JP2014222218A - 重量計、重量測定システム、重量測定方法、重量測定プログラム及び情報通信端末 - Google Patents

重量計、重量測定システム、重量測定方法、重量測定プログラム及び情報通信端末 Download PDF

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Abstract

【課題】重量算出対象と任意の情報通信端末とからなる、被測定物が、重量計に載った状態で重量の測定を行った場合に、重量算出対象の正確な重量値を得る。
【解決手段】本発明の重量計10は、重量測定部101と、無線通信部103と、プログラムを記憶する記憶部104と、プログラムを実行する処理部102と、を備えた重量計10であって、処理部102は、重量測定部101が被測定物の重量を測定可能な状態となるように重量計10のモードを移行する処理と、情報通信端末20から無線通信部103を通じて情報通信端末20に固有の固有識別情報を受領する処理と、を実行し、記憶部104は、処理部102によるモードの移行後に重量測定部101が測定した情報通信端末20の重量と、処理部102が受領した情報通信端末20に固有の固有識別情報とを関連付けて記憶するものである。
【選択図】図4

Description

本発明は、重量計、重量測定システム、重量測定方法、重量測定プログラム及び情報通信端末に関するものである。
従来より、本体と表示器とを備えた体重計において、ユーザが表示器を持ったまま本体に載った状態で、重量の測定を行い、本体にて測定された合計重量値から、体重計内に予め記憶された表示器の重量値を差し引くことにより、ユーザの体重値を得て、この値を表示器に表示するような、体重計が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2001−12997号公報
近年、携帯電話、タブレット端末、PC等の各種の情報通信端末は、人々にあらゆる利便性を提供すべく日々進化しており、人々は情報通信端末をあらゆる用途に利用するようになってきている。このような時代の流れに鑑み、ユーザが情報通信端末を持ったまま体重計に載った状態で重量の測定を行った場合でも、ユーザの正確な体重値を得ることができれば、ユーザの利便性が大きく向上すると考えられる。しかしながら、特許文献1に開示されたような従来の体重計は、予め記憶された、当該体重計に付属する表示器の重量値しか把握しておらず、不特定多数の情報通信端末の正確な重量値を把握していないために、ユーザが情報通信端末を持ったまま体重計に載った状態で重量の測定をした場合に、測定された合計重量値から、情報通信端末の正確な重量値を差し引くことができず、ゆえにユーザの正確な体重値を得ることができなかった。また、仮に、上記のようにユーザである人が測定対象でなく、物又は動物を測定対象とし、物又は動物に情報通信端末を添えて重量計に載せた状態で重量の側定を行った場合でも、同様に、物だけ又は動物だけの重量値を得ることができない。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の課題は、ユーザ、動物又は物のいずれかを含む重量算出対象と、任意の情報通信端末とからなる、被測定物が、重量計に載った状態で、重量の測定を行った場合に、重量算出対象の正確な重量値を得ることができるような、重量計、重量測定システム、重量測定方法、重量測定プログラム及び情報通信端末を提供することにある。
本発明の重量計は、
被測定物の重量を測定する重量測定部と、
情報通信端末と通信する無線通信部と、
プログラムを記憶する記憶部と、
前記プログラムを実行する処理部と、
を備えた重量計であって、
前記処理部は、前記重量測定部が被測定物の重量を測定可能な状態となるように前記重量計のモードを移行する処理と、前記情報通信端末から前記無線通信部を通じて前記情報通信端末に固有の固有識別情報を受領する処理と、を実行し、
前記記憶部は、前記処理部による前記モードの移行後に前記重量測定部が測定した前記情報通信端末の重量と、前記処理部が受領した前記情報通信端末に固有の前記固有識別情報とを関連付けて記憶することを特徴とする。
この構成によれば、任意の1つ以上の情報通信端末の重量を、それぞれ情報通信端末に固有の固有識別情報と関連付けて、重量計に記憶することができる。これにより、例えばその後の処理で、重量計が、情報通信端末から、情報通信端末と重量算出対象とからなる被測定物の重量の測定を指示するための被測定物重量測定コマンドと、固有識別情報とを受信して、その後に、重量算出対象と任意の情報通信端末とが重量計に載った状態で、被測定物の重量の測定を行った場合に、得られた被測定物重量測定値から、受信した前記固有識別情報と関連付けられた端末重量測定値を差し引くことで、重量算出対象の正確な重量を算出することができる。
本発明の重量計において、前記処理部による前記モードを移行する処理が、前記無線通信部を通じて受領された前記情報通信端末からの端末重量測定コマンドに応じて実行されることが好ましい。
この構成によれば、情報通信端末の重量測定を開始するまでの間、重量計の消費電力を抑えることができる。
本発明の重量計において、前記処理部が、前記端末重量測定コマンドに応答して、前記情報通信端末に対して通信機能を無効にする指示を前記無線通信部を通じて送信するようにしてもよい。
この構成によれば、情報通信端末の通信機能が無効にされた後に、情報通信端末の重量測定を開始することができるので、情報通信端末の重量測定中に、情報通信端末の無線通信機能によって重量計の測定精度が悪化したり測定できなくなるのを防止することができる。
本発明の重量計において、前記処理部が、前記無線通信部を通じて前記情報通信端末とペアリングを確立し、ペアリングを確立した前記情報通信端末に対して通信機能を無効にする指示を前記無線通信部を通じて送信するようにしてもよい。
この構成によれば、情報通信端末の通信機能が無効にされた後に、情報通信端末の重量測定を開始することができるので、情報通信端末の重量測定中に、情報通信端末の無線通信機能によって重量計の測定精度が悪化したり測定できなくなるのを防止することができる。
本発明の重量計において、前記処理部による前記モードを移行する処理の後、前記処理部が、前記情報通信端末の通信機能が無効にされているか否かを判別し、無効にされていると判別された場合に、前記重量測定部による被測定物の重量測定機能を有効にすることが好ましい。
この構成によれば、情報通信端末の通信機能が無効にされた後に情報通信端末の重量測定が開始されるのを保証することができるので、情報通信端末の無線通信機能によって重量計の測定精度が悪化したり測定できなくなるのをより確実に防止することができる。
本発明の重量計において、前記処理部が、前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末からの前記端末重量測定コマンドとともに、前記情報通信端末に固有の前記固有識別情報を受領することが好ましい。
この構成によれば、重量計が、端末重量測定コマンドと固有識別情報とを別々のタイミングで受領する場合と比べて、情報通信端末との間の通信の工程数を減らして、通信効率を向上させることができる。
本発明の重量測定システムは、
情報通信端末と重量計との間で無線通信を行う重量測定システムにおいて、
前記重量計は、被測定物の重量を測定可能な状態となるように前記重量計のモードを移行する処理と、前記情報通信端末から前記情報通信端末に固有の固有識別情報を受信する処理と、前記モードの移行後に前記重量計が測定した前記情報通信端末の重量と、前記重量計が受信した前記情報通信端末に固有の前記固有識別情報とを関連付けて記憶する処理と、を実行することを特徴とする。
この構成によれば、任意の1つ以上の情報通信端末の重量を、それぞれ情報通信端末に固有の固有識別情報と関連付けて、重量計に記憶することができる。これにより、例えばその後の処理で、重量計が、情報通信端末から、情報通信端末と重量算出対象とからなる被測定物の重量の測定を指示するための被測定物重量測定コマンドと、固有識別情報とを受信して、その後に、重量算出対象と任意の情報通信端末とが重量計に載った状態で、被測定物の重量の測定を行った場合に、得られた被測定物重量測定値から、受信した前記固有識別情報と関連付けられた端末重量測定値を差し引くことで、重量算出対象の正確な重量を算出することができる。
