JP2017159820A - ステアリング装置 - Google Patents

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寺澤 大輔
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大輔 寺澤
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Abstract

【課題】テレスコ位置を調整する動作に対する抵抗を操作者に与えると共に、慣性により生じる急激な作動を防止することができるステアリング装置を提供すること。
【解決手段】ステアリング装置は、アウターコラムと、アウターコラムの内側に配置され且つ外周面にローラー接触部を備えるインナーコラムと、ローラー接触部に対向するロッドと、ロッドに回転可能に保持されるギヤローラー、及びローラー接触部とギヤローラーとの間に設けられる潤滑剤と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、ステアリング装置に関する。
車両には、操作者(運転者)のステアリングホイールに対する操作を車輪に伝えるための装置としてステアリング装置が設けられている。ステアリング装置には、ステアリングホイールのテレスコ位置(前後方向の位置)を調整するためのテレスコ調整機構が備えられることがある。テレスコ調整機構を備えたステアリング装置としては、例えば特許文献1に記載されるステアリング装置が挙げられる。
国際公開第2015/064392号
ところで、車両によっては、テレスコ位置の調整時において操作者に対し適度な抵抗を与えると共に、慣性により生じる急激な作動を防止することができるステアリング装置が望まれていた。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、テレスコ位置を調整する動作に対する抵抗を操作者に与えることができるステアリング装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るステアリング装置は、アウターコラムと、前記アウターコラムの内側に配置され且つ外周面にローラー接触部を備えるインナーコラムと、前記ローラー接触部に対向するロッドと、前記ロッドに回転自在に保持されるギヤローラー、前記ローラー接触部と前記ギヤローラーとの間に設けられる潤滑剤と、を備える。
これにより、テレスコ位置の調整時にインナーコラムが移動させられると、ギヤローラーが回転する。ギヤローラーが回転すると、ギヤローラーと潤滑剤との間に粘性摩擦力が生じる。このため、操作者は、テレスコ位置の調整時に抵抗を感じることができる。したがって、ステアリング装置80は、テレスコ位置を調整する動作に対する抵抗を操作者に与えることができる。
本発明の望ましい態様として、前記ギヤローラーの回転速度が大きくなるほど、前記ギヤローラーと前記潤滑剤との間に生じる粘性摩擦力が大きくなることが好ましい。
テレスコ位置の調整時に意図的にインナーコラムに加えられる力は、操作者の誤動作等によって不意にインナーコラムに加えられる力に比べて小さい。ギヤローラーの回転速度が大きくなるほどギヤローラーと潤滑剤との間に生じる粘性摩擦力が大きくなることで、操作者が誤動作等でインナーコラムに力を加えた時にはインナーコラムの移動が抑制される。その一方で、操作者がテレスコ位置の調整を意図してインナーコラムに力を加える時には、操作者が感じる抵抗の過剰な増大が抑制される。
本発明の望ましい態様として、前記潤滑剤は、基油の動粘度が500mm/s以上であるグリスであることが好ましい。
これにより、ギヤローラーと潤滑剤との間に生じる粘性摩擦力が所定値以上に保たれる。したがって、ステアリング装置は、テレスコ位置の調整時に少なくとも操作者が感じることのできる抵抗を生じさせることができる。
本発明の望ましい態様として、前記ローラー接触部は、複数の第1歯を備え、前記ギヤローラーは、前記第1歯に噛み合う複数の第2歯を備えることが好ましい。
これにより、第1歯と第2歯の間に設けられているので、潤滑剤が介在する面積を増やし粘性摩擦力を大きくすることができる。また、インナーコラムの移動量に対するギヤローラーの回転量が一定に保たれる。このため、インナーコラムの移動速度に対するギヤローラーと潤滑剤との間に生じる粘性摩擦力のバラツキが抑制される。したがって、潤滑剤の設計等によって、インナーコラムの所定速度で移動しているときに生じる粘性摩擦力を任意の大きさに設定することが容易となる。
本発明の望ましい態様として、前記アウターコラムを締め付ける側板を備え且つ車体側部材に固定されるアウターコラムブラケットと、前記側板を貫通し、且つ操作レバーと連結される締付けロッドと、を備え、前記ロッドは、前記締付けロッドであることが好ましい。
これにより、ギヤローラーを公知の締付けロッドに組合わせて使用することができる。操作レバーが回転させられたとき、ローラー接触部にギヤローラーが接してギヤローラーの回転は抑制されるので、操作者は、操作レバーを回転させる時に違和感を感じることがない。
