JP2017156478A - 楽曲選曲装置、カラオケシステム及び楽曲選曲用プログラム - Google Patents

楽曲選曲装置、カラオケシステム及び楽曲選曲用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】楽曲再生時に使用する付加機能について、ユーザーの歌唱能力に適した付加機能を使用することを可能とする。【解決手段】楽曲選曲装置は、ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、ログインユーザーの音声特徴情報を取得するS201音声特徴取得処理と、ログインユーザーによる楽曲の選択を受け付ける選曲処理と、選曲処理で選択した楽曲に対応する楽曲特徴情報に含まれる音高と音声特徴情報に含まれる音高間の関係に基づく条件に基づいて付加機能を決定S207し、選曲処理で選択された楽曲に対応付けるS208付加機能決定処理と、を実行する。【選択図】図3

Description

本発明は、カラオケ装置で歌唱する楽曲を選択する場合等に使用する楽曲選曲装置、楽曲の自動演奏に合わせて歌唱を楽しむことのできるカラオケシステム、及び、各種情報処理装置で実行可能な楽曲選曲用プログラムに関する。特に、ユーザーが自己の歌唱技能に応じた付加機能を使用することのできる楽曲選曲装置、カラオケシステム及びカラオケ用プログラムに関する。
伴奏の演奏に併せて歌唱を楽しむカラオケ装置では、楽曲名と楽曲番号を対応して掲載していた冊子(歌本)の形態に代え、情報処理装置を使用した楽曲選曲装置としての形態が一般的となっている。このような楽曲選曲装置による選曲形態では、ユーザーが各種検索条件を入力することで、目的とする楽曲を容易に抽出することが可能である。また、抽出した楽曲を選択することで、カラオケ装置に対して直接、予約することも可能である。
カラオケの分野では、会員登録しているユーザーに関する情報を利用した各種サービスが提供されている。楽曲選曲についてもユーザーの音域を考慮し、ユーザーに好適な楽曲を選択する形態が提案されている。特許文献1には、利用者の歌唱した楽曲を利用者毎に利用者別歌唱履歴管理テーブルに記録し、利用者別歌唱履歴管理テーブルに記録した楽曲の原曲キーでの楽曲音域に基づいて、利用者別の歌唱者音域を算出し、利用者の歌唱音域内に含まれる楽曲音域を備える楽曲を選定するカラオケ選曲補助システムが提案されている。
特開2008−152169号公報
ところで、カラオケ装置には、歌唱採点等の歌唱評価を行うことや、歌唱練習のための各種付加機能を設けたものがある。従来、このような付加機能は、ユーザーの操作により選択されるものであった。一方、カラオケを行うユーザーにとって容易に歌唱できる楽曲、歌唱できない楽曲が存在する。例えば、自分の音域を超えて声を出さなければならない楽曲は歌唱が困難な楽曲であるといえる。このような歌唱困難な楽曲について、付加機能の1つである歌唱採点を行った場合、よい結果を望むことは難しい。本発明は、ユーザーが選曲した楽曲とユーザーの歌唱力の関係に基づき、当該楽曲を歌唱する際に適した付加機能を使用可能とすることを目的としている。
また、カラオケを行う際には、ユーザーの体調等により声の調子が変化することがある。例えば、高い声が無理なく出せる、あるいは、豊かな声量で歌唱できる、あるいはその逆として、高い声が出ない、あるいは、声量が出ない等の状況がある。本発明は、ユーザーの声の調子を追加条件に使用して付加機能を決定することで、ユーザーの調子に適した付加機能を使用可能とすることを目的としている。
そのため、本発明に係る楽曲選曲装置は以下の構成を採用するものである。
ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得する音声特徴取得処理と、
前記ログインユーザーによる前記楽曲の選択を受け付ける選曲処理と、
前記選曲処理で選択した楽曲に対応する楽曲特徴情報に含まれる音高と前記音声特徴情報に含まれる音高間の関係に基づく条件に基づいて付加機能を決定し、前記選曲処理で選択された前記楽曲に対応付ける付加機能決定処理と、を実行することを特徴とする。
さらに本発明に係る楽曲選曲装置は、
前記音声特徴情報の時間的な変化量を判断する変化量判断処理を実行可能とし、
前記付加機能決定処理は、前記変化量判断処理で判断した前記変化量を、前記付加機能を決定するための追加条件として使用することを特徴とする。
さらに本発明に係る楽曲選曲装置において、
前記音声特徴取得処理で取得される前記音声特徴情報は、マイクロホンから入力される音声の計測により取得されることを特徴とする。
さらに本発明に係る楽曲選曲装置において、
前記音声特徴取得処理は、前記楽曲の再生時、前記マイクロホンから入力される前記ログインユーザーの歌唱音声に基づいて前記音声特徴情報を取得することを特徴とする。
さらに本発明に係る楽曲選曲装置において、
前記付加機能決定処理は、前記条件、もしくは前記条件と前記追加条件に対応する前記付加機能を提示して、前記ログインユーザーに選択させることで前記付加機能を決定することを特徴とする。
さらに本発明に係る楽曲選曲装置において、
前記選曲処理で決定する付加機能は、前記条件と前記追加条件が共に満たされている場合は第1の付加機能とし、前記条件と前記追加条件が共に満たされていない場合は、第2の付加機能とし、
前記第1の付加機能は、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能であり、
前記第2の付加機能は、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能を含まないことを特徴とする。
また本発明に係るカラオケシステムは、
再生部と、制御部と、を備えるカラオケシステムであって、
前記再生部は、楽曲情報を再生可能とし、
前記制御部は、
ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得する音声特徴取得処理と、
