JP2017164846A - センタリング調整機能付きマシンバイス - Google Patents

センタリング調整機能付きマシンバイス Download PDF

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Abstract

【課題】コンパクトな構造を維持しつつ、バイス本体に対してワークの中心位置調整機能を効果的に付与したセンタリング調整機構付きマシンバイスを提供すること。【解決手段】バイス本体12の長手方向に形成される空間内に収容、保持されるスピンドル14により相互に接近/離隔移動せしめられる2つの可動ジョー16L,16Rにてワークを挟持するようにした両締め型のバイスにおいて、バイス本体12に位置固定に取り付けられて、スピンドル14を支持するスピンドルホルダ18と、スピンドル14に螺合せしめられて、スピンドルホルダ18を左右両側から挟むように位置せしめられる一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rと、それらセンタリング調整用ナット20L,20Rのスピンドル14に対する位置を固定せしめるナット固定手段とを設けて、センタリング調整機能付きマシンバイス10を構成した。【選択図】図1

Description

本発明は、センタリング調整機能付きマシンバイスに係り、特に、工作機械のマシニングセンタにおける5軸(5面)加工機により5面加工するに際して、ワークを保持するために好適に用いられるコンパクトなマシンバイスに対して、かかるワークのセンタリング機能を有利に付与してなる構造に関するものである。
従来から、相互に接近/離隔可能な2つの可動ジョーを同時に移動せしめて、それら2つの可動ジョーによって、加工されるべきワークを挟持(クランプ)するようにした構造の両締め型のバイス、所謂センターバイス乃至はセンタリングバイスと称されるマシンバイスが提案されており、工作機械のマシニングセンタにおける5軸(5面)加工機による5面加工等に際して、ワークを保持するために、好適に用いられてきている。そして、そのようなマシンバイスにおいては、その2つの可動ジョーが螺合せしめられて、軸周りの回転によって、かかる2つの可動ジョーを同時に移動せしめるスピンドルが、その軸方向に移動するのを拘束する機構を設ける必要があり、そのために、かかる拘束機構として、バイス本体の端部に設けてなる方式が、特開2008−264983号公報(特許文献1)や特開2012−245587号公報(特許文献2)等において明らかにされており、また、そのようなスピンドルの拘束機構を、バイス本体の中央部において、スピンドルの中央部に対して配してなる構造の方式のものが、特開2010−179421号公報(特許文献3)や特開2015−39770号公報(特許文献4)等において明らかにされている。そして、それらの中でも、バイスのコンパクト化の点においては、後者の、スピンドルの拘束をバイス本体の中央部において行うようにした方式の方が、優れていることが知られている。
ところで、このようなマシンバイスにおいては、スピンドルの軸方向への移動を拘束しつつ、スピンドルを保持する保持部材と、バイスの位置決め部材との間の配置ズレや、スピンドルにおける左右のネジ部に対する二つの可動ジョーの螺合の形態等によって、2つの可動ジョー間に挟持されるワークのセンター位置(中心位置)が、バイス本体の中心位置に対してずれる問題を内在しており、そのために、5軸加工機の原点、具体的にはその機械テーブルの原点(基準点乃至基準位置)にバイス本体の中心位置を一致させても、ワーク中心位置がずれていることにより、作業効率が低下したり、加工精度が悪化する等の問題を内在するものであった。
尤も、そのようなワーク中心位置のずれを解消して、バイス本体の中心位置に一致させるべく、バイスを組み立てた後、ワークを挟持する2つの可動ジョーの口金におけるワークくわえ面を、刃物による機械加工や砥石による切削加工等により、センタリング調整を行うことが、考えられているが、その場合において、そのような加工のためのコストと作業工数が必要となる問題がある。また、機械テーブルに対する位置決め用の位置決め部材を取り付けるための溝を、バイス本体に予め設けることなく、バイスを組み立てた後、ワークを2つの可動ジョーにてクランプした状態において、ワークの中心がバイス本体の中心と一致するように、位置決め部材用の溝を加工する対策も考えられるのであるが、その場合においては、溝加工のための手間に加えて、可動ジョーを別の可動ジョーに交換した場合や、可動ジョーの配設形態を変化させたりした場合等においては、ワークの中心とバイス本体の中心とがずれる恐れが生じる問題を内在している。
