JP2017154244A - 丸鋸,ダイシングソー,円盤砥石,カップ砥石の本体環とこの生産方法 - Google Patents

丸鋸,ダイシングソー,円盤砥石,カップ砥石の本体環とこの生産方法 Download PDF

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Abstract

【課題】丸鋸、ダイシングソー、円盤砥石やカップ砥石等の本体を成す本体環を金属組織から根本的に改善して金網構成の面格子構造又は立方格子構造とする事で本体環を高寿命化させ、砥石内クーラント液の効率アップ、研削屑の排出効率アップ、研削時間の短縮による研削効率の改善を図る。
【解決手段】縦横1,2に細線で編み込まれた金網11又は織布22は、上記編み込まれた縦線・横線の交点(結節点)3を疎らに電着又は溶着させた固着結節点4と自由結節点5の割合を調節された円板金網10の弾性強度を加減可能となし、必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造とし、上記円板金網10の外周面とこの周辺部に、各種超砥粒Dを電着又は溶着させることを特徴とする、上記本体環により可能となる。
【選択図】図2

Description

本発明は、板材を直線切断又は左右に任意の曲率半径で湾曲切断を自在とする丸鋸、シリコンウエハーを薄く切断するダイシングソー、更に平面ワークの研削や溝加工を行う円盤砥石や穴開けカップ砥石等の本体環(丸鋸本体や砥石本体やカップ本体)に関し、特に上記本体環の金属組織を根本的に改善して高寿命刃具を保証すべく金網体を立方格子構造(面心立方格子、立方格子、体心立方格子、面格子等)に形成してなる本体環とこの生産方法に係る。
近年、丸鋸を直進させ、左右に湾曲させて板材を直線切断及び左右任意の曲率半径で湾曲切断する丸鋸が提供されている。その一例に、駆動源と、その駆動源の出力軸に固定され、その出力軸と同心の回転軸を備える支持部材、前記回転軸に嵌挿される嵌孔を中心部に備える丸鋸、前記回転軸に設けられ、前記丸鋸に対向する面の外周縁部が中央部よりも前記回転軸の軸線に沿って前記丸鋸側に突出して形成される大略的に皿状の当接部材、ならびに、前記回転軸線方向に変位自在に前記支持部材に固定され、前記当接部材の外周縁部を前記丸鋸の全周にわたって当接させるとともに、前記当接部材の中央部および前記丸鋸の嵌孔周縁部を前記回転軸線方向に沿って相互に近接する方向に押圧可能な固定部材を含む丸鋸装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
更に、丸鋸において、被加工物を任意の曲線状切削ラインで切削する曲線切削加工装置は、外周部を湾曲することにより被加工物を曲線状切削ラインで切削する丸鋸と、前記丸鋸を回転させる回転手段と、前記丸鋸を回転側面内の付勢部位において回転軸に平行な方向に押圧又は変位させることにより、前記丸鋸の外周部を湾曲させる付勢手段と、前記被加工物と前記丸鋸との相対位置を制御するとともに、前記回転手段と前記付勢手段とを制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、被加工物の切削ラインの曲率に応じて、前記付勢手段の押圧力又は変位量を制御する曲線切削加工装置である。丸鋸は、回転面内の複数個所にスリットが設けられ、回転側面内の前記付勢部位を回転軸に平行な方向に押圧又は変位させ、外周部が所定の曲面に変形するものである(例えば、特許文献2参照。)。
また、シリコンウエハーの切断に用いられる切断砥石をダイシングソーと言い、ウエハの切断には、薄い肉厚のダイシングソーが無駄のないチップの切出しに必須である。現状の肉厚は、0.05ミリが商業化限界とされている。その具体的なダイシングソー装置の1つは、切削液を吹付け可能としたもので、回転駆動されるシャフト20と、このシャフト20の先端に取り付けられたフランジ11、12と、このフランジ11、12に取り付けられることにより、前記シャフト20の回りに固定されたリング状のダイシングソー17とを有する。さらに、前記ダイシングソー17を保持したフランジ11、12内に形成された貯液室16と、この貯液室16に切削液を送り込む切削液導入路18、23と、貯液室16内の切削液をダイシングソー17の内周側から外周側へ送り出す溝21からなる隙間とを有する。貯液室16内の切削液は、ダイシングソー17の回転時の遠心力により、前記の溝21からなる隙間を通ってダイシングソー17の刃先である外周側に噴出するものがある(例えば、特許文献3参照。)。
更に、平面ワークを研削加工する研削砥石は、円板状の台金の外周に砥石部が固着されて成り、該砥石部の側面により被削材の研削加工が行われる形式の円盤砥石がある。この研削砥石の1つに、基台1の外周面に砥粒層2を設け、この砥粒層2を、スリット溝4によって円周方向に独立する複数のセグメント3で形成する。この構造では、スリット溝4が基台1の変形を吸収し、また、各セグメント3の質量が小さくために回転の慣性力により発生する応力を減少できるものがある(例えば、特許文献4参照。)。
更に、穴開け用のカップ砥石の1つは、網目基材を砥粒の支持母材として、レジン系の接着剤で砥粒を固着するとともに網目の開口を残すようにしたものであるから、接着剤層から突出した砥粒の多数からなる切刃が被加工物に対し緩衝性をもって作用し、開口した網目を通してクーラントを十分に供給し、切粉の排出が円滑で目詰まりがなく、良好な切れ味が維持されるものがある(例えば、特許文献5参照。)。
実開昭58−9701号公報 特許第5527740号公報 特開平10−064856号公報 特開平6−91543号公報 特開昭63−283868号公報
上記実開昭58−9701号公報における丸鋸は、皿状に湾曲させた当接部材の外周縁部と丸鋸を挟んだ反対側の固定部材で強制的に押圧され、皿状の湾曲面に弾性変形される。この強制的な湾曲作用は、鋼や工具鋼で作られ丸鋸に対して左右に複数回にわたり繰り返されると、遂には弾性限界に到達して金属組織が疲労破壊するに至る。即ち、丸鋸の金属組織が硬く脆くなり、遂には丸鋸が塑性変形し又は割れてしまうと言う、問題点が指摘される。
上記特許第5527740号公報は、上記丸鋸の金属組織が強い曲げ力で疲労破壊するのを防ぐべく、丸鋸には、回転面内の複数個所にスリットが設けられている。これにより、回転側面内の付勢部位を回転軸に平行な方向に弱い押圧力(曲げ力)でも丸鋸を撓み変位させられ、丸鋸の外周部が所定の湾曲面に変形するように改善している。この方法によれば、弱い押圧力で丸鋸を湾曲させられるメリットがある。然し乍ら、丸鋸の台金は、鋼や工具鋼で作られているからスリットで短冊形状に形成された丸鋸の壁面板(台金)は、左右方向へ撓み易く、しかし何度も繰り返えされる応力負荷により、表面に疲労クラックを発生させるに至ります。即ち、短期間の使用中に、丸鋸は壁面板(台金)のスリット箇所から塑性変形し、亀裂が入り割れてしまうと言う問題点がある。
