JP2017167127A - 共鳴するベゼルを備えた打撃機能付き計時器又は演奏機能付き計時器 - Google Patents

共鳴するベゼルを備えた打撃機能付き計時器又は演奏機能付き計時器 Download PDF

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Abstract

【課題】振動の大きな減衰を回避して、外側要素の一部が自由に振動することを可能にする演奏機能付き計時器を提供する。
【解決手段】演奏機能付き計時器は、腕時計ケース100の構造1又は共鳴部品2に取り付けられたゴングを備える。共鳴部品2は、空洞4の周辺において突起7によって構造1に堅固に組み立てられており、所定の周波数範囲内の共鳴部品2の振動が可能になる。空洞4は、構造1と共鳴部品2の間の唯一の機械的な接続を突起7とともに形成しているシール要素3、31、32を包囲している。構造1又は共鳴部品2には、構造1と共鳴部品2に接触するガスケット31、32を受ける溝51、52がある。構造1又は共鳴部品2又はシール要素3は、硬さが20ショアA以下であるガスケット31、32をその溝51、52内にて圧縮する剛性突起部分61、62を有し、共鳴部品2の振動の減衰を最小限に抑える。
【選択図】図21

Description

本発明は、剛性構造と、及び前記構造に直接的又は間接的に堅固に組み立てられるように構成している少なくとも1つの共鳴部品とを有する腕時計ケースに関し、前記共鳴部品は、前記構造と前記共鳴部品が、組み立てられた稼働位置にて互いに組み立てられるときに、前記構造と前記共鳴部品の間にて、前記腕時計ケースが備える少なくとも1つのシール要素を包囲している空洞を前記構造とともに定めており、前記構造及び/又は前記共鳴部品には、溝があり、この溝は、前記シール要素が備えるガスケットを受け、前記組み立てられた稼働位置にて前記空洞から前記シール要素が外れることを防ぐように構成している。
本発明は、さらに、ケースの構造又は共鳴部品に取り付けられた少なくとも1つのゴング又は振動プレートを鳴らすように構成している打撃機構又は演奏機構を有する演奏機能付き計時器に関する。
本発明は、ミニッツリピーター腕時計、アラーム機能を備えた腕時計、ミュージックボックスのような打撃機能付き計時器又は演奏機能付き計時器の分野に関する。
打撃機能付き計時器又は演奏機能付き計時器、特に、ミニッツリピーター腕時計において、振動音響的な改善をするには、本質的に、打撃機構の音量を大きくすることを可能にする外側要素を改善することも関わっているが、打撃機構がリリースされて打撃機構が発生する音が大きくなるときに、機構のノイズの音量に対する打撃機構の音量の比を増加させることによって、機構のノイズを抑えるような調節要素を改善することも関わっている。
外側要素については、音を放射する風防又は分離されているベゼルによって、広い周波数帯にわたって外側要素の振動の応答を最適化して、これによって、このような外側要素からの放射によって発生する音量を増加させることができる。広い周波数帯にわたって放射出力を大きくするには、これらの外側要素は、その励起周波数とは独立に自由に振動することができなければならない。
外側要素の振動の振幅は、励起周波数と外側要素の周波数との間の良好な周波数同調に依存しているが、ゴングのような振動生成要素と、ベゼル/風防アセンブリーやケースの裏側のような放射要素との間の良好な構造由来の音の伝達にも依存している。したがって、振動生成要素と放射するように意図された要素との間の中間要素によって又は計時器のシールに必要であるが放射要素が自由に振動することを防ぐことがあるガスケットによって減衰せずに、振動を伝搬しやすくしなければならない。
RICHEMONTによるスイス特許CH698742B1は、打撃機構のゴングを計時器の風防に接続するデバイスを開示している。このゴングは、ねじによってムーブメントの一部に固定されているヒール部と一体化されている。このねじは、表盤を越えるように延在しており、その端面を介して風防と一体的な環状の弾性部品の環状のセグメントの下側上に配置される。この環状の弾性部品には、少なくとも4つの環状のセグメントがあり、それぞれは、断面図で見ると、直線状の形を有する。環状の弾性部品の外縁は、シールガスケットによって、ベゼルと計時器のケース中間部との間でクランプされるように意図されている。風防の下にない環状の弾性部品の部分は、完全にベゼルの下に収容される。
ROLEXによる欧州特許出願EP2328044A1は、ベゼル及び/又は風防によって又は裏蓋によって閉じられる少なくとも1つの開口があるケース中間部を有する腕時計ケースを開示している。このような開口を閉じる要素の少なくとも1つは、断面において空欠部があるリング又は無限のフレームの形態の弾性金属メンバーによって、ケース中間部に接続されており、この弾性金属メンバーは、非直線状の壁の輪郭によって定められ、その端は、閉じ要素又はケース中間部の周部に連結している。この非直線状の壁の輪郭は、開口の平面に平行な向きの少なくとも1つの環状の折り目を形成しており、この折り目は、90°〜180°の角度を描く弧の曲率によって作られる。これによって、閉じ要素が、開口の平面に対する運動の自由度を有するようになる。
本発明は、外側要素用のシールガスケットによって通常発生してしまう振動の大きな減衰を回避して、放射するように意図された外側要素の一部が自由に振動することを可能にすることを提案するものである。
