JP7047357B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7047357B2
JP7047357B2 JP2017233564A JP2017233564A JP7047357B2 JP 7047357 B2 JP7047357 B2 JP 7047357B2 JP 2017233564 A JP2017233564 A JP 2017233564A JP 2017233564 A JP2017233564 A JP 2017233564A JP 7047357 B2 JP7047357 B2 JP 7047357B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
unit
information
specified
devices
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017233564A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019103028A (ja
Inventor
洋介 中村
和明 二村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2017233564A priority Critical patent/JP7047357B2/ja
Priority to EP18208246.1A priority patent/EP3496428B1/en
Priority to US16/207,263 priority patent/US10812356B2/en
Publication of JP2019103028A publication Critical patent/JP2019103028A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7047357B2 publication Critical patent/JP7047357B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L43/00Arrangements for monitoring or testing data switching networks
    • H04L43/08Monitoring or testing based on specific metrics, e.g. QoS, energy consumption or environmental parameters
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/16Constructional details or arrangements
    • G06F1/1613Constructional details or arrangements for portable computers
    • G06F1/163Wearable computers, e.g. on a belt
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/01Protocols
    • H04L67/12Protocols specially adapted for proprietary or special-purpose networking environments, e.g. medical networks, sensor networks, networks in vehicles or remote metering networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L67/00Network arrangements or protocols for supporting network services or applications
    • H04L67/50Network services
    • H04L67/52Network services specially adapted for the location of the user terminal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W4/00Services specially adapted for wireless communication networks; Facilities therefor
    • H04W4/02Services making use of location information
    • H04W4/023Services making use of location information using mutual or relative location information between multiple location based services [LBS] targets or of distance thresholds
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H40/00ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices
    • G16H40/60ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices
    • G16H40/67ICT specially adapted for the management or administration of healthcare resources or facilities; ICT specially adapted for the management or operation of medical equipment or devices for the operation of medical equipment or devices for remote operation

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムに関する。
従来、センシングデータを利用するシステムにおいて、センシングオブジェクトとセンシングデータを自動的に対応付ける技術が知られている(例えば、特許文献1等参照)。特許文献1の技術は、複数のオブジェクト識別装置において同時刻に同一のセンサで観測されたセンシングデータを受信した場合に、各オブジェクト識別装置の信号受信レベルに基づいて、センシングデータに対応付けるオブジェクト識別装置を選択するものである。この技術では、オブジェクト識別装置とユーザが事前に紐付けられていれば、ユーザとセンシングデータを紐付けることができる。
特開2011-18956号公報
しかしながら、上述したオブジェクト識別装置(例えばゲートウェイ)とユーザとを一対一で対応付けることができない場合、例えばゲートウェイが据え置き型の装置などでありゲートウェイを複数のユーザで共用する場合には、センシングデータとユーザとを自動的に紐付けることが難しい。
1つの側面では、本発明は、ユーザが利用する装置で生成されたデータとユーザとを紐付ける際のユーザの負担を軽減することが可能な情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを提供することを目的とする。
一つの態様では、情報処理装置は、複数のユーザがそれぞれ身に着け、各ユーザと紐付けられている複数の機器から、該複数の機器が有するセンサの計測値を所定時間間隔で取得する第1取得部と、前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得する第2取得部と、前記第2取得部が取得した特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値と、記憶部に記憶されている前記装置に対して予め定められている計測値の条件と、に基づいて、前記複数の機器の中から前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した機器に紐付けられたユーザと前記特定のデータとを紐付ける紐付部と、を備えている。
ユーザが利用する装置で生成されたデータとユーザとを紐付ける際のユーザの負担を軽減することができる。
第1の実施形態に係る情報処理システムの構成を概略的に示す図である。 図2(a)は、サーバ及びゲートウェイのハードウェア構成を示す図であり、図2(b)は、装着機器及び測定装置のハードウェア構成を示す図である。 第1の実施形態に係るサーバの機能ブロック図である。 図4(a)は、第1の実施形態に係る装着機器テーブルの一例を示す図であり、図4(b)は、第1の実施形態に係る装着機器位置DBの一例を示す図であり、図4(c)は、第1の実施形態に係る測定装置テーブルの一例を示す図である。 図5(a)、図5(b)は、第1の実施形態に係る測定結果DBの一例を示す図である。 第1の実施形態に係るサーバの処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態のデータのやり取りを示す図である。 第2の実施形態に係るサーバの機能ブロック図である。 図9(a)は、第2の実施形態に係る装着機器テーブルの一例を示す図であり、図9(b)は、第2の実施形態に係る装着機器位置DBの一例を示す図であり、図9(c)は、第2の実施形態に係る測定装置テーブルの一例を示す図である。 図10(a)は、第2の実施形態に係る測定結果DBの一例を示す図であり、図10(b)は、第2の実施形態に係る読取機器テーブルの一例を示す図である。 第2の実施形態のデータのやり取りを示す図である。 第2の実施形態に係るサーバの処理を示すフローチャートである。 図12のステップS23の具体的な処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係るサーバの機能ブロック図である。 図15(a)は、第3の実施形態に係るスケジュールDBの一例を示す図であり、図15(b)は、第3の実施形態に係る所有機器テーブルの一例を示す図である。 第3の実施形態に係るサーバの処理を示すフローチャートである。 図16のステップS30の具体的な処理を示すフローチャートである。 変形例に係るビーコンマップの配布方法について説明するための図である。 変形例に係るビーコンの配置方法について説明するための図である。 図20(a)、図20(b)は、図19の例における、ビーコンマップの配布方法について説明するための図である。ステップS30の具体的な処理を示すフローチャートである。 変形例においてユーザを読取機器まで誘導する場合の、ビーコンマップの配布方法について説明するための図である。
