JP2017153199A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータを駆動するインバータに異常が発生したときに、インバータに印加される電圧が高くなることを抑制する。
【解決手段】SDWN信号生成回路50aは、インバータフェール信号FINVと第1昇圧コンバータが電圧制御されているときに値0となる制御状態信号CST1とが入力されるAND素子51と、インバータフェール信号FINVと第2昇圧コンバータが電力制御されているときに値1となる制御状態信号CST2とが入力されるAND素子52と、を備える。SDWN信号生成回路50aは、インバータフェール信号INVが値1であるときには、値0のシャットダウン信号SDWN1と値1のシャットダウン信号SDWN2とを生成し、第1昇圧コンバータについては電圧制御し、第2昇圧コンバータについてはシャットダウンする。
【選択図】図4

Description

本発明は、駆動装置に関する。
従来、この種の駆動装置としては、モータと、モータを駆動するインバータと、第1,第2蓄電部と、第1,第2昇圧コンバータと、平滑コンデンサと、を備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。第1昇圧コンバータは、モータが接続された第1電力線と第1蓄電部が接続された第2電力線とに接続されている。第1昇圧コンバータは、2つのトランジスタと2つのダイオードと1つのインダクタとを備えている。第2昇圧コンバータは、第1電力線と第2蓄電部が接続された第3電力線とに接続されている。第2昇圧コンバータは、2つのトランジスタと2つのダイオードと1つのインダクタとを備えている。平滑コンデンサは、第1電力線の正極母線と負極母線との間に接続されている。この駆動装置では、第1昇圧コンバータについては、第1電力線の電圧が電圧目標値になるように電圧制御し、第2昇圧コンバータについては、第2昇圧コンバータを介して第1電力線と第2電力線との間でやりとりする電力が電力目標値となるように電力制御している。
特開2007−295782号公報
上述の駆動装置では、インバータに異常が発生すると、モータの制御を適正に実行できなくなることから、第1,第2コンバータのトランジスタをシャットダウンして(全てオフして)、第1,第2蓄電部からインバータへの電力の供給を遮断する制御が行なわれる場合がある。このとき、モータの回転に伴う逆起電力で平滑コンデンサが充電されると、第1電力線の電圧が高くなり、インバータに印加される電圧が高くなる場合がある。
本発明の駆動装置は、インバータに異常が発生したときに、インバータに印加される電圧が高くなるのを抑制することを主目的とする。
本発明の駆動装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
モータと、
前記モータを駆動するインバータと、
第1バッテリと、
前記インバータが接続された第1電力ラインと前記第1バッテリが接続された第2電力ラインとに接続され、前記第1電力ラインと前記第2電力ラインとの間で電圧を変更する第1コンバータと、
第2バッテリと、
前記第1電力ラインと前記第2バッテリが接続された第3電力ラインとに接続され、前記第1電力ラインと前記第3電力ラインとの間で電圧を変更する第2コンバータと、
前記第1電力ラインの正極ラインと負極ラインとの間に接続されたコンデンサと、
前記第1,第2コンバータのうちの一方のコンバータについては、前記第1電力ラインの電圧が目標電圧になるように電圧制御し、前記第1,第2コンバータのうちの他方のコンバータについては、前記他方のコンバータを介して前記第1電力ラインと前記第3電力ラインとの間でやりとりされる電力が目標電力となるように電力制御する制御手段と、
を備える駆動装置において、
前記制御手段は、
前記インバータに異常が生じたときには、少なくとも前記一方のコンバータについては、シャットダウンせずに前記第1電力ラインの電圧が所定電圧となるように制御する、
ことを要旨とする。
この本発明の駆動装置では、第1,第2コンバータのうちの一方のコンバータについては、第1電力ラインの電圧が目標電圧になるように電圧制御し、第1,第2コンバータのうちの他方のコンバータについては、他方のコンバータを介して第1電力ラインと第3電力ラインとの間でやりとりされる電力が目標電力となるように電力制御する。そして、インバータに異常が生じたときには、少なくとも一方のコンバータについては、シャットダウンせずに第1電力ラインの電圧が所定電圧となるように制御する。これにより、第1電力ラインの電圧を所定電圧で保持することができるから、モータの回転に伴う逆起電力による第1電力ラインの電圧の上昇を抑制することができる。したがって、インバータに高い電圧が印加されることを抑制することができる。この場合、他方のコンバータについては、シャットダウンしてもよい。なお、「所定電圧」としては、第1バッテリの定格電圧として予め定められた電圧としてもよい。
