JP2017154894A - 中間製品ロール - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、係る従来技術の欠点を解消し、シワ、キズ、白化の少ない中間製品ロールを提供することをその課題とする。【解決手段】基材層を有し、かつ少なくとも基材層の一方の面にコート層を有するフィルムの中間製品ロールの製造方法であって、長手方向に平行なコート層を積層させる工程、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程、およびフィルムを巻き取る工程をこの順に有し、前記両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程が、基材層の幅方向端部とコート層の幅方向端部の間を幅方向と平行に往復する切断手段を有し、前記切断手段の駆動範囲のうち最も基材層の幅方向端部に近い位置とコート層の幅方向端部との距離をΔX、前記切断手段の駆動範囲をΔYとしたときに、ΔY/ΔX<1.0を満たすことを特徴とする、中間製品ロールの製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、シワ、キズ、白化の少ない中間製品ロールに関するものである。
近年、液晶テレビやスマートフォンなどのディスプレイの基材に使用される光学用途フィルム、包装材料用途フィルム、及び各種一般工材用途フィルムは、その製造コストを抑制するために広幅化、薄膜化が進んでいる。
しかしながら、基材フィルムの広幅化や薄膜化に伴い、巻き形状が悪くなることや、基材フィルムにシワや変形、キズなどの外観欠点が発生すること等が問題となっている。そして、このような問題を軽減する方法として、耳部カッターや巻取機の少なくともどちらか片方をオシレートさせてフィルムを巻き取る方法が用いられている。
具体的には、特許文献1には、耳部カッターと巻取機とのフィルム幅方向のオシレーションを同期させ、かつ、両者のフィルム端部からのオシレーション位置をずらして巻き取る方法が開示されている。
特開平07−144814号公報
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、耳部カッターと巻取機の幅方向オシレーションを同期させているが、耳部カッターのオシレーション幅と巻取機のオシレーション幅が異なる。
そのため、基材層とコート層とを積層させたフィルムを巻き取る際に、特許文献1に記載の方法を使用すると、それぞれのオシレーション幅の条件によっては、フィルムロール端部の高さが中央部の高さよりも高くなることや、フィルムロール端部の位置が不揃いとなることがある。特に、耳カッターのオシレーション幅が大きい条件では、コート層部分が切断除去部分に含まれることがある。
フィルムロール端部の高さが中央部の高さよりも高くなると、フィルムにシワが発生することがあり、シワが発生した状態で巻き取ると、キズや白化が発生する。また、フィルムロール端部の位置が不揃いとなると、後工程での取扱が難しくなることがある。そして、コート層部分が切断除去部分に含まれると、切断除去した部分を再生原料として再利用できないことがある。
本発明は、係る従来技術の欠点を解消し、シワ、キズ、白化の少ない中間製品ロールを提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、下記の構成からなる。
(1)基材層を有し、かつ少なくとも基材層の一方の面にコート層を有するフィルムの中間製品ロールの製造方法であって、長手方向に平行なコート層を積層させる工程、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程、およびフィルムを巻き取る工程をこの順に有し、前記両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程が、基材層の幅方向端部とコート層の幅方向端部の間を幅方向と平行に往復する切断手段を有し、前記切断手段の駆動範囲のうち最も基材層の幅方向端部に近い位置とコート層の幅方向端部との距離をΔX、前記切断手段の駆動範囲をΔYとしたときに、ΔY/ΔX<1.0を満たすことを特徴とする、中間製品ロールの製造方法。