《第1の実施形態》
以下、情報処理システムの第1の実施形態について、図1~図7に基づいて詳細に説明する。本第1の実施形態に係る情報処理システム100は、ユーザが装着機器70を身に着けている状態で、血圧計や体重計などの測定装置60を利用した場合に、測定装置60から得られるデータ(測定結果)と測定結果に対応するユーザとの紐付けを自動的に行うためのシステムである。
図1には、情報処理システム100の構成が概略的に示されている。図1に示すように、情報処理システム100は、情報処理装置としてのサーバ10と、ゲートウェイ50と、機器としての装着機器70と、装置としての測定装置60と、を備える。これらのうち、サーバ10とゲートウェイ50は、インターネットなどのネットワーク80に接続されている。また、ゲートウェイ50と、ゲートウェイ50から所定範囲内に存在している装着機器70及び測定装置60とは、無線通信可能となっている。
サーバ10は、図2(a)に示すようなハードウェア構成を有する。図2(a)に示すように、サーバ10は、CPU(Central Processing Unit)90、ROM(Read Only Memory)92、RAM(Random Access Memory)94、記憶部(例えばHDD(Hard Disk Drive))96、ネットワークインタフェース97、及び可搬型記憶媒体用ドライブ99等を備えている。これらサーバ10の構成各部は、バス98に接続されている。サーバ10では、ROM92あるいは記憶部96に格納されているプログラム(情報処理プログラムを含む)、或いは可搬型記憶媒体用ドライブ99が可搬型記憶媒体91から読み取ったプログラム(情報処理プログラムを含む)をCPU90が実行することにより、図3に示す各部の機能が実現される。なお、図3の機能ブロック図の詳細については、後述する。
ゲートウェイ50は、例えば据え置き型のゲートウェイのほか、スマートフォンなどの携帯型の装置も含む。ゲートウェイ50は、サーバ10と同様、図2(a)に示すようなハードウェア構成を有する。なお、ゲートウェイ50の種類に応じて、図2(a)の構成に適宜必要な構成を追加してもよい。ゲートウェイ50は、装着機器70や測定装置60と、サーバ10との間のデータのやり取りなどを仲介する。
装着機器70は、ユーザが腕や手等に装着することが可能な腕時計型、リストバンド型、指輪型などの機器である。装着機器70は、図2(b)に示すようなハードウェア構成を有する。図2(b)に示すように、装着機器70は、CPU190、ROM192、RAM194、記憶部(例えばSSD(Solid State drive))196、通信部197、表示部193、入力部195、センサ類189等を備える。これら装着機器70の構成各部は、バス198に接続されている。センサ類189は、例えばGPS(Global Positioning System)センサや、加速度センサ等を含む。装着機器70では、GPSセンサを用いて検出された位置情報や、加速度センサを用いて検出された加速度情報を、ゲートウェイ50を介して所定時間間隔でサーバ10に送信する。
測定装置60は、ユーザが利用する血圧計や体重計などの装置である。測定装置60は、装着機器70と同様、図2(b)に示すようなハードウェア構成を有する。測定装置60が有するセンサ類189には、例えば血圧を測定するために必要なセンサ(圧力センサ等)や体重を測定するために必要なセンサ(荷重センサ等)、体脂肪を測定するために必要なセンサ、及びGPSセンサ等が含まれる。測定装置60は、1回の測定が終了するごとに、センサ類189を用いて検出された値から測定データ(測定結果)を生成する。また、測定装置60は、測定結果を生成するたびに、ゲートウェイ50を介してサーバ10に測定結果を送信する。また、測定装置60は、GPSセンサにより計測される位置情報が変化する度にサーバ10に対して位置情報を送信する。
図3には、サーバ10の機能ブロック図が示されている。図3に示すように、サーバ10は、CPU90がプログラムを実行することにより、第1取得部としての位置情報取得部12、第2取得部としての測定結果取得部14、及び紐付部16として機能する。なお、図3には、記憶部96等に格納されている、装着機器テーブル20、装着機器位置DB22、記憶部としての測定装置テーブル24、測定結果DB26についても図示されている。
位置情報取得部12は、装着機器70から送信されてくる位置情報を取得し、装着機器位置DB22に格納する。ここで、装着機器位置DB22は、図4(b)に示すようなデータ構造を有する。具体的には、装着機器位置DB22は、図4(b)に示すように、「機器ID」、「日時」、「位置」の各フィールドを有する。すなわち、装着機器位置DB22には、装着機器70それぞれの機器IDに対応付けて、各装着機器70の位置情報が、検出された日時とともに格納される。なお、位置のフィールドには、所定位置を基準として設定されている座標系上における装着機器70の位置(座標値)が格納される。ただし、これに限らず、位置のフィールドには、緯度及び経度が格納されてもよい。
測定結果取得部14は、測定装置60から送信されてくる測定データ(測定結果)を取得し、測定結果DB26に格納する。ここで、測定結果DB26は、図5(a)に示すように、「日時」、「測定装置ID」、「測定結果」、「ユーザ」の各フィールドを有する。すなわち、測定結果DB26には、測定装置60それぞれの測定装置IDに対応付けて、測定結果及び測定日時が格納される。また、後述する紐付部16の処理の結果、測定結果に対してユーザを紐付けることができた場合には、測定結果DB26のユーザのフィールドに、紐付けられたユーザの情報が格納される。
紐付部16は、測定装置から取得した測定結果が、どのユーザの測定結果であるかを特定し、測定結果とユーザとの紐付けを行う。紐付部16は、紐付けを行う際に、前述した装着機器位置DB22及び測定結果DB26の他、装着機器テーブル20及び測定装置テーブル24も参照する。
ここで、装着機器テーブル20は、図4(a)に示すように、装着機器70を身に着けるユーザの情報を格納するテーブルであり、「機器ID」と、「ユーザ」とが対応付けて記憶されている。また、測定装置テーブル24は、測定装置60の情報を格納するテーブルであり、図4(c)に示すように、測定装置IDに対応付けて、条件1、条件2、設置位置などが記憶されている。設置位置は、測定装置60が設置されている位置座標である。なお、測定結果取得部14は、測定装置60から送信されてくる位置情報を設置位置として測定装置テーブル24に格納する。条件1や条件2の欄には、測定装置60を利用したユーザを特定するために必要な条件が格納されている。すなわち、条件1や条件2は、ユーザが測定装置60を利用したときに、ユーザが身に着ける装着機器70のセンサ類189において検出される可能性の高い値の範囲等を定義するものである。したがって、測定装置60が測定結果を出力したタイミングで、装着機器70が条件1や条件2を満たす値を出力していれば、その装着機器70を身に着けるユーザは測定装置60を利用した可能性が高いといえる。
(サーバ10の処理について)
次に、サーバ10の処理について、図6のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。図6の処理の前提として、装着機器テーブル20には、各装着機器70の情報(装着機器70を身に着けているユーザの情報)が格納されており、測定装置テーブル24には、各測定装置60の情報(測定装置60の条件や設置位置の情報)が格納されているものとする。また、装着機器70からは、所定時間間隔で位置情報が送信されてきており(図7の太破線参照)、位置情報取得部12は、受信した位置情報を装着機器位置DB22に随時格納しているものとする。
図6の処理が開始されると、まず、ステップS10において、測定結果取得部14が、測定装置60の測定結果を受信するまで待機する。すなわち、測定結果取得部14は、図7において太実線で示すように、例えば測定装置60(ID=A001)から測定結果が送信されてきた段階で、ステップS12に移行する。
ステップS12に移行すると、測定結果取得部14は、測定装置60の測定装置ID(A001)、測定日時、測定結果を測定結果DB26に格納する。
次いで、ステップS14では、紐付部16が、新たに測定結果DB26に格納された測定装置ID(A001)を取得し、取得した測定装置IDの測定装置60が設置されている位置(設置位置)の情報を測定装置テーブル24から取得する。図4(c)の例では、設置位置「150,70」が取得される。
次いで、ステップS16では、紐付部16が、新たに測定結果DB26に格納された測定日時(図5(a)の例では、2017/5/10 10:00:03)を取得し、取得した測定日時における各装着機器70の位置情報を取得する。すなわち、測定装置60において測定が行われたタイミングにおける各装着機器70の位置を特定する。ここで、測定日時における位置情報が存在しない装着機器70がある場合には、測定日時前後の位置情報に基づいて装着機器70の位置を推定する。具体的には、図4(b)に示すように、機器ID=001の装着機器70の位置を測定した日時が「2017/5/10 10:00:00」と「2017/5/10 10:00:05」であるときに、測定装置60の測定日時が「2017/5/10 10:00:03」であったとする。この場合には、日時「2017/5/10 10:00:00」の位置「100,100」と日時「2017/5/10 10:00:05」の位置「150,110」とを結ぶ直線を3:2に内分する位置「130,106」を求める。そして、この位置「130,106」を測定装置60において測定が行われたタイミングにおける装着機器70の位置と推定する。