本発明の望ましい態様として、板状部材であるテレスコ摩擦板と共に前記アウターコラムを締め付ける側板を備え且つ車体側部材に固定されるアウターコラムブラケットと、前記テレスコ摩擦板に支持されるインナーコラムブラケットと、前記インナーコラムに設けられた第1孔と前記インナーコラムブラケットに設けられた第2孔に跨る位置に配置され、前記インナーコラム及び前記インナーコラムブラケットを離脱可能に連結するシェアピンと、を備えることが好ましい。
シェアピンの許容せん断力(離脱荷重)は、2次衝突時に切断されるように設定される。その一方で、シェアピンには、テレスコ位置の調整時を含む通常使用時に加えられる荷重では切断されないことが求められる。ステアリング装置は、ギヤローラーを備えることで、テレスコ位置の調整時におけるインナーコラムの移動速度を抑制することができる。これにより、テレスコ位置の調整時にシェアピンに加わる荷重が小さくなりやすい。したがって、ステアリング装置は、通常使用時におけるシェアピンの切断を抑制することができる。すなわち、ステアリング装置は、シェアピンの許容せん断力(離脱荷重)をより小さくすることを可能にする。
本発明によれば、テレスコ位置を調整する動作に対する抵抗を操作者に与えることができるステアリング装置を提供することができる。
図1は、本実施形態に係るステアリング装置の概略を示す模式図である。 図2は、本実施形態に係るステアリング装置の側面図である。 図3は、本実施形態に係るステアリング装置の正面図である。 図4は、図2におけるA−A断面図である。 図5は、図3におけるB−B断面図である。 図6は、図5におけるC矢視図である。 図7は、図5のうちギヤローラー周辺を拡大した拡大図である。 図8は、図7におけるD−D断面図である。 図9は、本実施形態に係るギヤローラーにおける、回転速度と粘性摩擦力の関係を示すグラフである。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成要素は適宜組み合わせることが可能である。
(実施形態)
図1は、本実施形態に係るステアリング装置の概略を示す模式図である。図1に示すように、ステアリング装置80は、操作者から与えられる力が伝達する順に、ステアリングホイール81と、ステアリングシャフト82と、操舵力アシスト機構83と、ユニバーサルジョイント84と、ロアシャフト85と、ユニバーサルジョイント86と、を備え、ピニオンシャフト87に接合されている。また、ステアリング装置80は、ECU(Electronic Control Unit)90と、トルクセンサ94とを備える。車速センサ95は、車体に備えられ、CAN(Controller Area Network)通信により車速信号VをECU90に出力する。
図1に示すように、ステアリングシャフト82は、入力軸82aと、出力軸82bとを備える。入力軸82aの一方の端部がステアリングホイール81に連結され、入力軸82aの他方の端部が出力軸82bに連結される。また、出力軸82bの一方の端部が入力軸82aに連結され、出力軸82bの他方の端部がユニバーサルジョイント84に連結される。本実施形態では、入力軸82a及び出力軸82bは、機械構造用炭素鋼(SC材(Carbon Steel for Machine Structural Use))又は機械構造用炭素鋼鋼管(いわゆるSTKM材(Carbon Steel Tubes for Machine Structural Purposes))等の一般的な鋼材等から形成される。
図1に示すように、ロアシャフト85は、ユニバーサルジョイント84を介して出力軸82bに連結される部材である。ロアシャフト85の一方の端部がユニバーサルジョイント84に連結され、他方の端部がユニバーサルジョイント86に連結される。また、ピニオンシャフト87の一方の端部がユニバーサルジョイント86に連結され、ピニオンシャフト87の他方の端部がステアリングギヤ88に連結される。
図1に示すように、ステアリングギヤ88は、ピニオン88aと、ラック88bとを備える。ピニオン88aは、ピニオンシャフト87に連結される。ラック88bは、ピニオン88aに噛み合う。ステアリングギヤ88は、ピニオン88aに伝達された回転運動をラック88bで直進運動に変換する。ラック88bは、タイロッド89に連結される。すなわち、ステアリング装置80は、ラックアンドピニオン式である。
図1に示すように、操舵力アシスト機構83は、減速装置92と、電動モータ93とを備える。電動モータ93は、例えばブラシレスモータであるが、ブラシ(摺動子)及びコンミテータ(整流子)を備えるモータであってもよい。減速装置92は、例えばウォーム減速装置である。電動モータ93で生じたトルクは、減速装置92の内部のウォームを介してウォームホイールに伝達され、ウォームホイールを回転させる。減速装置92は、ウォーム及びウォームホイールによって、電動モータ93で生じたトルクを増加させる。そして、減速装置92は、出力軸82bに補助操舵トルクを与える。すなわち、ステアリング装置80は、コラムアシスト方式である。
