JP2017160020A - 用紙矯正装置及び画像形成システム - Google Patents
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Abstract
【課題】用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる用紙矯正装置及び画像形成システムを提供する。
【解決手段】用紙矯正装置Bは、湾曲量を可変な湾曲搬送路に用紙を通紙することで用紙のカールを矯正するものであって、湾曲搬送路の湾曲量を設定する湾曲量設定部B31と、湾曲量設定部B31により設定された湾曲量に応じて紙間距離を変化させる紙間距離制御部B32とを備える。紙間距離制御部B32は、今回用紙の湾曲量に対して、1枚前の用紙の湾曲量が小さくなるほど、当該今回用紙を当該1枚前の用紙に近づくように紙間距離を制御し、今回用紙の湾曲量に対して、1枚前の用紙の湾曲量が大きくなるほど、当該今回用紙が当該1枚前の用紙から離れるように紙間距離を制御する。
【選択図】図4
【解決手段】用紙矯正装置Bは、湾曲量を可変な湾曲搬送路に用紙を通紙することで用紙のカールを矯正するものであって、湾曲搬送路の湾曲量を設定する湾曲量設定部B31と、湾曲量設定部B31により設定された湾曲量に応じて紙間距離を変化させる紙間距離制御部B32とを備える。紙間距離制御部B32は、今回用紙の湾曲量に対して、1枚前の用紙の湾曲量が小さくなるほど、当該今回用紙を当該1枚前の用紙に近づくように紙間距離を制御し、今回用紙の湾曲量に対して、1枚前の用紙の湾曲量が大きくなるほど、当該今回用紙が当該1枚前の用紙から離れるように紙間距離を制御する。
【選択図】図4
Description
本発明は、用紙矯正装置及び画像形成システムに関する。
従来、画像形成装置と後処理装置との間に介在し、後段に設けられる後処理装置において用紙のカールによる不具合等が発生しないようにするために、用紙のカールを矯正する用紙矯正装置が知られている。この用紙矯正装置では、例えばカール方向(カールした用紙の突出方向)と逆方向に湾曲させた用紙の搬送路を利用して、用紙のカールを矯正する。具体的には、用紙の一面に接触する搬送ベルトと、用紙の他面側において当該搬送ベルトの幅方向に延びる円形軸部材とによって用紙矯正機構を形成し、円形軸部材を搬送ベルトにくい込むように移動させることで、用紙を矯正するための湾曲搬送路を形成するようになっている(例えば特許文献1参照)。
しかし、上記の用紙矯正装置では、用紙矯正を強く行うほど湾曲が大きくなって用紙搬送長が長くなってしまう。このため、後段に設けられる後処理装置に対しては、用紙矯正の強さに応じて用紙の供給タイミングが異なってしまう。例えば1枚目の用紙が強く矯正され、2枚目の用紙が弱く矯正される場合、1枚目の用紙については後処理装置に対して大きく遅れて到達するのに対し、2枚目の用紙については後処理装置に対してあまり遅れることなく到達する。
そして、上記の如く、後処理装置に対する用紙の搬送タイミング(紙間距離)が異なってしまうと、後処理装置における後処理の生産性の低下につながってしまう。例えば、紙間距離が小さくなりすぎてしまうと後処理装置においてジャムが発生しやすくなり、紙間距離が大きくなりすぎてしまうと後処理装置において次の用紙を待つ待機時間が長くなってしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる用紙矯正装置及び画像形成システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る用紙矯正装置は、湾曲量を可変な湾曲搬送路に用紙を通紙することで用紙のカールを矯正する用紙矯正装置であって、前記湾曲搬送路の湾曲量を設定する湾曲量設定手段と、前記湾曲量設定手段により設定された湾曲量に応じて紙間距離を変化させる紙間距離制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る用紙矯正装置によれば、湾曲搬送路の湾曲量を設定し、設定された湾曲量に応じて紙間距離を変化させるため、用紙毎に搬送長が異なって紙間距離が短すぎたり長すぎたりすることを防止でき、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる。
また、本発明に係る用紙矯正装置において、前記紙間距離制御手段は、用紙が導入されてから排出されるまでの間に2以上の速度で用紙を搬送する場合において、当該2以上の速度の搬送時間を制御して紙間距離を変化させることが好ましい。
この用紙矯正装置によれば、2以上の速度の搬送時間を制御して紙間距離を変化させるため、用紙が導入されてから排出されるまでの間に2以上の速度で用紙を搬送する用紙矯正装置においては、2以上の速度について時間の長短を調整することによって紙間距離が短すぎたり長すぎたりすることを防止でき、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる。
また、本発明に係る用紙矯正装置において、前記紙間距離制御手段は、用紙が導入されてから排出されるまでの間における用紙搬送速度に、これと異なる新たな用紙搬送速度を追加して用紙を搬送させることで紙間距離を変化させることが好ましい。
この用紙矯正装置によれば、用紙が導入されてから排出されるまでの間における用紙搬送速度に、これと異なる新たな用紙搬送速度を追加して用紙を搬送させることで紙間距離を変化させるため、例えば或る速度で搬送される区間において速度を高めたり低めたりすることで、紙間距離が短すぎたり長すぎたりすることを防止でき、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる。
また、本発明に係る用紙矯正装置において、前記紙間距離制御手段は、用紙が導入されてから排出されるまでの搬送路のうち前記湾曲搬送路を除く搬送路における長さを制御することで紙間距離を変化させることが好ましい。
この用紙矯正装置によれば、湾曲搬送路を除く搬送路における長さを制御することで紙間距離を変化させるため、湾曲搬送路による各用紙の搬送長の差がなくなるように調整して、紙間距離が短すぎたり長すぎたりすることを防止でき、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる。
また、本発明に係る用紙矯正装置において、前記紙間距離制御手段は、前記湾曲搬送路に用紙が搬送される前に、又は、前記湾曲搬送路から用紙が排出された後に、紙間距離を変化させることが好ましい。
