JP2017160874A - 燃焼器用パネル、燃焼器、燃焼装置、ガスタービン、及び燃焼器用パネルの冷却方法 - Google Patents

燃焼器用パネル、燃焼器、燃焼装置、ガスタービン、及び燃焼器用パネルの冷却方法 Download PDF

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Abstract

【課題】開口が形成されている燃焼器用パネルの耐久性を高める。【解決手段】燃焼器用パネルの外面と内面との間には、複数の冷却流路35が形成されている。冷却流路35は、外面で開口して内部に冷却媒体を導く入口36iと、内面で開口して内部を流れてきた冷却媒体を排出する出口36oと、を有する。複数の冷却流路35のうち、燃焼器用パネルの開口37の縁に沿った位置から延びる複数の冷却流路35は、それぞれ開口周り流路35aを成す。複数の開口周り流路35aのうち、出口36oよりも入口36iが開口側に形成されている開口側入口流路35aiの数は、全ての開口周り流路35aの半数より多い。または、全ての開口周り流路35aが開口側入口流路35aiである。【選択図】図4

Description

本発明は、燃焼ガスが流れる流路を画定する燃焼器用パネル、燃焼器、燃焼装置、ガスタービン、及び燃焼器用パネルの冷却方法に関する。
ガスタービンの燃焼器は、燃焼ガスの流路を画定する尾筒(又は燃焼筒)と、この尾筒内に空気と共に燃料を噴射する燃料噴射器と、を備えている。尾筒内では、燃料が燃焼すると共に、燃料の燃焼で生成された燃焼ガスが流れる。このため、尾筒の内周面は、極めて高温の燃焼ガスに晒される。
例えば、以下の特許文献1に開示されている尾筒には、外周側から内周側の燃焼ガス流路に空気を供給するための開口が形成されている。
実開昭61−135169号公報
尾筒内では、燃料が燃焼すると共に、燃料の燃焼で生成された燃焼ガスが流れる。このため、尾筒を構成するパネルは、極めて高温の燃焼ガスに晒される。このように、尾筒を構成するパネルは、極めて高温の燃焼ガスに晒されるものの、耐久性の向上が望まれている。
そこで、本発明は、耐久性を高めることができる燃焼器用パネル、燃焼器、燃焼装置、及び燃焼器用パネルの冷却方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための発明に係る第一態様としての燃焼器用パネルは、
軸線が延びる軸方向の上流側から下流側に燃焼ガスが流れる燃焼ガス流路の周囲を画定する燃焼器用パネルにおいて、前記燃焼ガスに対向する内面と、前記内面と相反する側を向く外面と、前記外面から前記内面に貫通した開口と、前記内面と前記外面との間を前記内面に沿った方向に延びて、内部を冷却媒体が流れる複数の冷却流路と、が形成され、複数の前記冷却流路は、それぞれ、前記外面で開口して内部に冷却媒体を導く入口と、前記内面で開口して内部を流れてきた前記冷却媒体を排出する出口と、を有し、複数の前記冷却流路のうち、前記開口の縁に沿った位置から前記内面に沿った方向に延びる複数の前記冷却流路が、それぞれ開口周り流路を成し、複数の前記開口周り流路のうち、前記出口よりも前記入口が前記開口側に形成されている開口側入口流路の数は、全ての前記開口周り流路の半数より多い、又は、全ての前記開口周り流路が前記開口側入口流路である。
燃焼器用パネル中で開口の周りには、開口の形成過程で生じた応力が残っていることが多い。つまり、開口の周りには残留応力が存在する場合が多い。また、冷却流路の出口は、燃焼器用パネルの内面に形成されている。このため、燃焼器用パネルの内面であって、この出口の周りにも、残留応力が存在する場合が多い。
仮に、開口周り流路の開口側に出口を形成すると、開口の縁に開口周り流路の出口が極めて近接する。このため、高温の燃焼ガスに対向する燃焼器用パネルの内面であって、開口の周りには、より高い応力が残ることになる。そこで、開口の縁から開口周り流路までの最短距離を大きくすると、開口周りに広い無冷却領域が生じることになり、この無冷却領域に高い熱応力が発生する。さらに、開口周り流路の出口に至る冷却空気は、開口周り流路を流れてきた冷却空気であるため、開口周り流路を流れている過程で加熱されており、冷却能力が低い。よって、開口周りの冷却能力が低下し、この観点からも、この開口周りに高い熱応力が発生する。
そこで、当該燃焼器用パネルでは、全ての開口周り流路の半数より開口側入口流路の数を多くしている、又は、全ての開口周り流路を開口側入口流路にしている。開口周り流路の入口は、燃焼器用パネルの外面に形成される。このため、高温の燃焼ガスに対向する燃焼器用パネルの内面であって、開口の周りの残留応力を、開口周り流路の出口を開口側に形成した場合よりも小さくすることができる。このため、開口の縁から開口周り流路までの最短距離を小さくすることができる。さらに、開口周り流路の入口に流入してきた冷却空気は、未だ開口周り流路を流れていない冷却空気であるため、冷却能力が高い。よって、当該燃焼器用パネルでは、空気開口周りの冷却能力が高まり、この開口周りの熱応力の発生を抑えることができる。
上記目的を達成するための発明に係る第二態様としての燃焼器用パネルは、
前記第一態様の前記燃焼器用パネルにおいて、複数の前記開口周り流路のうち、一部が前記開口側入口流路であり、残りの一部が前記出口よりも前記入口が前記開口側に形成されていない非開口側入口流路であり、前記非開口側入口流路は、前記開口の縁に沿った方向で前記開口側入口流路に隣接し、他の前記非開口側入口流路と隣接していない。
