JP2017164847A - 研磨装置 - Google Patents

研磨装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017164847A
JP2017164847A JP2016052291A JP2016052291A JP2017164847A JP 2017164847 A JP2017164847 A JP 2017164847A JP 2016052291 A JP2016052291 A JP 2016052291A JP 2016052291 A JP2016052291 A JP 2016052291A JP 2017164847 A JP2017164847 A JP 2017164847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polishing
polishing member
sectional shape
link member
cross
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016052291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6574728B2 (ja
Inventor
謙 溝川
Ken Mizokawa
謙 溝川
翼 窪田
Tasuku Kubota
翼 窪田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2016052291A priority Critical patent/JP6574728B2/ja
Publication of JP2017164847A publication Critical patent/JP2017164847A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6574728B2 publication Critical patent/JP6574728B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

【課題】屈曲又は湾曲した円錐面の研磨を簡単な構成及び工数で行う。【解決手段】屈曲又は湾曲した円錐面(21)を、半径方向において異なる第1面部分(21a)及び第2面部分(21b)からなるものとして把握する。該円錐面を研磨するための研磨部材(11)は、前記第1面部分及び第2面部分の各断面形状に沿った断面形状を持つ第1及び第2部分(11a,11b)を有する。研磨部材に対して前記円錐面の径方向に沿う振動(オシレーション)が与えられる。固定点(Pfa,Pfb)に対して研磨部材の両端に対応する可動点(Pma,Pmb)をそれぞれ振動方向に揺動可能に連結する第1リンク部材(17a)及び第2リンク部材(17b)が設けられる。第1及び第2リンク部材(17a,17b)は、それぞれの延長線が研磨部材の第1又は第2部分(11a,11b)の研磨面に略直交するように、非平行的に設置される。【選択図】図2

