JP2017157119A - 圧力調整弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体と弁座の芯ズレを抑制してシール性を向上させ、調圧性能を向上させることができる圧力調整弁を提供すること。
【解決手段】ハウジング10と、ハウジング10内に形成された調圧室21,22と、ハウジング10内を軸方向に移動可能なピストン15と、ピストン15とともに移動するバルブ14と、バルブ14が着座可能なシート12と、ピストン15を開弁方向に付勢するスプリング16とを有する圧力調整弁1において、バルブ14は、ピストン15の端部に設けられた凹部43に対して周方向に隙間Cを設けて、凹部43の底面に当接して配置されており、ピストン15と当接するバルブ14の当接端部14bが球形状をなしている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧の気体燃料の圧力を減圧して所望の圧力に調整する圧力調整弁に関するものである。
従来技術として、特許文献1に開示されている圧力調整弁がある。この圧力調整弁は、ハウジングと、ハウジング内に形成された流体通路と、流体通路内に形成された調圧室内を軸方向に移動可能なピストンと、ピストンを開弁方向に付勢するスプリングと、ピストンと一体で動作するバルブ(弁体)と、バルブが着座可能なバルブシート(弁座)とを備えている。
特表2010−539595号公報
しかしながら、上記の圧力調整弁では、ピストンの傾きや組み付け時の各部品のズレ等によって、バルブとバルブシートの芯ズレが発生してしまう。このような芯ズレが発生すると、バルブの一部がバルブシートに密着しなくなってシール性が悪化し、調圧性能が低下するおそれがあった。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、弁体と弁座の芯ズレを抑制してシール性を向上させ、調圧性能を向上させることができる圧力調整弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一形態は、ハウジングと、前記ハウジング内に形成された調圧室と、前記ハウジング内を軸方向に移動可能なピストンと、前記ピストンとともに移動する弁体と、前記弁体が着座可能な弁座と、前記ピストンを開弁方向に付勢するスプリングとを有する圧力調整弁において、前記弁体は、前記ピストンの端部に設けられた凹部に対して周方向に隙間を形成し、前記凹部の底面に当接して配置されていることを特徴とする。
この圧力調整弁では、弁体が、ピストンの端部に設けられた凹部に対して周方向に隙間(ガタ)を設けて、凹部の底面に当接して配置されているので、弁体がピストンに対して軸方向と直交する方向(ピストンの径方向)へ相対的に移動することができる。そのため、弁体が弁座に接して着座する際に、弁体が移動して弁体と弁座の芯ズレを抑制することができる。これにより、シール性を向上させることができ、調圧性能を向上させることができる。
上記した圧力調整弁において、前記弁体と前記ピストンとが当接する、前記弁体の端部又は前記ピストンの凹部底面の少なくとも一方が球形状であることが望ましい。
このような構成にすることにより、弁体がピストンとの当接部を支点として揺動(首振り)することができる。そのため、弁体がピストンに対して軸方向と直交する方向への相対的な移動だけでは吸収することができないような弁体と弁座の芯ズレが生じていても、弁体を弁座に対して正確にセンタリングすることができる。従って、シール性をより向上させることができ、調圧性能を一層向上させることができる。
上記した圧力調整弁において、前記弁体の弁座側の端部は、球形状であることが望ましい。
このような構成にすることにより、弁体の端部を、弁座に設けられた貫通孔の全周に対して確実に線接触で密着させることができる。従って、シール性を向上させることができるので、調圧性能を向上させることができる。
上記した圧力調整弁において、前記弁体と前記ピストンとを連結する連結機構を有する
ことが望ましい。
ここで、弁体はピストンの凹部底面に当接しているにすぎないため、弁体が弁座に向かって移動する(弁が閉じる)ときには、弁体はピストンと一体で移動する一方、弁体が弁座から離れる(弁が開く)ときは、制御流体の圧力によって弁体が移動させられる。そのため、開弁時において、弁体がピストンと一体で移動しない(ピストンの移動に追従できない)おそれがあり、開弁時の応答性が悪化するおそれがある。