前記ログインユーザーによる楽曲の選択を受け付ける選曲処理と、
前記選曲処理で選択した前記楽曲に対応する楽曲特徴情報に含まれる音高と前記音声特徴情報に含まれる音高間の関係に基づく条件に基づいて付加機能を決定し、前記選曲処理で選択された前記楽曲に対応付ける付加機能決定処理と、
前記選曲処理で選択された前記楽曲に対応する楽曲情報を前記再生部に再生させるとともに、前記付加機能決定処理で決定された前記付加機能を実行する再生処理と、を実行することを特徴とする。
また本発明に係る楽曲選曲用プログラムは、
ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得する音声特徴取得処理と、
前記ログインユーザーによる楽曲の選択を受け付ける選曲処理と、
前記選曲処理で選択した楽曲に対応する楽曲特徴情報に含まれる音高と前記音声特徴情報に含まれる音高間の関係に基づく条件に基づいて付加機能を決定し、前記選曲処理で選択された前記楽曲に対応付ける付加機能決定処理と、を情報処理装置に実行させることを特徴とする。
本発明に係る楽曲選曲装置、カラオケシステム及び楽曲選曲用プログラムによれば、ログインユーザーの音声特徴情報と選択した楽曲間の関係(基本条件)を考慮した付加機能を決定することとしている。このような構成により、ログインユーザーにとっての楽曲難易度に応じた付加機能を使用することが可能となる。
さらに本発明では、音声特徴情報の時間的な変化量を付加機能決定のための追加条件として使用することとしている。このような構成により、歌唱する際のログインユーザーの声の調子の変化(追加条件)を使用して、声の調子の変化に応じた付加機能を使用することが可能となる。
さらに本発明では、マイクロホンから入力される音声の計測により音声特徴情報を取得することとしている。このような構成により、ログインユーザーの実際の音声を使用した精度の高い音声特徴情報を取得することが可能となる。なお、音声特徴情報には、このような実際に計測する形態に代え、ログインユーザーが自己の申告により入力する形態を採用してもよい。
さらに本発明では、楽曲の再生時、マイクロホンから入力されるログインユーザーの歌唱音声に基づいて音声特徴情報を取得することで、歌唱時に音声特徴情報を取得することが可能となり、通常の歌唱以外に別途、音声特徴取得処理を行う必要が無い。したがって、ユーザーに特段の負担をかけること無く、音声特徴情報を取得することが可能となる。
さらに本発明では、複数の付加機能をログインユーザーに提示し、ログインユーザーに付加機能を選択させることで使用する付加機能を決定している。このような構成により、ログインユーザーは付加機能の使用可否を選択する、あるいは、複数の候補の中から使用したい付加機能を選択することが可能となる。
さらに本発明では、第1条件、第2条件について条件判定を行うことによって使用する付加機能を決定している。その際、第1の付加機能には、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能を決定している。このような構成により、例えば、ユーザーの声の調子がよい場合、第1の付加機能によって、良好な歌唱評価の順位を残すことが可能となる。また、第2の付加機能には、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能を含まないものであって、例えば、歌唱の練習に関するものとすることで、歌唱能力の向上を図ることが可能となる。
本実施形態のカラオケシステムを示す図 本実施形態の選曲処理を示すフロー図 本実施形態の付加機能決定処理を示すフロー図 本実施形態で使用する各種データ構成を示す図 本実施形態の音域取得処理時のモニタの様子を示す図 本実施形態の楽曲確認画面を示す図 本実施形態の楽曲難易度判定を説明するための図 本実施形態の付加機能選択子画面(低難易度時)を示す図 本実施形態の楽曲確認画面(低難易度時)を示す図 本実施形態の付加機能選択子画面(高難易度時)を示す図 本実施形態の楽曲確認画面(高難易度時)を示す図 本実施形態の楽曲再生処理を示すフロー図 本実施形態の音域情報のデータ構成を示す図 他の実施形態の付加機能決定処理(追加条件あり)を示すフロー図 他の実施形態のユーザーの調子、楽曲難易度の判定を説明するための図 他の実施形態の付加機能選択子画面(低難易度、好調時)を示す図 他の実施形態の付加機能選択子画面(高難易度、低調時)を示す図
図1は、本実施形態のカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2(コマンダ)と、リモコン装置1を含んで構成されている。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント130を利用してネットワークを形成するように接続されている。
カラオケボックスなどの店舗に設置されるカラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏部として音響制御部25を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザーからの各種入力を受け付ける操作部21を備える。カラオケ装置2は、操作部21からの入力を解釈してCPU30に伝達する操作処理部22を備える。また、カラオケ装置2は、各種情報を記憶する記憶部としてのハードディスク32を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続してネットワークに加入する通信手段としてのLAN通信部24を備えている。
また、カラオケ装置2は、モニタ41に対して歌詞映像、背景映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、映像情報に基づいて映像を再生する映像再生部29、再生する映像を一時的に蓄積するビデオRAM28、再生された映像に対する歌詞テロップの重畳、映像効果の付与等を行う映像制御部31を備えて構成される。