上記特開平10−064856号公報は、薄い肉厚のダイシングソーが無駄のないチップの切出しに必須であることから、現状の肉厚は、0.05ミリが商業化限界とされている。これが為に、シリコンウエハーを肉厚0.05ミリのダイシングソーで切断作業させると、初めは弾性変形を起こすも正常なダイシングソー(左右の撓みが正常姿勢に復元)に復元するが、長期間にわたるダイシングソーの切断作業で遂には塑性変形を起こして直線切断が出来ず、使用不能となる。
特開平6−91543号公報は、砥粒層や接合層を複数のセグメントで形成することにより、各セグメント間のすき間が基台の変形を吸収し、砥粒層に対して変形による応力の影響をなくすことができる。しかし、円盤砥石における研削時において、本体板の側方への撓み応力負荷が繰り返し加えられると疲労クラック現象を発生する。
特開昭63−283868号公報の超砥粒穴あけ工具は、開口した網目を通して加工部にクーラントを十分に供給でき、切粉の排出性が良く、目詰まりがなく、切れ味も良い、然し乍ら、網目は縦横の線材を交差させている交差点が外力によりズレを生ずるから、切削時の加圧力で側方への撓み変形を起こす。そこで、加圧力で網目の変形ズレを起こさないように、上記網目体を多重に積層して熱間加圧し、樹脂を完全硬化させて加圧力で変形しないようにすると、クーラントの流通性は僅かに確保されるものの加工部に対する砥粒の加圧力が異常に大きく又は変動すると砥粒の欠損を招き工具の耐久性が期待できず、鋼材の円周先端面に砥粒を固着した穴あけ工具と同様に、耐久性を払拭出来ないと言う問題が残存する。従って、網目体を樹脂で完全硬化すると、柔軟性が無くなり、応力負荷が繰り返し加えられると疲労クラック現象を発生する。
更に、多孔質の環状砥石の内周面に研削液を供給可能に構成し、研削砥石の強度や研磨精度を低下させることなく、被削材と研削砥石との接触部分に研削液を充分に供給できる通液型研削砥石がある。しかし、この通液型研削砥石は、砥粒内に不連続な空孔を無数不規則に設けた構造体であるから、クーラント液の通過性は砥石使用の初期時に期待できるものの、使用と共に砥石内の空孔に研削屑が堆積し、目詰まり現象が早期に起きるという問題点が存在する。
本願発明者は、上記丸鋸の本体環(円板本体)やダイシングソーの本体環(円板本体)やカップ砥石の本体環(円筒本体)や研削砥石の本体環(外周面に砥粒を固着させた砥石本体を意味し、総称して本体環と言う)や多孔質の環状砥石等々が持つ問題点に鑑みてなされた。即ち、丸鋸において、曲線切断を何度も繰り返えして左右方向の撓み応力負荷による本体環の疲労クラックや、薄いダイシングソーにおいて回転方向や左右方向に掛かる撓み応力負荷によって発生する本体環の疲労クラック、円盤砥石の研削時における側方への撓み応力負荷の繰り返しにより本体環に発生する疲労クラック現象に着目し、鋼の結晶粒面心構造となる金属組織にまで遡って研究開発した。
以下、この研究開発のストーリーを説明する。金属表面を顕微鏡で拡大して行くと、図12に示すように、最終的に鋼の結晶粒面心構造B0(体心立方格子B1又は面心立方格子B2)にまで至る。この結晶粒面心構造は、立方体形状に配列された体心立方格子B1の結晶粒K1〜K9及び面心立方格子B2の結晶粒K1〜K16を有し、この各結晶粒を立方体系に結び付ける紐Hで強固に繋げられている。
即ち、図12に示す金属組織の最小構造となる結晶粒面心構造B0(体心立方格子B1又は面心立方格子B2)は、更に、図13に細示すように、面格子B3、立方格子B4、体心立方格子B1、面心立方格子B2等に広く構造解析が行なえる。この結晶粒面心構造B0をヒントに、平面状の金網体を結晶粒面心構造に類似形成させた面格子及び各種立方格子構造BXにより(金網体11,22を一層・一重とした曲面面格子M1と二重以上の多層とした曲面立方格子M2)に形成してなる本体環10,20を構成した。即ち、上記丸鋸の本体環やダイシングソーの本体環や研削砥石の本体環やカップ砥石の本体環は、金網体により立方格子構造M2に構成した。上記本体環とは、(外周面や円筒先端面に砥粒を電着又は溶着させた円板本体を意味し、総称してこれを本体環と言う。更に、本発明では、鳥の巣の様な形状を呈していることから「トリノス砥石」とも命名した。
然して、図13に示すように、金網体11,22を一層・一重とした曲面面格子(面格子構造とも言う)M1を基本とし、二重以上の多層とした曲面立方格子(立方格子構造)M2を形成させた本体環(例えば、カップ砥石他)が得られる。この円筒先端部等に砥粒Dを固着すれば、繰り返えされる各方向への撓み応力負荷に耐えられて疫労クラックの発生を防止できる各種砥石が得られる事を開発した。上記新機能・新性能が得られる理由は、▲1▼トリノスは、柔構造の金網の先入観もあり、一見すると弱そうな印象を受ける。しかし、硬構造の代表とも言える、金属の分子構造に似て其々の結節点が固着されているので研削抵抗に耐えられる硬さを得る事が出来る。▲2▼而も、結節点を任意数フリーにすることで柔硬調節が可能な機能を合わせ得る事が出来る。言うなれば、曲面の立方格子構造で「免振機能」を合わせ持つとも言える。▲3▼更に、上記面格子構造や立方格子構造が持つ金網の中空構造によりクーラント液が内部に満たされると共に、クーラントの流通性も高く保たれる。▲4▼しかして、従来品で得られない研削効率、冷却効率、研削屑排出効率他、丸鋸、ダイジングソー、円盤砥石、カップ砥石に求められる高寿命化他の全ての要求を満足できる事が判明した。
上記目的を達成する請求項1の本体環は、板材を切断する丸鋸やシリコンウエハーを薄く切断するダイシングソー及び平面ワークを研削する研削砥石や穴開けカップ砥石等の本体環において、
縦横に細線で編み込まれた金網又は織布は、上記編み込まれた縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節された円板金網又は円筒体金網の弾性強度を加減可能となし、上記円板金網又は円筒体金網の織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、上記円板金網の外周面とこの周辺部又は上記円筒体金網の先端面とこの周辺部に、各種超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする。
請求項2記載のダイシングソーの本体環は、上記請求項1の本体環において、本体環は、φ0.025mmの鉄系金属,非鉄,石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー,不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませ厚みφ0.05mm以下の編物又は不織布となし、上記編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して面格子構造の板金網となし、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒又はWA、GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする。