次いで、ステップS18では、紐付部16が、測定装置IDに対応する1つ目の条件を取得する。例えば、紐付部16は、測定装置IDがA001であれば、1つ目の条件1の「距離<10」を取得する。なお、条件「距離<10」は、測定装置60から測定結果が出力されたタイミングで、測定装置60の近傍に存在するユーザの装着機器70を特定するための条件である。
次いで、ステップS20では、紐付部16が、取得した条件を満たす装着機器が1つか否かを判断する。すなわち、ステップS14で取得した測定装置60の設置位置と、ステップS16で取得した各装着機器70の位置とから、各装着機器70と測定装置60との距離を求め、距離が10(m)以内に存在する装着機器70が1つであるか否かを判断する。このステップS20の判断が肯定された場合には、ステップS22に移行する。
ステップS22に移行すると、紐付部16は、条件を満たす装着機器70のユーザを装着機器テーブル20(図4(a)参照)から特定し、該ユーザと測定結果とを紐付ける。例えば、条件を満たす装着機器70のIDが002であった場合には、装着機器テーブル20を参照して、ID=002の装着機器70を身に着けるユーザとして、「B」を特定し、ユーザBと測定結果とを紐付ける。この場合、紐付部16は、図5(a)に示す測定結果DB26の「ユーザ」のフィールドに、特定したユーザの情報を格納する(図5(b)のユーザ「B」参照)。その後は、図6の全処理を終了する。
一方、ステップS20の判断が否定された場合、すなわち、取得した条件では1つの装着機器70(ユーザ)を特定できなかった場合には、紐付部16は、ステップS24に移行する。ステップS24に移行した場合、紐付部16は、測定装置テーブル24を参照し、測定装置IDに対応する別の条件が残っているか否かを判断する。ここでの判断が肯定された場合には、紐付部16は、ステップS26に移行し、次の条件を取得した後、ステップS20に戻る。図4(c)の例では、紐付部16は、次の条件2として「30秒間距離<10」を取得することができる。この場合、ステップS20では、紐付部16は、測定結果が得られるまでの30秒間、測定装置60から10(m)以内に存在していた装着機器70が1つのみか否かを判断する。なお、条件「30秒間距離<10」は、ユーザが静止した状態で少なくとも30秒間、測定装置60を利用するような場合に、測定装置60を利用したユーザの装着機器70を特定するための条件である。ステップS20の判断が肯定された場合には、前述したようにステップS22を経た後、図6の全処理を終了する。一方、ステップS20の判断が否定された場合には、ステップS24に移行する。
ステップS20の判断が否定され、かつステップS24の判断が肯定されている間は、ステップS26→S20→S24の処理、判断を繰り返し実行するが、すべての条件を取得し終わり、ステップS24の判断が否定されると、紐付部16はステップS28に移行する。そして、ステップS28では、紐付部16が、紐付け不可と判定する。その後は、図6の全処理を終了する。なお、紐付け不可と判定された場合には、紐付部16は、サーバ10の管理者等にその旨を通知することとしてもよい。この場合、管理者は手入力により、測定結果とユーザとを紐付けるようにしてもよい。
なお、図6の処理が終了した後は、再度、図6の処理が開始される。すなわち、サーバ10は、測定装置60から測定結果を受信する度に、図6のステップS12~S28の処理を繰り返し実行する。
以上、詳細に説明したように、本第1の実施形態によると、位置情報取得部12は、複数のユーザがそれぞれ身に着け、装着機器テーブル20において各ユーザと紐付けられている複数の装着機器70からセンサ類189の計測結果(本第1の実施形態では位置情報)を取得し、測定結果取得部14は、ユーザが利用する測定装置60の測定結果を取得する。そして、紐付部16は、測定結果取得部14が取得した測定結果の測定日時に対応する各装着機器70の計測結果(位置情報)に基づいて、測定装置60を利用したユーザの装着機器70を特定し、特定した装着機器70に紐付けられたユーザと測定結果とを紐付ける。このように、本第1の実施形態では、測定装置60が利用されたタイミングにおける装着機器70の計測結果(位置情報)に基づいて、測定装置60を利用したユーザを特定することで、ユーザと測定装置60の測定結果とを自動的に紐付けることが可能となる。したがって、ユーザと測定結果とを手入力等により紐付ける必要がないため、ユーザと測定装置60の測定結果とを紐付ける際の負担(ユーザや測定結果を扱う人などの負担)を軽減することができる。
また、本第1の実施形態では、紐付部16は、測定装置テーブル24において、測定装置60ごとに条件を記憶しており、該条件を満たす装着機器70を、測定装置60を利用したユーザが身に着ける装着機器70として特定する。これにより、測定装置テーブル24に記憶されている条件を満たす装着機器70を特定するという処理により、簡易に測定装置60を利用したユーザが身に着ける装着機器70を特定することができる。したがって、ユーザと測定装置60の測定結果との紐付けを簡易に行うことが可能となる。
また、本第1の実施形態では、測定装置テーブル24には、測定装置60ごとに条件が複数記憶されている。そして、紐付部16は、測定装置テーブル24に記憶されている1つの条件では測定装置60を利用したユーザが身に着ける装着機器70を1つに特定できない場合に、他の条件を用いることとしている。このように複数の条件を順次用いることで、ユーザと測定結果を自動的に紐付けできる確率を高めることができる。
なお、上記第1の実施形態では、位置情報取得部12が、位置情報が予め定めた条件を満たす装着機器70を1つに特定できた場合に、該装着機器70を身に着けるユーザと測定装置60とを自動的に紐付ける場合について説明した。ただし、これに限られるものではなく、センサ類189に含まれる各種センサ(例えば加速度センサ)の値を取得し、取得した値が所定の条件を満たす装着機器70が1つである場合に、該装着機器70を身に着けるユーザと測定装置60とを自動的に紐付けることとしてもよい。
例えば、測定装置60が体脂肪計である場合には、位置情報取得部12は、加速度センサ等の値を取得することとしてもよい。この場合、条件としては、加速度センサ等の値が、ユーザが両腕を前に出した状態を所定時間維持していることを示している場合、とすることができる。なお。この条件を満たすか否かを判定する場合には、ユーザの両腕に加速度センサ等を装着する必要がある。また、測定装置60が血圧計である場合にも、位置情報取得部12は、加速度センサ等の値を取得することとしてもよい。この場合、条件としては、加速度センサ等の値が、ユーザが片腕を前に出した状態を所定時間維持していることを示している場合、とすることができる。なお、紐付部16は、加速度センサ等の値と、上記第1の実施形態で説明した位置情報との両方が所定の条件を満たしているか否かに基づいて、測定装置60を利用したユーザを特定することとしてもよい。
なお、上記第1の実施形態では、測定装置60をユーザが利用して、測定装置60からサーバ10に対して測定結果が送信されてきたタイミングで、測定結果とユーザの紐付けを行う場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、測定結果が所定の閾値を超えて異常値を示しており、ユーザへの通知が必要となった場合に、測定結果とユーザの紐付けを行うこととしてもよい。
《第2の実施形態》
次に、第2の実施形態について、図8~図13に基づいて詳細に説明する。本第2の実施形態では、ユーザと装着機器70とが紐付けされていない場合でも、ユーザと装着機器70との紐付けの際のユーザの負担を軽減する点に特徴を有する。
より具体的には、本第2の実施形態は、測定装置60を利用したユーザが身に着ける装着機器を上記第1の実施形態と同様の方法により特定できた場合に、特定した装着機器を利用するユーザに対して、ユーザの情報をICカード等を用いて入力させることで、ユーザと測定結果とを自動的に紐付けるものである。
図8には、第2の実施形態に係るサーバ10’の機能ブロック図及び装着機器170、170’、読取機器110の機能ブロック図が示されている。本第2の実施形態においては、ユーザが身に着ける装着機器として、ユーザが保持するICカードなどからユーザの情報を読み取ることが可能な読取部42を有する装着機器170と、読取部を有さない装着機器170’が存在するものとする。また、読取機器110は、スマートフォンやPCなどであり、読取部142を有する機器であるものとする。
装着機器170は、図8に示すように、通知制御部40と、読取部42と、送信部44と、を有する。通知制御部40は、サーバ10’からの指示に基づいて表示部193(例えばLEDランプ)を制御して、ユーザに対してユーザ情報の読み取りタイミングであることを通知する。読取部42は、ICカード等からユーザ情報を読み取る。なお、読取部42は、ICカード等からユーザ情報を読み取るものでなくてもよく、例えば、ユーザが手入力したユーザ情報(ユーザID等)を取得するものであってもよいし、ユーザの顔画像や指紋画像などをユーザ情報として取得してもよい。読取部42は、通常はユーザ情報の読み取り処理を行わず、サーバ10’の機器制御部32の制御の下、読み取り処理を行うものとする。送信部44は、読取部42が読み取ったユーザ情報をサーバ10’の紐付部16に送信する。
装着機器170’は、通知制御部46と、スキャン部48と、を有する。通知制御部46は、サーバ10’からの指示に基づいて表示部193(例えばLEDランプ)を制御して、ユーザに対してユーザ情報の読み取りタイミングであることを通知する。スキャン部48は、サーバ10’からの指示に基づいて通信部197を介して周辺に電波を発信し、電波を受信した読取機器110からの応答電波を受信することで、近傍に存在する読取機器110をスキャンする。スキャン部48は、スキャンにより検出された読取機器110の情報をサーバ10’に送信する。
読取機器110は、通知制御部140と、読取部142と、送信部144と、を有する。通知制御部140、読取部142、送信部144のそれぞれは、装着機器170の通知制御部40、読取部42、送信部44同様の機能を有する。
