JP2017163262A - 車両用am放送受信機及び該車両用am放送受信機におけるノイズ除去方法 - Google Patents

車両用am放送受信機及び該車両用am放送受信機におけるノイズ除去方法 Download PDF

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Abstract

【課題】検波信号である音声信号の復元精度が劣化することなく、簡単な構成で確実に車両ノイズの影響を除去する車両用AM放送受信機及び該車両用AM放送受信機におけるノイズ除去方法を提供する。
【解決手段】アンテナ20を通じて受信されたAM放送信号中、車両ノイズが重畳している側の単側帯波信号をデジタルフィルタ36にて除去する。前記車両ノイズが重畳していない側の単側帯波信号と該単側帯波信号の搬送波信号又は前記車両ノイズが重畳していない両側帯波信号と該両側帯波信号の搬送波信号、とからなるAM放送信号を検波器44により検波する。
【選択図】図2

Description

この発明は、車両のアンテナで受信されるAM放送波に重畳した(被った)車両ノイズの影響を除去する車両用AM放送受信機及び該車両用AM放送受信機におけるノイズ除去方法に関する。
特許文献1には、ノイズを除去する回路(ノイズ除去回路)が組み込まれたAM受信機(AM放送受信機)が開示されている。
特許文献1に開示されたAM放送受信機では、アンテナで受信したAM放送波を周波数変換したIF信号(AM−IF信号という。)からそれぞれBPF回路により上側帯波信号(USB信号)及び下側帯波信号(LSB信号)を抽出している。また、同時にAM−IF信号からPLL回路によりキャリア信号を抽出している。
さらにまた、第1の同期検波回路により前記USB信号を前記キャリア信号で同期検波すると同時に、第2の同期検波回路により前記LSB信号を前記キャリア信号で同期検波している。
ここで、第1の同期検波回路の出力に現れる検波信号をS、ノイズをN1とし、第2の同期検波回路の出力に現れる検波信号をS、ノイズをN2としている。
そうすると、USB信号側の検波出力は、S+N1になり、LSB信号側の検波出力はS+N2になる。
USB信号側とLSB信号側の両検波出力の和(2S+N1+N2)とLSB信号側の検波出力(S+N2)を適応フィルタに入力すると、ノイズN1とノイズN2とが無相関の場合に、ノイズN1を算出することができると開示されている。
最後に、USB信号側の検波出力(S+N1)から前記適応フィルタで算出したノイズN1を差し引くことで、検波信号Sを復元することができると開示されている。
特開平8−23287号公報
しかしながら、特許文献1のノイズ除去回路では、第1及び第2の同期検波回路の同期検波特性に差がある場合、適応フィルタでのノイズN1の算出に誤差が生じ、結果として、検波信号Sの復元精度が劣化するという課題がある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、簡単な構成で確実に車両ノイズの影響を除去することを可能とする車両用AM放送受信機及び該車両用AM放送受信機におけるノイズ除去方法を提供することを目的とする。
この発明に係る車両用AM放送受信機は、放送波受信用のアンテナを通じて受信された搬送波信号と該搬送波信号の両側帯波信号とからなるAM放送信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、前記両側帯波信号中、車両ノイズが重畳している側の単側帯波信号を除去するデジタルフィルタと、前記デジタルフィルタから出力される、前記車両ノイズが重畳していない側の単側帯波信号と該単側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号、又は前記車両ノイズが重畳していない両側帯波信号と該両側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号を検波する検波器と、を備える。
この発明によれば、放送波受信用のアンテナを通じて受信されたAM放送信号の搬送波の両側帯波信号中、車両ノイズが重畳している(被っている)側の単側帯波信号をデジタルフィルタにて除去する。前記デジタルフィルタから出力される、前記車両ノイズが重畳していない(被っていない)側の単側帯波信号と該単側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号、又は前記車両ノイズが重畳していない(被っていない)両側帯波信号と該両側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号を単一の検波器により検波する。
