JP2017154304A - 光学装置の製造方法、基板装置、光学装置及び光学装置の製造装置 - Google Patents

光学装置の製造方法、基板装置、光学装置及び光学装置の製造装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板装置にバキュームチャックを接触させることで基板装置を吸着させて基板装置を筐体に挿入する場合に比べて、小さい吸着面積で基板装置を吸着することができる光学装置の製造方法を提供する。【解決手段】光学素子24及び磁性体28が設けられた基板装置20の磁性体28を磁石94Aに吸着させる工程と、磁性体28を吸着した磁石94Aを移動させて基板装置20を貫通孔42が形成された筐体40の貫通孔内に挿入する工程と、を有する。【選択図】図6I

Description

本発明は、光学装置の製造方法、基板装置、光学装置及び光学装置の製造装置に関する。
特許文献1には、一方向に延びた貫通孔が形成された樹脂製の筐体の前記一方向に直交する方向で対向する前記貫通孔の内面の間隔を前記貫通孔の一方の開口端側で広げ、光学部材を前記一方の開口端から前記貫通孔に挿入する光学部材挿入工程と、前記筐体と前記光学部材を接着剤で接着する光学部材接着工程と、を有する露光装置の製造方法が開示されている。
特開2014−094506号公報
本発明は、基板装置にバキュームチャックを接触させることで基板装置を吸着させて基板装置を筐体に挿入する場合に比べて、小さい吸着面積で基板装置を吸着することができる光学装置の製造方法の提供を目的とする。
請求項1に記載の光学装置の製造方法は、光学素子及び磁性体が設けられた基板装置の該磁性体を磁石に吸着させる工程と、該磁性体を吸着した該磁石を移動させて該基板装置を貫通孔が形成された筐体の該貫通孔内に挿入する工程と、を有する。
請求項2に記載の光学装置の製造方法は、請求項1に記載の光学装置の製造方法であって、該基板装置には、接地用の端子が形成されており、該磁性体は、該端子上に配置されている。
請求項3に記載の光学装置の製造方法は、請求項1又は2に記載の光学装置の製造方法であって、該磁性体を該磁石に吸着させる工程では、非磁性部材を該基板装置に押し当てて該基板装置に該磁石を近づける。
請求項4に記載の光学装置の製造方法は、請求項3に記載の光学装置の製造方法であって、該基板装置を該貫通孔内に挿入した後、該磁石を該基板装置から離して該非磁性部材による該基板装置の押し当てを解除する。
請求項5に記載の基板装置は、一方の面に接地用の端子が形成された長尺な基板と、該基板の他方の面に該基板の長手方向に沿って配置された複数の光学素子と、該端子上に配置された磁性体と、を備えている。
請求項6に記載の光学装置は、請求項5に記載の基板装置と、長尺な光学部材と、長尺な貫通孔が形成された筐体であって、該他方の面が該光学部材に向いた状態で、該基板装置及び該光学部材を、それぞれ該貫通孔の一方及び他方の開口端側で固定した筐体と、を備えている。
請求項7に記載の光学装置の製造装置は、長尺な貫通孔が形成された筐体を支持する支持部と、磁石を有する吸着装置であって、長手方向に沿って並べられた複数の光学素子及び磁性体が設けられた長尺な基板装置を、該磁石に該磁性体を吸着させた状態で移動させて、該貫通孔の開口端側に挿入する吸着装置と、を備えている。
請求項1に記載の光学装置の製造方法によれば、基板装置にバキュームチャックを接触させることで基板装置を吸着させて基板装置を筐体に挿入する場合に比べて、小さい吸着面積で基板装置を吸着することができる。
請求項2に記載の光学装置の製造方法によれば、磁石に基板装置の接地用の端子が形成されている部分を吸着させて基板装置を筐体に挿入することができる。
請求項3に記載の光学装置の製造方法によれば、非磁性部材を該基板装置に押し当てずに基板装置に磁石を近づけて磁石に基板装置を吸着させる場合に比べて、磁力による基板装置の位置ずれを抑制することができる。
請求項4に記載の光学装置の製造方法によれば、非磁性部材を該基板装置に押し当てずに基板装置に磁石を近づけて磁石に基板装置を吸着させる場合に比べて、磁力による基板装置の位置ずれを抑制することができる。
請求項5に記載の基板装置によれば、吸着時には磁石の吸着対象として機能し、使用時には接地用の端子として機能する。
請求項6に記載の光学装置によれば、製造時には磁石に吸着して移動可能であり、使用時には接地用の端子として機能する。
請求項7に記載の光学装置の製造装置によれば、基板装置にバキュームチャックを接触させることで基板装置を吸着させて基板装置を筐体に挿入する場合に比べて、小さい吸着面積で基板装置を吸着して基板装置を筐体に挿入することができる。