特に、コンパクト化のために、スピンドルの軸方向の移動を、バイス本体の中央部において拘束するようにした方式のマシンバイスにあっては、スピンドルの配置されるバイス本体の狭い空間内において、スピンドルの中央部に対してセンタリング調整機能を付与することは困難なことであり、仮にセンタリング調整機構を組み込み得た場合にあっても、スピンドル自体の長さを長くしたりする必要が生じて、バイスの充分なコンパクト化を実現することが困難となる問題を惹起することとなる。
特開2008−264983号公報 特開2012−245587号公報 特開2010−179421号公報 特開2015−39770号公報
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為されたものであって、その解決課題とするところは、コンパクトな構造を維持しつつ、バイス本体に対してワークの中心位置調整機能を効果的に付与したマシンバイスを提供することにあり、また他の課題とするところは、5軸加工機用として好適なセンタリング調整機構付きマシンバイスを提供することにある。
そして、本発明にあっては、かくの如き課題を解決するために、所定の距離を隔てて互いに平行に延びる2本のレール部が一体的に立設され、それらレール部の上面がそれぞれ摺動面とされてなるバイス本体と、該バイス本体の前記2本のレール部間に配された、軸方向中央部を境界部にして、該境界部の軸方向一方の側に右ネジ部が、軸方向他方の側に左ネジ部がそれぞれ設けられてなるスピンドルと、該スピンドルの前記右ネジ部と前記左ネジ部にそれぞれ螺合され、かかるスピンドルの回転によって、該スピンドルの軸方向において相互に接近する方向に或いは離隔する方向に、前記バイス本体の2本のレール部の摺動面に支持されて摺動せしめられる、相対向した第一及び第二の可動ジョーとを有し、それら可動ジョー間に加工されるべきワークを挟持せしめて、所定の加工を施し得るようにした両締め型のバイスにおいて、(a)前記スピンドルが挿通せしめられて、該スピンドルの軸方向中央部を自由回転可能に支持する、前記バイス本体に位置固定に取り付けられたスピンドルホルダと、(b)前記スピンドルの軸方向中央部の前記境界部近傍に位置する前記右ネジ部と前記左ネジ部にそれぞれ螺合せしめられて、前記スピンドルホルダの両側に該スピンドルホルダを挟むようにして配置され、該スピンドルホルダと該スピンドルとの間の相対位置を規定する一対のセンタリング調整用ナットと、(c)前記スピンドルの軸方向において、該一対のセンタリング調整用ナットの移動を阻止して、該スピンドルに対する該一対のセンタリング調整用ナットの位置を固定せしめるナット固定手段とを含むことを特徴とするセンタリング調整機能付きマシンバイスを、その要旨とするものである。
なお、このような本発明に従うセンタリング調整機能付きマシンバイスの望ましい態様の一つによれば、前記ナット固定手段が、前記スピンドルにおける前記ネジ部の、前記センタリング調整用ナットが螺合、位置せしめられる部位に開口する所定深さの収容孔と、該収容孔内に収容され、該収容孔からの突出によって前記センタリング調整用ナットに対して押圧せしめられることにより、該センタリング調整用ナットの移動を阻止するロックピンと、該ロックピンをその収容孔から突出せしめる突出手段とを含んで構成されていることとなる。
また、本発明に従うセンタリング調整機能付きマシンバイスの他の望ましい態様によれば、前記突出手段が、前記スピンドルの端部に開口し、該スピンドルの中心部を前記境界部に向かって延び、前記収容孔に連通せしめられる作用孔と、該作用孔内に軸方向に移動可能に収容され、前記境界部に向かう前進移動による先端部押出作用によって、前記収容孔内の前記ロックピンを突出せしめる作用ピンと、前記作用孔の前記スピンドル端部開口側部位に螺入され、その螺入作動によって前記作用ピンをスピンドル軸方向に移動せしめる作動ネジとを含んで構成されている。
さらに、本発明にあっては、望ましくは、前記ロックピンが、前記センタリング調整用ナットの材質よりも軟質の金属材料にて構成されている。
