JP2017162717A - 走行線の調芯機構および被覆線製造装置 - Google Patents

走行線の調芯機構および被覆線製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】走行線を調芯するための調芯機構を提供する。【解決手段】走行線の調芯機構は、走行線が通過する貫通孔を有するダイスと、ダイスを保持する保持部材と、案内部材と、を有し、案内部材は、凹面形状を有する部材で構成され、案内部材の凹面部が、案内面を構成し、案内面は、保持部材が当接するように配置され、前記ダイスおよび前記保持部材を案内する。【選択図】図2

Description

本発明は、走行線の調芯機構および被覆線製造装置に関する。
従来より、例えば銅や鋼等の金属線材の周囲に、絶縁塗料等の塗料を塗布して塗料層を形成することが行われている(例えば特許文献1参照)。このような塗料層の形成に、塗料を塗布する塗布機構と、走行線が通過する貫通孔が形成されたダイスとを有する装置が用いられている。塗布機構で塗料が塗布された走行線がダイスの貫通孔を通過することで、余分な塗料が除去される。
特開2014−144384号公報
走行線への塗料の付き回りを均一にするためには、走行線がダイスの貫通孔の中心を通過することが好ましい。しかし、走行線の振動で走行方向が振れることや、横型の装置の場合であれば線懸垂が生じること等により、走行線にダイスの貫通孔の中心を通過させることが難しくなる。
本発明の一目的は、走行線を調芯するための調芯機構、および、それを用いた被覆線製造装置を提供することである。
本発明の一観点によれば、
走行線が通過する貫通孔を有するダイスと、
前記ダイスを保持する保持部材と、
案内部材と、
を有し、
前記案内部材は、凹面形状を有する部材で構成され、
前記案内部材の凹面部が、案内面を構成し、
前記案内面は、前記保持部材が当接するように配置され、前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、走行線の調芯機構
が提供される。
本発明の他の観点によれば、
走行線の外周に塗料を塗布する塗布機構と、
前記塗布機構にて前記塗料が塗布された前記走行線を調芯するための調芯機構と、
を有する被覆線製造装置であって、
前記調芯機構は、
前記走行線が通過する貫通孔を有するダイスと、
前記ダイスを保持する保持部材と、
案内部材と、
を有し、
前記案内部材は、凹面形状を有する部材で構成され、
前記案内部材の凹面部が、案内面を構成し、
前記案内面は、前記保持部材が当接するように配置され、前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、被覆線製造装置
が提供される。
本発明によれば、ダイスの貫通孔を通過する部分での走行線の中心軸と、ダイスの貫通孔の中心軸とのずれが抑制された状態で走行線が走行するように、走行線を調芯することができる。
図1(a)および図1(b)は、それぞれ、本発明の第1実施形態(または第2実施形態)によるエナメル線製造装置の全体構成を示す、側面方向から見た概略図、および、上面方向から見た概略図である。 図2は、第1実施形態によるエナメル線製造装置が有する塗料塗布部の概略的な側面図である。 図3(a)および図3(b)は、第1実施形態によるエナメル線製造装置が有する吊上機構の構成例を示す概略的な側面図である。 図4(a)〜図4(c)は、それぞれ、第1実施形態によるエナメル線製造装置が有する調芯機構の、正面方向、側面方向、および上面方向から見た概略的、概念的な図である。 図5(a)および図5(b)は、それぞれ、第2実施形態によるエナメル線製造装置が有する塗料塗布部の、プーリの回転軸に平行な方向、およびプーリの回転軸に垂直な方向から見た概略的、概念的な図である。 図6(a)および図6(b)は、エナメル線の構成例を示す概略断面図である。
本発明の第1実施形態によるエナメル線製造装置(絶縁電線製造装置、被覆線製造装置)100について説明する。まず、図1(a)および図1(b)を参照して、エナメル線製造装置100の全体構成について説明する。併せて、エナメル線製造方法の概略的な流れについて説明する。図1(a)および図1(b)は、エナメル線製造装置100の全体構成を示す概略図である。図1(a)は、エナメル線製造装置100を側面方向から見た概略図であり、図1(b)は、エナメル線製造装置100(特に塗料塗布部120、硬化炉130、およびプーリ150、151の部分)を上面方向から見た概略図である。
