JP2017154155A - 拘束性ブレークアウトの監視装置およびそれを用いた監視方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続鋳造におけるブレークアウト(未凝固な溶鋼の流出)を精度良く監視し、広範囲の鋳込み速度に適用可能であり、鋳型を更新する間隔を延長できるブレークアウトの監視装置及びそれを用いた監視方法の提供。
【解決手段】連続鋳造用鋳型1の湯面4より下方に、複数個の温度測定器7を水平に配列して測温列8を形成し、測温列を複数段配置しかつ複数段のうちの任意の2段のうち上段の測温列8aに配列される温度測定器と下段の測温列8bに配列される温度測定器とを同一の鉛直線上に配置し、それら測定値が所定の条件を満たした場合に拘束性ブレークアウトが発生すると判定し、判定の結果を表示する拘束性ブレークアウト監視装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続鋳造設備にて拘束性ブレークアウトを監視する装置および方法に関するものである。
連続鋳造設備の稼動中に操業条件(たとえば溶鋼温度等)が著しく変動して、凝固シェルの厚み方向の成長が遅れた場合、あるいは成長が止まった場合には、凝固シェルが破断し、その破断部から未凝固の溶鋼が流出(いわゆるブレークアウト)する。ブレークアウトにおいては、凝固シェルが断裂しなくても、部分的に破断するだけで、開口部から溶鋼が流出し、設備機器の故障が発生するばかりでなく、安全性が損なわれて大きな問題となるので、操業を停止せざるを得ない。
したがって、連続鋳造設備の稼動中にブレークアウトを監視して、ブレークアウトの発生が予知される場合は、操業条件(たとえば鋳込み速度等)を調整する必要がある。
ブレークアウトが発生する原因としては種々の要因が考えられるが、とりわけ、連続鋳造用鋳型(以下、鋳型という)内の湯面近傍で凝固シェルと鋳型が焼付くことによって生じるブレークアウトは、拘束性ブレークアウトと呼ばれ、他の要因で生じるブレークアウトに比べて発生頻度が高い。
ここで拘束性ブレークアウトが発生するメカニズムについて、図3を参照して説明する。なお図3では、鋳型1内部の断面図として片側のみ図示する。また、矢印Aは凝固シェル2の進行方向を示す。
稼動中の連続鋳造設備の鋳型内部では、図3(a)に示すように、溶鋼3が鋳型1によって冷却されて、凝固シェル2が形成される。
連続鋳造設備の稼動中に溶鋼温度の変化やモールドパウダーの流入不良等が発生すると、凝固シェル2の厚み方向の成長が遅れる、あるいは成長が止まるという現象が起こる。その結果、図3(b)に示すように、湯面4の下側で未凝固の溶鋼3が鋳型1に接触して、焼付き5が発生する。この図3(b)に示す状態で凝固シェル2が下方(矢印Aの方向)へ引き抜かれると、焼付き5の上側の凝固シェル2は、焼付き5によって拘束されて、矢印Aの方向への進行が阻害される。一方で、焼付き5の下側の凝固シェル2は矢印Aの方向へ進行するので、鋳型1内の凝固シェル2に微細な亀裂が生じる。
その亀裂から溶鋼3が鋳型1に接触することによって、新たな焼付きが、図3(b)中の焼付き5の下側近傍に発生する。このようにして焼付き5によって拘束される部位が、図3(c)に示すように、徐々に下方へ移動して行く。そして図3(d)に示すように、焼付き5によって拘束される部位が鋳型1の下端に到達した時に、凝固シェル2が溶鋼3によって生じる内圧に耐えられず、ブレークアウトが発生する。
図3(c)に示す鋳型1の側面図を図4に示す。なお図4では、鋳型1内の湯面4や焼付き5を透視図として示す。符号5’は図3(b)中の焼付きの位置を示す。
図4に示すように、焼付きが符号5’の位置から符号5の位置へ下降することによって、凝固シェル2が拘束される部位は、V字形状を呈する線6(以下、拘束線という)として延伸する。つまり拘束線6の位置では鋳型1の温度は高くなっている。
そこで鋳型1の温度を測定して焼付き5や拘束線6を検出することによって、ブレークアウトを監視する技術が検討されている。