加えて、本発明に従うセンタリング調整機能付きマシンバイスの別の望ましい態様によれば、前記スピンドルホルダが、脚部が広幅のT字形状を呈する厚肉ブロックにて構成され、かかる脚部にその厚さ方向に貫通するスピンドル挿通孔が形成されていると共に、前記T字形状の頭部の両端部位が、前記バイス本体の2本のレール部の対応する部位にそれぞれ設けられた切欠き部にそれぞれ嵌入されて、該バイス本体に対して該レール部の延びる方向において位置固定に保持された状態において、前記T字形状の脚部と該バイス本体とが締結されている。
このように、本発明に従うセンタリング調整機能付きマシンバイスにあっては、スピンドルの右ネジ部と左ネジ部にそれぞれ一対のセンタリング調整用ナットを螺合せしめ、かかるスピンドルの軸方向中央部に位置する境界部の両側において、それら一対のセンタリング調整用ナットの螺合位置を変化させることにより、スピンドルホルダに対するスピンドルの位置を変化せしめ、以てスピンドルにて移動せしめられる第一及び第二の可動ジョーにて挟持されるワークの中心位置が、バイス本体に対して容易に変化せしめられ得ることとなり、その結果、ワークのセンター位置を、バイス本体の中心位置に、更にはマシンバイスが取り付けられる機械テーブルの基準位置に、正確に且つ容易に調整することが可能となったのである。
しかも、そのようなワークの中心位置調整機構においては、スピンドルに対する一対のセンタリング調整用ナットの螺合位置を変化させることで、その目的が達成され得るものであるところから、スピンドルが挿通せしめられるスピンドルホルダの周りの構造が複雑となったりすることがなく、また、スピンドルの長さを長くしたりする等の構造を採用する必要も全くないところから、マシンバイス全体としてのコンパクト化も、有利に確保され得ることとなるのである。
本発明に従うセンタリング調整機能付きマシンバイスの代表的な一例を示す正面説明図である。 図1に示されるマシンバイスの平面説明図である。 図1におけるA−A断面説明図である。 図1に示されるマシンバイスの側面形態を示す説明図であって、(a)は、右側面説明図であり、(b)は、図1におけるB−B断面説明図である。 図1に示されるマシンバイスの底面説明図である。 図1に示されるマシンバイスを構成するバイス本体の平面説明図である。 図6に示されるバイス本体の側面形態を示す説明図であって、(a)は、図6に示されるバイス本体の右側面説明図であり、(b)は、図6におけるC−C断面に相当する説明図である。 図1に示されるマシンバイスを構成するスピンドルの説明図であって、(a)は、その正面説明図であり、(b)は、その平面説明図であり、(c)は、(a)におけるD−D断面説明図であり、(d)は、その右側面説明図であり、(e)は、その左側面説明図である。 図1に示されるマシンバイスを構成するスピンドルホルダの説明図であって、(a)は、その正面説明図であり、(b)は、その平面説明図であり、(c)は、その底面説明図であり、(d)は、(a)におけるE−E断面説明図である。 図1に示されるマシンバイスを構成する一対のセンタリング調整用ナットの一つを示す説明図であって、(a)は、その正面説明図であり、(b)は、その右側面説明図であり、(c)は、(a)におけるF−F断面説明図である。 図1に示されるマシンバイスを構成するナット固定手段の構成部品の説明図であって、(a)は、ロックピンの正面説明図であり、(b)は、作用ピンの正面説明図であり、(c)は、作動ネジの正面説明図である。 図1に示されるマシンバイスにおいて採用されるナット固定手段の他の一例を示す、図3に相当する断面における拡大部分説明図である。
以下、本発明の構成を更に具体的に明らかにするために、本発明に従うセンタリング調整機能付きマシンバイスの代表的な実施形態の一例について、図面を参照しつつ、詳細に説明することとする。
先ず、図1〜図5には、本発明に従うセンタリング調整機能付きマシンバイスの一例が示されており、そこにおいて、マシンバイス10は、全体として矩形平面形状を呈するブロック状のバイス本体12と、かかるバイス本体12の長手方向に形成される空間内に収容、保持されるスピンドル14と、このスピンドル14によって相互に接近/離隔移動せしめられる2つの可動ジョー(ここでは、図1において、左側に位置する可動ジョーを16Lとし、右側に位置する可動ジョーを16Rとする)と、バイス本体12に位置固定に取り付けられて、スピンドル14を支持するスピンドルホルダ18と、スピンドル14にそれぞれ螺合せしめられて、スピンドルホルダ18を左右両側から挟むように位置せしめられる一対のセンタリング調整用ナット(左側センタリング調整用ナット20L及び右側センタリング調整用ナット20R)とを含んで、構成されている。
