JP2017161188A - 外気処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】一年間を通じて十分な除湿能力及び加湿能力を備え、湿度制御性に優れた外気処理装置を提供する。【解決手段】除湿モード時には、圧縮機1より出力される冷媒を、第1熱交換器4の出力側から、第1膨張弁18を経由する経路、及び、第3熱交換器6の出力側から、第2膨張弁19を経由する経路を合流し、その後、第2熱交換器5を経由する経路を循環させる。また、加湿モード時には、圧縮機1より出力される冷媒を、第2熱交換器5の出力側から、第1膨張弁18と第1熱交換器4を経由する経路、及び、第2膨張弁19と第3熱交換器6を経由する経路を循環させるように冷媒の流路を設定する。更に、対象室50内の温度、及び湿度に基づいて、対象室50内の湿度が目標湿度となるように、圧縮機1の出力を制御する。【選択図】 図1

Description

本発明は、対象となる部屋の内部に、室外の空気を処理して除湿空気、或いは加湿空気を供給する外気処理装置に関する。
従来より、外気を取り入れる外気処理装置と内部循環型の高顕熱エアコンを組み合わせた外気処理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
一般的なエアコンは、冷房時に室温を低下させる機能(顕熱冷却)と湿度を下げる機能(潜熱冷却)の双方を備える。しかし、高顕熱エアコンは主に室温制御(顕熱冷却)のみを行い、除湿(潜熱冷却)を行わないので、対象となる室内の湿度を所望の湿度に調整できない場合がある。従って、外気処理装置により湿度を調整する。特許文献1に開示された技術では、真夏の高湿度の状況では外気処理装置の除湿能力が足りず、室内の快適度が悪くなる。
特開2011−80694号公報
上述したように、特許文献1に開示された技術では、外気処理装置の除湿能力が足りない場合があり、高顕熱エアコンにて結露が発生して効率が低下するという問題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、一年間を通じて十分な除湿能力及び加湿能力を備え、湿度制御性に優れた外気処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本願発明は、対象となる部屋の室内に、室外の空気を処理して除湿空気、或いは加湿空気を供給する外気処理装置において、室外から室内に向かう空気の流路となる第1空気流路と、室内から室外に向かう空気の流路となる第2空気流路と、前記第1空気流路と第2空気流路とに跨って配置され、前記第1空気流路と第2空気流路のうちの一方の流路を流れる空気の水分を吸着し、他方の流路を流れる空気に水分を放出する水分吸着手段と、冷媒を循環させる冷媒回路と、を有し、前記冷媒回路は、冷媒を圧縮する圧縮機と、前記第2空気流路の、前記水分吸着手段の上流側に配置された第1熱交換器、及び下流側に配置された第3熱交換器と、前記第1空気流路の、前記水分吸着手段の上流側に配置された第2熱交換器と、除湿した空気を室内に供給する除湿モード時には、前記圧縮機より出力される冷媒を前記第1熱交換器及び第3熱交換器に供給し、且つ、加湿した空気を室内に供給する加湿モード時には、前記圧縮機より出力される冷媒を前記第2熱交換器に供給するように切り替える出力切替手段と、前記第1熱交換器と第2熱交換器との間に設けられる第1膨張弁、及び、前記第3熱交換器と第2熱交換器との間に設けられる第2膨張弁と、前記第1膨張弁及び第2膨張弁の開度を制御し、且つ、前記出力切替手段を制御する制御手段と、前記室内より戻される空気の温度を検出する温度検出部、及び室内より戻される空気の湿度を検出する湿度検出部と、を備え、更に、前記制御手段は、前記除湿モード時には、前記圧縮機より出力される冷媒を、第1熱交換器の出力側から、前記第1膨張弁を経由する経路、及び、前記第3熱交換器の出力側から、前記第2膨張弁を経由する経路を合流し、その後、前記第2熱交換器を経由する経路を循環させ、前記加湿モード時には、前記圧縮機より出力される冷媒を、第2熱交換器の出力側から、前記第1膨張弁と前記第1熱交換器を経由する経路、及び、前記第2膨張弁と前記第3熱交換器を経由する経路を循環させるように冷媒の流路を設定し、更に、前記温度検出部で検出される温度、及び前記湿度検出部で検出される湿度に基づき、前記室内の湿度が予め設定した目標湿度となるように、前記圧縮機の出力を制御することを特徴とする。
本発明に係る外気処理装置では、一年間を通じて十分な除湿能力及び加湿能力を備え、対象室内の湿度の制御性に優れた外気処理装置を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る外気処理装置の、空気の流れを概略的に示すフロー図であり、(a)は除湿モード、(b)は加湿モードを示す。 本発明の一実施形態に係る外気処理装置が、対象室に接続されている様子を模式的に示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る外気処理装置の、冷媒回路の構成を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る外気処理装置の、電気的な接続関係を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る外気処理装置の、除湿モード時での冷媒回路の冷媒の流れを示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る外気処理装置の、加湿モード時での冷媒回路の冷媒の流れを示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る外気処理装置の、動作モードの遷移を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る外気処理装置の、動作モードの切替点を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る外気処理装置の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係り、除湿モード時での圧縮機の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係り、除湿モード時での膨張弁制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係り、加湿モード時での圧縮機の制御手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係り、加湿モード時での膨張弁制御の手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係り、除湿モード時での各部位での温度、相対湿度、絶対湿度の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係り、加湿モード時での各部位での温度、相対湿度、絶対湿度の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係り、除湿モードから遷移する送風モードにおける各部位での温度、相対湿度、絶対湿度の例を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係り、加湿モードから遷移する送風モードにおける各部位での温度、相対湿度、絶対湿度の例を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
