JP5325916B2 - 時計用ガラス・ベゼル組立体ユニット及び組み立て方法 - Google Patents

時計用ガラス・ベゼル組立体ユニット及び組み立て方法 Download PDF

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Description

本発明は、時打ち時計又はオルゴール付き時計において、振動源、すなわち時打ち輪列、又はオルゴール、或いはアラーム時計から発せられてベゼルに伝達される音響信号の拡散を放射状に広げる振動要素としてガラスを用いるために、一方ではガラスと、他方ではガラスを収容するためのノッチを含むベゼルとの間の組み立て方法に関する。
本発明はまた、振動源から発せられた音響信号の拡散を放射状に広げる振動要素としてガラスを用いるように構成された、少なくとも1つの振動源、すなわち時打ち輪列、又はオルゴール、或いはアラーム時計を有する時打ち時計又はオルゴール付き時計用のガラス・ベゼル組立体ユニットに関し、このガラス・ベゼル・ユニットは、一方では振動源から発せられる振動を伝達し且つガラスを収容するノッチを含むベゼルと、他方では縁部で接続された上面及び下面を含むこうしたガラスとを含む。
本発明はまた、少なくとも1つのガラス・ベゼル・ユニットを含む時計に関する。
本発明は、時打ち輪列、オルゴール等のような音響信号を発する手段を含む時計の分野に関する。より具体的には、本発明は、腕時計、ペンダント、及び同様のもの等のユーザが身につけることができる時計に関する。
実際には、本発明は、小型の時計を通る音の拡散の改善に関する問題の解決策を提案する。実際に、振り子時計又は音を拡散するように設計された共振空間又は大きな寸法のケースを有する時計の場合には音の拡散は簡単なことであるが、共鳴箱又はキャビティを形成する空間が必然的に極めて制限されており、多数の構成要素が音を増幅するのではなく減衰させることより音の適切な拡散が妨げられる小型の時計の場合には、依然として問題が生じる。この問題は、ベル、ゴング、又は更にキーパッドの形態で与えられる音源自体のサイズが極めて小さく、ユーザ及び場合によってはその周りにいる人に音が聞こえるようにするには、大幅な音の増幅レベルが必要となるので一層困難である。音の増幅及び拡散により、その純度が損なわれてはならならず、従って、時計の別の構成要素の何らかの時機外れの共振を防ぐことが極めて重要である。
例えば、セイコーエプソン名義の特開平9−010183号におけるような、一般にユーザ側から操作される共振キャビティを作成する種々の試みがなされている。しかしながら、ユーザ自身が振動の減衰を促進し、これに起因して効率が極めて制限される。
ガラスを振動要素として用いることを目的とする試験は、長い間、種々の異なる結果をもたらしてきた。Spadini名義のスイス特許公開CH8252/66は、ベゼル上に堅固に取り付けられた可撓性ガラスについて記載しており、この可撓性ガラスは有機合成ガラスで作られているため、材料の不均質性に起因して一般に音質が大幅に低下する。
Timex名義の仏国特許公開FR2154704は、腕時計のガラスに共振を引き起こし、且つゴム又は同様のものの可撓性リングにより中間部に固定されたガラスの接線面に対し実質的に垂直に直接締結された圧電発振器を有するアラーム腕時計を記載している。この可撓性の構成はエネルギーを吸収しすぎるため所望の結果を達成することができない。ガラスに対する接線面に沿った振動は、発振器がこの方向に振動を生成することによってしか得られない。
ガラスの取り付けは、Glassen名義の独国特許DE19823981により周知であり、この特許文献では、取り外し可能なガラスと、周辺部がベゼル上にクリップ留めされた隠れた縁部とを有する腕時計について記載している。しかしながら、本文献は、時打ち腕時計又は音楽腕時計について規定されておらず、音を拡散させるように設計されていない。
米国特許US4115994は、光源と、文字盤における反射手段と連携して最適な方法で光を拡散するように構成されたガラスとを有する腕時計について記載している。
Ebauches名義のスイス国特許CH626497は、ベゼルとガラスとの間にエネルギーをほとんど吸収せずに音を損なうことのない環状の薄い接続片を間に配置することにより、ガラスを振動要素として使用して振動伝達装置として機能できるようにすることで新しい境地を切り開いた。これらの構成は、Asulab名義の欧州特許EP0694824及びRichemont名義のスイス国特許CH698742により利用され、環状片が点線の外形を示す。これらの解決策は、音を変質させず且つ振動をあまり減衰させない利点を有するが、ガラスの周辺部が保持されているため、ガラスの振幅は制限されたままである。
時打ち輪列のベルを溶接されたガラス支持部に直接取り付けることによって、より良好な音の伝達を得ようとしたRichemont名義のスイス国特許CH698533も周知である。これらは、音の良好な伝達は保証されるが、ガラスの下にあるベルの位置決めが極めて特殊であり、全ての時計に適用することはできない。
特開平9−010183 スイス特許公開CH8252/66 仏国特許公開FR2154704 独国特許第19823981号 米国特許第4115994号 スイス国特許第626497号 欧州特許第0694824号 スイス国特許第698742号 スイス国特許第698533号
本発明は、時計内で信号を発する機構の埋め込みの位置決めに関係なく、可能な限り最大限に減衰が低減され且つ音レベルが実質的に増大させることで時計の音響信号を発する機構からベゼルを介してガラスまでの振動伝達の改善に基づいて、期待される音質に関して振動要素及び放射要素としてのガラスの使用を改善することによって音伝達の問題に対する新しい解決策を提案するものである。
本発明は、時計、より特定的には腕時計のベゼル上へのガラスの組み立てによって制限されない時計の振動源の作用により、ガラスの高振幅を可能にするために、このガラスに対して特に枢動による自由運動軸に沿った少なくとも自由運動を提供しようとするものである。
特に、本発明は、従来技術において周知のような、ガラスの表面に対して垂直なガラスの振動だけではなく、とりわけ表面に沿ったガラスの振動も可能にし、このガラスは、その中心におけるガラスの外形の法線に対して実質的に半径方向に延びる。
本発明によれば、ベゼルからガラスへの振動の伝達は、特定の所定接触区域にわたってのみ行なわれる。
これに基づいて、本発明は、時打ち時計又はオルゴール付き時計において、振動源、すなわち時打ち輪列、又はオルゴール、或いはアラーム時計から発せられてベゼルに伝達される音響信号の拡散を放射状に広げる振動要素としてガラスを用いるため、一方ではガラスと、他方ではガラスを収容するためのノッチを含むベゼルとの間の組み立て方法であって、
