JP2017161304A - 携帯時計 - Google Patents

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Abstract

【課題】様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる携帯機器及び携帯時計を提供する。
【解決手段】携帯時計10Aは、ケース11Aと、ケース11Aにおける裏面側に収容された受電コイル21と、軟磁性材料を含んで構成されるバイパス部材30と、ケース11Aに取り付けられるとともにバイパス部材30が埋設され、充電装置40からの充電が行われる際に受電コイル21と充電装置40との間にバイパス部材30を配置可能とする第1バンド15Aと、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、携帯機器及び携帯時計に関する。
腕時計や懐中時計などの携帯時計、ストップウオッチ、携帯電話、携帯型情報端末機などの携帯機器においては、充電器を配線によって直接接続せずに、例えば電磁誘導を利用した非接触充電方式が広まりつつある。非接触充電方式では、非接触用の充電器に設けられた給電コイルと、携帯機器の筐体内に設けられた受電コイルとを利用している。
このような非接触充電方式に用いられる充電器は、例えば給電コイルとカバープレートとを備えている。また、携帯機器は、例えば筐体内に受電コイルを内蔵している。充電器の給電コイルに通電した状態で、カバープレートに携帯機器を近接させると、給電コイルと受電コイルとの間で電磁誘導が生じ、受電コイル側に電力(誘導起電力)が発生する。携帯機器においては、受電コイルで発生した電力により、携帯機器に内蔵された蓄電池に対して充電が行われる。
非接触充電方式によって充電を行うにあたっては、給電コイルと受電コイルとを近接させることが好適である。充電効率を高めた電子機器(充電器)として、従来、特許文献1に開示された電子機器がある。この電子機器は、第2のコイル(給電コイル)を備えており、第2のコイルは、腕時計(携帯機器)の時計本体部の水平方向に延在するバンド部に設けられた第1のコイル(受電コイル)と磁気結合する。また、この電子機器は、腕時計のバンド部を位置決めする位置決め凹部を備えており、腕時計に設けられたコンデンサに充電するには、位置決め凹部にてバンド部を位置決めして、第1のコイルと第2のコイルとを近接させた状態で充電を行っている。
特開2011−160501号公報
ところで、近年においては、自宅など一定の充電場所以外の場所に充電器が設置されていることがあり、充電器としても様々なものが設置されている。このため、様々な充電器で充電したとしても充電効率を高めることができる携帯機器が求められている。ところが、上記特許文献1に開示された電子機器では、電子機器における位置決め凹部に対して腕時計に取り付けられたバンドを位置決めして腕時計のコンデンサに充電している。このため、コンデンサに対して効率の高い充電を行うには、当該腕時計に応じた電子機器を用いることが求められる。したがって、この腕時計では、様々な充電器を用いた場合には受電コイルと給電コイルを近接させることが難しく、充電効率を高めるのが難しかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる携帯機器及び携帯時計を提供することである。
本発明に係る携帯機器は、ケースと、前記ケースに収容された受電部と、軟磁性材料を含んで構成されるバイパス部材と、前記ケースに設けられるとともに前記バイパス部材が埋設され、充電装置からの充電が行われる際に前記受電部と前記充電装置との間に前記バイパス部材を配置可能とする付属部材と、を備えることを特徴とする。
バイパス部材に含まれる軟磁性材料は、保磁力が小さく透磁率が大きい。このため、受電部と充電装置との間にバイパス部材が配置されると、充電装置に電力を供給したときの電磁誘導が強くなる。したがって、受電部に発生する誘導起電力を大きくすることができる。よって、受電部と充電装置との間にバイパス部材が配置されることにより、充電効率を高めることができる。また、バイパス部材は、受電部と充電装置との間にバイパス部材を配置可能とする付属部材に設けられている。このため、様々な充電器を用いた場合でも、受電部と充電装置との間にバイパス部材を配置することができる。したがって、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
上記の携帯機器において、前記受電部は、前記ケースにおける前記充電装置に対向する対向面に沿った面上に設けられ、中央に開口部が形成された受電コイルを備えており、前記付属部材は、前記充電装置からの充電が行われる際に、前記対向面に直交する軸方向に見て前記バイパス部材と前記受電部とが重ならない位置に前記バイパス部材を配置可能とする。
上記の携帯機器では、充電時にバイパス部材と受電部とが重ならない位置にバイパス部材を配置可能とする。充電時にバイパス部材と受電部とが重ならない位置にバイパス部材を配置することで、受電部と充電装置との間における電磁誘導をより強くすることができる。したがって、さらに非接触充電における充電効率を高めることができる。
上記の携帯機器において、前記付属部材は、前記受電コイルにおける中央に形成された開口部および前記受電コイルの外縁部に、前記バイパス部材を配置可能とする。
上記の携帯機器では、充電時に受電コイルにおける中央に形成された開口部および受電コイルの外縁部にバイパス部材を配置可能とする。受電コイルにおける中央に形成された開口部および受電コイルの外縁部にバイパス部材を配置することで、受電部と充電装置との間における電磁誘導をより強くすることができる。したがって、さらに非接触充電における充電効率を高めることができる。
本発明に係る携帯時計は、時計本体と、前記時計本体における裏面側に収容された受電部と、軟磁性材料を含んで構成されるバイパス部材と、前記時計本体に取り付けられるとともに前記バイパス部材が埋設され、充電装置からの充電が行われる際に前記受電部と前記充電装置との間に前記バイパス部材を配置可能とする付属部材と、を備えることを特徴とする。
上記の携帯時計では、受電部と充電装置との間に軟磁性材料を含むバイパス部材を配置することにより、充電効率を高めることができる。また、バイパス部材は、受電部と充電装置との間にバイパス部材を配置可能とする付属部材に設けられている。このため、様々な充電器を用いた場合でも、受電部と充電装置との間にバイパス部材を配置することができる。したがって、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
上記の携帯時計において、前記付属部材は、折り曲げられることによって前記充電装置からの充電が行われる際に前記受電部と前記充電装置との間に前記バイパス部材を配置可能とするバンドである。
上記の携帯時計では、時計本体に取り付けられたバンドにバイパス部材が埋設されている。このため、バイパス部材を受電部と充電装置との間に容易に配置することができる。
上記の携帯時計において、前記付属部材は、前記時計本体における裏面側に引き通され、前記時計本体の裏側位置に前記バイパス部材が設けられた引き通しバンドである。
上記の携帯時計では、時計本体に取り付けられた引き通しバンドにバイパス部材が埋設されている。このため、バイパス部材を受電部と充電装置との間に容易に配置することができる。
上記の携帯時計において、前記付属部材は、前記時計本体を収容するとともに前記バイパス部材が埋設された本体収容部と、前記本体収容部に設けられた付属バンドと、を備えるジャケットバンドである。
上記の携帯時計では、バイパス部材が埋設された本体収容部と、本体収容部に設けられた付属バンドとを備えている。このため、バイパス部材を受電部と充電装置との間に容易に配置することができる。
