JP2017162629A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】冷却媒体マニホールドを確実に保持することができ、前記冷却媒体マニホールドに加わる応力を良好に緩和させることを可能にする。
【解決手段】燃料電池スタック10を構成する第2エンドプレート18bには、冷却媒体供給マニホールド72aが取り付けられる。第2エンドプレート18bは、一対の冷却媒体供給連通孔50aの周囲で一対の連通部77aが当接する部位に、一対の取り付け用座面110aを設けるとともに、前記一対の冷却媒体供給連通孔50aの間で本体部79aが当接する部位に、取り付け用座面112aを設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、電解質膜の両面に電極が設けられた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される発電セルを有し、複数の前記発電セルが積層された積層体の積層方向両端にエンドプレートが配設される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる電解質膜の一方の面にアノード電極が、他方の面にカソード電極が、それぞれ配設された電解質膜・電極構造体(MEA)を備えている。電解質膜・電極構造体は、セパレータによって挟持されることにより、発電セル(単位セル)が構成されている。通常、所定の数の発電セルが積層されることにより、例えば、車載用燃料電池スタックとして燃料電池車両(燃料電池電気自動車等)に組み込まれている。
燃料電池スタックでは、セパレータの面内に、アノード電極に燃料ガスを流すための燃料ガス流路と、カソード電極に酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路とが設けられている。また、互いに隣接する発電セルのセパレータ間には、冷却媒体を流すための冷却媒体流路が前記セパレータの面方向に沿って設けられている。
さらに、積層方向に貫通して燃料ガスを流通させる燃料ガス連通孔と、酸化剤ガスを流通させる酸化剤ガス連通孔と、冷却媒体を流通させる冷却媒体連通孔とが設けられた内部マニホールド型燃料電池スタックが採用されている。燃料ガス連通孔は、燃料ガス供給連通孔及び燃料ガス排出連通孔を有し、酸化剤ガス連通孔は、酸化剤ガス供給連通孔及び酸化剤ガス排出連通孔を有している。
冷却媒体連通孔は、冷却媒体供給連通孔及び冷却媒体排出連通孔を有している。その際、冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体供給連通孔が設けられる場合がある。一方、冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで一対の冷却媒体排出連通孔が設けられる場合がある。
上記の冷却媒体流路構造を採用する燃料電池スタックでは、一方のエンドプレートには、一対の冷却媒体供給連通孔(冷却媒体連通孔)に一体に連通する冷却媒体供給マニホールド部材(冷却媒体マニホールド)が設けられている。さらに、一方のエンドプレートには、一対の冷却媒体排出連通孔(冷却媒体連通孔)に一体に連通する冷却媒体排出マニホールド(冷却媒体マニホールド)が設けられている。この種の構造は、例えば、特許文献1の燃料電池スタックに開示されている。
特開2014−143070号公報
ところで、エンドプレートは、通常、鋳造又は鍛造により成形されている場合が多い。このため、エンドプレートの表面(外部に露呈する面)は、鋳肌面又は鍛造面が直接露出した凹凸形状を有している。従って、エンドプレートの表面に冷却媒体マニホールドを取り付ける際には、各冷却媒体連通孔の周囲にのみ、それぞれ取り付け用座面が機械加工により形成されている。
エンドプレートの表面では、機械加工を施す領域が拡大する程、加工コストが高騰してしまう。このため、本来、シール面として必要な部位にのみ機械加工を制限することが望まれている。
一方、冷却媒体マニホールドは、一対の冷却媒体連通孔に連通する一対の連通部と、前記一対の連通部を一体に連結する本体部と、を有している。そして、各連通部は、それぞれ取り付け用座面に当接した状態で、ボルト等により固定されている。
しかしながら、エンドプレートの表面は、一対の取り付け用座面間で凹凸形状を有しており、冷却媒体マニホールドの本体部は、前記一対の取り付け用座面間の凹凸形状部に配置されている。このため、冷却媒体マニホールドの内部に付与される内圧の影響によって、本体部が大きく変形し易くなり、応力が高くなるという問題がある。