本実施形態の露光装置の製造方法により製造された露光装置の一部を示す斜視図である。 図1における2−2切断線で切断した露光装置の断面図である。 本実施形態の露光装置を構成する発光基板の平面図である。 本実施形態の露光装置を構成する発光基板の下面図である。 図3における5−5切断線で切断した発光基板の断面図である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、筐体にレンズアレイを固定する工程を説明するための図であって、筐体にレンズアレイを固定する前の状態の筐体及びレンズアレイの模式図である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、筐体にレンズアレイを固定する工程を説明するための図であって、筐体にレンズアレイを固定した後の状態の筐体及びレンズアレイの模式図である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、筐体に発光基板を固定する工程を説明するための図であって、レンズアレイが固定された筐体を支持装置に支持させた状態を示す模式図である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、吸着装置の磁石に発光基板を吸着させる工程を説明するための図であって、発光基板に押し当て部を押し当てる前の状態を示す模式図である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、吸着装置の磁石に発光基板を吸着させる工程を説明するための図であって、発光基板に押し当て部を押し当てた状態を示す模式図である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、吸着装置の磁石に発光基板を吸着させる工程を説明するための図であって、押し当て部に磁石を押し当てた状態を示す模式図である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、吸着装置の磁石に発光基板を吸着させながら発光基板を搬送する工程を説明するための図(模式図)である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、筐体に発光基板を固定する工程を説明するための図であって、筐体に発光基板を固定する前の状態を示す模式図である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、筐体に発光基板を固定する工程を説明するための図であって、筐体の貫通孔の下側の部分に発光基板を挿入した直後の状態を示す模式図である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、筐体に発光基板を固定する工程を説明するための図であって、筐体の貫通孔の下側の部分に挿入した発光基板も押し当て部を押し当てたたまま、押し当て部から磁石を離した状態を示す模式図である。 本実施形態の露光装置の製造方法における、筐体に発光基板を固定する工程を説明するための図であって、押し当て部から磁石を離した後、発光基板から押し当て部を離した後の状態を示す模式図である。
≪概要≫
以下、発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。まず、本実施形態の露光装置10(図1及び図2参照)の製造方法により製造される露光装置10の構成について説明する。次いで、本実施形態の露光装置10の製造方法について説明する。次いで、本実施形態の作用について説明する。ここで、露光装置10は、光学装置の一例である。
≪露光装置の構成≫
本実施形態の露光装置10は、図2に示されるように、画像形成装置(図示省略)を構成する感光体ドラムPDに光LBを照射して潜像を形成する機能を有する。露光装置10は、図1及び図2に示されるように、発光基板20と、レンズアレイ30と、筐体40と、を含んで構成されている。ここで、発光基板20は、基板装置の一例である。また、レンズアレイ30は、光学部材の一例である。なお、以下の露光装置10の構成要素の説明は、特に断りがない限り、露光装置10を構成している状態の各構成要素についてのものとする。
<発光基板>
発光基板20は、画像形成装置の制御部(図示省略)から送られる画像データに基づき、後述する複数のLEDアレイ24からレンズアレイ30に向けて光を出射する機能を有する。ここで、LEDアレイ24は、光学素子の一例である。
発光基板20は、図2及び図5に示されるように、プリント配線基板22(以下、基板22という。)と、複数のLEDアレイ24と、一対の第1導電部26と、一対の第2導電部28とを含んで構成されている。以下の説明では、基板22の表側の面(表面)を符号A(表面A)と表記し、裏側の面(裏面)を符号B(裏面B)と表記する。複数のLEDアレイ24は、図1、図2、図3及び図5に示されるように、基板22の表面Aに配置されている。また、第1導電部26及び第2導電部28は、図1、図2、図4及び図5に示されるように、基板22の裏面に配置されている。なお、図2に示されるように、発光基板20は、画像形成装置本体(図示省略)に取り付けられた状態において、表面A側をレンズアレイ30及び感光体PDに向けている。ここで、第2導電部28は、磁性体の一例である。また、基板22の裏面Bは基板22の一方の面、基板22の表面Aは基板22の他方の面の一例である。
[プリント配線基板]