当該燃焼器用パネルでは、開口周りで、冷却能力の低い領域を極めて狭くすることができる。
上記目的を達成するための発明に係る第三態様としての燃焼器用パネルは、
以上のいずれか一の前記燃焼器用パネルにおいて、複数の前記開口周り流路のうち、前記開口の縁に沿った方向で互いに隣接している二つの開口周り流路は、いずれも、前記開口側入口流路であり、前記二つの開口側入口流路は、流路長が互いに異なる。
互いに隣接する二つの開口側入口流路のそれぞれの流路長が同じである場合、一の開口側入口流路の出口が、この一の開口側入口流路の延在方向で、他の開口側入口流路の出口の位置とほぼ同じ位置になる。すなわち、二つの開口側入口流路の出口が互いに近接することになる。開口側入口流路の出口に至る冷却空気は、開口側入口流路を流れてきた冷却空気であるため、冷却能力が低い。よって、二つの開口側入口流路の開口に対して遠い側の各端を含む領域は、冷却能力の低い領域になる。
そこで、当該燃焼器用パネルでは、流路長の短い開口側入口流路と流路長の長い開口側入口流路とを隣接させている。この結果、二つの開口側入口流路の出口の相互間距離が大きくなり、冷却能力が低い領域を離散させ且つ狭くすることができる。
上記目的を達成するための発明に係る第四態様としての燃焼器用パネルは、
前記第三態様の前記燃焼器用パネルにおいて、前記二つの開口側入口流路のうち流路長の短い第一開口側入口流路の延長線上に、前記第一開口側入口流路に隣接する前記冷却流路としての第一隣接流路が配置され、前記二つの開口側入口流路のうち流路長の長い第二開口側入口流路の延長線上に、前記第二開口側入口流路に隣接する前記冷却流路としての第二隣接流路が配置され、前記第一隣接流路は、前記入口よりも前記開口側に前記出口が形成され、前記第二隣接流路は、前記出口よりも前記開口側に前記入口が形成されている。
当該燃焼器用パネルでは、流路長の長い第二開口側入口流路の延長線上に配置されている第二隣接流路の入口を開口側に形成している。すなわち、当該燃焼器用パネルでは、第二開口側入口流路の出口と第二隣接流路の入口とが、第二開口側入口流路の延在方向で隣接している。このため、第二開口側入口流路で開口に対して遠い側に出口であっても、第二隣接流路の入口から流入する冷却空気により、この第二開口側入口流路の出口を含む領域における冷却能力の低下を抑えることができる。
また、当該燃焼器用パネルでは、流路長の短い第一開口側入口流路の延長線上に配置されている第一隣接流路の出口を開口側に形成している。このため、第一開口側入口流路の出口を含む領域における冷却能力を、第一隣接流路を流れる冷却空気で補うことができない。しかしながら、第一開口側入口流路は、第二開口側入口流路より流路長が短いため、第一開口側入口流路の出口に至った冷却空気の冷却能力はそれほど低下していない。このため、第一開口側入口流路の出口を含む流域における冷却能力は、それほど低くない。
よって、当該燃焼器用パネルでは、開口周り流路を除く冷却流路と開口周り流路のうちの開口側入口流路との境界を含む領域での冷却能力の均一化を図ることができる。
上記目的を達成するための発明に係る第五態様としての燃焼器用パネルは、
前記第三又は第四態様の前記燃焼器用パネルにおいて、前記二つの開口側入口流路の間の前記開口の縁に沿った方向における間隔は、前記二つの開口側入口流路のうち、一方の流路が延びている流路延在方向における複数の位置で同じ間隔である。
当該燃焼器用パネルでは、二つの開口側入口流路の間であって、二つの開口側入口流路のうち、一方の流路が延びている流路延在方向における複数の位置での冷却能力の均一化を図ることができる。
上記目的を達成するための発明に係る第六態様としての燃焼器用パネルは、
以上のいずれか一の前記燃焼器用パネルにおいて、前記開口の周りには、前記内面及び前記外面が、前記開口の縁に近づくに連れて、次第に、前記軸線に対する径方向であって前記燃焼ガス流路から遠ざかる外側に曲がる曲部が形成され、複数の前記開口周り流路のうち、前記開口側入口流路は、前記開口側の端が前記曲部中に形成されている。
開口の周りに、プレス加工で曲部を形成した場合、燃焼器用パネルの外面であって開口の周りには、プレス加工により圧縮応力が残留応力として残る。よって、この燃焼器用パネルの外面であって開口の周りに、開口側入口流路の入口を形成しても、この入口の縁には圧縮応力が作用するため、クラックが発生し難い。
上記目的を達成するための発明に係る第七態様としての燃焼器用パネルは、
以上のいずれか一の前記燃焼器用パネルにおいて、複数の前記開口周り流路が延びる方向は、いずれも、前記軸方向の方向成分を含む方向である。
当該燃焼器用パネルでは、二つの開口周り流路の間であって、軸方向における各位置での冷却能力の均一化を図ることができる。
上記目的を達成するための発明に係る第八態様としての燃焼器は、
以上のいずれか一の前記燃焼器用パネルと、前記燃焼器用パネルにより画定される前記燃焼ガス流路の前記上流側から前記燃焼ガス流路内に燃料及び空気を噴射する燃料噴射器と、を備える。
上記目的を達成するための発明に係る第九態様としての燃焼装置は、
前記第八態様の前記燃焼器と、前記開口から前記燃料ガス流路中に空気を供給する空気供給管と、前記空気供給管を流れる空気の流量を調節する弁と、を備える。
上記目的を達成するための発明に係る第十態様としてのガスタービンは、
