JP2017163079A - レーザー加工装置 - Google Patents

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【課題】被加工物の内部に適正な改質層を形成するレーザー加工装置を提供する。【解決手段】保持手段と、被加工物に改質層を形成するレーザー光線照射手段44とを相対的に移動させる移動手段と、反射光検出手段45と、制御手段20から構成されるレーザー加工装置において、反射光検出手段は、レーザー光線照射手段からのレーザー光線を模擬するための所定の波長域を有する検査光を照射する光源45aと、検査光を所定波長域で光軸上の所定幅に亘って焦点を形成する色収差集光レンズ45d2と、光源と色収差集光レンズ間の光路から分岐して配設され、被加工物の上面で反射した反射光の光量を検出する検出器45gと、を含む。制御手段は、検出された光量から被加工物の所定位置における反射率を算出し、反射率に基づいて、被加工物の所定位置に照射されるレーザー光線出力が被加工物の加工に必要な出力となるように、出力調整手段44bを制御する。【選択図】図3

Description

本発明は、保持手段に保持された被加工物に対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射して被加工物の内部に改質層を形成するレーザー光線照射手段を備えたレーザー加工装置に関する。
IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハは分割予定ラインが切断され個々のデバイスに分割されて、携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
該ウエーハを個々のデバイスに分割する方法としては、種々の構成が知られており、例えば、ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線の集光点をウエーハの裏面から分割予定ラインに対応する内部に位置付けて照射し、分割予定ラインに沿って内部に改質層を連続的に形成し、その後外力を付与してウエーハを個々のデバイスに分割する加工方法が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2006−108459号公報
上記した特許文献1に開示された技術において、ウエーハの表面に形成された分割予定ラインにはデバイスの形成の過程でSiO、SiOF、BSG(SiOB)等の無機物系の膜やポリイミド系、パリレン系等のポリマー膜である有機物系の膜からなる低誘電率絶縁体被膜(Low−k膜)が積層された機能層が形成されていることがあり、その場合は、レーザー光線の透過が困難であることから機能層が形成されない裏面側からレーザー光線が照射される。
ここで、ウエーハの裏面側は、本来何らの加工も施されていないとしても、時間の経過と共に自然酸化等で意図しない膜が形成される場合があり、裏面から照射したレーザー光線の一部が反射してしまうことにより、加工に必要なパワーが減少し適正な改質層が形成されないという問題がある。また、裏面に形成される酸化膜等により減少するパワーを見込んで加工時に照射するレーザー光線の出力を一律に高く設定しようとしても、自然酸化により形成される酸化膜の形成状況は一様ではなく、レーザー光線が照射される部位によって反射率が変化して、改質層を均一に形成することが困難である。
本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、主たる技術課題は、保持手段に保持された被加工物の裏面に対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射して被加工物の内部に改質層を形成するレーザー光線照射手段を備えたレーザー加工装置において、適正な改質層を形成するレーザー加工装置を提供することにある。