JP2017159687A - 駐車領域表示システム及びそれを用いた自動駐車システム - Google Patents

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泰郎 藤島
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Abstract

【課題】ドライバが駐車領域を確認し易い駐車領域表示システム及びそれを用いた自動駐車システムを提供する。
【解決手段】走行中に車両側方の画像を撮影する側方カメラ13Aと、走行中に車両側方にある物との距離を計測する距離計測センサ14と、自車位置センサ12による移動量及び移動方向に基づいて自車位置を計算する自車位置計算部21と、側方カメラ13Aで撮影された複数の画像に基づいて平行投影画像を作成する平行投影画像作成部22Aと、距離計測センサ14で計測された距離に基づいて駐車領域を検出する駐車領域検出部23と、平行投影画像作成部22Aで作成された平行投影画像上に駐車領域検出部23で検出された駐車領域を重畳表示する駐車領域表示部24Aと、駐車領域表示部24Aから出力された平行投影画像と駐車領域とを表示するタッチパネル15とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両が駐車可能な駐車領域を表示する駐車領域表示システム及びそれを用いた自動駐車システムに関する。
特許文献1に示す駐車支援装置では、後方カメラで撮影した画像上に、当該画像の画像処理により検出した駐車区画枠を重畳表示し、ドライバにより駐車区画枠の表示位置の確認や変更を求め、確認された駐車区画枠に対し、自動運転により駐車している。
特開2004−322944号公報
特許文献1に示す駐車支援装置では、図14の白抜き矢印で示す駐車区画枠に対し、その両隣に駐車車両がある場合、自車両の停車位置によっては、目標駐車区画枠が両隣の駐車車両の陰となり、目標駐車区画枠の白線が見えない(認識できない)。また、後方カメラで撮影した画像は、上記特許文献1の図2に示されるように、斜めに歪んでいるので、目標駐車区画枠の確認が困難になるという問題がある。また、駐車区画枠の白線が汚れていたり、かすれていたりすると、白線を認識できなかったり、誤認識するおそれがある。更に、駐車区画枠の高さ方向の情報については、検出あるいは抽出することができない。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、ドライバが駐車領域を確認し易い駐車領域表示システム及びそれを用いた自動駐車システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決する第1の発明に係る駐車領域表示システムは、
車両の側方の駐車区画の前を走行中に、前記車両の側方の画像を撮影する第1撮影手段と、
前記走行中に、前記車両の側方にある物との距離を水平方向に沿って計測する距離計測手段と、
前記車両の走行中の移動量及び移動方向に基づいて、自車位置を計算する自車位置計算部と、
前記第1撮影手段で撮影された複数の前記画像に基づいて、平行投影画像を作成する平行投影画像作成部と、
前記距離計測手段で計測された水平方向における前記距離に基づいて、前記車両の車長及び幅より大きい領域を駐車領域として検出する駐車領域検出部と、
前記自車位置計算部で計算された前記自車位置に基づいて、前記平行投影画像作成部で作成された前記平行投影画像上に、前記駐車領域検出部で検出された前記駐車領域を重畳して表示して、出力する駐車領域表示部と、
前記駐車領域表示部から出力された前記平行投影画像と前記駐車領域とを表示する表示手段と、を有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第2の発明に係る駐車領域表示システムは、
上記第1の発明に記載の駐車領域表示システムにおいて、
前記距離計測手段は、前記車両の側方にある物との距離を更に鉛直方向に沿って計測するものであり、
前記駐車領域検出部は、前記距離計測手段で計測された水平方向及び鉛直方向における前記距離に基づいて、前記車両の車長、幅及び高さより大きい領域を駐車領域として検出する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第3の発明に係る駐車領域表示システムは、
上記第1又は第2の発明に記載の駐車領域表示システムにおいて、
前記平行投影画像作成部は、前記第1撮影手段で撮影された複数の前記画像の中心領域を各々切り出すと共に、各々の前記中心領域を前記自車位置計算部で計算された前記自車位置に対応した位置にずらしながら重ね合わせて前記平行投影画像を作成する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第4の発明に係る駐車領域表示システムは、
上記第1〜第3のいずれか1つの発明に記載の駐車領域表示システムにおいて、
前記走行中に、前記車両の前方の画像を撮影する第2撮影手段と、