そこで、弁体とピストンとを連結する連結機構を有することにより、開弁時においても弁体が確実にピストンと一体となって移動する。従って、開弁時の応答性の悪化を確実に防止することができる。
なお、連結機構としては、例えば、弁体とピストンの凹部との隙間に環状の弾性部材を配置して連結する機構、ピストンの凹部と弁体端部とを係合させて連結する機構、あるいは弁体とピストンの凹部との当接部に磁石を設けて磁力により連結する機構などを挙げることができる。
本発明に係る圧力調整弁によれば、弁体と弁座の芯ズレを抑制してシール性を向上させ、調圧性能を向上させることができる。
第1実施形態に係る圧力調整弁の全体断面図である。 第1実施形態に係る圧力調整弁の調圧特性を示す図である。 第2実施形態の第1実施例に係る連結機構を示す図である。 第2実施形態の第2実施例に係る連結機構を示す図である。 第2実施形態の第3実施例に係る連結機構を示す図である。 連結機構の変形例を示す図である。 連結機構の別の変形例を示す図である。
[第1実施形態]
本発明に係る実施形態である圧力調整弁について、図1及び図2を参照しながら詳細に説明する。高圧の燃料ガスを減圧して供給対象へ供給する減圧弁に本発明を適用した場合について説明する。なお、以下の説明において、「上流側」とは燃料ガスGの流れ方向の上流側であり、「下流側」とは燃料ガスGの流れ方向の下流側である。
圧力調整弁1は、燃料ガスGを減圧しながら所望の圧力に調整する減圧弁である。なお、燃料ガスGは、例えば、車両用の燃料電池(不図示)に供給される水素ガスである。そして、圧力調整弁1の上流側には、燃料タンク(不図示)に貯留された燃料ガスGを供給又は停止する主止弁(不図示)が接続されている。また、圧力調整弁1の下流側には、燃料ガスGを燃料電池に供給するインジェクタ(不図示)が接続されている。
図1に示すように、圧力調整弁1は、ハウジング10と、シート(弁座)12と、バルブ(弁体)14と、ピストン15と、スプリング16と、リリーフ弁18と、リークチェックポート19などを有する。ハウジング10は、入口ブロック部材11と、ボデー部材13と、出口ブロック部材17とで構成されている。そして、ボデー部材13の内部に、第1調圧室21が形成されている。また、ボデー部材13とピストン15と出口ブロック部材17とに区画されるようにして、第2調圧室22が形成されている。
入口ブロック部材11は、入口31と入口通路32などを備えている。入口31は、圧力調整弁1への燃料ガスGの流入口である。入口通路32は、入口31とシート12のシート孔33に連通する通路である。また、入口通路32には、燃料ガスG中の異物を除去するフィルタ34が配置されている。さらに、フィルタ34とシート12との間には、ブッシュ35が配置されている。
シート12は、樹脂製であり、所定量だけ潰された状態で、入口ブロック部材11とボデー部材13に挟まれて保持されている。シート12は、略円環状に形成されている。シート12は、入口通路32と第1調圧室21に連通するシート孔33を備えている。
ボデー部材13は、圧力調整弁1の筐体であり、その内側に、バルブ14とピストン15とスプリング16と出口ブロック部材18の一部を収容している。
バルブ14は、シート12よりも下流側の第1調圧室21内に配置されている。バルブ14は、第1調圧室21内を移動して、シート12に対して当接および離間することにより、燃料ガスGの流れを遮断および許容する。すなわち、バルブ14は、シート12のシート孔33と第1調圧室21とに連通する流路を開閉する。なお、バルブ14の材質は金属である。
そして、バルブ14の先端(シート側の端部)14aは、球形状をなしている。これにより、バルブ14の先端14aを、シート12のシート孔33の全周に対して確実に線接触で密着させることができる。
一方、バルブ14の反対側端部(ピストン側の端部)である当接端部14bは、ピストン15の端部に形成された凹部43の底面に当接している。つまり、バルブ14の一部がピストン15の凹部43内に周方向に隙間(ガタ)Cを形成して配置されている。これにより、バルブ14がピストン15に対して軸方向と直交する方向へ相対的に移動することができるようになっている。また、バルブ14の端部14bは、球形状をなしている。これにより、バルブ14がピストン15との当接部を支点として揺動(首振り)することができるようになっている。