(2)10.0≦ΔX≦50.0(mm)を満たすことを特徴とする、(1)に記載の中間製品ロールの製造方法。
(3)前記コート層が、粒子を含有することを特徴とする、(1)又は(2)に記載の中間製品ロールの製造方法。
(4)前記コート層が、易接着層であることを特徴とする、(1)〜(3)のいずれかに記載の中間製品ロールの製造方法。
(5)(1)〜(4)のいずれかに記載の中間製品ロールの製造方法により得られた中間製品ロールよりフィルムを巻き出す工程、巻き出したフィルムからコート層が積層されていない部分を切断除去する工程、及び再度フィルムを巻き取る工程を有することを特徴とする、最終製品ロールの製造方法。
本発明によれば、フィルムを巻き取る工程において中間製品ロールが噛みこむエアの量を適正化し、中間製品ロールのシワ、キズ、白化を抑制することができる。
本発明の一実施態様に係るフィルム及び切断手段を長手方向及び幅方向と垂直な面で切断して得られる断面図を、長手方向と平行かつ幅方向と垂直な方向から観察した図である。 実施例8〜14、22〜28、比較例5〜8、11、12における巻き出したフィルムの切断箇所を表す斜視図である。
本発明の中間製品ロールの製造方法は、基材層を有し、かつ少なくとも基材層の一方の面にコート層を有するフィルムの中間製品ロールの製造方法であって、長手方向に平行なコート層を積層させる工程、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程、およびフィルムを巻き取る工程をこの順に有し、前記両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程が、基材層の幅方向端部とコート層の幅方向端部の間を幅方向と平行に往復する切断手段を有し、前記切断手段の駆動範囲のうち最も基材層の幅方向端部に近い位置とコート層の幅方向端部との距離をΔX、前記切断手段の駆動範囲をΔYとしたときに、ΔY/ΔX<1.0を満たすことを特徴とする。
ここで中間製品ロールとは、製造したフィルムを最終製品とする前に一旦巻き取ることにより得られるロールをいう。通常、この中間製品ロールよりフィルムを巻き出して、スリット加工により任意の幅に切断したり、巻き出されたフィルムの表面に印刷などの各種加工を施したりした後、再度フィルムを巻き取ることで最終製品を得ることができる。
本発明の中間製品ロールの製造方法における中間製品ロールは、基材層を有し、かつ少なくとも基材層の一方の面にコート層を有するフィルムの中間製品ロールであることが重要である。ここで基材層とは、熱可塑性樹脂を主成分とする組成物を溶融させ、これをシート状に押し出した後に冷却して得られるシート状物をいい、コート層とは、フィルムを製造する過程で基材層上に積層させる層をいう。なお、ここで熱可塑性樹脂を主成分とするとは、層全体を100質量%としたときに、該層中における熱可塑性樹脂の含有量が50質量%を超えることをいう。
基材層は、本発明の効果を損なわない限り、単層構成あっても積層構成であってもよい。また、基材層の主成分として用いることができる熱可塑性樹脂は、本発明の効果を損なわない限り特に制限されないが、例えば、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、及びポリエチレンナフタレート樹脂などが挙げられる。
コート層は、フィルムを製造する過程で基材層上に積層させる層であれば、本発明の効果を損なわない限りその目的は特に制限されない。コート層を設ける目的としては、例えば、易接着性、高硬度性、易滑性及び粘着性などの機能をフィルムに付与することが挙げられる。コート層は、本発明の効果を損なわない限り単層であっても複数層であってもよく、また、基材層の片面に積層させても、基材層の両面に積層させてもよい。
さらに、コート層は、本発明の効果を損なわない限り、硬化剤、界面活性剤、架橋剤、及び粒子などの添加剤を含有することができ、中でも粒子を含有することが好ましい。コート層が粒子を含有することにより、コート層の表面が適度な粗さを備えるため、フィルムの易滑性が向上する。その結果、中間製品ロールとする際の巻き取り性が良好になり、中間製品ロールにおけるシワの発生が軽減される。
