JP2017156641A - 光ファイバ、モード変換器、光増幅器及び光伝送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】広い波長帯域で同時に複数のモードの変換が可能な光ファイバ、モード変換器、光増幅器及び光伝送システムを提供することを目的とする。【解決手段】本発明に係るモード変換器、光増幅器及び光伝送システムはコアのαパラメータと半径rが下記の範囲内にあるグレーデッドインデックスファイバを採用することとした。C帯においては、2.0−1.4×10−2r+1.4×10−4r2≦α≦2.0+4.3×10−3r+1.9×10−4r2、C+L帯においては、2.0−7.0×10−4r+8.0×10−5r2≦α≦2.0+5.0×10−4r+1.0×10−4r2。【選択図】図6

Description

本発明は、モード多重伝送に用いる光ファイバ、モード変換器、光増幅器及び光伝送システムに関する技術である。
近年、サービスの多様化によりインターネットトラヒックは未だ増加し続けており、伝送速度の高速化や波長分割多重(Wavelength Division Multiplexing:WDM)技術による波長多重数の増加により飛躍的に伝送容量を伸ばしてきた。また近年、検討が盛んに行われているデジタルコヒーレント技術によって更なる伝送容量の拡大が予想されている。デジタルコヒーレント伝送システムでは多値位相変調信号を用いることにより周波数利用効率を向上させてきたが、より高い信号雑音比が必要となってくる。しかし従来のシングルモードファイバ(Single Mode Fiber:SMF)を用いた伝送システムでは、理論的な限界に加え非線形効果に起因する入力パワー制限のため伝送容量は100Tbit/secを境に飽和することが予想されており、更なる大容量化は困難となってきている。
今後さらに伝送容量を増やしていくためには革新的な伝送容量拡大を実現する媒体が必要とされている。そこで、光ファイバ中の複数の伝搬モードをチャネルとして用いることで信号雑音比と空間利用効率の向上が期待できるマルチモードファイバ(Multi Mode Fiber:MMF)を用いたモード多重伝送が注目を集めている。これまでファイバ中を伝搬する高次のモードは信号劣化の要因であったが、デジタル信号処理や合分波技術などの発展で積極的な利用が検討されている(例えば、非特許文献1,2を参照。)。
モード多重伝送技術において、モード変換器は伝送システムの構築において重要となってくるため、位相マスクを用いた手法や、導波路型のモード変換器など様々なデバイスが提案されている(例えば非特許文献3、4を参照。)。
N.Hanzawa et al., "Demonstration of Mode−Division multiplexing Transmission Over 10 km Two−mode Fiber with Mode Coupler", OFC2011, paper OWA4 T.Sakamoto et al., "Modal Dispersion Technique for Long−haul Transmission over Few−mode Fiber with SIMO Configuration", ECOC2011, We.10.P1.82 R. G. H van Uden et al, "Phase Plate Tolerances in a Tri−Mode Demultiplexer", Summer topicals 2012 WC1.3 N. Hanzawa, et al, "Two−mode PLC−based mode multi/demultiplexer for mode and wavelength division multiplexed transmission", Opt Express 21, 22, 25752−25760 (2013). C. D. Poole et al. "Helical−Grating Two−Mode Fiber Spatial−Mode Coupler", Journal of lightwave technology, vol. 9, no. 5, 598−604 (1991) P.Sillard