− ベゼルからガラスに振動を伝達するための唯一の直接的な機械的リンクを協働して形成することを目的とし且つこの外側ではガラスはベゼルと接触しない接続されていない接合区域の適切な数を定め、
− 一方ではベゼルと直接接触してガラスを支持し堅固に固定するよう接合区域が生成され、他方ではガラスがベゼルと直接接触せずにシール区域が生成されて、それらの交互シーケンスを生成し、
− ベゼルに伝達されるあらゆる振動をガラスに伝達するために、ベゼルの接合面上に各接合区域において支持しクランプすることによりガラスをベゼルに固定し、
− 1つ又は複数の接合区域の外部の周辺空間は、接合区域およびそれらと交互する一連のシール区域から形成され、当該シール区域においてはガラスが面内で振動することができ、各シール区域が、ガラス及び1つのシール面により境界付けられ、ガラスは、ベゼルからある距離に保持されてガラスの振動が、妨げられることなしに可能とされている。
本発明の特徴によれば、接合区域の適切な数を定めるために、
ベル、ゴング、又はキーパッド等のような音響信号の振動源の固有周波数を求めて、該固有周波数に対応する通過帯域を定め、
ガラスの厚みに応じてガラスの固有振動周波数及び高調波を調整して、これらを振動源の固有周波数及び人間の耳の通過帯域に対応する通過帯域と一致させるように、適切な数の接続されていない接合点のガラスの特性の関数として計算することによって、ガラスの周りの周辺の位置決めをシミュレートし、
前述の計算に基づいて、ガラスの固有周波数及び高調波を通過帯域と一致させ、値2に最も近い接合区域の適切な数を得るように、ガラスの厚み及び接合区域におけるガラスとベゼルとの間の接触面の厚みを選択する。
本発明の特徴によれば、選択される接合区域の適切な数は2に等しい。接合区域の数は2つだけであることが好ましい。
本発明の別の特徴によれば、ガラスとベゼルとの間に含まれる空間は、シール手段でシールされる。
本発明の更に別の特徴によれば、少なくとも1つの可撓性シールストリップ及び/又は少なくとも1つの弾性膜を有するシール手段が選択される。
本発明は更に、振動源から発せられた音響信号の拡散を放射状に広げる振動要素としてガラスを用いるように構成された、少なくとも1つの振動源、すなわち時打ち輪列、又はオルゴール、或いはアラーム時計を有する時打ち時計又はオルゴール付き時計用のガラス・ベゼル組立体ユニットであって、一方では振動源から発せられた振動を伝達し且つガラスを収容するためのノッチを含むベゼルと、他方では縁部により接続される上面及び下面を含むようなガラスとを含む、ガラス・ベゼル組立体ユニットに関し、このガラス・ベゼル組立体ユニットは、ベゼルとガラスとの間で、振動を減衰することなくベゼルからガラスに伝達するための機械的接続を協働して形成する1つ又はそれ以上の接合区域を備え、該1つ又はそれ以上の接合区域においてベゼルによりガラスに伝達される振動の作用によりガラスを共振させるようにし、ガラスは、接合区域とは異なり且つ振動伝達を減衰させるための周辺空間を形成するシール区域においてベゼルから分離され、該シール区域ではガラスが面内で振動することができる。
本発明の好ましい実施形態によれば、接合区域の各々において、ガラスの上面が、ノッチ上又はベゼル上に直接載っており、縁部がノッチ上又はベゼル上に直接的又は間接的に載っており、ガラスの下面は、ベゼル上又はガラスを囲むようにベゼルに隣接して配置された時計の一部を形成する中間部上に直接的又は間接的に載っている。
本発明の1つの特徴によれば、接合区域の各々において、ガラス・ベゼル・ユニットが、周辺スペーサ・ブロック又は下部ブロックにより形成された少なくとも1つの支持ブロックを含む。
本発明の特徴によれば、ガラスとベゼルとの間に含まれる周辺空間は、ガラス及びベゼルが1つ又は複数の接合区域により接合される表面の少なくとも外側でシール手段によりシールされる。
本発明はまた、少なくとも1つのこうしたガラス・ベゼルのユニットを含む時打ち機構又はオルゴール付き時計に関する。
本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を参照しながら以下の説明を読むことにより明らかになるであろう。
ガラスの上面が見えた状態にある、本発明に従って組み立てられたガラス・ベゼル・ユニットの好ましい実施形態の概略正面図である。 時計の中間部上に位置づけられた、図1のガラス・ベゼル・ユニットの平面AAに沿った断面の上面に対して実質的に垂直な概略部分切り欠き図である。 時計の中間部上に位置づけられた図1のガラス・ベゼルのユニットの平面BBに沿った断面の上面に対して実質的に垂直で図2のものに対して垂直な平面における概略部分切り欠き図である。 本発明の別の実施形態に従って組み立てられた別のガラス・ベゼル・ユニットの図1と類似した図である。 時計の中間部上に位置づけられた図4のユニットの平面AAに沿った断面の図2に類似する部分概略図である。 時計の中間部上に位置づけられた図4のユニットの平面BBに沿った断面の図3に類似する部分概略図である。 時計の中間部上に位置づけられた別の実施形態によるユニットの平面AAに沿った断面の図2に類似する部分概略図である。 時計の中間部上に位置づけられた図7のユニットの平面BBに沿った断面の図3に類似する部分概略図である。 時計の中間部上に位置づけられた更に別の実施形態によるユニットの平面AAに沿った断面の図2に類似する部分概略断面図である。 時計の中間部上に位置づけられた図9のユニットの平面BBに沿った断面の図3に類似する部分概略図である。 図3におけるような断面の詳細の部分概略図である。 図2におけるような断面の詳細の部分概略図である。 ベゼルが周辺の切り欠き部を有する実施形態の上側の概略平面図である。 本発明に従って2つの接触区域を定めるための2つの接触面を含むベゼルの概略斜視図である。 図14のベゼルと協働するように構成され、本発明による2つの接触区域を定めるための2つの相補的な接触面を含むガラスの概略斜視図である。 図14のベゼル及び図15のガラスにより形成されるユニットの2つの接触区域を通過する平面に沿った概略部分断面図である。
本発明は、時打ち輪列、オルゴール、又は同様のもののような音響信号を発する手段を含む時計の分野に関する。より具体的には、本発明は、腕時計、ペンダント、又は同様のものなど、ユーザが身につけることができる時計に関する。
時打ちタイプ又はオルゴールタイプの従来の音響信号時計、特に腕時計においては、打撃装置又はカム型アクチュエータが、ベル、ゴング、又はキーパッド等のような振動源を打撃し又は振動させる。しかしながら、振動の経路に沿ってどのようなインシュレータ又は減衰要素も間に配置されていない条件において、この振動源によりもたらされる振動は、中間部及びベゼルのような、振動を発することができる要素に伝達される。ガラスは一般に、腕時計のシールを保証するために設けられたストリップで離隔され、及び/又は硬質プラスチック製のストリップを介してベゼル内に組み込まれるので、振動をガラスに伝達できないことが極めて多い。このため、ガラスの振動が起こらず、従って、振動を放射状に広げることができず、これは、従来技術に限界があることを明らかにしている。