なお、本実施形態では、バルブ14の当接端部14bを球形状にしているが、ピストン15の凹部43の底面を球形状にしてもよい。このようにしても、バルブ14がピストン15との当接部を支点として揺動(首振り)するようになる。
このようにバルブ14と当接するピストン15は、本体部36と、軸状部37と、通路38と、凹部43などを備えている。本体部36は、円筒状に形成されている。本体部36は、軸状部37に対して下流側の位置に配置されている。本体部36は、そのスプリング16側の面において、スプリング16が当接するばね受座39(スプリング16との当接部)を備えている。なお、本体部36の外周面には、シール部材であるパッキン41が配置されている。
軸状部37は、円筒状に形成されている。軸状部37は、本体部36に対して上流側の位置に配置されている。軸状部37は、流入孔42を備えている。通路38は、ピストン15の中心軸方向に形成されている。また、軸状部37の上流側(シート12側)の端部に凹部43が形成されている。そして、この凹部43にバルブ14の一部が配置されている。これにより、ピストン15の移動に伴って、バルブ14がシート12に対して当接および離間するようになっている。また、軸状部37の外周面には、シール部材であるパッキン44が配置されている。なお、ピストン15の材質は金属である。
スプリング16は、ボデー部材13とピストン15との間に配置されている。スプリング16は、ピストン15を、出口ブロック部材17側、すなわち、バルブ14の開弁方向へ付勢している。
出口ブロック部材17は、出口51を備えている。出口51は、圧力調整弁1からの燃料ガスGの流出口である。出口ブロック部材17(ハウジング10)には、リリーフ弁18が一体的に設けられている。そして、リリーフ弁18は、第2調圧室22(通路38)内の燃料ガスGの圧力を所定の設定値以下に調整するようになっている。また、出口ブロック部材17には、リークチェックポート19が設けられている。さらに、出口ブロック部材17には、絞り部52が形成されている。
第1調圧室21は、シート12に対して下流側の位置に形成されている。第1調圧室21は、バルブ14がシート12から離間したときに、入口ブロック部材11の入口31と連通する。第2調圧室22は、ピストン15の下流側の位置に形成されている。第2調圧室22は、ボデー部材13とピストン15と出口ブロック部材17とに区画されるようにして形成されている。これら第1調圧室21と第2調圧室22において、燃料ガスGの圧力が調整されるようになっている。
次に、本実施形態の圧力調整弁1の作用(動作方法)について説明する。図1に示すように、例えば、車両用の燃料電池への燃料ガスGの供給が開始され、出口51から燃料ガスGが矢印の方向(ピストンの中心軸方向)へ流出すると、第2調圧室22内に貯留される燃料ガスGの圧力が低下する。そのため、スプリング16の付勢力によりピストン15は出口ブロック部材17側へ向かって移動する。
そして、バルブ14がシート12から離間すると、燃料タンクから供給される高圧の燃料ガスGが、入口31と入口通路32とシート12のシート孔33を流れて、第1調圧室21に流入する。さらに、第1調圧室21に流入した燃料ガスGは、ピストン15の流入孔42と通路38を流れて、第2調圧室22内に流入する。
そうすると、第2調圧室22の燃料ガスGの圧力が上昇して、燃料ガスGの圧力によりピストン15に作用する力がスプリング16の付勢力よりも大きくなると、ピストン15は、スプリング16の付勢力に対抗して、シート12側へ向かって移動する。このピストン15の移動に伴って、バルブ14がシート12に当接し、第1調圧室21と第2調圧室22への燃料ガスGの流入が停止する。このようにして、第1調圧室21と第2調圧室22の燃料ガスGの圧力は、所定の値(調圧値)に維持される。具体的には、第1調圧室21と第2調圧室22の圧力は、パッキン41によってシールされた径の面積に第2調圧室22の圧力を乗算した力がスプリング16の付勢力と等しくなるように調圧される。
ここで、ピストン15の傾きや組み付け時の各部品のズレ等によって、バルブ14とシート12の芯ズレが発生してしまうおそれがある。このような芯ズレが発生してしまうと、バルブ14の一部がシート12に密着しなくなってシール性が悪化し、調整性能が低下してしまう。
