、(b)ドレイン領域上に配置され、ドレイン領域より低不純物濃度の第1導電型のドリフト領域と、(c)ドリフト領域の上部に設けられた第2導電型のチャネル領域と、(d)ドリフト領域の上部にチャネル領域と離間して設けられた注入制限領域と、(e)チャネル領域の上部の一部に設けられた第1導電型のソース領域と、(f)チャネル領域上にゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極と、(g)ソース領域上に配置されたソース電極と、(h)ドレイン領域の裏面に配置されたドレイン電極と、(i)ソース電極に接続されて、注入制限領域上に配置されたショットキーコンタクト電極とを備え、ソース領域からチャネル領域、ドリフト領域を経由してドレイン領域に至る経路を主電流経路とし、ショットキーコンタクト電極と注入制限領域がショットキー接合を構成することにより、ショットキーコンタクト電極を経由して前記第2導電型のチャネル領域から前記ドリフト領域に少数キャリアが注入されるのを制限する半導体装置であることを要旨とする。
本発明の他の態様は、(a)シリコンよりも禁制帯幅が広い半導体材料の第1導電型のドレイン領域上に、ドレイン領域より低不純物濃度の半導体材料で第1導電型のドリフト領域を形成する工程と、(b)ドリフト領域の上部に第2導電型のチャネル領域を形成する工程と、(c)ドリフト領域の上部にチャネル領域と離間するように注入制限領域を形成する工程と、(d)チャネル領域の上部の一部に第1導電型のソース領域を形成する工程と、(e)チャネル領域上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、(f)チャネル領域及びソース領域上にソース電極を形成する工程と、(g)ドレイン領域の裏面にドレイン電極を形成する工程と、(h)ソース電極に接続するように注入制限領域にショットキーコンタクト電極を形成する工程とを含み、ショットキーコンタクト電極と注入制限領域がショットキー接合を構成することにより、ショットキーコンタクト電極を経由して前記第2導電型のチャネル領域から前記ドリフト領域に少数キャリアが注入されるのを制限する半導体装置の製造方法であることを要旨とする。
本発明によれば、ボディダイオードに順方向電流を流す際に生じる帯状の積層欠陥の成長を抑制することができ、オン抵抗の増加を抑制可能なワイドバンドギャップ半導体を用いた半導体装置及びその製造方法を提供することができる。
第1の実施の形態に係る半導体装置の一例を示す要部断面図である。 第1の実施の形態に係る半導体装置の一例を示す平面図である。 第1の実施の形態に係る半導体装置の積層欠陥の成長の様子を示すPL像を模式的に示す平面図である。 図4(a)及び図4(b)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための工程断面図である。 図5(a)及び図5(b)は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための図4(a)及び図4(b)に引き続く工程断面図である。 図6は、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明するための図5(a)及び図5(b)に引き続く工程断面図である。 第2の実施の形態に係る半導体装置の一例を示す平面図である。 第3の実施の形態に係る半導体装置の一例を示す要部断面図である。 第3の実施の形態に係る半導体装置の等価回路図である。 第4の実施の形態に係る半導体装置の一例を示す要部断面図である。 単相インバータの動作を説明するための回路図である。 従来のプレナー型MOSFETの要部断面図である。 積層欠陥成長後のPL像を模式的に示す図である。
以下において、本発明の第1〜第4の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明で参照する図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。更に、以下に示す第1〜第4の実施の形態は、本発明の技術的思想を具体化するための半導体装置を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質や、それらの形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