前述の通り、コート層は、易接着性、高硬度性、易滑性及び粘着性などの機能をフィルムに付与するために基材層に積層させるものである。中でも本発明においては、コート層が、易接着層であることが好ましい。ここで、易接着層とは、基材層の反対側の層に別の層を接着し易くする層のことをいう。易接着層は、後述する樹脂を水に希釈せしめた水溶性塗布液を基材層にインラインで塗布することや、基材層の製造終了後にオフラインで塗布することができる。
基材層とコート層との密着性の観点から、コート層は、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、及びウレタン樹脂のうち少なくとも一つの樹脂を含むことが好ましい。易接着層がこれらの樹脂を含むことにより、コート層と基材層との密着性を強固にすることができる。さらに、コート層が易接着層又は易接着層を含む複数層である場合は、基材層のとの密着性だけでなく、易接着層の上に設けたハードコート層など別の機能性層との密着性も強固にすることができる。
本発明の中間製品ロールの製造方法においては、長手方向に平行なコート層を積層させる工程、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程、およびフィルムを巻き取る工程をこの順に有することが重要である。ここで、長手方向とは、フィルムの搬送面に平行であり、フィルム製造時にフィルムが進行する方向をいい、幅方向とはフィルムの搬送面に平行であり、長手方向と直交する方向をいう。
フィルム製造工程において、フィルムは通常長手方向と平行に進行する。そのため、コート層を基材層にインラインで塗布する場合、製造工程中に1箇所塗布装置を設ければ、フィルムの進行に伴って長手方向と平行にコート層が積層される。そのため、長手方向に平行なコート層を積層させる工程を有する態様は、最も容易にムラなくコート層を積層することができる態様となる。
長手方向に平行なコート層を積層させる工程以降に、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程を有することにより、コート層が塗布されていない部分の一部を除去することができる。ここで、フィルム幅方向端部とは、基材層の幅方向端部とコート層の幅方向端部の間のエリアを指す。
本発明の中間製品ロールの製造方法においては、図1に示すように、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程が、基材層の幅方向端部とコート層の幅方向端部の間を幅方向と平行に往復する切断手段を有することが重要である。このような態様とすることにより、ロール中央部とロール端部における巻き締まりの強さの差を軽減することや、巻きズレの発生を軽減することができる。ここで、ロール中央部とは、中間製品ロールを幅方向から見たときの中央部をいい、ロール端部とは、中間製品ロールを幅方向から見たときの端部をいう。
基材層の一方の面にコート層を有するフィルムの中間製品ロールを製造する場合、製造工程中でコート層が乾燥収縮することにより、フィルムの幅方向端部がコート層を有する面側に向かって反ることがある。そして、基材層の両面に互いに厚み及び/又は組成の異なるコート層を有するフィルムの中間製品ロールを製造する場合においても、それぞれのコート層の乾燥収縮度合いに差が生じて、同様にフィルムの幅方向端部が反ることがある。
幅方向端部に反りを生じた状態でフィルムを巻き取ると、巻き径が大きくなるにつれて、ロール中央部の巻き径よりもロール端部の巻き径が大きくなる。この状態でさらにフィルムを巻き続けると、徐々に巻き姿が悪くなり、シワが発生することがある。
本発明の中間製品ロールの製造方法は、基材層の幅方向端部とコート層の幅方向端部の間に切断手段を有することで、フィルム幅方向端部の一部を切断除去することができるため、前述のメカニズムによるフィルムの反りを軽減することができる。その結果、ロール中央部の巻き径よりもロール端部の巻き径を同程度にすることができ、フィルムのシワの発生を軽減することができる。なお、2つの切断手段の長手方向の位置は、本発明の効果を損なわない限り特に制限されないが、互いに等しいことが好ましい。2つの切断手段の長手方向の位置が「互いに等しい」とは、2つの切断手段を結んだときに得られる直線が、幅方向と平行になることを意味する。