基板22は、長尺の板とされている。以下の説明では、基板22の長手方向を符号Xと表記し、短手方向を符号Yと表記し、基板22の厚み方向、すなわち、長手方向及び短手方向に直交する方向を符号Zと表記する。基板22は、図5に示されるように、いわゆる多層基板とされている。本実施形態の基板22は、一例として4層基板とされている。以下の説明では、4層基板を構成する各基板を裏面B側から基板22A、22B、22C、22Dとする。各基板22A、22B、22C、22Dのうち隣り合う基板同士は、ビア50で連結されている。なお、説明の便宜上、図5における、各基板22A、22B、22C、22D及び後述する長尺の導電層52の厚みは、実際の寸法比と異なって図示されている。
基板22Aと基板22Bとの間及び基板22Cと基板には、それぞれ、長尺の導電層52が設けられている(図3、図4及び図5参照)。導電層52は、図3及び図4に示されるように、基板22の長手方向に沿って配置されている。また、導電層52の外縁は、図3及び図4に示されるように、基板22の厚み方向から見ると、すべてのLEDアレイ24が配置されている部分を囲んでいる。ここで、露光装置10が画像形成装置本体(図示省略)に取り付けられている状態において、導電層52は、第1導電部26及び第2導電部28並びに後述するパッド54を介して画像形成装置の筐体(図示省略)に接地されるようになっている。そして、導電層52は、基準電位(GND)の電気信号を例えば複数のLEDアレイ24に供給するための電気経路としての機能と、露光装置10において画像形成装置における露光装置10以外の構成要素からのノイズを低減させる機能とを有する。
また、基板22の裏面Bにおける長手方向の両端側かつ短手方向の中央には、一対のパッド54が形成されている(図5参照)。すなわち、各パッド54は、基板22における一方の面(裏面B)に形成されている。各パッド54は、基板22A、22B、22Cのビア50により各導電層52に連結されている。なお、パッド54は、基板22の厚み方向から見て、矩形状とされている。ここで、パッド54は、接地用の端子の一例である。
また、基板22の表面Aにおける長手方向の一端側から他端側に亘る範囲かつ短手方向の中央には、図3に示されるように、長尺のパターン56が形成されている。
[LEDアレイ]
発光基板20の表面Aのパターン56には、図1、図2、図3及び図5に示されるように、複数のLEDアレイ24が、基板22の長手方向に沿って千鳥状に配置されている。すなわち、複数のLEDアレイ24は、基板22の他方の面(表面A)に、基板22の長手方向に沿って配置されている。各LEDアレイ24は、図3に示されるように、長尺状とされており、基板22の長手方向に沿って並んでいる。また、各LEDアレイ24には、複数のLED24Aを含んで構成されており、複数のLED24Aは、各LEDアレイ24の長手方向に沿って直線状に配置されている。
[第1導電部]
第1導電部26は、一例として銅製の直方体とされている(図4及び図5参照)。各第1導電部26は、基板22の裏面Bの各パッド54にはんだ付けされて固定されている。なお、第1導電部26は、図4に示されるように、基板22の厚み方向から見ると、パッド54と同じ形状(矩形状)とされている。
[第2導電部]
第2導電部28は、一例として第1導電部26と同じ形状の直方体とされている(図4及び図5参照)。また、第2導電部28は、一例として鉄製とされており、磁性を有する。すなわち、第2導電部28は、磁石に吸着されるようになっている。各第2導電部28は、各第1導電部26に重ねられて、各第1導電部26におけるパッド54に固定されている側と反対側にはんだ付けされて固定されている。換言すれば、第2導電部28は、第1導電部26を挟んで、パッド54上に配置されているといえる。
なお、露光装置10が画像形成装置本体(図示省略)に取り付けられている状態において、各第2導電部28は、画像形成装置の筐体に接地されている板ばね(図示省略)に接触する。そのため、第2導電部28は、第1導電部26及びパッド54を介して導電層52を接地させるようになっている。
以上のとおり、発光基板20の構成について説明したが、発光基板20の裏面Bには、第1導電部26及び第2導電部28以外にも、ドライバ(図示省略)、コネクタ(図示省略)その他の電子部品が配置されている。
<レンズアレイ>
レンズアレイ30は、複数のLEDアレイ24が照射する光LBを屈折させて、感光体ドラムPDで結像させる機能を有する。レンズアレイ30は、長尺とされている。レンズアレイ30は、図2に示されるように、露光装置10が画像形成装置本体に取り付けられた状態では、発光基板20と感光体ドラムPDとの間に配置されている。
<筐体>
筐体40は、発光基板20の表面Aがレンズアレイ30に向いた状態で、発光基板20及びレンズアレイ30を固定する機能を有する。筐体40は、長尺とされている。また、筐体40には、図1及び図2に示されるように、筐体40の長手方向及び短手方向に直交する方向に貫通し、かつ、その長手方向に沿う長尺の貫通孔42が形成されている。
