JP2017156546A - 画像形成装置、及び消耗品寿命管理方法 - Google Patents

画像形成装置、及び消耗品寿命管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】新たな専用の記憶手段やセンサー等を追加することなく、ドラムセットの寿命を管理する。
【解決手段】画像形成装置1は、印刷動作等が完了する度に、本体のEEPROM52に記憶しているトナー寿命管理情報とドラム寿命管理情報とを最新の状態にするとともに、トナーカートリッジ40に備えてられているTCIC41に書き込んで双方を同期させる。そして、トナーカートリッジ40の交換動作、又はトナーカートリッジ40とドラムセット11の入れ替え動作、又はドラムセット11の交換動作が発生すると、交換又は入れ替えられたトナーカートリッジ40又はドラムセット11の新旧に基づいて、TCIC41と本体のEEPROM52との間で、トナー寿命管理情報とドラム寿命管理情報との書き込み方向を制御する。
【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置、及び消耗品寿命管理方法に関する。
従来、電子写真式の画像形成装置では、ドラムセット内の感光体ドラムを一様に帯電させて初期化し、この感光体ドラム上に光書込みによって潜像を形成し、この潜像をトナーカートリッジからのトナーによってトナー像化(現像)して、そのトナー像を直接又は間接に被印刷媒体に転写して定着器で定着させる。
ドラムセットは、感光体ドラムを含み、画像形成装置に着脱可能に構成されたカートリッジである。また、トナーカートリッジは、カラートナーC、M、Y、ブラックトナーK、バインダトナーB、透明トナーTなどのいずれかを収容し、上記ドラムセットに収容されているトナーを供給すべく、上記ドラムセットに着脱可能に構成されたカートリッジである。以下では、トナーカートリッジを装着したドラムセットを、画像形成ユニットと呼ぶこととする。
画像形成装置は、例えば、4つのステーション(スロット)を備え、それぞれのステーションに1つの画像形成ユニットが着脱可能となっている。カラー印刷を行う場合には、カラートナーC、M、Y(以下、色トナーCMYという)、ブラックトナーKの4つのトナーに対応する画像形成ユニットが装着され、熱転写プリントシートを扱う場合には、ブラックトナーKに代えて、バインダトナーB、もしくは透明トナーTに対応する画像形成ユニットが装着される。
従来、ドラムセット(DS)は、寿命となるまで同一のステーション(スロット)内に装着され続けることを前提とし、画像形成装置が、各ステーションに装着されたドラムセット(DS)の感光体ドラムの回転数を積算、記憶することで、ドラムセットの寿命を管理している。一方、トナーカートリッジは、ICタグを備えており、画像形成装置は、ICタグによりトナーカートリッジを個別に管理することで、トナーの種類、トナーの残量を管理している(例えば特許文献1参照)。
上述した画像形成装置において、トナーの残量が少なくなれば、トナーカートリッジを(同種のトナーの)新しい未使用のトナーカートリッジに交換することになる。また、感光体ドラムが寿命に達すれば、ドラムセットを新しい未使用のドラムセットに交換することになる。また、カラー印刷から熱転写プリントシート印刷を行う場合や、その逆の場合には、ブラックトナーKや、バインダトナーB、もしくは透明トナーTに対応する画像形成ユニットを入れ替える必要がある。
また、バインダトナーBと透明トナーTとは、元来用途が異なるトナーであり、熱転写プリントシートを扱う場合には、バインダトナーB及び色トナーCMYを印刷するモードと、透明トナーT及び色トナーCMYを印刷するモードとを有している。このため、熱転写プリントシートを扱う場合には、印刷モードに応じて、バインダトナーBに対応する画像形成ユニットと透明トナーTに対応する画像形成ユニットとを頻繁に入れ替える必要がある。
特開2002−214984号公報
従来、トナーカートリッジには、自身のトナー消費量等係るトナー寿命管理情報を記憶しておく記憶手段(TCIC)が設けられているので、トナーカートリッジが交換されてもトナーカートリッジ毎にトナー寿命管理情報を管理することが可能であった。
これに対して、ドラムセットには、上述したような記憶装置が設けられていないので、ドラム寿命に係るドラム寿命管理情報等は、画像形成装置側の記憶手段(EEPROM)に記憶することで管理している。但し、従来の画像形成装置では、装着されているドラムセットを識別する機能を有していないため、画像形成装置側に記憶されているドラム寿命管理情報等とドラムセットとを対応付けることができない。
このため、従来の画像形成装置では、新しい未使用のドラムセットを装着した際に、ドラム寿命に係るドラム寿命管理情報等をリセットし、一度装着したドラムセットについては、原則、ドラム寿命に達するまで使い続けなければならない。
例えば、熱転写プリントシートを扱う場合においては、ブラックトナーKや、バインダトナーB、透明トナーT等に対応する画像形成ユニット、すなわちトナーカートリッジとドラムセットが一体で頻繁に入れ替えられる。このように、ドラムセットが既使用(使用途中;まだドラム寿命に達していない)の状態で画像形成ユニットが入れ替えられた場合には、画像形成装置側に記憶されているドラム寿命管理情報等とドラムセットとが対応付けられていないので、ドラムセットの寿命を管理することができないという問題がある。
そこで本発明は、新たな専用の記憶手段やセンサー等を追加することなく、ドラムセットの寿命を管理することを目的とする。
この発明に係る画像形成装置は、トナーが収容され、第1の記憶手段を備えるトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジからトナーが供給されるとともに、静電潜像が形成される感光体ドラムを収容するドラムセットとを、それぞれ着脱可能に構成した画像形成装置であって、少なくとも、前記トナーの残量に関するトナー寿命管理情報と前記感光体ドラムの寿命に関するドラム寿命管理情報とを記憶する第2の記憶手段と、前記トナーの残量変化、又は前記感光体ドラムの寿命変化が生じる度に、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを更新する更新手段と、前記更新手段によって更新された、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを、前記第1の記憶手段に書き込んで同期させる同期手段と、前記トナーカートリッジの交換、又は前記トナーカートリッジと前記ドラムセットの入れ替え、又は前記ドラムセットの交換のいずれかが発生すると、交換又は入れ替えられた前記トナーカートリッジ又は前記ドラムセットの新旧に基づいて、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とのいずれか一方に記憶されている前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを他方に書き込む制御手段と、を備えることを特徴とする。
この発明に係る消耗品寿命管理方法は、画像形成装置に着脱可能に構成され、第1の記憶手段を備えるトナーカートリッジに収容されるトナーの残量に関するトナー寿命管理情報と、前記画像形成装置に着脱可能に構成され、前記トナーカートリッジからトナーが供給されるドラムセットに収容される、静電潜像が形成される感光体ドラムの寿命に関するドラム寿命管理情報とを管理する消耗品寿命管理方法であって、前記画像形成装置に設けられた第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを、前記トナーの残量変化、又は前記感光体ドラムの寿命変化が生じる度に更新するステップと、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記更新された前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを、前記第1の記憶手段に書き込んで同期させるステップと、前記トナーカートリッジの交換、又は前記トナーカートリッジと前記ドラムセットの入れ替え、又は前記ドラムセットの交換のいずれかが発生すると、交換又は入れ替えられた前記トナーカートリッジ又は前記ドラムセットの新旧に基づいて、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とのいずれか一方に記憶されている前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを他方に書き込むステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、新たな専用の記憶手段やセンサー等を追加することなく、ドラムセットの寿命を管理することができる。