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物に対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射して被加工物の内部に改質層を形成するレーザー光線照射手段と、該保持手段と該レーザー光線照射手段とを相対的にX方向に移動させるX方向移動手段と、該保持手段と該レーザー光線照射手段とを相対的に該X方向と直交するY方向に移動させるY方向移動手段と、制御手段と、反射光検出手段と、から少なくとも構成されるレーザー加工装置であって、該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振する発振器と、該発振器が発振したレーザー光線を集光し該保持手段に保持された被加工物に照射する集光器と、該発振器と該集光器との間に配設される出力調整手段と、を含み構成され、該反射光検出手段は、該発振器が発振するレーザー光線を模擬するための所定の波長域を有する検査光を照射する光源と、該光源から照射される検査光を該波長域で光軸上の所定幅に亘って焦点を形成する色収差集光レンズと、該光源と該色収差集光レンズとの間で形成される光路から分岐して配設され、該保持手段に保持された被加工物の上面で反射した反射光の光量を検出する検出器と、を含み構成され、該制御手段は、該検出器によって検出された光量から被加工物の所定位置における反射率を算出し、該反射率に基づいて、被加工物の該所定位置に対して照射されるレーザー光線の出力が該保持手段に保持された被加工物の加工に必要な出力となるように、該出力調整手段を制御するレーザー加工装置が提供される。
該検出器は、該反射光を該波長域で分光する分光器と、該分光器で分光された各々の光を電気信号に変換する複数の画素からなる受光素子と、から構成され、該制御手段は、該受光素子を構成する各画素が検出した電気信号の最大値と、予め記録された被加工物が光源からの光を100%反射した場合の電気信号とを比較して反射率yを算出し、被加工物の加工に必要なパワーをP、該出力調整手段により調整された後の出力をP´とした場合、
P´=P×[100÷(100−y)]
となるように該出力調整手段を制御することができる。
該制御手段は、該保持手段に保持された被加工物が該X方向移動手段によってX方向に移動する際に、該反射光検出手段によって検出された該反射光の光量を該反射光が検出された被加工物のX方向の座標位置に対応させて記録する記録部を含み、該集光器から照射されるレーザー光線の照射位置に対応した被加工物のX方向の座標位置が、該記録部に記録されたX方向の座標位置と一致したときに、該記録部に記録された反射率に基づいて該出力調整手段を逐次調整して被加工物の加工に必要な出力のレーザー光線を照射することができる。また、該反射光検出手段を構成する該色収差集光レンズは、該集光器を挟んでX方向に一対配置され、該保持手段に保持された該被加工物のX方向の往路、復路で該反射率yを算出することが好ましい。
本発明によるレーザー加工装置によれば、ウエーハの裏面側においてレーザー光線が反射して、照射されたレーザー光線が被加工物に作用する出力が減少する場合であっても、反射率に基づいて出力を適切に調整することが可能になり、被加工物の内部に適正な改質層を形成することができる。また、レーザー光線を照射する直前に反射率を算出してレーザー光線の出力を逐次調整するので、裏面に意図せず形成された酸化膜等の厚みのばらつきにより被加工物の裏面におけるレーザー光線の反射率が場所によって変化したとしても、被加工物の内部に適正な改質層を均一に形成することができる。
本発明によるレーザー加工装置によって加工される被加工物としてのシリコンウエーハを説明するための説明図。 本発明にしたがい構成されるレーザー加工装置の全体斜視図。 図2に示すレーザー加工装置のレーザー光線照射手段と、反射光検出手段を説明するためのブロック図。 図2に示すレーザー加工装置を制御するための制御手段を説明するための説明図。
以下、本発明に従って構成されたレーザー加工装置の一実施形態について、添付図面を参照しつつ、詳細に説明する。
図1には、被加工物としてのシリコンウエーハ10が示されており、その表面10a側に格子状に配列された複数の分割予定ライン14によって複数の領域が区画され、この区画された領域にIC、LSI等のデバイス12が形成されている。
上記したように、本実施形態において被加工物となるシリコンウエーハ10の表面10a側には、低誘電率絶縁体被膜(Low−k膜)が積層された機能層が形成されている。よって、表面10a側からシリコンウエーハ10の内部に改質層を形成するためのレーザー光線を照射することが困難であることから、図に示すように、シリコンウエーハ10の裏面10b側を上方に向けて環状のフレームFの該開口部に位置付けられ、粘着テープTにその表面10a側が貼着されると共に粘着テープTの外周部は環状のフレームFに装着されることにより一体化される。
