JP2017152876A - 画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数枚の原稿の画像を連続的に読み取る場合、1枚ずつ原稿の画像を読み取る場合のいずれにおいても原稿を適正な読取位置に導く、また配置する。
【解決手段】画像読取装置40は、原稿を搬送する搬送部70と、原稿台50aと、原稿の画像を読み取る読取ユニット50と、搬送部70で搬送される原稿を所定の読取位置に案内するガイド部材81と、原稿台50aに載置される原稿に上方から接触する原稿マット60aとを備え、読取ユニット50が搬送部70で搬送される原稿の画像を読み取るときにガイド部材81を読取ユニット50に接近させる、或いは原稿マット60aを読取ユニット50から離隔させる第1読取モードと、読取ユニット50が原稿台50aに載置された原稿の画像を読み取るときにガイド部材81を読取ユニット50から離隔させる、或いは原稿マット60aを読取ユニット50に接近させる第2読取モードとを有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像読取装置及びその画像読取装置を備えた画像形成装置に関するものである。
複写機やファクシミリなどの画像形成装置は原稿に印刷された画像を読み取ってその画像データを得るための画像読取装置を備える。画像読取装置は複数枚の原稿の画像を短時間で読み取るために原稿を自動的、連続的に所定の読取位置まで搬送する搬送部や、1枚ずつ原稿の画像を読み取るために上面に原稿が載置される原稿台を備える。
原稿台に載置された原稿の画像を正確に読み取るためには、原稿の全体を加圧して原稿台に密着させる必要がある。しかしながら、原稿台に対する原稿への圧力を高めると搬送部が読取位置に対して浮き上がってしまう虞がある。これにより、原稿を搬送しながらその画像を読み取る場合に原稿が読取位置に対して浮き上がり、画像不良や搬送不良が起きることが懸念されていた。このような問題を解決すべく提案された従来の画像読取装置の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載された画像読取装置は1枚ずつ原稿の画像を読み取るために上面に原稿が載置される原稿載置台と、原稿を原稿載置台に押圧する押圧部材とを備える。そして、押圧部材は本体に浮動した状態で取り付けられる。これにより、読取位置と自動原稿搬送装置(搬送部)との位置関係を保った状態で原稿載置台に対して原稿の全体を好適に押圧することができる。
特開2007−309968号公報
特許文献1に記載された画像読取装置は原稿載置台に載置された原稿の画像を読み取る場合について好適となるよう配慮されているが、原稿を搬送しながらその画像を読み取る場合については十分な配慮がなされていない。このため、原稿を搬送しながらその画像を読み取る場合の読取位置に対する原稿の浮き上がりが好適に解消できない虞があるといった課題があった。したがって、画像不良や搬送不良が起きることが懸念された。また、特許文献1に記載の画像読取装置では、原稿搬送ユニットが厚くなる虞がある。そしてまた、1パス両面読み取り用CIS(Contact Image Sensor)のメンテナンスやジャム処理用の扉が設置できない虞がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、複数枚の原稿の画像を連続的に読み取る場合、1枚ずつ原稿の画像を読み取る場合のいずれにおいても原稿を適正な読取位置に導く、また配置することが可能な画像読取装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の画像読取装置は、原稿を搬送する搬送部と、原稿の画像を読み取らせるために上面に原稿が載置される原稿台と、前記搬送部の下方に配置されて前記搬送部で搬送される原稿の画像と前記原稿台に載置された原稿の画像とを読み取る読取ユニットと、前記読取ユニットに対して接近、離隔が可能であるとともに前記搬送部で搬送される原稿を所定の読取位置に案内するガイド部材と、前記読取ユニットに対して接近、離隔が可能であるとともに前記原稿台に載置される原稿に上方から圧して接触する原稿マットとを備え、前記読取ユニットが前記搬送部で搬送される原稿の画像を読み取るときに前記ガイド部材を前記読取ユニットに接近させる、或いは前記原稿マットを前記読取ユニットから離隔させる第1読取モードと、前記読取ユニットが前記原稿台に載置された原稿の画像を読み取るときに前記ガイド部材を前記読取ユニットから離隔させる、或いは前記原稿マットを前記読取ユニットに接近させる第2読取モードとを有することを特徴とする。
この構成によると、搬送部で搬送される原稿の画像を読み取るときに、原稿が読取ユニットに対して好適な位置を通過する。また、原稿台に載置された原稿の画像を読み取るときに、好適な圧力が加えられて原稿が原稿台に接触する。これらにより、複数枚の原稿の画像を連続的に読み取る場合、1枚ずつ原稿の画像を読み取る場合のいずれにおいても原稿が適正な読取位置に導かれる、また配置される。
また、上記構成の画像読取装置において、前記搬送部が前記ガイド部材を有するとともに前記読取ユニットに対して接近、離隔が可能であることを特徴とする。
また、上記構成の画像読取装置において、前記搬送部に対して送り出される原稿が積載される給紙トレイと、前記給紙トレイに設けられて原稿の存在を検知するための原稿検知部とを備え、前記原稿検知部が原稿の存在を検知した場合に第1読取モードに移行することを特徴とする。
また、上記構成の画像読取装置において、下面に前記原稿マットが設けられるとともに前記原稿台の表面の開放、閉鎖が可能な開閉ユニットと、前記開閉ユニットの開閉を検知するための開閉検知部とを備え、前記開閉検知部が前記開閉ユニットの開放を検知した場合に第2読取モードに移行することを特徴とする。
また、上記構成の画像読取装置において、前記読取ユニットに設けられて前記読取位置に移動可能であるとともに原稿の画像を読み取るために原稿に向けて照射される光を走査する走査部と、前記走査部の前記読取位置への移動に連動して前記ガイド部材を前記読取ユニットに接近させる連動部とを備えることを特徴とする。
また、上記構成の画像読取装置において、前記搬送部に設けられて原稿を搬送するための駆動部を備え、前記駆動部が前記ガイド部材を前記読取ユニットに接近させることを特徴とする。
また、上記構成の画像読取装置において、下面に前記原稿マットが設けられるとともに前記原稿台の表面の開放、閉鎖が可能な開閉ユニットと、前記開閉ユニットによる前記原稿台の表面の開放、閉鎖に連動して上下方向に変位することで前記ガイド部材を前記読取ユニットから離隔させるレバー部材とを備えることを特徴とする。
また、上記構成の画像読取装置において、前記ガイド部材及び前記原稿マットの初期位置が第1読取モード時の位置であることを特徴とする。
また、上記構成の画像読取装置において、第1読取モードと第2読取モードとの使用頻度を記憶する記憶部を備え、前記使用頻度に基づいて前記ガイド部材及び前記原稿マットの初期位置を設定することを特徴とする。
また、上記構成の画像読取装置において、下面に前記原稿マットが設けられるとともに前記原稿台の表面の開放、閉鎖が可能な開閉ユニットを備え、前記開閉ユニットが、原稿搬送方向の一端側に配置された前記搬送部と、原稿搬送方向の他端側に配置された重り部材とを有することを特徴とする。