本発明は、この種の問題を解決するものであり、冷却媒体マニホールドを確実に保持することができ、前記冷却媒体マニホールドに加わる応力を良好に緩和させることが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明に係る燃料電池スタックは、電解質膜の両面に電極が設けられた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される発電セルを有している。複数の発電セルが積層された積層体の積層方向両端に、鋳造製品又は鍛造製品であるエンドプレートが配設されている。積層体には、発電セルの積層方向に沿って冷却媒体を流通させる一対の冷却媒体供給連通孔又は一対の冷却媒体排出連通孔である一対の冷却媒体連通孔が設けられている。そして、一方のエンドプレートには、一対の冷却媒体連通孔に接続される冷却媒体マニホールドが設けられている。
冷却媒体マニホールドは、一対の冷却媒体連通孔に連通する一対の連通部と、前記一対の連通部を一体に連結する本体部と、を有している。一方のエンドプレートは、一対の冷却媒体連通孔の周囲で一対の連通部が当接する部位、及び前記一対の冷却媒体連通孔の間で本体部が当接する部位に、それぞれ取り付け用座面を設けている。
また、冷却媒体マニホールドは、一方のエンドプレートに固定されるマニホールドベース部材と、前記マニホールドベース部材に固定され、該マニホールドベース部材との間に冷却媒体用空間を形成するマニホールドカバー部材と、を備えることが好ましい。
さらに、発電セルは、互いに隣接するセパレータ間に、セパレータ面に沿って冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成されることが好ましい。その際、冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで、一対の冷却媒体供給連通孔が設けられている。一方、冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで、一対の冷却媒体排出連通孔が設けられている。
本発明によれば、一方のエンドプレートは、一対の冷却媒体連通孔の周囲で一対の連通部が当接する部位、及び前記一対の冷却媒体連通孔の間で本体部が当接する部位に、それぞれ取り付け用座面を設けている。従って、本体部は、取り付け用座面に当接支持されるため、内圧等により前記本体部が変形することを抑制することができる。これにより、冷却媒体マニホールドを確実に保持することができ、前記冷却媒体マニホールドに加わる応力を良好に緩和させることが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタックの第2エンドプレート側からの斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの第1エンドプレート側からの一部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する発電セルの要部分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する冷却媒体供給マニホールドの分解斜視説明図である。 本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタックの第2エンドプレート側からの斜視説明図である。
図1及び図2に示すように、本発明の第1の実施形態に係る燃料電池スタック10は、例えば、図示しない燃料電池電気自動車等の燃料電池車両に搭載される。燃料電池スタック10は、複数の発電セル12が電極面を立位姿勢にして水平方向(矢印B方向)に積層された積層体12as.を備える(図2参照)。なお、燃料電池スタック10は、複数の発電セル12を重力方向(矢印C方向)に積層して構成してもよい。
図2に示すように、発電セル12の積層方向一端(積層体12as.の一端)には、第1ターミナルプレート14a、第1絶縁プレート16a及び第1エンドプレート18aが、外方に向かって、順次、配設される。発電セル12の積層方向他端(積層体12as.の他端)には、第2ターミナルプレート14b、第2絶縁プレート16b及び第2エンドプレート18bが、外方に向かって、順次、配設される。