第1実施形態では、(走行線をほぼ鉛直方向に走行させながら塗料の塗布を行う竪型のエナメル線製造装置ではなく、)走行線をほぼ水平方向に走行させながら塗料の塗布を行う横型のエナメル線製造装置について説明する。横型のエナメル線製造装置を、以下「横型の装置」と呼ぶこともある。
エナメル線製造装置100は、送出機110、塗料塗布部120、硬化炉130、巻取機140、およびプーリ150、151を有する。送出機110から、走行線(線材)300が送り出される。走行線300の走行方向を矢印で示す。第1実施形態においては、図1(a)および図1(b)の紙面左右方向が水平方向を表す。
走行線300としては、公知の線材を適宜用いることができ、例えば、銅線等の導体が用いられる。導体としては、例えば、断面が平角状の平角線や、また例えば、断面が円形状の丸線が用いられる。なお、後述のように、エナメル線製造装置100においては、塗料塗布部120における塗料の塗布と、硬化炉130における塗料の焼き付けとが繰り返し行われる。このため、走行線300は、塗料が一度も塗布される前は、導体のみで構成された線材であり、塗料が一度以上塗布された後は、導体と当該導体の外周に形成された塗膜(絶縁被覆)とを含む線材である。
送出機110から送り出された走行線300は、塗料塗布部120に搬入される。塗料塗布部120では、走行線300の外周上に絶縁性の塗料が塗布される。塗料としては、公知のエナメル塗料を適宜選択して用いることができ、例えば、紫外線硬化性樹脂や熱硬化性樹脂等を含む塗料が用いられる。
塗料塗布部120で塗料が塗布された走行線300は、硬化炉130に搬入される。硬化炉130では、塗料の焼き付けが行われて、走行線300の外周上に絶縁被覆が形成される。
走行線300は、プーリ150、151に案内されて、塗料塗布部120および硬化炉130を繰り返し経由する。絶縁被覆の総厚さが所定厚さに到達するまで、繰り返し塗料の塗布および焼き付けが行われる。走行線300は一巡するごとに隣接する位置の塗料塗布部120および硬化炉130を経由して、繰り返し塗布および焼き付けが行われる。
所定厚さの絶縁被覆が形成された走行線300は、巻取機140に巻き取られる。このようにして、エナメル線(絶縁電線、被覆線)が製造される。
図6(a)に、導体301として平角線が用いられ、導体301の外周に絶縁被覆310が形成されたエナメル線(絶縁電線、被覆線)320を例示し、図6(b)に、導体301として丸線が用いられ、導体301の外周に絶縁被覆310が形成されたエナメル線(絶縁電線、被覆線)320を例示する。
なお、エナメル線製造装置100は、必要に応じて、伸線機や焼鈍炉等の他の処理部を備えていてもよい。例えば、送出機110から送り出された後に伸線機により走行線300を丸線から平角線に加工してもよい。
次に、図2を参照して、塗料塗布部120について、さらに説明する。図2は、塗料塗布部120の概略的な側面図である。塗料塗布部120は、塗布機構121と、調芯機構200とを有する。
塗布機構121は、走行線300の外周に塗料を塗布するように構成され、塗料槽122と、塗布ロール123とを有する。塗料槽122には、塗料311が溜められている。塗布ロール123は、塗料311に浸漬するように配置されている。走行線300は、塗布ロール123の外周部に設けられた溝に嵌まるように配置されている。走行線300の走行と同期して塗布ロール123が回転し、溝に付着した塗料が、走行線300の外周に塗布される。
調芯機構200は、塗布ロール123に対して、走行線300の走行方向前方側に配置されている。つまり、調芯機構200は、塗布機構121の川下側に配置されており、塗布機構121にて塗料が塗布された走行線300を調芯するための調心機構として構成されている。以下、走行線300の走行方向前方側、つまり、塗布機構121の川下側を、単に「前方側」と呼ぶこともある。本実施形態においては、塗布ロール123が、調芯機構200の直前で走行線300が接触するローラ部材である。
