JP2017153630A - 洗濯機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物の出し入れ経路に絞りのような箇所が存在しないように構成して、出し入れをスムーズに行うことができる洗濯機を提供する。【解決手段】洗濯機1は、洗濯物を収容するための内槽と、この内槽を収容する外槽3と、この外槽3を収容するために設けられ上端を開放させたケース本体20、このケース本体20の上端に固定された固定蓋24及びこの固定蓋24に動作可能に設けられケース本体20の上端を外部に選択的に開放させ内槽上端部に形成される内槽側開口を上方に開放する蓋側開口28を形成し得る可動蓋25を有したケース2と、固定蓋24に設けられ内槽へ水を給水するための給水部27とを具備し、蓋側開口28の内周が内槽側開口の略全体を上方に開放する形状及び大ききであることを特徴とする。【選択図】図4

Description

本発明は、主に家庭用として好適に使用することができる洗濯機に関する。
従来、縦型の洗濯機は、平面視矩形状をなすケースの内部に円筒状の外槽及び内槽を配置して構成されている。ケースにはケース上面に固定された上面板たる固定蓋とこの固定蓋に対し動作可能に設けられている上蓋たる可動蓋が設けられ、固定蓋には給水部が設けられ、上蓋たる可動蓋を開閉して内槽の開口を開放するようにしている。
特開2005−253626号公報
このように、外槽に対してケースが平面視矩形状をなすものである場合、ケースを載置箇所である住居の壁面に近接配置するためにはケースの上面板たる固定蓋の上面に給水部を設けなければならない。このため、上面板として扱われる部分が大きくなり、上蓋たる可動蓋を開けても矩形状の開口に対して円形の内槽の開口全体が開放されないため、洗濯物の出し入れ経路の一部が絞られることとなって、出し入れに不便である。また、洗濯機を上方から覗きこんだ時、円筒形の内槽の内部全体を可視できず、洗濯状況が見えない死角部分があった。
本発明は、このような課題を有効に解決することを目的としており、洗濯物の出し入れ経路に絞りのような箇所が存在しないように構成して、出し入れをスムーズに行うことができる洗濯機を提供することを目的としている。
本発明は以上のような問題点を鑑み、次のような手段を講じたものである。
すなわち、本発明の洗濯機は、洗濯物を収容し内槽側開口が形成される内槽と、前記内槽を収容する外槽と、前記内槽および前記外槽を収容するケースとを有する洗濯機であって、前記ケースは、上端が開放される筒状体と、前記筒状体の下端に設けられ前記外槽を下方から支持する底壁と、前記筒状体の上端に固定され蓋側開口が形成される固定蓋と、前記固定蓋に設けられ前記蓋側開口を塞ぐ可動蓋と、を含み、前記ケースの側壁又は前記固定蓋に設けられ前記内槽へ水を給水するための給水部を有し、前記蓋側開口の内周が前記内槽側開口の略全体を上方に開放する形状であることを特徴とする。
また本発明は、蓋側開口の開口縁が、内槽側開口の開口縁の何れの箇所よりも外側に位置づけられていることを特徴とする。
また本発明は、ケースの外形、外槽及び内槽を同心円状に構成するとともに、可動蓋を円盤状としたことを特徴とする。
また本発明は、ケースが、固定蓋に対し可動蓋を動作可能に支持するためのヒンジ部を有するものであり、給水部が前記ヒンジ部から円周方向へ変位した位置に設けられていることを特徴とする。
また本発明は、蓋側開口及び内槽側開口の間に設けられ蓋側開口から内槽側開口への洗濯物の出し入れをガイドするための受水ガイドを更に具備し、受水ガイドが、内槽側開口よりも大きく開口する上端部と、内槽側開口の大きさに略対応した下端部とを有する概略テーパ形状をなしていることを特徴とする。
以上、説明した本発明によれば、蓋側開口の内周が内槽側開口の略全体を上方に開放する形状にすることにより、上面板たる固定蓋を小さくして上蓋として機能する可動蓋を大きくし、洗濯物の出し入れ経路に絞りのような箇所が存在しないように構成して、出し入れをスムーズに行うことができる。また本発明によれば、邪魔にならない位置に給水部を設け、上面板たる上蓋の上面からの給水構造を回避することができる。この結果、上方から覗きこんだ時、円筒形の内槽全体が可視状態となるため、洗濯状況が見え易くなる。