第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bは、鋳造製品又は鍛造製品であり、発電セル12、第1絶縁プレート16a及び第2絶縁プレート16bの外形寸法よりも大きな外形寸法に設定される。第1ターミナルプレート14aは、第1絶縁プレート16aの内部に形成された凹部に収容される一方、第2ターミナルプレート14bは、第2絶縁プレート16bの内部に形成された凹部に収容されてもよい。
横長形状(長方形状)の第1エンドプレート18aの中央部(又は中央部から偏心した位置)からは、第1ターミナルプレート14aに接続された第1電力出力端子20aが外方に向かって延在する。横長形状(長方形状)の第2エンドプレート18bの中央部(又は中央部から偏心した位置)からは、第2ターミナルプレート14bに接続された第2電力出力端子20bが外方に向かって延在する。
第1エンドプレート18aと第2エンドプレート18bの各辺間には、連結バー22の両端がねじ24により固定され、複数の積層された発電セル12に積層方向(矢印B方向)の締め付け荷重を付与する。
燃料電池スタック10は、必要に応じてケーシング26を備える。ケーシング26は、矢印B方向両端の2辺(面)が第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bにより構成される。ケーシング26の矢印A方向両端の2辺(面)は、横長プレート形状の第1サイドパネル28a及び第2サイドパネル28bにより構成される。ケーシング26の高さ方向(矢印C方向)両端の2辺(面)は、上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bにより構成される。上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bは、横長プレート形状を有する。
図2に示すように、第1エンドプレート18a及び第2エンドプレート18bには、各辺にねじ穴32が設けられる。第1サイドパネル28a、第2サイドパネル28b、上方サイドパネル30a及び下方サイドパネル30bには、各ねじ穴32に対向して孔部34が形成される。各孔部34に挿入されるねじ36は、各ねじ穴32に螺合することにより、ケーシング26が一体に固定される。
図3に示すように、発電セル12は、電解質膜・電極構造体40と、前記電解質膜・電極構造体40を挟持するカソードセパレータ42及びアノードセパレータ44とを備える。
カソードセパレータ42及びアノードセパレータ44は、例えば、鋼板、ステンレス鋼板、アルミニウム板、めっき処理鋼板、あるいはその金属表面に防食用の表面処理を施した金属板により構成される。カソードセパレータ42及びアノードセパレータ44は、平面が矩形状を有するとともに、金属製薄板を波形状にプレス加工することにより、断面凹凸形状に成形される。なお、カソードセパレータ42及びアノードセパレータ44は、金属セパレータに代えて、例えば、カーボンセパレータを使用してもよい。
発電セル12の長辺方向(矢印A方向)の一端縁部には、それぞれ積層方向(矢印B方向)に個別に連通して、酸化剤ガス供給連通孔46a及び燃料ガス排出連通孔48bが設けられる。酸化剤ガス供給連通孔46aは、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給する一方、燃料ガス排出連通孔48bは、燃料ガス、例えば、水素含有ガスを排出する。
発電セル12の長辺方向の他端縁部には、それぞれ矢印B方向に個別に連通して、燃料ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔48aと、酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔46bとが設けられる。
発電セル12の短辺方向(矢印C方向)の両端縁部一方側(水平方向一端側)には、すなわち、酸化剤ガス供給連通孔46a及び燃料ガス排出連通孔48b側には、冷却媒体供給連通孔(冷却媒体連通孔)50aが上下に設けられる。冷却媒体供給連通孔50aは、冷却媒体(流体)を供給するために、それぞれ矢印B方向に個別に連通しており、対向する辺に上下に1個ずつ(2個ずつでもよい)設けられる。
発電セル12の短辺方向の両端縁部他方側(水平方向他端側)には、すなわち、燃料ガス供給連通孔48a及び酸化剤ガス排出連通孔46b側には、冷却媒体排出連通孔(冷却媒体連通孔)50bが上下に設けられる。冷却媒体排出連通孔50bは、冷却媒体を排出するために、それぞれ矢印B方向に個別に連通しており、対向する辺に上下に1個ずつ(2個ずつでもよい)設けられる。