さらに、このカラオケ装置2では、外部に接続されるモニタ41以外に、タッチパネルモニタ33に対して各種情報を表示することを可能としている。タッチパネルモニタ33は映像制御部31から入力された映像情報を表示する表示部35と、タッチ入力された位置を操作処理部22に出力するタッチパネル34が重畳されて構成されている。このタッチパネルモニタ33は、カラオケ装置2の操作部21、あるいは、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11などと同様、入力部として機能する。ユーザーは、タッチパネルモニタ33にて楽曲を選択することで、直接カラオケ装置2に予約させる等、カラオケ装置2に対する各種操作を行うことが可能である。
さらに、カラオケ装置2は、各構成を統括して制御するためのCPU30、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのメモリ27を含んだ制御部を備えて構成されている。
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲予約処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲予約処理は、ユーザーからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。リモコン装置1の選曲処理で形成された予約情報は、カラオケ装置2に送信される。カラオケ装置2は、受信した予約情報をメモリ27中の予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、楽曲演奏処理と歌詞再生処理とが同期して実行される処理である。
楽曲演奏処理は、楽曲情報に含まれる演奏情報に基づき、音響制御部25に演奏を実行させる処理である。音響制御部25にて演奏された楽曲は、マイクロホン43a、43bから入力される歌唱音声と一緒にスピーカー42から放音される。歌詞再生処理は、楽曲情報に含まれる歌詞情報をモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。この歌詞再生処理で表示される歌詞に、背景映像を重畳させて表示させる背景映像表示処理を実行することとしてもよい。
一方、リモコン装置1は、ユーザーからの指示に基づいて楽曲を検索し、再生指示のあった楽曲について予約情報をカラオケ装置2に送信する選曲処理を実行可能としている。また、リモコン装置1は、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続されたホスト装置5から各種情報を受信し、各種処理を実行することが可能である。本実施形態では、ユーザーから各種指示を受け付けるユーザインターフェイスとして、操作部17と、タッチパネルモニタ11を備えている。タッチパネルモニタ11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザーからのタッチ入力を受付可能としている。
さらにリモコン装置1は、選曲処理に必要とされるデータベース、各種プログラム、並びに、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶する記憶部として、メモリ14、そして、これら構成を統括して制御するためのリモコン側制御部を備えて構成される。リモコン側制御部には、CPU15、タッチパネルモニタ11に対して表示する映像を形成する映像制御部13、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12、タッチパネルモニタ11あるいは操作部17からの入力を解釈してCPU15に伝える操作処理部18が含まれている。
リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント130と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザーからの各種入力をタッチパネルモニタ11、あるいは、操作部17から受付けるとともに、映像情報をタッチパネルモニタ11の表示により各種情報を提供することで、カラオケ装置2に対して出力する予約情報を送信する選曲処理など、各種処理を行うことが可能となっている。
本発明は、このように選曲処理を実行可能なリモコン装置1等の楽曲選曲装置に特徴を有している。なお、選曲処理は、リモコン装置1で実行することに代え、カラオケ装置2側で行うことも可能である。
図2は、本実施形態の選曲処理を示すフロー図である。ここでは、リモコン装置1で実行される選曲処理について説明する。事前にユーザー登録しているユーザーは、カラオケシステムを使用する際、リモコン装置1を使用してカラオケシステムにログインし、自己のユーザー情報を使用したサービスを受けることが可能である。
図6には、本実施形態の楽曲確認画面が示されている。ユーザーのログイン状態についてこの楽曲確認画面を使用して説明する。ログインユーザー欄103には、カラオケシステムにログインしているユーザーの分身像103a〜103e(本実施形態では顔部分)が表示される。またログインユーザー欄103中、右端に背景がハイライト(白色)で示されるユーザーは、アクティブユーザー103e(この例ではAさん)であって、アクティブユーザー103eに対するサービス、すなわち、アクティブユーザー103eのユーザー情報を利用したサービスが実行されている状態となっている。アクティブユーザーの切り替えは、ユーザー切り替えボタン101を操作することで行うことが可能である。また、ユーザー登録していないユーザーは、ゲストボタン102を操作することで、ゲストユーザーとしてカラオケシステムを使用することが可能である。
