JP2017160465A - シートの帯電密着装置、シートの真空成膜装置、および薄膜付きシートの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
前記帯電手段が、プラズマ発生手段と、接地電位と前記シート案内面電位との間に10V以上1000V以下の電位差を付与できるシート帯電用の電位差付与手段と、で構成され、
前記プラズマ発生手段が、筐体と、この筐体の内部に設置されプラズマを発生させるプラズマ電極と、前記筐体の前記シート案内面と対向する位置に設けられプラズマで発生した荷電粒子を前記筐体の外部に放出するための放出口と、で構成され、
前記放出口よりもシート搬送方向の上流側と下流側にそれぞれ少なくとも1つずつ、上流側と下流側とで対となるように配置された一対の導電性部材であって、これらの前記シート案内面までの距離が搬送されるシートと前記放出口との距離よりも短くなるように配置された一対の第1の導電性部材を備えた、シートの帯電密着装置で構成されている。
プラズマ発生手段の内部の空気を排気口から排気しながら、シート案内面上のシート薄膜形成面に、プラズマ発生手段から供給される荷電粒子のうちいずれかの極性の荷電粒子を、前記プラズマ発生手段と前記シート案内面との間に10V以上1000V以下の電位差を付与し誘導することにより、前記シート薄膜形成面を帯電させた後、前記シート案内面上の前記シート薄膜形成面に前記薄膜を形成する。
2 原反ロール体
3 シート案内面
4 中間ローラ(巻出側)
5 中間ローラ(巻取側)
6 巻取ロール体
7 蒸発源(微粒子発生手段)
8 蒸着材料
9 蒸気
10 薄膜
11 接地
12 シート搬送方向
13 減圧室
14 シート帯電用の直流電源(シート帯電用の電位差付与手段)
14b 第1の直流電源(第1の電位差付与手段)
14c 第2の直流電源(第2の電位差付与手段)
15 電気抵抗
16 プラズマ発生手段
17 プラズマ用電源
18 プラズマ電極
19 プラズマ発生手段の筐体
20 真空ポンプ
21 バルブ
22 ガス導入経路
23 ガス導入ノズル
24 電子ビーム照射装置
25 荷電粒子放出口
26 第1の導電性部材
26b 第2の導電性部材
27 プラズマ放電領域
28 絶縁性部材
Claims (9)
- 減圧室と、この減圧室内の空気を排気する排気手段と、前記減圧室内に設置され、シートと接触しながらシートを搬送するシート案内面を有し、このシート案内面の移動に伴ってシートを搬送するシート搬送手段と、前記シート案内面上のシートを帯電させる帯電手段と、を備えたシートの帯電密着装置であって、
前記帯電手段が、プラズマ発生手段と、接地電位と前記シート案内面電位との間に10V以上1000V以下の電位差を付与できるシート帯電用の電位差付与手段と、で構成され、
前記プラズマ発生手段が、筐体と、この筐体の内部に設置されプラズマを発生させるプラズマ電極と、前記筐体の前記シート案内面と対向する位置に設けられプラズマで発生した荷電粒子を前記筐体の外部に放出するための放出口と、で構成され、
前記放出口よりもシート搬送方向の上流側と下流側にそれぞれ少なくとも1つずつ、上流側と下流側とで対となるように配置された一対の導電性部材であって、これらの前記シート案内面までの距離が搬送されるシートから前記放出口までの距離よりも短くなるように配置された一対の第1の導電性部材を備えた、シートの帯電密着装置。 - 前記第1の導電性部材から前記シート案内面までの距離が、前記放出口に最も近い電気的に接地された部材から放出口までの距離よりも短くなるように、前記第1の導電性部材が配置された、請求項1のシートの帯電密着装置。
- 前記第1の導電性部材と接地電位との間に電位差を付与できる第1の電位差付与手段を備えた、請求項1または2のシートの帯電密着装置。
- 前記第1の電位差付与手段により付与された電位差が、前記シート案内面と接地電位との間に付与された電位差以下である、請求項3のシートの帯電密着装置。
- 前記一対の第1の導電性部材を挟みこむように、第1の導電性部材よりもシート搬送方向の上流側と下流側にそれぞれ少なくとも1つずつ、上流側と下流側とで対となるように配置された一対の導電性部材であって、これら導電性部材と接地電位との間に電位差を付与できる第2の電位差付与手段を有する一対の第2の導電性部材を備え、