このために、本発明は、請求項1に記載の腕時計ケースに関する。
本発明は、さらに、請求項11に記載の打撃機能付き計時器又は演奏機能付き計時器に関する。
添付図面を参照しながら下記の詳細な説明を読むことで、本発明の他の特徴及び利点を理解することができるであろう。
本発明に係る打撃機構付き腕時計のケースの一部の概略断面図を示している。これは、風防を担持しているベゼルを有し、このベゼルは、対向している突出要素によって溝内で圧縮されている特別なシリコーンガスケットを包囲しているケース中間部に取り付けられている。 図1と同様な形態で、このようなガスケットを2つ有するシール要素を用いる変形実施形態を示している。ガスケットはそれぞれ、部品のうちの1つの溝内に収容され、可撓性膜によって接続されている。 図1と同様な形態で、このようなガスケットを2つ有するシール要素を用いる別の変形実施形態を示している。ガスケットはそれぞれ、部品のうちの1つの溝内に収容され、各ガスケットよりも堅固な要素によって接続されており、この要素は、各ガスケットを対応する溝内に圧縮する。 図1と同様な形態で、溝内に収容されたより堅固な本体よりも薄いリップ部を有する同じ特別なシリコーンで作られたガスケットの変形実施形態を示している。 図4と同様な形態で、このガスケットの形の別の変形実施形態を示している。 図5のケースにおいて、ベゼルとケース中間部の間にてマウント用突起を有している領域を示しており、このケース中間部が、さらに、ハンマーに対向するように示されているゴングを担持しているものを示している。 図1と同様な変形実施形態を示しており、ケースの2つの異なる直径に対応する領域に設けられた2つの溝のそれぞれが、上記のようなガスケットを1つの有している。 図8〜11は、図6のように、ベゼルとケース中間部の間のマウント用突起の異なる変形実施形態を示している。図8においては、マウント用突起が、ケース中間部と一体的であり、剛性が高いものを示している。 マウント用突起が、ベゼルと一体的であり、非常に可撓性が高いものを示している。 マウント用突起が、ベゼルと一体的であり、ケースの軸方向と平行であるものを示している。 マウント用突起が、ベゼルと一体的であり、ケースの軸方向に対して傾斜しているものを示している。 図12〜15は、ケース中間部に対するベゼルの相対的な運動性の概略斜視図を示している。図12においては、ベゼルの軸がケースの軸と平行であり、3つの突起がケースの軸と平行であるようなピストンモードにあるものである。 ベゼルの軸がケースの軸と平行であり、3つの突起がケースの軸と垂直であるようなピストンモードにあるものである。 単一の突起の端にて片持ちされているベゼルに対して角度をなしているものである。 対向している2つの突起の端に対するヨー軸のまわりをピボット運動するものである。 図5のケースにおいて、ケース中間部とベゼルの間にてマウント用突起を有している領域を示しており、このベゼルが、さらに、ハンマーに対向するように示されているゴングを担持しているものを示している。 図6と同様な形態で、変形実施形態を示している。マウント用突起は、別の図におけるようにはねじ込まれず、強いクランプによって保持される。 図18〜20は、ベゼルの2つの対向している点で、風防が直径位置にて直接ベゼル上で保持され、ベゼルの周部の残りの部分上では、風防とベゼルはベゼル用ガスケットによって連結されている実施形態を示している。図18は、ベゼルの周部の残りの部分上における断面図を示している。 ベゼルの2つの対向している点を通る断面の断面図を示している。 風防とベゼルを示している平面図と、線B−Bの断面を示している断面図と、及び線A−Aの断面を示している断面図とを示している。 図7と同様な変形実施形態を示している断面図である。ケースの3つの異なる直径上に設けられた3つの溝がそれぞれ、ガスケットを収容しており、最も外側の溝は、図5によるガスケットを有し、最も内側の2つのシール要素は、図2による2つのガスケットを用いる。 図16と同様な変形実施形態を示している断面図である。 ガスケットの好ましい変形実施形態を示している断面図である。このガスケットは、ケースが組み立てられているときに、対向している突出要素によって溝ハウジングに押し込まれるように構成しており、このガスケットは、ケースの外側の方に、薄いリップ部を有し、この薄いリップ部は、ここにおいて、ケース中間部の平坦な面に支えられており、高い外圧が与えられたときに、この平坦な面にさらに押されるように構成している。 計時器、特に、腕時計、を示しているブロック図であり、この計時器は、上記のようなケースに取り付けられたゴング又は振動プレートを鳴らすように構成している打撃機構又は演奏機構を有している。
本発明は、計時器の外側部分のシールガスケットによって通常発生してしまう振動の大きな減衰を最大限抑えて、ここで「放射要素」と呼ばれる放射するように意図された外側要素が自由に振動することを可能にしつつ、ケース内に囲まれた音響伝達手段と、及び計時器の外側部分のいくつかの要素を用いてユーザーの方に音響振動を放射する手段とを有する計時器を作ることを提案するものである。