従って、本発明は、ガラスが提供できる大きな放射面を使用可能にし、更に、該ガラスがユーザ及びユーザの周りの人に対して良好に配置されて、時打ち輪列又は振動源によって発せられる音響信号が完全な音質で聞こえるようにするよう試みるものである。
特に、本発明は、従来技術において周知のようなガラスの表面に対して垂直なガラスの振動だけではなく、とりわけ該表面に沿ったガラスの振動も可能にするよう試みており、このガラスは、その中心において該ガラスの外形の法線に対して実質的に半径方向に延びる。
本発明は、時計100において、時打ち輪列、オルゴール、又は同様のものなどの振動源から発せられてベゼル3に伝達される音響信号の拡散を放射状に広げる振動要素としてこのガラス2を用いるために、一方ではガラス2と他方ではベゼル3との間の組み立て方法に関する。
本発明はまた、特にこのプロセスを実施することによって得られるガラス・ベゼル・ユニット1に関する。
本発明は、特に、ガラスに対する振動源の位置決めがどのようなものであっても、あらゆるタイプの時計に対して高い適合性が得られるように試みる。これらの振動を時計の構造体を形成する要素を通して、オリジナルのベゼル又は代替ベゼルとすることができるベゼルまで伝達できることが不可欠であり、ガラスを支持するこのベゼルにより該ガラスが振動を生じる。可能であれば、時計の一部を形成し且つ直接接触した状態でベゼルが固定される中間部を介して振動を伝達することが有利であり、以下の説明は、ガラス・ベゼル・ユニットの好ましい実施形態に関して、特定のガラス−中間部にも同様に適用可能である。
本発明の革新的な原理は、ガラス2を収容するためのノッチ30を有するベゼル3への該ガラス2の取り付けを、以下において「接合区域」4と呼ばれる1つ又はそれ以上の本質的に点状の区域に制限して、ガラス2の周辺部の最大部分が、これらの接合区域4の外側でガラス2とベゼル3との間の周辺空間7において自由に振動できるようにし、ガラスのこの自由な振動を妨げることがないようにするものである。
ノッチ30は、ガラス2の収容を可能にし、特に、ガラスが振動できるように配置され、このため、ガラス2とノッチ30との間の接触は、本発明に従って限定的な数の点又は表面において行なわれる。この振動は、本質的に「面内」であること、すなわち、中心におけるガラス2の法線に対して実質的に垂直で、ガラス2の上面20又は下面21に対して実質的に接線方向であることが望ましい。
その結果、接合区域4は、実質的に「面内」にあり、すなわちガラス2の延長内にある。当然のことながら、このことは、図示のような湾曲したガラスにも適用される。
従って、接合区域4のサイズが縮小され且つガラスが堅固に保持されていない「シール区域」40と呼ばれる他の区域によって接合区域4が互いに分離されたときに、このガラス2は、その周辺部の実質的部分にわたって振動することができ、接合区域4の数が正確に2である場合に振動すなわち枢動することができる。
点状接合区域の数が1又は2である場合、ガラス2は、それぞれ一端において又は両端においても言わば片持ち梁のように動作する。3よりも多い接合区域4の数も明らかに実施可能であり、ガラス2とベゼル3との間の接続剛性を向上させるが、振動が妨げられ、1つ又は2つだけの接合区域を有する場合と比べて音響出力のすばらしさが低下する。
時計100全体、より特定的にはガラス・ベゼル・ユニット1の振動動作を品質構成と連係して良好にシミュレーションすることにより、最大の音響効率を得ることが可能になる。
これに基づいて、本発明による組み立て方法が実施され、本方法に従って以下のステップが実行される。すなわち、
− その外側ではガラス2がベゼル3と直接接触せず、該ベゼル3からガラス2に振動を伝達するための唯一の直接的な機械的リンクを互いに形成することを目的とする接続されていない接合区域4の適切な数を定め、
− 一方ではガラス2を支持して堅固に固定する接合区域4が生成され、他方ではガラス2がベゼル3と直接接触しないシール区域40が生成される交互シーケンスを生成する。図13で見ることができるように、図面に対応する第1の実施形態においては、ガラス2が連続する周辺部を有し、一方ではガラス2をベゼル3上に支持して堅固に固定するためベゼル3における接合区域31と、他方ではガラス2がベゼル3と直接接触しないシール区域32とが生成される交互シーケンスを生成する。図示されない第2の実施形態においては、ガラス2の周辺部は、交互する接触区域及び分離区域により変更される。図示されない第3の実施形態においては、ガラス及びベゼルの両方の上に一連の接触区域及び分離区域が生成される。既存のガラス・ベゼル・ユニットを変形して、その音の共鳴品質を向上させる場合には、ガラス2を支持し堅固に固定するための接合区域4と、ガラス2がベゼル3と直接接触しないシール区域40とが生成される交互シーケンスを生成するために、ガラス2及び/又はベゼル3から周辺部の材料を除去することによりガラス2とベゼル3との間の直接接触面が制限される。変形形態においては、特に周辺スペーサ・ブロック50及び/又は下部ブロック51により形成された少なくとも1つの支持ブロック5は、ガラス2とベゼル3との間に配置されて接合区域4を形成する。新しい構成については、ガラス2を支持し堅固に固定するために接合区域4が生成され、これらの接合区域4の間に、ガラス2がベゼル3と直接接触しないシール区域40が生成され、
−ガラス2は、ベゼル(3)に伝達されるあらゆる振動を可能な限り最も低い減衰でガラス(2)に伝達するために、ベゼル3の接合面31上の各接合区域(4)において支持しクランプすることによってベゼル3上に固定され、
− 接合区域4の外側で、接合区域4と交互する一連のシール区域40から形成される周辺空間7において、ガラス2は、ベゼル3からある距離で保持されて、妨げられずに振動できるようになる。
ガラスは、シール区域40において面内で振動することができる。
ベゼル3が時計100内に一体化されるときには、ベゼル3は一般に、この時計100の一部を形成する中間部6上に支持され又は埋め込まれ、時打ち機構等の振動は、直接的又はこの中間部6を通してベゼル3に伝達される。
周辺空間7においては、ガラス2の振動もベゼル3の振動も妨げられない点は理解される。
第1の実施形態においては、シール区域40の各々は、ガラス2及びシール面31により境界付けられる。
適切な数の接合区域4を定めるために、
− ベル、ゴング、キーパッド等のような音響信号の振動源の固有周波数を求め、これらの固有周波数に対応する通過帯域を定め、
− ガラス2の厚みに応じてガラス2の固有振動周波数及び高調波を調整して振動源の固有周波数及び人間の耳の通過帯域に対応する通過帯域と一致させるように、接続されていない接合点4の適切な数のガラス2の特性の関数として計算することによってガラス2の周りの周辺部の位置決めをシミュレートし、