さらに、切断手段の駆動範囲を基材層の幅方向端部とコート層の幅方向端部の間とすることにより、切断対象が基材層のみとなる。そのため、フィルム製造工程中にクリップで把持される部分を切断除去するだけでなく、中間製品ロールにコート層に由来する粉塵が噛みこまれることによるキズの発生を軽減することも可能となる。
なお、ロール中央部の巻き径よりもロール端部の巻き径が大きくなることによって徐々に巻き姿が悪くなることで発生するフィルムのシワを軽減する観点から、幅方向と平行に往復する切断手段は、一定の周期で幅方向と平行に往復するものであることが好ましい。
ここで切断手段とは、フィルムを切断することができる手段を指し、その具体例としては、カッター刃、丸刃などが挙げられる。本発明の中間製品ロールの製造方法においては、本発明の効果を損なわない限りいずれの切断手段を用いてもよいが、小型かつ安価であり、工程中に容易に設置できる観点から、カッター刃を用いることが好ましい。
本発明の中間製品ロールの製造方法においては、フィルムが基材層の片側にコート層を有するものである場合、本発明の効果を損なわない限り、切断手段は図1に示すように基材層側にあっても、コート層側にあっても、両側にあってもよい。但し、切断除去したフィルムにコート層由来成分が入るのを防ぐ観点から、基材層側にあることが好ましい。
さらに、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程以降に、フィルムを巻き取る工程を有することにより、中間製品ロールを得ることができる。
本発明の中間製品ロールの製造方法は、中間製品ロールに巻かれたフィルムのシワ、キズ、及び白化の発生を軽減する観点から、前記切断手段の駆動範囲のうち最も基材層の幅方向端部に近い位置とコート層の幅方向端部との距離をΔX、切断手段の駆動範囲をΔYとしたときに、ΔY/ΔX<1.0を満たすことが重要である。ここで、「ΔY/ΔX<1.0を満たす」とは、両側の切断手段がともにΔY/ΔX<1.0を満たすことを意味する。
このような態様とすることで、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程によって生じる基材層端部の反りによって、中間製品ロールの端部が高くなることによるフィルムのシワの発生を軽減することができる。その結果、中間製品ロールに巻かれたフィルムのキズ、及び白化の発生も軽減することができる。
ここで、白化とは、巻き取られたフィルムの表面同士が擦れあうことで、フィルム表面に幅と長さがナノレベルのキズが多数発生することにより生じる欠点をいう。白化の有無は、暗室においてフィルムサンプルに正面から三波長光源を用いて光を当てて、白く見える部分があるか否かを確認することで評価することができる。
通常、フィルムを巻き取る工程においてはフィルムが巻き取られる際に生じる張力の影響で、フィルム表面には面圧がかかる。そして、ロールの直径が大きくなるに連れて、ロールの内層部にかかる面圧が上昇する。その結果、中間製品ロールのフィルム層間に溜まっていたエアが押し出され、ロールにまかれたフィルム同士が擦れあうことにより白化が生じる。すなわち、白化はロールの直径が大きくなるにつれて生じやすくなる。
ΔY/ΔX≧1.0である場合は、切断除去したフィルムにコート層の一部が入ることとなる。切断除去したフィルムは、コート層由来の成分が含まれていなければ、回収後に溶融させて再度基材層の原料として使用することができる。しかしながら、コート層由来の成分が含まれるフィルムを同様に基材層の原料として使用すると、基材層中にコート層由来成分に起因する異物欠点やキズが発生することがある。
すなわち、コート層端部が長手方向と平行になるようにコート層が形成されているのであれば、ΔY/ΔX<1.0とすることにより、切断除去したフィルムにコート層由来成分が入るのを防ぐことができる。
しかしながら、コート層の幅方向端部は通常であれば長手方向と平行に形成されるが、フィルムの厚みムラやコート時のコーティング液の過剰供給などにより、コート層を形成するための塗液が幅方向から見て外側にはみ出す場合もある。このような場合においても、切断除去したフィルムにコート層由来成分が入るのを防ぐ観点から、ΔY/ΔX≦0.9であることがより好ましい。