筐体40は、図2に示されるように、レンズアレイ30の短手方向の両端面を、貫通孔42における感光体ドラムPD側の開口端側(一方の開口端側)の短手方向の対向面に接触させ、かつ、当該開口端からレンズアレイ30の一部がはみ出した状態で、レンズアレイ30を固定している。また、筐体40は、発光基板20の短手方向の両端面を、貫通孔42における感光体ドラムPD側と反対側の開口端側(他方の開口端側)の短手方向の対向面に接触させた状態で、発光基板20を固定している。なお、筐体40は、レンズアレイ30及び発光基板20を、接着剤(図示省略)により接着させた状態で、固定している。以下の説明では、筐体40における、感光体ドラムPD側の開口端側を筐体40の上側とし、感光体ドラムPD側と反対側の開口端側を筐体40の下側とする。
以上が、露光装置10の構成についての説明である。
≪露光装置の製造方法≫
次に、本実施形態の露光装置10の製造方法について説明する。露光装置10の製造方法は、後述する各工程(第1工程、第2工程、第3工程及び第4工程)を含む。また、各工程は、後述する露光装置10の製造装置60(以下、製造装置60という。)を用いて行われる。ここで、製造装置60は、光学装置の製造装置の一例である。以下の説明では、まず、製造装置60の構成について図面を参照しつつ説明する。次いで、各工程について図面を参照しつつ説明する。
<露光装置の製造装置>
製造装置60は、図6A〜Kに示される制御装置65と、図6A及びBに示される把持装置70と、図6C、H〜Kに示される支持装置80と、図6D〜Kに示される吸着装置90とを含んで構成されている。ここで、支持装置80は、支持部の一例である。
[制御装置]
制御装置65は、製造装置60における制御装置65以外の各部を制御する機能を有する。制御装置65の具体的な機能については、各工程の説明の中で説明する。
[把持装置]
把持装置70は、筐体40を支持した状態で、レンズアレイ30を筐体40の貫通孔42の上側に挿入する機能を有する。把持装置70は、図6A及びBに示されるように、把持部72と、台74とを含んで構成されている。台74は、長尺状とされ、その長手方向に沿って配置されている複数の位置決めピン74Aを備えている。
把持部72は、レンズアレイ30をその短手方向の両端面で挟んで、レンズアレイ30を移動する機能を有する。台64は、筐体40の短手方向の両端面における下側の部分に、複数の位置決めピン74Aを接触させて、筐体40を支持する機能を有する。なお、把持装置70の具体的な動作については、各工程の説明の中で説明する。
[支持装置]
支持装置80は、レンズアレイ30が固定された筐体40(以下、中間筐体40A(図6B及びC等参照)という。)を、筐体40の下側を上方に向けた状態で(レンズアレイ30が固定されている側を下方に向けた状態で)、支持する機能を有する。支持装置80は、図6C、H〜Kに示されるように、台82と、複数の吸引部84とを含んで構成されている。
台82は、長尺状とされ、上面に長手方向に沿った溝82Aが形成されている。そして、台82は、溝82A内にレンズアレイ30の一部を入れて、かつ、溝82Aを挟んだ両側の面に筐体40の上側の面を接触させた状態で、中間筐体40Aを、下方から支持する機能を有する。複数の吸引部84は、筐体40の短手方向の両端面に接触して、筐体40を吸引した状態で、中間筐体40Aを筐体40の短手方向の両側から(横方向側から)支持する機能を有する。以上の構成により、支持装置80は、台82により筐体40を下方から、複数の吸引部84により筐体40を横方向側から、支持するようになっている。
[吸着装置]
吸着装置90は、後述する磁石94Aに発光基板20の各第2導電部28を吸着させて、筐体40(中間筐体40A)における貫通孔42の下側の部分に挿入する機能を有する。吸着装置90は、図6D〜Kに示されるように、押し当て部92と、吸着部94とを含んで構成されている。なお、吸着装置90は、各第2導電部28に対応して、一対の押し当て部92及び吸着部94で構成される組み合せ(図示省略)を備えている。
押し当て部92は、板92Aと、複数の支持棒92Bとを備えている。板92Aは、矩形とされている。各支持棒92Bは、各支持棒92Bの一端が板92Aの上面の四隅に固定されて、板92Aを支持している。そして、押し当て部92は、複数の支持棒92Bを上下方向に移動させて板92Aの下面を第2導電部28の上面に押し当てる機能を有する(図6E参照)。なお、本実施形態の板92Aは、自らは磁界の影響を受けない非磁性材料からなる部材(非磁性部材)とされている。また、板92Aは、上面及び下面の一方から他方に亘って磁束を透過する性質を有する。ここで、板92Aは、非磁性部材の一例である。
吸着部94は、磁石94Aと、支持棒94Bとを備えている。磁石94Aは、一例として直方体とされている。また、磁石94Aは、一例として永久磁石とされている。支持棒94Bは、一端が磁石94Aの上面に固定されて、磁石94Aを支持している。吸着部94は、押し当て部92の板92Aの上方であって、上下方向から見ると、板92A内に配置されている。そして、吸着部94は、板92Aの下面が第2導電部28の上面に押し当てられた状態で、板92Aの上面に磁石94Aの下面を接触させて、第2導電部28(発光基板20)を磁力によって吸着させるようになっている(図6F参照)。さらに、吸着部94は、発光基板20を、板92Aを挟んで磁石94Aに吸着させた状態で移動させて(図6G参照)、支持装置80に支持されている中間筐体40Aの貫通孔42の開口端側(貫通孔42の下側の部分)に挿入するようになっている(図6I参照)。