上記の携帯時計において、前記付属部材は、前記時計本体に取り付けられたバンドに沿って移動可能となるように前記バンドに取り付けられた遊革である。
上記の携帯時計では、時計本体に取り付けられたバンドに沿って移動可能となるようにバンドに取り付けられた遊革にバイパス部材が埋設されている。このため、バイパス部材を受電部と充電装置との間に容易に配置することができる。
上記の携帯時計において、前記付属部材は、前記時計本体に取り付けられた連結バンドに設けられ、前記時計本体に取り付けられた被連結バンドと前記連結バンドとを連結する中留である。
上記の携帯時計では、被連結バンドと連結バンドとを連結する中留にバイパス部材が埋設されている。このため、バイパス部材を受電部と充電装置との間に容易に配置することができる。
上記の携帯時計において、前記付属部材は、複数のバンド駒が連結され、前記バンド駒に前記バイパス部材が埋設された駒連結バンドである。
上記の携帯時計では、駒連結バンドにおけるバンド駒にバイパス部材が埋設されている。このため、バイパス部材を受電部と充電装置との間に容易に配置することができる。
上記の携帯時計において、前記付属部材は、前記時計本体に設けられたかんである。
上記の携帯時計では、時計本体に設けられたかんにバイパス部材が埋設されている。このため、バイパス部材を受電部と充電装置との間に容易に配置することができる。
上記の携帯時計において、前記付属部材は、前記時計本体の裏面側の開口を塞ぐ裏蓋である。
上記の携帯時計では、時計本体の裏側の開口を塞ぐ裏蓋にバイパス部材が埋設されている。このため、バイパス部材を受電部と充電装置との間に容易に配置することができる。
上記の携帯時計において、前記付属部材は、前記時計本体の裏面側、及び前記裏面側を除いた前記時計本体の一部のそれぞれに対して着脱可能である加飾部材である。
上記の携帯時計では、時計本体の裏面側、及び裏面側を除いた時計本体の一部のそれぞれに対して着脱可能である加飾部材にバイパス部材が埋設されている。このため、バイパス部材を受電部と充電装置との間に容易に配置することができる。
上記の携帯時計において、前記受電部は、前記時計本体における前記充電装置に対向する対向面に沿った面上に設けられ、中央に開口部が形成された受電コイルを備えており、前記付属部材は、前記充電装置からの充電が行われる際に、前記対向面に直交する軸方向に見て前記バイパス部材と前記受電部とが重ならない位置に配置可能とする。
上記の携帯時計では、充電時にバイパス部材と受電部とが重ならない位置にバイパス部材を配置することができるため、さらに非接触充電における充電効率を高めることができる。
上記の携帯時計において、前記付属部材は、前記受電コイルにおける中央に形成された開口部および前記受電コイルの外縁部に、前記バイパス部材を配置可能とする。
上記の携帯時計では、充電時に受電コイルにおける中央に形成された開口部および受電コイルの外縁部にバイパス部材を配置することができるため、さらに非接触充電における充電効率を高めることができる。
本発明に係る携帯機器及び携帯時計によれば、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
第1実施形態に係る携帯時計の斜視図である。 第1実施形態に係る携帯時計の側断面図である。 (A)は、第1実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(B)は、(A)のA−A線断面図である。 (A)は、バイパス部材が配置されていない状態の磁力線を説明するための携帯時計の側断面図、(B)は、バイパス部材が配置された状態の磁力線を説明するための携帯時計の側断面図である。 (A)は、第2実施形態に係る携帯時計の斜視図、(B)は、第2実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(C)は、(B)のB−B線断面図である。 (A)は、第3実施形態に係る携帯時計の斜視図、(B)は、第3実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(C)は、(B)のC−C線断面図である。 (A)は、第4実施形態に係る携帯時計の平面図、(B)は、第4実施形態に係る携帯時計の側面図である。 (A)は、第4実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(B)は、(A)のD−D線断面図、(C)は、(A)のE−E線断面図である。 (A)は、第5実施形態に係る携帯時計の平面図、(B)は、第5実施形態に係る携帯時計の側面図である。 (A)は、第5実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(B)は、第5実施形態に係る携帯時計の充電時の側面図、(C)は、(A)のG−G線断面図である。 (A)は、第6実施形態の係る携帯時計の平面図、(B)は、第6実施形態に係る携帯時計の側面図である。 (A)は、第6実施形態の係る携帯時計の充電時の平面図、(B)は、(A)のH−H線断面図である。 第7の実施形態に係る携帯時計の側断面図である。 第8の実施形態に係る携帯時計の側断面図である。 (A)は、第9の実施形態に係る携帯時計の側断面図、(B)は、第9の実施形態に係る携帯時計の充電時の側断面図である。
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、機能が共通する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態について説明する。
1−1.携帯時計の構成
図1は、第1実施形態に係る携帯時計の斜視図、図2は、第1実施形態に係る携帯時計の側断面図である。図1及び図2に示すように、本発明の携帯機器の一例である携帯時計10Aは、本発明の時計本体の一例であるケース11Aを備えている。ケース11Aの表面には、液晶表示パネル等の表示装置が設けられており、時刻等の情報を表示する。また、ケース11Aには、ムーブメントが内蔵されている。ムーブメントは、駆動ユニット及びバッテリ(蓄電池)等を備えており、表示装置に表示される表示情報を制御する。
ケース11Aの両端部には、かん12A〜12Dが形成されている。また、ケース11Aの裏面側には開口部が形成されている。開口部には、裏蓋13が取り付けられている。裏蓋13は、開口部を塞いでいる。一端のかん12A,12Cには、第1ピン14Aによって本発明の付属部材及びバンドの一例である第1バンド15Aが取り付けられている。他端のかん12B,12Dには、第2ピン14Bによって第2バンド15Bが取り付けられている。第1バンド15Aにおけるケース11Aに取り付けられた側の反対側の端部には、美錠16が設けられている。
ケース11Aの内部には、アンテナ20が設けられている。アンテナ20は、本発明の受電部の一例である受電コイル21と、電磁シールド22とを備えている。受電コイル21は、裏蓋13に近接した位置に配置されている。ここで、裏蓋13がケース11Aに組み込まれた際、外部に露出する露出面とは反対側の面を裏蓋13の裏面と定義する。受電コイル21は、本発明の対向面の一例である裏蓋13の裏面に沿った面上に設けられている。裏蓋13の裏面に沿った面は、裏蓋13の裏面に略平行な面である。
受電コイル21は、上下方向に見て渦巻き状をなしている。なお、以下の説明において、裏蓋13の裏面に直交する軸方向を上下方向として説明を行う。また、上下方向に見た際の受電コイル21の中央には、本発明の開口部の一例である中央開口部21Aが形成されている。受電コイル21の外縁部21Bは、本発明の外縁部の一例である。