たとえば特許文献1には、複数個の温度測定器を水平に1段配列した鋳型を用いて、拘束性ブレークアウトを監視する技術が開示されている。この技術は、V字形状を呈する拘束線が水平方向に広がる現象を検出することによってブレークアウトを監視する技術である。ところが、鋳込み速度が大きい連続鋳造においては、拘束線の水平方向の広がりが抑制されるので、ブレークアウトを予知する精度が劣るという問題がある。また、温度測定器が故障した時には、拘束線の広がりを検出する精度も低下するので、鋳型を新品に交換(以下、更新という)しなければならないという問題も生じる。
特許文献2には、2個の温度検出素子を鋳造方向(すなわち垂直方向)に配置した鋳型を用いて、拘束性ブレークアウトを監視する技術が開示されている。この技術は、焼付きが発生した部位を頂点とするV字形状の拘束線が下方へ移動する現象を検出することによってブレークアウトを監視する技術である。ところが、鋳込み速度が小さい連続鋳造においては、垂直方向に配置された温度検出素子による温度測定値の変化が緩慢になるので、ブレークアウトを予知する精度が劣るという問題がある。また、温度測定器が故障した時には、拘束線の下降を検出する精度も低下するので、鋳型を更新しなければならないという問題も生じる。
特開2005-305511号公報 特開2006-255730号公報
本発明は、従来の技術の問題点を解消し、連続鋳造におけるブレークアウトを精度良く監視し、かつ広範囲の鋳込み速度に適用可能であり、しかも鋳型を更新する間隔を延長できるブレークアウトの監視装置、およびそれを用いた監視方法を提供することを目的とする。
本発明者は、ブレークアウトの発生を事前に精度良く予知するために、V字形状を呈する拘束線の水平方向の広がり(以下、横伝播という)と、拘束線の垂直方向への移動(以下、縦伝播という)とを監視する技術を検討した。その結果、複数個の温度測定器(たとえば熱電対等)を水平に配列した一列(以下、測温列という)を上下に2段以上配置し、かつ任意の2段の測温列に配列される温度測定器を同一の鉛直線上に配置することによって、拘束線の横伝播と縦伝播を監視できることを見出した。
本発明は、このような知見に基づいてなされたものである。
すなわち本発明は、連続鋳造用鋳型の湯面より下方に、複数個の温度測定器を水平に配列して測温列を形成し、測温列を複数段配置しかつ複数段のうちの任意の2段のうち上段の測温列に配列される温度測定器と下段の測温列に配列される温度測定器とを同一の鉛直線上に配置した鋳型温度計測装置と、鋳型温度計測装置を構成する温度測定器によって測定されたそれぞれの測定値に基づいて拘束性ブレークアウトの発生を予知するための演算を行なう演算装置と、演算装置による演算の結果を表示する表示装置と、を有する拘束性ブレークアウトの監視装置である。
本発明の監視装置においては、測温列に3個以上の温度測定器を水平に配列し、かつ測温列を2段配置することが好ましい。温度測定器は熱電対を使用することが好ましい。
また本発明は、連続鋳造用鋳型の湯面より下方に、複数個の温度測定器を水平に配列して測温列を形成し、測温列を複数段配置しかつ複数段のうちの任意の2段のうち上段の測温列に配列される温度測定器と下段の測温列に配列される温度測定器とを同一の鉛直線上に配置し、それら測定値を演算装置に伝送して下記の条件Mおよび条件Nを共に満たした場合に拘束性ブレークアウトが発生すると判定し、判定の結果を表示装置で表示する拘束性ブレークアウトの監視方法である。
条件M:上段の測温列および/または下段の測温列にて互いに隣り合う温度測定器の測定値が上昇しさらに下降する。
条件N:鉛直線上に配置される下段の温度測定器の測定値が上段の温度測定器の測定値よりも高い。
本発明の監視方法においては、測温列に3個以上の温度測定器を水平に配列し、かつ測温列を2段配置することが好ましい。温度測定器は熱電対を使用することが好ましい。
