JP2017165922A - 封止用成形材料及び電子部品装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガラス転移温度(Tg)及び熱分解温度が高く、且つ、高温放置耐性に優れ、更に、成形性に優れるとともに、被着体への十分な密着力を有する硬化物を得ることができる封止用成形材料、及び該封止用成形材料を用いた電子部品装置の提供。【解決手段】(A)下記一般式(I)で表されるマレイミド樹脂と、(B)トリフェニルメタン骨格及び/又はナフタレン骨格を有するフェノール系硬化剤と、(C)特定のベンゾオキサジン樹脂と、を含有し、前記(B)成分の含有量が、前記(A)成分100質量部に対し10〜50質量部であり、且つ、前記(C)成分の含有量が、前記(A)成分100質量部に対し20〜50質量部である、封止用成形材料。【選択図】なし

Description

本発明は、封止用成形材料、及び電子部品装置に関する。
従来から、トランジスタ、IC等の電子部品封止の分野では、エポキシ樹脂成形材料が広く用いられている。これは、エポキシ樹脂が、電気特性、耐湿性、機械特性、インサート品との接着性等のバランスに優れるからである。
近年、資源エネルギーの将来的な枯渇に対する不安や、いわゆる地球温暖化問題等を背景に世界的に省エネルギーの機運が高まっており、電力の制御や変換を行い、「省エネ技術のキーデバイス」と言われるパワーデバイス(パワー半導体)が注目されている。
パワー半導体にとって、電力変換効率はその性能を決定する非常に重要な項目であるが、ここにきて、従来のSi素子より変換効率の高い炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)等の化合物半導体の研究開発や市場での流通が活況を呈するようになってきた。
SiCやGaNの大きな特徴として、従来のSi素子と比較して高温動作が可能である点を挙げることができる。また、特にSiCについては、Si素子に比べ、より高い耐圧性を有するため、より小さな素子やパッケージでこれまで以上の耐圧性を実現することが期待されている。
一方、より小さな素子やパッケージで、これまで以上の耐圧性を実現することは、素子自身の発熱もこれまで以上に高くなることを意味し、高温動作が可能となることと相まって、周辺部材にもこれまで以上の耐熱性が求められることになる。
SiCについては、300℃以上での動作報告もあり、封止用成形材料には高いガラス転移温度とともに、長時間の高温動作等に耐え得る高い高温放置耐性が求められることになる。
封止用成形材料に高いガラス転移温度を与え、高温時信頼性を確保しようとする技術としては、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、マレイミド基を有する化合物、及びアルケニル基を有するフェノール化合物を必須成分とする封止用エポキシ樹脂組成物(例えば、特許文献1)、マレイミド化合物とベンゾオキサジン化合物を特定の比率で配合し、トリアゾール系化合物を添加した封止用樹脂組成物(例えば、特許文献2)等の報告がある。
特許第4793565号 特開2015−101667号公報
しかしながら、ガラス転移温度(Tg)が高い樹脂系が必ずしも高い高温放置耐性を示すとは限らず、中には、高いガラス転移温度を有しながら、高温放置耐性、即ち、高温放置時の各種特性保持率に劣る樹脂系も存在する。また、一般に、ガラス転移温度(Tg)が高い樹脂系は、各種被着体への密着性を確保することや、硬化性及び金型離型性等の成形性を確保することが困難であることが多い。上述の特許文献1及び2では、これらの課題を十分に解決しているとは言い難い。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、ガラス転移温度(Tg)及び熱分解温度が高く、且つ、高温放置耐性に優れ、更に、成形性に優れるとともに、被着体への十分な密着力を有する硬化物を得ることができる封止用成形材料、及び該封止用成形材料を用いた電子部品装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記の課題を解決するべく鋭意検討した結果、特定構造を有するマレイミド樹脂と、特定の骨格を有するフェノール系硬化剤と、特定構造を有するベンゾオキサジン樹脂とを特定の割合で含有する封止用成形材料が、上記課題を解決することを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[9]を提供する。
[1](A)下記一般式(I)で表されるマレイミド樹脂と、(B)トリフェニルメタン骨格及び/又はナフタレン骨格を有するフェノール系硬化剤と、(C)下記一般式(II)で表されるベンゾオキサジン樹脂と、を含有し、前記(B)成分の含有量が、前記(A)成分100質量部に対し10〜50質量部であり、且つ、前記(C)成分の含有量が、前記(A)成分100質量部に対し20〜50質量部である、封止用成形材料。

(式中、Rはそれぞれ独立に炭素数1〜10の炭化水素基であって、炭化水素基はハロゲン原子で置換されていてもよい。Rが複数存在する場合、該複数のRは、互いに同一でも異なっていてもよい。pはそれぞれ独立に0〜4の整数、qは0〜3の整数、zは0〜10である。)

(式中、X1は炭素数1〜10のアルキレン基、酸素原子、又は直接結合である。R及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜10の炭化水素基である。R及びRが複数存在する場合、複数のR及び複数のRは、それぞれ同一でも異なっていてもよい。m1及びm2は、それぞれ独立に0〜4の整数である。)
[2]前記(B)成分が、下記一般式(III)で表されるトリフェニルメタン骨格を有するフェノール樹脂、下記一般式(IV)で表されるナフタレン骨格を有するフェノール樹脂、及び下記一般式(V)で表されるナフタレン骨格を有するフェノール樹脂から選択される少なくとも1種を含む、上記[1]に記載の封止用成形材料。

(式中、xは0〜10である。)

(式中、y1は0〜10である。)