請求項3記載の丸鋸の本体環は、上記請求項1の丸鋸の本体環において、鉄系金属,非鉄,石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー,不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布となし、該編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して円板金網となし、上記円板金網の金網又は織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒叉はWA,GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする。
請求項4記載の円盤砥石の本体環は、上記請求項1の円盤砥石の本体環において、鉄系金属,非鉄,石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー,不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、該編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して円板金網となし、上記円板金網の金網又は織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒又はWA,GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする。
請求項5のカップ砥石の本体環は、上記請求項1のカップ砥石の本体環において、鉄系金属,非鉄,石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー,不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、該編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して円筒金網と成し、上記円筒金網の金網又は織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、上記円筒金網の円筒先端面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒叉はWA,GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする。
請求項6記載の本体環の生産方法は、丸鋸やダイシングソー及び研削砥石やカップ砥石等の本体環は、第1工程で鉄系金属,非鉄を繊維糸(縦線・横線)とし、この後に繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は織布とし、第2工程で上記編物又は織布を円形又はカップ状に切断成形し、第3工程で上記円形又はカップ状に切断成形した縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して円板金網又は円筒金網となし、第4工程で上記円板金網又は円筒金網の金網又は織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、第5工程で上記立方格子構造の円板金網の外周面とこの周辺部又は円筒金網先端外周とその周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒叉はWA,GC砥粒等を固着させるべくこれらの超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする。
請求項7記載の本体環の生産方法は、丸鋸やダイシングソー及び研削砥石やカップ砥石等の本体環は、第1工程で石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー等の繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、第2工程で上記編物又は織布を円形又はカップ状に切断成形し、第3工程で上記円形又はカップ状に切断成形した縦線・横線の交点(結節点)を疎らに溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して円板金網又は円筒金網となし、第4工程で上記円板金網又は円筒金網の金網又は織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、第5工程で上記立方格子構造の円板金網の外周面とこの周辺部又は円筒金網先端外周とその周辺部に、WA,GC砥粒等を溶着して超砥粒を固着させたことを特徴とする。
本発明の丸鋸、ダイシングソー、砥石、カップ砥石等の本体環を示す請求項1記載によると、丸鋸の板切断、ダイシングソーによるシリコンウエハーの薄切り、砥石による平面研削、カップ砥石による薄板から厚板までの孔の貫通加工が円滑にできる。
その主たる理由と効果は、各砥石他の本体環には適度の弾性が得られる。特に、丸鋸による曲げ加工時において繰り返し受ける丸鋸の湾曲負荷に対して塑性変形し、疲労破壊しない。更に、金網の網目を介してクーラント液が砥粒や加工点に効率良く無駄なく噴出される。これにより、研削屑の排出効率アップ、研削時間の短縮による研削効率が連鎖的に改善できる。特に、金網の網目クーラント液はクーラントガイド内を通過させて本体環の面心構造とした金網の網目や隙間を通過して金網体の隙間やワークとの隙間からの排出効率が従来の砥石と比較して飛躍的に向上する。
更に、上記請求項2のダイシングソーの本体環によると、φ0.025mmの鉄系金属、非鉄、石油系繊維、植物系繊維、炭素繊維、セルロースナノファイバー、不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませ厚みφ0.05mm以下の編物又は不織布とし、該編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに鍍金又は固着させて固着結節点と自由結節点の割合を調節して面格子構造と成し、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ、CBN電着砥粒又はWA、GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたから、