車両ノイズが重畳していない(被っていない)AM放送信号を検波できるため、検波信号である音声信号の復元精度が劣化することなく、簡単な構成で確実に車両ノイズの影響を除去することができる。
この場合、さらに、前記車両ノイズの基本波に基づき決定した前記車両ノイズの高調波の周波数と、前記AM放送信号の側帯波信号の周波数範囲とを対応付け、前記側帯波信号の前記周波数範囲内に前記高調波の周波数が存在する場合、前記高調波の周波数が存在する前記側帯波信号の前記周波数範囲を、前記デジタルフィルタの帯域除去周波数範囲に決定する帯域除去周波数決定部と、決定された帯域除去周波数範囲で前記デジタルフィルタのフィルタ係数を設定するフィルタ係数設定部と、を備えることが好ましい。
このように、デジタルフィルタの帯域除去周波数範囲を、車両ノイズの高調波の周波数が存在する側帯波信号の周波数範囲に決定することで、放送波受信用のアンテナを通じて受信されたAM放送信号の搬送波の両側帯波信号中、車両ノイズが重畳している側の単側帯波信号をデジタルフィルタで確実に除去することができる。
なお、前記帯域除去周波数決定部は、前記AM放送信号の放送全帯域で前記デジタルフィルタの前記帯域除去周波数範囲を決定するようにしてもよい。これにより、車両ノイズが重畳している側の単側帯波信号をAM放送信号の放送全帯域でデジタルフィルタにより確実に除去することができる。
また、さらに、前記車両用AM放送受信機の位置を検出する位置検出器を備え、前記帯域除去周波数決定部は、前記位置検出器で検出された前記車両用AM放送受信機の位置に基づき、受信可能な放送局の前記AM放送信号に対してのみ前記デジタルフィルタの前記帯域除去周波数範囲を決定するようにしてもよい。
このように、車両用AM放送受信機の現在位置で受信可能な放送局のAM放送信号に対してのみデジタルフィルタの帯域除去周波数範囲を決定するようにすることで、処理の高速化、又はデジタルフィルタ等のクロックの低速化が可能になる。
また、さらに、前記車両ノイズの基本波を車両ノイズ源から検出するノイズセンサを備え、前記帯域除去周波数決定部は、前記ノイズセンサにより検出された前記車両ノイズの前記基本波に基づき、前記車両ノイズの前記高調波の周波数を決定するようにしてもよい。この場合には、リアルタイムに帯域除去周波数を決定できるので、前記車両ノイズの基本波がジッタ等により変動しても、確実に前記車両ノイズの高調波の周波数を決定することができる。
上記したノイズセンサに代替して、車両ノイズ源から電波として放射される前記車両ノイズを受信するノイズアンテナを備え、前記帯域除去周波数決定部は、前記ノイズアンテナにより受信された前記車両ノイズの基本波に基づき、前記車両ノイズの高調波の周波数を決定するようにしてもよい。この場合にも、リアルタイムに帯域除去周波数を決定できるので、前記車両ノイズの基本波がジッタ等により変動しても、確実に前記車両ノイズの高調波の周波数を決定することができる。
この発明に係る車両用AM放送受信機におけるノイズ除去方法は、放送波受信用のアンテナを通じて受信された搬送波信号と該搬送波信号の両側帯波信号とからなるAM放送信号をデジタル信号に変換するA/D変換処理工程と、前記両側帯波信号中、車両ノイズが重畳している側の単側帯波信号を除去するデジタルフィルタ処理工程と、前記デジタルフィルタ処理工程で残った、前記車両ノイズが重畳していない側の側帯波信号と該側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号、又は前記車両ノイズが重畳していない両側帯波信号と該両側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号を検波器により検波する検波処理工程と、を備える。
この発明によれば、放送波受信用のアンテナを通じて受信されたAM放送信号の搬送波の両側帯波信号中、車両ノイズが重畳している(被っている)側の単側帯波信号をデジタルフィルタ処理して除去する。前記デジタルフィルタ処理で残った、前記車両ノイズが重畳していない(被っていない)側の単側帯波信号と該単側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号、又は前記車両ノイズが重畳していない(被っていない)両側帯波信号と該両側帯波信号の搬送波信号からなるAM放送信号を単一の検波器により検波処理する。
車両ノイズが重畳していない(被っていない)AM放送信号を検波できるため、検波信号である音声信号の復元精度が劣化することなく、簡単な処理で確実に車両ノイズの影響を除去することができる。
