JP2017167877A - ロック解除方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用状況に応じたロック解除を行う。【解決手段】 ロック状態において、いずれかの操作子を操作した時にダイアログD2が開く。ロック解除する場合に[OK]を選択すると、ダイアログD3が開く。ダイアログD3で(b)に示すように[KNOB]を選択すると、Ach,Bchのレベルつまみ30a,30fの示す値で、現在メモリ値が更新されて、ロック状態が解除される。ダイアログD3で(d)に示すように[CUR…]を選択すると、Ach,Bchのレベルつまみ30a,30fの示す値が、現在メモリ値に等しくなった時に、ロック状態が解除される。【選択図】 図4

Description

この発明は、パネルロックがロック状態の時に、使用状況に応じたロック解除を行うことのできるロック解除方法に関する。
従来のパワーアンプは、パネルにアッテネータの操作子を含む複数の操作子が設けられており、パワーアンプを設置した時には設置場所や使用環境に好適な設定が行われている。設定が行われた後において、担当者以外が、パネルの操作子を操作すると、好適な設定が変更されて支障が発生する恐れがある。そこで、操作子の操作を担当者以外が行えないように、パネルの前面をカバーで覆うことが行われていた。また、デジタルのパワーアンプにおいては、操作子を誤って操作しないようにパネルの操作をできなくするパネルロック機能が備えられているパワーアンプがある(非特許文献1参照)。
ヤマハ株式会社 POWER AMPLIFIER TX6n/TX5n/TX4n リファレンスマニュアル[online], [平成28年 2月21日検索],インターネット<http://download.yamaha.com/api/asset/file?language=ja&site=countrysite-master.prod.exp.yamaha.com&asset_id=48589>
非特許文献1におけるパワーアンプのパネルロックは、パネルロックがロック状態の時に、[HOME]ボタンと[EXIT]ボタンを3秒以上同時に押す特殊操作を行うことで、一時的にロック状態を解除することができる。そして、このパネルロックを解除した状態でPanelをNormalに設定することにより、パネルロックを無効にすることができる。また、パネルロックがロック状態の時には、操作子を操作しても、その操作子に割り当てられたパラメータ値は変更されず、音量レベルを調整する操作子としてロータリーエンコーダーが用いられていた。このため、ロック状態の時にロータリーエンコーダーが操作されていても、ロック状態が解除された時に、音量レベルが変更されることはなかった。
しかしながら、音量レベルを調整する操作子として操作位置が音量レベルに対応するボリュームを用いる場合があり、ロック状態の時にボリュームを操作していると、ロック状態が解除された時に、ボリュームの操作位置に応じた音量レベルに変更されてしまうことになる。この場合、パネルロックをロック解除する際に、使用状況に応じて、変更後の操作子の値をそのまま反映したい場合と、操作子の値を設定値の値に戻してから操作を有効にしたい場合とがあった。
そこで、本発明は、使用状況に応じたロック解除を行うことのできるロック解除方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のロック解除方法は、操作子の示す値が、設定値に反映される通常状態と、操作子の示す値が、設定値に反映されないロック状態とがあり、前記ロック状態において、操作子が操作されると、ロック状態を解除するための方法選択画面が表示され、該方法選択画面においては、設定値と、操作子の示す値とが等しくなった場合に解除する方法と、操作子が操作された時点の操作子の示す値で設定値を更新してロック解除する方法とが少なくとも用意され、用意された方法の1つを選択できることを最も主要な特徴としている。
本発明は、上記のように方法として実施する他、システム、装置等、任意の態様で実施することができる。
本発明のロック解除方法では、ロック状態を解除する際に、操作子が操作されると、ロック状態を解除するための方法選択画面が表示され、該方法選択画面において、設定値と、操作子の示す値とが等しくなった場合に解除する方法と、操作子が操作された時点の操作子の示す値で設定値を更新してロック解除する方法の1つを少なくとも選択できるようになる。これにより、ロック状態を解除する際に、設定値を操作子の示す現在値に合わせるか、設定値をそのまま使うかを選択できるため、そのときの使用状況に適した操作が可能となる。