[空気の流れの説明]
図1は、本発明の一実施形態に係る外気処理装置100の、空気の流れを模式的に示すブロック図であり、(a)は夏期に実行される除湿モードでの空気の流れを示し、(b)は冬期に実行される加湿モードでの空気の流れを示している。図2は、図1に示す外気処理装置100が、除湿、或いは加湿の対象となる部屋(以下、「対象室」という)に、ダクト等にて接続された様子を模式的に示す説明図である。なお、図2は対象室50内を加湿する場合(即ち、図1(b)の場合)を示している。
図1、図2に示すように、この外気処理装置100は、空調制御の対象室50の室外から室内に向かう第1空気流路12と、室内から室外に向かう第2空気流路13と、を備えている。
第1空気流路12は、その下流側に設けられるSA(Supply Air)ファン10(図1参照)により、室外の空気を室内に供給するための流路であり、全熱交換器11、第2熱交換器5、ロータリ式のデシカント8(水分吸着手段)、及びSAファン10を経由して、室内に空気を供給する。デシカント8は、第1空気流路12と第2空気流路13とに跨って配置され、水分を吸着して空気を除湿する除湿側、及び、水分を放出して再生する再生側から構成される。
第2空気流路13は、その下流側に設けられるEA(Exhaust Air)ファン9(図1参照)により、室内の空気を室外に排出するための流路であり、全熱交換器11、第1熱交換器4、デシカント8、第3熱交換器6、及びEAファン9を経由して、室外に空気を排出する。また、後述するように、第1熱交換器4、第2熱交換器5、及び第3熱交換器6には、冷媒回路が接続されており、各熱交換器4,5,6は、蒸発器或いは凝縮器として作用する。なお、図2に示す熱交換器4,6の「冷却」とは蒸発器として作用する場合を示し、熱交換器5の「加熱」とは凝縮器として作用する場合を示す。
ここで、第1熱交換器4と第3熱交換器6は、ほぼ同一の熱容量の熱交換器を用いることが望ましい。更に、第2熱交換器5は、第1、第3熱交換器4,6よりも小さい熱容量の熱交換器を用いることが望ましい。具体的には、第1、第3熱交換器4,6は、5列8段で1パスの熱交換器、第2熱交換器5は4列8段で2パスの熱交換器を用いることができる。
図1(a)に示す除湿モードでは、第2熱交換器5が蒸発器として機能し、第1熱交換器4及び第3熱交換器6が凝縮器として機能する。また、デシカント8の、第1空気流路12が通る領域(図中、下側)が除湿側とされ、第2空気流路13が通る領域(図中、上側)が再生側とされる。
そして、室外の空気(OA;Out Air)が全熱交換器11を通過することにより、温度が下げられ、その後、蒸発器として機能する第2熱交換器5にて更に温度が下げられる。次いで、デシカント8の除湿側を通過することにより水分が除去されて(即ち、湿度が低下して)対象室50内に供給される。従って、対象室50内には低温度で、且つ除湿された空気(除湿空気)が供給されることとなる。その結果、夏期において、低湿度の空気を対象室50内に供給することができる。
また、対象室50内より第2空気流路13を経由して排出される空気(RA;Return Air)は、全熱交換器11を通過することにより、温度が上昇し、その後、凝縮器として機能する第1熱交換器4を通過することにより、更に温度が上昇する。温度が上昇した空気は、多くの水分を含むことができるので、デシカント8の再生側を通過することにより、該デシカント8の除湿側で吸着した水分を吸収し(即ち、デシカント8の水分を除去し)、更に、凝縮器として機能する第3熱交換器6を経由して、EAファン9により室外へ排出される。
一方、図1(b)に示す加湿モードでは、前述した除湿モードと反対の動作となる。即ち、第1熱交換器4及び第3熱交換器6が蒸発器として機能し、第2熱交換器5が凝縮器として機能する。また、デシカント8の、第1空気流路12が通る領域が再生側とされ、第2空気流路13が通る領域が除湿側とされる。
そして、室内の空気(RA)が全熱交換器11を通過することにより温度が低下し、その後、蒸発器として機能する第1熱交換器4にて更に温度が下げられる(図2の符号4の「冷却」)。次いで、デシカント8の除湿側を通過することにより水分が除去され、更に、蒸発器として機能する第3熱交換器6にて温度が下げられて(図2の符号6の「冷却」)室外に排出される。
また、室外の空気(OA)は、全熱交換器11を通過することにより温度が上昇し、その後、凝縮器として機能する第2熱交換器5を通過することにより、更に温度が上昇する(図4の符号5の「加熱」)。温度が上昇した空気は、多くの水分を含むことができるので、デシカント8の再生側を通過することにより、該デシカント8の除湿側で吸着した水分を吸収し(即ち、デシカント8の水分を除去し)、SAファン10により室内に供給される。従って、室内には温度が高められ、且つ湿度が高められた空気が供給されることとなる。その結果、冬期において、高湿度の空気を対象室50内に加湿空気を供給することができる。
更に、本実施形態では、上述した加湿モード、除湿モードに加えて、第1熱交換器4、第2熱交換器5、及び第3熱交換器6、及びデシカント8の作動を全て停止して、SAファン10により送り出される空気を室内に供給し、EAファン9により空気を排出する送風モード(中間期モード)を設定している。送風モードは、室外の空気を全熱交換器11のみを通過させて対象室50内に供給するモードである。詳細については後述する。
また、図2に示すように、対象室50内には、高顕熱エアコン51と、湿度を設定する湿度指示器54が設けられている。高顕熱エアコン51は、室内機53aと、室内温度を設定するためのリモコン52を備えている。更に、対象室50の外部には高顕熱エアコン51の室外機53bが設けられている。
[冷媒回路の構成]
