JP2017151746A - 小束処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】装置本体と、前記装置本体内に設けられた第1のユニットと、前記装置本体内に設けられ、前記装置本体から引出可能な第2のユニットと、前記第1のユニットと第2のユニットとの間を移動する移動部と、前記移動部の移動に従って移動可能なスライド部と、第1の方向に回転することにより前記第1のユニットと前記第2のユニットとを連結し、第2の方向に回転することにより連結を解除する連結レバーと、を備え、前記移動部が前記第1のユニットと前記第2のユニットとにまたがって位置している場合には、前記連結レバーは、前記スライド部によって前記第2の方向の回転を妨げられ、前記第1のユニットと前記前記第2のユニットとを連結する連結位置に固定される、小束処理装置を提供する。
【選択図】図4
Description
まず、本願発明の実施形態に係る出納システム1について、図1を参照して説明する。図1は、出納システム1の全体構成を示す斜視図である。出納システム1は、例えば金融機関の営業店において接客用カウンタの後方等に設置され、金銭に関する入金や出金等の各種処理を総合的に実行するシステムである。出納システム1は、紙幣入出金機2、施封小束支払機(小束処理装置)3、紙幣補充回収機4、新券支払機5、棒金支払機6、硬貨入出金機7、認証プリンタ8、現金外ポスト9、操作表示部12、及び制御装置13を主に有している。
紙幣入出金機2は、紙幣を1枚単位で入出金する。施封小束支払機3は、金種別の紙幣を所定枚数(例えば100枚)毎に施封して得られる紙幣小束(媒体小束)Tを収納し、また、当該紙幣小束Tを出金する。なお、施封小束支払機3の詳細については、後で説明する。
紙幣補充回収機4は、例えば金融機関の営業店、小売店や公共施設等に設置される現金自動預払機(ATM:Automatic Teller Machine、図示省略)に着脱可能であり、当該現金自動預払機で行われる取引用の紙幣を収納する補充回収カセットに紙幣を補充し、また、補充回収カセットから紙幣を回収することができる。
新券支払機5は、紙幣補充回収機4の上側に組み込まれて一体化されており、各金種の新券(新札)を出金する。棒金支払機6は、金種別の一定枚数毎の硬貨を棒状に重ねて包むことによって得られる棒金を出金する。また、硬貨入出金機7は、硬貨を1枚単位で入出金する。
認証プリンタ8は、紙幣補充回収機4に載置され、紙幣入出金機2や施封小束支払機3、紙幣補充回収機4、新券支払機5、棒金支払機6及び硬貨入出金機7で行われる入金や出金等の処理内容を認証して所定の帳票等に印字して排出する。現金外ポスト9は、硬貨入出金機7に載置されており、現金以外の小切手や定期預金証書等の有価証券を取り込んで入金処理する。
操作表示部12は、例えばディスプレイ10とキーボード11とにより構成されている。ディスプレイ10は、正面を前方向に向けて紙幣入出金機2に載置されており、入金や出金等の各種処理に関する種々の情報を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、金種等を入力するタッチパネルとが一体化されている。キーボード11は、紙幣入出金機2におけるディスプレイ10の前に載置されており、入金や出金等の各種処理に関する種々の情報や指示等を入力する。制御装置13は、出納システム1全体を統括制御する。
以上、本実施形態に係る出納システム1の構成の一例について説明した。続いて、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る施封小束支払機(小束処理装置)3について説明する。図2は、施封小束支払機3の内部構成を示す略線図である。図3は、引出状態の施封小束支払機3の内部構成を示す略線図である。図2に示すように、施封小束支払機3は、箱状の施封小束支払機筐体(装置本体)14を中心に構成されており、当該施封小束支払機筐体14の前面に入出金口23が設けられている。
