JP2014523573A - 健康データのマッピング - Google Patents

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Abstract

複数のユーザによって使用可能な測定装置101a―cによって取得された健康データを、適当な健康レコードにマップする方法が記述される。方法は、測定装置101a―cによって取得された新しい健康データを受け取るステップ(201)と、新しい健康データが関連するユーザを識別するステップ(206;209)と、前記ユーザに関する少なくとも1つの健康レコードに、健康データをマップするステップ(207)と、を含み、新しい健康データが関連するユーザを識別するステップは、前記新しい健康データと関連付けられるコンテクストデータの少なくとも1つのアイテムを識別し、前記コンテクストデータが少なくとも1のユーザに関する知られているコンテクストに対応するかどうか決定するステップ(205、208)と、を含む。コンテクストデータは、新しい健康データが取得される状況に関するデータ、及び/又は特定のユーザと関連付けられる他の測定データに対する新しい健康データの関係である。

Description

本発明は、特にテレヘルスシステムにおいて、1又は複数の健康関連サービスの適当な健康レコードに、パーソナル健康データをマップすることに関する。
さまざまなパーソナルテレヘルスシステムが提案されている。従来は、このようなテレヘルスシステムは、患者が、彼ら自身の健康データを取得し、その後健康データがヘルスケアサービスに提供されるようにするために、1又は複数の測定装置を具備することを必要とする。従って、一般に、測定装置は、個人患者と一意に関連付けられ、収集される全てデータが、単一のバックエンドサービスに提供される。
しかしながら、より一層広範囲の測定装置が、全般的健康モニタリングの一部として、健康データを取得するために使用されることができ、このような測定装置は、2人以上の個人によって使用可能でありうる。例えば、体重計又は血圧モニタは、全般的健康モニタリングの一部として、2人以上の家族人員によって使用されうる。
更に、取得された健康データ又はそのサブセットが送られるべき先である一層多くのバックエンドサービスがありうる。例えば、糖尿病患者は、体重、血圧、血液グルコースレベル等の測定データを取得することができ、かかる測定データは、糖尿病サービスに送信されるべきである。それとは別に、体重のような同じデータの少なくとも一部は、体重減量サービスにも提供されるべきである。
従って、本発明の目的は、1又は複数の健康関連サービスの適当な健康レコードに、パーソナル健康データを正しくマップすることができる方法及び装置を提供することである。
従って、本発明によれば、複数のユーザによって使用可能な第1の測定装置によって取得された健康データを、適当な健康レコードにマップする方法であって、前記第1の測定装置によって取得された新しい健康データを受け取るステップと、新しい健康データが関連するユーザを識別するステップと、前記新しい健康データを、前記ユーザに関する少なくとも1つの健康レコードにマップするステップと、を含み、新しい健康データが関連するユーザを識別するステップは、前記新しい健康データと関連付けられるコンテクストデータの少なくとも1つのアイテムを識別し、前記コンテクストデータが少なくとも1つのユーザの知られているコンテクストに対応するかどうかを判定すること、を含む方法が提供される。
コンテクストデータは、新しい健康データの取得時間、前記新しい健康データの設定された期間内に同時に取得された他の測定データ、測定が取得されたロケーション、新しい健康データの測定値、及び測定時に特定のユーザと関連付けられる少なくとも1つのパーソナル装置に対する、第1の測定装置の相対的な近さ、のうちの少なくとも1つを含みうる。
例えば、コンテクストデータは、新しい健康データの取得時間を含むことができ、知られているコンテクストは、ユーザに関する前記第1の測定装置を使用した測定について知られている時間を含みうる。
コンテクストデータは、付加的に又は代替として、前記新しい健康データの設定された期間内に取得された他の測定データを含むことができ、知られているコンテクストは、前記第1の測定装置と同時に又は連続的に使用されることが多い少なくとも第2の測定装置の標示を含みうる。従って、方法は更に、前記新しい健康データの設定された期間内に前記第2の測定装置を使用して任意の他の測定データが取得されたかどうかを識別するステップを含みうる。前記第2の測定装置を使用して取得されたこのような他の測定データは、特定のユーザと関連付けられることができ、このような他の測定データの存在は、第1の測定装置を使用して取得された新しい健康データもまた前記特定のユーザに対応するものであることの標示として、使用されることができる。
コンテクストデータは、付加的に又は代替として、新しい健康データの測定が行われたロケーションを含むことができ、知られているコンテクストは、ユーザに関する前記第1の測定装置を使用した測定の1又は複数の知られているロケーションを含みうる。
ある実施形態において、コンテクストデータは、付加的に又は代替として、新しい健康データの測定値を含むことができ、知られているコンテクストは、ユーザに関する以前の測定値に基づく期待値を含みうる。期待値は、生理学的モデルを使用して決定された値のレンジ及びユーザの以前の測定値を含みうる。
コンテクストデータは、付加的に又は代替として、測定時に特定のユーザと関連付けられる少なくとも1つのパーソナル装置に対する、第1の測定装置の相対的な近さを含むことができ、知られているコンテクストは、知られているパーソナル装置及びそれに関連付けられるユーザのアイデンティフィケーションを含みうる。このようなパーソナル装置は、単一ユーザにのみ関連付けられる測定装置でありえ、又は一実施形態においてユーザのモバイル電話を含みうる。相対的な近さは、第1の測定装置及び少なくとも1つのパーソナル装置の1又は複数が、測定時にハブ装置のレンジ内にあったかどうかを判定することによって、決定されることができる。測定が行われた時間に、第1の測定装置の相対的に近くに、特定のユーザと関連付けられるパーソナル装置が存在することは、第1の測定装置を使用して取得された新しい健康データが、前記特定のユーザに対応することの標示として使用されることができる。付加的に又は代替として、測定が行われた時間に、第1の測定装置の相対的に近くに、特定のユーザと関連付けられるパーソナル装置が存在しないことは、第1の測定装置を使用して取得された新しい健康データが前記特定のユーザに対応しないことの標示として、使用されることができる。
新しい健康データは、ユーザIDによりタグ付けされることができ、方法は、ユーザIDを検証するために、コンテクストデータが前記ユーザIDに対応するユーザの知られているコンテクストに対応するかどうかを判定することを含みうる。
方法は、複数の測定装置から受け取られるデータについて、繰り返されることができる。
少なくとも1つの健康レコードに新しい健康データをマップするステップは、識別されたユーザ及び測定装置に基づいて、1又は複数の指定された健康レコードを識別することを含みうる。
方法は、第1の測定装置からデータを受け取るように構成されるテレヘルスハブ装置によって実施されることができる。
方法は更に、前記マッピングに基づいて、適当なヘルスケアサービスの適当な健康レコードに、新しい健康データを送り、前記マッピングに基づいて、適当なデータ記憶装置に健康データを記憶し、及び/又は前記マッピングに基づいてデータに対して何らかの処理を実施することを含みうる。
本発明の別の見地において、複数のユーザによって使用可能な少なくとも第1の測定装置によって取得された健康データを、適当な健康レコードにマップする装置であって、前記装置はプロセッサを有し、前記プロセッサは、少なくとも前記第1の測定装置によって取得された新しい健康データを受け取り、新しい健康データが関連するユーザを識別し、前記ユーザの少なくとも1つの健康レコードに前記健康データをマップするように構成され、プロセッサは、前記新しい健康データに関連付けられるコンテクストデータの少なくとも1つのアイテムを識別し、前記コンテクストデータが少なくとも1のユーザの知られているコンテクストに対応するかどうかを判定するように構成される、装置が提供される。
本発明の本態様の装置は、上述した方法におけるステップのすべて実施することができる。装置は、テレヘルスハブ装置でありうる。
本発明の別の見地は、特にコンピュータ可読媒体上のコンピュータプログラムであって、装置の適切なプロセッサ上でランするとき、上述した方法を実施するコンピュータプログラムに関する。