この発明によれば、車両ノイズが重畳している(被っている)側の単側帯波信号(RF信号)をデジタルフィルタにて除去することで、車両ノイズが重畳していない(被っていない)RF信号であるAM放送信号(搬送波信号+側帯波信号)を検波できるため、従来技術のように、両側帯波の同期検波特性の差異がノイズの検出精度に影響することがない。この結果、検波信号である音声信号の復元精度が劣化することなく、簡単な構成で確実に車両ノイズの影響を効果的に除去することができる。
この実施形態に係る車両用AM放送受信機におけるノイズ除去方法が実施されるAM放送受信機が搭載された車両の概略構成図である。 図1に示す車両に搭載された第1実施例に係るAM放送受信機の概略構成図である。 車両ノイズの周波数と振幅スペクトルの対応関係を示す図である。 車両ノイズの波形と、車両ノイズの周波数スペクトル特性との関係を示す説明図である。 AM放送信号の構成図である。 この実施形態に係るAM放送受信機の動作説明図である。 図1に示す車両に搭載された第2実施例に係るAM放送受信機の概略構成図である。 図1に示す車両に搭載された第3実施例に係るAM放送受信機の概略構成図である。
以下、この発明に係る車両用AM放送受信機及び該車両用AM放送受信機におけるノイズ除去方法について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この実施形態に係る車両用AM放送受信機におけるノイズ除去方法が実施されるAM放送受信機10が搭載された車両100の概略構成図である。
車両100は、動力源となるモータ12と、モータ12を駆動すると共にモータ12の駆動を制御するモータ駆動制御装置14とを有する電気自動車(EV)である。なお、車両100は、エンジンとモータとを搭載したハイブリッド自動車(HEV)、外部充電可能なプラグインハイブリッド自動車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)の他、エンジンのみを搭載した車両であってもよい。
モータ12は、例えば、車両100の前方のボンネット16下で、前輪WFの近傍に設けられた図示しないモータルーム内に配置されている。モータ駆動制御装置14は、後輪WRの近傍に設けられている。モータ駆動制御装置14は、図示しないバッテリの直流電流を3相の交流電流に変換してモータ12を駆動するドライバ(例えば、インバータ)14aと、ドライバ14aを制御する制御装置(コンピュータ)14bと、を有する。
ドライバ14aは、UVWの3相に応じたスイッチング素子(図示略)を複数有する。制御装置14bがこのスイッチング素子のオンオフを、PWM(パルス幅変調)周期Tpwmの範囲内で定められたデューティ比に応じて切り換えることで、ドライバ14aは前記バッテリの直流電流を3相の矩形波状の交流電流に変換して、モータ12を駆動する。制御装置14bがデューティ比を変えることで、モータ12の駆動が制御される。なお、モータ駆動制御装置14のドライバ14aとモータ12とは、ハーネス22によって接続されており、このハーネス22を通じて3相の交流電流がドライバ14aからモータ12に供給される。
車両100のルーフパネル18の後方には、放送信号(放送電波)を受信するアンテナ20が設けられている。このアンテナ20を含み、アンテナ20下のルーフ内に本体部10aが収納されたAM放送受信機10が車両100の後方上方部に配置されている。
上述したドライバ14a、ハーネス22及びモータ12がAM放送受信機10(のアンテナ20及び本体部10a)にAM放送帯の車両ノイズ(車両ノイズ電波)Ncを放射する車両ノイズ源になる。
[第1実施例]
図2は、図1に示す車両100に搭載された第1実施例に係るAM放送受信機10の概略構成図を示している。AM放送受信機10は、アンテナ20、バンドパスフィルタ(BPF)32、A/D変換器34、デジタルフィルタ36、フィルタ係数設定部38、ノッチ周波数範囲決定部(帯域除去周波数範囲決定部)40、位置検出器42、検波器44、及び放送局指示器46を有する。AM放送受信機10は、制御装置(コンピュータ)を含んで構成され、ノッチ周波数範囲決定部40等は、この制御部の一機能として実現される。
アンテナ20は、放送電波を受信し、受信したアナログの受信信号(RF信号)をバンドパスフィルタ32に出力する。
バンドパスフィルタ32は、アンテナ20が受信した受信信号のうち、AM放送信号(AMラジオ放送信号)の周波数帯域(AM放送信号の放送全帯域:AM放送周波数帯)をカバーして帯域制限(低域側遮断周波数は例えば522[kHz]、高域側遮断周波数は例えば1629[kHz])した受信信号ArfをA/D変換器34に出力する。
バンドパスフィルタ32から出力されるRF信号の受信信号Arfは、AMラジオ放送が放送される所定の周波数帯域幅{例えば、525[kHz]〜1625[kHz](ヨーロッパ、アフリカ、南北アメリカ、アジア、オセアニアを含む全世界)をカバーするAM放送周波数帯(中波放送用周波数帯)}に制限されたアナログ信号になる。