− 上記の計算に基づいてガラス2の固有周波数及び高周波をこれらの通過帯域と一致させ、値2に最も近い接続区域4の適切な数を得るように、ガラス2の厚み及び各接続区域4におけるガラス2とベゼル3との間の接触面の厚みを選択する、
ことが好ましい。
選択された接合区域の適切な数は2に等しいことが好ましく、更に好ましくは2だけである。
変形形態においては、このガラス2の厚み、及び各接合区域4におけるこのガラス2とベゼル3との間の接触面の厚みは、前回の計算に基づいて、このガラス2の固有周波数及び高調波をこれらの通過帯域と一致させ、値2に最も近い接合区域4の適切な数を得るように決定される。
接合区域4の形成は、以下の記載においてより詳細に説明される。
接合区域4の数、位置、及び表面積、並びにガラス2の厚みは、1000Hzから7000Hzまでの間、より特定的には2000Hzから6000Hzまでの間の範囲の固有周波数を得るような寸法にされることが好ましい。
本発明の好ましい構成において、接合区域4の適切な数は、本方法のどの変形形態が実施されるかに関係なく、少なくとも2に等しくなるように選択される。特に、この数は、2に等しくなるように選択され、これによりガラス2は、2つの接合区域4を連結する軸に対して実質的に枢動する様態で振動する。このように枢動可能であることにより、第1の固有周波数を低下させることが可能になる。衝撃抵抗を改善するために、2つの接合区域4は正反対であるか、又はガラスが対称的でない場合には可能な限り離されることが好ましい。2つの接合区域4は、ガラス2の構成に応じて、腕時計の12時と6時、又は3時と9時の位置に配置されることが好ましい。例えば、図1、図2、図3、図11及び図12においては、ガラス2は、3時−9時の軸線に対して平行線上に中心がある実質的に円筒形の断面であり、この3時−9時の軸線は、2つの接合区域4をそこに位置決めするために選択される。
当然のことながら、シミュレーション中にある数の接合区域4を実施した場合、他のパラメータ、特に、ガラス2の厚み及び接合区域4における接触面の厚みに必然的に影響を及ぼす。対照的に、ガラス2が例えば一点での溶接など、単純な埋め込み取り付けによる単一の接合区域4でのみ所定位置に保持される場合、同様にして第1の固有周波数の低下が得られるが、衝撃抵抗があまり好ましいものではない。
時計100を確実にシールするために、ガラス2とベゼル3との間に含まれる周辺空間7がシール手段8によりシールされる。これらのシール手段8は、好ましくは、シリコーンストリップ等のような少なくとも1つの可撓性シールストリップ、及び/又は少なくとも1つの弾性膜、特に蛇腹型膜等を有するように選択され、これらは、ベゼル3とガラス2との間に配置されてガラス2の振動を妨げることがない。この蛇腹構成は、金属製蛇腹としてもよく、又はエラストマー等で作られた蛇腹であってもよい。このような弾性膜は、好ましいシール及び極めて良好な衝撃抵抗をもたらす。こうした弾性膜は、可能な限り薄くして、例えばシリコーンストリップのような中性的に機能するように選択しなければならない。
特定的には、特にシリコーン等の可撓性ストリップが選択された場合、接合区域4はまた、これらのシール手段8で覆われる。
手短に言えば、ガラス2は、音又は振動源によりベゼル3に伝達される振動に応答して、異なるように動作する一連の異なる区域:すなわち、
− ベゼル3からガラス2に減衰することなく又は少なくとも最小の減衰で振動を伝達するための機械的接続部を協働して形成し、1つ又は複数の接合区域4においてベゼル3によりガラス2に伝達される振動の作用によりガラス2を共振させる1つ又はそれ以上の接合区域4、
− 接合区域4とは異なり、ガラス2がベゼル3から分離され、ここでは接合区域4の外側のガラス2の周りの周辺空間7において、ガラス2の周辺部の最大部分の自由な振動が可能にされるシール区域40、
により囲まれる。ガラス2、及び接合区域41で終端するシール区域40により境界付けられるこの周辺空間7においては、ベゼル3からガラス2への振動の直接的伝達が大幅に低減され、周辺空間7が開放されている場合には、空気の振動だけがガラス2に作用し、時計100を保護するためにシリコーン等のようなシール手段8で周辺空間7が充填される通常の場合には、ベゼル3の振動はガラス2に伝達されるが、シール手段8によって表わされるこの補助的媒体を通して間接的に伝達され、振動のこの伝達は大幅に低減され、又は著しく減衰される。
従って、上面20と下面21との間の縁部22上のガラス2の周辺部は、接合区域4及びシール区域40に面する支持面と分離面の交互シーケンスにより占有され、同じことがベゼル3にも当てはまる。
接合区域4においては、時計100の一部を形成する時打ち機構及び/又はオルゴール機構の周波数範囲で生成される振動の第1の振動源衰係数があり、これらの接合区域4の目的が、可能な限り最大量の振動エネルギーをガラス2に伝達することであるので、この係数は可能な限り低いものである。
シール区域40において、時計100の一部を形成する時打ち機構及び/又はオルゴール機構の周波数範囲において生成される振動の第2の振動源衰係数があり、この係数は、これらのシール区域40の目的が、ガラス2とベゼル3との間の振動エネルギーの交換を可能な限り制限することによってガラス2をベゼル3から分離することであるので、第1の係数よりも遙かに高いものである。好ましい構成においては、第2の係数は、周辺空間7を充填するシリコーンストリップのようなシール手段8のものである。
図5乃至図10で見ることができるように、シールストリップ9は、ベゼル3と、中間部6と、ガラス2及び中間部6の間に配置された少なくとも1つの組立体リング又は下部ブロック51との間に配置されることが好ましい。
有利には、特に時計100の音響信号の発生源が、ガラス2において高振幅の振動を引き起こす可能性が高い場合、一方ではガラス2と、他方ではノッチ30又は中間部6、或いはその上にある組立体リングとの間に少なくとも1つの緩衝装置10が配置される。この緩衝装置10は、ガラス2から離間して配置され、特にガラス2の均衡位置に対してこのガラス2の下面21及び/又は上面20から離間して配置される。第1の形態において、この緩衝装置10は、図12で見ることができるような下面21の側部上の単一の当接部10Bを含み、従って、上部当接部はベゼルノッチ30により形成される。ガラス2の末端位置2A及び2Bを示す図7及び図10で見ることができるように、時計100の美的外観及び空間要件が許せば、この緩衝装置10は、2つの当接部、すなわち上面20の側部上の当接部10Aと、ガラス2の下面21の側部上の当接部10Bとを有することが好ましい。これらの当接部は、可撓性材料から作られ、又は、ばね等のような減衰手段の端部であることが好ましい。当然のことながら、環境に応じて、下面10B、或いは上面10A及び下面10Bの両方が衝撃等の場合にガラス2の運動を制限するように配置されるが、その振動及び共振の運動経路と干渉しないように配置される。従って、1つ又は複数の表面10A、10Bは、極端な場合の振幅における振動源の振動に応答して計算された、ガラスの最大振幅より上方にある。