(式中、y2は0〜10である。)
[3]さらに、(D)トリフェニルメタン骨格及び/又はナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂を含有する、上記[1]又は[2]に記載の封止用成形材料。
[4]前記(D)成分が、下記一般式(VI)で表されるトリフェニルメタン骨格を有するエポキシ樹脂、下記一般式(VII)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂、及び下記一般式(VIII)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂から選択される少なくとも1種を含む、上記[3]に記載の封止用成形材料。

(式中、nは0〜10である。)

(式中、mは0〜10である。)

[5]前記(D)成分の含有量が、エポキシ当量換算で、前記(B)成分の水酸基100当量に対して10〜40当量である、上記[3]又は[4]に記載の封止用成形材料。
[6]さらに、(E)酸化型ポリエチレンワックスを含有する、上記[1]〜[5]のいずれか一項に記載の封止用成形材料。
[7]前記(E)成分の含有量が、前記(A)成分100質量部に対し0.01〜0.5質量部である、上記[6]に記載の封止用成形材料。
[8]さらに、(F)シリコーン系ワックスを含有する、上記[6]又は[7]に記載の封止用成形材料。
[9]上記[1]〜[8]のいずれか一項に記載の封止用成形材料により封止された素子を備える、電子部品装置。
本発明によれば、ガラス転移温度(Tg)及び熱分解温度が高く、且つ、高温放置耐性に優れ、更に、成形性に優れるとともに、被着体への十分な密着力を有する硬化物を得ることができる封止用成形材料、及び該封止用成形材料を用いた電子部品装置を提供することができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
(封止用成形材料)
まず、本発明の封止用成形材料の各成分について述べる。
〔(A)マレイミド樹脂〕
本発明で用いる(A)成分のマレイミド樹脂は、下記一般式(I)で表され、1分子内にマレイミド基を2つ以上含む化合物であり、加熱によりマレイミド基が、後述する(B)成分及び(C)成分と反応することで3次元的網目構造を形成し、硬化する樹脂である。また、上記マレイミド樹脂は、架橋反応により、硬化物に高いガラス転移温度(Tg)を与える。
上記一般式(I)中、Rはそれぞれ独立に炭素数1〜10の炭化水素基であって、該炭化水素基はハロゲン原子で置換されていてもよい。pはそれぞれ独立に0〜4の整数、qは0〜3の整数である。
上記炭素数1〜10の炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基などのアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基などのアリール基;ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基などの1価の炭化水素基が挙げられる。
また、Rが複数存在する場合、該複数のRは、互いに同一でも異なっていてもよい。
zは0〜10であり、好ましくは0〜4である。
上記一般式(I)で表されるマレイミド樹脂の具体例としては、例えば、N,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミド、ビス(3−エチル−5−メチル−4−マレイミドフェニル)メタン、ポリフェニルメタンマレイミド等が挙げられる。
また、上記マレイミド樹脂は、例えば、N,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミドでz=0を主成分とするBMI、BMI−70(以上、ケイアイ化成(株)製)、BMI−1000(大和化成工業(株)製)、同じくz=0〜2を主成分とするBMI−2300(大和化成工業(株)製)等が市販品として入手することができる。
上記(A)成分のマレイミド樹脂は、本発明の効果を妨げない範囲で、上記一般式(I)で表されるマレイミド樹脂以外のマレイミド樹脂を併用してもよい。併用可能なマレイミド樹脂としては、例えば、3,3’−ジメチル−5,5’−ジエチル−4,4’−ジフェニルメタンビスマレイミド、m−フェニレンビスマレイミド、2,2−ビス[4−(4−マレイミドフェノキシン)フェニル]プロパン、1,6−ビスマレイミド−(2,2,4−トリメチル)ヘキサン等を挙げることができるが、これら以外の従来公知のマレイミド樹脂を併用してもよい。
なお、上記一般式(I)で表されるマレイミド樹脂以外のマレイミド樹脂を配合する場合、その配合量は、(A)成分のマレイミド樹脂100質量部に対し、30質量部以下とすることが好ましく、20質量部以下とすることがより好ましく、10質量部以下とすることが更に好ましい。
上記(A)成分のマレイミド樹脂は、その一部又は全量を後述する(B)成分のフェノール系硬化剤の一部又は全量と、予め予備混合を行なってから用いてもよい。予備混合の方法は特に限定されず、公知の混合方法を用いることができる。例えば、攪拌可能な装置を用い、(B)成分のフェノール系硬化剤を50〜180℃で溶融した後、攪拌しつつ(A)成分のマレイミド樹脂を徐々に加えて混合し、その全てが溶融してから更に10〜60分程度攪拌し、予備混合樹脂とする方法等が挙げられる。
〔(B)フェノール系硬化剤〕
本発明で用いる(B)成分のフェノール系硬化剤は、一分子中に少なくとも2個の水酸基を有し、トリフェニルメタン骨格及び/又はナフタレン骨格を含む。具体的には、トリフェニルメタン骨格を有するフェノール樹脂、及びナフタレン骨格を有するフェノール樹脂のうち少なくとも1種を含む。
上記(B)成分のフェノール系硬化剤は、リン系硬化促進剤等の存在下、170℃程度以上の温度で、(A)成分のマレイミド樹脂と比較的容易に付加反応を行い、高い熱分解温度を有する硬化物を与える。
上記トリフェニルメタン骨格を有するフェノール樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えば、下記一般式(III)で表されるフェノール樹脂が挙げられ、好適に用いることができる。