本発明の一実施例として駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。 昇圧コンバータ34の電圧制御の一例を示す制御ブロック図である。 昇圧コンバータ35の電力制御の一例を示す制御ブロック図である。 ECU50に搭載されるSDWN信号生成回路50aの構成の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。駆動装置20は、図1に示すように、モータ22と、インバータ24と、バッテリ30,31と、昇圧コンバータ34,35と、平滑用コンデンサ41,43,45と、電子制御ユニット(以下、「ECU」という)50と、を備える。
モータ22は、例えば同期発電電動機として構成されている。
インバータ24は、6つのトランジスタ(スイッチング素子)T11〜T16と、6つのダイオードD11〜D16と、を有する。トランジスタT11〜T16は、それぞれ、高電圧系電力ライン40の正極ライン40aと負極ライン40bとに対してソース側とシンク側になるように、2個ずつペアで配置されている。6つのダイオードD11〜D16は、それぞれ、トランジスタT11〜T16に逆方向に並列接続されている。トランジスタT11〜T16の対となるトランジスタ同士の接続点の各々には、モータ22の三相コイル(U相,V相,W相)の各々が接続されている。したがって、インバータ24に電圧が作用しているときに、ECU50によって、対となるトランジスタT11〜T16のオン時間の割合が調節されることにより、三相コイルに回転磁界が形成され、モータが回転駆動される。
バッテリ30は、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、低電圧系電力ライン42に接続されている。バッテリ31は、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池として構成されており、低電圧系電力ライン44に接続されている。
昇圧コンバータ34は、インバータ24が接続された高電圧系電力ライン40と、バッテリ30が接続された低電圧系電力ライン42と、に接続されている。この昇圧コンバータ34は、2つのトランジスタT31,T32と、2つのダイオードD31,D32と、リアクトルL1と、を有する。トランジスタT31は、高電圧系電力ライン40の正極ライン40aに接続されている。トランジスタT32は、トランジスタT31と、高電圧系電力ライン40および低電圧系電力ライン42の負極ライン40b,42bと、に接続されている。2つのダイオードD31,D32は、それぞれ、トランジスタT31,T32に逆方向に並列接続されている。リアクトルL1は、トランジスタT31,T32同士の接続点と、低電圧系電力ライン42の正極ライン42aと、に接続されている。昇圧コンバータ34は、ECU50によって、トランジスタT31,T32のオン時間の割合が調節されることにより、低電圧系電力ライン42の電力を昇圧して高電圧系電力ライン40に供給したり、高電圧系電力ライン40の電力を降圧して低電圧系電力ライン42に供給したりする。
昇圧コンバータ35は、高電圧系電力ライン40と、バッテリ31が接続された低電圧系電力ライン44と、に接続されている。昇圧コンバータ35は、昇圧コンバータ34と同様に、2つのトランジスタT41,T42と、2つのダイオードD41,D42と、リアクトルL2と、を有する。そして、昇圧コンバータ35は、ECU50によって、トランジスタT41,T42のオン時間の割合が調節されることにより、低電圧系電力ライン44の電力を昇圧して高電圧系電力ライン40に供給したり、高電圧系電力ライン40の電力を降圧して低電圧系電力ライン44に供給したりする。
平滑用コンデンサ41は、高電圧系電力ライン40の正極ライン40aと負極ライン40bとに取り付けられている。平滑用コンデンサ43は、低電圧系電力ライン42の正極ライン42aと負極ライン42bとに取り付けられている。平滑用コンデンサ45は、低電圧系電力ライン44の正極ライン44aと負極ライン44bとに取り付けられている。
ECU50は、CPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,インバータ24や昇圧コンバータ34,35をシャットダウンするためのSDWN信号を生成するSDWN信号生成回路50a,入出力ポートを備える。なお、CPUやROM,RAM,入出力ポートについては図示していない。また、SDWN信号生成回路50aの詳細については後述する。
ECU50には、各種センサからの信号が入力ポートを介して入力されている。ECU50に入力される信号としては、以下のものを挙げることができる。