従来のダイシングソーとは異なり、切断加工時に本体環に加わる回転負荷による疲労に対して柔軟に撓んで対応するから疲労破壊しない。更に、金網の網目を介してクーラント液が砥粒や加工点に効率良く無駄なく噴出される。これにより、研削屑の排出効率アップと研削効率が改善できる。特に、金網の網目クーラント液はクーラントガイド内を通過させて本体環の金網の網目や隙間を通過して金網体の隙間やワークとの隙間からの排出効率が従来のダイシングソーと比較して飛躍的に向上する。
更に、上記請求項3の丸鋸の本体環は、鉄系金属、非鉄、石油系繊維、植物系繊維、炭素繊維、セルロースナノファイバー、不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、該編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに鍍金又は固着させて固着結節点と自由結節点の割合を調節して立方格子構造の円板金網となし、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ、CBN電着砥粒叉はWA、GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたから、
従来の丸鋸の本体環(鋸の円板本体)とは異なり、曲線の切断時に本体環(鋸の円板本体)に加わる左右軸方向への撓み負荷による金属疲労に対して柔軟に撓んで対応するから疲労破壊しない。更に、金網の網目を介してクーラント液が砥粒や加工点に効率良く無駄なく噴出される。これにより、板材の切断効率が改善できる。特に、面心構造とした金網の網目クーラント液はクーラントガイド内を通過させて本体環(円板本体)の金網の網目や隙間を通過して金網体の隙間や板材との隙間からの排出効率が従来の丸鋸と比較して飛躍的に向上する。
更に、上記請求項4の円盤砥石の本体環も請求項3の丸鋸の本体環と同様に、縦線・横線の交点(結節点)を疎らに鍍金又は固着させて固着結節点と自由結節点の割合を調節して立方格子構造の円板金網となし、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ、CBN電着砥粒叉はWA、GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたから、
従来の円盤砥石の本体環とは異なり、研削時に面心構造とした本体環に加わる外周及び軸方向への撓み負荷による金属疲労に対して柔軟に撓んで対応するから疲労破壊しない。特に、金網の網目を介するクーラント液は、砥石外周の砥粒から研削ワークの加工点に効率良く無駄なく噴出される。しかして、平面研削の加工効率が改善できる。特に、センタースルーのクーラント液は本体環の金網の網目や隙間を通過して研磨面への排出・供給効率が飛躍的に向上する。
更に、上記請求項5の穴開け用のカップ研削砥石の本体環も請求項4の円盤砥石の本体環と同様に、縦線・横線の交点(結節点)を疎らに鍍金又は固着させて固着結節点と自由結節点の割合を調節して立方格子構造の円筒金網とし、上記円筒金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ、CBN電着砥粒又はWA、GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたから、
従来のカップ砥石の本体環とは異なり、研削時に本体環に加わる外周及び軸方向への撓み負荷による金属疲労に対して柔軟に撓んで対応するから疲労破壊しない。特に、金網の網目を介するクーラント液は、砥石外周の砥粒から研削ワークの加工点に効率良く無駄なく噴出される。しかして、穴開け加工効率が従来品と比べて改善できる。特に、センタースルーのクーラント液は本体環の金網の網目や隙間を通過して研磨面への排出・供給効率が飛躍的に向上する。
更に、上記請求項6の本体環の生産方法によると、鉄系金属,非鉄を繊維糸(縦線・横線)とし、これから繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は織布とし、円形に切断成形させ、縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させて固着結節点と自由結節点の割合を調節し、上記円板金網を面格子構造又は立方格子構造とした外周面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒又はWA,GC砥粒等の超砥粒を電着又は溶着する手段により、各種の砥石や丸鋸、ダイシングソー等が容易に生産できる。
更に、上記請求項7の本体環の生産方法によると、石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー等の繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、これから繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は織布とし、円形に切断成形させ、縦線・横線の交点(結節点)を疎らに溶着させて固着結節点と自由結節点の割合を調節し、上記円板金網を面格子構造又は立方格子構造とした外周面とこの周辺部に、WA,GC砥粒等の超砥粒を溶着する手段により、各種の砥石や丸鋸、ダイシングソー等が容易に生産できる。
本発明の第1実施の形態を示し、縦横に細線で編み込んだ金網による本体環の拡大斜視面図である。 本発明の第1実施の形態を示し、金網板の固着結節点と自由結節点と砥粒の溶着を示す拡大斜視面図である。 本発明の第2実施の形態を示し、丸鋸と一対のフランジとの組立状態と丸鋸における金網体の固着結節点と自由結節点の割合と砥粒の溶着状態との組立作用図である。 本発明の第3実施の形態を示し、ダイシングソーにおける金網の固着結節点と自由結節点の割合と砥粒の割合を示す面格子構造とした側面図と断面図である。 本発明の第4実施の形態を示し、円盤砥石における金網の固着結節点と自由結節点の割合と砥粒の割合を示す立体格子構造とした本体環の斜視面図である。 本発明の第5実施の形態を示し、カップ砥石における金網の固着結節点と自由結節点の割合と砥粒割合の立体格子構造とした本体環の斜視面図である。 本発明の丸鋸とダイシングソーと円盤砥石とカップ砥石の作用斜視図である。 本発明の第6実施の形態を示し、鉄系金属、非鉄を繊維糸とし砥粒を電着・溶着する本体環の生産方法のフローチャート図である。 本発明の第7実施の形態を示し、石油系繊維、植物系繊維、炭素繊維、セルロースナノファイバー、不織布等の繊維糸の何れからなり砥粒を本体環の結節点に固着する生産方法のフローチャート図である。 本発明の超砥粒電着法と超砥粒熱溶着法とを説明する関係図である。 本発明の本体環を採用した各種砥石と従来タイプとの性能比較図である。 鋼の結晶粒面心構造(体心立方構造と面心立方構造)を示す拡大斜視図である。 本発明の本体環に採用される各トリノスの立体格子構造を説明する斜視図である。
以下、図1〜図12により、本発明の本体環(円板本体)に立体格子構造を採用した各砥石やダイシングソーや丸鋸他の生産方法を順次に説明する。