次に、図3、図4を参照して、本実施形態に係る外気処理装置100に設けられる冷媒回路の構成について説明する。図3は、冷媒回路の構成を模式的に示す図、図4は、電気的な接続関係を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る外気処理装置100は、上記した図1の構成に加え、各熱交換器4,5,6に冷媒を循環させる冷媒回路を備えている。冷媒回路は、インバータ27(図4参照)の制御により冷媒を圧縮して出力する圧縮機1と、該圧縮機1の前段に設けられ圧縮機1に供給する冷媒を一時的に蓄積するアキュムレータ2と、圧縮機1より送出される圧縮冷媒を第1空気流路12側、或いは第2空気流路13側のいずれかの熱交換器に出力するように切り替える四方弁3(出力切替手段)、を備えている。
第1熱交換器4は、第2空気流路13のデシカント8の上流側に設けられ、第3熱交換器6は、デシカント8の下流側に設けられる。また、第2熱交換器5は、第1空気流路12のデシカント8の上流側に設けられる。また、冷媒回路は、第1膨張弁18と、第2膨張弁19、及び、各種のセンサを備えている。
第1膨張弁18は、第1熱交換器4と第2熱交換器5との間に設けられ、第1及び第2熱交換器4,5間を流れる冷媒の圧力を下げながら流量を制御する。第2膨張弁19は、第3熱交換器6と第2熱交換器5との間に設けられており、第3熱交換器6から第2熱交換器5に、または第2熱交換器5から第3熱交換器6に流れる冷媒の圧力を下げながら冷媒の流量を制御する。なお、第1膨張弁18、及び第2膨張弁19の冷媒の流れは、どちらの方向でも制御可能である。
更に、第1熱交換器4の空気入口側に空気湿度及び温度を測定する空気湿度センサ23(湿度検出部)、及び空気温度センサ24(温度検出部)と、アキュムレータ2の入口側の冷媒配管に冷媒温度、及び圧力を測定する冷媒温度センサ20、及び冷媒圧力センサ21を備えている。空気湿度センサ23、及び空気温度センサ24は、図2に示すように対象室50よりの排出空気を外気処理装置100に導入するためのダクト等に設けられている。
更に、前述した各センサの検出信号を取得した検出信号、及び、湿度指示器54(図2参照)にて入力される設定信号に基づいて圧縮機1、四方弁3、第1膨張弁18、及び第2膨張弁19を制御する主制御部31(制御手段)を備えている。また、主制御部31は、図1に示したEAファン9、SAファン10、デシカント8駆動用の回転モータ8aの作動も制御する。
ここで、主制御部31は、例えば、中央演算ユニット(CPU)や、RAM、ROM、ハードディスク等の記憶手段からなる一体型のコンピュータとして構成することができる
図4は、主制御部31の詳細な構成、及びその他の電気的な構成を示すブロック図である。図4に示すように、主制御部31は、各種センサ及び湿度指示器54の検出信号を入力するセンサ入力部31aと、EAファン9、SAファン10、デシカント8の回転モータ8a、及び、四方弁3を制御する第1操作部31bと、圧縮機1を駆動するためのインバータ27を制御する圧縮機出力部31cと、第1膨張弁18、及び第2膨張弁19の開度を調整する第2操作部31dと、を備えている。
[冷媒の流れについての説明]
次に、除湿モード、加湿モード、及び送風モードにおける冷媒の流れについて説明する。外気処理装置100が送風モードに設定されたときには、図4に示す第1操作部31b、第2操作部31dの制御により冷媒回路を停止し、且つ、デシカント8を停止する。即ち、図3に示す各熱交換器4,5,6、及びデシカント8は作動せず、第1空気流路12、及び第2空気流路13を流れる空気が通過するのみとなる。
以下、図5、図6を参照して、除湿モード、及び加湿モードにおける冷媒の流れについて詳細に説明する。図5は、除湿モードにおける冷媒の流れを示すフロー図である。除湿モード時では、主制御部31の制御により、四方弁3は、圧縮機1の吐出側が第1熱交換器4及び第3熱交換器6に向かう配管に接続される。即ち、圧縮機1より出力される冷媒は2系統に分岐され、一方の分岐路は凝縮器として機能する第1熱交換器4に導入され、他方の分岐路はやはり凝縮器として機能する第3熱交換器6に導入される。
第1熱交換器4を通過した冷媒は、第1膨張弁18を経由して蒸発器として機能する第2熱交換器5に導入される。また、第3熱交換器6を通過した冷媒は、第2膨張弁19を経由して第2熱交換器5に導入される。そして、該第2熱交換器5を通過した冷媒は、四方弁3を経由してアキュムレータ2に戻される。
上記の流れをより詳細に説明すると、除湿モード時では、圧縮機1より出力される圧縮冷媒は、高温高圧であるので、凝縮器として作用する第1熱交換器4、及び第3熱交換器6に導入されることにより、第2空気流路13に導入される空気と熱交換する。従って、第2空気流路13を流れる空気の温度が上昇し、且つ、冷媒は凝縮する。即ち、双方の熱交換器4,6を出た冷媒は、高圧の液冷媒となる。その後、第1熱交換器4より出力される冷媒は、第1膨張弁18を通過することにより減圧され膨張し、低温低圧の気液混合冷媒となる。この冷媒は、第2熱交換器5に導入される。第3熱交換器6より出力される冷媒についても同様に、第2膨張弁19を通過することにより減圧され膨張し、低温低圧の気液混合冷媒となり、第2熱交換器5に導入される。
第2熱交換器5に導入された冷媒は、蒸発を伴って第1空気流路12を通過する空気の温度(デシカント8通過前の空気の温度)を低下させ、気体に相変化する。この冷媒は四方弁3を経由してアキュムレータ2に戻される。即ち、除湿モードでは、圧縮機1より出力される冷媒を、第1熱交換器4の出力側から、第1膨張弁18を経由する経路、及び、第3熱交換器6の出力側から、第2膨張弁19を経由する経路を合流し、その後、第2熱交換器5を経由する経路を循環させる。
こうして、第2熱交換器5に導入される冷媒により第1空気流路12を流れる空気の温度を低下させることができるので、冷却、除湿した空気を対象室50内に供給することができることになる。この際、第1膨張弁18と第2膨張弁19は同一の開度とされている。従って、第1膨張弁18を通過する冷媒流量と第2膨張弁19を通過する冷媒流量をバランス良く分配することができ、冷媒を安定的に循環させることができる。
次に、図6を参照して、加湿モードの冷媒の流れについて説明する。加湿モード時には、主制御部31の制御により、四方弁3は、圧縮機1の吐出側が第2熱交換器5に向かう配管に接続される。即ち、圧縮機1より出力される冷媒は、凝縮器として機能する第2熱交換器5に導入され、第1空気流路12の空気と熱交換され、高圧の液冷媒となる。更に、該第2熱交換器5より出力される冷媒は2系統に分岐される。
このうち一方の分岐側に流れる冷媒は、第1膨張弁18にて減圧され、低温低圧の気液混合冷媒となり、蒸発器として機能する第1熱交換器4に導入される。そして、該第1熱交換器4より出力される冷媒は、四方弁3を経由してアキュムレータ2に戻される。