・モータ22の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサからの回転位置θm
・モータ22の各相に流れる電流を検出する電流センサからの相電流
・バッテリ30の端子間に設置された電圧センサ30aからの電圧Vb1
・バッテリ30の出力端子に取り付けられた電流センサ30bからの電流Ib1(バッテリ30から放電するときが正の値)
・バッテリ30に取り付けられた温度センサからの温度Tb1
・バッテリ31の端子間に設置された電圧センサ31aからの電圧Vb2
・バッテリ31の出力端子に取り付けられた電流センサ31bからの電流Ib2(バッテリ31から放電するときが正の値)
・バッテリ31に取り付けられた温度センサからの温度Tb2
・平滑用コンデンサ41の端子間に取り付けられた電圧センサ41aからの平滑用コンデンサ41(高電圧系電力ライン40)の電圧VH
・平滑用コンデンサ43の端子間に取り付けられた電圧センサ43aからの平滑用コンデンサ43(低電圧系電力ライン42)の電圧VL1
・低電圧系電力ライン42の正極ライン42aの平滑用コンデンサ43よりも昇圧コンバータ34側に取り付けられた電流センサ34aからのリアクトルL1の電流IL1
・平滑用コンデンサ45の端子間に取り付けられた電圧センサ45aからの平滑用コンデンサ45の電圧VL2
・低電圧系電力ライン44の正極ライン44aの平滑用コンデンサ45よりも昇圧コンバータ35側に取り付けられた電流センサ35aからのリアクトルL2の電流IL2
ECU50からは、各種制御信号が出力ポートを介して出力されている。ECU50から出力される信号としては、以下のものを挙げることができる。
・インバータ24のトランジスタT11〜T16へのスイッチング制御信号
・昇圧コンバータ34,35のトランジスタT31,T32,T41,T42へのスイッチング制御信号
ECU50は、以下の演算などを行なっている。
・回転位置検出センサからのモータ22の回転子の回転位置θmに基づくモータ22の回転数Nm
・電流センサ30b,31bからの電流Ib1,Ib2の積算値に基づく、バッテリ30,31の蓄電割合SOC1,SOC2
なお、バッテリ30,31の蓄電割合SOC1,SOC2は、バッテリ30,31の全容量に対するバッテリ30,31から放電可能な電力の容量の割合である。
こうして構成された実施例の駆動装置20では、ECU50は、モータ22の目標駆動点(トルク指令Tm*,回転数Nm)に基づいて高電圧系電力ライン40の目標電圧VH*を設定する。ここで、モータ22の回転数Nmは、回転位置検出センサからのモータ22の回転子の回転位置に基づいて演算された値を用いることができる。
そして、モータ22のトルク指令Tm*と回転数Nmとの積として得られるモータ22の電力Pmを要求電力Ppu*に設定し、設定した要求電力Ppu*に基づいて、昇圧コンバータ34,35の目標電力分配としての昇圧コンバータ35の目標電力PL2*を設定する。
そして、モータ22がトルク指令Tm*で駆動されるようにインバータ24の複数のスイッチング素子をスイッチング制御する。また、高電圧系電力ライン40の電圧VHが目標電圧VH*となるように昇圧コンバータ34のトランジスタT31,T32をスイッチング制御する電圧制御を行なう。さらに、昇圧コンバータ35を介して高電圧系電力ライン40と低電圧系電力ライン44との間でやりとりする電力が目標電力PL2*となるように昇圧コンバータ35のトランジスタT41,42をスイッチング制御する電力制御を行なう。
図2は、昇圧コンバータ34の電圧制御の一例を示す制御ブロック図である。昇圧コンバータ34の電圧制御では、具体的には、以下のようにして行なわれる。即ち、目標電圧VH*と電圧センサ41aにより検出される電圧VHとの偏差に基づくフィードバック制御(PID制御)によりリアクトルL1の目標電流IL1*を設定する。次に、設定した目標電流IL1*と電流センサ34aにより検出される電流IL1との偏差に基づくフィードバック制御(PID制御)により昇圧デューティのフィードバック項を設定する。そして、昇圧デューティのフィードフォワード項とフィードバック項との和により昇圧デューティを設定し、設定した昇圧デューティによりトランジスタのスイッチング制御を行なう。なお、フィードフォワード項は、目標電圧VH*に対するバッテリ30の電圧Vb1の割合(Vb1/VH*)として算出することができる。