本発明のロック解除方法を実施できるパワーアンプの構成を示す機能ブロック図である。 本発明のロック解除方法を実施できるパワーアンプの操作パネルの構成を示す図である。 本発明のロック解除方法を実施できるパワーアンプにおいて、パネルロックをロック状態に設定する手順を示す図である。 本発明のロック解除方法を実施できるパワーアンプにおいて、パネルロックをロック解除する手順を示す図である。 本発明のロック解除方法を実施できるパワーアンプにおいて実行されるパネルロック処理のフローチャートである。 本発明のロック解除方法を実施できるパワーアンプにおいて実行される他のパネルロック処理のフローチャートである。 本発明のロック解除方法を実施できるパワーアンプにおいて実行されるさらに他のパネルロック処理のフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、本発明のロック解除方法を実施できるパワーアンプ1の構成を示す機能ブロック図を示す。
図1に示すパワーアンプ1はAchとBchとの2chを有し、CPU(Central Processing Unit)10、フラッシュメモリ11、RAM(Random Access Memory)12、その他I/O13、操作子14、表示器15と、波形入力部20、デジタル信号処理部21、D/A・A/D部22、アナログ電力増幅部23とを備え、これらをバス24により接続している。上記したデジタル信号処理部21をDSP(Digital Signal Processor)で構成することができる。
このうちCPU10は、パワーアンプ1の動作を統括制御する制御手段であり、フラッシュメモリ11に記憶された制御プログラムを実行することにより、操作子14の操作に従ったパラメータの編集や表示器15における表示の制御、パネルロックのロック状態/ロック解除の制御といった処理を行う。フラッシュメモリ11は、CPU10が実行する制御プログラムや、コンフィグデータおよびスピーカに対応するSPプリセット等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶手段である。なお、コンフィグデータは、入力部から出力部までの音信号の経路と、その経路における信号処理とを規定する。RAM12は、CPU10が各種のデータを書き込み及び読み出しする揮発性記憶手段であり、CPU10のワークメモリ、デジタル信号処理部21に現在設定されている設定値である現在メモリ値を記憶するカレントメモリとしても使用される。その他I/O13は、種々の外部機器を接続して通信を行うためのインタフェースである。その他I/O13における通信に用いる規格は、イーサネット(商標)、USB(Universal Serial Bus)等、任意のものを採用することができ、有線無線も問わない。表示器15は、CPU10の制御に従って種々の情報を表示する表示手段であり、例えば液晶パネル(LCD)や発光ダイオード(LED)によって構成できる。
音信号の入力部から出力部までの経路の構成について説明すると、波形入力部20は、外部ソース2からアナログのAchとBchの音信号を受け取ることができ、それぞれ、デジタルの音信号に変換してデジタル信号処理部21へ供給する。デジタル信号処理部21は、そのデジタルの各音信号に対し、クロスオーバー処理、ディレイ処理、イコライザ処理、リミッタ処理、ダイナミクス処理などの信号処理を施し、処理済みの音信号をD/A・A/D部22へ出力する。D/A・A/D部22は、デジタルの各音信号をアナログの音信号に変換し、アナログ電力増幅部23に供給する。アナログ電力増幅部23は、アナログの各音信号を電力増幅し、増幅されたAchとBchの各音信号をスピーカ端子より外部のスピーカ3へ出力する。
パワーアンプ1の操作パネルの構成を図2に示す。図2に示すように、操作パネルには、ほぼ中央の上側に矩形状とされた表示器15が、左側の下部に電源スイッチ31が設けられている。電源スイッチ31の右側にAchの音信号の出力レベルを制御するAchレベルつまみ30aと「A」が表記されたAch選択ボタン30bとが縦に配置され、その右側にメニューキー(Menu)30cとリターンキー30dが横に並んで配置されている。さらに、その右側にプッシュスイッチ付きのロータリーエンコーダー(以下、「エンコーダー」という)30eが配置されており、このプッシュスイッチは、エンターキーとしての機能を有している。エンコーダー30eの右側にBchの音信号の出力レベルを制御するBchレベルつまみ30fと「B」が表記されたBch選択ボタン30gとが縦に配置されている。また、電源スイッチ31の上側に電源ランプ(POWER)と警告ランプ(ALERT)とが配置され、AchとBchの選択ボタン30b,30gの上側にAchとBchのプロテクトランプ(PL A、PL B)が配置されている。パワーアンプ1には、保護回路が設けられており、保護回路で各chの出力段の異常が検出された時に、CPU10は、対応するランプPL A、PL Bを点灯する。なお、Achレベルつまみ30aあるいはBchレベルつまみ30fを操作すると、その操作量に応じてAchあるいはBchの出力レベルがCPU10により制御される。図示する表示器15には基本画面であるホーム画面が表示されており、ホーム画面ではAchとBchの現在の出力レベル(Achが−15dB、Bchが−19dB)が主に表示されている。
