JP2014209095A - 測定システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 多様な音声出力が可能であるとともに不当な複雑化を回避することが可能な測定システムを提供すること。【解決手段】 測定システムAは、生体試料中の特定成分の濃度を測定する測定部1B、測定部1Bによって測定された測定データを無線通信によって送信する測定側通信部、および測定部1Bおよび前記測定側通信部を制御する測定側制御部、を有する測定装置Bと、測定装置Bの前記測定側通信部から送信された前記測定データを受信する出力側通信部、複数の音声データが記憶された出力側記憶部、前記測定データに基いて前記出力側記憶部から前記音声データを選択する、または音声データを生成する出力側制御部、および前記出力側制御部によって選択または生成された前記音声データを出力する音声出力部8C、を有する多機能携帯端末Cと、を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば自己血糖測定に用いられる測定システムに関する。
生活習慣病などを有する患者は、疾患の状態把握や投薬管理のために、日常的に、自己の当該疾患に関連する生体成分の状態(濃度など)を把握する必要がある。生体成分の状態の把握には、携帯型の測定装置を用いることが一般的である。例えば、糖尿病患者は、食事管理や投薬管理のために、日常的に自己の血糖値を把握する必要がある。そのため、糖尿病患者は、自己血糖測定(Self-Monitoring of Blood Glucose、以下SMBG)装置を携帯し自己の血糖値を測定することを要求される。
特許文献1には、SMBG装置の一例が開示されている。本文献に開示されたSMBG装置は、血糖値の測定を行った後に、その測定結果である血糖値を音声によって出力するための音声出力部を備えている。このSMBG装置を使用する患者は、血糖値測定の操作を行った後に、たとえば液晶ディスプレイなどからなる表示部に表示された血糖値を目視によって確認することに加えて、前記音声出力部からの音声によって血糖値を確認することができる。
特許文献2には、別体とされた音声出力デバイスを備えたSMBG装置が提案されている。本文献に開示されたSMBG装置は、血糖値測定を行う本体部と、この本体部に対して赤外線などを用いた無線通信可能に構成された前記音声出力デバイスとを具備している。前記本体部においては、血糖値の測定の後に、測定された血糖値に対応した音声が選択もしくは生成される。次いで、前記本体部は、前記音声を前記無線通信を介して前記音声出力デバイスに送信する。前記音声出力デバイスは、典型的には、受信した音声電気信号を増幅するアンプ部およびこのアンプ部からの音声電気信号を出力するスピーカ部からなる。このようなSMBG装置を用いることにより、前記音声出力デバイスからの音声によって血糖値を確認することができる。前記音声出力デバイスを聞き取りに適した位置に携帯しておけば、より鮮明な音声によって血糖値を確認することが可能である。
上述した特許文献1,2に記載のSMBG装置においては、いずれの構成であっても、本体が測定機能と音声生成機能とを備える必要がある。測定機能はSMBG装置には必須機能である一方、音声生成機能は患者の利便性を向上させるためのものである。しかし、音声生成機能が貧弱であると患者の利便性向上という目的を充分に達成できない。患者が容易かつ確実に血糖値を確認し、それによって自己の健康状態を把握し、適切な測定行為を継続するには、音声出力機能にも様々な態様が求められる。音声出力機能を多様化させようとすると、測定機能を有する本体の大型化、複雑化、さらには高コスト化が避けられないという問題がある。
特開2011−247884号公報 特許第4395146号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、多様な音声出力が可能であるとともに不当な複雑化を回避することが可能な測定システムを提供することをその課題とする。
本発明によって提供される測定システムは、生体試料中の特定成分の濃度を測定する測定部、前記測定部によって測定された測定データを無線通信によって送信する測定側通信部、および前記測定部および前記測定側通信部を制御する測定側制御部、を有する測定装置と、前記測定装置の前記測定側通信部から送信された前記測定データを受信する出力側通信部、複数の音声データが記憶された出力側記憶部、前記測定データに基いて前記出力側記憶部から前記音声データを選択する、または音声データを生成する出力側制御部、および前記出力側制御部によって選択または生成された前記音声データを出力する音声出力部、を有する多機能携帯端末と、を備える。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記測定装置は、複数の前記測定データが記憶された測定側記憶部を有する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記出力側制御部は、前記測定データの濃度に対応する所定の測定単位に準拠した数値を含む前記音声データである測定値音声データを選択または生成し、この測定値音声データを前記音声出力部に出力させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記出力側記憶部には、前記測定データと比較されるしきい値データと、前記しきい値データとの比較結果に対応する複数のしきい値比較結果音声データと、が記憶されており、前記出力側制御部は、前記測定データと前記しきい値データとの比較結果に基いて選択した前記しきい値比較結果音声データを前記音声出力部に出力させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記測定側記憶部には、前記測定データと比較されるしきい値データが記憶されており、前記測定側制御部は、前記測定データと前記しきい値データとの比較結果に基いて生成した比較結果フラグを前記測定側通信部に送信させ、前記出力側記憶部には、前記比較結果フラグに対応する複数のしきい値比較結果音声データが記憶されており、前記出力側制御部は、前記比較結果フラグに基いて選択した前記しきい値比較結果音声データを前記音声出力部に出力させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記測定装置は、日時を計数する測定側日時計数部を有し、前記測定側制御部は、前記測定データが得られた日時を前記測定側日時計数部から取得することにより測定日時データを生成し、前記測定側記憶部には、前記測定日時データが記憶される。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記多機能携帯端末は、日時を計数する出力側日時計数部を有し、前記出力側通信部は、公衆通信回線を介した通信が可能であり、前記出力側制御部は、前記出力側通信部によって公衆通信回線を介して取得した基準日時データに基づいて、前記出力側日時計数部の計数を補正するとともに、前記測定装置から送信された測定日時データと前記出力側日時計数部によって計数された日時データとの比較の結果、前記測定側日時計数部に所定以上の誤差が生じていると判断した場合に、修正日時データを前記出力側通信部に送信させ、前記測定側制御部は、前記測定側通信部によって受信された前記修正日時データに基づいて、前記測定側日時計数部の計数を補正する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記測定側制御部は、複数の前記測定データおよびこれらの測定データに対応した複数の測定日時データを送信し、前記出力側制御部は、前記出力側通信部が受信した複数の前記測定データのうち対応する前記測定日時データが最新であるもののみに対応する前記測定値音声データを選択または生成し、かつこの測定値音声データを前記音声出力部に出力させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記出力側記憶部には、前記測定日時データに対応した複数の測定時間帯音声データが記憶されており