ガラス2とベゼル3との間の接合区域4の構成を異なる方法で設計することが可能であり、すなわち、1つ又は複数の接合区域4は、ガラス2及び/又はベゼル3から周辺部の材料を除去することによりガラス2とベゼル3との間の直接的な接触面を制限することによって、或いは、周辺スペーサ・ブロック50又は下部ブロック51により形成される少なくとも1つの支持ブロック5をガラス2とベゼル3との間に配置することによって形成することができる。ベゼル3とガラス2との間の接触面を制限することと併せて、こうした支持ブロック5を間に配置することも可能である。これらの支持ブロック5、周辺スペーサ・ブロック50、及び/又は下部支持ブロック51は、これらの接合区域4のみにおいてガラス2とベゼル3との間の振動を伝達するための機械的接続部を形成し、これらの接合点の外ではこれらを互いに距離を置いて配置する。支持ブロックの材料は、振動をベゼル3からガラス2に伝達しなければならず、特にこの振動を減衰させてはならないので、慎重に選択しなければならない。金属製支持ブロック5を用いると特に良好な結果が得られ、接合面4への接続部は、振動を伝達するための機械的な金属接続部として説明される。セラミック材料等又は他の硬質材料で作られた支持ブロックもまた、良好な結果をもたらす。これらの支持ブロックはまた、ガラス2と同じ材料で作ることもできる。
従って、接合区域4を設計する第1の方法は、接合区域4を局所的な周辺のクランプにより形成することからなる。このクランプは、ガラス及び/又はベゼルから周辺部の材料を除去することにより、例えばノッチ30においてベゼル3を特別に機械加工することにより、ガラスとベゼルとの間の直接的な接触面を制限し、凹部により分離される支持面を形成することによって達成することができ、これはより安価であるためガラス2の機械加工に好ましいものである。
クランプはまた、周辺スペーサ・ブロック50により形成された支持ブロック5をノッチ30とガラス2との間に配置することによってより経済的な方法で達成することができる。これらブロック50は、ベゼル3からガラス2への振動をこれらの間の接触面を通して接合区域5に伝達する第1の機能と、ベゼルノッチ30に対してガラス2の周辺部の残りの部分を離間して配置させる第2の機能との両方を保証するので、このように呼ばれる。図7はこの実施形態を示しており、ここで接合区域4は、半径方向の周辺保持部により形成され、ブロック50が接続片11によってより精密に形成される。
例えば、実質的な時打ちシーケンス又はチャイムシーケンス中は高レベルになることもある、どのような振動レベルであっても、ガラス2は、ベゼル3内に恒久的に保持される必要があることは明らかである。その結果、その振動レベルに関係なくガラス2がベゼル3内にクランプされること、及び接合区域4への優れた接続部があることを保証するために、十分な弾性特性を有するガラス2を提供することが必要である。
一般に、あまりにも不均質で音の純度を保証できない有機ガラスではなく、サファイヤ又は無機ガラス、或いは好適な特性の弾性材料で作られたガラス2を選択することが好ましい。サファイヤは、傷がつかない特性のため好ましいものである。また、特に21%よりも多い鉛を含有する鉛ガラスを用いることも可能であり、これは高い弾性を有し、振動を無機ガラスよりも遙かに低い程度にまで減衰させる。音波の伝播の減衰は、無機ガラスよりも、サファイヤ又は鉛ガラスの場合の方がより緩慢であり、結果として、これらの無機物を用いると共振周期が増大する。サファイヤの場合は、熱の形態でのエネルギーの放散が極めて低く、従って、エネルギーの大部分は音の放射として利用可能なままである。これに基づいて、ベゼルにおいてサファイヤガラス又は鉛ガラス製のガラスを特に2つの接合区域においてクランプすることによる組み立ては、音を妨げることなくエネルギー及び良質な音質に関する良好な結果と、ユーザにとって許容可能な結果とをもたらす。また、ガラスは、水晶、石英等のような十分な結晶学的構造を有する天然の無機物質から形成することもできる。
接合区域4を設計する第2の方法は、ガラス2をペンチのように厚み方向に局所的にクランプすることである。この形態において、図11で見ることができるように、ガラス2の周辺部は、ノッチ30の壁部から離間して配置され、ガラス2の面のうちの1つ、例えば上面20だけが、接合区域4における点で少なくともノッチ30の表面と接触する。ガラス2の下面21は、支持ブロック5により各接合区域4において固定化される。この支持ブロック5は、ベゼル3又は中間部6上に載った下部ブロック51の形態、或いは、中間片の突出部の形態で形成することができる。この下部ブロック51又は中間片の形状は、有利には、ベゼルの形状と類似したほぼ環状である。このような中間片はまた、中間部6上に直接的又は間接的に支持され、ブロック30内又はこの目的のために設けられる着座部の何れかにおいてベゼル3内に着座される。このようにして、ガラス2は、一方ではノッチ30と、他方ではこの下部ブロック51又はこの中間片との間の点でクランプされる。
本発明の実施例の変形形態において、図4、図5及び図7で見ることができるように、ガラス2の周辺部を接続片11でライニングすることにより少なくとも1つのこうした接合区域4が形成され、その内側形状は、ガラス2の上面20及びガラス2の下面の両方、及び/又はガラス2の下面21及び支持面20を接続する縁部22上でガラス上に支持される。
変形形態において、ガラス2をベゼル3に固定するため、このように接続片11が取り付けられたガラス2をノッチ30内に位置付けて、このガラス2がこれらの接合区域4以外のあらゆる地点でこのベゼル3から離間して配置されるようにし、更に、これらの接合区域4の各々において、少なくともこの上面20又は縁部22がこのノッチ30上に直接的又は間接的に支持され、且つこれらの接合区域4の各々において、この下面21が、ベゼル3上に、或いはガラス2を囲むようにこのベゼルに隣接して配置された中間部6上に直接的又は間接的に支持されるようにする。
特定の実施形態において、図5及び図6の実施例から分かるように、少なくとも1つの中間組立体リングが、一方ではガラス2と、他方ではベゼル3及び/又は中間部6との間に配置される。
これらの図は、2つの重なった組立体リング、すなわち一方では縁部22の周囲と他方ではノッチ30の壁部との間のガラス2の半径方向の組立体リング50と、一方ではガラス2の下面21の近傍と他方では中間部6の表面60との間に配置された別の組立体リング51の実施例を示す。