(式中、xは0〜10である。)
また、上記ナフタレン骨格を有するフェノール樹脂としては、一分子中に少なくとも2個の水酸基を有し、少なくとも1つのナフタレン環を有するフェノール樹脂であれば特に限定されるものではなく、例えば、下記一般式(IV)、及び下記一般式(V)で表されるフェノール樹脂が挙げられ、これらを好ましく用いることができる。

(式中、y1は0〜10である。)

(式中、y2は0〜10である。)
上記(B)成分のフェノール系硬化剤は、上記一般式(III)で表されるトリフェニルメタン骨格を有するフェノール樹脂、上記一般式(IV)で表されるナフタレン骨格を有するフェノール樹脂、及び上記一般式(V)で表されるナフタレン骨格を有するフェノール樹脂から選択される少なくとも1種を含むことが、封止用成形材料の硬化物の熱分解温度を高める観点から好ましい。
上記(B)成分のフェノール系硬化剤の含有量は、(A)成分100質量部に対し10〜50質量部であり、好ましくは20〜45質量部、より好ましくは20〜40質量部である。10質量部未満では、封止用成形材料を十分に硬化させることができない等、成形性の低下を招くおそれがある。50質量部を超えると、硬化物のガラス転移温度及び熱分解温度が不十分となるおそれがある。
なお、上記一般式(III)〜(V)で表されるフェノール樹脂は、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。2種以上を併用する場合、その合計量が上記範囲内となるようにする。
上記一般式(III)で表されるフェノール樹脂は、MEH−7500(明和化成(株)製)として、上記一般式(IV)で表されるフェノール樹脂は、SN−485(新日鉄住金化学(株)製)として、上記一般式(V)で表されるフェノール樹脂は、SN−395(新日鉄住金化学(株)製)として、それぞれ市販品として入手することができる。
また、上記トリフェニルメタン骨格を有するフェノール樹脂及びナフタレン骨格を有するフェノール樹脂の軟化点は、主として生産性の観点から、好ましくは65〜130℃、より好ましくは70〜125℃、更に好ましくは75〜120℃である。
上記(B)成分のフェノール系硬化剤中、上記一般式(III)〜(V)で表されるフェノール樹脂の含有量は、好ましくは70〜100質量%、より好ましくは80〜100質量%、更に好ましくは90〜100質量%である。上記範囲内とすることにより、封止用成形材料の硬化物の熱分解温度を高めることができる。
上記(B)成分のフェノール系硬化剤は、上記トリフェニルメタン骨格を有するフェノール樹脂及び上記ナフタレン骨格を有するフェノール樹脂の他に、本発明の効果を損なわない範囲で半導体素子封止材料として用いられるフェノール系樹脂を併用することができる。併用可能な樹脂としては、例えば、フェノールノボラック、o-クレゾールノボラック等を挙げることができるが、これら以外のフェノール系樹脂を併用してもよい。
また、本発明の効果を損なわない範囲で、無水酸系硬化剤、アミン系硬化剤等を併用してもよい。
なお、上記(B)成分以外のフェノール系樹脂を併用する場合、その配合量は(B)成分のフェノール系硬化剤100質量部に対し、30質量部以下とすることが好ましく、20質量部以下とすることがより好ましく、10質量部以下とすることが更に好ましい。
〔(C)ベンゾオキサジン樹脂〕
本発明で用いる(C)成分のベンゾオキサジン樹脂は、一分子中にベンゾオキサジン環を2つ有し、下記一般式(II)で表される。
上記(C)成分のベンゾオキサジン樹脂は加熱するとベンゾオキサジン環が開環する。そのため、本発明の封止用成形材料を加熱すると、該封止用成形材料中のベンゾオキサジン樹脂は、主として(A)成分のマレイミド樹脂と反応し、高温放置耐性に優れる3次元的網目構造を形成する。
上記一般式(II)中、X1は炭素数1〜10のアルキレン基、酸素原子、又は直接結合である。R及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜10の炭化水素基である。
X1のアルキレン基の炭素数は1〜10、好ましくは1〜3である。アルキレン基の具体例としては、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、ブチレン基、ペンチレン基、ヘキシレン基、ヘプチレン基、オクチレン基等が挙げられ、中でもメチレン基、エチレン基、プロピレン基が好ましく、特にメチレン基が好ましい。
及びRの炭素数1〜10の炭化水素基としては、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基などのアルキル基;ビニル基、アリル基、ブテニル基、ペンテニル基、ヘキセニル基などのアルケニル基;フェニル基、トリル基、キシリル基などのアリール基;ベンジル基、フェネチル基などのアラルキル基などの1価の炭化水素基が挙げられる。
また、R及びRが複数存在する場合、複数のR及び複数のRは、それぞれ同一でも異なっていてもよい。
m1はそれぞれ独立に0〜4の整数であり、好ましくは0〜2、より好ましくは0である。m2はそれぞれ独立に0〜4の整数であり、好ましくは0〜2、より好ましくは0である。
上記一般式(II)で表されるベンゾオキサジン樹脂の具体例としては、例えば、下記式(II−1)〜(II−5)に示す樹脂が挙げられる。これらの樹脂は、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。