先ず、図1と図2により、円板金網10及び円筒金網20を形成する為の基本構成を説明する。この基本構成は、縦横1に横線2で編み込まれた金網11又は織布22からなる。そして、図12及び図13に示す鋼の結晶粒面心構造B0(体心立方構造B1と面心立方構造B2)をモデルに、円板金網10及び円筒金網20を立方格子構造BX(面格子B3、立方格子B4、体心立方格子B1、面心立方格子B2)の何れかにより構成される。
先ず、本発明の第1実施の形態となる図1において、縦横1に横線2で編み込まれた金網11又は織布22は、上記編み込まれた縦線・横線の交点(結節点)3を疎らに鍍金又は接合させて固着結節点4と自由結節点5の割合が調節されている。図2は、図示では立方格子構造BXを、一層のみの平面(面格子B3)で示すが、円板金網10及び円筒体金網20は、多層とすると立方格子B4、体心立方格子B1、面心立方格子B2の何れかにより構成される。然して、外周部は固着結節点4が集中区域K1とし撓みが少なくなって弾性強度を増強し、中腹部は自由結節点5が多い区域Kは撓み易くなって弾性強度を低下させる。この固着結節点4と自由結節点5の割合により弾性強度が加減調節される。即ち、円板金網10は、上記円板金網の外周面は(固着結節点4を多く)、この周辺部も(固着結節点4を多く)、上記円筒体金網20の先端面も(固着結節点4を多く)、この周辺部も(固着結節点4を多く)設定される。上記金網11には、各種超砥粒Dとなるダイヤ、CBN電着砥粒が電着され、織布22には、WA、GC砥粒が溶着される。その他の撓みが欲しい所は自由結節点5の割合を多く設定される。また、上記円板金網10,円筒体金網20の回転軸芯Oとなる連結部(ボスで図示なし)は、固着結節点4を多く設けて、回転駆動軸(図示なし)との連結を正確に保持する。
然して、上記円板金網(本体環)10は、丸鋸30、円板カッター30A、ダイシングソー40、円盤砥石50を構成し、上記円筒体金網(本体環)20は、カップ砥石60を構成する。
図10は、本発明の超砥粒電着法と超砥粒熱溶着法とを説明する関係図である。従来型の台金に超砥粒を付着した砥石車も、細線・中空線に超砥粒を付着したトリノス砥石も、電着法は電解法(EP法)と化学メッキ法(CP法)があり、熱溶着法はガス溶接法,ハンダ付け法,高周波熱法,焼成炉法等がある。尚、接着剤による方法もある。
図7を参照しながら、以下の実施態様の作用効果を説明する。
即ち、上記第1実施の形態によると、丸鋸30及び円板カッター30Aは板切断、ダイシングソー40はシリコンウエハーの薄切り、円盤砥石50は平面研削や溝加工、カップ砥石60は薄板から厚板までの孔の貫通加工が円滑に実施される。その主たる理由と効果は、各砥石他の本体環10,20には適度の弾性が得られる。特に、丸鋸30,30Aによる曲げ加工時(図3で後記する)において繰り返し受ける丸鋸の湾曲負荷に対して金属疲労がなく疲労破壊しない。更に、特に、丸鋸30,30Aの両側をフランジ(図示なし)で保持されていると、金網11の網目を介してクーラント液Cが砥粒や加工点に効率良く無駄なく噴出される。これにより、研削屑の排出効率アップ、研削時間の短縮による研削効率が連鎖的に改善できる。上記クーラント液Cは、金網11の網目の空間hを通過され、この排出効率は、従来の砥石と比較して飛躍的に向上する作用効果、即ちメリットが得られる。
本発明の第2実施の形態となる丸鋸30及び円板カッター30Aに採用した本体環31の構成と作用を図3により説明する。丸鋸は外周面に鋸刃Nを設け、円板カッター30Aの外周面には、超砥粒Dを電着又は溶着させている。
図1と図2に示す縦横1に横線2で編み込まれた金網11又は織布22が採用される。
上記編み込まれた縦線・横線の交点(結節点)3を疎らに電着又は溶着させて固着結節点4と自由結節点5の割合が調節されている。図3の拡大図には、本体環31が立方格子構造BX(面格子B3、立方格子B4、体心立方格子B1、面心立方格子B2)の何れかを多層にした構成を示す。即ち、上記本体環31は必要砥石幅Lに応じて複数枚を積層した面格子構造M1又は立方格子構造M2となし、上記円板金網となる本体環(円板本体)31の外周面31Aとこの周辺部31Bに、ダイヤ,CBN電着砥粒叉はWA,GC砥粒等を
固着させるべく砥粒Dを電着又は溶着させて成る。
尚、丸鋸30の本体環31は、鉄系金属,非鉄の他、石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー,不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物11又は不織布22とからなる。該編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)3を疎らに鍍金又は固着させて固着結節点4と自由結節点5の割合を調節して円板金網10となしている。
本体環31の弾性強度は、固着結節点4が集中区域K1では撓みが少なくなって弾性強度が増強し、自由結節点5が多い区域Kは弾性強度を弱めて撓み易くなっている。この固着結節点4と自由結節点5の割合により弾性強度が加減調節される。上記円板金網の外周面は(固着結節点4を多く)、この周辺部も(固着結節点4を多く)、この箇所に、各種超砥粒Dとなるダイヤ、CBN電着砥粒が電着され、又はWA、GC砥粒が溶着される。その他の撓みが欲しい所は自由結節点5の割合を多く設定される。また、上記本体環31の回転軸芯Oとなる連結部32は、固着結節点4を多く設けて、回転駆動軸(図示なし)との連結を正確に保持する。
図3の上部において、丸鋸30及び円板カッター30Aの実施例を示す。この実施例は、板材の直線切断や曲線切断を示す。図示の組立図において、外径を少し小さくしたフランジ33と外径の少し大きなフランジ34とを、丸鋸30又は円板カッター30Aの両側から挟んで組み立てる。丸鋸30又は円板カッター30Aに対する押力Fが無い時は、直線切断が行える。又、丸鋸30又は円板カッター30Aに対する押力Fを徐々に強くすると、丸鋸30又は円板カッター30Aの実線で示す如く撓み量が増大するとともに大きな曲線切断が可能となる。図の如く、本体環(円板本体)31を左へ撓ませると、左曲線切り、二点鎖線で示す右への撓み31´時には、右曲線切りとなる。
特記すべきは、丸鋸30又は円板カッター30Aは、本体環(円板本体)31の中腹部は、金網又は織布は必要砥石幅Lに応じて複数枚を積層した立方格子構造M2であるから適度の剛性と強度を得ているが、両方からフランジ33,34で把持しているから更に強い剛性が得られている。そして、クーラント液Cを中心側から外周に向けて供給すると、フランジ33,34がクーラント液Cの横漏れを防止し、完全に外周の超砥粒Dに供給される。
従って、後記する他の実施形態となるダイシングソー40、円盤砥石50他においても、本体環(円板本体)の中腹部は、必要砥石幅Lに応じて複数枚を積層した立方格子構造M2で剛性と強度を得ているが、両方から同じ外径寸法のフランジ33,34他で把持するのが望ましい。クーラント液Cの横漏れも防止できるから、以下の他の実施態様は、詳細説明を省略している。