そして、そのようなマシンバイス10において、バイス本体12は、図6及び図7に詳細に明らかにされているように、所定距離を隔てて、その長手方向(図6において左右方向)に互いに平行に延びる所定幅の2本のレール部22,22が、所定高さにおいて、一体的に立設されてなると共に、それら2本のレール部22,22の間に、スピンドル14を収容し得る空間が形成されてなる形態の、長手ブロック形状の一体化物として構成されている。なお、それら2本のレール部22,22の上面が、それぞれ、2つの可動ジョー16L,16Rの摺動面24,24とされていると共に、それらの相対向する内面には、それら可動ジョー16L,16Rの案内溝26が、レール部22,22の全長に亘って設けられている。また、2本のレール部22,22には、それぞれ、バイス本体12の長手方向中央に位置する内側部位に、センター位置を位置決めするための位置決め用切欠き28,28が設けられていると共に、バイス本体12の2本のレール部22,22に挟まれた空間の底部には、スピンドルホルダ18の下部を収容する収容凹所30と、その中心部に位置する位置決め凹所32が、位置決め用切欠き28,28に対応して設けられている。更に、バイス本体12を上下に貫通して、収容凹所30に連通するスピンドルホルダ18固定用のボルト収容孔34の2つが配設されている。そして、かかるバイス本体12の裏面中央部の両側には、キー溝36,36が設けられて、図1、図4(b)及び図5に示されるように、バイス本体12のセンター位置を決める位置決めキー38が嵌入され、皿ネジ40にて、固定せしめられるようになっている。
また、スピンドル14は、図8(a)〜(e)に詳細に明らかにされているように、その軸方向中央部を境界部42として、この境界部42を間にして、左右に、右ネジ部44aと左ネジ部44bとがそれぞれ形成されており、そして左ネジ部44b側の端部には、外面と内面がそれぞれ六角形状の工具嵌合部が形成されてなる操作部46が形成されて、この操作部46に、従来と同様なハンドル(図示せず)が嵌合せしめられて、回転作動させられることにより、かかるスピンドル14が、その軸周りに回転せしめられるようになっている。さらに、かかるスピンドル14の両端部から、それぞれ、中央部に向かって延び、境界部42近傍に至る作用孔48a,48bが、それぞれ形成されていると共に、それら作用孔48a,48bの最奥端位置において、右ネジ部44a及び左ネジ部44bに開口する収容孔50a,50bにそれぞれ連通せしめられている。なお、作用孔48a,48bには、後述するように、所定長さの作用ピンが収容され、そしてその作用ピンを移動させるための作動ネジが螺入せしめられるネジ部52a,52bが、スピンドル14の両端部側において、所定長さに亘って形成されている。
そして、かかるスピンドル14の右ネジ部44aと左ネジ部44bに対して、図1〜図4に示される如く、2つの可動ジョー16L,16Rがそれぞれ螺合され、スピンドル14の回転によって、それら2つの可動ジョー16L,16Rが、スピンドル14の軸方向において、相互に接近する方向に、或いは離隔する方向に、移動せしめられ得るようになっていると共に、それら可動ジョー16L,16Rが、それぞれの下部の両側部に設けられたガイド部54,54において、2本のレール部22,22の内側の凹溝26,26に嵌め込まれて、2本のレール部22,22の上面の摺動面24,24にて支持されつつ、バイス本体12の長手方向、即ちそれら2本のレール部22,22の間の空間内に位置せしめられるスピンドル14の長手方向に相対向した形態において、摺動せしめられるようになっているのである。なお、それら2つの可動ジョー16L,16Rは、よく知られているように、それら上部の段付き部(口金部)間において、ワークWを挟持し得るようになっており、そのために、それら上部の段付き部の相対向する面には、ワークWを保持するための小突起56の多数が配設されている。
さらに、図1に示されるように、スピンドル14の中央部に配設されるスピンドルホルダ18は、図2から明らかな如く、バイス本体12の2本のレール部22,22の相対向する内面側に設けられた位置決め用切欠き28,28に嵌合、保持されることによって、バイス本体12に対して位置固定に取り付けられるものであって、図3及び図4(b)から明らかな如く、スピンドル14が挿通せしめられて、かかるスピンドル14の軸方向中央部を自由回転可能に支持するようになっている。
