JP6859027B2 - 圧力調整弁 - Google Patents

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Description

本発明は、流体の圧力を調整する圧力調整弁であって、例えば、高圧の気体燃料の圧力を減圧して所望の圧力に調整する圧力調整弁に関するものである。
流体の圧力を調整する圧力調整弁として、特許文献1には、ピストンとともに移動するピストンシートをシートリングに対して当接および離間させることにより、流体の圧力を調整する高圧レギュレータが開示されている。
特表2010−533268号公報
特許文献1に記載の高圧レギュレータでは、ピストンが本体の内腔を摺動するときに、ピストンと内腔の同軸ズレ(中心軸のズレ)などにより、ピストンが傾きながら摺動するおそれがある。また、シートリングの内側に形成される入口圧力室とピストンの同軸ズレがあると、シートリングとピストンシートとの同軸ズレが発生するおそれがある。そのため、シートリングとピストンシートとの間のシール性が低下するおそれがある。そして、シートリングとピストンシートとが当接する閉弁時において、シートリングとピストンシートとの芯出し(調芯)を行うためにピストンの傾きを強制的に小さくしようとすると、出口圧力室の圧力を高くする必要がある。そのため、閉弁時における出口圧力室の圧力値(調圧値)が上昇するおそれがある。
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、調圧値の上昇を抑制できる圧力調整弁を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一形態は、調圧室と、前記調圧室内の圧力に応じて軸方向に移動可能なピストンと、前記ピストンとともに移動するバルブと、前記バルブが当接可能なシートとを有する圧力調整弁において、前記ピストンは、前記シート側の端部にて前記シート側に開口するピストン穴部を備え、前記バルブは、前記シートに当接可能な先端部と、前記ピストン穴部に収容される柱状の柱状部と、前記柱状部の外周面にて前記柱状部の外側に向かって突出するように形成され、前記ピストン穴部の側面に嵌合する嵌合部を備え、前記嵌合部は、球形状に形成され、前記バルブと前記ピストンを前記ピストンの軸方向に沿って切り取った断面にて、前記嵌合部前記ピストン穴部の側面接触し、前記柱状部のうち前記嵌合部以外の部分は対向する前記ピストン穴部の側面と離間していること、を特徴とする。
この態様によれば、バルブの柱状部に形成される嵌合部がピストン穴部に嵌合された状態を保ちながら、バルブは、ピストンに対して傾くことができる。そのため、ピストンの傾きやシートとバルブとの間の同軸ズレが発生していても、バルブをシートに当接させることにより、シートとバルブの芯出しと、バルブのピストンへの固定とを完了させることができる。したがって、その後、閉弁時においてシートとバルブの芯出しをするためにピストンの傾きを強制させる力が不要になるので、調圧値の上昇を抑制できる。
上記の態様においては、前記断面にて、前記ピストン穴部の側面は、前記ピストンの軸方向に沿って直線状に形成されていること、が好ましい。
上記の態様においては、前記ピストン穴部は、前記シート側に開口する凹形状に形成され、前記バルブの前記柱状部は、前記ピストン穴部における前記凹形状の底面と当接する当接端部を備え、前記当接端部は、球形状に形成されていること、が好ましい。
この態様によれば、バルブをピストン穴部に嵌合させるときに、当接端部がピストン穴部の底面に当接しても、バルブは、ピストンに対して傾くことができる。そのため、より確実に、シートとバルブの芯出しと、バルブのピストンへの固定とを行うことができる。
上記の態様においては、前記ピストン穴部における開口部側の端部には、前記開口部から前記ピストン穴部の内部に向かって内径が小さくなるテーパ形状部が形成されていること、が好ましい。
この態様によれば、バルブは、テーパ形状部の形状に沿って移動して、ピストン穴部に
嵌合され易くなる
本発明の圧力調整弁によれば、調圧値の上昇を抑制できる。
本実施形態の圧力調整弁の断面図である。 バルブの側面図である。 バルブとピストンの凹部の断面図であり、バルブをピストンの凹部に圧入させる前の状態を示す図である。 シートとバルブとピストンの凹部の断面図であり、バルブをピストンの凹部に圧入させるときの状態を示す図である。 シートとバルブとピストンの凹部の断面図であり、バルブをピストンの凹部に圧入させた後の状態を示す図である。