また、本明細書において説明する半導体装置の導電型は一例であり、以下の説明に用いた導電型の選択に限定される必要はない。また、本明細書及び添付図面においては、n又はpを冠記した層や領域では、それぞれ電子又は正孔が多数キャリアであることを意味する。また、nやpに上付き文字で付す+及び−は、+及び−の付記されていない半導体領域に比してそれぞれ相対的に不純物密度が高い又は低い半導体領域であることを意味する。また、本明細書において、「上側」「下側」等の「上」「下」の定義は、図示した断面図上の単なる表現上の問題であって、例えば、半導体装置の方位を反時計回りに90°変えて観察すれば「上」「下」の称呼は「左」「右」になり、180°変えて観察すれば「上」「下」の称呼の関係は逆になることは勿論である。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置において、図1に示すように、通常動作セルC1と、通常動作セルC1に隣接して配列された欠陥成長抑制セルC2を有する構造を単位構造として、この単位構造を複数個配列したマルチチャネル構造である。通常動作セルC1はMOSFETの通常動作を行うためのユニットセルであり、欠陥成長抑制セルC2は積層欠陥の成長を抑制するためのユニットセルである。単位構造には1本の欠陥成長抑制セルC2に対して複数本の通常動作セルC1が含まれていてもよい。また、連続した複数本の欠陥成長抑制セルと複数本の通常動作セルC1が含まれていてもよい。
第1の実施の形態に係る半導体装置は、図1に示すように、SiCからなる第1導電型(n型)のドレイン領域1と、ドレイン領域1上に配置され、ドレイン領域1より低不純物濃度の第1導電型(n型)のドリフト領域2とを基本としている。ドレイン領域1はn型の半導体基板で構成されている。
ドレイン領域1及びドリフト領域2の材料としては、SiC、窒化ガリウム(GaN)、ダイヤモンド、窒化アルミニウム(AlN)等のシリコン(Si)よりも禁制帯幅が広いワイドバンドギャップ半導体がそれぞれ使用可能である。室温における3C−SiCの禁制帯幅は2.23eV、4H−SiCの禁制帯幅は3.26eV、6H−SiCの禁制帯幅は3.02eV、GaNの禁制帯幅は3.4eV、ダイヤモンドの禁制帯幅は5.5eV、AlNの禁制帯幅は6.2eVであり、いずれもSiの禁制帯幅1.11eVよりも広い。より好ましくは禁制帯幅が2.0eV以上のワイドバンドギャップ半導体である。LED等では2.5eV以上の禁制帯幅を「ワイドバンドギャップ」として定義しているが、本発明では室温における禁制帯幅2.23eVの3C−SiCが含まれる禁制帯幅の領域が、より好ましいワイドバンドギャップ半導体の定義領域となる。
ドレイン領域1を構成する半導体基板をSiC基板として、Si面やC面を使用する場合には、通常は<11−20>方向をオフ方向とする。例えばSiCからなる1200V耐圧素子においては、ドリフト領域2の不純物濃度は1×1016cm−3程度であり、厚さは約10μmであり、高耐圧であるほど濃度は低く、厚さは厚くする必要がある。
通常動作セルC1において、ドリフト領域2の上部には、複数の第2導電型(p型)のチャネル領域3a,3bが選択的に設けられている。チャネル領域3a,3bの下部には、チャネル領域3a,3bより高不純物濃度の第2導電型(p型)のベース領域4aが設けられている。ベース領域4aは、チャネル領域3a,3bとドリフト領域2の間のpn接合に高い逆バイアスが印加された場合に、チャネル領域3a,3bがパンチスルーすることを防止する機能を有する。
チャネル領域3a,3bの上部には、第1導電型(n型)のソース領域5a,5bが選択的にそれぞれ設けられている。ベース領域4a上には、ソース領域5a,5bに挟まれ、且つチャネル領域3a,3bと接するように、第2導電型(p型)のベースコンタクト領域6が設けられている。ソース領域5a,5b及びベースコンタクト領域6上には、ベースコンタクト領域6とオーミック接触するオーミックコンタクト電極9が配置されている。ベースコンタクト領域6は、オーミックコンタクト電極9とのコンタクト抵抗を低減するために、ベース領域4aより高不純物濃度に設定されている。オーミックコンタクト電極9から一定のバイアスを印加することにより、チャネル領域3a,3b及びベース領域4aの電位が安定する。
チャネル領域3a,3b上からドリフト領域2上に亘って、ゲート絶縁膜7を介してドープドポリシリコン等からなるゲート電極8a,8bがそれぞれ配置されている。この様な高耐圧素子では15V〜30V程度のゲート電圧で駆動する場合が多く、信頼性を確保する上でゲート絶縁膜7の厚さは通常50nm〜150nm程度とされる。
オーミックコンタクト電極9の材料としては、例えばニッケル(Ni)、コバルト(Co)、タングステン(W)、タンタル(Ta)、チタン(Ti)、クロム(Cr)、モリブデン(Mo)、ジルコニウム(Zr)、ニッケルシリサイド(NiSi)及びチタンシリサイド(TiSi)等が使用可能であり適宜選択される。オーミックコンタクト電極9は、その上に配置されたソース電極10と電気的に且つ金属学的に接続されている。ソース電極10とゲート電極8a,8b,8cとは層間絶縁膜17により絶縁されている。ドレイン領域1の裏面にはドレイン電極11が配置されている。
一方、欠陥成長抑制セルC2においては、ドリフト領域2の上部にチャネル領域3a,3bと離間して第2導電型(p型)の半導体領域(注入制限領域)3cが選択的に設けられている。ドリフト領域2と半導体領域3cの間には、半導体領域3cより高不純物濃度の第2導電型(p型)の半導体領域4bが設けられている。半導体領域3c及び半導体領域4bは、通常動作セルC1のチャネル領域3a,3b及びbベース領域4aを形成する工程において同時に形成可能である。