、前記出力側制御部は、前記測定日時データに基いて前記測定時間帯音声データを選択し、かつ前記音声出力部に出力させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記出力側記憶部には、ある前記測定データと過去の複数の前記測定データとの比較結果に対応する複数の履歴比較結果音声データが記憶されており、前記出力側制御部は、前記出力側通信部が受信した前記測定データと、前記出力側記憶部に既に記憶された過去の複数の前記測定データとの比較結果に基いて選択した前記履歴値比較結果音声データを前記音声出力部に出力させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記出力側記憶部には、測定頻度に対応した1以上の頻度音声データが記憶されており、前記出力側制御部は、ある前記測定データの前記測定日時データと前記出力側記憶部に記憶された最新の前記測定日時データとの比較結果に基づいて前記頻度音声データを選択し、かつこの頻度音声データを前記音声出力部に出力させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記出力側制御部は、少なくとも前記出力側記憶部に記憶された過去の複数の前記測定データの平均値を算出し、この平均値に対応した前記測定値音声データを選択または生成し、かつこの測定値音声データを前記音声出力部に出力させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記測定装置は、測温部を有しており、前記測定側制御部は、前記測温部によって測定された測定温度に基いて生成した測定温度フラグを前記測定側通信部に送信させ、前記出力側記憶部には、前記測定温度フラグに対応する複数の測定温度音声データが記憶されており、前記出力側制御部は、前記測定温度フラグに基いて選択した前記測定温度音声データを前記音声出力部に出力させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記出力側記憶部には、前記測定装置の測定環境が不適切であることを示唆する不適切環境音声データが記憶されており、前記出力側制御部は、前記測定温度フラグの内容または頻度に基いて前記不適切環境音声データを前記音声出力部に出力させる。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記多機能携帯端末は、位置情報を取得する位置情報取得部を有しており、前記出力側記憶部には、音声出力が許可される領域を表す許可領域データまたは音声出力が禁止される禁止領域を表す禁止領域データが記憶されており、前記出力側制御部は、前記位置情報取得部によって取得された前記位置情報と前記許可領域データまたは前記禁止領域データとを比較した結果に基いて、前記音声出力部による音声出力を許可または禁止する。
本発明の好ましい実施の形態においては、前記生体試料が血液であり、前記特定成分がグルコースである。
本発明の一態様によれば、前記測定装置は、前記特定成分の測定とこの測定値を送信する機能とを備えていれば、測定値に関する音声データの生成は、前記多機能携帯端末によってなされる。このため、様々な音声出力を、たとえば多機能携帯端末に実行させるプログラムを充実させることで実現可能であり、前記測定装置の構成を不当に複雑化する必要がない。したがって、多様な音声出力が可能であるとともに不当な複雑化を回避することが可能な前記測定システムを提供することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明に係る測定システムの一例を示す概略斜視図である。 図1の測定システムに用いられる測定装置の一例を示すシステム構成図である。 図1の測定システムに用いられる多機能携帯端末の一例を示すシステム構成図である。 図1の測定システムにおける処理P01を示すフローチャートである。 図1の測定システムにおける処理P02を示すフローチャートである。 図1の測定システムにおける処理P03を示すフローチャートである。 図1の測定システムにおける処理P04を示すフローチャートである。 図1の測定システムにおける処理P05を示すフローチャートである。 図1の測定システムにおける処理P06を示すフローチャートである。 図1の測定システムにおける処理P07を示すフローチャートである。 図1の測定システムにおける処理P08を示すフローチャートである。 図1の測定システムにおける処理P09を示すフローチャートである。 図1の測定システムにおける処理P10を示すフローチャートである。 図1の測定システムにおける処理P11を示すフローチャートである。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1は、本発明に係る測定システムの一例を示している。本実施形態の測定システムAは、測定装置Bおよび多機能携帯端末Cからなる。
測定装置Bは、生体試料中の特定成分の濃度を測定する測定機能を具備しており、典型的には、血液中のグルコースの濃度を測定することにより血糖値を測定する。前記生体試料は、特に限定されないが、自己で採取することが容易である血液、尿、汗などが挙げられ、前記特定成分は、その生体試料中の濃度などの状態が、身体の状態に関連しうる成分である。身体の状態とは、疾患、トレーニングによる疲労などが挙げられる。具体的には、糖尿病、肥満、高コレステロール血症などを含む生活習慣病に関連するグルコース、コレステロール、およびトリグリセリド、トレーニングによる疲労に関連する乳酸などが挙げられる。前記特定成分がグルコースの場合は、被検者は通常糖尿病患者であり、前記特定成分が乳酸の場合は、被検者は通常スポーツ選手であり、前記特定成分がコレステロールの場合は、被検者は通常高コレステロール血症患者であり、前記特定成分がトリグリセリドの場合は、被検者は通常肥満患者である。
図2に示すように、測定装置Bは、測定部1B、測定側通信部2B、測定側制御部3B、測定側記憶部4B、測定側日時計数部5B、入力部6B、表示部7Bおよび測温部8Bを備えている。
測定部1Bは、血液中のグルコース濃度を測定することにより血糖値を測定する部位であり、たとえば図1に示すセンサ11Bと、このセンサ11Bに導通する端子などを有する受容部(図示略)からなる。センサ11Bは、たとえば乾燥試薬が設けられており、前記受容部に差し込まれる端子を有する。本実施形態のセンサ11Bは、一回の使用の度に廃棄されるディスポーザルタイプのセンサである。
測定側通信部2Bは、多機能携帯端末Cと無線通信を行う部位であり、本実施形態においては、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した無線通信が可能に構成されている。測定側通信部2Bの具体的構成は特に限定されないが、たとえばアンテナと制御用素子とが一体的に組み込まれた1チップICである。なお、本発明における通信が準拠する通信規格は特に限定されず、たとえばNFC(Near Field Communication)規格などを適宜採用可能である。
測定側制御部3Bは、測定装置Bの動作および処理を制御するためのものであり、典型的には、CPUからなる。測定側制御部3Bがなす制御は、たとえば測定側記憶部4Bに記憶されたプログラムによって規定される。
測定側記憶部4Bは、測定装置Bの動作および処理を実現するためのプログラムや各種データが記憶される部位であり、典型的には半導体メモリからなる。本実施形態においては、測定側記憶部4Bは、プログラム領域41B、測定データ領域42B、測定日時データ領域43Bおよびしきい値領域44Bを有している。
プログラム領域41Bは、測定装置Bの動作および処理を実現するための前記プログラムが記憶される領域である。測定データ領域42Bは、測定部1Bによって測定された測定データ(血糖値)が記憶される領域である。測定日時データ領域43Bは、測定側日時計数部5Bによって計数された測定日時データが記憶される領域である。しきい値領域44Bは、測定データと比較されるべき各種しきい値データが記憶される領域である。