振動生成要素と放射要素によって形成される振動音響的な系が効率的であるためには、放射要素が、その固有振動モードで自由に振動することができることが重要である。このような固有振動モードは、主として、その取り付け系によって定められる。放射要素以外の計時器の外側部分に振動が伝搬することを防ぐためには、放射要素と、ケースの最も剛性が高い部分、特に、ケース中間部、との間の接触が最小限度であることが重要である。しかし、この種の外側部分は、耐水性構造に悪影響を与えることが多い。本発明は、計時器のシールを確実にしつつ、振動の伝達を最適化する。
本発明を、打撃機構付き腕時計であるような特別な場合について図示し、説明する。なお、これに制限されない。本発明は、演奏機能付き腕時計、ミュージックボックス、又は他の同様な計時器に直接適用可能である。
腕時計のケースにおいて、ケース中間部と裏蓋によって形成されるアセンブリーは、最も剛性が高い要素であり、ユーザーと直接接触するものである。一般的には、放射要素は、裏蓋の反対側に位置して、ベゼル又は風防を少なくとも有することが好ましい。
本発明を、剛性構造を有する腕時計ケース100を用いて説明する。そして、この腕時計ケース100は、ケース中間部を有する。このケース中間部に、伝統的な形態で風防を担持しているベゼルが取り付けられる。当業者であれば、この実施形態を演奏機能付き腕時計などに転換することは容易である。
このように、本発明は、剛性構造1と、及び少なくとも1つの共鳴部品2とを有する腕時計ケース100に関する。この少なくとも1つの共鳴部品2は、構造1に対して直接的又は間接的に堅固に組み立てられるように構成している。
好ましくは、共鳴部品2は、振動するように意図された膜や部品を有していたとしても、構造1の剛性と同様な剛性を有する少なくとも1つの部分を有しており、また、これらの共鳴部品2及び構造1の剛性部分に取り付けが行われる。
共鳴部品2は、組み立てられた稼働位置において互いに組み立てられているときに、構造1とともに、構造1と共鳴部品2の間において、空洞4を形成している。この空洞4は、この腕時計ケース100が備える少なくとも1つのシール要素3を囲んでいる。この空洞4は、腕時計ケース100を包囲している。この空洞4は、構造1に対する共鳴部品2の妨げられない振動が完全振幅で可能になるために十分な軸方向の遊び値Jに対応する高さを有する。
構造1及び/又は共鳴部品2には、溝51、52が設けられている。この溝51、52は、シール要素3が備えるガスケット31、32を受け、組み立てられた位置において、空洞4からシール要素3が外れることを防ぐように構成している。
このシール要素3は、以下のアプリオリな相いれない問題に対処しなければならない。すなわち、共鳴部品2の振動にとっての障害を形成しないこと、及び数千ヘクトパスカルの圧力下で水、埃などに対する腕時計の伝統的なシールを確実にすることである。好ましい実施形態の1つにおいて、シール要素3は、少なくとも1つのガスケット31、32を有し、このガスケット31、32は、前記のような外圧の下での変形した形が常気圧下の安静状態における形とは異なる。好ましくは、このガスケットは、少なくとも1つのリップ部310を有し、これは、より堅固なガスケット320の本体よりも薄い、このガスケット320の本体は、溝又はハウジング内に当該ガスケットを保持するために用いられる。薄いリップ部310は、平坦な面81、82に支えられており、外圧が大きいほど強くこの平坦な面81、82に押される。
本発明によると、腕時計ケース100は、少なくとも1つの突起部分61、62、63を有し、これは、構造1及び/又は共鳴部品2及び/又はシール要素3の一部を形成している。
特に、少なくとも構造1又は共鳴部品2が、このような突起部分61及び62を有する。
特に、この少なくとも1つの突起部分61、62、63は、剛体であり、組み立てられた位置において、溝51、52の正中領域に対向している少なくとも1つのガスケット31、32に圧縮力を与えるように構成している。この溝51、52は、ガスケット31、32を受ける。したがって、共鳴部品2が構造1上に組み立てられているとき、シール要素3が共鳴部品2と構造1の間で圧縮されており、突起部分はそれぞれ、溝の内部にてガスケットを圧縮し、これによって、ケース100をシールする。このようなシール要素を組み立てる方法は、通常の方法ではない。なぜなら、溝は、通常、溝に対向している面があるガスケットの部分を保持するようにはたらき、滑らかな対向する面を支えるからである。また、一般的には、突出要素に対する圧力によってガスケットを損傷してしまうリスクを回避しようとする。
したがって、本発明の範囲内において、ショア硬さが非常に低い、好ましくは、20ショアA以下であるような、シリコーン又は同様な材料のガスケットが選択されることが好ましい。
したがって、シール要素3は、好ましいことに、20ショアA以下の硬さを有する少なくとも1つのガスケット31、32を有する。
特に、シール要素3が備えるガスケット31、32はそれぞれ、20ショアA以下の硬さを有する。
構造1と共鳴部品2の間の機械的な取り付け系は、特に、少なくとも1つの突起7によって、構造1と共鳴部品2の間に軸方向の遊びJを確保している。このようにして、最適な振動に必要な軸方向の遊びJに起因して発生するシールの欠陥は、本発明に係るこの特定のシール要素3によってオフセットされる。
特定の実施形態において、例えば、図2、7又は21に示すように、腕時計ケース100は、いくつかのシール要素3を有し、これらは、1つが他の1つの内側にあるようになっており、少なくとも1つのシールされた中間的な体積40の境界を定めている。