本発明の実施形態は、添付の図面を参照して記述される。
一般のテレヘルスシステムを示す図。 一実施形態による、適当な健康レコードに新しい健康データをマップする方法を示すフローチャート。 本発明の一実施形態によるテレヘルスハブを示す図。
図1は、考えられるテレヘルス装置の例を概略的に示す。健康モニタリングのために使用される複数の測定装置101a−cは、個人の健康データ又はそれらのケアの中での他者の健康データを取得するために、個人によって使用されることができる。例示の測定装置101aは血圧モニタでありえ、測定装置101bは、グルコメータでありえ、測定装置101cは、体重計でありうるが、付加的に又は代替として、他の測定装置が使用されてもよいことが分かるであろう。これらの測定装置によって取得された健康データは、記録及び/又は解析のために、遠隔ヘルスケアサービスに送信されることができる。
ある測定装置は、ヘルスケアサービスと直接通信することが可能でありえ、一般に、本明細書においてテレヘルスハブと呼ばれるローカル装置102は、局所的にデータを収集し、ヘルスサービスにデータを送信するために使用される。従って、測定装置101a−cの各々は、テレヘルスハブ102と通信するように適応される。測定装置101a−cは、任意の適切なワイヤレスのプロトコルを通じてワイヤレスにテレヘルスハブと通信するように構成されることができ、及び/又は任意の適切なワイヤード接続を通じてテレヘルスハブと通信するように構成されることができ、すなわち、当該測定装置は、データを伝送するために、テレヘルスハブにプラグ接続されることができる。測定装置は、新しいデータが取得されると、テレヘルスハブとの接続が確立されている場合自動的にデータを伝送し、及び/又は局所メモリに測定データを記録し、又は、周期的に又はユーザ起動される時間に、例えばテレヘルスハブとの接続が確立されるとき、テレヘルスハブに測定データを送信するように構成されることができる。
テレヘルスハブ102及び測定装置101a−cはすべて、例えば家庭環境のような環境103内に位置することができ、それは、ヘルスケアプロバイダからは遠隔した位置にある。少なくとも幾つかの測定装置は持ち運び可能であり、他のロケーションにおいて使用可能でありうるが、測定装置101a−cは、家庭環境の範囲内で使用されることができる。このようなデータは測定装置に記憶されることができ、ユーザが家に帰ると、テレヘルスハブにアップロードされることができる。
テレヘルスハブ102は、測定装置101a−cからデータを受け取り、例えばインターネット104を通じて、ヘルスケアサービス105a−cにデータを送信するように構成される。従って、テレヘルスハブは、適切なインターネット接続を有することができるが、他の実施形態において、テレヘルスハブは、適切なモバイル電話回線網又は任意の他の遠隔通信ネットワークを通じて、データを伝送するように構成されることができる。ある実施形態では、テレヘルスハブは、専用のテレヘルスハブ装置でありうるが、他の実施形態では、例えばデスクトップ又はラップトップコンピュータ、モバイル電話、セットトップエンタテインメントボックス、その他のような遠隔通信にすでに適している別の装置が、テレヘルスハブとして働くように構成されうる。テレヘルスハブが、例えばモバイル電話又はポータブルコンピュータのような、通信設備を有するポータブル装置において実現される場合、テレヘルスハブは、家庭環境103とは別の環境で、それ自体使用されることができることが分かるであろう。
従来、このようなテレヘルスシステムは、1人の特定の患者に関するデータを取得し、このようなデータを単一のヘルスケアサービスに提供するために使用されていた。従って、測定装置101a−cの各々は、1人の個人に特化したものであり、テレヘルスハブによって前記装置から収集されるすべてのデータは、単一のバックエンドヘルスサービスに送信される。
しかしながら、このようなテレヘルスシステムは、複数の異なるヘルスケアサービスのためのデータを取得するためのものとしてますます考えられるようになっている。従って、例えば、ヘルスケアサービス105aは、体重減量又はフィットネスサービスでありえ、ヘルスケアサービス105bは、糖尿病サービスでありえ、ヘルスケアサービス105cは、正確であって進行中の健康レコードを維持するパーソナル健康レコードデータベースでありうる。少なくとも、これらのヘルスケアサービス105a−cの一部は、測定装置101a−cによって取得された健康データのサブセットのみを必要としうる。例えば、測定装置101a−cがそれぞれ血圧モニタ、グルコメータ及び体重計である上述の実施例では、体重計101cからのデータのみが、体重減量/フィットネスサービス105aに送信されることを必要とすることができ、すべての測定装置からのデータが、糖尿病サービス105b及び健康レコードデータベース105cに送信されることを必要としうる。
測定装置101a−c及びテレヘルスハブ102の少なくとも一部は更に、例えば異なる家族人員のような複数のユーザの間で共用されることができる。例えば、一緒に生活し、テレヘルスハブ102を共用する2人について考える。両方とも、体重減量又はフィットネスサービス105aに加入し、更にパーソナル健康レコードデータベース105cにも加入している。従って、両方の個人は、進行中の測定レジメの一部として、血圧モニタ101a及び体重計101cを使用することができる。しかしながら、すべての測定装置が、共用されなくてもよい。例えば、1人の個人のみが、糖尿病にかかっており、糖尿病サービス105bに加入されていてもよく、従って、この個人だけが、グルコメータ101bを使用しうる。
概して、従って、テレヘルスハブ102は、複数ユーザに関連する測定装置101a−cからのデータを受け取ることができる。テレヘルスハブは、正しいヘルスケアサービス105a−cに、個別のユーザに関するデータを供給するために、このようなデータを識別することが可能である必要があり、ヘルスケアサービスごとに、当該ユーザの適当な健康レコードを識別する必要がある。テレヘルスハブは更に、ユーザがそれらの病歴データを閲覧することができるように、テレヘルスハブ内のメモリに又はユーザのコンピュータのような外部記憶装置を通じて、局所的に健康データを記憶するように構成されることができる。従って、テレヘルスハブは、ここでも、正しくデータを記憶することができるように、個別のユーザに関するデータを識別することが可能である必要がある。
ある測定装置は、測定を行うときに、ユーザが、測定装置上で適当なユーザID/ユーザプロファイルを選択する能力を有することができ、従って、取得されたデータを、特定のユーザと関連付けることができる。従って、測定装置からの測定データが、テレヘルスハブに送信される場合、当該測定装置について識別されたユーザIDは、ヘルスケアサービス105a−cにおいて、当該特定のユーザについての適当なアカウントを識別するために、使用されることができる。言い換えると、血圧モニタ101aは、例えば、その装置上でユーザがユーザIDを選択することを可能にすることができる。従って、第1のユーザ(例えばJohn)は、血圧モニタにおいてユーザID1と関連付けられることができ、第2のユーザ(例えばMary)は、血圧モニタにおいてユーザID2と関連付けられることができる。血圧モニタは更に、テレヘルスハブにおいてユニークな装置IDと関連付けられており、従って、血圧モニタに対応するIDを有する装置からの測定データが、テレヘルスハブで受け取られるとき、テレヘルスハブは、ユーザID1によりタグ付けされたこような任意のデータを、Johnに関する適切な健康レコードと関連付け、ユーザID2によりタグ付けされた任意のデータを、Maryに関する適切な健康レコードと関連付ける。
しかしながら、ある測定装置は、取得されたデータをユーザIDと関連付ける能力をもたないことがある。更に、測定装置が、ユーザIDを、取得されているデータと関連付けるための設備を有する場合でも、ユーザは、以前に選択されたユーザIDを変えることを忘れることがあり、又はうっかり誤ったIDを選択することがあり、こうして、データは、不正確なユーザIDと関連付けられることがある。
本発明の実施形態は、取得された新しい健康データがマップされるべきである適当な健康レコードを識別し又は検証するために、すなわち、新しい健康データが関連する適切なユーザを識別するために、測定に関するコンテクストデータを使用し、それにより、データは、健康サービスの適切なアカウントに送られ、当該ユーザの適当なデータストアに記憶され、及び/又は当該ユーザに関して適当に処理されることが可能である。実施形態は、新しい健康データと関連付けられるコンテクストデータの少なくとも1つのアイテムを識別し、前記コンテクストデータが少なくとも1つのユーザの知られているコンテクストに対応するかどうかを判定することによって、新しい健康データが関連するユーザを識別する。