測定側日時計数部5Bは、一般的に時計機能と称される機能を果たす部位であり、たとえば測定部1Bによる測定が実行された日時を測定日時データとして測定側制御部3Bに出力する。なお、測定側日時計数部5Bは、測定側制御部3Bの一機能として統合された構成であってもよい。
入力部6Bは、測定装置Bの動作に必要な操作を使用者が入力する部位であり、たとえば押しボタンによって構成されている。
表示部7Bは、測定側制御部3Bの指令によって、測定装置Bの状態あるいは測定された血糖値を表示する部位であり、典型的には液晶ディスプレイからなる。
測温部8Bは、測定装置Bあるいはその周辺環境の温度を測定するためのものであり、たとえば熱電対、サーミスタ、測温抵抗体などである。
多機能携帯端末Cは、測定装置Bとの通信機能および音声出力機能を具備している。多機能携帯端末Cとしては、様々なデバイスが採用できるが、典型的には携帯電話機が採用される。多機能携帯端末Cとして用いられる携帯電話機としては、たとえばAndroidOS(登録商標)またはiOS(登録商標)などの基本OSを実行可能に構成された、いわゆるスマートフォンと称されるものが好適に挙げられる。また、通話機能を必須機能として有さない、いわゆるタブレットと称される端末を、多機能携帯端末Cとして用いてもよい。
図3に示すように、多機能携帯端末Cは、出力側通信部2C、出力側制御部3C、出力側記憶部4C、出力側日時計数部5C、入力部6C、表示部7C、音声出力部8C、振動発生部81Cおよび位置情報取得部9Cを備えている。
出力側通信部2Cは、測定装置Bと無線通信を行う部位であり、本実施形態においては、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した無線通信が可能に構成されている。出力側通信部2Cの具体的構成は特に限定されないが、たとえばアンテナと制御用素子とが一体的に組み込まれた1チップICである。なお、上述したように、本発明における通信が準拠する通信規格は特に限定されず、たとえばNFC(Near Field Communication)規格などを適宜採用可能である。
また、本実施形態においては、出力側通信部2Cは、たとえば国際電気通信連合が定めるIMT-2000(International Mobile Telecommunication 2000)規格に準拠した無線通信が可能に構成されている。IMT-2000規格に準拠した無線通信により、多機能携帯端末Cは、図1に示すインターネット(公衆通信回線)にアクセス可能となっている。なお、出力側通信部2Cは、互いに分離配置されたBluetooth(登録商標)規格に準拠した無線通信を行うICチップとIMT-2000規格に準拠した無線通信を行うICチップとによって構成されてもよいし、これらの複数の無線通信を一括して行う1チップICによって構成されてもよい。
出力側制御部3Cは、多機能携帯端末Cの動作および処理を制御するためのものであり、典型的には、CPUからなる。出力側制御部3Cがなす制御は、たとえば出力側記憶部4Cに記憶されたプログラムによって規定される。
出力側記憶部4Cは、多機能携帯端末Cの動作および処理を実現するためのプログラムや各種データが記憶される部位であり、典型的には半導体メモリからなる。特に、スマートフォンとして構成された多機能携帯端末Cにおいては、ROMやSDメモリカードなどが組み合わされて出力側記憶部4Cを構成している。本実施形態においては、出力側記憶部4Cは、プログラム領域41C、測定データ領域42C、測定日時データ領域43C、しきい値領域44C、音声データ領域45Cおよび位置データ領域46Cを有している。
プログラム領域41Cは、多機能携帯端末Cの動作および処理を実現するための前記プログラムが記憶される領域である。スマートフォンとして構成された多機能携帯端末Cにおいては、前記プログラムは、AndroidOS(登録商標)またはiOS(登録商標)などの基本OSと、各種の応用プログラムを含む。この応用プログラムは、たとえばアプリの略称で広く認知されているものが相当し、典型的には、図1に示すインターネット(公衆通信回線)を経由して多機能携帯端末Cに配信される。測定データ領域42Cは、測定装置Bから送信された測定データ(血糖値)が記憶される領域である。測定日時データ領域43Cは、測定装置Bから送信された測定日時データが記憶される領域である。しきい値領域44Cは、測定データと比較されるべき各種しきい値データが記憶される領域である。
音声データ領域45Cは、音声出力部8Cから出力されるべき各種音声データが記憶される領域である。位置データ領域46Cは、位置情報取得部9Cによって取得された位置データ、さらには、この位置データと比較されるべき位置に関するデータが記憶される領域である。
出力側日時計数部5Cは、一般的に時計機能と称される機能を果たす部位であり、出力側制御部3Cに現在時刻を出力する。なお、出力側日時計数部5Cは、出力側制御部3Cの一機能として統合された構成であってもよい。また、出力側制御部3Cは、インターネットから供給される時刻データを利用して、出力側日時計数部5Cの時刻補正を行なってもよい。
入力部6Cは、多機能携帯端末Cの使用者が操作入力するための部位であり、典型的には、表示部7Cに積層された透過式のタッチスクリーンである。このようなタッチスクリーンとしては、たとえば静電式あるいは抵抗式のものが挙げられる。また、入力部6Cは、タッチスクリーンに加えて押ボタンを適宜含んでいてもよい。
表示部7Cは、出力側制御部3Cの指令によって、種々の情報を文字や図柄として表示する部位であり、典型的には液晶ディスプレイあるいは有機ELディスプレイからなる。多機能携帯端末Cがスマートフォンとして構成されている場合、表示部7Cは、フルカラー表示が可能とされている。
音声出力部8Cは、出力側制御部3Cの指令によって、音声データに基づいた音声を出力する部位であり、たとえばアンプおよびスピーカからなる。また、音声出力部8Cとしては、イヤホン端子およびこのイヤホン端子に接続されるイヤホンを適宜含んでいてもよい。また、音声出力部8Cとしては、空気を振動させることによって使用者の耳に音声を伝達する方式に限定されず、たとえば骨伝導形式を採用してもよい。骨伝導方式の音声出力部8Cによれば、使用者の顎や頭蓋骨などの骨を介して、内耳から脳に音声を伝達する。このような音声出力部8Cは、たとえば使用者の耳の後ろにある乳様突起と称される骨に直接振動を付与しうる構成が採用される。
振動発生部81Cは、多機能携帯端末C全体を振動させ得る振動源を備えており、たとえば小型モータが内蔵されている。振動発生部81Cが振動を発生することにより、多機能携帯端末Cを所持する者が、何らかの報知が生じたことを認識することができる。後述する測定システムAの動作制御においては、表示部7Cへの表示および音声出力部8Cによる音声出力に併せて、振動発生部81Cによる振動発生を補助的な報知手段として用いる。振動発生部81Cに振動を発生させるか否かの判断は、たとえば多機能携帯端末Cがいわゆるマナーモードに設定されているか否かに従えばよい。
位置情報取得部9Cは、多機能携帯端末Cの現在位置を取得する部位であり、たとえばGlobal Positioning System(以下、GPS)測位を実行する。なお、多機能携帯端末Cが上述したIMT-2000規格に準拠した無線通信を行う場合、いわゆる基地局情報に基いて現在位置を取得する構成であってもよい。さらには、多機能携帯端末Cが無線LAN規格に準拠した無線通信を行う場合、アクセスポイント情報に基いて現在位置を取得する構成であってもよい。
次に、測定システムAの動作制御について、図4〜図14を参照しつつ以下に説明する。なお、測定装置Bは、図4〜図14に示す処理P01〜P11のすべてを実行可能な構成例として説明するが、本発明に係る測定システムは、これらの処理全てを行う構成、いずれかの処理を選択的に行う構成、あるいは他の処理を追加的に行う構成などを適宜採用しうる。また、測定システムAにおいて処理P01〜P11のいずれが実施されるかは、測定装置Bあるいは多機能携帯端末Cにおける操作入力によって適宜選択設定される。または、多機能携帯端末Cの前記アプリが所定のアルゴリズムにしたがって、処理P01〜P11を自動的に選択してもよい。