上記(C)成分のベンゾオキサジン樹脂としては、(A)成分のマレイミド樹脂との反応性、高ガラス転移温度、及び高温放置耐性等の観点から、上記式(II−1)で表されるベンゾオキサジン樹脂が好ましい。
また、上記観点から、(C)成分のベンゾオキサジン樹脂中、上記式(II−1)で表されるベンゾオキサジン樹脂の含有量は、好ましくは50〜100質量%、より好ましくは60〜100質量%、更に好ましくは70〜100質量%である。
上記式(II−1)で表されるベンゾオキサジン樹脂は、ベンゾオキサジンP−d(四国化成工業(株)製)等の市販品として入手することができる。
(A)成分のマレイミド樹脂と(C)成分のベンゾオキサジン樹脂との3次元架橋反応は、一般に、(A)成分のマレイミド樹脂と(B)成分のフェノール系硬化剤との付加反応に比べて緩やかであり、十分な流動特性を確保した上で十分な硬化性を得ることは困難であることが多い。かかる困難に鑑み、本発明では、(C)成分の含有量を(A)成分100質量部に対し20〜50質量部とする。20質量部未満では、十分な高温放置耐性が得られないおそれがあり、50質量部を越えると十分な硬化性が得られないおそれがある。高温放置耐性と硬化性との両立の観点から、(C)成分の含有量は、(A)成分100質量部に対し、好ましくは20〜45質量部、より好ましくは25〜45質量部である。
上記(C)成分のベンゾオキサジン樹脂は、その一部又は全量を上記(A)成分のマレイミド樹脂や上記(B)成分のフェノール系硬化剤のそれぞれ一部又は全量と、予め予備混合を行なってから用いてもよい。予備混合の方法は特に限定されず、公知の混合方法を用いることができる。例えば、攪拌可能な装置を用い、(B)成分のフェノール系硬化剤と(C)成分のベンゾオキサジン樹脂とを50〜180℃で溶融した後、攪拌しつつ(A)成分のマレイミド樹脂を徐々に加えて混合し、その全てが溶融してから更に10〜60分程度攪拌し、予備混合樹脂とする方法等が挙げられる。
なお、予備混合において、(B)成分のフェノール系硬化剤を2種以上用いてもよい。
〔(D)トリフェニルメタン骨格、及び/又はナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂〕
本発明の封止用成形材料は、さらに(D)成分のトリフェニルメタン骨格、及び/又はナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂を含有することが、封止用成形材料の成形性及び該封止用成形材料の硬化物のガラス転移温度(Tg)を高める観点から好ましい。上記(D)成分のエポキシ樹脂は、一分子中に2個以上のエポキシ基を有し、トリフェニルメタン骨格、及び/又はナフタレン骨格を含む。具体的には、トリフェニルメタン骨格を有するエポキシ樹脂、及びナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂のうち少なくとも1種を含む硬化性エポキシ樹脂である。
上記トリフェニルメタン骨格を有するエポキシ樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えば、下記一般式(VI)で表されるエポキシ樹脂が挙げられる。

(式中、nは0〜10である。)
また、上記ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂としては、一分子中に少なくとも2個以上のグリシジル基を有し、少なくとも1つのナフタレン環を有するエポキシ樹脂であれば特に限定されるものではなく、例えば、下記一般式(VII)、及び下記一般式(VIII)で表されるエポキシ樹脂が挙げられ、これらを好ましく用いることができる。