本発明の実施形態による画像形成装置1の内部構成を示す断面図である。 本実施形態による画像形成ユニット6の外観構造を示す斜視図である。 本実施形態による画像形成装置1の制御系と画像形成ユニット6の制御系との略構成を示すブロック図である。 本実施形態による画像形成装置1側のEEPROM52のデータ構成とトナーカートリッジ40のTCIC41のデータ構成とを示す概念図である。 本実施形態による画像形成装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による画像形成装置1の動作を説明するためのフローチャートである。 本実施形態による画像形成装置1の動作(TCICリード(交換管理)処理)を説明するためのフローチャートである。 本実施形態において、トナーカートリッジを(新品へ)交換した場合における本体のEEPROM52とTCIC41とのデータ遷移を示す概念図である。 本実施形態において、他のトナーカートリッジ及びドラムセットに入れ替えた場合における本体のEEPROM52とTCIC41とのデータ遷移を示す概念図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
A.実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態による画像形成装置1の内部構成を示す断面図である。図において、本実施形態の画像形成装置1は、用紙(被印刷媒体)に直接トナー像を転写する方式ではなく、一旦、中間転写ベルトにトナー画像を転写し、二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙に中間転写ベルトを介してトナー像を二次転写する方式となっている。しかしながら、本発明は、二次転写する方式に限らず、例えば、用紙に直接トナー像を転写する方式など、他の転写方式にも適用できるものである。
画像形成装置1は、画像形成部2、両面印刷用搬送ユニット3、給紙部4、及び定着部5で構成されている。画像形成部2は、4個の画像形成ユニット6(6−1、6−2、6−3、6−4)を多段式に並設した構成からなり、画像形成ユニット6毎に図示しないステーション(スロット)に着脱可能となるように構成されている。
上記3個の画像形成ユニット6−1、6−2及び6−3は、それぞれ減法混色の三原色であるマゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)の色トナーによるモノカラー画像を形成する。上記3個の画像形成ユニット6−1、6−2、6−3に続く4番目の画像形成ユニット6−4は、ブラック(K)のトナーによるモノクロ画像を形成する。
画像形成ユニット6の下方には、感光体ドラム7の下面に中間転写ベルト14が近接して位置するように配置されている。そして、この中間転写ベルト14を間に挟んで、導電性発泡スポンジから成る一次転写ローラ15が感光体ドラム7の下面を押圧するように配置されている。中間転写ベルト14は、導電性カーボン又はイオン伝導物質を含有した樹脂製の導電性のシート状部材からなり、本体装置のほぼ中央で図の左右のほぼ端から端まで扁平なループ状になって延在する無端状の転写ベルトである。
中間転写ベルト14は、駆動ローラ16と従動ローラ17に掛け渡されて、駆動ローラ16により図の反時計回り方向に循環駆動され、図の矢印a、b、cで示す反時計回り方向に循環移動する。画像形成ユニット6によって形成されたトナー像は、感光体ドラム7の回転に伴われて、一次転写ローラ15によって中間転写ベルト14のベルト面に直接転写(一次転写)される。中間転写ベルト14は、ベルト面に直接転写(一次転写)されたトナー像を、更に用紙22に転写(二次転写)すべく用紙22への転写位置まで搬送する。中間転写ベルト14には、表面に当接してベルトクリーナ20が配置されている。ベルトクリーナ20は、二次転写後の中間転写ベルト14上から残留トナーを除去する。
ベルト位置制御機構18は、マゼンタ(M)、シアン(C)及びイエロー(Y)の3個の画像形成ユニット6−1、6−2及び6−3に対応する3個の一次転写ローラ15を鉤型の支持軸を中心に同一周期で回転移動させる。そして、ベルト位置制御機構18は、ブラック(K)の画像形成ユニット6−4に対応する1個の一次転写ローラ15を上記3個の一次転写ローラ15と異なるタイミングで回転移動させて中間転写ベルト14を感光体ドラム7から離接させる。
すなわち、ベルト位置制御機構18は、中間転写ベルト14の位置を、フルカラーモード(4個全部の一次転写ローラ15が中間転写ベルト14に当接)、モノクロモード(画像形成ユニット6−4に対応する一次転写ローラ15のみが中間転写ベルト14に当接)、及び全非転写モード(4個全部の一次転写ローラ15が中間転写ベルト14から離れる)に切換える。
給紙部4は、上下2段に配置された2個の給紙カセット21を備えている。給紙部4の給紙カセット21のいずれか一方、あるいは双方には多枚数のカット紙状の用紙22が収容されている。2個の給紙カセット21の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ給紙ローラ23、給送ローラ25、捌きローラ26、待機搬送ローラ対27が配置されている。用紙22は、給紙ローラ23の一回転によって、一枚毎に給紙カセット21から搬出され、給送ローラ25及び捌きローラ26を通って待機搬送ローラ対27に給送される。
待機搬送ローラ対27の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、中間転写ベルト14を介して従動ローラ17に圧接する二次転写ローラ30が配設されている。これら中間転写ベルト14、従動ローラ17及び二次転写ローラ30により、用紙22への二次転写部が形成されている。
この二次転写部の下流(図では上方)側には、ベルト式熱定着ユニットからなる定着部5が配置されている。定着部5の更に下流側には、定着後の用紙を定着部5から搬出する搬出ローラ対31、搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー32に排紙する排紙ローラ対33が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット3は、搬出ローラ対31と排紙ローラ対33との中間部の搬送路から図の右横方向に分岐した返送路を備えている。この返送路は、開始返送路34a、下方に曲がる中間返送路34b、左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路34c、及びこれら返送路の途中に配置された4組の返送ローラ対35a、35b、35c、35dを備えている。上記終端返送路34cの出口は、給紙部4の下方の給紙カセット21に対応する待機搬送ローラ対27への搬送路に連絡している。
なお、図1に示す画像形成装置1は、中間転写ベルト14に一次転写したトナー画像を、当該中間転写ベルト14を介して用紙22に二次転写する方式であったが、これに限らず、用紙22に直接トナー像を転写する方式であってもよい。
次に、画像形成ユニット6について説明する。
各画像形成ユニット6−1〜6−4は、トナーカートリッジ40に収容されたトナーの色や種類を除けば同じ構成である。したがって、以下、画像形成ユニット6については、画像形成ユニット6−4を例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット6は、前述したように、ステーション(スロット)に着脱可能なドラムセット11と、同様にステーション(スロット)に着脱可能に構成され、対応するドラムセット11に嵌合するトナーカートリッジ40とからなる。ドラムセット11は、最下部に感光体ドラム7を備えている。この感光体ドラム7は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム7の周面に接して又は近傍を取り巻いて、クリーナ8、帯電ローラ9、光書込ヘッド10、及び現像ローラ12等からなる現像器が配置されている。
また、トナーカートリッジ40には、同図ではM、C、Y、Kで示すように、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)のいずれかのトナーが収容されている。そして、トナーカートリッジ40の下部には、トナーカートリッジ40からドラムセット11に向けてトナーを補給するトナー補給機構が設けられている。