これと並列して、他方の分岐側に流れる冷媒は、第2膨張弁19にて減圧され、低温低圧の気液混合冷媒となり、蒸発器として機能する第3熱交換器6に導入される。そして、該第3熱交換器6より出力される冷媒は、四方弁3を経由してアキュムレータ2に戻される。なお、このとき圧縮機1から第2熱交換器5を経て第1膨張弁18と第2膨張弁19の上流までの配管は高圧冷媒回路となり、第1膨張弁18と第2膨張弁19の下流から圧縮機1までの配管は低圧冷媒回路となる。
上記した冷媒の流れをより詳細に説明すると、加湿モード時には、圧縮機1より出力される圧縮冷媒は、高温高圧であるので、凝縮器として作用する第2熱交換器5に導入されることにより、第1空気流路12に導入される空気と熱交換する。従って、第1空気流路12を流れる空気の温度が上昇し、且つ、冷媒は凝縮する。そして、第2熱交換器5より出力される冷媒は2系統に分岐され、一方の分岐路を流れる冷媒は、第1膨張弁18を通過することにより減圧され膨張し、温度が低下する。温度が低下した冷媒は、第1熱交換器4に導入されて、蒸発を伴って第2空気流路13を通過する空気の温度(デシカント8通過前の空気の温度)を低下させ、四方弁3を経由してアキュムレータ2に戻される。
一方、第2熱交換器5より出力され、他方の分岐路を流れる冷媒は、第2膨張弁19を通過することにより減圧され膨張し、温度が低下する。温度が低下した冷媒は、第3熱交換器6に導入されて、蒸発を伴って第2空気流路13を通過する空気の温度(デシカント8通過後の空気の温度)を低下させ、四方弁3を経由してアキュムレータ2に戻される。即ち、加湿モードでは、圧縮機1より出力される冷媒を、第2熱交換器5の出力側から、第1膨張弁18と第1熱交換器4を経由する経路、及び、第2膨張弁19と第3熱交換器6を経由する経路を循環させるように冷媒の流路を設定する。こうして、第1空気流路12を流れる空気の温度を上昇させることができるので、加温、加湿した空気を対象室50内に供給することができる。
ここで、本実施形態では、加湿モード時に第1熱交換器4を通過する空気に含まれる水分が、冷媒による温度低下で凍結しないように、該第1熱交換器4に供給する冷媒の流量を制御する。具体的には、第1膨張弁18の開度を後述する第1下限開度Min1或いは開度ゼロ(全閉)とすることにより、第1熱交換器4に供給する冷媒の流量を規制する。この際、第1膨張弁18に流れる冷媒の流量は、第1熱交換器4を通過する空気の水分が凍結しない流量となるように予め計算により設定する。更に、第1熱交換器4を流れる冷媒が上記の流量となるように、第1下限開度Min1を設定する。詳細な制御方法については、後述する。
また、外気処理装置100は、図2に示したようにダクト等により対象室50と連結されている。そして、対象室50より排出される空気(RA)を外気処理装置100内に導入し、更に、外気処理装置100より出力される空気(SA)を対象室50内に供給する。
対象室50内には、高顕熱エアコン51が設置されており、該高顕熱エアコン51のリモコン52を用いて所望の温度に設定することにより、対象室50内の温度を所望の温度に制御できる。また、高顕熱エアコン51には、湿度を調整する機能を備えていない。更に、対象室50内には、湿度指示器54が設けられており、該湿度指示器54は、前述の図4に示した主制御部31に接続されている。従って、対象室50内の操作者は、該湿度指示器54を操作して湿度を設定すると、この湿度設定信号は、主制御部31に送信されることになる。
本実施形態では、対象室50内で湿度指示器54が操作された際の湿度設定信号に応じて、圧縮機1を制御し、対象室50内に供給する空気の湿度が設定された湿度となるようにする。
[圧縮機の制御についての説明]
次に、図4に示した主制御部31による圧縮機1の制御について説明する。主制御部31は、空気温度センサ24で検出される第1熱交換器4に入る空気温度、及び、空気湿度センサ23で検出される第1熱交換器4に入る空気湿度を取得する。そして、これらの温度データ、及び湿度データに基づき、対象室50内の相対湿度Hcを推定する。この推定演算では、周知の演算方式である、相対湿度→絶対湿度の計算式、絶対湿度→相対湿度の計算方法を採用することができる。即ち、対象室50よりダクトを経由して戻ってきた空気RAは、空気温度が室温と異なるので(ダクトを通過することにより空気温度が変化するので)、相対湿度に誤差が生じてしまう。つまり、空気湿度センサ23で検出される湿度データは、対象室50内の湿度と一致するとは限らない。しかし、絶対湿度は同じであるので、先に空気RAの相対湿度より絶対湿度を計算し、この結果に基づき、室内温度での相対湿度を計算する。
具体的な例として、空気温度センサ24で検出される気温をT、空気湿度センサ23で検出される湿度をR(%)とした場合に、室内想定温度が22℃、24℃、26℃、28℃の場合で、下記(1)〜(4)に示す演算式で、対象室50内の相対湿度(%)を演算する。
(1)室内想定温度が22℃のとき
Hc=(0.1737×T2−1.2631T+43.355)×(R/100)
(2)室内想定温度が24℃のとき
Hc=(0.1539×T2−1.1192T+38.411)×(R/100)
(3)室内想定温度が26℃のとき
Hc=(0.1366×T2−0.9933T+34.094)×(R/100)
(4)室内想定温度が28℃のとき
Hc=(0.1215×T2−0.8832T+30.316)×(R/100)
即ち、室内想定温度が選択されると、上記(1)〜(4)式を用いて、対象室50内の相対湿度を推定することができる。
なお、上記の(1)〜(4)式は、一般的な室内温度が22℃〜28℃であることを想定し、更に2℃刻みで相対湿度Hcを演算する例について示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、室内の想定温度に基づいて他の演算式で対象室50内の相対湿度(%)を求めるようにしてもよい。
本実施形態では、除湿モードが選択された際の送風モードとの切替を行う湿度の閾値を第1閾値(除湿モード時の目標湿度)SPAとし、加湿モードが選択された際の送風モードとの切替を行う湿度の閾値を第2閾値(加湿モード時の目標湿度)SPBとする(但し、SPA>SPB)。そして、上記(1)〜(4)式の演算で推定される対象室50内の湿度Hcと、第1閾値SPA及び第2閾値SPBとの関係に応じて、除湿モード、加湿モード、或いは送風モードが自動設定される。この際、ヒステリシスΔhが設定されている。