<処理P01>
図4は、処理P01を示すフローチャートである。処理P01は、主に、測定装置Bによる測定と通信確立までを行う。まず、測定装置Bが動作可能な状態におかれる(ステップS010B)。この状態は、たとえば測定装置Bに所定の充電されたバッテリーが搭載されたいわゆるスタンバイ状態である。次いで、センサ11Bが挿入されると測定装置Bが上述したスタンバイ状態から動作可能な電源ON状態となる(ステップS011B)。
使用者は、自己の血液を所定量だけ採取し、この血液をセンサ11Bの先端に点着させる。この点着をたとえば電気的に検出することにより(ステップS012B)、測定部1Bによる測定処理が行われる(ステップS013B)。測定部1Bによって血液中のグルコースの濃度が測定されると、その結果が測定データとして測定側制御部3Bに送られ、測定側記憶部4Bの測定データ領域42Bに格納される。
また、測定装置Bにおいては、測定処理(ステップS013B)が完了すると、自動的に多機能携帯端末Cとの通信確立がなされる(ステップS014B)。たとえば、Bluetooth(登録商標)規格に準拠した無線通信の場合、測定装置Bと多機能携帯端末Cとを相互に認識させる通信初期設定処理にあたるいわゆるペアリング処理が処理P01の実行に先立ってあらかじめ完了している。このため、ステップS014Bにおいては、測定装置Bからの接続要求に対して多機能携帯端末Cが応答することにより、通信確立がなされる。以上の処理により、測定装置Bにおける測定が完了し、その結果を多機能携帯端末Cに送信可能な状態となる。以降に説明する処理においては、便宜上異なる符号が付されていても特に相違点を述べる場合を除き、測定装置Bにおいて同様の処理がなされる。
<処理P02>
図5は、処理P02を示すフローチャートである。処理P02は、測定装置Bによって測定された血糖値を多機能携帯端末Cが音声として出力する(読み上げる)ものである。測定装置BにおけるステップS020BおよびステップS021Bは、上述したステップS010BおよびステップS013Bと同様であり、ステップS022Bを実行する前に、上述したステップS010B〜ステップS014Bに相当する処理が完了している。次いで、測定側制御部3Bの指令により、測定側記憶部4Bの測定データ領域42Bに格納された測定データを、測定側通信部2Bから送信する(ステップS022B)。
一方、多機能携帯端末Cにおいては、あらかじめスタンバイ状態または電源ON状態とされている(ステップS020C)。多機能携帯端末Cにおいては、以降に説明する処理を行うためには、所定のプログラム(アプリ)が起動している必要がある。このアプリの起動は、使用者が明示的に実行開始の操作を入力部6Cから行なってもよいし、多機能携帯端末Cの電源ONに伴って自動的になされてもよい。なお、多機能携帯端末Cにおいては、所定のアプリが一度起動されると、その後に多機能携帯端末Cがスタンバイ状態となってもバックグラウンド起動した状態が保たれている。
前記アプリは、出力側記憶部4Cのプログラム領域41Cにあらかじめ格納されている。なお、このアプリは、たとえば使用者が測定装置Bを購入した後に、測定装置Bに添付されたURL(QRコード(登録商標)の形態で記述されていてもよい)に多機能携帯端末Cからアクセスすることにより、インターネット経由で提供されてもよい。
測定装置Bからの送信要求を検出すると、出力側制御部3Cは所定のアプリに規定された処理として出力側通信部2Cによって測定データを受信し、出力側記憶部4Cの測定データ領域42Cに格納する(ステップS021C:Yes)。測定装置Bからの受信を完了するまでは、多機能携帯端末Cは受信待機状態を維持する(ステップS021C:No)。
次に、出力側制御部3Cは、測定値音声データの選択または生成を行う。出力側制御部3Cは、出力側記憶部4Cの測定データ領域42Cに格納された測定データを参照する。この測定データは、測定された血液中のグルコース濃度(血糖値)である。出力側制御部3Cは、この血糖値を所定の測定単位に準拠した数値に換算する。あるいは、測定装置Bにおいて所定の測定単位に準拠した数値が生成され、この数値を含む測定データが送信されていてもよい。出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cには、種々の数値を読み上げることに対応する音声データが格納されている。出力側制御部3Cは、出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cに格納されたこれらの音声データから測定データに対応したものを測定値音声データとして選択する。あるいは、出力側制御部3Cが前記アプリに含まれたアルゴリズムに従い、前記数値を読み上げることに対応した測定値音声データを生成する構成であってもよい。または、出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cに格納された部分的な音声データを選択し、これらを合成することによって、測定値音声データを生成する構成であってもよい(ステップS022C)。
次に、出力側制御部3Cは、測定値音声データを音声出力部8Cに出力させる(S023C)。これにより、使用者は、多機能携帯端末Cから読み上げられる測定値を聞き取ることにより、測定結果を確認する。なお、図1に示すように、測定値である血糖値を、測定装置Bの表示部7Bや多機能携帯端末Cの表示部7Cに表示してもよい。
<処理P03>
図6は、処理P03を示すフローチャートである。処理P03は、多機能携帯端末Cによって測定値を読み上げることに加えて、しきい値比較結果音声データを読み上げる。まず、測定装置BにおいてステップS030BおよびステップS031Bが実行される。ステップS031Bの完了は、上述したステップS010B〜ステップS014Bに相当する処理の完了を意味している。
一方、多機能携帯端末Cにおいては、まずステップS030CおよびステップS031Cが実行される。これらのステップS030C,S031Cは、上述したステップS020C,S021Cと同様である。
次いで、出力側制御部3Cは、しきい値比較処理を行う(ステップS032C)。出力側記憶部4Cのしきい値領域44Cには、各種のしきい値データが格納されている。各しきい値データは、測定装置Bからの測定値が比較されるものである。たとえば、しきい値の例としては、健康な人、糖尿病患者、測定システムAを使用する個人などにとって低めと認識される血糖値、あるいは高めと認識される血糖値である。なお、このしきい値データは、たとえば前記アプリのインストールなどによって予め用意された値が設定されてもよいし、前記アプリの起動後に使用者の任意で操作入力により設定されるものであってもよい。
次いで、出力側制御部3Cは、しきい値比較処理の結果に応じたしきい値比較結果音声データ処理を行う(ステップS033C)。出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cには、しきい値比較結果に応じた複数のしきい値比較結果音声データが格納されている。たとえば、しきい値と比較した結果、測定値が比較的高めであるときは、しきい値比較結果音声データとして「高めです」と読み上げるものが選択され、しきい値と比較した結果、測定値が比較的低めであるときは、しきい値比較結果音声データとして「低めです」あるいは「低いのでもう一回測ってみましょう」と読み上げるものが選択される。
次いで、ステップS034Cが実行される。これは、上述したステップS022Cと同様である。次いで、ステップS035CおよびステップS036Cが順次実行される。ステップS035Cは、上述したステップS023Cと同様であり、測定された血糖値が読み上げられる。ステップS036Cにおいては、ステップS033Cによって選択されたしきい値比較結果音声データが音声出力部8Cから出力される。
<処理P04>