当然、突出部分61、62、63には、鋭い縁がなく、好ましくは、ガスケットを損傷しないようにするために曲がった輪郭を有する。シールガスケット3は、マウントされると、いずれの実運動もしない。このシールガスケット3の機能は、ケース100内のシールを確実にすることであり、特に、共鳴部品2が振動しても、十分に定められた最大振幅の範囲内で振動する。したがって、シール要素3が備えるガスケット31、32はそれぞれ、この振動に耐えて、常に完全なシールを提供できることを確実にすることができる。
突出部分61、62は、構造1又は共鳴部品2と一体的に製造することができるが、突出部分61、62を構造1又は共鳴部品2に追加することもできる。この点に関して、突出部分61、62、63は、堅固であったり弾性であったりすることができるが、弾性である場合には、圧縮が均等である状況で、関心事のガスケットと比べて少なくとも10倍変形可能でない。
好ましい実装において、図面に示すように、共鳴部品2は、一又は複数の溝51、52に対向している一又は複数のガスケット31、32の支持表面に実質的に垂直な軸Zに沿って、「ピストン」モードと呼ばれる共鳴モードで振動する傾向がある。したがって、ガスケット31、32はそれぞれ、この方向にのみ応力を与えられる。この応力は、0.10mm未満であって、通常、1mmの100分の1のオーダーであるような、非常に抑制された振幅を有する。
第1の変形実施形態において、図1に示すように、シール要素3は、単一のガスケット31、32を有し、構造1と共鳴部品2の一方には、1つの溝51、52があり、構造1と共鳴部品2の他方には、1つの突起部分62、61がある。当然、この第1の変形実施形態から、図7に示した変形実施形態を外挿によって導くことができる。これにおいて、シール要素3は、1つが他の1つの内側にある互いに独立ないくつかのガスケット31、32を有する。すなわち、これらのガスケット31、32の半径が異なる。また、構造1又は共鳴部品2は、このような溝51、52及びこれと対向している突起部分61、62を有し、これによって、構造1又は共鳴部品2の相対的な組み立て時に、これらのガスケットのそれぞれは、それを受ける対応する溝の底部の方に、突起部分によって圧縮される。
第2の変形実施形態において、図2に示すように、構造1には、第1の溝51があり、共鳴部品2には、第1の溝51から離れた位置に第2の溝52がある。シール要素3は、互いに一体的な少なくとも第1のガスケット31と第2のガスケット32を有する。これらどうしは離れており、第1の溝51と第2の溝52の間に延在しているシールされた膜33によって互いに接続されている。上記と同様な形態で、構造1は、第2の溝52に対向している第2のガスケット32と連係するように構成している第1の突起部分61を有し、共鳴部品2は、第1の溝51に対向している第1のガスケット31と連係するように構成している第2の突起部分62を有する。したがって、三重のシールが行われる。すなわち、対向している形態でガスケット31、32のそれぞれによって、そして、膜33によって、シールが提供される。
第3の変形実施形態において、図3に示すように、構造1には、第1の溝51があり、共鳴部品2には、第1の溝51に実質的に対向している第2の溝52がある。シール要素3は、少なくとも第1のガスケット31及び第2のガスケット32を有する。これらは、互いに離れており、第3の剛性突起部分63によって互い接続されている。この第3の剛性突起部分63は、第1の溝51に対向している第1のガスケット31及び第2の溝52に対向している第2のガスケット32の両方と連係するように構成している。シール要素3は、第1のガスケット31及び第2のガスケット32を形成しているシリコーン被覆を用いて、また、第3の剛性突起部分63をオーバーモールドすることによって達成することができる。この第3の剛性突起部分63は、例えば、硬いプラスチック材で作られる。第3の剛性突起部分63は、溝51及び52の内部にモールドされ堆積されるシリコーンガスケット31及び32によって挟まれて保持される堅固なリングによって構成することができる。このリングは、構造1又は共鳴部品2のいずれとも接触せず、これによって、いずれの剛性接触をも回避する。また、リングは、ケース100の軸方向の軸Zに対して面が傾いている円錐面を有する形態であることができる。
図面には、突起部分62及び61がそれぞれ、閉じたリブであり、ケース100の形に対応している形を有するような、好ましい変形実施形態を示している。
これらの変形実施形態において、突出部分62、61は、構造1と共鳴部品2の一方と一体的であり、その要素に対して、溶接、ろう付け又は直接機械加工される。
また、シール要素3又はこれが備えるガスケット31、32の1つが、必ずしも追加の要素ではなく、適切な溝の内部で直接モールドされるシリコーンで作ることかできることに留意すべきである。
図4〜6は、このようなケース100を製造する別のモードを示しており、構造1又は共鳴部品2には、平坦な面81、82があり、これに対向している部品には、溝51、52内に保持された、実質的に円錐の面を有する形のガスケットについての、断面が最も大きな大断面部320があり、このガスケットは、小断面リップ部310の方に向かって徐々に薄くなる。このリップ部310は、前記対向している平坦な面81、82と連係している。ここでまた、ガスケットはほとんど静的であり、共鳴部品2が可能な限り自由に振動することを可能にしつつ、水や汚れの進入を防ぐ機能がある。そして、好ましくは、このガスケットも、非常に低いショア硬さ、好ましくは、20ショアA以下の硬さのシリコーンなどで作られる。