前記第1の電位差付与手段により前記第1の導電性部材に付与された電位と、前記第2の電位差付与手段により前記第2の導電性部材に付与された電位とが、いずれも接地電位に対して正電位であり、
前記第2の電位差付与手段により付与された電位差が、前記第1の電位差付与手段により付与された電位差以下である、請求項4のシートの帯電密着装置。 - 前記一対の第1の導電性部材を挟みこむように、第1の導電性部材よりもシート搬送方向の上流側と下流側にそれぞれ少なくとも1つずつ、上流側と下流側とで対となるように配置された一対の導電性部材であって、これら導電性部材と接地電位との間に電位差を付与できる第2の電位差付与手段を有する一対の第2の導電性部材を備え、
前記第1の電位差付与手段により前記第1の導電性部材に付与された電位と、前記第2の電位差付与手段により前記第2の導電性部材に付与された電位とが、いずれも接地電位に対して負電位であり、
前記第2の電位差付与手段により付与された電位差が、前記第1の電位差付与手段により付与された電位差以上である、請求項4のシートの帯電密着装置。 - 前記一対の第1の導電性部材を挟みこむように、第1の導電性部材よりもシート搬送方向の上流側と下流側にそれぞれ少なくとも1つずつ、上流側と下流側とで対となるように配置された一対の導電性部材であって、これら導電性部材と接地電位との間に電位差を付与できる第2の電位差付与手段を有する一対の第2の導電性部材を備え、
前記第1の電位差付与手段により前記第1の導電性部材に付与された電位と、前記第2の電位差付与手段により前記第2の導電性部材に付与された電位とが、逆極性である、請求項4のシートの帯電密着装置。 - 請求項1〜7のいずれかのシートの帯電密着装置を用いたシートの真空成膜装置であって、
前記プラズマ発生手段よりもシート搬送方向下流側に、前記シート案内面に接触しながら搬送されるシート上に薄膜を形成するために前記シートに向かって微粒子を飛散させる微粒子発生源が配置された、シートの真空成膜装置。 - 請求項8のシートの真空成膜装置を用い、減圧雰囲気下において、前記シート案内面に接触しながら搬送方向に搬送されている電気絶縁性シート上に、前記微粒子発生源から飛来させた微粒子を堆積させ、薄膜を形成する薄膜付きシートの製造方法であって、
前記シート案内面上のシート薄膜形成面に、前記プラズマ発生手段から供給される荷電粒子のうちいずれかの極性の荷電粒子を、接地電位と前記シート案内面電位との電位差が10V以上1000V以下となるよう電位差を付与し誘導することにより、前記シート薄膜形成面を帯電させた後、前記シート案内面上の前記シート薄膜形成面に前記薄膜を形成する薄膜付きシートの製造方法。
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JP2016043003A JP6520762B2 (ja) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | シートの帯電密着装置、シートの真空成膜装置、および薄膜付きシートの製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109321916A (zh) * | 2018-12-12 | 2019-02-12 | 常州大学 | 一种基于电火花放电的提高涂层结合力的方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003522297A (ja) * | 2000-02-01 | 2003-07-22 | インテバック・インコーポレイテッド | プラズマ処理システムおよび方法 |
JP2008248266A (ja) * | 2007-03-29 | 2008-10-16 | Toray Ind Inc | シートの薄膜形成装置および薄膜付きシートの製造方法 |
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2016
- 2016-03-07 JP JP2016043003A patent/JP6520762B2/ja active Active
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