図14乃至図16に特定の変形形態を示す。ベゼル3は、ガラス2を受けることを目的とする開口部の中心に向けて半径方向に突出する突出部33、特に2つの突出部33を含み、その1つだけが図14で見ることができる。各突出部33は、ガラス2に属する相補的な支持面23を受けて、これと共に接合区域4を形成する支持面31を含む。この支持面31は、シール手段8を受けることを目的とし且つガラス2が自由に振動できるような寸法にされたアンダーカットシール面32により囲まれる。各突出部33は、クリップ留め、クランプ等によりノッチ24と協働するよう配置された突起部34、又は相補的支持面23によりガラス2の上面20から分離された図15のガラス2の一部を形成する平坦面を含む。
金製のベゼル3を有する通常のサイズの腕時計に適合するようにされたサファイヤ製ガラス2の場合、接合区域4における支持は、直径が0マイクロメートルから60マイクロメートルまでの範囲の極めて緩やかなクランプにより達成されることが好ましい。
従って、何れの方法で接合区域4が形成されても、図8、図10及び図12で見ることができるように、ガラス2がベゼル3とも中間部6とも接触しないシール区域40において、接合区域4の外側のガラス2の周辺部は周辺空間7において自由に振動することができる。
同じ時計100上又は同じガラス・ベゼル・ユニット1上に、一部は第1の方法で、その他は第2の方法で差別化されて組み合わされる接合区域4を自由に形成できることは理解される。更に、接合区域4のこれらの実施形態は決して限定的なものではない。例えば、図5は、周辺スペーサ・ブロック50によりノッチ30内に支持されるガラス2を接続片11がクランプすることによる、ベゼル3におけるガラス2の半径方向の周辺保持部と、並びに中間部6上に支持される下部ブロック51によりここで確保されるガラスの厚み方向における保持部との両方を有する接合区域4を示す。このような組立体は、ベゼル3からガラス2への振動の好ましい伝達が、ブロックのためにどのような減衰作用もなく確保される条件下で、例えば周辺ブロック50及び下部ブロック51などのクランプの達成を可能にする要素を圧縮による組み立てを可能にする弾性材料から作ることができることを意味する。有利には、中間部6における少なくとも1つの調整ネジ61により、下部ブロック51にかかる応力、従ってガラス2にかかる応力を調整することが可能になる。
接合区域4は、2つ又はそれ以上の接合点を互いに数ミリメートル離間させて並置することにより形成することができる。これらの接合区域間の距離ができるだけ大きいことが重要である。しかしながら、同じ接合区域内では、この間隔が大きく組立体の固有周波数が高いほど、この利点があまり重要ではなくなるので、接続部を形成する端点間、典型的にはガラス2を埋め込む端点間の間隔を制限することが好ましい。腕時計のような時計の場合、同じ接合区域内の最大間隔は、1ミリメートルの十分の幾つかと数ミリメートル(例えば5ミリ)との間の範囲でなければならない。
変形形態において、接合区域はまた、例えばネジ接続などの機械的取り付け具によりガラス2をベゼル3に固定することによって、或いは、化学気相堆積プロセス又はカソードスパッタリング等により行なわれるベゼル3とガラス2上の金属堆積物との間の溶接又ははんだ付けによって形成することもできる。
本発明はまた、時打ち輪列、オルゴール等のような振動源から発せられる音響信号の拡散を放射状に広げる振動要素としてガラス2を用いるように構成された、時計100用のガラス・ベゼル組立体ユニット1に関する。このガラス・ベゼル・ユニット1は、一方ではガラス2を収容するためのノッチ30を含むベゼル3と、他方では縁部22により接続される上面20及び下面21を含むガラス2とを含む。
本発明によれば、このガラス・ベゼル・ユニット1は、ベゼル3からガラス2に振動を伝達するための機械的接続部を協働して形成し、これ又はこれらの1つ又は複数の接合区域4それぞれにおいてベゼル3によりガラス2に伝達される振動の作用によりこのガラス2を共振させるようにする、1つ又はそれ以上の接合区域4を含む。これ又はこれらの1つ又は複数の接合区域4によりそれぞれガラス2及びベゼル3が接合される面の外側のシール区域40において、ガラス2がベゼル3から離間して配置される。ガラス2は、これらのシール区域40において面内で振動することができる。
これらの接合区域4の各々において、ガラス2の上面22又は縁部22は、ノッチ30上に直接載っている。接合区域4の各々において、ガラスの下面21は、ベゼル3上又は中間部6上に直接的又は間接的に載っている。
特定的な実施形態において、接合区域4の各々では、ガラス2の上面20はノッチ30上に直接載っており、ガラス2の縁部22は、ノッチ30上又はベゼル3上に直接的又は間接的に載っており、ガラス2の下面21は、ベゼル3上又は中間部6上の何れかに直接的又は間接的に載っている。
少なくとも1つの接合区域4、及び好ましくは各接合区域4において、ガラス・ベゼル・ユニット1は、有利には、少なくとも1つの支持ブロック5を含む。上述のように、この支持ブロック5は、周辺スペーサ・ブロック50又は下部ブロック51により形成される。
こうした周辺ブロック50が、応力を受けてガラス2とベゼル3との間に取り付けられ、ガラス2を保持し、好ましくは実質的にU字形の外形を有し、その内側外形がガラス2上に載り、外側形状がベゼル3上に載るように適合される場合が好ましい。このブロック50が取り付けられたガラス2は、各接合区域4に設けられたもの以外にベゼル3と直接接触することなくノッチ30内に着座される。
従って、図4乃至図10の変形形態において、ガラス・ベゼル・ユニット1は、接合区域4に配置された接続片11、又は好ましくは全ての接合区域4に配置された一群の接続されていない接続片11により形成される少なくとも1つのこうした支持ブロック5を含む。ガラス2は、少なくとも1つのこうした接続片11を用いて接合区域4においてベゼル3上に載っている。この接続片11は、好ましくは実質的にU字形の外形を有し、その内側形状がガラス2上に載り、好ましくはガラス2の縁部22上と上面20及び下面21上の両方に載っており、その外側形状が、ノッチ30上に直接的又は間接的に支持されるガラスの上面20に近接してベゼル3上に載り、ガラスをベゼル3と共に共振させるように適合される。このブロック50が取り付けられたガラス2は、ノッチ30内に着座される。ガラス2は、ガラス2及びベゼル3がそれぞれ接合区域4により接合される面の外側でベゼル3から離間して配置される。好ましくは、各接続片11について、ガラスの上面20に近接したその外側形状の面の少なくとも一方は、ノッチ30上に直接的又は間接的に載っており、ガラスの下面21に近接したその外側形状の別の面は、ベゼル3上又は中間部6上に直接的又は間接的に載っている。
接続片11又はより一般には支持ブロック5と中間部6との間の接触は、ベゼル3及び中間部6の両方により振動をガラス2に伝達可能にするので有利である。有利には、時計100において、この中間部6は、それ自体が1つ又は複数の振動源と振動接触する膜と振動接触している。中間部6はまた、振動接触により1つ又は複数の振動源を直接支持することもできる。