また、ドラムセット11は、下部の側面開口部に上述した現像ローラ12が配置されているとともに、トナー攪拌部材、現像ローラ12にトナーを供給するトナー供給ローラ13、現像ローラ12上に載ったトナー層を一定の層厚に規制するドクターブレード等を備えている。感光体ドラム7の帯電ローラ9とドラムセット11との間に位置する上面に近接して、本体装置側の光書込ヘッド10が配置されている。
感光体ドラム7は、図の時計回り方向に回転する。そして先ず帯電ローラ9からの電荷付与により、感光体ドラム7の周面が一様に帯電して初期化される。次に、印字情報に基づく光書込ヘッド10からの光書き込みにより、感光体ドラム7の周面に静電潜像が形成される。
そして、この静電潜像は、現像ローラ12による現像処理によって、トナーカートリッジ40に収容されていたトナーによりトナー像化(現像)される。感光体ドラム7の周面に現像されたトナー像は、感光体ドラム7の回転に伴われて、上述した一次転写ローラ15によって中間転写ベルト14のベルト面に直接転写(一次転写)される。
図2は、本実施形態による画像形成ユニット6の外観構造を示す斜視図である。画像形成ユニット6は、その上部領域に着脱可能なトナーカートリッジ40と、図1に示した感光体ドラム7、クリーナ8、帯電ローラ9、及び、現像ローラ12やトナー供給ローラ13を収容しているドラムセット11とからなる。
トナーカートリッジ40を交換する場合には、トナーカートリッジ40を図示の矢印Xの方向に引き抜き、未使用の新しいトナーカートリッジ40を図示の矢印Xと反対方向に押し込んで装着する。また、ドラムセット11を交換する場合には、一旦、ドラムセット11とトナーカートリッジ40とを図示の矢印yの方向に引き抜き、ドラムセット11を未使用の新しいドラムセット11に交換し、これまで使用していたトナーカートリッジ40とともに、図示の矢印Xと反対方向に押し込んで装着すればよい。
また、熱転写プリントシートを作成する場合などには、ブラックトナーKに対応する画像形成ユニット6−4(トナーカートリッジ40及びドラムセット11)を、図示の矢印Yの方向に引き抜き、バインダトナーBに対応する画像形成ユニット(不図示)、もしくは透明トナーTに対応する画像形成ユニット(不図示)を図示の矢印Yと反対方向に押し込んで入れ替える。バインダトナーBに対応する画像形成ユニット(不図示)から透明トナーTに対応する画像形成ユニット(不図示)への入れ替え、あるいはその逆の入れ替えも有り得る。そして、熱転写プリントシート作成後、再び、バインダトナーBに対応する画像形成ユニット6−4、もしくは透明トナーTに対応する画像形成ユニット(不図示)を図示の矢印Yの方向に引き抜き、ブラックトナーKに対応する画像形成ユニット6−4を図示の矢印Yと反対方向に押し込んで入れ替える。
図3は、本実施形態による画像形成装置1の制御系と画像形成ユニット6の制御系との略構成を示すブロック図である。なお、図示の例では、1つのステーション(スロット)に対するトナーカートリッジ40、ドラムセット11について示しているが、実際には、4つのステーション(スロット)の各々に対応して設けられている。トナーカートリッジ40は、自身に関する情報に加えて、対応するドラムセット11に関する情報を記憶し、これら情報を画像形成装置1の制御部50との間で送受信するTCIC41を備えている。
画像形成装置1の制御部50は、CPU51、EEPROM52、ICタグセンサ53、及びエンコーダ(光学系)54を備えている。ICタグセンサ53は、画像形成装置1に装着されたトナーカートリッジ40のTCIC41との間で情報を送受信する。エンコーダ54は、光電検出装置からなり、画像形成装置1に装着されたドラムセット11に設けられている、感光体ドラム7の回転軸に設けられた外周部に窓を持つスリット円板の回転数を検出する。
CPU51は、ICタグセンサ53からの情報に基づいて、トナーカートリッジ40を識別したり、TCIC41との間で上述した情報を送受信したりする。また、CPU51は、エンコーダ54からの回転数の出力に基づいて、ドラムセット11が新品であるか否かを判断する。また、CPU51は、エンコーダ54からの回転数に基づいて、ドラム枚数/回転数等のドラム寿命管理情報を管理する。
EEPROM52は、上述したTCIC41との間で上述した情報や、トナーカートリッジ40のトナー量に関するトナー寿命管理情報、ドラムセット11の感光体ドラム7のドラム枚数/回転数等に関するドラム寿命管理情報などを記憶する。CPU51は、所定のタイミングで、EEPROM52のトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などを更新するとともに、ICタグセンサ53を介して、自身のEEPROM52のトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などとトナーカートリッジ40のTCIC41に記憶されているトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などとを同期させるべく制御する。
図4は、本実施形態による画像形成装置1側のEEPROM52のデータ構成とトナーカートリッジ40のTCIC41のデータ構成とを示す概念図である。なお、図示の例では、1つのステーション(スロット)に対するトナーカートリッジ40のTCIC41について示しているが、実際には、TCIC41は、4つのステーション(スロット)の各々のトナーカートリッジに対して存在するとともに、本体のEEPROM52の情報も4つのステーション(スロット)の各々の画像形成ユニット6に対して記憶されている。
TCIC41は、自身を識別するためのUID、装着されている画像形成装置1を識別するための本体シリアル(シリアル番号)、交換管理カウンタ、新品フラグ、トナー消費量等のトナー寿命管理情報、ドラム枚数/回転数等のドラム寿命管理情報を記憶している。EEPROM52は、装着されているトナーカートリッジ40から読み取ったUIDから算出したCRC値、当該画像形成装置1の本体シリアル、交換管理カウンタ、新品フラグ、トナー寿命管理情報、ドラム寿命管理情報を記憶している。
UIDは、トナーカートリッジ毎に割り当てられた情報であり、該UIDにより一意にトナーカートリッジ40を特定することが可能となっている。本体シリアル(シリアル番号)は、画像形成装置1毎に割り当てられた情報であり、該本体シリアルにより一意に画像形成装置1を特定することが可能となっている。交換管理カウンタは、トナーカートリッジ40が交換される度に1ずつインクリメントされる交換回数である。新品フラグは、未使用のトナーカートリッジ40であることを示すために工場出荷時に予めセットされるフラグであり、画像形成装置1に装着された時点でリセットされる。
トナー寿命管理情報は、画像形成装置1側での印刷量等に基づいて算出されたトナー消費量等を管理するための情報からなり、例えばトナー量に変化を生じさせるジョブ毎に画像形成装置1側からの指示に従って更新される。ドラム寿命管理情報は、エンコーダ54からの回転数に基づいて積算されたドラム枚数/回転数等を管理するための情報からなり、例えばドラム回転数に変化を生じさせるジョブ毎に画像形成装置1側からの指示に従って更新される。
B.実施形態の動作
次に、上述した実施形態の動作について説明する。
図5及び図6は、本実施形態による画像形成装置1の動作を説明するためのフローチャートである。まず、画像形成装置1は、電源が投入されると、データの初期化(ROMチェック、接続デバイス確認/初期化、ヘッド初期設定など)を実行する(ステップS10)。次に、画像形成装置1は、トナーカートリッジ40の交換や、画像形成ユニット6自体の入れ替えなどを行うために本体カバーが開けられたか否かを判断する(ステップS12)。そして、本体カバーが開けられた場合には(ステップS12のYES)、イニシャル処理を要求し(ステップS14)、ステップS12に戻り、本体カバーが閉じられるまで待機する。
一方、本体カバーが閉じられた場合(あるいは本体カバーが開けられることなく閉じられたままであった場合)には(ステップS12のNO)、イニシャル処理要求があったか否かを判断する(ステップS16)。そして、イニシャル処理要求がなかった場合、すなわち、本体カバーが開けられることなく閉じられたままであった場合には(ステップS16のNO)、後述する図6に示すステップS26に進む。すなわち、TCIC41のトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などと本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などとを同期させる処理である、後述するTCIC41リード(交換管理)処理を行うことなく通常の印刷動作を実行する。