調芯機構200は、ダイス210と、保持部材220と、案内部材230と、吊上機構240とを有する。なお、ここでは、調芯機構200にダイス210を含めて捉えることとする。なお、調芯機構200は、調芯機能付きのダイス機構と捉えることもできる。
ダイス210は、走行線300が通過する貫通孔211を有し、走行線300が貫通孔211を通過することで走行線300に塗布された余分な塗料を(塗料の一部を)除去する(掻き取る)ように構成されている。ダイス210により掻き取られた塗料は、塗料槽122に回収される。貫通孔211の形状は、走行線300の形状や、1回の塗布で形成したい塗膜の厚さ等に応じて、適宜調整することができる。
走行線300の走行に起因して、走行線300には、ダイス210の貫通孔211の中心を通過させようとする(貫通孔211を通過する部分での走行線300の中心軸と、貫通孔211の中心軸とが一致するように走行線300を走行させようとする)調芯力が働く。
したがって、理想的には、調芯力により走行線300がダイス210の貫通孔211の中心を通過し、走行線300の外周に塗料が均一に塗布される。ただし、実際には、以下に説明するように、調芯力を妨げるいくつかの要因が存在する。
第1に、走行線300の(理想的な)送り方向、つまり水平な一定方向に対して、実際の走行方向が変化する(ずれる)ことで、調芯力が妨げられる。
走行線300の走行に伴い走行線300は振動し、走行線300の走行方向には振れが生じる。特に、塗布ロール123の軸方向と直交する面である鉛直面内での振動、つまり、鉛直方向についての振れが大きい。
加えて、横型の装置においては、走行線300が塗布ロール123から離れる点(走行線300と塗布ロール123との接触部分のうち最も前方側の端)124から前方側で、走行線300が自重で垂れ下がり懸垂線状にたわんだ形状となる。このようなたわみによっても、走行線300の走行方向は、下方にずれ、水平な一定方向からずれてしまう。走行方向の鉛直方向についての変化方向を、矢印330で示す。
また、走行線300の走行方向には、水平面内での振動、つまり、水平方向についての振れも生じる。さらに、走行方向の水平方向への位置ずれ(平行移動)も生じる。ただし、塗布ロール123の溝により水平方向への移動が制限されていることで、走行方向の水平方向についての変化は、鉛直方向についての変化に比べると小さい。
第2に、走行線300が走行に伴い回動する(捩れる)ことによっても、調芯力が妨げられる。
第3に、横型の装置においては、ダイス210の重量により、走行線300と貫通孔211の内面との間の上方側部分が押しつぶされたような状態となる。このように、ダイス210の重量によっても、調芯力が妨げられる。
そこで、第1実施形態によるエナメル線製造装置100では、走行線300の走行方向の変化や回動に追従するようにダイス210の位置や姿勢を(位置および姿勢の少なくとも一方を)変化させることで調芯力が妨げられ難くするとともに、ダイス210の重量を相殺するようにダイス210を吊り上げることで調芯力が妨げられ難くする、調芯機構200が設けられている。
ここで、ダイス210の位置とは、ダイス210の所定箇所の位置、例えば重心の位置のことであり、ダイス210の姿勢とは、ダイス210の貫通孔211の中心軸の向きや回動方向の角度のことである。
調芯機構200により、走行線300がダイス210の貫通孔211の中心を通過するように(貫通孔211を通過する部分での走行線300の中心軸と、貫通孔211の中心軸とが一致するように)、走行線300を調芯することができる。調芯機構200により、少なくとも、調芯機構200が設けられていない場合と比べて、走行線300がダイス210の貫通孔211の中心の近くを通過するように(貫通孔211を通過する部分での走行線300の中心軸と、貫通孔211の中心軸とのずれが抑制された状態で走行線300が走行するように)、走行線300を調芯することができる。
調芯機構200が、走行線300の走行方向の変化や回動に追従するようにダイス210の位置や姿勢を変化させることを、調芯機構200の追従作用と呼ぶこととする。また、調芯機構200が、ダイス210の重量を相殺するようにダイス210を吊り上げることを、調芯機構200の吊上作用と呼ぶこととする。