電解質膜・電極構造体40は、例えば、水分を含んだパーフルオロスルホン酸の薄膜である固体高分子電解質膜(陽イオン交換膜)52と、前記固体高分子電解質膜52を挟持するカソード電極54及びアノード電極56とを備える。
カソード電極54及びアノード電極56は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層(図示せず)を有する。白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子は、ガス拡散層の表面に一様に塗布されることにより、電極触媒層(図示せず)が形成される。電極触媒層は、固体高分子電解質膜52の両面に形成される。
カソードセパレータ42の電解質膜・電極構造体40に向かう面42aには、酸化剤ガス供給連通孔46aと酸化剤ガス排出連通孔46bとを連通する酸化剤ガス流路58が形成される。酸化剤ガス流路58は、酸化剤ガスを矢印A方向に流通させる複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
アノードセパレータ44の電解質膜・電極構造体40に向かう面44aには、燃料ガス供給連通孔48aと燃料ガス排出連通孔48bとを連通する燃料ガス流路60が形成される。燃料ガス流路60は、燃料ガスを矢印A方向に流通させる複数本の波状流路溝(又は直線状流路溝)により形成される。
互いに隣接し発電セル12を構成するアノードセパレータ44の面44bとカソードセパレータ42の面42bとの間には、冷却媒体流路62が形成される。冷却媒体流路62は、冷却媒体供給連通孔50a、50aと冷却媒体排出連通孔50b、50bとに連通する。冷却媒体流路62は、水平方向に延在しており、電解質膜・電極構造体40の電極範囲に亘って冷却媒体を流通させる。
カソードセパレータ42の面42a、42bには、このカソードセパレータ42の外周端縁部を周回して第1シール部材64が一体成形される。アノードセパレータ44の面44a、44bには、このアノードセパレータ44の外周端縁部を周回して第2シール部材66が一体成形される。
第1シール部材64及び第2シール部材66としては、例えば、EPDM、NBR、フッ素ゴム、シリコーンゴム、フロロシリコーンゴム、ブチルゴム、天然ゴム、スチレンゴム、クロロプレーン又はアクリルゴム等のシール材、クッション材、あるいはパッキン材等の弾性を有するシール部材が用いられる。
図2に示すように、第1エンドプレート18aには、酸化剤ガス供給マニホールド68a、酸化剤ガス排出マニホールド68b、燃料ガス供給マニホールド70a及び燃料ガス排出マニホールド70bが取り付けられる。酸化剤ガス供給マニホールド68a、酸化剤ガス排出マニホールド68b、燃料ガス供給マニホールド70a及び燃料ガス排出マニホールド70bは、電気絶縁性を有する樹脂からなる。
酸化剤ガス供給マニホールド68aと酸化剤ガス排出マニホールド68bとは、酸化剤ガス供給連通孔46aと酸化剤ガス排出連通孔46bとに連通する。燃料ガス供給マニホールド70aと燃料ガス排出マニホールド70bとは、燃料ガス供給連通孔48aと燃料ガス排出連通孔48bとに連通する。
図1に示すように、第2エンドプレート(一方のエンドプレート)18bには、上下にそれぞれ1個の冷却媒体供給連通孔50aに連通する樹脂製の冷却媒体供給マニホールド(冷却媒体マニホールド)72aが取り付けられる。第2エンドプレート18bには、上下にそれぞれ1個の冷却媒体排出連通孔50bに連通する樹脂製の冷却媒体排出マニホールド(冷却媒体マニホールド)72bが取り付けられる。冷却媒体供給マニホールド72a及び冷却媒体排出マニホールド72bは、電気絶縁性を有することが好ましい。
図1及び図4に示すように、冷却媒体供給マニホールド72aは、第2エンドプレート18bに隣接するマニホールドベース部材74aを備える。マニホールドベース部材74aは、マニホールドカバー部材76aに固定されるとともに、前記マニホールドカバー部材76aは、第2エンドプレート18bに取り付けられる。
図4に示すように、マニホールドベース部材74aは、略平板形状を有し、前記マニホールドベース部材74aの上部及び下部には、一対の連通部77aが設けられる。各連通部77aには、それぞれ冷却媒体供給連通孔50aに一体に連通する冷却媒体入口78aが形成される。一対の連通部77aは、本体部79aにより一体に連結される。
マニホールドベース部材74aのマニホールドカバー部材76aに向かう面には、上下の冷却媒体入口78aを囲繞する周回溝部80aが形成される。周回溝部80aには、シール部材82aが配置される。