図7は、処理P04を示すフローチャートである。処理P04は、測定装置Bから測定データとともに比較結果フラグが送信される。まず測定装置BにおいてステップS040B,S041Bが実行される。次いで、測定側制御部3Bは、しきい値比較処理(ステップS042B)を行う。測定側記憶部4Bのしきい値領域44Bには、測定値と比較されるべき複数のしきい値データが格納されている。これらのしきい値データは、上述した処理P03におけるしきい値データと同様のしきい値であってもよい。あるいは、たとえば測定装置Bによって適切に測定されうる血糖値範囲の上限および下限に相当する血糖値をしきい値としてもよい。測定側制御部3Bは、測定値としきい値とを比較し、その結果に応じて比較結果フラグを生成する。この比較結果フラグは、測定値が高めか低めであることを意味するもの、あるいは測定値が測定範囲の上限または下限を超えたものであることを意味するもの、などである。なお、このしきい値データは、たとえば前記アプリのインストールなどによって予め用意された値が設定されてもよいし、前記アプリの起動後に使用者の任意で設定されるものであってもよい。
次いで、測定側制御部3Bは、ステップS043BおよびステップS044Bを順次実行する。ステップS043Bは、上述したステップS022Bと同様である。ステップS044Bにおいては、測定側制御部3Bは、ステップS042Bにおいて生成した比較結果フラグを測定側通信部2Bによって送信する。
一方、多機能携帯端末Cにおいては、ステップS040Cを経て、ステップS041Cを実行することにより、測定データと比較結果フラグとを受信する。そして、ステップS042Cにおいて、比較結果フラグをあらかじめ用意されたテーブルまたはリストと比較することにより、測定値音声データの生成または選択の要否、すなわち測定値の読み上げの要否を判断する。比較結果フラグが高めや低めを意味する場合(ステップS042C:Yes)、ステップS043C〜S046Cを実行する。これらのステップS043C〜S046Cは、上述したステップS033C〜S036Cと同様である。
比較結果フラグが測定値が測定範囲の上限または下限を超えたものであることを意味する場合(ステップS042C:No)、出力側制御部3Cは、受信した比較結果フラグに基いて出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cから対応するしきい値比較結果音声データを選択する(ステップS043C)。このしきい値比較結果音声データは、たとえば「測定値が測定レンジから外れています」、「もう一度測定して下さい」や「2回続けて測定レンジ外となりました。測定装置が正常に動作していない可能性もあります」などの音声である。次いで、出力側制御部3Cは、しきい値比較結果音声データを音声出力部8Cから出力する(ステップS046C)。測定値が適切な範囲ではなかったため、測定値の読み上げに対応する処理は省略される。
<処理P05>
図8は、処理P05を示すフローチャートである。処理P05においては、測定装置Bによって測定がなされた日時に関連した処理がなされる。まず、測定装置BにおいてステップS050B,S051Bが実行される。また、測定側制御部3Bは、測定側日時計数部5BからステップS051Bを実行した日時を取得し、測定側記憶部4Bの測定日時データ領域43Bに格納する(ステップS052B)。そして、測定側制御部3Bは、測定側通信部2Bによって測定データの送信(ステップS053B)と測定日時データの送信(ステップS054B)を実行する。
多機能携帯端末Cにおいては、ステップS050Cの後に、出力側制御部3Cが、測定データの受信(ステップS051C)と測定日時データの受信(ステップS052C)とを実行する。次いで、出力側制御部3Cは、測定データに対応した測定値音声データを選択または生成する(ステップS053C)。一方、出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cには、測定日時に応じた複数の測定時間帯音声データが格納されている。これらの測定時間帯音声データの内容は、たとえば「朝食前です」、「朝食後です」、「昼食前です」、「昼食後です」、「夕食前です」、「夕食後です」などである。出力側制御部3Cは、受信した測定日時データに基づき、対応する測定時間帯音声データを選択する(ステップS054C)。そして、出力側制御部3Cは、音声出力部8Cからの測定時間帯音声データの出力(ステップS055C)および測定値音声データの出力(ステップS056C)を順次行う。なお、出力側制御部3Cが受信した測定日時データに基づき、いずれの測定時間帯に該当するかの判断は、測定日時データを測定時間帯に対応させるテーブル、リストあるいはしきい値を用いた判定処理によって行う。これらのテーブル、リストあるいはしきい値は、出力側記憶部4Cに記憶されており、たとえば前記アプリのインストールなどによって予め用意されたテーブル、リストあるいはしきい値が設定されてもよいし、前記アプリの起動後に使用者の任意で設定されるものであってもよい。
処理P05の変形例としては、測定装置Bにおいて生成された測定時間帯フラグが、測定日時データ送信(ステップS054B)において、測定日時データとともに、あるいは測定日時データに代えて、多機能携帯端末Cに送信される構成であってもよい。多機能携帯端末Cにおいては、受信した測定時間帯フラグに基いて、上述した測定時間帯音声データの選択を行う(ステップS053C)。この測定時間帯フラグは、「朝食前」、「昼食後」、「夕食前」などの時間帯に対応して用意される。測定装置Bにおける測定時間帯フラグの生成は、典型的には、測定処理(ステップS051B)に前後して、使用者がたとえば測定装置Bの入力部6Bからいずれの時間帯であるかを選択入力することによって決定される。あるいは、測定側制御部3Bが、所定のテーブル、リストあるいはしきい値を用いて測定日時データに基いて測定時間帯フラグを生成する構成であってもよい。
また、処理P05の他の変形例としては、出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cに、測定日時そのものの読み上げに対応する音声データが格納された構成、あるいは出力側制御部3Cによって測定日時そのものに対応する音声データが生成される構成であってもよい。この場合、これらの処理がステップS054Cに対応するステップで実行され、ステップS056Cにおいては、測定日時そのものが音声によって音声出力部8Cから出力される。
<処理P06>
図9は、処理P06を示すフローチャートである。処理P06は、処理P05に類似しているものの、複数の測定データを一括して処理する構成とされている。ステップS060B〜S062Bを実行した後に、測定側記憶部4Bの測定データ領域42Bに、未送信の測定データが残されているかを判定する(ステップS063B)。未送信であるかの判定は、たとえば送信された測定データに送信済みフラグを付する構成とすることによって実現される。未送信の測定データが残っているケースとしては、前述した処理P05の実行に際して、測定(ステップS051B,S052B)が複数回なされたものの、多機能携帯端末Cが携帯されていない、あるいは通信が適切に確立されていないなどの理由により、前述した送信処理(ステップS053B,S054B)が適切になされず、処理P05が完了しなかった場合である。この場合、測定側記憶部4Bの測定日時データ領域43Bには、これらの未送信の測定データに対応した複数の測定日時データが格納されている。未送信の測定データが認められた場合(ステップS063B:Yes)、ステップS061B,S062Bによって得られた測定データおよび測定日時データとともに、未送信であった測定データおよび測定日時データが一括してステップS064B,S065Bにおいて送信される。未送信の測定データが認められない場合(ステップS063B:No)、上述した処理P05と同様の処理が実行される。
多機能携帯端末Cにおいては、ステップS061C,S062Cを実行することにより、これらの測定データおよび測定日時データを一括して受信する。ステップS063C〜S066Cにおいては、これらの測定データおよび測定日時データのすべてに対応して実行してもよいし、たとえば測定データから最新の測定データを選択し、この最新の測定データおよびこれに対応する測定日時データのみについて、ステップS063C〜S066Cを実行してもよい。