一方、イニシャル処理要求がある場合、すなわち、トナーカートリッジ40の交換や、画像形成ユニット6自体の入れ替えなどを行うために本体カバーが開けられた後、交換、入れ替えが終了後に、本体カバーが閉じられた場合には(ステップS16のYES)、トナーカートリッジ40の交換や、画像形成ユニット6の入れ替えなどの状況に応じて、TCIC41のトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などと、本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などとを同期させる処理である、後述するTCIC41リード(交換管理)処理を行う(ステップS18)。
次に、画像形成装置1は、イニシャル回転処理として、全モータ起動、キット管理動作(トナー有無、トナー残量、異常チェックなど、キット交換時の空回転、濃度パッチ読み取りなど)を実行する(ステップS20)。そして、画像形成装置1は、イニシャル回転処理が完了したか否かを判断し(ステップS22)、処理が完了していない場合には(ステップS22のNO)、ステップS12に戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、イニシャル回転処理が完了した場合には(ステップS22のYES)、画像形成装置1は、イニシャル回転処理での管理動作によるトナー量の変化や、ドラム寿命の変化を反映させるために、トナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などを更新するための消耗品寿命管理情報更新を要求する(ステップS24)。次に、画像形成装置1は、外部のコンピュータなどから印刷要求があったか否かを判断する(ステップS26)。そして、印刷要求があった場合には(ステップS26のYES)、画像形成装置1は、全モータの起動、画像出力、用紙搬送などを行って印刷を開始する(ステップS28)。その後、画像形成装置1は、印刷が完了したか否かを判断する(ステップS30)。そして、印刷が完了していない場合には(ステップS30のNO)、画像形成装置1は、ステップS26に戻り、印刷動作を継続する。
一方、印刷が完了した場合には(ステップS30のYES)、画像形成装置1は、全モータを停止するなどの終了処理を実行し(ステップS32)、印刷によって生じたトナー量の変化や、ドラム寿命の変化を反映させるために、トナー消費量等のトナー寿命管理情報や、ドラム枚数/回転数等のドラム寿命管理情報などを更新するために、消耗品寿命管理情報更新を要求する(ステップS34)。その後、ステップS12に戻り、上述した処理を繰り返す。
一方、印刷要求がない場合には(ステップS26のNO)、画像形成装置1は、消耗品寿命管理情報更新の要求があったか否かを判断する(ステップS36)。上述したように、ステップS24、又はステップS34にて、消耗品寿命管理情報更新が要求された場合には(ステップS36のYES)、画像形成装置1は、トナー消費量等や、ドラム枚数/回転数等に変化(消耗)に応じて、EEPROM52内のトナー消費量等のトナー寿命管理情報、及びドラム枚数/回転数等のドラム寿命管理情報を更新するとともに、TCIC41内の同情報を書き込んで更新(同期)する(ステップS38)。その後、ステップS12に戻り、上述した処理を繰り返す。
図7は、本実施形態による画像形成装置1の動作(TCICリード(交換管理)処理)を説明するためのフローチャートである。画像形成装置1は、まず、TCIC41のUID(固有ID)をサーチし(ステップS50)、TCIC41の全データを読み込む(ステップS52)。次に、画像形成装置1は、トナーカートリッジ40のみの交換(新品交換)、あるいはトナーカートリッジ40とドラムセット11を含む画像形成ユニット6の入れ替えを判定する(ステップS54)。
トナーカートリッジの交換/新品判定条件としては、1)本体のEEPROM52の本体シリアルとTCIC41内の本体シリアルとが不一致の場合、2)TCIC41内の交換カウンタ値と本体のEEPROM52の交換カウンタ値とが不一致の場合、3)TCIC41内のUIDのCRC(Cyclic Redundancy Code;巡回冗長検査)値が本体のEEPROM52に記憶されているUIDのCRC値とが不一致の場合、4)TCIC41内の新品フラグがセットされている場合を想定している。
そして、画像形成装置1は、上記判定結果に基づいて、TCIC41が交換されたか否か、すなわち、トナーカートリッジ40のみの交換(新品交換)、あるいはトナーカートリッジ40とドラムセット11を含む画像形成ユニット6の入れ替えが行われたか否かを判断する(ステップS56)。例えば、TCIC41内のUIDのCRC値が本体のEEPROM52に記憶されているUIDのCRC値と不一致である場合には、TCIC41が交換されたか否か、すなわち、トナーカートリッジ40のみの交換(新品交換)、あるいはトナーカートリッジ40とドラムセット11を含む画像形成ユニット6の入れ替えが行われたと判断することができる。
そして、TCIC41が交換された場合、すなわち、トナーカートリッジ40のみの交換(新品交換)、あるいはトナーカートリッジ40とドラムセット11を含む画像形成ユニット6の入れ替えが行われた場合には(ステップS56のYES)、画像形成装置1は、TCIC41が未使用の新品に交換されたか否か、すなわち、TCIC41内に新品フラグがセットされているか否かを判断する(ステップS58)。
そして、TCIC41が未使用の新品である場合、すなわち、TCIC41内の新品フラグがセットされている場合には(ステップS58のYES)、画像形成装置1は、トナー寿命管理情報をリセットするとともに、当該トナー寿命管理情報と本体のEEPROM52に記憶されているドラム枚数/回転数等のドラム寿命管理情報とを新たに装着された未使用のTCIC41に書き込む(ステップS60)。これにより、リセットされたトナー寿命管理情報とともに、これまで積算されたドラム枚数/回転数等のドラム寿命管理情報が新たに装着されたトナーカートリッジ40のTCIC41に引き継がれることになる。
次に、画像形成装置1は、TCIC41に記憶されているトナー寿命管理情報(ドラム枚数/回転数等のドラム寿命管理情報を含む)を、本体のEEPROM52に書き込む(ステップS62)。次に、画像形成装置1は、新たに装着されたトナーカートリッジ40のTCIC41のUIDのCRCを算出し、本体のEEPROM52に書き込む(ステップS64)。その後、画像形成装置1は、新品フラグ情報をリセット(非新品)し、交換管理カウンタを1だけインクリメントするとともに、新品フラグ情報、交換管理カウンタの値、及び本体シリアルを新たに装着されたトナーカートリッジ40のTCIC41に書き込む(ステップS66)。
これにより、本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報、及びトナーカートリッジ40のTCIC41のトナー寿命管理情報は、リセットされ、本体のEEPROM52ドラム寿命管理情報、及びトナーカートリッジ40のTCIC41のドラム寿命管理情報は、これまで積算されたドラム枚数/回転数等のドラム寿命管理情報を引き継ぐことになる。その後、当該処理を終了し、前述したフローに戻る。
一方、TCIC41が新品でない場合、すなわち、CIC41内の新品フラグがセットされておらず、一旦取り外された(既使用の)トナーカートリッジ40(ドラムセット11を含む)が再度装着されたと判断された場合には(ステップS58のNO)、上述したステップS60の処理を飛ばし、TCIC41に記憶されているトナー寿命管理情報(ドラム枚数/回転数等のドラム寿命管理情報を含む)を、本体のEEPROM52に書き込む(ステップS62)。
次に、画像形成装置1は、再び装着されたトナーカートリッジ40のTCIC41のUIDのCRCを算出し、本体のEEPROM52に書き込む(ステップS64)。その後、画像形成装置1は、新品フラグ情報をリセット(非新品)し、交換管理カウンタを1だけインクリメントするとともに、新品フラグ情報、交換管理カウンタの値、及び本体シリアルを新たに装着されたトナーカートリッジ40のTCIC41に書き込む(ステップS66)。
これにより、本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などは、再び装着されたトナーカートリッジ40のTCIC41のトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などで上書きされ、再び装着されたトナーカートリッジ40のTCIC41に記憶されているトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などを引き継ぐことになる。その後、当該処理を終了し、前述したフローに戻る。