また、上記構成の画像読取装置において、下面に前記原稿マットが設けられるとともに前記原稿台の表面の開放、閉鎖が可能な開閉ユニットを備え、前記搬送部が前記開閉ユニットの原稿搬送方向の一端側に配置され、前記原稿マットは原稿搬送方向の他端側から前記搬送部に近づくに従ってその厚みが薄くなることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、上記構成の画像読取装置を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、複数枚の原稿の画像を連続的に読み取る場合、1枚ずつ原稿の画像を読み取る場合のいずれにおいても原稿を適正な読取位置に導く、また配置することが可能な画像読取装置及び画像形成装置を提供することができる。また本発明の構成によれば、原稿搬送ユニットが厚くなることが抑えられ、1パス両面読み取り用CISのメンテナンスやジャム処理用の扉を設置することもできる。
本発明の第1実施形態の画像形成装置の部分垂直断面正面図である。 本発明の第1実施形態の画像読取装置の垂直断面正面図である。 本発明の第1実施形態の画像読取装置の第1搬送読取部周辺を示す概略側面図である。 本発明の第1実施形態の画像読取装置の第2読取モード時の垂直断面正面図である。 本発明の第2実施形態の画像読取装置の原稿搬送ユニットの概略構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態の画像読取装置による読取モード判別処理の例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態の画像読取装置の概略垂直断面部分正面図である。 本発明の第5実施形態の画像読取装置の概略垂直断面部分正面図である。 本発明の第6実施形態の画像読取装置の第1読取モード時の概略垂直断面部分正面図である。 本発明の第6実施形態の画像読取装置の第2読取モード時の概略垂直断面部分正面図である。 本発明の第7実施形態の画像読取装置の概略垂直断面正面図である。 本発明の第8実施形態の画像読取装置の概略垂直断面正面図である。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
<第1実施形態>
最初に、本発明の第1実施形態の画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は画像形成装置の部分垂直断面正面図の一例である。なお、図中の矢印付き二点鎖線は用紙の搬送経路及び搬送方向を示す。また、図1の上下方向、左右方向及び紙面奥行き方向が画像形成装置の上下方向、左右方向及び奥行き方向である。
画像形成装置1は、図1に示すように所謂タンデム型のカラー複写機であり、原稿の画像を読み取るための画像読取装置40と、読み取った画像を用紙等の転写材に印刷する印刷部3と、印刷条件の入力や稼働状況の表示を行うための操作部4と、主制御部5とを備える。
画像読取装置40は読取ユニット50及び原稿搬送ユニット60を備え、画像形成装置1の上部に設けられる。画像読取装置40は読取ユニット50の上面に載置された1枚の原稿の画像を読み取る、また読取ユニット50と原稿搬送ユニット60とを利用して複数枚の原稿の画像を1枚ずつ自動的に読み取ることができる。原稿の画像は赤(R)、緑(G)、青(B)の三色に色分解され、後述するイメージセンサーで電気信号に変換される。これにより、画像読取装置40は赤(R)、緑(G)、青(B)の色別の画像データを得る。画像読取装置40の構成の詳細は後述する。
画像読取装置40が原稿から得た色別の画像データは主制御部5において各種処理が行われ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色の画像データに変換されて主制御部5の内部の不図示のメモリーに格納される。メモリーに格納された再現色別の画像データは位置ずれ補正のための処理を受けた後、像担持体である感光体ドラム21に対する光走査を行うために用紙の搬送と同期して走査ラインごとに読み出される。
印刷部3は電子写真方式によって画像を形成し、その画像を用紙等に転写する。印刷部3は中間転写体を無端状のベルトとして形成した中間転写ベルト11を備える。中間転写ベルト11は駆動ローラ12、テンションローラ13及び従動ローラ14に巻き掛けられる。中間転写ベルト11には、テンションローラ13が不図示のバネによって図1における上方に付勢されることにより張力が与えられる。中間転写ベルト11は駆動ローラ12によって図1における反時計回りに回転移動する。
駆動ローラ12は中間転写ベルト11を挟んで対向する二次転写ローラ15に圧して接触する。従動ローラ14の箇所では、中間転写ベルト11を挟んで従動ローラ14に対向するように設けられた中間転写クリーニング部16が中間転写ベルト11の外周面に接触する。中間転写クリーニング部16は中間転写ベルト11の外周面に形成されたトナー像が用紙Pに転写された後、中間転写ベルト11の外周面に残留したトナーなどの付着物を除去してクリーニングする。
中間転写ベルト11の下方にはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各再現色に対応する画像形成部20Y、20M、20C、20Kが設けられる。なおこの説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「Y」、「M」、「C」、「K」の識別記号の記載を省略して、例えば「画像形成部20」と総称することがある。4台の画像形成部20は中間転写ベルト11の回転方向に沿って、回転方向の上流側から下流側に向けて一列にして配置される。4台の画像形成部20は構成がすべて同じであり、図1における時計回りに回転する感光体ドラム21を中心としてその周囲に帯電部、露光部、現像部、ドラムクリーニング部及び一次転写ローラを備える。
中間転写ベルト11の上方には、4台の各再現色の画像形成部20に対応するトナーボトル31及びトナーホッパー32が設けられる。現像部及びトナーホッパー32に対しては各々の内部のトナーの残量を検出する不図示の残量検出部が設けられる。また、現像部とトナーホッパー32との間及びトナーホッパー32とトナーボトル31との間には各々不図示のトナーの補給装置が設けられる。残量検出部によって現像部の内部のトナーの残量の低下が検出されると、補給装置がトナーホッパー32から現像部にトナーを補給するように駆動する。さらに、残量検出部によってトナーホッパー32の内部のトナーの残量の低下が検出されると、補給装置がトナーボトル31からトナーホッパー32にトナーを補給するように駆動する。トナーボトル31は装置本体に対して着脱可能に設けられ、適宜新しいものと交換することができる。
4台の画像形成部20の下方には用紙供給装置91が設けられる。用紙供給装置91はその内部に複数の用紙Pを積載して収容し、供給部92によって用紙束の最上紙から順に用紙Pを1枚ずつ用紙搬送路Qに送り出す。用紙供給装置91から用紙搬送路Qに送り出された用紙Pはレジストローラ対94の箇所に到達する。そして、レジストローラ対94が用紙Pの斜め送りを矯正(スキュー補正)しつつ中間転写ベルト11の回転と同期をとって、中間転写ベルト11と二次転写ローラ15との接触部(二次転写ニップ部)に向けて用紙Pを送り出す。
画像形成部20では帯電部及び露光部によって感光体ドラム21の表面に静電潜像が形成され、その静電潜像が現像部によってトナー像として可視像化される。感光体ドラム21の表面に形成されたトナー像は感光体ドラム21が中間転写ベルト11を挟んで一次転写ローラと対向する箇所において中間転写ベルト11の外周面に一次転写される。そして、中間転写ベルト11の回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が順次中間転写ベルト11に転写されることにより、中間転写ベルト11の外周面にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト11の外周面に一次転写されたカラートナー像はレジストローラ対94により同期をとって送られてきた用紙Pに、中間転写ベルト11と二次転写ローラ15とが接触して形成される二次転写ニップ部にて転写される。