A/D変換器34は、アナログの受信信号Arfをデジタルの受信信号Drf(RF信号)に変換してデジタルフィルタ36に出力する。
なお、モータ駆動制御装置14(図1参照)がモータ12を駆動することで車両ノイズ(車両ノイズ電波)Ncが発生することから、その車両ノイズNcがアンテナ20で受信される。その結果、バンドパスフィルタ32で帯域制限された受信信号Arfには、AM放送信号の他にAM放送周波数帯の周波数を有する車両ノイズNcを含むことになる。これにより、AD変換器34から出力されるデジタルの受信信号Drfは、車両ノイズNcが重畳した(被った)AM放送信号になる。
車両ノイズNcの基本波の周波数(周波数fnという。)は、PWM周波数fpwm(fpwm=1/Tpwm=1/Tn=fn)であり、このPWM周波数fpwmの高調波の周波数(周波数fhnという。)を有しAM放送周波数帯の成分が車両ノイズNcとしてAM放送信号に重畳される。
ノッチ周波数範囲決定部40は、図3に示す、車両ノイズNcの周波数−振幅スペクトルの対応表52を予め記憶している。後述するように、デジタルフィルタ36にて、車両ノイズNcが重畳している側帯波信号をまるごと全部削除するので、振幅(振幅スペクトルの大きさ)は、記憶している必要はない。
この対応表52において、周波数fnは、上述したように、車両ノイズNcの基本波の周波数であり、周波数fhn1、fhn2、…fhnmは、車両ノイズNcの高調波の周波数fhである。隣り合う高調波の周波数fhの周波数差ΔFは、基本波の周波数fnに等しい(ΔF=fn)。
図4に示すように、基本波の周波数fnの車両ノイズNcは、時間の経過に対して、電圧が方形波状に変化する波形となっており、この基本波の周波数fnの車両ノイズNcを高速フーリエ変換(FFT)処理することで、基本波の周波数fnの振幅スペクトルと高調波の周波数fhn1、fhn2、…fhnmの振幅スペクトルからなる車両ノイズNcを求めることができる。車両ノイズNcのデューティは、図示しないアクセルペダルの開度の変化等に応じて変化する。
ノッチ周波数範囲決定部40は、車両ノイズNcから検出され側帯波信号に重畳する可能性のある高調波の周波数fhn1、fhn2、…fhnmと、AM放送信号の側帯波信号の周波数範囲とを対応づける(マッピングする)。
対応付け(マッピング)の結果、ノッチ周波数範囲決定部40は、AM放送信号の側帯波信号の周波数範囲内に車両ノイズNcの高調波の周波数fhn1〜fhnmのいずれか又は全部が存在する場合、高調波の周波数fhn1〜fhnmが存在する側帯波信号の周波数範囲を、デジタルフィルタ36のノッチ周波数範囲(帯域除去周波数範囲)に決定する。
フィルタ係数設定部38は、決定されたノッチ周波数範囲でデジタルフィルタ36のフィルタ係数を設定する。
デジタルフィルタ36は、デジタルの受信信号Drfから、車両ノイズNcが重畳した側帯波信号(SSB:Single Sideband)を除去し、車両ノイズNcが重畳していない側帯波信号(SSB)及び該側帯波信号の搬送波信号(SSB+搬送波)を出力する。
なお、図5に示すように、AM放送信号は、放送局に対応した所定の周波数の搬送波信号Cと、音声信号である側帯波信号BSB(Both Sideband)とから構成される。側帯波信号BSBは、下側帯波信号LSB(側帯波信号SSB)と、上側帯波信号USB(側帯波信号SSB)とから構成される。
図5において、下側帯波信号LSB(側帯波信号SSB)は、周波数範囲Bflsbに渡って分布し、上側帯波信号USB(側帯波信号SSB)は、周波数範囲Bfusbに渡って分布している点に留意する。
図6は、AM放送受信機10のノッチ周波数範囲決定部40における処理を、デジタルフィルタ36の、例としての周波数特性54との関係において説明する図である。
図6中、上段の周波数−振幅スペクトルの対応図では、搬送波Caの周波数fc1有する放送局Aの下側帯波信号61に、高調波の周波数fhn1の車両ノイズNcが重畳している(被っている)。また、搬送波の周波数fc2有する放送局Bの上側帯波信号64に、高調波の周波数fhn3の車両ノイズNcが重畳している(被っている)。放送局Cの側帯波信号65、66には、高調波の周波数fhn4、fhn5の車両ノイズNcが重畳していない(被っていない)。重畳している(被っている)か否かの判定は、ノッチ周波数範囲決定部40による上述の対応付け処理(マッピング処理)により実行される。