以上のとおり、吸着装置90の構成について説明したが、吸着装置90の具体的な動作については、各工程の説明の中で説明する。
以上が、製造装置60の構成についての説明である。
<各工程>
次に、本実施形態の露光装置10の製造方法の各工程(第1工程、第2工程、第3工程及び第4工程)について図面を参照しつつ説明する。
[第1工程]
第1工程は、筐体40にレンズアレイ30を挿入する工程である。具体的に、第1工程は、制御装置65に制御される把持装置70を用いて行われる。
まず、作業者は、図6Aに示されるように、筐体40の短手方向の両端面における下側の部分に台74の複数の位置決めピン74Aを接触させて、台74に筐体40を支持させる。次いで、作業者は、制御装置65及び把持装置70を作動させる。そうすると、制御装置65により制御される把持部72は、待機位置に置かれていたレンズアレイ30を把持しながらレンズアレイ30を台74に支持されている筐体40の上方に移動させる(図6A参照)。この場合、把持部72は、レンズアレイ30を、その長手方向が筐体40の長手方向に沿った状態にする。次いで、把持部72は、レンズアレイ30を下方に移動させ、筐体40の貫通孔42の上側の部分に、レンズアレイ30の一部を挿入する(図6B参照)。次いで、作業者は、筐体40とレンズアレイ30とを跨がるように、筐体40の上側の部分に接着剤(図示省略)を塗布する。そして、把持部72がレンズアレイ30から離れて定められた時間(例えば3分)が経過すると、接着剤が乾燥して第1工程は終了する。以上のとおり、第1工程が終了すると、筐体40にレンズアレイ30が固定される(中間筐体40Aが製造される)。
[第2工程]
第2工程は、筐体40の下側を上方に向けた状態で(レンズアレイ30が固定されている側を下方に向けた状態で)、中間筐体40Aを支持する工程である。具体的に、第2工程は、制御装置65に制御される支持装置80を用いて行われる。なお、第2工程は、第1工程の終了後に行われる。
まず、作業者は、把持装置70の台74に支持されている中間筐体40Aを、台74から取り外す。次いで、作業者は、中間筐体40Aの下側を上方に向けて、支持装置80の台82の溝82A内にレンズアレイ30の一部を入れた状態で、中間筐体40Aを台74に置く。次いで、作業者は、複数の吸引部84の端部を筐体40の短手方向の両端面に接触させる。次いで、作業者、制御装置65及び複数の吸引部84を作動させる。そうすると、制御装置65により制御される複数の吸引部84は、筐体40を吸引する。そして、中間筐体40Aが、台82により筐体40を下方から、複数の吸引部84により筐体40を横方向側から、支持されると(図6C参照)、第2工程が終了する。なお、第2工程が終了した後も、中間筐体40Aは支持装置80に支持されたまま、次工程が行われる。
[第3工程]
第3工程は、吸着部94の磁石94Aに発光基板20を吸着させる工程である。具体的に、第3工程は、制御装置65に制御される吸着装置90を用いて行われる。なお、第3工程の開始のタイミングは、第1工程及び第2工程の終了後でなくてもよい。
まず、作業者は、制御装置65及び吸着装置90を作動させる。そうすると、制御装置65により制御される吸着装置90は、台100に裏面Bを上方に向けた状態で置かれている発光基板20の上方に移動する(図6D参照)。この場合、各押し当て部92の板92Aは、それぞれ発光基板20の各第2導電部28の上方に位置した状態となる。また、吸着部94は、板92Aから離間して板92Aよりも上方に配置されている。
次いで、制御装置65は、吸着装置90を下方に移動させる。そして、制御装置65は、各板92Aが各第2導電部28に接触して、各板92Aが各第2導電部28を定められた力で押した状態で、吸着装置90を停止させる(図6E参照)。すなわち、制御装置65は、各板92Aを発光基板20に押し当てる。次いで、制御装置65は、各押し当て部92の位置を維持したまま(各押し当て部92を発光基板20に押し当てたまま)、各吸着部94を下方に移動させる(発光基板20に近づける)。そして、制御装置65は、各吸着部94の磁石94Aが各板92Aの上面に接触した状態で、各吸着部94を停止させる(図6F参照)。その結果、各磁石94Aが各板92Aを挟んで各第2導電部28を吸着して、第3工程が終了する。別言すると、制御装置65が各板92Aを挟んで発光基板20の反対側に各磁石94Aを配置して発光基板20を各磁石94Aに吸着させると、第3工程が終了する。
[第4工程]
第4工程は、各磁石94Aに吸着された発光基板20を移動させて、中間筐体40Aの貫通孔42における下側の部分に発光基板20を挿入する工程である。具体的に、第4工程は、制御装置64に制御される支持装置80及び吸着装置90を用いて行われる。なお、第4工程は、第2工程の終了後に、第3工程に引き続いて行われる。