二次転写ニップ部の上方には定着部95が備えられる。二次転写ニップ部にて未定着トナー像が転写された用紙Pは定着部95へと送られて加熱ローラ及び加圧ローラに挟まれ、トナー像が加熱、加圧されて用紙Pに溶融定着される。定着部95を通過した用紙Pは中間転写ベルト11の上方に設けられた用紙排出部96に排出される。
操作部4は画像形成装置1の上部の正面側に設けられる。操作部4は、例えばユーザーによる印刷に使用する用紙Pの種類やサイズ、拡大縮小、両面印刷の有無といった印刷条件などの設定の入力や、ファクシミリ送信におけるファックス番号や送信者名などの設定の入力を受け付ける。また、操作部4は、例えば装置の状態や注意事項、エラーメッセージなどを表示部4wに表示することによって、それらをユーザーに対して報知するための報知部としての役割も果たす。
また、画像形成装置1にはその全体の動作制御のため、不図示のCPUや画像処理部、その他の図示しない電子部品で構成された主制御部5が設けられる。主制御部5は中央演算処理装置であるCPUと画像処理部とを利用し、メモリーに記憶、入力されたプログラム、データに基づき画像読取装置40や印刷部3などといった構成要素を制御して一連の画像形成動作、印刷動作を実現する。
続いて、画像形成装置1の画像読取装置40の構成とその動作について、図2を用いて説明する。図2は画像読取装置40の垂直断面正面図である。なお、図2における上下方向、左右方向及び紙面奥行き方向が画像形成装置1及び画像読取装置40の上下方向、左右方向及び前後方向を示す。また、図2に記した矢印Xが原稿搬送方向を示し、矢印Yが原稿搬送方向に交差する原稿幅方向を示し、以下の図においても同様である。
画像読取装置40は、図2に示すように画像形成装置本体の上部に設けられた読取ユニット50と、画像形成装置本体の上面に載置された開閉ユニットである原稿搬送ユニット60とを備える。
読取ユニット50はコンタクトガラス51、照明部52、走査部53、レンズ54、イメージセンサー55及び読取制御部56を有する。
コンタクトガラス51は読取ユニット50の上面に設けられる。コンタクトガラス51は搬送読取用コンタクトガラス51aと載置読取用コンタクトガラス51bとを含む。なお、以下の説明において特に限定する必要がある場合を除き、これらを総じて「コンタクトガラス51」と称する場合がある。
コンタクトガラス51は比較的薄い平板状の透明ガラスで構成される。搬送読取用コンタクトガラス51aはその上方を通過する原稿の画像を主走査方向(原稿幅方向、図2の矢印Y方向)に延びるライン単位で光走査できるように読取ユニット50の前後方向(原稿幅方向)に比較的長く延びる矩形形状を成す。載置読取用コンタクトガラス51bは原稿の表面全体を一度に光走査できるように読取ユニット50の左右方向(原稿搬送方向、図2の矢印X方向)及び前後方向(原稿幅方向)に広く延びる矩形形状を成す。
原稿の画像を1枚ずつ個別に読み取らせる場合、原稿は載置読取用コンタクトガラス51bの上面に読取面が下になるように広げて載置される。ゆえに、載置読取用コンタクトガラス51bを原稿台50aと呼ぶことがある。
照明部52はコンタクトガラス51のすぐ下方に配置される。照明部52は光源として例えばLED(light emitting diode)を備える。また、導光板などを備えることにしても良い。照明部52は原稿の読取面に向けて、すなわち上方に向けて光を照射する。
走査部53はコンタクトガラス51の下方に設けられ、第1移動体53a、第2移動体53b、ワイヤ53c及び巻き取りドラム53dを備える。
走査部53の第1移動体53aは照明部52を支持するとともに、第1ミラー57aを備える。第1ミラー57aは原稿の読取面で反射した照明部52の反射光を受けて、さらに90度の角度で略水平に方向転換させるべく所定の傾きが設定され、コンタクトガラス51の下方に配置される。
走査部53の第2移動体53bは第2ミラー57bと、第3ミラー57cとを備える。第2ミラー57bは第1移動体53aの第1ミラー57aが反射させた光を受けて、さらに90度の角度で略垂直下方に方向転換させるべく所定の傾きが設定され、第1ミラー57aと略同じ高さに配置される。第3ミラー57cは第2ミラー57bが反射させた光を受けて、さらに90度の角度で略水平に方向転換させるべく、第2ミラー57bの略真下に配置される。
なお、第1移動体53a及び第2移動体53bに設けられた各ミラーは照明部52同様、主走査方向(原稿幅方向、読取ユニット50の前後方向)にコンタクトガラス51と略同じ長さで延びる細長い形状で構成される。
ワイヤ53cは第1移動体53a及び第2移動体53bに接続されるとともに、巻き取りドラム53dに巻き掛けられる。不図示のモーターで巻き取りドラム53dを回転させると、第1移動体53a及び第2移動体53bがコンタクトガラス51の上面と平行に副走査方向(原稿搬送方向、読取ユニット50の左右方向)に往復移動する。これにより、読み取りライン(照明部52による照射位置)を副走査方向に移動させることができ、原稿の画像を1枚ずつ個別に読み取らせる場合に、原稿台50aの上面に広げて載置された原稿の読取面全体の画像を読み取ることができる。
読取ユニット50が原稿台50aに載置された原稿の画像を読み取る場合を第2読取モードと呼ぶ。
レンズ54及びイメージセンサー55は読取ユニット50の下部に設けられる。第2移動体53bの第3ミラー57cによって反射された、原稿の読取面からの反射光はレンズ54に入射して集光される。レンズ54はその反射光を光路の下流側に設けられたイメージセンサー55の表面上に結像する。これにより、画像読取装置40はイメージセンサー55を用いてコンタクトガラス51上の原稿の読取面の画像を画像データとして読み取ることができる。
なお、イメージセンサー55は例えば固体撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)を画像読取装置40の前後方向である主走査方向、すなわち図2における紙面奥行き方向(矢印Y方向)に複数個直線状に一列にして配列されて構成される。イメージセンサー55は入射光を電気信号に光電変換し、画像情報として出力する。そして、原稿の読取面をイメージセンサー55で主走査方向に走査させ、走査部53を駆動して照明部52を副走査方向に走査させて得られる情報について読取制御部56が画像処理を実行することにより、原稿の画像を画像データとして得ることが可能である。
読取制御部56は処理回路やメモリー等のICやその他の電子部品を含み、主制御部5から指令を受けて読取ユニット50の動作を制御する制御部である。読取制御部56は主制御部5からの制御指令に基づき走査部53を駆動制御するとともに、イメージセンサー55からの出力信号に対して画像処理を実行して画像データを出力する。このようにして、読取制御部56は画像読取動作を実現する。
原稿搬送ユニット60はコンタクトガラス51(原稿台50a)と対向する形でその上方に設けられる。原稿搬送ユニット60はコンタクトガラス51の表面全体をカバーする直方体形状を成すユニットである。
原稿搬送ユニット60は読取ユニット50の背面側に設けられた左右方向に略水平に延びる不図示の2箇所の支軸を中心として、読取ユニット50に対して揺動可能に取り付けられる。これにより、原稿搬送ユニット60はその正面側部分を自由端として上下に振るようにして揺動する開閉ユニットであって、原稿台50aの表面の開放、閉鎖が可能である。なお、図2は原稿搬送ユニット60により原稿台50aの表面を閉鎖した状態を描いている。