調芯機構200の追従作用は、保持部材220および案内部材230を用いることで得ることができる。
保持部材220は、ダイス210の位置や姿勢を保持部材220と一体的に変化させるように、ダイス210を保持する。ダイス210および保持部材220には、走行線300の走行により、前方側へ駆動される力が加わる。
案内部材230は、保持部材220に対して前方側に固定的に配置され、凹面形状(窪んだ形状、湾曲している形状)を有する部材で構成されている。案内部材230の凹面部(窪んだ部分、湾曲している部分)が、案内面231を構成している。案内面231は、走行線300の走行時に保持部材220が当接するように配置され、ダイス210および保持部材220を案内する。ダイス210および保持部材220は、走行線300の走行時に保持部材220が案内面231に当接することで、それ以上前方側への移動が係止される。このように、案内部材230は、ダイス210および保持部材220の前方側の係止部材として機能する。
案内面231は、走行線300の走行方向が変化する際や走行線300が回動する際にダイス210および保持部材220を案内して(保持部材220を案内することで、保持部材220に保持されたダイス210も案内して)、ダイス210の位置や姿勢を制御する。すなわち、案内面231は、貫通孔211を通過する部分での走行線300の中心軸と、貫通孔211の中心軸とのずれが抑制された状態で走行線300が走行するように、ダイス210および保持部材220を案内する。
調芯機構200の吊上作用は、吊上機構240を用いることで得ることができる。
吊上機構240は、走行線300に外部から掛かる重量、つまり、ダイス210および保持部材220の重量を相殺するよう、ダイス210および保持部材220を吊り上げる(吊るす)ように構成されている。
吊上機構240により、ダイス210および保持部材220、および必要に応じてダイス210から溢れ落ちる塗料の重量を相殺することで(走行線300にダイス210および保持部材220の重量が掛かり難くなるよう、ダイス210および保持部材220を浮かせることで)、ダイス210および保持部材220の重量に起因して調芯力が妨げられることを抑制できる。
図3(a)および図3(b)に、吊上機構240の構成例を示す。例えば、図3(a)に示すように、吊上機構240は、ダイス210および保持部材220の重量と等しい重量を持つ錘241を、滑車242を介して、線状体243によりダイス210および保持部材220と接続した構造を有する。例えば、保持部材220の上部に線状体243と係合される係合部(例えば吊り孔)を設けることで、線状体243と、ダイス210および保持部材220とを接続することができる。
また例えば、図3(b)に示すように、吊上機構240は、上方の固定部材244に、バネ245を介してダイス210および保持部材220をぶら下げた構造を有する。図3(a)に示した例と同様に、例えば、保持部材220の上部にバネ245と係合される係合部を設けることができる。
なお、走行線300に掛かるダイス210および保持部材220の重量が軽く、調芯力への影響が無視できる場合は、吊上機構240を省略してもよい。
次に、図4(a)〜図4(c)も参照して、調芯機構200の追従作用を得るための構成例について、さらに説明する。図4(a)は、正面方向(走行線300の走行方向前方側)から見た調芯機構200の概略的、概念的な図である。図4(b)は、側面方向(水平方向)から見た調芯機構200の概略的、概念的な図である。図4(c)は、上面方向(鉛直方向上側)から見た調芯機構200の概略的、概念的な図である。なお、図4(b)および図4(c)では、説明を容易にするため、一部、断面図的な表示をしている。なお、図4(a)〜図4(b)では、吊上機構240の図示は省略している。
走行線300の走行方向の、鉛直方向、水平方向についての変化方向を、それぞれ矢印330、331で示し、走行線300の回動方向を、矢印332で示す。