さらに、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程においては、幅方向と平行に往復する切断手段を用いて、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する。そして、フィルムを巻き取る工程においてフィルムを巻き取る。このときに、ΔY/ΔXの値が大きくなるに連れて、中間製品ロールの端部の形状が不揃いとなり、後工程での取扱が難しくなることがあるため、ΔY/ΔX≦0.8であることがさらに好ましい。
ΔY/ΔXは、基材層の幅方向端部とコート層の幅方向端部の間を幅方向と平行に往復する切断手段の存在により、0より大きい値となる。また、ΔY/ΔXの下限値は、0より大きい値であれば本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、本発明の効果を十分に発揮する観点から、0.1で十分であり、0.3が好ましく、0.5がより好ましい。
また、両側の切断手段がともにΔY/ΔX<1.0を満たす限り、各幅方向におけるΔY/ΔXの値は互いに等しくても異なっていてもよいが、両側の切断手段が同方向に移動する場合、次工程以降で製品として必要な部分まで処分することとなり生産性が悪くなる観点から、互いに等しいことが好ましい。
両側の切断手段の駆動態様は、両側の切断手段が共にΔY/ΔX<1.0を満たす限り特に制限はないが、両側の切断手段が同期して駆動する態様が好ましい。同期して駆動するとは、一方の切断手段が駆動している場合は他方の切断手段も駆動し、一方の切断手段が停止している場合は他方の切断手段も停止することをいう。
また、両側の切断手段の駆動方向は、両側の切断手段が共にΔY/ΔX<1.0を満たす限り特に制限はないが、一方の切断手段の駆動方向が、他方の切断手段の駆動方向と反対方向であることが好ましい。次工程で中間製品ロールの表層よりフィルムを送り出す際の位置合わせがし易いなど取扱いが容易であり、かつ加工し易いためである。
本発明の中間製品ロールの製造方法において、ΔXの値は、ΔY/ΔX<1.0を満たすのであれば本発明の効果を損なわない限り特に制限されないが、フィルムの生産性を損なわずに中間製品ロールにおけるシワ、キズ、白化の発生を抑える観点から、10.0≦ΔX≦50.0(mm)を満たすことが好ましく、20.0≦ΔX≦35.0(mm)を満たすことがより好ましい。
ΔXが50.0(mm)を超えると、フィルム幅方向の長さに占めるΔXの割合が大きくなり、それに伴い製造工程中で切断除去する部分が増加し、フィルムの生産性が著しく低下することがある。さらに、コート層が粒子を含有する場合においては、基材層はコート層と比べて易滑性が劣るため、フィルム幅方向の長さに占めるΔXの割合が大きくなることで、フィルムを巻き取る際に中間製品ロールの端部付近でシワが入り易くなり、キズや白化の発生頻度も高くなることがある。
また、ΔXが10.0(mm)を下回ると、切断除去した部分にコート層成分が混入し、再生原料として使用できないことがあるため、フィルムの生産性が著しく低下することがある。 また、本発明の中間製品ロールの製造方法においては、必要に応じて両端のフィルム幅方向端部を切断除去する工程後、フィルムを巻き取る工程に至るまでの間に、フィルム幅方向の両端部にナーリング処理を施しても良い。このような態様とすることで、フィルムを巻き取る際にフィルム間に噛み込まれるエアが適度に抜けるために、巻きズレの発生や、フィルムのシワ、キズ、及び白化の発生を抑えることができる。
本発明の中間製品ロールの製造方法におけるフィルムの厚みは、本発明の効果を損なわない限り特に限定されるものではないが、通常1μm以上500μm以下である。フィルムの厚みが500μmを超える場合は、フィルムが厚くコシも十分であるため、シワ、キズ、白化の発生頻度や程度を低く抑えることができる。一方、フィルム厚みの下限値は、実現可能性の観点から1μmとなる。上記の観点を考慮すると、本発明の効果を最大限に発揮できるフィルムの厚みは4.1μm以上125μm以下であり、より好ましくは20μm以上125μm以下である。