原稿搬送ユニット60の下面であって、閉鎖したときに原稿台50aに対向する一面には原稿背景部である原稿マット60aが設けられる。原稿マット60aは例えばスポンジ等の弾性部材を含んで表面が白色を成し、載置読取用コンタクトガラス51bの全域をカバーする位置及び大きさを成す。原稿搬送ユニット60で原稿台50aの表面を閉鎖したとき、原稿マット60aは原稿台50aに載置された原稿に上方から圧して接触し、その全面を均一に加圧するように密着して原稿を移動しないように保持する。
原稿搬送ユニット60は原稿マット60aに加えて、給紙トレイ61排紙トレイ62及び搬送部70を有する。
給紙トレイ61は原稿搬送ユニット60の上部に配置された原稿の載置部である。給紙トレイ61には原稿を上方から載置して積み上げることができる。給紙トレイ61は原稿搬送方向(原稿搬送ユニット60の左右方向)の上流から下流に向かって、すなわち図2において右方から左方に向かって下る傾斜を有する。
給紙トレイ61の原稿搬送方向下流部には原稿の押し上げ部61aが設けられる。押し上げ部61aは給紙トレイ61の原稿載置面に沿った形状を成し、その上流端に設けられて原稿幅方向に延びる不図示の支軸を中心とし、下流端を自由端として垂直面内で回転可能にして設けられる。押し上げ部61aは原稿の供給時に、不図示のモーター等によって支軸を中心として回転されることで、給紙トレイ61に積み上げられた原稿の下流端がその上方に配置された供給ローラ72に接触するように上方に向かって付勢される。
搬送部70は給紙トレイ61の原稿搬送方向の下流端に原稿供給口71と、供給ローラ72とを備える。供給ローラ72は給紙トレイ61に積み上げられた原稿を最上紙から1枚ずつ分離して搬送部70の内部へと供給し、搬送する。原稿供給口71の下流側には搬送部70の内部に向かって原稿搬送路73が延びる。
原稿搬送路73にはレジストローラ対74が設けられる。レジストローラ対74は原稿の斜め送りを矯正(スキュー補正)した後、原稿をさらに搬送方向下流へと送り出す。また、原稿搬送路73の各所には搬送ローラ75が設けられる。
原稿搬送路73の、レジストローラ対74の原稿搬送方向下流は原稿搬送ユニット60の底面に到達し、この箇所に第1搬送読取部80が設けられる。第1搬送読取部80に送り込まれた原稿は原稿搬送路73上をさらに下流側へ、すなわち図2において第1搬送読取部80の箇所を左方から右方へと移動する最中に、その下方に設けられた読取ユニット50で下側の面である第1面の画像データが読み取られる。
なお、第1搬送読取部80の下方には搬送読取用コンタクトガラス51aが配置される。第1搬送読取部80で原稿の画像を読み取る場合、照明部52を支持する走査部53の第1移動体53aが搬送読取用コンタクトガラス51a(第1搬送読取部80)の下方に移動し、イメージセンサー55を用いて原稿の下側の面(第1面)の画像データが読み取られる。
読取ユニット50が搬送部70で搬送される原稿の画像を読み取る場合を第1読取モードと呼ぶ。
原稿搬送路73の、第1搬送読取部80の原稿搬送方向下流には第2搬送読取部76が設けられる。なお、第2搬送読取部76は不図示のコンタクトガラス、照明部及びイメージセンサーを含む。原稿の両面の画像データの読み取りが必要な場合、第2搬送読取部76に送り込まれた原稿は原稿搬送路73上をさらに下流側へ、すなわち図2において第2搬送読取部76の箇所を左方から右方へと移動する最中に、その上方に設けられた第2搬送読取部76で上側の面である第2面の画像データが読み取られる。
原稿搬送路73の下流端には原稿排出口77が設けられる。画像データの読み取りが済んだ原稿は原稿排出口77から排紙トレイ62に排出される。排紙トレイ62は給紙トレイ61のすぐ下方に備えられ、これらのトレイが上下二段にして構成される。排紙トレイ62に排出された原稿は原稿搬送ユニット60の正面側から取り出すことができる。
給紙トレイ61と、排紙トレイ62とは互いの原稿搬送方向を逆にして、すなわち図2において給紙トレイ61は原稿を左方に向かって送り出し、排紙トレイ62は原稿を左方から受け取る形にして構成される。これにより、原稿供給口71から原稿排出口77まで延びる原稿搬送路73は、図2に示すようにU字状に湾曲した構成を横方向に傾けた形態で設けられる。そして、不図示の搬送制御部が原稿の搬送を制御する。
搬送制御部は処理回路やメモリー等のICやその他の電子部品を含み、主制御部5から指令を受けて原稿搬送ユニット60の動作を制御する。搬送制御部は主制御部5からの制御指令に基づき給紙トレイ61に載置された原稿を押し上げ部61a及び供給ローラ72を駆動させて1枚ずつ分離して搬送部70の内部に供給する。さらに、搬送制御部はレジストローラ対74及び搬送ローラ75を駆動させて第1搬送読取部80及び第2搬送読取部76でその画像データを読み取らせた後、排紙トレイ62に排出する。このようにして、搬送制御部は原稿の搬送動作を実現する。
続いて、画像読取装置40の第1搬送読取部80周辺の詳細な構成と原稿の読取モードについて、図2に加えて図3及び図4を用いて説明する。図3は画像読取装置40の第1搬送読取部80周辺を示す概略側面図である。図4は画像読取装置40の第2読取モード時の垂直断面正面図である。なお、先に説明した図2は画像読取装置40の第1読取モード時の垂直断面正面図である。
第1搬送読取部80は、図3に示すようにガイド部材81、付勢部材82、ガイド駆動部83及び移動機構84を備える。
ガイド部材81は原稿幅方向(図3のY方向)の全域にわたって長手状を成して延びる略直方体形状を有する。ガイド部材81はその下面の2箇所に突起部81aを備える。2箇所の突起部81aは原稿幅方向の両端部各々に配置される。突起部81aはガイド部材81の下面から下方に向かって、すなわち搬送読取用コンタクトガラス51aに向かって所定長さで突出する。
ガイド部材81が搬送読取用コンタクトガラス51aに接近した場合、突起部81aの先端である下端が搬送読取用コンタクトガラス51aに接触し、ガイド部材81の下面は搬送読取用コンタクトガラス51aに接触しない。これにより、ガイド部材81の下面と搬送読取用コンタクトガラス51aの上面との間に原稿搬送経路85としての空間が形成される。
付勢部材82はガイド部材81の上方の2箇所に設けられる。2箇所の付勢部材82は原稿幅方向の両端部各々に配置される。付勢部材82は、例えば圧縮コイルばねから成り、ガイド部材81を下方に向けて、すなわち搬送読取用コンタクトガラス51aに向けて付勢する。なお、付勢部材82は圧縮コイルばねに限定されるわけではなく、ガイド部材81を下方に向けて付勢できる部材であれば良く、例えば板バネやゴムなどの他の弾性部材に代えても良い。
ガイド駆動部83及び移動機構84はガイド部材81を上下方向に移動させることができる。ガイド駆動部83は例えばモーターで構成される。移動機構84は例えばウォーム・ラック機構から成る。ガイド駆動部83を一方に回転させると、移動機構84介して付勢部材82の弾性力に抗してガイド部材81を上方に移動させることができる。一方、ガイド駆動部83を他方に回転させると、付勢部材82の弾性力の作用を利用してガイド部材81を下方に移動させることができる。なお、ガイド部材81の移動の駆動源はモーターに限定されるわけではなく、例えばソレノイドや他のアクチュエータを用いても良い。
このようにして、ガイド部材81は読取ユニット50の搬送読取用コンタクトガラス51aに対して接近、離隔が可能である。