トルクセンサ94は、ステアリングホイール81を介して入力軸82aに伝達された操作者の操舵力を操舵トルクとして検出する。車速センサ95は、ステアリング装置80が搭載される車体の走行速度(車速)を検出する。電動モータ93、トルクセンサ94及び車速センサ95は、ECU90と電気的に接続される。
ECU90は、電動モータ93の動作を制御する。また、ECU90は、トルクセンサ94及び車速センサ95のそれぞれから信号を取得する。すなわち、ECU90は、トルクセンサ94から操舵トルクTを取得し、且つ車速センサ95から車体の車速信号Vを取得する。ECU90は、イグニッションスイッチ98がオンの状態で、電源装置(例えば車載のバッテリ)99から電力が供給される。ECU90は、操舵トルクTと車速信号Vとに基づいてアシスト指令の補助操舵指令値を算出する。そして、ECU90は、その算出された補助操舵指令値に基づいて電動モータ93へ供給する電力値Xを調節する。ECU90は、電動モータ93から誘起電圧の情報又は電動モータ93に設けられたレゾルバ等から出力される情報を動作情報Yとして取得する。
ステアリングホイール81に入力された操作者(運転者)の操舵力は、入力軸82aを介して操舵力アシスト機構83の減速装置92に伝わる。この時、ECU90は、入力軸82aに入力された操舵トルクTをトルクセンサ94から取得し、且つ車速信号Vを車速センサ95から取得する。そして、ECU90は、電動モータ93の動作を制御する。電動モータ93が作り出した補助操舵トルクは、減速装置92に伝えられる。
出力軸82bを介して出力された操舵トルク(補助操舵トルクを含む)は、ユニバーサルジョイント84を介してロアシャフト85に伝達され、さらにユニバーサルジョイント86を介してピニオンシャフト87に伝達される。ピニオンシャフト87に伝達された操舵力は、ステアリングギヤ88を介してタイロッド89に伝達され、車輪を変位させる。
図2は、本実施形態に係るステアリング装置の側面図である。図3は、本実施形態に係るステアリング装置の正面図である。図4は、図2におけるA−A断面図である。図5は、図3におけるB−B断面図である。図6は、図5におけるC矢視図である。以下の説明において、図2に示す回転中心軸Zに沿う方向のうち、ステアリング装置80を車体に取り付けた場合の車体の前方は、単に前方と記載され、ステアリング装置80を車体に取り付けた場合の車体の後方は、単に後方と記載される。また、回転中心軸Zに対する直交方向のうち、ステアリング装置80を車体に取り付けた場合の車体の上方は、単に上方と記載され、ステアリング装置80を車体に取り付けた場合の車体の下方は、単に下方と記載される。すなわち、図2において、図中の左側が前方であり、図中の右側が後方であり、図中の上側が上方であり、図中の下側が下方である。
図5及び図6に示すように、ステアリング装置80は、ステアリングコラム5と、アウターコラムブラケット52と、締付けロッド33と、第1テレスコ摩擦板21と、第2テレスコ摩擦板22と、ストッパー7と、インナーコラムブラケット4と、シェアピン45と、緩衝材46と、ギヤローラー6と、を備える。
ステアリングコラム5は、入力軸82aを回転中心軸Zを中心に回転可能に支持するための部材である。ステアリングコラム5は、インナーコラム51と、アウターコラム54と、を備える。
インナーコラム51は、入力軸82aを軸受を介して支持する筒状部材である。インナーコラム51は、アウターコラム54よりも後方に配置されている。アウターコラム54は、インナーコラム51の少なくとも一部が内側に挿入される筒状部材である。アウターコラム54は、車体側部材101に固定されたアウターコラムブラケット52によって支持されている。インナーコラム51及びアウターコラム54は、例えば機械構造用炭素鋼鋼管(いわゆるSTKM材)等の一般的な鋼材等から形成される。以下の説明においては、回転中心軸Zに沿う方向は単に軸方向と記載され、回転中心軸Zに対して直交する方向は径方向と記載され、回転中心軸Zを中心とした円周に沿う方向は周方向と記載される。
アウターコラムブラケット52は、アウターコラム54を支持する部材である。アウターコラムブラケット52は、取付板522と、取付板522に一体に形成された側板521と、を備える。アウターコラムブラケット52の取付板522は、ボルト等の固定部材によって図2に示す車体側部材101に固定される。車体側部材101は、車体100に固定されている。側板521は、アウターコラム54の両側に配置され、アウターコラム54を締め付けている。また、側板521には、上下方向に長い長穴であるチルト調整孔521hが設けられている。
図2に示すように、アウターコラム54は、前方端部にピボットブラケット55を備える。ピボットブラケット55は、回転軸551を中心として回転可能に車体側部材102に支持されている。車体側部材102は、車体100に固定されている。回転軸551は、例えば水平方向に平行である。これにより、アウターコラム54は、鉛直方向に揺動可能である。