リモコン装置1では、ユーザー情報中の音域情報を使用した付加機能の推奨を可能としている。ユーザーがリモコン装置1を使用して選曲処理を開始すると、アクティブユーザーに対する音域取得処理を実行する(S101)。音域取得処理は、アクティブユーザーが発声可能な音域を示した音域情報を取得する処理であって、音域情報は、最高音高値と最低音高値によって規定されている。本実施形態では、カラオケ装置2を使用して音域取得処理を実行し、現在のアクティブユーザーの音域を計測しているが、音域取得処理はリモコン装置1側で行うこととしてもよい。
図5には、本実施形態の音域取得処理時のモニタ41の様子が示されている。音域取得処理は、ユーザー毎に行われる処理であり、図5のように順次、楽譜401上、音符を右から左にスクロール表示し、現在の音402に対応する音高の演奏音をスピーカー42から出力させる。ユーザーは、スピーカー42から出力される演奏音に音高を合わせるように、マイクロホン43a、43bの何れかを使用して声を出す。カラオケ装置2は、マイクロホン43a、43bに入力される音声の音高が、現在の音402の音高に適合している場合には、現在の音の音高を歌唱可能音高として判定する。カラオケ装置2は、音符をスクロール表示することで、現在の音402を順次、高くしていき、最低の歌唱可能音高(最低音高値)と、最高の歌唱可能音高(最高音高値)を判定し、計測対象となるユーザーの音域情報を取得し、計測日と共にユーザー情報中に記憶する。
図4(A)には、ユーザー情報のデータ構成が示されている。ユーザー情報は、ユーザーを識別するためのユーザーID、ログイン時の認証を行うためのパスワード、音域取得処理で測定した音域情報を含んで構成されている。本実施形態では、このようにユーザー情報中に音域情報を記憶することとしており、例えば、同じ日に再度、選曲を行った場合、ユーザー情報中に記憶させた音域情報を読み出すことで、選曲処理時における音域取得処理を省略することが可能である。また、後で説明する別の実施形態では、この音域情報の履歴に基づいてユーザーの歌唱の調子を判定することとしている。
なお、音域取得処理としては、図5で説明した形態以外に、カラオケ装置2の採点機能を使用することも可能である。楽曲再生処理時にマイクロホン43a、43bに入力された歌唱音声を使用して、ユーザーが発声できる最高音高値と最低音高値を計測することが考えられる。なお、本実施形態では、最高音高値と最低音高値で形成された音域情報としているが、最高音高値あるいは最低音高値の何れか一方(本発明における音高限界値)を使用する形態であってもよい。
音域取得処理(S101)で現在のユーザーの音域(最高音高値、最低音高値)を取得した後、ユーザーは、リモコン装置1の検索機能を使用して歌唱したい楽曲を選択する(S102:Yes)と、選択した楽曲の楽曲確認画面が表示される。楽曲確認画面には、歌手名、曲名、歌い出し等の楽曲関連情報が表示されており、ユーザーはこれら楽曲関連情報を参照して、自分が歌唱したい楽曲に間違いないか否かを確認することができる。楽曲の選択後、選択された楽曲と、取得したユーザーの音域を使用した付加機能決定処理(S200)が実行される。この付加機能決定処理(S200)は、ユーザーが使用するのに好ましい付加機能を決定するための処理である。
図3は、本実施形態の付加機能決定処理(S200)の処理を示すフロー図である。付加機能決定処理(S200)では、まず、音域取得処理(S101)で取得したユーザーの音域情報を読み出す(S201)。そして、選択された楽曲の楽曲音域情報を取得する(S202)。
図4(C)は、本実施形態の楽曲情報のデータ構成を示した図である。楽曲情報は、楽曲情報に関連する各種情報を含んだメタ情報と、演奏や歌詞の表示といった各種処理を実行するための実情報を有している。メタ情報には、楽曲情報を識別するための楽曲ID、曲名、歌手名、作詞者名、作曲者名等の楽曲関連情報を有している。楽曲関連情報は、ユーザーが楽曲を検索する際の検索対象項目として使用することが可能である。本実施形態には、メタ情報中に楽曲音域情報を含めて構成している。楽曲音域情報は、ユーザーの音域情報と同様、当該楽曲を歌唱したときの最低音高値と最高音高値によって規定された情報である。S201で読み出したユーザーの音域情報と、S202で読み出した楽曲音域情報を比較し(S203)、選択した楽曲がユーザーにとって難易度が高い楽曲か、低い楽曲かが判定される(S204)。
図7は、本実施形態の楽曲難易度判定を説明するための図である。図7(A)は、選択したユーザーにとって歌唱する難易度が低いと判定した楽曲の例である。測定音域は音域取得処理で取得した音域情報に対応し、選択楽曲の音域は、選択した楽曲のメタ情報に含まれる楽曲音域情報に対応する。図7(A)のように、測定音域内に選択楽曲の音域が含まれている場合には、選択した楽曲の難易度は低いと判定され(S204:低い)、楽曲確認画面上、付加機能選択子画面107で第1の付加機能が提示される(S205)。一方、図7(B)のように、測定音域を選択楽曲の音域を超えた(少なくとも最低音高値、最高音高値の一方)場合には、選択した楽曲の難易度は高いと判定され(S204:高い)、楽曲確認画面上、付加機能選択子画面107で第2の付加機能が提示される(S206)。
図8、図10には、タッチパネルモニタ11上に表示された付加機能選択子画面107が示されている。図8は、図7(A)のように、選択した楽曲がユーザーにとって難易度が低い場合の付加機能選択子画面107である。一方、図10は、図7(B)のように、選択した楽曲がユーザーにとって難易度が高い場合の付加機能選択子画面107である。カラオケ装置2では、各種付加機能を実行することが可能である。現在では多数の付加機能が用意されており、ユーザー自身で選択することも可能であるが、本実施形態では、ユーザーの歌唱能力状態に応じた付加機能を、この付加機能選択子画面107を使用してユーザーに推奨している。