図2には、本発明に従いレーザー加工を実施するためのレーザー加工装置40の全体斜視図が示されている。図に示すレーザー加工装置40は、基台41と、ウエーハを保持する保持機構42と、保持機構42を移動させる移動手段43と、保持機構42に保持されるシリコンウエーハ10にレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段44と、保持機構42に保持された被加工物の上面で反射した反射光の光量を検出するための反射光検出手段45(詳細は後述する)と、撮像手段50と、表示手段52と、コンピュータにより構成される制御手段20を備え、制御手段20により各手段が制御されるように構成されている。
保持機構42は、X方向において移動自在に基台41に搭載された矩形状のX方向可動板56と、Y方向において移動自在にX方向可動板56に搭載された矩形状のY方向可動板58と、Y方向可動板58の上面に固定された円筒状の支柱60と、支柱60の上端に固定された矩形状のカバー板62とを含む。カバー板62にはY方向に延びる長穴62aが形成されている。長穴62aを通って上方に延びる円形状の被加工物を保持する保持手段としてのチャックテーブル64の上面には、多孔質材料から形成され実質上水平に延在する円形状の吸着チャック66が配置されている。吸着チャック66は、支柱60を通る流路によって図示しない吸引手段に接続されている。チャックテーブル64の周縁には、周方向に間隔をおいて複数個のクランプ68が配置されている。なお、X方向は図2に矢印Xで示す方向であり、Y方向は図2に矢印Yで示す方向であってX方向に直交する方向である。X方向、Y方向で規定される平面は実質上水平である。
移動手段43は、X方向移動手段70と、Y方向移動手段72と、図示しない回転手段とを含む。X方向移動手段70は、基台41上においてX方向に延びるボールねじ74と、ボールねじ74の片端部に連結されたモータ76とを有する。ボールねじ74の図示しないナット部は、X方向可動板56の下面に固定されている。そしてX方向移動手段70は、ボールねじ74によりモータ76の回転運動を直線運動に変換してX方向可動板56に伝達し、基台41上の案内レール43aに沿ってX方向可動板56をX方向において進退させる。Y方向移動手段72は、X方向可動板56上においてY方向に延びるボールねじ78と、ボールねじ78の片端部に連結されたモータ80とを有する。ボールねじ78の図示しないナット部は、Y方向可動板58の下面に固定されている。そして、Y方向移動手段72は、ボールねじ78によりモータ80の回転運動を直線運動に変換し、Y方向可動板58に伝達し、X方向可動板56上の案内レール56aに沿ってY方向可動板58をY方向において進退させる。回転手段は、支柱60に内蔵され支柱60に対して吸着チャック66を回転させる。
撮像手段50は、枠体82の先端下面に付設されており、案内レール43aの上方に位置し、チャックテーブル64を案内レール43aに沿って移動させることによりチャックテーブル64に載置された被加工物を撮像することが可能になっている。枠体82の先端上面には、撮像手段50により撮像された画像が制御手段20を介して表示可能に出力される表示手段52が搭載されている。
図2、3を参照し、レーザー光線照射手段44、反射光検出手段45について詳述する。レーザー光線照射手段44は、基台41の上面から上方に延び、次いで実質上水平に延びる枠体82に内蔵され、加工対象となるシリコンウエーハ10に対して透過性を有する例えば1340nmの波長で10Wの出力のレーザー光線を発振するパルスレーザー光線発振器44aと、パルスレーザー光線発振器44aから照射されたレーザー光線の出力を調整するための出力調整手段44bと、出力調整手段44bにより出力が調整されたレーザー光線を、枠体82の先端下面に撮像手段50とX方向に並設された集光器44dに向けて光路を変換する反射ミラー44cと、を備えている。出力調整手段44bは、パルスレーザー光線発振器44aにより発振されたレーザー光線の偏光面を調整するための1/2波長板44b1と、1/2波長板44b1を回転させるためのパルスモータ44b2と、1/2波長板44b1が回転させられることにより偏光面の向きが調整されたレーザー光線を所定の割合で分割するビームスプリッター44b3と、該ビームスプリッター44b3により分割され加工に使用されないレーザー光線を吸収するダンパー44b4とにより構成されており、本実施形態では、レーザー光線発振器44aから発振されたレーザー光線が、初期状態において3.0Wの出力となるように設定されている。