マニホールドベース部材74aの上部には、両角部にそれぞれ上下に2個ずつ孔部84aが形成される。マニホールドベース部材74aの下部には、両角部にそれぞれ上下に2個ずつ孔部84aが形成される。マニホールドベース部材74aの高さ方向(矢印C方向)略中央部には、矢印A方向両側に位置して、それぞれ上下2個の金属製の雌ねじ部材86aが埋設される。
マニホールドカバー部材76aは、マニホールドベース部材74aの上下の冷却媒体入口78aに一体に連通する冷却媒体入口流通路(冷却媒体用空間)87aを形成する筐体部88aを有する。筐体部88aの高さ方向略中央部には、冷却媒体供給口である入口管路部90aが、水平方向に向かって(又は水平方向から傾斜して)設けられる。筐体部88aの外周縁部には、フランジ部92aが設けられる。
フランジ部92aの上部には、両角部にそれぞれ上下に2個ずつ孔部94aが形成される。フランジ部92aの下部には、両角部にそれぞれ上下に2個ずつ孔部94aが形成される。フランジ部92aの高さ方向(矢印C方向)略中央部には、矢印A方向両側に位置して、それぞれ上下に2個ずつ孔部96aが形成される。
フランジ部92aの孔部94aは、マニホールドベース部材74aの孔部84aと同軸上に配置される一方、前記フランジ部92aの孔部96aは、前記マニホールドベース部材74aの金属製の雌ねじ部材86aと同軸上に形成される。各孔部94aには、例えば、金属製の円筒状カラー部材98aが配設される。円筒状カラー部材98a内に締結ボルト100aが挿入され、前記締結ボルト100aが第2エンドプレート18bのねじ穴102aに螺合することにより、冷却媒体供給マニホールド72aが前記第2エンドプレート18bに固定される。
各孔部96aには、例えば、金属製の円筒状カラー部材104aが配設される。円筒状カラー部材104a内に締結ボルト106aが挿入され、前記締結ボルト106aが雌ねじ部材86aに螺合することにより、マニホールドカバー部材76aがマニホールドベース部材74aに固定される。
図1及び図4に示すように、第2エンドプレート18bは、外部に露呈する表面(第2絶縁プレート16bに対向する内面とは反対の面)108を設け、前記表面108は、鋳肌面又は鍛造面が直接露出する凹凸形状(図示は省略する)を有する。
第2エンドプレート18bの表面108には、一対の冷却媒体供給連通孔50aの周囲で一対の連通部77aが当接する部位に、一対の取り付け用座面110aが機械加工により形成される。第2エンドプレート18bの表面108には、一対の冷却媒体供給連通孔50aの間で本体部79aが当接する部位に、取り付け用座面112aが機械加工により形成される。
各取り付け用座面110aには、それぞれ4個のねじ穴102aが形成されるとともに、前記取り付け用座面110aと取り付け用座面112aの上下両端との間には、それぞれ隙間tが設けられる(図4参照)。
図1に示すように、第2エンドプレート18bの表面108には、一対の冷却媒体排出連通孔50bの周囲に、一対の取り付け用座面110bが機械加工により形成される。第2エンドプレート18bの表面108には、一対の取り付け用座面110bの間に、取り付け用座面112bが機械加工により形成される。
図4に示すように、第2エンドプレート18bの表面108には、ねじ24が当接する座面114が機械加工により形成され、前記座面114には、孔部116が形成される。
図1に示すように、冷却媒体排出マニホールド72bは、第2エンドプレート18bに固定される。なお、冷却媒体排出マニホールド72bでは、冷却媒体供給マニホールド72aと同一の構成要素には、同一の参照数字にaに代えてbを付し、その詳細な説明は省略する。
冷却媒体排出マニホールド72bの上部及び下部には、それぞれ冷却媒体排出連通孔50bに一体に連通する冷却媒体出口(流体連通孔)78bが設けられる。冷却媒体排出マニホールド72bでは、マニホールドカバー部材76bを構成する筐体部88bの高さ方向略中央部に、冷却媒体排出口である出口管路部90bが、水平方向に向かって又は水平方向から傾斜して設けられる。
筐体部88bには、マニホールドベース部材74bの上下の冷却媒体出口78bに一体に連通する冷却媒体出口流通路(冷却媒体用空間)87bが形成される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