Description

本発明は、例えばCVT(ベルト式無段変速機)用のプーリーのような円錐面を研磨するための研磨装置に関し、特に湾曲した円錐面を研磨するのに適した研磨装置に関する。
特許文献1においては、ワークのテーパ面を回転砥石により研磨する技術が示されている。また、特許文献2においては、回転砥石によりCVTシーブ面を研削する技術が示されている。特許文献3においては、CVTシーブ面を回転させつつ研磨フィルムをCVTシーブ面の径方向に高速でオシレートすることにより該シーブ面を研磨する技術が示されている。一方、特許文献4においては、回転テーブル上に位置決め載置された回転動作中のブラウン管用パネルの非球面形状の研磨対象面を一つの研磨具にて研磨する技術が示されている。また、特許文献5においては、非球面レンズ等のような多種多様な曲率を持つ被加工面に対する研磨技術が開示されており、被加工面に接触する研磨面を有する研磨部材への作用力により該研磨部材の形状を変化させて研磨を行なう場合に、加工経過時間に応じて前記研磨部材への作用力を制御して前記研磨部材の形状を変化させながら加工することが示されている。
実開昭58-128856号 特許第4313090号 特開2013-87918号 特開平2-172667号 特開2003-48153号
上記特許文献1〜3に示された研磨又は研削技術においては、研磨対象である円錐面の半径方向断面は単純な直線状であった。そのため、研磨対象である円錐面の半径方向断面形状が屈曲又は湾曲しているような複雑な形状のものには不適であった。一方、上記特許文献4、5に示された技術は、湾曲面を研磨するものであるが、複雑な装置と工程を必要としている。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、屈曲又は湾曲した円錐面の研磨を簡単な構成及び工数で行えるようにした研磨装置を提供しようとするものである。
本発明に係る研磨装置は、屈曲又は湾曲した円錐面を研磨するための研磨部材であって、前記円錐面は半径方向において異なる第1面部分及び第2面部分を有し、前記研磨部材の研磨面は前記第1面部分及び第2面部分の各断面形状に沿った断面形状を持つ第1部分及び第2部分を有する前記研磨部材と、前記研磨部材に対して前記円錐面の径方向に沿う振動を与える励振装置と、固定点に対して前記研磨部材の両端に対応する可動点をそれぞれ振動方向に揺動可能に連結する第1リンク部材及び第2リンク部材とを備え、前記研磨部材の一端に対応する可動点に連結する前記第1リンク部材は、その延長線が前記研磨部材の一端寄りの前記第1部分の研磨面に略直交するように設置され、前記研磨部材の他端に対応する可動点に連結する前記第2リンク部材は、その延長線が前記研磨部材の他端寄りの前記第2部分の研磨面に略直交するように設置されていることを特徴とする。
本発明によれば、屈曲又は湾曲した円錐面(プーリー面)を半径方向において異なる2つの部分(第1面部分と第2面部分)に分けて把握し、研磨部材は、該円錐面の前記第1及び第2面部分の断面形状に沿った断面形状を持つ第1部分及び第2部分を有する研磨面を有するように構成する。従って、研磨部材の研磨面において、第1部分と第2部分の断面は、円錐面の屈曲又は湾曲に倣って全体的に屈曲又は湾曲した形状を示し、大まかに見て互いに異なる傾斜を示すことになる。該研磨部材の一端に対応する可動点が第1リンク部材に連結され、該研磨部材の他端に対応する可動点が第2リンク部材に連結されることで、研磨部材に径方向の振動(オシレーション)を与えたとき、第1及び第2リンク部材の各一端がそれぞれの固定点で固定された状態で、該第1及び第2リンク部材の各他端(可動点)が研磨部材と共に振動することになる。
ここで、研磨面の第1部分と第2部分は、大まかに見て異なる傾斜を示すので、例えば振動方向が第1部分の研磨面と略同一方向であるとし、また、振動時の研磨部材の動きが直線的であるとすると、振動中に第1部分の研磨面はそれに対応する第1面部分から離れることはないので第1面部分の研磨は十分に行えるが、他方の第2部分の研磨面は振動方向に角度をなした状態で振動するので、振動中に第2部分の研磨面はそれに対応する第2面部分から離れる確率が増し、第2面部分の研磨が不十分になる。
しかし、本発明によれば、前記研磨部材の一端に対応する可動点に連結する前記第1リンク部材は、その延長線が前記研磨部材の一端寄りの前記第1部分の研磨面(又はその延長線)に略直交するように設置され、かつ、前記研磨部材の他端に対応する可動点に連結する前記第2リンク部材は、その延長線が前記研磨部材の他端寄りの前記第2部分の研磨面(又はその延長線)に略直交するように設置されているので、振動時の研磨部材の動きは、リンク部材に規制されて非直線的な挙動を示し、研磨部材のどちらの端部寄りに振れるときも、第1部分又は第2部分の研磨面にほぼ沿うような動きとなる。従って、第1及び第2面部分の両方に対して十分な研磨を行うことができる。こうして、研磨部材の振動に応じて、円錐面の前記第1及び第2面部分を一括して研磨できるので、屈曲又は湾曲した円錐面(プーリー面)の研磨を簡単な構成及び工数で行うことができる。
本発明に係る研磨装置が適用されるプーリー研磨システムの大略を示す軸方向断面略図。 本発明の一実施例に係る研磨装置の具体的構成を概略的に示す図であり、(a)は正面略図、(b)は右側面略図。 本発明の別の実施例に係る研磨装置の正面略図。 本発明のさらに別の実施例に係る研磨装置の正面略図
図1は、本発明の一実施例に係る研磨装置10を使用して、CVT(ベルト式無段変速機)用のプーリー半体20の円錐面すなわちシーブ面(プーリー面とも言う)21の研磨を行うシステムの大略を示す軸方向断面略図である。この研磨装置10においては、研磨フィルム(図示せず)を装着したローラ状の研磨部材(後述)を、ワークであるプーリー半体20のシーブ面21に圧接しつつ該研磨部材をプーリー径方向(図中矢印R)に振動させることにより研磨を行うようにしており、所謂オシレーション処理を行うものである。オシレーション処理中は、ワークであるプーリー半体20をその回転軸の回りで回転させ、研磨箇所が順次ずらされるようになっている。