図4に示すように、アウターコラム54は、2つのロッド貫通部31と、第1スリット541と、第2スリット542と、を備える。
ロッド貫通部31は、例えばアウターコラム54から下方に突出する部材であり、丸孔であるロッド貫通孔31hを有する。2つのロッド貫通部31が有するそれぞれのロッド貫通孔31hは、第1スリット541を挟んで対向している。また、ロッド貫通部31の一部は、側板521と対向している。2つのロッド貫通孔31h及び側板521のチルト調整孔521hを、締付けロッド33が貫通している。締付けロッド33は、操作レバー53と連結されている。
第1スリット541は、アウターコラム54のうちインナーコラム51の挿入側の一端を切り欠いた長穴である。第1スリット541は、例えばインナーコラム51の下方に設けられている。第1スリット541は、2つのロッド貫通部31の間に配置されている。アウターコラム54が第1スリット541を有するので、アウターコラム54が締め付けられるとアウターコラム54の内径が小さくなる。これにより、アウターコラム54が締め付けられている状態では、アウターコラム54がインナーコラム51を覆う部分において、アウターコラム54の内周面とインナーコラム51の外周面511とは接触している。このため、アウターコラム54とインナーコラム51との間に摩擦力が生じている。例えば本実施形態においては、インナーコラム51の外周面511にアウターコラム54との摩擦を低減するための低摩擦材によるコーティングが施されている。
第2スリット542は、第1スリット541に対してインナーコラム51を挟んで反対側に設けられた長穴である。すなわち、第2スリット542は、インナーコラム51の上方に設けられた長穴である。第2スリット542の前方端部は、第1スリット541の前方端部よりも前方に位置している。
第1テレスコ摩擦板21及び第2テレスコ摩擦板22は、アウターコラム54に対する締付保持力を強固にするための部材である。第1テレスコ摩擦板21は、軸方向を長手方向とする長穴であるテレスコ調整孔21hを有する板状部材である。第1テレスコ摩擦板21は、例えば、側板521とロッド貫通部31との間の位置に2つずつ重ねて配置される。第2テレスコ摩擦板22は、例えば板材を曲げて形成された部材であって、回転中心軸Z方向から見て略U字形状である。第2テレスコ摩擦板22の両端部は、それぞれ1組の第1テレスコ摩擦板21に挟まれている。
側板521が締め付けられると、第1テレスコ摩擦板21及び第2テレスコ摩擦板22は、側板521によってアウターコラム54のロッド貫通部31に押し付けられる。これにより、側板521と第1テレスコ摩擦板21との間、第1テレスコ摩擦板21と第2テレスコ摩擦板22との間、第1テレスコ摩擦板21とロッド貫通部31との間においてそれぞれ摩擦力が生じる。このため、第1テレスコ摩擦板21及び第2テレスコ摩擦板22がない場合に比較して、摩擦力が生じる面が増加する。側板521は、第1テレスコ摩擦板21及び第2テレスコ摩擦板22によってより強固にアウターコラム54を締め付けることができる。
操作レバー53が回転させられると、側板521に対する締め付け力が緩められ、側板521とアウターコラム54との間の摩擦力がなくなる又は小さくなる。これにより、アウターコラム54のチルト位置の調整が可能となる。
また、操作レバー53が回転させられると、側板521に対する締め付け力が緩められ、アウターコラム54の第1スリット541の幅が大きくなる。これにより、アウターコラム54がインナーコラム51を締め付ける力がなくなるため、インナーコラム51が摺動する際の摩擦力がなくなる。これにより、操作者は、操作レバー53を回転させた後、ステアリングホイール81を介してインナーコラム51を押し引きすることで、テレスコ位置を調整することができる。
なお、第1テレスコ摩擦板21は、必ずしも側板521とロッド貫通部31との間の位置に配置されていなくてもよい。例えば、第1テレスコ摩擦板21は、側板521の外側に配置されていてもよい、すなわち側板521を挟んでロッド貫通部31と反対側に配置されていてもよい。
ストッパー7は、図4に示すように、インナーコラム51のうち第2スリット542で露出する部分に取り付けられている。ストッパー7は、例えば、当て板72と、ボルト71と、座金73と、スペーサー74と、通電プレート75と、を備える。
当て板72は、円筒状の突起部を備えた金属製の板状部材である。当て板72の円筒状の突起部が、インナーコラム51のうち第2スリット542で露出する位置に設けられた貫通孔に対してインナーコラム51の内側から嵌め込まれている。当て板72は、円筒状の突起部の内周面に雌ネジを有する。ボルト71は、当て板72の雌ネジに締結される。座金73は、ボルト71のボルト頭部と当て板72との間に配置されている。座金73の底面は、インナーコラム51の外周面511の形状に沿う形状となっている。これにより、ボルト71の姿勢が安定する。スペーサー74は、第2スリット542の内壁とボルト71との隙間及び第2スリット542の内壁と当て板72との隙間を埋めるための部材である。スペーサー74は、例えば貫通孔を備える樹脂製部材である。ボルト71及び当て板72がスペーサー74の貫通孔の内側に配置されている。通電プレート75は、例えば金属製の板状部材である。通電プレート75は、例えばボルト71の頭部とスペーサー74に挟まれて固定され、且つアウターコラム54に接している。これにより、インナーコラム51は、当て板72、ボルト71及び通電プレート75を介してアウターコラム54と通電状態となっている。