制御部18は、上部ユニット16内の後述する装置間搬送部19の下側に配置されている。制御部18は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、施封小束支払機3内の各部を制御して、紙幣の施封処理、紙幣小束Tの搬送等を行う。また、制御部18は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等からなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
装置間搬送部19は、施封小束支払機3内の上側後部に配置され、紙幣補充回収機4又は紙幣入出金機2(図1参照)から搬送された紙幣を受け取り、集積部20(集積部20a又は集積部20b)へ1枚ずつ紙幣を搬送する。
集積部20は、装置間搬送部19の前方に複数個配置され、装置間搬送部19から搬送された紙幣を金種毎に分類計数すると共に、当該紙幣を金種ごとに100枚ずつ集積する。
紙幣クランプ移動部21は、装置間搬送部19と集積部20との間に配置され、当該集積部20に集積された100枚の紙幣を施封部22まで搬送する。
施封部22は、紙幣クランプ移動部21の前方下側に配置され、当該紙幣クランプ移動部21により搬送された100枚の紙幣の束を紙幣小束Tとして帯で施封し、後述する昇降部24に搬送する。
昇降部24は、施封小束支払機3の前側に設けられ、施封小束支払機筐体14の底板近傍を下端として入出金口23の近傍まで上方に延在する昇降路25と、当該昇降路25内を上下方向に移動する昇降機構部(移動部)26とにより構成されている。
オーバーフロー庫27は、昇降部24と後述する小束金庫31aとの間に配置されている。オーバーフロー庫27は、内壁により囲まれた内部空間を有し、後述する小束金庫31からの出金時や鑑別時に、後述する認識部35において金種を鑑別できなかった紙幣小束Tや、入金時に小束金庫31が満杯で収納できなかった紙幣小束T等を収納する。オーバーフロー庫27には、当該オーバーフロー庫27の内部空間を外部に対し遮断又は開放するオーバーフロー庫シャッタ(図示省略)が設けられている。このオーバーフロー庫27は、内壁の前後方向の間隔が紙幣小束Tの前後方向(短手方向)の幅よりも狭くなっており、紙幣小束Tにおける紙幣の面に沿う面方向を水平ではなく斜めに傾けるようにして、紙幣小束Tを積層堆積させて収納する。
さらに、昇降部24より後方下側に、上部ユニット16と所定の間隔を空けるようにして、4個の小束金庫31a〜31dが前後方向に並んで配置されている。小束金庫31a〜31dは、例えば金種毎に用意され、内壁により囲まれた内部空間に、それぞれ指定された金種の紙幣小束Tを例えば20束ずつ収納することができる。小束金庫31には、当該小束金庫31の内部空間を外部に対し遮断又は開放する小束金庫シャッタ(図示省略)が設けられている。本実施形態においては、例えば、1万円札が100枚ずつ施封された万券小束Tを小束金庫31a及び31bが、千円札が100枚ずつ施封された千券小束Tを小束金庫31c及び31dがそれぞれ収納する。なお、本実施形態においては、図2及び図3に示すように小束金庫31aの数は4個に限定されるものではなく、複数個設けられていればよい。
収納繰出部34は、2つのブロックで基本的には構成されており、上部ユニット16と小束金庫31との間の通路32内を前後方向に移動する。詳細には、収納繰出部34は、昇降部24の昇降機構部26と小束金庫31との間において紙幣小束Tを把持しながら移動する。
通路32内には、紙幣小束Tの金種の鑑別、紙幣小束Tの束数の計数、紙幣小束Tが正常に施封されているか否かの施封状態の検出を行う認識部35が設けられている。認識部35は、収納繰出部34により把持された紙幣小束Tが当該認識部35を通過する際に、当該紙幣小束Tの金種の鑑別、束数の計数、施封状態の検出を行い、識別結果、計数結果及び検出結果を認識結果として制御部18に出力する。
以上、本実施形態に係る施封小束支払機(小束処理装置)3の構成の一例について説明した。続いて、図4を参照しながら、本実施形態に係る連結機構100の詳細構成について説明する。図4は、本実施形態に係る施封小束支払機3の連結機構100について説明するための説明図である。
スライド部102は、施封小束支払機3(下部ユニット17)の上下方向に伸びる部材であって、昇降路25内を上下方向に移動する昇降機構部(移動部)26の載置台26aの移動に従って、上下方向にスライド移動することができる。具体的には、スライド部102は、施封小束支払機3の側面側から見ると、略長方形状部材であり、スライド部102の上端部は、載置台26aと連結されており、載置台26aが上方に移動すると、スライド部102も上方に移動し、一方、載置台26aが下方に移動すると、スライド部102も下方に移動する。