本発明によって研磨されるシーブ面(円錐面)21は、半径方向において全体として屈曲又は湾曲した形状を持つ。図示例においては、シーブ面(円錐面)21は、内径寄りの第1面部分21aと外径寄りの第2面部分21bとを有し、第1面部分21aは直線的な断面形状からなり、第2面部分21bは湾曲した断面形状からなる。
図2は一実施例に係る研磨装置10の具体的構成を概略的に示す図であり、(a)は正面略図、(b)は右側面略図である。研磨部材11は全体としてローラ状であり、そのローラ軸方向断面の形状が異なる2つの部分(第1部分11a及び第2部分11b)の組合せからなる複合的なローラ形状を持ち、そのローラ面が研磨面として機能する。研磨部材11の第1部分11aは、前記シーブ面21の第1面部分21aの断面形状に沿った断面形状を持ち、図2の例では直線的な断面形状(ローラ軸12に略平行な直線状)からなる。研磨部材11の第2部分11bは、前記シーブ面21の第2部分21bの断面形状に沿った断面形状を持ち、図2の例では第2部分21bの湾曲に沿って湾曲した(ほぼ同様に湾曲した)断面形状からなる。これにより、振動初期位置で研磨部材11をシーブ面21に圧接したとき、研磨部材11の第1部分11aがシーブ面21の第1面部分21aに密接し、かつ、研磨部材11の第2部分11bがシーブ面21の第2部分21bに密接し得るようになっている。
図2(a)に示すように、オシレーションのための励振装置は、フレーム15に搭載された電気モータ13と該モータ13によって回転される偏心カム14とを含み、更に可動ブロック16を含む。可動ブロック16は、研磨部材11のローラ軸12を支持する支持枠16aと、前記偏心カム14に対偶するカム受け体16bとを含む。可動ブロック16は、1対のリンク部材17a,17bによってフレーム15の下部枠15aから揺動自在に吊り下げられた格好となっている。電気モータ13の回転軸に連結された偏心カム14はフレーム15の下部枠15aよりも下方に突出し、可動ブロック16のカム受け体16bに係合する。偏心カム14の回転に応じてカム受け体16bがプーリー径方向(図中矢印R)に振動し、これにより可動ブロック16全体が振動し、支持枠16aによって支持された研磨部材11がプーリー径方向(図中矢印R)に振動されることになる。
図2(a)に示すように、第1リンク部材17aは、フレーム15の下部枠15aに設定される固定点Pfaと可動ブロック16の支持枠16aに設定された可動点Pmaとの間を結合し、固定点Pfaに対して可動点Pmaが振動方向に揺動可能なように、両者を連結している。同様に、第2リンク部材17bは、フレーム15の下部枠15aに設定される固定点Pfbと可動ブロック16の支持枠16aに設定された可動点Pmbとの間を結合し、固定点Pfbに対して可動点Pmbが振動方向に揺動可能なように、両者を連結している。従って、偏心カム14の回転に応じて可動ブロック16に与えられる振動は、第1リンク部材17a及び第2リンク部材17bによって規定される可動点Pma、Pmbの揺動運動に変換される。そして、研磨部材11は支持枠16aと一体的に振動するので、振動時(オシレーション時)の研磨部材11の揺動運動の軌跡は可動点Pma、Pmbの揺動運動の軌跡と等価的なものとなる。
図2(a)に示すように、初期位置において、研磨部材11の一端に対応する可動点Pmaに連結する第1リンク部材17aは、その延長線が該研磨部材11の一端寄りの前記第1部分11aの研磨面に略直交するように設置される(すなわち、そのように固定点Pfaと可動点Pmaが設定される)。この例では、第1部分11aは、振動方向(矢印R)に平行な直線状であるので、第1リンク部材17aは研磨部材11の軸12に略直交する方向に延びている。同様に、初期位置において、研磨部材11の他端に対応する可動点Pmbに連結する第2リンク部材17bは、その延長線が該研磨部材11の他端寄りの前記第2部分11bの研磨面に略直交するように設置される(すなわち、そのように固定点Pfbと可動点Pmbが設定される)。図2(a)の例では、第2部分11bは凹状に幾分湾曲しているので、該第2部分11bの研磨面を代表する延長線Eは、研磨部材11のローラ軸12に対して0度より大きい角度θを成すことになり、これに略直交する延長線を持つように設定された第2リンク部材17bは、研磨部材11の軸12に対して90度を越える鈍角をなすように、斜めに延びている。このように、第1リンク部材17aと第2リンク部材17bは非対称的若しくは非平行的に設けられている。なお、凹状に湾曲している第2部分11bの研磨面を代表する延長線Eとは、第2部分11bの端部(図では左端)の単純な延長線であってもよいし、あるいは、第2部分11bにおける複数部位の接線がローラ軸12に対してなす角度の平均であってもよい。
なお、一例として、1つのリンク部材17a(17bも同様)は、側面からみると、図2(b)に示すように、略H形状をしており、2箇所の固定点Pfaでフレーム15の下部枠15aに半固定され、2箇所の可動点Pmaで可動ブロック16の支持枠16aに半固定されている。ここで「半固定」とは、前記振動を許すように結合されているという意味である。しかし、1つのリンク部材17a(17bも同様)の形状はこのようなものに限らず、どのような形状からなっていてもよく、例えば1本の棒状であってもよい。
なお、研磨作業時においては、研磨部材11とワーク(シーブ面21)との間に研磨フィルム(図示せず)を介在させ、図示しない押圧手段により例えばフレーム15を該ワークの方向(矢印x)に強く押しつけながら研磨部材11を振動させることにより、研磨フィルムが持つ研磨機能を発揮させることにより研磨を行う。