本発明の重量測定システムにおいて、前記重量計による前記モードを移行する処理が、前記情報通信端末から受信された端末重量測定コマンドに応じて実行されることが好ましい。
この構成によれば、情報通信端末の重量測定を開始するまでの間、重量計の消費電力を抑えることができる。
本発明の重量測定システムにおいて、前記重量計が、前記端末重量測定コマンドに応答して、前記情報通信端末に対して通信機能を無効にする指示を送信するようにしてもよい。
この構成によれば、情報通信端末の通信機能が無効にされた後に、情報通信端末の重量測定を開始することができるので、情報通信端末の重量測定中に、情報通信端末の無線通信機能によって重量計の測定精度が悪化したり測定できなくなるのを防止することができる。
本発明の重量測定システムにおいて、前記重量計が、前記情報通信端末とペアリングを確立し、ペアリングを確立した前記情報通信端末に対して通信機能を無効にする指示を送信するようにしてもよい。
この構成によれば、情報通信端末の通信機能が無効にされた後に、情報通信端末の重量測定を開始することができるので、情報通信端末の重量測定中に、情報通信端末の無線通信機能によって重量計の測定精度が悪化したり測定できなくなるのを防止することができる。
本発明の重量測定システムにおいて、前記重量計による前記モードを移行する処理の後、前記重量計が、前記情報通信端末の通信機能が無効にされているか否かを判別し、無効にされていると判別された場合に、前記重量計による被測定物の重量測定機能を有効にすることが好ましい。
この構成によれば、情報通信端末の通信機能が無効にされた後に情報通信端末の重量測定が開始されるのを保証することができるので、情報通信端末の無線通信機能によって重量計の測定精度が悪化したり測定できなくなるのをより確実に防止することができる。
本発明の重量測定システムにおいて、前記重量計が、前記情報通信端末からの前記端末重量測定コマンドとともに、前記情報通信端末に固有の前記固有識別情報を受信することが好ましい。
この構成によれば、重量計が、端末重量測定コマンドと固有識別情報とを別々のタイミングで受領する場合と比べて、重量計と情報通信端末との間の通信の工程数を減らして、通信効率を向上させることができる。
本発明の重量測定システムにおいて、前記情報通信端末は、前記情報通信端末の前記通信機能を無効にした後、所定条件下で前記通信機能を有効にすることが好ましい。
この構成によれば、例えば、情報通信端末の重量測定が完了した後に、情報通信端末の通信機能を有効にして、重量計が測定した情報通信端末の重量を、重量計から情報通信端末に通知した場合に、情報通信端末の重量を情報通信端末も把握することができる。
本発明の重量測定方法は、
情報通信端末と重量計との間で無線通信を行う重量測定システムにより使用される重量測定方法において、
前記重量計は、被測定物の重量を測定可能な状態となるように前記重量計のモードを移行する処理と、前記情報通信端末から前記情報通信端末に固有の固有識別情報を受信する処理と、前記モードの移行後に前記重量計が測定した前記情報通信端末の重量と、前記重量計が受信した前記情報通信端末に固有の前記固有識別情報とを関連付けて記憶する処理と、を実行することを特徴とする。
この構成によれば、任意の1つ以上の情報通信端末の重量を、それぞれ情報通信端末に固有の固有識別情報と関連付けて、重量計に記憶することができる。この構成によれば、例えばその後の処理で、重量計が、情報通信端末から、情報通信端末と重量算出対象とからなる被測定物の重量の測定を指示するための被測定物重量測定コマンドと、固有識別情報とを受信して、その後に、重量算出対象と任意の情報通信端末とが重量計に載った状態で、被測定物の重量の測定を行った場合に、得られた被測定物重量測定値から、受信した前記固有識別情報と関連付けられた端末重量測定値を差し引くことで、重量算出対象の正確な重量を算出することができる。
本発明の重量測定プログラムは、
重量計と通信する無線通信部と、記憶部と、処理部と、を備えた情報通信端末の、前記記憶部に記憶される重量測定プログラムであって、
前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末の重量の測定を指示するための端末重量測定コマンドを前記重量計に送信するステップと、前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末に固有の固有識別情報を前記重量計に送信するステップと、前記無線通信部を通じて前記情報通信端末の重量を前記重量計から受領すると、前記情報通信端末の重量を前記記憶部に記憶させるステップと、
を前記処理部に実行させることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、任意の1つ以上の情報通信端末の重量を、それぞれ情報通信端末に固有の固有識別情報と関連付けて、重量計に記憶させることができる。これにより、その後の処理で、重量計が、情報通信端末から、情報通信端末と重量算出対象とからなる被測定物の重量の測定を指示するための被測定物重量測定コマンドと、固有識別情報とを受信して、その後に、重量算出対象と任意の情報通信端末とが重量計に載った状態で、被測定物の重量の測定を行った場合に、得られた被測定物重量測定値から、受信した前記固有識別情報と関連付けられた端末重量測定値を差し引くことで、重量算出対象の正確な重量を算出することができる。
本発明の重量測定プログラムにおいて、前記無線通信部を通じて、前記端末重量測定コマンドを前記重量計に送信するステップの後に、前記無線通信部を通じて前記重量計から前記情報通信端末の通信機能を無効にする指示を受領すると、前記無線通信部の通信機能を無効にするステップを、さらに前記処理部に実行させるようにしてもよい。
この構成によれば、情報通信端末は、端末重量測定コマンドが重量計により受信されたことを確認してから、自端末の通信機能を無効にすることができるので、例えば通信障害等により重量計が端末重量測定コマンドを受信できないまま情報通信端末が自端末の通信機能を無効にすることを防止することができる。
本発明の重量測定プログラムにおいて、前記無線通信部を通じて前記重量計とペアリングを確立した後に、前記無線通信部を通じて前記重量計から前記情報通信端末の通信機能を無効にする指示を受領すると、前記無線通信部の通信機能を無効にするステップを、さらに前記処理部に実行させるようにしてもよい。
この構成によれば、情報通信端末の通信機能が無効にされた後に、情報通信端末の重量測定を開始することができるので、情報通信端末の重量測定中に、情報通信端末の無線通信機能によって重量計の測定精度が悪化したり測定できなくなるのを防止することができる。
本発明の重量測定プログラムにおいて、前記無線通信部を通じて、前記端末重量測定コマンドを前記重量計に送信するステップと、前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末に固有の固有識別情報を前記重量計に送信するステップと、を同時に前記処理部に実行させることが好ましい。
この構成によれば、情報通信端末が、端末重量測定コマンドと固有識別情報とを別々のタイミングで送信する場合と比べて、重量計と情報通信端末との間の通信の工程数を減らして、通信効率を向上させることができる。
本発明の重量測定プログラムにおいて、前記無線通信部の通信機能を無効にするステップの後、所定条件下で、前記無線通信部の通信機能を有効にするステップを、さらに前記処理部に実行させることが好ましい。
この構成によれば、例えば、重量計による情報通信端末の重量測定が完了した後に、情報通信端末の通信機能を有効にして、重量計が測定した情報通信端末の重量を、重量計から情報通信端末に通知した場合に、情報通信端末の重量を情報通信端末も把握することができる。
本発明の情報通信端末は、
重量計と通信する無線通信部と、
プログラムを記憶する記憶部と、
前記プログラムを実行する処理部と、
を備えた情報通信端末であって、
前記処理部は、前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末の重量の測定を指示するための端末重量測定コマンドを前記重量計に送信する処理と、前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末に固有の固有識別情報を前記重量計に送信する処理と、を実行し、