半導体領域3c上には、半導体領域3cとショットキー接触するショットキーコンタクト電極16が配置されている。ショットキーコンタクト電極16は、ソース電極10に接続されている。ショットキーコンタクト電極16の材料としては、例えばNi、Co、W、Ta、Ti、Cr、Mo、Zr、NiSi及びTiSi等が使用可能であり、半導体領域3cの不純物濃度等に応じて適宜選択される。半導体領域3cは、ショットキーコンタクト電極16とショットキー接合を構成することにより、ショットキーコンタクト電極16からの正孔の注入を制限する注入制限領域を構成する。
半導体領域3cの通常動作セルC1側の端部上には、ゲート絶縁膜7を介してゲート電極8bが半導体領域3cに対し部分的に重なるように配置されている。半導体領域3cの通常動作セルC1側とは反対側の端部上には、ゲート絶縁膜7を介してゲート電極8cが半導体領域3cに対し部分的に重なるように配置されている。
図1に示すように、層間絶縁膜17の上を含めた全面にはTi膜19、窒化チタン(TiN)膜20及びTi膜21等のバリアメタルが設けられていてもよい。
第1の実施の形態に係る半導体装置では、ソース電極10に対しゲート電極8a,8b,8cに閾値以上の電圧を印加すると、通常動作セルC1においては、ゲート電極8直下のチャネル領域3a,3bの表層にn型反転層が形成される。この状態で、ドレイン電極11にソース電極10よりも高い電圧を印加すると、通常動作セルC1において、ドレイン電極11から、ドレイン領域1、ドリフト領域2、チャネル領域3aの表層のn型反転層、ソース領域5a、オーミックコンタクト電極9を経由してソース電極10に至る主電流経路と、ドレイン電極11から、ドレイン領域1、ドリフト領域2、チャネル領域3bの表層のn型反転層、ソース領域5b、オーミックコンタクト電極9を経由してソース電極10に至る主電流経路が形成されて、ドレイン電極11からソース電極10へ電流が流れる。即ち、第1の実施の形態に係る半導体装置は、ワイドバンドギャップ半導体材料を主電流経路に用いており、ドレイン領域1からドリフト領域2、チャネル領域3a,3bを経由してソース領域5a,5bに至る経路を主電流経路としている。
次に、ソース電極10に対しゲート電極8a,8b,8cに閾値以下の電圧を印加すると、通常動作セルC1においては、チャネル領域3a,3bの表層のn型反転層が消滅するため電流は流れない。一方、欠陥成長抑制セルC2においては、半導体領域3c、半導体領域4b及びドリフト領域2で構成されるpn接合ボディダイオードに逆バイアスが印加されると、半導体領域3cとショットキーコンタクト電極16で構成されるショットキー接合は順バイアスとなる。このため、正孔をショットキーコンタクト電極16側に流出させることができる。したがって、半導体領域3c、半導体領域4b及びドリフト領域2で構成されるpn接合の空乏層の形成には支障がなく、耐圧は低下しない。
また、図11のIbが流れる状態、すなわちMOSFET20b、20cのソース電極10にドレイン電極11よりもpn接合のビルトイン電圧以上高い電圧が印加された場合は、通常動作セルC1において半導体領域3a、半導体領域4a及びドリフト領域2で構成されるpn接合に順バイアスが印加されドリフト領域に正孔が注入される。通常動作セルC1では半導体領域3a、半導体領域4aはベースコンタクト領域6およびオーミックコンタクト電極9を介してソース電極10に接続されているためこの正孔の注入は順バイアスが印加されている限り継続的に発生する。
一方、欠陥成長抑制セルC2においては、半導体領域3cとショットキーコンタクト電極16によりショットキー接合を構成し、正孔に対するエネルギー障壁が形成されている。このため、半導体領域3c、半導体領域4b及びドリフト領域2で構成されるpn接合に順バイアスが印加されると、半導体領域3cとショットキーコンタクト電極16で構成されるショットキー接合は逆バイアスとなる。このため、ショットキーコンタクト電極16から半導体領域3cへ正孔を連続的に供給できなくなり、半導体領域3cへの正孔の注入が制限される。したがって、半導体領域3c、半導体領域4b及びドリフト領域2で構成されるpn接合ボディダイオードへの電流の流れが阻止され、ボディダイオードに電流が流れた際に生じる積層欠陥の成長が抑制される。
なお、図1に示した欠陥成長抑制セルC2において、通常動作セルC1のベースコンタクト領域6に対応するベースコンタクト領域を設けていないのは、薄い空乏層によりトンネル電流が流れ、擬似的にオーミックコンタクトとなることを防止するためである。欠陥成長抑制セルC2において、ショットキーコンタクト電極16とショットキー接合が形成される範囲の不純物濃度のベースコンタクト領域である場合には、ショットキーコンタクト電極16と半導体領域4bとの間にベースコンタクト領域を設けてもよい。