まず、制御装置65は、吸着装置90を上方に移動させる(図6H参照)。その結果、発光基板20は、板92Aを挟んで各磁石94Aに吸着したまま(板92Aに各第2導電部28を接触させたまま)、吸着装置90とともに移動する。
次いで、制御装置65は、吸着装置90を、支持装置80により支持されている中間筐体40Aの上方に移動させる(図6H参照)。これに伴い、各磁石94Aに吸着されている発光基板20は、吸着装置90とともに中間筐体40Aの上方に移動される(図6H参照)。
次いで、制御装置65は、吸着装置90を下方に移動させる。そして、制御装置65は、発光基板20が筐体40の貫通孔42における下側の部分に挿入されて、発光基板20の表面Aが貫通孔42の短手方向の平面であって上下方向に向く面に接触した状態で、吸着装置90を停止させる(図6I参照)。
次いで、制御装置65は、各押し当て部92の位置を維持したまま(各押し当て部92でを発光基板20に押し当てたまま)、各吸着部94を上方に移動させる(各磁石94Aを発光基板20から離す)(図6J参照)。次いで、制御装置65は、押し当て部92を上方に移動させる(図6K参照)。以上をまとめると、制御装置65は、発光基板20を中間筐体40Aの貫通孔42内に挿入した後、各磁石94Aを発光基板20から離して押し当て部92の板92Aによる発光基板20の押し当てを解除する。次いで、作業者は、筐体40と発光基板20とを跨がるように、筐体40の下側の部分に接着剤(図示省略)を塗布する。そして、発光基板20が貫通孔42内に挿入されて吸着装置90が停止してから定められた時間(例えば3分)が経過すると、接着剤が乾燥して第4工程が終了する。第4工程が終了すると露光装置10が製造される。
以上が、露光装置10の製造方法についての説明である。
≪作用≫
次に、本実施形態の作用効果(第1、第2、第3及び第4の作用)について、本実施形態を以下に説明する比較形態(第1、第2及び第3及比較形態)と比較して説明する。以下の説明では、各比較形態において、実施形態で用いた部品等と同等の部品等を用いる場合、図示しなくてもその部品等の名称をそのまま用いるものとする。
<第1の作用>
第1の作用は、発光基板20に第2導電部28が設けられていることの作用である。第1の作用については、以下に説明する第1比較形態と比較して説明する。
第1比較形態の発光基板(図示省略)には、第2導電部28が設けられていない。すなわち、第1比較形態の発光基板には、磁性体が設けられていない。第1比較形態の発光基板は、上記の点以外、本実施形態の発光基板20と同様の構成とされている。
また、第1比較形態の場合、例えば、発光基板の裏面Bの平坦な部分にバキュームチャック(図示省略)を接触させて発光基板20を吸引(吸着)してバキュームチャックを移動させることで、発光基板を中間筐体40Aに挿入する。すなわち、第1比較形態の場合は、気体(空気)を吸引することにより対象物を把持するバキュームチャックを用いているため、発光基板(の裏面B)にバキュームチャックを接触させることができ、かつ気体が漏れることがない平坦な部分がなければ、発光基板を吸着させ、移動させることができない。
しかしながら、本実施形態の発光基板20には、第2導電部28が設けられている(図2、図4、図5等参照)。そして、本実施形態の露光装置10の製造方法では、発光基板20(の第2導電部28)を磁石94Aに吸着させて、吸着装置90により発光基板20を移動させる(図6F〜H参照)。
以上より、本実施形態の露光装置10の製造方法によれば、磁石94Aに発光基板20を吸着させて発光基板20を中間筐体40A(筐体40)に挿入することができる。そのため、本実施形態の露光装置10の製造方法によれば、発光基板にバキュームチャックを接触させて発光基板20を吸着する場合に比べて、吸着面積(発光基板20を吸着するために必要な発光基板20における吸着部分の面積のことをいう。)を小さくすることができる。また、本実施形態の製造装置60を用いれば、磁石94Aに発光基板20を吸着させて発光基板20を中間筐体40A(筐体40)に挿入することができる。
なお、本実施形態の場合、磁石94Aに発光基板20を吸着させることから、発光基板20(の裏面B)にバキュームチャックを接触させることのできる平坦な部分がなくても、発光基板20を移動させることができる。すなわち、本実施形態の場合、例えば、基板22(の裏面B)に配置される部品の配置密度が高く平坦な部分がなくても、発光基板20を移動させることができる。
<第2の作用>
第2の作用は、第2導電部28がパッド54上(パッド54上の第1導電部26上)に配置されていることの作用である。第2の作用については、以下に説明する第2比較形態と比較して説明する。