et al,"50μm Multimode Fibers for Mode Division Multiplexing", ECOC2015, paper Mo.4.1.2 和田他、"モードスクランブル機能を有するマルチモードEDFAの検討"、信学会総合大会2015、B−13−31 Lobato, A.; Ferreira, F.; Rabe, J.; Kuschnerov, M.; Spinnler, B.; Lankl, B., "Mode scramblers and reduced−search maximum−likelihood detection for mode−dependent−loss−impaired transmission", in Optical Communication (ECOC 2013), 39th European Conference and Exhibition, pp.1−3, 22−26 Sept. 2013
モードを変換するデバイスとして長周期グレーティング(LPG)を用いる手法が知られているが、非特許文献5にあるように変換帯域が制限される。また、MMFに形成されたLPGには、モード変換可能な波長がモード間の伝搬定数差により一意に決まる、及び一般にモード間の伝搬定数差は選択したモード毎に異なる、という特性がある。このため、1種類のグレーティングピッチのLPGが形成されたMMFでは広い波長帯域で同時に複数のモードの変換が困難という課題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべく、広い波長帯域で同時に複数のモードの変換が可能な光ファイバ、モード変換器、光増幅器及び光伝送システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るモード変換器、光増幅器及び光伝送システムはコアのαパラメータと半径が所定の範囲内にあるグレーデッドインデックスファイバを採用することとした。
具体的には、本発明に係る光ファイバは、コアの屈折率分布がグレーデッドインデックス型の光ファイバであって、
1530〜1625nmの波長範囲で複数の伝搬モードで光を伝搬可能であり、
αパラメータとコア半径rの関係が、
2.0−1.4×10−2r+1.4×10−4≦α
≦2.0+4.3×10−3r+1.9×10−4
もしくは
2.0−7.0×10−4r+8.0×10−5≦α
≦2.0+5.0×10−4r+1.0×10−4
を満たすことを特徴とする。
本発明に係る光ファイバは、前記コアにエルビウムが添加されていることを特徴とする。
本発明に係るモード変換器は、前記光ファイバに長周期グレーティングが形成されたことを特徴とする。
本発明に係る光増幅器は、前記モード変換器で2つの増幅用光ファイバが接続されていることを特徴とする。
本発明に係る光伝送システムは、前記光ファイバを有する光増幅器、前記モード変換器が配置された伝送路、又は前記光増幅器を備える。
コアの屈折率分布がグレーデッドインデックス型の光ファイバのαパラメータとコア半径を上記数式の範囲内に設定することで複数のモード間の伝搬定数差を20rad/m以下とすることができる。このため、この光ファイバでは様々なモード間の伝搬定数差が近接するのでモード変換可能な波長が近接する。
さらに、伝搬定数差の波長依存性が小さいグレーデッドインデックス型の光ファイバを採用することで広範囲の波長範囲で伝搬定数差の変動を低減することができる。これは広範囲の波長範囲でモード変換を発生させることがができる。従って、本発明は、広い波長帯域で同時に複数のモードの変換が可能な光ファイバを提供することができる。そして、この光ファイバにLPGを形成することで広い波長帯域で同時に複数のモードの変換が可能なモード変換器、光増幅器及び光伝送システムを提供することができる。
本発明は、広い波長帯域で同時に複数のモードの変換が可能な光ファイバ、モード変換器、光増幅器及び光伝送システムを提供することができる。