本発明の第2実施の形態となる丸鋸30及び円板カッター30Aによると、丸鋸及び円馬カッターの本体環(鋸の円板本体)は、鉄系金属、非鉄、石油系繊維、植物系繊維、炭素繊維、セルロースナノファイバー、不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、該編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに鍍金又は固着させて固着結節点と自由結節点の割合を調節して円板金網と成し、上記円板金網の外周面31Aとこの周辺部31Bに、ダイヤ、CBN電着砥粒叉はWA、GC砥粒等を固着させるべく超砥粒Dを電着又は溶着させて成るから、従来の丸鋸の本体環(鋸の円板本体)とは異なり、曲線の切断時に立方格子構造M2の本体環(鋸の円板本体)31に加わる左右軸方向への撓み負荷による金属疲労に対して柔軟に撓んで対応するから疲労破壊しない。更に、金網の網目を介してクーラント液Cが砥粒や加工点に効率良く無駄なく噴出される。これにより、板材の切断効率が改善できる。特に、金網の網目クーラント液はクーラントガイド内を通過させて本体環(円板本体)31の金網の網目や隙間を通過して金網体31(10)の隙間やフランジ33,34との隙間からの排出効率が従来の丸鋸と比較して飛躍的に向上する作用効果、即ちメリットが得られる。
本発明の第3実施の形態となるダイシングソー40の本体環41は、上記第1実施の形態と同様に、上記編み込まれた縦線・横線の交点(結節点)3を疎らに鍍金又は接合させて固着結節点4と自由結節点5の割合が調節されている。特に、薄い切断が可能となるように、面格子構造M1を一層の構成とし、撓みが起きないように、固着結節点4を集中区域K1として撓みを少なくして弾性強度を増強している。これで、図4の拡大図に示すように、φ0.025mmの鉄系金属,非鉄,石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー,不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)1´,2´を編む又は絡ませ厚みφ0.05mm以下の編物又は不織布となし、上記編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)3を鍍金又は固着して固着結節点4を多くして面格子構造M1の円板金網41と成している。上記円板金網の外周面41Aとこの周辺部41Bに、各種超砥粒Dとなるダイヤ,CBN電着砥粒叉はWA、GC砥粒等を溶着,固着させて成る。上記ダイシングソー40の外周部41Aは、一対のフランジ43,44で両側から把持すべく、回転軸45にナットNで固着されている。上記回転軸45は孔45Aが開けられているから、クーラント液Cが圧入され、ダイシングソー40の外周部41Aから排出される。その他の構成は、本発明の第1実施の形態と同一につき、説明を省略する。
上記第3実施の形態となるダイシングソー40の本体環41によれば、シリコンウエハーを厚みφ0.05mmの切断幅で無駄の無いカットが可能である。更に、従来のダイシングソーとは異なり、切断加工時に面格子構造M1とした本体環に加わる回転負荷による金属疲労に対して柔軟に撓んで対応するから疲労破壊しない。更に、金網の網目を介してクーラント液が砥粒や加工点に効率良く無駄なく噴出される。これにより、研削屑の排出効率アップと研削効率が改善できる。特に、金網の網目クーラント液はクーラントガイド内を通過させて本体環の金網の網目や隙間を通過して金網体の隙間やワークとの隙間からの排出効率が従来のダイシングソーと比較して飛躍的に向上する。
本発明の第4実施の形態となる円盤砥石50の本体環51は、縦横1に横線2で編み込まれた金網11又は織布22となる。上記編み込まれた縦線・横線の交点(結節点)3を疎らに鍍金又は接合させて固着結節点4と自由結節点5の割合が調節されている。そして、面心構造(立方構造B1又は立方構造B2)を例えば3層の構成を示す。即ち、上記金網又は織布は必要砥石幅Lに応じて複数枚を積層した面心構造B1,B2となし、上記円板金網となる本体環51の外周面51Aとこの周辺部51Bに、ダイヤ,CBN電着砥粒叉はWA,GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させて成る。尚、図4と同様に、回転軸との取付には、図示しないが一対のフランジで円盤砥石50の両側から気密に保持されクーラント液も供給される。その他の構成は、上記第1〜4実施の形態と同一に付き、説明を省略する。
本発明の第4実施の形態となる円盤砥石50の本体環51の作用は、従来の円盤砥石の本体環とは異なり、研削時に本体環に加わる外周及び軸方向への撓み負荷による金属疲労に対して柔軟に撓んで対応するから疲労破壊しない。特に、図7に見るように、網の網目を介するクーラント液は、砥石外周の砥粒から研削ワークの加工点に効率良く無駄なく噴出される。
本発明の第5実施の形態となるカップ砥石60の本体環61は、図6に示すように、縦横1に横線2で編み込まれた金網11又は織布22となる。上記編み込まれた縦線・横線の交点(結節点)3を疎らに鍍金又は接合させて固着結節点4と自由結節点5の割合が調節されている。そして、立方格子構造M2を例えば2層以上の構成で示す。即ち、上記金網又は織布は必要砥石幅Lに応じて複数枚を積層した立方格子構造M2となし、上記円筒金網となる本体環61の外周面61Aとこの周辺部61Bに、ダイヤ,CBN電着砥粒又はWA,GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させて成る。その他の構成は、上記第1〜4実施の形態と同一に付き、説明を省略する。尚、図6において、カップ砥石60の本体環61を工具ホルダー14に取り付ける構成を示している。h〜h3は通孔、14aはカップ砥石60を把持するフランジ、9bはボルト頭、9cはボルト、14bはナットを示す。
本発明の第5実施の形態となるカップ砥石60の本体環61の作用は、図7に示すように、従来のカップ砥石の本体環とは異なり、研削時に立方格子構造M2の本体環に加わる外周及び軸方向への撓み負荷による金属疲労に対して柔軟に撓んで対応するから疲労破壊しない。特に、金網の網目を介するクーラント液Cは、砥石外周の砥粒から研削ワークの加工点に効率良く無駄なく噴出される。