また、図1に示した欠陥成長抑制セルC2において、通常動作セルC1のソース領域5a,5bに対応するソース領域を設けてもよいが、通常通電時の電流に寄与するにはソース領域との接合はオーミックである必要があり構造が複雑で製造が困難になる。更に、半導体領域3cの電位がショットキー接合のビルトイン電圧により上昇し易いため、ソース領域、半導体領域3c及びドリフト領域2で構成される寄生バイポーラトランジスタが動作し易く、アバランシェ耐量の劣化等が生じる可能性がある。
図1において、ゲート電極8bの直下のドリフト領域2が表面に露出した幅W2を有する部分は、p型領域が存在しないため、少数キャリアが注入されない部分である。但し、ゲート電極8bの直下のドリフト領域2が表面に露出した部分の幅W2は数μm以下と非常に狭いため、ベース領域4aから注入された少数キャリア(正孔)が拡散により広がり、積層欠陥の成長をこの領域で阻止することはできない。一方、ゲート電極8bの直下のドリフト領域2が表面に露出した部分の幅W2を広げると、ゲート電極8b直下のドリフト領域2が表面に露出した部分をベース領域4aから伸びる空乏層でピンチオフできなくなり、耐圧の低下やゲート絶縁膜7の電界強度の上昇に伴いゲート絶縁膜7が破壊される等の不具合が発生する。そこで、少数キャリアが注入されない半導体領域(注入制限領域)3cの幅W1を、ゲート電極8bの直下のドリフト領域2が表面に露出した部分の幅W2よりも大きくすることにより、欠陥成長抑制セルC2において積層欠陥の成長を有効に抑制することができる。
図2の第1の実施の形態に係る半導体装置の平面図のA−A方向から見た断面図が図1に対応している。図2に示すように、半導体基板(ドレイン領域)1に枠状に周辺耐圧構造13が設けられ、周辺耐圧構造13に囲まれて活性領域12が設けられている。活性領域12内にはゲートパッド22が配置されるとともに、ストライプ状のオーミックコンタクト電極9及びショットキーコンタクト電極16が平行に配列されている。図2では便宜的にオーミックコンタクト電極9及びショットキーコンタクト電極16の配列を示すが、オーミックコンタクト電極9及びショットキーコンタクト電極16に対応して、図1に示した通常動作セルC1及び欠陥成長抑制セルC2が配列されている。図2の配列パターンでは1本の欠陥成長抑制セルC2に対し、4本の通常動作セルC1を含ませた単位構造が例示されている。
すなわち、オーミックコンタクト電極9に対応する通常動作セルC1は、4本ずつ平行に周期的に配列されている。ショットキーコンタクト電極16に対応する欠陥成長抑制セルC2が、通常動作セルC1の2本の配列に両側を挟まれて単位構造を構成し、この単位構造が周期的に配列されている。一般的にSiC基板のSi面やC面を半導体基板1として使用する場合、<11−20>方向がオフ方向となるが、帯状の積層欠陥は、<11−20>方向に直交する方向に成長する。通常動作セルC1及び欠陥成長抑制セルC2の配列方向は、図2に矢印で示すように、オフ方向に平行な方向、即ち、帯状の積層欠陥の成長方向に対して直交する方向に延在するように規定されている。
図2においては、オーミックコンタクト電極9に対応する通常動作セルC1の4本の配列の間に、ショットキーコンタクト電極16に対応する欠陥成長抑制セルC2を1本ずつ配置した構造として捉えることも可能であるが、通常動作セルC1及び欠陥成長抑制セルC2の本数はそれぞれ特に限定されない。図2では欠陥成長抑制セルC2はチップ上に5本配列された場合を例示しているが、例えば、活性領域の大きさ、セルピッチやドリフト領域2のライフタイムや厚さに応じて欠陥成長抑制セルC2の本数を6本以上にして配列してもよい。ドリフト領域2のライフタイムが長い場合や厚さが厚い場合には、少数キャリア(正孔)の広がりが大きくなるため、1チップ上に、例えば10本程度以上に欠陥成長抑制セルC2の本数を多くする場合もありうる。欠陥成長抑制セルC2は、通常オン時の電流に寄与しないため、帯状の積層欠陥の成長を停止できる範囲で最小限にすることが有効であり、通常動作セルC1との面積比を10%以下にすることが望ましい。
また、ドリフト領域2に電子線照射、プロトン照射等によるライフタイムキラーの導入を実施することによりライフタイムを低減し、欠陥成長抑制セルC2の本数を低減可能である。なお、プロトン照射は深さ制御が可能であるため、ベース領域4aより若干深い部分に導入すると、それより深い部分全体の少数キャリア密度を減少させることができる。
図3は、積層欠陥の原因となる転移等が存在した場合に、第1の実施の形態に係る半導体装置のボディダイオード通電後の三角形の積層欠陥14及び帯状の積層欠陥15の成長状況を模式的に示す。図3において、分かり易くするため、図2で示したショットキーコンタクト電極16の配列のみを示し、通常動作セルC1側の構造となるオーミックコンタクト電極9の配列の図示を省略している。図3に示すように、帯状の積層欠陥15は、半導体基板1の<11−20>方向をオフ方向とする場合、オフ方向である<11−20>方向に直交する方向に成長するが、帯状の積層欠陥15の成長する方向に直交する方向に欠陥成長抑制セルC2が延在しているため、帯状の積層欠陥15の成長が欠陥成長抑制セルC2に到達した時点で停止している。