電磁シールド22は、受電コイル21を挟んで裏蓋13の反対側に配置されている。電磁シールド22は、受電コイル21のほぼ全体を覆っている。電磁シールド22には、ケース11Aに内蔵された図示しない蓄電池が載置されている。
電磁シールド22は、受電コイル21を通過する磁力線の上方への漏えいを抑制している。蓄電池には、受電コイル21で発生した電力が供給される。蓄電池は、供給された電力を蓄電している。蓄電池は、ムーブメントの駆動ユニットを駆動させる駆動力等を発生させるための電力をムーブメントに供給する。
第1バンド15Aには、本発明のバイパス部材の一例であるバイパス部材30が埋設されている。バイパス部材30は、第1バイパス31、第2バイパス32、及び第3バイパス33を備えている。第1バイパス31〜第3バイパス33は、第1バンド15Aの延在方向に沿ってほぼ一直線上に配置されている。第1バイパス31は、第2バイパス32と第3バイパス33との間に配置されている。第2バイパス32は、第1バイパス31の美錠16側に配置されている。
第1バイパス31は、上下方向に見た形状が円形状である円柱形状をなしている。第1バイパス31は、第1バンド15Aの幅方向略中央に配置されている。第2バイパス32は、上下方向に見た形状が弧状をなしている。第2バイパス32は、第1バンド15Aの延在方向に直交する方向に沿って設けられている。第3バイパス33は、上下方向に見た形状が弧状をなしている。第3バイパス33は、第1バンド15Aの延在方向に直交する方向に沿って設けられている。第2バイパス32及び第3バイパス33は、第1バイパス31を中心とする円弧に沿って設けられている。
第1バイパス31と第2バイパス32との離間距離は、第1バイパス31と第3バイパス33との離間距離とほぼ同一とされている。第1バンド15Aの延在方向に沿った第2バイパス32と第3バイパス33との間の最大離間距離は、受電コイル21の直径とほぼ同一か、あるいは受電コイル21の直径よりやや大きくされている。
第1バイパス31、第2バイパス32、及び第3バイパス33は、いずれも軟磁性材料を含んで構成されている。軟磁性材料は、保磁力が小さく透磁率が大きい材料である。軟磁性材料としては、例えば鉄、ケイ素鋼、パーマロイ(鉄−ニッケル合金)、センダスト(鉄−ケイ素−アルミニウム合金)、パーメンジュール(鉄−コバルト合金)、ソフトフェライト(酸化鉄を主成分とするセラミックス)、アモルファス磁性合金、ナノクリスタル磁性合金などを挙げることができる。
1−2.充電時の態様
次に、携帯時計10Aのケース11Aに内蔵された蓄電池に対する充電時の態様について説明する。図3(A)は、第1実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(B)は、(A)のA−A線断面図である。図3(A)(B)に示すように、携帯時計10Aの充電時には、携帯時計10Aが充電装置40の上に載置される。このとき、携帯時計10Aの裏蓋13の露出面が充電装置40に対向する。
ここで、充電装置40について説明する。充電装置40は、箱状の筐体41を備えている。充電装置40は、給電コイル42を備えている。給電コイル42は、筐体41の内部に内蔵されている。給電コイル42は、受電コイル21とほぼ同じ形状をなしている。給電コイル42は、渦巻き状をなす。給電コイル42を上下方向に見た際の中央には、中央開口部が形成されている。給電コイル42は、略水平面に沿って形成されている。給電コイル42の下方には、シールド部材43が設けられている。シールド部材43は、給電コイル42を通過する磁力線の下方への漏えいを抑制している。
携帯時計10Aの充電を行う際、携帯時計10Aは、第1バンド15Aが折り曲げられて充電装置40に載置される。このとき、受電コイル21が設けられている面と給電コイル42が設けられている面とが略平行となる。また、第1バイパス31〜第3バイパス33は、受電コイル21と給電コイル42との上下方向の間に配置される。第1バンド15Aは、折り曲げられることによって充電装置40からの充電が行われる際に、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間にバイパス部材30を配置可能とする。また、給電コイル42は、受電コイル21とほぼ同じ形状をなしているため、受電コイル21と給電コイル42とは、上下方向に見ておおよそ重なる位置に配置されている。
具体的に、第1バイパス31は、受電コイル21の中央開口部21Aの下側に配置される。第2バイパス32及び第3バイパス33は、受電コイル21の外縁部21Bの外方の下側に配置される。このため、第1バイパス31、第2バイパス32、及び第3バイパス33は、上下方向に見て受電コイル21と重ならない位置に配置されている。
携帯時計10Aが充電装置40に載置されたら、充電装置40における給電コイル42に電気を流して、携帯時計10Aの充電を開始する。給電コイル42に電気が流れると、給電コイル42の周囲に磁界が発生する。給電コイル42の周囲に磁界が発生すると、給電コイル42とケース11Aに内蔵された受電コイル21との間で電磁誘導が発生する。この電磁誘導により、受電コイル21に電流が発生する。この電流による電気が蓄電池に充電される。
ここで、受電コイル21と給電コイル42との上下方向の間に第1バイパス31〜第3バイパス33が配置されていない場合を想定する。この場合、図4(A)に示すように、給電コイル42から発生する磁界の磁力線Bは短いものとなる。このため、給電コイル42から発生する磁界が受電コイル21まで届きにくく、充電効率があまり高くないこととなる。
この点、本実施形態では、受電コイル21と給電コイル42との上下方向の間に、軟磁性材料を含む第1バイパス31〜第3バイパス33が配置される。第1バイパス31〜第3バイパス33に含まれる軟磁性材料は、保磁力が小さく透磁率が大きい。このため、図4(B)に示すように、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間に第1バイパス31〜第3バイパス33を配置すると、給電コイル42から発生する磁界の磁力線Bは長いものとなる。このため、給電コイル42から発生する磁界が受電コイル21まで十分に届き、磁力線Bは、受電コイル21に十分にいきわたる。
その結果、充電装置40に電力を供給したときの電磁誘導が強くなり、受電コイル21に発生する誘導起電力を大きくすることができる。したがって、受電コイル21における電磁誘導による電流の発生量を多くすることができるので、蓄電池に対する充電効率を高めることができる。
また、第1バイパス31、第2バイパス32、及び第3バイパス33は、上下方向に見て受電コイル21と重ならない位置に配置されている。このため、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間における電磁誘導をより強くすることができる。したがって、蓄電池に対する充電効率をより高めることができる。
また、受電コイル21の上方に電磁シールド22が設けられ、給電コイル42の下方にシールド部材43が設けられている。このため、受電コイル21の上方及び給電コイル42の下方への磁力線Bの漏えいが抑制される。その結果、図4(B)に示すように、磁力線Bは、第1バイパス31と第2バイパス32とを通過して給電コイル42と受電コイル21との間に確実に描かれる。あるいは、磁力線Bは、第1バイパス31と第3バイパス33とを通過して給電コイル42と受電コイル21との間に確実に描かれる。よって、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間における電磁誘導をより強くすることができ、蓄電池に対する充電効率をより高めることができる。