本発明に係る実施形態である圧力調整弁について、図1〜図5を参照しながら詳細に説明する。ここでは、高圧の燃料ガスを減圧して供給対象へ供給する減圧弁に本発明を適用した場合について説明する。なお、以下の説明において、「上流側」とは燃料ガスGの流れ方向の上流側であり、「下流側」とは燃料ガスGの流れ方向の下流側である。
圧力調整弁1は、燃料ガスGを減圧しながら所望の圧力に調整する減圧弁である。なお、燃料ガスGは、例えば、車両用の燃料電池(不図示)に供給される水素ガスである。そして、圧力調整弁1の上流側には、燃料タンク(不図示)に貯留された燃料ガスGを供給又は停止する主止弁(不図示)が接続されている。また、圧力調整弁1の下流側には、燃料ガスGを燃料電池に供給するインジェクタ(不図示)が接続されている。
図1に示すように、圧力調整弁1は、ハウジング10と、シート(弁座)12と、バルブ(弁体)14と、ピストン15と、スプリング16などを有する。ハウジング10は、入口ブロック部材11と、ボデー部材13と、出口ブロック部材17とで構成されている。そして、ボデー部材13の内部に、第1調圧室21が形成されている。また、ボデー部材13とピストン15と出口ブロック部材17とに区画されるようにして、第2調圧室22が形成されている。なお、図1は、バルブ14がシート12に当接している閉弁時の状態を示している。
入口ブロック部材11は、入口31と入口通路32などを備えている。入口31は、圧力調整弁1への燃料ガスGの流入口である。入口通路32は、入口31とシート12のシート孔33に連通する通路である。また、入口通路32には、燃料ガスG中の異物を除去しながら燃料ガスGを通すことができるフィルタ34が配置されている。さらに、フィルタ34とシート12との間には、ブッシュ35が配置されている。
シート12は、樹脂製であり、所定量だけ潰された状態で、入口ブロック部材11とボデー部材13に挟まれて保持されている。シート12は、略円環状に形成されている。シート12は、入口通路32と第1調圧室21に連通するシート孔33を備えている。
ボデー部材13は、圧力調整弁1の筐体であり、その内側に、バルブ14とピストン15とスプリング16と出口ブロック部材17の一部を収容している。
バルブ14は、シート12よりも下流側の第1調圧室21内に配置されている。バルブ14は、ピストン15とともに第1調圧室21内を移動して、シート12に対して当接および離間することにより、燃料ガスGの流れを遮断および許容する。すなわち、バルブ14は、シート12のシート孔33と第1調圧室21とに連通する流路を開閉する。なお、バルブ14の材質は金属である。
図2に示すように、バルブ14は、シート12側(図2の上側)から順に、シート12に当接可能なシール部51と、ピストン15の凹部43に収容されてピストン15に保持される保持部52(柱状部)を備えている。保持部52は、シール部51よりもピストン15側の位置に形成されている。
シール部51は、シート12側から順に、先端部61と円柱部62と大径部63などを
備えている。
先端部61は、シート12に当接可能(着座可能)な部分であり、球形状に形成されている。これにより、バルブ14の先端部61を、シート12のシート孔33の全周に対して確実に線接触で密着させることができる。この先端部61は、閉弁時に、シート孔33を塞ぐようにしてシート12に接触する。円柱部62は、円柱状に形成され、先端部61と大径部63に接続している。大径部63の外径は、先端部61や円柱部62の外径よりも大きく形成されている。大径部63は、ピストン15側(保持部52側)に形成される端面64を備えている。
保持部52は、略円柱状に形成されている。保持部52の外径は、シール部51の大径部63における端面64の外径よりも小さく形成されている。保持部52は、圧入部65(嵌合部)を備えている。この圧入部65は、保持部52の外周面52aにて保持部52の外側に向かって突出するように形成されている。すなわち、圧入部65の外径d2は、保持部52の外周面52aにおける圧入部65以外の部分の外径よりも大きく形成されている。また、圧入部65の外径d2は、後述するピストン15の凹部43の内径d1(図3参照)よりも大きく設定されている。このようにして、圧入部65は、ピストン15の凹部43の側面43bに圧入されている(嵌合している)(図5参照)。なお、圧入部65は、保持部52の周方向について、全周に亘って形成されている。