上記各砥石における第6実施形態の本体環の生産方法は、鉄、非鉄系においては、図8に示すように、丸鋸やダイシングソー及び研削砥石やカップ砥石等の本体を成す本体環において、第1工程(イ)で鉄系金属,非鉄を繊維糸(縦線・横線)とし、この後に繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は織布とし、第2工程(ロ)で上記編物又は上記織布を面格子構造M1又は立方格子構造M2に多層化して円形に切断成形し、第3工程(ハ〜二)で上記編物又は上記織布の縦線・横線の交点(結節点)をマスキングし、第4工程(ホ〜ヘ)で疎らに電着法(電解法又は科学メッキ法)により固着結節点と自由結節点とし、この割合を調節して円板金網と成し、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN等を電着して電着超砥粒Dを形成する。
上記第6実施形態の本体環の生産方法の作用は、鉄系金属,非鉄を繊維糸(縦線・横線)とし、これから繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は織布とし、織布を面格子構造M1又は立方格子構造M2に多層化するとともに円形に切断成形とし、縦線・横線の交点(結節点)を疎らに鍍金又は固着させて固着結節点と自由結節点の割合を調節し、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN等の超砥粒を電着する電着手段EMにより、各種の砥石や丸鋸、ダイシングソーが容易に生産できる。
上記7実施形態の本体環の生産方法は、図9に示すように、丸鋸やダイシングソー及び研削砥石やカップ砥石20等の本体環において、第1工程(ヘ)で石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー等の繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、第2工程(ト)で上記編物又は上記織布を面格子構造M1又は立方格子構造M2に多層化して円形又はカップ状に切断成形し、第3工程(チ)で上記円形又はカップ状の縦線・横線の交点(結節点)を疎らに熱溶着(熱溶着法)又は接着剤により固着させて固着結節点と自由結節点の割合を調節し、第4工程(リ)で上記円形又はカップ状の金網体の外周面又は先端面とこの周辺部に、WA,GC砥粒等を溶着・固着して超砥粒Dを溶着させて成る。
また、上記第7実施形態の本体環の生産方法の作用は、石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー等の繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、これから繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は織布とし、織布を面心構造に多層化・円形に切断成形とし、縦線・横線の交点(結節点)を疎らに鍍金又は固着させて固着結節点と自由結節点の割合を調節し、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、WA,GC砥粒等の超砥粒を焼成機SOで溶着・固着する手段により、各種の砥石や丸鋸、ダイシングソー他が容易に生産できる。
上記丸鋸,ダイシングソー,円盤砥石,カップ砥石の本体環とこの生産方法によると、図11に示す実測値が得られる。即ち、(1)撓み負荷について、従来型は変形割れするが、本発明の本体環は、繰返し変形に優れている。(2)金属疲労について、従来型は繰返し負荷に弱い。本発明の本体環は、繰返し負荷に耐えられ、優れている。(3)クーラント液の流通性について、従来型は多孔質の砥石でも流通性に劣る。本発明の本体環は、面心構造に模倣させた金網構成で流通性良好となり、優れている。(4)目詰まりについて、従来型は砥石内の空孔が不規則で詰る。本発明の本体環は、網目状の連続空孔で目詰まらず優れている。(5)研削性能について、従来型は、目詰まりで性能低下し易い。本発明の本体環は、目詰まりせず性能低下し難く優れている。
本発明は、上記各丸鋸やシリコンウエハーを切断するダイシングソー及び平面を研削する研削砥石や穴開け用のカップ砥石等の実施形態の他、各種タイプの回転式砥石や円板式切断砥石やステック砥石迄適用可能である。更に、金網体を面格子構造M1又は立方格子構造M2にて形成してなる本体環は、六方細密構造を採用しても良く、この構成体によれば最強の作用効果がえられる。また、更に、最新素材のカーボンナノチューブの採用により、金網構成の本体環(円板本体)を構成すれば、極めて薄い刃幅としなやかで強固なダイシングソー他が得られるからミクロンサイズ幅のICチップの切断が可能となる他、丸鋸による切断や研削砥石による磨き、穴開け用のカップ砥石においても適用可能である。
1 縦線
1´,2 繊維糸(縦線・横線)
2 横線
3 交点(結節点)
4 固着結節点
5 自由結節点
10 円板金網
11 金網
11A 編物
20 円筒体金網
22 織布
22A 不織布
30 丸鋸
30A 円板カッター
31 本体環(円板本体他)
31A 外周面
31B 周辺部
40 ダイシングソー
41 本体環
50 円盤砥石
51 本体環
60 カップ砥石
61 本体環
B0 結晶粒面心構造
BX 各種立方格子構造
B1 体心立方格子
B2 面心立方格子
B3 面格子
B4 立方格子
C クーラント液
F 押力
K1 集中区域
K 自由結節点が多い区域
D 各種超砥粒
L 必要砥石幅
N 鋸刃
M1 面格子構造
M2 立方格子構造
EM 電着手段
SO 焼成機
上記目的を達成する請求項1の本体環は、板材を切断する丸鋸又はシリコンウエハーを薄く切断するダイシングソー又は平面ワークを研削する研削砥石又は穴開けカップ砥石の構造体であり、該構造体の外周面又は先端面又は上記各面の周辺部に砥粒を固着してなる構成の本体環において、
繊維糸の縦線・横線で編込まれた編物又は織込まれた織布の交点、又は金属糸からなる縦線・横線で編込まれた編物又は織込まれた金網の交点とは、少なくとも密集乃至疎らに電着又は溶着され剛性を高めた固着結節点と、電着又は溶着せず剛性を弱めた自由結節点とからなり、上記固着結節点と自由結節点との割合を可変な面格子構造の円板金網又は円筒金網であることを特徴とする。
請求項2は、上記請求項1記載の本体環において、上記面格子構造の円板金網又は円筒金網は、丸鋸又は研削砥石又はカップ砥石が要求する砥石幅に応じて複数枚を積層結合された立方格子構造であることを特徴とする
請求項3は、上記請求項1の本体環において、ダイシングソーは、φ0.025mmの繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませ厚みφ0.05mm以下の編物又は不織布であり、外周部と内周部は固着結節点のみ中腹部は固着結節点と自由結節点とを割合可変な面格子構造の円板金網であることを特徴とする。
請求項4は、上記請求項2の本体環において、丸鋸は、円板金網の砥石幅に応じて複数枚を積層結合の立方格子構造となし、上記円板金網の外周部と内周部は固着結節点で剛性が高く、円板金網の中腹部位は固着結節点に自由結節点が混在し剛性を弱めた立方格子構造であることを特徴とする