以上の構成において、第1リンク部材17aと第2リンク部材17bの非対称的な配置により、振動(オシレーション)時の研磨部材11の動きはリンク部材17a,17bに規制されて非直線的な挙動を示し、研磨部材11のどちらの端部寄りに振れるときも、第1部分11a又は第2部分11bの研磨面にほぼ沿うような動きとなる。例えば、図2(a)に示す初期位置から左に振れるとき、第2リンク部材17bの下端の可動点Pmbは幾分下寄りに動き、第2部分11bの研磨面は、概ね、その代表的延長線Bに沿う動きを示す。これは、初期位置における第2リンク部材17bの延長線が第2部分11bの研磨面の代表的延長線Bに略直交していることによる。これにより、研磨部材11の第2部分11bの研磨面は、それに対応するシーブ面21の第2面部分21bへの密接を維持し得る。一方、そのとき、第1リンク部材17aの下端の可動点Pmaは略真横に動き、第1部分11aの研磨面は、それに対応するシーブ面21の第1面部分21aへの密接を維持し得る。
また、図2(a)に示す初期位置から右に振れるときは、第2リンク部材17bの下端の可動点Pmbは幾分上寄りに動き、第2部分11bの研磨面は、概ね、その代表的延長線Bに沿う動きを示す。これにより、研磨部材11の第2部分11bの研磨面は、それに対応するシーブ面21の第2面部分21bへの密接を維持し得る。一方、そのとき、第1リンク部材17aの下端の可動点Pmaは略真横に動き、第1部分11aの研磨面は、それに対応するシーブ面21の第1面部分21aへの密接を維持し得る。
このように、第1リンク部材17a及び第2リンク部材17bのどちらもが、それに対応する研磨部材11の第1部分11a又は第2部分11bの研磨面(又はその延長線)に略直交するように設置されているので、振動時において、研磨部材11の第1部分11a及び第2部分11bは、それに対応するシーブ面21の第1面部分21a及び第2面部分21bへの密接度をそれぞれ同等の程度で維持し得る。こうして、1つの研磨部材11の振動に応じて、シーブ面21の第1面部分21a及び第2面部分21bを一括して研磨できるので、屈曲又は湾曲した円錐面(シーブ面21)の研磨を簡単な構成及び工程で行うことができる。
以上から明らかなように、研磨部材11の複合ローラ形状は、研磨対象とするシーブ面21の屈曲又は湾曲形状に適合するように適宜に設計変更すればよく、また、1対のリンク部材17a,17bの非対称性も、研磨部材11の第1部分11a及び第2部分11bの研磨面がローラ軸12の軸線に対してなす角度に応じて適宜設定すればよい。そのような研磨部材11の複合ローラ形状の変形例を図3及び図4に示す。
図3の例は、ワークであるシーブ面(図示せず)の半径方向断面が直線的に屈曲したものに適用される。そのために、図3の例において、研磨部材11の第1部分11cは、ワークであるシーブ面(図示せず)の第1面部分の直線的断面形状に沿った直線的断面形状を持ち、また、研磨部材11の第2部分11dは、ワークであるシーブ面(図示せず)の第2面部分の直線的断面形状に沿った直線的断面形状を持つ。研磨部材11の第1部分11cの研磨面がローラ軸12の軸線に対してなす角度をαで示し、研磨部材11の第2部分11dの研磨面がローラ軸12の軸線に対してなす角度をβで示す。この場合も、研磨部材11の一端に対応する可動点Pmaに連結する第1リンク部材17cは、その延長線が該研磨部材11の一端寄りの前記第1部分11cの研磨面に略直交するように設置される。この例では、第1部分11cの研磨面は、振動方向(矢印R)に対して角度αだけ傾いているので、第1リンク部材17cは研磨部材11の軸12に対して90度を越える鈍角をなすように、斜めに延びている。同様に、第2部分11dの研磨面は、振動方向(矢印R)に対して角度βだけ傾いているので、研磨部材11の他端に対応する可動点Pmbに連結する第2リンク部材17dは研磨部材11の軸12に対して90度を越える鈍角をなすように、斜めに延びている。このように、第1リンク部材17cと第2リンク部材17dは非対称的若しくは非平行的に設けられている。
図4の例は、ワークであるシーブ面(図示せず)の半径方向断面が全体的に凸状に湾曲したものに適用される。すなわち、ワークであるシーブ面(図示せず)の第1面部分と第2面部分のそれぞれが凸状に湾曲した形状からなる。そのために、図4の例において、研磨部材11の第1部分11eは、ワークであるシーブ面(図示せず)の第1面部分の凸状湾曲断面形状に沿った凹状湾曲断面形状を持ち、また、研磨部材11の第2部分11fは、ワークであるシーブ面(図示せず)の第2面部分の凸状湾曲断面形状に沿った凹状湾曲断面形状を持つ。第1部分11eの研磨面がローラ軸12の軸線に対してなす角度をδで示し、研磨部材11の第2部分11dの研磨面がローラ軸12の軸線に対してなす角度をγで示す。この場合も、研磨部材11の一端に対応する可動点Pmaに連結する第1リンク部材17eは、その延長線が該研磨部材11の一端寄りの前記第1部分11eの研磨面に略直交するように設置される。この例では、第1部分11eの研磨面の代表的延長線Eは、振動方向(矢印R)に対して角度δだけ傾いているので、第1リンク部材17eは研磨部材11の軸12に対して90度を越える鈍角をなすように、斜めに延びている。同様に、第2部分11fの研磨面は、振動方向(矢印R)に対して角度γだけ傾いているので、研磨部材11の他端に対応する可動点Pmbに連結する第2リンク部材17fは研磨部材11の軸12に対して90度を越える鈍角をなすように、斜めに延びている。このように、第1リンク部材17eと第2リンク部材17fは非対称的若しくは非平行的に設けられている。
10 研磨装置
11a,11c,11e 研磨面の第1部分
11b,11d,11f 研磨面の第2部分
12 ローラ軸
13 電気モータ
14 偏心カム
15 フレーム
15a 下部枠
16 可動ブロック
16a 支持枠
16b カム受け体
17a,17c,17e 第1リンク部材
17b,17d,17f 第2リンク部材
20 プーリー半体
21 シーブ面(円錐面)
21a 第1面部分
21b 第2面部分
Pfa,Pfb 固定点
Pma,Pmb 可動点