本発明の最終製品ロールの製造方法は、前述した中間製品ロールの製造方法により得られた中間製品ロールよりフィルムを巻き出す工程、巻き出したフィルムからコート層が積層されていない部分を切断除去する工程、及び再度フィルムを巻き取る工程を有することが重要である。
前述のとおり、本発明の中間製品ロールは、幅方向におけるロール直径の変化が小さく安定した形状を有し、シワ、キズ、及び白化欠点が少ない。そのため、前述した中間製品ロールの製造方法により得られた中間製品ロールよりフィルムを巻き出す工程、及び再度フィルムを巻き取る工程を有することにより、中間製品ロールに起因するシワ、キズ、白化欠点の少ない最終製品ロールを得ることができる。
また、巻き出したフィルムからコート層が積層されていない部分を切断除去する工程を有することにより、最終製品となる部分と廃棄する部分とを容易に仕分けることができる。
巻き出したフィルムからコート層が積層されていない部分を切断除去するとは、中間製品ロールを幅方向と平行に往復させながら、固定された切断手段により、中間製品より巻き出したフィルムを長手方向に切断することにより、フィルムからコート層幅方向端部及びフィルムを幅方向から観察したときにコート層幅方向端部よりも外側に位置する部分を除去することをいう。
ここで、「フィルムを長手方向に切断する」とは、中間製品ロールを固定すればフィルムの切断部位が長手方向と平行になるが、中間製品ロールが幅方向と平行に往復しているために、その分だけフィルムの切断部位が長手方向と平行な線からずれることを意味する。
巻き出したフィルムからコート層が積層されていない部分を切断除去する手段については、本発明の効果を損なわない限り特に限定されないが、例えば、レザー刃、シェア刃、及び丸刃などを用いることができる。また、コート層が積層されていない部分を切断除去は、例えば、空中又は溝付きロール上で行うことができる。さらに、フィルムを切断した後に、除塵機、吹き出しエア、及び吸い込みエア等を用いて切り粉を除去することも、最終製品ロールが切り粉を巻き込むのを防止する観点から好ましい。
また、コート層が積層されていない部分を切断除去して得られたフィルムは、一本の最終製品ロールとして巻き取ってもよく、最終製品ロールとして巻き取る前に長手方向に切断し、複数本の最終製品ロールとして巻き取ってもよい。最終製品ロールを複数本得るために、フィルムを長手方向に切断する手段としては、巻き出したフィルムからコート層が積層されていない部分を切断除去する手段と同様の手段を採用することができる。また、フィルムを切断した後に、除塵機、吹き出しエア、及び吸い込みエア等を用いて切り粉を除去することも、同様に好ましい。
本発明により、幅方向におけるロール直径の変化が小さく安定した形状を有し、シワ、キズが少なく、白化欠点の発生を抑えた中間製品ロールを得ることができる。本発明の中間製品ロールは、主に液晶テレビ用やスマートフォン用などで使用されるディスプレイの基材に使用される光学用途フィルム、包装材料用途フィルム、各種一般工材用途フィルム、及びその他の基材フィルムを製造する際に、好適に用いることができる。
以下に実施例を示して本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれにより何ら制限を受けるものではない。
<測定方法(中間製品ロール)>
a. ΔX
中間製品ロールをロールストッカーに置いた状態で、鋼尺を用いて、コート層幅方向端部から基材層幅方向端部との最大距離を3ヶ所測定し、その平均値をΔX(mm)とした。
b.シワの評価
中間製品ロールをロールストッカーに置いた状態で、ロール外観を目視にて確認し、以下の基準により判定した。
A:シワが全くない場合、又は中間製品ロール端部より100mm未満の範囲にのみシワある場合
B:中間製品ロール端部より100mm以上300mm未満の範囲にシワあるが、中間製品ロール端部より300mm以上の範囲にはシワがない場合
C:中間製品ロール端部より300mm以上の範囲にシワがある場合
c.キズの評価
中間製品ロールをロールストッカーに置いた状態でフィルムを50m巻き解した後、中間製品ロール幅(幅方向)×1.5m(長手方向)のサンプルを切り出した。次いで、暗室において投光機で該サンプルに光を当てて、最大長径が1mm以上であるキズの個数(以下、単にキズの個数ということがある。)を目視で検査した。得られた結果より、以下の基準でキズの評価を行った。