反射光検出手段45は、枠体82に収容され、被加工物としてのシリコンウエーハ10に対して透過性を有し、所定の波長領域で構成される検査光を発する光源45aと、該光源45aからの検査光を光ファイバーにより形成された経路を介して吸着チャック66上のシリコンウエーハ10に導くとともに、該検査光がシリコンウエーハ10の裏面10bにて反射して該経路を逆行する反射光を分光器45fに導くファイバーカプラ等から構成される光分岐手段45bと、光源45aから照射され、光分岐手段45bを経た検査光を二つの経路のいずれか一方側に切り替えるための光スイッチ45cと、光スイッチ45cを経由した検査光をシリコンウエーハ10に照射する第1の検査光集光器45d、第2の検査光集光器45eと、を具備している。なお、光源45aにより発光される光の波長は、レーザー加工装置40において加工に使用される加工用のレーザー光線が被加工物に照射された場合にどの程度の割合で反射するのかを模擬するための光であり、加工用のレーザー光線の波長に近似した波長が選択され、本実施形態では、波長が1310〜1340nm領域の光を発光するLED、SLD、LD、ハロゲンランプ等を用いることができる。
該第1の検査光集光器45d、第2の検査光集光器45eは、図2、3に示すように、枠体82の先端下面において、レーザー光線発振手段44の集光器44dをX方向において挟むように近接して配設されている。シリコンウエーハ10上で反射した反射光は、上記した検査光の経路を逆行し、該分光器45fに送られ、分光器45fにより該反射光を光源45aから照射される波長域で分光され、分光器45fで分光された各々の光を電気信号に変換する複数の画素からなる受光素子としてのラインイメージセンサ45gに照射される。ラインイメージセンサ45gは、反射光の波長毎の光強度を検査信号として電圧値で出力し、該電圧値を制御手段20に送る。
図3に要部を拡大して示すように、第1の検査光集光器45d、第2の検査光集光器45eは、該検査光を平行光に近づけるコリメーションレンズ45d1と、該検査光をシリコンウエーハ10の裏面10b近傍において、該検査光の該波長域で光軸上の所定幅(例えば20μm)に亘って集光点を形成する色収差レンズ45d2と、により構成されている。なお、光源45aにより発せされる光が平行光、もしくは平行光に近い場合は、コリメーションレンズ45d1は必須の構成ではなく、適宜省略することができる。
該制御手段20は、図4に示すように、コンピュータにより構成されており、制御プログラムに従って演算処理する中央演算処理装置(CPU)201と、制御プログラム等を格納するリードオンリメモリ(ROM)202と、検出した検出値、演算結果等を一時的に格納するための読み書き可能なランダムアクセスメモリ(RAM)203と、入力インターフェース204、及び出力インターフェース205とを備えている。制御手段20の入力インターフェース204には、上記したように、少なくともラインイメージセンサ45gからの検出信号が入力されるように構成され、撮像手段50からの画像信号の他、保持機構42の図示しないX方向、Y方向の位置検出手段からの信号等が入力される。また、出力インターフェース205からは、レーザー光線発振器44a、光源45a、光スイッチ45c、出力調整手段44bのパルスモータ44b2、X方向移動手段70、Y方向移動手段72等に向けて作動信号が送信される。
本発明に基づき構成されるレーザー加工装置40は、概略以上のように構成されており、その作用について以下に説明する。
本発明に基づき構成されたレーザー加工装置40により、粘着テープTを介してフレームFに装着されたシリコンウエーハ10に対してレーザー加工を施すに際し、先ず図2に示すレーザー加工装置40のチャックテーブル64にシリコンウエーハ10の粘着テープT側を載置し、環状のフレームFが、チャックテーブル64に配設されたクランプ68により固定される。そして、図示しない吸引手段を作動することにより、シリコンウエーハ10を吸着チャック66上に吸引固定する。