この用紙矯正装置によれば、湾曲搬送路に用紙が搬送される前に、又は、湾曲搬送路から用紙が排出された後に、紙間距離を変化させるため、用紙が湾曲搬送路を搬送されているときに、例えば用紙搬送速度を変化させる制御を行って、用紙矯正の品質に影響を与えてしまうことを防止することができる。
また、本発明に係る用紙矯正装置において、前記紙間距離制御手段は、前記湾曲搬送路に用紙が搬送される前に紙間距離を変化させることが好ましい。
この用紙矯正装置によれば、湾曲搬送路に用紙が搬送される前に紙間距離を変化させるため、例えば画像形成装置から導入した直後の用紙の増速を行うローラーを有する用紙矯正装置においては、このローラーの制御を調整することで既存の構成を利用して紙間距離を変化させることができる。また、例えば湾曲搬送路に用紙が搬送される前の搬送路に湾曲部を形成して搬送路の長さを制御する場合にはこの湾曲部によって用紙がカールしてしまっても、後段の湾曲搬送路においてこのカールについても矯正でき紙間距離を変化させる際に矯正が適正にできなくなってしまう可能性を低減することができる。
また、本発明に係る用紙矯正装置において、前記紙間距離制御手段は、前記湾曲量設定手段によって設定される今回用紙の湾曲量に対して、当該今回用紙の1枚前の用紙の湾曲量が小さくなるほど、当該今回用紙を当該1枚前の用紙に近づくように紙間距離を制御し、前記湾曲量設定手段によって設定される今回用紙の湾曲量に対して、当該今回用紙の1枚前の用紙の湾曲量が大きくなるほど、当該今回用紙が当該1枚前の用紙から離れるように紙間距離を制御することが好ましい。
この用紙矯正装置によれば、設定される今回用紙の湾曲量に対して1枚前の用紙の湾曲量が小さくなるほど、当該今回用紙を当該1枚前の用紙に近づくように紙間距離を制御し、設定される今回用紙の湾曲量に対して1枚前の用紙の湾曲量が大きくなるほど、当該今回用紙が当該1枚前の用紙から離れるように紙間距離を制御する。このため、前用紙との湾曲量の差を考慮して調整することで、より適切に紙間距離を制御することができる。
また、本発明に係る用紙矯正装置において、前記湾曲量設定手段によって設定される今回用紙の湾曲量に基づく搬送長と当該今回用紙の1枚前の用紙の湾曲量に基づく搬送長との差分と、紙間距離を制御するための紙間制御値とを対応付けた紙間制御テーブルを記憶した記憶手段をさらに備え、前記紙間距離制御手段は、前記差分と、前記記憶手段の紙間制御テーブルとから求められる紙間制御値に基づいて、紙間距離を制御することが好ましい。
この用紙矯正装置によれば、今回用紙の湾曲量に基づく搬送長と当該今回用紙の1枚前の用紙の湾曲量に基づく搬送長との差分と、紙間制御テーブルとから求められる紙間制御値に基づいて、紙間距離を制御するため、複雑な演算を要することなく、簡易に適切な紙間距離の制御を行うことができる。
また、本発明に係る画像形成システムは、上記のいずれか1つに記載の用紙矯正装置と、用紙に対して画像を形成して前記用紙矯正装置に供給する画像形成装置と、を備え、前記画像形成装置は、用紙に画像を形成して定着した後に、前記用紙矯正装置へ排出される用紙を検出するセンサを有し、前記湾曲搬送路は、紙間において湾曲量を変化可能であり、前記湾曲量設定手段は、前記センサに用紙が検出されたときに、当該用紙を矯正するための前記湾曲搬送路の湾曲量を設定することを特徴とする。
本発明に係る画像形成システムによれば、用紙矯正装置へ排出される用紙を検出するセンサに用紙が検出されたときに、当該用紙を矯正するための湾曲搬送路の湾曲量を設定するため、当該用紙については用紙矯正装置での搬送中に湾曲量の設定が突然変化することがなく、適切なタイミングで湾曲量を設定することができる。また、湾曲搬送路は、紙間において湾曲量を変化可能であることから、湾曲搬送路を搬送中の用紙がないときに湾曲量が変更されて、用紙矯正に支障をきたしてしまうことを防止することができる。
本発明によれば、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる用紙矯正装置及び画像形成システムを提供することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明するが、本発明は以下の実施形態に限られるものではない。
図1は、第1実施形態に係る用紙矯正装置を含む画像形成システムを示す概略構成図である。図1に示す画像形成システム1は、画像形成装置Aと、画像形成装置Aにより画像形成された用紙Sを受け入れて用紙Sのカールを矯正する(すなわちデカールする)用紙矯正装置Bと、用紙矯正装置Bによってデカールされた用紙Sに対して後処理を行う後処理装置Cとから構成されている。
画像形成装置Aは、用紙Sに対して画像を形成して用紙矯正装置Bに供給するものであって、複数の感光体を一本の中間転写ベルトに対面させて縦方向に配列することにより用紙Sに対してフルカラーの画像を形成するタンデム型カラー式のものである。この画像形成装置Aは、上部に自動原稿搬送装置と走査露光装置とからなる画像読取装置2を有し、下部に画像形成部3と複数の給紙トレイ4とを有して構成される。
画像読取装置2は、自動原稿搬送装置の原稿トレイ上に載置された原稿を搬送部により搬送し、原稿の片面又は両面の画像を走査露光し、画像情報を読み取るものである。また、画像読取装置2は、コンタクトガラスに載置された原稿の画像情報についても読み取る構成となっている。
画像形成部3は、複数の給紙トレイ4から用紙Sの供給を受けるものであり、画像読取装置2により読み取られた画像情報、又は、PC(personal computer)等から送信された画像情報に基づいて、用紙Sに画像形成を行うものである。
この画像形成部3は、画像転写部3aと、定着部3bとから構成されている。画像転写部3aは、帯電、露光及び現像を行う電子写真プロセスにより、感光体上にトナー像を形成しこの画像を用紙Sに転写するものである。第1実施形態において画像転写部3aは、中間転写ベルトを有するタイプのものであり、複数の感光体上のトナー像は中間転写ベルトに転写され、中間転写ベルト上のトナー像が用紙Sに転写される。
定着部3bは、加熱ローラーと加圧ローラーとで用紙Sを搬送するニップ部を形成し、用紙Sを搬送しつつ加熱・加圧してトナーを溶融して、画像転写部3aにより用紙Sに転写された画像を用紙Sに定着させるものである。
さらに、画像形成装置Aは、定着部3bの下流側から、画像転写部3aの上流側につながる反転経路5と、排出される用紙Sを検出する排紙センサ(センサ)6と、画像形成等に関する各種操作を行うための操作表示パネル7と、制御部8とを備えている。