前記平行投影画像作成部で作成された前記平行投影画像と、前記第2撮影手段で撮影された現在の画像とを組み合わせて、ドライバ視点の鳥瞰画像を作成する鳥瞰画像作成部と、を更に有し、
前記駐車領域表示部は、前記鳥瞰画像作成部で作成された前記鳥瞰画像上に、前記駐車領域検出部で検出された前記駐車領域を重畳して表示して、出力する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第5の発明に係る駐車領域表示システムは、
上記第1〜第4のいずれか1つの発明に記載の駐車領域表示システムにおいて、
前記車両のドア閉鎖時の大きさを示す第1範囲とドア開放時の大きさを示す第2範囲とを前記駐車領域内に表示し、前記表示手段に出力して、前記駐車領域内における前記第1範囲及び前記第2範囲の位置を修正可能とすると共に、確認時の前記第1範囲及び前記第2範囲の位置を駐車位置とする駐車位置修正部を更に有する
ことを特徴とする。
上記課題を解決する第6の発明に係る自動駐車システムは、
上記第5の発明に記載の駐車領域表示システムと、
前記車両のステアリングを操舵するアクチュエータとを少なくとも有し、
前記駐車領域表示システムにより前記駐車位置を確認し、前記アクチュエータにより前記ステアリングを操舵して、確認時の前記駐車位置に前記車両を誘導する
ことを特徴とする。
第1の発明によれば、複数の画像に基づいて作成した平行投影画像上に検出した駐車領域を重畳して表示するので、他の駐車車両などの障害物の陰にならない平行投影画像中に駐車領域を表示することになり、駐車領域を視覚的に確認し易くなる。また、車両の側方にある物との距離を水平方向に沿って計測し、計測した水平方向における距離に基づいて、車両の車長及び幅より大きい領域を駐車領域として検出するので、駐車区画枠の白線が汚れていたり、白線が切れていたりしても、駐車領域を検出することができる。
第2の発明によれば、車両の側方にある物との距離を水平方向及び鉛直方向に沿って計測し、計測した水平方向及び鉛直方向における距離に基づいて、車両の車長、幅及び高さより大きい領域を駐車領域として検出するので、駐車区画枠の白線が汚れていたり、白線が切れていたりしても、駐車領域を検出することができ、しかも、検出された駐車領域は高さ方向の情報も含んでいるので、駐車領域の大きさ(幅及び高さ)が視覚的に確認し易くなる。
第3の発明によれば、撮影された複数の画像の中心領域を各々切り出すと共に、各々の中心領域を自車位置に対応した位置にずらしながら重ね合わせて平行投影画像を作成するので、作成された平行投影画像が他の駐車車両などの障害物の陰にならない画像となり、駐車領域を視覚的に確認し易くなる。
第4の発明によれば、作成した平行投影画像と車両前方を撮影している現在の画像とを組み合わせて、ドライバ視点の鳥瞰画像を作成し、この鳥瞰画像上に検出した駐車領域を重畳して表示するので、従来のアラウンドビューモニタと比較して、周囲環境が確認し易くなる。なお、従来のアラウンドビューモニタでは、カメラ画像を仮想路面に投影した画像を表示しているので、立体的なものは伸びたように表示されてしまう。例えば、図15に示す従来のアラウンドビューモニタの画像では、車両のフロント部分が伸びたように表示されている。また、作成した鳥瞰画像がドライバ視点の画像であるので、駐車領域を視覚的に確認し易くなる。
第5の発明によれば、駐車領域内に車両のドア閉鎖時の大きさを示す第1範囲とドア開放時の大きさを示す第2範囲とを表示して、駐車位置を修正可能としているので、ドライバが駐車可能な位置を確認しながら、隣接する障害物(他の駐車車両など)との間に適切な間隔が空く希望の位置に、駐車位置を調整することができる。
第6の発明によれば、上記第5の発明に記載の駐車領域表示システムを用いて駐車位置を確認しているので、隣接する障害物(他の駐車車両など)との間に適切な間隔を空けた駐車位置に、車両を誘導して駐車することができる。
本発明に係る自動駐車システムの実施形態の一例(実施例1)を示すブロック図である。 図1に示した自動駐車システムが実施する手順を説明するフローチャートである。 図1に示した自動駐車システムにおいて、駐車時の動作を説明する図である。 図1に示した自動駐車システムにおいて、平行投影画像を作成するための連続するカメラ画像を示す図である。 図1に示した自動駐車システムにおいて、連続するカメラ画像から作成した平行投影画像を説明する図である。 図1に示した自動駐車システムにおいて、作成した平行投影画像と超音波センサによる計測距離のグラフとの関係を示す図である。 図6に示した平行投影画像と超音波センサにより検出した駐車領域とを組み合わせた図である。 図1に示した自動駐車システムにおいて、タッチパネルに表示される駐車位置確認の画面を示す図である。 本発明に係る自動駐車システムの実施形態の他の一例(実施例2)を示すブロック図である。 図9に示した自動駐車システムが実施する手順を説明するフローチャートである。 図9に示した自動駐車システムで使用する鳥瞰画像の作成のための仮想平面の設置例を示す図である。 図9に示した自動駐車システムにおいて、タッチパネルに表示される駐車位置確認の画面を示す図である。 ピンホールカメラモデルを説明する図である。 従来の駐車支援装置での問題を説明する図である。 従来のアラウンドビューモニタの画像を示す図である。