Claims (3)

  1. 屈曲又は湾曲した円錐面を研磨するための研磨部材であって、前記円錐面は半径方向において異なる第1面部分及び第2面部分を有し、前記研磨部材の研磨面は前記第1面部分及び第2面部分の各断面形状に沿った断面形状を持つ第1部分及び第2部分を有する前記研磨部材と、
    前記研磨部材に対して前記円錐面の径方向に沿う振動を与える励振装置と、
    固定点に対して前記研磨部材の両端に対応する可動点をそれぞれ振動方向に揺動可能に連結する第1リンク部材及び第2リンク部材と
    を備え、前記研磨部材の一端に対応する可動点に連結する前記第1リンク部材は、その延長線が前記研磨部材の一端寄りの前記第1部分の研磨面に略直交するように設置され、前記研磨部材の他端に対応する可動点に連結する前記第2リンク部材は、その延長線が前記研磨部材の他端寄りの前記第2部分の研磨面に略直交するように設置されていることを特徴とする研磨装置。
  2. 前記円錐面の前記第1面部分は直線的な断面形状、前記第2面部分は湾曲した断面形状からなり、前記研磨部材の前記第1部分は直線的な断面形状を持ち、前記第2部分は湾曲した断面形状を持つ、請求項1の研磨装置。
  3. 前記円錐面の前記第1面部分及び前記第2面部分はそれぞれ湾曲した断面形状からなり、前記研磨部材の前記第1部分及び前記第2部分は各第1面部分及び第2面部分に対応する湾曲した断面形状を持つ、請求項1の研磨装置。
JP2016052291A 2016-03-16 2016-03-16 研磨装置 Expired - Fee Related JP6574728B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016052291A JP6574728B2 (ja) 2016-03-16 2016-03-16 研磨装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016052291A JP6574728B2 (ja) 2016-03-16 2016-03-16 研磨装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017164847A true JP2017164847A (ja) 2017-09-21
JP6574728B2 JP6574728B2 (ja) 2019-09-11