図3は、昇圧コンバータ35の電力制御の一例を示す制御ブロック図である。昇圧コンバータ35の電力制御では、具体的には、以下のようにして行なわれる。即ち、目標電力PL2*を電圧センサ45aにより検出される電圧VL2で除してリアクトルL2の目標電流IL2*を設定する。次に、設定した目標電流IL2*と電流センサ35aにより検出される電流IL2との偏差に基づくフィードバック制御(PID制御)により昇圧デューティのフィードバック項を設定する。そして、昇圧デューティのフィードフォワード項とフィードバック項との和により昇圧デューティを設定し、設定した昇圧デューティによりトランジスタのスイッチング制御を行なう。なお、フィードフォワード項は、目標電力PL2*(目標電流IL2*)や電圧VH,電圧VL2等を用いて算出することができる。
実施例の駆動装置20では、エネルギ効率を向上させる要請などから、昇圧コンバータ34の制御を電圧制御から電力制御へと切り替えると共に、昇圧コンバータ35の制御を電力制御から電圧制御へ切り替えることがある。昇圧コンバータ34の電力制御では、上述した要求電力Ppu*に基づいて、昇圧コンバータ34,35の目標電力分配としての昇圧コンバータ34の目標電力PL1*を設定し、昇圧コンバータ34を介して高電圧系電力ライン40と低電圧系電力ライン42との間でやりとりする電力が設定した目標電力PL1*となるように昇圧コンバータ34のトランジスタT31,T32をスイッチング制御する。昇圧コンバータ35の電圧制御では、高電圧系電力ライン40の電圧VHが目標電圧VH*となるように昇圧コンバータ35のトランジスタT41,T42をスイッチング制御する。
ここで、SDWN信号生成回路50aについて説明する。図4は、ECU50に搭載されるSDWN信号生成回路50aの構成の一例を示す説明図である。SDWN信号生成回路50aは、図示するように、AND素子51,52を備えている。
AND素子51には、インバータフェール信号FINVと制御状態信号CST1とが入力されている。インバータフェール信号FINVは、インバータ24が正常であるときに値0に設定され、インバータ24に何らかの異常が生じているときに値1に設定される信号である。制御状態信号CST1は、昇圧コンバータ34が電圧制御されているときに値0に設定され、昇圧コンバータ34が電力制御されているときに値1に設定される信号である。AND素子51は、インバータフェール信号FINVと制御状態信号CST1との論理積を演算し、演算結果を昇圧コンバータ34のトランジスタT31,T32をシャットダウンするためのシャットダウン信号SDWN1として生成する。
AND素子52には、インバータフェール信号FINVと制御状態信号CST2とが入力されている。制御状態信号CST2は、昇圧コンバータ35が電圧制御されているときには値0に設定され、昇圧コンバータ35が電力制御されているときには値1に設定される。AND素子52は、インバータフェール信号FINVと制御状態信号CST2との論理積を演算し、演算結果を昇圧コンバータ35のトランジスタT41,T42をシャットダウンするためのシャットダウン信号SDWN2として生成する。
なお、SDWN信号生成回路50aは、インバータフェール信号FINVをインバータ24のトランジスタT11〜T16をシャットダウンするためのシャットダウン信号SDWNmとして生成する。
次に、こうして構成されたSDWN信号生成回路50aの動作を説明する。最初に、昇圧コンバータ34が電圧制御されており、昇圧コンバータ35が電力制御されているとき、すなわち、制御状態信号CST1が値0であり、制御状態信号CST2が値1のときについて説明する。インバータ24が正常であるとき、すなわち、インバータフェール信号INVが値0であるときには、SDWN信号生成回路50aは、値0のシャットダウン信号SDWNm,SDWN1,SDWN2を生成する。値0のシャットダウン信号SDWNm,SDWN1,SDWN2が生成されると、ECU50は、インバータ24のトランジスタT11〜T16,昇圧コンバータ34のトランジスタT31,T32,昇圧コンバータ35のトランジスタT41,T42をシャットダウンせずに、各トランジスタのスイッチング制御を継続する。これにより、昇圧コンバータ34を電圧制御し、昇圧コンバータ35を電力制御しながら、インバータ24によりモータ22を回転駆動することができる。
インバータ24に異常が生じているとき、すなわち、インバータフェール信号INVが値1であるときには、SDWN信号生成回路50aは、値1のシャットダウン信号SDWNm,SDWN2と値0のシャットダウン信号SDWN1とを生成する。値1のシャットダウン信号SDWNm,SDWN2と値0のシャットダウン信号SDWN1とが生成されると、ECU50は、インバータ24のトランジスタT11〜T16,昇圧コンバータ35のトランジスタT41,T42についてはシャットダウン(全てオフ)し、昇圧コンバータ34のトランジスタT31,T32についてはシャットダウンせずにスイッチング制御を継続する。このとき、昇圧コンバータ34については、電圧VHがバッテリ30の電圧Vb1になるように制御する。このように、インバータ24に異常が生じたときに、昇圧コンバータ34ついては、電圧VHがバッテリ30の電圧Vb1になるように制御するから、電圧VHを電圧Vb1にすることができ、モータ22の回転に伴う逆起電力による高電圧系電力ライン40の電圧の上昇を抑制することができる。これにより、インバータ24に高い電圧が印加されることを抑制することができる。