(式中、mは0〜10である。)
上記(D)成分のエポキシ樹脂は、上記一般式(VI)で表されるトリフェニルメタン骨格を有するエポキシ樹脂、上記一般式(VII)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂、及び上記一般式(VIII)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂から選択される少なくとも1種を含むことが、封止用成形材料の硬化物のガラス転移温度(Tg)を高め、成形性を良好にする観点から好ましい。
なお、上記一般式(VI)〜(VIII)で表されるエポキシ樹脂は、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記一般式(VI)で表されるエポキシ樹脂は、EPPN−502H(日本化薬(株)製)として、上記一般式(VII)で表されるエポキシ樹脂は、ESN−375(新日鉄住金化学(株)製)として、上記一般式(VIII)で表されるエポキシ樹脂は、HP−4710(DIC(株)製)として、それぞれ市販品として入手することができる。
また、上記トリフェニルメタン骨格を有するエポキシ樹脂及びナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂の軟化点は、主として生産性の観点から、好ましくは55〜100℃、より好ましくは60〜90℃、更に好ましくは65〜85℃である。
上記(D)成分の含有量は、エポキシ当量換算で、上記(B)成分の水酸基100当量に対して10〜40当量であることが好ましく、15〜35当量であることがより好ましく、20〜35当量であることが更に好ましい。10当量以上とすることで、封止用成形材料の硬化性を良好にし、硬化物のガラス転移温度を高めることができる。また、40当量以下とすることで、熱分解温度の低下を抑えることができる。
上記(D)成分のエポキシ樹脂中、上記一般式(VI)〜(VIII)で表されるエポキシ樹脂の含有量は、好ましくは70〜100質量%、より好ましくは80〜100質量%、更に好ましくは90〜100質量%である。上記範囲内とすることにより、封止用成形材料の硬化物の耐熱性を向上させることができる。
なお、2種以上を併用する場合には、それらの合計量が上記範囲内となるように封止用成形材料を調製する。
上記(D)成分のエポキシ樹脂は、上記トリフェニルメタン骨格を有するエポキシ樹脂及び上記ナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂の他に、本発明の効果を損なわない範囲で半導体素子封止材料として用いられるエポキシ樹脂を併用することができる。併用可能なエポキシ樹脂としては、例えば、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、o-クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂等を挙げることができるが、これら以外のエポキシ樹脂を併用してもよい。
なお、上記(D)成分以外のエポキシ樹脂を併用する場合、その配合量は(D)成分のエポキシ樹脂100質量部に対し、30質量部以下とすることが好ましく、20質量部以下とすることがより好ましく、10質量部以下とすることが更に好ましい。
〔(E)酸化型ポリエチレンワックス〕
本発明の封止用成形材料は、さらに(E)成分の酸化型ポリエチレンワックスを含有することが、金型離型性の観点から好ましい。
ここで、「ポリエチレンワックス」とは、主としてエチレンを繰り返し単位とするポリマーのうち、常温(20℃前後)で固体または半固体であって、常温から160℃付近までの温度範囲で溶融するものをいう。また、繰り返し単位の一部にプロピレンを含んでいてもよい。具体的には、ポリマー全量のうち、20質量%未満のプロピレンを含んでいてもよい。
また、本発明において、「酸化型ポリエチレンワックス」とは、酸価が1mgKOH/g以上のポリエチレンワックスを指す。その具体例としては、例えば、分子の一部にカルボキシル基を含むポリエチレン、又はエチレン・プロピレン共重合物のうち、上記性質を示すものが挙げられる。カルボキシル基の導入は、いわゆる空気酸化による方法でもよいし、他化合物との共重合による方法でもよい。
上記(E)成分の酸価は、3〜50mgKOH/gであることが好ましく、5〜40mgKOH/gであることがより好ましく、10〜30mgKOH/gであることが更に好ましい。3mgKOH/g以上であると被着体への密着性が向上し、また、金型界面への均一な分散を可能とする。50mgKOH/g以下であると金型離型性を高めることができる。
一般に、軟化点が110℃以上の酸化型ポリエチレンワックスは、数平均分子量や重量平均分子量が大きく、比較的高い結晶性を有することが多い。このような酸化型ポリエチレンワックスは、金型界面へ染み出しやすく、樹脂成形物に良好な金型離型性を与える。
上記(E)成分の軟化点は、下限値が110℃以上であることが好ましく、112℃以上であることがより好ましく、115℃以上であることが更に好ましく、また、上限値が125℃以下であることが好ましく、122℃以下であることがより好ましく、120℃以下であることが更に好ましい。軟化点が110℃以上であれば、金型界面へ染み出しやすくなり、樹脂成形物の金型離型性が良好となり、成形性を向上させることができる。軟化点が125℃以下であれば、金型界面への過剰な染み出しが抑制され、被着体への密着性を向上させることができる。
なお、本発明における軟化点とは、「環球式軟化点」を指し、ASTM D36に準拠して測定された値をいう。
上記(E)成分の含有量は、上述の(A)成分100質量部に対し、0.01〜0.5質量部であることが好ましく、0.03〜0.4質量部であることがより好ましく、0.05〜0.3質量部であることが更に好ましい。0.01質量部以上とすることで金型離型性を高めることができ、0.5質量部以下とすることで被着体への密着性が向上し、成形物の外観を良好にすることができる。
上記(E)成分は、封止用成形材料中に直接添加してもよいし、予め上記(A)成分や上記(B)成分の一部、又は全量と予備混合を行ってから添加してもよい。予備混合の方法は特に限定されず、公知の混合方法を用いることができる。具体的には、上記(A)成分で説明した方法が挙げられる。
上記(E)成分は、例えば、HW−4052E(三井化学(株)製、軟化点115℃、酸価20mgKOH/g)、HW−4051E(三井化学(株)製、軟化点120℃、酸価12mgKOH/g)、HW−405MP(三井化学(株)製、軟化点128℃、酸価1mgKOH/g)等が市販品として入手することができる。
〔(F)シリコーン系ワックス〕
本発明の封止用成形材料は、さらに(F)成分のシリコーン系ワックスを含有することが好ましい。中でも、常温で液状のアミノ変性シロキサン化合物、とりわけ両末端アミノ変性シロキサン化合物が、密着性及び金型離型性のバランスの観点から、好ましい。
上記(F)成分の含有量は、上述の(A)成分100質量部に対し、0.1〜10質量部であることが好ましく、0.5〜5質量部であることがより好ましく、1〜3質量部であることが更に好ましい。0.1質量部以上とすることで金型離型性を高めることができ、10質量部以下とすることで被着体への密着性を高めることができる。
上記(F)成分は、封止用成形材料中に直接添加してもよいし、予め上記(A)成分や上記(B)成分の一部、又は全量と予備混合を行ってから添加してもよい。予備混合の方法は特に限定されず、公知の混合方法を用いることができる。具体的には、上記(A)成分で説明した方法が挙げられる。