回転部材112は、スライド部102と後述する連結レバー120との間に設けられた、回転可能な部材である。回転部材112は、一方の端部に設けられた当接部114と、他方の端部に設けられた係合部116と、回転軸118とを有し、図示しない付勢部材により、回転軸118を中心として図中反時計回りの方向(第2の方向)に回転するように付勢されている。詳細には、回転部材112は、施封小束支払機3の側面側から見ると、1つの鋭角が下方に向いた略直角三角形状の部材であり、図中左側に位置する直角三角形の他の鋭角部分は三角形状に切り欠かれて当接部114となり、図中右側に位置する直角三角形の直角部分は四角形状に切り欠かれ係合部116となっている。また、下方に向いた鋭角の部分には、回転部材112の回転中心となる回転軸118が設けられている。回転部材112は、下部ユニット17と結合した回転軸118を介して下部ユニット17に固定されており、この回転軸118を中心にして回転する。当接部114は、スライド部102の当接部108及びスライド部102の図中右側の側面110と当接する。また、係合部116は、後述する連結レバー120と係合して連結レバー120の図中反時計回りの方向の回転を妨げる。当該回転部材112の動作については、後で詳細を説明する。
連結レバー120は、図中時計回りの方向(第1の方向)に回転することにより上部ユニット16と下部ユニット17とを連結し、一方、図中反時計回りの方向(第2の方向)に回転することにより、両ユニット(上部ユニット16と下部ユニット17)の連結を解除するレバーである。詳細には、連結レバー120は、施封小束支払機3の側面側から見ると略長方形状部材であり、一方の端部に設けられた係合部122と、他方の端部に設けられた固定部124と、両端部の間に設けられた回転軸126とを有する。連結レバー120は、下部ユニット17と結合した回転軸126を介して下部ユニット17に固定されており、この回転軸126を中心にして回転する。係合部122は、連結レバー120の回転部材112側(図中左側)の端部に設けられた突起であり、回転部材112の係合部116の切欠きと係合して、連結レバー120の図中反時計回りの方向への回転を妨げ、連結レバー120を連結位置に固定する。また、固定部124は、連結レバー120の回転部材112側と反対側(図中右側)の端部に設けられた溝であり、連結レバー120が上記連結位置に位置している場合には、上部ユニット16に設けられた係合部材128と係合して、上部ユニット16と下部ユニット17とを連結する。なお、上記連結位置とは、連結レバー120が、施封小束支払機3の前後方向に沿って延伸するように位置し、係合部122が回転部材112の係合部116と係合し、上部ユニット16と下部ユニット17とが連結された状態にある際の連結レバー120の位置のことをいう。
本実施形態においては、連結機構100の構成は、図4及び図5に示す形態に限定されることはなく、昇降機構部26の移動に伴って動作し、上部ユニット16と下部ユニット17とを連結状態に固定したり、当該固定を解除したりすることができれば、他の構成であってもよい。そこで、本実施形態の変形例として、スライド部202と連結レバー220とを有する連結機構200について説明する。
図6及び図7を参照しながら、本変形例に係る連結機構200の詳細構成について説明する。図6及び図7は、本変形例に係る施封小束支払機3の連結機構200について説明するための説明図である。図6及び図7に示すように、本変形例の連結機構200は、スライド部202と、連結レバー220とを主に有する。