特定的な実施形態においては、ガラス・ベゼル・ユニット1は、一方では接合区域4と他方ではベゼル3及び/又は中間部6との間に配置された少なくとも1つの中間組立体リングを含む。図5及び図6の実施形態において、少なくとも1つの中間組立体リング51が、一方では接続片11と、他方ではベゼル3及び/又は中間部6との間に配置される。例えば図5及び図6で見ることができるように、この組立体リング51は、好ましくは、ネジ61により調整可能な応力を生成可能にする。
ガラス2とベゼル3との間に含まれる周辺空間7は、ガラス2及びベゼル3がこれ又はこれら1つ又は複数の接合区域4により接合される面の少なくとも外側では、上述のようにシール手段8によりシール区域40においてシールされる。
シリコーンストリップ等のような可撓性シールストリップが選択されることが好ましく、接合区域4はまた、シール手段8を形成するこのストリップで覆うことができる。
有利な実施形態において、図で見ることができるように、ガラス2の周辺部に関連するこれらのシール手段8に加えて、ガラス・ベゼル・ユニット1は、時計100のベゼル3と中間部6との間の接合面60又は接合表面においてシールするため、上述のような少なくとも1つのシールストリップ9を含む。
ガラス・ベゼル・ユニット1は、一方ではガラス2と、他方ではノッチ30又は中間部6もしくはこの上に載っている組立体リングとの間に配置され、ガラス2の平衡位置に対して該ガラス2から離間して配置された上述のような少なくとも1つの緩衝装置10を含むことが好ましい。
変形形態においては、ガラス・ベゼル・ユニット1はまた、応力を受けた場合にガラス2を再位置決め可能にする弾性復元手段を含む。
有利な実施形態において、ガラスはサファイヤ製である。第1の実施形態においては、ガラスは、無機ガラス製である。第2の変形形態においては、ガラスは、鉛ガラス製である。
本発明によるガラス・ベゼル・ユニット1は、好ましくは、極めて優れた機械的強度及びガラス2の高振幅の両方を可能にする2つの接合区域4を含む。
腕時計の場合、クランプ値は、好ましくは、半径0.010ミリメートルから0.060ミリメートルまでの間の範囲であり、より好ましくは0.010ミリメートルから0.030ミリメートルまでの間である。このクランプは、ガラスの周辺部にわたる半径方向のクランプである。軸方向の、すなわちガラスの厚み方向の軸方向クランプが可能であるが、こうした軸方向クランプがあまりにも顕著である場合には、この方向におけるガラスからの振動及び放射を妨げ、この軸方向のクランプを特に下部ブロック51によるガラスの単純な保持に限定することが好ましい点は理解される。
ガラスが弱い振動しか可能ではない従来の時計に対して、本発明を実施することにより得られる音響出力は著しく、すなわち20dBAのオーダーである。
本発明はまた、少なくとも1つのこうしたガラス・ベゼル・ユニット1を有する時計100に関する。この時計は、ベゼル3と協働してシール部を形成するように構成された接合面60を有する中間部6を含む。
手短に言えば、本発明は、ガラス及びベゼルの両方に振動及び音の放射に関与させる利点を提供する。
接合区域4における接続面、又は使用される場合には接続片11並びにガラス2の厚みの寸法設定を適合させることにより、組立体の固有周波数を一致させることが可能である。
当然のことながら、本発明はまた、中間部6におけるガラス2の直接的な組み立てに適用できるが、本発明によるベゼル3内のガラス2の組み立ては、特に、時計100に関係なく組み立てを行うことを可能にし、本発明は、元のベゼル及び/又はガラスを本発明によるガラス・ベゼル・ユニット1と置き換えることによって、又は上述のように、適切な支持ブロックを機械加工及び/又は間に配置することによる元の部品を適合させることによってもあらゆる時計に容易に実装することができる。
本発明は、振動を音源からガラスに伝達してガラスを共振させるように試みることが理解される。状況に応じて、振動連鎖は、振動源、すなわち時打ち輪列、ベル、ゴング、チャイム、オルゴール、バイブレータ等からの振動を時計の底板から時計の中間部に、中間部からベゼルに、及びベゼルからガラスに伝達する。
当然のことながら、本発明を実施することにより、特に振動源/中間部/ベゼル/ガラス、又は振動源/ベゼル/ガラスのような他の振動リンク連鎖を達成することができる。
1 ガラス・ベゼル・ユニット; 2 ガラス; 3 ベゼル; 4 接合区域;
20 ガラスの上面; 21 ガラスの下面; 22 縁部; 23 ガラスの支持面
24 ガラスのノッチ; 30 ベゼルのノッチ; 40 シール区域。

Claims (15)

  1. 時打ち時計又はオルゴール付き時計(100)において、振動源、すなわち時打ち輪列、又はオルゴール、或いはアラーム時計から発せられベゼル(3)に伝達される音響信号の拡散を放射状に広げる振動要素としてガラス(2)を用いるため、前記ガラス(2)と、前記ガラス(2)を収容するためのノッチ(30)を含む前記ベゼル(3)との間の組み立て方法であって、
    前記ベゼル(3)から前記ガラス(2)に振動を伝達するための唯一の直接的な機械的リンクを協働して形成することを目的とし且つこの外側ではガラス(2)は前記ベゼル(3)と直接接触しない、接続されていない接合区域の適切な数を定め、
    一方では前記ベゼル(3)と直接接触して前記ガラス(2)を支持し堅固に固定するよう前記接合区域(4)の生成と、他方では前記ガラス(2)が前記ベゼル(3)と直接接触せずに面内での振動を可能にするシール区域(40)の生成とを、交互に行う交互シーケンスを構成し、
    前記ベゼル(3)に伝達されるあらゆる振動を前記ガラス(2)に伝達するために、前記ベゼル(3)の接合面(31)上の各接合区域(4)において支持しクランプすることにより前記ガラス(2)を前記ベゼル(3)に固定し、
    前記1つ又は複数の接合区域(4)の外部の周辺空間(7)において、前記周辺空間(7)は前記接合区域(4)とそれらと交互する一連のシール区域(40)とから形成され、前記各シール区域(40)は前記ガラス(2)及び1つのシール面(32)により境界付けられ、前記ガラス(2)は前記ベゼル(3)からある距離に保持され、前記ガラス(2)は妨げられることなく振動することが可能である、
    ことを特徴とする組み立て方法。
  2. 前記接合区域(4)の適切な数を定めるために、
    音響信号の振動源、すなわちベル、ゴング、又はキーパッドの固有周波数を求めて、前記固有周波数に対応する通過帯域を定め、
    前記ガラス(2)の厚みに応じて前記ガラス(2)の固有振動周波数及び高調波を調整し、これらを前記振動源の固有周波数及び人間の耳の通過帯域に対応する通過帯域と一致させるように、前記適切な数の接続されていない接合点(4)の前記ガラス(2)の特性の関数として計算することによって前記ガラス(2)の周りの周辺部の位置決めをシミュレートし、