また本発明によれば、蓋側開口の開口縁が、前記内槽側開口の開口縁の何れの箇所よりも外側に位置づけられているため、内槽全体を上方に確実に開放することができる。
また本発明によれば、前記ケースの外形、前記外槽及び前記内槽を同心円状に構成するとともに、前記可動蓋を円盤状としたことにより、円環状の上面板たる固定蓋または円筒のケースの側壁であれば円周方向のどの位置に給水部を設けても内槽までの距離が変わらないため、給水部の配置の自由度を有効に高めることができる。
また本発明によれば、給水部をヒンジ部から円周方向へ変位した位置に設けることにより、ヒンジを壁に沿って配置し、従来の矩形型ケースのコーナー部に相当する位置に給水部を設けることで、従来と同様の配置をとっても邪魔になることがない。
また本発明によれば、蓋側開口及び前記内槽側開口の間に設けられ前記蓋側開口から前記内槽側開口への洗濯物の出し入れをガイドするための受水ガイドを、内槽側開口よりも大きく開口する上端部と、内槽側開口の大きさに略対応した下端部とを有する概略テーパ形状とすることで、給水部を上記の位置に設けても注水を拾ってくれ、洗濯物の投入や引出しもよりスムーズに行うことができる。また、上方から覗き込んだ時の内槽の視認性も低下しない。
本発明の一実施形態に係る洗濯機の外観を示す斜視図。 同実施形態に係る他の斜視図。 同実施形態に係る側断面図。 同実施形態に係る作用説明図。 同上。 図3に係るA部拡大図。
以下、本発明の一実施形態を図に基づいて詳細に説明する。
図1は本実施形態の洗濯機1の外形を示す斜視図である。図2は、本実施形態の洗濯機1において視認した状態を示した外観図である。また、図3は、同洗濯機1の主要な内部構造を示す断面図であり、同図では洗濯機1の駆動部分、制御に係る部分及び制御に係る部分の図示を適宜省略している。
本実施形態の洗濯機1は、例えば家庭にて好適に使用され得るものであり、洗濯物を収容するための内槽4と、この内槽4を収容する外槽3と、これら内槽4及び外槽3を外方から良好に視認可能なように収容しているケース2とを有している。また本実施形態では上記外槽3、内槽4及びケース2に加え、外槽3の上部に取り付けられたホッパ7と、外槽3の下側に取り付けられたダンパ6と、内槽3上端とホッパ7の基端との間に設けられたラビリンス部8とを有している。
ここで、本実施形態に係る洗濯機1は、洗濯物を収容するための内槽4と、この内槽4を収容する外槽3と、この外槽3を収容するために設けられ上端を開放させた筒状体22を主体とするケース本体20、このケース本体20すなわち筒状体22の上端に固定された固定蓋24及びこの固定蓋24に動作可能に設けられケース本体20の上端を外部に選択的に開放させ内槽4上端部に形成される内槽側開口43を上方に開放する蓋側開口28を形成し得る可動蓋25を有したケース2と、固定蓋24に設けられ内槽4へ水を給水するための給水部27とを具備し、蓋側開口28の内周が内槽側開口43の略全体を上方に開放する形状であることを特徴とする。
以下、洗濯機1を構成する各構成要素の構造について説明する。
ケース2は、図1及び図2に示すように、略円筒形状をなし、内部に収容する外槽3に対し平面視で略均一の寸法を隔てて離間している。このケース2は、外槽3を収容するために設けられ外槽3を下方から支持する底壁21を有するとともに上端を開放させた筒状体22を主体とするケース本体20と、この筒状体22の上端に固定された平面視円環形状をなす固定蓋24と、この固定蓋24に動作可能に設けられ筒状体22の上端を外部に選択的に開放させ内槽4上端部に形成される内槽側開口43を上方に開放する蓋側開口28を形成し得る平面視略真円形状をなす可動蓋25とを有したものである。ケース本体20は、例えば透明又は半透明のアクリル等の樹脂からなる筒状をなした筒状体22と、この筒状体22の上下に亘って設けられ各種配線を収容するための配線カバー23と、ケース本体20の底面側において外槽3を下方から間接的に支持している底壁21とを有している。固定蓋24は、内周側に略真円形状に開口させた蓋側開口28を有するものであり、可動蓋25を開閉動作可能に支持するヒンジ部26とを有している。そして、このヒンジ部26から円周方向へ変位した位置に設けられ内槽4へ向けて給水するための給水部27が設けられている。