一方、TCIC41が交換されていない場合(ステップS58のNO)、画像形成装置1は、本体のEEPROM52の情報のうち、不一致の情報のみを、装着されたトナーカートリッジ40のTCIC41に書き込む(ステップS68)。
印刷等の動作後に、前述したステップS38でTCIC41への書き込みが完了する前に電源断された場合などには、本体のEEPROM52とTCIC41との情報が異なっていることがある。この場合、本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報や、ドラム寿命管理情報などを最新値として不一致の情報のみを、TCIC41に書き込んで反映する。これにより、本体のEEPROM52の情報とトナーカートリッジ40のTCIC41の情報とが同期することになる。その後、当該処理を終了し、前述したフローに戻る。
図8(a)、(b)は、本実施形態において、トナーカートリッジ40を(新品へ)交換した場合における本体のEEPROM52とTCIC41とのデータ遷移を示す概念図である。図8(a)の上段に示すように、画像形成装置1にドラムセット11A、トナーカートリッジ40Aが装着されている状態では、本体のEEPROM52には、トナーカートリッジ40AのUID_AのCRC、本体シリアルA、交換管理カウンタA、新品フラグ(リセット)、トナー寿命管理情報A、ドラム寿命管理情報Aが記憶されている。
この場合、トナーカートリッジ40AのTCIC41Aには、最新の情報として、トナーカートリッジ40AのUID_A、本体シリアルA、交換管理カウンタA、新品フラグ(リセット)、トナー寿命管理情報A、ドラム寿命管理情報Aが記憶されている。すなわち、双方のトナー寿命管理情報A、ドラム寿命管理情報Aは同期(同じ値)している。
次に、図8(b)の上段に示すように、ドラムセット11Aはそのままで、トナーカートリッジ40Aを、未使用の新しいトナーカートリッジ40Bに交換する。画像形成装置1は、上述したステップS56で、TCIC41C内のUID_Cから算出されたCRC値と本体のEEPROM52に記憶されているUID_AのRC値とを比較する。この場合、双方のCRC値が不一致であるので、トナーカートリッジ40Aの交換(新品交換)、あるいはトナーカートリッジ40Aとドラムセット11Aを含む画像形成ユニット全体の入れ替えが行われたと判断する。
次に、画像形成装置1は、上述したステップS58で、TCIC41B内の新品フラグがセットされているか否かを判断する。この場合、TCIC41B内の新品フラグがセットされているので、トナーカートリッジ40Aが未使用の新しいトナーカートリッジ40Bに交換されたと判断する。
そして、トナーカートリッジ40Aが未使用の新しいトナーカートリッジ40Bに交換された場合には、上述したステップS60で、画像形成装置1は、本体のEEPROM52に記憶されているトナー寿命管理情報をリセットするとともに、本体のEEPROM52に記憶されている当該トナー寿命管理情報とドラム寿命管理情報AとをTCIC41Bに書き込む。これにより、新たに装着された未使用のトナーカートリッジ40Bのトナー寿命管理情報がリセットされるとともに、装着されているドラムセット11のドラム寿命管理情報Aが、新たに装着されたトナーカートリッジ40BのTCIC41Bに引き継がれることになる。
さらに、画像形成装置1は、上述したステップS64で、新たに装着された未使用のトナーカートリッジ40BのTCIC41BのUID_BのCRCを算出し、本体のEEPROM52に書き込む。また、画像形成装置1は、ステップS66で、リセット(非新品)した新品フラグ情報、1だけインクリメントした交換管理カウンタA1の値、及び本体シリアルAを新たに装着されたトナーカートリッジ40BのTCIC41Bに書き込む。
これにより、本体のEEPROM52の情報と、新たに装着された未使用のトナーカートリッジ40BのTCIC41Bの情報とが図8(b)の下段に示すように同期することになる。特に、ドラムセット11のドラム寿命管理情報Aが新たに装着された未使用のトナーカートリッジ40BのTCIC41Bに引き継がれることで、ドラムセット11Aのドラム寿命を正確に管理することができる。
図9(a)、(b)は、本実施形態において、他のトナーカートリッジ40及びドラムセット11に入れ替えた場合における本体のEEPROM52とTCIC41とのデータ遷移を示す概念図である。図9(a)の上段に示すように、ドラムセット11A、トナーカートリッジ40Aが装着されている状態では、本体のEEPROM52には、最新の情報として、トナーカートリッジ40AのUID_AのCRC、本体シリアルA、交換管理カウンタA、新品フラグ(リセット)、トナー寿命管理情報A、ドラム寿命管理情報Aが記憶されている。
そして、例えば、熱転写プリントシートを作成する場合において、ブラックトナーKに対応するドラムセット11A及びトナーカートリッジ40A(画像形成ユニット6−4)を、バインダトナーBに対応するドラムセット11C及びトナーカートリッジ40Cに入れ替えた場合を想定する。なお、バインダトナーBに対応するドラムセット11C及びトナーカートリッジ40Cが新品である場合には、上述した図8(a)、(b)と同様であるので、ここでは、新品ではないものとする。
すなわち、本体のEEPROM52には、図9(a)の中段に示すように、入れ替える前の状態として、トナーカートリッジ40AのUID_AのCRC、本体シリアルA、交換管理カウンタA、新品フラグ(リセット)、トナー寿命管理情報A、ドラム寿命管理情報Aが記憶されている。これに対して、トナーカートリッジ40CのTCIC41Cには、過去に画像形成装置1から取り外される直前までに書き込まれていた情報として、図9(a)の中段に示すように、トナーカートリッジ40CのUID_C、本体シリアルA、交換管理カウンタC、新品フラグ(リセット)、トナー寿命管理情報C、ドラムセット11Cのドラム寿命管理情報Cが記憶されている。
この場合、画像形成装置1は、上述したステップS56で、TCIC41C内のUID_Cから算出されたCRC値と本体のEEPROM52に記憶されているUID_AのRC値とを比較し、双方のCRC値が不一致であると判断されるので(ステップS56のYES)、トナーカートリッジ40Aの交換(新品交換)、あるいはトナーカートリッジ40Aとドラムセット11Aを含む画像形成ユニット6の入れ替えが行われたと判断する。
次に、画像形成装置1は、上述したステップS58で、TCIC41C内の新品フラグがセットされているか否かを判断する。この場合、TCIC41C内には、新品フラグがセットされていないので(ステップS58のNO)、トナーカートリッジ40Cは、既使用のトナーカートリッジであると判断される。つまり、新品ではないと判断される。
そして、トナーカートリッジ40Cが新品でない場合には、上述したステップS62で、画像形成装置1は、図9(a)の下段に示すように、TCIC41Bのトナー寿命管理情報C、及びドラム寿命管理情報Cを、本体のEEPROM52に書き込む。これにより、トナーカートリッジ40Cのトナー寿命管理情報Cや、当該トナーカートリッジ40Cが嵌合されたドラムセット11Cのドラム寿命管理情報Cが、本体のEEPROM52に引き継がれることになる。
さらに、画像形成装置1は、上述したステップS64で、図9(a)の下段に示すように、新たに装着されたトナーカートリッジ40CのTCIC41CのUID_CのCRCを算出し、本体のEEPROM52に書き込む。また、画像形成装置1は、ステップS66で、図9(a)の下段に示すように、リセットした新品フラグ情報、1だけインクリメントした交換管理カウンタA1の値、及び本体シリアルAを新たに装着されたトナーカートリッジ40CのTCIC41Cに書き込む。
これにより、本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報Aや、ドラム寿命管理情報Aなどは、図9(a)の下段に示すように、新たに装着されたトナーカートリッジ40CのTCIC41Cに記憶されているトナー寿命管理情報Cや、ドラム寿命管理情報Cなどを引き継ぐことになる。この結果、既使用のトナーカートリッジ40C及びドラムセット11Cに入れ替えられた場合であっても、トナーカートリッジ40Cのトナー寿命、及びドラムセット11Cのドラム寿命を使用途中から正確に管理することができる。
その後、熱転写プリントシートの作成が終了し、バインダトナーBに対応するドラムセット11C及びトナーカートリッジ40Cを、再び、ブラックトナーKに対応するドラムセット11A及びトナーカートリッジ40A(画像形成ユニット6−4)に入れ替えた場合を想定する。なお、ブラックトナーKに対応するドラムセット11A及びトナーカートリッジ40A(画像形成ユニット6−4)は、当然、既使用のものである。