サーバ10’は、図8に示すように、上記第1の実施形態と同様の機能、DB及びテーブルの他、制御部としての指示部30、機器制御部32、及び読取機器テーブル28を有する。また、サーバ10’は、装着機器テーブル20に代えて、装着機器テーブル20’を有する。
装着機器テーブル20’は、図9(a)に示すようなテーブル構造を有する。装着機器テーブル20’は、第1の実施形態の装着機器テーブル20(図4(a))と比較するとわかるように、「機器ID」、「ユーザ」の各項目のほか、「読取部」、「通知」の各項目を有する。装着機器テーブル20’においては、機器IDに紐づくユーザの情報(紐づくユーザが存在しなければ「-」)や、読取部の有無、ユーザに通知する場合の通知手段(LED、ディスプレイ、音など)の情報が格納されている。
指示部30は、ユーザに対してユーザ情報の読み取りを指示する場合に、ユーザが身に着ける装着機器(170又は170’)の通知制御部(40又は46)に通知指示を出す。また、装着機器が読取部を有さない装着機器170’である場合には、指示部30は、装着機器170’のスキャン部48に対してスキャン指示を出す。そして、スキャンの結果、検出された読取機器110の情報を装着機器170’から受信すると、指示部30は、読取機器テーブル28を参照して、検出された読取機器110のうち装着機器170’の最も近傍に存在する読取機器110を特定し、特定した読取機器110の通知制御部140に対して通知指示を出す。なお、装着機器170’の通知制御部46と読取機器110の通知制御部140は、指示部30からの通知指示に基づき、例えば通知手段がLEDであれば、点滅が同期するように、同一間隔、同一タイミングでLEDランプを点滅させる。また、通知手段がディスプレイであれば、通知制御部140は、「A001で測定したユーザは、矢印が指し示す方向の読取機器でユーザ情報の読取を実施してください」などと表示させる。また、通知手段が音であれば、通知制御部140は、装着機器と読取機器に同じ音を流させたり、同じタイミングで音を出させるようにする。すなわち、通知手段が音であれば、通知制御部140は、装着機器が有する音出力部から音を出力させ、該音と対応する音を読取機器が有する音出力部からも出力させる。
ここで、読取機器テーブル28には、図10(b)に示すように、読取機器110の「読取機器ID」ごとに、読取機器110がユーザに通知する場合の手段(LED、ディスプレイなど)の情報(「通知」の欄参照)と、読取機器110の「位置情報」が格納されている。位置情報取得部12は、装着機器170,170’の位置情報のほか、読取機器110の位置情報も随時取得しているため、読取機器テーブル28の「位置情報」の欄には、読取機器110の最新の位置情報が格納されている。
機器制御部32は、同期した点滅を開始してから所定時間の間だけ、読取機器110におけるICカード等の読み取りが可能になるように読取部142を制御する。
なお、装着機器位置DB22、測定装置テーブル24、及び測定結果DB26は、図9(b)、図9(c)、図10(a)に示すように、第1の実施形態と同様となっている。
(サーバ10’の処理について)
次に、本第2の実施形態に係るサーバ10’の処理について、図12、図13のフローチャートに沿って、その他図面を適宜参照しつつ詳細に説明する。
なお、図12、図13の処理の前提として、図11に示すように、測定装置60(ID=A001)を利用したユーザ(読取部を有さない装着機器170’(ID=002)を装着している)が測定装置60近傍に存在しているものとする。また、測定装置60からやや離れた位置に装着機器170’(ID=001)を装着しているユーザや、読取部42を有する装着機器170(ID=003)を装着しているユーザが存在しているものとする。また、測定装置60の近傍には、読取機器110(ID=SP-01、SP-02)も存在しているものとする。
また、図11の処理の前提として、装着機器テーブル20’には、各装着機器170、170’の情報が格納されており、測定装置テーブル24には、各測定装置60の情報が格納されているものとする。また、読取機器テーブル28にも、読取機器110の情報が格納されているものとする。また、装着機器170、170’、読取機器110からは、位置情報が適宜送信されてきており、位置情報取得部12は、受信した位置情報を装着機器位置DB22や読取機器テーブル28の「位置」の欄を適宜更新しているものとする(図11の太破線参照)。
図11の処理が開始されると、ステップS10~S20、S24~S28の処理は、上記第1の実施形態と同様に実行される。すなわち、測定装置60の測定結果を受信すると(S10:肯定、図11の太実線参照)、測定結果取得部14は、測定結果を測定結果DB26に格納し(S12)、紐付部16は、装着機器170又は170’のうち、測定装置60の測定日時における位置が条件(図9(c)の条件1、条件2参照)を満たすものを1つ特定できたかを判断する(S14~S20、S24、S26)。そして、すべての条件を用いても特定できなかった場合には、紐付部16は、ユーザと測定結果との紐付けができないと判定する(S28)。
一方、装着機器170又は170’の中から、測定装置60の測定日時における位置が条件を満たすものを1つ特定できた場合には、紐付部16は、ステップS21に移行する。
ステップS21に移行すると、紐付部16は、条件を満たす装着機器170又は170’にユーザが既に紐付いているか否かを判断する。すなわち、紐付部16は、装着機器テーブル20’を参照し、条件を満たす装着機器170又は170’の機器IDにユーザが紐づいているか否かを確認する。このステップS21の判断が肯定された場合には、ステップS22に移行し、上記第1の実施形態と同様、ユーザと測定結果とを紐付ける。
一方、ステップS21の判断が否定された場合には、ステップS23に移行する。ステップS23では、図13のフローチャートに沿った処理が実行される。
図13の処理では、まず、ステップS40において、紐付部16は、条件を満たす装着機器が読取部を有するか否か、すなわち条件を満たす装着機器が装着機器170であるか否かを判断する。なお、紐付部16は、ステップS40の判断の際には、装着機器テーブル20’の「読取部」の欄を参照するものとする。このステップS40の判断が肯定された場合には、ステップS42に移行する。ステップS42では、指示部30が、ユーザ情報の読み取り処理を開始することをユーザに通知するよう、装着機器170に対して指示する。この場合、指示部30は、装着機器テーブル20の「通知」の欄を参照し、「通知」の欄に記載されている手段(例えば、LEDランプやディスプレイなど)を用いた通知を行うように、装着機器170の通知制御部40に指示を出す。装着機器170では、通知制御部40の制御により、通知(例えばLEDランプの点滅)が行われる。これにより、装着機器170によるユーザ情報の読み取りのタイミングであることをユーザに知らせることができる。
ステップS42の後は、ステップS50に移行し、紐付部16は、ユーザ情報の読取結果が装着機器170から送信されてくるまで待機する。この場合、ユーザが、ICカードを読取部42にかざすなどして、ユーザ情報を読取部42に読み取らせると、送信部44から紐付部16に対してユーザ情報が送信される。これにより、ステップS52に移行する。ステップS52では、紐付部16が、条件を満たす装着機器170を身に着けるユーザの情報を装着機器テーブル20に登録することで、装着機器170とユーザとの紐付けを行う。その後は、図12のステップS22に移行し、紐付部16は、ユーザと測定結果とを紐付ける処理を実行する。その後は、図12の全処理を終了する。
一方、図13のステップS40の判断が否定された場合、すなわち、条件を満たす装着機器が装着機器170’であった場合には、ステップS44に移行する。なお、ここでは、条件を満たす装着機器が、図11に示す機器ID=002の装着機器170’であったとする。
ステップS44に移行すると、指示部30は、周辺の読取機器110のスキャンを装着機器170’(ID=002)のスキャン部48に対して指示する。装着機器170’では、スキャン部48が、周辺の読取機器110をスキャンし、近傍に存在する読取機器110(例えばID=SP-01,SP-02)を検出し、検出した読取機器110の情報を指示部30に送信する。
次いで、ステップS46では、指示部30は、検出された読取機器110の情報を取得し、読取機器テーブル28(図10(b))の「位置」の欄を参照して、装着機器170’の最も近傍に存在する読取機器110を特定する。ここでは、一例としてID=SP-01の読取機器110が特定されたものとする。
次いで、ステップS48では、指示部30は、特定した読取機器110(ID=SP-01)と装着機器170’(ID=002)に対して通知を指示するとともに、読取機器110(ID=SP-01)の読取部142による読取り実行を制御する。この場合、例えば、特定した読取機器110と装着機器170’とがタイミングを同期させてLEDランプを点滅するようにすることで、ユーザは、どの読取機器110を用いてICカード等の読み込みを行えばよいかを判断することができる。また、読取機器110の読取部142が読取りを行うタイミングを制御し、読取部142により読取りが行われる時間を制限することで、他のユーザによりICカード等の読み込みが行われる可能性を低減することができる。なお、点滅間隔を、例えば読取機器110と装着機器170との距離に応じて異ならせることとしてもよい。例えば、読取機器110と装着機器170との距離が近づくほど点滅間隔を早くしてもよい。これにより、ユーザは、読取機器110に近づいたことを直感的に認識することができるようになる。
ステップS48の後は、紐付部16は、ユーザ情報の読取結果が送信されてくるまで待機し(S50)、ユーザ情報の読取結果が送信されてくると、装着機器テーブル20’において装着機器170’とユーザとの紐付けを行う(S52)。その後は、図12のステップS22に移行し、紐付部16は、ユーザと測定結果との紐付けを行った後、図12の全処理を終了する。