コンテクストデータは、新しい健康データが取得された状況に関するデータであり、及び/又は特定のユーザと関連付けられた他の測定データとの新しい健康データの関係である。
従って、例えば、コンテクストデータは、新しい健康データの取得時間を含むことができる。測定値が取得された時間は、さまざまなユーザが測定値を取得する傾向があることが知られている時間と、比較されることができる。従って、知られているコンテクストは、典型的な測定の知られている時間でありうる。例えば、測定装置の第1のユーザは、日常的に、朝、仕事に行く前に測定を行うことができ、第2のユーザは、日常的に夜に測定を行うことができる。従って、測定データが平日の07:30に取得される場合、コンテクストは、データが第1のユーザと関連することを示唆する。測定装置のさまざまなユーザと関連付けられる時間ウィンドウが、ユーザにより規定されることができ、例えば、テレヘルスハブ102のユーザインタフェースは、ユーザが、当該ユーザについて行われる測定について規定される時間ウィンドウを設定することができる。しかしながら、他の実施形態において、特定のユーザと関連付けられるさまざまな傾向が、病歴データを周期的に解析することによって又はデータが加えられるときにモデルを形成することによって、病歴データから識別されることができる。更なるデータが付加されるにつれて、モデルは洗練されることができる。後で更に詳しく記述されるように、テレヘルスハブは、新しい健康データが特定のユーザと関連する尤度又は信頼値を決定するために、コンテクストデータを有する蓋然性モデルを使用することができる。
測定データの取得時間は更に、他の測定装置からのデータの取得時間に関して、使用されることができる。例えば、2つの測定装置から測定データが受け取られ、測定値の取得時間が、両方の装置について同じであり又は非常に似ている場合、これは、同じ人が両方の測定装置を同時に又は連続して使用したことを示すことができる。言い換えると、コンテクストデータは、新しい健康データの設定される期間内に取得される他の測定データを含むことができる。
幾つかの測定装置は、しばしば同時に使用されることがあり、例えば、運動中、心臓レートモニタは、歩数計又はGPS距離追跡装置と同時に使用されることができる。同様に、幾つかの測定装置は、測定と測定の間に短い間隙を伴って、連続して使用される傾向がありうる。例えば、1人の特定のユーザは、1の測定セッション中、血圧測定及び血液グルコース測定を行う傾向がありうる。従って、グルコメータ101bによって取得されるデータの短い時間内に取得される血圧モニタ101aを使用して取得されるデータは、同じユーザが両方の測定に寄与したことを示す。従って、テレヘルスハブは、同時に又は連続して使用されることが多い測定装置のリストと共に、構成されることができる。しかしながら、ある測定装置は、特定のユーザによって連続的に、又は例えば着用可能な若しくは医学的に埋め込まれた測定装置のように、非常に長い時間期間にわたって使用されることができることが当然理解されるであろう。第1の測定装置が、1人のユーザによって連続的に使用される場合、第2の測定装置の任意の使用は、同じユーザによるものか又は異なるユーザによるものかによらず、幾つかのデータが同時に取得されるという結果をもたらす。従って、知られているコンテクストを表現する、同時に又は連続して使用されることができる測定装置のリストは、周期的に又は臨時に使用される測定装置に制限される。
このリストは、ユーザにより規定されることができ、及び/又はユーザが識別された以前の測定データの解析から、導き出されることができる。従って、2又はそれ以上のこのような測定装置からのデータが受け取られ、測定データの取得の時間が、実質的に同じであり、又は各データセットごとに規定された時間ウィンドウ内にある場合、テレヘルスハブは、すべてのこれらのデータセットが同じユーザに対応するものであることの標示として、このようなコンテクストデータを使用することができる。この場合、第1のこのような測定装置は、特定のユーザのアイデンティフィケーションを与えないが、第2のこのような測定装置はそれを与える場合、第2の測定装置からのユーザIDが、第1の装置からのデータに関する適切なユーザを識別するために使用されることができる。例えば、特定のユーザを示さない歩数計からのデータが受け取られる場合、テレヘルスハブは、データの取得時間を見ることができる。その取得時間が、しばしば歩数計と同時に使用される心臓レートモニタから受け取った時間と実質的に一致する場合、心臓レートモニタからのデータについて識別されるユーザIDは、歩数計からのデータについても使用されることができる。
第1の測定装置が更に、適切なユーザのアイデンティフィケーションのためにローカルユーザIDを使用することが可能である場合さえ、2つのユーザIDは、それらが同じユーザに関するものであることを確実にするために、ハブによって比較されることができる。各々の装置によって識別されるユーザに不一致がある場合、テレヘルスハブは、潜在的な競合を解決するために手入力を促すことができ、従って、これは、特定の測定装置上で適切なユーザを選択する際のエラーを強調することができる。
ある例において、1の特定の測定装置は、単一ユーザによってのみ使用されることができ、従って、このような装置が有効に使用される場合、規定されるユーザIDが存在しない場合であっても特定のユーザを示す。例えば、グルコメータ101bが、1人のユーザ(例えばJohn)によってのみ使用される場合、複数ユーザの間で共用されるテレヘルスハブは、グルコメータから受け取った任意のデータを、当該特定のユーザ(すなわちJohn)に関連付けることができる。そのユーザ(すなわちJohn)が更に、他のユーザと共用される別の測定装置を使用し、ほぼ同じ時間に両方の測定装置を使用する場合、共用される装置からのデータの取得時間は、可能性のあるユーザを識別するために、特定のユーザと関連付けられる測定装置から取得される任意のデータと関連して、考えられることができる。
例えば、グルコメータ101bは、例えば血圧モニタ101aである別の測定装置とほぼ同じ時間にユーザJohnによって使用されることが多い。このような例で、テレヘルスハブが血圧モニタ101aから測定データを受け取り、このようなデータが、グルコメータを使用して取得されたデータとほぼ同じ時間に取得された場合、これは、同じユーザが両方の測定装置を使用したことを示すために使用されることができ、1人のユーザ(John)のみがグルコメータと関連付けられるので、血圧モニタからのデータも同様に、Johnと関連付けられることができる。
ある例において、第1のユーザは一般に、2又はそれ以上の測定装置を同時に又は連続して使用する傾向があるが、別のユーザは、前記測定装置のうちの1つだけを使用する場合、任意のデータが共用される装置から受け取られると、他の装置からほぼ同じ時間に取得されたデータの存在又は不存在は、適切なユーザを識別するために使用されることができる。従って、Johnが、血液グルコース測定と同じ時間に、血圧測定を行う傾向があり、Maryも、血圧測定を行うが、血液グルコース測定を行わない場合、データが共用される血圧モニタから受け取られると、テレヘルスハブは、グルコメータによってほぼ同じ時間に取得されるデータが更にあるかどうか判定することができる。両方の装置からほぼ同じ時間に取得されたデータがある場合、これは、データがJohnと関連付けられることを示すことができ、血圧モニタ単独からのデータである場合、これは、データがMaryと関連付けられることを示すことができる。言い換えると、コンテクストは、他の測定装置を使用したデータの取得時間に関連する、測定データの取得時間でありえ、テレヘルスハブは、特定の測定装置を使用したほぼ同時の測定が存在しないことを使用して、データを特定のユーザとの関連付けから除くことができる。
当然ながら、データが、1つの測定装置から受け取られるとき、例えばグルコメータ101bのような別の測定装置からのほぼ同時のデータが存在しないことは、通信の不良に起因することがありえ、又はこのようなデータが、テレヘルスハブにまだアップロードされていないという事実によるものでありうることが分かるであろう。従って、このようなデータの不存在は、テレヘルスハブがこのようなデータが存在しないという肯定の標示を有するときにのみ概して使用されることができる。例えば、ワイヤレスの実施形態において、テレヘルスハブは、適切な測定装置に、すなわちこの実施形態のグルコメータに問い合わせて、このような任意のデータが存在するかどうか判定することができる。付加的に又は代替として、テレヘルスハブは、測定装置からの最終の更新の時間のレコードを維持することができ、データの肯定的な不存在のみを識別することができる。
