JP2017164060A - 生体情報測定装置 - Google Patents

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征幸 中村
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Abstract

【課題】測定者が設定した時刻、あるいは、測定者が前回測定した時刻をもとにして予測した時刻(次回測定予定時刻)に、測定者に対して体重測定を促す通知情報を送信する生体情報測定装置を提供する。【解決手段】本実施形態の生体情報測定装置は、所定の次回測定予定時刻になると、生体情報測定装置からユーザに対して体重測定を促す通知情報を送信する。なお、次回測定予定時刻の前に測定者の測定結果が記憶された(測定者が測定を行った)場合は、通知情報を送信しない。また、通知情報を送信した後、所定時間が経過しても測定結果が記憶されない場合は、再度、通知情報を送信する。また、送信した通知情報に対する返信を測定者から受信した場合は、通知情報の送信を終了する。さらに、生体情報測定装置1は、所定の条件に従って記憶した次回測定予定時刻を更新する。【選択図】図1

Description

本発明は、体重や体組成等の生体情報を測定する生体情報測定装置に係る。
近年、自己の健康や体調の管理等を目的として、体重を測定することに加え、生体インピーダンスを測定し、この測定値と予め登録された身長、性別等の基礎情報とから体脂肪率を算出し、体重と共に表示する生体情報測定装置が広く使用されている。また、体重と体脂肪率に加え、測定した体重と生体インピーダンスと登録した基礎情報から、基礎代謝や内臓脂肪率、身体年齢等の各種体組成も算出し表示するようにした生体情報測定装置も存在している。さらに、測定した結果や算出した値をBluetooth(登録商標)などでスマートフォンなどの端末装置に転送したり、SMSやMMSを利用して送信する技術もある。
従来、体重を測定(計測)する条件を一定にするためには、ユーザ(測定者)自身が体重を測定する時間帯や時刻を定め、略毎日において一定の時刻に測定するように管理している。
しかし、日々の生活の中で一定の時刻に体重を測定することは難しく、定めていた時間帯や時刻に測定することを忘れ、毎日(あるいは、毎週)の測定時刻が一定ではなくなってしまうことがある。その結果、測定時刻にばらつきが生じ、体重を測定する条件が一定にならない場合がある。
また、測定そのものを忘れてしまうと、体重の変化を正確に把握することができない。
特許文献1には、サーバ装置が、ユーザ端末を介して健康機器から受信した測定データを処理し、その処理結果をユーザ端末に送信する技術について記載されている。
特許文献2には、サーバ装置が、体重計による測定結果を音声で通知するための測定結果通知音声を生成する技術が記載されている。
特開2013−109718号公報 特開2013−257295号公報
上述した技術のように、測定結果をサーバ装置からユーザ端末などへ送信する技術はあった。
しかしながら、ユーザ(測定者)に対して、所定の時刻に体重を測定させるために、次に体重を測定する時刻に関する情報を通知して測定を催促(奨励)する技術はなかった。
そこで、本発明は、測定者が設定した時刻、あるいは、測定者が前回測定した時刻をもとにして予測した時刻(次回測定予定時刻)に、測定者に対して体重測定を促す通知情報を送信する生体情報測定装置を提供することを目的とする。
(1)請求項1に記載の発明では、測定者の体重を測定する測定手段と、前記測定者を測定ユーザとして登録する登録手段と、前記測定ユーザが所望する測定時刻に関する所望測定時刻情報を含む測定者情報を取得する測定者情報取得手段と、前記測定者情報にもとづき、前記測定ユーザの次回の測定を促す通知情報を出力する契機を決定する次回測定通知決定手段と、を備えることを特徴とする生体情報測定装置を提供する。
(2)請求項2に記載の発明では、前記所望測定時刻情報が前記測定ユーザの前回測定時刻と同一である場合、前記測定者情報取得手段は、前記測定ユーザが前回測定した既測定時刻を取得し、前記次回測定通知決定手段は、前記既測定時刻にもとづき、前記測定ユーザの次回の測定を促す情報を出力する契機を決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置を提供する。
(3)請求項3に記載の発明では、前記既測定時刻にもとづき、前記測定ユーザの次回の測定時刻である測定予定時刻を推定する次回測定時刻推定手段をさらに備え、前記次回測定通知決定手段は、前記次回測定時刻推定手段の推定結果にもとづき前記契機を決定することを特徴とする請求項2に記載の生体情報測定装置を提供する。
(4)請求項4に記載の発明では、前記次回測定時刻推定手段は、さらに、直近に推定した測定予定時刻にもとづき、次回の測定予定時刻を推定することを特徴とする請求項3に記載の生体情報測定装置を提供する。
(5)請求項5に記載の発明では、前記次回測定通知決定手段が決定した契機に、前記通知情報を出力する出力手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の生体情報測定装置を提供する。
(6)請求項6に記載の発明では、前記測定手段は、さらに前記測定者の生体インピーダンスを測定し、前記測定した体重、前記測定した生体インピーダンス、および前記取得した測定者情報から、前記測定者の体組成を算出する体組成算出手段をさらに備え、前記出力手段は、前記測定した体重、前記測定した生体インピーダンス、前記算出した体組成のうちの少なくとも1つと共に、前記通知情報を出力することを特徴とする請求項5に記載の生体情報測定装置を提供する。
本発明によれば、ユーザ(測定者)の体重測定の失念を防止し、一定の測定条件のもとで体重履歴を管理できるので、日々の測定値の変化を正確に把握することができる生体情報測定装置を提供することができる。
生体情報測定装置を利用したシステムにおける通信のイメージ図である。 生体情報測定装置の外観構成図である。 生体情報測定装置の機能ブロック図である。 測定者情報記憶部を概念的に表した説明図である。 通知設定記憶部を概念的に表した説明図である。 測定履歴データの一例を概念的に表した説明図である。 表示部の表示画面の詳細を表した説明図である。 生体情報測定装置におけるユーザ登録情報変更処理を説明するためのフローチャートである。 実施例1を説明するためのフローチャートである。 実施例2を説明するためのフローチャートである。 実施例3を説明するためのフローチャートである。 通知情報の一例を説明するための図である。 実施例4に係る通知設定記憶部および測定履歴データを説明するための概念図である。 実施例4を説明するための図である。 実施例4を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の生体情報測定装置における好適な実施の形態について、図1から図15を参照して詳細に説明する。
(1)実施形態の概要
本実施形態では、生体情報測定装置は、次回測定予定時刻(後述)になると、生体情報測定装置からユーザ(測定者)に対して体重測定を促す通知情報(後述)を送信する。
また、生体情報測定装置は、当該次回測定予定時刻の前に測定者の測定結果が記憶された(測定者が測定を行った)場合は、通知情報を送信しない。
また、生体情報測定装置は、通知情報を送信した後、所定時間が経過しても測定結果が記憶されない場合は、再度、通知情報を送信する。
また、生体情報測定装置は、送信した通知情報に対する返信を測定者から受信した場合は、通知情報の送信を終了する。
本実施形態では、通知を開始するタイミング(契機)を次回測定予定時刻とし、一例として、以下の(い)〜(に)を次回測定予定時刻として説明する。
(い)…生体情報測定装置1が、測定者から受け付けて記憶した指定時刻。
なお、本実施形態では、この指定時刻は2種類とした。
2種類のうち1つ目の指定時刻は、測定者が体重を測定することを希望(所望)する時刻(所望測定時刻)に関する数値の入力を、生体情報測定装置が受け付けて記憶した時刻である「設定時刻」。
2種類のうちもう1つの指定時刻は、測定者が前回測定した時刻と同じ時刻を、測定者の所望測定時刻として生体情報測定装置が測定者から受け付けて記憶した時刻である「前回測定時刻」。すなわち、前回(前日など)の測定時刻をそのまま利用(流用)する場合に相当する。