第1読取モードでは、突起部81aの下端を搬送読取用コンタクトガラス51aに接触させることで、ガイド部材81は搬送部70で搬送される原稿を所定の読取位置、すなわち搬送読取用コンタクトガラス51aに近接した位置に案内することができる。なお、第1読取モードにおいて、突起部81aの下端が搬送読取用コンタクトガラス51aに接触すると、原稿搬送ユニット60の筐体が原稿台50aに対して上方に移動する。このため、原稿マット60aが読取ユニット50の原稿台50aから離隔する(図2参照)。
第2読取モードでは、図4に示すようにガイド部材81を上方に移動させ、搬送読取用コンタクトガラス51aに対して離隔させる。これにより、原稿搬送ユニット60全体に対して働く重力の作用により、原稿マット60aが読取ユニット50の原稿台50aに接近し、さらに原稿台50aに載置される原稿に上方から圧して接触する。
このように、第1実施形態の画像読取装置40によれば、第1読取モードにおいて搬送部70で搬送される原稿の画像を読み取るときに、原稿が読取ユニット50に対して好適な位置を通過する。また、第2読取モードにおいて原稿台50aに載置された原稿の画像を読み取るときに、好適な圧力が加えられて原稿が原稿台50aに接触する。これらにより、複数枚の原稿の画像を連続的に読み取る場合、1枚ずつ原稿の画像を読み取る場合のいずれにおいても原稿を適正な読取位置に導くことができ、また配置することができる。その結果、原稿の画像を正確に読み取ることが可能な画像読取装置40及び画像形成装置1を提供することができる。
なお、原稿マット60aに対して駆動源と移動機構とを設けて、第1読取モードにおいて原稿マット60aを読取ユニット50の原稿台50aから離隔させ、第2読取モードにおいて原稿マット60aを読取ユニット50の原稿台50aに接近させることにしても良い。この場合においても、上記実施形態と同様の効果を得ることが可能である。
また、ガイド部材81が読取ユニット50に対して接近、離隔が可能であることに代えて、搬送部70や原稿搬送ユニット60が読取ユニット50に対して接近、離隔が可能であることにしても良い。
また、ガイド部材81及び原稿マット60aは、電源ON時やスリープモード時などの初期位置(デフォルト位置)が第1読取モード時の位置であることが好ましい。原稿マット60aは原稿の全面を均一に加圧するために例えばスポンジ等の弾性部材を含むので、常に圧力が加わった状態で放置すると変形する虞がある。第1読取モード時、原稿マット60aは原稿台50aから離隔するので、原稿マット60aの変形を防止することが可能である。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態の画像読取装置について、図5及び図6を用いて説明する。図5は画像読取装置の原稿搬送ユニットの概略構成を示すブロック図である。図6は画像読取装置による読取モード判別処理の例を示すフローチャートである。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第2実施形態の画像読取装置40は、図5に示すように原稿搬送ユニット60が搬送制御部63、ローラ駆動部64、押上駆動部65、原稿検知部66、開閉検知部67及びガイド駆動部83を備える。
搬送制御部63は処理回路であるCPU63aや記憶部63b等のICやその他の電子部品を含み、主制御部5から指令を受けて原稿搬送ユニット60の動作を制御する。搬送制御部63は原稿検知部66、開閉検知部67から原稿の存在やサイズ、原稿搬送ユニット60の開閉に係る情報を受信するとともに、ローラ駆動部64、押上駆動部65に原稿の搬送に係る制御信号を送信する。
ローラ駆動部64は例えばモーターで構成され、搬送部70に設けられる。ローラ駆動部64は搬送制御部63から受信した制御信号に基づき、搬送部70の供給ローラ72、レジストローラ対74及び搬送ローラ75を回転駆動させて原稿を搬送する。
押上駆動部65は例えばモーターで構成され、搬送部70に設けられる。押上駆動部65は搬送制御部63から受信した制御信号に基づき、給紙トレイ61の押し上げ部61aを昇降駆動させて給紙トレイ61に積載された原稿を原稿搬送路73へと送り出す。
原稿検知部66は給紙トレイ61に設けられる。原稿検知部66は例えば給紙トレイ61に積載された原稿に向かって光を照射し、その反射光を受光する光センサーから成る。原稿検知部66は給紙トレイ61に積載された原稿の存在やサイズ等を検知する。原稿検知部66は原稿の存在やサイズ等の検知信号を搬送制御部63に送信する。
開閉検知部67は原稿搬送ユニット60の下部近傍に設けられる。開閉検知部67は例えば読取ユニット50に向かって光を照射し、その反射光を受光する光センサーから成る。開閉検知部67は原稿台50aの表面に対する原稿搬送ユニット60の開閉を検知する。開閉検知部67は原稿搬送ユニット60の開閉の検知信号を搬送制御部63に送信する。
画像読取装置40が読取モード判別処理を開始すると(図6のスタート)、ステップ#101において搬送制御部63が開閉検知部67からの情報に基づいて原稿搬送ユニット60が開放されているか否かを判定する。原稿搬送ユニット60が開放されていない場合はステップ#102に移行する。原稿搬送ユニット60が開放されている場合はステップ#104に移行する。
ステップ#102では搬送制御部63が原稿検知部66からの情報に基づいて給紙トレイ61に原稿が存在するか否かを判定する。給紙トレイ61に原稿が存在しない場合はステップ#101に戻る。給紙トレイ61に原稿が存在する場合はステップ#103に移行する。
ステップ#103では搬送制御部63が第1読取モードを認識し、ガイド駆動部83に制御信号を送信してガイド部材81を下方に移動させ、読取ユニット50の搬送読取用コンタクトガラス51aに接近させる。或いは、搬送制御部63は原稿マット60aを読取ユニット50の原稿台50aから離隔させる。
ステップ#104では搬送制御部63が第2読取モードを認識し、ガイド駆動部83に制御信号を送信してガイド部材81を上方に移動させ、搬送読取用コンタクトガラス51aから離隔させる。或いは、搬送制御部63は原稿マット60aを原稿台50aに接近させる。
第2実施形態の画像読取装置40によれば、原稿搬送ユニット60の開放や原稿の存在に基づいて第1読取モードまたは第2読取モードの判別を行うことが可能である。したがって、自動的に、複数枚の原稿の画像を連続的に読み取る場合、1枚ずつ原稿の画像を読み取る場合のいずれにおいても原稿を適正な読取位置に導くことができ、また配置することができる。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態の画像読取装置について、図5を用いて説明する。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1及び第2の実施形態と同じであるので、それら実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第3実施形態の画像読取装置40は、図5に示す記憶部63bが第1読取モードと第2読取モードとのこれまでの使用頻度を記憶する。なお、第1読取モードと第2読取モードとの使用頻度を記憶する記憶部は搬送制御部63に対して個別に設けても良いし、読取ユニット50やその他の場所に設けても良い。
そして、画像読取装置40は記憶部63bに記憶された第1読取モードと第2読取モードとの使用頻度に基づいてガイド部材81及び原稿マット60aの初期位置を設定する。