図8に示される付加機能選択子画面107は、ユーザーにとっての難易度に応じたコメントを表示するコメント表示欄108a、複数の付加機能を提示してユーザーに選択させる付加機能指定欄109a、付加機能を使用しない場合に選択する付加機能未指定欄110、決定ボタン111が表示されている。ユーザーは、付加機能指定欄109aに提示された付加機能の中から使用したい付加機能を選択する、あるいは、付加機能を使用しない場合には付加機能未指定欄110を選択する。
図8の付加機能指定欄109aは、図7(A)のようにユーザーにとって難易度が低い楽曲の場合に表示され、ユーザーは6つの付加機能の何れかを選択することが可能となっている。(1)全国採点は、楽曲再生処理時、マイクロホン43a、43bに入力される歌唱音声に基づいて歌唱評価を行い、歌唱評価の結果としての採点値を全国のユーザー間で競う付加機能である。(2)分析採点は、楽曲再生処理時、マイクロホン43a、43bに入力される歌唱音声に基づいて歌唱評価を行い、複数の評価項目観点からユーザーの歌唱を評価する付加機能である。(3)チャレンジ採点は、楽曲再生処理時、マイクロホン43a、43bに入力される歌唱音声に基づいて歌唱評価を行い、歌唱評価が基準を満たさなくなった時点で楽曲再生処理を中止する付加機能である。(4)カラオケ大会は、同席しているユーザー間で歌唱評価の順位を競う付加機能である。(5)動画投稿は、歌唱しているユーザーをカメラ44で撮像し、録音した歌唱音声とともにサーバーにアップロードして、ウェブ上で公開する付加機能である。そして、(6)録音投稿は、録音した歌唱音声をサーバーにアップロードして、ウェブ上で公開する付加機能である。
一方、図10に示される付加機能選択子画面107は、図7(B)のようにユーザーにとって難易度が高い楽曲の場合に表示される。コメント表示欄108bには、ユーザーにとって難易度が高いことを示すコメント内容が表示されている。ユーザーは、付加機能指定欄109bを使用して、2つの付加機能の何れかを選択することが可能となっている。(1)ボイストレーニングは、楽曲再生時、歌唱旋律の音を大きく再生することで歌唱の補助を行う付加機能である。(2)苦手エリアトレーニングは、楽曲再生時、歌唱評価を実行し、一定の基準を満たさなかった区間を繰り返し再生することで、歌唱が困難な区間の強化を図る付加機能である。
このように本実施形態では、選択した楽曲に対するユーザーにとっての難易度を考慮した付加機能を推奨することとしている。特に、ユーザーにとって難易度が低い楽曲を選択した場合には、図8の付加機能選択子画面107に示されるように、全国採点、カラオケ大会といった他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能(第1の付加機能)を含ませておく。一方、ユーザーにとって難易度が高い楽曲を選択した場合には、図10の付加機能選択子画面107に示されるように、他のユーザーと歌唱評価の順位を競うことのない付加機能(第2の付加機能)であって、例えば、歌唱の練習に特化した付加機能を含ませることとしている。
ユーザーは、付加機能指定欄109a、109bに表示された複数の付加機能の内、使用を希望する付加機能を選択操作(付加機能の名称の左に表示された枠をタッチする)する、あるいは、付加機能を使用しない場合は、付加機能未指定欄110を選択操作して、右下に表示された決定ボタン111を操作する(S207)。
付加機能選択子画面107において付加機能が選択された場合(S207:Yes)、選択された付加機能は、楽曲確認画面に表示されている楽曲に対応付けられる(S208)。一方、付加機能未指定欄110を選択して付加機能を選択しなかった場合(S207:No)には、付加機能を対応付けることなく、付加機能決定処理を終了する。図9は、図8の付加機能選択子画面107において、付加機能(全国採点)を選択した場合の楽曲確認画面であり、図11は、図10の付加機能選択子画面107において、付加機能(ボイストレーニング)を選択した場合の楽曲確認画面である。楽曲確認画面には、歌手名、曲名、歌い出し等の楽曲関連情報が表示されており、ユーザーはこれら楽曲関連情報を参照して、自分が歌唱したい楽曲に間違いないか否かを確認することができる。
また、この楽曲確認画面には、付加機能選択欄105が設けられており、ユーザーは付加機能選択欄105の右下に表示されている「変更」ボタンを使用して、楽曲再生時に使用する付加機能を変更することが可能である。なお、図9、図11の楽曲確認画面では、それぞれ、図8、図10の付加機能選択子画面107においてユーザーが選択した付加機能(図9の場合「全国採点」、図11の場合「ボイストレーニング」)が選択された状態となっている。ユーザーは、付加機能選択子画面107で推奨された以外の付加機能を選択したい場合、あるいは、付加機能選択子画面107で選択した付加機能を変更したい場合には、この付加機能選択欄105を使用して、付加機能を選択、変更することが可能できる。
楽曲確認画面には、予約ボタン106が設けられており、この予約ボタン106を操作する(S104:Yes)ことで、リモコン装置1からカラオケ装置2に対して予約情報が送信される(S105)。図4(B)には、予約情報のデータ構成が示されている。予約情報は、予約する楽曲を識別するための楽曲ID、予約を行ったユーザー(アクティブユーザー)を識別するためのユーザーID、選択した付加機能を識別するための付加機能IDを含んで構成されている。カラオケ装置2は、受信した予約情報を予約テーブルに登録し、楽曲再生処理を実行する。
図12は、本実施形態の楽曲再生処理のフロー図である。カラオケ装置2は、起動後、楽曲再生処理を実行することで、ユーザーが予約した楽曲の再生を実行する。楽曲再生処理が開始されると、カラオケ装置2は、予約テーブルに登録された予約情報をチェック(S301)して、次に再生すべき楽曲の有無を確認する。次に再生すべき楽曲があると判断された場合(S302:Yes)、予約情報に含まれる楽曲IDに対応する楽曲情報を読み出して楽曲再生を開始する(S303)。