(ろ)…生体情報測定装置1が測定者から受け付けて記憶した上記指定時刻のn分前(n=1、2、3、・・・の自然数)。
なお、本実施形態では、n=5(指定時刻の5分前に通知)として説明する。
(は)…生体情報測定装置1が測定者から受け付けて記憶した上記指定時刻からn分間隔(n=1、2、3、…の自然数)。
なお、本実施形態では、n=5(指定時刻から5分間隔で通知)として説明する。さらに、5分後の通知を3回繰り返す設定として説明する。
(に)…生体情報測定装置1が記憶する、測定者が体重を測定した前回の時刻(前回測定時刻)にもとづき、生体情報測定装置1が予測・決定して記憶した時刻。
さらに、本実施形態では、次回測定予定時刻が上記(に)に該当する場合に、生体情報測定装置1は、以下の条件(1)〜(3)に従って、記憶した次回測定予定時刻を更新して記憶する。
(1)…次回測定予定時刻(Tj)よりも今回測定時刻(Tk)が早い。且つ、その差が所定時間(Ts)未満の場合(|Tj−Tk|<Ts)。
なお、所定時間(Ts)は適宜設定が可能であるが、本実施形態(実施例4)では、Ts=3として説明する。
(2)…次回測定予定時刻(Tj)よりも今回測定時刻(Tk)が遅い。且つ、その差が所定時間(Tss)未満の場合(|Tj−Tk|<Tss)。
なお、所定時間(Tss)は適宜設定が可能であるが、本実施形態(実施例4)では、Tss=1として説明する。
(3)…上記条件(1)や条件(2)に該当しない。且つ、今回測定時刻(Tk)が前回測定時刻(Tz)の±1時間以内の場合(|Tk−Tz|≦1)。
なお、前回測定時刻とは、測定者情報(ユーザ情報)として生体情報測定装置1が記憶している測定履歴データのうち、既に体重を測定した履歴時刻(既測定時刻)のなかの最新(直近)の測定時刻を指す。
また、本実施形態では、「通知情報」は以下の(イ)〜(ニ)に関する情報を指し、また、各々の通知情報を生体情報測定装置1が送信することを「通知」として説明する。なお、通知の種類に特に区別を設けない場合は「通知情報」として説明する。
(イ)…測定者が体重を測定することを奨励する測定奨励情報。
(ロ)…次回測定予定時刻から一定時間が経過しても測定者による体重測定がない場合などに送信される、体重測定を催促する測定催促情報。
(ニ)…上記情報(イ)や(ロ)を送信しても、つまり、再三の催促にも係わらず、測定者による体重測定がなかった(測定結果が記憶されなかった)場合などに送信される、注意やアドバイスなどメッセージ情報を含む測定喚起情報。
このように、本実施形態に係る生体情報測定装置1は、測定者が設定した時刻、あるいは、測定者が前回測定した時刻をもとにして予測した時刻に、測定者に対して体重測定を促す通知情報を送信するので、測定者の体重測定の失念を防止し、一定の測定条件のもとでの体重履歴を管理することが可能になる。そのため、測定者は、日々の測定値の変化を正確に把握することができる。
なお、本実施形態では、測定した体重と生体インピーダンスおよび登録済みの基礎情報(身長、性別、生年月日)を使用して、BMI(Body Mass Index)、基礎代謝、体脂肪率、内蔵脂肪レベル(率)、身体年齢等の各種体組成を算出して体重と共に表示する生体情報測定装置を対象とするが、少なくとも体重を測定する機能を備えた装置であれば適用対象とすることが可能である。
たとえば、体重、生体インピーダンス、基礎情報から体脂肪率だけを算出し、体重と共に体脂肪率を表示する体脂肪計を対象とすることも可能である。
また、体重だけを測定して基礎情報からBMIまたは/および基礎代謝を算出する生体情報測定装置であってもよい。
さらに、体重だけを測定し、保存済みの測定履歴(体重)と比較することで測定者を自動認識する体重計であってもよい。
(2)実施形態の詳細
図1は、本実施形態が適用される生体情報測定装置1を利用したシステムにおける通信のイメージ図である。
本実施形態では、生体情報測定装置1、基地局3、そして端末装置5などにより通信が送受信される。
生体情報測定装置1は、体重や体組成などの生体情報を測定する装置であって、構成の詳細については後述する。
基地局3は、主にビルの屋上や電柱に設置される、携帯電話などの端末装置5と直接電波を送受信する装置である。本実施形態では、1つの基地局3を図示しているが、これに限られることはなく、人の多い場所では同じ場所に複数の基地局3が置かれていることもある。
端末装置5は、生体情報測定装置1と、基地局3を介して通信する情報端末であり、携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、タブレット端末、あるいはパーソナルコンピュータなど、携帯型および固定型いずれであっても通信機能を有する端末が該当する。
本実施形態では、体重などの測定を促す通知情報(測定催促通知)が、生体情報測定装置1から基地局3を仲介して端末装置5へ送信される。
なお、本実施形態では、通知情報とは、生体情報測定装置1のユーザである測定者に対して体重を測定することを促す情報であり、詳細については後述する。
図2は、本実施形態が適用される生体情報測定装置1の外観構成を表した図である。
図2に示されるように、本実施形態の生体情報測定装置1は装置本体10を備えており、装置本体10の測定面(上面)には、表示部11、足の配置に合わせた左右上下の4カ所に測定用電極12が配設されている。また、測定面には、4カ所の測定用電極12のほぼ中央位置に操作部13が配置されている。但し、操作部13は、測定面上であれば他の場所に配置することも可能である。
装置本体10の裏側には、図2に点線で示したように、4隅に重量センサ15Lf、15Lb、15Rf、15Rbが配設され、さらに、図示しないが、装置本体10の前側の両隅にはプッシュスイッチが配置されている。
また、図示しないが、装置本体10の後方側面などに電源スイッチが配設されている。
装置本体10は、被測定者が乗る面(測定面)を備えた筐体である。
装置本体10の内部には、図示しない電子回路、電源、電源保持部などが設けられている。
表示部11は、液晶ディスプレイで構成されている。
本実施形態の表示部11は、セグメント方式が採用されているが、ドットマトリクス方式の液晶ディスプレイを採用することも可能である。
表示部11は、ユーザ登録の際に入力される入力情報や、体重や体脂肪率等の測定結果等が表示されるようになっている。
表示部11の各表示項目と表示領域については後述する。
測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rbは、装置本体10に乗った被測定者の生体インピーダンスを測定するためのものであり、前後左右の合計4つが配設されている。
測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rbにより、各電極間の抵抗値が測定されることで、測定者の生体インピーダンスが算出されるようになっている。
実際には、1の電極から高周波の微弱定電流が印加され、他の1の電極で電圧降下分が測定され、この電圧降下分から両電極間の抵抗値が測定される。
測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rbは、その配置箇所により、左右に対するL、R、および、前後に対するf、bの添え字により区別して表示している。
測定に際して測定者は、左右の両足について、土踏まずを挟んだつま先側と踵側のそれぞれの箇所を、各測定用電極12Lf、12Lb、12Rf、12Rb上に乗せる。
なお、以下の説明では、測定用電極を指定する場合の符号として、前後は問わず左右のいずれかを指定する場合には12L、12Rと表記し、左右は問わず前後のいずれかを指定する場合には12f、12bと表記し、前後左右のいずれも問わずに測定用電極のいずれか1つ、または全体を指定する場合には12と表記することとする。
この添字の表記については、重量センサ15Lf、15Lb、15Rf、15Rbについても同様である。
操作部13は、操作キーとして、上キー13a、下キー13b、左キー13c、右キー13d、そして、設定キー14を備えている。
上下キー13a、13bおよび左右キー13c、13dは、設定項目が無い表示画面において他の画面に遷移させ、設定項目がある表示画面において設定項目の内容(数値、項目)を変化させるためのキーである。
また、左右キー13c、13dは、表示中の各項目、値をクリアして1つ前の画面に戻るためのクリアキーとしても利用される。
