JPS6237272Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6237272Y2
JPS6237272Y2 JP1979012480U JP1248079U JPS6237272Y2 JP S6237272 Y2 JPS6237272 Y2 JP S6237272Y2 JP 1979012480 U JP1979012480 U JP 1979012480U JP 1248079 U JP1248079 U JP 1248079U JP S6237272 Y2 JPS6237272 Y2 JP S6237272Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
frame
buzzer
packing
fixed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1979012480U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55112282U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1979012480U priority Critical patent/JPS6237272Y2/ja
Publication of JPS55112282U publication Critical patent/JPS55112282U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6237272Y2 publication Critical patent/JPS6237272Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electromechanical Clocks (AREA)
  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)
  • Details Of Audible-Bandwidth Transducers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はアラーム付電子時計の構造に関する。
〔従来の技術〕
周知のように電子時計、特に携帯用電子時計は
携帯中常に厳しい環境にさらされている。一方、
音波を発する振動体は常に外気と接しているため
外部環境の影響を受け易く、特に高圧防水性能を
具備させることは困難であつた。
この変換器の性能を良好にする目的で、二枚の
振動板構成をなした構造が提案されている。
第1図にその実施例をあげ、動作を説明する。
1は時計ケース、2は電磁型ブザーを防水パツキ
ン3を介して固定するための固定枠で、時計ケー
ス1に溶接等により防水性を有して固着されてい
る。4は磁石、5はコイル、6は下継鉄、7は可
動鉄片8が固着された振動板である。9はブザー
枠であり、振動板7の周辺を自由支持するととも
に、金属材料からなる第2の振動板10を防水パ
ツキン3を介して固定枠2に固定している。振動
板7はコイル5に交番電流を流すことにより振動
し、該振動板7と第2の振動板10とで囲まれる
空気室11の空気バネにより振動板7の振動は第
2の振動板10を振動させ、放音孔12より音波
を放出する。又第2の振動板は、防水パツキン3
を介して支持されているため防水性を確保してい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前述した第1図の構造の電磁ブザーに
おいては、10気圧以上の高圧を加えた場合はその
性能を失つてしまう欠点を有している。すなわ
ち、金属板で作られた第2の振動板10は固有振
動数を快い可聴周波数にするため比較的薄い板で
あり、10気圧以上の圧力が加わつた場合第2の振
動板は弾性限度を越えてたわむため永久変形が残
り固有振動数を上昇させる。その結果第2の振動
板10は振幅が減少し音圧が低下して二重振動板
の効果を喪失する。また第2の振動板10と防水
パツキン3との間にキズやシワがある場合、10気
圧以上の高圧下では防水が保証できなくなる。
また通常時においても第2の振動板10は金属
製のため固有振動数を有しこのため振動板より発
した音色を第2の振動板が変えてしまう、という
問題点を有していた。
さらに、第2の振動板10は防水パツキン3に
よりブザー枠9に加圧固定されているものの、上
方向への移動については確実に規制されていない
ため、長期間の使用により第2の振動板10が上
方へ移動してしまい。時計ケース1の内面に接触
し、音質が変化したり音量が著しく低下してしま
うという問題点も有していた。
本考案は、かかる問題点を解決しようとするも
のでありその目的的とするところは、時計ケース
に高圧がかかつても、アラーム音量・音質に恒々
的な異常を生じることがなく、良好な防水性能を
備え、しかも組立の容易なアラーム付電子時計を
提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によるアラーム付電子時計は、時計ケー
ス上方内壁に固着される固定枠2と、上端に第1
の振動板7が装着され、下端にコイル5が載置さ
れた下継鉄6が固定され前記固定枠の内側下方に
配置されたブザー枠9と、固定枠2のブザー枠9
の間に外周部のパツキン部10aが配置されゴム
材料からなり断面状の第2の振動板10とを有
し、 該第2の振動板10は前記第1の振動板と対向
しその上方に配置される振動部10fと前記ブザ
ー枠の周辺に伸長し厚肉に形成されたパツキン部
10aとを有し、前記固定枠2は前記パツキン部
の上面に対向し位置決めをなす段部2aと前記パ