以上説明したように、第1の実施の形態に係る半導体装置によれば、欠陥成長抑制セルC2において、ショットキーコンタクト電極16とショットキー接合を構成し、ボディダイオードに順方向電流を流す際に少数キャリアの注入が制限される半導体領域(注入制限領域)3cを設けたことにより、ボディダイオードに順方向電流を流すことで生じる帯状の積層欠陥の成長を抑制することができる。したがって、オン抵抗の増加を抑制可能となる。
次に、図1、図4(a)〜図6を参照しながら、第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例を説明する。なお、以下で説明する半導体装置の製造方法は一例であって、第1の実施の形態に係る半導体装置はこれ以外の種々の方法でも製造可能である。
(a)図4(a)に示すように、SiC等のワイドバンドギャップ半導体材料からなるn型の半導体基板をドレイン領域1として、ドレイン領域1上に、ドレイン領域1より低不純物濃度のn型のドリフト領域2をエピタキシャル成長させる。
(b)次に、ドリフト領域2上にフォトレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ技術を用いてフォトレジスト膜をパターニングする。パターニングされたフォトレジスト膜をマスクと用いて、アルミニウム(Al)やホウ素(B)等のp型不純物をドリフト領域2の表面に注入飛程が異なるように加速電圧を変えた多段のイオン注入をする。高加速電圧側ではベース領域4a及び半導体領域4bを実現する高ドーズ量で多段イオン注入し、低加速電圧側では半導体層3及び半導体領域3cを実現するように高加速電圧側よりも低ドーズ量でイオン注入する。この際、ベース領域4a及び半導体領域4bを実現するために軽いイオンであるBイオンを注入し、半導体層3及び半導体領域3cを実現するためにBよりも重いイオンであるAlイオンを注入してもよい。残存したフォトレジスト膜は剥離液又はアッシング等で除去する。
その後の熱処理により、図4(b)に示すように、通常動作セルC1を形成する領域においては、ドリフト領域2の上部にp型の半導体層3及びp型のベース領域4aをそれぞれ形成すると同時に、欠陥成長抑制セルC2を形成する領域においては、ドリフト領域2の上部にp型の半導体領域3c及びp型の半導体領域4bを形成する。ここで、半導体層3、ベース領域4a、半導体領域3c及び半導体領域4bの形成位置は、図2に示すようにオフ方向に平行に延伸するストライプ形状の通常動作セルC1,C2が形成されるように規定される。
(c)次に、ドリフト領域2の上面にフォトレジスト膜を新たに塗布して、フォトリソグラフィ技術を用いてフォトレジスト膜をパターニングする。パターニングされたフォトレジスト膜をマスクとして用いて、砒素(As)や燐(P)等のn型不純物イオンを通常動作セルC1の部分に選択的に多段に注入する。そして、更に別のフォトレジスト膜をマスクとして用いて、Alイオンを注入する。その後の熱処理によって、図5(a)に示すように、ドリフト領域2の上部にp型のベースコンタクト領域6及びn型のソース領域5a,5bが形成される。
次に、図5(a)に示したドリフト領域2の表面を熱酸化し、シリコン酸化膜(SiO膜)からなるゲート絶縁膜7を形成する。そして、化学気相成長(CVD)法等により、図5(b)に示すように、ゲート絶縁膜7上にn型の不純物を添加したポリシリコン層(ドープドポリシリコン層)8を堆積する。そして、フォトリソグラフィ技術及びドライエッチング等により、ゲート絶縁膜7及びドープドポリシリコン層8の一部を選択的に除去して、ゲート電極8a,8b,8cを形成する。
次に、図5(b)に示すように、CVD法等により、ゲート電極8a,8b,8c、半導体領域3c、ソース領域5a,5b及びベースコンタクト領域6の上面にリンシリケートグラス(PSG)膜等からなる層間絶縁膜17を堆積する。
(d)次に、層間絶縁膜17上にフォトレジスト膜を塗布し、フォトリソグラフィ技術を用いてフォトレジスト膜をパターニングする。パターニングされたフォトレジスト膜をマスクとして用いて、ドライエッチングにより層間絶縁膜17の一部を選択的に除去して、ベースコンタクト領域6、ソース領域5a,5b、半導体領域3cを露出させる。その後、フォトレジスト膜を剥離液又はアッシング等で除去する。この結果、図6に示すように、ゲート電極8a,8b,8cを覆うように層間絶縁膜17が形成される。
(e)次に、スパッタ法又は蒸着法等により、ベースコンタクト領域6、ソース領域5a,5b及び半導体領域3c上にNiの金属膜を堆積することによりオーミックコンタクト電極9とショットキーコンタクト電極16を形成する。
(f)次に、スパッタ法又は蒸着法等により、図1に示すように、層間絶縁膜17の上を含めた全面にTi膜19、TiN膜20及びTi膜21のバリアメタルを形成し、オーミックコンタクト電極9及びショットキーコンタクト電極16に接続するAlからなるソース電極10を形成する。層間絶縁膜17を覆っているTi膜19、TiN膜20及びTi膜21は、バリアメタルであるが、その目的は、Ti膜19,21でAl等からなるソース電極10を介して侵入する水素等によってMOSの動作特性が変動するのを防ぐ為の水素吸蔵であり、TiN膜20はAlとTiの合金化でTiの吸蔵効果を損なわない為である。その後、ドレイン領域1の裏面にドレイン電極11を形成する。金属電極の形成後にはシンタリングの熱処理を行う。