適切な装置からのアップロードが、当該期間よりも最近であった場合、コンテクストデータは、付加的に又は代替として、測定値が取得されたロケーションに関するロケーションデータを含むことができる。ある測定装置は、例えばGPSを通じて、それらのロケーションを決定することが可能でありうる。従って、測定が行われたロケーションが、記録されることができる。これは、特にテレヘルスハブが位置する環境103から離れたところで使用されることができる測定装置に有用でありうる。例えば、ユーザは、異なるロケーション(例えばそれらの仕事場)に、ポータブル測定装置をもっていき、測定値を得るために測定装置を使用することができる。従って、家のロケーションとは異なる第1のロケーションで取得される測定値は、特定のユーザとリンクされることができる。従って、特定のユーザが測定を行うことが知られているロケーションは、知られているコンテクストを提供することができる。
コンテクストデータは、データを取得するために使用される測定装置及び測定データが取得される時間に特定のユーザと関連付けられる1又は複数のパーソナル装置の相対的な近さに関連するデータを付加的に又は代替として含むことができる。測定装置に対するパーソナル装置の相対的な近さは、測定装置自体によって及び/又はテレヘルスハブによって検出されることができる。
上述したように、ある測定装置は、1人の特定のユーザのみと関連付けられることができ、従って、当該ユーザのパーソナル装置を考えられることができる。このような装置が一般に、測定を行うときのみアクティブである場合、このようなアクティブな装置の検出は、パーソナル装置及びそれゆえこのようなユーザが近傍にあることの標示として、行われることができる。これは、特に患者に医学的に埋め込まれている測定装置の場合当てはまる。埋め込まれた測定装置は、特定の患者に関して明確に識別されることができ、従って、パーソナル装置を含む。従って、データが、測定装置によって取得され、ユーザと関連付けられるアクティブなパーソナル装置が、その時に相対的に近いところにある場合、これは、測定装置によって取得されるデータが当該ユーザと関連付けられることができることを示すことができる。付加的に又は代替として、特に埋め込み装置であるパーソナル装置の不存在は、測定装置が当該特定のユーザによって使用されることの標示でありうる。
測定装置101a−cの少なくとも一部は、当該測定装置のショートレンジ内の、パーソナル測定装置を含む他の測定装置を識別することが可能でありうる。例えば、適切なワイヤレスのタイププロトコルを使用して、測定装置は、測定装置のショートレンジ内の任意のパーソナル装置を検出し、識別することが可能でありうる。従って、測定装置自体は、単にレンジ内の任意のパーソナル装置を検出することによって、このようなパーソナル装置の相対的な近さを測定することが可能でありうる。付加的に又は代替として、測定装置が、テレヘルスハブ102と同じ環境103内で使用され、データが、テレヘルスハブに即座に伝送される場合、テレヘルスハブは、任意のパーソナル装置がレンジ内にあるかどうかそれ自身で判定することができる。ここでも、データが、ほぼリアルタイムに、第1の測定装置から及びゆえにテレヘルスハブと同じレンジ内で、受け取られ、特定のユーザ(例えばJohn)と関連付けられるパーソナル装置が更に、テレヘルスハブのレンジ内にある場合、これは、第1の測定装置からのデータが特定のユーザ(例えばJohn)と関連付けられることができることを意味する。同様に、特定のユーザ(すなわちJohn)と関連付けられるパーソナル装置が、レンジ内にない場合、これは、適切なパーソナル装置が測定装置の近くになく、受け取られるデータが、Johnと関連付けられるべきでないことを示しうる。
テレヘルスハブは、さまざまな測定装置及び/又はパーソナル装置がテレヘルスハブのレンジ内にある時間のレコードを維持するように構成されることができる。データが、その後、第1の測定装置から受け取られる場合、測定が行われた時間が、識別されることができ、どんな測定及び/又はパーソナル装置がテレヘルスハブのレンジ内にあったかを判定するために、レコードがチェックされることができる。第1の測定装置及び特定のユーザ(例えばJohn)と関連付けられるパーソナル装置が、テレヘルスハブのレンジ内にあって、測定データが取得された時間にアクティブであった場合、装置は、相対的に近い距離のところにあり、データが特定のユーザ(すなわちJohn)に関連することが可能である。しかしながら、第1の測定装置が、適切な時間にテレヘルスハブのレンジ内にあるが、Johnと関連付けられるパーソナル装置がレンジ内にない場合、又はそれらが逆である場合、これは、データがJohnと関連付けられないことを示しうる。
ある実施形態において、パーソナル装置は、健康測定装置を含まなくてもよく、特定のユーザの個人的な他の装置を含むことがある。例えば、テレヘルスハブ及び/又は測定装置は、ユーザのモバイル電話と通信することが可能でありうる。第1及び第2のユーザが、幾つかの測定装置を共用し、各々のユーザが、テレヘルスハブに登録されるモバイル電話を有するものと考える。データが、測定装置から受け取られ、第1のユーザのモバイル電話が、測定が行われた時間にハブのレンジ内にあるが、第2のユーザのモバイル電話が、レンジ内になかった場合、これは、第1のユーザは存在したが、第2のユーザが不存在であり、従って、測定装置からのデータが、第1のユーザに関係することを示すことができる。概して、パーソナル装置は、ユーザと関連付けられ且つ特定のレンジ内で検出可能である任意の装置でありうる。上述したように、モバイル電話のようなパーソナル装置は、例えばBluetooth又はWiFiのようなさまざまな通信プロトコルを有することができる。テレヘルスハブは、このような装置がレンジ内にあるか、又は同じネットワーク上にあるかを検出することができ、測定は、例えば、パーソナル装置の装置名又はID、又はMACアドレスに基づいて行われる。本明細書で用いられるとき、パーソナル装置という語は、例えば測定、モバイル通信などの、アイデンティフィケーションでない一次ユーティリティを有する装置をさす。従って、パーソナル装置は、専用RFIDタグ等のアイデンティフィケーション目的でのみ使用される装置ではない。専用のアイデンティフィケーションタグが、臨床セッティングにおいて使用されることができるが、それらは、家庭環境では適当でない。
コンテクストデータは、付加的に又は代替として、少なくとも1のユーザの以前の測定データ値と比較されるとき、実際の測定値に関連するデータを含むことができる。データのタイプに依存して、現在値は、1又は複数の以前に取得された値及び/又は以前の結果に基づく平均又はモデル化された値を含む知られているコンテクストと比較されることができる。
新しい測定値は、生理学的モデルに基づいて、以前の測定値と比較されることができる。以前の測定値及び測定された物理的特性が与えられる場合、モデルは、新しい測定値が入りうる期待されるレンジを決定するために使用されることができる。例えば、データが、体重計によって取得される体重データである場合、モデルは、特定のユーザに関して以前のデータを与えられる場合、期待される体重レンジを決定するために使用されることができる。例えば、体重データに関する相対的に簡単なモデルは、新しい測定値が規定された量の範囲内に入るかどうかでありえ、例えば、5kg以内に、又は複数の以前の測定値(例えば最近の3つの測定値)の平均の10%の許容差の範囲内にあるかどうかでありうる。
ある例において、直前の測定以降の経過時間が、使用されることができ、例えば、新しいデータが、以前の測定から1ヵ月後に得られる場合と比較して、以前の測定の1日後に取得される場合、新しい体重測定値が入ることが期待されうる期待レンジは、より小さくなりうる。
ある測定では、測定の値は、自然の変化を示すこともあるが、ある時間期間にわたる平均値は、安定している傾向がある。例えば、グルコース測定値は、一般に、一日を通じて変化する傾向があるが、1日を通した合理的な安定した平均値を示す。従って、適当なモデルは、このような変化を採用することができる。ある測定の例では、変化は、或る時間期間を通じて同じ一般的なパターンをたどることができ、例えば、グルコース測定値は、平均的な日にわたる同じ一般的なパターンの後、変わることができる。モデルは、測定値が取得された時間に基づいて、期待値を予測するように構成されることができる。