A:キズの個数が10個以下
B:キズの個数が11個以上50個以下
C:キズの個数が51個以上
ここで、最大長径とは、その直線距離が最大となるようにキズの外周上に2つの点を取った場合における、この2点間の直線距離をいう。測定方法(最終製品ロール)の「g.キズの評価」においても同様である。
d.白化の評価
「c.キズの評価」の項に記載したとおりにサンプルを切り出し、暗室において該サンプルに正面から三波長光源を用いて光を当てて、以下の基準で白化の評価を行った。
A:反射した時に白く見える部分がない。
B:反射した時に白く見える部分がうっすら観測される。
C:反射した時に白く見える部分がはっきり観測される。
e.回収原料
切断工程において、切断除去されたフィルム端部を1m採取し、フィルム端部に光源を当ててコート層が塗布されているかを確認し評価した。
A:フィルム端部にコート層が塗布されていない。
B:フィルム端部にコート層が長手方向(1m採取方向)に端部を測定し、端部の長さが合計して10cm未満の長さが塗布されている。
C:フィルム端部にコート層が長手方向(1m採取方向)に端部を測定し、端部の長さが合計して10cm以上の長さが塗布されている。
<測定方法(最終製品ロール)>
f.キズの評価
最終製品ロールをロールストッカーに置いた状態でフィルムの最表層を1枚巻き解した後、最終製品ロール幅(幅方向)×1.5m(長手方向)のサンプルを切り出した。次いで、暗室において投光機で該サンプルに光を当てて、最大長径が1mm以上であるキズの個数を目視で検査した。得られた結果より、以下の基準でキズの評価を行った。
A:キズの個数が10個以下
B:キズの個数が11個以上50個以下
C:キズの個数が51個以上
g.白化の評価
「f.キズの評価」の項に記載したとおりにサンプルを切り出し、暗室において該サンプルに正面から三波長光源を用いて光を当てて、以下の基準で白化の評価を行った。
A:反射した時に白く見える部分がない。
B:反射した時に白く見える部分がうっすら観測される。
C:反射した時に白く見える部分がはっきり観測される。
(実施例1)
実質的に不活性粒子を含まないポリエチレンテレフタレートを、180℃の温度で5時間、3torrの減圧下で乾燥し、押出機に投入して280℃ の温度で溶融した後、濾過精度8μm のフィルターで濾過後、口金からシート状に押し出した。押し出されたシート状物を、静電印加キャスト法により表面温度20℃の温度の冷却ロール上で冷却固化し、実質的に非晶質の未延伸フィルムを得た。この未延伸フィルムを、ロール群からなる長手方向延伸機で表面温度93℃の温度で3.2倍に延伸し、冷却して一軸延伸フィルムを得た。この一軸延伸フィルムの両面に、バーコーターを用いて、ポリエステル樹脂エマルジョン100質量部に対し、下記のメラミン系架橋剤液を5質量部と、平均粒径が0.1μmのコロイダルシリカ粒子を1質量部添加したものを塗液として塗工した後、ステンターオーブンにより97℃の温度で幅方向に3.5倍に延伸し、引き続いて同オーブン内で228℃の温度で20秒間熱処理し、厚みが50μmである二軸延伸積層フィルムを得た。ステンターオーブンでの熱処理工程後、ΔXが10mm、駆動範囲(ΔY)が5mmとなるように幅方向と平行にカッター刃を往復させながら、両側のフィルム幅方向端部を切断除去し、二軸延伸した積層フィルムの両側幅方向端部を切断除去した。巻取機にてフィルムを巻き取った。得られた中間製品ロールの評価結果を表1に示す。なお、各切断手段の配置、切断開始時期、及び各切断手段の駆動方向は以下の条件を満たすものとした。
各切断手段の配置:長手方向の位置が互いに等しくなるように配置した。
切断開始時期:2つの切断手段による切断は同時に開始した。
各切断手段の駆動方向:2つの切断手段を、駆動方向が互いに逆方向となるように駆動させた。
(実施例2〜7、15〜21、比較例1〜4、9、10)
ΔX、ΔYの値、フィルムの厚みを表1に記載の通りとした以外は、実施例1と同様にして中間製品ロールを得た。得られた中間製品ロールの評価結果を表1に示す。
(実施例8)