第3実施形態の画像読取装置40によれば、ガイド部材81及び原稿マット60aの電源ON時やスリープモード時などの初期位置(デフォルト位置)を自動的に設定することができる。したがって、例えば使用頻度が比較的高い読取モードで迅速に画像読取装置40の動作を開始することが可能である。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態の画像読取装置について、図7を用いて説明する。図7は画像読取装置の概略垂直断面部分正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第4実施形態の画像読取装置40は、図7に示す連動部100を備える。連動部100は第1搬送読取部80に近接して配置され、リンク部材101、接触部102、偏心カム103、ギア104及びラック105を備える。
リンク部材101は上下方向に、読取ユニット50と原稿搬送ユニット60とにわたるように延びる棒状を成す。リンク部材101の読取ユニット50側の一端は読取ユニット50の走査部53に向かって延びる。リンク部材101の原稿搬送ユニット60側の一端は第1搬送読取部80のガイド部材81の上方に向かって延びる。リンク部材101は長手方向の中間部に設けられた原稿幅方向(図7のY方向)に延びる支軸101aを介して読取ユニット50の上部に支持され、支軸101aの軸線回りに回転可能である。
接触部102は読取ユニット50の走査部53の第1移動体53aに設けられる。接触部102は第1移動体53aの移動に伴ってリンク部材101の読取ユニット50側の端部に接触する。
偏心カム103はガイド部材81の上方に配置される。偏心カム103は原稿幅方向(図7のY方向)に延びる支軸103aを介して原稿搬送ユニット60の筐体に支持され、支軸103aの軸線回りに回転可能である。ガイド部材81が不図示の付勢部材によって上方に向かって付勢されているので、偏心カム103はそのカム面が常にガイド部材81の上面に接触する。これにより、ガイド部材81は偏心カム103のカム面の動きに伴って上下方向に移動する。
ギア104は偏心カム103の支軸103aにその軸線を一致させて固定される。偏心カム103はギア104とともに回転する。
ラック105はガイド部材81の上方に配置され、偏心カム103の支軸103aが延びる方向と交差する原稿搬送方向(図7のX方向)に延びる。ラック105はギア104に係合する。そして、ラック105はその長手方向の一端がリンク部材101の原稿搬送ユニット60側の端部に接触する。
第1読取モードにおいて、走査部53の第1移動体53aが搬送読取用コンタクトガラス51a(第1搬送読取部80)の下方に移動すると、連動部100では接触部102がリンク部材101の読取ユニット50側の端部に接触する。これにより、リンク部材101がその支軸101aの軸線を中心として図7における時計回りに回転変位する。
リンク部材101の原稿搬送ユニット60側の端部側ではリンク部材101の回転変位に連動して、長手方向の一端がリンク部材101に接触するラック105が原稿搬送方向(図7のX方向)に移動する。これにより、ギア104を介して偏心カム103が回転し、そのカム面のカム面の動きに伴ってガイド部材81が下方に移動する。ガイド部材81は搬送読取用コンタクトガラス51aに接近し、搬送部70で搬送される原稿を所定の読取位置に案内することができる。
第2読取モードにおいて、走査部53の第1移動体53aが載置読取用コンタクトガラス51b(図2参照)の下方に移動すると、連動部100では接触部102がリンク部材101の読取ユニット50側の端部から離隔する。リンク部材101には接触部102の接触による回転力が生じないので、その回転力がラック105、ギア104及び偏心カム103に伝達されない。これにより、ガイド部材81は不図示の付勢部材の付勢力によって上方に移動する。ガイド部材81が搬送読取用コンタクトガラス51aから離隔し、原稿マット60aが読取ユニット50の原稿台50aに接近するとともに原稿に上方から圧して接触する。
第4実施形態の画像読取装置40によれば、連動部100が走査部53の第1移動体53aの読取位置への移動に連動してガイド部材81を読取ユニット50に接近させる。これにより、第1移動体53aの位置に基づいて第1読取モードまたは第2読取モードの状態に設定することが可能である。したがって、第1移動体53aの移動とともに自動的に、複数枚の原稿の画像を連続的に読み取る場合、1枚ずつ原稿の画像を読み取る場合のいずれにおいても原稿を適正な読取位置に導くことができ、また配置することができる。
また、この画像読取装置40によれば、ガイド部材81を上下方向に移動させるための駆動源を削減することが可能である。したがって、画像読取装置40の小型化、低コスト化を図ることができる。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態の画像読取装置について、図8を用いて説明する。図8は画像読取装置の概略垂直断面部分正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1及び第2の実施形態と同じであるので、それら実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第5実施形態の画像読取装置40は、図8に示すローラ駆動部64を備える。ローラ駆動部64はモーターから成り、供給ローラ72、レジストローラ対74及び搬送ローラ75を回転駆動する。ローラ駆動部64は搬送部70において原稿を搬送するためにこれらローラ群を一方にのみ回転させる。
また、画像形成装置40はローラ駆動部64に加えて、伝達ギア111、112、ワンウェイクラッチ113、伝達ギア114、115、ワンウェイクラッチ116、ウォームギア117、偏心カム118及びギア119を備える。
伝達ギア111、112は供給ローラ72、レジストローラ対74及び搬送ローラ75回転させるためにローラ駆動部64から動力を得る。ワンウェイクラッチ113は伝達ギア111の軸部に設けられる。伝達ギア111はローラ駆動部64の駆動ギア64aに連結する。伝達ギア112はワンウェイクラッチ113を介して伝達ギア111に連結する。供給ローラ72、レジストローラ対74及び搬送ローラ75は伝達ギア112に連結される。
ワンウェイクラッチ113はローラ駆動部64が正転した場合には伝達ギア112に動力を伝達し、ローラ駆動部64が逆転した場合には伝達ギア112に動力を伝達しない構造を成している。これにより、ローラ駆動部64が正転した場合のみ供給ローラ72、レジストローラ対74及び搬送ローラ75が回転駆動し、原稿が搬送される。
伝達ギア114、115はローラ駆動部64と第1搬送読取部80との間に配置されてローラ駆動部64から動力を得る。ワンウェイクラッチ116は伝達ギア114の軸部に設けられる。伝達ギア114はローラ駆動部64の駆動ギア64aに連結する。伝達ギア115はワンウェイクラッチ116を介して伝達ギア114に連結する。
ウォームギア117は伝達ギア115の軸部にその軸線を一致させて固定される。ウォームギア117は伝達ギア115の回転に従って回転する。
偏心カム118はガイド部材81の上方に配置される。偏心カム118は原稿搬送方向(図8のX方向)に延びる支軸118aを介して原稿搬送ユニット60の筐体に支持され、支軸118aの軸線回りに回転可能である。ガイド部材81が不図示の付勢部材によって上方に向かって付勢されているので、偏心カム118はそのカム面が常にガイド部材81の上面に接触する。これにより、ガイド部材81は偏心カム118のカム面の動きに伴って上下方向に移動する。
ギア119は偏心カム118の支軸118aにその軸線を一致させて固定される。偏心カム118はギア119とともに回転する。さらに、ギア119はウォームギア117と係合する。