外槽3は、ケース2の内部に配置された有底筒状の部材であり、内部に洗濯水を貯留可能である。この外槽3は、水を貯留するための外槽胴31と、この外槽胴31の上端に設けられた外槽カバー32と、外槽胴31及び外槽カバー32との間に介在し、外部への水漏れを防止するためのパッキン水封部34とを有している。パッキン水封部34は、外槽カバー32の下側に設けられた水封部材36と、水漏れを防止するためのパッキン35とを有している。また当該パッキン水封部34近傍の具体的な構成については後に説明する。
内槽は、外槽3内において外槽3と同軸に配置されるとともに、回転自在に支持される有底筒状の部材である。内槽4は、内部に洗濯物を収容可能で、その壁面に多数の通水孔を有する通常のものである。図3に示すように、内槽4の内周面の上端側には円環状に内方に突出したバランサ41と、このバランサ41よりも下側において内方に突出する3つのバッフル42とが設けられている。
洗濯機1では、内槽4の底部中央には、想像線にて図示する駆動装置50により駆動されるパルセータ(撹拌翼)5が回転自在に配置される。パルセータ5は、略円盤形状のパルセータ本体と、パルセータ本体の上面に形成される複数の羽根部とを有する通常のものである。このようなパルセータ5は、外槽3内に貯留された洗濯水を撹拌して水流を発生させる。駆動装置50は、同図では想像線でのみ位置のみを図示しているが、図示しないモータを主体とし、内槽4の底部に向けて延出する駆動軸を回転させて、内槽4やパルセータ5を回転させる。洗濯機1は、洗い工程では主としてパルセータ5のみを回転させ、脱水工程では内槽4とパルセータ5とを一体的に高速で回転させる。
そして本実施形態では、ケース2内において外槽3及び内槽4は下方からダンパ6を介してケース2の底壁21に支持されている。そして外槽3は側方や上方から吊り棒による支持はされていない。すなわち本実施形態に斯かる洗濯機1は吊り棒の配置を回避することで、上方からの洗濯物の視認性をより向上せしめているが、この点については後に詳述する。
ダンパ6は、運転中の外槽3を下方から支持しつつ運転中の外槽3に発生する振動を有効に低減するためのものである。このダンパ6は、ケース2の底壁21に固定された内シャフト61と、この内シャフト61の外側を被覆しつつ外槽3側に固定された外シャフト62と、この外シャフト62の下端及びケース2の底壁21側に介在し外槽3の上下動或いは振動に応じて適宜伸縮することによりケース2へ伝播される振動を軽減させるための圧縮コイルバネであるスプリング63とを有している。また外シャフト62と外槽3との間および内シャフト61と底壁21との間には、クッションゴム64が設けられる。本実施形態ではこのダンパ6は、図2及び図3に示すように、外槽3底部から、平面視はみ出さない範囲で、最大径の位置又はその近傍に配置されている。また本実施形態ではこのスプリング63は、脱水時にバネが密着しない程度に、且つ、運転中に外槽3が傾かない程度にバネ定数を低くしてある。そして本実施形態では上述の通り、外槽3の上側、具体的には固定蓋24の蓋側開口28から内槽側開口43に至るまでにホッパ7を介在させるように設けている。
ホッパ7は、図2及び図3に示すように、蓋側開口28及び内槽側開口43の間に設けられ蓋側開口28から内槽側開口43への洗濯物の出し入れをガイドするための受水ガイドとして機能するとともに、蓋側開口28から内槽側開口43への洗濯物の出し入れをガイドするためのものである。ホッパ7は、透明或いは半透明に構成された樹脂性の一体成形品によって構成されてなり、概略コーン形状すなわちテーパ形状をなすホッパ本体71と、ホッパ本体71の下端部から外方へ延出する延出部72とを有している。延出部72の内縁である開口部分の径は内槽側開口43に略対応した径に形成される。またホッパ本体71は、その上端において内槽側開口43よりも大きく開口する大径上端部73と、この大径上端部73に設けられた折り返し端74と、ホッパ本体71の上下方向中間位置における任意の位置に設けられた孔であって、洗濯工程並びに濯ぎ工程における上限水位を設定するための溢水孔75とを有する。ホッパ7は、素材を樹脂素材のうち、外槽3に用いる素材よりも比重の小さい素材を用いていることもあり、外槽3に比べて、軽量構造であるようにしている。