次に、図3(a)〜(f)にパワーアンプ1のパネル操作をロックするパネルロックをロック状態/ロック解除に設定する手順を示す。各図においては、パワーアンプ1のパネルの一部が示されている。
パネルロックのロック状態/ロック解除を設定するには、まず、図3(a)に示すようにホーム画面が表示器15に表示されている状態において、ユーザがメニューキー(Menu)30cを押す。これにより、CPU10は、図3(b)に示すメニュー画面を表示器15に表示する。このメニュー画面では用意された複数のメニューのいずれか1つを選択することができ、ここでは、図示するように[UTILITY]をユーザが選択する。この場合、選択された[UTILITY]は白抜きを反転した表示となる。次いで、ユーザがエンコーダー30eをプッシュする。これにより、[UTILITY]の選択が確定され、CPU10は、図3(c)に示すUTILITY画面を表示器15に表示する。
このUTILITY画面では、用意されている複数のユーティリティのいずれか1つを選択することができ、図示するように[PANEL LOCK]をユーザが選択すると[PANEL LOCK]は白抜きを反転した表示となる。次いで、ユーザはエンコーダー30eをプッシュすると、[PANEL LOCK]の選択が確定される。これにより、CPU10は、図3(d)に示すPANEL LOCK画面を表示器15に表示する。このPANEL LOCK画面では、パネルロックの状態とPIN CODEが表示されるが、この場合はパネルロックがロック解除の状態とされていることから、図示するように[PANEL LOCK OFF]と表示される。ここで、ユーザが図示するように[PANEL LOCK OFF]を選択すると[PANEL LOCK OFF]は白抜きを反転した表示となる。次いで、ユーザがエンコーダー30eをプッシュすると、CPU10は、表示器15に表示されたPANEL LOCK画面の前面に図3(e)に示すダイアログD1のウィンドウを表示する。このダイアログD1のウィンドウでは、図示していないがロック解除する[OFF]と、表示器15に表示されるパラメータ値およびパネルに設けられた操作子をロック状態とする[ALL]とが少なくとも選択可能とされる。ロック状態としたい場合は、ユーザはエンコーダー30eを回して図示するように[ALL]を選択する。[ALL]は白抜きを反転した表示となる。次いで、ユーザはエンコーダー30eをプッシュして[ALL]の選択を確定させる。これにより、CPU10は、パワーアンプ1の表示器15のパラメータの表示値およびパネルに設けられている全ての操作子をロック状態として、図3(f)に示すホーム画面を表示器15に表示する。
ロック状態とされたパネルの操作子は、操作できるものの操作しても当該操作子に割り当てられているパラメータの値は変更されず、表示器15に表示されている表示値も変化しない。すなわち、ロック状態では、カレントメモリ上のパラメータの設定値には、当該操作子の位置および操作量に応じた値が反映されないことになる。
次に、パネルロックがロック状態の際に、パネルに設けられている操作子のいずれかが操作されると、パネルロックのロック解除の手順が開始されるようになる。このロック解除の手順を図4(a)〜(g)に示す。図4(a)〜(g)においては、パワーアンプ1のパネルの一部が示されている。
パワーアンプ1のパネルに設けられている操作子のいずれかが操作されると、CPU10は、表示器15に表示されたホーム画面の前面に図4(a)に示すダイアログD2のウィンドウを開く。この場合、Achレベルつまみ30aが操作され、Achレベルつまみ30aが右回転された操作後の位置になっている。このダイアログD2のウィンドウでは、エンコーダー30eを回すことによりロック状態を維持(CANCEL)、ロック解除(PARMANENTLY)、一時ロック解除(TEMPORARILY)の何れかを選択することができ、ここで、ユーザが[OK]を選択してエンコーダー30eをプッシュすると、ロック解除(PARMANENTLY)の選択が確定されて、CPU10は、表示器15に表示されたホーム画面の前面に図4(b)および図4(d)に示すダイアログD3のウィンドウを表示する。このダイアログD3のウィンドウでは、エンコーダー30eを回すことによりロック状態を維持する[CANCEL]と、その時点における変更後の操作子の値を、当該操作子に割り当てられたパラメータのパラメータ値にそのまま反映させる[KNOB]と、操作子に割り当てられたパラメータにおける現在メモリ値(ロック状態にされた時のカレントメモリ上の当該パラメータの設定値)に、操作された操作子の値を戻してから操作子の操作を有効にする[CUR…]とのいずれかを選択することができる。