ワンウェイクラッチ116はローラ駆動部64が逆転した場合には伝達ギア115に動力を伝達し、ローラ駆動部64が正転した場合には伝達ギア115に動力を伝達しない構造を成している。これにより、ローラ駆動部64が逆転した場合のみガイド部材81を読取ユニット50の搬送読取用コンタクトガラス51aに対して接近、離隔させることが可能である。
第5実施形態の画像読取装置40によれば、供給ローラ72、レジストローラ対74及び搬送ローラ75を駆動するためのローラ駆動部64がガイド部材81を読取ユニット50に接近させる。これにより、ガイド部材81を上下方向に移動させるための駆動源を削減することが可能である。したがって、画像読取装置40の小型化、低コスト化を図ることができる。
<第6実施形態>
次に、本発明の第6実施形態の画像読取装置について、図9及び図10を用いて説明する。図9及び図10は画像読取装置の第1読取モード時及び第2読取モード時の概略垂直断面部分正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1及び第5の実施形態と同じであるので、それら実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。
第6実施形態の画像読取装置40は、図9及び図10に示すガイド部材81の上昇機構120を備える。上昇機構120は第1搬送読取部80に近接して配置され、ハウジング121、レバー部材122及びばね123、124を備える。
なお、第5実施形態同様、ガイド部材81は不図示の付勢部材によって上方に向かって付勢される。偏心カム118のカム面がガイド部材81の上面に接触し、ガイド部材81は偏心カム118のカム面の動きに伴って上下方向に移動する。偏心カム118はその支軸118aに固定されたギア119とともに回転する。ギア119は伝達ギア115の支軸115aに固定されたウォームギア117と係合し、ウォームギア117を介して伝達ギア115から回転動力を得る。
ハウジング121はガイド部材81の原稿搬送方向(図9のX方向)に隣接して配置される。ハウジング121はばね123、124をその内部に収容する。また、ハウジング121はレバー部材122の少なくとも係止片122aより上側をその内部に収容する。さらに、伝達ギア115の原稿幅方向(図9のY方向)に延びる支軸115aがハウジング121の内部を通る。
レバー部材122は上下方向に延びる長手状を成し、その上下方向の略中間部に横方向に延びる係止片122aを備える。レバー部材122は係止片122aがハウジング121の内底面に引っ掛かるようにハウジング121に取り付けられる。なお、係止片122aはハウジング121の内部を通る伝達ギア115の支軸115aよりも下方に位置する。さらに、レバー部材122の下部は原稿搬送ユニット60の下面より下方に突出し、原稿搬送ユニット60による原稿台50aの表面の閉鎖時にその下端が読取ユニット50の上面に接触する。
ばね123はハウジング121の内部に収容される。ばね123は例えば圧縮コイルばねで構成され、軸心をレバー部材122の係止片122aよりも上側が貫通するとともに上下方向に延びる。ばね123はハウジング121の天井面とレバー部材122の係止片122aとの間に挟まれ、圧縮による弾性力を作用させる。すなわち、ばね123はレバー部材122を下方に向けて付勢する。
ばね124はハウジング121の内部に収容される。ばね124は例えば圧縮コイルばねで構成され、伝達ギア115の支軸115aの下部とレバー部材122の係止片122aの上面との間に挟まれ、圧縮による弾性力を作用させる。すなわち、ばね124は伝達ギア115の支軸115aを上方に向けて付勢する。
第1読取モードにおいて、図9に示すように原稿搬送ユニット60が閉鎖状態にある場合、レバー部材122の下端が読取ユニット50の上面に接触することで、レバー部材122がばね123の弾性力に抗して上側に移動する。レバー部材122の係止片122aの上昇に伴ってばね124の弾性力が強まることで、伝達ギア115の支軸115aが上方に移動する。
伝達ギア115の支軸115aが上昇すると、ウォームギア117とギア119とが係合する。これにより、偏心カム118はウォームギア117及びギア119を介して伝達ギア115から動力を得ることができる。すなわち、偏心カム118を回転させることで、ガイド部材81を読取ユニット50の搬送読取用コンタクトガラス51aに接近させることが可能である。
第2読取モードにおいて、図10に示すように原稿搬送ユニット60が開放状態にある場合、レバー部材122の下端が読取ユニット50から離隔することで、レバー部材122がばね123の弾性力によって下側に移動する。レバー部材122の係止片122aの下降に伴ってばね124の弾性力が弱まることで、伝達ギア115の支軸115aが下方に移動する。
伝達ギア115の支軸115aが下降すると、ウォームギア117とギア119との係合が解除される。これにより、偏心カム118が自由に回転できるので、ガイド部材81を上方に向かって付勢する不図示の付勢部材の作用によって、ガイド部材81は上昇する。すなわち、ガイド部材81を読取ユニット50の搬送読取用コンタクトガラス51aから離隔させることが可能である。
第6実施形態の画像読取装置40によれば、ガイド部材81の上昇機構120のレバー部材122が原稿搬送ユニット60による原稿台60aの表面の開放、閉鎖に連動して上下方向に変位することでガイド部材81を読取ユニット50から離隔させる。これにより、モーター等の駆動部を利用することなく、簡便な構成で第2読取モード時にガイド部材81を読取ユニット50から離隔させることが可能である。したがって、画像読取装置40の簡素化を図ることができる。さらに、第2読取モードへの移行時間の短縮化を図ることができる。
<第7実施形態>
次に、本発明の第7実施形態の画像読取装置について、図11を用いて説明する。図11は画像読取装置の概略垂直断面正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。図11は第1実施形態の説明で用いた図2と比較して一部の部材の描画を省略している。
第7実施形態の画像読取装置40は、図11に示す原稿搬送ユニット60が重り部材68を備える。
原稿搬送ユニット60は原稿搬送方向の一端側、すなわち図11におけるX方向の左側(正面視左側)の領域に配置された搬送部70を有する。さらに、原稿搬送ユニット60は原稿搬送方向の他端側、すなわち図11におけるX方向の右側(正面視右側)の領域に配置された重り部材68を有する。重り部材68の重さは原稿マット60aの下面と原稿台50aの上面とが平行になるよう調整される。
原稿搬送ユニット60は比較的重い重量物である搬送部70が正面視左側に配置されていることで、正面視左側が下がる形で傾斜する虞がある。これにより、特に第2読取モードにおいて、原稿マット60aによる原稿への加圧が不均一になることが懸念される。
しかしながら、第7実施形態の画像読取装置40によれば、原稿搬送ユニット60が正面視右側に重り部材68を備えるので、原稿マット60aの下面と原稿台50aの上面との平行を維持することが可能である。したがって、原稿マット60aの全面で均一に加圧しながら、原稿マット60aを原稿に密着させることができる。すなわち、第2読取モードにおいて1枚ずつ原稿の画像を読み取る場合に、原稿を適正な読取位置に配置することが可能になる。
<第8実施形態>
次に、本発明の第8実施形態の画像読取装置について、図12を用いて説明する。図12は画像読取装置の概略垂直断面正面図である。なお、この実施形態の基本的な構成は先に説明した第1実施形態と同じであるので、第1実施形態と共通する構成要素には前と同じ名称、同じ符号を付してその詳細な説明を省略する場合がある。図12は第1実施形態の説明で用いた図2と比較して一部の部材の描画を省略している。