シリコンウエーハ10を吸着チャック66に吸引固定したならば、X方向移動手段70を作動し、シリコンウエーハ10を吸引保持した吸着チャック66が撮像手段50の直下に位置付け、撮像手段50および制御手段20によってシリコンウエーハ10のレーザー加工すべき加工領域を検出するアライメント工程を実行する。すなわち、撮像手段50および制御手20は、シリコンウエーハ10の表面10a側の所定方向に形成されている分割予定ライン14に沿ってレーザー光線を照射するレーザー光線照射手段44の集光器44dとの位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、レーザー光線照射位置のアライメントを遂行する。また、シリコンウエーハ10の該所定方向と直交する方向に形成されている分割予定ライン14に対しても、同様にレーザー光線照射位置のアライメントが遂行される。なお、該撮像手段50は少なくとも赤外線CCDと、図示しない赤外線照射手段を備えており、シリコンウエーハ10の裏面10b側から表面10a側の分割予定ライン14を撮像することが可能に構成されている。
以上のようにしてチャックテーブル64に保持されたシリコンウエーハ10に形成されている分割予定ライン14を検出し、レーザー光線照射位置のアライメントが行われたならば、チャックテーブル64を、レーザー光線照射手段44の集光器44dが位置するレーザー光線照射領域に移動する。より正確には、所定の分割予定ライン14の一端(図3に示されるシリコンウエーハ10の左端)を、第1の検査光集光器45dの色収差レンズ45d2の直下に位置付け、光源45aを作動して検査光の照射を開始する。この際、第1の検査光集光器45dから照射される検査光は、上述したように所定の波長域をもって構成されており、色収差レンズ45d2の作用により、シリコンウエーハ10の裏面における上下方向の僅かなうねり(0〜10μm程度)が、焦点の幅20μm範囲に入るように、裏面10b近傍において20μmの幅をもって焦点が形成されるように設定されている。
該検査光の照射を開始したならば、レーザー光線発振手段44aを作動して、集光器44dから照射されるパルスレーザー光線の集光点を、シリコンウエーハ10の内部の所定高さになるように位置付け、上記したように、レーザー光線照射手段44の集光器44dからシリコンウエーハ10に対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線を照射しつつ、チャックテーブル64を構成する吸着チャック66を図3において矢印Xで示す方向に所定の移動速度で移動させる。
吸着チャック66の移動が開始されると、先ず、第1の検査光集光器45dの色収差レンズ45d2から照射される検査光が、シリコンウエーハ10の裏面10bにおける分割予定ライン14の一端部に照射される。分割予定ライン14上に照射された検査光は、シリコンウエーハ10を形成する材料に対して透過性を有する波長域で形成されているため、通常であれば、その表面を透過して反射されることはほとんどない。しかし、シリコンウエーハ10が製造されてから一定の時間が経過した場合においては、意図しない酸化膜等が形成される場合があり、そのような膜がシリコンウエーハ10の裏面10b側に形成された場合には、本来シリコンウエーハ10に対して透過性を有する波長の光であっても、その酸化膜の状態に応じた割合で反射することになる。
図3には、検査光が照射される位置が、シリコンウエーハ10の分割ライン14上のx1座標位置にある時のラインイメージセンサ45gからの検出信号が示されており、横軸が分光器45fにより分光される波長、縦軸がラインイメージセンサ45gにより検出される波長毎の光量を示す電気信号値(電圧値(mV))で示されており、波長が1323nmである反射光が最も強く反射し、ピーク値は3.0mVであることが検出された状態を示している。当該反射光検出手段45においては、シリコンウエーハ10の表面にて検査光が100%反射した場合に、ラインイメージセンサ45gからの検出信号のピーク値が10.0mVになるように設定され、制御手段20にその値が予め記憶されている。よって、3.0mVの検出値は、波長が1323nmである検査光が反射率30%で反射されたことを示している。このように、裏面10bの反射率は、ラインイメージセンサ45gにより検出される電気信号のピーク値の、予め記録された被加工物が光源からの光を100%反射した場合の電気信号に対する割合として算出される。