設定キー14は、設定項目がある表示画面において設定された項目を確定させ、次の設定項目、次の表示画面に遷移させるためのキーとしても利用される。
この操作部13の各キー操作により、各ユーザ(測定対象)の基礎情報(身長、性別、生年月日)の入力、ユーザの選択、各測定仕様の選択等の各種選択が行われる。
さらに、この操作部13の各キー操作により、本実施形態に係わる測定モード(第1モード、第2モード)の設定が行われる。
この操作部13の各キー操作により選択可能な測定仕様としては、体重を量る測定仕様の他、たとえば、荷物の重量を測定する荷物仕様、登録済みユーザ以外の者が体重を測定するゲスト仕様、測定対象(測定者)を自動で認識する自動認識仕様等があり、測定を行うユーザは適宜を選択したうえで測定を行う。
本実施形態における自動認識仕様は、体重と生体インピーダンスを測定し両測定値と測定履歴との比較から測定者を自動認識して各種生体情報を体重と共に表示すると共に、今回の測定値を認識した測定者の履歴として保存する。
なお、操作部13の操作により、デフォルトの測定仕様を自動認識仕様に設定しておき、デフォルトの測定仕様から他の仕様に変更されると、変更後の仕様を示す仕様情報が不揮発メモリ40(図3)に保存され、所定時間の経過などの各仕様に応じた条件を満たした場合にデフォルト仕様に復帰する構成にしてもよい。
また、生体情報測定装置1は、測定完了後、操作部13の無操作状態が所定時間(たとえば1分)経過すると省電力状態に移行し、表示部11の液晶ディスプレイがオフ状態となるように構成されている。この無操作状態はタイマーにより検出され、このタイマーは操作部13の操作がされる毎にリセット(スタート)される。
省電力状態において、操作部13のいずれかのキーが押下されると、省電力状態が解除され、生体情報測定装置1を正確に且つ安定して再現するための調整(キャリブレーション)が開始されるように構成されている。
電源スイッチ(不図示)は、電源から表示部11や後述する制御部等の各部に対するすべての電源供給を切断するスイッチであり、電源スイッチの操作により電源オン状態と電源オフ状態とが切り替わる。
重量センサ15Lf、15Lb、15Rf、15Rbは、生体情報測定装置1に乗った測定者の体重を測定するためのセンサであり、本実施形態では4つのロードセルにより構成されている。
各重量センサ15からは、測定者の重量値に対応する物理量がそれぞれ出力され、各出力値に基づいて測定者の体重が算出されるようになっている。
重量センサ15の各検出値から算出された測定者の体重は、当該測定者に対して登録された基礎情報と共に、体組成であるBMI(Body Mass Index)と基礎代謝の算出に使用される。また、測定者の体重は、測定用電極12の検出値から算出された生体インピーダンス、および基礎情報と共に、体組成である体脂肪率、内蔵脂肪レベル(率)、身体年齢、骨レベル、骨格筋レベル、水分量が算出される。
各重量センサは、測定の際に加わる荷重を10g単位で測定する。
なお、本実施形態では、後述する測定結果履歴への保存、および体脂肪率等の生体情報の算出には、10g単位で算出された体重が使用され、表示部11には四捨五入された100g単位で表示されるが、すべて10g単位とし、またすべて100g単位とすることも可能である。
但し、以下の説明では簡略化するため、保存、算出、表示において100g単位である場合について説明することとする。
プッシュスイッチ(不図示)は、たとえば装置本体10の裏側、前方の左右2カ所に配設されており、測定者が生体情報測定装置1に乗ったこと(ステップオン)を検出するスイッチである。
生体情報測定装置1が省電力状態にある場合において、プッシュスイッチによりステップオンが検出されると、省電力状態から復帰し測定が開始される。
なお、プッシュスイッチの配設場所は、装置本体10の裏側において、後方左右に配置するようにしてもよく、あるいは、前後左右の4カ所に配置するようにしてもよい。
重量センサ15、測定用電極12、および、プッシュスイッチは、いずれも測定時刻(既測定時刻)を検出する手段とすることが可能である。本実施形態では、全てを測定時刻検出手段の一部として機能させている。
すなわち、本実施形態では、測定者が生体情報測定装置1に足を乗せたこと(測定の開始)を重量センサ15、測定用電極12、プッシュスイッチで検出し、その検出時の時刻を測定時刻として検出する。
なお、測定時刻は同一基準(規準)であれば良く、測定開始時刻以外に、体重と生体インピーダンスの測定が完了した時刻や、測定者が生体情報測定装置1から降りた時刻などを採用することが可能である。
測定時刻については、後述する日時情報計測・記憶部28および時計29から出力される時刻による。
図3は、本実施形態が適用される生体情報測定装置1の機能ブロック図である。
生体情報測定装置1は、測定結果に基づく生体情報の算出とその表示制御、測定結果履歴への保存、入力操作に対応する制御等の装置全体を各種制御する制御部20を備えている。
この制御部20には、表示部11、操作部13、A/D(アナログ/デジタル)変換部31、32、通信制御部34、アンテナ36、記憶装置として機能する不揮発メモリ40が接続されている。
制御部20は、図示しないがプログラムに従って各種演算処理を行うCPU(Central Processing Unit)、プログラムが保存されるROM(Read Only Memory)、作業領域としてのRAM(Random Access Memory)等を備えており、各種記憶媒体に保存された測定処理プログラムや登録処理プログラムに従って、生体情報の算出、表示、保存等の各処理を行うと共に、本実施形態における各種処理を行う。
これらの各処理をプログラムに従って行う機能ブロックとして、制御部20は、体重算出部21、生体インピーダンス算出部22、乗降判定部23、体組成算出部24、測定者識別部25、測定結果記憶制御部26を備えている。
体重算出部21は各重量センサ15で検出され、A/D変換部31でデジタル信号に変換された各重量値から測定者の体重を算出する。具体的には、各重量値を合計することで測定者の体重が算出される。
体重算出部21は、算出した測定者の体重を体組成算出部24に供給する。
生体インピーダンス算出部22は、各測定用電極12で検出され、A/D変換部32でデジタル信号に変換された測定用電極12Lと測定用電極12R間の抵抗値(左足−体−右足間の抵抗値)から、測定者の生体インピーダンスを算出する。生体インピーダンスの算出については、公知の計算方法が採用され、他の体組成についても公知の計算式や統計データにもとづいて算出される。
生体インピーダンス算出部22は、算出した測定者の生体インピーダンスを体組成算出部24に供給する。
乗降判定部23は、プッシュスイッチから供給される信号(スイッチのオン信号)に基づいて、測定者のステップオンを判定する。上述したように、省電力状態においてステップオンが検出されると、省電力状態が解除され測定が開始される。
体組成算出部24は、体重算出部21から供給される体重、生体インピーダンス算出部22から供給される生体インピーダンス、および、指定されたユーザ番号または測定者識別部25(後述)で識別されたユーザ番号に対応して測定者情報記憶部41(後述)に記録されたユーザ情報(たとえば、性別、身長、生年月日から算出した年齢)を使用して、測定者の各体組成を算出する。
測定された体重、および、算出された各体組成については表示部11に表示される。
測定者識別部25は、今回の測定により得られた体重、生体インピーダンス、測定時刻と、測定履歴データ43(後述)に保存されている各ユーザの測定履歴とを比較することで、測定者の識別、即ち、測定者のユーザ番号の特定を行うことで測定者の認識を行う。
具体的には、体重、生体インピーダンスの両測定値と履歴値との差分が共に所定範囲内であるユーザを認識候補とする。
また、測定者識別部25は、認識候補が複数存在する場合、差分が所定範囲内である履歴数が最多の認識候補(ユーザ)を測定者と認識する。履歴数が最多の認識候補が複数いる場合には、当該各認識候補の生体インピーダンスについての差分が最小の認識候補を測定者と認識する。生体インピーダンスについての差分が最小か否かについては、最新の履歴について判断する場合と、該当する履歴毎の差分の平均値により判断する場合のいずれでもよい。
一方、認識候補がいない場合には、今回の測定者は登録済みユーザ以外のゲストであると認識する。