SIファイバ及びGIファイバについてΔβの波長依存性を説明する図である。 GIファイバの半径方向に対するコアのクラッドに対する比屈折率Δを説明する図である。 GIファイバにおいて、比屈折率差Δと各モード間のΔβの関係を説明する図である。 C帯におけるαパラメータと各モード間のΔβの偏差の関係を説明する図である。 C+L帯におけるαパラメータと各モード間のΔβの偏差の関係を説明する図である。 C帯およびC+L帯においてαパラメータとコア半径がΔβ≦10を満たす領域を説明する図である。 本発明に係るマルチモード光増幅器を説明する図である。 本発明に係る光伝送システムを説明する図である。
添付の図面を参照して本願発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本願発明の実施の例であり、本願発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。
[定義]
本明細書で用いるパラメータは次の通りである。
Δ:グレーデッドインデックス型光ファイバのコアとクラッドの最大比屈折率
Δβ:2つの伝搬モードの伝搬定数差
Δβ’:モード分散(dΔβ/dλ)(ps/km)
Δλ:LPGのモード変換帯域の半値全幅(nm)、次式で示される。
Figure 2017156641
λ:モード変換を起こす共鳴波長
r:グレーデッドインデックス型光ファイバのコア半径(μm)
x:グレーデッドインデックス型光ファイバのコア中心からの距離(μm)
n1:グレーデッドインデックス型光ファイバのコア中心の屈折率
c:光速(m/s)
L:グレーティング長(m)
α:αパラメータ、次式の屈折率分布n(x)内で使用される半径方向に対する位置の乗数である。
Figure 2017156641
(実施形態1)
本実施形態では、コアの屈折率分布がグレーデッドインデックス型の光ファイバであって、
1530〜1625nmの波長範囲で複数の伝搬モードで光を伝搬可能であり、
αパラメータとコア半径rの関係が、
2.0−1.4×10−2r+1.4×10−4≦α
≦2.0+4.3×10−3r+1.9×10−4
もしくは
2.0−7.0×10−4r+8.0×10−5≦α
≦2.0+5.0×10−4r+1.0×10−4
を満たすことを特徴とする光ファイバを説明する。
LPGを光ファイバに形成して伝搬モードのモード変換器として用いることができる。光ファイバにLPGを形成する方法としては、紫外線もしくは放電等を光ファイバへ照射し、光ファイバの長手方向に周期的な屈折率変化を作り出すことで実現する手法や周期的なグレーティング板を光ファイバへ押し付けて作製する手法などが挙げられる。本実施形態では、光ファイバにLPGを形成したモード変換器の特性を決めるパラメータについて述べる。
[許容伝搬定数差]
LPGを用いてモード1からモード2へ変換するに当たって、モード1とモード2の伝搬定数差Δβに応じた周期構造を作製する必要がある。LPGの製造誤差を±1μmとすると、Δ=1.5%、a=15μm、α=2.0のグレーデッドインデックス(GI)ファイバにLPGを作製するとする。このとき対応する2つの伝搬モードの伝搬定数差Δβは10程度の偏差を持つ。そこでモード変換時に許容するΔβは±10とした。
[伝搬定数差の波長依存性]
ここでは、本実施形態で用いる光ファイバがGIファイバであることの理由を説明する。
図1は、コア半径7.8μm、比屈折率差1.0%のステップインデックス(SI)ファイバおよびコア半径10μm、比屈折率差1%、α=2.0のGIファイバのLP01モードとLP11モードの1565nmの波長を中心としたときのΔβと波長の関係を示す。2種のファイバの規格化周波数は同じ値としている。つまり、1565nmの波長でΔβ=0となるように調整したSIファイバとGIファイバの比較である。
図1のように、Δβの波長依存性の傾きがSIファイバに比べGIファイバの方が緩やかになる。Δβの偏差を10程度許容する場合、GIファイバであれば広帯域なモード変換を期待できる。
長周期グレーティングのモード変換帯域の半値全幅Δλは非特許文献5にあるように数式(1)と表すことができる。L=2cmとするとΔβ’=3500ps/km以下であればモード変換可能な波長帯域であるΔλはC帯及びL帯をカバーする。ここでα=2.0、Δ=1%、a=10μmのGIファイバと、α=2.0、Δ=1%、a=25μmのΔβ’の計算結果をそれぞれ図9と図10に示す。両図ともLPm1モードとLPn1モードのΔβ’を示している(mとnは0以上の整数であり、m≠nである。)。