第2比較形態の発光基板(図示省略)の場合、第2導電部28は、第1導電部26上ではなく、他の部分(例えば、発光基板の長手方向の中央)に配置されている。第2比較形態の発光基板は、上記の点以外、本実施形態の発光基板20と同様の構成とされている。なお、第2比較形態の発光基板には第2導電部28が設けられていることから、第2比較形態は、前述の第1の作用を奏する。すなわち、第2比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第2比較形態の場合、第2導電部28は、露光装置10の製造時に用いられるが、露光装置10を構成している状態での用途がない。また、第2比較形態の場合、少なくとも、基板22(の裏面B)における第1導電部26が配置されている部分以外の部分に第2導電部28を配置する部分を必要とする。
これに対して、本実施形態の場合、前述のとおり、露光装置10が画像形成装置本体(図示省略)に取り付けられている状態において、第2導電部28は、画像形成装置の筐体に接地されている板ばね(図示省略)に接触する。そして、第2導電部28は、第1導電部26及びパッド54を介して導電層52を接地させる。そのため、本実施形態の場合、第2導電部28は、露光装置10の製造時には磁石94Aに吸着され(図6G及びH参照)、露光装置10を構成している状態では導電層52を接地させる電気経路(図5参照)として機能する。また、本実施形態の場合、第2導電部28はパッド54(第1導電部26)上に配置されることから、基板22(の裏面B)におけるパッド54が配置されている部分以外の部分に第2導電部28を配置する部分を必要としない。
以上のとおり、露光装置10の製造方法によれば、磁石94Aを発光基板20の導電層52の接地のためのパッド54が形成されている部分に吸着させて発光基板20を筐体40(中間筐体40A)に挿入することができる。また、本実施形態の発光基板20(露光装置10)は、第2比較形態の発光基板と異なり、露光装置10の製造時(磁石94Aへの吸着時)には磁石94Aの吸着対象として機能し、発光基板20(露光装置10)としての使用時には接地用の端子(電気経路の一部品)として機能する。
<第3の作用>
第3の作用は、発光基板20を磁石94Aに吸着させる場合、押し当て部92の板92Aを発光基板20(の第2導電部28)に押し当てて発光基板20に磁石94Aを近づけることの作用である。第3の作用については、以下に説明する第3比較形態と比較して説明する。
第3比較形態の吸着装置(図示省略)は、押し当て部92を備えていない。第3比較形態は、上記の点以外、本実施形態と同様とされている。なお、第3比較形態の場合、本実施形態の発光基板20を用いることから、第3比較形態は、前述の第1及び第2の作用を奏する。すなわち、第3比較形態は、本発明の技術的範囲に属する形態である。
第3比較形態の場合、裏面Bを上方に向けた状態で台100に置かれている発光基板20に、第2導電部28に磁石94Aを近づけて、発光基板20を磁石94Aに接触させて吸着させる。この場合、第2導電部28が磁石94Aからの磁力で引っ張られて発光基板20が台100からずれる(位置ずれする)虞がある。
これに対して、本実施形態の場合、第3工程において、発光基板20に磁石94Aを吸着させる場合、押し当て部92の板92Aで発光基板20(の第2導電部28)を押し当てて発光基板20(の第2導電部28)に磁石94Aを近づける(図6E及びF参照)。そのため、本実施形態の場合、台100に置かれた発光基板20は、磁石94Aからの磁力による磁石94Aに対する吸着位置の位置ずれが起こらない又は起こり難い。
したがって、本実施形態の露光装置10の製造方法によれば、自ら磁力の影響を受けない非磁性部材(例えば板92A)で発光基板20を押し当てずに発光基板20に磁石94Aを近づけて磁石94Aを発光基板20に吸着させる場合に比べて、磁力による発光基板20の位置ずれを抑制することができる。
<第4の作用>
第4の作用は、発光基板20を筐体40の貫通孔42内に挿入した後、磁石94Aを発光基板20から離して押し当て部92の板92Aによる発光基板20の押し当てを解除することの作用である。第4の作用については、第3比較形態と比較して説明する。
第3比較形態の場合、押し当て部92を備えていないことから、第4工程において、第2導電部28から磁石94Aが離れ始める期間中、発光基板20は押し当て部92により押し当てられていない。そのため、第3比較形態の場合、第2導電部28が磁石94Aからの磁力で引っ張られて発光基板20が中間筐体40Aに挿入された位置からずれる(位置ずれする)虞がある。
これに対して、本実施形態の場合、第4工程において、押し当て部92の板92Aの上面に接触していた各磁石94Aを上方に移動させてから(発光基板20から離してから)、押し当て部92を上方に移動させる(図6I、J及びK参照)。すなわち、本実施形態の場合、第2導電部28から磁石94Aが離れ始める期間中、発光基板20は押し当て部92により押し当てられている。そのため、中間筐体40Aに挿入された発光基板20は、磁石94Aからの磁力による位置ずれが起こらない又は起こり難い。
したがって、本実施形態の露光装置10の製造方法によれば、自ら磁力の影響を受けない非磁性部材(例えば板92A)で発光基板20を押し当てずに発光基板20に磁石94Aを近づけて磁石94Aを発光基板20に吸着させる場合に比べて、磁力による発光基板20の筐体40に対する位置ずれを抑制することができる。
以上が、本実施形態の作用の説明である。