常温で液状の両末端アミノ変性シロキサン化合物としては、例えば、X−22−1660B−3(信越化学工業(株)製)、PAM−E、KF−8010、X−22−161A、X−22−161B、KF−8012、KF−8008、X−22−9409(以上、信越化学工業(株)製)、SF 8417、BY 16−849、BY 16−205、FZ−3760、BY 16−892、FZ−3785、BY 16−872(以上、東レ・ダウコーニング(株)製)等が市販品として入手することができる。
なお、上記化合物は、予備混合時のアミノ基の反応性、密着性、離型性の観点から適宜選択して使用する。
本発明の封止用成形材料には、上記(E)成分及び上記(F)成分の他に、本発明の効果を阻害しない範囲で、天然カルナバワックスや合成脂肪酸系ワックス等、封止用成形材料向けに従来公知の離型剤を配合してもよい。
上記(E)成分及び上記(F)成分以外の離型剤を配合する場合、その配合量は、封止用成形材料全量に対し、1質量%以下とすることが好ましく、0.5質量%以下とすることがより好ましく、0.3質量%以下とすることが更に好ましい。
本発明の封止用成形材料では、その硬化を促進させるために、上記(A)成分〜(F)成分の他に、硬化促進剤を添加することが好ましい。適用可能な硬化促進剤としては、例えば、トリフェニルホスフィン、トリス(4−メチルフェニル)ホスフィン、テトラフェニルホスフィン・テトラフェニルボロン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデセン、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール等を挙げることができる。耐熱信頼性と成形性とのバランスの観点から、リン系硬化促進剤、中でもトリス(4−メチルフェニル)ホスフィン、トリフェニルホスフィン等を単独、又はこれらと2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール等とを併用して用いることが好ましい。
本発明の封止用成形材料では、耐湿性や機械強度、被着体への密着性等の観点から、シランカップリング剤を添加することが好ましく、中でも、機械強度及び被着体への密着性のバランスの観点から、トリメトキシシラン系カップリング剤とトリエトキシシラン系カップリング剤とを併用することが好ましい。
上記トリメトキシシラン系カップリング剤としては、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。
上記トリエトキシシラン系カップリング剤としては、例えば、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、3−イソシアネートプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
トリメトキシシラン系カップリング剤とトリエトキシシラン系カップリング剤との併用例としては、例えば、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランと、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシランとの併用等が挙げられるが、その他、上記したシランカップリング剤同士の任意の組み合わせや、それ以外の組み合わせも可能である。
なお、シランカップリング剤は、後述するシリカ等の無機充填材と単純に混合して用いてもよいし、予め無機充填材に表面処理を施してもよい。また、本発明の効果を阻害しない範囲で、アルミネート系カップリング剤やチタネート系カップリング剤を添加しても構わない。
本発明の封止用成形材料では、硬化物の機械強度、線膨張係数、熱伝導性等を向上させる観点から、無機充填材を添加してもよい。無機充填材としては、封止用成形材料に一般に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、溶融シリカ、結晶シリカ、合成シリカ、アルミナ、ジルコン、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウム、チタン酸バリウム、窒化アルミ、窒化ホウ素等を挙げることができる。これらは1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、上記無機充填材の平均粒径は、通常、0.5〜30μm程度、好ましくは5〜20μmである。なお、上記平均粒径は、レーザ回折散乱方式(たとえば、(株)島津製作所製、装置名:SALD-3100)により測定された値である。
封止用成形材料中、上記無機充填材の配合量は、流動特性や線膨張係数、熱伝導率等の観点から、好ましくは60〜95質量%、より好ましくは65〜90質量%、更に好ましくは65〜85質量%である。
本発明の封止用成形材料では、必要に応じ難燃剤を添加してもよい。難燃剤としては、例えば、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ホウ酸亜鉛、酸化亜鉛、リン酸エステル等のリン化合物、メラミン、シクロホスファゼン等を挙げることができるが、これら以外の従来公知の難燃剤を用いてもよい。これらは、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の封止用成形材料には、半導体素子の耐湿性や高温放置特性向上等の観点から、陰イオン交換体等のイオントラップ剤を配合してもよい。陰イオン交換体としては、例えば、ハイドロタルサイト類、マグネシウム、アルミニウム、チタン、ジルコニウム、ビスマス等から選ばれる元素の含水酸化物等を挙げることができるが、これら以外の従来公知の陰イオン交換体を用いてもよい。これらは、1種を単独で用いても2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明では、上述した成分以外にも、必要に応じ、着色剤や低応力剤等、封止用成形材料向けに従来公知の添加剤等を添加することが可能である。
本発明の封止用成形材料は、上述した各成分を所定量配合したものを均一に分散混合することにより、調製することができる。調製方法は、特に限定されないが、一般的な方法として、例えば、上記各成分を所定量配合したものを、ミキサー等で十分に混合し、次いで、ミキシングロール、押出機等により溶融混合した後、冷却、粉砕する方法を挙げることができる。
このようにして得られた封止用成形材料は、ガラス転移温度(Tg)及び熱分解温度が高く、且つ、高温放置耐性に優れ、更に、成形性に優れるとともに、被着体への十分な密着力を有する硬化物を得ることができる。
上記封止用成形材料の硬化物のガラス転移温度は、好ましくは250℃以上、より好ましくは260℃以上、更に好ましくは270℃以上である。上記封止用成形材料の硬化物の熱分解温度は、好ましくは360℃以上、より好ましくは370℃以上、更に好ましくは380℃以上である。
また、上記封止用成形材料の硬化物の高温放置耐性については、250℃で1000時間放置後の曲げ強度保持率が、好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上、更に好ましくは70%以上である。
さらに、上記封止用成形材料の硬化物の密着力は、信頼性の観点から、好ましくは7MPa以上、より好ましくは10MPa以上である。
なお、硬化物のガラス転移温度、熱分解温度、曲げ強度保持率、及び密着力は、実施例に記載の方法により測定できる。
(電子部品装置)
本発明の電子部品装置は、上記封止用成形材料により封止された素子を備える。上記電子部品装置とは、リードフレーム、単結晶シリコン半導体素子又はシリコン、ガリウム等の化合物半導体素子等の支持部材、これらを電気的に接続するためのワイヤやバンプ等の部材、及びその他の構成部材一式に対し、必要部分を上記封止用成形材料により封止された電子部品装置のことである。
また、上記封止用成形材料を用いることにより、耐熱性に優れ、高温放置後でも剥離やクラックを発生しにくい電子部品装置とすることができる。