また、本実施形態において、バルブ14の圧入部65は、直径が外径d2と等しい球形状に形成されている。すなわち、圧入部65における外周面は、球面状に形成されている。なお、図2に示すように、圧入部65は、バルブ14の中心軸方向(図2の上下方向)について、保持部52の中央よりも上側の位置(バルブ14全体における略中央の位置)に形成されている。
また、保持部52におけるピストン15側の端部である当接端部66は、ピストン15の凹部43の底面43aに当接している(図5参照)。そして、本実施形態において、当接端部66は、直径Dの球形状に形成されている。すなわち、当接端部66における外周面は、球面状に形成されている。なお、バルブ14の当接端部66を球形状にする代わりに、ピストン15の凹部43の底面43aを球形状にしてもよい。なお、直径Dは、外径d2よりも大きい。
ピストン15は、ハウジング10内において、第2調圧室22の圧力に応じて軸方向(図1の上下方向)に移動可能である。図1に示すように、ピストン15は、本体部36と、軸状部37と、通路38と、凹部43などを備えている。本体部36は、円筒状に形成されている。本体部36は、軸状部37に対して下流側の位置に配置されている。本体部36は、そのスプリング16側の面において、スプリング16が当接するばね受座39(スプリング16との当接部)を備えている。なお、本体部36の外周面には、シール部材であるパッキン41が配置されている。
軸状部37は、円筒状に形成されている。軸状部37は、本体部36に対して上流側の位置に配置されている。軸状部37は、流入孔42を備えている。通路38は、ピストン15の中心軸方向に形成されている。
また、軸状部37の上流側(シート12側)の端部において、穴加工によりシート12側に開口する凹形状に形成された凹部43(ピストン穴部)が設けられている。そして、この凹部43にバルブ14の一部が配置されている。本実施形態においては、図3〜図5に示すように、凹部43における開口部43e側の端部43cにおいて、開口部43eから凹部43の内部に向かって(底面43a側に向かって)内径が小さくなるようなテーパ形状部43dが形成されている。そして、凹部43におけるテーパ形状部43dよりも底面43a側の位置において、内径d1からなる側面43bが形成されている。
また、図1に示すように、軸状部37の外周面には、パッキン44(シール部材)とウエアリング45(軸受材)が配置されている。なお、ピストン15の材質は金属である。
スプリング16は、ボデー部材13とピストン15との間に配置されている。スプリング16は、ピストン15を、出口ブロック部材17側、すなわち、バルブ14の開弁方向へ付勢している。
出口ブロック部材17は、圧力調整弁1からの燃料ガスGの流出口(不図示)に接続する通路71を備えている。
第1調圧室21は、ハウジング10内において、シート12に対して下流側の位置に形成されている。第1調圧室21は、バルブ14がシート12から離間したときに、入口ブロック部材11の入口31と連通する。第2調圧室22は、ピストン15の下流側の位置に形成されている。第2調圧室22は、ハウジング10内において、ボデー部材13とピストン15と出口ブロック部材17とに区画されるようにして形成されている。これら第1調圧室21と第2調圧室22において、燃料ガスGの圧力が調整されるようになっている。
次に、本実施形態の圧力調整弁1の作用(動作方法)について説明する。例えば、車両用の燃料電池への燃料ガスGの供給が開始され、通路71から燃料ガスGが矢印の方向へ流出すると、第2調圧室22内に貯留される燃料ガスGの圧力が低下する。そのため、スプリング16の付勢力によりピストン15は出口ブロック部材17側へ向かって移動する。
そして、バルブ14がシート12から離間すると、燃料タンクから供給される高圧の燃料ガスGが、入口31と入口通路32とシート12のシート孔33を流れて、第1調圧室21に流入する。さらに、第1調圧室21に流入した燃料ガスGは、ピストン15の流入孔42と通路38を流れて、第2調圧室22内に流入する。