そして、電子線を照射することにより、ドリフト領域2のキャリアのライフタイムを短縮させる。その後の熱処理により、電子線の照射により設けられたエネルギー状態が不安定な結晶欠陥を回復させる。このようにして、第1の実施の形態に係る半導体装置が完成する。
第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法によれば、帯状の積層欠陥の成長を抑制することができ、オン抵抗の増加を抑制可能となる半導体装置を実現可能となる。なお、ドレイン電極11を形成した後に電子線を照射する場合を説明したが、ドレイン電極11を形成する前の段階で電子線を照射してもよい。また、電子線照射後の電子線アニールを行わない場合もある。また、電子線を照射する代わりに、プロトンやヘリウム等の荷電粒子線や、中性子線等の非荷電粒子線を照射してもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、図7に示すように、平面パターンとして見た場合に、六角形のオーミックコンタクト電極9及びショットキーコンタクト電極16にそれぞれ対応する六角形のユニットセルを備える点が、図2に示したストライプ状のオーミックコンタクト電極9及びショットキーコンタクト電極16にそれぞれ対応するストライプ状のユニットセルと異なる。
オーミックコンタクト電極9及びショットキーコンタクト電極16に対応するユニットセルは、オフ方向に平行に2列ずつ配列されている。オーミックコンタクト電極9に対応するユニットセルと、ショットキーコンタクト電極16に対応するユニットセルとは、帯状の積層欠陥の成長方向に沿って、2列ずつ交互且つ周期的に配列されている。例えばドレイン領域1を構成する半導体基板が<11−20>方向にオフ方向を有する場合、<11−20>方向に直交する方向が帯状の積層欠陥の成長方向となる。
図7においては、ショットキーコンタクト電極16を有するユニットセルを2列隣接して配置しているが、ショットキーコンタクト電極16を有するユニットセルの本数はこれに限定されず、ボディダイオードに電流を流した場合の少数キャリアの広がりに応じて増減可能である。第2の実施の形態においても、ショットキーコンタクト電極16を有するユニットセルは、オン時の電流に寄与しないため、積層欠陥の成長を防止する目的を達成する範囲で、オーミックコンタクト電極9を有するユニットセルとの面積比を10%以下にすることが望ましい。
第2の実施の形態に係る半導体装置によれば、第1の実施の形態と同様に、帯状の積層欠陥の成長を抑制するためのショットキーコンタクト電極16を有するユニットセルを、帯状の積層欠陥の成長方向に直交する方向に延在させることにより、帯状の積層欠陥の成長を抑制することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置は、図8に示すように、積層欠陥の成長を抑制するための欠陥成長抑制セルC2の構成が、図1に示した欠陥成長抑制セルC2の構成と異なる。層間絶縁膜17の上を含めた全面にTi膜19、TiN膜20及びTi膜21のバリアメタルは図示を省略しているが、図1と同様に設けるのが好ましい。欠陥成長抑制セルC2において、ドリフト領域2の上部にはp型の半導体領域3c,3dが設けられている。半導体領域3c,3dの下部にはp型の半導体領域4b,4cが設けられている。半導体領域3c,3d及び半導体領域4b,4cは、通常動作セルC1のチャネル領域3a,3b及びベース領域4aを形成する工程において同時に形成可能である。ドリフト領域2の半導体領域3c,3dに挟まれた部分は、ショットキーコンタクト電極18にショットキー接触し、ショットキーコンタクト電極18からの少数キャリアの注入を制限する注入制限領域を構成する。
第3の実施の形態に係る半導体装置によれば、ドリフト領域2の半導体領域3c,3dに挟まれた部分が、ショットキーコンタクト電極18からの少数キャリアの注入を制限して、ボディダイオードに電流を流さないため、積層欠陥の成長を防止することができる。
更に、第3の実施の形態に係る半導体装置は、図9の等価回路に示すように、通常動作セルC1により構成されるMOSFETQ1に、ボディダイオードをバイパスする、ドリフト領域2及びショットキーコンタクト電極18により構成されるショットキーバリアダイオードD1を並列接続した構成となる。即ち、図11に示した外付けダイオード21a〜21dに相当するショットキーバリアダイオードD1を内蔵していることと等価であり、積層欠陥の成長を防止する上で2重の効果を奏する。
第3の実施の形態においては、欠陥成長抑制セルC2は、並列のショットキーバリアダイオードD1の機能を持つので、第1の実施の形態に係る欠陥成長抑制セルC2よりも通常動作セルC1に対する面積比を大きな面積比(例えば30%)としてもよい。