前記処理部が、前記重量計から前記無線通信部を通じて前記情報通信端末の重量を受領すると、前記記憶部は、前記情報通信端末の重量を記憶することを特徴とする、情報通信端末。
この構成によれば、例えば、任意の1つ以上の情報通信端末の重量を、それぞれ情報通信端末に固有の固有識別情報と関連付けて、重量計に記憶させることができる。これにより、その後の処理で、重量計が、情報通信端末から、情報通信端末と重量算出対象とからなる被測定物の重量の測定を指示するための被測定物重量測定コマンドと、固有識別情報とを受信して、その後に、重量算出対象と任意の情報通信端末とが重量計に載った状態で、被測定物の重量の測定を行った場合に、得られた被測定物重量測定値から、受信した前記固有識別情報と関連付けられた端末重量測定値を差し引くことで、重量算出対象の正確な重量を算出することができる。
本発明によれば、ユーザ、動物又は物のいずれかを含む重量算出対象と、任意の情報通信端末とからなる、被測定物が、重量計に載った状態で、重量の測定を行った場合に、重量算出対象の正確な重量値を得ることができるような、重量計、重量測定システム、重量測定方法、重量測定プログラム及び情報通信端末を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る重量計及び情報通信端末を用いた、本発明の一実施形態に係る重量測定システムの構成図である。 図1の重量計の要部の構成を示す機能ブロック図である。 図1の情報通信端末の要部の構成を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る重量測定システムの端末重量登録処理を示すシーケンス図である。 図4の処理における情報通信端末の処理を示すフローチャートである。 図4の処理における重量計の処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る重量測定システムの体脂肪率測定処理を示すシーケンス図である。 図7の処理における情報通信端末の処理を示すフローチャートである。 図7の処理における重量計の処理を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係る重量計及び情報通信端末を用いた、本発明の他の実施形態に係る重量測定システムの体脂肪率測定処理を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して例示説明する。
(一実施形態)
図1〜図9は、本発明の一実施形態を示すものである。本実施形態に係る重量測定システム1は、図1に示すように、互いに無線通信が可能な重量計10と情報通信端末20とを備える。重量計10は、本実施形態では重量測定と生体インピーダンス測定を実施して体脂肪率を得るような体脂肪計であるが、この代わりに、重量測定が可能である限り、体組成計や体重計等であってもよい。情報通信端末20は、例えば携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、PC等、無線通信が可能な任意の端末(図の例では、スマートフォン)とすることができる。重量計10と情報通信端末20との間の無線通信には、無線LAN、赤外線、Wi‐Fi(登録商標、Wireless Fidelity)、Bluetooth(登録商標)など、任意の無線通信技術を用いることができる。
次に、図1及び図2を参照して、図1の重量測定システム1を構成する重量計10の構成を説明する。重量計10は、重量測定部101と、処理部102と、無線通信部103と、記憶部104と、表示部105と、生体インピーダンス測定部106と、を備えている。
重量測定部101は、被測定物を載せるための載台を有する重量計10の載台の上面に載る被測定物の重量を測定する。なお、本発明において、「被測定物」とは、物である場合だけでなく、人(ユーザ)である場合や、人及び物の組み合わせである場合をも含むものとする。
処理部102は、1つ又は複数の中央処理装置(CPU)等で構成されており、記憶部104に記憶されたプログラムを実行して、重量測定部101、無線通信部103、記憶部104、表示部105及び生体インピーダンス測定部106を含む、重量計10の全体を制御する。
無線通信部103は、情報通信端末20との間で無線により信号の送受信を行う。具体的には、無線通信部103は、情報通信端末20から無線信号を受信すると、無線信号を所定形式の信号へと変換して、処理部102に出力する。すなわち、無線通信部103は、情報通信端末20から受信する無線信号を、例えばUART(Universal Asynchronous Receiver Transmitter)、SPI(Serial Peripheral Interface)、又はI2C(Inter-Integrated Circuit)等によって変換して、処理部102に出力する。また、無線通信部103は、処理部102から信号を入力されると、入力された信号を所定形式の無線信号へと変換して、情報通信端末20へ送信する。すなわち、無線通信部103は、処理部102から入力される信号を、例えばWi‐Fi又はBluetooth等の無線通信規格に従って変換して、情報通信端末20へ送信する。
記憶部104は、RAM及びROMのうち少なくともいずれか一方を1つ又は複数有しており、処理部102が実行するためのプログラムや、重量測定部101によって得られる情報通信端末20の重量測定値(端末重量測定値)や、情報通信端末20に固有の固有識別情報等の、各種の情報を記憶する。なお、処理部102がこのプログラムを実行することにより、重量計10は、情報通信端末20からの指示に従って、情報通信端末20の重量の測定及び登録を行う端末重量登録処理と、情報通信端末20とユーザ(重量算出対象)とからなる被測定物の重量の測定、ユーザの生体インピーダンスの測定、並びにこれらの測定結果に基づいたユーザの体重及び体脂肪率等の算出を行う体脂肪率測定処理と、を行う。また、本実施形態では、重量算出対象がユーザであるが、重量算出対象は、ユーザである人以外にも、物または動物でもよいし、人、物及び動物のうち少なくともいずれか2つの組み合わせからなるものでもよい。
表示部105は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等で構成されており、重量測定部101や生体インピーダンス測定部106による測定結果から得られる重量測定値や体脂肪率等の各種の情報を表示する。表示部105は、重量計10の表示部105以外の部分(すなわち、重量測定部101、処理部102、無線通信部103、記憶部104及び生体インピーダンス測定部106等)と一体に構成されてもよいし、重量計10の表示部105以外の部分と有線通信可能に別体に構成されてもよい。
生体インピーダンス測定部106は、重量計10の載台に設けられた複数の(図1の例では4つの)電極からなる電極部107を有している。生体インピーダンス測定部106は、重量計10の載台に載るユーザの足裏が電極部107に接触された状態で、ユーザの足裏に高周波の微弱な定電流を印加して、ユーザの身体の生体インピーダンスを得る。なお、電極部107は、ユーザの身体の他の部位(例えば、掌)が接触され得るように、重量計10の載台以外の部分(例えば、重量計10のうち載台よりも上方に延在する部分を備えて、この延在する部分の上部等)に設けられてもよい。生体インピーダンス測定部106は、重量計10の生体インピーダンス測定部106以外の部分(すなわち、重量測定部101、処理部102、無線通信部103、記憶部104及び表示部105等)と一体に構成されてもよいし、重量計10の生体インピーダンス測定部106以外の部分と有線通信可能に別体に構成されてもよい。また、この例では重量計10が体脂肪計として構成されているが、代わりに、重量計10が重量測定のみが可能な体重計として構成される場合、重量計10は、生体インピーダンス測定部106を備えない。
次に、図3を参照して、図1の重量測定システム1を構成する情報通信端末20の構成を説明する。情報通信端末20は、処理部202と、無線通信部203と、記憶部204と、表示部205と、入力部207と、を備えている。
処理部202は、1つ又は複数の中央処理装置(CPU)等で構成されており、記憶部204に記憶された重量測定プログラム206等の各種のプログラムを実行して、無線通信部203、記憶部204、表示部205及び入力部207を含む、情報通信端末20の全体を制御する。なお、処理部202は、重量測定プログラム206を実行することにより、重量計10とともに、端末重量登録処理と体脂肪率測定処理とを行うべく、情報通信端末20を制御する。