付加的に又は代替として、健康データが、或る時間期間を通じて取得された一連の測定値を含む場合、コンテクストデータは、データを処理することによって判定されることができる。例えば、一連の測定値の平均値、識別される最大値又は最小値、及び/又は測定値の最大変化が、決定されることができる。コンテクストデータを決定するために健康データについて実施される正確なタイプの解析は、比較のために使用されるモデルに従って変化しうる。
モデルは更に、進行中の処置又はフィットネス療法を行うように構成されることができ、及び/又は知られているレジメに基づいて、期待される一層長い期間傾向を提供されることができる。従って、例えば、高血圧の処置療法を受ける患者は、処置療法の進行の間、血圧測定値の平均値の段階的な低減を呈することが期待されうる。
テレヘルスハブは、取得されうるさまざまなタイプの健康データに関して、さまざまなタイプの生理学的モデルを備えることができ、及び/又はテレヘルスハブは、新しい測定装置がテレヘルスハブにより登録されると、適当なモデルをダウンロードするように構成されることができる。測定装置自体は、メモリに記憶された適当なモデルを提供されることができ、かかるモデルは、測定装置がテレヘルスハブにより登録されるポイントで使用されるように、テレヘルスハブにアップロードされることができる。
従って、適当なモデルは、テレヘルスハブ上にソフトウェア構成の一部を形成し、構築可能であるべきである。モデルの構築は、テレヘルスハブにおいて局所的に行われることができ、及び/又は、モデルは、テレヘルスハブが登録されるヘルスケアサービスのいずれかのような、承認されたサービスによって、又は、適切な測定装置の製造業者又はディストリビュータによって、又は、適切に経験を積んだ又は資格のあるヘルスケア専門家によって、遠隔的に構築されることができる。
上述したように、例えば体重のように変化するのに相対的に時間がかかる測定値の場合、最大量又は最大パーセンテージに基づく最大変化を与える相対的に簡単なモデルが、実現されることができ、かかる変化は、測定と測定の間の時間間隔によって増大しうる。血圧、血液グルコースレベル等のより速い変化レートをもつ測定の場合、モデルは、変化パターン及び最大変化を示す病歴データに基づいたものになりやすい。
ある測定の場合、さまざまなユーザの期待されるレンジの間にかなり大きな程度のオーバラップがありえ、従って、測定の現在値に関連するコンテクストデータは、ユーザを一意に識別するには不十分であることが分かるであろう。しかしながら、本発明の実施形態は、例えば時間、ロケーション、他の装置の近さ等の、測定が行われる環境に関連するコンテクストデータを使用することが前述から理解されるだろう。健康データが取得された環境に関連するこのようなコンテクストデータを使用することによって、適当なユーザが、以前の値との測定値の比較がユーザのアイデンティフィケーションを与えない環境においても、識別され又は検証されることができる。
当然ながら、上述のタイプのコンテクストデータの一部又は全部が、共用される測定装置のユーザを識別し又は検証し、従って、測定装置からのデータを、当該ユーザに関する適当な健康レコードに正しくマップするために、一緒に使用されることができることが理解される。後述されるように、テレヘルスハブは、新しい健康データが特定されるユーザに関連する信頼値を決定するために、コンテクストデータの1又は複数のアイテムを使用するように構成されることができる。
図2は、テレヘルスハブ102がどのように新しいデータを処理することができるかの1つの例を示すフローチャートを示す。
ステップ201において、テレヘルスハブは、第1の測定装置から新しいデータを受け取り、これは、上述したように、任意の適切なワイヤード接続を通じて行われうるが、好都合に適切なワイヤレス接続を通じて行われてもよい。更に上述したように、第1の測定装置は、第1の測定装置とテレヘルスハブの間の適切なデータ接続がある限り、リアルタイムに又は測定値が取得されるとすぐに、データを伝送することができる。ステップ202において、テレヘルスハブは、第1の測定装置の装置IDを識別する。テレヘルスハブは、テレヘルスハブにより登録される各々の測定装置について一意の装置IDを記憶する。一般的な健康測定装置の場合、一意の装置IDは、製造中、測定装置に割り当てられ、このユニークな装置IDは、テレヘルスハブに通信されることができる。しかしながら、このような内部の一意のIDを有しない任意の測定装置の場合、テレヘルスハブは、それが最初にハブにより登録されるとき、このような装置に一意の装置IDを割り当てることができる。
ステップ203において、テレヘルスハブは、装置IDに基づいて、第1の測定装置が単一のユーザと関連付けられるかどうか、又は装置がユーザ間で共用されることができるかどうかを判定することができる。装置が単一ユーザと関連付けられるか又はそれが複数ユーザと共用されるかは、ユーザにより規定されることができ、例えば、測定装置がテレヘルスハブにより最初に登録されるとき、ユーザは、装置が単一ユーザの装置であるか否かを示すように促されることができる。省略時設定は、装置がユーザ間で共用されうる、というものである。
第1の測定装置が、単一ユーザの装置として登録される場合、このようなデータに関して、装置IDのアイデンティフィケーションは、受け取られるデータのタイプ及び装置が関連する特定のユーザの標示を提供する。従って、一実施形態において、受け取られるデータは、後述されるように、当該ユーザ及び装置IDに関する適当な健康レコードにマップされることができる。しかしながら、代替の実施形態において、破線矢印によって示されるように、テレヘルスハブは、後述されるようにデータの受容又は検証を実施することができる。
第1の測定装置が共用される装置であることを装置IDが示す場合、次のステップ204は、データが、当該測定装置の知られているユーザIDによりタグ付けされているか否かを判定することでありうる。第1の測定装置が、ユーザが、ローカルユーザID又はユーザプロファイルを選択することを可能にし、このようなユーザID又はプロファイルが選択された場合、データは、ユーザIDによりタグ付けされる。特定のユーザID又はユーザプロファイルは、個別のユーザによって測定装置上にセットアップされることができ、及び/又はテレヘルスハブは、テレヘルスハブの新しいユーザがテレヘルスハブにより直接登録することができるように構成されることができ、テレヘルスハブは、ローカルユーザIDを与えるとともに、ローカル装置上で適当なユーザIDを自動的にセットアップするために共用される測定装置として登録される、すべての測定装置と通信する。
テレヘルスハブは、データにタグ付けするために使用されるローカルユーザIDが、適切な装置IDに関して知られているかどうかを判定する。そうである場合、ユーザID及び装置IDは共に知られており、テレヘルスハブは、適当な健康レコードにデータをマップすることができる。しかしながら、この例では、テレヘルスハブは、ユーザを検証するために、コンテクストデータを使用する。
従って、データと関連付けられる知られているユーザIDがある場合、テレヘルスハブは、ステップ208へ進むことができ、そこで、データが識別されたユーザIDに実際に対応することを検証するために、測定データのコンテクストデータが使用される。
検証は、上述のコンテクストデータの一部又は全部を使用することができる。実施される検証は、装置ID及びユーザIDに基づいてデータに受け入れ関数を適用することを含みうる。受け入れ関数は、装置ID及びユーザIDに依存して変わりうる。実際、受け入れ関数によって決定される適切なコンテクストデータが、当該ユーザに関する知られているコンテクストと比較される。
一般に、受け入れ関数は、測定の実際値に基づくコンポーネント(又は健康データが一連の測定値である場合、例えば平均測定値、最大値又は最小値、最大変化、他でありうる)を含むことができ、以前の値及び生理学的モデルに基づく期待される又は見込みのあるレンジを含むことができる。例えば、体重計を示す装置IDの場合、受け入れ関数は、現在値が、当該ユーザIDの直前の3つの測定値の平均値から5kgの範囲内にあるかどうかを判定することを含みうる。