次に、昇圧コンバータ34が電力制御されており、昇圧コンバータ35が電圧制御されているときについて説明する。この場合、上述した昇圧コンバータ34が電圧制御されており、昇圧コンバータ35が電力制御されているときのSDWN信号生成回路50aの動作において、昇圧コンバータ34と昇圧コンバータ35とを入れ替えた処理となる。つまり、インバータ24が正常であるときには、昇圧コンバータ35を電圧制御し、昇圧コンバータ34を電力制御しながら、インバータ24によりモータ22を回転駆動する。インバータ24に異常が生じているときには、インバータ24,昇圧コンバータ34についてはシャットダウンし、昇圧コンバータ35については、電圧VHがバッテリ31の電圧Vb2になるように制御する。これにより、電圧VHを電圧Vb2にすることができ、モータ22の回転に伴う逆起電力による高電圧系電力ライン40の電圧の上昇が抑制される。これにより、インバータ24に高い電圧が印加されることが抑制され、インバータ24に流れる電流が増大することを抑制することができる。このように、インバータ24に異常が生じたときには、昇圧コンバータ34,35のうちの電圧制御している昇圧コンバータ34については、シャットダウンせずに高電圧系電力ライン40の電圧VHが対応するバッテリの電圧となるように制御し、昇圧コンバータ34,35のうちの電力制御している昇圧コンバータについては、シャットダウンすることにより、インバータ24に高い電圧が印加されることを抑制することができる。
以上説明した実施例の駆動装置20によれば、インバータ24に異常が生じたときには、昇圧コンバータ34,35のうちの電圧制御している昇圧コンバータについては、シャットダウンせずに高電圧系電力ライン40の電圧VHが対応するバッテリの電圧となるように制御することにより、インバータ24に高い電圧が印加されることを抑制することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータ22が「モータ」に相当し、インバータ24が「インバータ」に相当し、バッテリ30が「第1バッテリ」に相当し、昇圧コンバータ34が「第1昇圧コンバータ」に相当し、バッテリ31が「第2バッテリ」に相当し、昇圧コンバータ35が「第2昇圧コンバータ」に相当し、ECU50が「制御手段」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、駆動装置の製造産業などに利用可能である。
20 駆動装置、22 モータ、24 インバータ、30,31 バッテリ、30a,31a,41a,43a,45a 電圧センサ、30b,31b,34a,35a 電流センサ、34,35 昇圧コンバータ、40 高電圧系電力ライン、40a,42a,44a 正極ライン、40b,42b,44b 負極ライン、41,43,45 平滑用コンデンサ、42,44 低電圧系電力ライン、50 電子制御ユニット(ECU)、50a SDWN信号生成回路、51,52 AND素子、D11〜D16,D31、D32,D41,D42 ダイオード、L1,L2 リアクトル、T11〜T16,T31,T32,T41,T42 トランジスタ。

Claims (1)

  1. モータと、
    前記モータを駆動するインバータと、
    第1バッテリと、
    前記インバータが接続された第1電力ラインと前記第1バッテリが接続された第2電力ラインとに接続され、前記第1電力ラインと前記第2電力ラインとの間で電圧を変更する第1コンバータと、
    第2バッテリと、
    前記第1電力ラインと前記第2バッテリが接続された第3電力ラインとに接続され、前記第1電力ラインと前記第3電力ラインとの間で電圧を変更する第2コンバータと、
    前記第1電力ラインの正極ラインと負極ラインとの間に接続されたコンデンサと、
    前記第1,第2コンバータのうちの一方のコンバータについては、前記第1電力ラインの電圧が目標電圧になるように電圧制御し、前記第1,第2コンバータのうちの他方のコンバータについては、前記他方のコンバータを介して前記第1電力ラインと前記第3電力ラインとの間でやりとりされる電力が目標電力となるように電力制御する制御手段と、
    を備える駆動装置において、
    前記制御手段は、
    前記インバータに異常が生じたときには、少なくとも前記一方のコンバータについては、シャットダウンせずに前記第1電力ラインの電圧が所定電圧となるように制御する、
    駆動装置。
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