また、第1バイパス31〜第3バイパス33は、第1バンド15Aに埋設されている。第1バンド15Aは、第1バイパス31〜第3バイパス33を、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間に配置するように変形可能である。このため、第1バンド15Aの折り曲げ位置などを調整することにより、受電コイル21との相対的な位置関係を容易に調整することができる。
ところで、充電装置には様々なものがある。例えば、充電装置によっては、給電コイルの大きさや形状が受電コイル21の大きさや形状と異なることがある。この場合、受電コイル21と給電コイルとが近接しにくい状態となることが考えられる。この点、携帯時計10Aでは、第1バンド15Aの折り曲げ位置を調整することで、第1バイパス31〜第3バイパス33を配置する位置を容易に調整できる。したがって、受電コイル21と給電コイルとが近接しない場合でも、受電コイル21と給電コイルとの間にバイパス部材30を容易に配置することができる。したがって、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
また、バイパス部材30が埋設されている第1バンド15Aは、ケース11Aに取り付けられている。このため、ケース11Aに収容されている受電コイル21を用いて非接触充電を行う際に、バイパス部材30を有していないという状況は非常に少なくなる。したがって、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間にバイパス部材30を配置した高効率な充電ができない事態を抑制できる。
なお、本実施形態では、バイパス部材30として第1バイパス31〜第3バイパス33の3つのバイパスを設けているが、バイパス部材は、1つのバイパスであってもよいし、2つまたは4つ以上のバイパスであってもよい。また、バイパス部材30は、受電コイル21の中央開口部21Aの下側及び受電コイル21の外縁部21Bの外方の下側に配置されているが、受電コイル21の中央開口部21Aの下側または受電コイル21の外縁部21Bの外方の下側のみに配置されていてもよい。また、バイパス部材30は、上下方向に見て受電コイル21と重ならない位置に配置されているが、バイパス部材30は、上下方向に見て受電コイルと一部が重なる位置に配置されていてもよい。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
2−1.携帯時計の構成
図5(A)は、第2実施形態に係る携帯時計の斜視図、(B)は、第2実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(C)は、(B)のB−B線断面図である。図5(A)〜(C)に示すように、携帯時計10Bは、ケース11Bを備えている。ケース11Bには、表示装置が設けられている。ケース11Bには、ムーブメントが内蔵されている。ケース11Bには、アンテナ20が設けられている。アンテナ20は、受電コイル21及び電磁シールド22を備えている。受電コイル21の中央に中央開口部21Aが形成されている。受電コイル21には、外縁部21Bが形成されている。アンテナ20は、上記第1実施形態で説明したものと共通である。
また、ケース11Bの両端部には、かん12A〜かん12Dが形成されている。ケース11Bの裏面側の開口部には裏蓋13が取り付けられている。ケース11Bの一端のかん12A及びかん12Cには、第1ピン14Aが設けられている。ケース11Bの他端のかん12B及びかん12Dには、第2ピン14Bが設けられている。ケース11Bの裏面側には、本発明の付属部材及び引き通しバンドの一例である引き通しバンド51が引き通されている。引き通しバンド51は、第1ピン14Aとケース11Bとの間に挿通されている。引き通しバンド51は、第2ピン14Bとケース11Bとの間にも挿通されている。
引き通しバンド51は、第1バンド部51Aと、第2バンド部51Bと、第3バンド部51Cとを備えている。第1バンド部51Aは、引き通しバンド51における第1ピン14Aよりもケース11Bの反対側の部位である。第2バンド部51Bは、引き通しバンド51における第1ピン14Aと第2ピン14Bとの間の部位である。第2バンド部51Bは、ケース11Bの裏側に配置されている。第3バンド部51Cは、引き通しバンド51における第2ピン14Bよりもケース11Bの反対側の部位である。
第2バンド部51Bには、バイパス部材30Bが埋設されている。バイパス部材30Bは、第1バイパス31、第2バイパス32、及び第3バイパス33を備えている。第1バイパス31、第2バイパス32、及び第3バイパス33は、上記第1実施形態と共通する大きさ及び配置となっている。携帯時計10Bは、充電されるときには、充電装置40に載置される。充電装置40は、筐体41、給電コイル42、及びシールド部材43を備えている。充電装置40は、上記第1実施形態で説明したものと共通のものである。
2−2.充電時の態様
第2実施形態に係る携帯時計10Bでは、上記第1実施形態と同様、充電時には、軟磁性材料を含む第1バイパス31〜第3バイパス33が、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間に配置されている。このため、給電コイル42から発生する磁界の磁力線が、受電コイル21にまで十分にいきわたるので、受電コイル21における電磁誘導による電流の発生量を多くすることができる。したがって、蓄電池に対する充電効率を高めることができる。
また、第1バイパス31、第2バイパス32、及び第3バイパス33は、上下方向に見て受電コイル21と重ならない位置に配置されている。このため、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間における電磁誘導をより強くすることができる。したがって、蓄電池に対する充電効率をより高めることができる。
また、本実施形態では、第1バイパス31〜第3バイパス33が引き通しバンド51の一部であって、ケース11Bの裏側に配置される第2バンド部51Bに埋設されている。このため、ケース11Bを充電装置40に載置するだけで、第1バイパス31〜第3バイパス33を上下方向に見て受電コイル21と重ならない位置に配置することができる。したがって、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
3−1.携帯時計の構成
図6(A)は、第3実施形態に係る携帯時計の斜視図、(B)は、第3実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(C)は、(B)のC−C線断面図である。図6(A)〜(C)に示すように、携帯時計10Cは、ケース11Cを備えている。ケース11Cには、表示装置が設けられている。ケース11Cには、ムーブメントが内蔵されている。ケース11Cには、アンテナ20が設けられている。アンテナ20は、受電コイル21及び電磁シールド22を備えている。受電コイル21の中央に中央開口部21Aが形成されている。受電コイル21には、外縁部21Bが形成されている。アンテナ20は、上記第1実施形態で説明したものと共通である。
また、ケース11Cは、本発明の付属部材の一例であるジャケットバンド52に取り付けられている。ジャケットバンド52は、本体収容部52Aを備えている。ケース11Cは、本体収容部52Aに収容されている。本体収容部52Aには、本発明の付属バンドの一例である第1バンド52B及び第2バンド52Cが本体収容部52Aと一体となって設けられている。