本発明の封止用成形材料を用いて封止する方法としては、トランスファ成形法が最も一般的であるが、インジェクション成形法、圧縮成形法等を用いてもよい。
次に実施例により、本発明を具体的に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
(実施例1〜10、及び比較例1〜7)
表1及び表2に記載の種類及び配合量の各成分をミキシング二軸ロールで混練し、封止用成形材料を調製した。各実施例及び比較例における混練温度は、約120℃に設定した。なお、表1及び表2中、空欄は配合なしを表す。
封止用成形材料の調製に使用した表1及び表2に記載の各成分の詳細は以下のとおりである。
<マレイミド樹脂>
〔(A)成分〕
・BMI−1000:N,N’−(4,4’−ジフェニルメタン)ビスマレイミド(一般式(I)中のz=0を主成分とする)、大和化成工業(株)製、商品名
・BMI−2300:ポリフェニルメタンマレイミド(一般式(I)中のz=0〜2を主成分とする)、大和化成工業(株)製、商品名
なお、上記マレイミド樹脂は、その全量を(B)成分のフェノール系硬化剤の全量に加え予備混合して用いた。予備混合は、120〜150℃で(B)成分のフェノール系硬化剤の全量を溶融させた後、同温度で、マレイミド樹脂を徐々に加えて混合し、その全量が溶融した後、更に10分程攪拌した。
<フェノール系硬化剤>
〔(B)成分〕
・MEH−7500:トリフェニルメタン型フェノール樹脂(一般式(III)中のx=1〜4であるフェノール樹脂が主成分)、明和化成(株)製、商品名、水酸基当量97、軟化点110℃
・SN−485:ナフトールアラルキル樹脂(一般式(IV)中のy1=0〜3であるフェノール樹脂が主成分)、新日鉄住金化学(株)製、商品名、水酸基当量215、軟化点87℃
<ベンゾオキサジン樹脂>
〔(C)成分〕
・ベンゾオキサジンP−d:ベンゾオキサジン樹脂(式(II−1)で表されるベンゾオキサジン樹脂)、四国化成工業(株)製、商品名
<エポキシ樹脂>
〔(D)成分〕
・EPPN−502H:トリフェニルメタン型エポキシ樹脂(一般式(VI)中のn=0〜3であるエポキシ樹脂が主成分)、日本化薬(株)製、商品名、エポキシ当量168、軟化点67℃
・ESN−375:ナフトールアラルキル型エポキシ樹脂(一般式(VII)中のm=0〜3であるエポキシ樹脂が主成分)、新日鉄住金化学(株)製、商品名、エポキシ当量172、軟化点75℃
・HP−4710:ジヒドロキシナフタレンノボラック型エポキシ樹脂(一般式(VIII)で表されるエポキシ樹脂)、DIC(株)製、商品名、エポキシ当量161、軟化点82℃
<酸化型ポリエチレンワックス>
〔(E)成分〕
・HW−4051E:三井化学(株)製、商品名、軟化点120℃、酸価12mgKOH/g
・HW−405MP:三井化学(株)製、商品名、軟化点128℃、酸価1mgKOH/g
<シリコーン系ワックス>
〔(F)成分〕
・X−22−1660B−3:両末端アミノ変性ジフェニルシロキサン、信越化学工業(株)製、商品名、アミン当量2200g/mol、25℃粘度550mm/s
なお、上記両末端アミノ変性ジフェニルシロキサンは、その全量を予め(A)成分及び(B)成分の全量に加え予備混合して用いた。予備混合は、120〜150℃で(B)成分の全量を溶融させた後、(A)成分を添加し、(A)成分の全量を溶解させた後に、両末端アミノ変性ジフェニルシロキサンを加えて混合し、その全量が溶融した後、更に10分程攪拌した。
<その他>
・KBM−403:カップリング剤(3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン)、信越化学工業(株)製、商品名
・FB−105:無機充填材(溶融球状シリカ)、電気化学工業(株)製、商品名、平均粒径18μm、比表面積4.5m/g
・PP−200:硬化促進剤(トリフェニルホスフィン)、北興化学工業(株)製、商品名
・MA−600:着色剤(カーボンブラック)、三菱化学(株)製、商品名
以下に示す測定条件により、実施例1〜10、及び比較例1〜7で調製した封止用成形材料の特性の測定、及び評価を行った。評価結果を表1及び表2に示した。なお、成形材料の成形は、明記しない限りトランスファ成形機により、金型温度190℃、成形圧力10MPa、硬化時間240秒の条件で行った。また、後硬化は220℃で6時間行った。
<評価項目>
(1)ガラス転移温度(Tg)
封止用成形材料の硬化物の耐熱性の目安の一つとしてガラス転移温度(Tg)を測定した。まず、縦4mm×横4mm×高さ20mmの金型を用いて、封止用成形材料を上記条件で成形し、更に、上記条件で後硬化させ、成形品(縦4mm×横4mm×厚み20mm)を作製した。該成形品を必要な寸法に切り出したものを試験片とし、該試験片のガラス転移温度(Tg)を、熱分析装置(セイコーインスツル(株)製、商品名:SSC/5200)を用いて測定した。なお、250℃以上を合格とした。
(2)熱分解温度
封止用成形材料の硬化物の耐熱性のもう一つの目安として、TG−DTAによる熱分解温度を測定した。上記(1)と同サイズの試験片を乳鉢で十分にすり潰して得られた粉末を用い、昇温速度10℃/分で室温(25℃)から600℃まで加熱した。得られた重量変化チャートから、1%の重量減少が認められた温度を熱分解温度とした。測定装置はセイコーインスツル(株)製の「EXSTAR6000」を用いた。なお、360℃以上を合格とした。
(3)高温放置耐性(曲げ強度保持率)
縦10mm×横100mm×厚み4mmの試験片を上記条件により作製した。測定装置として(株)島津製作所製の「オートグラフAG−X」を用い、該試験片について、三点曲げ法による20℃での曲げ強度を支点間距離64mm、測定速度1mm/分の試験条件で4回測定し、その平均値を「初期の曲げ強度」とした。また、250℃で1000時間放置した後の試験片について曲げ強度を同様の手順により4回測定し、その平均値を「高温放置後の曲げ強度」とした。
なお、「初期の曲げ強度」に対する「高温放置後の曲げ強度」の比(曲げ強度保持率)が50%以上であるものを合格とした。
(4)成形性
離型荷重測定成形機(京セラケミカル(株)製、商品名:GM−500)を用いて、PBGA(Plastic Ball Grid Array、30mm×30mm×1mm、t/2ヶ取り)に対して、300ショットの連続成形を行った。金型温度を185℃、成形時間を180秒とした。なお、以下の基準で評価した。
◎:300ショットまで連続成形が可能であり、金型汚れ等も見られなかった
○:300ショットまで連続成形が可能であった
×:未硬化、又は金型への貼りつき等により300ショットまでの連続成形が不可能であった
(5)密着力
トランスファ成形機内の金型に、無電解Niメッキリードフレーム((株)三井ハイテック製、商品名:KLF−125)を配置し、該無電解Niメッキリードフレーム上に、直径3.5mmの封止用成形材料を上記条件で成形し、更に、上記条件で後硬化させた成形品をそれぞれ10個作製した。ボンドテスター−SS−30WD(西進商事(株)製、商品名)を用い、ヘッドスピード0.08mm/秒でシェア強度を測定した。なお、ヘッド高さは被着体上0.5mmとした。7MPa以上を合格とした。
以上説明したように、(A)成分〜(C)成分を特定の割合で含有する封止用成形材料を用いた実施例1〜10では、いずれも硬化物のガラス転移温度が250℃以上、熱分解温度が360℃以上で耐熱性に優れるとともに、高温放置耐性、及び成形性に優れ、また、密着力が高い結果が得られた。
一方、(C)成分を含まない比較例1〜3、及び7では、耐熱性は有するもののいずれも曲げ強度保持率が50%以下となり十分な高温放置耐性が得られない結果となった。また、(C)成分の含有量が本発明で特定した割合より少ない比較例4では、十分な高温放置耐性が得られず、(C)成分の含有量が本発明で特定した割合より多い比較例5では、成形性の評価が悪い結果となった。
本発明の封止用成形材料は、電子部品装置などに利用できる。