すなわち、図9(b)の中段に示すように、本体のEEPROM52には、バインダトナーBに対応するドラムセット11C及びトナーカートリッジ40Cを取り外した直後の情報として、トナーカートリッジ40CのUID_CのCRC、本体シリアルA、交換管理カウンタA1、新品フラグ(リセット)、トナー寿命管理情報C、ドラム寿命管理情報Cが記憶されている。
一方、ブラックトナーKに対応するトナーカートリッジ40AのTCIC41Aには、画像形成装置1から取り外した直後の状態として、トナーカートリッジ40AのUID_A、本体シリアルA、交換管理カウンタA、新品フラグ(リセット)、トナー寿命管理情報A、ドラムセット11Aのドラム寿命管理情報Aが記憶されている。
この場合、画像形成装置1は、上述したステップS56で、TCIC41A内のUID_Cから算出されたCRC値と本体のEEPROM52に記憶されているUID_CのRC値とを比較し、双方のCRC値が不一致であると判断する(ステップS56のYES)。したがって、この場合、トナーカートリッジ40Aの交換(新品交換)、あるいはトナーカートリッジ40Aとドラムセット11Aを含む画像形成ユニット6の入れ替えが行われたと判断する。
次に、画像形成装置1は、上述したステップS58で、TCIC41A内の新品フラグがセットされているか否かを判断する。この場合、TCIC41A内には、新品フラグがセットされていないので、トナーカートリッジ40Aが既使用のトナーカートリッジであると判断する(ステップS58のNO)。
そして、トナーカートリッジ40Aが新品でない場合には、上述したステップS62で、画像形成装置1は、図9(b)の下段に示すように、TCIC41Aのトナー寿命管理情報C、及びドラム寿命管理情報Cを、本体のEEPROM52に書き込む。これにより、トナーカートリッジ40Aのトナー寿命管理情報Aや、当該トナーカートリッジ40Aが嵌合されたドラムセット11Aのドラム寿命管理情報Aが、本体のEEPROM52に引き継がれることになる。
さらに、画像形成装置1は、上述したステップS64で、図9(b)の下段に示すように、新たに装着されたトナーカートリッジ40AのTCIC41AのUID_AのCRCを算出し、本体のEEPROM52に書き込む。また、画像形成装置1は、ステップS66で、図9(b)の下段に示すように、リセットした新品フラグ情報、1だけインクリメントした交換管理カウンタA2の値、及び本体シリアルAを新たに装着されたトナーカートリッジ40AのTCIC41Aに書き込む。
これにより、本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報Cや、ドラム寿命管理情報Cなどは、図9(b)の下段に示すように、再び装着されたトナーカートリッジ40AのTCIC41Aに記憶されているトナー寿命管理情報Aや、ドラム寿命管理情報Aなどを引き継ぐことになる。この結果、既使用のトナーカートリッジ40A及びドラムセット11Aに入れ替えられた場合であっても、トナーカートリッジ40Aのトナー寿命、及びドラムセット11Aのドラム寿命を使用途中から正確に管理することができる。
なお、上述した実施形態では説明を省略したが、同一の画像形成装置1内のあるスロットから他のスロットに差し替えた場合、すなわち、画像形成ユニット6の装着位置を変えた場合であっても、トナーカートリッジ40を交換した場合と同様の処理として本実施形態が適用可能である。
また、上述した実施形態では説明を省略したが、ドラムセット11が未使用の新しいものに交換された場合におけるドラム寿命の管理自体は周知技術である。すなわち、新しい未使用のドラムセット11が装着された場合には、本体のEEPROM52のドラム寿命管理情報とTCIC41のドラム寿命管理情報とをリセットすればよい(本体のEEPROM52のドラム寿命管理情報をリセットしてTCIC41に書き込む)。
このとき、トナーカートリッジ40が未使用でなければ、TCIC41のトナー寿命管理情報(これまでの累積した情報)を、本体のEEPROM52に書き込んで引き継げばよい。一方、トナーカートリッジ40も未使用の新しいものであれば、本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報とTCIC41のトナー寿命管理情報とをリセットすればよい(本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報をリセットしてTCIC41に書き込む)。
また、上述した実施形態では、イニシャル処理、又は外部のコンピュータなどから要求に応じた印刷処理が完了した場合に、トナー寿命管理情報やドラム寿命管理情報などを更新するものとしたが、イニシャル処理、又は印刷処理が完了した場合に限らず、トナーの残量変化、又は感光体ドラムの寿命変化が所定量生じる度に、トナー寿命管理情報やドラム寿命管理情報などを更新してもよい。
上述した実施形態によれば、印刷動作やイニシャル回転処理によって、トナーの残量変化、又は感光体ドラム7の寿命変化が生じると、本体のEEPROM52に記憶されている、トナー寿命管理情報とドラム寿命管理情報とを更新するとともに、TCIC41に書き込んで同期させ、トナーカートリッジ40の交換、又はトナーカートリッジ40とドラムセット11の入れ替え、又はドラムセット11の交換が発生すると、交換又は入れ替えられたトナーカートリッジ40又はドラムセット11の新旧に基づいて、TCIC41と本体のEEPROM52のいずれか一方を、トナー寿命管理情報とドラム寿命管理情報との情報源として特定するようにしたので、既使用のドラムセット11が入れ替えられても、本体のEEPROM52とTCIC41との間で正確な情報を共有することができる。この結果、新たな専用の記憶手段やセンサー等を追加することなく、ドラムセットの寿命を正確に管理することができる。
また、上述した実施形態によれば、トナーカートリッジ40が未使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合に、本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報をリセットするとともに、該リセットされたトナー寿命管理情報と本体のEEPROM52のドラム寿命管理情報とをTCIC41に書き込むようにしたので、本体のEEPROM52とTCIC41との間で正確な情報を共有することができる。この結果、新たな専用の記憶手段やセンサー等を追加することなく、ドラムセットの寿命を正確に管理することができる。
また、上述した実施形態によれば、トナーカートリッジ40が既使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合に、TCIC41のトナー寿命管理情報とドラム寿命管理情報とを本体のEEPROM52に書き込むようにしたので、新たな専用の記憶手段やセンサー等を追加することなく、ドラムセットの寿命を正確に管理することができる。
また、上述した実施形態によれば、交換前のトナーカートリッジとは異種のトナー、例えば、カラートナー、ブラックトナー、バインダトナー、又は透明トナーのうち、いずれか1つのトナーを収容している既使用の別体のトナーカートリッジに交換する際に、既使用の別体のトナーカートリッジとともに既使用のドラムセットに入れ替えても、新たな専用の記憶手段やセンサー等を追加することなく、入れ替えた既使用のドラムセットの寿命を正確に管理することができる。
また、上述した実施形態によれば、トナーカートリッジ40が交換されない場合に、本体のEEPROM52に記憶されている、トナー寿命管理情報とドラム寿命管理情報とのうち、TCIC41と不一致の情報をTCIC41に書き込むようにしたので、本体のEEPROM52とTCIC41との間で正確な情報を共有することができる。この結果、既使用のドラムセットの寿命を正確に管理することができる。
また、上述した実施形態によれば、ドラムセット11が未使用の別体のドラムセットに交換された場合には、本体のEEPROM52のドラム寿命管理情報をリセットするとともに、該リセットされたドラム寿命管理情報と本体のEEPROM52のトナー寿命管理情報とをTCIC41に書き込むようにしたので、本体のEEPROM52とTCIC41との間で正確な情報を共有することができる。この結果、入れ替えた未使用の別体のドラムセットの寿命を正確に管理することができる。
また、上述した実施形態によれば、ドラムセット11が未使用の別体のドラムセットに交換された際に、トナーカートリッジ40が未使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合には、本体のEEPROM52のドラム寿命管理情報とドラム寿命管理情報とをリセットするとともに、本体のEEPROM52のリセットされたトナー寿命管理情報とリセットされたドラム寿命管理情報とをTCIC41に書き込むようにしたので、本体のEEPROM52とTCIC41との間で正確な情報を共有することができる。この結果、入れ替えた未使用の別体のドラムセットの寿命を正確に管理することができる。