従って、初期的には、Hc、「SPA+Δh」、及び「SPB−Δh」の関係に基づいてモードが設定され、更に、図7、図8に示すように、動作モードが変更される。図7は各動作モードの遷移状態を示し、図8は動作モードが切り替えられる湿度を示している。なお、図8の横軸は左方向が高い湿度である。
除湿モード時において圧縮機1が停止し、且つ湿度Hcが「SPA−Δh」を下回った際に送風モードに切り替えられる。一方、加湿モード時において圧縮機1が停止し、且つ湿度Hcが「SPB+Δh」を上回った場合には、送風モードに切り替える。
また、送風モード時において、湿度Hcが「SPA+Δh」を上回った際に除湿モードに切り替えられ、湿度Hcが「SPB−Δh」を下回った際に加湿モードに切り替えられる。即ち、湿度Hcの大きさに応じて、動作モードが自動的に切り替えられることになる。
そして、除湿モード時には、上記の演算で推定される対象室50内の湿度Hcが第1閾値SPAとなるように、インバータ27の出力を変化させ、圧縮機1の出力を制御する。即ち、対象室50内の湿度Hcが第1閾値SPAにヒステリシスΔhを加算した値「SPA+Δh」よりも高い場合には、インバータ27の出力を上昇させ、圧縮機1の出力を増大させる(湿度R→R+ΔR)。対象室50内の湿度Hcが第1閾値SPAからヒステリシスΔhを減算した値「SPA−Δh」より低い場合には、インバータ27の出力を低下させ、圧縮機1の出力を減少させる(湿度R→R−ΔR)。そして、対象室50内の湿度Hcが常に「SPA−Δh」から「SPA+Δh」の範囲内となるように制御する。
また、加湿モード時には、対象室50内の湿度Hcが第2閾値SPBとなるように、インバータ27の出力を変化させ、圧縮機1の出力を制御する。即ち、対象室50内の湿度Hcが値「SPB−Δh」より低い場合には、インバータ27の出力を上昇させ、圧縮機1の出力を増大させる(湿度R→R+ΔR)。対象室50内の湿度Hcが値「SPB+Δh」より高い場合には、インバータ27の出力を低下させて圧縮機1の出力を減少させる(湿度R→R−ΔR)。そして、対象室50内の湿度Hcが常に「SPB−Δh」から「SPB+Δh」の範囲内となるように制御する。
上記の制御を実施することにより、除湿モードにおいて、対象室50内の湿度Hcを目標湿度である第1閾値SPAに近づけることができる。また、加湿モードにおいて、対象室50内の湿度Hcを目標湿度である第2閾値SPBに近づけることができる。また、送風モードを選択することにより、冷媒回路の不必要な動作を削減し、対象室50内の湿度Hcを「SPB−Δh」から「SPA+Δh」の範囲内に制御することが可能となる。
[第1、第2膨張弁の制御の説明]
(除湿モード)
冷媒温度センサ20で測定される冷媒温度T1、及び冷媒圧力センサ21で測定される冷媒圧力P1に基づいて、冷媒の蒸発温度Teを求める。そして、冷媒温度T1と蒸発温度Teとの温度差、即ち、「T1−Te」を現過熱度SHとする。この現過熱度SHが目標過熱度SSHとなるように、第1膨張弁18、及び第2膨張弁19の開度Vstを決定する。決定方法は、例えば、PID制御等の公知の制御方法を利用することができる。そして、第1膨張弁18、及び第2膨張弁19を共に開度Vstにする。即ち、第1膨張弁18と第2膨張弁19は同一の開度とする。但し、第1、第2膨張弁の開度が予め設定した下限値Min0以下となる場合には、この下限値Min0とする。即ち、除湿モードにおいては、第1膨張弁18及び第2膨張弁19を最低でも下限値Min0の開度とする。
(加湿モード)
上記と同様の手法で、現過熱度SHを求める。そして、現過熱度SHが目標過熱度SSHとなるように、第2膨張弁19の開度Vstを決定する。決定方法は、例えば、PID制御等の公知の制御方法を利用することができる。そして、第2膨張弁19を開度Vstに設定する。一方、第1膨張弁18の開度を予め設定した第1下限開度Min1に固定する。即ち、第2膨張弁19は開度Vstとなるように制御され、第1膨張弁18は第1下限開度Min1とされる。この際、第1下限開度Min1は、第1熱交換器4に供給される冷媒流量が、該第1熱交換器4を通過する空気中に含まれる水分を凍結させない程度の開度に設定される。換言すれば、第1膨張弁18を第1下限開度Min1とすることにより、第1熱交換器4を通過する空気中の水分が凍結することを防止している。
また、第2膨張弁19の開度Vstが、第2下限開度Min2以下(但し、Min2>Min1)となる場合には、第1膨張弁18を全閉状態とする。更に、第2膨張弁19の開度Vstが第1下限開度Min1よりも小さくなる場合には、第1下限開度Min1とする。即ち、第2膨張弁19を最低でも第1下限開度Min1とする。
[作用の説明]
次に、上述のように構成された本実施形態に係る外気処理装置100の処理手順を、図9〜図13に示すフローチャートを参照して説明する。
図9は、全体の処理手順を示すフローチャートである。初めに、図9のステップS1において、主制御部31は、EAファン9、及びSAファン10(図1参照)を起動させる。また、第1膨張弁18の開度をVt1とし、第2膨張弁19の開度をVt2とする。
ステップS2において、主制御部31は、空気湿度センサ23、及び空気温度センサ24で検出される温度データ、及び湿度データを取得する。
ステップS3において、主制御部31は、前述の(1)〜(4)に示した演算式を用いて、対象室50内の湿度Hcを算出する。
ステップS4において、主制御部31はモード選択を実行する。ここでは、対象室50内の現在の湿度Hcに基づいて、自動で外気処理装置100の動作モードを設定する。例えば、夏期の湿度Hcが高い状況下で、湿度Hcが(SPA+Δh)を上回った場合には、デシカント8及び冷媒回路を除湿モードに設定して駆動する。その後、ステップS5に処理を進める。
また、冬期の湿度Hcが低い状況下で、湿度Hcが(SPB−Δh)を下回った場合に、デシカント8及び冷媒回路を加湿モードに設定して駆動する。その後、ステップS8に処理を進める。
更に、例えば、春、秋のように、湿度Hcが(SPA+Δh)を上回らない場合、及び、湿度Hcが(SPB−Δh)を下回らない場合には、送風モード(中間期モード)に設定する。送風モードに設定された場合には、ステップS11において、デシカント8及び圧縮機1を停止させる。
対象室50内の湿度Hcの推定値が(SPA+Δh)を上回り、除湿モードとされた場合には、ステップS5において、主制御部31は四方弁3を制御し、圧縮機1の出力が第1熱交換器4及び第3熱交換器6側になるように設定する。即ち、図5に示す四方弁3のように設定する。
次いで、ステップS6において、除湿モードによる圧縮機1の制御を実行する。圧縮機制御の詳細については、図10を参照して後述する。その後、ステップS7において、除湿モードによる膨張弁制御を実行する。膨張弁制御の詳細については、図11を参照して後述する。その後、ステップS12に処理を移行する。