さらに、拘束線の横伝播を監視するために、上段の測温列に配列される温度測定器で連続鋳造用鋳型の温度を1秒間隔で連続的に測定して得た測定値をTupper(℃)とし、測定値Tupperが時間Δt(秒)の間に変化した温度変化量の絶対値をΔTupper(℃)とし、温度変化率Dupper(℃/秒)=ΔTupper/Δtが正の数値の閾値A(℃/秒)に対してDupper≧Aを満足しつつ測定値Tupperが上昇する状態が閾値P(秒)以上にわたって継続する現象が互いに隣合う3個以上の温度測定器で検出された後、温度変化率Dupperが正の数値の閾値E(℃/秒)に対してDupper≦Eを満足しつつ測定値Tupperが下降する状態が閾値Q(秒)以上にわたって継続する状態が当該互いに隣合う3個以上の温度測定器で検出された場合、
および/または、
下段の測温列に配列される温度測定器で連続鋳造用鋳型の温度を1秒間隔で連続的に測定して得た測定値をTlower(℃)とし、測定値Tlowerが時間Δt(秒)の間に変化した温度変化量の絶対値をΔTlower(℃)とし、温度変化率Dlower(℃/秒)=ΔTlower/Δtが正の数値の閾値B(℃/秒)に対してDlower≧Bを満足しつつ測定値Tlowerが上昇する状態が閾値R(秒)以上にわたって継続する現象が互いに隣合う3個以上の温度測定器で検出された後、温度変化率Dlowerが正の数値の閾値F(℃/秒)に対してDlower≦Fを満足しつつ測定値Tlowerが下降する状態が閾値S(秒)以上にわたって継続する状態が当該互いに隣合う3個以上の温度測定器で検出された場合、
に条件Mを満たすと判定することが好ましい。
また縦伝播を監視するために、鉛直線上に配置した上段の温度測定器で得た測定値Tupper(℃)と、鉛直線上に配置した下段の温度測定器で得た測定値Tlower(℃)が、負の数値の閾値C(℃)に対してTupper−Tlower≦Cを満足しつつ時間trev(秒)が経過する現象が上下1対以上の温度測定器で認められた時に、条件Nを満たすと判定することが好ましい。
本発明によれば、連続鋳造におけるブレークアウトを精度良く監視し、かつ広範囲の鋳込み速度に適用可能であり、しかも鋳型を更新する間隔を延長できるので、産業上格段の効果を奏する。
本発明を適用する鋳型の例を模式的に示す側面図である。 図1中の鋳型を模式的に示す側面図である。 拘束性ブレークアウトの発生原因を模式的に示す断面図である。 図3中の鋳型を模式的に示す側面図である。
図1は、本発明を適用する鋳型の例を模式的に示す側面図である。図1では、上下2段の測温列8a、8bを配置する例を示す。
本発明においては、図1に示すように、上段の測温列8aに配列される温度測定器7の個数は、下段の測温列8bに配列される温度測定器7と必ずしも同数とする必要はないが、上段の測温列8aの温度測定器7を通る鉛直線と下段の測温列8bの温度測定器7を通る鉛直線とを一致させて、同一の鉛直線上に配置する。
まず図1を参照して、拘束線6の横伝播の監視について説明する。なお、温度測定器7は、湯面4より下方に取付けられる。
図1中の温度測定器7は、一定間隔(たとえば1秒間隔)で連続的に鋳型1の温度を測定するものであり、連続鋳造設備が正常に稼動している間は、温度測定器7は凝固シェルと接触している鋳型1の温度を測定する。ところが操業条件が変動して焼付き5が発生すると、鋳片の引抜きに連動して、その焼付き5が発生した部位を頂点とするV字形状の拘束線6が下方へ移動する。そして、拘束線6が温度測定器7に到達した時は、温度測定器7は未凝固の溶鋼と接触している鋳型1の温度を測定するので、その測定値が急激に上昇する。拘束線6が温度測定器7を通り過ぎた後は、温度測定器7が再び凝固シェルの温度を測定するので、その測定値が下降する。
このようにして温度測定器7の測定値の上昇と下降を検出することによって、焼付き5や拘束線6が特定の温度測定器7を通過したことを判定できる。その判定は、連続鋳造設備の稼動にオンラインで対応するために、演算装置で行なう。
ただし精度良く判定するために、温度の測定値が所定の条件を満たして変化(すなわち上昇および下降)した時に、拘束線6が通過したことを判定するのが好ましい。その条件Mについて、ここで説明する。