楽曲再生は、楽曲情報中の実情報に基づいて実行される。図4(C)に示されるように、楽曲情報の実情報には、演奏情報、歌詞情報、歌唱評価情報が含まれている。演奏情報は、MIDI規格に基づいて電子楽器用の制御情報、あるいは、実際の演奏を録音した圧縮音声情報等を含んで構成された、カラオケの伴奏音を演奏するための情報である。歌詞情報は、歌唱補助のため、演奏情報に同期して表示される情報であり、演奏に同期して表示された歌詞の色替えを行うように構成してもよい。歌唱評価情報は、楽曲再生時において、ユーザーの歌唱音声を評価する情報であり、歌唱すべき旋律等を含んで構成される。楽曲再生時、歌唱評価を行う際には、マイクロホン43a、43bに入力される歌唱音声と、この歌唱評価情報を対比することで、採点値の算出等を行うことが可能である。
再生する楽曲に対して付加機能が指定されている場合、すなわち、予約情報中に付加機能IDが含まれている場合(S304:Yes)には、楽曲再生時、付加機能IDに対応する付加機能を実行する(S306)。付加機能とは、図8、図10の付加機能選択子画面107で説明したように、歌唱評価、録画、録音、歌唱練習等、楽曲再生時に実行される機能である。一方、再生する楽曲に対して付加機能が指定されていない場合(S304:No)には、楽曲再生時、付加機能は実行されない。楽曲再生が終了したことが判定される(S305、S307:Yes)と、フローの先頭に戻って、次の楽曲について楽曲再生処理を実行する。
以上、本実施形態のカラオケシステムについて、ユーザーの音域の変化を使用した付加機能の決定について説明を行ったが、このような構成を採用したことで、カラオケシステムで使用可能な付加機能が多数ある中、ユーザーは、選択した楽曲について自分にとっての難易度に応じた付加機能を使用することが可能である。なお、本発明は前述した実施形態に限られるものではなく、各種変形例を採用することが可能である。
前述の実施形態では、ユーザーにとっての楽曲の難易度を条件として付加機能を決定することとしているが、付加機能の決定には条件を追加することも可能である。変形例では、ユーザーの歌唱の調子を付加機能決定のための追加条件として採用している。図13は、変形例で使用する音域情報のデータ構成を示した図である。音域情報は、計測日、最高音高値、最低音高値を含んで構成されている。変形例で使用する音域情報は、このように計測日を合わせて記録することとしている。変形例では、音域取得処理(S101)で取得した音域情報の履歴(経時的変化)を使用して、ユーザーの歌唱の調子を判定する。
図14は、変形例で使用する付加機能決定処理(追加条件あり)を示すフロー図である。図14のフロー図中、図3のフロー図と同じ符号の処理は、その内容は同じであるため、ここでの説明は省略する。変形例では、音域情報の経時的な変化量を算出し(S251)、ユーザーの歌唱の調子を判定する。図15は、変形例におけるユーザーの調子、楽曲難易度の判定を説明するための図である。図15中、図15(A−1)、図15(B-1)は、ユーザーの調子が好調な場合である。音域情報中、前回行った音域取得処理で取得した第1測定音域と、今回新たに取得した第2測定音域を比較して変化量を検出し、変化量が拡大している場合(例えば、図15(A−1)、図15(B−1)の状態)にはユーザーの歌唱能力は好調であると判断する。一方、変化量が縮小している場合(例えば、図15(A−2)、図15(B−2)の状態)にはユーザーの歌唱能力は不調であると判断する。
変形例では、ユーザーにとっての楽曲の難易度による場合分け(S252)に加え、ユーザーの調子による場合分け(S253、S254)を行うこととしている。このような2つの条件を使用することで、S255〜S258の4通りの付加機能選択子画面107が表示される。
ユーザーにとって難易度が低く、ユーザーが好調な場合(図15(A−1)の場合)には、図8と同様、第1の付加機能を推奨する付加機能選択子画面107を表示する(S255)。この場合、ユーザーにとって容易に歌唱できる楽曲と考えられるため、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う、あるいは、録音、録画といった記録に残す付加機能(第1の付加機能)が推奨される。
また、ユーザーにとって難易度が高く、ユーザーが不調な場合(図15(B−2)の場合)には、図10と同様、第2の付加機能を推奨する付加機能選択子画面107を表示する(S258)。この場合、ユーザーにとって歌唱は困難な楽曲と考えられるため、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う、あるいは、録音、録画といった記録に残す付加機能を含まず、歌唱補助、あるいは、歌唱練習を行うための付加機能(第2の付加機能)が推奨される。
また、ユーザーにとって難易度が低いが、ユーザーが不調な場合(図15(A−2)の場合)には、第1、第2の付加機能を推奨する付加機能選択子画面107を表示する(S256)。図16は、この場合における付加機能選択子画面107(低難易度、不調時)を示した図である。付加機能選択子画面107には、第1の付加機能を選択するための付加機能指定欄109a、第2の付加機能を選択するための付加機能指定欄109bが設けられている。また、付加機能指定欄109a、109bのそれぞれには、付加機能に対するコメント表示欄108c、108dが設けられ、第1の付加機能、第2の付加機能に対するコメントが表示されている。このように、ユーザーにとって難易度が低いが、ユーザーが不調な場合、第1、第2の付加機能の両方を推奨することで、ユーザーの選択の幅を広げることとしている。その際、各付加機能指定欄109a、109bには、S252、S253での判定結果に対応したコメントを表示することとしており、ユーザーは付加機能選択のための参考とすることが可能となっている。