測定結果記憶制御部26は、今回の測定結果(体重、生体インピーダンス)、および測定時刻を、測定者識別部25で識別した測定者のユーザ番号、または、測定前に指定された測定者のユーザ番号に対応するユーザ1履歴データ431〜ユーザ4履歴データ434(後述)に保存する。
日時情報計測・記憶部28および時計29は、日時情報として現在の日時を年月日時分秒の単位で計測する測定時刻検出手段の一部として機能する。そして、本実施形態では、日時情報は、測定結果記憶制御部26へ所定タイミング毎に供給される。
なお、本実施形態では、日時情報計測・記憶部28および時計29が制御部20に内蔵される構成にしたが、外部にあって接続され、計測した日時情報を制御部20に供給する構成にしてもよい。
この場合は、日時情報については、上述したような所定タイミング毎に供給するように構成する他に、制御部20からの要求に応じて供給する構成にしてもよい。
A/D変換部31は、各重量センサ15から入力されるアナログの検出値を、それぞれデジタル値に変換して制御部20に供給する。
A/D変換部32は、各測定用電極12から入力されるアナログの検出値を、それぞれデジタル値に変換して制御部20に供給する。
通信制御部34およびアンテナ36は、生体情報測定装置1による各種測定結果や、上述した通知情報を、有線または無線により外部に出力するための出力手段として機能している。
通信制御部34による有線による場合の例としては、たとえば、USBメモリ等の各種記憶媒体への出力、各種ケーブルを介してのパソコンや携帯端末等の外部機器への出力が可能である。
一方、通信制御部34による無線通信による測定結果の出力方法として、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標)、赤外線通信、NFC(登録商標)、ZigBee(登録商標)、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access(登録商標))、Wi−Fi(Wireless Fidelity(登録商標))等の近距離無線通信、3G方式、4G方式等の各種無線通信が使用可能である。
本実施形態の通信制御部34では、これら有線、無線による各種通信のうち、1または複数の方式によるデータの入出力が可能に構成される。
さらに本実施形態では、通信制御部34およびアンテナ36は、測定者が所持(携帯)する端末装置(端末装置5)に対して、生体情報測定装置1のユーザである測定者に測定を促す通知情報を出力するための出力手段としても機能する。
ここで、たとえば、入力操作時において各入力操作画面に対応した操作案内用のガイダンス音声を出力し、また、測定完了後のビープ音を出力するような構成にする場合は、出力手段として音声出力部(不図示)を配設させてもよい。その場合は、音声出力部による音声や音については、ユーザ操作により、出力させるためのオン設定や、出力させないためのオフ設定といったように、臨機応変に変更することを可能とする。
不揮発メモリ40は、各種データを保存する記憶媒体で構成され、測定者情報記憶部41、通知設定記憶部42、測定履歴データ43、その他のデータなどが記憶されている。
なお、本実施形態における測定者情報記憶部41、通知設定記憶部42、そして測定履歴データ43に記憶される各種情報が、測定者情報(測定者に関する情報)にあたる。
図4は、本実施形態が適用される生体情報測定装置1の測定者情報記憶部41の内容を概念的に表した説明図である。
図4に示すように、測定者情報記憶部41には、ユーザ(測定者)ごとの基礎情報として、ユーザ番号、性別、身長、年齢特定情報が保存される。年齢特定情報は、測定時におけるユーザの年齢を算出可能な情報であればよく、登録時のユーザの年齢と登録日、生年月日等が該当する。
なお、本実施形態では、生体情報測定装置1が登録しているユーザが2名である場合について図示(説明)しているが、5人家族を想定した5人など、複数の測定者を認識する必要がある場合は、登録可能人数も複数設ける構成することも可能であり、無制限とすることも可能である。
図5は、本実施形態が適用される生体情報測定装置1の通知設定記憶部42の内容を概念的に表した説明図である。
図5に示すように、通知設定記憶部42には、生体情報測定装置1に登録された各ユーザに対応する測定催促通知50、通知種類60、回数61、そして連絡先70に関する情報が、ユーザ番号毎に記憶される。
測定催促通知50には、生体情報測定装置1が測定者(たとえば、ユーザ番号1に登録されているユーザ)に、体重を測定するよう促す通知情報を送信するか否か(すなわち、通知するか否か)を判断するための情報が記憶される。「ON(オン)」が記憶されている場合は生体情報測定装置1による通知が行われ、一方、「OFF(オフ)」が記憶されている場合は当該通知は行われない。
通知種類60には、上記測定催促通知50に「ОN」が記憶されている場合に、生体情報測定装置1がどのタイミングで通知を行うかを判断するための情報が記憶される。つまり、上述した次回測定予定時刻(い)のうち、設定時刻を利用する設定時刻通知か、前回の測定時刻をそのまま利用する前回測定時刻通知か、が記憶される。
なお、次回測定予定時刻の種類の選択は、(い)、(ろ)、(は)のいずれか1つまたはこれらの組み合わせを記憶することができる。
回数61には、通知情報の送信を繰り返す回数(たとえば、3回)が記憶される。
連絡先70は、通知情報を送信・出力するアドレスや番号が記憶される。
図6は、本実施形態が適用される生体情報測定装置1の測定履歴データ43の一例を概念的に表した説明図である。
測定履歴データ43には、図3に示したように、登録された各ユーザのユーザ番号毎にユーザ1履歴データ431、ユーザ2履歴データ432、…が保存されるが、図6には一例として、ユーザ番号が「1」である測定者の測定履歴データであるユーザ1履歴データ431が示されている。
図6に示したように、測定履歴データ43の各履歴データは、体重(kg)、生体インピーダンス(Ω)、測定日時(年月日時分)、などが保存される。
なお、同図では生体インピーダンス(Bioelectrical Impedance)は「BI」で表記している。他の図面についても同様に表記する。
また、測定履歴データ43に保存する測定履歴の数は、登録ユーザごとに最低1件ずつ最新のデータを保存すれば足りるが、その数については任意であり、本実施形態では、統計等に使用するために最大5件の測定履歴が保存され得る。
なお、本実施形態では、測定者の認識処理において最新の測定履歴(1件分)が使用される構成にしたが、これに限らず、最新の所定数(複数)を使用するように構成してもよい。あるいは、全測定履歴を使用して測定者を認識するように構成してもよい。
図7は本実施形態が適用される生体情報測定装置1の表示部11の表示画面の詳細を表した説明図である。
図7は、測定終了後における、体重と体脂肪率を表した状態の表示画面である。
表示部11は、測定結果を表示する出力手段として機能している。
図7に示すように本実施形態の表示部11は、一例として、第1表示部111から第6表示部116までの、6カ所の表示領域で構成されている。
第1表示部111と第2表示部112は、測定結果や入力操作における入力値が表示される領域である。
測定結果が表示される場合、第1表示部111には体重が表示され、第2表示部112には体組成算出部24が算出した体組成の値が、所定時間(たとえば、2秒)の経過ごとに順次切り替えられながら表示される。
第2表示部112には、体脂肪率、BMI、基礎代謝、骨格筋レベル、骨レベル、内臓脂肪レベル、水分量、身体年齢、体脂肪率の順に、順次表示される。
このように第2表示部112において、これら体組成が順次切り替え表示されている間、第1表示部111には体重が継続的に表示される。
一方、入力操作において入力値が表示される場合、日時設定やユーザの生年月日設定の入力操作において、第1表示部111に年が、第2表示部112に月日が表示される。
また、日時設定において、年月日の入力後において、第1表示部111に入力時刻(時、分)が表示される。
第1表示部111、第2表示部112は、測定値や入力値が表示されると共に、各表示内容に対応して、表示中項目の単位(kg、cm、%、kcal)や、表示項目に対する補助文字(年、月、日、時、分、歳(または才))が表示される。
図7では、測定後における測定結果として、体重(59.6kg)と体脂肪率(16.2%)が表示されている。