反転経路5は、用紙Sの表裏を反転させたうえで、再度画像転写部3aに再搬送するための経路である。この反転経路5により、用紙Sに対する表裏の画像形成が可能となっている。排紙センサ6は、定着部3bを通過することにより画像が定着されて用紙矯正装置Bに排出される用紙Sの存在を検出するものである。この排紙センサ6は、例えば光を出射すると共に用紙Sに当たって反射した反射光を検知することで用紙Sの存在を検出する光センサによって構成されている。操作表示パネル7は、操作部と表示部とが兼用となったタッチパネル式の液晶ディスプレイであって、特に第1実施形態においてはカール矯正の強さ(すなわちデカールの強さ)を示す調整値を入力可能となっている。
制御部8は、画像形成装置Aの全体を制御するものであって、画像形成や用紙Sの搬送等の各種制御を行うものである。また、制御部8は、用紙矯正装置Bの制御部B3と通信するようになっている。
用紙矯正装置Bは、用紙Sの表裏における印字率の差や、用紙Sの表裏における定着温度の差などによって生じる用紙Sのカールをデカールするための装置であって、後述のように湾曲量を可変な湾曲搬送路(後述の図2の符号CCP1及び図3の符号CCP2参照)に用紙Sを通紙することでデカールするものである。このような用紙矯正装置Bは、第1用紙矯正機構B1と、第2用紙矯正機構B2と、第1〜第3搬送路CP1〜CP3と、第1〜第3ローラーR1〜R3と、第1〜第3センサSe1〜Se3と、制御部B3とを備えている。
第1用紙矯正機構B1は、用紙Sの一方面に突出するカールを矯正するための機構部であり、第2用紙矯正機構B2は、用紙Sの他方面に突出するカールを矯正するための機構部である。これら用紙矯正機構B1,B2が上記の湾曲搬送路を備えている。
第1搬送路CP1は、画像形成装置Aからの用紙Sを受け入れて第1用紙矯正機構B1まで搬送する経路であり、第2搬送路CP2は、第1用紙矯正機構B1を通過した用紙Sを第2用紙矯正機構B2まで搬送する経路である。第3搬送路CP3は、第2用紙矯正機構B2を通過した用紙Sを後処理装置Cまで搬送する経路である。
第1〜第3ローラーR1〜R3は、第1搬送路CP1において用紙Sを搬送するためのローラーである。これらローラーR1〜R3のうち、第1及び第2ローラーR1,R2は、画像形成装置Aから受け入れた用紙Sを増速させるためのローラーであり、第3ローラーR3は、第1用紙矯正機構B1に導入される用紙Sの速度を調整するためのローラーである。また、符号を付した説明を省略するが、第2及び第3搬送路CP2,CP3においても各種ローラーが設けられている。
第1〜第3センサSe1〜Se3は、用紙Sの存在を検出するためのセンサであって、光センサにより構成されている。このうち第1センサSe1は、第1搬送路CP1の上流側に設けられ、用紙矯正装置Bに導入された用紙Sを検出する。第2センサSe2は、第1用紙矯正機構B1の直前に設けられ第1用紙矯正機構B1に導入される用紙Sを検出する。第3センサSe3は、第1用紙矯正機構B1の直後に設けられ第1用紙矯正機構B1から排出された用紙Sを検出する。
制御部B3は、用紙矯正装置Bの全体を制御するものであって、画像形成装置Aの制御部8からの信号、及び、第1〜第3センサSe1〜Se3からの信号に基づいて、第1用紙矯正機構B1、第2用紙矯正機構B2、及び、第1〜第3ローラーR1〜R3を制御する。
後処理装置Cは、用紙Sを切断(パンチを含む)、折り、及びステープル処理等を行う後処理機能部C1を備えている。また、後処理装置Cは、排紙トレイTrを備えており、後処理機能部C1による後処理後の用紙Sを排紙トレイTrに排紙する。
次に、用紙矯正装置Bについてより詳細に説明する。図2は、図1に示した第1用紙矯正機構B1の詳細を示す構成図である。図2に示すように、第1用紙矯正機構B1は、デカールベルトB11と、複数(3つ)のローラーB12〜B14と、円形軸部材B15と、カム機構B16と、第1モーターM1とを備えている。
デカールベルトB11は、搬送される用紙Sの他面側に接触し、用紙Sを搬送する無端状のベルトである。このデカールベルトB11は、複数のローラーB12〜B14に巻き回されている。複数のローラーB12〜B14はいずれか1つが駆動ローラーとなっておりデカールベルトB11を回転させ、他は従動ローラーとなっている。
円形軸部材B15は、搬送される用紙Sの一面側に接触してデカールベルトB11の幅方向に延びる金属製パイプである。この円形軸部材B15は、回転可能に支持されていてもよいし、回転不可に支持されていてもよい。また、円形軸部材B15は、デカールベルトB11による用紙搬送方向と交差する方向(より詳細には図2に示す搬送方向と直交する方向)に移動可能に構成されている。円形軸部材B15は、この移動によってデカールベルトB11に押し付け可能となっている(破線参照)。
このように、円形軸部材B15がデカールベルトB11に押し付けられることで、搬送路が湾曲する。このような湾曲搬送路CCP1は、円形軸部材B15の押し付け量に応じて湾曲量(デカールの強さ)が決定する。
なお、円形軸部材B15の押し付け量の制御については、円形軸部材B15に接続されるカム機構B16の回転を第1モーターM1によって制御することで行われるが、特にこれに限るものではない。また、円形軸部材B15とデカールベルトB11との間には、更に他のベルトなどが介在していてもよい。
図3は、図1に示した第2用紙矯正機構B2の詳細を示す構成図である。図3に示す第2用紙矯正機構B2は、図2に示した第1用紙矯正機構B1と同様であって、デカールベルトB21と、複数(3つ)のローラーB22〜B24と、円形軸部材B25と、カム機構B26と、第2モーターM2とを備えている。
デカールベルトB21は、搬送される用紙Sの一面側に接触し、用紙Sを搬送する無端状のベルトであって、複数のローラーB22〜B24に巻き回されている。複数のローラーB22〜B24はいずれか1つが駆動ローラーとなっておりデカールベルトB21を回転させ、他は従動ローラーとなっている。
円形軸部材B25は、搬送される用紙Sの他面側に接触してデカールベルトB21の幅方向に延びる金属製パイプである。この円形軸部材B25は、回転可能に支持されていてもよいし、回転不可に支持されていてもよい。また、円形軸部材B25は、デカールベルトB21による用紙搬送方向と交差する方向(より詳細には図3に示す搬送方向と直交する方向)に移動可能に構成されており、この移動によってデカールベルトB21に押し付け可能となっている(破線参照)。
このように、円形軸部材B25がデカールベルトB21に押し付けられることで、搬送路が湾曲する。このような湾曲搬送路CCP2は、円形軸部材B25の押し付け量に応じて湾曲量(デカールの強さ)が決定する。
なお、円形軸部材B25の押し付け量の制御については、上記と同様に、カム機構B26の回転を第2モーターM2によって制御することで行われるが、特にこれに限るものではない。また、円形軸部材B25とデカールベルトB21との間には、更に他のベルトなどが介在していてもよい。