以上、詳細に説明したように、本第2の実施形態によると、位置情報取得部12が、装着機器170、170’から位置情報を取得し、測定結果取得部14が測定装置60の測定結果を取得する。また、紐付部16は、測定結果取得部14が測定したタイミングにおいて位置が所定の条件を満たしていた装着機器170又は170’を特定する。そして、指示部30は、特定された装着機器170又は170’に対してユーザ情報の入力(ICカード等の読み込み)を促す通知を表示させる。これにより、測定装置60を利用したユーザに対して、測定結果との紐付けに用いるユーザ情報の入力を促すことができる。したがって、ユーザが、自己が身に着ける装着機器170又は近傍に存在する読取機器110を用いてユーザ情報を入力することで、紐付部16は、ユーザと装着機器170又は170’との紐付けが事前にできていない場合であっても、ユーザと測定結果の紐付けを簡易に行うことができる。
また、本第2の実施形態では、指示部30は、特定された装着機器が読み込み部を有さない装着機器170’であった場合に、装着機器170’のLEDランプを点滅させるとともに、最も近傍に存在する読取機器110のLEDランプも同期して点滅させる。これにより、ユーザは、どの読取機器110を用いてICカード等の読み込みを行えばよいかを容易に判断することができる。
なお、上記第2の実施形態では、ステップS44、S46において、装着機器170’のスキャン部48が近傍の読取機器110をスキャンし、指示部30が読取機器テーブル28の「位置」の欄に基づいて、装着機器170’の最も近くに存在する読取機器110を特定する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、例えば、スキャン部48によるスキャン時の、読取機器110からの応答電波強度に基づいて、スキャン部48や指示部30が、装着機器170’の最も近くに存在する読取機器110を特定するようにしてもよい。
なお、上記第2の実施形態では、測定装置60をユーザが利用して、測定装置60からサーバ10に対して測定結果が送信されてきたタイミングで、ユーザに対してユーザ情報の入力を指示する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、ユーザが装着機器170’を装着している場合には、装着機器170’がいずれかの読取機器110と所定以上接近した場合に、ユーザに対してユーザ情報の入力を指示することとしてもよい。
なお、上記第2の実施形態では、読取機器テーブル28に読取機器110の情報が格納される場合について説明したが、これに加えて、読取部42を有する装着機器170の情報を格納してもよい。
なお、上記第2の実施形態では、ステップS46において、装着機器170’の最も近くに存在する読取機器110を特定する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、装着機器170’と同一の通知手段を有する近傍の読取機器110を特定することとしてもよい。
なお、上記第2の実施形態では、装着機器170’と読取機器110のLEDランプを同期して点滅させることで、ユーザ情報の読取りが可能な読取機器110を通知する場合について説明したが、これに限られるものではない。すなわち、ユーザ情報の読取が可能な読取機器110を通知できるのであれば、その他の通知方法を採用することも可能である。
《第3の実施形態》
次に、第3の実施形態について、図14~図17に基づいて詳細に説明する。本第3の実施形態の情報処理システムは、図1と同様のシステム構成を有し、上記第1の実施形態と同様の処理を実行するが、図6のステップS24の判断が否定された場合(装着機器を1つに絞り込めなかった場合)に、ステップS28の処理を行わず、候補となっている複数の装着機器70のユーザに対する問い合わせ処理を行う点に特徴を有する。
図14には、第3の実施形態に係るサーバ10”の機能ブロック図が示されている。図14に示すように、本第3の実施形態では、サーバ10”が図3のサーバ10の構成に加えて、問い合わせ部202を有しており、問い合わせ部202は、記憶部96等に格納されているスケジュールDB21及び所有機器テーブル23を参照する。なお、問い合わせ部202は、紐付部16が1つの装着機器70を特定できなかった場合に、候補となっている複数の装着機器70のユーザに対して問い合わせ情報を送信する送信部としての機能を有する。
スケジュールDB21は、各ユーザのスケジュールを管理するデータベースであり、図15(a)に示すようなデータ構造を有する。すなわち、スケジュールDB21には、「ユーザ」ごとに、スケジュールの「内容」と開始日時及び終了日時(「日付」、「開始」、「終了」)とが格納される。
所有機器テーブル23は、ユーザが所有する機器の情報を管理するテーブルであり、図15(b)に示すようなテーブル構造を有する。すなわち、所有機器テーブル23には、「ユーザ」ごとに、ユーザが所有する「所有機器」の情報と、機器が現在どのような「状態」にあるのかの情報(ログイン状態、電源OFF状態など)が格納されている。なお、「状態」の欄は、サーバ10”と各機器との通信により得られた情報に基づいて、問い合わせ部202が適宜更新するものとする。
(サーバ10”の処理について)
以下、サーバ10”の処理について、図16、図17に基づいて説明する。
図16は、第3の実施形態に係るサーバ10”の処理を示すフローチャートである。図16に示すように、サーバ10”では、ステップS26までは第1の実施形態(図6)と同様に処理を実行するが、ステップS24の判断が否定された場合に、ステップS30の処理を実行する。なお、ステップS30に移行する場合とは、測定装置60を利用したユーザの装着機器70を1つに絞り込めなかった場合であり、装着機器70の候補が複数存在している場合を意味する。
ステップS30においては、複数の候補に対する問い合わせ処理が実行される。ステップS30の処理は、具体的には図17のフローチャートに沿って実行される。
図17の処理では、まず、ステップS70において、問い合わせ部202が、測定日時と現在時刻の間に所定の時間差があるか否かを判断する。なお、このステップS70の判断が否定される場合とは、通信環境等の影響で、測定装置60からサーバ10”に測定結果が送信されるまでに時間を要した場合である。
ステップS70の判断が否定された場合には、ステップS72に移行する。この場合、各候補ユーザは測定装置60の近傍に存在している可能性が高いため、問い合わせ部202は、候補ユーザそれぞれの装着機器70に問い合わせを送信する。この場合、装着機器70の表示部193には、「先ほど測定装置を利用しましたか?」などの文言が表示される。これに対し、候補ユーザは、回答「はい」又は「いいえ」を選択することで回答する。
一方、ステップS70の判断が肯定された場合には、ステップS74に移行し、問い合わせ部202が、スケジュールDB21を参照して、候補ユーザのスケジュールを確認する。
次いで、ステップS76では、問い合わせ部202が、候補ユーザのいずれかが対応できるタイミングになるまで待機する。対応できるタイミングとは、例えばスケジュールが入っていない時間帯などを意味する。候補ユーザのいずれかが対応できるタイミングになると、問い合わせ部202は、ステップS78に移行する。
ステップS78に移行すると、問い合わせ部202は、所有機器テーブル23を参照し、対応可能な候補ユーザの所有機器を特定し、該所有機器に対して問い合わせを送信する。この場合も、ステップS72の場合と同様、装着機器70の表示部193には、「先ほど測定装置を利用しましたか?」などの文言が表示される。これに対し、候補ユーザは、回答「はい」又は「いいえ」を選択することで回答する。
次いで、ステップS80では、問い合わせ部202が、全ての候補ユーザに問い合わせを送信したか否かを判断する。このステップS80の判断が否定された場合には、ステップS74に戻り、肯定された場合には、ステップS82に移行する。
ステップS82に移行すると、問い合わせ部202は、全ての候補ユーザの回答を受信するまで待機する。そして、すべての候補ユーザからの回答があると、ステップS84に移行し、紐付部16は、ユーザの回答に基づいて、測定装置60の測定結果とユーザとの紐付けを行う。なお、「はい」と回答したユーザが複数存在した場合には、紐付部16は、第1の実施形態のステップS28と同様、1人のユーザを特定できないため、紐付け不可と判定すればよい。
以上説明したように、本第3の実施形態によれば、候補ユーザに対して測定装置60の利用についての問い合わせをする際に、測定装置60の利用から所定の時間が経過している場合には、候補ユーザのスケジュールを考慮して問い合わせを行うこととしている。これにより、候補ユーザにとって迷惑にならないように問い合わせを行うことができる。
また、上述したように候補ユーザに対して問い合わせを行うことで、候補ユーザが複数存在する場合に、測定装置60を利用したユーザを絞り込むことが可能となる。
なお、上記第3の実施形態では、問い合わせ部202が所有機器テーブル23から所有機器を特定する際に、ユーザ’(装着機器)の位置を考慮して所有機器を特定することとしてもよい。例えば、ユーザがオフィスにいる場合には、所有機器としてPCを特定し、ユーザが外出中の場合には、所有機器としてスマートフォンを特定してもよい。
(変形例)
なお、上記各実施形態では、測定装置60や装着機器70、170、170’、読取機器110の情報をサーバ10,10’、10”の各種テーブルにおいて管理する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、各装置、各機器が有するプロファイルを公開することで、サーバが必要な情報を適宜取得できるようにしてもよい。
なお、上記各実施形態では、装着機器がGPSセンサを用いて位置情報を取得する場合について説明したが、これに限られるものではない。例えば、装着機器は、装着機器の移動範囲に配置された複数の測位用ビーコンのIDと信号強度(RSSI)を受信し、予め作成されているビーコンマップ(各ビーコンの位置を格納したテーブル)から、受信したビーコンのIDに基づいてビーコン位置を取得する。そして、装着機器は、ビーコン位置ごとに信号強度を基にした重み付けを行い加重平均をとることで、現在位置を推定することとしてもよい。