無線通信部203は、重量計10との間で無線により信号の送受信を行う。具体的には、無線通信部203は、重量計10から無線信号を受信すると、無線信号を所定形式の信号へと変換して、処理部202に出力する。すなわち、無線通信部203は、重量計10から受信する無線信号を、例えばUART、SPI、又はI2C等によって変換して、処理部202に出力する。また、無線通信部203は、処理部202から信号を入力されると、入力された信号を所定形式の無線信号へと変換して、重量計10へ送信する。すなわち、無線通信部203は、処理部202から入力される信号を、例えばWi‐Fi又はBluetooth等の無線通信規格に従って変換して、重量計10へ送信する。
記憶部204は、RAM及びROMの少なくともいずれか一方を1つ又は複数有しており、処理部202が実行するための重量測定プログラム206等の各種のプログラムや、重量計10によって測定されて重量計10から受信する自端末の重量測定値(端末重量測定値)や、情報通信端末20に固有の固有識別情報等の、各種の情報を記憶する。重量測定プログラム206は、アプリケーションプログラムとして、情報通信端末20のユーザの操作に応じて外部のサーバや記憶装置等から転送されることにより、記憶部204に記憶されてもよいし、情報通信端末20の出荷時に予め記憶部204に記憶されてもよい。なお、処理部202が重量測定プログラム206を実行することにより、情報通信端末20は、重量計10に対して、情報通信端末20の重量の測定及び登録を行う端末重量登録処理を指示し、また、重量計10に対して、情報通信端末20及びユーザの合計重量の測定、ユーザの生体インピーダンスの測定、並びにこれらの測定結果に基づいたユーザの体重及び体脂肪率等の算出を行う体脂肪率測定処理を指示する。
表示部205は、例えば液晶ディスプレイ(LCD)等で構成されており、ユーザの入力部207の操作により入力される情報、ユーザへの各種の通知、重量計10から受信する体重測定値又は体脂肪率等の、各種の情報を表示する。入力部207は、ユーザからの入力を受け付ける。入力部207は、図1に示す例では、表示部205とともに、タッチパネルを構成している。ただし、入力部207は、キーパッドやボタン等で構成されてもよいし、これに加えて表示部205とともにタッチパネルを構成してもよい。
次に、一実施形態に係る重量測定システム1による処理の一例の概要を説明する。重量測定システム1は、端末重量登録処理と体脂肪率測定処理とを行う。端末重量登録処理では、情報通信端末20の重量を測定して、その測定値(端末重量測定値)を登録(記憶)する。体脂肪率測定処理では、ユーザが情報通信端末20を持って重量計10に載った状態で、ユーザ及び情報通信端末20からなる被測定物の重量測定を行い、その測定値(被測定物重量測定値)から、端末重量登録処理で登録した情報通信端末20の重量測定値(端末重量測定値)を差し引いて、ユーザの体重算出値(重量算出対象の重量算出値)を算出する。さらに、体脂肪率測定処理では、ユーザの生体インピーダンスを測定して、ユーザの身体の体脂肪率を算出する。なお、端末重量測定値を差し引くことに加えて、被測定物重量測定値又は体重算出値から、ユーザの衣服等の重量に対応する所定重量値を差し引くようにしてもよい。この場合、ユーザの衣服等の重量に対応する所定重量値は、例えば予め出荷時に1つ又は複数の一般的な値を重量計10に記憶させておくか、又は、体脂肪率測定処理の開始前にユーザに任意の値を情報通信端末20又は重量計10に入力させる等により、情報通信端末20又は重量計10に予め記憶させておけばよい。なお、ユーザの衣服等の重量に対応する所定重量値として、予め出荷時に複数の一般的な値を、重量計10に記憶させておくことで、体脂肪率測定処理において、ユーザが自ら着用する服に応じて、所望の重量値を選択することができるので、より正確にユーザの体重算出値を得ることができる。
まず、図4を参照して、一実施形態に係る重量測定システム1による端末重量登録処理の一例の概要を説明する。端末重量登録処理の開始前において、情報通信端末20は、ユーザからの入力に応じて重量測定プログラム206を起動して、例えば「端末重量登録の開始」及び「体脂肪率測定の開始」とそれぞれ記載された2つの選択ボタンを表示するなどして、端末重量登録処理及び体脂肪率測定処理のいずれを開始するかの選択をユーザに促している。一方、重量計10は、待機状態にあり、具体的には、重量測定部101の出力値をゼロ点に設定する、いわゆるゼロ点更新を、一定時間毎に行ったり、情報通信端末20からコマンドを受信したりするのに必要最低限の電力が、電源から供給されている状態にある。なお、重量計10が待機状態にある間、重量計10の表示部105の表示はオフになっていてもよい。
ユーザにより端末重量登録処理の開始が選択されると(ステップS1)、情報通信端末20は、情報通信端末20の重量の測定を指示するための端末重量測定コマンドを、固有識別情報とともに重量計10に送信する(ステップS2)。ここで、固有識別情報は、本例では予め情報通信端末20に記憶されており、例えば情報通信端末20の端末ID又はユーザにより入力設定される識別情報など、任意の1文字以上からなる英数字等であり、情報通信端末20に固有の情報である。重量計10は、ステップS2で情報通信端末20から端末重量測定コマンドを固有識別情報とともに受信すると、待機状態からアクティブ状態へと重量計10のモードを移行する(ステップS3)。また、重量計10は、端末重量測定コマンドに応答して、情報通信端末20の無線通信機能の無効化を指示するための通信無効化指示を情報通信端末20に送信する(ステップS4)。ここで、アクティブ状態とは、重量計10の重量測定部101に、重量測定するのに必要十分な電力が、重量計10の電源から供給されて、重量測定部101が被測定物の重量を測定可能である状態をいう。その後、情報通信端末20は、ステップS4で重量計10から通信無効化指示を受信すると、自端末の無線通信機能を無効にするとともに(ステップS5)、例えば「体脂肪計に端末を載せてください」と表示するなどして、ユーザに対して、情報通信端末20を重量計10の載台に載せるよう通知する(ステップS6)。ここで、情報通信端末20は、ステップS4で通信無効化指示を受信した後に、ステップS5で自端末20の無線通信機能を無効にすることで、情報通信端末20は、端末重量測定コマンドが重量計10により受信されたことを確認してから、自端末の通信機能を無効にすることができる。これにより、例えば通信障害等により重量計10が端末重量測定コマンドを受信できないまま情報通信端末20が自端末の通信機能を無効にすることを防止することができる。
一方、重量計10は、情報通信端末20からの端末重量測定コマンドに応じて(ステップS2)、情報通信端末20に通信無効化指示を送信する(ステップS4)。重量計10は、ステップS4の後、情報通信端末20の無線通信機能が無効にされて(ステップS5)、ユーザにより情報通信端末20が載台に載せられると(ステップS7)、情報通信端末20の重量の測定を行う(ステップS8)。
ここで、ステップS3における重量計10のモードを移行する処理が、ステップS2における端末重量測定コマンドに応じて実行されるので、端末重量登録処理の開始時から重量計10がアクティブ状態にある場合と比べて、情報通信端末20の重量測定を開始するまでの間における重量計10の消費電力を抑えることができる。
またここで、仮に情報通信端末20の無線通信機能を有効に維持したまま、重量計10が、載台に載せられた情報通信端末20の重量の測定を行えば、重量計10の間近で情報通信端末20が発する電波等の影響によって、重量計10の重量測定精度が悪化するか、あるいは重量測定値が大きく変動し続けて確定しないために測定できなくなる。そこで、情報通信端末20の無線通信機能が無効にされた後に、重量計10が、載台に載せられた情報通信端末20の重量の測定を行うことで、情報通信端末20の無線通信機能によって重量計10の測定精度が悪化したり測定できなくなるのを防止している。なお、ステップS4における「無線通信機能の無効化」とは、情報通信端末20と重量計10との間の無線通信や、情報通信端末20による電話及びメールのための無線通信の機能を、無効化することで、電波が生じないようにすることを意味し、情報通信端末20の電源がオフ状態になる場合に限らず、情報通信端末20の電源がオン状態に維持される場合(すなわち、無線通信機能のみがオフ状態になり、表示機能等の無線通信機能以外の機能がオンに維持される場合)も含むものである。