第3表示部113は、第2表示部112に表示されている各体組成が、標準値に対してどの程度離れているかをグラフ表示したものである。標準の3段階と、低い側の3段階、および、高い側の3段階の合計9段階のレベル表示がされる。
第4表示部114は、第1表示部111と第2表示部112に表示中の項目の項目名が表示される。図7では、第1表示部111の表示に対する項目名「体重」が表示され、第2表示部112の表示に対する項目名「体脂肪率」が表示されている。
なお、図7では表示されていないが、測定中において第4表示部114には「測定中」と表示される。
第5表示部115は、ユーザ番号と性別が表示される。
第5表示部115に表示されるユーザ番号については、測定開始前にユーザが指定されている場合には指定されたユーザ番号が表示され、自動認識仕様の場合には測定結果から自動認識したユーザ番号が表示される。
第5表示部115に表示される性別には、指定または自動認識されたユーザ番号に対応して、測定者情報記憶部41(図3、図4)に保存されている性別に関する情報が、図7に示されるように「男」または「女」として表示される。
第6表示部116は、生体情報測定装置1についての各種状態が表示される表示領域で、電池の残量表示、電波の受信状態等が表示される。
次に、以上のように構成された生体情報測定装置1による各処理の動作について説明する。
まず、生体情報測定装置1のユーザ登録情報の変更処理動作の詳細について説明する。
図8は、本実施形態が適用される生体情報測定装置1における、既に登録されているユーザ情報の登録情報を変更する処理動作の一例を表したフローチャートである。
まず、制御部20は、測定者からの入力により、指定したユーザ番号に対する変更情報(どの情報を変更するのか)の選択を受け付ける(ステップ300)。
生年月日に関する情報に対する変更が選択された場合(ステップ300;生年月日)、制御部20は、生年月日を入力(変更)する画面を提示して測定者の生年月日に関する数値の入力操作を受け付け、当該ユーザ番号と対応させて測定者情報記憶部41に保存する(ステップ310)。さらに、測定者情報記憶部41に保存した当該生年月日と、日時情報計測・記憶部28および時計29から取得する日時情報(測定時点の時間)とを利用して、測定者の測定時の年齢を算出し(ステップ315)、処理を終了する。
一方、性別に関する情報に対する変更が選択された場合(ステップ300;性別)、制御部20は、性別を入力(変更)する画面を提示し、ユーザによる入力操作を受け付けて、当該ユーザ番号と対応させて測定者情報記憶部41に保存する(ステップ320)、その後、処理を終了する。
一方、身長に関する情報に対する変更が選択された場合(ステップ300;身長)、制御部20は、身長を入力(変更)する画面を提示し、測定者の身長に関する数値の入力操作をユーザから受け付けて、当該ユーザ番号と対応させて測定者情報記憶部41に保存する(ステップ330)。その後、処理を終了する。
一方、通知に関する情報に対する変更が選択された場合(ステップ300;通知)、制御部20は、測定催促通知50を変更する画面を提示し、ユーザによる入力操作(「ON」または「OFF」)を受け付け(ステップ340)、受け付けた情報を通知設定記憶部42に記憶する。
次に、制御部20は、測定催促通知50に「ON」が記憶されたか否かを判断する(ステップ345)。
測定催促通知50に「ON」が記憶されなかった(すなわち、「OFF」が記憶された)場合(ステップ345;N)、制御部20は処理を終了する。
一方、測定催促通知50に「ON」が記憶された場合(ステップ345;Y)、制御部20は、通知種類60を変更する画面を提示し、ユーザが希望(所望)する測定時刻の入力操作(設定時刻通知または前回測定時刻通知)を受け付け(ステップ350)、受け付けた情報を通知設定記憶部42に記憶する。
次に、制御部20は、通知種類60に「設定時刻通知」が記憶されたか否かを判断する(ステップ355)。
通知種類60に「設定時刻通知」が記憶された場合(ステップ355;Y)、制御部20は、通知時刻や回数の入力を受け付ける画面を提示し、ユーザによる入力操作(たとえば、「毎日 20:00」など)を受け付け(ステップ360)、受け付けた情報を通知設定記憶部42に記憶する。
そして、通知種類60に「設定時刻通知」が記憶されなかった(すなわち、「前回測定時刻通知」が記憶された)場合(ステップ355;N)や、あるいは、通知時刻や回数の入力を受け付けた場合(ステップ360)に、制御部20は、通知情報を送信する連絡先70を変更する画面を提示し、ユーザによる入力操作を受け付ける(ステップ365)。連絡先は、ユーザ(測定者)が所持する端末装置5の電話番号やメールアドレスが該当する。制御部20は、受け付けた情報を通知設定記憶部42に記憶したあと、記憶した情報の端末装置5に対して、設定完了メール等を送信して(ステップ370)、処理を終了する。このとき、設定完了メールの本文に、登録内容の一部または全てを記し、登録内容を登録者(設定者、すなわち、ユーザ)に確認させる構成にしてもよい。
(実施例1)
図9は、本実施形態の実施例1を説明するためのフローチャートである。
実施例1では、生体情報測定装置1の通知種類(次回測定予定時刻)60に「設定時刻通知」が記憶され、次回測定予定時刻である指定時刻(い)が設定時刻(たとえば、測定者から入力を受け付けた「20:00」など)、設定時刻到達5分前(ろ)、設定時刻から5分間隔(は)で通知情報を端末装置5へ送信し、さらに通知を3回繰り返す場合を例にとって説明する。
制御部20は、時計29を参照し、現在時刻が、通知設定記憶部42に記憶した(保存された)次回測定予定時刻の5分前か否かを判断する(ステップ600)。
制御部20は、次回測定予定時刻の5分前ではないと判断すると(ステップ600;N)、次回測定予定時刻の5分前になるまで時計29を参照し続ける。
一方、次回測定予定時刻の5分前であると判断すると(ステップ600;Y)、制御部20は、次回測定予定時刻の所定時間(たとえば、3時間)前までに、測定者による計測(測定)が実施されているか否かを判断する(ステップ605)。この判断は、該当するユーザの測定履歴データ43を参照し、履歴データ(体重やBI)が更新されているか否かで判断する。
次回測定予定時刻の所定時間前までに、測定者による測定が実施されていると判断すると(ステップ605;Y)、制御部20は、通知処理を終了する。
一方、次回測定予定時刻の所定時間前までに、測定者による計測(測定)が実施されていないと判断すると(ステップ605;N)、制御部20は、通知設定記憶部42の連絡先70に記憶した連絡先(端末装置5)に対して、通知情報を送信する(ステップ610)。この通知情報は、該当する測定者に、測定を予定している時刻(設定を受け付けた時刻)に測定することを奨励する内容(測定奨励情報)であればよい。
次に、制御部20は、再度時計29を参照し、現在時刻が、通知設定記憶部42に記憶した次回測定予定時刻に到達したか否かを判断する(ステップ615)。
制御部20は、次回測定予定時刻に到達していないと判断すると(ステップ615;N)、次回測定予定時刻に到達するまで時計29を参照し続ける。
一方、次回測定予定時刻に到達したと判断すると(ステップ615;Y)、制御部20は、前回の通知から次回測定予定時刻までに、測定者による計測(測定)が実施されているか否かを判断する(ステップ620)。この判断は、該当するユーザの測定履歴データ43を参照し、履歴データ(体重やBI)が更新されているか否かで判断する。
次回測定予定時刻の5分前から定刻までの間に、測定者による計測が実施されていると判断すると(ステップ620;Y)、制御部20は、通知処理を終了する。
一方、測定者による計測が実施されていないと判断すると(ステップ620;N)、制御部20は、通知設定記憶部42の連絡先70に記憶した連絡先に対して、通知情報を送信する(ステップ625)。この通知情報は、該当する測定者に、測定を予定している時刻が到来したことや、当該時刻に体重を測定することを催促する内容(測定催促情報)であればよい。
次に、制御部20は、通知情報を送信した回数(通知回数)が、通知設定記憶部42の回数61に記憶された規定回数に達したか否かを判断する(ステップ630)。
通知回数が、回数61に記憶された規定回数に達したと判断すると(ステップ630;Y)、制御部20は、通知処理を終了する。