図4は、用紙矯正装置Bの制御部B3及び各種構成を示す機能ブロック図である。図4に示す制御部B3は、CPU(Central Processing Unit)によって構成されるものであって、湾曲量設定部(湾曲量設定手段)B31と、記憶部(記憶手段)B33との機能部を備えている。
湾曲量設定部B31は、第1及び第2用紙矯正機構B1,B2の湾曲搬送路CCP1,CCP2の湾曲量を設定する機能部である。この湾曲量設定部B31は、用紙Sをデカールするための調整値の情報を画像形成装置Aの制御部8から入力すると、この情報に応じて湾曲搬送路CCP1,CCP2の湾曲量を設定する。
図5は、調整値に応じた制御パターンのテーブルを示す概念図であり、図6は、制御パターンに応じた制御内容のテーブルを示す概念図である。図5に示すように、調整値は予め「+16」〜「−16」までの33段階(「0」を含む)設定されており、ユーザは画像形成装置Aの操作表示パネル7に対しては、33段階の調整値のいずれか1つの値を入力可能となっている。入力された調整値の情報は画像形成装置Aの制御部8から、用紙矯正装置Bの制御部B3に送信される。
湾曲量設定部B31は、調整値の情報を入力すると、入力した調整値を図5に示す制御パターンテーブルに当てはめて、「1」〜「39」の制御パターンのうち、いずれの制御パターンに該当するかを判断する。さらに、画像形成装置Aの制御部8は、紙種や坪量の情報についても用紙矯正装置Bの制御部B3に送信する。このため、湾曲量設定部B31は、調整値の情報のみならず、紙種や坪量の情報についても制御パターンテーブルに当てはめて、制御パターンを判断する。
具体的に説明すると、例えば調整値が「+15」であり、紙種が塗工紙であり、坪量が「92〜176g/m2」に該当する場合、湾曲量設定部B31は、制御パターンテーブルに当てはめて制御パターン「5」と判断する。同様に、例えば調整値が「−7」であり、紙種が普通紙であり、坪量が「177〜256g/m2」に該当する場合、湾曲量設定部B31は、制御パターンテーブルに当てはめて制御パターン「25」と判断する。
更に湾曲量設定部B31は、制御パターンを決定すると、決定した制御パターンの情報を図6に示す制御内容テーブルに当てはめて、制御内容を決定する。制御内容テーブルは、制御パターンそれぞれに、しごき角狙い値〔°〕とモーターパルス〔step〕との情報を対応付けている。なお、図6において第1とは第1用紙矯正機構B1を示し、第2とは第2用紙矯正機構B2を意味する。
例えば、湾曲量設定部B31は、制御パターン「5」であると判断した場合、制御内容テーブルに当てはめて、しごき角狙い値を第1用紙矯正機構B1について108°と決定し、第2用紙矯正機構B2について12°と決定する。さらに、湾曲量設定部B31は、第1モーターM1について123stepと決定し、第2モーターM2について3stepと決定する。
同様に、湾曲量設定部B31は、制御パターン「30」であると判断した場合、制御内容テーブルに当てはめて、しごき角狙い値を第1用紙矯正機構B1について12°と決定し、第2用紙矯正機構B2について72°と決定する。さらに、湾曲量設定部B31は、第1モーターM1について3stepと決定し、第2モーターM2について83stepと決定する。
以上のように、湾曲量設定部B31は、調整値、紙種及び坪量の情報に基づいて制御パターンを判断し、判断した制御パターンに基づいて制御内容を決定する。また、湾曲量設定部B31は、決定した制御内容(モータパルス)に従って、第1モーターM1,M2を制御し、湾曲搬送路CCP1,CCP2における湾曲量(しごき角狙い値)を制御することとなる。
なお、湾曲量設定部B31は、順次搬送される用紙Sの間、すなわち紙間において湾曲量を変更する。紙間であるか否は各種センサSe1〜Se3からの信号等に基づいて判断される。
加えて、湾曲量設定部B31は、画像形成装置Aの制御部8から排紙センサ6の信号を入力し、排紙センサ6により用紙Sが検出されたときに、その用紙Sについての湾曲量を設定する。例えば1枚目の用紙Sが排紙センサ6により検出された時点において調整値が「−2」であり、2枚目の用紙Sが排紙センサ6により検出された時点において調整値が「+15」であったとする。この場合、湾曲量設定部B31は、1枚目の用紙Sについて調整値「−2」に基づく制御を実行し、2枚目の用紙Sについて調整値「+15」に基づく制御を実行することとなる。
ここで、用紙矯正装置Bでは、図6に示すように(特に搬送長補正値に示すように)、湾曲量に応じて用紙Sの搬送長が異なってくる。このため、調整値を変更した場合には、用紙間の距離(紙間距離)が異なってしまい、これにより、後処理装置Cにおける後処理の生産性の低下につながってしまう。
そこで、第1実施形態において制御部B3は、図4に示すように、紙間距離制御部(紙間距離制御手段)B32を備えている。紙間距離制御部B32は、湾曲量設定部B31により設定された湾曲量に応じて紙間距離を変化させるものである。すなわち、紙間距離制御部B32は、湾曲量設定部B31によって設定される今回用紙Sの湾曲量に対して、1枚前の用紙Sの湾曲量が小さくなるほど、今回用紙Sを1枚前の用紙Sに近づくように紙間距離を制御する。また、紙間距離制御部B32は、湾曲量設定部B31によって設定される今回用紙Sの湾曲量に対して、1枚前の用紙Sの湾曲量が大きくなるほど、今回用紙Sが1枚前の用紙Sから離れるように紙間距離を制御する。これにより、湾曲量の変化に応じた搬送長の変化に対応して、紙間距離が変化し難いように制御することとなる。
特に、第1実施形態において紙間距離制御部B32は、湾曲搬送路CCP1,CCP2に用紙Sが搬送される前に、すなわち用紙Sが第1搬送路CP1を搬送されているときに、紙間距離を制御する。
詳細に説明すると、第1実施形態に係る用紙矯正装置Bは、受け入れた用紙Sを増速する機能を備えており、用紙Sを受け入れてから排紙するまで2以上の速度で用紙Sを搬送する。紙間距離制御部B32は、この2以上の速度による搬送時間を制御することで、紙間距離を制御することとなる。すなわち、紙間距離制御部B32は、1枚前の用紙Sとの距離を縮めたい場合、2以上の速度のうち高い側の速度による搬送時間を長くし、1枚前の用紙Sとの距離を広げたい場合、2以上の速度のうち低い側の速度による搬送時間を長くする。
なお、記憶部B33は、湾曲量設定部B31によって設定される今回用紙Sの湾曲量に基づく搬送長と1枚前の用紙Sの湾曲量に基づく搬送長との差分と、紙間距離を制御するための紙間制御値とを対応付けた紙間制御テーブルを記憶している。図7は、紙間距離を制御するための紙間制御値を示す紙間制御テーブルの第1の概念図であり、図8は、紙間距離を制御するための紙間制御値を示す紙間制御テーブルの第2の概念図である。なお、図7及び図8に示す紙間制御テーブルは、制御パターン1,27から他の制御パターンに変化するときの紙間制御値を示しているが、紙間制御テーブルはこれら2つに限らず、39の制御パターンそれぞれに1つずつ設けられ、各制御パターンから他の制御パターンに変化するときの紙間制御値を示すものである。