ステップS8の後、情報通信端末20の重量の測定値が確定すると(ステップS9)、重量計10は、確定した重量測定値(端末重量測定値)と、ステップS2で情報通信端末20から受信した固有識別情報とを関連付けて、登録する(ステップS10)。一方、情報通信端末20は、ステップS6の後に、例えば「重さが確定したらボタンを押してください」と表示するなどして、ユーザに対して、端末重量測定値の取得を指示するための端末重量取得指示の入力を促す(ステップS11)。ユーザは、重量計10に表示される重量測定値が確定されたことを確認すると、情報通信端末20上で端末重量取得指示を入力する(ステップS12)。情報通信端末20は、ユーザにより端末重量取得指示が入力されると(ステップS12)、無線通信機能を有効にして(ステップS13)、端末重量測定値の返信を指示するための端末重量返信コマンドを重量計10に送信する(ステップS14)。重量計10は、情報通信端末20から端末重量返信コマンドを受信すると(ステップS14)、ステップS9で取得した端末重量測定値を情報通信端末20に返信して(ステップS15)、アクティブ状態から待機状態へと、重量計10のモードを移行する(ステップS16)。ここで、ステップS15によれば、重量計10で算出した端末重量測定値を、情報通信端末20も把握することができる。また、ステップS16によれば、端末重量登録処理の後の体脂肪率測定処理で、被測定物の重量測定をスムーズに開始することができる。ただし、ステップS16では、重量計10を待機状態にする代わりに、重量計10の電源をオフにしてもよい。
一方、情報通信端末20は、重量計10から端末重量測定値を受信すると(ステップS15)、これを記憶(登録)するとともに(ステップS17)、例えば「端末重量の登録が完了しました」と表示するなどして、ユーザに対して、端末重量登録処理が完了した旨を通知する(ステップS18)。
なお、上述した図4の例では、ステップS2で情報通信端末20が端末重量測定コマンドとともに固有識別情報を重量計10に送信しており、これにより、重量計10が、端末重量測定コマンドと固有識別情報とを別々のタイミングで受領する場合と比べて、情報通信端末20との間の通信の工程数を減らして、通信効率を向上させることができる。ただし、情報通信端末20は、端末重量測定コマンドと固有識別情報とを、別々のタイミングで重量計10に送信してもよい。この場合、重量計10は、情報通信端末20からの端末重量測定コマンドに応じて、ステップS3で、待機状態からアクティブ状態へと重量計10のモードを移行する。
また、図4の例では、重量計10は、ステップS2で受信する端末重量測定コマンドに応答して、ステップS4で通信無効化指示を情報通信端末20に送信するが、重量計10は、ステップS2で端末重量測定コマンドを受信する代わりに、例えばユーザによる重量計10への入力に応じて、情報通信端末20とペアリングを確立して、ステップS4でこのペアリングを確立した情報通信端末20に対して通信無効化指示を送信するようにしてもよい。この場合も、情報通信端末20の通信機能が無効にされた後に、情報通信端末20の重量測定を開始することができるので、情報通信端末20の重量測定中に、情報通信端末20の無線通信機能によって重量計10の測定精度が悪化したり測定できなくなるのを防止することができる。なお、「ペアリングを確立する」とは、情報通信端末20と重量計10とが互いを認識して、両者間の無線通信が可能になることを意味する。
なお、上述した図4の例では、ステップS2で情報通信端末20が端末重量測定コマンドとともに固有識別情報を重量計10に送信して、ステップS10で重量計10が、端末重量測定値とこの固有識別情報とを関連付けて登録するが、この代わりに、ステップS2で情報通信端末20が端末重量測定コマンドのみを重量計11に送信して、ステップS10で重量計10が、情報通信端末20に固有の固有識別情報を新たに生成して、端末重量測定値とこの固有識別情報とを関連付けて登録するようにしてもよい。この場合、ステップS15で重量計10は端末重量測定値を固有識別情報とともに情報通信端末20へ送信し、ステップS17で情報通信端末20はこの端末重量測定値と固有識別情報とを記憶(登録)する。
また、図4の例では、情報通信端末20は、ステップS4で重量計10から通信無効化指示を受信すると、ステップS5で自端末の無線通信機能を無効にするが、この代わりに、ステップS2で端末重量測定コマンドを重量計10に送信した後に、ステップS4を介さずに、ステップS5で自端末の無線通信機能を無効にするようにしてもよい。またさらには、情報通信端末20は、ステップS2で端末重量測定コマンドを重量計10に送信した後、例えば「無線通信をオフにしてよろしければボタンを押してください」と表示するなどして、ユーザに対して無線通信機能の無効化指示の入力を促して、ユーザにより無線通信機能の無効化指示が入力されると、ステップS5を実行するようにしてもよい。
また、図4の例では、重量計10は、ステップS4で通信無効化指示を情報通信端末20に送信した後に、ステップS8で情報通信端末20の重量の測定を行うが、重量計10は、ステップS4の後に、情報通信端末20の無線通信機能が無効にされているか否かを判別して、無効にされていると判別した場合に、重量測定を許可し、重量計10の重量測定機能を有効にして、ステップS8で、情報通信端末20の重量の測定を実施してもよい。あるいは、重量計10は、ステップS3でモードを移行した後に、ステップS4を行わずに、情報通信端末20の無線通信機能が無効にされているか否かを判別して、無効にされていると判別した場合に、重量計10の重量測定部101による被測定物の重量測定機能を有効にして、ステップS8に移行するようにしてもよい。この場合、情報通信端末20は、例えば上述したように、ステップS2で端末重量測定コマンドを重量計10に送信した後に、ステップS4を介さずに、ステップS5で自端末の無線通信機能を無効にするようにしてもよいし、または、ステップS2を実行した後、ユーザにより無線通信機能の無効化指示が入力されると、ステップS5を実行するようにしてもよい。このようにすることで、情報通信端末20の通信機能が無効にされた後に情報通信端末20の重量測定が開始されるのを保証することができるので、情報通信端末20の無線通信機能によって重量計10の測定精度が悪化したり測定できなくなるのをより確実に防止することができる。
また、図4の例では、情報通信端末20が、ステップS11でユーザに対して端末重量取得指示の入力を促して、ステップS12でユーザにより端末重量取得指示が入力されてから、ステップS113で無線通信機能を有効にするが、この代わりに、情報通信端末20は、ステップS5で無線通信機能を無効にしてから所定時間が経過すると、ステップS13で無線通信機能を有効にするようにしてもよい。この所定時間とは、ステップS5で無線通信機能を無効にしてからステップS10での登録が完了するまでにかかると予測される時間(例えば、1分間)である。またさらには、重量計11が、ステップS9で端末重量測定値を取得した後に、例えば「端末重量測定が完了しましたのでスマートフォンのボタンを押してください。ボタンが押されましたらスマートフォンの無線通信がオンになります。」と表示するなどして、ユーザに対して、情報通信端末20への無線通信機能の有効化指示の入力を促して、その後、情報通信端末20は、ユーザにより無線通信機能の有効化指示が入力されると、ステップS13を実行するようにしてもよい。
また、図4の例では、ステップS6、S11、S18などで、情報通信端末20が、ユーザに対して通知や入力の促しを、表示により行うが、表示の代わりに、又は表示に加えて、音声や発光等により行ってもよいし、あるいはユーザに対する通知や入力の促しを行わなくてもよい。