例示の案内部材230は、鉛直方向に延在する枝部232a、232bが、ダイス210の貫通孔211の形成部分を挟んで対向配置された構造を有し、また、これらの枝部232a、232bが一端側、例えば下端側で相互に接続されたU字状の形状を有する。枝部232a、232bの、走行線300の走行方向後方側の面が、案内面231を構成している。つまり、枝部232a、232bの、塗布機構121の川上側の面が、案内面231を構成している。以下、走行線300の走行方向後方側、つまり、塗布機構121の川上側を、単に「後方側」と呼ぶこともある。
走行線300の走行方向の鉛直方向の振れ、および、走行線300の自重による走行線300のたわみに追従した、つまり、走行方向の鉛直方向についての変化に追従した、ダイス210と保持部材220の移動を、「鉛直方向の移動」と呼ぶこととする。鉛直方向の移動は、図2に示す点124を起点とする動き、つまり、点124を中心とする円弧に沿った動きとなる。
そこで、案内面231の鉛直面内での断面形状は、点124を中心とする円弧状とすることができる。これにより、走行線300の走行方向が鉛直方向について変化する際に、案内面231に沿ってダイス210および保持部材220を案内することで、走行線300が貫通孔211の中心を通過するように、ダイス210の位置や姿勢を制御することができる。
走行線300の走行方向の水平方向の振れや位置ずれに追従した、つまり、走行方向の水平方向についての変化に追従した、ダイス210と保持部材220の移動を、「水平方向の移動」と呼ぶこととする。走行方向の振れに起因した水平方向の移動は、厳密には、鉛直方向の移動と同様に点124を中心とする円弧に沿った動きとなるが、鉛直方向の移動と比べると移動量が大きくない。このため、水平方向の移動は、直線に沿った動きとして扱うことができる。
そこで、案内面231の水平面内での断面形状は、直線状とすることができる。これにより、走行線300の走行方向が水平方向について変化する際に、案内面231に沿ってダイス210および保持部材220を案内することで、走行線300が貫通孔211の中心を通過するように、ダイス210の位置や姿勢を制御することができる。なお、必要に応じて、案内面231の水平面内での断面形状を、鉛直面内での断面形状と同様に、点124を中心とする円弧状としてもよい。
このように、案内面231は、好ましくは例えば、点124から案内面231までの距離Rを半径とする円筒に沿う凹面形状に構成することができる。
なお、案内面231は、上述のような円筒に沿う形状に限定されない。案内面231は、走行線300の中心軸と貫通孔211の中心軸とのずれが、案内面231が配置されていない場合と比べて抑制された状態で走行線300が走行するように、ダイス210および保持部材220を案内するような凹面形状(窪んだ形状、湾曲している形状)を有していればよい。つまり、案内面231は、走行線300の中心軸と貫通孔211の中心軸とのずれが、案内面231が配置されていない場合と比べて抑制された状態で走行線300が走行するように、ダイス210および保持部材220を案内する。
横型の装置における走行線300の走行方向は、特に、鉛直方向についての変化が大きくなりやすい。このため、横型の装置においては、案内面231の鉛直面内での断面形状が凹形状であることが好ましい。
走行線300の回動に追従した、ダイス210と保持部材220の移動を、「回動方向の移動」と呼ぶこととする。回動方向の移動に関して、案内面231の形状は、案内面231に沿ったダイス210および保持部材220の回動方向の移動(つまり、ダイス210および保持部材220が案内面231に沿って回動方向に案内されること)を妨げないような形状であれば特に制限されない。
なお、説明を容易にするため、鉛直方向の移動、水平方向の移動、および回動方向の移動について別々に(成分に分けて)説明しているが、実際の挙動は、これらが合成されたものとなる。
案内部材230は、例えば、鉄やSUS等の金属材料を機械加工することにより作製することができる。例示の案内部材230のように、案内部材230をU字状に形成する構造、つまり、枝部232a、232bを一体的に形成する構造とすることで、枝部232a、232bを別体として用意する場合のような、枝部232aと枝部232bとの位置合わせが不要となる。また、案内部材230をU字状に形成する構造、つまり、枝部232a、232bの一方の端部間に隙間を設けた構造とすることで、枝部232a、232b間の隙間からダイス210をセットすることが容易になる。