具体的には、図9に示される如く、スピンドルホルダ18は、脚部18aが広幅のT字形状を呈する厚肉ブロックにて構成され、その脚部18aに、厚さ方向に貫通するスピンドル挿通孔58が形成されていると共に、そのT字形状の頭部18bの両端部位が、バイス本体12の2本のレール部22,22の対応する部位にそれぞれ設けられた位置決め用切欠き28,28にそれぞれ嵌入せしめられることによって、バイス本体12に対して、レール部22の延びる方向において位置固定に保持されるようになっている。また、このスピンドルホルダ18の脚部18aの下端面の中央部には、円柱形状の位置決め突起60が凸設されていると共に、下端面に開口する2つのボルト孔62,62が形成されて、このボルト孔62に対して、図4(b)に示される如く、バイス本体12に設けられたボルト収容孔34を通じて、固定ボルト64が螺合せしめられることによって、位置決め凹所32に対する位置決め突起60の嵌合によるバイス本体12のセンター位置への位置決め状態下において、かかるスピンドルホルダ18のT字形状の脚部18aとバイス本体12とが締結せしめられるようになっている。そして、かかるスピンドルホルダ18のスピンドル挿通方向の両側において、スピンドル挿通孔58よりも大径となる円形のナット挿入凹所66,66が、所定深さにおいてそれぞれ形成されているのである。
また、かかるスピンドルホルダ18の左右両側に配置せしめられる一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rは、図1〜図3より明らかなように、スピンドル14の軸方向中央部に設けられる境界部42の近傍に位置する右ネジ部44aと左ネジ部44bにそれぞれ螺合せしめられて、スピンドルホルダ18を挟むようにして、スピンドルホルダ18の両側に配置され、かかるスピンドルホルダ18とスピンドル14との間の相対位置を規定するものであって、ここでは、図10に示される如き構造のセンタリング調整用ナットが用いられている。なお、図10では、スピンドル14の右ネジ部44aに螺合せしめられるセンタリング調整用ナット20Lが示されているが、スピンドル14の左ネジ部44bに螺合せしめられるセンタリング調整用ナット20Rにおいても、同様な構造を有するものである。
そして、センタリング調整用ナット20Lは、図10(a)〜(c)に示される如く、外周面が段付き形状とされた円筒体にて構成され、その内周面には、スピンドル14の右ネジ部44aに螺合せしめられるネジ部70が形成されていると共に、その大径部の軸方向端面には、4つのキリ穴72が、90°の位相差をもって形成されており、この4つのキリ穴72を利用して、所定の工具を用いて、センタリング調整用ナット20Lが回動せしめられて、スピンドル14に対する軸方向位置が変化せしめられ得るようになっている。また、かかるセンタリング調整用ナット20Lの小径部が、図3に示されるように、スピンドルホルダ18のナット挿入凹所66内に嵌め込まれて、スピンドルホルダ18に当接せしめられる一方、他方のセンタリング調整用ナット20Rにおいても、同様に、その小径部がスピンドルホルダ18の他方の側のナット挿入凹所66に挿入されて、当接せしめられることによって、スピンドルホルダ18とスピンドル14との間の相対位置が規定されることとなるのである。
ところで、かかる一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rは、それぞれ、スピンドル14の右ネジ部44a、左ネジ部44bに螺合せしめられているために、スピンドル14の回転に基づいて、スピンドル14の軸方向に移動する恐れがあるところから、それら一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rの移動を阻止し、スピンドル14に対して、それら一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rの位置を固定せしめる、何等かの手段を設ける必要があり、ここでは、そのようなナット固定手段として、図11に示される如きロックピン74と、突出手段としての作用ピン76及び作動ネジ78とが用いられている。