しかしながら、ある測定では、個別の測定の測定値の変化が、相対的に大きくなることがありえ、又は、2又はそれ以上のユーザが、大きなオーバラップを有する測定値の期待されるレンジを有することがありえ、従って、検証を提供するために測定値を使用することが実際的でないことがある。従って、付加的に又は代替として、受け入れ関数は、データが上述したように取得される環境に関するコンテクスト情報を含むことができる。例えば、受け入れ関数が、データの取得時間を、適切なユーザIDに対応する当該装置IDの典型的な測定に関する時間ウィンドウと比較し、及び/又は測定が行われたときの第1の測定装置のロケーションを、当該ユーザの典型的ロケーションのリストと比較すること、を含みうる。更に、少なくともあるユーザIDについて、受け入れ関数は、同じユーザと関連付けられる別の測定装置が、同時に測定値を取得するために使用されたかどうか、又は当該ユーザと関連付けられるパーソナル装置が、第1の測定装置の近くにあったか、を識別することを更に含むことができる。
一旦受け入れ関数が適用されると、テレヘルスハブは、適切なユーザIDが検証されているか否かを判定する。テレヘルスハブは、関数のすべてのコンポーネントが、ユーザIDを検証するために満足されることを要求してもよく、又は、代替として、信頼値が、実際に新しいデータが識別されたユーザIDにどれくらい対応する見込みがあるかを示すために生成されることができる。或る閾値についての信頼値は、ユーザIDの検証として取得されることができる。ある実施形態において、検証ステップは、すべての可能性のあるユーザに関連して信頼値を決定するために、特定の装置IDについてのテレヘルスハブの他のユーザに関する受け入れ関数を、新しいデータに適用することが更に必要でありえる。この場合、第1の測定装置によって示されるユーザIDの肯定的な検証は、データが別のユーザIDに関してより良好な一致を示さないことを要求しうる。信頼値は、すべての利用可能なコンテクストデータに基づいて蓋然性モデルを使用して導き出されることができる。コンテクストデータが特定のユーザをより強く示すほど、この測定値が特定のユーザと関連付けられるという蓋然性がより高くなり、信頼値がより高くなる。閾値が、適用されることができ、或る閾値についての信頼値は、例えば90%のような設定される蓋然性は、新しい健康データが、特定のユーザと関連付けられるという確かな標示(信頼値が閾値を上回る2人以上のユーザがいない限り)とみなされる。
データにタグ付けされるユーザIDが検証される場合、テレヘルスハブは、適当な健康レコードにデータをマップするために、ステップ207へ進むことができる。しかしながら、検証ステップが、識別されたユーザIDが検証されないという結果をもたらし、例えば信頼値が設定された閾値以下である場合、テレヘルスハブは、第1の測定装置において指定されたユーザIDが実際に正しく、データが当該ユーザに対応するものであることを確かめるために、ユーザ入力を促すことができる。例えば、ユーザがうっかり誤ったIDを選択し又は装置の以前のユーザからのユーザIDを変更し忘れた場合、これは、装置におけるユーザIDの選択の際のエラーを検出することを助けることができる。手入力が必要とされ、識別されたユーザが手動で確認される場合、又は、エラーの場合に、正しいユーザが識別される場合、新しい健康データが、後述されるように、適当な健康サービスにマップされることができる(207)。
ステップ204に戻り、テレヘルスハブによって受け取られるデータが、ユーザIDによりタグ付けされていない場合、又はユーザIDがあるが、それがテレヘルスハブに知られていない場合、すなわち、ユーザID及び装置IDの組み合わせが、関連するマッピングを有しない場合、テレヘルスハブは、ステップ205において、コンテクストデータを使用してユーザを識別することを試みる。
コンテクストデータを使用してユーザを識別するステップは、事実、上述の検証ステップ206と非常に似ているが、テレヘルスハブにより登録された第1の測定装置のすべての可能性のあるユーザに適用される。従って、ユーザを識別するステップは、新しいデータのコンテクストが、知られているユーザの誰かの典型的なコンテクストに対応するかどうかを判定するために、各々の可能性のあるユーザごとに、当該装置IDの受け入れ関数を適用することを含みうる。従って、結果は、適切な受け入れ関数が一致を示す場合又は信頼値が或る閾値を上回る場合、1又は複数のユーザを識別することができる。
ステップ206において、識別されるそのようなただ一人のユーザがいる場合、テレヘルスハブは、ユーザID及び装置IDの組み合わせに関する適当な健康レコードに、新しいデータをマップするために、ステップ207へ進む。しかしながら、識別される2人以上の可能性のあるユーザがいる場合、テレヘルスハブは、適当なユーザを識別するように手入力を促すために、ステップ210へ進むことができる。
マッピングステップ207は、上述したように識別され検証される装置ID及びユーザIDに依存する。従って、装置ID(事実、データのタイプを識別する)及びユーザIDからなるタプルが、マッピングを決定するために使用される。タプルの一部を形成するユーザIDは、装置上のローカルユーザID、装置について決定された概念上のユーザID又はハブユーザIDのいずれかでありうる。
従って、例えば、2人のユーザ、John及びMaryが、テレヘルスハブ102及び幾つかの測定装置101a−cを共用すると考える。測定装置101aは、ローカルユーザIDをサポートする血圧モニタであり、測定装置101cは、ローカルユーザIDをサポートしない体重計である。これらの装置の両方とも、Mary及びJohnによって共用される。測定装置101bは、John1人によって使用されるグルコメータである。Mary及びJohnは、体重データが送られるべき先である体重減量/フィットネスサービス101aに加入している。Mary及びJohnは、すべてのデータが送られるべきであるパーソナル健康レコードデータベースサービス101cにも加入している。Johnは、血圧及び血液グルコース測定値が送られるべきである糖尿病サービスにも加入している。
従って、テレヘルスハブは、下記の表1に示されるラインに沿ったマッピングテーブルを有することができる:
Figure 2014523573
こうして、すべての受け取られたデータについて、テレヘルスハブは、装置IDを受け取る。装置IDは、テレヘルスハブに対し、測定装置を一意に識別する。なお、テレヘルスハブが、必ずしもどんなタイプの測定装置が使用されているかを知る必要はなく、ユーザ及びデータがマップされるべきである適切なアカウントを識別し/検証するために、データの適切な受け入れ関数のみを知っていればよい。利用可能である場合、データは、ローカルユーザIDによりタグ付けされる。従って、示されるように、血圧モニタ101aにおいて、ローカルユーザ1は、Johnに対応し、ローカルユーザ2は、Maryに対応する。ローカルユーザIDは、当該装置において、適切なユーザを一意に識別するべきである。当然ながら、ユーザを識別するのは、装置ID及びローカルユーザIDの組み合わせであり、従って、同じユーザが、異なる測定装置において異なるローカルユーザIDを有することができ、及び/又は同じローカルユーザIDが、異なるユーザを識別するために、2つの異なる測定装置において使用されることができ、すなわち、Maryは、異なる測定装置においてローカルユーザ1として識別されることができることが理解されるであろう。
テレヘルスハブが、ユーザ間で共用されるとともに、ローカルユーザIDによりタグ付けされている装置からデータを受け取るとき(例えば血圧モニタからデータ)、ハブは、上述したようにユーザIDを検証することができる。ある実施形態において、ハブは、ハブユーザIDを有することができ、従って、適切なハブユーザIDを識別することができる。他の実施形態において、ハブは、単に、ローカルユーザIDを検証することができる。ユーザIDが検証される場合、装置ID及びユーザID(存在する場合はハブユーザID又はさもなければローカル装置ID)の組み合わせが、データの適切なマッピングを決定するために使用される。従って、装置ID1及びローカルユーザID1からのデータは、すなわち、Johnの血圧データを識別するデータは、糖尿病サービス105bにおけるJohnのパーソナル健康レコード(すなわち彼のアカウント)にマップされ、更に、データベース105cにおけるJohnのパーソナル健康レコードにもマップされる。同様に、装置ID1及びローカルユーザID2からのデータ、すなわちMaryの血圧データは、データベースサービス105cのMaryのアカウントにマップされる。
データが、グルコメータから装置ID2と共に受け取られるデータのように、単一ユーザのみを有する装置から受け取られる場合、このデータは、ローカルユーザIDを必要としなくてよい。データは、潜在的に、上述したように検証され、適当なアカウントにマップされることができ、この例では、糖尿病サービス105b及びデータベースサービス105cにおけるJohnのパーソナル健康レコードにマップされることができる。