一方、対象室50内の湿度Hcの推定値が(SPB−Δh)を下回り、加湿モードが選択された場合には、ステップS8において、主制御部31は四方弁3を制御し、圧縮機1の出力が第2熱交換器5側になるように設定する。即ち、図6に示す四方弁3のように設定する。
次いで、ステップS9において、加湿モードによる圧縮機1の制御を実行する。圧縮機制御の詳細については、図12を参照して後述する。その後、ステップS10において、加湿モードによる膨張弁制御を実行する。膨張弁制御の詳細については、図13を参照して後述する。その後、ステップS12に処理を移行する。
ステップS12において、主制御部31は、処理の停止を示す操作スイッチ(図示省略)が操作されたか否かを判断し、オフとされた場合には、ステップS13において、主制御部31は、EAファン9、SAファン10をオフとする。更に、圧縮機1を停止させ、デシカント8を停止させる。こうして、加湿モード、及び除湿モードにおける外気処理装置100の制御が実施される。
次に、図9のステップS6に示した除湿モードにおける圧縮機1の制御について図10に示すフローチャートを参照して説明する。初めに、ステップS31において、主制御部31は、デシカント8を運転する。
ステップS32において、主制御部31は、空気温度センサ24、及び空気湿度センサ23で検出される第1熱交換器4の入口側空気の温度データ、及び湿度データを取得する。
ステップS33において、主制御部31は、ステップS32で取得した温度データ及び湿度データに基づき、対象室50内の湿度Hc(相対湿度)を算出する。相対湿度の算出方法は前述した通りであり、公知の手法を用いることができる。
ステップS34において、主制御部31は、予め設定した第1閾値SPAと上記の湿度Hcを比較する。そして、双方の大小関係に応じて圧縮機1の出力を制御する。具体的には、ヒステリシスΔhを設定し、「Hc≧SPA+Δh」である場合には、ステップS35において、主制御部31は圧縮機1の出力をΔRだけ上昇させる。即ち、圧縮機1の出力を「R」から「R+ΔR」に変更する。但し、圧縮機1が停止している場合には、該圧縮機1を起動させる。
また、「Hc≦SPA−Δh」である場合には、ステップS36において、主制御部31は、圧縮機1の出力をΔRだけ減少させる。即ち、圧縮機1の出力を「R」から「R−ΔR」に変更する。但し、R<0の場合は圧縮機1を停止させる。
一方、「SPA+Δh>Hc>SPA−Δh」である場合には、圧縮機1の出力を変更しない。換言すれば、目標湿度Hsからヒステリシスの範囲±Δhを不感帯としている。こうして、対象室50内の湿度Hcが「SPA±Δh」の範囲内となるように、圧縮機1の出力が調整されることとなる。
次に、図9のステップS7に示した膨張弁制御の処理手順を、図11に示すフローチャートを参照して説明する。初めに、ステップS51において、主制御部31は、冷媒圧力センサ21で検出される冷媒圧力P1、及び冷媒温度センサ20で検出される冷媒温度T1を取得する。
ステップS52において、主制御部31は、冷媒圧力P1から冷媒の蒸発温度Teを算出する。
ステップS53において、主制御部31は、冷媒温度T1と蒸発温度Teとの差分である現過熱度SHを算出する。即ち、SH=T1−Teを演算する。
ステップS54において、主制御部31は、PID演算等を用いることにより、現過熱度SHを目標過熱度SSHとするための第1膨張弁18及び第2膨張弁19の開度Vstを演算する。
ステップS55において、主制御部31は、ステップS54の演算で算出された開度Vstと下限値Min0を対比し、Vst<Min0である場合には(ステップS55でYES)、ステップS57に処理を移行し、Vst<Min0でない場合には(ステップS55でNO)、ステップS56に処理を移行する。
ステップS56において、主制御部31は、第1膨張弁18、及び第2膨張弁19の開度Vt1、Vt2を共にVstに設定する。つまり、第1膨張弁18、及び第2膨張弁19を同一の開度Vstに設定する。
一方、ステップS57において、主制御部31は、第1膨張弁18、及び第2膨張弁19の開度を共に下限値Min0に設定する。即ち、下限値Min0は最低限の開度を示しており、目標とする開度Vstが下限値Min0よりも小さい場合には、下限値Min0とする。
このように、除湿モード時には、現過熱度SHが目標過熱度SSHとなるように、膨張弁開度Vstを設定し、この開度Vstとなるように第1膨張弁18、及び第2膨張弁19の開度を調整する。その結果、現過熱度SHを目標過熱度SSHに近づけることができる。また、第1膨張弁18及び第2膨張弁19の開度が同一となるように制御されるので、第1熱交換器4と第2熱交換器5の間での偏りがなく、バランスの良い流量を設定することができる。更に、第1膨張弁18及び第2膨張弁19の開度は下限値Min0以下にはならないので、最小限の冷媒を流すことができる。
次に、図9のステップS9に示した加湿モード時における圧縮機1の制御について図12に示すフローチャートを参照して説明する。
初めに、ステップS61において、主制御部31はデシカント8を運転する。ステップS62において、主制御部31は、空気温度センサ24、及び空気湿度センサ23で検出される、第1熱交換器4の入り口側空気の温度データ、及び湿度データを取得する。
ステップS63において、主制御部31は、ステップS31で取得した温度データ及び湿度データに基づき、対象室50内の湿度Hcを算出する。湿度Hcの算出方法は前述した通りである。
ステップS64において、主制御部31は、予め設定した第2閾値SPBと上記の湿度Hcを比較する。そして、双方の大小関係に応じて圧縮機1の出力を制御する。具体的には、ヒステリシスΔhを設定し、「Hc≦SPB−Δh」である場合には、ステップS65において、主制御部31は圧縮機1の出力をΔRだけ上昇させる。即ち、出力を「R」から「R+ΔR」に変更する。
また、「Hc≧SPB+Δh」である場合には、ステップS66において、主制御部31は、圧縮機1の出力をΔRだけ減少させる。即ち、圧縮機1の出力を「R」から「R−ΔR」に変更する。
一方、「SPB+Δh>Hc>SPB−Δh」である場合には、圧縮機1の出力を変更しない。換言すれば、目標湿度Hsからヒステリシスの範囲±Δhを不感帯としている。こうして、対象室50内の湿度Hcが「SPB±Δh」の範囲内となるように、圧縮機1の出力が調整されることとなる。
次に、図9のステップS10に示した膨張弁制御の処理手順を、図13に示すフローチャートを参照して説明する。
初めに、ステップS81において、主制御部31は、冷媒圧力センサ21で検出される冷媒圧力P1、及び冷媒温度センサ20で検出される冷媒温度T1を取得する。