本実施形態において、例えばホーンのためにボディアースを行う場合、入力軸82aから車体100側に電気を流す必要がある。しかし、入力軸82aが樹脂コーティングを介して出力軸82bに連結されているので、入力軸82aから出力軸82bへ電気が流れない。また、インナーコラム51の外周面511に低摩擦材によるコーティングが施されているので、インナーコラム51からアウターコラム54には電気が流れない。そこで、本実施形態においては、入力軸82aからインナーコラム51に伝達した電気をアウターコラム54に流す機能をストッパー7が担っている。
ストッパー7は、インナーコラム51に取り付けられており、テレスコ調整が行われる際には第2スリット542の内壁に対向した状態で摺動することができる。スペーサー74が樹脂製であることにより、ストッパー7は、第2スリット542に対して滑らかに摺動する。ストッパー7は、テレスコ位置の調整時に第2スリット542の後方側端部である第2端部内壁542eに接することで、テレスコ位置の調整範囲を規制している。また、スペーサー74が第2スリット542の内壁に接することで、ストッパー7は、回転中心軸Zを中心としたインナーコラム51の回転を抑制している。
インナーコラムブラケット4は、第1テレスコ摩擦板21とインナーコラム51とを連結する部材である。インナーコラムブラケット4は、例えばアルミニウム合金又は鋼材等の金属で形成されている。例えば、図5に示すように、インナーコラムブラケット4は、インナーコラム51の下方に配置されている。インナーコラムブラケット4は、図5及び図6に示すように、支持部41と、連結部42と、ローラー接触部43と、を備える。
支持部41は、図6に示すように、アウターコラム54の両側で対向する2組の第1テレスコ摩擦板21を接続する棒状の部材である。連結部42は、図5に示すように、支持部41からインナーコラム51に近付く方向に突出する部材である。ローラー接触部43は、図5に示すように、連結部42の支持部41とは反対側の端部に設けられる板状の部材であって、インナーコラム51に接触している。ローラー接触部43のインナーコラム側表面431は、インナーコラム51の外周面511の形状に沿った形状を有する。また、ローラー接触部43は、インナーコラム側表面431とは反対側の表面に複数の第1歯49を備える。複数の第1歯49は、軸方向に沿って並べられている。
インナーコラムブラケット4は、支持部41によって、アウターコラム54の両側に配置された第1テレスコ摩擦板21に連結されている。インナーコラムブラケット4は、ローラー接触部43でインナーコラム51に連結されている。また、インナーコラムブラケット4は、少なくとも一部がアウターコラム54の第1スリット541に嵌まるように配置されている。すなわち、インナーコラムブラケット4のローラー接触部43が第1スリット541の内壁に対向している。
シェアピン45は、インナーコラムブラケット4とインナーコラム51とを離脱可能に連結する部材である。図5に示すように、インナーコラム51には第1孔51hが開けられ、ローラー接触部43には第2孔43hが開けられている。第1孔51h及び第2孔43hは連通している。例えば本実施形態において、第1孔51h及び第2孔43hは、それぞれ2つずつ設けられており、内周は全て同じである。また、第1孔51h及び第2孔43hは、アウターコラム54の両側に配置されたそれぞれの第1テレスコ摩擦板21からの距離が等しい位置に配置される。シェアピン45は、第1孔51hと第2孔43hとに跨る位置に配置されている。シェアピン45により、インナーコラムブラケット4とインナーコラム51とが離脱可能に連結されている。すなわち、シェアピン45は、いわゆるメカニカルヒューズである。シェアピン45の許容せん断力は、第1孔51h及び第2孔43hの個数、第1孔51h及び第2孔43hの断面積、シェアピン45の材料を変更することで調節することができる。
シェアピン45は、アウターピン451と、インナーピン452と、を備える。アウターピン451及びインナーピン452は、例えばポリアセタール等の樹脂で形成されている。アウターピン451は、第1孔51h及び第2孔43hを貫通する筒状の部材である。アウターピン451は、例えば圧入により第1孔51h及び第2孔43hに挿入されている。アウターピン451が第1孔51h及び第2孔43hに挿入されることで、第1孔51h及び第2孔43hが位置決めされる。インナーピン452は、アウターピン451の内側に挿入される部材である。インナーピン452は、圧入によりアウターピン451に挿入される。