前記第九態様の前記燃焼器と、前記燃焼器内で生成された燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備える。
上記目的を達成するための発明に係る第十一態様としての燃焼器用パネルの冷却方法は、
燃焼ガスが流れる燃焼ガス流路の周囲を画定する燃焼器用パネルの冷却方法において、前記燃焼器用パネルは、前記燃焼ガスに対向する内面と、前記内面と相反する外側を向く外面と、前記外面から前記内面に貫通した開口と、前記内面と前記外面との間を前記内面に沿った方向に延びて、内部を冷却媒体が流れる複数の冷却流路と、が形成され、複数の前記冷却流路のうち、前記開口の縁に沿った位置から前記内面に沿った方向に延びる複数の前記冷却流路が、それぞれ開口周り流路を成し、複数の前記開口周り流路のうちの開口側入口流路の数は、全ての前記開口周り流路の半数より多い、又は、全ての前記開口周り流路が前記開口側入口流路であり、前記開口側入口流路に対して、前記開口側入口流路の前記開口側で且つ前記外側から前記冷却媒体を供給し、前記開口側入口流路中で前記冷却媒体が供給された位置より前記開口から遠い位置で且つ前記内面から、前記開口側入口流路を流れた前記冷却媒体をを流出させる。
本発明に係る一態様では、燃焼器用パネルの耐久性を高めることができる。
本発明に係る一実施形態におけるガスタービンの構成を示す模式図である。 本発明に係る一実施形態におけるガスタービンの燃焼器周りの断面図である。 本発明に係る一実施形態における尾筒の斜視図である。 本発明に係る実施形態における燃焼器用パネルの平面図である。 図4におけるV−V線断面図である。 図4におけるVI−VI線断面図である。 本発明に係る実施形態の変形例における燃焼器用パネルの平面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
「実施形態」
本実施形態のガスタービンは、図1に示すように、外気Aoを圧縮して圧縮空気Aを生成する圧縮機1と、燃料Fを圧縮空気A中で燃焼させ燃焼ガスGを生成する燃焼装置2と、燃焼ガスGにより駆動するタービン3と、を備えている。
圧縮機1は、回転軸線Xrを中心として回転する圧縮機ロータ1aと、圧縮機ロータ1aを回転可能に覆う圧縮機車室1bと、を有する。タービン3は、回転軸線Xrを中心として回転するタービンロータ3aと、タービンロータ3aを回転可能に覆うタービン車室3bと、を有する。圧縮機ロータ1aの回転軸線Xrとタービンロータ3aの回転軸線Xrとは、同一直線上に位置している。この圧縮機ロータ1aとこのタービンロータ3aとは、互いに連結されてガスタービンロータ5を構成する。ガスタービンロータ5には、例えば、発電機GENのロータが連結されている。
ガスタービンは、さらに、ガスタービンロータ5を回転可能に覆う中間車室4を備えている。圧縮機車室1b、中間車室4、及びタービン車室3bは、この順序で、回転軸線Xrが延びる方向に並んでいる。圧縮機車室1b、中間車室4、及びタービン車室3bは、相互に接続されて、ガスタービン車室6を構成する。
燃焼装置2は、複数の燃焼器10を備える。燃焼器10は、図2に示すように、内部で燃料Fが燃焼する尾筒20と、尾筒20内に燃料F及び圧縮空気Aを送る燃料噴射器11と、を有する。複数の燃焼器10は、回転軸線Xrを中心として周方向に並んで、中間車室4に固定されている。各燃焼器10は、圧縮機1で圧縮された圧縮空気Aが漂う中間車室4内に配置されている。燃焼装置2は、さらに、複数の燃焼器毎の尾筒20内に圧縮空気Aを供給する空気供給管15と、この空気供給管15を流れる空気の流量を調節する弁16と、を有する。空気供給管15及び弁16は、いずれも、中間車室4内に配置されている。尾筒20内には、弁16及び空気供給管15を介して、中間車室4内の圧縮空気Aを供給することができる。
燃料噴射器11は、燃料F及び圧縮空気Aを噴射する複数のバーナ12と、複数のバーナ12を保持するバーナ保持筒13と、を備えている。複数のバーナ12は、いずれも、燃焼器軸線Xcと平行にバーナ保持筒13により支持されている。また、複数のバーナ12は、いずれも、燃焼器軸線Xcが延びる軸方向Daの一方側から他方側に向かって燃料Fを噴射する。さらに、複数のバーナ12は、いずれも、軸方向Daの一方側から他方側に向かって圧縮空気Aを一次空気A1として噴射する。
尾筒20は、図2及び図3に示すように、燃焼器軸線Xc周りに筒状を成して、燃焼ガスGが流れる燃焼ガス流路21の周囲を画定する。なお、以下では、軸方向Daの前記一方側を上流側Su、軸方向Daの前記他方側を下流側Sdとする。また、燃焼器軸線Xcに対する周方向を単に周方向Dcとし、燃焼器軸線Xcに対する径方向を単に径方向Drする。さらに、この径方向で燃焼器軸線Xcから遠ざかる側を径方向外側Dro、この反対側を径方向内側Driとする。なお、尾筒20とバーナ保持筒13とが一体化して、燃焼筒と呼ばれることもある。
本実施形態の尾筒20は、図3に示すように、筒状の胴体部30と、この胴体部30の下流側Sdに接合されている出口フランジ部25と、を有する。
出口フランジ部25は、燃焼器軸線Xc周りに筒状を成し、燃焼ガス流路21の一部を画定する筒26と、筒26の下流端に形成されているフランジ27と、を有する。フランジ27は、図2に示すように、尾筒20をタービン3の燃焼ガス入口部3iに接続するためのものである。筒26とフランジ27は、例えば、鋳造等により一体成型され、出口フランジ部25を成す。筒26の内周面には、図示されていない遮熱コーティング(Thermal Barrier Coating : TBC)層が施されている。