次に、図5を参照して、図4の端末重量登録処理における情報通信端末20の処理について、更に詳細に説明する。なお、図5の処理は、情報通信端末20の処理部202によって制御される。なお、本例では、情報通信端末20は記憶部204に予め固有識別情報を記憶している。事前に、処理部202は、ユーザによる入力部207での入力に応じて重量測定プログラム206を起動し、表示部205を制御するなどして、端末重量登録処理及び体脂肪率測定処理のいずれを開始するかの選択をユーザに促している。ユーザの入力部207の操作により端末重量登録処理の開始が選択されると(ステップS30)、処理部202は、無線通信部203を通じて重量計10に端末重量測定コマンドを内部に記憶する固有識別情報とともに送信する(ステップS31)。その後、処理部202は、無線通信部203を通じて重量計10から通信無効化指示を受領するまで待機する(ステップS32、No)。無線通信部203を通じて重量計10から通信無効化指示を受領すると(ステップS32、Yes)、処理部202は、無線通信部203の無線通信機能を無効にする(ステップS33)とともに、表示部205を制御するなどして、ユーザに対して、情報通信端末20を重量計10の載台に載せるよう通知する(ステップS34)。その後、処理部202は、表示205を制御するなどして、ユーザに対して、端末重量取得指示の入力を促し、ユーザにより端末重量取得指示が入力されるまで待機する(ステップS35、No)。ユーザにより端末重量取得指示が入力されると(ステップS35、Yes)、処理部202は、無線通信部203の無線通信機能を有効にして(ステップS36)、無線通信部203を通じて重量計10に端末重量返信コマンドを送信する(ステップS37)。その後、処理部202は、無線通信部203を通じて重量計10から端末重量測定値を受領するまで待機する(ステップS38、No)。無線通信部203を通じて重量計10から端末重量測定値を受領すると(ステップS38、Yes)、処理部202は、この端末重量測定値を記憶部204に書き込んで記憶(登録)させるとともに(ステップS39)、表示部205を制御するなどして、ユーザに対して、端末重量の登録が完了した旨を通知する(ステップS40)。
次に、図6を参照して、図4の端末重量測定処理における重量計10の処理について、更に詳細に説明する。なお、図6の処理は、重量計10の処理部102によって制御される。事前に、重量計10は、待機状態にある。処理部102は、無線通信部103を通じて情報通信端末20から端末重量測定コマンドを固有識別情報とともに受領すると(ステップS50)、重量計10を待機状態からアクティブ状態へと重量計10のモードを移行させて(ステップS51)、無線通信部103を通じて通信無効化指示を情報通信端末20に送信する(ステップS52)。情報通信端末20の無線通信機能が無効にされた後、処理部102は、重量測定部101による被測定物の重量測定機能を有効にして、ユーザにより載台に載せられた情報通信端末10の重量の測定を、重量測定部101によって実施する(ステップS53)。そして、処理部102は、重量測定部101による重量の測定値が所定の範囲に変動が収まると、その測定値を確定して端末重量測定値として取得し(ステップS54)、この端末重量測定値とステップS50で受領した固有識別情報とを関連付けて、記憶部104に書き込んで記憶させる(ステップS55)。その後、処理部102は、無線通信部103を通じて端末重量返信コマンドを受領するまで待機する(ステップS56、No)。無線通信部103を通じて端末重量返信コマンドを受領すると(ステップS56、Yes)、処理部102は、ステップS54で取得した端末重量測定値を、無線通信部103を通じて情報通信端末20に返信して(ステップS57)、重量計10をアクティブ状態から待機状態へとモードを移行させる。ただし、ステップS16では、重量計10を待機状態にする代わりに、重量計10の電源をオフにしてもよい。
次に、図7を参照して、一実施形態に係る重量測定システム1による体脂肪率測定処理の一例の概要を説明する。事前に、ユーザは、情報通信端末20上でユーザの年齢、性別、身長などの身体特定情報を登録する。また、事前に図4の端末重量登録処理が1つ以上の情報通信端末20について行われた結果として、重量計10は、端末重量測定値及び固有識別情報の組み合わせを、一つ以上記憶している。また、情報通信端末20は、事前に例えば「端末重量登録の開始」及び「体脂肪率測定の開始」と記載された選択ボタンをそれぞれ表示するなどして、端末重量登録処理及び体脂肪率測定処理のいずれを開始するかの選択をユーザに促す。ユーザにより体脂肪率測定処理の開始が選択されると(ステップS70)、情報通信端末20は、ユーザと情報通信端末20とからなる被測定物の重量の測定の指示(被測定物重量測定コマンド)、ユーザの生体インピーダンスの測定の指示、ユーザの体重及び体脂肪率の算出の指示等を含む、体脂肪率測定コマンドと、ユーザの個人データとを、それぞれ重量計10に送信する(ステップS71、S72)。ユーザの個人データとは、情報通信端末20が内部で記憶する、自端末に固有の固有識別情報と、ユーザが事前に情報通信端末20上で登録した年齢、性別、身長等の身体特定情報とである。一方、重量計10は、情報通信端末20から体脂肪率測定コマンドと個人データとを受信して(ステップS71、S72)、ユーザが情報通信端末20を持ったまま重量計10の載台に載ると(ステップS73)、ユーザ及び情報通信端末20の合計重量の測定を実施する(ステップS74)。そして、重量計10は、重量の測定値が確定されると、その重量の測定値を被測定物重量測定値として取得し(ステップS75)、つぎに、ステップS72で受信した固有識別情報と関連付けられた端末重量測定値を読み出して、被測定物重量測定値からこの端末重量測定値を差し引くことにより、ユーザの体重算出値(重量算出対象の重量算出値)を算出する(ステップS76)。さらに、重量計10は、ユーザの身体の生体インピーダンスを測定して(ステップS77)、その生体インピーダンスの測定値が確定されると、その測定値を生体インピーダンス測定値として取得し(ステップS78)、この生体インピーダンス測定値と、ステップS72で受信したユーザの個人データのうち身体特定情報(すなわち年齢、性別、身長等)と、ステップS76で得たユーザの体重算出値とを用いて、ユーザの体脂肪率や水分率等を算出する(ステップS79)。その間、ユーザは、情報通信端末20を持ったまま重量計10から降りる(ステップS80)。ステップS79の後、重量計10は、重量測定及び生体インピーダンス測定の測定結果(すなわちユーザの体重算出値、体脂肪率、水分率等)を表示するとともに(ステップS81)、これらの測定結果を情報通信端末20に返信して(ステップS82)、アクティブ状態から待機状態へと重量計10のモードを移行させる(ステップS83)。ただし、ステップS83では、重量計10を待機状態にする代わりに、重量計10の電源をオフにしてもよい。
一方、情報通信端末20は、重量計10から測定結果を受信すると(ステップS82)、この測定結果を表示する(ステップS84)。
なお、上述した図7の例では、重量計10が体脂肪計として構成されているが、代わりに、重量計10が重量測定のみが可能な体重計として構成されている場合、ステップS72で情報通信端末20は固有識別情報のみを個人データとして重量計10に送信するようにしてもよい。また、この場合、ステップS71で情報通信端末20は、ユーザと情報通信端末20とからなる被測定物の重量の測定の指示(被測定物重量測定コマンド)とユーザの体重の算出の指示とを含む重量測定コマンドを、重量計10に送信する。また、この場合、体脂肪率の算出に関連するステップS77〜S79を省略する。また、重量計10が体組成計として構成されている場合、重量計10は、ステップS79で、ユーザの体脂肪率や水分率に加えて、筋肉量や骨量等も算出してもよい。
次に、図8を参照して、図7の体脂肪率測定処理における情報通信端末20の処理について、更に詳細に説明する。なお、図8の処理は、情報通信端末20の処理部202によって制御される。上述したように、情報通信端末20の記憶部204には、ユーザにより事前登録された年齢、性別、身長などの身体特定情報が記憶されている。また、事前に、処理部202は、表示部205を制御するなどして、端末重量登録処理及び体脂肪率測定処理のいずれを開始するかの選択をユーザに促している。ユーザの入力部207の操作により体脂肪率測定処理の開始が選択されると(ステップS100)、無線通信部203を通じて、体脂肪率測定コマンドとユーザの個人データ(すなわち固有識別情報、身体特定情報)とを、重量計10に送信する(ステップS101)。その後、処理部202は、無線通信部203を通じて、体脂肪率測定結果として、重量測定及び生体インピーダンス測定の測定結果(すなわちユーザの体重算出値、体脂肪率、水分率等)を受領するまで待機する(ステップS102、No)。無線通信部203を通じて、体脂肪率測定結果として、重量測定及び生体インピーダンス測定の測定結果を受領すると(ステップS102、Yes)、処理部202は、表示部205に、これらの測定結果を表示して(ステップS103)、処理を終了する。