<処理P07>
図10は、処理P07を示すフローチャートである。処理P07においては、これまでの測定履歴との比較結果が出力される。測定装置Bにおいては、ステップS070B〜S074Bが実行される。多機能携帯端末Cにおいては、ステップS070C〜S072Cが実行されることにより、測定データと測定日時データとが受信される。出力側制御部3Cは、受信した測定日時データからたとえば測定時間帯を特定する。そして、出力側記憶部4Cの測定データ領域42Cから、同じ測定時間帯に測定された過去の測定データを選択し、受信した測定データと比較する(ステップS073C)。出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cには、履歴比較の結果に対応した複数の履歴比較結果音声データが格納されている。履歴比較結果音声データの内容は、「前回の同じ時間帯の測定値と比べて高めです」、「前回の同じ時間帯の測定値と比べて低めです」「今回は120,前回の朝食前血糖値は130で、10下がりました」などである。出力側制御部3Cは、履歴比較処理(ステップS073C)の比較結果に対応した履歴比較結果音声データを選択する(ステップS074C)。そして、ステップS075C〜S078Cを実行することにより測定値音声データおよび測定時間帯音声データを音声出力部8Cから出力し、さらに履歴比較結果音声データを音声出力部8Cから出力する(ステップS079C)。
<処理P08>
図11は、処理P08を示すフローチャートである。処理P08は、使用者の測定頻度が適切であるかを判定し、その結果を出力する工程を含んでいる。まず、測定装置BにおいてステップS080B〜S084Bを実行する。多機能携帯端末Cにおいては、ステップS080C〜ステップS082Cを実行し、測定データおよび測定日時データを受信する。次いで、出力側制御部3Cは、出力側記憶部4Cの測定データ領域42Cに格納された過去の測定データのうち最新の測定データに対応する測定日時データを測定日時データ領域43Cから選択し、受信した測定日時データと比較する(ステップS083C)。この測定日時データの選択は、受信した測定日時データと同じ時間帯の測定日時データを選択してもよい。出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cには、頻度音声データが格納されている。頻度音声データの内容は、「毎日測定できています」、「前回の測定からX日経過しています」、「久しぶりの測定ですね」などである。次いで、出力側制御部3Cは、ステップS083Cの結果に基づき、頻度音声データを選択する(ステップS084C)。そして、ステップS085C〜ステップS088Cを実行することにより、測定値音声データおよび測定時間帯音声データを音声出力部8Cから出力し、さらに頻度音声データを音声出力部8Cから出力する(ステップS089C)。
<処理P09>
図12は、処理P09を示すフローチャートである。処理P09においては、過去の測定データを用いた平均値が出力される。まず、測定装置BにおいてステップS090B〜S094Bを実行する。多機能携帯端末Cにおいては、ステップS090C〜ステップS092Cを実行し、測定データおよび測定日時データを受信する。出力側制御部3Cは、出力側記憶部4Cの測定データ領域42Cに格納された過去の複数の測定データから、受信した測定データと同じ時間帯の複数の測定データを選択し、これらの平均値を算出する(ステップS093C)。また、出力側制御部3Cは、測定値音声データの生成に類似した処理により、この平均値に対応した音声データを生成する。この音声データは、「この時間帯の平均値はXです」などである。次いで、出力側制御部3Cは、ステップS094C〜S097Cを実行することにより、測定時間帯音声データおよび測定値音声データを音声出力部8Cから出力し、さらに平均値に対応する前記測定値音声データを音声出力部8Cから出力する(ステップS098C)。
処理P09の変形例としては、平均値算出処理(ステップS093C)に加えて、算出された平均値と今回の測定データとの比較を行い、測定データの平均値に対する数値差を算出する構成が挙げられる。測定値音声データ処理(ステップS094C)においては、「平均値より10高いです」などの内容の音声データを生成する。そして、測定値音声データ出力(ステップS098C)においては、測定値とともに平均値との比較結果が音声出力部8Cから出力される。
<処理P10>
図13は、処理P10を示すフローチャートである。処理P10は、測定装置Bの温度に関するステップを含んでいる。測定装置Bにおいて、ステップS100B,S101Bを実行する。次いで、測定側制御部3Bは、測温部8Bから測定温度を取得し、この測定温度に基づいた測定温度フラグを生成する(ステップS102B)。この測定温度フラグは、測定装置Bの温度が測定に適した許容範囲にあるか否かに対応している。あるいは、測定装置Bの温度が高め、低めであることに対応していてもよい。次いで、測定側制御部3Bは、ステップS103B,104Bを実行することにより、測定データおよび測定温度フラグを送信する。
多機能携帯端末Cにおいては、ステップS100C〜S102Cを実行することにより、測定データおよび測定温度フラグを受信する。出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cには、測定温度フラグに対応した複数の測定温度音声データが格納されている。出力側制御部3Cは、測定温度フラグに基いて測定値が有効であるか否かを判定する(ステップS103C)。たとえば、測定温度フラグが、温度が高めや低めであるものの許容範囲内にあることを意味する場合(ステップS103C:Yes)、出力側制御部3Cは、測定温度フラグに基いて「高めの測定温度です」や「低めの測定温度です」といった内容の測定温度音声データを選択する(ステップS104C)。そして、出力側制御部3Cは、ステップS105C,S106Cを実行することにより測定値音声データを音声出力部8Cから出力し、さらに測定温度音声データを音声出力部8Cから出力する(ステップ107C)。
一方、ステップS103Cにおいて、測定温度フラグに基づいた判定の結果、測定温度が許容範囲から逸脱していた場合(ステップS103C:No)、出力側制御部3Cは、測定温度フラグに基いて「測定温度が異常でした」や「もう一度測定して下さい」といった内容の測定温度音声データを選択する(ステップS104C)。そして、この測定温度音声データを音声出力部8Cから出力する(ステップS107C)。
<処理P11>
図14は、処理P11を示すフローチャートである。処理P11は、処理P10とおおむね同様の処理であるが、上述したステップS103Cに類似のステップS113Cにおいて、Noと判定された場合のステップが異なっている。測定温度フラグに基づいた判定の結果、測定温度が許容範囲から逸脱していた場合(ステップP113C:No)、出力側制御部3Cは、これまでに同様の測定温度フラグ(許容範囲からの逸脱を意味するものなど)を受信した履歴を確認する。そして、たとえばある期間内において許容範囲からの逸脱を意味する測定温度フラグを所定回数以上受信していた場合、たとえば置かれている環境が適切でないと判断する。出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cには、不適切環境音声データが格納されている。不適切環境音声データの内容は、「測定装置の保管場所に注意しましょう」などである。出力側制御部3Cは、いずれかの不適切環境音声データを選択する(ステップS118C)。そして、出力側制御部3Cは、不適切環境音声データを音声出力部8Cから出力する(ステップS119C)。
さらに、測定システムAは、様々な処理を行う構成としうる。