一方、通知回数が、回数61に記憶された規定回数に達していないと判断すると(ステップ630;N)、制御部20は、再度時計29を参照し、通知間隔の時間が経過したか否かを判断する(ステップ635)。つまり、通知間隔を5分としている本実施形態では、制御部20は、現在時刻が次回測定予定時刻から5分経過したか否かを判断する。
現在時刻が次回測定予定時刻から5分経過していないと判断すると(ステップ635;N)、制御部20は、時計29を監視し、現在時刻が次回測定予定時刻から5分経過したか否かを確認し続ける。
一方、現在時刻が次回測定予定時刻から5分経過したと判断すると(ステップ635;Y)、制御部20は、ステップ620に戻り、測定者による計測が実施されたか否かを判断する。
このように、本実施形態の実施例1では、生体情報測定装置1は、測定者が設定した時刻をもとに、測定者の端末装置5へ体重測定を促す通知情報を送信するので、測定者は、測定者の体重測定の失念を防止し、毎日同じ時間に測定された体重の履歴を管理することができる。
(実施例1の変形例1)
なお、上述した実施例1において、設定時刻の5分前にだけ通知情報を送信する構成にすることも可能である。
その場合は、上述した実施例1の処理において、制御部20は、通知設定記憶部42の連絡先70に記憶した連絡先に対して通知情報を送信した(図9、ステップ610)あと、現在時刻が通知設定記憶部42に記憶した次回測定予定時刻に到達したか否かを判断する(図9、ステップ615)ことなく、通知処理を終了する構成にすればよい。
(実施例1の変形例2)
あるいは、上述した実施例1において、設定時刻到達時にのみ通知情報を送信する構成にすることも可能である。
その場合は、上述した実施例1の処理において、制御部20は、現在時刻が次回測定予定時刻の5分前か否かを判断したり(図9、ステップ600)、所定時間前から当該5分前までに、測定者による測定が実施されているか否かを判断したり(図9、ステップ605)、連絡先70に記憶した連絡先に通知情報を送信したり(図9、ステップ610)することなく、現在時刻が次回測定予定時刻に到達したか否かの判断(図9、ステップ615)から処理をスタートする構成にすればよい。
(実施例2)
図10は、実施例2を説明するためのフローチャートである。
上述した実施例1では、生体情報測定装置1の通知種類(次回測定予定時刻)60に「設定時刻通知」が記憶された場合を説明したが、本実施例2では、通知種類60に「前回測定時刻通知」が記憶された場合を説明する。
すなわち、次回測定予定時刻である指定時刻(い)が前回測定時刻、前回測定時刻到達5分前(ろ)、前回測定時刻から5分間隔(は)、で通知情報を端末装置5へ送信し、さらに通知を3回繰り返す場合を例にとって説明する。
制御部20は、通知設定記憶部42の通知種類60に前回測定時刻通知が記憶されている場合、測定履歴データ43を参照し、測定者に該当するユーザ番号の測定履歴(ユーザ1履歴データ431など参照)から前回の測定時刻を読み出す(ステップ900)。
このとき、制御部20は、前回の測定履歴(たとえば、前日に測定した時刻の履歴)が記憶されているか否かを判断し(ステップ905)、前回履歴が記憶されていない場合(ステップ905;N)は通知処理を終了する。
一方、前回履歴が記憶されている場合(ステップ905;Y)、制御部20は、時計29を参照し、現在時刻が、測定履歴データ43に記憶した(保存された)前回測定時刻の5分前か否かを判断する(ステップ910)。
制御部20は、前回測定時刻の5分前ではないと判断すると(ステップ910;N)、前回測定時刻の5分前になるまで時計29を参照し続ける。
一方、前回測定時刻の5分前であると判断すると(ステップ910;Y)、制御部20は、前回測定時刻の所定時間(たとえば、3時間)前までに、測定者による測定が実施されているか否かを判断する(ステップ915)。この判断は、実施例1と同様、該当するユーザの測定履歴データ43を参照し、履歴データ(体重やBI)が更新されているか否かで判断する。
前回測定時刻の所定時間前までに、測定者による測定が実施されていると判断すると(ステップ915;Y)、制御部20は、通知処理を終了する。
なお、このとき、測定結果に関する全ての履歴を保存する構成ではなく、直近の履歴を別途保存している構成の場合は、ここで、前回測定時刻を更新する構成にするとよい。
一方、前回測定時刻の所定時間前までに、測定者による測定が実施されていないと判断すると(ステップ915;N)、制御部20は、通知設定記憶部42の連絡先70に記憶した連絡先(端末装置5)に対して、通知情報を送信する(ステップ920)。この通知情報は、該当する測定者に、測定を予定している時刻(前回測定時刻)に測定することを奨励する内容(測定奨励情報)であることが好ましい。
次に、制御部20は、再度時計29を参照し、現在時刻が、通知設定記憶部42に記憶した前回測定時刻に到達したか否かを判断する(ステップ925)。
制御部20は、前回測定時刻に到達していないと判断すると(ステップ925;N)、前回測定時刻に到達するまで時計29を参照し続ける。
一方、前回測定時刻に到達したと判断すると(ステップ925;Y)、制御部20は、1つ前(すなわち、5分前)の通知から前回測定時刻までに、測定者による計測(測定)が実施されているか否かを判断する(ステップ930)。この判断は、該当するユーザの測定履歴データ43を参照し、履歴データ(体重やBI)が更新されているか否かで判断する。
前回測定時刻の5分前から定刻までの間に、測定者による計測が実施されていると判断すると(ステップ930;Y)、制御部20は、通知処理を終了する。
一方、測定者による計測が実施されていないと判断すると(ステップ930;N)、制御部20は、通知設定記憶部42の連絡先70に記憶した連絡先に対して、通知情報を送信する(ステップ935)。この通知情報は、該当する測定者に、測定を予定している時刻が到来したことや、当該時刻に体重を測定することを催促する内容(測定催促情報)であればよい。
次に、制御部20は、通知情報を送信した回数(通知回数)が、通知設定記憶部42の回数61に記憶された規定回数に達したか否かを判断する(ステップ940)。
通知回数が、回数61に記憶された規定回数に達したと判断すると(ステップ940;Y)、制御部20は、通知処理を終了する。
一方、通知回数が、回数61に記憶された規定回数に達していないと判断すると(ステップ940;N)、制御部20は、再度時計29を参照し、通知間隔の時間が経過したか否かを判断する(ステップ945)。つまり、通知間隔を5分としている本実施形態では、制御部20は、現在時刻が前回測定時刻から5分経過したか否かを判断する。
現在時刻が前回測定時刻から5分経過していないと判断すると(ステップ945;N)、制御部20は、時計29を監視し、現在時刻が前回測定時刻から5分経過したか否かを確認し続ける。
一方、現在時刻が前回測定時刻から5分経過したと判断すると(ステップ945;Y)、ステップ930に戻り、制御部20は、測定者による計測が実施されたか否かを判断する(ステップ930)。
このように、本実施形態の実施例2では、生体情報測定装置1は、測定者の前回の測定時刻をもとに、測定者の端末装置5に対して体重測定を促す通知情報を送信するので、測定者は、測定者の体重測定の失念を防止し、毎日同じ時間に測定された体重の履歴を管理することができる。
(実施例2の変形例1)
なお、上述した実施例2において、前回測定時刻の5分前に通知情報を送信するのみの構成にすることも可能である。
その場合は、上述した実施例2の処理において、制御部20は、通知設定記憶部42の連絡先70に記憶した連絡先に対して通知情報を送信した(図10、ステップ920)あと、現在時刻が測定履歴データ43に記憶した前回測定時刻に到達したか否かを判断する(図10、ステップ925)ことなく、通知処理を終了する構成にすればよい。
(実施例2の変形例2)
あるいは、上述した実施例2において、前回測定時刻到達時にのみ通知情報を送信する構成にすることも可能である。
その場合は、上述した実施例2の処理において、制御部20は、現在時刻が前回測定時刻の5分前か否かを判断したり(図10、ステップ910)、前回測定時刻の所定時間前までに、測定者による測定が実施されているか否かを判断したり(図10、ステップ915)、連絡先70に記憶した連絡先に通知情報を送信したり(図10、ステップ920)することなく、現在時刻が次回測定予定時刻(前回測定時刻)に到達したか否かの判断(図10、ステップ925)から処理をスタートする構成にすればよい。
(実施例3)
図11は、実施例3を説明するためのフローチャートである。