また、上述した実施形態によれば、ドラムセット11が未使用の別体のドラムセットに交換された際に、トナーカートリッジ40が既使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合には、TCIC41のトナー寿命管理情報を本体のEEPROM52に書き込むとともに、TCIC41と本体のEEPROM52に記憶されている、ドラム寿命管理情報をリセットするようにしたので、本体のEEPROM52とTCIC41との間で正確な情報を共有することができる。この結果、入れ替えた未使用の別体のドラムセットの寿命を正確に管理することができる。
以上、この発明のいくつかの実施形態について説明したが、この発明は、これらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下に、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記1)
付記1に記載の発明は、トナーが収容され、第1の記憶手段を備えるトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジからトナーが供給されるとともに、静電潜像が形成される感光体ドラムを収容するドラムセットとを、それぞれ着脱可能に構成した画像形成装置であって、少なくとも、前記トナーの残量に関するトナー寿命管理情報と前記感光体ドラムの寿命に関するドラム寿命管理情報とを記憶する第2の記憶手段と、前記トナーの残量変化、又は前記感光体ドラムの寿命変化が生じる度に、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを更新する更新手段と、前記更新手段によって更新された、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを、前記第1の記憶手段に書き込んで同期させる同期手段と、前記トナーカートリッジの交換、又は前記トナーカートリッジと前記ドラムセットの入れ替え、又は前記ドラムセットの交換のいずれかが発生すると、交換又は入れ替えられた前記トナーカートリッジ又は前記ドラムセットの新旧に基づいて、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とのいずれか一方に記憶されている前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを他方に書き込む制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置である。
(付記2)
付記2に記載の発明は、前記更新手段は、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを印刷が完了する度に更新する、ことを特徴とする付記1に記載の画像形成装置である。
(付記3)
付記3に記載の発明は、前記更新手段は、前記トナーの残量変化、又は前記感光体ドラムの寿命変化が所定量生じる度に、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを更新する、ことを特徴とする付記1又は2に記載の画像形成装置である。
(付記4)
付記4に記載の発明は、前記制御手段は、前記トナーカートリッジが未使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記トナー寿命管理情報をリセットするとともに、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記リセットされた前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを前記第1の記憶手段に書き込む、ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一つに記載の画像形成装置である。
(付記5)
付記5に記載の発明は、前記制御手段は、前記トナーカートリッジが既使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合に、前記第1の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを前記第2の記憶手段に書き込む、ことを特徴とする付記1乃至4のいずれか一つに記載の画像形成装置である。
(付記6)
付記6に記載の発明は、前記既使用の別体のトナーカートリッジは、交換前の前記トナーカートリッジとは異種のトナーを収容している、ことを特徴とする付記5に記載の画像形成装置である。
(付記7)
付記7に記載の発明は、前記トナーは、少なくとも、カラートナー、ブラックトナー、バインダトナー、又は透明トナーのうち、いずれか1つである、ことを特徴とする付記1乃至6のいずれか一つに記載の画像形成装置である。
(付記8)
付記8に記載の発明は、前記制御手段は、前記トナーカートリッジが交換されない場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とのうち、前記第1の記憶手段と不一致の情報を前記第1の記憶手段に書き込む、ことを特徴とする付記1乃至7のいずれか一つに記載の画像形成装置である。
(付記9)
付記9に記載の発明は、前記制御手段は、前記ドラムセットが未使用の別体のドラムセットに交換された場合には、前記第2の記憶手段に記憶されている前記ドラム寿命管理情報をリセットするとともに、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記リセットされた前記ドラム寿命管理情報とを前記第1の記憶手段に書き込む、ことを特徴とする付記1乃至8のいずれか一つに記載の画像形成装置である。
(付記10)
付記10に記載の発明は、前記制御手段は、前記ドラムセットが未使用の別体のドラムセットに交換された際に、前記トナーカートリッジが未使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合には、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記ドラム寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とをリセットするとともに、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記リセットされた前記トナー寿命管理情報と前記リセットされた前記ドラム寿命管理情報とを前記第1の記憶手段に書き込む、ことを特徴とする付記9に記載の画像形成装置である。
(付記11)
付記11に記載の発明は、前記制御手段は、前記ドラムセットが未使用の別体のドラムセットに交換された際に、前記トナーカートリッジが既使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合には、前記第1の記憶手段に記憶されている前記トナー寿命管理情報を前記第2の記憶手段に書き込むとともに、前記第1の記憶手段と第2の記憶手段に記憶されている、前記ドラム寿命管理情報をリセットする、ことを特徴とする付記9に記載の画像形成装置である。
(付記12)
付記12に記載の発明は、画像形成装置に着脱可能に構成され、第1の記憶手段を備えるトナーカートリッジに収容されるトナーの残量に関するトナー寿命管理情報と、前記画像形成装置に着脱可能に構成され、前記トナーカートリッジからトナーが供給されるドラムセットに収容される、静電潜像が形成される感光体ドラムの寿命に関するドラム寿命管理情報とを管理する消耗品寿命管理方法であって、前記画像形成装置に設けられた第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを、前記トナーの残量変化、又は前記感光体ドラムの寿命変化が生じる度に更新するステップと、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記更新された前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを、前記第1の記憶手段に書き込んで同期させるステップと、前記トナーカートリッジの交換、又は前記トナーカートリッジと前記ドラムセットの入れ替え、又は前記ドラムセットの交換のいずれかが発生すると、交換又は入れ替えられた前記トナーカートリッジ又は前記ドラムセットの新旧に基づいて、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とのいずれか一方に記憶されている前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを他方に書き込むステップと、を含むことを特徴とする消耗品寿命管理方法である。