なお、上記のようなビーコンマップを用いる場合、装着機器でビーコン情報を記憶する容量に制限があるため、サーバ等から装着機器に対して適宜ビーコンマップを送信し、装着機器が記憶するビーコンマップを書き換えるようにしてもよい。この場合、サーバ等は、装着機器の位置に応じて、装着機器近傍のビーコンマップを送信するようにすればよい。例えば、図18の装着機器αに対しては、サーバ等は、実線円で囲まれた範囲に存在するビーコン(符号「B」で示している)の情報を含むビーコンマップを送信し、装着機器βに対しては、サーバ等は、破線円で囲まれた範囲に存在するビーコンの情報を含むビーコンマップを送信すればよい。これにより、装着機器の記憶容量が少なくても、装着機器の位置を精度よく推定することが可能となる。
また、図19に示すように、測定装置60の近傍において、ビーコンを密に配置してもよい。この場合、図20(a)に示すように、測定装置60の近傍に1つの装着機器70(170,170’)が存在している場合には、サーバ等は、当該装着機器に対して、密に配置されたビーコンの一部を間引きしたビーコンマップ(図20(a)において黒塗り表示されたビーコンの情報を含むマップ)を送信する。また、図20(b)に示すように、測定装置60の近傍に複数の装着機器が存在している場合には、密に配置されたビーコンの一部を間引きしないビーコンマップ(図20(b)において黒塗り表示されたビーコンの情報を含むマップ)を送信する。これにより、複数の装着機器が測定装置60の近傍に存在している場合に、各装着機器の位置を精度よく計測することが可能となる。
なお、上記第2の実施形態において、上記のようなビーコンマップを用いる場合、サーバは、図21に示すように、装着機器170’から読取機器110までの間に存在するビーコン情報(図21において黒塗り表示されたビーコン情報)を、ビーコンマップとして装着機器170’に配布することとしてもよい。この場合、装着機器170’を身に着けるユーザが正しい方向に移動すれば、ビーコンマップに含まれる多数のビーコン情報を受信し、誤った方向に移動すれば、ビーコンマップに含まれるビーコン情報をほとんど受信しなくなる。したがって、受信するビーコン情報がビーコンマップに含まれる個数に基づいて、ユーザが進んでいる方向が正しい方向であるか否かを判断することができるため、判断結果を装着機器において通知(正しければ緑ランプ点灯、誤っていれば赤ランプ点灯などで通知)することで、ユーザを読取機器まで正しく誘導することが可能となる。
なお、上記各実施形態では、測定装置60や装着機器70、170、170’、読取機器110がネットワーク80に直接接続できるような場合には、ゲートウェイ50を省略してもよい。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、処理装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体(ただし、搬送波は除く)に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体の形態で販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送されるごとに、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の第1~第3の実施形態及び変形例の説明に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 複数のユーザがそれぞれ身に着け、各ユーザと紐付けられている複数の機器から、該複数の機器が有するセンサの計測値を取得する第1取得部と、
前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得する第2取得部と、
前記第2取得部が取得した特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した機器に紐付けられたユーザと前記特定のデータとを紐付ける紐付部と、を備える情報処理装置。
(付記2) 前記紐付部は、装置ごとに、ユーザが該装置を利用したときに該ユーザが身に着ける機器が有するセンサの計測値として得られる値の条件を記憶した記憶部に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定する、ことを特徴とする付記1に記載の情報処理装置。
(付記3) 前記記憶部には、装置ごとに前記条件が複数記憶されており、
前記紐付部は、前記記憶部に記憶されている1つの条件を用いることで、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を1つに特定できなければ、他の条件を用いて前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定することを特徴とする付記2に記載の情報処理装置。
(付記4) 前記紐付部が前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定できなかった場合に、前記装置を利用した可能性のあるユーザが身に着ける機器又はユーザが保有する他の機器に対して問い合わせ情報を送信する送信部を更に備える付記1~3のいずれかに記載の情報処理装置。
(付記5) 前記送信部は、前記問い合わせ情報を送信するタイミングを、前記装置を利用した可能性のあるユーザのスケジュール情報に基づいて決定することを特徴とする付記4に記載の情報処理装置。
(付記6) 前記送信部は、前記問い合わせ情報を送信するタイミングを、前記装置を利用した可能性のあるユーザの位置に基づいて決定することを特徴とする付記5に記載の情報処理装置。
(付記7) ユーザが身に着ける複数の機器から、前記複数の機器が有するセンサの計測値を取得する第1取得部と、
前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得する第2取得部と、
前記第2取得部が取得した特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した前記機器にユーザの情報の入力を促す出力を実行させる制御部と、を備える情報処理装置。
(付記8) 前記出力に応じて入力されたユーザの情報に基づいて、該ユーザと前記特定のデータとを紐付ける紐付部、を更に備える付記7に記載の情報処理装置。
(付記9) 前記制御部は、特定した前記機器にユーザの情報の入力を促す出力を実行させる際に、ユーザが情報の入力に用いることができる他の機器を判別できるように該他の機器に出力を実行させることを特徴とする付記7又は8に記載の情報処理装置。
(付記10) 前記制御部は、特定した前記機器の発光部を点滅させ、該点滅と同期して、前記他の機器の発光部を点滅させる、特定した前記機器の表示部に前記他の機器の情報を表示させる、特定した前記機器の音出力部に音を出力させるとともに、該音と対応する音を前記他の機器の音出力部に出力させる、処理の少なくとも1つを実行することを特徴とする付記9に記載の情報処理装置。
(付記11) 複数のユーザがそれぞれ身に着け、各ユーザと紐付けられている複数の機器から、該複数の機器が有するセンサの計測値を取得し、
前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得し、
取得したデータのうちの特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した機器に紐付けられたユーザと前記特定のデータとを紐付ける、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
(付記12) 前記紐付ける処理では、装置ごとに、ユーザが該装置を利用したときに該ユーザが身に着ける機器が有するセンサの計測値として得られる値の条件を記憶した記憶部に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定する、ことを特徴とする付記11に記載の情報処理方法。
(付記13) 前記記憶部には、装置ごとに前記条件が複数記憶されており、
前記紐付ける処理では、前記記憶部に記憶されている1つの条件を用いることで、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を1つに特定できなければ、他の条件を用いて前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定することを特徴とする付記12に記載の情報処理方法。
(付記14) 前記紐付ける処理で前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定できなかった場合に、前記装置を利用した可能性のあるユーザが身に着ける機器又はユーザが保有する他の機器に対して問い合わせ情報を送信する、処理を前記コンピュータが更に実行する付記11~13のいずれかに記載の情報処理方法。
(付記15) 前記送信する処理では、前記問い合わせ情報を送信するタイミングを、前記装置を利用した可能性のあるユーザのスケジュール情報に基づいて決定することを特徴とする付記14に記載の情報処理方法。
(付記16) 前記送信する処理では、前記問い合わせ情報を送信するタイミングを、前記装置を利用した可能性のあるユーザの位置に基づいて決定することを特徴とする付記15に記載の情報処理方法。
(付記17) ユーザが身に着ける複数の機器から、前記複数の機器が有するセンサの計測値を取得し、
前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得し、
取得したデータのうちの特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した前記機器にユーザの情報の入力を促す出力を実行させる、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
(付記18) 前記出力に応じて入力されたユーザの情報に基づいて、該ユーザと前記特定のデータとを紐付ける処理を前記コンピュータが更に実行する付記17に記載の情報処理方法。