本体収容部52Aの底面部には、バイパス部材30Cが埋設されている。バイパス部材30Cは、第1バイパス31C及び第2バイパス32Cを備えている。第1バイパス31C及び第2バイパス32Cは、本体収容部52Aの底面部に埋設されている。第1バイパス31Cは、上記第1実施形態と共通する大きさ及び配置となっている。第2バイパス32Cは、リング状をなしている。第2バイパス32Cは、上下方向に見て受電コイル21の外周に沿って配置されている。携帯時計10Cの本体収容部52Aは、充電されるときには、充電装置40に載置される。充電装置40は、筐体41、給電コイル42、及びシールド部材43を備えている。充電装置40は、上記第1実施形態で説明したものと共通のものである。
3−2.充電時の態様
第3実施形態に係る携帯時計10Cでは、充電時には、軟磁性材料を含む第1バイパス31C及び第2バイパス32Cが上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間に配置されている。このため、上記第1実施形態と同様、給電コイル42から発生する磁界の磁力線が、受電コイル21にまで十分にいきわたるので、受電コイル21における電磁誘導による電流の発生量を多くすることができる。したがって、蓄電池に対する充電効率を高めることができる。
また、第1バイパス31C及び第2バイパス32Cは、上下方向に見て受電コイル21と重ならない位置に配置されている。このため、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間における電磁誘導をより強くすることができる。したがって、蓄電池に対する充電効率をより高めることができる。
また、第1バイパス31C及び第2バイパス32Cは、ジャケットバンド52における本体収容部52Aの底面部に埋設されている。このため、ジャケットバンド52の本体収容部52Aを充電装置40に載置するだけで、第1バイパス31C及び第2バイパス32Cを上下方向に見て受電コイル21と重ならない位置に配置することができる。したがって、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
4−1.携帯時計の構成
図7(A)は、第4実施形態に係る携帯時計の平面図、(B)は、第4実施形態に係る携帯時計の側面図である。図8(A)は、第4実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(B)は、(A)のD−D線断面図、(C)は、(A)のE−E線断面図である。図7(A)(B)に示すように、携帯時計10Dは、箱形のケース11Dを備えている。ケース11Dには、表示装置が設けられている。ケース11Dには、ムーブメントが内蔵されている。ケース11Dには、アンテナ20が設けられている。アンテナ20は、受電コイル21及び電磁シールド22を備えている。アンテナ20は、上記第1実施形態で説明したものと共通である。
ケース11Dの両端部には、かん12A〜12Dが形成されている。一端のかん12A,12Cには、第1バンド53Aが取り付けられている。他端のかん12B,12Dには、本発明のバンドの一例である第2バンド53Bが取り付けられている。第2バンド53Bには、本発明の付属部材の一例である遊革54が取り付けられている。遊革54は、第2バンド53Bの一部を包んでいる。第2バンド53Bにおけるケース11Dが取り付けられた側の反対側には、美錠55が取り付けられている。美錠55は、美錠本体55Aと、つく棒55Bとを備えている。第1バンド53Aには、その延在方向に沿って略等間隔で離間する複数の子穴56,56…が形成されている。第1バンド53Aと第2バンド53Bとは、第1バンド53Aが美錠55の美錠本体55Aに挿入されて連結される。第1バンド53Aと第2バンド53Bとは、つく棒55Bが子穴56,56…のいずれかに挿入されて固定される。
第2バンド53B及び遊革54には、バイパス部材30Dが設けられている。バイパス部材30Dは、第2バンド53Bに埋設された第1バイパス31D1〜31D8を備えている。バイパス部材30Dは、遊革54に埋設された第2バイパス32D1〜32D3及び第3バイパス33D1〜33D3を備えている。
第1バイパス31D1〜31D8は、第2バンド53Bにおける幅方向略中央部において、第2バンド53Bの延在方向に略等間隔で離間して配置されている。第2バイパス32D1〜32D3は、上下方向に見て遊革54における第2バンド53Bよりも外側の一端部に配置されている。第2バイパス32D1〜32D3は、第2バンド53Bの延在方向に略等間隔を置いて配置されている。第2バイパス32D1〜32D3の離間距離は、第1バイパス31D1〜31D8の離間距離よりも短くされている。
第3バイパス33D1〜33D3は、上下方向に見て遊革54における第2バンド53Bよりも外側の他端部に配置されている。第3バイパス33D1〜33D3は、第2バンド53Bの延在方向に略等間隔を置いて配置されている。第3バイパス33D1〜33D3の離間距離は、第2バイパス32D1〜32D3の離間距離とほぼ同一である。
図8(A)〜(C)に示すように、携帯時計10Dは、充電されるときには、充電装置40に載置される。充電装置40は、筐体41、給電コイル42、及びシールド部材43を備えている。充電装置40は、上記第1実施形態で説明したものと共通のものである。携帯時計10Dでは、充電されるときに第2バンド53Bがかん12B,12Dの部分で折り返される。遊革54は、第2バンド53Bの延在方向に沿って移動可能とされている。遊革54の位置は、携帯時計10Dを充電装置40に載置したときに調整される。このとき、遊革54は、アンテナ20の下方に配置される。
4−2.充電時の態様
第4実施形態に係る携帯時計10Dでは、充電時には、軟磁性材料を含む第1バイパス31D1〜31D8のいずれかが、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間に配置される。図8に示す例では、第1バイパス31D3、第2バイパス32D1〜32D3、第3バイパス33D1〜33D3が上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間に配置されている。このため、給電コイル42から発生する磁界の磁力線が、受電コイル21にまで十分にいきわたるので、受電コイル21における電磁誘導による電流の発生量を多くすることができる。その結果、蓄電池に対する充電を効率よく行うことができる。
また、本実施形態では遊革54に第2バイパス32D1〜32D3及び第3バイパス33D1〜33D3が埋設されている。このため、充電時における第2バイパス32D1〜32D3及び第3バイパス33D1〜33D3の配置位置の微調整を容易に行うことができる。また、第2バンド53Bの幅方向略中央部に第1バイパス31D1〜31D8が埋設されているので、第1バイパス31D1〜31D8のいずれかを受電コイル21の内側開口部に容易に配置することができる。したがって、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態について説明する。
5−1.携帯時計の構成
図9(A)は、第5実施形態に係る携帯時計の平面図、(B)は、第5実施形態に係る携帯時計の側面図である。図10(A)は、第5実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(B)は、第5実施形態に係る携帯時計の充電時の側面図、(C)は、(A)のG−G線断面図である。図9(A)(B)に示すように、携帯時計10Eは、ケース11Eを備えている。ケース11Eには、表示装置が設けられている。ケース11Eには、ムーブメントが内蔵されている。ケース11Eには、アンテナ20が設けられている。アンテナ20は、受電コイル21及び電磁シールド22を備えている。受電コイル21の中央に中央開口部21Aが形成されている。受電コイル21には、外縁部21Bが形成されている。アンテナ20は、上記第1実施形態で説明したものと共通である。