図7に示すように、例えば制御パターン1から制御パターン6に変化した場合、1枚前の用紙Sと今回用紙Sとの搬送長の差分は、−12.4mm+0mm=−12.4mmとなる。このような差分に対応する紙間制御値として例えば2以上の速度のうち高速側の速度である1600mm/sの継続時間の変化量(−α5秒)が記憶されている。紙間距離制御部B32は、このような紙間制御テーブルの値から、2以上の速度のうち高い側の速度による搬送時間を現在よりもα5秒だけ短くし(結果として低い側の速度による搬送時間を長くし)、紙間を広げるように制御する。
また、図8に示すように、例えば制御パターン27から制御パターン3に変化した場合、1枚前の用紙Sと今回用紙Sとの搬送長の差分は、23.5mm−5.9mm=17.6mmとなる。このような差分に対応する紙間制御値として例えば2以上の速度のうち高速側の速度である1600mm/sの継続時間の変化量(+β3秒)が記憶されている。紙間距離制御部B32は、このような紙間制御テーブルの値から、2以上の速度のうち高い側の速度による搬送時間を現在よりもβ3秒だけ長くし、紙間を縮めるように制御する。
なお、上記において紙間距離制御部B32は、制御パターンと紙間制御テーブルとに基づいて紙間制御値である1600mm/sの継続時間の変化量を求めているが、制御パターンは用紙Sの湾曲量に基づく搬送長を表わすものであるため、紙間距離制御部B32は、搬送長の差分に基づいて紙間制御値を求めていることと同義である。
次に、第1実施形態に係る用紙矯正装置Bの制御方法を説明する。図9は、第1実施形態に係る用紙矯正装置Bの制御方法を示すフローチャートである。図9に示すように、用紙矯正装置Bの制御部B3は、今回用紙Sについて、デカールの強さを示す調整値、並びに、用紙Sの紙種及び坪量の情報を入力する(S1)。なお、制御部B3に入力される今回用紙Sの調整値の情報は、排紙センサ6による今回用紙Sの検出時点における調整値の情報である。
次いで、制御部B3は、1枚前の用紙Sの調整値と、今回用紙Sの調整値とに変化があったか否かを判断する(S2)。変化がなかった場合(S2:NO)、紙間距離にも変化がないことから紙間距離を縮めたり広げたりする必要が無く、ステップS5に移行して現在の紙間制御値に応じた制御を継続し(S5)、図9に示す処理は終了する。
一方、変化があった場合(S2:YES)、湾曲量設定部B31は、ステップS1において入力した調整値等に基づいて湾曲搬送路CCP1,CCP2の湾曲量を変化させる(S3)。また、湾曲搬送路CCP1,CCP2の湾曲量を変化させたことから、搬送長も変化して紙間距離も変化することとなる。このため、紙間距離制御部B32は、紙間距離の変化を無くすように制御を行う。このとき、紙間距離制御部B32は、1枚前の用紙Sの調整値に基づく搬送長(湾曲量に基づく搬送長)と今回用紙Sの調整値に基づく搬送長(湾曲量に基づく搬送長)との差分を、紙間制御テーブルに当てはめることで、搬送長の差分に応じた紙間制御値を決定する(S4)。ここで、第1実施形態において紙間制御値とは、1600mm/sの搬送時間である。
次いで、紙間距離制御部B32は、ステップS4にて決定された紙間制御値に従って、制御を行う(S5)。その後、図9に示す処理は終了する。
図10は、第1実施形態に係る用紙矯正装置Bの制御方法を示すタイミングチャートである。まず、画像形成が行われており、時刻t0において調整値が「0」となっているとする。そして、時刻t1においてn+1枚目の用紙Sが排紙センサ6により検出され、時刻t2においてn+1枚目の用紙Sが第1センサSe1により検出されたとする。
また、第1〜第3ローラーR1〜R3はそれぞれ2以上の速度で用紙Sを搬送する。具体的に第1及び第2ローラーR1,R2は、用紙矯正装置Bに導入された用紙Sの増速を行うため、時刻t3において回転速度が増加していき、第1及び第2ローラーR1,R2の用紙搬送速度は時刻t4において例えば1600mm/sに達する。なお、時刻t3より前の用紙搬送速度は例えば460mm/s又は630mm/sなどである。
また、第1及び第2ローラーR1,R2の用紙搬送速度は、時刻t5まで1600mm/sを維持し、時刻t5において低下し始め、時刻t6で800mm/sに達し、時刻t7において更に低下し始め、時刻t8で460mm/s又は630mm/s等に達する。
このように、第1及び第2ローラーR1,R2は、460mm/s又は630mm/sの搬送速度で用紙Sを受け入れた後、一度1600mm/sまで増速した後、再度460mm/s又は630mm/sの搬送速度まで低下し、次の用紙Sを待つ状態となる。
また、第3ローラーR3の搬送速度は、時刻t5以前において1600mm/sであり、時刻t5において低下し始め、時刻t6において800mm/sに達する。ここで、第1用紙矯正機構B1における用紙Sの搬送速度は800mm/sである。このため、第3ローラーR3は、例えば第2センサSe2により用紙Sが検出されなくなる時刻t9において搬送速度が800mm/sにまで低下しており、第1用紙矯正機構B1に対して用紙Sをスムーズに搬送するようにしている。
以後、n+1枚目の用紙Sは、第1用紙矯正機構B1から排出されて、第3センサSe3により存在が検出され、第2用紙矯正機構B2を通じて、後処理装置Cに排紙されることとなる。
このような用紙搬送が行われている状態において、調整値が「0」からインクリメントされていき、n+2枚目の用紙Sが排紙センサ6により検出された時点(時刻t10)で調整値が「4」になっていたとする。
この場合、湾曲量設定部B31は、調整値が「0」から「4」に変化したことに基づいて、湾曲搬送路CCP1,CCP2における湾曲量を変化させる。このとき、湾曲量設定部B31は、第2センサSe2によりn+1枚目の用紙Sが検出されなくなった時刻t9からの経過時間によって紙間を判断し、紙間と判断される時刻t12において第1モーターM1の動作を開始させる。なお、第1モーターM1の動作の終了時点である時刻t13においては、第2センサSe2によりn+2枚の用紙Sが検出されているが、第2センサSe2の位置から湾曲搬送路CCP1までの距離を考慮すると、湾曲搬送路CCP1は紙間において湾曲量が変化させられることになる。