胴体部30は、燃焼器軸線Xc周りに筒状を成し、燃焼ガス流路21の一部を画定する。この胴体部30は、湾曲した複数の燃焼器用パネル31を有して構成される。湾曲した複数の燃焼器用パネル31は、周方向Dcに並べられ、各燃焼器用パネル31の周方向Dcの端相互を溶接で接合されて、筒状に形成される。なお、図3に示す胴体部30は、二枚の燃焼器用パネル31を周方向Dcに並べたものである。しかしながら、胴体部30は、例えば、三枚以上、例えば、四枚の燃焼器用パネル31を周方向Dcに並べたものであってもよい。また、胴体部30は、一枚の燃焼器用パネル31を筒状に湾曲させ、一枚の燃焼器用パネル31の端相互を溶接で接合したものであってもよい。
燃焼器用パネル31は、図5に示すように、外側板32と内側板34とを有する。外側板32で相反する方向を向いている一対の面のうち、一方の面が外面32oを成し、他方の面が接合面32cを成す。また、内側板34で相反する方向を向いている一対の面のうち、一方の面が接合面34cを成し、他方の面が内面34iを成す。外側板32の接合面32cには、外面32o側に凹み、一定の方向に長い複数の長溝33が形成されている。外側板32と内側板34とは、互いの接合面32c,34c相互がろう付け等で接合されて、燃焼器用パネル31を形成する。外側板32と内側板34との接合により、外側板32に形成されている長溝33の開口が内側板34により塞がり、この長溝33内が冷却流路35になる。よって、複数の冷却流路35は、燃焼器用パネル31の外面32oと内面34iとの間を、内面34iに沿った方向の延びている。
複数の冷却流路35は、それぞれ、燃焼器用パネル31の外面32oで開口して内部に圧縮空気Aを導く入口36iと、燃焼器用パネル31の内面34iで開口して内部を流れてきた圧縮空気Aを排出する出口36oと、を有する。すなわち、本実施形態では、各冷却流路は、それぞれ、独立した一の入口、及び独立した一の出口を有する。入口36iは、冷却流路35の延在方向の二つの端のうち、一方の端の位置に形成される。また、出口36oは、冷却流路35の延在方向の二つの端のうち、他方の端の位置に形成される。
複数の燃焼器用パネル31は、それぞれ、内側板34の内面34iが尾筒20の内周側を向き且つ外側板32の外面32oが尾筒20の外周側を向き、且つ複数の冷却流路35の延びる方向が軸方向Daになるように配置されて、前述したように、周方向Dcの端相互が接合される。このため、胴体部30の複数の冷却流路35は、いずれも実質的に軸方向Daに延び、周方向Daで隣り合う二つの冷却流路35の間隔は、軸方向Daのいずれの位置でも実質的に同じ間隔である。燃焼器用パネル31の内面34iには、遮熱コーティング層39が施される。よって、外側板32の外面32oは、胴体部30の外面となり、遮熱コーティング層39の表面が胴体部30の内面となる。
胴体部30には、図2〜図4に示すように、径方向外側Droから径方向内側Driに貫通する二次空気開口37が形成されている。言い換えると、複数の燃焼器用パネル31のうち、一の燃焼器用パネル31には、この燃焼器用パネル31の外面32oから内面34iに貫通する二次空気開口37が形成されている。前述の空気供給管15は、この二次空気開口37の縁に接続される。なお、空気供給管15と二次空気開口37の縁との接続は、フランジ接続でもよい。尾筒20の胴体部30内には、弁16及び空気供給管15を介して、この二次空気開口37から、この中間車室4内の圧縮空気Aが必要に応じて二次空気A2として供給される。
燃焼器用パネル31の二次空気開口37の周りには、図6に示すように、この燃焼器用パネル31の内面34i及び外面32oが、二次空気開口37の縁に近づくに連れて、次第に径方向外側Droに曲がる曲部38が形成されている。この曲部38は、例えば、プレス成形等の塑性加工により形成される。
ここで、図4に示すように、複数の冷却流路35のうち、二次空気開口37の縁に沿った位置から内面34iに沿った方向に延びる複数の冷却流路35を、それぞれ開口周り流路35aとする。よって、開口周り流路35aの開口側の端から二次空気開口37の縁までの最短距離を成す領域には、他の冷却流路35は存在しない。本実施形態において、全ての開口周り流路35aは、開口側の端に入口36iが形成され、開口側入口流路35aiを成す。このため、全ての開口周り流路35aは、二次空気開口37に対して遠い側の端に出口36oが形成されている。
複数の開口周り流路35aには、流路長の短い第一開口側入口流路35ai1と流路長の長い第二開口側入口流路35ai2とがある。第一開口側入口流路35ai1と第二開口側入口流路35ai2とは、二次空気開口37の縁に沿った方向で、交互に配置されている。言い換えると、二次空気開口37の縁に沿った方向で隣り合う二つの開口側入口流路35aiのうち、一方の開口側入口流路35aiが第一開口側入口流路35ai1を成し、他方の開口側入口流路35aiが第二開口側入口流路35ai2を成す。