本発明に係る駐車領域表示システム及びそれを用いた自動駐車システムの実施形態について、図1〜図13を参照して説明を行う。なお、以降においては、本発明に係る駐車領域表示システム及びそれを用いた自動駐車システムを、まとめて、自動駐車システムと呼ぶ。
[実施例1]
図1は、本実施例の自動駐車システムを示すブロック図であり、図2は、図1に示した自動駐車システムが実施する手順を説明するフローチャートである。
本実施例の自動駐車システムは、図1に示すように、開始/終了スイッチ11と、自車位置センサ12と、側方カメラ13Aと、距離計測センサ14と、タッチパネル15と、ステアリングアクチュエータ16と、アクセルアクチュエータ17と、ブレーキアクチュエータ18と、制御装置20Aとを有している。
開始/終了スイッチ11は、本実施例の自動駐車システムの開始又は終了を操作するためのスイッチである。ドライバが開始/終了スイッチ11をオンにすると、後述する駐車領域、駐車位置の表示及び自動駐車が開始し、ドライバが開始/終了スイッチ11をオフにすると、駐車領域、駐車位置の表示及び自動駐車が終了する。なお、後述するタッチパネル上に開始/終了スイッチ11に代わる操作ボタンを表示し、表示した操作ボタンにドライバがタッチすることで、当該システムの開始又は終了を操作するようにしても良い。
自車位置センサ12は、自車位置を検出するものである。例えば、車輪速センサや操舵角センサなどが用いられる。車輪速センサは、例えば、後輪に取り付けられ、後輪の角速度を検出し、また、操舵角センサは、例えば、ステアリングコラムに取り付けられ、ステアリングの操舵角を検出しており、検出した角速度及び操舵角に基づいて、移動量及び移動方向を計算可能であり、移動量及び移動方向に基づいて、自車位置を計算可能である。なお、自車位置を検出することができれば、車輪速センサ、操舵角センサに代えて、他のセンサを用いても良い。
側方カメラ13A(第1撮影手段)は、車両側方両方の画像を連続して撮影するものである。そして、後述するように、連続するカメラ画像から平行投影画像を作成するため、側方カメラ13Aは、側方の水平方向を撮影する角度に取り付けられている。側方カメラ13Aは、例えば、車両のノーズ(前端中央)に取り付けたり、左右両方のドアミラーに各々取り付けたりすれば良いが、車両側方の両方を撮影できれば、どこに取り付けても良い。
距離計測センサ14(距離計測手段)は、車両側方にある物との距離を水平方向に沿って計測するものである。つまり、車両側方において、走行方向(車長方向)となる水平方向に沿う距離の変化を計測している。距離計測センサ14としては、例えば、超音波センサやレーダなどが用いられる。距離計測センサ14は、例えば、上述した側方カメラ13Aと共に、車両のノーズに取り付けたり、左右両方のドアミラーに取り付けたりすれば良いが、車両側方を計測できれば、どこに取り付けても良い。
また、距離計測センサ14としては、車両側方にある物との距離を水平方向及び鉛直方向に沿って計測するようにしても良い。この場合、車両側方において、走行方向(車長方向)となる水平方向に沿う距離の変化だけでなく、高さ方向となる鉛直方向に沿う距離の変化も計測している。この場合も、距離計測センサ14としては、例えば、超音波センサやレーダなどが用いられ、1つの超音波センサ又はレーダを用いる場合には、超音波センサ又はレーダを鉛直方向にスキャンするように構成し、複数の超音波センサ又はレーダを用いる場合には、複数の超音波センサ又はレーダが互いに異なる高さを計測するように構成すれば良い。
タッチパネル15(表示手段)は、平行投影画像と共に駐車領域及び駐車位置を表示するものである。タッチパネル15としては、ナビゲーションシステムのタッチパネルが利用可能である。
ステアリングアクチュエータ16は、ステアリングハンドル(図示省略)を操作して、車両を操舵している。アクセルアクチュエータ17は、アクセル(図示省略)を操作し、また、ブレーキアクチュエータ18は、ブレーキ(図示省略)を操作しており、アクセルアクチュエータ17及びブレーキアクチュエータ18により、車両の加減速や速度を操作している。
制御装置20Aは、開始/終了スイッチ11、自車位置センサ12、側方カメラ13A、距離計測センサ14及びタッチパネル15からの入力に基づいて、図2に示すフローチャートの手順により、平行投影画像や駐車領域を表示すると共に、駐車位置を確認し、確認した駐車位置に基づいて、ステアリングアクチュエータ16、アクセルアクチュエータ17及びブレーキアクチュエータ18を自動制御して、車両を駐車位置に誘導するものである。制御装置20Aとしては、例えば、車両で使用されるECU(Electronics Control Unit)などが適用可能であり、このECUは、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを有している。
制御装置20Aは、具体的には、自車位置計算部21、平行投影画像作成部22A、駐車領域検出部23、駐車領域表示部24A、駐車位置修正部25A及び自動駐車制御部26を有している。これらの構成については、以降において、図2に示すフローチャートと共に説明する。
図2に示すフローチャートと共に、図1及び図3〜図8を参照して、本実施例の自動駐車システムが実施する手順を説明する。なお、ここでは、自車位置センサ12として、車輪速センサ及び操舵角センサを使用するものとし、また、距離計測センサ14として、超音波センサを使用するものとして、以降の説明を行う。
本実施例の自動駐車システムは、ドライバが開始/終了スイッチ11をオンにすることにより開始する。例えば、駐車区画が連続して並列に並んでいる駐車場(並列駐車型駐車場)において、駐車区画エリアの入口に自車両が来たとき、開始/終了スイッチ11をオンにすれば良い。
(ステップS1A)
開始/終了スイッチ11のオン後、図3に示すように、車両側方にある駐車区画エリアPa(駐車区画P1〜P4)の前を横切るようにドライバが自車両を走行させ、走行中にデータ取得を行う。ここで、図3において、符号101は、最初の位置にいる自車両を示し、符号A1は当該位置でのデータ取得を示している。また、符号10iは、最初の位置から移動した後の位置にいる自車両を示し、符号Aiは当該位置でのデータ取得を示しており、符号10nは、最後の位置にいる自車両を示し、符号Anは当該位置でのデータ取得を示している。なお、iは、2以上、n未満の正の整数であり、nは、3以上の正の整数である。
そして、各位置でのデータ取得A1、…、Ai、…、Anでは、自車位置センサ12において、車輪速センサが角速度を取得し、操舵角センサが操舵角を取得し、側方カメラ13Aが車両側方の水平方向のカメラ画像を取得し(後述の図4参照)、距離計測センサ14(超音波センサ)が自車両の側方に存在する物との距離を計測している(後述の図6参照)。
(ステップS2)
自車位置計算部21は、自車両の走行中の移動量及び移動方向に基づいて、自車位置を計算する。具体的には、自車位置センサ12の検出値、つまり、車輪速センサにより検出された角速度に基づいて、移動量を計算し、操舵角センサにより検出されたステアリングの操舵角に基づいて、移動方向を計算し、移動量及び移動方向に基づいて、自車位置を計算する。
(ステップS3A)
平行投影画像作成部22Aは、側方カメラ13Aで撮影した連続する複数のカメラ画像から平行投影画像を作成し、作成した平行投影画像をタッチパネル15に出力する。
例えば、図3に示すように駐車区画エリアPaに駐車車両が駐車している場合には、側方カメラ13Aは、図4に示す連続する複数のカメラ画像G1、…、Gi、…、Gnを撮影することになる。そして、図4に示す連続する複数のカメラ画像G1、…、Gi、…、Gnの中心領域を各々切り出し、切り出した各々の中心領域を、自車位置計算部21で計算された自車位置に対応した位置にずらしながら順次重ね合わせて合成することで、図5に示す平行投影画像Gppを作成し、タッチパネル15に出力する。
ここで、図4に示すカメラ画像G1、…、Gi、…、Gnは、図3に示したデータ取得A1、…、Ai、…、Anに対応するものとする。また、参考のため、図4のカメラ画像Gi中に、切り出し量duでの中心領域の切り出し部分(点線部分)を示し、図5中に、この切り出し部分に対応する部分(点線部分)を示している。
(ステップS4)
駐車領域検出部23は、距離計測センサ14(超音波センサ)が計測した自車両の側方に存在する物のとの距離に基づいて、自車両が駐車可能な駐車領域を検出したかどうかを判断し、駐車領域を検出していない場合にはステップS1Aへ戻り、駐車領域を検出した場合にはステップS5Aへ進む。距離計測センサ14が水平方向に沿って距離を計測している場合には、自車両の車長及び幅より大きい領域を駐車領域として検出し、距離計測センサ14が水平方向及び鉛直方向に沿って距離を計測している場合には、自車両の車長、幅及び高さより大きい領域を駐車領域として検出すれば良い。
例えば、図3に示すように駐車区画エリアPaに駐車車両が駐車している場合には、図6上方に示すグラフに示すように、駐車区画エリアPaの駐車車両との距離や有無に応じて、計測距離が変化することになる。なお、図6下方には、図6上方のグラフとの対応関係を示すため、平行投影画像作成部22Aで作成した平行投影画像Gpp(図5参照)を併記している。
図3を参照すると、駐車区画P1、P2及びP4には駐車車両があり、駐車区画P3には駐車車両がなく、また、駐車区画P2の駐車車両は後方側(図中上側)に寄って駐車している。図6上方のグラフにおいて、距離計測センサ14(超音波センサ)が計測した距離は、図3に示す駐車状況を反映しており、駐車区画P3に対応する部分の距離は、駐車区画P1、P2及びP4に対応する部分の距離と比較して、車両1台の長さ以上大きくなっている。また、駐車区画P2に対応する部分の距離は、駐車区画P1及びP4に対応する部分の距離と比較して、駐車車両が後方側に寄って駐車した分だけ大きくなっている。
図6上方に示すグラフは、距離計測センサ14がある高さ位置の水平方向に沿って距離を計測した場合のデータである。具体的には、自車両の走行方向(車長方向)となる水平方向に沿って、その走行方向に垂直な水平方向(車幅方向)の距離を計測した2次元平面の計測データとなっている。そのため、自車両の側方の水平方向において、駐車可能な駐車領域となる2次元平面上の領域が検出可能となっている。従って、自車両の車長及び幅より大きい2次元平面上の領域が検出されたとき、この領域が駐車領域Ptとして検出されることになる。
この場合、計測距離が自車両の車長以上ある領域が検出されても、その領域が車幅未満の幅であれば、駐車領域Ptとしては検出されない。
なお、距離計測センサ14が水平方向及び鉛直方向に沿って距離を計測した場合には、図6上方に示すグラフと同様なデータが高さ位置に応じて複数計測されることになる。つまり、自車両の走行方向(車長方向)となる水平方向に沿って、その進行方向に垂直な水平方向(車幅方向)の距離を複数の高さ位置で計測した3次元空間の計測データとなっている。そのため、自車両の側方の水平方向及び鉛直方向において、駐車可能な駐車領域となる3次元空間内の領域が検出可能となっている。従って、自車両の車長、幅及び高さより大きい3次元空間内の領域が検出されたとき、この領域が駐車領域Ptとして検出されることになる。
この場合、計測距離が自車両の車長以上ある領域が車幅以上に渡って続いていても、その領域が鉛直方向(高さ方向)において車高未満の高さであれば、駐車領域Ptとして検出されない。また、計測距離が自車両の車長以上ある領域が、鉛直方向(高さ方向)において車高以上に渡って続いていても、その領域が車幅未満の幅であれば、駐車領域Ptとして検出されない。
なお、ここでは、並列駐車型駐車場を対象としているので、駐車領域Ptの幅として、自車両の車幅を基準として設定しているが、縦列駐車型駐車場を対象とする場合には、駐車領域Ptの幅として、自車両の車長を基準として設定すれば良い。
上記駐車領域Ptが検出されない場合には、ステップS1Aへ戻り、上記駐車領域Ptが検出されるまで、自車両を走行させて、上述したステップS1A〜S4が繰り返されることになる。
(ステップS5A)
駐車領域表示部24Aは、上記駐車領域Ptが検出された場合、図7に示すように、平行投影画像Gpp上に上記駐車領域Ptを重畳して表示して、タッチパネル15へ出力しており、タッチパネル15は、出力された画面を表示している。平行投影画像Gppと駐車領域Ptは、共に、自車位置計算部21で計算した自車位置との対応関係が分かっているので、駐車領域Ptは平行投影画像Gpp上の正確な位置に表示することができる。また、距離計測センサ14(超音波センサ)により駐車領域Ptの幅(又は、幅及び高さ)を検出しているので、駐車領域Ptの幅(又は、幅及び高さ)を含めて、平行投影画像Gpp上に表示することができる。
(ステップS6A)
駐車位置修正部25Aにおいては、図8に示す画面を用いて、タッチパネル15において、駐車位置の修正を可能とすると共に、最終的な駐車位置の確認を行う。図8に示す画面は、図7に示した画面を含むものであり、駐車位置の修正及び確認を行う機能を更に表示している。
具体的には、図8に示す画面の上方においては、「駐車位置を確認して下さい。」とメッセージを表示し、平行投影画像Gpp上に表示した駐車領域Pt(二重線参照)を表示すると共に、更に、駐車領域Ptの枠内に、自車両のドア閉鎖時の大きさ(車幅及び車高)を示す第1範囲Ta(点線参照)と、自車両のドア解放時の大きさ(幅及び車高)を示す第2範囲Tb(実線参照)を表示している。駐車領域Pt、第1範囲Ta及び第2範囲Tbは、視認し易くするため、異なる色で表示するようにしており、例えば、駐車領域Ptは緑色、第1範囲Taは青色、第2範囲Tbは赤色で表示している。
ここでは、左側方の平行投影画像Gppを表示しているので、画面上に「左側方映像」と表示しているが、図中右横側の黒矢印をドライバがタッチすれば、右側方の平行投影画像Gppに切り替わり、画面上に「右側方映像」と表示される。
また、図8に示す画面の下方においては、自車両自身の映像と共に、上述した第1範囲Ta及び第2範囲Tbを表示している。自車両自身の映像の下に表示された左矢印については、左矢印をドライバが1回タッチする度に、駐車領域Ptの枠内において、上述した第1範囲Ta及び第2範囲Tbが左に所定量ずつ移動して、設定する駐車位置を左側に所定距離ずつ移動することになる。同じく、右矢印についても、右矢印をドライバが1回タッチする度に、駐車領域Ptの枠内において、上述した第1範囲Ta及び第2範囲Tbが右に所定量ずつ移動して、設定する駐車位置を右側に所定距離ずつ移動することになる。このような操作により、駐車位置の修正を行っている。
更に、自車両自身の映像の上に表示された上矢印にドライバがタッチすると、平行投影画像Gpp上の駐車領域Ptの枠内に、自車両自身の映像が表示され、上述した左矢印及び右矢印をドライバがタッチすることにより、自車両自身の映像と共に、駐車位置を変更可能となる。そして、画面上の駐車位置が希望通りの位置であることを確認できたら、画面右下に表示された「OK」ボタンをドライバがタッチすれば、確認完了となる。つまり、確認時の第1範囲Ta及び第2範囲Tbの位置が最終的な駐車位置となる。
(ステップS7〜S8)
自動駐車制御部26は、上述した手順により確認した駐車位置に自車両を誘導するように、ステアリングアクチュエータ16を用いて、自車両のステアリングハンドルを自動制御して、自車両を操舵し、また、アクセルアクチュエータ17及びブレーキアクチュエータ18を用いて、アクセル及びブレーキを自動制御して、自車両の加減速や速度を操作する。そして、駐車位置に自車両が停車後、ドライバが上述した開始/終了スイッチ11をオフにすると、自動駐車は終了することになる。
なお、ステップS7〜S8では、ステアリングハンドル、アクセル及びブレーキを自動制御して、自車両の自動駐車を行っているが、ステアリングハンドルのみを自動制御とし、アクセル及びブレーキはドライバにより操作を行い、自車両の駐車支援を行うようにしても良い。つまり、自動駐車支援システムとしても良い。
以上説明したように、走行中に取得したカメラ画像から作成した平行投影画像Gppを使用することで、目標駐車区画が隣接駐車車両の陰にならず、視認性を向上させることができる。また、作成した平行投影画像Gpp上に、駐車領域Ptだけでなく、ドア閉鎖時の第1範囲Ta及びドア解放時の第2範囲Tbを表示しているので、駐車領域Ptへ駐車した際の隣接障害物との余裕度を確認でき、駐車位置の修正、確認が容易になる。この結果、ドライバが希望する位置に、例えば、駐車領域Ptの枠内の中心又は左寄り又は右寄りの位置に、駐車位置を容易に修正可能となる。また、駐車領域Ptが、幅だけでなく、高さ方向の情報も含んでいる場合には、例えば、背の高い車両を駐車する際にも、駐車領域Ptの大きさ(幅及び高さ)を視覚的に確認することができる。
[実施例2]
図9は、本実施例の自動駐車システムを示すブロック図であり、図10は、図9に示した自動駐車システムが実施する手順を説明するフローチャートである。
本実施例の自動駐車システムは、基本的には、図1に示した実施例1の自動駐車システムと略同等の構成を有し、また、本実施例の自動駐車システムが実施する手順についても、基本的には、図2に示した実施例1の自動駐車システムが実施する手順と略同等である。
主な相違点は、図9に示す本実施例の自動駐車システムは、図1に示した実施例1の自動駐車システムとは、側方カメラ13Aに加えて、前方カメラ13B(第2撮影手段)を備え、平行投影画面作成部22Aに代えて、制御装置20Bにおいて、鳥瞰画像作成部22Bを有する点である。また、図10に示す本実施例の自動駐車システムが実施する手順は、図2に示した実施例1の自動駐車システムが実施する手順とは、ステップS3Aに代えて、ステップS3Bとしている点である。なお、上述した相違点に伴い、後述するように、駐車領域表示部24B、駐車位置修正部25Bは、内容が一部相違し、また、ステップS1B、S5B、S6Bも、内容が一部相違してくる。
以下、上述した相違点を中心に、図10に示すフローチャートに沿って、本実施例の自動駐車システムを説明する。なお、ここでは、実施例1と同等の構成、手順については同じ符号を付し、重複する説明は省略又は簡略にしている。
本実施例の自動駐車システムも、実施例1と同様に、ドライバが開始/終了スイッチ11をオンにすることにより開始する。
(ステップS1B)
本実施例において、ステップS1Bでも、実施例1と略同様に、走行中にデータ取得を行う。本実施例でも、自車位置センサ12において、車輪速センサが角速度を取得し、操舵角センサが操舵角を取得し、側方カメラ13Aが車両側方の水平方向のカメラ画像を取得し、距離計測センサ14(超音波センサ)が自車両の側方に存在する物との距離を計測しているが、本実施例では、更に、前方カメラ13Bが車両前方のカメラ画像を取得している。
前方カメラ13Bは、走行中に車両前方を撮影するものであり、後述するように、前方カメラ13Bのカメラ画像から鳥瞰画像を作成するため、前方カメラ13Bは、前方を撮影する角度に取り付けられている。前方カメラ13Bは、例えば、車両のノーズに取り付けられているが、車両前方を撮影できれば、どこに取り付けても良い。
(ステップS2)
自車位置計算部21は、実施例1と同様に、自車両の走行中の移動量及び移動方向に基づいて、自車位置を計算する。
(ステップS3B)
鳥瞰画像作成部22Bは、以下の手順により、側方カメラ13Aによる平行投影画像と前方カメラ13Bによる現在のカメラ画像とを組み合わせることにより、ドライバ視点の鳥瞰画像を作成している。
鳥瞰画像作成部22Bでは、図11に示す実空間の上面図において、路面Sに垂直な仮想平面F1〜F5を設定している。具体的には、自車両10の前端中央をドライバの想定位置Cとし、この想定位置Cを基準として、左側方に2m離れた位置に、車長方向に沿った仮想平面F1、F2を設定し、前方に2m離れた位置に、車幅方向に沿った仮想平面F3を設定し、右側方に2m離れた位置に、車長方向に沿った仮想平面F4、F5を設定している。これは、通常、ドライバが駐車を行う際に、駐車区画から1m程度離れた位置を走行することと、左右側方を撮影する側方カメラ13Aが車幅約2mの自車両10のノーズ位置に取り付けられていることを反映している。側方カメラ13Aが左右のドアミラー位置に取り付けられている場合、仮想平面F1、F2は、左側の側方カメラ13Aから左側方に1m程度、仮想平面F4、F5は、右側の側方カメラ13Aから右側方に1m程度とするのが良い。また、仮想平面F1及びF5は、車長方向において、想定位置Cの位置より車両後方側とし、仮想平面F2及びF4は、車長方向において、想定位置Cの位置より車両前方側としている。なお、想定位置Cは、ここでは、前方カメラ13Bのカメラ位置となる。
そして、鳥瞰画像作成部22Bでは、仮想平面F1及びF5については、実施例1で説明した平行投影画像作成部22Aと同様に、側方カメラ13Aで撮影した連続する複数のカメラ画像から平行投影画像を作成し、作成した平行投影画像を仮想平面F1及びF5に投影している。加えて、鳥瞰画像作成部22Bでは、仮想平面F2〜F4に対しては、前方カメラ13Bで撮影している現在のカメラ画像(リアルタイム画像)を仮想平面F2〜F4に投影している。
そして、鳥瞰画像作成部22Bでは、平行投影画像を投影した仮想平面F1及びF5と、リアルタイム画像を投影した仮想平面F2〜F4とに基づいて、ドライバ視点に近い想定位置Cから見た鳥瞰画像を作成し、作成した鳥瞰画像をタッチパネル15に出力している(図12参照)。
(ステップS4)
駐車領域検出部23は、実施例1と同様に、距離計測センサ14(超音波センサ)が計測した距離に基づいて、駐車領域Ptを検出したかどうかを判断し、駐車領域Ptを検出していない場合にはステップS1Bへ戻り、駐車領域Ptを検出した場合にはステップS5Bへ進む。
(ステップS5B)
駐車領域Ptが検出された場合、駐車領域表示部24Bは、図12に示すように、鳥瞰画像上に駐車領域Ptを重畳して表示し、当該画面をタッチパネル15へ出力する。このとき、駐車領域表示部24Bは、自車両10が前進している間は、画面上に、自車両10の進行方向Mを表示すると共に、検出した駐車領域Ptまでの経路Rを表示する。
ここで、図3のように駐車場に平行に走行しているときの平行投影画像(下記式2)及び経路Rの表示方法について説明する。リアルタイム画像を投影した仮想平面F2〜F4においては、ピンホールカメラモデル基づいて、経路Rを表示する。
平行投影画像を投影した仮想平面F1及びF5においては、以下に説明するように、下記式3、式4に基づいて、経路Rを表示する。
まず、現在の自車位置を、位置:x(t)、y(t)、姿勢:rz(t)とし、直前の自車位置を、x(t−1)、y(t−1)、rz(t−1)とし、平行投影画像作成開始時の自車位置を、x(0)、y(0)、rz(0)とする。
ピンホールカメラモデルのカメラ画像の場合、例えば、図13に示すように、距離L離れた位置にある物体が、カメラ水平軸(x軸)に沿って、距離d=x(t)−x(t−1)移動したとすると、カメラ画像上ではdu移動する。このduは、歪み補正後のカメラ画像の焦点距離をfpとすると、下記式1で表される。
du=k×d …式1
但し、k=fp/L
従って、カメラ画像上の切り出し量(切り出し画素)は、du[pixel]となり、平行投影画像I(u,v)と現在のカメラ画像I’(u’,v’)との対応に関しては、以下の式2の通りとなる。なお、図4及び図5で説明したように、図4に示したカメラ画像から切り出し量duで切り出した切り出し部分(点線部分)は、図5に示した平行投影画像の点線部分に対応し、これらは、以下の式2の関係となる。
I(u,v)=I’(u’,v’)、u=u’−(w−du)/2+k×d0、v=v’ …式2
但し、d0=x(t)−x(0)、(w−du)/2≦u’≦(w+du)/2
(w:カメラ画像のu’方向画素数)
また、平行投影画像I(u,v)とカメラから見た3次元座標(x,y,z)との対応に関しては、以下の式3、4の通りである。
u軸方向:u=k×x+u0、u0=wpano−du/2 …式3
v軸方向:v=fp×y/z+v0、v0=h/2 …式4
(wpano:平行投影画像のu軸方向画素数、h:平行投影画像のv軸方向画素数)
そして、平行投影画像を投影した仮想平面F1及びF5においては、上記式3及び式4に従って、検出した駐車位置Ptへの経路Rが作成されることになる。
(ステップS6B)
駐車位置修正部25Bにおいては、図12に示す鳥瞰画像を含む画面を用いて、タッチパネル15において、駐車位置の修正を可能とすると共に、最終的な駐車位置の確認を行う。
(ステップS7〜S8)
自動駐車制御部26は、実施例1と同様に、確認した駐車位置に自車両を誘導するように、自動駐車を開始し、駐車位置に自車両が停車後、ドライバが上述した開始/終了スイッチ11をオフにすると、自動駐車は終了することになる。
従来は、駐車車両などの路面上の物体は伸びた表示となっていたので、駐車可能な領域をドライバが認識しにくかった。しかしながら、本実施例では、上述したように、平行投影画像を含む鳥瞰画像を用いており、ドライバの視点に近い画像となるため、駐車領域Ptをドライバが認識し易くなる。また、公知のアラウンドビューモニタと比較しても、周囲環境を確認しやすい画像が表示されることになる。更に、実施例1と比較しても、検出した駐車領域Ptがドライバにより判り易く表示されることになる。
本発明は、車両全般、例えば、乗用車、建設車両、農業車両、産業車両などに適用可能である。
12 自車位置センサ
13A 側方カメラ
13B 前方カメラ
14 距離計測センサ
15 タッチパネル
16 ステアリングアクチュエータ
17 アクセルアクチュエータ
18 ブレーキアクチュエータ
20A、20B 制御装置
21 自車位置計算部
22A 平行投影画像作成部
22B 鳥瞰画像作成部
23 駐車領域検出部
24A、24B 駐車領域表示部
25A、25B 駐車位置修正部
26 自動駐車制御部

Claims (6)

  1. 車両の側方の駐車区画の前を走行中に、前記車両の側方の画像を撮影する第1撮影手段と、
    前記走行中に、前記車両の側方にある物との距離を水平方向に沿って計測する距離計測手段と、
    前記車両の走行中の移動量及び移動方向に基づいて、自車位置を計算する自車位置計算部と、
    前記第1撮影手段で撮影された複数の前記画像に基づいて、平行投影画像を作成する平行投影画像作成部と、
    前記距離計測手段で計測された水平方向における前記距離に基づいて、前記車両の車長及び幅より大きい領域を駐車領域として検出する駐車領域検出部と、
    前記自車位置計算部で計算された前記自車位置に基づいて、前記平行投影画像作成部で作成された前記平行投影画像上に、前記駐車領域検出部で検出された前記駐車領域を重畳して表示して、出力する駐車領域表示部と、
    前記駐車領域表示部から出力された前記平行投影画像と前記駐車領域とを表示する表示手段と、を有する
    ことを特徴とする駐車領域表示システム。
  2. 請求項1に記載の駐車領域表示システムにおいて、
    前記距離計測手段は、前記車両の側方にある物との距離を更に鉛直方向に沿って計測するものであり、
    前記駐車領域検出部は、前記距離計測手段で計測された水平方向及び鉛直方向における前記距離に基づいて、前記車両の車長、幅及び高さより大きい領域を駐車領域として検出する
    ことを特徴とする駐車領域表示システム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の駐車領域表示システムにおいて、
    前記平行投影画像作成部は、前記第1撮影手段で撮影された複数の前記画像の中心領域を各々切り出すと共に、各々の前記中心領域を前記自車位置計算部で計算された前記自車位置に対応した位置にずらしながら重ね合わせて前記平行投影画像を作成する
    ことを特徴とする駐車領域表示システム。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の駐車領域表示システムにおいて、
    前記走行中に、前記車両の前方の画像を撮影する第2撮影手段と、
    前記平行投影画像作成部で作成された前記平行投影画像と、前記第2撮影手段で撮影された現在の画像とを組み合わせて、ドライバ視点の鳥瞰画像を作成する鳥瞰画像作成部と、を更に有し、
    前記駐車領域表示部は、前記鳥瞰画像作成部で作成された前記鳥瞰画像上に、前記駐車領域検出部で検出された前記駐車領域を重畳して表示して、出力する
    ことを特徴とする駐車領域表示システム。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の駐車領域表示システムにおいて、
    前記車両のドア閉鎖時の大きさを示す第1範囲とドア開放時の大きさを示す第2範囲とを前記駐車領域内に表示し、前記表示手段に出力して、前記駐車領域内における前記第1範囲及び前記第2範囲の位置を修正可能とすると共に、確認時の前記第1範囲及び前記第2範囲の位置を駐車位置とする駐車位置修正部を更に有する
    ことを特徴とする駐車領域表示システム。
  6. 請求項5に記載の駐車領域表示システムと、
    前記車両のステアリングを操舵するアクチュエータとを少なくとも有し、
    前記駐車領域表示システムにより前記駐車位置を確認し、前記アクチュエータにより前記ステアリングを操舵して、確認時の前記駐車位置に前記車両を誘導する
    ことを特徴とする自動駐車システム。
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