また、ケース11Eの両端部には、かん12A〜12Dが形成されている。ケース11Eの一端のかん12A,12Cには、第1ピン14Aが設けられている。ケース11Eの他端のかん12B,12Dには、第2ピン14Bが設けられている。ケース11Eの一端のかん12A,12Cには、被連結バンド61Aが取り付けられている。ケース11Eの他端のかん12B,12Dには、連結バンド61Bが取り付けられている。
連結バンド61Bには、本発明の付属部材の一例である中留62が取り付けられている。中留62は、被連結バンド61Aにおけるケース11Eと接続された側の反対側に接続される。中留62は、被連結バンド61Aと連結バンド61Bとを連結する。中留62には、バイパス部材30Eが埋設されている。バイパス部材30Eは、第1バイパス31E、第2バイパス32E、及び第3バイパス33Eを備えている。第1バイパス31Eは、中留62の幅方向略中央部に配置されている。第2バイパス32Eは、第1バイパス31Eから見て中留62の幅方向の一端側に配置されている。第3バイパス33Eは、第1バイパス31Eから見て中留62の幅方向の他端側に配置されている。第1バイパス31E、第2バイパス32E、第3バイパス33Eは、中留62の幅方向に沿って一直線上に配列されている。
携帯時計10Eは、充電されるときには、図10(A)〜(C)に示すように、充電装置40に載置される。充電装置40は、筐体41、給電コイル42、及びシールド部材43を備えている。充電装置40は、上記第1実施形態で説明したものと共通のものである。連結バンド61Bは、途中位置で折り曲げられる。これにより、中留62における第1バイパス31Eは、受電コイル21の中央開口部21Aの下側に配置される。第2バイパス32E及び第3バイパス33Eは、それぞれ受電コイル21の外縁部21Bの外方の下側に配置される。
5−2.充電時の態様
第5実施形態に係る携帯時計10Eでは、充電時には、軟磁性材料を含む第1バイパス31E〜第3バイパス33Eが、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間に配置されている。このため、上記第1実施形態と同様、給電コイル42から発生する磁界の磁力線が、受電コイル21にまで十分にいきわたるので、受電コイル21における電磁誘導による電流の発生量を多くすることができる。その結果、蓄電池に対する充電効率を高めることができる。
また、本実施形態では、第1バイパス31E〜第3バイパス33Eが連結バンド61Bに取り付けられた中留62に埋設されている。このため、連結バンド61Bを適宜折り曲げることによって、第1バイパス31E〜第3バイパス33Eを上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42とが重ならない位置に容易に配置することができる。したがって、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態について説明する。
6−1.携帯時計の構成
図11(A)は、第6実施形態に係る携帯時計の平面図、(B)は、第6実施形態に係る携帯時計の側面図である。図12(A)は、第6実施形態に係る携帯時計の充電時の平面図、(B)は、(A)のH−H線断面図である。図11(A)(B)に示すように、携帯時計10Fは、ケース11Fを備えている。ケース11Fには、表示装置が設けられている。ケース11Fには、ムーブメントが内蔵されている。ケース11Fには、アンテナ20が設けられている。アンテナ20は、受電コイル21及び電磁シールド22を備えている。アンテナ20は、上記第1実施形態で説明したものと共通である。
また、ケース11Fの両端部には、かん12A〜12Dが形成されている。一端のかん12A,12Cには、本発明の付属部材及び駒連結バンドの一例である第1駒連結バンド63Aが取り付けられている。他端のかん12B,12Dには、本発明の付属部材及び駒連結バンドの一例である第2駒連結バンド63Bが取り付けられている。第1駒連結バンド63A及び第2駒連結バンド63Bは、複数のバンド駒が連結された駒連結バンドである。
第1駒連結バンド63A及び第2駒連結バンド63Bには、バイパス部材30Fが埋設されている。第1駒連結バンド63Aの第1バンド第1駒63A1〜第1バンド第3駒63A3には、それぞれ第1バイパス31F1〜第3バイパス31F3が埋設されている。また、第2駒連結バンド63Bの第2バンド第1駒63B1〜第2バンド第5駒63B5には、それぞれ第4バイパス31F4〜第8バイパス31F8が埋設されている。
第1駒連結バンド63A及び第2駒連結バンド63Bのその他のバンド駒にもバイパスが設けられている。第1駒連結バンド63A及び第2駒連結バンド63Bにおけるバンド駒は、第1駒連結バンド63A及び第2駒連結バンド63Bの延在方向に沿って一直線上に配置されている。また、第1バイパス31F1〜第8バイパス31F8は、第1バンド第1駒63A1〜第1バンド第3駒63A3及び第2バンド第1駒63B1〜第2バンド第5駒63B5の幅方向の中央部にそれぞれ配置されている。第1バイパス31F1〜第8バイパス31F8は、第1駒連結バンド63A及び第2駒連結バンド63Bの延在方向に沿って一直線上に配置されている。携帯時計10Fは、充電されるときには、充電装置40に載置される。充電装置40は、筐体41、給電コイル42、及びシールド部材43を備えている。充電装置40は、上記第1実施形態で説明したものと共通のものである。
6−2.充電時の態様
第6実施形態に係る携帯時計10Fでは、充電時には、軟磁性材料を含む第1バイパス31F1〜第8バイパス31F8が、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間に配置されている。このため、給電コイル42から発生する磁界の磁力線が、受電コイル21にまで十分にいきわたるので、受電コイル21における電磁誘導による電流の発生量を多くすることができる。その結果、蓄電池に対する充電を効率よく行うことができる。
また、図11(A)(B)に示す第1バイパス31F1〜第8バイパス31F8には、受電コイル21の近傍において、受電コイル21と給電コイル42とが重ならない位置とそれ以外の位置とに配置される場合がある。具体的に、図12(B)に示すように、第4バイパス31F4及び第7バイパス31F7は、受電コイル21の外縁部21Bの外方の下側に配置されている。第5バイパス31F5は受電コイル21の中央開口部21Aの下側に配置されている。これに対して、第6バイパス31F6は、受電コイル21の中央開口部21Aの下側及び外縁部21Bの外方の下側以外の位置に配置されている。このような場合でも、第4バイパス31F4及び第5バイパス31F5が、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42とが重ならない位置に配置されることにより、蓄電池に対する充電効率を高めることができる。したがって、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
<第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態について説明する。
7−1.携帯時計の構成
図13は、第7実施形態に係る携帯時計の側断面図である。図13に示すように、携帯時計10Gは、ケース11Gを備えている。ケース11Gには、風防18が設けられている。ケース11Gには、図示しないムーブメントが内蔵されている。ケース11Gには、アンテナ20が設けられている。アンテナ20は、受電コイル21及び電磁シールド22を備えている。受電コイル21の中央に中央開口部21Aが形成されている。受電コイル21には、外縁部21Bが形成されている。アンテナ20は、上記第1実施形態で説明したものと共通である。アンテナ20には、蓄電池80が載置されている。