この場合、ノッチ周波数範囲決定部40は、車両ノイズNcの高調波の周波数fhn1が存在する側帯波信号61(放送局Aの下側帯波信号LSB)の周波数範囲Bfa(周波数f1〜f2までの範囲)を、デジタルフィルタ36の帯域除去周波数範囲であるノッチ周波数範囲Bfa(周波数f1〜f2までの範囲)に決定する。同時に、ノッチ周波数範囲決定部40は、車両ノイズNcの高調波の周波数fhn3が存在する側帯波信号64(放送局Bの上側帯波信号USB)の周波数範囲Bfb(周波数f3〜f4までの範囲)を、デジタルフィルタ36のノッチ周波数範囲Bfb(周波数f3〜f4までの範囲)に決定する。
フィルタ係数設定部38は、決定されたノッチ周波数範囲Bfa、Bfbでデジタルフィルタ36のフィルタ係数を設定する。
これにより、図6の中段に示す周波数特性54(周波数f1までが通過周波数領域、周波数f1から周波数f2までの間が遮断周波数領域、周波数f2から周波数f3までの間が通過周波数領域、周波数f3から周波数f4までの間が遮断周波数領域、及び周波数f4を上回る周波数範囲が通過周波数領域からなる特性)を備えるデジタルフィルタ36が生成される。デジタルフィルタ36は、いわゆるノッチフィルタ又は帯域除去フィルタとして機能する。
これにより、デジタルフィルタ36からは、図6の下段に示す、車両ノイズNcが重畳していない(被っていない)側の側帯波信号(単側帯波信号SSBであって上側帯波信号USB)62及び側帯波信号62の周波数fc1の搬送波信号Caと、車両ノイズNcが重畳していない(被っていない)側の側帯波信号(単側帯波信号SSBであって下側帯波信号LSB)63及び側帯波信号63の周波数fc2の搬送波信号Cbと、車両ノイズNcが重畳していない(被っていない)両側帯波信号である側帯波信号65、66、及び側帯波信号65、66の周波数fc3の搬送波信号Ccが出力される。
検波器44には、放送局指示器46により、選局しようとする放送局が指示されている。
検波器44は、放送局指示器46により指示された放送局(指示放送局、対象放送局、又は選局された放送局という。)の搬送波Cに同期した信号によって検波を行い、音声信号を出力する。
つまり、検波器44は、デジタルフィルタ36から出力されている、図6の下段に示した、それぞれ、車両ノイズNcの高調波が重畳していない(被っていない)放送局Aの側帯波信号62及び搬送波信号Caと、放送局Bの側帯波信号63及び搬送波信号Cbと、放送局Cの側帯波信号65、66及び搬送波信号Ccとのうち、放送局指示器46によって指定された放送局A、B、Cのいずれかを同期検波して、対象放送局の音声信号を出力する。
以上説明したように第1実施例に係るAM放送受信機10は、まず、放送波受信用のアンテナ20を通じて受信され、BPF32により放送周波数帯に帯域制限された搬送波信号Cと該搬送波信号Cの両側帯波信号BSBとからなるAM放送信号のアナログの受信信号Arfを、A/D変換器34によりデジタル信号であるデジタルの受信信号Drfに変換する(A/D変換処理工程)。
次に、デジタルフィルタ36は、デジタルの受信信号Drfの搬送波信号Cの両側帯波信号BSB中、車両ノイズNcが重畳している(被っている)側の単側帯波信号SSBを除去する(デジタルフィルタ処理工程)。
最後に、(デジタルフィルタ処理工程で残った)デジタルフィルタ36から出力される、車両ノイズNcが重畳していない(被っていない)側の単側帯波信号SSBと該単側帯波信号SSBの搬送波信号CとからなるAM放送信号(SSB+搬送波:図2)、又は車両ノイズNcが重畳していない(被っていない)両側帯波信号BSBと該両側帯波信号BSBの搬送波信号CとからなるAM放送信号(BSB+搬送波)を単一の検波器44により検波し、音声信号を再生する(検波処理工程)。
このように、車両ノイズNcが重畳していない(被っていない)RF信号であるAM放送信号{(SSB+搬送波)、又は(BSB+搬送波)}を単一の検波器44により検波できるため、従来技術のように、両側帯波の同期検波特性の差異がノイズの検出精度に影響することがない。この結果、検波信号である音声信号の復元精度が劣化することなく、簡単な構成で確実に車両ノイズNcの影響を効果的に除去することができる。
この場合、ノッチ周波数範囲決定部40は、車両ノイズNcの基本波に基づき決定した車両ノイズNcの高調波の周波数fhnと、AM放送信号の側帯波信号SSBの周波数範囲Bflsb、Bfusb(図5参照)とを対応付け、側帯波信号SSBの周波数範囲Bflsb、Bfusb内に高調波の周波数fhnが存在する場合、前記高調波の周波数fhnが存在する側帯波信号SSBの周波数範囲Bflsb、Bfusbを、デジタルフィルタ36のノッチ周波数範囲Bfa、Bfb(図6)に決定する。フィルタ係数設定部38は、ノッチ周波数範囲決定部40で決定されたノッチ周波数範囲Bfa、Bfbでデジタルフィルタ36のフィルタ係数を設定する。