実施例3では、生体情報測定装置1は、送信した通知情報(測定催促通知情報)に対して、送信先である連絡先70を有する端末装置5のユーザである測定者からの応答を受信する。
そして、生体情報測定装置1は、受信した応答により、通知情報の送信(通知)を停止する。
さらに、最終的に測定者からの測定が記憶されなかった場合に、注意やアドバイスといった次回の測定を喚起する測定喚起情報を送信(通知)する。
本実施例3を説明するにあたり、実施例2と同様のフローについては、図10のステップ番号を付し、説明を省略する。
なお、本実施例3では、実施例2(次回測定予定時刻=前回測定時刻)の構成と一部同様としたが、これに限られることはなく、実施例1(次回測定予定時刻=設定時刻)の構成と一部同様とすることも可能である。
制御部20は、通知設定記憶部42の連絡先70に記憶した連絡先に対して、測定を予定している時刻(前回測定時刻)がまもなく到来する旨や、当該予定時刻に体重を測定することを奨励する旨を含む内容の通知情報を送信する(ステップ920)。
次に、制御部20は、通知情報を送信したユーザ(測定者)の端末装置5から返信があるか否かを判断する(ステップ1100)。この返信は、たとえば、端末装置5から、受信したEメールやSMS/MMSに対する空メールが送信されてくることで行われる。
端末装置5のユーザから返信があると判断すると(ステップ1100;Y)、制御部20は通知処理を終了する。
一方、端末装置5のユーザから返信がないと判断した場合(ステップ1100;N)、制御部20は、実施例2と同様に、再度時計29を参照し、現在時刻が、通知設定記憶部42に記憶した前回測定時刻に到達したか否かを判断し(ステップ925)、測定者による計測が行われたか否かを判断し(ステップ930)、通知設定記憶部42の連絡先70に記憶した連絡先に対して通知情報を送信する(ステップ935)。
通知情報を送信すると、制御部20は、再度、通知情報を送信したユーザ(測定者)の端末装置5から返信があるか否かを判断する(ステップ1110)。
端末装置5のユーザから返信があると判断すると(ステップ1110;Y)、制御部20は通知処理を終了する。
一方、端末装置5のユーザから返信がないと判断すると(ステップ1110;N)、制御部20は、実施例2と同様に、通知情報を送信した回数(通知回数)が、通知設定記憶部42の回数61に記憶された規定回数に達したか否かを判断する(ステップ940)。
通知回数が、回数61に記憶された規定回数に達していないと判断すると(ステップ940;N)、制御部20は、実施例2と同様に、再度時計29を参照し、通知間隔の時間が経過したか否かを判断する(ステップ945)。
一方、実施例3では、通知回数が、回数61に記憶された規定回数に達したと判断すると(ステップ940;Y)、制御部20は、連絡先70に記憶した連絡先に対して、測定における注意やアドバイスといったメッセージ情報を含む(測定喚起情報)を送信してから(ステップ1120)、通知処理を終了する。
この構成により、実施例3の生体情報測定装置1では、測定者(ユーザ)からの応答により通知情報の送信(催促通知)を中止することができる。そのため、生体情報測定装置1からの再三の通知を、測定者が煩わしく思ってしまうことを防止することができる。
(実施例3の変形例)
なお、上述した実施例3において、最終的に測定されなくても測定喚起情報を送信(通知)せずに処理を終了する構成にしてもよい。
その場合は、上述した実施例3の処理において、制御部20は、通知回数が回数61に記憶された規定回数に達したと判断した(図11、ステップ940;Y)あと、連絡先70に記憶した連絡先に対して測定喚起情報を送信する(図11、ステップ1120)ことなく、通知処理を終了する構成にすればよい。
図12は、通知情報の一例を説明するための図である。
図12には、上記実施例1、実施例2、および実施例3において、生体情報測定装置1から端末装置5へ出力(送信)された通知情報の一例として、測定を奨励する測定奨励通知情報が示されている。
図12に示したように、通知情報には、「もうすぐ測定時刻(時間)です」といったアラーム性の高い通知情報に加え、測定者が前回測定した日時(月、日、時刻)や、その時の測定結果および当該測定結果から算出した値(体重、体脂肪率、BMI、基礎代謝、骨格筋レベル、骨レベル、内臓脂肪レベル、水分量、身体年齢)なども含まれる。
このように、生体情報測定装置1は通知情報の一端として前回の測定結果(測定値)を知らせるので、測定者は前回の値と比較をしようとして、より今回の測定に対して喚起されることが期待できる。
(実施例4)
図13、図14、および図15は、実施例4を説明するための図である。
実施例4は、次回測定予定時刻が上記(に)の場合に該当する。つまり、生体情報測定装置1は、前回測定時刻(既測定時刻)と所定の条件にもとづき、次回測定予定時刻を更新する更新処理を行って決定する。
なお、所定の条件とは以下(1)、(2)、および(3)である。
(1)…次回測定予定時刻(Tj)よりも今回測定時刻(Tk)が早い。且つ、その差が所定時間(Ts)未満の場合(|Tj−Tk|<Ts)。
なお、本実施例4では、所定時間(Ts)はTs=3として説明するが、適宜設定が可能である。
(2)…次回測定予定時刻(Tj)よりも今回測定時刻(Tk)が遅い。且つ、その差が所定時間(Tss)未満の場合(|Tj−Tk|<Tss)。
なお、本実施例4では、所定時間(Tss)はTss=1として説明するが、適宜設定が可能である。
(3)…上記条件(1)や条件(2)に該当しない。且つ、今回測定時刻(Tk)が前回測定時刻(Tz)の±1時間以内の場合(|Tk−Tz|≦1)。
なお、前回測定時刻とは、測定者情報(ユーザ情報)として生体情報測定装置1が記憶している測定履歴データのうち、既に体重を測定した履歴時刻(既測定時刻)のなかの最新(直近)の測定時刻を指す。
また、実施例4では、一例として、ユーザ1に登録された測定者の履歴(ユーザ1履歴データ431)を使って説明する。
図13は、実施例4に係るユーザ1の通知設定記憶部42の一部および測定履歴データ43(ユーザ1履歴データ431)の内容を説明するための概念図である。なお、図5で説明した通知設定記憶部42の一部として図13の通知設定記憶部42(次回測定予定時刻80)が存在する。
次回測定予定時刻80には、測定者が実際に測定した時刻である今回測定時刻(図14、△)と、次回の測定を催促・奨励するための次回測定予定時刻(図14、▲)と、所定の条件(1)〜(3)の何れかと、にもとづいて、測定者による測定のたびに、生体情報測定装置1が更新する次回測定予定時刻が記憶される。
図14は、実施例4に係る、次回測定予定時刻の変遷を説明するための図である。
1月24日に、測定者が20;15(△)に測定をすると、生体情報測定装置1は、次回測定予定時刻として(たとえば図10のステップ900において)、翌日1月25日の20:15(▲)に設定し、通知設定記憶部42の次回測定予定時刻80に記憶する。
1月25日に、測定者が、次回測定予定時刻であった20:15(▲)ではなく、実際には20:45(△)に測定をすると、生体情報測定装置1は、翌日1月26日の次回測定予定時刻を、20:45(▲)に決定して更新する。つまり、通知設定記憶部42の次回測定予定時刻80に「20:45」を記憶する。
1月26日に、測定者が、次回測定予定時刻であった20:45(▲)ではなく、実際には19:30(△)に測定をすると、生体情報測定装置1は、条件(1)により、翌日1月27日の次回測定予定時刻を19:30(▲)に決定して更新する。
条件(1)とは、次回測定予定時刻(Tj/20:45)よりも今回測定時刻(Tk/19:30)が早い。且つ、その差が所定時間(3時間)未満の場合(|Tj−Tk|<3)、である。
次に、1月27日に、測定者が、次回測定予定時刻であった19:30(▲)ではなく、実際には21:10(△)に測定をすると、生体情報測定装置1は、条件(1)、条件(2)および条件(3)の何れにも当てはまらないので、翌日1月28日の次回測定予定時刻は、19:30(▲)のまま変更せずに更新(流用)する。つまり、通知設定記憶部42の次回測定予定時刻80に「19:30」を記憶する。
条件についてより詳しくは、条件(1)の、「次回測定予定時刻(Tj)よりも今回測定時刻(Tk)が早い。且つ、その差が3時間未満の場合(|Tj−Tk|<3)。」に対しては、Tj=19:30、Tk=21:10なので、当てはまらない。