ステップS82において、主制御部31は、冷媒圧力P1から冷媒の蒸発温度Teを算出する。
ステップS83において、主制御部31は、冷媒温度T1と蒸発温度Teとの差分である現過熱度SHを算出する。即ち、SH=T1−Teを演算する。
ステップS84において、主制御部31は、PID演算等を用いることにより、現過熱度SHを目標過熱度SSHとするための第1膨張弁18及び第2膨張弁19の開度Vstを演算する。
ステップS85において、主制御部31は、ステップS84の演算で算出された開度Vstと第2下限開度Min2を対比し、Vst<Min2である場合には(ステップS85でYES)、ステップS87に処理を移行し、Vst<Min2でない場合には(ステップS85でNO)、ステップS86に処理を移行する。
ステップS86において、主制御部31は、開度Vstと第1下限開度Min1を対比し、Vst<Min1である場合には(ステップS86でYES)、ステップS89に処理を移行し、Vst<Min1でない場合には(ステップS86でNO)、ステップS88に処理を移行する。
ステップS87において、主制御部31は、第1膨張弁18の開度を第1下限開度Min1とし、第2膨張弁19の開度を開度Vstに設定する。即ち、第1膨張弁18の開度を第1下限開度Min1に抑制することにより(Min1以上としないことにより)、第1熱交換器4に流入する冷媒流量を制限し、該第1熱交換器4を通過する空気中の水分が凍結することを防止する。
ステップS88において、主制御部31は、第1膨張弁18の開度をゼロとし、第2膨張弁の開度を開度Vstに設定する。即ち、膨張弁開度Vstが第1下限開度Min1と第2下限開度Min2との間であるので、第1膨張弁18の開度をゼロ(即ち、全閉状態)とする。即ち、加湿モード時には、第1熱交換器4に過多の冷媒を供給すると、該第1熱交換器を通過する空気中の水分が凍結する可能性があるので、できるだけ第1膨張弁18の開度を低下させて第1熱交換器4に供給する冷媒流量を低減する。
ステップS89において、主制御部31は、第1膨張弁18の開度をゼロとし、第2膨張弁開度を第1下限開度Min1に設定する。即ち、第2膨張弁19の開度は、第1下限開度Min1以下にはならないので、最小限の冷媒を流すことができる。
[各動作モードでの温度、湿度の変化の説明]
次に、除湿モード、加湿モード、及び送風モードにおける、各位置における温度、湿度の具体的な例について図14〜図17を参照して説明する。
図14は、除湿モードとされている際の、外気処理装置100の各位置での温度、湿度の一例を示す説明図である。なお、図14の各位置に示す数値は、上から「気温℃」「相対湿度%」「絶対湿度g/kg」を示している。例えば、対象室50内は、温度が26.0℃、相対湿度が49%、相対湿度が10.2g/kgであることを示している。
そして、図14に示すように、対象室50内の温度設定値が26.0℃、湿度設定値が50%である場合には、第1空気流路12より導入される外気(OA)が全熱交換器11を通過することにより温度が低下し、更に、第2熱交換器5で冷却され、デシカント8にて水分が除去(吸着)されて、湿度が低下した空気が対象室50内に供給される。具体的には、35.3℃、59%、21.3g/kgの外気が、29.4℃、33パーセント、8.4g/kgの空気となって、対象室50内に供給される。その結果、対象室50内の高顕熱エアコン51の顕熱冷却との併用効果により、対象室50内の空気が26.0℃、49%、10.2g/kgに制御される。
さらに詳細に説明すると、第1熱交換器4に入る気温は32.8℃で、第3熱交換器6に入る気温は33.0℃で、ほぼ同じ温度である。第1熱交換器4と第3熱交換器6は、ほぼ同一の熱容量の熱交換器を用い、同じ第2空気流路13に設けられているので、同じ風量で熱交換を行う。さらに第1膨張弁18と第2膨張弁19を、同じ開度で制御するので、圧縮機1を出た冷媒は、第1熱交換器4と第3熱交換器6にほぼ均等に分配されて流れると推測される。したがって、凝縮器として機能する2つの熱交換器を効率良く利用できるので、第2熱交換器5の冷却能力が上がり、外気処理機100の除湿能力が向上する。
図15は、加湿モードとされている際の、外気処理装置100の各位置での温度、湿度の一例を示す説明図である。例えば、対象室50内の設定温度が22.0℃、設定湿度が50%である場合には、第1空気流路12より導入される外気(OA)が全熱交換器11を通過することにより温度が上昇し、更に、第2熱交換器5で加熱され、デシカント8にて水分が加えられて(再生)、湿度が高められた空気が対象室50内に供給される。具体的には、0.3℃、47%、1.8g/kgの外気が、26.7℃、38パーセント、8.2g/kgの空気となって、対象室50内に供給される。その結果、対象室50内の高顕熱エアコン51の顕熱加温との併用効果により、対象室50内の空気が22.6℃、48%、8.2g/kgに制御される。
さらに詳細に説明すると、第1熱交換器4に入る気温は8.9℃で、同じく出た気温は8.1℃である。第1熱交換器4に入る空気は低温なので、熱交換器が凍結する虞があるが、第1膨張弁18の開度をMin1またはゼロ(全閉)に制御するので、凍結を防止できる。
また、第3熱交換器に入る気温は13.5℃で、同じく出た気温は6.1℃である。第3熱交換器に入る空気は低温ではないので、凍結する虞がない。さらにデシカント8で水分を吸着(除湿)する時に放出された排熱を回収し、第2熱交換器5で放出していることがわかる。
図16は、除湿モードの際に切り替わる送風モード、即ち、図7のL2のループで遷移したときの送風モードでの温度、湿度の一例を示す説明図である。送風モードでは、第1空気流路12より供給される外気は、全熱交換器11を通過して空気の温度及び湿度が低下し、その後、対象室50内に供給されることになる。つまり、第2熱交換器5及びデシカント8は停止しているので、全熱交換器11を通過した空気はそのまま対象室50内に供給される。
図17は、加湿モードの際に切り替わる送風モード、即ち、図7のL4のループで遷移したときの温度、湿度の一例を示す説明図である。送風モードでは、第1空気流路12より供給される外気は、全熱交換器11を通過して空気の温度及び湿度が上昇し、その後、対象室50内に供給されることになる。つまり、第2熱交換器5及びデシカント8は停止しているので、全熱交換器11を通過した空気はそのまま対象室50内に供給される。
そして、図16、図17に示した送風モードでは、圧縮機1、及びデシカント8を停止させた状態で、対象室50内の温度、湿度を所望の数値に保持するので、消費電力を削減できる。また、装置の経年寿命を長くすることが可能となる。
[効果の説明]