Family

ID=59909701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016052291A Expired - Fee Related JP6574728B2 (ja) 2016-03-16 2016-03-16 研磨装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6574728B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113500469A (zh) * 2021-08-21 2021-10-15 如皋市海鹏光学科技有限公司 精准定位式金属场镜座坡面磨削的装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113500469A (zh) * 2021-08-21 2021-10-15 如皋市海鹏光学科技有限公司 精准定位式金属场镜座坡面磨削的装置
CN113500469B (zh) * 2021-08-21 2022-01-28 如皋市海鹏光学科技有限公司 精准定位式金属场镜座坡面磨削的装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6574728B2 (ja) 2019-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6911547B2 (ja) 溝の超仕上げ方法及び軸受の製造方法
JP6574728B2 (ja) 研磨装置
JP4812488B2 (ja) ころ軸受軌道輪の超仕上げ加工方法
JP6369649B1 (ja) フィルムラップ加工装置
JP4812489B2 (ja) ころ軸受軌道輪の超仕上げ加工装置
US3021647A (en) Honing machine
JPH01127261A (ja) トーリック面の研面研磨装置
JP4389554B2 (ja) 超仕上げ装置
JP6109128B2 (ja) シーブ面の加工方法
JP5852596B2 (ja) 研削装置及び研削方法
JP4811016B2 (ja) 超仕上げ方法及び超仕上げ装置
US705232A (en) Sandpapering-machine.
JP5165460B2 (ja) ワーク保持具およびワーク加工方法
KR970025841A (ko) Crt 유리판넬용 연마장치 및 그 연마방법
JP2017035758A (ja) クラウニング加工方法及び装置
JP2002192450A (ja) トロイダル型無段変速機用転動体の加工方法および加工装置
JP2017144471A (ja) 軸肥大加工方法
CN110061653A (zh) 振动型马达和透镜驱动装置
KR102031145B1 (ko) 연마 장치
JPH0679616A (ja) 環状溝の超仕上加工方法
US2634557A (en) Lens grinding machine
EP0872307A1 (en) Lathe apparatus and method
JP4435526B2 (ja) 自由曲面精密加工ツール
JP5550971B2 (ja) 研削装置
CN210550024U (zh) 一种曲轴法兰盘倒角机

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20161111

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181127

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190723

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190819

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6574728

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees