JP2017159520A - 印字装置及びインク供給方法 - Google Patents

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将史 大坪
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Abstract

【課題】通常仕様のリボンカセットよりもインクリボンへのインク供給量が少なくなるように為された仕様のリボンカセットを使用する場合であっても適正な印字濃度を維持することができるようにする。
【解決手段】印字装置は、インクリボンを用いて印字を行う印字部と、インクリボンへのインク供給を行うインク供給部と、印字と共にインク供給が行われる印字動作、又は、その印字動作における印字及びインク供給のうちのインク供給のみが行われる空印字動作を行うように制御する動作制御部と、印字された文字の文字数及び行数を計数する計数部と、印字された文字の濃度値を検出する印字濃度検出部とを備え、所定のタイミングに印字濃度検出部により検出された濃度値が閾値未満である場合に、動作制御部は、所定期間の間に計数部により計数された文字数及び行数に基づいて、空印字動作を行うように制御する。
【選択図】図7

Description

本発明は、インクリボンを用いて印字を行う印字装置及びそのインクリボンへのインク供給方法に関する。
従来、金融機関等に設置される現金自動預金支払機(ATM:Automated Teller Machine)等の自動取引装置に備えられる印字装置として、例えば、顧客から受け付けた通帳に取引明細等を印字する通帳プリンタがある。
通帳プリンタは、例えば、インクタンクとインクタンク内のインクが塗布(吸着、供給)される帯状の生地(以下「インクリボン」と言う)等を備えたリボンカセットを交換可能に備え、インクリボンに塗布されたインクを印字ヘッドで転写することによって通帳に印字を行う。このような通帳プリンタでは、通帳への印字が行われながら同時にインクリボンへのインクの塗布が行われる。
このような通帳プリンタでは、インクリボンに供給されるインク供給量と印字により消費されるインク消費量とが1対1になることが望ましいが、実際には、使用方法、使用環境、及びリボンカセットの製造バラツキ等によって、そのようにはならない。例えば、連続印字が行われた場合には、インク供給量に対してインク消費量が2倍になる場合がある。また、使用される印字フォントの大きさや密度等によってインク供給量に対するインク消費量が変化する場合もある。また、使用環境(特に温度)によってインクタンク内のインクの粘度が変化してインク供給量が変化する場合もある。
このようなことから、取引数と印字濃度との関係は常に一定ではなく、印字濃度が濃くなったり薄くなったりする場合がある。印字濃度が濃くなると、通帳に裏写りやインク汚れが発生して通帳の印字済み行を正確に検出することができなかったり、通帳を搬送する搬送ローラがインクで汚損して通帳のスリップや通帳へのインク汚れの転写が生じたりする等の問題が発生する。一方、印字濃度が薄くなると、通帳の印字済み行を正確に検出することができなかったり、リボンカセットの寿命が短いというユーザからのクレームを受けたりする等の問題が発生する。
そこで、このような問題を少しでも改善しようと、現状では、通常仕様のリボンカセットよりもインクリボンへのインク供給量が少なくなるように為された仕様のリボンカセットや、通常仕様のリボンカセットよりもインクリボンへのインク供給量が多くなるように為された仕様のリボンカセットも用意され、通帳プリンタの使用方法や使用環境等に応じて、より適切な仕様のリボンカセットが選択使用されている。
なお、インクリボンを用いて印字を行う印字装置としては、例えば、特許文献1に記載の印刷装置や特許文献2に記載のスキャナ装置に備えられる印字機構等が知られている。
特開2010−30219号公報 特開2004−274230号公報
通常仕様のリボンカセットよりもインクリボンへのインク供給量が少なくなるように為された仕様のリボンカセットを使用する場合には、使用方法や使用環境によって印字濃度が濃くなることは起こり得ないので、印字濃度が濃くなることによって生じ得る問題は解消される。しかしながら、使用方法や使用環境によって印字濃度が薄くなることは依然として起こり得ることから、印字濃度が薄くなることによって生じ得る問題は残されたままである。
本発明は、上記実状に鑑み、通常仕様のリボンカセットよりもインクリボンへのインク供給量が少なくなるように為された仕様のリボンカセットを使用する場合であっても適正な印字濃度を維持することができる印字装置及びインク供給方法を提供することを目的とする。
装置の一観点によれば、印字装置は、インクリボンを用いて印字を行う印字部と、前記インクリボンへのインク供給を行うインク供給部と、前記印字部による印字と共に前記インク供給部によるインク供給が行われる印字動作、又は、前記印字動作における前記印字部による印字及び前記インク供給部によるインク供給のうちの前記インク供給部によるインク供給のみが行われる空印字動作を行うように制御する動作制御部と、前記印字部により印字された文字の文字数及び行数を計数する計数部と、前記印字部により印字された文字の濃度値を検出する印字濃度検出部とを備え、所定のタイミングに前記印字濃度検出部により検出された濃度値が閾値未満である場合に、前記動作制御部は、所定期間の間に前記計数部により計数された文字数及び行数に基づいて、前記空印字動作を行うように制御する。
方法の一観点によれば、インクリボンを用いて印字を行う印字部と、前記インクリボンへのインク供給を行うインク供給部とを備える印字装置のインク供給方法は、前記印字部による印字と共に前記インク供給部によるインク供給が行われる印字動作により印字される文字の文字数及び行数の計数を開始し、所定のタイミングに前記印字動作により印字された文字の濃度値を検出し、前記検出した濃度値が閾値未満である場合に、前記計数を開始してから所定期間の間に計数した文字数及び行数に基づいて、前記印字動作における前記印字部による印字及び前記インク供給部によるインク供給のうちの前記インク供給部によるインク供給のみが行われる空印字動作を行う。
開示の装置及び方法は、通常仕様のリボンカセットよりもインクリボンへのインク供給量が少なくなるように為された仕様のリボンカセットを使用する場合であっても適正な印字濃度を維持することができる、という効果を奏する。
一実施の形態に係る印字装置である通帳プリンタの構成例を示す図である。 印字機構部の正面図である。 印字機構部の一部等をインサータR側から見たときの模式図である。 一実施の形態に係る通帳プリンタのハードウェア構成例を示す図である。 ROMに記憶される文字数テーブルの一例を示す図である。 ROMに記憶される行数テーブルの一例を示す図である。 一実施の形態に係る通帳プリンタの機能ブロックの一例を示す図である。 一実施の形態に係る通帳プリンタが行う動作の一例を示すフローチャートである。 空印字行数決定処理(S106)の処理内容の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る印字装置である通帳プリンタの構成例を示す図である。なお、この通帳プリンタは、例えば、金融機関等に設置されるATM等の自動取引装置に備えられる。
図1に示したように、通帳プリンタ1は、インサータF10、印字・めくり機構部20、インサータR30、カセットF40、カセットR50、及び搬送路60を含む。
インサータF10は、通帳挿入返却口11、MS(Magnetic Stripe)ユニット12、及び制御部13を含む。通帳挿入返却口11は、通帳プリンタ1への通帳の挿入口であり、且つ、通帳プリンタ1からの通帳の返却口である。MSユニット12は、通帳挿入返却口11に挿入された通帳の磁気ストライプ部からのデータの読み取り、及び、通帳挿入返却口11から返却される通帳の磁気ストライプ部へのデータの書き込みを行う。制御部13は、通帳プリンタ1の全体動作を制御する。
印字・めくり機構部20は、スキャナ21、印字機構部22、及びめくり機構部23を含む。スキャナ21は、通帳の印字済み行の検出、通帳の頁マークの検出、及び通帳に印字された印字濃度の検出等を行うために、通帳を光学的に読み取る。印字機構部22は、例えばドットインパクト方式による印字方式により通帳に印字を行う。なお、印字機構部22の詳細については、図2及び図3を用いて後述する。めくり機構部23は、通帳の頁めくりを行う。
インサータR30は、退避ゲート31、一時退避部32、及び取込部33を含む。退避ゲート31は、通帳繰越が行われる場合等に旧通帳を一時退避部32へガイドする。一時退避部32は、退避ゲート31によりガイドされた旧通帳を一時的に退避する。取込部33は、一時退避部32により一時的に退避された旧通帳を取り込む。
カセットF40は、インサータF10の上方に設けられ、互いに対向するように配置された2つの収容部41、42を備える。収容部41は、新規通帳発行や通帳繰越等が行われる際の新規通帳411を収容しており、その新規通帳411を押圧する押圧プレート412と、その押圧プレート412により押圧された新規通帳411をインサータF10における搬送路60へ繰り出す繰り出しローラ413を含む。収容部42は、収容部41と同様に、新規通帳発行や通帳繰越等が行われる際の新規通帳421を収容しており、その新規通帳421を押圧する押圧プレート422と、その押圧プレート422により押圧された新規通帳421をインサータF10における搬送路60へ繰り出す繰り出しローラ423を含む。
カセットR50は、インサータR30の上方に設けられ、互いに対向するように配置された2つの収容部51、52を備える。収容部51は、新規通帳発行や通帳繰越等が行われる際の新規通帳511を収容しており、その新規通帳511を押圧する押圧プレート512と、その押圧プレート512により押圧された新規通帳511をインサータR30における搬送路60へ繰り出す繰り出しローラ513を含む。収容部52は、収容部51と同様に、新規通帳発行や通帳繰越等が行われる際の新規通帳521を収容しており、その新規通帳521を押圧する押圧プレート522と、その押圧プレート522により押圧された新規通帳521をインサータR30における搬送路60へ繰り出す繰り出しローラ523を含む。
なお、新規通帳411、421、511、及び521は、異種の通帳であってもよいし、同種の通帳であってもよい。
搬送路60は、通帳が搬送される搬送路であり、インサータF10、印字・めくり機構部20、及びインサータR30に亘って設けられる。搬送路60の搬送方向には、通帳を搬送するための搬送ローラ61が上下一組となって所定の間隔で設けられる。
このような構成の通帳プリンタ1では、通帳挿入返却口11に通帳が挿入されると、例えば、次のような動作が行われる。通帳挿入返却口11に挿入された通帳は、搬送ローラ61によって搬送路60上を、インサータF10から印字・めくり機構部20へ搬送されながら、通帳の磁気ストライプ部からのデータの読み取りがMSユニット12により行われ、通帳の印字済み行の検出や通帳の頁マークの検出を行うために通帳の光学的な読み取りがスキャナ21により行われ、通帳への印字が印字機構部22により行われる。そして、印字後の通帳は、搬送ローラ61によって搬送路60上を、印字・めくり機構部20からインサータF10へ搬送されながら、通帳に印字された印字濃度の検出を行うために通帳の光学的な読み取りがスキャナ21により行われ、通帳の磁気ストライプ部へのデータの書き込みがMSユニット12により行われ、そして、通帳挿入返却口11から返却される。
図2は、印字機構部22の正面図である。
図2に示したように、印字機構部22は、印字ヘッド221、印字ヘッドマスク222、及びリボンカセット223を含む。
印字ヘッド221は、印字ヘッドマスク222のマスク開口部2221を介して、印字ヘッド221に対向するインクリボン2232に塗布されているインクを通帳に転写することによって印字を行う。なお、印字ヘッド221は、細いドットピンを備えており、通帳へのインクの転写は、インクが塗布されているインクリボン2232をドットピンで通帳に打ち付けることによって、行われる。
印字ヘッドマスク222は、印字ヘッド221による印字が行われるマスク開口部2221を有し、そのマスク開口部2221を除く範囲においてインクリボンと通帳との接触を防止するために設けられる。
リボンカセット223は、印字ヘッド221を取り囲むように設けられ、インクが収納されているインクタンク2231と、そのインクが塗布されるインクリボン2232等を備える。リボンカセット223では、印字ヘッド221による印字と共にインクリボン2232が走行し、走行するインクリボン2232にインクタンク2231に収容されているインクが塗布される仕組みになっている。なお、リボンカセット223は、通帳プリンタ1に対して、交換可能である。
本実施形態では、通帳プリンタ1の使用方法及び使用環境を考慮して、リボンカセット223として、通常仕様のリボンカセットよりもインクリボンへのインク供給量が少なくなるように為された仕様のリボンカセットを使用するものとする。従って、通帳プリンタ1では、使用方法及び使用環境によって印字濃度が濃くなることは起こり得ないので、印字濃度が濃くなることによって生じ得る問題、例えば、通帳の裏写りやインク汚れの発生により光学処理部136による通帳の印字済み行の正確な検出ができなかったり、搬送ローラ61が汚損して通帳のスリップや通帳へのインク汚れの転写が生じたりする等の問題が発生する虞はない。
図3は、印字機構部22の一部等をインサータR30側から見たときの模式図である。
印字機構部22によって通帳に印字が行われる場合には、図3に示したように、印字ヘッド221と、その印字ヘッド221に対向する位置に設けられたプラテン24との間に、通帳70が搬送される。そして、印字ヘッドマスク222のマスク開口部2221を介して、インクリボン2232に塗布されているインクが印字ヘッド221により通帳70に転写されることによって、通帳70への印字が行われる。
図4は、通帳プリンタ1のハードウェア構成例を示す図である。
図4に示したように、通帳プリンタ1は、制御部13及びプリンタ機構部80を含み、その両者が互いにデータの送受が可能なように接続されている。
制御部13は、CPU(Central Processing Unit)131、ROM(Read Only Memory)132、メモリ133、搬送モータ制御部134、センサ検出制御部135、光学処理部136、MS制御部137、及び印字制御部138を含み、それらが互いにデータの送受が可能なようにバス139に接続されている。
CPU131は、通帳プリンタ1の全体動作を制御する。
ROM132は、CPU131により実行されるプログラムや、CPU131の処理に必要な各種データ等が記憶される。なお、CPU131により実行されるプログラムは、OS(Operating System)のプログラムや通帳プリンタ1の各機能を制御し実行するための制御プログラムである。また、CPU131の処理に必要な各種データは、図5及び図6を用いて後述する文字数テーブル及び行数テーブルを含む。
メモリ133は、例えばRAM(Random Access Memory)であって、CPU131により実行されるプログラムの一部や、CPU131の処理に必要な各種データ等が一時的に格納される。
搬送モータ制御部134は、プリンタ機構部80の搬送モータ81を制御する。
センサ検出制御部135は、プリンタ機構部80のセンサ82の検出制御を行う。
光学処理部136は、スキャナ21により光学的に読み取られた通帳の画像データに基づいて、通帳の印字済み行の検出、通帳の頁マークの検出、及び通帳に印字された印字濃度の検出等の処理を行う。
MS制御部137は、MSユニット12を制御する。
印字制御部138は、印字機構部22を制御する。
プリンタ機構部80は、搬送モータ81、センサ82、スキャナ21、MSユニット12、及び印字機構部22を含む。
搬送モータ81は、搬送路60の搬送方向に設けられている搬送ローラ61を回転させるモータである。
センサ82は、搬送路60上の通帳の位置を検出するためのセンサ等である。
スキャナ21、MSユニット12、及び印字機構部22については、上述のとおりである。
図5は、ROM132に記憶される文字数テーブルの一例を示す図である。
図5に示したように、文字数テーブルは、印字機構部22の印字ヘッド221により実際に印字された文字の「文字数」と、その「文字数」に対応する「空印字行数」及び「推定取引数」とを示すテーブルである。図5に示した例によれば、実際に印字された文字の文字数が「0〜2000」の範囲に含まれる場合には、対応する空印字行数が「20」であり、対応する推定取引数が「0〜10」の範囲に含まれることを示している。
図6は、ROM132に記憶される行数テーブルの一例を示す図である。
図6に示したように、行数テーブルは、印字機構部22の印字ヘッド221により実際に印字された文字の「行数」と、その「行数」に対応する「空印字行数」及び「推定取引数」とを示すテーブルである。図6に示した例によれば、実際に印字された文字の行数が「0〜50」の範囲に含まれる場合には、対応する空印字行数が「20」であり、対応する推定取引数が「0〜10」の範囲に含まれることを示している。
なお、図5及び図6に示したような文字数テーブル及び行数テーブルは、図8及び図9を用いて後述する通帳プリンタ1の動作の中で使用される。
図7は、通帳プリンタ1の機能ブロックの一例を示す図である。
図7に示したように、通帳プリンタ1は、印字部91、インク供給部92、動作制御部93、計数部94、及び印字濃度検出部95を含む。
印字部91は、インクリボンを用いて印字を行う。
インク供給部92は、インクリボンへのインク供給を行う。
動作制御部93は、印字部91による印字と共にインク供給部92によるインク供給が行われる印字動作、又は、その印字動作における印字部91による印字及びインク供給部92によるインク供給のうちのインク供給部92によるインク供給のみが行われる空印字動作を行うように制御する。
計数部94は、印字部91により印字された文字の文字数及び行数を計数する。
印字濃度検出部95は、印字部91により印字された文字の濃度値を検出する。
そして、所定のタイミングに印字濃度検出部95により検出された濃度値が閾値未満である場合には、動作制御部93が、所定期間の間に計数部94により計数された文字数及び行数に基づいて、空印字動作を行うように制御する。
なお、動作制御部93は、第1の決定部931及び第2の決定部932を含むようにしてもよい。この場合、第1の決定部931は、上記の所定期間の間に計数部94により計数された文字数に応じて第1の空印字行数を決定し、第2の決定部932は、上記の所定期間の間に計数部94により計数された行数に応じて第2の空印字行数を決定する。そして、動作制御部93が、第1の決定部931により決定された第1の空印字行数及び第2の決定部932により決定された第2の空印字行数に基づいて、空印字動作を行うように制御してもよい。
また、通帳プリンタ1は、上記の所定期間の間に計数部94により計数された文字数に応じた第1の空印字行数を規定する第1のテーブル96と、上記の所定期間の間に計数部94により計数された行数に応じた第2の空印字行数を規定する第2のテーブル97を更に含むようにしてもよい。この場合、第1の決定部931は、第1のテーブル96に基づいて第1の空印字行数を決定し、第2の決定部932は、第2のテーブル97に基づいて第2の空印字行数を決定するようにしてもよい。
また、動作制御部93は、第1の空印字行数が第2の空印字行数以下の場合に、空印字動作として第2の空印字行数分の空印字動作を行うように制御してもよい。
また、動作制御部93は、第1の空印字行数が第2の空印字行数よりも大きい場合に、空印字動作として第1の空印字行数分の空印字動作を行うように制御してもよい。
なお、図7において、印字部91は、例えば印字ヘッド221に対応する。インク供給部92は、例えばリボンカセット223に対応する。動作制御部93は、例えばCPU131の一部の機能に対応する。計数部94は、例えばCPU131の他の一部の機能に対応する。印字濃度検出部95は、例えばスキャナ21及び光学処理部136に対応する。第1のテーブル96は、例えば図5に示した文字数テーブルに対応する。第2のテーブル97は、例えば図6に示した行数テーブルに対応する。
次に、通帳プリンタ1が行う動作について説明する。
図8は、その動作の一例を示すフローチャートである。
図8に示したように、通帳プリンタ1を備える自動取引装置の運用が開始すると(S101)、通帳プリンタ1のCPU131は、その運用開始時刻から所定の計数終了時刻(例えば15:00)までの間に印字動作により印字される文字の文字数及び行数を計数する計数処理を開始する(S102)。なお、印字動作とは、印字ヘッド221による通帳への印字と共にリボンカセット223でのインクリボン2232へのインク供給が行われる動作である。
その後、計数終了時刻になると、CPU131は、S102で開始した計数処理を終了し、その計数処理により計数された文字数及び行数をメモリ133に保存(格納)する(S103)。
続いて、CPU131は、計数終了時刻直前に印字機構部22により印字された文字の濃度値を光学処理部136から取得する(S104)。なお、濃度値は、光学処理部136が、計数終了時刻直前にスキャナ21により光学的に読み取られた通帳の画像データ(文字が印字された頁の画像データ)に基づいて印字文字の濃度を検出する処理を行うことによって得られるものであり、その値が小さいほど印字濃度が薄く、その値が大きいほど印字濃度が濃いことを示している。
続いて、CPU131は、S104で取得した濃度値が規定値以下であるか否かを判定する(S105)。なお、規定値は、例えば、スキャナ21及び光学処理部136の動作による通帳の印字済み行の検出が可能な程度の印字濃度に対応する濃度値のうちの最小値とされる。あるいは、規定値は、例えば、印字濃度が薄いと人が感じない程度の印字濃度に対応する濃度値のうちの最小値とされる。但し、規定値は、インクタンク2231内のインクが不足してリボンカセット223の交換が必要とされる程度の印字濃度に対応する濃度値の値よりも大きい値とされる。
S105の判定結果がYesの場合、CPU131は、S103でメモリ133に保存した文字数及び行数と、ROM132に記憶されている文字数テーブル及び行数テーブルとに基づいて、空印字行数を決定する空印字行数決定処理を行う(S106)。なお、空印字行数決定処理の詳細については、図9を用いて後述する。
S106の後、CPU131は、106で決定した空印字行数分の空印字動作を行って、インクリボン2232へのインク供給を行う(S107)。なお、空印字動作とは、印字動作における、印字及びインクリボン2232へのインク供給のうち、後者のインクリボン2232へのインク供給のみが行われる動作である。
一方、S105の判定結果がNoの場合、又は、S107の後、CPU131は、計数処理により計数された文字数及び行数をクリアし(S108)、本動作が終了する。
図9は、空印字行数決定処理(S106)の処理内容の一例を示すフローチャートである。
図9に示したように、空印字行数決定処理が開始するとCPU131は、はじめに、図8のS103でメモリ133に保存した文字数に応じた空印字行数を、ROM132に記憶されている文字数テーブル(ここでは、図5に例示した文字数テーブルとする)から読み出し、読み出した空印字行数をMとする処理を行う(S201乃至S205)。より詳しくは、CPU131は、まず、S103でメモリに保存した文字数が何れであるかを判定する(S201)。S201において文字数が2000文字以下である場合には、対応する空印字行数である20を文字数テーブルから読み出し、読み出した20をMとする(M=20)(S202)。または、S201において文字数が2001文字以上4000文字以下である場合には、対応する空印字行数である40を文字数テーブルから読み出し、読み出した40をMとする(M=40)(S203)。または、S201において文字数が4001文字以上6000文字以下である場合には、対応する空印字行数である60を文字数テーブルから読み出し、読み出した60をMとする(M=60)(S204)。または、S201において文字数が6001文字以上8000文字以下である場合には、対応する空印字行数である80を文字数テーブルから読み出し、読み出した80をMとする(M=80)(S205)。但し、S201において文字数が8001文字以上である場合には、対応する空印字行数が文字数テーブルに示されていないので、この場合にはS205と同様に、Mを80とする(M=80)。
続いて、CPU131は、図8のS103でメモリ133に保存した行数に応じた空印字行数を、ROM132に記憶されている行数テーブル(ここでは、図6に例示した行数テーブルとする)から読み出し、読み出した空印字行数をGとする処理を行う(S206乃至S210)。より詳しくは、CPU131は、まず、S103でメモリに保存した行数が何れであるかを判定する(S206)。S206において行数が50行以下である場合には、対応する空印字行数である20を行数テーブルから読み出し、読み出した20をGとする(G=20)(S207)。または、S206において行数が51行以上100行以下である場合には、対応する空印字行数である40を行数テーブルから読み出し、読み出した40をGとする(G=40)(S208)。または、S206において行数が101行以上150行以下である場合には、対応する空印字行数である60を行数テーブルから読み出し、読み出した60をGとする(G=60)(S209)。または、S206において行数が151行以上200行以下である場合には、対応する空印字行数である80を行数テーブルから読み出し、読み出した80をGとする(G=80)(S210)。但し、S206において行数が201行以上である場合には、対応する空印字行数が行数テーブルに示されていないので、この場合にはS210と同様に、Gを80とする(G=80)。
続いて、CPU131は、Mの値とGの値を比較し、両者の値が等しい場合には、その値を空印字行数として決定し、それ以外の場合は、値の大きい方を空印字行数として決定する処理を行う(S211乃至S213)。より詳しくは、CPU131は、まず、Mの値がGの値以下であるか否か(M≦G?)を判定する(S211)。S211の判定結果がYesの場合(M≦G)、CPU131は、Gの値を空印字行数として決定する(S212)。一方、S211の判定結果がNoの場合(M>G)、CPU131は、Mの値を空印字行数として決定する(S213)。
そしてS212又はS213が完了すると、処理が終了(リターン)する。
このような図8及び図9に示した動作によれば、運用を開始した後、計数終了時刻になると、計数終了時刻直前の印字動作により通帳に印字された文字の濃度値が取得され、その濃度値が規定値以下である場合には、運用開始から計数終了時刻までの間に計数された文字数及び行数(印字動作により印字された文字の文字数及び行数)と文字数テーブル及び行数テーブルとに基づいて空印字動作が行われ、インクリボン2232へのインク供給が行われるようになる。
以上のように、本実施形態に係る通帳プリンタ1によれば、通常仕様のリボンカセットよりもインクリボンへのインク供給量が少なくなるように為された仕様のリボンカセットが使用される場合であっても、計数終了時刻直前の印字濃度が規定値以下になると空印字動作が行われてインクリボンへのインク供給が行われるようになるので、使用方法や使用環境によって印字濃度が薄くなることは無い。その結果、印字濃度が薄くなることによって生じ得る問題、例えば、通帳の印字済み行の正確な検出ができなかったり、リボンカセットの寿命が短いというユーザからのクレームを受けたりする等の問題が発生する虞は無い。従って、このようなインクリボンへのインク供給量が少なくなるように為された仕様のリボンカセットが使用される場合であっても、適正な印字濃度を維持することができる。なお、このような仕様のリボンカセットが使用されていることから、上述のとおり、使用方法や使用環境によって印字濃度が濃くなることは起こり得ず、印字濃度が濃くなることによって生じ得る問題が発生する虞も無い。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上述した実施の形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良・変更が可能である。
1 通帳プリンタ
10 インサータF
11 通帳挿入返却口
12 MSユニット
13 制御部
20 印字・めくり機構部
21 スキャナ
22 印字機構部
23 めくり機構部
24 プラテン
30 インサータR
31 退避ゲート
32 一時退避部
33 取込部
40 カセットF
41、42 収容部
50 カセットR
51、52 収容部
60 搬送路
61 搬送ローラ
70 通帳
80 プリンタ機構部
81 搬送モータ
82 センサ
91 印字部
92 インク供給部
93 動作制御部
94 計数部
95 印字濃度検出部
96 第1のテーブル
97 第2のテーブル
131 CPU
132 ROM
133 メモリ
134 搬送モータ制御部
135 センサ検出制御部
136 光学処理部
137 MS制御部
138 印字制御部
139 バス
221 印字ヘッド
222 印字ヘッドマスク
223 リボンカセット
411 新規通帳
412 押圧プレート
413 繰り出しローラ
421 新規通帳
422 押圧プレート
423 繰り出しローラ
511 新規通帳
512 押圧プレート
513 繰り出しローラ
521 新規通帳
522 押圧プレート
523 繰り出しローラ
931 第1の決定部
932 第2の決定部
2221 マスク開口部
2231 インクタンク
2232 インクリボン

Claims (6)

  1. インクリボンを用いて印字を行う印字部と、
    前記インクリボンへのインク供給を行うインク供給部と、
    前記印字部による印字と共に前記インク供給部によるインク供給が行われる印字動作、又は、前記印字動作における前記印字部による印字及び前記インク供給部によるインク供給のうちの前記インク供給部によるインク供給のみが行われる空印字動作を行うように制御する動作制御部と、
    前記印字部により印字された文字の文字数及び行数を計数する計数部と、
    前記印字部により印字された文字の濃度値を検出する印字濃度検出部と、
    を備え、
    所定のタイミングに前記印字濃度検出部により検出された濃度値が閾値未満である場合に、前記動作制御部は、所定期間の間に前記計数部により計数された文字数及び行数に基づいて、前記空印字動作を行うように制御する、
    ことを特徴とする印字装置。
  2. 前記動作制御部は、
    前記所定期間の間に前記計数部により計数された文字数に応じて第1の空印字行数を決定する第1の決定部と、
    前記所定期間の間に前記計数部により計数された行数に応じて第2の空印字行数を決定する第2の決定部と、
    を備え、
    前記第1の決定部により決定された第1の空印字行数及び前記第2の決定部により決定された第2の空印字行数に基づいて、前記空印字動作を行うように制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 前記所定期間の間に前記計数部により計数された文字数に応じた第1の空印字行数を規定する第1のテーブルと、
    前記所定期間の間に前記計数部により計数された行数に応じた第2の空印字行数を規定する第2のテーブルと、
    を更に備え、
    前記第1の決定部は、前記第1のテーブルに基づいて前記第1の空印字行数を決定し、
    前記第2の決定部は、前記第2のテーブルに基づいて前記第2の空印字行数を決定する、
    ことを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  4. 前記動作制御部は、前記第1の空印字行数が前記第2の空印字行数以下の場合に、前記空印字動作として前記第2の空印字行数分の空印字動作を行うように制御する、
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の印字装置。
  5. 前記動作制御部は、前記第1の空印字行数が前記第2の空印字行数よりも大きい場合に、前記空印字動作として前記第1の空印字行数分の空印字動作を行うように制御する、
    ことを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の印字装置。
  6. インクリボンを用いて印字を行う印字部と、前記インクリボンへのインク供給を行うインク供給部とを備える印字装置のインク供給方法であって、
    前記印字部による印字と共に前記インク供給部によるインク供給が行われる印字動作により印字される文字の文字数及び行数の計数を開始し、
    所定のタイミングに前記印字動作により印字された文字の濃度値を検出し、
    前記検出した濃度値が閾値未満である場合に、前記計数を開始してから所定期間の間に計数した文字数及び行数に基づいて、前記印字動作における前記印字部による印字及び前記インク供給部によるインク供給のうちの前記インク供給部によるインク供給のみが行われる空印字動作を行う、
    ことを特徴とするインク供給方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114038128A (zh) * 2021-10-20 2022-02-11 浪潮金融信息技术有限公司 一种应用于自助终端的节能控制方法、系统及介质

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