体重計は、異なるユーザプロファイルを可能にする能力をもたないので、体重計101cから受け取られるデータは、ローカルユーザIDによりタグ付けされない。従って、装置ID3により識別されるデータが受け取られるとき、テレヘルスハブは、テレヘルスハブのユーザのいずれにデータが対応するかを判定することを試みるために、コンテクスト情報を使用する。テレヘルスハブがハブユーザIDを与える場合、ハブは、適切なハブユーザIDを識別しようと試みる。代替として、概念上のローカルユーザIDが、特定の装置IDについて決定されることができる。適切なユーザが決定されることができる場合、データは、装置ID及びユーザIDに基づいてマップされ、従って、ユーザJohnが識別される場合、データは、体重減量/フィットネスサービス105a及びデータベースサービス105cにおけるJohnのレコードにマップされることができ、Maryがユーザとして識別される場合、データは、同じサービスにおけるMaryのアカウントにマップされる。
従って、本発明の実施形態は、テレヘルスハブが、ユーザによって設定可能でありうる柔軟性のあるマッピング規則を適用することを可能にし、或るレンジの測定装置からのデータが、或るレンジのヘルスケアサービスの適当な健康レコードに、すなわちアカウントにマップされることを可能にすることが理解されるであろう。実施形態は更に、当該装置におけるローカルユーザIDが存在しない場合でさえ、共用される測定装置の適切なユーザを識別する手段を提供し、こうして、データがアップロードされるたびに手動で適切なユーザを識別する必要を回避する。実施形態は更に、ローカルユーザIDが供給される場合に、アップロードされるデータが実際に当該ユーザに対応することのチェックを提供する。
一旦新しい健康データが、ヘルスサービスの健康レコードに適切にマップされると、テレヘルスハブは、適切なレコードにデータを伝送することができる。しかしながら、ある例において、健康データは、伝送前にテレヘルスハブによって処理されることができる。例えば、伝送前に、特定のユーザに関する同じ測定装置からの一連の測定値が、或る期間にわたって平均されることができる。従って、平均データのみが、テレヘルスハブによって実際に送信されることができる。他の例において、健康データは、特定の健康サービスによって必要とされる形式に処理されることができる。例えば、テレヘルスが、複数ユーザの体重データを受け取ることができる場合、特定の健康サービスは、BMIの尺度を使用することができる。従って、テレヘルスハブは、ユーザを識別し又は検証するために、上述したようにコンテクストデータを使用することができ、体重データに基づいて当該ユーザのBMI値を決定するために、適当な処理を適用し、健康サービスにBMI値を伝送することができる。
上述の例は、遠隔ヘルスサービスの健康レコードに健康データをマップするテレヘルスハブを記述している。しかしながら、付加的に又は代替として、テレヘルスハブが、コンテクストデータを使用して、ローカルの健康レコードにデータをマップすることもでき、すなわち、記憶又は処理のために、テレヘルスハブ又はローカル記憶装置上のアカウントにマップすることもできる。例えば、ユーザは、テレヘルスハブ上に、又は例えばそれらのパーソナルコンピュータ又はモバイル電話のような局所的なネットワーク化された記憶装置上に、それらの健康データの局所的なバージョンを記憶することを望むことがある。従って、テレヘルスハブは、テレヘルスハブ又はローカル記憶装置内の適当なレコードに、健康データをマップし、適切にデータを記憶し、伝送することができる。テレヘルスハブは更に、テレヘルスハブ上の健康レコードに健康データをマップするために、ユーザを識別し又は検証することができ、当該ユーザのデータに適用されるべき処理を特定する。例えば、テレヘルスハブは、モニタリングレジメがあるユーザに、新しいデータをマップすることができる。適当なレコードにデータをマップした後、データは、データが安全レベルの範囲内であることを保証するために処理されることができる。データが期待される安全ゾーンの外側にある場合、テレヘルスハブは、ある種の警告を生成することができ、例えば当該ユーザ、ローカルの介護者又はヘルスケア専門家のような特定される受取人に対するメッセージを生成することができる。
図3は、適切なテレヘルスハブ102の一実施形態を示す。ローカル通信ユニット301は、測定装置からのデータを受け取るように構成され、ワイヤレスの受信ユニットを含むことができ、及び/又は、それは、ワイヤード接続のためにハブ上のさまざまなソケット(図示せず)に接続されることができる。ローカル通信ユニット301によって受け取られたデータは、新しいデータと関連付けられるユーザを識別する又は検証するように構成されるプロセッサ302に渡される。従って、プロセッサは、図2に関連して概略的に上記に記述されたような方法を適用することができる。従って、プロセッサ302は、新しいデータについて装置IDを識別することができ、装置が共用される装置かどうか、装置に関して登録されたユーザ、及びこのような装置からのデータに関する適切な受け入れ関数を決定するために、メモリ303に問い合わせることができる。これは、通常は当該装置と同時に使用される装置のリスト、このような装置を使用した測定のための規定される時間ウィンドウ、生理学的モデルに基づいたユーザの新しい測定の予想されるレンジ、その他、を含むことができる。
プロセッサが、ユーザのアイデンティティを決定する又は検証する場合、プロセッサは、メモリ303からの適切なマッピングにアクセスし、示されたヘルスサービスの適切な個人健康レコードへの前方への送信のために、データを送信モジュール304に渡すことができる。送信モジュールは、インターネットに接続されることができ、又は、例えばモバイル電話網を通じた送信のためのラジオモジュールであってもよい。送信モジュールは、適切な暗号化プロトコルを使用して適切な健康レコードにデータを送ることを試みる。
プロセッサ302が、それがいくつかの情報を欠いているので、ユーザのアイデンティティについての確定的な決定がなされることができないと決定する場合、例えば、当該測定装置は、第2の測定装置と同時に使用されることが多く、前記第2の測定装置からの最後のアップロードが、当該期間の前である場合、プロセッサは、第2の測定装置からのアップロードが受信されるまで、メモリに、受け取ったデータを記憶することができる。
しかしながら、プロセッサ302がすべての必要な情報を有し、新しいデータに対応する一意のユーザのアイデンティティを決定する又は検証することに失敗する場合、プロセッサは、ユーザインタフェースモジュール305を通じてこれを示すことができる。ユーザインタフェースモジュールは、任意の適切な手段を通じてユーザに警告することができ、例えばハブの表示スクリーン上のメッセージ、例えば警報ライトのような可視標示を提供すること、可聴警報を提供すること、及び/又はローカル通信ユニット301又は送信モジュール304を通じて、指名されたアドレス/電話番号等に電子メール又はテキストメッセージを送ること、によって、警告することができる。しかしながら、他の実施形態では、テレヘルスハブ自体において直接的なユーザインタフェースがなく、テレヘルスハブユーザインタフェースモジュールは、パーソナルコンピュータ又はモバイル電話等上のユーザインターフェースプログラムと通信するように構成されることもできる。
どんなタイプのユーザインタフェースが使用されても、テレヘルスハブは、一般に、例えば取得時間、測定のタイプ等の当該測定データに関する詳細を示すことができ、データが実際にどのユーザに対応するかについて入力を求めることができる。いくつかの例において、考えられるユーザの短いリストが、潜在的に一致であるすべてのユーザに基づいて提示されることができる。ハブは、実際の測定値に関するデータが、実際のデータそれ自体の機密性を維持するために提示されないように、構築可能でありうる。一般に、テレヘルスハブの任意のユーザは、当該データが任意のユーザと関連付けられるべきであることを示すことが可能でありうる。
しかしながら、或る実施形態において、テレヘルスハブのユーザは、パスワード等を通じてテレヘルスハブ上へログインすることを必要とされ、1人のユーザが、データが他の特定されるユーザに対応することを特定するべきであり、その特定されるユーザが、ログオンし、データが当該レコードに送電される前に、確かめることが必要とされうる。
任意の新しいデータが、自動的に又はユーザ入力に続いてかによらず、1人の個人に関して識別されるとき、テレヘルスハブに保持される関連したモデルは、新しい情報を使用して更新されることができる。これは、生理学的モデルについて保持されるデータを更新し、測定のために典型的な時間レンジを調節し、知られていないローカル装置IDをハブユーザID等と関連付けることを含む。