そうすると、第2調圧室22の燃料ガスGの圧力が上昇して、燃料ガスGの圧力によりピストン15に作用する力がスプリング16の付勢力よりも大きくなると、ピストン15は、スプリング16の付勢力に対抗して、シート12側へ向かって移動する。このピストン15の移動に伴って、バルブ14がシート12に当接し、第1調圧室21と第2調圧室22への燃料ガスGの流入が停止する。このようにして、第1調圧室21と第2調圧室22の燃料ガスGの圧力は、所定の値に維持される。具体的には、第1調圧室21と第2調圧室22の圧力は、パッキン41によってシールされた径の面積に第2調圧室22の圧力を乗算した力がスプリング16の付勢力と等しくなるように調圧される。
ここで、ピストン15は、ウエアリング45を介して、ボデー部材13の壁面13aに接触して保持されながら摺動する。このとき、ピストン15が摺動する第1調圧室21を形成する円筒状の壁面13aとピストン15との同軸ズレ(中心軸のズレ)や、ウエアリング45の厚さのバラつき等が存在すると、ピストン15は傾いた状態で摺動するおそれがある。また、入口ブロック部材11と入口ブロック部材11に保持されたシート12のシート孔33等の同軸ズレがあると、ピストン15に保持されたバルブ14とシート12との間の同軸ズレが発生するおそれがある。このようなピストン15の傾きやシート12とバルブ14との間の同軸ズレが発生すると、バルブ14がシート12に当接する閉弁時において、バルブ14の一部がシート12に密着しなくなって、シート12とバルブ14のシール性が低下するおそれがある。そして、このような閉弁時において、シート12とバルブ14の芯出し(調芯)を行うためにピストン15の傾きを強制的に小さくする力をピストン15に作用させようとすると、第2調圧室22における燃料ガスGの圧力を高くする必要がある。そのため、閉弁時における第2調圧室22の燃料ガスGの圧力値(以下、「調圧値」という。)が上昇してしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、ピストン15の凹部43へのバルブ14の組み付けを、圧力調整弁1の製造時における性能測定(例えば、圧力調整弁1の気密検査)時に行うこととし、圧力調整弁1の製造時に、予め、シート12とバルブ14の芯出しと、バルブ14のピストン15への固定とを完了させておく。
具体的には、圧力調整弁1の製造時の性能測定時において、まず、図3に示すようにバルブ14をピストン15の凹部43に配置し、燃料ガスGを入口31から第2調圧室22に流入させて、第2調圧室22内の圧力を上昇させることにより、ピストン15をシート12方向に移動させる。そして、バルブ14の先端部61をシート12に当接させる。すると、バルブ14は、シート12に押されてピストン15の凹部43へ押し込まれて、圧入部65が凹部43の側面43bに圧入された状態で、ピストン15に固定される。
ここで、本実施形態では、図2に示すように、バルブ14の圧入部65は、球形状に形成されている。これにより、圧入部65がピストン15の凹部43の側面43bに圧入された状態を保ちながら、バルブ14は、圧入部65と凹部43の側面43bとの当接部を支点にピストン15に対して傾くことができる。そのため、ピストン15をシート12方向に移動させてバルブ14の先端部61をシート12に当接させたときに、前記のようにピストン15の傾きやシート12とバルブ14との間の同軸ズレが発生していても、バルブ14は、ピストン15に対して傾くことにより、シート12との同軸ズレを自ら吸収してシート12との芯出しを行いながら、無理なくピストン15の凹部43へ圧入される。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、バルブ14の当接端部66は、球形状に形成されている。これにより、バルブ14をピストン15の凹部43に圧入するときに、当接端部66が凹部43の底面43aに当接しても、バルブ14は、当接端部66と凹部43の底面43aとの当接部を支点にピストン15に対して傾くことができる。また、当接端部66が凹部43の底面43aに当接することにより、バルブ14は、それ以上ピストン15側に押し込まれなくなる。そのため、バルブ14の先端部61をシート12に当接させたときに、バルブ14は、ピストン15に対して傾くことにより、シート12との芯出しを行いながら、無理なくピストン15の凹部43へ圧入されて、ピストン15に固定される。