複数の冷却流路35のうち、第一開口側入口流路35ai1の延長線上であって、この第一開口側入口流路35ai1に対して軸方向Daで隣接する冷却流路35は、第一隣接流路35b1を成す。この第一隣接流路35b1は、開口側の端に出口36oが形成され、二次空気開口37に対して遠い側の端に入口36iが形成されている。よって、第一開口側入口流路35ai1の出口36oと、第一隣接流路35b1の出口36oとは、軸方向Daで隣接しているい。また、複数の冷却流路35のうち、第二開口側入口流路35ai2の延長線上であって、この第二開口側入口流路35ai2に対して軸方向Daで隣接する冷却流路35は、第二隣接流路35b2を成す。この第二隣接流路35b2は、開口側の端に入口36iが形成され、二次空気開口37に対して遠い側の端に出口36oが形成されている。よって、第二開口側入口流路35ai2の出口36oと、第二隣接流路35b2の入口36iとは、軸方向Daで隣接している。
開口周り流路35aを除く複数の冷却流路35bのうち、軸方向Daで隣接する二つの冷却流路35bでは、一方の冷却流路35bの開口側の端に入口36iが形成されている場合、他方の冷却流路35bの開口側の端に出口36oが形成されている。すなわち、軸方向Daで隣接する二つの冷却流路35bのうちの一方の冷却流路35bの入口36iと、他方の冷却流路35bの出口36oとが、軸方向Daで隣接している。
複数の開口周り流路35aの開口側の端は、図6に示すように、開口周りの曲部38中に形成されている。よって、この曲部38には、開口周り流路35a、つまり開口側入口流路35aiの入口36iが形成されている。
以上で説明した本実施形態におけるガスタービンの動作及び作用について説明する。
圧縮機1は、図1に示すように、外気Aoを吸い込み、これを圧縮して圧縮空気Aを生成する。この圧縮空気Aは、中間車室4を経て、燃焼器10のバーナ保持筒13内に一次空気A1として流入する。バーナ保持筒13に流入した一次空気A1は、このバーナ保持筒13から尾筒20内に噴射される。場合によって、バーナ保持筒13に流入した一次空気A1は、このバーナ保持筒13内のバーナ12内に流入し、このバーナ12から尾筒20内に噴射される。燃焼器10の各バーナ12には、外部から燃料Fが供給される。バーナ12に流入した燃料Fは、このバーナ12から尾筒20内に噴射される。尾筒20内に噴射された燃料Fは、一次空気A1中で燃焼する。この結果、この尾筒20内では、燃焼ガスGが生成される。
尾筒20の胴体部30内には、弁16及び空気供給管15を介して、胴体部30の二次空気開口37から、中間車室4内の圧縮空気Aが二次空気A2として供給される場合がある。この二次空気A2は、例えば、尾筒20内の燃空比の調節のため利用させる。
尾筒20内で生成された高温高圧の燃焼ガスGは、尾筒20内に下流側Sdに流れ、タービン3の燃焼ガス入口部3iからタービン3内に流入する。タービンロータ3aは、この燃焼ガスGにより回転する。タービンロータ3aが回転すると、例えば、これに連結されている発電機GENのロータが回転し、この発電機GENは発電する。
尾筒20の内面34iは、高温の燃焼ガスGに晒される。このため、尾筒20の内面34iには、遮熱コーティング層39が施されている。さらに、尾筒20を構成する燃焼器用パネル31における冷却流路35には、この尾筒20の外側に存在する圧縮空気Aが冷却空気(冷却媒体)Acとして流入し、この冷却空気Acにより燃焼器用パネル31が冷却される。
圧縮空気Aは、冷却空気Acとして、燃焼器用パネル31の外面32oで開口している入口36iから冷却流路35内に流入する。冷却空気Acは、冷却流路35を流れる過程で、燃焼器用パネル31と熱交換し、この燃焼器用パネル31を冷却する。冷却空気Acは、燃焼器用パネル31の内面34iで開口している出口36oから燃焼ガス流路21に流出する。燃焼ガス流路21に流出した冷却空気Acの一部は、尾筒20の内面34iに沿って流れ、この内面34iをフィルム冷却する。
燃焼器用パネル31中で二次空気開口37の周りには、二次空気開口37の形成過程で生じた応力が残っていることが多い。つまり、二次空気開口37の周りには残留応力が存在する場合が多い。また、冷却流路35の出口36oは、燃焼器用パネル31の内面34iに形成されている。このため、燃焼器用パネル31の内面34iであって、この出口36oの周りにも、残留応力が存在する場合が多い。
仮に、開口周り流路35aの開口側の端に出口36oを形成すると、二次空気開口37の縁に開口周り流路35aの出口36oが極めて近接する。このため、高温の燃焼ガスGに対向する燃焼器用パネル31の内面34iであって、二次空気開口37の周りには、より高い応力が残ることになる。そこで、二次空気開口37の縁から開口周り流路35aまでの最短距離を大きくすると、二次空気開口37周りに広い無冷却領域が生じることになり、この無冷却領域に高い熱応力が発生する。さらに、開口周り流路35aの出口36oに至る冷却空気Acは、開口周り流路35aを流れてきた冷却空気Acであるため、開口周り流路35aを流れている過程で加熱されており、冷却能力が低い。よって、二次空気開口37周りの冷却能力が低下し、この観点からも、この二次空気開口37周りに高い熱応力が発生する。
また、二次空気開口37の周りに、前述した曲部38をプレス加工で形成した場合、二次空気開口37の周りに、より高い応力(残留応力)が残ることになる。特に、燃焼器用パネル31の内面34iであって二次空気開口37の周りには、プレス加工により引張応力が残留応力として残る。この燃焼器用パネル31の内面34iであって二次空気開口37の周りに、開口周り流路35aの出口36oを形成すると、この出口36oの縁に引張応力が作用し、この出口36oの縁を起点にして、クラックが発生し易い。