ここで、ユーザがエンコーダー30eを回して図4(b)に示すようにダイアログD3で[KNOB]を選択すると[KNOB]は白抜きを反転した表示となる。次いで、ユーザがエンコーダー30eをプッシュすると[KNOB]の選択が確定され、これにより、CPU10は、ロック状態を解除し、操作子の操作後の値でカレントメモリを書き替えることにより、当該操作子に割り当てられたパラメータの現在メモリ値を更新して、図4(c)に示すホーム画面を表示器15に表示する。この場合、Achレベルつまみ30aが操作されていることから、操作後のAchレベルつまみ30aが示す値に、カレントメモリにおけるAchのレベルのパラメータ値が書き替えられ、当該パラメータ値でデジタル信号処理部21が信号処理を行う。この信号処理を行う際に、CPU10は、当該パラメータ値を、徐々に操作後のAchレベルつまみ30aの値に近づけていくように制御するのが好適とされる。また、ホーム画面において、Achの現在の出力レベルが−∞dBから−35dB(操作後のAchレベルつまみ30aが示す値)の表示に更新される。なお、ロック解除されると、ユーザがAchレベルつまみ30a,Bchレベルつまみ30fを回転操作することで、Ach,Bchの音量のレベルを調整できるようになる。
また、ユーザがエンコーダー30eを回して図4(d)に示すようにダイアログD3で[CUR…]を選択すると[CUR…]は白抜きを反転した表示となる。次いで、ユーザがエンコーダー30eをプッシュすると[CUR…]の選択が確定され、これにより、CPU10は、表示器15に表示されたホーム画面の前面に、図4(e)に示すAchレベルつまみ30aおよびBchレベルつまみ30fの操作子を模すと共に、その操作位置を模した模擬操作子が表示されるダイアログD4のウィンドウを開く。このダイアログD4では、カレントメモリにおけるAch,Bchのレベルの現在メモリ値が、模擬操作子の近傍に白丸で示される。現在メモリ値は、ロック状態にされた時点におけるAchレベルつまみ30aおよびBchレベルつまみ30fで設定されていたパラメータ値となる。ここで、Achレベルつまみ30aは操作されたが、Bchレベルつまみ30fは操作されていないことから、Bchレベルつまみ30fの値と、Bchのレベルの現在メモリ値とは等しく、Bchの模擬操作子の近傍にその旨を示す[OK]の表示がされる。ここで、ユーザがBchレベルつまみ30fを右回転する操作を行うと、CPU10は、図4(f)に示すように操作後のBchレベルつまみ30fの位置を右回転させ、Bchの模擬操作子に反映させると共に、Bchレベルつまみ30fの値が、Bchのレベルの現在メモリ値からずれるので、Bchの模擬操作子の近傍に表示した[OK]は消去される。
また、ユーザがAchレベルつまみ30a,Bchレベルつまみ30fを回転操作して、Ach,Bchの模擬操作子を表示された白丸に合わせると、CPU10は、Achレベルつまみ30aおよびBchレベルつまみ30fの値が、AchおよびBchのレベルの現在メモリ値に等しくなったと判断して、ロック状態を解除し図4(g)に示すホーム画面を表示器15に表示する。ホーム画面ではAchとBchの現在の出力レベルが、ロック状態にされた時点と同じ−∞dBと表示される。ロック解除されると、ユーザがAchレベルつまみ30a,Bchレベルつまみ30fを回転操作することで、Ach,Bchの音量のレベルを調整できるようになる。
以上の説明では、Achレベルつまみ30aが操作されて、パネルロックのロック解除の手順が開始されることを説明したが、Achレベルつまみ30aおよびBchレベルつまみ30fを除くパネルの操作子を操作した時にもパネルロックのロック解除の手順が開始される。この場合は、Achレベルつまみ30aおよびBchレベルつまみ30fの操作子が示す値が、当該操作子のカレントメモリ上の現在メモリ値と一致していることになるから、ユーザが図4(d)に示すようにダイアログD3で[CUR…]を選択した場合は、ダイアログD4が開くことなくロック解除されて、図4(f)に示すホーム画面が表示される。また、ユーザが図4(b)に示すようにダイアログD3で[KNOB]を選択した場合は、カレントメモリ上の現在メモリ値が更新されることなくロック解除されて、図4(c)に示すホーム画面が表示される。さらに、ホーム画面におけるAchとBchの現在の出力レベルも更新されない。
次に、CPU10が実行するパネルロック処理のフローチャートを図5に示す。このパネルロック処理は、図3(b)に示すUTILITY画面で[PANEL LOCK]の選択が確定された時にスタートし、ステップS10にて、CPU10は、設定画面とされる図3(d)に示すPANEL LOCK画面を表示器15に表示する。次いで、ステップS11にて図3(d)(e)で示す上記した手順を行うことにより、パネルロックはロック状態に変更され、設定画面が閉じられて図3(f)に示すホーム画面が表示される。次いで、ステップS12にてパワーアンプ1のパネルに設けられている操作子が操作されて、その状態が変化されたか否かをCPU10が検出する。CPU10が上記操作子の状態が変化したことを検出しない(No)場合は、ステップS12の処理が繰り返し行われ、CPU10が上記操作子の状態が変化したことを検出する(Yes)と、ステップS13に進む。ステップS13では、CPU10は、図4(a)に示すダイアログD2のウィンドウを開く。ダイアログD2のウィンドウにおいて、ユーザがエンコーダー30eを回すことにより[OK]を選択してエンコーダー30eをプッシュすると、ロック解除(PARMANENTLY)の選択が確定し、CPU10は、図4(b)または図4(d)に示すダイアログD3のウィンドウを開く。ダイアログD3のウィンドウにおいては、[CANCEL][CUR…][KNOB]とのいずれかを使用状況に応じて選択することができ、ユーザが[CANCEL]を選択するとステップS12に戻り、ロック状態を維持するようになる。また、ユーザが[KNOB]を選択すると、その時点における変更後の操作子の値がそのままパラメータ値に反映されて、ステップS15に進む。この場合、カレントメモリ上の当該パラメータのパラメータ値が変更後の操作子の値で書き替えられ、当該パラメータ値でデジタル信号処理部21が信号処理を行う。ステップS15で、CPU10は、パネルロックのロック状態を解除し、解除方法を選択するダイアログD3のウィンドウを閉じて図4(c)に示すホーム画面を表示器15に表示する。これにより、パネルロック処理は終了する。この場合、ロック解除されていることからユーザがAchレベルつまみ30a,Bchレベルつまみ30fを回転操作することで、Ach,Bchの音量レベルを調整できるようになる。
さらに、ステップS14でユーザが[CUR…]を選択すると、CPU10は、現在メモリ値に操作子の値を戻した時に操作子の操作が有効になるように、ステップS17に分岐する。ステップS17で、CPU10は、図4(e)に示すAchレベルつまみ30aおよびBchレベルつまみ30fの操作子を模すと共に、その操作位置を模した模擬操作子を表示するダイアログD4のウィンドウを開きステップS18に進む。ここで、Achレベルつまみ30aまたはBchレベルつまみ30fを回転操作すると、ステップS18にて、CPU10は、ダイアログD4における模擬操作子を、その回転操作内容に応じて回転して表示する。次いで、ステップS19にて、CPU10は、Achレベルつまみ30aおよびBchレベルつまみ30fのその時点における回転位置の値と、現在メモリ値とが等しいか否かを判断する。CPU10が、Achレベルつまみ30aおよびBchレベルつまみ30fのその時点における回転位置の値と、現在メモリ値とが等しいと判断するまで、ステップS18,ステップS19の処理が繰り返し行われ、CPU10が回転位置の値と現在メモリ値とが等しいと判断すると、ステップS20に進む。ステップS20で、CPU10は、パネルロックのロック状態を解除し、解除方法を選択するダイアログD3のウィンドウを閉じて図4(g)に示すホーム画面を表示器15に表示する。これにより、パネルロック処理は終了する。この場合、ロック解除されていることからユーザがAchレベルつまみ30a,Bchレベルつまみ30fを回転操作することで、Ach,Bchの音量レベルを調整できるようになる。
次に、CPU10が実行する他のパネルロック処理のフローチャートを図6に示す。
図6に示すパネルロック処理におけるステップS10ないしステップS12の処理は上記した通りであるので、その説明は省略するが、ステップS12にてCPU10が上記操作子の状態が変化したことを検出する(Yes)と、ステップS30に進む。ステップS30で、CPU10は、パスワードを入力するダイアログを表示し、ユーザにパスワードを入力させる。ユーザがパスワードを入力すると、ステップS13で、CPU10は、入力されたパスワードが正しく入力されたか否かを判断する。ここで、CPU10が、正しいパスワードが入力されていないと判断(No)した場合は、CPU10は、パスワードが正しくない旨のダイアログを表示して正しいパスワードが入力されるまでステップS31の処理を繰り返し行う。ステップS31で、CPU10が、正しいパスワードが入力されたと判断(Yes)した場合は、ステップS13に進む。ステップS13ないしステップS20の処理は上記した通りであるので、その説明は省略する。
図6に示す他のパネルロック処理は、パスワード入力処理を行うステップS30,ステップS31を備えていることから、セキュリティを高めて担当者以外がロック解除できないようにすることができる。
次に、CPU10が実行するさらに他のパネルロック処理のフローチャートを図7に示す。
図7に示すパネルロック処理におけるステップS10ないしステップS12の処理、および、ステップS30,ステップS31の処理は上記した通りであるので、その説明は省略するが、ステップS31で、CPU10が、正しいパスワードが入力されたと判断(Yes)した場合は、ステップS17に進む。ステップS17ないしステップS20の処理は上記した通りであるので、その説明は省略するが、図7に示すさらに他のパネルロック処理では、ステップS14ないしステップS16の処理が省略されて、ロック解除する時には、現在メモリ値に操作子の値を戻した時に操作子の操作が有効になるようにされている。これは、その時点における変更後の操作子の値がそのままパラメータ値に反映されると、急激に音量レベルが変化するおそれがあるからである。さらに他のパネルロック処理では、現在メモリ値に操作子の値を戻した時にロック解除されて、操作子の操作が有効になると共に、パスワード入力処理を行うステップS30,ステップS31を備えていることから、セキュリティを高めて担当者以外がロック解除できないようにすることができる。
以上説明した本発明にかかるロック解除方法においては、2chのパワーアンプの例を示したが、本発明は2ch以外の音響機器、例えば、4ch、8ch等の音響機器にも適用できる。また、パワーアンプに限るものではなく、本発明のロック解除方法はパワーアンプ以外の音響機器、例えば、スピーカプロセッサや、デジタルミキサの入出力を拡張するステージボックスなどの設定方法にも適用できる。また、本発明にかかるロック解除方法は、パネルロックのロック解除方法としたが、パネルに設けられている表示器の表示や操作子のロックに限るものではなく、パネル以外に設けられている表示器の表示や操作子のロックのロック解除方法に適用することができる。
また、本発明にかかるロック解除方法においては、Achレベルつまみ30aおよびBchレベルつまみ30fの操作子が示す値が、当該操作子に対応するカレントメモリ上の現在メモリ値(設定値)とずれている場合には、模擬操作子を表示するダイアログを開くようにしたので、操作子の値が設定値とずれていることが視覚的に把握でき、理解し易くなる。この場合、設定値とずれている操作子を操作して、当該操作子の示す値を設定値に等しくするとロック解除されるので、ロック解除を操作子の操作だけで行うことができ、迅速かつ簡易にロック解除することができる。また、ロック状態において、パネルの操作子のいずれかが操作されると、ロック状態を解除するための方法選択画面が表示され、該方法選択画面において、設定値と、操作子の値とが等しくなった場合に解除する方法と、その時点の操作子の値で設定値を更新してロック解除する方法との1つを少なくとも選択できるようにしたので、使用状況に応じたロック解除を行うことができる。
1 パワーアンプ、2 外部ソース、3 スピーカ、10 CPU、11 フラッシュメモリ、12 RAM、13 その他I/O、14 操作子、15 表示器、20 波形入力部、21 デジタル信号処理部、22 D/A・A/D部、23 アナログ電力増幅部、24 バス、30a Achレベルつまみ、30b Ach選択ボタン、30c メニューキー、30d リターンキー、30e ロータリーエンコーダー、30f Bchレベルつまみ、30g Bch選択ボタン、31 電源スイッチ

Claims (2)

  1. 操作子の示す値が、設定値に反映される通常状態と、操作子の示す値が、設定値に反映されないロック状態とがあり、
    前記ロック状態において、操作子が操作されると、ロック状態を解除するための方法選択画面が表示され、該方法選択画面においては、設定値と、操作子の示す値とが等しくなった場合に解除する方法と、操作子が操作された時点の操作子の示す値で設定値を更新してロック解除する方法とが少なくとも用意され、用意された方法の1つを選択できることを特徴とするロック解除方法。
  2. 操作子が操作された時点の操作子の値で設定値を更新してロック解除する方法を選択した場合は、設定値の値を前記ロック状態における前記設定値の値から徐々に前記操作子の示す値へ近づけていくように制御することを特徴とする請求項1に記載のロック解除方法。
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