具体的には、図11から明らかな如く、ロックピン74は、その下端部が傾斜して切除されて形成される傾斜面74aを有しており、作用ピン76においては、それを構成する円柱体の一方の端部が傾斜して切除されて形成される傾斜面76aを有している。また、作動ネジ78には、その一方の端部に六角穴(図示せず)が設けられており、その六角穴に工具を嵌め込んで、軸回りに回転せしめられるようになっている。
そして、それらロックピン74と作用ピン76と作動ネジ78とは、図3に示されるように、スピンドル14に設けられた収容孔50a,50bと作用孔48a,48bにそれぞれ収容せしめられるようになっているのである。即ち、収容孔50a,50b内にそれぞれ収容されたロックピン74,74の下部に形成された傾斜面74aに対して、作用孔48a,48bにそれぞれ収容された作用ピン76の端部に形成した傾斜面76aを当接せしめ、それら作用孔48a,48bの入口側部位となる端部に形成されたネジ部52a,52bにそれぞれ作動ネジ78,78を螺入することにより、それぞれの作用ピン76が前進せしめられるようになっている。そして、その前進作用によって、傾斜面76aの傾斜面74aに対する当接を通じて、ロックピン74を外方に突出せしめて、一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rのネジ部70,70にそれぞれ押圧せしめられるようにすることにより、それら一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rの移動が阻止されるようになっているのである。なお、ここでは、ロックピン74は、センタリング調整用ナット20L,20Rのネジ部70に押し付けられて、かかるネジ部に食い込むようにされることによって、センタリング調整用ナット20L,20Rのスピンドル14に対する位置を固定せしめるようになっているところから、センタリング調整用ナット20L,20Rの材質よりも軟質の金属材料、例えば真鍮の如き材質にて構成されていることが望ましい。
従って、このような構成のマシンバイス10にあっては、機械テーブル等の基準点(原点)に対して、位置決めキー38にてバイス本体12の位置決めを行って、マシンバイス10を機械テーブル等に固定せしめた後、スピンドル14を、公知のハンドルを用いて軸回りに回転させることにより、2つの可動ジョー16L,16Rの間に、図1に示されるように、ワークWをクランプせしめ、そしてワークWに対する所望の加工、例えば5軸加工機によって、ワークWの左右両側面やその前面、背面及び上面に対して、目的とする加工が施されることとなるのである。
そして、このような構造のマシンバイス10において、ワークWの中心位置調整を行うには、先ず、スピンドル14の右ネジ部44aと左ネジ部44bにそれぞれ螺合せしめられた左右の可動ジョー16L及び16Rを、それぞれ、スピンドル14の回転によって同時に接近/離隔移動せしめて、それらの口金部位に設けた小突起56,56間においてワークWを挟持(クランプ)させて、かかるワークWの中心位置と、バイス本体12の裏面に設けられた位置決めキーにて決定される基準位置との間の位置ズレが、測定される。ここで、ワークのセンター位置は、2つの可動ジョー16L,16RにてクランプされたワークWのスピンドル14軸方向における中心、換言すれば、2つの可動ジョー16L,16RのワークWをクランプするための口金部位間の中心位置であり、マシンバイス10の中心位置は、バイス本体12の底面に取り付けられた位置決めキー38にて規定されることとなるが、かかる位置決めキー38は、マシンバイス10を機械加工のためのテーブルへの取り付けに際して、正確にテーブルの基準点に配置せしめられるものであるところから、機械加工のためのテーブルの基準点に、ワークWの中心位置を一致させるためには、先に測定された位置ズレ分だけ、ワークWを移動せしめる必要がある。