まず、図2に示すように、第1エンドプレート18aの酸化剤ガス供給マニホールド68aから酸化剤ガス供給連通孔46aには、酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給される。一方、第1エンドプレート18aの燃料ガス供給マニホールド70aから燃料ガス供給連通孔48aには、水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。
さらに、図1に示すように、第2エンドプレート18bでは、冷却媒体供給マニホールド72aの入口管路部90aから筐体部88a内の冷却媒体入口流通路87aには、純水やエチレングリコール、オイル等の冷却媒体が供給される。冷却媒体は、冷却媒体入口流通路87aの上下に連通する各冷却媒体供給連通孔50aに分配される。
このため、図3に示すように、酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔46aからカソードセパレータ42の酸化剤ガス流路58に導入される。酸化剤ガスは、酸化剤ガス流路58に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体40のカソード電極54に供給される。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔48aからアノードセパレータ44の燃料ガス流路60に供給される。燃料ガスは、燃料ガス流路60に沿って矢印A方向に移動し、電解質膜・電極構造体40のアノード電極56に供給される。
従って、電解質膜・電極構造体40では、カソード電極54に供給される酸化剤ガスと、アノード電極56に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費されて発電が行われる。
次いで、電解質膜・電極構造体40のカソード電極54に供給されて一部が消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔46bに沿って矢印B方向に排出される。一方、電解質膜・電極構造体40のアノード電極56に供給されて一部が消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔48bに沿って矢印B方向に排出される。
また、上下の冷却媒体供給連通孔50aに供給された冷却媒体は、互いに隣接するカソードセパレータ42及びアノードセパレータ44間の冷却媒体流路62に導入される。冷却媒体は、上下の冷却媒体供給連通孔50aから一旦、互いに近接する方向に、すなわち、矢印C方向内方に沿って流動した後、矢印A方向に移動して電解質膜・電極構造体40を冷却する。冷却媒体は、矢印C方向外方に互いに離間する方向に移動した後、上下の冷却媒体排出連通孔50bに沿って矢印B方向に排出される。
図1に示すように、冷却媒体は、上下それぞれ1個の冷却媒体排出連通孔50bから冷却媒体排出マニホールド72bを構成する筐体部88b内の冷却媒体出口流通路87bに排出される。冷却媒体は、筐体部88bの中央側に流通した後、出口管路部90bから外部に排出される。
この場合、第1の実施形態では、図4に示すように、第2エンドプレート18bの表面108には、一対の冷却媒体供給連通孔50aの周囲で一対の連通部77aが当接する部位に、一対の取り付け用座面110aが形成されている。さらに、第2エンドプレート18bの表面108には、一対の冷却媒体供給連通孔50aの間で本体部79aが当接する部位に、取り付け用座面112aが形成されている。
このため、冷却媒体供給マニホールド72aは、本体部79aが取り付け用座面112aの略全面に比較的広範囲に亘って当接支持されている。従って、冷却媒体供給マニホールド72aに供給される冷却媒体の内圧等により、本体部79aが変形することを良好に抑制することができる。これにより、冷却媒体供給マニホールド72aを確実に保持することができ、前記冷却媒体供給マニホールド72aに加わる応力を有効に緩和させることが可能になるという効果が得られる。
なお、冷却媒体排出マニホールド72bでは、上記の冷却媒体供給マニホールド72aと同様の効果が得られる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る燃料電池スタック120の第2エンドプレート122(第1の実施形態の第2エンドプレート18bに相当する)側からの斜視説明図である。なお、第1の実施形態と同一の構成要素には、同一の参照符号を付して、その詳細な説明は省略する。