構造1と共鳴部品2の間の機械的な接続は、いくつもの異なる方法で達成することができる。好ましくは、この接続は、ほとんどの共鳴器2が2つの剛性接続の間にて可能な限り自由に振動することができるように、相当に大きく分離される。図6〜17は、構造1及び/又は共鳴部品2と一体的であるような突起を介しての接続を示している。なお、これに制限されない。したがって、特定の変形実施形態において、構造1と共鳴部品2の一方は、これを構造1と共鳴部品2の他方に堅固に直接的に取り付けるための少なくとも1つの突起7を有する。特に、共鳴部品2と構造1の間の堅固な取り付けによって達成される機械的な接続は、3つの突起7を有する。
これらの突起7は、分解を可能にするようにねじ込むことができるようにすることができ、また、押し込み、溶接、ろう付けなどをすることもできる。図17は、1つの突起7がばね70によって固定保持されており、これによって、容易な分解が可能になるような特定の変形実施形態を示している。当然、この場合、ねじなどを介して構造1と共鳴部品2の間の運動距離を制限する手段を設ける。図8〜11は、突起7の異なる変形実施形態を示しており、これらの突起7は、剛性が高かったり低かったりし、又は逆に弾性であったりする。
図6は、ケース中間部1に取り付けられハンマー301によって打たれるゴング302を示している。これに対し、図16及び22は、ベゼル2と一体的にマウントされたこのようなゴングを示している。ハンマー、ドラム又は他の要素によってこの振動生成要素が活性化されると、振動がベゼル/風防のアセンブリーに直接伝搬する。図22は、ケース100が、幅が3.8mm、高さが2.9mm、厚みが0.6mmであるような3つの金製の突起を有するような特定の場合を示している。この実施形態において、ベゼル2は、風防9を通して見ることができるゴング302を担持している。
腕時計ケース100の特定の実施形態において、図に示すように、構造1は、ケース中間部であり、これは、特に、裏蓋11に取り付けられており、共鳴部品2は、直接又は風防用ガスケット90を介して風防9を担持しているベゼルである。この点に関して、風防用ガスケット90を有する変形実施形態において、風防9が最良の状態で共鳴するためには、シール要素3の一又は複数のガスケットと同じ基準にしたがって、風防用ガスケット90の材料が選ばれる。この材料は、特に、非常に低いショア硬さ、好ましくは、20ショアA以下の硬さのシリコーン又は類似材料で作られる。
図12及び13は、ピストンモードでのケース1に対するベゼル2の軸方向Zの振動を示しており、第1のケースには、軸Zと実質的に平行な3つの突起7があって、これらは、座屈又は伸長によってはたらき、第2のケースには、曲がることによってはたらく軸Zに垂直な3つの突起7がある。
図14は、単一の突起7によって保持されケース中間部1に取り付けられる軸Zと平行なベゼル2を示しており、ベゼル2は、片持ちされ、角度的に回転振動する。
図15は、軸Zと平行な2つの突起7によって保持されるベゼル2を示しており、この2つの突起7は、ケース中間部1に取り付けられ、実質的に直径上の反対側にあり、このような状況で、ベゼルは、これらの2つの突起7の端の間のヨー軸のまわりをピボット運動する傾向がある。
なお、ベゼル2に対する風防9の取り付けは、同様な変形実施形態にしたがって達成することができ、したがって、共鳴は、
− ケース中間部1に対するベゼル2の振動と、
− ベゼル2に対する風防9の振動と
を組み合わせることができる。
例えば、図18〜20は、ベゼル2の2つの直径上の反対側の点においてベゼル2上に直接保持されている風防9を示しており、ベゼル2の周部の残りの上では、風防とベゼルはベゼル用ガスケットによって連結されている。
図23は、ガスケットの好ましい変形実施形態を示している。このガスケットは、ケースが組み立てられるときに、対向している突出要素61によってガスケットの溝ハウジング52内にて押し込まれるように構成しており、このガスケットは、ケースの外側の方に、外側の薄いリップ部310を有する。これは、ここにおいて、ケース中間部1の平坦な面81上に支えられており、高い外圧を受けたときに、この平坦な面81上にさらに押されるように構成している。ケース100が閉じているときに、突出要素61、62を介してのこのガスケットの圧縮は、薄いリップ部310が傾斜の効果によって平坦な面81、82上に支えられることを強いる。そして、この支えは、外圧が与えられることによって強化される。具体的には、このガスケットは、外側の薄いリップ部310よりも小さな直径の上に配置される第2の内側のリップ部330を有し、この第2の内側のリップ部330は、(ケースの軸に垂直な平面に対して)薄いリップ部310と同じ側から、大断面領域320に対して突き出ている。この領域320は、対応する溝52の全体積を占めるように計算される領域であり、領域320の輪郭は、溝52の輪郭に対して実質的に相似な形であり、このことによって、薄いリップ部310が対応する平坦な面81上に支えられるように薄いリップ部310の向きが確実になる。領域320の輪郭は、薄いリップ部310の基礎部分350とともに、実質的に環状の体積340の境界を定め、この体積340は、対向している突出要素61、62を覆うように構成している。さらに具体的には、ケース100の軸を中心とする半径方向の線上で測定される、ガスケットの自由状態におけるこの環状の体積340の幅は、突出要素61、62の幅よりも小さい。ガスケットは、この突出要素61、62用に具体的に構成する。特に、大断面領域320は、まっすぐな縁があるような環状であり、まっすぐな縁がある溝52と連係し、体積340は、まっすぐな縁がある回転対称な溝であり、まっすぐな縁がある突出要素61と連係する。ガスケットは、自由状態において、閉じられた実質的に円環状である又は回転対称性であるガスケットである。