同様に、湾曲量設定部B31は、第3センサSe3によりn+1枚目の用紙Sが検出されなくなった時刻t11からの経過時間によって紙間を判断し、紙間と判断される時刻t16において第2モーターM2の動作を開始させる。なお、第2モーターM2の動作の開始時点である時刻t16及び終了時点である時刻t17においては、第3センサSe3によりn+2枚の用紙Sが検出されているが、第3センサSe3の位置から湾曲搬送路CCP2までの距離を考慮すると、湾曲搬送路CCP2は紙間において湾曲量が変化させられることになる。
さらに、紙間距離制御部B32は、調整値が「0」から「4」に変化したことに基づいて紙間制御値を決定し、決定した紙間制御値に基づく制御を実行する。このとき、紙間距離制御部B32は、1600mm/sの搬送速度の搬送時間を延長させる。
例えば、調整値「0」において、第1〜第3ローラーR1〜R3の搬送速度が時刻t14の時点から低下するとした場合、紙間距離制御部B32は、破線に示すように低下し始める時刻を時刻t14から時刻t15に延長する。これにより、1600mm/sの搬送速度による搬送時間を長くして、搬送長の変化による紙間距離の変化を抑制する。
なお、n+2枚目の用紙Sについて1600mm/sの搬送時間を延長したことから、紙間距離制御部B32は、n+3枚目の用紙Sについても時刻t18〜時刻t19に示すように、1600mm/sの搬送時間を延長した状態で維持する。n+4枚目以降も同様である。
このようにして、第1実施形態に係る用紙矯正装置Bによれば、湾曲搬送路CCP1,CCP2の湾曲量を設定し、設定された湾曲量に応じて紙間距離を変化させるため、用紙毎に搬送長が異なって紙間距離が短すぎたり長すぎたりすることを防止でき、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる。
また、2以上の搬送速度の搬送時間を制御して紙間距離を変化させるため、用紙Sが導入されてから排出されるまでの間に2以上の速度で用紙Sを搬送する用紙矯正装置Bにおいては、2以上の速度について時間の長短を調整することによって紙間距離が短すぎたり長すぎたりすることを防止でき、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる。
また、湾曲搬送路CCP1,CCP2に用紙Sが搬送される前に紙間距離を変化させるため、例えば画像形成装置Aから導入した直後の用紙Sの増速を行うローラーR1,R2を有する用紙矯正装置Bにおいては、このローラーR1,R2の制御を調整することで既存の構成を利用して紙間距離を変化させることができる。
ここで、特開2013−28434号公報に記載の技術では、紙間距離を測定して適切なタイミングでレジストローラに用紙が到達するように給紙タイミングを調整している。この技術を用紙矯正装置Bに用いようとする場合、紙間距離を測定する必要があることから、第2用紙矯正機構B2の後段にて実行することとなる。そして、後段には、紙間距離の測定センサや排紙タイミングの調整機構を新規に追加することとなり、搬送路が長くなって大型化を招いてしまうが、このような事態も生じない。
また、設定される今回用紙Sの湾曲量に対して1枚前の用紙Sの湾曲量が小さくなるほど、当該今回用紙Sを当該1枚前の用紙Sに近づくように紙間距離を制御し、設定される今回用紙の湾曲量に対して1枚前の用紙の湾曲量が大きくなるほど、当該今回用紙が当該1枚前の用紙から離れるように紙間距離を制御する。このため、前用紙Sとの湾曲量の差を考慮して調整することで、より適切に紙間距離を制御することができる。
また、今回用紙Sの湾曲量に基づく搬送長と当該今回用紙Sの1枚前の用紙Sの湾曲量に基づく搬送長との差分と、紙間制御テーブルとから求められる紙間制御値に基づいて、紙間距離を制御するため、複雑な演算を要することなく、簡易に適切な紙間距離の制御を行うことができる。
また、第1実施形態に係る画像形成システム1によれば、用紙矯正装置Bへ排出される用紙を検出する排紙センサ6に用紙が検出されたときに、当該用紙Sを矯正するための湾曲搬送路CCP1,CCP2の湾曲量を設定するため、当該用紙Sについては用紙矯正装置Bでの搬送中に湾曲量の設定が突然変化することがなく、適切なタイミングで湾曲量を設定することができる。また、湾曲搬送路CCP1,CCP2は、紙間において湾曲量を変化可能であることから、湾曲搬送路CCP1,CCP2を搬送中の用紙Sがないときに湾曲量が変更されて、用紙矯正に支障をきたしてしまうことを防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第2実施形態に係る用紙矯正装置B及び画像形成システム1は、第1実施形態のものと同様であるが、制御方法が第1実施形態のものと一部異なっている。以下、第1実施形態との相違点のみを説明する。
図11は、第2実施形態に係る用紙矯正装置Bの制御方法を示すタイミングチャートである。なお、図11においては第1及び第2モーターM1,M2等のタイミングチャートを省略している。
まず、時刻0〜時刻t9までは、第1実施形態と同様である。さらに、湾曲量設定部B31の動作、すなわち、第1及び第2モーターM1,M2の動作も第1実施形態と同様である。
このような場合において第2実施形態に係る紙間距離制御部B32は、用紙Sが導入されてから排出されるまでの間における用紙搬送速度に、これと異なる新たな用紙搬送速度を追加して用紙を搬送させることで紙間距離を変化させる。
具体的に紙間距離制御部B32は、新たな用紙搬送速度として例えば2400mm/sで用紙Sを搬送することにより紙間距離を変化させる。すなわち、紙間距離制御部B32は、時刻t20において第1〜第3ローラーR1〜R3それぞれの用紙搬送速度を増加させていき、時刻t21において2400mm/sまで到達させる。その後、紙間距離制御部B32は、2400mm/sを一定時間維持し、時刻t22において用紙搬送速度を低下させていく。そして、紙間距離制御部B32は、時刻t23において第1〜第3ローラーR1〜R3それぞれの用紙搬送速度を800mm/sまで低下させる。
なお、このような制御を行う関係上、記憶部B33は、制御値として新たな用紙搬送速度を有した紙間制御テーブルを記憶していることとなる。
このようにして、第2実施形態に係る用紙矯正装置Bによれば、第1実施形態と同様に、紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができ、ローラーR1,R2の制御を調整することで既存の構成を利用して紙間距離を変化させることができる。また、後段に紙間距離の測定センサや排紙タイミングの調整機構を新規に追加して、搬送路が長くなって大型化するという事態も生じない。さらに、前用紙Sとの湾曲量の差を考慮して調整することで、より適切に紙間距離を制御することができ、搬送長の差分と紙間制御テーブルとから求められる紙間制御値に基づいて、紙間距離を制御するため、複雑な演算を要することなく、簡易に適切な紙間距離の制御を行うことができる。また、第2実施形態に係る画像形成システム1についても第1実施形態と同様に、適切なタイミングで湾曲量を設定することができると共に、用紙矯正に支障をきたしてしまうことを防止することができる。