実施例1で得られた中間製品ロールを幅方向と平行に往復させながらフィルムを巻き出し、中間製品ロールより巻き出したフィルムの巻き出し部分(図2の10 以下、単に巻き出し部分ということがある。)を長手方向から観察したときの中心点(図2の11)、及び該中心点と各コート層の幅方向端部の間に位置する巻き出し部分上の点(図2の12)より、フィルムを長手方向に4分割するように切断し、切り粉を除塵機で除去してコート層の幅方向端部を含まない部分のフィルムを巻き取り、ロール幅の等しい2本の最終製品ロールを得た。中間製品ロールより巻き出したフィルムの切断は、丸刃を取り付けたスリッターにより、溝付きロールの上で行った。得られた2つの最終製品ロールより1つを任意に選択し、測定方法(最終製品ロール)に記載のとおり各項目を評価した。評価結果を表1に示す。
(実施例9〜14、22〜28、比較例5〜8、11、12)
実施例8に記載した方法により、実施例2〜7、15〜21、比較例1〜4、9、10の中間製品ロールより得られた最終製品ロールについて、測定方法(最終製品ロール)に記載のとおり各項目を評価した。評価結果を表1に示す。なお、実施例2〜7、15〜21の中間製品ロールより得られた最終製品ロールを順に実施例9〜14、22〜28とし、比較例1〜4、9、10の中間製品ロールより得られた最終製品ロールを順に比較例5〜8、11、12とした。
比較例9においては切断手段が塗布端部に達しており、比較例4及び10においては切断手段が塗布端部よりも内側に達している。
本発明により、シワ、キズ、白化の少ない中間製品ロールを提供することができる。本発明の中間製品ロールにおけるフィルムは、液晶テレビやスマートフォンなどのディスプレイの基材用の光学用途フィルム、包装材料用途フィルム、各種一般工材用途フィルム、及びその他の基材フィルムとして好適に使用することができる。
1 基材層
2 コート層
3 切断手段
4 基材層の幅方向端部
5 コート層の幅方向端部
6 切断手段の駆動範囲(ΔY)
7 切断手段の駆動範囲のうち最も幅方向端部に近い位置
8 ΔX
9 中間製品ロール
10 中間製品ロールより巻き出したフィルムの巻き出し部分(巻き出し部分)
11 巻き出し部分を幅方向から観察したときの中心点
12 巻き出し部分を幅方向から観察したときの中心点と各コート層端部の間に位置する巻き出し部分上の点

Claims (5)

  1. 基材層を有し、かつ少なくとも基材層の一方の面にコート層を有するフィルムの中間製品ロールの製造方法であって、長手方向に平行なコート層を積層させる工程、両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程、およびフィルムを巻き取る工程をこの順に有し、
    前記両側のフィルム幅方向端部を切断除去する工程が、基材層の幅方向端部とコート層の幅方向端部の間を幅方向と平行に往復する切断手段を有し、
    前記切断手段の駆動範囲のうち最も基材層の幅方向端部に近い位置とコート層の幅方向端部との距離をΔX、前記切断手段の駆動範囲をΔYとしたときに、ΔY/ΔX<1.0を満たすことを特徴とする、中間製品ロールの製造方法。
  2. 10.0≦ΔX≦50.0(mm)を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の中間製品ロールの製造方法。
  3. 前記コート層が、粒子を含有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の中間製品ロールの製造方法。
  4. 前記コート層が、易接着層であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の中間製品ロールの製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の中間製品ロールの製造方法により得られた中間製品ロールよりフィルムを巻き出す工程、巻き出したフィルムからコート層が積層されていない部分を切断除去する工程、及び再度フィルムを巻き取る工程を有することを特徴とする、最終製品ロールの製造方法。
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