図1、図9及び図10の結果より、GIファイバにLPGを形成すれば、種々の伝搬定数差Δβの波長依存性が小さいことがわかる。つまり、GIファイバにLPGを形成することでC帯とL帯にわたって種々のΔβを低減した(Δβ’≦3500ps/km)モード変換器を設計可能である。
[伝搬定数差の伝搬モード間差]
ここでは、種々の伝搬モード間の伝搬定数差Δβを低減できるGIファイバの構造パラメータを説明する。
GIファイバの構造により伝搬可能なモード数の数は変動するが、高次のモード同士でモード群を作ることが知られている(たとえば非特許文献6。)。20LPモード以上伝搬可能なGIファイバでは、
(LP01)、
(LP11)、
(LP21、LP02)、
(LP12、LP31)、
(LP03、LP22、LP41)、
(LP13、LP32、LP51)、
(LP04、LP23、LP42、LP61)、
(LP14、LP33、LP52、LP71)
の群が形成される。上記カッコ( )でくくられているモード同士は非常に伝搬定数の差が小さく頻繁なモード結合を発生する。これらの群を見ると各群にLPm1モード(mは0以上の整数)を含んでいる。そこで本検討では2つ以上のモードを1つのLPGを用いて同時に励振する際に検討するモードはLPm1モードを用いることとする。つまり、モード結合し難い伝搬モード間で検討を進める。具体的には、LP01−LP11、LP11―LP21、LP21−LP31、LP31−LP41、LP41−LP51、LP61−LP71間のモード変換を想定した計算検討を行う。
1.GIファイバのコアとクラッドの最大比屈折率Δは伝搬定数差Δβへの影響度が小さい。
図2は、GIファイバの半径方向に対するコアのクラッドに対する比屈折率Δを説明する図である。GIファイバを設計する変数はα、a及びΔである。まずa=25μm、α=2.0とし、Δを変数とした際のモード間のΔβを図3に示す。Δは1.0%から2.5%の範囲で計算を行った。Δの増加に伴うモード間のΔβの変動は1以下と小さいことが確認できる。そこで本検討では、Δβの設計を行う変数としては、Δを無視し、コア半径とαパラメータとする。以降では、αパラメータを1.5〜2.5、コア半径を15〜30μmの範囲で各伝搬モード間のΔβを計算している。
2.種々の伝搬モード間の伝搬定数差Δβを±10以内に抑えるαパラメータの範囲が有る。ただし、当該αパラメータの範囲には波長依存性がある。
図4は、コア半径r=22μmのGIファイバにて伝搬定数差Δβのαパラメータ依存性を評価した結果である。波長は1550nmである。前述したとおりモード間のΔβの偏差を10まで許容するとαパラメータは1.78〜2.18の領域となる。同様に帯域をC+L帯まで広げた結果を図5に示す。αパラメータは1.88〜2.03の領域となる。
[補足]
図4は、C帯(1530−1565nm)用GIファイバにおけるΔβのαパラメータ依存性であり、図5はC+L帯(1530−1625nm)用におけるΔβのαパラメータ依存性である。波長が1530nmから1625nmまで徐々に変化すれば、図4のΔβの等高線の間隔が徐々に狭まり図5のようになる。GIファイバとしては、C帯用とC+L帯用の2種類であるので、それぞれの波長帯をカバーするようにαパラメータを設定する。
さらに、図4及び図5の計算をコア半径15〜30μmの範囲で行った。図6は、半径15〜30μmの範囲で、種々の伝搬モード間の伝搬定数差Δβを±10以内に抑えるαパラメータの範囲がどのように変化するかをまとめた図である。
C帯において、種々の伝搬モード間の伝搬定数差Δβを±10以内に抑えるコア半径とαパラメータの範囲は、
2.0−1.4×10−2r+1.4×10−4≦α
≦2.0+4.3×10−3r+1.9×10−4
であり、
C+L帯においては、
2.0−7.0×10−4r+8.0×10−5≦α
≦2.0+5.0×10−4r+1.0×10−4
である。
上記コア半径とαパラメータの範囲のGIファイバにLPGを形成することで、広帯域な伝搬モード変換器を実現し、同一グレーティングピッチにおいても2つ以上の複数の伝搬モード間でモード変換を実現できる。