請求項5は、上記請求項2の本体環において、カップ砥石は、円筒金網の砥石幅に応じて複数枚を積層結合の立方格子構造となし、上記円筒金網の先端部と後端部は固着結節点で剛性が高く、円筒金網の中腹部位は固着結節点に自由結節点が混在し剛性を弱めた立方格子構造であることを特徴とする。
請求6は、上記請求項2の本体環において、研削砥石は、円板金網の砥石幅に応じて複数枚を積層結合の立方格子構造となし、上記円板金網の外周部と内周部は固着結節点で剛性が高く、円板金網の中腹部位は固着結節点に自由結節点が混在し剛性を弱めた立方格子構造であることを特徴とする

Claims (7)

  1. 板材を切断する丸鋸やシリコンウエハーを薄く切断するダイシングソー及び平面ワークを研削する研削砥石や穴開けカップ砥石等の本体環において、
    縦横に細線で編み込まれた金網又は織布は、上記編み込まれた縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節された円板金網又は円筒体金網の弾性強度を加減可能となし、上記円板金網又は円筒体金網の織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、上記円板金網の外周面とこの周辺部又は上記円筒体金網の先端面とこの周辺部に、各種超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする本体環。
  2. 上記請求項1のダイシングソーの本体環は、φ0.025mmの鉄系金属,非鉄,石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー,不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませ厚みφ0.05mm以下の編物又は不織布となし、上記編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して面格子構造の円板金網となし、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒又はWA、GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする本体環。
  3. 上記請求項1の丸鋸の本体環において、鉄系金属,非鉄,石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー,不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布となし、該編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して円板金網となし、上記円板金網の金網又は織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒叉はWA,GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする本体環。
  4. 上記請求項1の研削砥石の本体環は、鉄系金属,非鉄,石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー,不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、該編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して円板金網となし、上記円板金網の金網又は織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、上記円板金網の外周面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒又はWA,GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする本体環。
  5. 上記請求項1のカップ砥石の本体環は、鉄系金属,非鉄,石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー,不織布等の何れから成る繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、該編物又は不織布を円形に切断成形後に縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して円筒金網と成し、上記円筒金網の金網又は織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、上記円筒金網の円筒先端面とこの周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒叉はWA,GC砥粒等を固着させるべく超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする本体環。
  6. 丸鋸やダイシングソー及び研削砥石やカップ砥石等の本体環は、第1工程で鉄系金属,非鉄を繊維糸(縦線・横線)とし、この後に繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は織布とし、第2工程で上記編物又は織布を円形又はカップ状に切断成形し、第3工程で上記円形又はカップ状に切断成形した縦線・横線の交点(結節点)を疎らに電着又は溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して円板金網又は円筒金網となし、第4工程で上記円板金網又は円筒金網の金網又は織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、第5工程で上記立方格子構造の円板金網の外周面とこの周辺部又は円筒金網先端外周とその周辺部に、ダイヤ,CBN電着砥粒叉はWA,GC砥粒等を固着させるべくこれらの超砥粒を電着又は溶着させたことを特徴とする本体環の生産方法。
  7. 丸鋸やダイシングソー及び研削砥石やカップ砥石等の本体環は、第1工程で石油系繊維,植物系繊維,炭素繊維,セルロースナノファイバー等の繊維糸(縦線・横線)を編む又は絡ませた編物又は不織布とし、第2工程で上記編物又は織布を円形又はカップ状に切断成形し、第3工程で上記円形又はカップ状に切断成形した縦線・横線の交点(結節点)を疎らに溶着させた固着結節点と自由結節点の割合を調節して円板金網又は円筒金網となし、第4工程で上記円板金網又は円筒金網の金網又は織布は必要砥石幅に応じて複数枚を積層した立方格子構造となし、第5工程で上記立方格子構造の円板金網の外周面とこの周辺部又は円筒金網先端外周とその周辺部に、WA,GC砥粒等を溶着して超砥粒を固着させたことを特徴とする本体環の生産方法。
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