1 画像形成装置
2 画像形成部
3 両面印刷用搬送ユニット
4 給紙部
5 定着部
6(6−1、6−2、6−3、6−4) 画像形成ユニット
7 感光体ドラム
8 クリーナ
9 帯電ローラ
10 光書込ヘッド
11 ドラムセット
12 現像ローラ
13 トナー供給ローラ
14 中間転写ベルト
15 一次転写ローラ
16 駆動ローラ
17 従動ローラ
18 ベルト位置制御機構
20 ベルトクリーナ
21 給紙カセット
22 用紙(被印刷媒体)
23 給紙ローラ
25 給送ローラ
26 捌きローラ
27 待機搬送ローラ対
30 二次転写ローラ
31 搬出ローラ対
32 排紙トレー
33 排紙ローラ対
34a 開始返送路
34b 中間返送路
34c 終端返送路
40 トナーカートリッジ
41 TCIC
50 制御回路
51 CPU
52 EEPROM
53 ICタグセンサ
54 エンコーダ

Claims (12)

  1. トナーが収容され、第1の記憶手段を備えるトナーカートリッジと、前記トナーカートリッジからトナーが供給されるとともに、静電潜像が形成される感光体ドラムを収容するドラムセットとを、それぞれ着脱可能に構成した画像形成装置であって、
    少なくとも、前記トナーの残量に関するトナー寿命管理情報と前記感光体ドラムの寿命に関するドラム寿命管理情報とを記憶する第2の記憶手段と、
    前記トナーの残量変化、又は前記感光体ドラムの寿命変化が生じる度に、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを更新する更新手段と、
    前記更新手段によって更新された、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを、前記第1の記憶手段に書き込んで同期させる同期手段と、
    前記トナーカートリッジの交換、又は前記トナーカートリッジと前記ドラムセットの入れ替え、又は前記ドラムセットの交換のいずれかが発生すると、交換又は入れ替えられた前記トナーカートリッジ又は前記ドラムセットの新旧に基づいて、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とのいずれか一方に記憶されている前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを他方に書き込む制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記更新手段は、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを印刷が完了する度に更新する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記更新手段は、前記トナーの残量変化、又は前記感光体ドラムの寿命変化が所定量生じる度に、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを更新する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    前記トナーカートリッジが未使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている前記トナー寿命管理情報をリセットするとともに、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記リセットされた前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを前記第1の記憶手段に書き込む、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記トナーカートリッジが既使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合に、前記第1の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを前記第2の記憶手段に書き込む、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記既使用の別体のトナーカートリッジは、交換前の前記トナーカートリッジとは異種のトナーを収容している、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記トナーは、少なくとも、カラートナー、ブラックトナー、バインダトナー、又は透明トナーのうち、いずれか1つである、
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段は、
    前記トナーカートリッジが交換されない場合に、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とのうち、前記第1の記憶手段と不一致の情報を前記第1の記憶手段に書き込む、
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記ドラムセットが未使用の別体のドラムセットに交換された場合には、前記第2の記憶手段に記憶されている前記ドラム寿命管理情報をリセットするとともに、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記リセットされた前記ドラム寿命管理情報とを前記第1の記憶手段に書き込む、
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御手段は、
    前記ドラムセットが未使用の別体のドラムセットに交換された際に、前記トナーカートリッジが未使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合には、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記ドラム寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とをリセットするとともに、前記第2の記憶手段に記憶されている、前記リセットされた前記トナー寿命管理情報と前記リセットされた前記ドラム寿命管理情報とを前記第1の記憶手段に書き込む、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記ドラムセットが未使用の別体のドラムセットに交換された際に、前記トナーカートリッジが既使用の別体のトナーカートリッジに交換された場合には、前記第1の記憶手段に記憶されている前記トナー寿命管理情報を前記第2の記憶手段に書き込むとともに、前記第1の記憶手段と第2の記憶手段に記憶されている、前記ドラム寿命管理情報をリセットする、
    ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 画像形成装置に着脱可能に構成され、第1の記憶手段を備えるトナーカートリッジに収容されるトナーの残量に関するトナー寿命管理情報と、前記画像形成装置に着脱可能に構成され、前記トナーカートリッジからトナーが供給されるドラムセットに収容される、静電潜像が形成される感光体ドラムの寿命に関するドラム寿命管理情報とを管理する消耗品寿命管理方法であって、
    前記画像形成装置に設けられた第2の記憶手段に記憶されている、前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを、前記トナーの残量変化、又は前記感光体ドラムの寿命変化が生じる度に更新するステップと、
    前記第2の記憶手段に記憶されている、前記更新された前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを、前記第1の記憶手段に書き込んで同期させるステップと、
    前記トナーカートリッジの交換、又は前記トナーカートリッジと前記ドラムセットの入れ替え、又は前記ドラムセットの交換のいずれかが発生すると、交換又は入れ替えられた前記トナーカートリッジ又は前記ドラムセットの新旧に基づいて、前記第1の記憶手段と前記第2の記憶手段とのいずれか一方に記憶されている前記トナー寿命管理情報と前記ドラム寿命管理情報とを他方に書き込むステップと、
    を含むことを特徴とする消耗品寿命管理方法。
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