また、ケース11Gの裏面側の四隅には、本発明の付属部材及びかんの一例である第1かん12G1〜第4かん12G4が設けられている。第1かん12G1〜第4かん12G4は、いずれも受電コイル21の外縁部21Bの外方に配置されている。第1かん12G1〜第4かん12G4は、いずれも同一形状をなしている。図13においては、第1かん12G1は、第3かん12G3の手前位置にある。第2かん12G2は第4かん12G4の手前位置にある。一端の第1かん12G1と第3かん12G3との間には引き通しバンド19が引き通されている。他端の第2かん12G2と第4かん12G4との間にも引き通しバンド19が引き通されている。
引き通しバンド19及び第1かん12G1〜第4かん12G4には、バイパス部材30Gが設けられている。バイパス部材30Gは、第1バイパス31G〜第5バイパス35Gを備えている。第1バイパス31Gは、引き通しバンド19における受電コイル21の中央開口部21Aの下側に埋設されている。第2バイパス32G〜第5バイパス35Gは、ケース11Gにおける第1かん12G1、第2かん12G2、第3かん12G3、第4かん12G4にそれぞれ設けられている。第2バイパス32G、第3バイパス33G、第4バイパス34G、第5バイパス35Gは、いずれも同一形状をなしている。図13においては、第2バイパス32Gは、第4バイパス34Gの手前位置にある。第3バイパス33Gは第5バイパス35Gの手前位置にある。
携帯時計10Gは、充電されるときには、充電装置40に載置される。充電装置40は、筐体41、給電コイル42、及びシールド部材43を備えている。充電装置40は、上記第1実施形態で説明したものと共通のものである。
7−2.充電時の態様
第7実施形態に係る携帯時計10Gでは、充電時には、軟磁性材料を含む第1バイパス31G〜第5バイパス35Gが、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間に配置されている。このため、上記第1実施形態と同様、給電コイル42から発生する磁界の磁力線が、受電コイル21にまで十分にいきわたるので、受電コイル21における電磁誘導による電流の発生量を多くすることができる。その結果、蓄電池に対する充電効率を高めることができる。
また、本実施形態では、引き通しバンド19における受電コイル21の中央開口部21Aの下側には第1バイパス31Gが埋設されている。このため、ケース11Gを充電装置40に載置するだけで、上下方向に見て受電コイル21と重ならない位置に第1バイパス31Gを配置することができる。したがって、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
また、第2バイパス32G〜第5バイパス35Gは、受電コイル21の外縁部21Bの外方において、受電コイル21の下側及び上側にまたがって配置されている。この場合でも、第2バイパス32G〜第5バイパス35Gの一部が受電コイル21の外縁部21Bの外方の下側に配置されているので、給電コイル42から発生する磁界の磁力線を受電コイル21にいきわたらせやすくできる。その結果、蓄電池に対する充電効率を高めることができる。
<第8実施形態>
次に、本発明の第8実施形態について説明する。
8−1.携帯時計の構成
図14は、第8実施形態に係る携帯時計の側断面図である。図14に示すように、携帯時計10Hは、ケース11Hを備えている。ケース11Hには、風防18が設けられている。ケース11Hには、図示しないムーブメントが内蔵されている。ケース11Hには、アンテナ20が設けられている。アンテナ20は、受電コイル21及び電磁シールド22を備えている。受電コイル21の中央に中央開口部21Aが形成されている。受電コイル21には、外縁部21Bが形成されている。アンテナ20は、上記第1実施形態で説明したものと共通である。アンテナ20には、蓄電池80が載置されている。
また、ケース11Hの裏面側の開口部には、本発明の付属部材の一例である裏蓋13Hが取り付けられている。裏蓋13Hは、ケース11Hの裏面側の開口部を塞いでいる。裏蓋13Hには、バイパス部材30Hが埋設されている。バイパス部材30Hは、第1バイパス31H、第2バイパス32H、及び第3バイパス33Hを備えている。第1バイパス31Hは、受電コイル21の中央開口部21Aの下側に配置されている。第2バイパス32H及び第3バイパス33Hは、受電コイル21の外縁部21Bの外方の下側に配置されている。
携帯時計10Hは、充電されるときには、充電装置40に載置される。充電装置40は、筐体41、給電コイル42、及びシールド部材43を備えている。充電装置40は、上記第1実施形態で説明したものと共通のものである。
8−2.充電時の態様
第8実施形態に係る携帯時計10Hでは、充電時には、軟磁性材料を含む第1バイパス31H〜第3バイパス33Hが、上下方向に見て受電コイル21と給電コイル42との間に配置されている。このため、上記第1実施形態と同様、給電コイル42から発生する磁界の磁力線が、受電コイル21にまで十分にいきわたるので、受電コイル21における電磁誘導による電流の発生量を多くすることができる。その結果、蓄電池に対する充電効率を高めることができる。
また、本実施形態では、裏蓋13Hに第1バイパス31H〜第3バイパス33Hが埋設されている。このため、ケース11Hを充電装置40に載置するだけで、第1バイパス31H〜第3バイパス33Hを上下方向に見て受電コイル21と重ならない位置に配置することができる。したがって、様々な充電器を用いて充電する場合でも非接触充電における充電効率を高めることができる。
<第9実施形態>
次に、本発明の第9実施形態について説明する。
9−1.携帯時計の構成
図15(A)は、第9実施形態に係る携帯時計の側断面図、(B)は、第9実施形態に係る携帯時計の充電時の側断面図である。図15(A)に示すように、携帯時計10Iは、ケース11Iを備えている。ケース11Iには、風防18が設けられている。ケース11Iには、図示しないムーブメントが内蔵されている。ケース11Iには、アンテナ20が設けられている。アンテナ20は、受電コイル21及び電磁シールド22を備えている。受電コイル21の中央に中央開口部21Aが形成されている。受電コイル21には、外縁部21Bが形成されている。アンテナ20は、上記第1実施形態で説明したものと共通である。アンテナ20には、蓄電池80が載置されている。
また、ケース11Iの上面部の四隅には、切欠き部が形成されており、これらの切欠き部に本発明の付属部材の一例である加飾部材90が取り付けられている。加飾部材90は、上下方向に見て風防18を囲む形状とされている。ケース11Iの上面部に形成された切欠き部は、加飾部材90に対して嵌め合い可能とされた形状とされている。加飾部材90は、裏面側を除いたケース11I(時計本体)の一部である上面部に対して着脱可能とされている。裏面側を除いたケース11Iの一部は、上面部以外の部位でもよい。例えば、裏面側を除いたケース11Iの一部は、ケース11Iの側面部でもよい。また、裏面側を除いたケース11Iの一部は、ケース11Iの上面部と側面部とをわたる部位でもよい。
ケース11Iの裏側の開口部には、裏蓋13Iが取り付けられている。裏蓋13Iの下方には、第1バンド91A及び第2バンド91Bが設けられている。裏蓋13Iの裏面側の四隅には、第1かん92A,第2かん92B,第3かん92C,第4かん92Dが設けられている。第1かん92A〜第4かん92Dは、いずれも同一形状をなしており、図15においては、第1かん92Aは、第3かん92Cの手前位置にあり、第2かん92Bは第4かん92Dの手前位置にある。