以上のとおり、本発明を特定の実施形態を例として説明したが、本発明は前述した実施形態に限定されるものではない。例えば、本発明の技術的範囲には、下記のような形態も含まれる。
本実施形態では、露光装置10が光学装置の一例であるとして説明した。しかしながら、露光装置10の発光基板20を構成する複数の光学素子(LEDアレイ24)を、例えば受光素子(図示省略)に変更した形態は、密着イメージセンサ(Contact Image Sensor)の画像読取装置となる。この場合、受光素子は光学素子の他の一例であり、画像読取装置は光学装置の一例である。
本実施形態では、第1工程でレンズアレイ30を筐体40に挿入して中間筐体40Aを製造した後、第4工程において中間筐体40Aに発光基板20を挿入するとして説明した。しかしながら、筐体40に発光基板20を挿入した後、発光基板20が挿入された筐体40に、レンズアレイ30を挿入してもよい。
本実施形態では、発光基板20、筐体40及び筐体40に形成されている貫通孔42がそれぞれ長尺であるとして説明した。しかしながら、発光基板20に磁性体が設けられており、筐体40に発光基板20が挿入可能な貫通孔42が形成されていれば、発光基板20、筐体40及び貫通孔42は長尺でなくてもよい。
本実施形態では、発光基板20の第2導電部28が磁性体であるとして説明した。しかしながら、発光基板20を構成する要素の何れかが磁性体であればよい。例えば、発光基板20から第2導電部28をなくして、第1導電部26を磁性体としてもよい。また、発光基板20から第2導電部28をなくして、例えば、導電層52(図5参照)を磁性体(例えば鉄)としてもよい。すなわち、発光基板20を構成する基板22を、いわゆる鉄ベース基板としてもよい。
本実施形態では、第3工程において、各板92Aを挟んで発光基板20の反対側に各磁石94Aを配置して発光基板20を各磁石94Aに吸着させるとして説明した。しかしながら、自ら磁力の影響を受けない非磁性部材の一例である板92Aを発光基板20に押し当てた状態で発光基板20を磁石94Aに吸着させれば、磁石94Aは板92Aを挟んで発光基板20の反対側に配置されていなくてもよい。
本実施形態では、第3工程において、各板92Aを挟んで発光基板20の反対側に各磁石94Aを配置して発光基板20を各磁石94Aに吸着させるとして説明した。しかしながら、磁石94Aの磁力により磁石94Aに発光基板20を吸着させることができれば、発光基板20に対する磁石94Aの位置(吸着時の位置)は発光基板20における第2導電部28が配置されている位置でなくてもよい。
本実施形態では、磁石94Aは永久磁石であるとして説明した。しかしながら、磁石94Aが磁力により発光基板20を吸着させることができれば、磁石94Aは電磁石でもよい。
10 露光装置(光学装置の一例)
20 発光基板(基板装置の一例)
22 プリント配線基板(基板の一例)
24 LEDアレイ(光学素子の一例)
28 第2導電部(磁性体の一例)
30 レンズアレイ(光学部材の一例)
40 筐体
42 貫通孔
54 パッド(接地用の端子の一例)
60 露光装置の製造装置(光学装置の製造装置の一例)
80 支持装置(支持部の一例)
90 吸着装置
92A 板(自ら磁力の影響を受けない非磁性部材の一例)
94A 磁石

Claims (7)

  1. 光学素子及び磁性体が設けられた基板装置の該磁性体を磁石に吸着させる工程と、
    該磁性体を吸着した該磁石を移動させて該基板装置を貫通孔が形成された筐体の該貫通孔内に挿入する工程と、
    を有する光学装置の製造方法。
  2. 該基板装置には、接地用の端子が形成されており、
    該磁性体は、該端子上に配置されている、
    請求項1に記載の光学装置の製造方法。
  3. 該磁性体を該磁石に吸着させる工程では、非磁性部材を該基板装置に押し当てて該基板装置に該磁石を近づける、
    請求項1又は2に記載の光学装置の製造方法。
  4. 該基板装置を該貫通孔内に挿入した後、該磁石を該基板装置から離して該非磁性部材による該基板装置の押し当てを解除する、
    請求項3に記載の光学装置の製造方法。
  5. 一方の面に接地用の端子が形成された長尺な基板と、
    該基板の他方の面に該基板の長手方向に沿って配置された複数の光学素子と、
    該端子上に配置された磁性体と、
    を備えた基板装置。
  6. 請求項5に記載の基板装置と、
    長尺な光学部材と、
    長尺な貫通孔が形成された筐体であって、該他方の面が該光学部材に向いた状態で、該基板装置及び該光学部材を、それぞれ該貫通孔の一方及び他方の開口端側で固定した筐体と、
    を備えた光学装置。
  7. 長尺な貫通孔が形成された筐体を支持する支持部と、
    磁石を有する吸着装置であって、長手方向に沿って並べられた複数の光学素子及び磁性体が設けられた長尺な基板装置を、該磁石に該磁性体を吸着させた状態で移動させて、該貫通孔の開口端側に挿入する吸着装置と、
    を備えた光学装置の製造装置。
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