そこで、一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rを、それぞれ、それらに設けられたキリ孔72に係合せしめた回転治具(図示せず)にて回動せしめて、それら一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rを、スピンドル14の軸方向に前記位置ズレ分だけ移動させ、その状態において、それら一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rが固定せしめられる。そして、これにより、スピンドルホルダ18、ひいては位置決めキー38に対するスピンドル14の相対位置が規定されることとなり、以てワークWのセンター位置が、位置決めキー38(具体的には、その中心)に対して一致せしめられることとなるのである。なお、それら一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rの固定は、作動ネジ78の螺入によって作用ピン76を前進せしめ、相互に当接する傾斜面76a,74aを通じて、ロックピン74がスピンドル14の径方向外方に突出させられるようにすることによって、それぞれのセンタリング調整用ナット20L,20Rの内面に設けたネジに食い込むように押圧せしめられることによって、実現されることとなるのである。
このように、本実施形態に従うワークWの中心位置調整機構によれば、一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rを共に回動せしめて、予め測定された位置ズレ分だけ、スピンドル14をスピンドルホルダ18に対して移動せしめて、それらの相対位置を固定するだけで、ワークWのセンター位置の調整が容易に為され得ることとなるのであり、またそのようなセンター位置調整機構は、スピンドル14に対して、そのネジ部44a,44bにそれぞれ一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rを螺合させる形態のみで済むところから、センタリング調整機能を付与させるための機構を設けても、スピンドルホルダ18周りのスペースを大きくとることもなく、従ってマシンバイス10のコンパクトな構造も、有利に確保することが出来るようになっているのである。
以上、本発明の代表的な実施形態の一つについて詳述してきたが、それは、あくまでも例示に過ぎないものであって、本発明は、そのような実施形態に係る具体的な記述によって、何等限定的に解釈されるものではないことが、理解されるべきである。
例えば、上記した実施形態においては、ナット固定手段を構成するロックピン74の突出しが、その下部に設けられた傾斜面74aに対して、作用ピン76の傾斜面76aを直接に当接せしめて、作用ピン76の前進作動により、ロックピン74がその軸方向に突き出される形態となっているが、これに代えて、図12に拡大して示されるように、鋼球80を、ロックピン82と作用ピン84との間に配し、作用ピン84の前進によって、鋼球80を介して、それに当接するテーパー面82aからロックピン82に作用せしめて、その外方への突出によって、センタリング調整用ナット20Rの内面のネジ部に押圧せしめられるようにして、固定を図るようにすることも可能である。
また、ナット固定手段自体にあっても、スピンドル14の軸方向において、一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rの移動を阻止し、かかるスピンドル14に対するそれら一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rの位置を固定せしめ得るものであれば、公知の如何なる構造の固定機構をも採用することが可能である。
さらに、例示の実施形態においては、スピンドルホルダ18に対して、その両側から、一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rがその端面において直接に当接せしめられる構造とされているが、それらスピンドルホルダ18と一対のセンタリング調整用ナット20L,20Rとを、スラストワッシャやスラストベアリング等を介して、間接的に当接せしめるようにすることも可能であり、それによって、それらの間の摺動抵抗を有利に低下せしめることが可能となる。
その他、一々列挙はしないが、本発明は、当業者の知識に基づいて、種々なる変更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのような実施の態様が、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、何れも、本発明の範疇に属するものであることは、言うまでもないところである。
10 マシンバイス 12 バイス本体
14 スピンドル 16L,16R 可動ジョー
18 スピンドルホルダ 18a 脚部