たとえば、上述した処理P01〜P11を実行する際に、多機能携帯端末Cにおいて出力側制御部3Cが位置情報取得部9Cから位置情報を得る。出力側記憶部4Cの位置データ領域46Cには、音声出力が許可される領域を表す許可領域データまたは音声出力が禁止される禁止領域を表す禁止領域データが記憶されている。出力側制御部3Cは、得られた位置情報が許可領域に含まれた位置を示す場合、あるいは禁止領域に含まれない位置を示す場合に、音声出力部8Cからの音声出力を実行する。一方、得られた位置情報が許可領域に含まれない、あるいは禁止領域に含まれる場合、音声出力部8Cからの音声出力をあえて実行しないという処理を行う。この音声出力を実行しない処理を行う場合には、使用者に「位置情報に基づいて読み上げない」ことを確認的に報知してもよい。この報知は、たとえば表示部7Cへの文字画像表示によって行うことができる。また、表示部7Cへの表示と併せて、振動発生部81Cによって振動を発生させてもよい。さらに「データを受信しましたが、現在地での血糖値読み上げは行いません。」という音声メッセージを出力してもよい。
多機能携帯端末Cにおける位置情報取得部9Cの位置情報の取得は、典型的には、処理P01〜P11を実行するためのアプリとは別に、多機能携帯端末Cの基本機能として用意された位置情報アプリを出力側制御部3Cが実行することによってなされる。また、上述した許可領域データおよび禁止領域データの具体的な領域データは、たとえば多機能携帯端末Cの入力部6Cから使用者が任意で設定する構成が採用できる。領域データの設定は、たとえば、許可領域または禁止領域の中心となる地点の位置入力や、許可領域または禁止領域となる範囲を規定する円の半径(距離)の入力を含む。中心地点の位置入力には、たとえば表示部7Cに任意の地域の地図を表示させ、その地図を参照して入力部6Cから操作入力する手法が挙げられる。許可領域の中心地点の例としては、たとえば使用者の自宅の所在地が挙げられる。また、禁止領域の中心地点の例としては、たとえば公共施設の所在地が挙げられる。さらに、たとえば、得られた位置情報が禁止領域に含まれる場合に、出力側制御部3Cは、位置情報と禁止領域の中心地点との距離を算出し、この距離に対応した音声データを生成した後に、音声出力部8Cからたとえば「X(禁止領域の中心地点)から半径Ym以内です」との音声を出力してもよい。この音声出力にあたっては、出力側制御部3Cが音声出力部8Cの出力ボリュームを低下させておくことが好ましい。
他の例としては、多機能携帯端末Cにおいて、出力側制御部3Cは、出力側通信部2Cによってインターネットから基準日時データを取得する。そして、出力側制御部3Cは、この基準日時データに基いて、出力側日時計数部5Cの計数を補正する。さらに、出力側制御部3Cは、測定装置Bから送信された測定日時データと出力側日時計数部5Cによって計数された日時データとの比較の結果、測定側日時計数部5Bに所定以上の誤差が生じていると判断した場合に、修正日時データを出力側通信部2Cから測定側通信部2Bへと送信する。測定側制御部3Bは、測定側通信部2Bによって受信された修正日時データに基いて、測定側日時計数部5Bの計数を補正する。また、出力側記憶部4Cの音声データ領域45Cに、この日時補正を行ったことを示す内容の日時補正音声データが格納されている。この日時補正音声データの内容は、「測定装置の日時を補正しました」などである。そして、出力側制御部3Cは、この日時補正音声データを音声出力部8Cに出力させる。
次に、測定システムAの作用について説明する。
本実施形態によれば、測定装置Bは、血糖値の測定とこの測定値を送信する機能を備えていれば、測定値に関する音声データの生成は、多機能携帯端末Cによってなされる。このため、処理P02〜P11に例示したような様々な音声出力を、多機能携帯端末Cに実行させるアプリを充実させることで実現可能であり、測定装置Bの構成を不当に複雑化する必要がない。特に、多機能携帯端末Cがいわゆるスマートフォンとして構成されている場合、大量に流通することによるハードコストの低減を図ることができる。またこれに加え、比較的安価な環境でアプリ開発が可能であり、さらにアプリの使用者増が見込まれることから、アプリを無料あるいはごく低廉な価格で提供可能である。したがって、多様な音声出力が可能であるとともに不当な複雑化を回避することが可能な測定システムAを提供することができる。
出力側通信部2Cがインターネットに接続可能であることにより、多機能携帯端末Cに実行させるアプリの更新や各種音声データの追加などを容易に行うことができる。特に、使用者が自動更新を許可する設定をすれば、使用者が意識することなく、適切なタイミングでアプリの更新や各種音声データの追加などを行うことができる。
処理P01においては、使用者は、センサ11Bの挿入をすれば即座に測定を行うことが可能である。これにより、日常において高い頻度で行うことが求められる血糖値測定をより簡便に行うことができる。
処理P02においては、測定値である血糖値そのものが多機能携帯端末Cから読み上げられる。スマートフォンに代表される多機能携帯端末Cは、使用者が聞き取りやすい位置に身に着けている可能性が高い。このような多機能携帯端末Cから血糖値が読みあげられれば、使用者は、目視などに頼ることなく血糖値を適切に把握することができる。
処理P03においては、自己の血糖値が高めであるか、低めであるかなどの傾向を把握することが可能である。これにより、日々の食物摂取を再検討したり、適切な治療行為を受けるなどの改善行為を速やかに行うことができる。
処理P04においては、その測定によって得られた血糖値が、測定結果として採用すべきものであるか、たとえばなんらかの理由による間違った測定によるものであるかを、測定直後に認識することができる。しきい値比較結果音声データとして様々な内容のものを用意すれば、使用者の注意を適切に喚起することができる。
処理P05においては、測定時間帯が測定値とともに読み上げられる。これにより、使用者が測定時間帯を把握できることはもちろん、測定を習慣づけるきっかけとすることができる。
処理P06においては、複数の測定データについて、最新のものを選択して読み上げたり、これまで把握できていなかった測定結果としての血糖値を把握することができる。このような構成により、互いに別体とされた測定装置Bと多機能携帯端末Cとが常に通信可能な状態に置かれていなくとも、日常の測定結果を有効に活用することができる。
処理P07においては、過去の同時間帯における血糖値との比較結果を把握することができる。血糖値は、同一使用者であっても食事を基準とした時間帯によって傾向が大きく異なることが一般的である。このため、毎食前後に測定を継続していたとしても、そのときの測定結果のみが通知される構成では、ある時間帯における血糖値の傾向を把握することは困難である。処理P07により、同じ時間帯における血糖値の傾向を容易かつ確実に把握することが可能である。
処理P08においては、測定頻度が適切であるか否かを使用者に把握させる事ができる。これにより、使用者自身としては適切な頻度で測定しているつもりでも、実際の測定頻度が充分でないような場合に、使用者にその状態を客観的に、かつ適切なタイミングで気づかせることができる。
処理P09においては、これまでの平均値、特に同時間帯における平均値に対して最新の血糖値がどのような値であるのかを容易に把握することができる。このような平均値との比較には、継続的に測定結果を蓄積し、かつ適切な算出処理が必要である。たとえば測定装置B単体を用いて、使用者が平均値との比較を把握しようとすると、相当の手間が生じるとともに、算出間違いなどのおそれがある。処理P09によれば、使用者に負担をかけることなく、平均値との比較結果を把握することができる。
処理P10においては、測定温度が適切であったか否か、を把握することができる。測定温度が適切でない場合は、血糖値の確認を省略した上で、そのような状況となった原因の究明に注力することができる。一方、測定温度が許容範囲内であっても、測定温度が高めであったか低めであったかが明らかであれば、測定された血糖値との因果関係を把握する必要が生じた際に役立つという利点がある。
処理P11においては、測定装置Bの保管場所や保管方法、あるいは使用場所が、測定装置Bの製造者が想定していない状況にあることを、使用者にいち早く認識させる事ができる。これにより、適切な血糖値測定を再び開始することが可能であるとともに、予期しない測定装置Bの故障などを未然に防ぐことができる。