なお、第1孔51h及び第2孔43hの個数は、それぞれ1個でもよいし3個以上であってもよい。また、シェアピン45は、例えば、非鉄金属を含む金属、又はゴム等で形成されていてもよい。また、シェアピン45は、必ずしも上述したアウターピン451及びインナーピン452で構成されていなくてもよい。例えば、シェアピン45は、第1孔51h及び第2孔43hに跨る位置に充填された樹脂等が固まることによって形成されていてもよい。
インナーコラムブラケット4は、テレスコ調整が行われる際には、インナーコラム51と共に第1スリット541に沿って移動することができる。インナーコラムブラケット4は、テレスコ位置の調整時に第1スリット541の前方端部の内壁である第1端部内壁541eに接することで、テレスコ位置の調整範囲を規制している。したがって、本実施形態においては、テレスコ位置の前方側の限界がインナーコラムブラケット4及び第1端部内壁541eで規制されており、テレスコ位置の後方側の限界がストッパー7及び第2端部内壁542eで規制されている。また、図5に示すように、ストッパー7から第2スリット542の前方端部までの距離が、インナーコラムブラケット4から第1端部内壁541eまでの距離より長い。これにより、インナーコラムブラケット4がインナーコラム51から離脱した後(インナーコラムブラケット4が第1端部内壁541eに接した後)において、インナーコラム51がさらに前方へ移動できる。
2次衝突時にステアリングホイール81に対して過大荷重が加えられると、この荷重は、入力軸82aを介してインナーコラム51に伝わることで、インナーコラム51を前方に移動させる。一方、第1テレスコ摩擦板21に支持されているインナーコラムブラケット4は移動しない。このため、シェアピン45にせん断力が加わるので、荷重がシェアピン45の許容せん断力を超える場合、シェアピン45は切断される。シェアピン45が切断されると、インナーコラム51とインナーコラムブラケット4との連結が解除される。これにより、インナーコラム51は、インナーコラム51とアウターコラム54との間に生じている摩擦力によって支持される状態となる。よって、2次衝突時に操作者がステアリングホール81に衝突して過大荷重が加わった場合、過大荷重が加わった直後にインナーコラム51を移動させるための力が低減し衝撃を吸収する。
また、シェアピン45が切断されても、アウターコラム54は、車体側部材101に固定されたアウターコラムブラケット52によって支持されたままである。また、インナーコラム51は、アウターコラム54によって支持されたままである。このため、シェアピン45が切断されても、ステアリングコラム5は落下しない。
緩衝材46は、テレスコ位置の調整時にシェアピン45が切断されることを防止するための部材である。テレスコ位置の調整時、インナーコラムブラケット4が第1端部内壁541eに接すると、シェアピン45にはせん断力が作用する。このため、テレスコ位置の調整時にインナーコラム51に加えられる力が過大である場合、テレスコ位置の調整によってシェアピン45が切断される可能性がある。緩衝材46は、テレスコ位置の調整時にシェアピン45に加わるせん断力を小さくする。
緩衝材46は、図5に示すように、インナーコラムブラケット4の前方端部に取り付けられており、且つ第1端部内壁541eに対向している。緩衝材46は、例えば合成ゴムで形成されている。テレスコ位置が最も前方になると、緩衝材46が第1端部内壁541eに接するので、緩衝材46が変形する。このため、テレスコ位置の調整時にインナーコラム51に加えられる力の一部が緩衝材46の変形で消費される。したがって、テレスコ位置の調整時におけるシェアピン45の切断が抑制される。
図7は、図5のうちギヤローラー周辺を拡大した拡大図である。図8は、図7におけるD−D断面図である。図9は、本実施形態に係るギヤローラーにおける、回転速度と粘性摩擦力の関係を示すグラフである。
ギヤローラー6は、テレスコ位置の調整時におけるインナーコラム51の移動に対して適度な抵抗を与えるための部材である。
ギヤローラー6は、例えば金属又は合成樹脂で形成された筒状部材である。ギヤローラー6は、例えば締付けロッド33の長手方向の中央に回転可能に保持される。ギヤローラー6が保持される位置における締付けロッド33の断面形状は、例えば図7に示すように円形状である。ギヤローラー6に設けられた貫通孔611の形状は、締付けロッド33の断面形状と略等しい円形状である。例えば、微小な隙間によりギヤローラー6が締付けロッド33に嵌め込まれる。これにより、ギヤローラー6は、締付けロッド33とガタつきなく回転する。
図7に示すように、ギヤローラー6は、ローラー接触部43に接触している。ギヤローラー6は、貫通孔611とローラー接触部43とに挟まれることで位置決めされている。ギヤローラー6は、外周面に複数の第2歯621を備える。第2歯621は、ローラー接触部43の第1歯49に噛み合っている。ローラー接触部43が前方又は後方に移動すると、ギヤローラー6は締付けロッド33を中心に回転することができる。