第1バンド91Aは、一端の第1かん92A及び第3かん92Cに取り付けられている。第2バンド91Bは、他端の第2かん92B及び第4かん92Dに取り付けられている。第1かん92A〜第4かん92Dは、全体として加飾部材90に対して嵌め合い可能な形状とされている。加飾部材90は、ケース11Iの裏面側において、第1かん92A〜第4かん92Dに対して着脱可能とされている。
第2バンド91Bは、第2かん92B及び第4かん92Dを軸として折り畳み可能とされている。折り畳まれた第2バンド91Bは、第1かん92A及び第3かん92Cに挟み込まれる。第2バンド91Bは、加飾部材90が第1かん92A〜第4かん92Dに嵌め込まれることにより、第1かん92A及び第3かん92Cの間に固定される。
また、携帯時計10Iは、バイパス部材30Iを備えている。バイパス部材30Iは、第1バイパス31I及び加飾部材90を備えている。第1バイパス31Iは、第2バンド91Bに埋設されている。第2バンド91Bが第1かん92A及び第3かん92Cの間に固定されたときに、受電コイル21における中央開口部の下側に第1バイパス31Iが配置される。加飾部材90は、軟磁性材料で構成されている。このため、加飾部材90は、バイパス部材の一部を構成する。
9−2.充電時の態様
第9実施形態に係る携帯時計10Iでは、充電時には、加飾部材90は、ケース11Iに設けられた第1かん92A〜第4かん92Dに取り付けられる。このとき、受電コイル21における中央開口部21Aの下側には、第2バンド91Bに埋設された第1バイパス31Iが配置される。また、受電コイル21における外縁部21Bの外方の下側には、加飾部材90が配置される。加飾部材90は、軟磁性材料で構成されており、バイパス部材としての機能を有している。このため、給電コイル42から発生する磁界の磁力線が、受電コイル21にまで十分にいきわたるので、受電コイル21における電磁誘導による電流の発生量を多くすることができる。その結果、蓄電池に対する充電効率を高めることができる。
また、加飾部材90は、第2バンド91Bを第1かん92A及び第3かん92Cの間に固定する部材であるところ、本実施形態に係る携帯時計10Iでは、この加飾部材90をバイパス部材としても活用している。このため、別途バイパス部材を増やすことなく、充電効率を高めることができ、部品点数の削減に寄与することができる。
本実施形態では、加飾部材90は、軟磁性材料で形成されているが、他の材料、例えば樹脂などで形成されていてもよい。この場合、加飾部材自体はバイパス部材としては機能しえない。このため、軟磁性材料以外の材料で形成された加飾部材にバイパス部材としての軟磁性体を埋設してもよい。
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
各実施形態では、携帯機器として、携帯時計10A〜10Iを例に説明をしたが、充電用のアンテナを備えるものであれば、携帯時計10A〜10Iに限定されない。したがって、例えば、心拍計や体組成計等、他の携帯機器にも本発明を適用できる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。
10A〜10I…携帯時計(携帯機器)、11A〜11I…ケース、12G1〜12G4…第1かん〜第4かん(付属部材、かん)、13H…裏蓋(付属部材)、15A…第1バンド(付属部材、バンド)、30,30B〜30I…バイパス部材、40…充電装置、19,51…引き通しバンド(付属部材)、52…ジャケットバンド、52A…本体収容部(付属部材)、52B…第1バンド(付属バンド)、52C…第2バンド(付属バンド)、53A…第1バンド、53B…第2バンド(付属部材、バンド)、54…遊革(付属部材)、61A…被連結バンド、61B…連結バンド、62…中留(付属部材)、63A…第1駒連結バンド(付属部材、駒連結バンド)、63B…第2駒連結バンド(付属部材、駒連結バンド)、90…加飾部材(付属部材)

Claims (15)

  1. ケースと、
    前記ケースに収容された受電部と、
    軟磁性材料を含んで構成されるバイパス部材と、
    前記ケースに設けられるとともに前記バイパス部材が埋設され、充電装置からの充電が行われる際に前記受電部と前記充電装置との間に前記バイパス部材を配置可能とする付属部材と、
    を備えることを特徴とする携帯機器。
  2. 前記受電部は、前記ケースにおける前記充電装置に対向する対向面に沿った面上に設けられ、中央に開口部が形成された受電コイルを備えており、
    前記付属部材は、前記充電装置からの充電が行われる際に、前記対向面に直交する軸方向に見て前記バイパス部材と前記受電部とが重ならない位置に前記バイパス部材を配置可能とする請求項1に記載の携帯機器。
  3. 前記付属部材は、前記受電コイルにおける中央に形成された開口部および前記受電コイルの外縁部に、前記バイパス部材を配置可能とする請求項2に記載の携帯機器。
  4. 時計本体と、
    前記時計本体における裏面側に収容された受電部と、
    軟磁性材料を含んで構成されるバイパス部材と、
    前記時計本体に取り付けられるとともに前記バイパス部材が埋設され、充電装置からの充電が行われる際に前記受電部と前記充電装置との間に前記バイパス部材を配置可能とする付属部材と、
    を備えることを特徴とする携帯時計。
  5. 前記付属部材は、折り曲げられることによって前記充電装置からの充電が行われる際に前記受電部と前記充電装置との間に前記バイパス部材を配置可能とするバンドである請求項4に記載の携帯時計。
  6. 前記付属部材は、前記時計本体における裏面側に引き通され、前記時計本体の裏側に前記バイパス部材が埋設された引き通しバンドである請求項4に記載の携帯時計。
  7. 前記付属部材は、前記時計本体を収容するとともに前記バイパス部材が埋設された本体収容部と、前記本体収容部に設けられた付属バンドと、を備えるジャケットバンドである請求項4に記載の携帯時計。
  8. 前記付属部材は、前記時計本体に取り付けられたバンドに沿って移動可能となるように前記バンドに取り付けられた遊革である請求項4に記載の携帯時計。
  9. 前記付属部材は、前記時計本体に取り付けられた連結バンドに設けられ、前記時計本体に取り付けられた被連結バンドと前記連結バンドとを連結する中留である請求項4に記載の携帯時計。
  10. 前記付属部材は、複数のバンド駒が連結され、前記バンド駒に前記バイパス部材が埋設された駒連結バンドである請求項4に記載の携帯時計。
  11. 前記付属部材は、前記時計本体に設けられたかんである請求項4に記載の携帯時計。
  12. 前記付属部材は、前記時計本体の裏面側の開口を塞ぐ裏蓋である請求項4に記載の携帯時計。
  13. 前記付属部材は、前記時計本体の裏面側、及び前記裏面側を除いた前記時計本体の一部のそれぞれに対して着脱可能である加飾部材である請求項4に記載の携帯時計。
  14. 前記受電部は、前記時計本体における前記充電装置に対向する対向面に沿った面上に設けられ、中央に開口部が形成された受電コイルを備えており、
    前記付属部材は、前記充電装置からの充電が行われる際に、前記対向面に直交する軸方向に見て前記バイパス部材と前記受電部とが重ならない位置に配置可能とする請求項4〜13のうちのいずれか1項に記載の携帯時計。
  15. 前記付属部材は、前記受電コイルにおける中央に形成された開口部および前記受電コイルの外縁部に、前記バイパス部材を配置可能とする請求項14に記載の携帯時計。
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