以上説明したように、本実施形態に係る外気処理装置100では、対象室50内の湿度に応じて、圧縮機1の出力を制御し、除湿能力、或いは加湿能力を制御する構成としたので、対象室50内の湿度を高精度に制御することが可能となる。
また、除湿モードが選択された場合には、第1膨張弁18と第2膨張弁19を同一の開度とし、過熱度を制御するので、冷媒が第1熱交換器4と第3熱交換器6の2つに分配され、双方の熱交換器で凝縮熱を放出させるので、第2熱交換器5の冷却能力が向上する。このため、圧縮機1の制御と組み合わせることにより、除湿能力の制御範囲が広がり、対象室50内の温度制御性を向上させることができる。
更に、加湿モードが選択された場合には、第1膨張弁18の開度をほぼ固定し、第2膨張弁19の開度を加熱度に応じて制御するので、主として冷媒が第3熱交換器6にて蒸発することになる。従って、第1熱交換器4の凍結を防止すると共に、デシカント8より放出される排熱を第3熱交換器6で回収して、その熱量は冷媒回路を経由して第2熱交換器で放出するので、第2熱交換器の加湿能力が向上し、圧縮機1と組み合わせることにより加湿能力の制御範囲が広がり、対象室50内の湿度制御性を向上させることができる。
また、本発明の外気処理装置が対象室50内の湿度を制御し、高顕熱エアコンが室内温度を制御するので、例えば除湿モードのとき、高顕熱エアコンは冷媒の蒸発温度(圧力)を高くして運転できるので、冷凍サイクルの成績係数を高めることができる。更に、本願の外気処理装置100と組み合わせて評価しても、省エネ性に優れたシステムとなる。
また、夏期、中間期、冬期を通じてモード設定(除湿、加湿、送風)を自動で変更できるので、管理の手間を省くことが可能となる。
以上、本発明の外気処理装置を図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置き換えることができる。
1 圧縮機
2 アキュムレータ
3 四方弁(出力切替手段)
4 第1熱交換器
5 第2熱交換器
6 第3熱交換器
8 デシカント(水分吸着手段)
8a 回転モータ
9 EAファン
10 SAファン
11 全熱交換器
12 第1空気流路
13 第2空気流路
18 第1膨張弁
19 第2膨張弁
20 冷媒温度センサ
21 冷媒圧力センサ
23 空気湿度センサ(湿度検出部)
24 空気温度センサ(温度検出部)
27 インバータ
31 主制御部(制御手段)
31a センサ入力部
31b 第1操作部
31c 圧縮機出力部
31d 第2操作部
50 対象室(対象となる部屋)
51 高顕熱エアコン
52 リモコン
53a 室内機
53b 室外機
100 外気処理装置

Claims (5)

  1. 対象となる部屋の室内に、室外の空気を処理して除湿空気、或いは加湿空気を供給する外気処理装置において、
    室外から室内に向かう空気の流路となる第1空気流路と、
    室内から室外に向かう空気の流路となる第2空気流路と、
    前記第1空気流路と第2空気流路とに跨って配置され、前記第1空気流路と第2空気流路のうちの一方の流路を流れる空気の水分を吸着し、他方の流路を流れる空気に水分を放出する水分吸着手段と、
    冷媒を循環させる冷媒回路と、を有し、
    前記冷媒回路は、
    冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記第2空気流路の、前記水分吸着手段の上流側に配置された第1熱交換器、及び下流側に配置された第3熱交換器と、
    前記第1空気流路の、前記水分吸着手段の上流側に配置された第2熱交換器と、
    除湿した空気を室内に供給する除湿モード時には、前記圧縮機より出力される冷媒を前記第1熱交換器及び第3熱交換器に供給し、且つ、加湿した空気を室内に供給する加湿モード時には、前記圧縮機より出力される冷媒を前記第2熱交換器に供給するように切り替える出力切替手段と、
    前記第1熱交換器と第2熱交換器との間に設けられる第1膨張弁、及び、前記第3熱交換器と第2熱交換器との間に設けられる第2膨張弁と、
    前記第1膨張弁及び第2膨張弁の開度を制御し、且つ、前記出力切替手段を制御する制御手段と、
    前記室内より戻される空気の温度を検出する温度検出部、及び室内より戻される空気の湿度を検出する湿度検出部と、を備え、
    更に、前記制御手段は、
    前記除湿モード時には、前記圧縮機より出力される冷媒を、第1熱交換器の出力側から、前記第1膨張弁を経由する経路、及び、前記第3熱交換器の出力側から、前記第2膨張弁を経由する経路を合流し、その後、前記第2熱交換器を経由する経路を循環させ、
    前記加湿モード時には、前記圧縮機より出力される冷媒を、第2熱交換器の出力側から、前記第1膨張弁と前記第1熱交換器を経由する経路、及び、前記第2膨張弁と前記第3熱交換器を経由する経路を循環させるように冷媒の流路を設定し、
    更に、前記温度検出部で検出される温度、及び前記湿度検出部で検出される湿度に基づき、前記室内の湿度が予め設定した目標湿度となるように、前記圧縮機の出力を制御すること
    を特徴とする外気処理装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記除湿モード時には、前記第1熱交換器と前記第3熱交換器にて冷媒を凝縮させ、且つ、前記第1膨張弁と前記第2膨張弁が同一の開度で、冷媒の過熱度が目標過熱度となるように制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の外気処理装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記加湿モード時には、前記第1熱交換器よりも前記第3熱交換器にてより多くの冷媒を蒸発させるように、前記第1膨張弁の開度を設定し、更に、冷媒の過熱度が目標過熱度となるように前記第2膨張弁の開度を制御すること
    を特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の外気処理装置。
  4. 前記制御手段は、除湿モード及び加湿モードに加えて、中間期モードの切り替えを行い、前記中間期モードでは、前記圧縮機、及び前記水分吸着手段を停止すること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の外気処理装置。
  5. 前記第1熱交換器と前記第2熱交換器の上流側に設けられ、前記第1空気流路と前記第2空気流路との間で熱交換する全熱交換器、を更に備え、前記中間期モードでは、前記全熱交換器により前記第1空気流路と前記第2空気流路の空気中の水分を交換すること
    を特徴とする請求項4に記載の外気処理装置。
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