次に、図9を参照して、図7の体脂肪率測定処理における重量計10の処理について、更に詳細に説明する。なお、図9の処理は、重量計10の処理部102によって制御される。上述したように、重量計10の記憶部104には、図4の端末重量登録処理で登録した、端末重量測定値及び固有識別情報の組み合わせを、一つ以上記憶している。処理部102は、無線通信部103を通じて情報通信端末20から体脂肪率測定コマンドとユーザの個人データ(すなわち固有識別情報、身体特定情報)とを受領すると(ステップS120)、ユーザが情報通信端末20を持ったまま載台に載った状態で、ユーザと情報通信端末20とからなる被測定物の重量の測定を、重量測定部101によって実施する(ステップS121)。そして、処理部102は、重量測定部101による重量の測定値が確定されると、その測定値を被測定物重量測定値として取得し(ステップS122)、ステップS120で受領した固有識別情報と同一の固有識別情報に関連付けられた端末重量測定値を、記憶部104から読み出して、上記の被測定物重量測定値からこの端末重量測定値を差し引くことにより、ユーザの体重を算出して、体重算出値を得る(ステップS123)。さらに、処理部102は、生体インピーダンス測定部106によって、ユーザの身体の生体インピーダンスを測定して(ステップS124)、その生体インピーダンスの測定値が確定されると、その測定値を生体インピーダンス測定値として取得し(ステップS125)、この生体インピーダンス測定値と、ステップS120で受領したユーザの個人データのうち身体特定情報(すなわち年齢、性別、身長等)と、ステップS123で得たユーザの体重算出値とを用いて、ユーザの体脂肪率や水分率等を算出する(ステップS126)。その後、処理部102は、重量測定及び生体インピーダンス測定の測定結果(すなわちユーザの体重算出値、体脂肪率、水分率等)を、表示部105に表示するとともに、これらの測定結果を無線通信部103を通じて情報通信端末20に返信して(ステップS127)、処理を終了して、アクティブ状態から待機状態へと重量計10のモードを移行させる。
なお、上述した例では、重量算出対象がユーザであるが、本実施形態の重量測定システム1は、重量算出対象が物又は動物である場合や、重量算出対象が人、物及び動物のうち少なくともいずれか2つの組み合わせからなる場合にも、適用できるものである。そして、このような場合でも、重量測定システム1は、端末重量登録処理において、情報通信端末20の重量を測定して、その測定値(端末重量測定値)を登録(記憶)する。端末重量登録処理後の処理では、物及び/又は動物(重量算出対象)に情報通信端末20を添えて重量計10に載せた状態で、重量算出対象と情報通信端末20とからなる被測定物の重量測定を行い、その測定値(被測定物重量測定値)から、端末重量登録処理で登録した情報通信端末20の重量測定値(端末重量測定値)を差し引いて、重量算出対象の重量算出値を算出する。
上述した一実施形態によれば、端末重量登録処理で、任意の1つ以上の情報通信端末の端末重量測定値を、それぞれ情報通信端末20に固有の固有識別情報と関連付けて、重量計に記憶することができる。これにより、例えばその後の処理で、重量計が、情報通信端末から、情報通信端末と重量算出対象とからなる被測定物の重量の測定を指示するための被測定物重量測定コマンドを、固有識別情報とともに受信して、その後に、情報通信端末と重量算出対象とからなる被測定物が重量計に載った状態で、被測定物の重量の測定を行った場合に、得られた被測定物重量測定値から、受信した前記固有識別情報と関連付けられた端末重量測定値を差し引くことで、重量算出対象の正確な重量を算出することができる。
また、上述した一実施形態によれば、端末重量登録処理で、情報通信端末の無線通信機能が無効にされた後に、重量計が、載台に載せられた情報通信端末の重量の測定を行うので、情報通信端末の無線通信機能によって重量計の測定精度が悪化したり測定できなくなるのを防止することができる。
(他の実施形態)
図10を参照して、本発明の他の実施形態を説明する。この実施形態は、端末重量登録処理が上述した一実施形態と同様であり、その後の体脂肪率測定処理のみが一実施形態と異なる。図7〜9を参照して説明した一実施形態の体脂肪率測定処理では、重量計10でユーザ(重量算出対象)と情報通信端末とからなる被測定物の重量及びユーザの生体インピーダンスの測定を行うとともに、重量計10でユーザの体重及び体脂肪率等の計算を行うのに対して、他の実施形態の体脂肪率測定処理では、重量計10で被測定物の重量及びユーザの生体インピーダンスの測定を行うと、その測定結果を情報通信端末20に渡して、情報通信端末20でこの測定結果を用いてユーザの体重及び体脂肪率等の計算を行う。なお、他の実施形態に係る重量測定システム1の構成は、基本的に一実施形態について図1〜3を参照して説明した構成と同様である。
図10を参照して、他の実施形態に係る重量測定システム1の体脂肪率測定処理の一例の概要を説明する。事前に、ユーザは、情報通信端末20上でユーザの年齢、性別、身長などの身体特定情報を登録する。また、事前に図4の端末重量登録処理が行われた結果として、情報通信端末20は、自端末の端末重量測定値を記憶している。情報通信端末20は、事前に例えば「端末重量登録の開始」及び「体脂肪率測定の開始」と記載された選択ボタンをそれぞれ表示するなどして、端末重量登録処理及び体脂肪率測定処理のいずれを開始するかの選択をユーザに促す。ユーザにより体脂肪率測定処理の開始が選択されると(ステップS140)、情報通信端末20は、ユーザ(重量算出対象)と情報通信端末20とからなる被測定物の合計重量及びユーザの生体インピーダンスの測定を指示する体脂肪率測定コマンドを、重量計10に送信する(ステップS141)。ここで、一実施形態とは異なり、情報通信端末20は、ユーザの個人データを重量計10に送信する必要はない。一方、重量計10は、情報通信端末20から体脂肪率測定コマンドを受信して(ステップS141)、ユーザが情報通信端末20を持ったまま重量計10の載台に載ると(ステップS142)、ユーザと情報通信端末20とからなる被測定物の重量の測定を実施する(ステップS143)。そして、重量計10は、重量の測定値が確定されると、その重量の測定値を被測定物重量測定値として取得する(ステップS144)。さらに、重量計10は、ユーザの身体の生体インピーダンスを測定して(ステップS145)、その生体インピーダンスの測定値が確定されると、その測定値を確定して、生体インピーダンス測定値として取得する(ステップS146)。その後、ユーザは、情報通信端末20を持ったまま重量計10から降りる(ステップS147)。ステップS146の後、重量計10は、重量測定及び生体インピーダンス測定の測定結果(すなわち、被測定物重量測定値、生体インピーダンス測定値)を情報通信端末20に返信して(ステップS148)、アクティブ状態から待機状態へと重量計10のモードを移行させる(ステップS152)。一方、情報通信端末20は、重量計10からこれらの測定結果を受信すると(ステップS148)、受信した被測定物重量測定値から、内部に記憶する自端末の端末重量測定値を差し引くことにより、ユーザの体重算出値(重量算出対象の重量算出値)を算出する(ステップS149)。さらに、情報通信端末20は、ステップS148で受信した生体インピーダンス測定値と、内部に記憶するユーザの年齢、性別、身長等の身体特定情報と、ステップS149で得た体重算出値とを用いて、ユーザの体脂肪率や水分率等を算出し(ステップS150)、これらの算出結果を表示する(ステップS151)。
なお、本例では重量算出対象がユーザであるが、本実施形態の重量測定システム1も、重量算出対象が物又は動物である場合や、重量算出対象が人、物及び動物のうち少なくともいずれか2つの組み合わせからなる場合にも、適用できるものである。
上述した他の実施形態によれば、端末重量登録処理で、情報通信端末に自端末の端末重量測定値を記憶する。これにより、その後の処理で、重量計が、情報通信端末から被測定物重量測定コマンドを受信して、その後に、重量算出対象と情報通信端末とからなる被測定物が重量計に載った状態で、被測定物の重量の測定を行った場合に、情報通信端末が、重量計から渡される被測定物重量測定値から自端末の端末重量測定値を差し引くことで、重量算出対象の正確な重量を算出することができる。