そして溢水孔75の外側には、図2及び図4に示すように、溢水孔75よりも上側に水が貯留されることを回避すべく溢水孔75から機外へ水を排出するための溢水パイプ76が接続されている。この溢水パイプ76は、円筒形状をなすケース2と外槽3との間の円周状に湾曲したスペースを有効利用すべく、平断面視湾曲した楕円形状をなす部分を主体としている。また溢水パイプ76から機外へ水を排出するための機構及び構造は既存のものであるため説明を省略する。
加えて本実施形態では、特に図4に示すように、固定蓋24の蓋側開口28の内周が内槽側開口43の略全体を上方に開放する形状とし、内槽4の上端部分に設けられた内槽側開口43の略全体を上方に開放する形状としている。換言すれば、蓋側開口28の開口縁は、内槽側開口43の開口縁の何れの箇所よりも外側に位置づけられている。
ホッパ7が、内槽4の上端よりも高い水位の水を貯留するための嵩上げ槽として機能する。すなわちホッパ7は、洗濯槽としての機能を有する。加えて本実施形態では上述の通り、ケース本体20の筒状体22、可動蓋25及びホッパ7を透明又は半透明としているので、洗濯中、固定蓋24を介してホッパ7まで上昇した水面付近の洗濯物を視認することも、側方からは筒状体22及びホッパ7を介して水面付近の洗濯物を側方から視認することも容易である。換言すれば、洗濯物の可視化を良好にせしめている。また筒状体22を透明又は半透明としたことで、内部の機構部品の可視化も併せて向上せしめている。これにより、使用者による運転状態の把握やメンテナンス作業の利便性を向上せしめている。
また本実施形態では洗い時に嵩上げ槽としてホッパ7を機能させているが、概略コーン形状すなわちテーパ形状とすることで脱水時には、洗濯物を脱水槽たる内槽4内へ案内し、確実に内槽4内へ収め得るものとなっている。
加えて本実施形態では特に図5に示すように、外槽3の下部にダンパ6を配置するとともに嵩上げ槽としてのホッパ7を軽量に構成することで、ダンパ6に支持される部分の固有振動数を上げることができ、脱水時の振動を、より低減することができる。
更に本実施形態では、ホッパ7が外槽3に固定されているために回転不能である一方、内槽4は勿論回転可能に構成されているが、それにも関わらず内槽4とホッパ7との間からの水の漏出は無い。
すなわち本実施形態では特に図6に示すように、ラビリンス部8は、ホッパ7、外槽3及び内槽4の上端に亘る領域に形成されたものであり、ホッパ7の延出部72に設けられ鉛直方向下方へ延出する上側リブ81と、内槽4の上端に設けられ鉛直方向上方へ延出する下側リブ82と、エア溜まり部83とを有している。パッキン35は、外槽3の上端であって、かつ、上側リブ81の先端部を含む仮想平面よりも鉛直方向上方の位置に設けられ、外槽3の上端と延出部73とを密封する。これによって、エア溜まり部83の空気がパッキン35を超えて外槽3外にでることを防ぐことができる。
内槽4におけるバランサ41よりも上方まで水を溜めると、ラビリンス部8内の液面は、上側リブ81の先端部と略同一平面上に形成され、該液面と、該液面よりも上方であって延出部72の内周面との間に、エア溜まり部83が形成される。エア溜まり部83が形成されることによって、ホッパ7内の水は、上下のリブ81、82間から外側へ移動しようとしても、パッキン35近傍には既にエア溜まり部が形成されており、水の外方への移動がこのエア溜まり部83により強く抑制されている。またパッキン35が設けられるので、エア溜まり部83を超えて水が浸入したとしても、外槽3外に流出することを防ぐことができる。これにより、外槽3とホッパ7との接続に要する締結部品の点数を有効に削減せしめている。
以上のように、本実施形態に係る洗濯機1は、蓋側開口28の内周が内槽側開口43の略全体を上方に開放する形状に形成することにより、上面板たる固定蓋24を小さくして上蓋として機能する可動蓋25を大きくし、洗濯物の出し入れ経路に絞りのような箇所が存在しないように構成して、出し入れをスムーズに行うことができる。また本実施形態によれば、邪魔にならない位置に給水部27を設け、上面板たる上蓋の上面からの給水構造を回避せしめている結果、上方から覗きこんだ時、円筒形の内槽4全体が可視状態となるため、洗濯状況が見え易くなっている。