保持部材220は、例えば、ダイス210の貫通孔211の形成部分を挿通させる貫通孔221を有し、貫通孔221にダイス210を挿通させることでダイス210を保持する。
保持部材220は、案内部材230の案内面231と当接する当接部222を有する。当接部222としては、例えば、ダイス210の貫通孔211を取り囲む環状のスラストベアリング等の軸受け部材を用いることができる。当接部222として例えばスラストベアリングを用いることで、案内面231に当接した状態での、鉛直方向の移動、水平方向の移動、および回動方向の移動を円滑に行うことができる。
なお、保持部材220の当接部222としては、軸受け部材以外の部材を用いてもよい。例えば、テフロン(登録商標)シート等の摩擦係数の小さい材料で形成された部材や、凹凸構造を設けることで接触面を減らし摩擦力を低減した金属部材等を用いてもよい。
次に、第2実施形態によるエナメル線製造装置(絶縁電線製造装置、被覆線製造装置)について説明する。第2実施形態では、竪型のエナメル線製造装置について説明する。竪型のエナメル線製造装置を、以下「竪型の装置」と呼ぶこともある。
説明の煩雑さを避けるため、第1実施形態と対応する部材や構造等について、共通の参照番号を用いて説明を進める。以下主に、第1実施形態との違いについて説明する。
第2実施形態によるエナメル線製造装置100の全体構成は、基本的には、第1実施形態によるエナメル線製造装置100と同様であり、図1に示される。ただし、第1実施形態は横型の装置であり、第2実施形態は竪型の装置であるため、第2実施形態においては、図1(a)および図1(b)の紙面右方向が鉛直上方向を表す。エナメル線の製造方法も、基本的に、第1実施形態と同様である。
ただし、竪型の装置であることに対応して、第2実施形態では、調芯機構200の構造が、第1実施形態と異なっている。また、塗布機構121の構造が異なっている。
図5(a)および図5(b)を参照して、第2実施形態によるエナメル線製造装置100の塗料塗布部120について説明する。図5(a)は、調芯機構200の直前に配置されたプーリ150の回転軸に平行な水平方向から見た塗料塗布部120の概略的、概念的な図である。図5(b)は、プーリ150の回転軸に直交する水平方向から見た塗料塗布部120の概略的、概念的な図である。なお、図5(a)および図5(b)では、説明を容易にするため、一部、断面図的な表示をしている。
竪型の装置では、走行線300の送り方向が鉛直方向であるため、ダイス210の重量が走行線300に掛からない。このため、竪型の装置の調芯機構200では、吊上機構240は設けなくてよい。また、横型の装置で生じるような、走行線300の自重によるたわみは生じない。
ただし、竪型の装置においても、横型の装置と同様に、走行線300の走行に伴う走行線300の振動は生じ得る。横型の装置について説明したのと同様に、調芯機構200の直前で走行線300が接触するローラ部材であるプーリ150に関して、軸方向と直交する面内での振動が大きく、軸方向と平行な面内での振動は小さい。
第1実施形態では、塗布機構121として、塗布ロール123を用いた機構を例示した。このため、第1実施形態では、調芯機構200の直前で走行線300が接触する部材は、塗布ロール123となる。
一方、第2実施形態では、塗布機構121として、塗布ロール123を用いずに、走行線300が塗料槽の塗料中を通過することで塗布を行う機構125を例示する。このため、調芯機構200の直前で走行線300が接触する部材は、プーリ150となる。
したがって、走行線300の走行方向の振れの起点は、走行線300がプーリ150から離れる点(走行線300とプーリ150との接触部分のうち最も前方側の端)152となる。
そこで、第2実施形態では、プーリ150の軸方向と直交する面内での案内面231の断面形状が点152を中心とする円弧状の凹形状であり、プーリ150の軸方向と平行な面内での案内面231の断面形状が直線状であるような、円筒に沿う凹面形状の案内面231を用いる。
走行線300の走行により、ダイス210および保持部材220には、前方側、つまり上方側へ駆動される力が加わる。しかしながら、竪型の装置では、重力により、ダイス210および保持部材220が、後方側、つまり下方側へ落下する危険性がある。