ユーザインタフェースモジュール305は、ユーザが、テレヘルスハブによりそれ自身を登録し、装置ID及びユーザIDに関してマッピングテーブルを構築し、受け入れ関数のためにさまざまなパラメータを設定し、単一の共用されるユーザ測定装置などを識別することを可能にする。
実施形態は、上述され、テレヘルスハブ102は、前記ハブにおいて受信される測定データのコンテクストを使用して、テレヘルスハブのユーザのアイデンティティを決定し又は検証し、それから、適当なヘルスケアレコードにデータをマップする。しかしながら、適当な健康レコードにデータをマップする方法は、付加的に又は代替として、バックエンドヘルスケアサービスプロバイダ、すなわちヘルスケアサービス105a―cによって使用されることができることが分かるだろう。この場合、ヘルスケアサービスは、1又は複数のテレヘルスハブから及び/又は1又は測定装置から直接にデータを受信することができる。測定装置から直接にデータを受信する場合、マッピングは上述したのと同じやり方で適用されることができる。データがテレヘルスハブから受信される場合、マッピングは、ハブID、そのハブのローカル装置ID、及びローカルユーザIDの3タプルに基づきうる。ローカルユーザIDは、装置IDに結び付けられるハブユーザID又はローカルユーザIDでありうる。ある例において、いかなるハブユーザIDも又はローカル装置IDもないことがあり、言い換えると、ハブは、単に或る装置からヘルスケアサービスにすべてのデータを伝送することができ、ヘルスケアサービスは、測定データのコンテクストを使用して、受け取ったデータを、当該ハブの知られているユーザの適当な健康レコードにマップすることができる。
付加的に又は代替として、測定装置は、その測定装置の選択されたユーザIDを検証するために、上述される方法を使用するように構成されることができる。上述し、図面に示される実施例及び実施形態は、単に本発明を説明することを目的とし、本発明は、上述した装置に制限されるものとして解釈されるべきでない。
開示される実施形態に対する他の変更例は、図面、開示及び添付の請求項の検討から、請求項に記載の発明を実施する際、当業者によって達成されることができる。添付の請求項において、「含む、有する」という語は、他の構成要素又はステップを除外せず、不定冠詞「a」又は「an」は複数性を除外しない。説明におけるいかなる参照符号も、本発明の範囲を制限するものとして解釈されるべきでない。
特定の順序で一連のステップを記述している方法の請求項は、明白に述べられない限り、それらのステップが異なる順序で実施されることを排除しない。

Claims (15)

  1. 複数のユーザによって使用可能な第1の測定装置によって取得された健康データを、適当な健康レコードにマップする方法であって、
    前記第1の測定装置によって取得された新しい健康データを受け取るステップと、
    前記新しい健康データが関連するユーザを識別するステップと、
    前記ユーザの少なくとも1つの健康レコードに、前記健康データをマップするステップと、
    を含み、前記識別するステップが、
    前記新しい健康データと関連付けられるコンテクストデータの少なくとも1つのアイテムを識別し、
    前記コンテクストデータが少なくとも1のユーザに関して知られているコンテクストに対応するかどうか決定する、
    ことを含む方法。
  2. 前記コンテクストデータは、前記新しい健康データの取得時間、前記新しい健康データの設定された期間内に同時に取得された他の測定データ、測定が行われたロケーション、前記新しい健康データの測定値、測定時に特定のユーザと関連付けられる少なくとも1のパーソナル装置に対する前記第1の測定装置の相対的な近さ、のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記コンテクストデータは、前記新しい健康データの取得時間を含み、前記知られているコンテクストは、ユーザに関する前記第1の測定装置を使用した測定の知られている時間を含む、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記コンテクストデータは、前記新しい健康データの設定された期間内に取得された他の測定データを含み、
    前記知られているコンテクストは、前記第1の測定装置と同時に又は連続して使用されることが多い少なくとも第2の測定装置の標示を含み、
    前記方法は、他の測定データが前記新しい健康データの設定された期間内に前記第2の測定装置を使用して取得されたかどうかを識別することを含む、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記第2の測定装置を用いて取得される前記他の測定データが、特定のユーザと関連付けられ、このような他の測定データの存在は、前記第1の測定装置を用いて取得された新しい健康データが前記特定のユーザに対応することの標示として使用される、請求項4に記載の方法。
  6. 前記コンテクストデータは、前記新しい健康データの測定が行われたロケーションを含み、前記知られているコンテクストは、ユーザに関する前記第1の測定装置を使用した測定の1又は複数の知られているロケーションを含む、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記コンテクストデータは、前記新しい健康データの測定値を含み、前記知られているコンテクストは、ユーザに関する以前の測定値に基づく期待値を含む、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記期待値は、生理学的モデルを使用して決定される値のレンジとユーザに関する以前の測定値を含む、請求項7に記載の方法。
  9. 前記コンテクストデータは、測定時に、特定のユーザと関連付けられる少なくとも1のパーソナル装置に対する前記第1の測定装置の相対的な近さを含み、前記知られているコンテクストは、知られているパーソナル装置及び関連付けられたユーザのアイデンティフィケーションを含む、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記パーソナル装置は、単一ユーザとだけ関連付けられる測定装置を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 測定が行われたとき、前記第1の測定装置の相対的に近くにおける、特定のユーザに関連付けられたパーソナル装置の存在は、前記第1の測定装置を使用して取得された新しい健康データが、前記特定のユーザに対応することの標示として使用され、及び/又は、
    測定が行われたとき、前記第1の測定装置の相対的に近くにおける、特定のユーザに関連付けられたパーソナル装置の不存在は、前記第1の測定装置を使用して取得された新しい健康データが、前記特定のユーザに対応しないことの標示として使用される、請求項9又は10に記載の方法。
  12. 前記新しい健康データは、ユーザIDによりタグ付けされ、前記方法は、前記ユーザIDを検証するために、前記コンテクストデータが前記ユーザIDに対応するユーザの知られているコンテクストに対応するかどうかを決定することを含む、請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
  13. 前記第1の測定装置からデータを受信するように構成されるテレヘルスハブ装置によって実施される、請求項1乃至12のいずれか1項に記載の方法。
  14. 複数のユーザによって使用可能な少なくとも第1の測定装置によって取得された健康データを、適当な健康レコードにマップする装置であって、前記装置は、プロセッサを有し、前記プロセッサは、
    少なくとも前記第1の測定装置によって取得された新しい健康データを受け取り、
    前記新しい健康データが関連するユーザを識別し、
    前記健康データを、前記ユーザに関する少なくとも1つの健康レコードにマップする、
    ように構成され、前記プロセッサは、
    前記新しい健康データと関連付けられるコンテクストデータの少なくとも1つのアイテムを識別し、
    前記コンテクストデータが少なくとも1のユーザに関する知られているコンテクストに対応するかどうかを決定する
    ように構成される、装置。
  15. 適切なコンピュータ上でランされるとき、請求項1乃至19のいずれか1項に記載の方法を実施するコンピュータ可読媒体上のコンピュータプログラム。
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