(付記19) 前記出力を実行させる処理では、特定した前記機器にユーザの情報の入力を促す出力を実行させる際に、ユーザが情報の入力に用いることができる他の機器を判別できるように該他の機器に出力を実行させることを特徴とする付記17又は18に記載の情報処理方法。
(付記20) 前記出力を実行させる処理は、特定した前記機器の発光部を点滅させ、該点滅と同期して、前記他の機器の発光部を点滅させる、特定した前記機器の表示部に前記他の機器の情報を表示させる、特定した前記機器の音出力部に音を出力させるとともに、該音と対応する音を前記他の機器の音出力部に出力させる、処理の少なくとも1つであることを特徴とする付記19に記載の情報処理方法。
(付記21) 複数のユーザがそれぞれ身に着け、各ユーザと紐付けられている複数の機器から、該複数の機器が有するセンサの計測値を取得し、
前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得し、
取得したデータのうちの特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した機器に紐付けられたユーザと前記特定のデータとを紐付ける、
処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
(付記22) ユーザが身に着ける複数の機器から、前記複数の機器が有するセンサの計測値を取得し、
前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得し、
取得したデータのうちの特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した前記機器にユーザの情報の入力を促す出力を実行させる、
処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
10 サーバ(情報処理装置)
12 位置情報取得部(第1取得部)
14 測定結果取得部(第2取得部)
16 紐付部
24 測定装置テーブル(記憶部)
30 指示部(制御部)
60 測定装置(装置)
70 装着機器(機器)
170,170’ 装着機器(機器)
202 問い合わせ部(送信部)

Claims (14)

  1. 複数のユーザがそれぞれ身に着け、各ユーザと紐付けられている複数の機器から、該複数の機器が有するセンサの計測値を所定時間間隔で取得する第1取得部と、
    前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得する第2取得部と、
    前記第2取得部が取得した特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値と、記憶部に記憶されている前記装置に対して予め定められている計測値の条件と、に基づいて、前記複数の機器の中から前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した機器に紐付けられたユーザと前記特定のデータとを紐付ける紐付部と、を備える情報処理装置。
  2. 前記記憶部には、装置ごとに、ユーザが該装置を利用したときに該ユーザが身に着ける機器が有するセンサの計測値として得られる値の条件が記憶されている、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記記憶部には、装置ごとに前記条件が複数記憶されており、
    前記紐付部は、前記記憶部に記憶されている1つの条件を用いることで、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を1つに特定できなければ、他の条件を用いて前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記紐付部が前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定できなかった場合に、前記装置を利用した可能性のあるユーザが身に着ける機器又はユーザが保有する他の機器に対して問い合わせ情報を送信する送信部を更に備える請求項1~3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記送信部は、前記問い合わせ情報を送信するタイミングを、前記装置を利用した可能性のあるユーザのスケジュール情報に基づいて決定することを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記送信部は、前記問い合わせ情報を送信するタイミングを、前記装置を利用した可能性のあるユーザの位置に基づいて決定することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. ユーザが身に着ける複数の機器から、前記複数の機器が有するセンサの計測値を取得する第1取得部と、
    前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得する第2取得部と、
    前記第2取得部が取得した特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した前記機器にユーザの情報の入力を促す出力を実行させる制御部と、を備える情報処理装置。
  8. 前記出力に応じて入力されたユーザの情報に基づいて、該ユーザと前記特定のデータとを紐付ける紐付部、を更に備える請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記制御部は、特定した前記機器にユーザの情報の入力を促す出力を実行させる際に、ユーザが情報の入力に用いることができる他の機器を判別できるように該他の機器に出力を実行させることを特徴とする請求項7又は8に記載の情報処理装置。
  10. 前記制御部は、特定した前記機器の発光部を点滅させ、該点滅と同期して、前記他の機器の発光部を点滅させる、特定した前記機器の表示部に前記他の機器の情報を表示させる、特定した前記機器の音出力部に音を出力させるとともに、該音と対応する音を前記他の機器の音出力部に出力させる、処理の少なくとも1つを実行することを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 複数のユーザがそれぞれ身に着け、各ユーザと紐付けられている複数の機器から、該複数の機器が有するセンサの計測値を所定時間間隔で取得し、
    前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得し、
    取得したデータのうちの特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値と、記憶部に記憶されている前記装置に対して予め定められている計測値の条件と、に基づいて、前記複数の機器の中から前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した機器に紐付けられたユーザと前記特定のデータとを紐付ける、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  12. ユーザが身に着ける複数の機器から、前記複数の機器が有するセンサの計測値を取得し、
    前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得し、
    取得したデータのうちの特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した前記機器にユーザの情報の入力を促す出力を実行させる、
    処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
  13. 複数のユーザがそれぞれ身に着け、各ユーザと紐付けられている複数の機器から、該複数の機器が有するセンサの計測値を所定時間間隔で取得し、
    前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得し、
    取得したデータのうちの特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値と、記憶部に記憶されている前記装置に対して予め定められている計測値の条件と、に基づいて、前記複数の機器の中から前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した機器に紐付けられたユーザと前記特定のデータとを紐付ける、
    処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
  14. ユーザが身に着ける複数の機器から、前記複数の機器が有するセンサの計測値を取得し、
    前記ユーザが利用する装置において生成されたデータを取得し、
    取得したデータのうちの特定のデータを前記装置が生成した時刻に対応する、前記複数の機器から取得した計測値に基づいて、前記装置を利用したユーザが身に着ける機器を特定し、特定した前記機器にユーザの情報の入力を促す出力を実行させる、
    処理をコンピュータに実行させるための情報処理プログラム。
JP2017233564A 2017-12-05 2017-12-05 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム Active JP7047357B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017233564A JP7047357B2 (ja) 2017-12-05 2017-12-05 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
EP18208246.1A EP3496428B1 (en) 2017-12-05 2018-11-26 Measurement result management apparatus and measurement result management method