(実施形態2)
実施形態1で説明した光ファイバは、マルチモード光増幅器に利用できる(例えば非特許文献7)。図7は、実施形態1で説明した光ファイバを備えるマルチモード光増幅器301を説明する図である。マルチモード光増幅器301は、励起用光源10と、入力された光信号と励起用光源10からの励起光とを合波するモード合波用光カプラ20と、励起光で励起されて光信号を増幅する多モード増幅用光ファイバ30と、増幅された光信号のみを出力するアイソレータ50と、を備えている。そして、マルチモード光増幅器301は、2つの多モード増幅用光ファイバ30をモード変換器40で接続しており、このモード変換器40がLPGを形成した実施形態1で説明した光ファイバである。
マルチモード光増幅器301は、多モード増幅用光ファイバ30の間にモード変換器を有するので増幅におけるモード間の利得偏差を低減させる効果を持ち、各信号間の伝送品質の差を低減できる。
なお、実施形態1で説明した光ファイバのコアにエルビウムを添加させ、多モード増幅用光ファイバ30として利用してもよい。さらに、当該光ファイバにLPGを形成すれば、図7のようなモード変換器40で2つの多モード増幅用光ファイバ30を接続する構成ではなく、1本の光ファイバで光増幅とモード変換を実現することができる。
(実施形態3)
受信端においてモード間の群遅延差(Differential Mode Delay:以下、DMD)が大きいと、MIMOに関わるデジタル処理(DSP)の負荷が大きくなり、長距離伝送を実現する為にはDSP負荷の低減が課題となる。そこで、DMDの影響を緩和するために、モード間の結合を生じさせるモードスクランブラの利用が提案されている(例えば、非特許文献8)。
このような、積極的なモード結合が必要となる伝送路に実施形態2で説明したモード変換器40やマルチモード光増幅器301を長手方向に導入することによって広帯域なモードスクランブルを実現することができる。図8は、実施形態2で説明したモード変換器40やマルチモード光増幅器301を備える光伝送システム401を説明する図である。光伝送システム401は、光送信機60と光受信機70との間を伝送用ファイバ80で接続している。そして、伝送用ファイバ80は途中にマルチモード光増幅器301やモード変換器40を備える(いずれか一方でもよい)。
光伝送システム401は、モード変換器40やマルチモード光増幅器301をモードスクランブラとして導入することでDSP負荷を低減することができる。
本発明は、モード変換用光ファイバ及びモード変換器であり、複数のモードを用いた伝送において伝搬モード毎の利得調整および伝送距離の長延化を実現する。
10:励起用光源
20:モード合波用光カプラ
30:多モード増幅用光ファイバ
40:モード変換器
50:アイソレータ
60:光送信機
70:光受信機
80:伝送用ファイバ
301:マルチモード光増幅器
401:光伝送システム

Claims (5)

  1. コアの屈折率分布がグレーデッドインデックス型の光ファイバであって、
    1530〜1625nmの波長範囲で複数の伝搬モードで光を伝搬可能であり、
    αパラメータとコア半径rの関係が、
    2.0−1.4×10−2r+1.4×10−4≦α
    ≦2.0+4.3×10−3r+1.9×10−4
    もしくは
    2.0−7.0×10−4r+8.0×10−5≦α
    ≦2.0+5.0×10−4r+1.0×10−4
    を満たすことを特徴とする光ファイバ。
  2. 前記コアにエルビウムが添加されていることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ。
  3. 請求項1又は2に記載の光ファイバに長周期グレーティングが形成されたことを特徴とするモード変換器。
  4. 請求項1を引用する請求項3に記載のモード変換器で2つの増幅用光ファイバが接続されていることを特徴とする光増幅器。
  5. 請求項2に記載の光ファイバを有する光増幅器、請求項3に記載のモード変換器が配置された伝送路、又は請求項4に記載の光増幅器を備える光伝送システム。
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