潤滑剤63は、図8に示すように、ギヤローラー6とローラー接触部43との間で、第1歯49と第2歯621の間に設けられている。ギヤローラー6が回転するとき、ギヤローラー6と潤滑剤63との間、及びギヤローラー6とローラー接触部43との間に粘性摩擦力が生じる。また、第1歯49と第2歯621の間に設けられているので、潤滑剤63が介在する面積を増やし粘性摩擦力を大きくすることができる。さらに、貫通孔611と締付けロッド33との間にも潤滑剤63を介在させることができる。潤滑剤63は、例えばグリスである。グリスの基油の動粘度は、例えば500mm/s以上であることが好ましい。動粘度とは、粘度を密度で除した値である。
図9に示すように、ギヤローラー6と潤滑剤63、及びギヤローラー6とローラー接触部43との間に生じる粘性摩擦力(F)は、ギヤローラー6の回転速度(V)が大きくなるほど大きくなり、ギヤローラー6の回転速度(V)が小さくなるほど小さくなる。また、潤滑剤63の粘度(η)は、温度が低いほど大きくなり、温度が高いほど小さくなる。
なお、ギヤローラー6は、必ずしも締付けロッド33に取り付けられていなくてもよい。例えば、ギヤローラー6は、締付けロッド33とは別部材であるロッドに取り付けられていてもよい。この場合、ロッドはインナーコラム51と共に移動しないように支持されている必要がある。例えば、ロッドは、アウターコラムブラケット52又はアウターコラム54等に支持されていればよい。
なお、ギヤローラー6に設けられた貫通孔611の形状、及び締付けロッド33の断面形状は、必ずしも円形状でなくてもよく、ギヤローラー6及び締付けロッド33が一体となって回転しやすくなる形状であればよい。例えば、貫通孔611の形状及び締付けロッド33の断面形状は、楕円形状であってもよいし、潤滑油を保持できる凹凸を有していてもよい。
以上で説明したように、ステアリング装置80は、アウターコラム51と、アウターコラム51の内側に配置され且つ外周面にローラー接触部43を備えるインナーコラム51と、ローラー接触部43に対向するロッド(締付けロッド33)と、ギヤローラー6と、を備える。ギヤローラー6は、ローラー接触部43との間に設けられる潤滑剤63を備える。
これにより、テレスコ位置の調整時にインナーコラム51が移動させられると、ギヤローラー6が回転する。ギヤローラー6が回転すると、ギヤローラー6と潤滑剤63との間に粘性摩擦力が生じる。このため、操作者は、テレスコ位置の調整時に抵抗を感じることができる。したがって、ステアリング装置80は、テレスコ位置を調整する動作に対する抵抗を操作者に与えることができる。言い換えると、ステアリング装置80は、テレスコ位置の調整時に操作者に与える操作感を向上させることができる。
さらに、ギヤローラー6がローラー接触部43に接触しているので、締付けロッド33にはローラー接触部43からの反力が加わる。これにより、締付けロッド33に予圧(ローラー接触部43から締付けロッド33に向かう方向の力)が加わった状態が保たれるので、テレスコ位置の調整時におけるガタツキが抑制される。
また、ステアリング装置80においては、ギヤローラー6の回転速度が大きくなるほど、ギヤローラー6と潤滑剤63との間に生じる粘性摩擦力が大きくなる。
テレスコ位置の調整時に意図的にインナーコラム51に加えられる力は、操作者の誤動作等によって不意にインナーコラム51に加えられる力に比べて小さい。ギヤローラー6の回転速度が大きくなるほどギヤローラー6と潤滑剤63との間に生じる粘性摩擦力が大きくなることで、操作者が誤動作等でインナーコラム51に力を加えた時にはインナーコラム51の移動が抑制される。その一方で、操作者がテレスコ位置の調整を意図してインナーコラム51に力を加える時には、操作者が感じる抵抗の過剰な増大が抑制される。
また、ステアリング装置80においては、潤滑剤63は、基油の動粘度が500mm/s以上であるグリスである。
これにより、ギヤローラー6と潤滑剤63との間に生じる粘性摩擦力が所定値以上に保たれる。したがって、ステアリング装置80は、テレスコ位置の調整時に少なくとも操作者が感じることのできる抵抗を生じさせることができる。
また、ステアリング装置80においては、ローラー接触部43は、複数の第1歯49を備える。ギヤローラー6は、第1歯49に噛み合う複数の第2歯621を備える。
これにより、インナーコラム51の移動量に対するギヤローラー6の回転量が一定に保たれる。このため、インナーコラム51の移動速度に対するギヤローラー6と潤滑剤63との間に生じる粘性摩擦力のバラツキが抑制される。また、第1歯49と第2歯621の間に設けられているので、潤滑剤63が介在する面積を増やし粘性摩擦力を大きくすることができる。したがって、潤滑剤63の設計等によって、インナーコラム51の所定速度で移動しているときに生じる粘性摩擦力を任意の大きさに設定することが容易となる。
また、ステアリング装置80は、アウターコラム54を締め付ける側板521を備え且つ車体側部材101に固定されるアウターコラムブラケット52と、側板521を貫通し且つ操作レバー53と連結される締付けロッド33と、を備える。ギヤローラー6が取り付けられるロッドは、締付けロッド33である。