上段の測温列8aに配列された温度測定器7を用いて拘束線6が通過したことを判定する場合は、温度測定器7で鋳型1の温度を1秒間隔で連続的に測定して得た測定値をTupper(℃)とし、測定値Tupperが時間Δt(秒)の間に変化した温度変化量の絶対値をΔTupper(℃)とし、温度変化率Dupper(℃/秒)=ΔTupper/Δtが正の数値の閾値A(℃/秒)に対してDupper≧Aを満足しつつ測定値Tupperが上昇する状態が閾値P(秒)以上にわたって継続する現象が互いに隣合う3個以上の温度測定器で検出された後、温度変化率Dupperが正の数値の閾値E(℃/秒)に対してDupper≦Eを満足しつつ測定値Tupperが下降する状態が閾値Q(秒)以上にわたって継続する状態が当該互いに隣合う3個以上の温度測定器7で検出された場合に、拘束線6が通過したことを判定する。
下段の測温列8bに配列された温度測定器7を用いて拘束線6が通過したことを判定する場合は、温度測定器7で鋳型1の温度を1秒間隔で連続的に測定して得た測定値をTlower(℃)とし、測定値Tlowerが時間Δt(秒)の間に変化した温度変化量の絶対値をΔTlower(℃)とし、温度変化率Dlower(℃/秒)=ΔTlower/Δtが正の数値の閾値B(℃/秒)に対してDlower≧Bを満足しつつ測定値Tlowerが上昇する状態が閾値R(秒)以上にわたって継続する現象が互いに隣合う3個以上の温度測定器で検出された後、温度変化率Dlowerが正の数値の閾値F(℃/秒)に対してDlower≦Fを満足しつつ測定値Tlowerが下降する状態が閾値S(秒)以上にわたって継続する状態が当該互いに隣合う3個以上の前記温度測定器7で検出された場合に、拘束線6が通過したことを判定する。
したがって、測温列8a、8bに配列される温度測定器7は、いずれの測温列も3個以上が好ましい。
閾値A、Bは、いずれも正の数値とする。測定値Tupper、Tlowerが上昇する時の温度変化量は正の数値であり、下降する時の温度変化量は負の数値であるが、その温度変化量の絶対値ΔTupper、ΔTlowerから算出した温度変化率Dupper、Dlowerと閾値A、B、E、Fとを比較するからである。
具体的には、閾値A、B、E、F、P、Q、R、Sは下記の通りとすることが好ましい。なお[C]は溶鋼の炭素含有量を示す。
(1)[C]<0.01質量%
(1-a)鋳込み速度<1.3m/分の場合:閾値Aは1.0℃/秒、閾値Bは0.8℃/秒、
(1-b)1.3m/分≦鋳込み速度<1.8m/分の場合:閾値Aは0.9℃/秒、閾値Bは0.7℃/秒、
(1-c)1.8m/分≦鋳込み速度の場合:閾値Aは0.8℃/秒、閾値Bは0.6℃/秒、
(1-d)鋳込み速度に関わらず、閾値Pは3秒、閾値Eは−1℃/秒、閾値Qは4秒、閾値Rは3秒、閾値Fは−1℃/秒、閾値Sは4秒。
(2)0.01質量%≦[C]<0.2質量%
(2-a)鋳込み速度<1.3m/分の場合:閾値Aは0.7℃/秒、閾値Bは0.6℃/秒、
(2-b)1.3m/分≦鋳込み速度<1.8m/分の場合:閾値Aは0.6℃/秒、閾値Bは0.5℃/秒、
(2-c)1.8m/分≦鋳込み速度の場合:閾値Aは0.5℃/秒、閾値Bは0.4℃/秒、
(2-d)鋳込み速度に関わらず、閾値Pは3秒、閾値Eは−1℃/秒、閾値Qは4秒、閾値Rは3秒、閾値Fは−1℃/秒、閾値Sは4秒。
(3)0.2質量%≦[C]<0.6質量%
(3-a)鋳込み速度<1.3m/分の場合:閾値Aは0.8℃/秒、閾値Bは0.8℃/秒、
(3-b)1.3m/分≦鋳込み速度<1.8m/分の場合:閾値Aは0.8℃/秒、閾値Bは0.7℃/秒、
(3-c)1.8m/分≦鋳込み速度の場合:閾値Aは0.6℃/秒、閾値Bは0.5℃/秒、
(3-d)鋳込み速度に関わらず、閾値Pは3秒、閾値Eは−1℃/秒、閾値Qは4秒、閾値Rは3秒、閾値Fは−1℃/秒、閾値Sは4秒。
(4)0.6質量%≦[C]
(4-a)鋳込み速度<1.3m/分の場合:閾値Aは0.8℃/秒、閾値Bは0.6℃/秒、
(4-b)1.3m/分≦鋳込み速度<1.8m/分の場合:閾値Aは0.8℃/秒、閾値Bは0.5℃/秒、