Claims (9)

  1. (A)下記一般式(I)で表されるマレイミド樹脂と、(B)トリフェニルメタン骨格及び/又はナフタレン骨格を有するフェノール系硬化剤と、(C)下記一般式(II)で表されるベンゾオキサジン樹脂と、を含有し、前記(B)成分の含有量が、前記(A)成分100質量部に対し10〜50質量部であり、且つ、前記(C)成分の含有量が、前記(A)成分100質量部に対し20〜50質量部である、封止用成形材料。

    (式中、Rはそれぞれ独立に炭素数1〜10の炭化水素基であって、炭化水素基はハロゲン原子で置換されていてもよい。Rが複数存在する場合、該複数のRは、互いに同一でも異なっていてもよい。pはそれぞれ独立に0〜4の整数、qは0〜3の整数、zは0〜10である。)

    (式中、X1は炭素数1〜10のアルキレン基、酸素原子、又は直接結合である。R及びRは、それぞれ独立に炭素数1〜10の炭化水素基である。R及びRが複数存在する場合、複数のR及び複数のRは、それぞれ同一でも異なっていてもよい。m1及びm2は、それぞれ独立に0〜4の整数である。)
  2. 前記(B)成分が、下記一般式(III)で表されるトリフェニルメタン骨格を有するフェノール樹脂、下記一般式(IV)で表されるナフタレン骨格を有するフェノール樹脂、及び下記一般式(V)で表されるナフタレン骨格を有するフェノール樹脂から選択される少なくとも1種を含む、請求項1に記載の封止用成形材料。

    (式中、xは0〜10である。)

    (式中、y1は0〜10である。)

    (式中、y2は0〜10である。)
  3. さらに、(D)トリフェニルメタン骨格及び/又はナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂を含有する、請求項1又は2に記載の封止用成形材料。
  4. 前記(D)成分が、下記一般式(VI)で表されるトリフェニルメタン骨格を有するエポキシ樹脂、下記一般式(VII)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂、及び下記一般式(VIII)で表されるナフタレン骨格を有するエポキシ樹脂から選択される少なくとも1種を含む、請求項3に記載の封止用成形材料。

    (式中、nは0〜10である。)

    (式中、mは0〜10である。)
  5. 前記(D)成分の含有量が、エポキシ当量換算で、前記(B)成分の水酸基100当量に対して10〜40当量である、請求項3又は4に記載の封止用成形材料。
  6. さらに、(E)酸化型ポリエチレンワックスを含有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の封止用成形材料。
  7. 前記(E)成分の含有量が、前記(A)成分100質量部に対し0.01〜0.5質量部である、請求項6に記載の封止用成形材料。
  8. さらに、(F)シリコーン系ワックスを含有する、請求項6又は7に記載の封止用成形材料。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の封止用成形材料により封止された素子を備える、電子部品装置。
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