なお、図8においてショットキーコンタクト電極18と半導体領域3c,3dとは接していないが、ショットキーコンタクト電極18と半導体領域3c,3dがショットキー接触する場合には、ショットキーコンタクト電極18と半導体領域3c,3dが接していてもよい。この場合、半導体領域3c,3dには、ショットキー接合端のガードリングの機能を持たせることができる。
また、ショットキーコンタクト電極18の材料としては、ショットキーバリアダイオードD1の電流立ち上り電圧を小さくするため、電子に対する障壁が比較的低い金属が好ましく、例えばTiが採用可能である。Ti等からなるショットキーコンタクト電極18は正孔に対する障壁が大きいので、正孔の注入を十分に低減できる。したがって、通常動作セルC1のチャネル領域3a,3bとオーミック接触するオーミックコンタクト電極9と、ドリフト領域2とショットキー接触するショットキーコンタクト電極18とは、同一の材料を使用することが工数を削減できるので製造上有効であるが、互いに異なる材料を使用してもよい。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置は、図10に示すように、積層欠陥の成長を抑制するための欠陥成長抑制セルC2の構成が、図8と示した欠陥成長抑制セルC2の構成と異なる。層間絶縁膜17の上を含めた全面にTi膜19、TiN膜20及びTi膜21のバリアメタルは図示を省略しているが、図1と同様に設けるのが好ましい。欠陥成長抑制セルC2において、ドリフト領域2の上部にp型の半導体領域3c,3d,3eが設けられている。半導体領域3c,3d,3eの下部にはp型の半導体領域4b,4c,4dが設けられている。半導体領域3c,3d,3e及び半導体領域4b,4c,4dは、通常動作セルC1のチャネル領域3a,3b及びベース領域4aを形成する工程において同時に形成可能である。
半導体領域3c,3d,3eは、ショットキーコンタクト電極18の一部とショットキー接触している。ドリフト領域2の半導体領域3c,3d,3eに挟まれた部分は、ショットキーコンタクト電極18の他の一部とショットキー接触している。即ち、半導体領域3c,3d,3eと、半導体領域3c,3d,3eに挟まれたドリフト領域2の部分が、ショットキーコンタクト電極18からの少数キャリアの注入を制限する注入制限領域となる。
半導体領域3c,3d,3e及び半導体領域4b,4c,4dは更に、ドリフト領域2の表面のショットキー接合付近の電界を緩和し、漏れ電流を低減する所謂ジャンクションバリアショットキーバリアダイオード(JBS)として機能する。図10では、ゲート電極8bは欠陥成長抑制セルC2側で短くなっているが、ソース領域が無い欠陥成長抑制セルC2側ではソース領域まで延在する必要がなく、半導体領域3cに対するフィールドプレートの役割さえ持てば良いためである。このため、欠陥成長抑制セルC2の半導体領域3c,3d,3eと、半導体領域3c,3d,3eに挟まれたドリフト領域2の部分で構成される注入制限領域の幅W3を相対的に拡大し、ショットキー接合面積を増大することが可能となる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1〜第4の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、第1〜第4の実施の形態においては、欠陥成長抑制セルC2を通常動作セルC1と同じピッチで設けた場合を説明したが、必要に応じて欠陥成長抑制セルC2のピッチを増減することも可能である。特に、複数のピッチ分の欠陥成長抑制セルC2が必要な場合には、ピッチが大きな欠陥成長抑制セルC2とすることで欠陥成長抑制セルC2間の不要なゲート電極分の面積を節約することができる。
また、通常動作セルC1を、図7に示すような六角形セルや四角形セルとする場合、欠陥成長抑制セルC2を通常動作セルC1と同じ形状とする代わりに、長方形に近い形状としてもよい。これにより、並列ショットキーバリアダイオードの有効面積を増大することが可能である。
例えば、本発明の実施の形態においては、図1に示したプレナー型且つ縦型のパワーMOSFETの構造を説明したが、図1に示した構造以外の種々の構造にも本発明の半導体装置は適用可能である。更に、酸化膜をゲート絶縁膜とするMOSFETに本発明の半導体装置の適用範囲が限定されるものではなく、酸化膜以外のゲート絶縁膜を用いたMISFETでも構わない。又、本発明の半導体装置はFETに限定されるものでもなく、静電誘導型トランジスタ(SIT)にも適用可能である。
このように、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱しない範囲で、種々の半導体装置の製造方法及びこれに用いる半導体製造装置に適用可能である。
1,101…半導体基板(ドレイン領域)
2,102…ドリフト領域
3a,3b,103…チャネル領域
3c,3d,3e,4b,4c,4d…半導体領域
4a,104…ベース領域
5a,5b,105…ソース領域
6,106…ベースコンタクト領域
7,107…ゲート絶縁膜
8a,8b,8c,108…ゲート電極