ツキン部の外周面と当接する内壁面15とを供
え、前記ブザー枠9は前記パツキン部の内周10
dと当接する外壁面9aと前記パツキン部の下面
10eに対向し位置決めをする段部9bとを供
え、 前記パツキン部は前記内壁面15と外壁面9a
により締め代をもつて押圧され前記段部2aと前
記段部9bとで時計厚さ方向の位置決めがされる
よう構成されることを特徴とする。
〔実施例〕
第2図に基づいて本考案の実施例を説明する。
時計ケース1の内壁に溶接等により防水性を有し
た状態に固定枠2が固着され、この固定枠2の内
壁には後述する第2の振動板のパツキン部10a
を保持する内壁部15とこの上方には段部2aが
形成されている。この固定枠2は以下に述べる電
磁型ブザーを第2の振動板のパツキン部10aを
介して時計ケース1に固定する。電磁型ブザー
は、下継鉄6と下継鉄の中央に形成された柱部の
まわりに巻かれたコイル5とその外側に配された
磁石4とにより構成される駆動部14と、その駆
動部の上方に配され周辺をブザー枠9の内壁で自
由支持される第1の振動板7と、この第1の振動
板7の上方に配された第2の振動板10とにより
なる。
第2の振動板10は中央に振動部10fと外周
部にパツキン部10aを有し耐水性、耐蝕性を有
するゴム材料で断面は状に一体成形されてお
り、パツキン部10aはブザー枠9の外壁と固定
枠2の内壁面で構成される内壁面15とにより圧
縮挾持され、時計体外部との気密性、防水性を確
保している。
第1の振動板7には可動鉄片8が固着されてお
り、コイル5に交番電流を流すことにより振動
し、該第1の振動板7と第2の振動板10とで囲
まれる空気室11内の空気を介して第1の振動板
7の振動は第2の振動板10を振動させ、時計ケ
ース1の第2の振動板の上に開けられた放音孔1
2より音波として放出される。
温度変化、気圧変化等により時計内圧が変化
し、これにより第2の振動板10は変形を受ける
が、第1の振動板7は第2の振動板10の内側に
配されているので平衡位置は変化せず、従がつて
共振周波数も変化しないため、音量減少、音質変
化は生じない。
第2の振動板10はその外周に防水パツキン部
15を有し振動板と同時に防水パツキンの役目を
果たすものである。いま高圧が放音孔12より加
わつた場合第2の振動板10は大きく変化する。
しかしゴム材料のため弾性たわみの範囲が大き
く、減圧後は元の状態に復帰して前述の安定な二
重振動板構造の性能を発揮する。また、第3図に
本考案の第2の振動板10の斜視図を示したが、
振動板と防水パツキンが一体のため防水性の信頼
が高くなるなどの効果がある。
第4図に他の実施例を示す。本実施例は、前記
した第2の振動板10の振動部下面に高分子圧電
材料13を貼り合わせたモノモルフ構造の振動板
としたものである。この高分子材料13にも振動
板7と同じ交番電圧を印加することにより、第2
の振動板が直接駆動されるので音圧を上昇させる
ことができる。
また、高分子圧電材料としてポリフツ化ビニリ
デン等のように防水性と弾性を適度に有するもの
を用い、これで第2の振動板10自身を一体成形
して用いることも可能である。
〔考案の効果〕
以上述べた様に、本考案は、ブザー枠と、その
内壁に固着された第1の振動板と、これを振動さ
せる駆動部と、外周にパツキン部を一体成形され
ゴム材料よりなる第2の振動板とを有し、第2の
振動板のパツキン部はブザー枠の外壁面と時計ケ
ースに固着された固定枠の内壁面とにより全周を
挾持されるとともに、パツキン部の上下方向の位
置決めを固定枠の段部2aとブザー枠の段部9b
とで行なうので以下に述べる顕著な効果を有す
る。
a 第2の振動板はパツキン部がゴム材料で一体
成形されており、従つて従来例にみられるよう
な第2の振動板とパツキンとの接合部は存在し
ないので第2の振動板のパツキンとの接合部が
変形する事等により引き起こされる防水不良の
発生はあり得ず、また一体成形されたパツキン
部10aはブザー枠の外壁面9aと固定枠2の
内壁面15とにより全周を挾持されているとと
もに、段部2aで上方への動きは規制されるの
で、時計体外部との間に非常に優れた気密性、
防水性を確保できる。
b 第2の振動板10に一体成形されパツキン部
10aの上方への動きは固定枠2のパツキン受
部上方に形成された段部2aにより規制される
ので、第2の振動板10は上方へは移動せず時
計ケース1の内面に接触することはなく、長期
的に音量、音質の変化の生じにくいアラーム付
電子時計を提供できるとともに、組立時におい
ては固定枠の前記段部2aとブザー枠の段部9
bとにより時計厚さ方向の位置が規制されるの
で、第2の振動板を位置決めするための特別の
位置決め手段を必要としない。
c 第2の振動板はゴム材料で一体成形されてお
り、第1の振動板の上方に配置され、時計ケー
ス外部の圧力が水圧、気圧変化等により変化し
第2の振動板が大きく変位されてもゴム材料の
弾性たわみ範囲は非常に大きいので、元の形状
に容易に復元し永久変形は残らない。従がつ
て、大きな圧力変化を受けた場合においても、
本考案によるアラーム付電子時計には、音量、
音質の変化は生じない。
d 第2の振動板はゴム材料で一体成形されてお
り、固有振動数、共振周波数を持たないので、
第1の振動板の振動は空気を介して第2の振動
板を第1の振動板の振動どおりに振動させ、音
質変化、音量損失の少ないアラーム付電子時計
を提供できる。
e 第2の振動板はゴム材料よりなるので、腐食
は発生せず、長期的に安定した性能を発揮でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の側断面図、第2図は本考案の
実施例の側断面図、第3図は本考案の実施例の第
2の振動板の断面斜視図、第4図は本考案の他の