しかしながら、圧力調整弁1では、バルブ14が、ピストン15の凹部43に対して周方向に隙間(ガタ)Cを設けた状態で、凹部43の底面に当接して配置されているため、バルブ14がピストン15に対して軸方向と直交する方向へ相対的に移動することができる。そのため、バルブ14がシート12に接して着座する際に、バルブ14が移動してバルブ14とシート12の芯ズレが抑制される。従って、シール性が向上するので調圧性能が向上する。
また、圧力調整弁1では、バルブ14がピストン15との当接部を支点として揺動(首振り)するため、バルブ14がピストン15に対して軸方向と直交する方向への相対的な移動だけでは吸収することができないようなバルブ14とシート12の芯ズレが生じていても、バルブ14をシート12に対して正確にセンタリングすることができる。よって、シール性をより向上させることができ、調圧性能を一層向上させることができる。
さらに、圧力調整弁1では、バルブ14の先端14aが球形状をなしているので、シート孔33の全周に対してバルブ14を確実に線接触で密着させることができる。これによっても、シール性が向上する。
このように圧力調整弁1では、バルブ14がシート12に当接(着座)するときに、バルブ14とシート12の芯ズレを抑制してバルブ14をシート12に対して正確にセンタリングした上で、シート孔33の全周に対してバルブ14を確実に線接触で密着させることができる。そのため、シール性が向上することにより、調圧性能が向上する。
そこで、圧力調整弁1の調整性能を確認するために調圧特性を調べたので、その結果を図2に示す。図2において、実線が圧力調整弁1の調圧特性(本発明)であり、破線が従来の圧力調整弁の調圧特性(従来技術)である。なお、図2における縦軸のP2は、第2調圧室の圧力である。
図2から明らかなように、圧力調整弁1は従来の圧力調整弁と比べて、流量がゼロ付近、つまりバルブ14がシート12に着座した状態(閉弁状体)において、調圧値が上がっていないことがわかる。つまり、圧力調整弁1は、圧力特性がフラットになっており、従来の圧力調整弁よりもシール性が向上して調圧性能が向上している。
以上、詳細に説明したように本実施形態に係る圧力調整弁1によれば、バルブ14が、ピストン15の端部に設けられた凹部43に対して周方向に隙間(ガタ)Cを設けて、凹部43の底面に当接して配置されている。また、バルブ14の当接端部14bが球形状をなしている。これらのことにより、バルブ14がピストン15に対して軸方向と直交する方向へ相対的に移動することができるとともに、バルブ14がピストン15との当接部を支点として揺動(首振り)することができる。従って、バルブ14がシート12に接して着座する際に、バルブ14が移動及び揺動してバルブ14とシート12の芯ズレが抑制されるので、シール性が向上して、調圧性能が向上する。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態と基本的な構成は同じであり、バルブ14とピストン15(凹部43)とを連結する連結機構を備えている点が異なる。そのため、第1実施形態と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、相違点を中心に述べる。
ここで、第1実施形態では、バルブ14はピストン15の凹部43の底面に当接しているにすぎないため、バルブ14がシート12に向かって移動する(弁が閉じるる)ときには、バルブ14はピストン15と一体で移動する一方、バルブ14がシートから離れる(弁が開く)ときは、燃料ガスGの圧力によってバルブ14が移動させられる。そのため、開弁時において、バルブ14がピストン15と一体で移動しない(ピストン15の移動に追従できない)おそれがあり、開弁時の応答性が悪化するおそれがある。そこで、本実施形態では、バルブ14とピストン15(凹部43)とを連結する連結機構を設けている。以下に、連結機構の具体例について述べる。
(第1実施例)
まず、第2実施形態の第1実施例について、図3を参照しながら説明する。本実施例では、バルブ14とピストン15の凹部43との隙間CにOリング60が設けられている。これにより、バルブ14はOリング60を介してピストン15に連結(一体化)されている。つまり、環状の弾性部材であるOリング60が連結機構の一例に相当する。