    前記計算に基づいて前記ガラス(2)の固有周波数及び高周波を前記通過帯域と一致させ、値2に最も近い前記接続区域(4)の適切な数を得るように、前記ガラス(2)の厚み及び前記接続区域(4)における前記ガラス(2)と前記ベゼル(3)との間の接触面の厚みを選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の組み立て方法。
  3. 選択される前記接合区域(4)の適切な数は、2に等しいことを特徴とする請求項1または2に記載の組み立て方法。
  4. 少なくとも1つの前記接合区域(4)は、前記ガラス(2)の周辺部を接続片(11)でライニングすることにより得られ、その内側形状は、一方では前記ガラス(2)の上面(20)上、他方では前記ガラス(2)の縁部及び/又は内面(21)上の両方で前記ガラス(2)に支持されることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の組み立て方法。
  5. 前記ガラス(2)と前記ベゼル(3)の間の空間は、少なくとも1つの可撓性シールストリップ及び/又は少なくとも1つの弾性膜を含むシール手段でシールされることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の組み立て方法。
  6. 前記ガラス(2)から平衡位置に対して離間して配置された少なくとも1つの緩衝装置(10)は、前記ベゼルノッチ(30)又は前記ベゼル(3)に隣接して配置された前記時計(100)の一部を形成する中間部(6)と、前記ガラス(2)との間に配置されることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の組み立て方法。
  7. 振動源から発せられた音響信号の拡散を放射状に広げる振動要素としてガラス(2)を用いるように構成された、少なくとも1つの振動源、すなわち時打ち輪列、又はオルゴール、或いはアラーム時計を有する時打ち時計又はオルゴール付き時計(100)用のガラス・ベゼル組立体ユニット(1)であって、一方には前記振動源から発せられた振動を伝達し且つ前記ガラス(2)を収容するためのノッチ(30)を含むベゼル(3)と、他方には縁部(22)により接続される上面(22)及び下面(21)を含むような前記ガラス(2)と、を備えたガラス・ベゼル組立体ユニット(1)において、
    前記ガラス・ベゼル組立体ユニット(1)は、前記ベゼル(3)と前記ガラス(2)との間で、振動を減衰することなく前記ベゼル(3)から前記ガラス(2)に伝達するための機械的接続部を協働して形成する1つ又はそれ以上の接合区域(4)を備え、前記1つ又はそれ以上の接合区域(4)において前記ベゼル(3)により前記ガラス(2)に伝達される振動の作用により前記ガラス(2)を共振させるようにし、
    前記ガラス(2)は、前記接合区域(4)とは異なり且つ振動伝達を減衰させるための周辺空間(7)を形成するシール区域(40)において前記ベゼル(3)から分離されて、前記シール区域(40)では面内で振動することができる、
    ことを特徴とするガラス・ベゼル組立体ユニット。
  8. 前記接合区域(4)の各々において、前記ガラス(2)の上面(20)は前記ノッチ(30)上又は前記ベゼル(3)上に直接載っており、前記縁部(22)は前記ノッチ(30)上又は前記ベゼル(3)上に直接的又は間接的に載っており、前記ガラス(2)の下面(21)は、前記ベゼル(3)上又は前記ガラス(2)を囲むように前記ベゼル(3)に隣接して配置された前記時計(100)の一部を形成する中間部(6)上に直接的又は間接的に載っていることを特徴とする請求項7に記載のガラス・ベゼル・ユニット。
  9. 前記接合区域(4)の各々において、前記ガラス・ベゼル・ユニット(1)は周辺スペーサ・ブロック(50)又は下部ブロック(51)により形成された少なくとも1つの支持ブロック(5)を含むことを特徴とする請求項7又は8に記載のガラス・ベゼル・ユニット。
  10. 前記周辺ブロック(50)は、前記ガラス(2)を保持するため、応力を受けて前記ガラス(2)と前記ベゼル(3)との間に取り付けられ、その内側形状が前記ガラス(2)上に載り、その外側形状が前記ベゼル(3)上に載るように構成され、前記ブロック(50)が取り付けられた前記ガラス(2)は、前記接合区域(4)に設けられたもの以外、前記ベゼル(3)とは直接接触することなく前記ノッチ(30)内に着座されることを特徴とする請求項9に記載のガラス・ベゼル・ユニット。
  11. 2つの突出部(33)を含むベゼル(3)を備え、前記突出部(33)は前記ガラス(2)を受けるために開口部の中心に向けて半径方向に突出し、各々が前記ガラス(2)の相補的支持面(23)を受け、且つこれと共に前記接合区域(4)の1つを形成する支持面(31)を有し、前記支持面(31)はシール手段(8)を受けるために前記ガラス(2)の自由振動を可能にするような寸法にされたアンダーカットシール面(32)によって囲まれ、前記各突出部(33)はクリップ留め又はクランプによりノッチ(24)と協働するように構成された突起部(34)または前記相補的支持面(23)により前記ガラス(2)の上面(20)から分離された前記ガラス(2)の平坦面を含むことを特徴とする請求項7に記載のガラス・ベゼル・ユニット。
  12. 前記ガラス(2)及び前記ベゼル(3)が前記接合区域(4)によって接合される前記面の外側において、前記ガラス(2)と前記ベゼル(3)との間に含まれる前記周辺空間(7)は、少なくとも1つの可撓性シールストリップ及び/又は少なくとも1つの弾性膜を含むシール手段(8)によりシールされることを特徴とする請求項7乃至11の何れか1項に記載のガラス・ベゼル・ユニット。
  13. 前記ベゼルノッチ(30)又は前記ベゼル(3)に隣接して配置された前記時計(100)の一部を形成する中間部(6)と前記ガラス(2)との間に配置され、前記ガラス(2)からその平衡位置に対して離間して配置された少なくとも1つの緩衝装置(10)を含むことを特徴とする請求項7乃至12の何れか1項に記載のガラス・ベゼル・ユニット。
  14. 2つだけの接合区域(4)を含むことを特徴とする請求項7乃至13の何れか1項に記載のガラス・ベゼル・ユニット。
  15. 請求項7乃至14の何れか1項に記載の少なくとも1つのガラス・ベゼル・ユニット(1)を備えた、少なくとも1つの振動源、すなわち時打ち輪列、又はオルゴール、或いはアラーム時計を含む時打ち又はオルゴール時計(100)であって、前記振動源の振動を前記ベゼル(3)に伝達する中間部(6)を備えることを特徴とする時打ち又はオルゴール時計。
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