(4-c)1.8m/分≦鋳込み速度の場合:閾値Aは0.5℃/秒、閾値Bは0.4℃/秒、
(4-d)鋳込み速度に関わらず、閾値Pは3秒、閾値Eは−1℃/秒、閾値Qは4秒、閾値Rは3秒、閾値Fは−1℃/秒、閾値Sは4秒。
また、上段の測温列8aと下段の測温列8bは、いずれか片方の測温列を用いて拘束線6が通過したことを判定しても良いし、両方の測温列8a、8bを併用して拘束線6が通過したことを判定しても良い。
このような条件Mを満たすか否かの判定は、連続鋳造設備の稼動にオンラインで対応するために、演算装置で行なう。
次に、図2を参照して、拘束線6の縦伝播の監視について説明する。図2は、図1に示す鋳型1内部の断面図として片側のみ図示する。図2中の矢印Aは凝固シェル2の進行方向を示す。なお、図2では焼付き5が下降していく例を示すが、拘束線6も同様に下降するので、以下の手順で焼付き5のみならず拘束線6の縦伝播を監視できる。
なお、以下では上段の測温列8aに配列される温度測定器を7a、下段の測温列8bに配列される温度測定器を7bと記す。
連続鋳造設備が正常に稼動している間は、図2(a)に示すように、温度測定器7a、7bは凝固シェル2と接触している鋳型1の温度を測定する。なお、上段の温度測定器7aと下段の温度測定器7bは同一の鉛直線状に配置される。
ここで、縦伝播を監視するために満たすべき条件Nについて説明する。
焼付き5(あるいは拘束線6)が、図2(b)に示すように、上段の温度測定器7aに到達した時は、上段の温度測定器7aが溶鋼3と接触している鋳型1の温度を測定し、下段の温度測定器7bは凝固シェル2と接触している鋳型1の温度を測定する。したがって、上段の温度測定器7aで得た測定値Tupperと下段の温度測定器7bで得た測定値Tlowerの関係は、Tupper>Tlowerとなる。
焼付き5(あるいは拘束線6)が、図2(c)に示すように、上段の温度測定器7aを通り過ぎて、下段の温度測定器7bに到達した時は、上段の温度測定器7aが凝固シェル2と接触している鋳型1の温度を測定し、下段の温度測定器7bは溶鋼3と接触している鋳型1の温度を測定する。したがって、上段の温度測定器7aで得た測定値Tupperと下段の温度測定器7bで得た測定値Tlowerの関係は、Tupper<Tlowerとなる。
そして焼付き5(あるいは拘束線6)が、図2(d)に示すように、下段の温度測定器7bを通り過ぎた時は、温度測定器7aと温度測定器7bは凝固シェル2と接触している鋳型1の温度を測定する。
上記したように図2(b)に示す状態では、焼付き5(あるいは拘束線6)の影響によってTupper>Tlowerとなる。ところが、焼付き5や拘束線6が発生せず、連続鋳造設備が正常に稼動している間も、鋳型1の冷却効果によってTupper>Tlowerとなる。したがって、Tupper>Tlowerの関係は縦伝播の判定基準として採用しない。
図2(c)に示す状態では、既に説明した通り、焼付き5(あるいは拘束線6)の影響によってTupper<Tlowerとなる。この関係は、連続鋳造設備が正常に稼動している状態ではあり得ないものである。したがって、Tupper<Tlower(すなわちTupper−Tlower<0)となった時に、焼付き5(あるいは拘束線6)が通過したと判定する。
ただし精度良く判定するために、Tupper−Tlowerの値を負の数値の閾値Cと比較して、Tupper−Tlower≦Cの関係が所定の時間trev(秒)にわたって維持された時に、焼付き5(あるいは拘束線6)が通過したと判定することが好ましい。
具体的には、閾値C、trevは下記の通りとすることが好ましい。なお[C]は溶鋼の炭素含有量を示す。
(5)[C]<0.01質量%
(5-a)鋳込み速度<1.2m/分の場合:閾値Cは−25℃/秒、閾値trevは4秒、
(5-b)1.2m/分≦鋳込み速度の場合:閾値Cは−20℃/秒、閾値trevは4秒。
(6)0.01質量%≦[C]<0.2質量%
(6-a)鋳込み速度に関わらず、閾値Cは−25℃/秒、閾値trevは4秒。