実施例を示す第2の振動板の断面斜視図。 1……時計ケース、2……固定枠、2a……段
部、7……第1の振動板、9……ブザー枠、10
……第2の振動板、10a……パツキン部、11
……空気室、12……放音孔、13……高分子圧
電材料、14……駆動部、15……内壁面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 時計ケース上方内壁に固着される固定枠2と、
    上端に第1の振動板7が装着され下端にコイル5
    が載置された下継鉄6が固定され前記固定枠の内
    側下方に配置されたブザー枠9と、固定枠2とブ
    ザー枠9の間に外周部のパツキン部10aが配置
    されゴム材料からなり断面状の第2の振動板1
    0とを有し、 該第2の振動板10は前記第1の振動板と対向
    しその上方に配置される振動部10fと前記ブザ
    ー枠の周辺に伸長し厚肉に形成されたパツキン部
    10aとを有し、前記固定枠2は前記パツキン部
    の上面に対向し位置決めをなす段部2aと前記パ
    ツキン部の外周面と当接する内壁面15とを供
    え、前記ブザー枠9は前記パツキン部の内周10
    dと当接する外壁面9aと前記パツキン部の下面
    10eに対向し位置決めをする段部9bとを供
    え、 前記パツキン部は前記内壁面15と外壁面9a
    により締め代をもつて押圧され前記段部2aと前
    記段部9bとで時計厚さ方向の位置決めがされる
    よう構成されることを特徴とするアラーム付電子
    時計。
JP1979012480U 1979-02-01 1979-02-01 Expired JPS6237272Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979012480U JPS6237272Y2 (ja) 1979-02-01 1979-02-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979012480U JPS6237272Y2 (ja) 1979-02-01 1979-02-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55112282U JPS55112282U (ja) 1980-08-07
JPS6237272Y2 true JPS6237272Y2 (ja) 1987-09-22

Family

ID=28828827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1979012480U Expired JPS6237272Y2 (ja) 1979-02-01 1979-02-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6237272Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS47529U (ja) * 1971-01-05 1972-08-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS47529U (ja) * 1971-01-05 1972-08-03

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55112282U (ja) 1980-08-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN209314103U (zh) 振动传感器和音频设备
US9436161B2 (en) Musical watch case with improved acoustic performance
US5267223A (en) Electroacoustic transducer seal
US10295960B2 (en) Striking or musical timepiece with a resonant bezel
US3708702A (en) Electroacoustic transducer
JPH0965485A (ja) 小型電気音響変換器
CN211531294U (zh) 发声器件
US11102573B2 (en) High-water pressure waterproof microspeaker
CN1187660C (zh) 一种能够浸没并包括一个声换能器的装置
JPS6237272Y2 (ja)
KR101496668B1 (ko) 변환기 장치 및 이를 조립하는 방법
JP5068570B2 (ja) 防水音響装置
GB1249464A (en) Improvements in or relating to piezo-electric transducers
KR20150089475A (ko) 휴대 단말용 진동 발생 장치
KR930007302A (ko) 전기음향변환기
JP2016080703A (ja) 打撃機構付き腕時計のための音響放射膜構成
WO2022000686A1 (zh) 发声器件
JPH0210558Y2 (ja)
US4445113A (en) Small type acoustic device
JP2003018685A (ja) 音響装置及び携帯機器
JP6514079B2 (ja) 音響発生器
JP2015220665A (ja) 動電型電気音響変換器、及びその振動板、並びに動電型電気音響変換器の製造方法
JPS5834381A (ja) 電子時計の発音体
JPH0543599Y2 (ja)
JPS6225744Y2 (ja)