本発明は、さらに、演奏機能付き計時器200に関する。すなわち、音、打撃、アラーム、ミュージックボックス又は同様な機構を有する。この計時器200、特に、腕時計は、打撃機構又は演奏機構300を有する。これは、例えば、ハンマー301、ピンシリンダー又は他の同様な手段を介して、少なくとも1つのゴング302、又は構造1やケース100の共鳴部品2に取り付けられる振動プレートを共鳴させるように構成している。
本発明によると、共鳴部品2は、共鳴部品の振動が所定の周波数範囲内であることを可能にする少なくとも1つの突起7によって、構造1に堅固に組み立てられるように構成している。共鳴部品2は、共鳴部品2と構造1が、組み立てられた稼働位置に、互いに組み立てられるときに、構造1と共鳴部品2の間にて少なくとも1つのシール要素3を包囲する空洞4を構造1とともに定める。このシール要素3、そして、一方及び他方における突起又は前記少なくとも1つの突起7は、構造1と共鳴部品2の間の唯一の機械的な接続を形成する。シール要素3は、構造1及び共鳴部品2に接触する一又は複数のガスケット31、32を有し、すべてのガスケット31、32は、20ショアA以下の硬さを有し、これによって、共鳴部品2の振動の減衰を最小にする。これらのガスケットは、特に、シリコーンで作られている。
第1の実施形態において、計時器200は、上記の図1〜3の変形実施形態のいずれかによる腕時計ケースであるようなケース100を有する。
第2の実施形態において、図4又は5に示すように、少なくとも構造1又は共鳴部品2には、溝51、52が形成されている。これは、シール要素3が備えるガスケット31、32の大断面部320を受けるように構成している。この場合に、構造1と共鳴部品2の一方には、このような溝51、52が1つあり、構造1と共鳴部品2の他方には、溝51、52に実質的に対向するように、平坦な面81、82がある。この平坦な面81、82の上に、組み立てられた位置において、ガスケット31、32の小断面リップ部310を支えている。ガスケット31、32は、実質的に円錐面を有する形であり、小断面リップ部310によって空洞4を閉じる。このリップ部310は、自動車のトランスミッションにおけるリップシールのように、大断面部320よりも腕時計ケース100の外側の方に配置されている。
構造1と共鳴部品2の間の相対的な取り付けは、一又は複数の突起7を用いる上記の方法によって達成することができ、腕時計ケース100に関連する説明全体をこの計時器200に適用することができる。
当然、図21の例におけるように、第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせることができる。この場合、腕時計ケース100は、1つが他の1つの内側にあるようないくつかのシール要素3を有し、これは、少なくとも1つの中間的なシールされた体積40の境界を定める。特に、突出要素61、62と連係しているシール要素は、円錐面を有する形のガスケット及び薄いリップ部を備えたシール要素よりも腕時計ケース100の内側の方に位置している。
本発明に係る振動音響的な系は効率的である。なぜなら、ここで共鳴部品2である放射要素がその固有振動モードで自由に振動することができるからである。ベゼルとケース中間部の間の接触は最小である。これは、突起又は同様な手段によってベゼルが剛性ケース中間部に取り付けられて、ケースの周部全体にわたってベゼルとの直接的な接触を回避しているような設計に起因している。
本発明は、電鋳法によって製造される外側要素とともに用いることができる。この電鋳法においては、この種の部品が非常に薄い構造であるために、実際の部品を破損させないように水圧に耐えるために、ガスケットが必要である。具体的には、金合金で作られた電気鋳造されたベゼル又はケース中間部が、本発明の実装に適している。
短く書くと、本発明は、腕時計の外側部分の少なくとも3つの部品の特定のアセンブリーに関する。これにおいて、
− 2つの部品は、腕時計ケースの2つの堅固な剛性体積を形成している部分によって形成されている。この部分は、例えば、ベゼルとケース中間部、裏蓋とケース中間部、ベゼルと風防、裏蓋と風防、裏蓋とベゼルである。
− 少なくとも1つの部品は、ケースの操作時に高度な変形が可能な少なくとも1つのガスケットを有するシール要素であり、これは、例えば、ショア硬さが非常に低いシリコーンガスケットである。
− 2つの堅固な剛性体積の少なくとも一方は、ケース機能時に他方の堅固な体積の表面に対向している表面に溝がある。
− ケースの形を有する1つの部品は、2つの堅固な体積の直径に対応する直径を有する回転性の体積内で内接されていてもよく、剛性又は弾性である。この部品が弾性である場合、用いるガスケットよりも少なくとも10倍均等な圧縮で変形させることが困難なものを用いる。
本発明には、相当に大きい利点がある。