(7)0.2質量%≦[C]<0.6質量%
(7-a)1.5m/分≦鋳込み速度の場合:閾値Cは−15℃/秒、閾値trevは3秒。
このような条件Nを満たすか否かの判定は、連続鋳造設備の稼動にオンラインで対応するために、演算装置で行なう。
このようにして縦伝播を監視するために使用する上下1対の温度測定器7a、7bの組合わせは、1対でも良いし、2対以上であっても良い。縦伝播を監視しながら稼動している時に、温度測定器7aたまは温度測定器7bが故障した場合は、他の組合わせの温度測定器を使用して監視を続けることができるので、鋳型を更新する間隔を延長できるという効果が得られる。
以上に説明した拘束線6の横伝播の監視と縦伝播の監視が、共に拘束線6の通過を判定した時に、拘束性ブレークアウトが発生すると判定する。その判定は、連続鋳造設備の稼動にオンラインで対応するために、演算装置で行なう。
そして、その判定結果は演算装置から表示装置に伝送される。表示装置は、演算装置から送られる信号によって、警告灯を点滅させる、警告音を鳴らす、ディスプレイに表示する等によってオペレーターへの通知が可能な手段を用いる。このような表示装置によって、オペレーターが操業条件(たとえば鋳込み速度等)の調整をおこなうことが可能となり、拘束性ブクアウトを防止できる。
温度測定器は、高温の環境で安定して作動しかつ耐久性を備え、低価格であることから、熱電対が好ましい。
ここでは2段の測温列を配置する例について説明したが、測温列を3段以上配置して本発明を適用することは可能である。3段以上の測温列で拘束性ブレークアウトを監視する場合は、任意の2段の測温列に配列される温度測定器を同一の鉛直線上に配置することによって、本発明を適用できる。
図1に示すように、上下2段の測温列8a、8bに温度測定器を配列し、上段の測温列8aの温度測定器7aの水平方向の間隔は216mm、下段の測温列8bの温度測定器7bの水平方向の間隔は108mmとした。測温列8a、8bの垂直方向の間隔は167mmとした。なお、温度測定器は熱電対を使用した。
このように熱電対を配置した鋳型を用いて、3種類の溶鋼の連続鋳造を行なった。その溶鋼の炭素含有量[C]は表1に示す通りである。また、それぞれの連続鋳造において拘束性ブレークアウトを監視するために設定した閾値を表1に併せて示す。
Figure 2017154155
その操業において、1秒間隔で連続的に温度を測定し、演算装置を用いて測定値を解析して、条件Mおよび条件Nを共に満たした時に、拘束性ブレークアウトが発生すると判定した。そして、その判定結果を表示装置に表示し、オペレーターが鋳込み速度を調整した。表示装置は警告灯と警告音を併用した。これを発明例1とする。
また、発明例1とは別の連鋳機で連続鋳造を行ない、条件Mまたは条件Nを共に満たした時に、拘束性ブレークアウトが発生すると判定した。溶鋼の炭素含有量[C]ならびに設定した閾値は表1に示す通りである。これを発明例2とする。
このように本発明を適用して、拘束性ブレークアウトの発生を予知しながら連続鋳造を行ない、6ケ月経過したが、発明例1と発明例2ともに拘束性ブレークアウトは発生していない。
これに対して従来は、3ケ月程度が経過すると、拘束性ブレークアウトが発生していた。
1 鋳型
2 凝固シェル
3 溶鋼
4 湯面
5 焼付き
6 拘束線
7 温度測定器
7a 上段の測温列の温度測定器
7b 下段の測温列の温度測定器
8 測温列
8a 上段の測温列
8b 下段の測温列

Claims (8)

  1. 連続鋳造用鋳型の湯面より下方に、複数個の温度測定器を水平に配列して測温列を形成し、該測温列を複数段配置しかつ該複数段のうちの任意の2段のうち上段の前記測温列に配列される前記温度測定器と下段の前記測温列に配列される前記温度測定器とを同一の鉛直線上に配置した鋳型温度計測装置と、該鋳型温度計測装置を構成する前記温度測定器によって測定されたそれぞれの測定値に基づいて拘束性ブレークアウトの発生を予知するための演算を行なう演算装置と、該演算装置による前記演算の結果を表示する表示装置と、を有することを特徴とする拘束性ブレークアウトの監視装置。