本発明に係る測定システムは、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明に係る測定システムの各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
本発明で言う測定装置としては、乾燥試薬が付されたディスポーザルタイプのセンサを用いるものに限定されず、たとえば液状の試薬が複数回分内蔵されたタイプの測定装置であってもよい。このような構成の場合、測定装置において測定回数を計数し、試薬の交換時期が近づいたこと、あるいは交換時期が到来したことを示すフラグを測定装置から多機能携帯端末に送信し、「試薬を交換して下さい」などの音声を多機能携帯端末から出力してもよい。
A 測定システム
B 測定装置
1B 測定部
11B センサ
2B 測定側通信部
3B 測定側制御部
4B 測定側記憶部
41B プログラム領域
42B 測定データ領域
43B 測定日時データ領域
44B しきい値領域
5B 測定側日時計数部
6B 入力部
7B 表示部
8B 測温部
C 多機能携帯端末
2C 出力側通信部
3C 出力側制御部
4C 出力側記憶部
41C プログラム領域
42C 測定データ領域
43C 測定日時データ領域
44C しきい値領域
45C 音声データ領域
46C 位置データ領域
5C 出力側日時計数部
6C 入力部
7C 表示部
8C 音声出力部
9C 位置情報取得部

Claims (16)

  1. 生体試料中の特定成分の濃度を測定する測定部、前記測定部によって測定された測定データを無線通信によって送信する測定側通信部、および前記測定部および前記測定側通信部を制御する測定側制御部、を有する測定装置と、
    前記測定装置の前記測定側通信部から送信された前記測定データを受信する出力側通信部、複数の音声データが記憶された出力側記憶部、前記測定データに基いて前記出力側記憶部から前記音声データを選択する、または音声データを生成する出力側制御部、および前記出力側制御部によって選択または生成された前記音声データを出力する音声出力部、を有する多機能携帯端末と、を備える、測定システム。
  2. 前記測定装置は、複数の前記測定データが記憶された測定側記憶部を有する、請求項1に記載の測定システム。
  3. 前記出力側制御部は、前記測定データの濃度に対応する所定の測定単位に準拠した数値を含む前記音声データである測定値音声データを選択または生成し、この測定値音声データを前記音声出力部に出力させる、請求項2に記載の測定システム。
  4. 前記出力側記憶部には、前記測定データと比較されるしきい値データと、前記しきい値データとの比較結果に対応する複数のしきい値比較結果音声データと、が記憶されており、
    前記出力側制御部は、前記測定データと前記しきい値データとの比較結果に基いて選択した前記しきい値比較結果音声データを前記音声出力部に出力させる、請求項2または3に記載の測定システム。
  5. 前記測定側記憶部には、前記測定データと比較されるしきい値データが記憶されており、
    前記測定側制御部は、前記測定データと前記しきい値データとの比較結果に基いて生成した比較結果フラグを前記測定側通信部に送信させ、
    前記出力側記憶部には、前記比較結果フラグに対応する複数のしきい値比較結果音声データが記憶されており、
    前記出力側制御部は、前記比較結果フラグに基いて選択した前記しきい値比較結果音声データを前記音声出力部に出力させる、請求項2または3に記載の測定システム。
  6. 前記測定装置は、日時を計数する測定側日時計数部を有し、
    前記測定側制御部は、前記測定データが得られた日時を前記測定側日時計数部から取得することにより測定日時データを生成し、
    前記測定側記憶部には、前記測定日時データが記憶される、請求項2ないし5のいずれかに記載の測定システム。
  7. 前記多機能携帯端末は、日時を計数する出力側日時計数部を有し、
    前記出力側通信部は、公衆通信回線を介した通信が可能であり、
    前記出力側制御部は、前記出力側通信部によって公衆通信回線を介して取得した基準日時データに基いて、前記出力側日時計数部の計数を補正するとともに、前記測定装置から送信された測定日時データと前記出力側日時計数部によって計数された日時データとの比較の結果、前記測定側日時計数部に所定以上の誤差が生じていると判断した場合に、修正日時データを前記出力側通信部に送信させ、
    前記測定側制御部は、前記測定側通信部によって受信された前記修正日時データに基いて、前記測定側日時計数部の計数を補正する、請求項6に記載の測定システム。
  8. 前記測定側制御部は、複数の前記測定データおよびこれらの測定データに対応した複数の測定日時データを送信し、
    前記出力側制御部は、前記出力側通信部が受信した複数の前記測定データのうち対応する前記測定日時データが最新であるもののみに対応する前記測定値音声データを選択または生成し、かつこの測定値音声データを前記音声出力部に出力させる、請求項6または7に記載の測定システム。
  9. 前記出力側記憶部には、前記測定日時データに対応した複数の測定時間帯音声データが記憶されており、
    前記出力側制御部は、前記測定日時データに基いて前記測定時間帯音声データを選択し、かつ前記音声出力部に出力させる、請求項6ないし8のいずれかに記載の測定システム。
  10. 前記出力側記憶部には、ある前記測定データと過去の複数の前記測定データとの比較結果に対応する複数の履歴比較結果音声データが記憶されており、
    前記出力側制御部は、前記出力側通信部が受信した前記測定データと、前記出力側記憶部に既に記憶された過去の複数の前記測定データとの比較結果に基いて選択した前記履歴値比較結果音声データを前記音声出力部に出力させる、請求項6ないし9のいずれかに記載の測定システム。
  11. 前記出力側記憶部には、測定頻度に対応した1以上の頻度音声データが記憶されており、
    前記出力側制御部は、ある前記測定データの前記測定日時データと前記出力側記憶部に記憶された最新の前記測定日時データとの比較結果に基づいて前記頻度音声データを選択し、かつこの頻度音声データを前記音声出力部に出力させる、請求項6ないし10のいずれかに記載の測定システム。
  12. 前記出力側制御部は、少なくとも前記出力側記憶部に記憶された過去の複数の前記測定データの平均値を算出し、この平均値に対応した前記測定値音声データを選択または生成し、かつこの測定値音声データを前記音声出力部に出力させる、請求項6ないし11のいずれかに記載の測定システム。
  13. 前記測定装置は、測温部を有しており、
    前記測定側制御部は、前記測温部によって測定された測定温度に基いて生成した測定温度フラグを前記測定側通信部に送信させ、
    前記出力側記憶部には、前記測定温度フラグに対応する複数の測定温度音声データが記憶されており、
    前記出力側制御部は、前記測定温度フラグに基いて選択した前記測定温度音声データを前記音声出力部に出力させる、請求項1ないし12のいずれかに記載の測定システム。
  14. 前記出力側記憶部には、前記測定装置の測定環境が不適切であることを示唆する不適切環境音声データが記憶されており、
    前記出力側制御部は、前記測定温度フラグの内容または頻度に基いて前記不適切環境音声データを前記音声出力部に出力させる、請求項13に記載の測定システム。
  15. 前記多機能携帯端末は、位置情報を取得する位置情報取得部を有しており、
    前記出力側記憶部には、音声出力が許可される領域を表す許可領域データまたは音声出力が禁止される禁止領域を表す禁止領域データが記憶されており、
    前記出力側制御部は、前記位置情報取得部によって取得された前記位置情報と前記許可領域データまたは前記禁止領域データとを比較した結果に基いて、前記音声出力部による音声出力を許可または禁止する、請求項1ないし14のいずれかに記載の測定システム。
  16. 前記生体試料が血液であり、前記特定成分がグルコースである、請求項1ないし15のいずれかに記載の血糖値測定システム。
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