さらに、第2実施形態によれば、用紙Sが導入されてから排出されるまでの間における用紙搬送速度に、これと異なる新たな用紙搬送速度を追加して用紙Sを搬送させることで紙間距離を変化させるため、例えば或る速度で搬送される区間において速度を高めたり低めたりすることで、紙間距離が短すぎたり長すぎたりすることを防止でき、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。第3実施形態に係る用紙矯正装置B及び画像形成システム1は、第1実施形態のものと同様であるが、構成及び制御方法が第1実施形態のものと一部異なっている。以下、第1実施形態との相違点のみを説明する。
図12は、第3実施形態に係る用紙矯正装置Bの構成図である。第3実施形態に係る用紙矯正装置Bは、搬送長調整機構B4を更に備えている。搬送長調整機構B4は、用紙Sが用紙矯正装置Bに導入されてから排出されるまでの間における搬送路の長さを制御するものである。第3実施形態において搬送長調整機構B4を制御することで紙間距離を制御する構成となっている。なお、第3実施形態において第1搬送路CP1上に設けられているが、これに限らず、第2又は第3搬送路CP2,CP3に設けられていてもよい。
搬送長調整機構B4は、2つの無端ベルトB41,B42と、複数(4つ)のローラーB43〜B46と、2つの円形軸部材B47,B48とを備えている。第1無端ベルトB41は、2つのローラーB43,B44に巻き回されている。2つのローラーB43,B44は一方が駆動ローラーであり他方が従動ローラーである。同様に、第2無端ベルトB42は、2つのローラーB45,B46に巻き回されている。これら2つのローラーB45,B46についても一方が駆動ローラーであり他方が従動ローラーである。
また、第1無端ベルトB41と第2無端ベルトB42とは、互いに一部のベルト面同士が接触関係となっており、上記駆動ローラーの回転に伴って、用紙Sは、第1無端ベルトB41と第2無端ベルトB42とによって挟持搬送されることとなる。
第1円形軸部材B47は、円形軸部材B15,B25と同様の部材であって、第2無端ベルトB42の内側に配置されている。この第1円形軸部材B47は、用紙搬送方向と交差する方向(より詳細には図12に示す搬送方向と直交する方向)に移動可能に構成されている。第1円形軸部材B47は、この移動によって第1及び第2無端ベルトB41,B42に押し付け可能となっている(破線参照)。
第2円形軸部材B48についても円形軸部材B15,B25と同様の部材である。この第2円形軸部材B48は、第1無端ベルトB41の内側に配置されている。また、第2円形軸部材B48は、第1円形軸部材B47と用紙搬送方向にずれた箇所に位置している。この第2円形軸部材B48についても、用紙搬送方向と交差する方向(より詳細には図12に示す搬送方向と直交する方向)に移動可能に構成されている。このため、第2円形軸部材B48も第1円形軸部材B47と同様に第1及び第2無端ベルトB41,B42に押し付け可能となっている(破線参照)。
なお、2つの円形軸部材B47,B48の移動は、図2及び図3を参照して説明したモーターM1,M2の制御と同様にして行うことができる。
さらに、上記構成を備えるため、第3実施形態に係る記憶部B33は、制御値として2つの円形軸部材B47,B48の移動量(モーターの回転量)を有した紙間制御テーブルを記憶していることとなり、デカールの強さを示す調整値の変更に応じて紙間制御テーブルから2つの円形軸部材B47,B48の移動量(モーターの回転量)を決定し、制御することとなる。
このようにして、第3実施形態に係る用紙矯正装置Bによれば、第1実施形態と同様に、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができ、後段に紙間距離の測定センサや排紙タイミングの調整機構を新規に追加して、搬送路が長くなって大型化するという事態も生じない。さらに、前用紙Sとの湾曲量の差を考慮して調整することで、より適切に紙間距離を制御することができ、搬送長の差分と紙間制御テーブルとから求められる紙間制御値に基づいて、紙間距離を制御するため、複雑な演算を要することなく、簡易に適切な紙間距離の制御を行うことができる。また、第3実施形態に係る画像形成システム1についても第1実施形態と同様に、適切なタイミングで湾曲量を設定することができると共に、用紙矯正に支障をきたしてしまうことを防止することができる。
さらに、第3実施形態によれば、湾曲搬送路CCP1,CCP2を除く搬送路CP1〜CP3における長さを制御することで紙間距離を変化させるため、湾曲搬送路CCP1,CCP2による各用紙Sの搬送長の差がなくなるように調整して、紙間距離が短すぎたり長すぎたりすることを防止でき、用紙矯正に伴う生産性の低下を抑制することができる。
加えて、第3実施形態において湾曲搬送路CCP1,CCP2に用紙Sが搬送される前に紙間距離を変化させた場合には、例えば第1搬送路CP1に湾曲部を形成して第1搬送路CP1の長さを制御する場合にはこの湾曲部によって用紙Sがカールしてしまっても、後段の湾曲搬送路CCP1,CCP2においてこのカールについても矯正でき紙間距離を変化させる際に矯正が適正にできなくなってしまう可能性を低減することができる。
以上、本発明に係る用紙矯正装置及び画像形成システムを実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能であれば各実施形態に記載の技術を組み合わせたり、公知技術等を組み合わせたりしてもよい。
例えば、本実施形態においては円形軸部材B15,B25,B47,B48は、上記の垂直方向に移動可能に構成されているが、垂直に限るものではなく、ベルトB11,B21,B41,B42に接触してくい込むことができれば、やや斜め方向に移動可能となっていてもよい。
また、上記実施形態においては、全て第1搬送路CP1において紙間距離を制御しているが、これに限らず、第2又は第3搬送路CP2,CP3において紙間距離を制御するようにしてもよい。特に、2つの湾曲搬送路CCP1,CCP2に用紙が搬送される前に、又は、2つの湾曲搬送路CCP1,CCP2から用紙が排出された後に、紙間距離を変化させる場合には、用紙Sが湾曲搬送路CCP1,CCP2を搬送されているときに、例えば用紙矯正機構B1,B2内における用紙搬送速度を変化させる制御を行って、用紙矯正の品質に影響を与えてしまうことを防止することができる。