− 放射するように意図された振動要素と腕時計ケース又は類似の構造との間において必要とされるシール手段における振動の損失を抑える。
− 振動の減衰を減らして、音が長く持続するようにする。
− この種の手法の利点を享受している計時器の外側部分の音響性能を改善させる。
1 構造
2 共鳴部品
3 シール要素
4 空洞
7 突起
9 風防
31、32 ガスケット
33 シールされた膜
40 シールされた中間的な体積
51、52 溝
61、62、63 突起部分
82、81 平坦な面
90 風防用ガスケット
100 腕時計ケース
200 計時器
300 打撃機構又は演奏機構
310、330 リップ部
320 大断面部
340 体積
350 基礎部分

Claims (20)

  1. 剛性構造(1)と、及び前記構造(1)に直接的又は間接的に堅固に組み立てられるように構成している少なくとも1つの共鳴部品(2)とを有する腕時計ケース(100)であって、
    前記共鳴部品(2)は、前記構造(1)と前記共鳴部品(2)が、組み立てられた稼働位置にて互いに組み立てられるときに、前記構造(1)と前記共鳴部品(2)の間にて、前記腕時計ケース(100)が備える少なくとも1つのシール要素(3)を包囲している空洞(4)を前記構造(1)とともに定めており、
    少なくとも前記構造(1)又は前記共鳴部品(2)には、溝(51、52)があり、
    この溝(51、52)は、前記シール要素(3)が備えるガスケット(31、32)を受け、前記組み立てられた稼働位置にて前記空洞(4)から前記シール要素(3)が外れることを防ぐように構成しており、
    当該腕時計ケース(100)は、剛性の少なくとも1つの突起部分(61、62、63)を有し、
    この突起部分(61、62、63)は、前記組み立てられた稼働位置にて、前記ガスケット(31、32)を受ける前記溝(51、52)の正中領域に対向している少なくとも1つの前記ガスケット(31、32)に圧縮力を与えるように構成しており、
    前記少なくとも1つの突起部分(61、62、63)は、前記構造(1)、前記共鳴部品(2)又は前記シール要素(3)の一部を形成している
    ことを特徴とする腕時計ケース(100)。
  2. 少なくとも前記構造(1)又は前記共鳴部品(2)は、前記突起部分(61、62)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕時計ケース(100)。
  3. 前記シール要素(3)は、単一の前記ガスケット(31、32)を有し、
    前記構造(1)と前記共鳴部品(2)の一方には、溝(51、52)があり、
    前記構造(1)と前記共鳴部品(2)の他方には、前記突起部分(62、61)がある
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕時計ケース(100)。
  4. 前記構造(1)には、第1の溝(51)があり、前記共鳴部品(2)には、前記第1の溝(51)から離れた位置に第2の溝(52)があり、
    前記シール要素(3)は、少なくとも第1のガスケット(31)及び第2のガスケット(32)を有し、
    前記第1のガスケット(31)及び前記第2のガスケット(32)は、互いに離れており、前記第1の溝(51)と第2の溝(52)の間にて延在しているシールされた膜(33)によって互いに接続されており、
    前記構造(1)は、前記第2の溝(52)に対向している前記第2のガスケット(32)と連係するように構成している第1の突起部分(61)を有し、
    前記共鳴部品(2)は、前記第1の溝(51)に対向している前記第1のガスケット(31)と連係するように構成している第2の突起部分(62)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕時計ケース(100)。
  5. 前記シール要素(3)は、20ショアA以下の硬さの少なくとも1つのガスケット(31、32)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕時計ケース(100)。
  6. 前記シール要素(3)が備えるガスケット(31、32)はそれぞれ、20ショアA以下の硬さを有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の腕時計ケース(100)。
  7. 当該腕時計ケース(100)は、1つが他の1つの内側にあるようないくつかの前記シール要素(3)を有し、前記シール要素(3)は、少なくとも1つのシールされた中間的な体積(40)の境界を定めている
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕時計ケース(100)。
  8. 前記シール要素(3)は、少なくとも1つの前記突起部分(63)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕時計ケース(100)。
  9. 前記構造(1)には、第1の溝(51)があり、前記共鳴部品(2)には、前記第1の溝(51)に実質的に対向する位置に第2の溝(52)があり、
    前記シール要素(3)は、少なくとも第1のガスケット(31)及び第2のガスケット(32)を有し、