ここで、第1、第2の検査光集光器45d、eを少なくとも色収差集光レンズ45d2により構成し、光源45aから照射される検査光をシリコンウエーハ10の裏面10bに光軸上の所定幅に亘って焦点を形成するよう構成することで生じる作用効果について説明する。シリコンウエーハの裏面10b側に酸化膜が形成されたことによる影響、あるいは、吸着チャック66に吸引保持されたシリコンウエーハ10の微小なうねり等の影響により、シリコンウエーハ10の裏面10b表面の高さが変化する場合がある。仮に、本発明に採用されるような色収差レンズ45d2を配設せず、一般的な集光レンズにより、狭い範囲に集中して集光点が生じるように設定した場合は、シリコンウエーハ10の裏面10bの高さが変化したとき、該裏面10bの高さ位置に対する検出光の集光点の相対的な位置が変化し、それに応じて検出される反射光の光量も変化してしまい、該裏面10bの酸化膜形成状態に応じた反射率を正確に算出することができない。しかし、本発明では、光源45aから照射される検査光を1310〜1340nmの波長域で、シリコンウエーハ10の裏面10b近傍に光軸上の所定幅に亘って集光点を形成する色収差集光レンズ45d2を備えているため、裏面10bの高さが多少変化しても、該波長域に含まれるいずれかの波長の集光点が裏面10bの高さ位置と一致することになり、裏面10bの高さ位置の変化に影響されることなく、検出される電気信号のピーク値を検出することで、その反射率を正確に算出することが可能となるのである。
該検査光の光源45aを作動して検査光の照射を開始すると共に、レーザー光線発振手段44を作動して、集光器44dからシリコンウエーハ10に対して透過性を有する波長のパルスレーザー光線を照射しつつ、吸着チャックを図3において矢印Xで示す方向に所定の移動速度で移動させながらシリコンウエーハ10のX座標に対応させてピーク値を検出し、図4に示すように、制御手段20のランダムアクセスメモリ(RAM)203に、X座標位置に対応させて格納する。吸着チャック66をX方向に移動させると、先にピーク値が検出されたX座標位置(例えば、x1の位置)の直上に加工用のレーザー光線を照射する集光器44dが順次位置付けられる。本実施形態のレーザー光線照射手段44は、初期設定として、シリコンウエーハ10の内部に改質層を形成するために必要な出力として、3.0Wが設定されているが、x1座標位置では、3.0mVのピーク値が検出されていることから、30%の反射率で加工用のレーザー光線が反射されることが分かっている。よって、該反射率y(=30%)を考慮して、出力調整手段44bにより、以下のようにその出力が調整されるように制御する。すなわち、レーザー加工に必要な出力をP(例えば、3.0W)として、出力調整手段44bから出力すべきレーザー光線の出力をP´とした場合、
P´=P×[100/(100−y)]
=3.0×[100/(100−30)]≒4.29
となるから、出力調整手段44bのパルスモータ44b2を回転駆動して、P´の値に応じた所定の角度だけ1/2波長板44b1を回転させる。1/2波長板44b1をこのように回転させることにより、ビームスプリッター44b3においてダンパー44b4側に分割される割合が減少し、レーザー光線発振器44aで発振されたレーザー光線が4.29Wの出力を有するレーザー光線として照射されるのである。
レーザー光線が照射される分割予定ライン14上のx1座標位置では、上記したように、照射されるレーザー光線の30%が反射されることが分かっているため、4.29Wの出力を有するレーザー光線を照射することで、改質層が形成されるシリコンウエーハ10の内部には、3.0Wの出力を有するレーザー光線が到達し、改質層を形成するレーザー加工が施される。そして、このようなレーザー加工を、チャックテーブル64を移動させながら、シリコンウエーハ10の全ての分割予定ライン14に対して順次実行する。
本実施形態では、レーザー光線照射手段44の集光器44dを挟んで、第1の検査光集光器45dと同一の構成を有する、第2の検査光集光器45eを備えている。これにより、図3の矢印Xで示す方向(往路方向)にチャックテーブル64を移動させて一の分割予定ライン14の一端側から他端側に対するレーザー加工を施した後に、Y方向移動手段72によりチャックテーブル64をY方向に移動させて、レーザー光線の照射位置を加工対象となる隣の他の分割予定ライン14に移動させる。そして、図中に示した矢印Xとは逆の方向(復路方向)、すなわち、他端側から一端側にチャックテーブル64を移動させながら、第2の検査光集光器45eによってシリコンウエーハ10の裏面10bに対して検査光を照射して反射光を検出することが可能となり、往路、復路いずれにおいても、上記と同様のレーザー加工を施すことができることから、生産性をより向上させることができる。