そこで、本実施形態では、全ての開口周り流路35aに関して、開口側の端に入口36iを形成している。開口周り流路35aの入口36iは、燃焼器用パネル31の外面32oに形成される。このため、高温の燃焼ガスGに対向する燃焼器用パネル31の内面34iであって、二次空気開口37の周りの残留応力を、開口周り流路35aの出口36oを開口側に端に形成した場合よりも小さくすることができる。よって、二次空気開口37の縁から開口周り流路35aまでの最短距離を小さくすることができ、二次空気開口37周りの無冷却領域を極めて小さくすることができる。さらに、開口周り流路35aの入口36iに流入してきた冷却空気Acは、未だ開口周り流路35aを流れていない冷却空気Acであるため、冷却能力が高い。よって、二次空気開口37周りの冷却能力が高まり、この二次空気開口37周りの熱応力の発生を抑えることができる。
また、二次空気開口37の周りに、前述した曲部38をプレス加工で形成した場合、燃焼器用パネル31の外面32oであって二次空気開口37の周りには、プレス加工により圧縮応力が残留応力として残る。この燃焼器用パネル31の外面32oであって二次空気開口37の周りに、開口周り流路35aの入口36iを形成しても、この入口36iの縁には圧縮応力が作用するため、クラックが発生し難い。
よって、本実施形態では、燃焼器用パネル31における二次空気開口37周りの耐久性を高めることができる。
ここで、全ての開口周り流路35aに関して、開口側の端に入口36iを形成し、且つ複数の開口周り流路35aの流路長を互いに同じにした場合について説明する。この場合、二次空気開口37の縁に沿った方向で隣接する二つの開口周り流路35a(開口側入口流路35ai)のそれぞれの出口36oの位置が、軸方向Daでほぼ同じ位置になる。すなわち、二つの開口周り流路35aの出口36oが二次空気開口37の縁に沿った方向で互いに近接することになる。前述したように、開口周り流路35aの出口36oに至る冷却空気Acは、開口周り流路35aを流れてきた冷却空気Acであるため、冷却能力が低い。よって、二つの開口周り流路35aの二次空気開口37に対して遠い側の各端を含む領域は、冷却能力の低い領域になる。
そこで、本実施形態では、流路長の短い第一開口側入口流路35ai1と流路長の長い第二開口側入口流路35ai2とを交互に配置している。この結果、二つの開口側入口流路35aiの出口36oの相互間距離が大きくなり、冷却能力が低い領域を離散させ且つ狭くすることができる。
さらに、本実施形態では、流路長の長い第二開口側入口流路35ai2の延長線上に配置されている第二隣接流路35b2の入口36iを開口側の端に形成している。すなわち、本実施形態では、第二開口側入口流路35ai2の出口36oと第二隣接流路35b2の入口36iとが、軸方向Daで隣接している。このため、第二開口側入口流路35ai2で二次空気開口37に対して遠い側の端が出口36oであっても、第二隣接流路35b2の入口36iから流入する冷却空気Acにより、この第二開口側入口流路35ai2の出口36oを含む領域における冷却能力の低下を抑えることができる。
また、本実施形態では、流路長の短い第一開口側入口流路35ai1の延長線上に配置されている第一隣接流路35b1の出口36oを開口側の端に形成している。このため、第一開口側入口流路35ai1の出口36oを含む領域における冷却能力を、第一隣接流路35b1を流れる冷却空気Acで補うことができない。しかしながら、第一開口側入口流路35ai1は、第二開口側入口流路35ai2より流路長が短いため、第一開口側入口流路35ai1の出口36oに至った冷却空気Acの冷却能力はそれほど低下していない。このため、第一開口側入口流路35ai1の出口36oを含む流域における冷却能力は、それほど低くない。
よって、本実施形態では、開口周り流路35aを除く冷却流路35bと開口周り流路35aとの境界を含む領域での冷却能力の均一化を図ることができる。
また、本実施形態では、軸方向Daで隣接する二つの冷却流路35bのうちの一方の冷却流路35bの入口36iと、他方の冷却流路35bの出口36oとが、軸方向Daで隣接している。このため、他方の冷却流路35bの出口36oを含む領域における冷却能力を、一方の冷却流路35bを流れる冷却空気Acで補うことができる。よって、開口周り流路35aを除く複数の冷却流路35bが配置されている領域での冷却能力の均一化を図ることができる。
以上のように、本実施形態では、開口周り流路35aを除く冷却流路35bと開口周り流路35aとの境界を含む領域、及び、開口周り流路35aを除く冷却流路35bが配置されている領域での冷却能力の均一化を図ることができる。このため、本実施形態では、これらの領域での熱応力の発生を抑えることができる。よって、本実施形態では、これらの領域の耐久性も高めることができる。
「各種変形例」
本実施形態の二次空気開口37は、燃焼器用パネル31の外面32o側から内面34i側に二次空気A2を導く開口である。しかしながら、この開口は、燃焼器用パネル31の外面32oから燃焼器用パネル31の内面34iに貫通した開口であればよく、二次空気A2を内面34i側に導くものでなくてもよい。