また、ユーザーにとって難易度が高く、ユーザーが好調な場合(図16(B−1)の場合)には、S256と同様、第1、第2の付加機能を推奨する付加機能選択子画面107を表示する(S257)。図17は、この場合における付加機能選択子画面107(低難易度、不調時)を示した図である。付加機能選択子画面107には、第1の付加機能を選択するための付加機能指定欄109a、第2の付加機能を選択するための付加機能指定欄109b、並びに、付加機能に対するコメント表示欄108c、108dが設けられている。コメント表示欄108c、108dには、S252、S253での判定結果に対応したコメントが表示され、図16のコメント表示欄108a、108bのコメント内容と異なっている。
このように変形例では、音域情報の変化量を使用して付加機能を決定することとしており、ユーザーの調子に応じた付加機能を決定することが可能となっている。以下に前述の実施形態、並びに変形例に関する他の実施形態について説明する。
前述の実施形態、変形例では、ユーザーの音域情報と選択された楽曲の楽曲音域情報を比較する基本条件に基づき、2段階の難易度(高い、低い)に応じた付加機能を推奨することとしているが3段階以上の難易度判定とすることも可能である。その場合、判定された各段階に応じた付加機能が推奨される。また、音域情報の変化量に基づく追加条件についても、2段階の調子判定(好調、不調)に限らず、3段階以上の調子判定としてもよい。また、追加条件を使用する場合、変形例の様に、基本条件による場合分け(難易度の判定)、追加条件による場合分け(調子の判定)とすることに代え、ユーザーの音域情報と楽曲音域情報を比較した値、音域情報の変化量の両方を使用して、推奨する付加機能を選択することも可能である。
前述の実施形態、変形例では、付加機能選択子画面107で推奨し、ユーザーに選択させることとしているが、ユーザーに選択させることなく使用する付加機能を決定して、楽曲再生時に使用することとしてもよい。また、前述の実施形態、変形例では、楽曲確認画面で使用する付加機能をユーザーに選択させることとしているが、ユーザーに選択させる場合、楽曲を選択してから再生されるまでの期間であれば、適宜タイミングで付加機能をユーザーに選択させることとしてもよい。
前述の実施形態では、音域取得処理(S101)で計測した音域情報(音声特徴情報)を取得しているが、音域情報(音声特徴情報)は、音域取得処理で計測する形態に限られるものではなく、ユーザーが設定入力した値を使用することとしてもよい。あるいは、過去に計測した音域情報の変化に基づいて推定された現在の音域情報を使用することとしてもよい。また、変形例では、ユーザーの調子をみるため、音域情報を計測する必要があるが、音域情報の計測は、前述の実施形態、変形例のように、1の楽曲を予約する選曲処理毎に音域取得処理(S101)を実行する形態に限られるものではなく、ユーザーがログインした際、少なくとも1度、適宜タイミングにて行うこととしてもよい。なお、複数回、行う場合は、歌唱することで声の調子が改善している可能性もあるため、当日に計測した音域間での変化量に基づき、ユーザーの調子を判定することとしてもよい。
前述の実施形態では、予約する楽曲毎に付加機能を対応付けているが、一度、使用することを決定した付加機能は、カラオケシステムの使用中、継続して使用することとしてもよい。本実施形態のカラオケシステムでは、複数のユーザーがログインして使用するため、ユーザー毎に使用する付加機能を対応付けておく、あるいは、決定した付加機能を全ユーザーに適用することとしてもよい。付加機能を継続して使用するか否かは、上述した中からユーザーが選択できるようにしてもよい。
図15で説明した変形例では、前回、測定した第1測定音域と、今回、測定した第2測定音域を比較することとしているが、過去の測定音域である第1測定音域については、これまでに測定した複数の音域の平均を取る等して算出してもよい。
前述の実施形態では、ユーザーの声に関する音声特徴情報として、声の音域(音域情報)を使用しているが、音声特徴情報には、音域情報のように最高音高値、最低音高値を含む形態に代え、最高音高値、最低音高値の何れかであってもよい。例えば、最高音高値だけを使用する形態では、ユーザーの最高音高値と楽曲の最高音高値を比較することで、ユーザーにとっての楽曲の難易度を判定することが可能である。また、ユーザーの最高音高値の履歴に基づき、ユーザーの調子を判定することが可能である。
また、音声特徴情報としては、声の音高のみならず、声の大きさ(音量)を使用することとしてもよい。ユーザーの調子をみる追加条件では、声の大きさを使用した場合、前回取得した第1測定音量幅と、今回新たに取得した第2測定音量幅を比較して変化量を検出し、変化量が拡大している場合にはユーザーの歌唱能力は好調であると判断する。一方、変化量が縮小している場合にはユーザーの歌唱能力は不調であると判断する。あるいは、音量限界値には、上限値、下限値の何れかを使用して、ユーザーの歌唱能力の調子を判断することとしてもよい。あるいは、音量の場合、上限値、下限値ではなく声量に関する指標でもって判断することとしてもよい。例えば、前述の実施形態の音域取得処理に代わる声量取得処理では、特定のフレーズをユーザーに歌唱させ、歌唱した歌唱音声の音量の平均値を、ユーザーの歌唱能力の指標となる声量情報として計測する。今回計測した声量情報が、過去に計測した声量情報よりも上回っている場合、ユーザーの歌唱能力は好調と判断する。一方、今回計測した声量情報が、過去に計測した声量情報よりも下回っている場合、ユーザーの歌唱能力は不調と判断する。以上、説明したように音声特徴情報としては、音高に関する値、音量に関する値の何れか一方、あるいは、両方を使用してもよい。また、音高に関する値、音量に関する値については、上限値、下限値の少なくとも何れか一方を使用することが可能である。また、音量に関する値については、ユーザーの声量の指標となる歌唱音声の平均値等を使用することも考えられる。