このため、第2実施形態では、保持部材220に対して後方側に固定的に配置された、後方側の係止部材233を設けることで、ダイス210および保持部材220の落下を防止する。
以上説明したように、第1、第2実施形態によるエナメル線製造装置100は、調芯機構200により、走行線300を調芯することができる。
なお、上述の実施形態では、導電材料を含む走行線に絶縁材料で形成された塗料を塗布して、被覆線として絶縁電線を、より具体的にはエナメル線を製造する場合を例示したが、走行線や塗料の材料はこれらに制限されない。実施形態による技術は、必要に応じ、他の材料で形成された走行線に他の材料で形成された塗料を塗布して、他の被覆線を製造する場合に応用してもよい。
なお、上述の実施形態では、ダイス210と保持部材220とが別体の部材として構成され、ダイス210と保持部材220とが一体的に組み合わせられて用いられる態様を例示したが、ダイス210と保持部材220とが一体の部材として構成された態様とすることも可能である。このような場合、当該一体の部材の一部分をダイスとして、他の一部分を保持部材として、適宜機能的に分けて捉えることができる。例えば、走行線300が通過する貫通孔211を含む部分をダイスと捉えることができ、案内面231との当接部222を含む部分を保持部材と捉えることができる。
以上、実施形態に沿って本発明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものではない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能なことは当業者に自明であろう。
以下、本発明の好ましい形態について付記する。
(付記1)
走行線が通過する貫通孔を有するダイスと、
前記ダイスを保持する保持部材と、
案内部材と、
を有し、
前記案内部材は、凹面形状を有する部材で構成され、
前記案内部材の凹面部が、案内面を構成し、
前記案内面は、前記保持部材が当接するように配置され、前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、走行線の調芯機構。
(付記2)
前記案内面は、前記走行線の中心軸と前記貫通孔の中心軸とのずれが、前記案内面が配置されていない場合と比べて抑制された状態で前記走行線が走行するように、前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、付記1に記載の走行線の調芯機構。
(付記3)
前記案内面は、円筒に沿う凹面形状を有する、付記1または2に記載の走行線の調芯機構。
(付記4)
前記調芯機構の直前で前記走行線が接触するローラ部材の軸方向と直交する面内での前記案内面の断面形状が凹形状である、付記1〜3のいずれか1つに記載の走行線の調芯機構。
(付記5)
前記断面形状は、前記走行線が前記ローラ部材から離れる点を中心とする円弧状である、付記4に記載の走行線の調芯機構。
(付記6)
前記案内面は、前記走行線の走行方向が変化する際に前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、付記1〜5のいずれか1つに記載の走行線の調芯機構。
(付記7)
前記案内面は、前記走行線が回動する際に前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、付記1〜6のいずれか1つに記載の走行線の調芯機構。
(付記8)
前記保持部材は、前記案内面に当接する当接部として軸受け部材を有する、付記1〜7のいずれか1つに記載の走行線の調芯機構。
(付記9)
前記軸受け部材は、スラストベアリングである、付記8に記載の走行線の調芯機構。
(付記10)
前記ダイスおよび前記保持部材を吊るす吊上機構をさらに有する、付記1〜9のいずれか1つに記載の走行線の調芯機構。
(付記11)
前記吊上機構は、錘を、滑車を介して、線状体により前記ダイスおよび前記保持部材と接続した構造を有する、付記10に記載の走行線の調芯機構。
(付記12)
前記調芯機構は、前記走行線の外周に塗料を塗布する塗布機構にて前記塗料が塗布された前記走行線を調芯するための調芯機構として構成されており、