また本実施形態では、蓋側開口28の開口縁が、内槽側開口43の開口縁の何れの箇所よりも外側に位置づけられているため、内槽4全体を上方に確実に開放せしめている。そして本実施形態では、ケース2の外形、外槽3及び内槽4を同心円状に構成するとともに、可動蓋25を円盤状としたことにより、円環状の上面板たる固定蓋24または円筒のケース2の側壁であれば円周方向のどの位置に給水部27を設けても内槽4までの距離が変わらないものとなっていることに加え、洗濯物を出し入れする方向もヒンジ部26に対面する特定の向きに限られず、ヒンジ部26から斜め方向からでも洗濯物の出し入れが行い易くなっている。
また本実施形態によれば、給水部27をヒンジ部26から円周方向へ変位した位置に設けることにより、ヒンジ部26を壁に沿って配置し、従来の矩形型ケースのコーナー部に相当する位置に給水部27を設けることで、従来と同様の配置をとっても邪魔になることがない。
また実施形態によれば、蓋側開口28及び内槽側開口43の間に設けられ蓋側開口28から内槽側開口43への洗濯物の出し入れをガイドするための受水ガイドたるホッパ7を、内槽側開口43よりも大きく開口する上端部と、内槽側開口43の大きさに略対応した下端部とを有する概略テーパ形状とすることで、給水部27を上記の位置に設けても注水を拾ってくれ、洗濯物の投入や引出しもよりスムーズに行うことができる。また、上方から覗き込んだ時の内槽4の視認性も低下しない。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本実施形態の構成は上述したものに限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では内槽側開口、蓋側開口ともに真円形状の構成を開示したが勿論、内槽側開口が上方に開放されているものであればよく、例えば何れか又は両方の形状として多角形を適用する態様を妨げない。
また上記実施形態では受水ガイドを内槽側に取り付けた構成を開示したが勿論、ケース側、すなわち固定蓋やケース本体側に取り付けた構成としても良い。
その他の構成も、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1・・・洗濯機
2・・・ケース
4・・・内槽
8・・・ラビリンス部
20・・・ケース本体
24・・・固定蓋
25・・・可動蓋
27・・・給水部
28・・・蓋側開口
43・・・内槽側開口
81・・・リブ(上リブ)
82・・・リブ(下リブ)

Claims (5)

  1. 洗濯物を収容し内槽側開口が形成される内槽と、前記内槽を収容する外槽と、前記内槽および前記外槽を収容するケースとを有する洗濯機であって、
    前記ケースは、
    上端が開放される筒状体と、
    前記筒状体の下端に設けられ前記外槽を下方から支持する底壁と、
    前記筒状体の上端に固定され蓋側開口が形成される固定蓋と、
    前記固定蓋に設けられ前記蓋側開口を塞ぐ可動蓋と、を含み、
    前記ケースの側壁又は前記固定蓋に設けられ前記内槽へ水を給水するための給水部を有し、
    前記蓋側開口の内周が前記内槽側開口の略全体を上方に開放する形状であることを特徴とする洗濯機。
  2. 前記蓋側開口の開口縁が、前記内槽側開口の開口縁の何れの箇所よりも外側に位置づけられていることを特徴とする請求項1記載の洗濯機。
  3. 前記ケースの外形、前記外槽及び前記内槽を同心円状に構成するとともに、前記可動蓋を円盤状としたことを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  4. 前記ケースが、前記固定蓋に対し前記可動蓋を動作可能に支持するためのヒンジ部を有するものであり、
    前記給水部が前記ヒンジ部から円周方向へ変位した位置に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
  5. 前記蓋側開口及び前記内槽側開口の間に設けられ前記蓋側開口から前記内槽側開口への洗濯物の出し入れをガイドするための受水ガイドを更に具備し、
    前記受水ガイドが、前記内槽側開口よりも大きく開口する上端部と、前記内槽側開口の大きさに略対応した下端部とを有する概略テーパ形状をなしていることを特徴とする請求項1又は2記載の洗濯機。
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