第8実施形態の画像読取装置40は、図12に示す原稿搬送ユニット60が原稿マット60aを備える。
原稿搬送ユニット60は原稿搬送方向の一端側、すなわち図12におけるX方向の左側(正面視左側)の領域に配置された搬送部70を有する。原稿マット60aは原稿搬送方向の他端側、すなわち図12におけるX方向の右側(正面視右側)から搬送部70に近づくに従ってその厚みが薄くなる。原稿マット60aの原稿搬送方向に沿った厚みの変化は原稿マット60aの下面と原稿台50aの上面とが平行になるよう調整される。
原稿搬送ユニット60は比較的重い重量物である搬送部70が正面視左側に配置されていることで、正面視左側が下がる形で傾斜する虞がある。これにより、特に第2読取モードにおいて、原稿マット60aによる原稿への加圧が不均一になることが懸念される。
しかしながら、第8実施形態の画像読取装置40によれば、原稿搬送ユニット60が原稿搬送方向に沿ってその厚みが変化する原稿マット60aを備えるので、原稿マット60aの下面と原稿台50aの上面との平行を維持することが可能である。したがって、原稿マット60aの全面で均一に加圧しながら、原稿マット60aを原稿に密着させることができる。すなわち、第2読取モードにおいて1枚ずつ原稿の画像を読み取る場合に、原稿を適正な読取位置に配置することが可能になる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態のいくつかを組み合わせて適用することができる。
また、上記実施形態では画像形成装置1が中間転写ベルト11を用いて複数色の画像を順次重ねて形成する所謂タンデム型のカラー印刷用画像形成装置であるが、このような機種に限定されるわけではなく、タンデム型ではないカラー印刷用画像形成装置やモノクロ印刷用の画像形成装置であっても構わない。
本発明は画像読取装置及び画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
40 画像読取装置
50 読取ユニット
50a 原稿台
53 走査部
53a 第1移動体
53b 第2移動体
60 原稿搬送ユニット(開閉ユニット)
60a 原稿マット
61 給紙トレイ
64 ローラ駆動部(駆動部)
66 原稿検知部
67 開閉検知部
68 重り部材
70 搬送部
80 第1搬送読取部
81 ガイド部材
100 連動部
120 上昇機構
122 レバー部材

Claims (12)

  1. 原稿を搬送する搬送部と、
    原稿の画像を読み取らせるために上面に原稿が載置される原稿台と、
    前記搬送部の下方に配置されて前記搬送部で搬送される原稿の画像と前記原稿台に載置された原稿の画像とを読み取る読取ユニットと、
    前記読取ユニットに対して接近、離隔が可能であるとともに前記搬送部で搬送される原稿を所定の読取位置に案内するガイド部材と、
    前記読取ユニットに対して接近、離隔が可能であるとともに前記原稿台に載置される原稿に上方から圧して接触する原稿マットと、
    を備え、
    前記読取ユニットが前記搬送部で搬送される原稿の画像を読み取るときに前記ガイド部材を前記読取ユニットに接近させる、或いは前記原稿マットを前記読取ユニットから離隔させる第1読取モードと、
    前記読取ユニットが前記原稿台に載置された原稿の画像を読み取るときに前記ガイド部材を前記読取ユニットから離隔させる、或いは前記原稿マットを前記読取ユニットに接近させる第2読取モードと、
    を有することを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記搬送部が前記ガイド部材を有するとともに前記読取ユニットに対して接近、離隔が可能であることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記搬送部に対して送り出される原稿が積載される給紙トレイと、
    前記給紙トレイに設けられて原稿の存在を検知するための原稿検知部とを備え、
    前記原稿検知部が原稿の存在を検知した場合に第1読取モードに移行することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 下面に前記原稿マットが設けられるとともに前記原稿台の表面の開放、閉鎖が可能な開閉ユニットと、
    前記開閉ユニットの開閉を検知するための開閉検知部とを備え、
    前記開閉検知部が前記開閉ユニットの開放を検知した場合に第2読取モードに移行することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
  5. 前記読取ユニットに設けられて前記読取位置に移動可能であるとともに原稿の画像を読み取るために原稿に向けて照射される光を走査する走査部と、
    前記走査部の前記読取位置への移動に連動して前記ガイド部材を前記読取ユニットに接近させる連動部と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。
  6. 前記搬送部に設けられて原稿を搬送するための駆動部を備え、
    前記駆動部が前記ガイド部材を前記読取ユニットに接近させることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
  7. 下面に前記原稿マットが設けられるとともに前記原稿台の表面の開放、閉鎖が可能な開閉ユニットと、
    前記開閉ユニットによる前記原稿台の表面の開放、閉鎖に連動して上下方向に変位することで前記ガイド部材を前記読取ユニットから離隔させるレバー部材と、
    を備えることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像読取装置。
  8. 前記ガイド部材及び前記原稿マットの初期位置が第1読取モード時の位置であることを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像読取装置。
  9. 第1読取モードと第2読取モードとの使用頻度を記憶する記憶部を備え、
    前記使用頻度に基づいて前記ガイド部材及び前記原稿マットの初期位置を設定することを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれかに記載の画像読取装置。
  10. 下面に前記原稿マットが設けられるとともに前記原稿台の表面の開放、閉鎖が可能な開閉ユニットを備え、
    前記開閉ユニットが、原稿搬送方向の一端側に配置された前記搬送部と、原稿搬送方向の他端側に配置された重り部材とを有することを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像読取装置。
  11. 下面に前記原稿マットが設けられるとともに前記原稿台の表面の開放、閉鎖が可能な開閉ユニットを備え、
    前記搬送部が前記開閉ユニットの原稿搬送方向の一端側に配置され、前記原稿マットは原稿搬送方向の他端側から前記搬送部に近づくに従ってその厚みが薄くなることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載の画像読取装置。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載の画像読取装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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