また、条件(2)の、「次回測定予定時刻(Tj)よりも今回測定時刻(Tk)が遅い。且つ、その差が1時間未満の場合(|Tj−Tk|<1)」に対しては、|19:30−21:10|が1未満ではないため、当てはまらない。
さらに、条件(3)の、「上記条件(1)や条件(2)に該当しない。且つ、今回測定時刻(Tk)が前回測定時刻(Tz)の±1時間以内の場合(|Tk−Tz|≦1)。」に対しては、Tk=21:10、Tz=19:30より、|21:10−19:30|が1以下ではないため、当てはまらない。
そして、1月28日に、測定者が、次回測定予定時刻であった19:30(▲)ではなく、実際には20:55(△)に測定をすると、生体情報測定装置1は、条件(3)により、翌日1月29日の次回測定予定時刻を20:55(▲)に決定して更新する。つまり、通知設定記憶部42の次回測定予定時刻80に「20:55」を記憶する。
条件(3)とは、(上記条件(1)や条件(2)に該当しない。且つ、今回測定時刻(Tk/20:55)が前回測定時刻(Tz/21:10)の±1時間以内の場合(|20:55−21:10|≦1)、である。
次に、図14を用いて概要を説明した次回測定予定時刻80の更新処理について、動作を説明する。
図15は、実施例4を説明するためのフローチャートである。
制御部20は、測定者の測定を終了し、測定履歴を保存する(ステップ1200)と、通知設定記憶部42の次回測定予定時刻80を参照し、当該測定者の次回測定予定時刻を取得する(ステップ1201)。また同様にして、制御部20は、測定履歴データ43(ユーザ1履歴データ431)を参照し、当該測定者の今回の測定時刻を取得する(ステップ1205)。
次回測定予定時刻(Tj)と今回の測定時刻(Tk)を取得すると、制御部20は、条件(1)に該当するか否かを判断する(ステップ1210)。
※条件(1)・・・|Tj−Tk|<3
条件(1)に該当すると判断する(ステップ1210;Y)と、制御部20は、次回測定予定時刻80に今回の測定時刻を保存することで次回測定予定時刻を更新し、処理を終了する(ステップ1230)。
一方、条件(1)に該当しないと判断する(ステップ1210;N)と、制御部20は、条件(2)に該当するか否かを判断する(ステップ1215)。
※条件(2)・・・|Tj−Tk|<1
条件(2)に該当すると判断する(ステップ1215;Y)と、制御部20は、次回測定予定時刻80に今回の測定時刻を保存することで次回測定予定時刻を更新し、処理を終了する(ステップ1230)。
一方、条件(2)に該当しないと判断する(ステップ1215;N)と、制御部20は、前回の測定時刻(Tz)、つまり、今回の測定時刻の1つ前の履歴欄に保存されている測定時刻を取得する(ステップ1220)。
そして、制御部20は、今回の測定時刻(Tk)と前回の測定時刻(Tz)が条件(3)に該当するか否かを判断する(ステップ1225)。
※条件(3)・・・|Tk−Tz|≦1
条件(3)に該当すると判断する(ステップ1225;Y)と、制御部20は、次回測定予定時刻80に今回の測定時刻を保存することで次回測定予定時刻を更新し、処理を終了する(ステップ1230)。
一方、条件(3)に該当しないと判断する(ステップ1225;N)と、制御部20は、更新せずにつまり、次回測定予定時刻の変更は行わず、それまで次回測定予定時刻80に保存されていた時刻を流用して保存する。
このように、本実施例4に係る生体情報測定装置1は、測定者の既測定の時間を考慮して、測定者に対して体重測定を促す通知情報を送信する時間(次回測定予定時刻)を更新するので、測定者の生活リズム(測定のタイミング)に柔軟に対応しながら、より測定者に合った時間帯での通知が可能になる。
そのため、測定者が体重測定を忘れてしまうことをより効果的に防止し、一定の測定条件のもとでの体重履歴を管理することが可能になる。
以上、本発明における各実施形態(実施例1〜4)について説明したが、本発明は説明した実施形態や説明した変形例に限定されるものではなく、各請求項に記載した範囲において各種の変形を行うことが可能である。
本実施形態では、上述したように、次回測定予定時刻を1日単位にして通知を毎日繰り返す構成としたが、これに限らず、たとえば、週毎や隔週毎に通知を繰り返す構成や、あるいは曜日を指定して通知を繰り返す構成にしてもよい。
さらには、測定催促通知50はONのままで、通知を行わない曜日や日数を設定できる構成にしてもよい。
あるいは、ユーザに関する情報(測定者情報記憶部41、通知設定記憶部42、測定履歴データ43)を不揮発メモリ40に保存する場合について説明したが、揮発メモリ、たとえば、制御部20のRAM(不図示)に保存するようにしてもよい。
あるいは、測定結果の履歴は生体情報測定装置1内に保存し、生体情報測定装置1の表示部11に表示する場合の他、3G、4GやWiFi、Bluetooth(登録商標)などを経由してサーバやスマートフォンに転送・表示する構成にしてもよい。
1 生体情報測定装置
3 基地局
5 端末装置
10 装置本体
11 表示部
111 第1表示部
112 第2表示部
113 第3表示部
114 第4表示部
115 第5表示部
116 第6表示部
12 測定用電極
13 操作部
13a 上キー
13b 下キー
13c 左キー
13d 右キー
14 設定キー
15 重量センサ
20 制御部
21 体重算出部
22 生体インピーダンス算出部
23 乗降判定部
24 体組成算出部
25 測定者識別部
26 測定結果記憶制御部
28 日時情報計測・記憶部
29 時計
31 A/D変換部
32 A/D変換部
34 通信制御部
36 アンテナ
40 不揮発メモリ
41 測定者情報記憶部
42 通知設定記憶部
43 測定履歴データ
431 ユーザ1履歴データ
432 ユーザ2履歴データ
433 ユーザ3履歴データ
434 ユーザ4履歴データ
50 測定催促通知
60 通知種類
61 (通知)回数
70 連絡先
80 次回測定予定時刻

Claims (6)

  1. 測定者の体重を測定する測定手段と、
    前記測定者を測定ユーザとして登録する登録手段と、
    前記測定ユーザが所望する測定時刻に関する所望測定時刻情報を含む測定者情報を取得する測定者情報取得手段と、
    前記測定者情報にもとづき、前記測定ユーザの次回の測定を促す通知情報を出力する契機を決定する次回測定通知決定手段と、
    を備えることを特徴とする生体情報測定装置。
  2. 前記所望測定時刻情報が前記測定ユーザの前回測定時刻と同一である場合、
    前記測定者情報取得手段は、前記測定ユーザが前回測定した既測定時刻を取得し、
    前記次回測定通知決定手段は、前記既測定時刻にもとづき、前記測定ユーザの次回の測定を促す情報を出力する契機を決定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報測定装置。
  3. 前記既測定時刻にもとづき、前記測定ユーザの次回の測定時刻である測定予定時刻を推定する次回測定時刻推定手段
    をさらに備え、
    前記次回測定通知決定手段は、前記次回測定時刻推定手段の推定結果にもとづき前記契機を決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の生体情報測定装置。
  4. 前記次回測定時刻推定手段は、さらに、直近に推定した測定予定時刻にもとづき、次回の測定予定時刻を推定する
    ことを特徴とする請求項3に記載の生体情報測定装置。
  5. 前記次回測定通知決定手段が決定した契機に、前記通知情報を出力する出力手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の生体情報測定装置。
  6. 前記測定手段は、さらに前記測定者の生体インピーダンスを測定し、
    前記測定した体重、前記測定した生体インピーダンス、および前記取得した測定者情報から、前記測定者の体組成を算出する体組成算出手段
    をさらに備え、
    前記出力手段は、前記測定した体重、前記測定した生体インピーダンス、前記算出した体組成のうちの少なくとも1つと共に、前記通知情報を出力する
    ことを特徴とする請求項5に記載の生体情報測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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