なお、用紙矯正機構B1,B2内における用紙搬送速度は特定の速度であることが好ましいが、これに限らず、用紙矯正機構B1,B2内における用紙搬送速度等を可変にして紙間距離を制御するようにしてもよい。
加えて、上記実施形態では紙間制御テーブルを備えているが、これに限らず、テーブルの代わりに演算式を備えていてもよい。例えば、第1実施形態においては、変数La=(30.8mm−(第1湾曲搬送路の搬送表補正値)+(第2湾曲搬送路の搬送表補正値))/Cなる演算式から、変数Laの値を決定し、1600mm/sの継続時間がLaが大きくなるほど短くなるようにしておけば、特に紙間制御テーブルを備えておく必要はない。なお、Cは定数である。
さらに、上記実施形態において用紙矯正装置Bは、画像形成装置Aの後段に接続されているが、これに限らず、画像形成装置Aに接続されず画像形成後の用紙Sに単独で後処理を行うオフラインフィニッシャーに適用されてもよい。
加えて、上記実施形態においては入力される調整値に応じて制御パターンが決定して湾曲量が設定されるが、これに限らず、用紙矯正装置Bの制御部B3は、用紙Sの表裏における印字率の差、用紙Sの表裏における定着温度の差、及び用紙Sの片面のみ加湿の有無の少なくとも1つから、用紙Sのカール度合いを判断し、このカールが矯正されるように随時湾曲量が設定されるようになっていてもよい。
1 :画像形成システム
2 :画像読取装置
3 :画像形成部
3a :画像転写部
3b :定着部
4 :給紙トレイ
5 :反転経路
6 :排紙センサ(センサ)
7 :操作表示パネル
8 :制御部
31 :湾曲量設定部
A :画像形成装置
B :用紙矯正装置
B1 :第1用紙矯正機構
B2 :第2用紙矯正機構
B11,B21 :デカールベルト
B12〜B14,B22〜B24 :ローラー
B15,B25 :円形軸部材
B16,B26 :カム機構
B3 :制御部
B31 :湾曲量設定部(湾曲量設定手段)
B32 :紙間距離制御部(紙間距離制御手段)
B33 :記憶部(記憶手段)
B4 :搬送長調整機構
B41 :第1無端ベルト
B42 :第2無端ベルト
B43〜B46 :ローラー
B47,B48 :円形軸部材
C :後処理装置
C1 :後処理機能部
CCP1,CCP2 :湾曲搬送路
CP1〜CP3 :搬送路
M1,M2 :モーター
R1〜R3 :ローラー
S :用紙
Se1〜Se3 :センサ
Tr :排紙トレイ
2 :画像読取装置
3 :画像形成部
3a :画像転写部
3b :定着部
4 :給紙トレイ
5 :反転経路
6 :排紙センサ(センサ)
7 :操作表示パネル
8 :制御部
31 :湾曲量設定部
A :画像形成装置
B :用紙矯正装置
B1 :第1用紙矯正機構
B2 :第2用紙矯正機構
B11,B21 :デカールベルト
B12〜B14,B22〜B24 :ローラー
B15,B25 :円形軸部材
B16,B26 :カム機構
B3 :制御部
B31 :湾曲量設定部(湾曲量設定手段)
B32 :紙間距離制御部(紙間距離制御手段)
B33 :記憶部(記憶手段)
B4 :搬送長調整機構
B41 :第1無端ベルト
B42 :第2無端ベルト
B43〜B46 :ローラー
B47,B48 :円形軸部材
C :後処理装置
C1 :後処理機能部
CCP1,CCP2 :湾曲搬送路
CP1〜CP3 :搬送路
M1,M2 :モーター
R1〜R3 :ローラー
S :用紙
Se1〜Se3 :センサ
Tr :排紙トレイ
Claims (9)
- 湾曲量を可変な湾曲搬送路に用紙を通紙することで用紙のカールを矯正する用紙矯正装置であって、
前記湾曲搬送路の湾曲量を設定する湾曲量設定手段と、
前記湾曲量設定手段により設定された湾曲量に応じて紙間距離を変化させる紙間距離制御手段と、
を備えることを特徴とする用紙矯正装置。 - 前記紙間距離制御手段は、用紙が導入されてから排出されるまでの間に2以上の速度で用紙を搬送する場合において、当該2以上の速度の搬送時間を制御して紙間距離を変化させる
ことを特徴とする請求項1に記載の用紙矯正装置。 - 前記紙間距離制御手段は、用紙が導入されてから排出されるまでの間における用紙搬送速度に、これと異なる新たな用紙搬送速度を追加して用紙を搬送させることで紙間距離を変化させる
ことを特徴とする請求項1に記載の用紙矯正装置。 - 前記紙間距離制御手段は、用紙が導入されてから排出されるまでの搬送路のうち前記湾曲搬送路を除く搬送路における長さを制御することで紙間距離を変化させる
ことを特徴とする請求項1に記載の用紙矯正装置。 - 前記紙間距離制御手段は、前記湾曲搬送路に用紙が搬送される前に、又は、前記湾曲搬送路から用紙が排出された後に、紙間距離を変化させる
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の用紙矯正装置。 - 前記紙間距離制御手段は、前記湾曲搬送路に用紙が搬送される前に紙間距離を変化させる
ことを特徴とする請求項5に記載の用紙矯正装置。 - 前記紙間距離制御手段は、前記湾曲量設定手段によって設定される今回用紙の湾曲量に対して、当該今回用紙の1枚前の用紙の湾曲量が小さくなるほど、当該今回用紙を当該1枚前の用紙に近づくように紙間距離を制御し、前記湾曲量設定手段によって設定される今回用紙の湾曲量に対して、当該今回用紙の1枚前の用紙の湾曲量が大きくなるほど、当該今回用紙が当該1枚前の用紙から離れるように紙間距離を制御する
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の用紙矯正装置。 - 前記湾曲量設定手段によって設定される今回用紙の湾曲量に基づく搬送長と当該今回用紙の1枚前の用紙の湾曲量に基づく搬送長との差分と、紙間距離を制御するための紙間制御値とを対応付けた紙間制御テーブルを記憶した記憶手段をさらに備え、
前記紙間距離制御手段は、前記差分と、前記記憶手段の紙間制御テーブルとから求められる紙間制御値に基づいて、紙間距離を制御する
ことを特徴とする請求項7に記載の用紙矯正装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の用紙矯正装置と、
用紙に対して画像を形成して前記用紙矯正装置に供給する画像形成装置と、を備え、
前記画像形成装置は、用紙に画像を形成して定着した後に、前記用紙矯正装置へ排出される用紙を検出するセンサを有し、
前記湾曲搬送路は、紙間において湾曲量を変化可能であり、
前記湾曲量設定手段は、前記センサに用紙が検出されたときに、当該用紙を矯正するための前記湾曲搬送路の湾曲量を設定する
ことを特徴とする画像形成システム。
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