  2. 前記測温列に3個以上の前記温度測定器を水平に配列し、かつ前記測温列を2段配置することを特徴とする請求項1に記載の拘束性ブレークアウトの監視装置。
  3. 前記温度測定器が熱電対であることを特徴とする請求項1または2に記載の拘束性ブレークアウトの監視装置。
  4. 連続鋳造用鋳型の湯面より下方に、複数個の温度測定器を水平に配列して測温列を形成し、該測温列を複数段配置しかつ該複数段のうちの任意の2段のうち上段の前記測温列に配列される前記温度測定器と下段の前記測温列に配列される前記温度測定器とを同一の鉛直線上に配置し、それら測定値を演算装置に伝送して下記の条件Mおよび条件Nを共に満たした場合に拘束性ブレークアウトが発生すると判定し、該判定の結果を表示装置で表示することを特徴とする拘束性ブレークアウトの監視方法。
    条件M:前記上段の前記測温列および/または前記下段の前記測温列にて互いに隣り合う前記温度測定器の測定値が上昇しさらに下降する。
    条件N:前記鉛直線上に配置される前記下段の前記温度測定器の前記測定値が前記上段の前記温度測定器の前記測定値よりも高い。
  5. 前記測温列に3個以上の前記温度測定器を水平に配列し、かつ前記測温列を2段配置することを特徴とする請求項4に記載の拘束性ブレークアウトの監視方法。
  6. 前記温度測定器が熱電対であることを特徴とする請求項4または5に記載の拘束性ブレークアウトの監視方法。
  7. 前記上段の前記測温列に配列される前記温度測定器で前記連続鋳造用鋳型の温度を1秒間隔で連続的に測定して得た前記測定値をTupper(℃)とし、該測定値Tupperが時間Δt(秒)の間に変化した温度変化量の絶対値をΔTupper(℃)とし、温度変化率Dupper(℃/秒)=ΔTupper/Δtが正の数値の閾値A(℃/秒)に対してDupper≧Aを満足しつつ前記測定値Tupperが上昇する状態が閾値P(秒)以上にわたって継続する現象が互いに隣合う3個以上の前記温度測定器で検出された後、前記温度変化率Dupperが正の数値の閾値E(℃/秒)に対してDupper≦Eを満足しつつ前記測定値Tupperが下降する状態が閾値Q(秒)以上にわたって継続する状態が前記互いに隣合う3個以上の前記温度測定器で検出された場合、
    および/または、
    前記下段の前記測温列に配列される前記温度測定器で前記連続鋳造用鋳型の温度を1秒間隔で連続的に測定して得た前記測定値をTlower(℃)とし、該測定値Tlowerが時間Δt(秒)の間に変化した温度変化量の絶対値をΔTlower(℃)とし、温度変化率Dlower(℃/秒)=ΔTlower/Δtが正の数値の閾値B(℃/秒)に対してDlower≧Bを満足しつつ前記測定値Tlowerが上昇する状態が閾値R(秒)以上にわたって継続する現象が互いに隣合う3個以上の前記温度測定器で検出された後、前記温度変化率Dlowerが正の数値の閾値F(℃/秒)に対してDlower≦Fを満足しつつ前記測定値Tlowerが下降する状態が閾値S(秒)以上にわたって継続する状態が前記互いに隣合う3個以上の前記温度測定器で検出された場合、
    に前記条件Mを満たすと判定することを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載の拘束性ブレークアウトの監視方法。
  8. 前記鉛直線上に配置した前記上段の前記温度測定器で得た前記測定値Tupper(℃)と、前記鉛直線上に配置した前記下段の前記温度測定器で得た前記測定値Tlower(℃)が、負の数値の閾値C(℃)に対してTupper−Tlower≦Cを満足しつつ時間trev(秒)が経過する現象が検出された時に、前記条件Nを満たすと判定することを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の拘束性ブレークアウトの監視方法。
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