    前記第1のガスケット(31)及び前記第2のガスケット(32)は、互いに離れており、剛性の第3の突起部分(63)によって互いに接続されており、
    前記第3の突起部分(63)は、前記第1の溝(51)に対向している前記第1のガスケット(31)と、及び前記第2の溝(52)に対向している前記第2のガスケット(32)との両方に連係するように構成している
    ことを特徴とする請求項8に記載の腕時計ケース(100)。
  10. 前記構造(1)と前記共鳴部品(2)の一方は、前記構造(1)と前記共鳴部品(2)の他方に対する堅固で直接的な取り付けのために少なくとも1つの突起(7)を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕時計ケース(100)。
  11. 前記共鳴部品(2)と前記構造(1)の間の前記堅固な取り付けには、3つの突起(7)を用いる
    ことを特徴とする請求項10に記載の腕時計ケース(100)。
  12. 前記構造(1)は、ケース中間部であり、
    前記共鳴部品(2)は、風防(9)を担持しているベゼルである
    ことを特徴とする請求項1に記載の腕時計ケース(100)。
  13. 構造(1)又はケース(100)の共鳴部品(2)に取り付けられた少なくとも1つのゴング又は少なくとも1つの振動プレートを鳴らすように構成している打撃機構又は演奏機構(300)を有する演奏機能付き計時器(200)であって、
    前記共鳴部品(2)は、所定の周波数範囲内の前記共鳴部品(2)の振動を可能にするように、少なくとも1つの突起(7)によって前記構造(1)に堅固に組み立てられるように構成しており、
    前記共鳴部品(2)は、前記構造(1)と前記共鳴部品(2)が、組み立てられた稼働位置にて互いに組み立てられるときに、前記構造(1)と前記共鳴部品(2)の間にて少なくとも1つのシール要素(3)を包囲する空洞(4)を前記構造(1)とともに定め、
    前記シール要素(3)又は前記少なくとも1つの突起(7)は、前記構造(1)と前記共鳴部品(2)の間の唯一の機械的な接続を形成しており、
    前記シール要素(3)は、前記構造(1)及び前記共鳴部品(2)に接触する一又は複数のガスケット(31、32)を有し、
    前記ガスケット(31、32)はすべて、20ショアA以下の硬さを有し、
    これによって、前記共鳴部品(2)の振動の減衰を抑える
    ことを特徴とする計時器(200)。
  14. 前記ケース(100)は、請求項1に記載の腕時計ケースである
    ことを特徴とする請求項13に記載の計時器(200)。
  15. 少なくとも前記構造(1)と前記共鳴部品(2)の一方には、溝(51、52)があり、
    この溝(51、52)は、前記シール要素(3)が備えるガスケット(31、32)の大断面部(320)を受けるように構成しており、
    前記構造(1)と前記共鳴部品(2)の他方には、前記溝(51、52)に実質的に対向するように、平坦な面(82、81)があり、
    この平坦な面(82、81)は、組み立てられた稼働位置において、前記ガスケット(31、32)の小断面リップ部(310)を支え、
    前記ガスケット(31、32)は、実質的に円錐面を有する形を有し、
    大断面部(320)よりも前記腕時計ケース(100)の外側の方に位置する前記小断面リップ部(310)によって前記空洞(4)を閉じる
    ことを特徴とする請求項13に記載の計時器(200)。
  16. 前記共鳴部品(2)は、前記構造(1)に対する堅固で直接的な取り付けのための3つの突起(7)を有する
    ことを特徴とする請求項13に記載の計時器(200)。
  17. 前記構造(1)は、ケース中間部であり、
    前記共鳴部品(2)は、風防(9)を担持しているベゼルである
    ことを特徴とする請求項13に記載の計時器(200)。
  18. 前記腕時計ケース(100)は、1つが他の1つの内側にあるいくつかのシール要素(3)を有し、
    このシール要素(3)は、前記少なくとも1つのシールされた中間的な体積(40)の境界を定める
    ことを特徴とする請求項13に記載の計時器(200)。
  19. 前記腕時計ケース(100)は、請求項18に記載のシール要素(3)の内側に、請求項17に記載のシール要素(3)を少なくとも1つ有し、
    これらの請求項18に記載のシール要素(3)と請求項17に記載のシール要素(3)はともに、シールされた中間的な体積(40)の境界を定める
    ことを特徴とする計時器(200)。
  20. まっすぐな縁がある環状の大断面領域(320)を有する閉じた実質的に環状体のシールガスケットであって、
    当該シールガスケットは、前記大断面領域(320)と同じ側から突き出ている外側の薄いリップ部(310)及び第2の内側のリップ部(330)を有しており、
    前記第2の内側のリップ部(330)は、前記外側の薄いリップ部(310)よりも小さな直径を有し、
    当該シールガスケットは、前記薄いリップ部(310)が備える基礎部分(350)とともに、まっすぐな縁がある回転対称性の溝である実質的に環状の体積(340)の境界を定め、
    当該シールガスケットは、20ショアA以下の硬さを有する
    ことを特徴とするシールガスケット。
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