このように、デジタルフィルタ36のノッチ周波数範囲Bfa、Bfbを、車両ノイズNcの高調波の周波数fhnが存在する側帯波信号SSBの周波数範囲(Bflsb=f1〜f2、Bfsub=f3〜f4)に決定しているので、放送波受信用のアンテナ20を通じて受信されたAM放送信号の搬送波Cの両側帯波信号BSB中、車両ノイズNcが重畳している側の単側帯波信号SSBをデジタルフィルタ36で確実に除去することができる。
なお、上述したように、隣り合う高調波の周波数fhの周波数差ΔFが車両ノイズNcの基本波の周波数fnに等しい(ΔF=fn:図3参照)ので、この基本波の周波数fnが、AM放送信号の1局の周波数範囲(周波数帯域)より広くなっていることが、この発明を適用するのに必要な条件になる。AM放送信号の1局の周波数範囲とは、図5に示したAM放送信号の搬送波信号Cと両側帯波信号BSBからなる占有周波数帯域(例えば、通常、搬送波信号Cの周波数を中心周波数として±7.5[kHz]程度であるので、一例では15kHz幅)を意味する。つまり、一例では、車両ノイズNcの基本波の周波数fnが、次の(1)式の関係を満たしていることが、この発明の好ましい適用条件になる。
fn>AM放送信号の1局の周波数範囲=15[kHz] …(1)
上記した説明では、ノッチ周波数範囲決定部40が、AM放送信号の放送全帯域(図3に示すAM放送周波数帯の対応表52)でデジタルフィルタ36のノッチ周波数範囲(Bfa、Bfb等)を決定するようにしたので、車両ノイズが重畳している側の単側帯波信号SSBをAM放送信号の放送全帯域でデジタルフィルタ36により確実に除去することができる。
なお、図2に示しているように、GPS装置等の位置検出器42を備えている場合、位置検出器42により検出した車両100(AM放送受信機10)の位置に基づき、車両100の記憶装置に予め記憶している、該位置と該位置で受信可能な放送局との対応表を参照乃至外部サーバー(不図示)より前記対応表をダウンロードすることにより、受信可能な放送局のAM放送信号に対してのみデジタルフィルタ36のノッチ周波数範囲Bfa、Bfb等を決定するようにすることで、処理の高速化、又はデジタルフィルタ36の処理クロック(不図示)の低速化が可能になる。
[第2実施例]
車両ノイズNcの基本波の周波数fnがジッタ等により変動しない場合には、上述した車両ノイズNcの周波数−振幅スペクトルの対応表52を予めノッチ周波数範囲決定部40の記憶部に記憶しておけばよい。
しかし、車両ノイズNcの基本波の周波数fnがジッタ等により変動する場合には、この変動に対応して変化する車両ノイズNcの高調波の周波数fhn1〜fhnmをリアルタイムに算出し、デジタルフィルタ36のフィルタ係数をリアルタイムにチューニング(調整)する必要がある。
図7は、この必要性に対応し、図1に示す車両100に搭載された第2実施例に係るAM放送受信機10Aの概略構成図を示している。
図7に示すAM放送受信機10Aの構成要素において図2に示したAM放送受信機10の構成要素と対応する構成要素又は同一の構成要素には同一の符号を付け、その詳細な説明は省略する。
第2実施例に係るAM放送受信機10Aは、車両ノイズNcの基本波を車両ノイズ源から検出するノイズセンサ72と、ノイズセンサ72の出力が供給される基本波周波数検出器74と、基本波周波数検出器74で検出された基本波の周波数fnが供給される高調波周波数算出部76と、を備える。
ノイズセンサ72は、例えば、電流プローブにより構成され、前記電流プローブの検出コイル部が車両ノイズ源としてのハーネス22に係合される。モータ駆動制御装置14とモータ12とを接続するハーネス22に流れる3相のPWM周期Tpwmの交流電流の波形を、ノイズセンサ72により、車両ノイズNcの基本波として検出する。
基本波周波数検出器74は、例えば、カウンタ(計数器)により構成され、車両ノイズNcの基本波からその周波数fnを検出し、高調波周波数算出部76に出力する。
高調波周波数算出部76は、複数の逓倍器から構成され、基本波の周波数fnを逓倍して高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmを算出し、ノッチ周波数範囲決定部40に出力する。
ノッチ周波数範囲決定部40は、上述したように、車両ノイズNcから検出され側帯波信号SSBに重畳する(被る)可能性があり、リアルタイムに検出された高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmと、AM放送信号の側帯波信号SSBの周波数範囲Bflsb、Bfusbとを対応づけ(マッピングし)、AM放送信号の側帯波信号SSBの周波数範囲Bflsb、Bfusb内に車両ノイズNcの高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmのいずれか又は全部が存在する場合、高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmが存在する側帯波信号SSBの周波数範囲Bflsb、Bfusbを、デジタルフィルタ36のノッチ周波数範囲Bfa、Bfb等に決定する。