9,109…オーミックコンタクト電極
10,110…ソース電極
11,111…ドレイン電極
12,112…活性領域
13,113…周辺耐圧構造
14,114…三角欠陥
15,115…帯状欠陥
16,18…ショットキーコンタクト電極
17,117…層間絶縁膜
19,21…Ti膜
20…TiN膜
22,120…ゲートパッド
20a,20b,20c,20d…MOSFET
21a,21b,21c,21d…ショットキーバリアダイオード
22a,22b,22c,22d…ゲート駆動回路
23…DC電源
24…負荷インダクタンス
C1,C2,C101,C102…ユニットセル

Claims (8)

  1. シリコンよりも禁制帯幅が広い半導体材料を主電流経路に用いた半導体装置であって、
    第1導電型のドレイン領域と、
    前記ドレイン領域上に配置され、前記ドレイン領域より低不純物濃度の第1導電型のドリフト領域と、
    前記ドリフト領域の上部に設けられた第2導電型のチャネル領域と、
    前記ドリフト領域の上部に前記チャネル領域と離間して設けられた注入制限領域と、
    前記チャネル領域の上部の一部に設けられた第1導電型のソース領域と、
    前記チャネル領域上にゲート絶縁膜を介して配置されたゲート電極と、
    前記ソース領域上に配置されたソース電極と、
    前記ドレイン領域の裏面に配置されたドレイン電極と、
    前記ソース電極に接続されて、前記注入制限領域上に配置されたショットキーコンタクト電極とを備え、
    前記ソース領域から前記チャネル領域、前記ドリフト領域を経由して前記ドレイン領域に至る経路を前記主電流経路とし、前記ショットキーコンタクト電極と前記注入制限領域がショットキー接合を構成することにより、前記ショットキーコンタクト電極を経由して前記第2導電型のチャネル領域から前記ドリフト領域に少数キャリアが注入されるのを制限することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記注入制限領域が、前記ドレイン領域を定義する半導体基板のオフ方向により規定される帯状の積層欠陥の成長方向に対して直交する方向に延在し、
    前記成長方向に沿った前記注入制限領域の幅が、前記ゲート電極直下に位置する部分となる前記ドリフト領域の幅よりも広い
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記注入制限領域が、前記ショットキーコンタクト電極とショットキー接触するように、前記ドリフト領域の上部に前記チャネル領域と離間して設けられた第2導電型の半導体領域を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  4. 前記注入制限領域が、
    前記ドリフト領域の上部に前記チャネル領域と離間して設けられた第2導電型の半導体領域を有し、
    前記半導体領域に隣接する部分となる前記ドリフト領域が前記ショットキーコンタクト電極とショットキー接触することを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体領域が前記ショットキーコンタクト電極とショットキー接触することを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記ドリフト領域にライフタイムキラーが導入されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体材料は、炭化珪素、窒化ガリウム、ダイヤモンド又は窒化アルミニウムであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. シリコンよりも禁制帯幅が広い半導体材料の第1導電型のドレイン領域上に、前記ドレイン領域より低不純物濃度の前記半導体材料で第1導電型のドリフト領域を形成する工程と、
    前記ドリフト領域の上部に第2導電型のチャネル領域を形成する工程と、
    前記ドリフト領域の上部に前記チャネル領域と離間するように注入制限領域を形成する工程と、
    前記チャネル領域の上部の一部に第1導電型のソース領域を形成する工程と、
    前記チャネル領域上にゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    前記チャネル領域及び前記ソース領域上にソース電極を形成する工程と、
    前記ドレイン領域の裏面にドレイン電極を形成する工程と、
    前記ソース電極に接続するように前記注入制限領域にショットキーコンタクト電極を形成する工程とを含み、
    前記ショットキーコンタクト電極と前記注入制限領域がショットキー接合を構成することにより、前記ショットキーコンタクト電極を経由して前記第2導電型のチャネル領域から前記ドリフト領域に少数キャリアが注入されるのを制限することを特徴とする半導体装置の製造方法。
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