US16/207,263 US10812356B2 (en) 2017-12-05 2018-12-03 Measurement result management apparatus and measurement result management method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017233564A JP7047357B2 (ja) 2017-12-05 2017-12-05 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019103028A JP2019103028A (ja) 2019-06-24
JP7047357B2 true JP7047357B2 (ja) 2022-04-05

Family

ID=64476980

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017233564A Active JP7047357B2 (ja) 2017-12-05 2017-12-05 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10812356B2 (ja)
EP (1) EP3496428B1 (ja)
JP (1) JP7047357B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011018956A (ja) 2009-07-07 2011-01-27 Fujitsu Ltd センシングデータ管理装置、センシングデータ管理プログラム及びセンシングデータ管理システム
US20140259133A1 (en) 2013-03-05 2014-09-11 Vodafone Ip Licensing Limited Method for Anonymously Associating Measurement Device Measurements to a Source ID
JP2014523573A (ja) 2011-06-22 2014-09-11 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 健康データのマッピング
JP2014222218A (ja) 2013-05-14 2014-11-27 株式会社タニタ 重量計、重量測定システム、重量測定方法、重量測定プログラム及び情報通信端末
JP2018157323A (ja) 2017-03-16 2018-10-04 富士通株式会社 情報管理プログラム、情報管理方法、および情報管理システム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006008740A1 (en) * 2004-07-21 2006-01-26 Aerotel Medical Systems (1998) Ltd. Wearable device, system and method for measuring physiological and/or environmental parameters
EP3011783B1 (en) * 2013-06-21 2019-10-16 Hewlett-Packard Enterprise Development LP Adaptive location perturbation
US9880052B2 (en) * 2013-10-02 2018-01-30 The Joan and Irwin Jacobs Technion-Cornell Innovation Institute Methods, systems, and apparatuses for accurate measurement and real-time feedback of solar ultraviolet exposure
DE102014204158B4 (de) * 2014-03-06 2018-12-13 Msa Europe Gmbh Mobiles Überwachungsgerät
US20170032101A1 (en) * 2015-05-01 2017-02-02 Ahkeo Ventures LLC Systems and methods for managing a medical supply chain
JP6820427B2 (ja) * 2016-12-28 2021-01-27 華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd. チャネル待ち時間決定方法、測位方法および関連機器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011018956A (ja) 2009-07-07 2011-01-27 Fujitsu Ltd センシングデータ管理装置、センシングデータ管理プログラム及びセンシングデータ管理システム
JP2014523573A (ja) 2011-06-22 2014-09-11 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ 健康データのマッピング
US20140259133A1 (en) 2013-03-05 2014-09-11 Vodafone Ip Licensing Limited Method for Anonymously Associating Measurement Device Measurements to a Source ID
JP2014222218A (ja) 2013-05-14 2014-11-27 株式会社タニタ 重量計、重量測定システム、重量測定方法、重量測定プログラム及び情報通信端末
JP2018157323A (ja) 2017-03-16 2018-10-04 富士通株式会社 情報管理プログラム、情報管理方法、および情報管理システム

Also Published As

Publication number Publication date
EP3496428B1 (en) 2020-10-07
US20190173768A1 (en) 2019-06-06
EP3496428A1 (en) 2019-06-12
US10812356B2 (en) 2020-10-20
JP2019103028A (ja) 2019-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11837073B2 (en) Systems and methods for device load transfer in a hybrid monitoring system
KR102405377B1 (ko) 관찰 기반 이벤트 추적
KR20180135984A (ko) 사용자 활동 데이터에 기초하여 통지를 제공하는 기법
JP6107720B2 (ja) 探索システム及び探索装置
WO2016082740A1 (zh) 一种确定定位终端相对位置的方法
US10736579B2 (en) Baby tracker
US20160337810A1 (en) Position management system, position management apparatus, position management method, and non-transitory computer-readable information recording medium
KR101614101B1 (ko) 모바일 크라우드소싱을 이용한 실종 아동 위치 제공 서버, 시스템 및 방법 그리고 기록매체
JP5105826B2 (ja) 位置管理システム
JP6545516B2 (ja) 行動分析サーバ、行動分析方法及び行動分析サーバ用プログラム
US20220007091A1 (en) Information management system, and method for device registration of measuring device and information terminal
JP6561885B2 (ja) 制御プログラム、制御方法、および通信端末
KR20160147297A (ko) 사물인터넷 플랫폼을 이용한 생활 운동 권장 관리 시스템
JP7047357B2 (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム
JP6615587B2 (ja) 位置決定プログラム、位置決定方法、および位置決定装置
KR20190119900A (ko) 심장재활운동을 위한 웨어러블 장치 및 이를 이용한 심장재활운동 방법
JP2019053676A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システム
JP6463529B1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理プログラム
JP6682085B2 (ja) 患者識別端末、患者識別方法、および患者識別プログラム
JP6852593B2 (ja) 位置測定方法、位置測定プログラム及び位置測定装置
US10966057B2 (en) Position identifying device, position identifying system, and computer program product
JP2016065741A (ja) 位置推定装置及び位置推定プログラム
CN204854928U (zh) 一种身高体重信息获取装置
JP6446931B2 (ja) 位置推定システム、位置推定方法及び位置推定装置
US20240013914A1 (en) Determination apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211011

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220307

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7047357

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150