フィルタ係数設定部38は、ノッチ周波数範囲決定部40で決定されたノッチ周波数範囲Bfa、Bfbでデジタルフィルタ36のフィルタ係数を設定する。
デジタルフィルタ36は、デジタルの受信信号Drfから、車両ノイズNcが重畳した側帯波信号SSBを除去し、車両ノイズNcが重畳していない側帯波信号SSB及び該側帯波信号の搬送波信号(SSB+搬送波)を出力する。
このように第2実施例に係るAM放送受信機10Aによれば、ノイズセンサ72により検出した車両ノイズNcの基本波に基づき、車両ノイズNcの高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmを決定するようにしたので、車両ノイズNcにジッタ成分が載っていて変動していても車両ノイズNcの高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmをリアルタイムに確実に決定することができる。
[第3実施例]
図8は、第2実施例と同様に、車両ノイズNcの基本波の周波数fnがジッタ等により変動し、デジタルフィルタ36のフィルタ係数をリアルタイムにチューニング(調整)する必要性に対応した、図1に示す車両100に搭載された第3実施例に係るAM放送受信機10Bの概略構成図を示している。
図8に示すAM放送受信機10Bの構成要素において図2及び図7に示したAM放送受信機10、10Aの構成要素と対応する構成要素又は同一の構成要素には同一の符号を付け、その詳細な説明は省略する。
第3実施例に係るAM放送受信機10Bは、車両ノイズNcの基本波を車両ノイズ源から検出するノイズアンテナ82と、バンドパスフィルタ84と、リミッタ増幅器(リミッタAMP)86と、を備える。
ノイズアンテナ82は、例えばループアンテナにより構成され、アンテナ20下のルーフ内に本体部10aが収納されたAM放送受信機10Bの例えば近傍であって、車両ノイズNcの基本波に対する受信利得が高くなる位置に配置される。
ノイズアンテナ82により車両ノイズNcの電波が受信され、通過中心周波数がPWM周波数fpwmを含む通過帯域に設定されたバンドパスフィルタ84を通じてリミッタ増幅器(リミッタAMP)86に供給される。
リミッタ増幅器86は、受信信号を車両ノイズNcの方形波信号に整形して基本波周波数検出器74に出力する。
基本波周波数検出器74は、上述したように、例えば、カウンタ(計数器)により構成され、基本波の周波数fnを検出し、高調波周波数算出部76に出力する。
高調波周波数算出部76は、上述したように、基本波の周波数fnを逓倍して高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmを算出し、ノッチ周波数範囲決定部40に出力する。
ノッチ周波数範囲決定部40は、車両ノイズNcから検出され側帯波信号SSBに重畳する可能性のある高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmと、AM放送信号の側帯波信号SSBの周波数範囲Bflsb、Bfusbとを対応づけ(マッピングし)、AM放送信号の側帯波信号SSBの周波数範囲Bflsb、Bfusb内に車両ノイズNcの高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmのいずれか又は全部が存在する場合、高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmが存在する側帯波信号SSBの周波数範囲Bflsb、Bfusbを、デジタルフィルタ36のノッチ周波数範囲Bfa、Bfb等に決定する。フィルタ係数設定部38は、決定されたノッチ周波数範囲Bfa、Bfb等でデジタルフィルタ36のフィルタ係数を設定する。
デジタルフィルタ36は、デジタルの受信信号Drfから、車両ノイズNcが重畳した(被った)側帯波信号SSBを除去し、車両ノイズNcが重畳していない(被っていない)側帯波信号SSB及び該側帯波信号SSBの搬送波信号(SSB+搬送波)を出力する。
このように第3実施例に係るAM放送受信機10Bによれば、ノイズアンテナ82により検出した車両ノイズNcの基本波に基づき、車両ノイズNcの高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmを決定するようにしたので、車両ノイズNcの高調波の周波数fhn1、fhn2…fhnmをリアルタイムに確実に決定することができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、10A、10B…AM放送受信機 12…モータ