第2エンドプレート122の表面124は、鋳肌面又は鍛造面が露出する凹凸形状(図示は省略する)を有する。第2エンドプレート122の表面124には、一対の冷却媒体供給連通孔50aの周囲に、一対の取り付け用座面126aが設けられる。第2エンドプレート122の表面108には、一対の冷却媒体供給連通孔50aの間に、取り付け用座面128aが設けられる。
一対の取り付け用座面126a及び取り付け用座面128aは、単一の座面130aに一体に連続して設けられる。座面130aは、表面124の矢印A方向一端側に、上下に亘って機械加工により形成される。
また、表面124には、矢印A方向他端側に座面130bが上下に亘って機械加工により形成される。座面130bは、一対の取り付け用座面126b及び取り付け用座面128bを一体に連続して設ける。
この第2の実施形態では、第2エンドプレート122の表面124には、一対の冷却媒体供給連通孔50aの間で本体部79aが当接する部位に、一対の取り付け用座面126aと一体に連続する取り付け用座面128aが設けられている。
従って、冷却媒体供給マニホールド72aに供給される冷却媒体の内圧等により、本体部79aが変形することを有効に抑制することができる。これにより、冷却媒体供給マニホールド72aに加わる応力を良好に緩和させることが可能になる等、上記の第1の実施形態と同様の効果が得られる。
10、120…燃料電池スタック 12…発電セル
12as.…積層体
18a、18b、122…エンドプレート
26…ケーシング 40…電解質膜・電極構造体
42…カソードセパレータ 44…アノードセパレータ
46a…酸化剤ガス供給連通孔 46b…酸化剤ガス排出連通孔
48a…燃料ガス供給連通孔 48b…燃料ガス排出連通孔
50a…冷却媒体供給連通孔 50b…冷却媒体排出連通孔
52…固体高分子電解質膜 54…カソード電極
56…アノード電極 58…酸化剤ガス流路
60…燃料ガス流路 62…冷却媒体流路
68a…酸化剤ガス供給マニホールド 68b…酸化剤ガス排出マニホールド
70a…燃料ガス供給マニホールド 70b…燃料ガス排出マニホールド
72a…冷却媒体供給マニホールド 72b…冷却媒体排出マニホールド
74a、74b…マニホールドベース部材
76a、76b…マニホールドカバー部材
77a…連通部 79a…本体部
102a…ねじ穴 108、124…表面
110a、110b、112a、112b、126a、126b、128a、128b…取り付け用座面
130a、130b…座面

Claims (3)

  1. 電解質膜の両面に電極が設けられた電解質膜・電極構造体とセパレータとが積層される発電セルを有し、複数の前記発電セルが積層された積層体の積層方向両端に、鋳造製品又は鍛造製品であるエンドプレートが配設されるとともに、前記積層体には、前記発電セルの積層方向に沿って冷却媒体を流通させる一対の冷却媒体供給連通孔又は一対の冷却媒体排出連通孔である一対の冷却媒体連通孔が設けられ、一方のエンドプレートには、前記一対の冷却媒体連通孔に接続される冷却媒体マニホールドが設けられる燃料電池スタックであって、
    前記冷却媒体マニホールドは、前記一対の冷却媒体連通孔に連通する一対の連通部と、
    前記一対の連通部を一体に連結する本体部と、
    を有するとともに、
    前記一方のエンドプレートは、前記一対の冷却媒体連通孔の周囲で前記一対の連通部が当接する部位、及び前記一対の冷却媒体連通孔の間で前記本体部が当接する部位に、それぞれ取り付け用座面を設けていることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックであって、前記冷却媒体マニホールドは、前記一方のエンドプレートに固定されるマニホールドベース部材と、
    前記マニホールドベース部材に固定され、該マニホールドベース部材との間に冷却媒体用空間を形成するマニホールドカバー部材と、
    を備えることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池スタックであって、前記発電セルは、互いに隣接する前記セパレータ間に、セパレータ面に沿って前記冷却媒体を流通させる冷却媒体流路が形成され、前記冷却媒体流路の入口側には、前記冷却媒体流路を流路幅方向に挟んで、前記一対の冷却媒体供給連通孔が設けられ、且つ、前記冷却媒体流路の出口側には、前記冷却媒体流路を前記流路幅方向に挟んで、前記一対の冷却媒体排出連通孔が設けられていることを特徴とする燃料電池スタック。
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