このようにして、本実施形態では、圧力調整弁1の製造時に、予め、シート12とバルブ14の芯出しを行い、かつ、バルブ14をピストン15の凹部43へ圧入して固定させておくことができる。すなわち、圧力調整弁1の製造時に、第2調圧室22の圧力を上昇させることにより、容易に、シート12とバルブ14の芯出しと、バルブ14のピストン15への固定とを完了させることができる。そのため、その後(圧力調整弁1を製造した後)、圧力調整弁1を使用するときに、閉弁時においてシート12とバルブ14の芯出しのためにピストン15の傾きを強制的に小さくする力をピストン15に作用させる必要がないので、第2調圧室22における燃料ガスGの圧力を高くする必要がない。そのため、本実施形態の圧力調整弁1によれば、調圧値の上昇を抑制できる。
なお、バルブ14がピストン15の凹部43に圧入されて固定されたときには、バルブ14の保持部52の外周面52aにおける圧入部65以外の部分とピストン15の凹部43の側面43bとの間、および、バルブ14のシール部51における端面64とピストン15の凹部43の端部43cとの間に隙間が形成されていることが望ましい。これにより、バルブ14をピストン15の凹部43へ圧入するときに、バルブ14は凹部43の側面43bや端部43cに制限されることなくピストン15に対して傾くことができるので、シート12とバルブ14の芯出しがされ易くなる。また、バルブ14の圧入部65は、ピストン15の凹部43への圧入後において、ピストン15の凹部43のテーパ形状部43dの位置に配置されないようにしておく。
また、ピストン15の凹部43における開口部43e側の端部43cにおいては、開口部43eから凹部43の内部に向かって内径が小さくなるテーパ形状部43dが形成されている。これにより、バルブ14は、ピストン15へ圧入されて固定されるときに、凹部43のテーパ形状部43dの形状に沿って移動して、凹部43の側面43bに圧入され易くなる。
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。例えば、バルブ14の圧入部65は、保持部52の周方向について一部が欠けていてもよい(全周に亘って形成されていなくてもよい)。
1 圧力調整弁
12 シート
13a 壁面
14 バルブ
15 ピストン
21 第1調圧室
22 第2調圧室
31 入口
33 シート孔
43 凹部
43a 底面
43b 側面
43c 端部
43d テーパ形状部
43e 開口部
45 ウエアリング
52 保持部
52a 外周面
61 先端部
65 圧入部
66 当接端部
G 燃料ガス
d1 (凹部の)内径
d2 (圧入部の)外径

Claims (4)

  1. 調圧室と、前記調圧室内の圧力に応じて軸方向に移動可能なピストンと、前記ピストンとともに移動するバルブと、前記バルブが当接可能なシートとを有する圧力調整弁において、
    前記ピストンは、前記シート側の端部にて前記シート側に開口するピストン穴部を備え、
    前記バルブは、前記シートに当接可能な先端部と、前記ピストン穴部に収容される柱状の柱状部と、前記柱状部の外周面にて前記柱状部の外側に向かって突出するように形成され、前記ピストン穴部の側面に嵌合する嵌合部を備え、
    前記嵌合部は、球形状に形成され、
    前記バルブと前記ピストンを前記ピストンの軸方向に沿って切り取った断面にて、前記嵌合部は前記ピストン穴部の側面に点で接触し、
    前記柱状部のうち前記嵌合部以外の部分は対向する前記ピストン穴部の側面と離間していること、
    を特徴とする圧力調整弁。
  2. 請求項1の圧力調整弁において、
    前記断面にて、前記ピストン穴部の側面は、前記ピストンの軸方向に沿って直線状に形成されていること、
    を特徴とする圧力調整弁。
  3. 請求項1または2の圧力調整弁において、
    前記ピストン穴部は、前記シート側に開口する凹形状に形成され、
    前記バルブの前記柱状部は、前記ピストン穴部における前記凹形状の底面と当接する当接端部を備え、
    前記当接端部は、球形状に形成されていること、
    を特徴とする圧力調整弁。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つの圧力調整弁において、
    前記ピストン穴部における開口部側の端部には、前記開口部から前記ピストン穴部の内部に向かって内径が小さくなるテーパ形状部が形成されていること、
    を特徴とする圧力調整弁。
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