以上のようにして、加工用のレーザー光線が照射される分割予定ライン14におけるX座標位置の反射光を検査して制御手段20に記憶し、当該X座標位置の反射光の光量に応じた反射率を考慮しながら、出力調整手段44bを制御して、改質層が形成されるシリコンウエーハ10の内部に対して、常に一定の出力(3.0W)でレーザー光線による加工が施されるように調整がなされるのである。なお、上記した実施形態では、反射光検出手段45において検出した反射光の光量を示す電気信号値をそのまま制御手段20に記憶するようにしたが、これに限らず、光量の電気信号値から反射率を演算した上で、X座標位置に対応させて記憶してもよいことは当然である。
上記した実施形態では、被加工物としてシリコンウエーハを採用した例について説明したが、本発明は、これに限定されず、窒化ガリウム(GaN)、シリコンカーバイド(SiC)、リチウムタンタレート(LT)、リチウムナイオベート(LN)等を基板とするウエーハの加工にも適用でき、その際には、各ウエーハの種類に応じて透過する波長の検査光を照射する光源が選択される。
10:シリコンウエーハ
12:デバイス
14:分割予定ライン
20:制御手段
40:レーザー加工装置
42:保持機構
43:移動手段
44:レーザー光線照射手段
44a:レーザー光線発振器
44b:出力調整手段
44d:集光器
45:反射光検出手段
45a:光源
45d:第1の検査光集光器
45e:第2の検査光集光器
45f:分光器
45g:ラインイメージセンサ
64:チャックテーブル

Claims (4)

  1. 被加工物を保持する保持手段と、該保持手段に保持された被加工物に対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射して被加工物の内部に改質層を形成するレーザー光線照射手段と、該保持手段と該レーザー光線照射手段とを相対的にX方向に移動させるX方向移動手段と、該保持手段と該レーザー光線照射手段とを相対的に該X方向と直交するY方向に移動させるY方向移動手段と、制御手段と、反射光検出手段と、から少なくとも構成されるレーザー加工装置であって、
    該レーザー光線照射手段は、レーザー光線を発振する発振器と、該発振器が発振したレーザー光線を集光し該保持手段に保持された被加工物に照射する集光器と、該発振器と該集光器との間に配設される出力調整手段と、を含み構成され、
    該反射光検出手段は、該発振器が発振するレーザー光線を模擬するための所定の波長域を有する検査光を照射する光源と、該光源から照射される検査光を該波長域で光軸上の所定幅に亘って焦点を形成する色収差集光レンズと、該光源と該色収差集光レンズとの間で形成される光路から分岐して配設され、該保持手段に保持された被加工物の上面で反射した反射光の光量を検出する検出器と、を含み構成され、
    該制御手段は、該検出器によって検出された光量から被加工物の所定位置における反射率を算出し、該反射率に基づいて、被加工物の該所定位置に対して照射されるレーザー光線の出力が該保持手段に保持された被加工物の加工に必要な出力となるように、該出力調整手段を制御するレーザー加工装置。
  2. 該検出器は、該反射光を該波長域で分光する分光器と、該分光器で分光された各々の光を電気信号に変換する複数の画素からなる受光素子と、から構成され、
    該制御手段は、該受光素子を構成する各画素が検出した電気信号の最大値と、予め記録された被加工物が光源からの光を100%反射した場合の電気信号とを比較して反射率yを算出し、被加工物の加工に必要なパワーをP、該出力調整手段により調整された後の出力をP´とした場合、
    P´=P×[100÷(100−y)]
    となるように該出力調整手段を制御する請求項1に記載のレーザー加工装置。
  3. 該制御手段は、該保持手段に保持された被加工物が該X方向移動手段によってX方向に移動する際に、該反射光検出手段によって検出された該反射光の光量を該反射光が検出された被加工物のX方向の座標位置に対応させて記録する記録部を含み、
    該集光器から照射されるレーザー光線の照射位置に対応した被加工物のX方向の座標位置が、該記録部に記録されたX方向の座標位置と一致したときに、該記録部に記録された反射率に基づいて該出力調整手段を逐次調整して被加工物の加工に必要な出力のレーザー光線を照射する請求項1、または2に記載のレーザー加工装置。
  4. 該反射光検出手段を構成する該色収差集光レンズは、該集光器を挟んでX方向に一対配置され、
    該保持手段に保持された該被加工物のX方向の往路、復路で該反射率yを算出する請求項1ないし3のいずれかに記載のレーザー加工装置。
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