以上、本発明の実施形態について、リモコン装置1による選曲処理を説明したが、この選曲処理は、リモコン装置1のみならず、カラオケ装置2において実行することも可能である。すなわち、リモコン装置1、または、カラオケ装置2が本発明における楽曲選曲装置として機能することが可能である。また、最近では、ユーザーが所持するスマートホン等の携帯端末装置を使用して同様の選曲処理を行うことも可能となっている。このような選曲処理を実行する携帯端末装置についても本発明の範疇(楽曲選曲装置)に属する。また、リモコン装置1、カラオケ装置2、携帯端末装置等、各種情報処理装置において選曲処理を実現するための楽曲選曲用プログラムについても本発明の範疇に属する。
1:リモコン装置 33:タッチパネルモニタ
2:カラオケ装置 34:タッチパネル
5:ホスト装置 35:表示部
11:タッチパネルモニタ 41:モニタ
11a:表示部 42:スピーカー
11b:タッチパネル 43a、43b:マイクロホン
12:ビデオRAM 44:カメラ
13:映像制御部 101:ユーザー切り替えボタン
14:メモリ 102:ゲストボタン
15:CPU 103:ログインユーザー欄
16:無線LAN通信部 103a〜103e:分身像
17:操作部 105:付加機能選択欄
18:操作処理部 106:予約ボタン
21:操作部 107:付加機能選択子画面
22:操作処理部 108a〜108d:コメント表示欄
24:LAN通信部 109a:付加機能指定欄(第1の付加機能)
25:音響制御部 109b:付加機能指定欄(第2の付加機能)
27:メモリ 110:付加機能未指定欄
28:ビデオRAM 111:決定ボタン
29:映像再生部 130:アクセスポイント
30:CPU 401:楽譜
31:映像制御部 402:音
32:ハードディスク

Claims (8)

  1. ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
    前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得する音声特徴取得処理と、
    前記ログインユーザーによる楽曲の選択を受け付ける選曲処理と、
    前記選曲処理で選択した前記楽曲に対応する楽曲特徴情報に含まれる音高と前記音声特徴情報に含まれる音高間の関係に基づく条件に基づいて付加機能を決定し、前記選曲処理で選択された前記楽曲に対応付ける付加機能決定処理と、を実行することを特徴とする
    楽曲選曲装置。
  2. 前記音声特徴情報の時間的な変化量を判断する変化量判断処理を実行可能とし、
    前記付加機能決定処理は、前記変化量判断処理で判断した前記変化量を、前記付加機能を決定するための追加条件として使用することを特徴とする
    請求項1に記載の楽曲選曲装置。
  3. 前記音声特徴取得処理で取得される前記音声特徴情報は、マイクロホンから入力される音声の計測により取得されることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の楽曲選曲装置。
  4. 前記音声特徴取得処理は、前記楽曲の再生時、前記マイクロホンから入力される前記ログインユーザーの歌唱音声に基づいて前記音声特徴情報を取得することを特徴とする
    請求項3に記載の楽曲選曲装置。
  5. 前記付加機能決定処理は、前記条件、もしくは前記条件と前記追加条件に対応する前記付加機能を提示して、前記ログインユーザーに選択させることで前記付加機能を決定することを特徴とする
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の楽曲選曲装置。
  6. 前記選曲処理で決定する付加機能は、前記条件と前記追加条件が共に満たされている場合は第1の付加機能とし、前記条件と前記追加条件が共に満たされていない場合は、第2の付加機能とし、
    前記第1の付加機能は、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能であり、
    前記第2の付加機能は、他のユーザーと歌唱評価の順位を競う付加機能を含まないことを特徴とする
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の楽曲選曲装置。
  7. 再生部と、制御部と、を備えるカラオケシステムであって、
    前記再生部は、楽曲情報を再生可能とし、
    前記制御部は、
    ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
    前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得する音声特徴取得処理と、
    前記ログインユーザーによる楽曲の選択を受け付ける選曲処理と、
    前記選曲処理で選択した前記楽曲に対応する楽曲特徴情報に含まれる音高と前記音声特徴情報に含まれる音高間の関係に基づく条件に基づいて付加機能を決定し、前記選曲処理で選択された前記楽曲に対応付ける付加機能決定処理と、
    前記選曲処理で選択された前記楽曲に対応する楽曲情報を前記再生部に再生させるとともに、前記付加機能決定処理で決定された前記付加機能を実行する再生処理と、を実行することを特徴とする
    カラオケシステム。
  8. ユーザーをログインユーザーとしてログインさせるログイン処理と、
    前記ログインユーザーの音声特徴情報を取得する音声特徴取得処理と、
    前記ログインユーザーによる楽曲の選択を受け付ける選曲処理と、
    前記選曲処理で選択した楽曲に対応する楽曲特徴情報に含まれる音高と前記音声特徴情報に含まれる音高間の関係に基づく条件に基づいて付加機能を決定し、前記選曲処理で選択された前記楽曲に対応付ける付加機能決定処理と、を情報処理装置に実行させることを特徴とする
    楽曲選曲用プログラム。

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