これにより、ギヤローラー6を公知の締付けロッド33に組合わせて使用することができる。操作レバー53が回転させられたとき、ローラー接触部43にギヤローラー6が接してギヤローラー6の回転は抑制されるので、操作者は、操作レバー53を回転させる時に違和感を感じることがない。
また、ステアリング装置80は、アウターコラムブラケット52と、インナーコラムブラケット4と、シェアピン45と、を備える。アウターコラムブラケット52は、板状部材であるテレスコ摩擦板21と共にアウターコラム54を締め付ける側板521を備え且つ車体側部材101に固定される。インナーコラムブラケット4は、テレスコ摩擦板21に支持される。シェアピン45は、インナーコラム51に設けられた第1孔51hとインナーコラムブラケット4に設けられた第2孔43hに跨る位置に配置され、インナーコラム51及びインナーコラムブラケット4を離脱可能に連結する。
シェアピン45の許容せん断力(離脱荷重)は、2次衝突時に切断されるように設定される。その一方で、シェアピン45には、テレスコ位置の調整時を含む通常使用時に加えられる荷重では切断されないことが求められる。ステアリング装置80は、ギヤローラー6を備えることで、テレスコ位置の調整時におけるインナーコラム51の移動速度を抑制することができる。これにより、テレスコ位置の調整時にシェアピン45に加わる荷重が小さくなりやすい。したがって、ステアリング装置80は、通常使用時におけるシェアピン45の切断を抑制することができる。すなわち、ステアリング装置80は、シェアピン45の許容せん断力(離脱荷重)をより小さくすることを可能にする。
100 車体
101、102 車体側部材
21 第1テレスコ摩擦板
22 第2テレスコ摩擦板
31 ロッド貫通部
33 締付けロッド(ロッド)
4、4A、4B インナーコラムブラケット
41 支持部
42 連結部
43 ローラー接触部
45 シェアピン
46 緩衝材
49 第1歯
5 ステアリングコラム
51 インナーコラム
51h 第1孔
52 アウターコラムブラケット
521 側板
53 操作レバー
54 アウターコラム
541 第1スリット
541e 第1端部内壁
542 第2スリット
542e 第2端部内壁
6 ギヤローラー
621 第2歯
63 潤滑剤
64 シール
7 ストッパー
80 ステアリング装置
81 ステアリングホイール
82 ステアリングシャフト
82a 入力軸
82b 出力軸
83 操舵力アシスト機構
84 ユニバーサルジョイント
85 ロアシャフト
86 ユニバーサルジョイント
87 ピニオンシャフト
88 ステアリングギヤ
88a ピニオン
88b ラック
89 タイロッド
90 ECU
92 減速装置
93 電動モータ
94 トルクセンサ
95 車速センサ
98 イグニッションスイッチ
99 電源装置
Z 回転中心軸

Claims (6)

  1. アウターコラムと、
    前記アウターコラムの内側に配置され且つ外周面にローラー接触部を備えるインナーコラムと、
    前記ローラー接触部に対向するロッドと、
    前記ロッドに回転自在に保持されるギヤローラー、前記ローラー接触部と前記ギヤローラーとの間に設けられる潤滑剤と、
    を備えることを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記ギヤローラーの回転速度が大きくなるほど、前記ギヤローラーと前記潤滑剤との間に生じる粘性摩擦力が大きくなることを特徴とする請求項1に記載のステアリング装置。
  3. 前記潤滑剤は、基油の動粘度が500mm/s以上であるグリスであることを特徴とする請求項1又は2に記載のステアリング装置。
  4. 前記ローラー接触部は、複数の第1歯を備え、
    前記ギヤローラーは、前記第1歯に噛み合う複数の第2歯を備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  5. 前記アウターコラムを締め付ける側板を備え且つ車体側部材に固定されるアウターコラムブラケットと、
    前記側板を貫通し、且つ操作レバーと連結される締付けロッドと、
    を備え、
    前記ロッドは、前記締付けロッドであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のステアリング装置。
  6. 板状部材であるテレスコ摩擦板と共に前記アウターコラムを締め付ける側板を備え且つ車体側部材に固定されるアウターコラムブラケットと、
    前記テレスコ摩擦板に支持されるインナーコラムブラケットと、
    前記インナーコラムに設けられた第1孔と前記インナーコラムブラケットに設けられた第2孔に跨る位置に配置され、前記インナーコラム及び前記インナーコラムブラケットを離脱可能に連結するシェアピンと、
    を備えることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のステアリング装置。
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