なお、前記一実施形態の体脂肪率測定処理と前記他の実施形態の体脂肪率測定処理とは、任意の方法で使い分けることができる。例えば、ユーザが体脂肪率測定処理の開始前に、前記一実施形態及び前記他の実施形態のいずれかによる処理を選択できるようにすることで、ユーザが体重測定値や体脂肪率を重量計10に表示させたくない場合は前記他の実施形態の体脂肪率測定処理を、その他の場合は前記一実施形態の体脂肪率測定処理を、選択できるようにしてもよい。
1:重量測定システム、 10:重量計、 20:情報通信端末、 101:重量測定部、 102、202:処理部、 103、203:無線通信部、 104、204:記憶部、 105、205:表示部、 106:生体インピーダンス測定部、 107:電極部、 206:重量測定プログラム

Claims (20)

  1. 被測定物の重量を測定する重量測定部と、
    情報通信端末と通信する無線通信部と、
    プログラムを記憶する記憶部と、
    前記プログラムを実行する処理部と、
    を備えた重量計であって、
    前記処理部は、前記重量測定部が被測定物の重量を測定可能な状態となるように前記重量計のモードを移行する処理と、前記情報通信端末から前記無線通信部を通じて前記情報通信端末に固有の固有識別情報を受領する処理と、を実行し、
    前記記憶部は、前記処理部による前記モードの移行後に前記重量測定部が測定した前記情報通信端末の重量と、前記処理部が受領した前記情報通信端末に固有の前記固有識別情報とを関連付けて記憶することを特徴とする、重量計。
  2. 前記処理部による前記モードを移行する処理が、前記無線通信部を通じて受領された前記情報通信端末からの端末重量測定コマンドに応じて実行される、請求項1に記載の重量計。
  3. 前記処理部が、前記端末重量測定コマンドに応答して、前記情報通信端末に対して通信機能を無効にする指示を前記無線通信部を通じて送信する、請求項2に記載の重量計。
  4. 前記処理部が、前記無線通信部を通じて前記情報通信端末とペアリングを確立し、ペアリングを確立した前記情報通信端末に対して通信機能を無効にする指示を前記無線通信部を通じて送信する、請求項1または2に記載の重量計。
  5. 前記処理部による前記モードを移行する処理の後、前記処理部が、前記情報通信端末の通信機能が無効にされているか否かを判別し、無効にされていると判別された場合に、前記重量測定部による被測定物の重量測定機能を有効にする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の重量計。
  6. 前記処理部が、前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末からの前記端末重量測定コマンドとともに、前記情報通信端末に固有の前記固有識別情報を受領する、請求項2または3に記載の重量計。
  7. 情報通信端末と重量計との間で無線通信を行う重量測定システムにおいて、
    前記重量計は、被測定物の重量を測定可能な状態となるように前記重量計のモードを移行する処理と、前記情報通信端末から前記情報通信端末に固有の固有識別情報を受信する処理と、前記モードの移行後に前記重量計が測定した前記情報通信端末の重量と、前記重量計が受信した前記情報通信端末に固有の前記固有識別情報とを関連付けて記憶する処理と、を実行することを特徴とする、重量測定システム。
  8. 前記重量計による前記モードを移行する処理が、前記情報通信端末から受信された端末重量測定コマンドに応じて実行される、請求項7に記載の重量測定システム。
  9. 前記重量計が、前記端末重量測定コマンドに応答して、前記情報通信端末に対して通信機能を無効にする指示を送信する、請求項8に記載の重量測定システム。
  10. 前記重量計が、前記情報通信端末とペアリングを確立し、ペアリングを確立した前記情報通信端末に対して通信機能を無効にする指示を送信する、請求項7または8に記載の重量測定システム。
  11. 前記重量計による前記モードを移行する処理の後、前記重量計が、前記情報通信端末の通信機能が無効にされているか否かを判別し、無効にされていると判別された場合に、前記重量計による被測定物の重量測定機能を有効にする、請求項7ないし10のいずれか1項に記載の重量測定システム。
  12. 前記重量計が、前記情報通信端末からの前記端末重量測定コマンドとともに、前記情報通信端末に固有の前記固有識別情報を受信する、請求項8または9に記載の重量測定システム。
  13. 前記情報通信端末は、前記情報通信端末の前記通信機能を無効にした後、所定条件下で前記通信機能を有効にする、請求項9ないし11のいずれか1項に記載の重量測定システム。
  14. 情報通信端末と重量計との間で無線通信を行う重量測定システムにより使用される重量測定方法において、
    前記重量計は、被測定物の重量を測定可能な状態となるように前記重量計のモードを移行する処理と、前記情報通信端末から前記情報通信端末に固有の固有識別情報を受信する処理と、前記モードの移行後に前記重量計が測定した前記情報通信端末の重量と、前記重量計が受信した前記情報通信端末に固有の前記固有識別情報とを関連付けて記憶する処理と、を実行することを特徴とする、重量測定方法。
  15. 重量計と通信する無線通信部と、記憶部と、処理部と、を備えた情報通信端末の、前記記憶部に記憶される重量測定プログラムであって、
    前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末の重量の測定を指示するための端末重量測定コマンドを前記重量計に送信するステップと、前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末に固有の固有識別情報を前記重量計に送信するステップと、前記無線通信部を通じて前記情報通信端末の重量を前記重量計から受領すると、前記情報通信端末の重量を前記記憶部に記憶させるステップと、
    を前記処理部に実行させることを特徴とする、重量測定プログラム。
  16. 前記無線通信部を通じて、前記端末重量測定コマンドを前記重量計に送信するステップの後に、前記無線通信部を通じて前記重量計から前記情報通信端末の通信機能を無効にする指示を受領すると、前記無線通信部の通信機能を無効にするステップを、さらに前記処理部に実行させる、請求項15に記載の重量測定プログラム。
  17. 前記無線通信部を通じて前記重量計とペアリングを確立した後に、前記無線通信部を通じて前記重量計から前記情報通信端末の通信機能を無効にする指示を受領すると、前記無線通信部の通信機能を無効にするステップを、さらに前記処理部に実行させる、請求項15に記載の重量測定プログラム。
  18. 前記無線通信部を通じて、前記端末重量測定コマンドを前記重量計に送信するステップと、前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末に固有の固有識別情報を前記重量計に送信するステップと、を同時に前記処理部に実行させる、請求項15または16に記載の重量測定プログラム。
  19. 前記無線通信部の通信機能を無効にするステップの後、所定条件下で、前記無線通信部の通信機能を有効にするステップを、さらに前記処理部に実行させる、請求項16又は17に記載の重量測定プログラム。
  20. 重量計と通信する無線通信部と、
    プログラムを記憶する記憶部と、
    前記プログラムを実行する処理部と、
    を備えた情報通信端末であって、
    前記処理部は、前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末の重量の測定を指示するための端末重量測定コマンドを前記重量計に送信する処理と、前記無線通信部を通じて、前記情報通信端末に固有の固有識別情報を前記重量計に送信する処理と、を実行し、
    前記処理部が、前記重量計から前記無線通信部を通じて前記情報通信端末の重量を受領すると、前記記憶部は、前記情報通信端末の重量を記憶することを特徴とする、情報通信端末。
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