本実施形態の全ての開口周り流路35aは、開口側の端に入口36iが形成されている開口側入口流路35aiである。しかしながら、図7に示すように、燃焼器用パネル31aに形成されている複数の開口周り流路35aのうち、一部が開口側の端に入口36iが形成されている開口側入口流路35aiであり、残りの一部が開口側の端に入口36iが形成されていない非開口側入口流路35aoであってもよい。但し、この場合、開口側入口流路35aiの数は、全ての開口周り流路35aの半数より多くすべきである。言い換えると、開口側入口流路35aiの数は、非開口側入口流路35aoの数より多くすべきである。さらに、この場合、非開口側入口流路35aoは、開口側入口流路35aiに隣接し、他の非開口側入口流路35aoに隣接しないことが望ましい。
本実施形態における開口周り流路35aを含む冷却流路35の全ては、冷却流路35の延在方向の二つの端のうち、一方の端の位置に入口36iが形成され、他方の端の位置に出口36oが形成されている。しかしながら、入口36i及び出口36oは、冷却流路35の延在方向の端の位置に形成されていなくてもよい。
上記実施形態では、複数の冷却流路35のうち、二次空気開口37の縁に沿った位置から内面34iに沿った方向に延びる複数の冷却流路35を開口周り流路35aとし、開口周り流路35aの開口側の端から二次空気開口37の縁までの最短距離を成す領域には、他の冷却流路35は存在しない。しかしながら、燃焼器用パネル31中で、図6に示すように、曲部38が始まる部分Xから開口37までの領域内に、流路の少なくとも一部が存在する冷却流路35を開口周り流路35aとしてもよい。また、図7に示すように、開口37から一定の距離Yまでの領域内に、少なくとも一部が存在する冷却流路35を開口周り流路35aとしてもよい。この場合、この領域を定める距離Yは、当該領域内に一部が存在する全冷却流路35のうち、開口側入口流路35aiの数が半数以上になる、又は開口側入口流路35aiが全てである距離である。
本実施形態における開口周り流路35aを含む冷却流路35の全ては、燃焼器用パネル31の内面34iに沿った面内で直線的に延びている。しかしながら、冷却流路35は、燃焼器用パネル31の内面34iに沿った面内で曲がっている部分を有してもよい。
本実施形態における全ての冷却流路35は、流路の延在方向におけるいずれの位置でも断面積が実質的に同一である。しかしながら、いずれかの冷却流路35は、流路の延在方向の位置変化に伴って断面積が変化してもよい。例えば、加熱されやすい領域では、流路の断面積を大きくしてもよい。
以上の各実施形態において、燃焼器用パネル31は、外側板32と内側板34との二枚が接合されて構成成されている。しかしながら、燃焼器用パネル31は、単板で構成されてもよい。
1:圧縮機、1a:圧縮機ロータ、1b:圧縮機車室、2:燃焼装置、3:タービン、3a:タービンロータ、3b:タービン車室、3i:燃焼ガス入口部、4:中間車室、5:ガスタービンロータ、6:ガスタービン車室、10:燃焼器、11:燃料噴射器、12:バーナ、13:バーナ保持筒、15:空気供給管、16:弁、20:尾筒、21:燃焼ガス流路、25:出口フランジ部、30:胴体部、31,31a:燃焼器用パネル、32:外側板、32o:外面、34:内側板、34i:内面、35,35b:冷却流路、35a:開口周り流路、35ai:開口側入口流路、35ai1:第一開口側入口流路、35ai2:第二開口側入口流路、35ao:非開口側入口流路、35b1:第一隣接流路、35b2:第二隣接流路、36i:入口、36o:出口、37:二次空気開口(又は、単に開口)、38:曲部、39:遮熱コーティング層、A:圧縮空気、A1:一次空気、A2:二次空気、Ac:冷却空気(冷却媒体)、F:燃料、G:燃焼ガス、Xr:回転軸線、Xc:燃焼器軸線、Da:軸方向、Su:上流側、Sd:下流側、Dc:周方向、Dr:径方向、Dri:径方向内側、Dro:径方向外側
上記目的を達成するための発明に係る第三態様としての燃焼器用パネルは、
以上のいずれか一の前記燃焼器用パネルにおいて、複数の前記開口周り流路のうち、前記開口の縁に沿った方向で互いに隣接している二つの前記開口側入口流路は、流路長が互いに異なる。
上記目的を達成するための発明に係る第九態様としての燃焼装置は、
前記第八態様の前記燃焼器と、前記開口から前記燃焼ガス流路中に空気を供給する空気供給管と、前記空気供給管を流れる空気の流量を調節する弁と、を備える。
上記目的を達成するための発明に係る第十態様としてのガスタービンは、
前記第八態様の前記燃焼器と、前記燃焼器内で生成された燃焼ガスにより駆動するタービンと、を備える。
上記目的を達成するための発明に係る第十一態様としての燃焼器用パネルの冷却方法は、
燃焼ガスが流れる燃焼ガス流路の周囲を画定する燃焼器用パネルの冷却方法において、前記燃焼器用パネルは、前記燃焼ガスに対向する内面と、前記内面と相反する外側を向く外面と、前記外面から前記内面に貫通した開口と、前記内面と前記外面との間を前記内面に沿った方向に延びて、内部を冷却媒体が流れる複数の冷却流路と、が形成され、複数の前記冷却流路のうち、前記開口の縁に沿った位置から前記内面に沿った方向に延びる複数の前記冷却流路が、それぞれ開口周り流路を成し、複数の前記開口周り流路のうちの開口側入口流路の数は、全ての前記開口周り流路の半数より多い、又は、全ての前記開口周り流路が前記開口側入口流路であり、前記開口側入口流路に対して、前記開口側入口流路の前記開口側で且つ前記外側から前記冷却媒体を供給し、前記開口側入口流路中で前記冷却媒体が供給された位置より前記開口から遠い位置で且つ前記内面から、前記開口側入口流路を流れた前記冷却媒体を流出させる。