14…モータ駆動制御装置 14a…ドライバ
14b…制御装置 20…アンテナ
22…ハーネス 34…A/D変換器
36…デジタルフィルタ 38…フィルタ係数設定部
40…ノッチ周波数範囲決定部 42…位置検出器
44…検波器
54…デジタルフィルタの周波数特性
61〜66…側帯波信号 72…ノイズセンサ
74…基本波周波数検出器 76…高調波周波数算出部
82…ノイズアンテナ
Bfa、Bfb…高調波の周波数が存在する側帯波信号の周波数範囲
Ca、Cb、Cc…搬送波
Nc…車両ノイズ(車両ノイズ電波)

Claims (7)

  1. 放送波受信用のアンテナを通じて受信された搬送波信号と該搬送波信号の両側帯波信号とからなるAM放送信号をデジタル信号に変換するA/D変換器と、
    前記両側帯波信号中、車両ノイズが重畳している側の単側帯波信号を除去するデジタルフィルタと、
    前記デジタルフィルタから出力される、前記車両ノイズが重畳していない側の単側帯波信号と該単側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号、又は前記車両ノイズが重畳していない両側帯波信号と該両側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号を検波する検波器と、
    を備えることを特徴とする車両用AM放送受信機。
  2. 請求項1に記載の車両用AM放送受信機において、
    さらに、
    前記車両ノイズの基本波に基づき決定した前記車両ノイズの高調波の周波数と、前記AM放送信号の側帯波信号の周波数範囲とを対応付け、前記側帯波信号の前記周波数範囲内に前記高調波の周波数が存在する場合、前記高調波の周波数が存在する前記側帯波信号の前記周波数範囲を、前記デジタルフィルタの帯域除去周波数範囲に決定する帯域除去周波数決定部と、
    決定された帯域除去周波数範囲で前記デジタルフィルタのフィルタ係数を設定するフィルタ係数設定部と、
    を備えることを特徴とする車両用AM放送受信機。
  3. 請求項2に記載の車両用AM放送受信機において、
    前記帯域除去周波数決定部は、
    前記AM放送信号の放送全帯域で前記デジタルフィルタの前記帯域除去周波数範囲を決定する
    ことを特徴とする車両用AM放送受信機。
  4. 請求項2に記載の車両用AM放送受信機において、
    さらに、前記車両用AM放送受信機の位置を検出する位置検出器を備え、
    前記帯域除去周波数決定部は、
    前記位置検出器で検出された前記車両用AM放送受信機の位置に基づき、受信可能な放送局の前記AM放送信号に対してのみ前記デジタルフィルタの前記帯域除去周波数範囲を決定する
    ことを特徴とする車両用AM放送受信機。
  5. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用AM放送受信機において、
    さらに、前記車両ノイズの基本波を車両ノイズ源から検出するノイズセンサを備え、
    前記帯域除去周波数決定部は、
    前記ノイズセンサにより検出された前記車両ノイズの前記基本波に基づき、前記車両ノイズの前記高調波の周波数を決定する
    ことを特徴とする車両用AM放送受信機。
  6. 請求項2〜4のいずれか1項に記載の車両用AM放送受信機において、
    さらに、車両ノイズ源から電波として放射される前記車両ノイズを受信するノイズアンテナを備え、
    前記帯域除去周波数決定部は、
    前記ノイズアンテナにより受信された前記車両ノイズの基本波に基づき、前記車両ノイズの高調波の周波数を決定する
    ことを特徴とする車両用AM放送受信機。
  7. 放送波受信用のアンテナを通じて受信された搬送波信号と該搬送波信号の両側帯波信号とからなるAM放送信号をデジタル信号に変換するA/D変換処理工程と、
    前記両側帯波信号中、車両ノイズが重畳している側の単側帯波信号を除去するデジタルフィルタ処理工程と、
    前記デジタルフィルタ処理工程で残った、前記車両ノイズが重畳していない側の側帯波信号と該側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号、又は前記車両ノイズが重畳していない両側帯波信号と該両側帯波信号の搬送波信号とからなるAM放送信号を検波器により検波する検波処理工程と、
    を備えることを特徴とする車両用AM放送受信機におけるノイズ除去方法。
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