前記ダイスは、前記塗布機構にて前記走行線に塗布された前記塗料の一部を除去する、付記1〜11のいずれか1つに記載の走行線の調芯機構。
(付記13)
前記調芯機構は、横型のエナメル線製造装置に配置される、付記1〜12のいずれか1つに記載の走行線の調芯機構。
(付記14)
走行線の外周に塗料を塗布する塗布機構と、
前記塗布機構にて前記塗料が塗布された前記走行線を調芯するための調芯機構と、
を有する被覆線製造装置(絶縁電線製造装置、エナメル線製造装置)であって、
前記調芯機構は、
前記走行線が通過する貫通孔を有するダイスと、
前記ダイスを保持する保持部材と、
案内部材と、
を有し、
前記案内部材は、凹面形状を有する部材で構成され、
前記案内部材の凹面部が、案内面を構成し、
前記案内面は、前記保持部材が当接するように配置され、前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、被覆線製造装置(絶縁電線製造装置、エナメル線製造装置)。
(付記15)
前記調芯機構は、前記ダイスおよび前記保持部材を吊るす吊上機構をさらに有する、付記14に記載の被覆線製造装置(絶縁電線製造装置、エナメル線製造装置)。
(付記16)
横型のエナメル線製造装置である、付記14または15に記載の被覆線製造装置(絶縁電線製造装置、エナメル線製造装置)。
100 エナメル線製造装置
120 塗料塗布部
121 塗布機構
123 塗布ロール
130 硬化炉
200 調芯機構
210 ダイス
211 貫通孔
220 保持部材
222 当接部
230 案内部材
231 案内面
240 吊上機構
300 走行線
301 導体
310 絶縁被覆
320 エナメル線

Claims (9)

  1. 走行線が通過する貫通孔を有するダイスと、
    前記ダイスを保持する保持部材と、
    案内部材と、
    を有し、
    前記案内部材は、凹面形状を有する部材で構成され、
    前記案内部材の凹面部が、案内面を構成し、
    前記案内面は、前記保持部材が当接するように配置され、前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、走行線の調芯機構。
  2. 前記案内面は、円筒に沿う凹面形状を有する、請求項1に記載の走行線の調芯機構。
  3. 前記案内面は、前記走行線の走行方向が変化する際に前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、請求項1または2に記載の走行線の調芯機構。
  4. 前記案内面は、前記走行線が回動する際に前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の走行線の調芯機構。
  5. 前記保持部材は、前記案内面に当接する当接部として軸受け部材を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の走行線の調芯機構。
  6. 前記軸受け部材は、スラストベアリングである、請求項5に記載の走行線の調芯機構。
  7. 前記ダイスおよび前記保持部材を吊るす吊上機構をさらに有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の走行線の調芯機構。
  8. 前記調芯機構は、横型のエナメル線製造装置に配置される、請求項1〜7のいずれか1項に記載の走行線の調芯機構。
  9. 走行線の外周に塗料を塗布する塗布機構と、
    前記塗布機構にて前記塗料が塗布された前記走行線を調芯するための調芯機構と、
    を有する被覆線製造装置であって、
    前記調芯機構は、
    前記走行線が通過する貫通孔を有するダイスと、
    前記ダイスを保持する保持部材と、
    案内部材と、
    を有し、
    前記案内部材は、凹面形状を有する部材で構成され、
    前記案内部材の凹面部が、案内面を構成し、
    前記案内面は、前記保持部材が当接するように配置され、前記ダイスおよび前記保持部材を案内する、被覆線製造装置。
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