18b 頭部 20L,20R センタリング調整用ナット
22 レール部 24 摺動面
26 案内溝 28 位置決め用切欠き
30 収容凹所 32 位置決め凹所
34 ボルト収容孔 36 キー溝
38 位置決めキー 40 皿ネジ
42 境界部 44a 右ネジ部
44b 左ネジ部 46 操作部
48a,48b 作用孔 50a,50b 収容孔
52a,52b ネジ部 54 ガイド部
56 小突起 58 スピンドル挿通孔
60 位置決め突起 62 ボルト孔
64 固定ボルト 66 ナット挿入凹所
70 ネジ部 72 キリ穴
74 ロックピン 74a 傾斜面
76 作用ピン 76a 傾斜面
78 作動ネジ 80 鋼球
82 ロックピン 82a テーパー面
84 作用ピン

Claims (5)

  1. 所定の距離を隔てて互いに平行に延びる2本のレール部が一体的に立設され、それらレール部の上面がそれぞれ摺動面とされてなるバイス本体と、該バイス本体の前記2本のレール部間に配された、軸方向中央部を境界部にして、該境界部の軸方向一方の側に右ネジ部が、軸方向他方の側に左ネジ部がそれぞれ設けられてなるスピンドルと、該スピンドルの前記右ネジ部と前記左ネジ部にそれぞれ螺合され、かかるスピンドルの回転によって、該スピンドルの軸方向において相互に接近する方向に或いは離隔する方向に、前記バイス本体の2本のレール部の摺動面に支持されて摺動せしめられる、相対向した第一及び第二の可動ジョーとを有し、それら可動ジョー間に加工されるべきワークを挟持せしめて、所定の加工を施し得るようにした両締め型のバイスにおいて、
    前記スピンドルが挿通せしめられて、該スピンドルの軸方向中央部を自由回転可能に支持する、前記バイス本体に位置固定に取り付けられたスピンドルホルダと、
    前記スピンドルの軸方向中央部の前記境界部近傍に位置する前記右ネジ部と前記左ネジ部にそれぞれ螺合せしめられて、前記スピンドルホルダの両側に該スピンドルホルダを挟むようにして配置され、該スピンドルホルダと該スピンドルとの間の相対位置を規定する一対のセンタリング調整用ナットと、
    前記スピンドルの軸方向において、該一対のセンタリング調整用ナットの移動を阻止して、該スピンドルに対する該一対のセンタリング調整用ナットの位置を固定せしめるナット固定手段とを、
    含むことを特徴とするセンタリング調整機能付きマシンバイス。
  2. 前記ナット固定手段が、前記スピンドルにおける前記ネジ部の、前記センタリング調整用ナットが螺合、位置せしめられる部位に開口する所定深さの収容孔と、該収容孔内に収容され、該収容孔からの突出によって前記センタリング調整用ナットに対して押圧せしめられることにより、該センタリング調整用ナットの移動を阻止するロックピンと、該ロックピンをその収容孔から突出せしめる突出手段とを含んで構成されている請求項1に記載のセンタリング調整機能付きマシンバイス。
  3. 前記突出手段が、前記スピンドルの端部に開口し、該スピンドルの中心部を前記境界部に向かって延び、前記収容孔に連通せしめられる作用孔と、該作用孔内に軸方向に移動可能に収容され、前記境界部に向かう前進移動による先端部押出作用によって、前記収容孔内の前記ロックピンを突出せしめる作用ピンと、前記作用孔の前記スピンドル端部開口側部位に螺入され、その螺入作動によって前記作用ピンをスピンドル軸方向に移動せしめる作動ネジとを含んで構成されている請求項2に記載のセンタリング調整機能付きマシンバイス。
  4. 前記ロックピンが、前記センタリング調整用ナットの材質よりも軟質の金属材料にて構成されている請求項2又は請求項3に記載のセンタリング調整機能付きマシンバイス。
  5. 前記スピンドルホルダが、脚部が広幅のT字形状を呈する厚肉ブロックにて構成され、かかる脚部にその厚さ方向に貫通するスピンドル挿通孔が形成されていると共に、前記T字形状の頭部の両端部位が、前記バイス本体の2本のレール部の対応する部位にそれぞれ設けられた切欠き部にそれぞれ嵌入されて、該バイス本体に対して該レール部の延びる方向において位置固定に保持された状態において、前記T字形状の脚部と該バイス本体とが締結されている請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のセンタリング調整機能付きマシンバイス。
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