このように本実施例によれば、バルブ14とピストン15とを連結するOリング(連結機構)60を有しているので、開弁時においてバルブ14が確実にピストン15と一体となって移動する。そのため、開弁時の応答性が悪化することがない。また、Oリングは60は弾性変形するため、バルブ14がシート12に着座する際における、バルブ14の移動及び揺動を妨げることがないため、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第2実施例)
次に、第2実施形態の第2実施例について、図4を参照しながら説明する。本実施例では、バルブ14に径方向へ突出する係合部14cを設けるとともに、ピストン15の凹部43の開口端部の内側に係合爪43cを設けている。そして、凹部43の係合爪43cにバルブ14の係合部14cを係合させて、バルブ14をピストン15に連結(一体化)している。つまり、係合部14c及び係合爪43cが連結機構の一例に相当する。
このように本実施例によれば、バルブ14とピストン15とが、係合部14c及び係合爪43によって係合されているので、開弁時においてバルブ14が確実にピストン15と一体となって移動する。そのため、開弁時の応答性が悪化することがない。また、バルブ14はピストン15の凹部43に係合しているので、バルブ14がシート12に着座する際における、バルブ14の移動及び揺動を妨げることがないため、第1実施形態と同様の効果を奏する。
(第3実施例)
次に、第2実施形態の第3実施例について、図5を参照しながら説明する。本実施例では、バルブ14の当接端部14bとピストン15の凹部43の底部とに磁石S,Nを設けている。もちろん、バルブ14に当接端部14bとピストン15の凹部43の底部とを磁化してもよい。これにより、磁力によってバルブ14をピストン15に連結(一体化)している。つまり、磁石S,Nが連結機構の一例に相当する。
このように本実施例によれば、バルブ14とピストン15とが、磁石S,Nによって連結されているので、開弁時においてバルブ14が確実にピストン15と一体となって移動する。そのため、開弁時の応答性が悪化することがない。また、バルブ14はピストン15の凹部43に磁力によって連結しているので、バルブ14がシート12に着座する際における、バルブ14の移動及び揺動を妨げることがないため、第1実施形態と同様の効果を奏する。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、連結機構として、Oリング60の代わりに、図6に示すように、チューブ状の弾性体61を適用することもできる。あるいは、図7に示すように、隙間Cに弾性体62を配置して、その弾性体62とバルブ14とを接着し、バルブ14とピストン15とを連結することもできる。
1 圧力調整弁
10 ハウジング
12 シート
13 ボデー部材
14 バルブ
14a 先端
14b 当接端部
14c 係合部
15 ピストン
16 スプリング
21 第1調圧室
22 第2調圧室
33 シート孔
43 凹部
60 Oリング
C 隙間
G 燃料ガス

Claims (4)

  1. ハウジングと、前記ハウジング内に形成された調圧室と、前記ハウジング内を軸方向に移動可能なピストンと、前記ピストンとともに移動する弁体と、前記弁体が着座可能な弁座と、前記ピストンを開弁方向に付勢するスプリングとを有する圧力調整弁において、
    前記バルブは、前記ピストンの端部に設けられた凹部に対して周方向に隙間を設けて、前記凹部の底面に当接して配置されている
    ことを特徴とする圧力調整弁。
  2. 請求項1に記載する圧力調整弁において、
    前記弁体と前記ピストンとが当接する、前記弁体の端部又は前記ピストンの凹部底面の少なくとも一方が球形状である
    ことを特徴とする圧力調整弁。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する圧力調整弁において、
    前記弁体の弁座側の端部は、球形状である
    ことを特徴とする圧力調整弁。
  4. 請求項1に記載する圧力調整弁において、
    前記弁体と前記ピストンとを連結する連結機構を有する
    ことを特徴とする圧力調整弁。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7550689B2 (ja) 2021-03-23 2024-09-13 アズビル金門株式会社 整圧器

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