Claims (11)

  1. 軸線が延びる軸方向の上流側から下流側に燃焼ガスが流れる燃焼ガス流路の周囲を画定する燃焼器用パネルにおいて、
    前記燃焼ガスに対向する内面と、
    前記内面と相反する側を向く外面と、
    前記外面から前記内面に貫通した開口と、
    前記内面と前記外面との間を前記内面に沿った方向に延びて、内部を冷却媒体が流れる複数の冷却流路と、
    が形成され、
    複数の前記冷却流路は、それぞれ、前記外面で開口して内部に冷却媒体を導く入口と、前記内面で開口して内部を流れてきた前記冷却媒体を排出する出口と、を有し、
    複数の前記冷却流路のうち、前記開口の縁に沿った位置から前記内面に沿った方向に延びる複数の前記冷却流路が、それぞれ開口周り流路を成し、
    複数の前記開口周り流路のうち、前記出口よりも前記入口が前記開口側に形成されている開口側入口流路の数は、全ての前記開口周り流路の半数より多い、又は、全ての前記開口周り流路が前記開口側入口流路である、
    燃焼器用パネル。
  2. 請求項1に記載の燃焼器用パネルにおいて、
    複数の前記開口周り流路のうち、一部が前記開口側入口流路であり、残りの一部が前記出口よりも前記入口が前記開口側に形成されていない非開口側入口流路であり、
    前記非開口側入口流路は、前記開口の縁に沿った方向で前記開口側入口流路に隣接し、他の前記非開口側入口流路と隣接していない、
    燃焼器用パネル。
  3. 請求項1又は2に記載の燃焼器用パネルにおいて、
    複数の前記開口周り流路のうち、前記開口の縁に沿った方向で互いに隣接している二つの開口周り流路は、いずれも、前記開口側入口流路であり、
    前記二つの開口側入口流路は、流路長が互いに異なる、
    燃焼器用パネル。
  4. 請求項3に記載の燃焼器用パネルにおいて、
    前記二つの開口側入口流路のうち流路長の短い第一開口側入口流路の延長線上に、前記第一開口側入口流路に隣接する前記冷却流路としての第一隣接流路が配置され、
    前記二つの開口側入口流路のうち流路長の長い第二開口側入口流路の延長線上に、前記第二開口側入口流路に隣接する前記冷却流路としての第二隣接流路が配置され、
    前記第一隣接流路は、前記入口よりも前記開口側に前記出口が形成され、
    前記第二隣接流路は、前記出口よりも前記開口側に前記入口が形成されている、
    燃焼器用パネル。
  5. 請求項3又は4に記載の燃焼器用パネルにおいて、
    前記二つの開口側入口流路の間の前記開口の縁に沿った方向における間隔は、前記二つの開口側入口流路のうち、一方の流路が延びている流路延在方向における複数の位置で同じ間隔である、
    燃焼器用パネル。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の燃焼器用パネルにおいて、
    前記開口の周りには、前記内面及び前記外面が、前記開口の縁に近づくに連れて、次第に、前記軸線に対する径方向であって前記燃焼ガス流路から遠ざかる外側に曲がる曲部が形成され、
    複数の前記開口周り流路のうち、前記開口側入口流路は、前記開口側の端が前記曲部中に形成されている、
    燃焼器用パネル。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の燃焼器用パネルにおいて、
    複数の前記開口周り流路が延びる方向は、いずれも、前記軸方向の方向成分を含む方向である、
    燃焼器用パネル。
  8. 請求項1から7のいずれかに一項に記載の燃焼器用パネルと、
    前記燃焼器用パネルにより画定される前記燃焼ガス流路の前記上流側から前記燃焼ガス流路内に燃料及び空気を噴射する燃料噴射器と、
    を備える燃焼器。
  9. 請求項8に記載の燃焼器と、
    前記開口から前記燃料ガス流路中に空気を供給する空気供給管と、
    前記空気供給管を流れる空気の流量を調節する弁と、
    を備える燃焼装置。
  10. 請求項9に記載の燃焼器と、
    前記燃焼器内で生成された燃焼ガスにより駆動するタービンと、
    を備えるガスタービン。
  11. 燃焼ガスが流れる燃焼ガス流路の周囲を画定する燃焼器用パネルの冷却方法において、
    前記燃焼器用パネルは、
    前記燃焼ガスに対向する内面と、
    前記内面と相反する外側を向く外面と、
    前記外面から前記内面に貫通した開口と、
    前記内面と前記外面との間を前記内面に沿った方向に延びて、内部を冷却媒体が流れる複数の冷却流路と、
    が形成され、
    複数の前記冷却流路のうち、前記開口の縁に沿った位置から前記内面に沿った方向に延びる複数の前記冷却流路が、それぞれ開口周り流路を成し、
    複数の前記開口周り流路のうちの開口側入口流路の数は、全ての前記開口周り流路の半数より多い、又は、全ての前記開口周り流路が前記開口側入口流路であり、
    前記開口側入口流路に対して、前記開口側入口流路の前記開口側で且つ前記外側から前記冷却媒体を供給し、
    前記開口側入口流路中で前記冷却媒体が供給された位置より前記開口から遠い位置で且つ前記内面から、前記開口側入口流路を流れた前記冷却媒体をを流出させる、
    燃焼器用パネルの冷却方法。
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