スライド部202は、上述の実施形態のスライド部102と同様に、施封小束支払機3(下部ユニット17)の上下方向に伸びる部材であって、昇降路25内を上下方向に移動する載置台26aの移動に従って、上下方向にスライド移動することができる。具体的には、本変形例のスライド部202は、施封小束支払機3の側面側から見ると、略長方形状部材であり、スライド部202の上端部は載置台26aと連結されている。さらに、スライド部202の図中右側(後述する連結レバー220側)の側面には、突起部230が設けられている。当該突起部230は、図中右側に向かって施封小束支払機3の前後方向に沿って延伸する突起であり、後述する連結レバー220と当接し連結レバー220を押圧する。また、スライド部202の中央部には、上述の実施形態のスライド部102と同様に、施封小束支払機3の上下方向に伸びる開口部104が設けられており、開口部104は、下部ユニット17内に上下方向に沿って並んで設けられた複数の係合部材106と係合し、スライド部202を下部ユニット17に連結し、さらには、スライド部202の移動方向及び移動範囲を制限する。当該スライド部202の動作については、後で詳細を説明する。
連結レバー220は、上述の実施形態の連結レバー120と同様に、図中時計回りの方向に回転することにより上部ユニット16と下部ユニット17とを連結し、一方、図中反時計回りの方向に回転することにより、両ユニットの連結を解除するレバーである。詳細には、連結レバー220は、施封小束支払機3の側面側から見ると施封小束支払機3の前後方向に伸びる略長方形状の部材であり、一方の端部に設けられた当接部232と、他方の端部に設けられた固定部234と、両端部の間に設けられた回転軸126とを有する。連結レバー220は、下部ユニット17と結合した回転軸126を介して下部ユニット17に固定されており、この回転軸126を中心にして回転する。当接部232は、連結レバー220のスライド部202側(図中左側)の端部に設けられた突起であり、スライド部202の突起部230によって押圧される。また、固定部234は、連結レバー220のスライド部202側と反対側(図中右側)の端部に設けられた突起であり、上部ユニット16に設けられた凹部形状の係合部材236と係合して、上部ユニット16と下部ユニット17とを連結する。当該連結レバー220の動作については、以下に詳細を説明する。
2 紙幣入出金機
3 施封小束支払機
4 紙幣補充回収機
5 新券支払機
6 棒金支払機
7 硬貨入出金機
8 認証プリンタ
9 現金外ポスト
10 ディスプレイ
11 キーボード
12 操作表示部
13 制御装置
14 施封小束支払機筐体
15 スライドレール
16 上部ユニット
17 下部ユニット
18 制御部
19 装置間搬送部
20、20a、20b 集積部
21 紙幣クランプ移動部
22 施封部
23 入出金口
24 昇降部
25 昇降路
26 昇降機構部
26a 載置台
27 オーバーフロー庫
31、31a、31b 小束金庫
32 通路
34 収納繰出部
35 認識部
100、200 連結機構
102、202 スライド部
104 開口部
106、106a、106b、128、236 係合部材
108、114、232 当接部
110 側面
112 回転部材
116、122 係合部
118、126 回転軸
120、220 連結レバー
124、234 固定部
230 突起部
T 紙幣小束
Claims (6)
- 装置本体と、
前記装置本体内に設けられた第1のユニットと、
前記装置本体内に設けられ、前記装置本体から引出可能な第2のユニットと、
前記第1のユニットと第2のユニットとの間を移動する移動部と、
前記移動部の移動に従って移動可能なスライド部と、
第1の方向に回転することにより前記第1のユニットと前記第2のユニットとを連結し、第2の方向に回転することにより連結を解除する連結レバーと、
を備え、
前記移動部が前記第1のユニットと前記第2のユニットとにまたがって位置している場合には、
前記連結レバーは、前記スライド部によって前記第2の方向の回転を妨げられ、前記第1のユニットと前記前記第2のユニットとを連結する連結位置に固定される、
小束処理装置。 - 前記スライド部と前記連結レバーとの間に設けられた回転可能な回転部材を更に備え、
前記回転部材は、前記連結レバーと係合する係合部と有し、
前記係合部は、前記連結レバーと係合して、前記連結レバーの前記第2の方向の回転を妨げる、
請求項1に記載の小束処理装置。 - 前記回転部材は、前記第2の方向に回転するように付勢されており、
前記移動部が前記第2のユニット内に位置する場合には、
前記スライド部が前記回転部材の前記第2の方向への回転経路上から外れ、
前記回転部材が前記第2の方向に回転して、前記係合部と前記連結レバーとの係合が解除され、
前記連結レバーは、前記連結位置から前記第2の方向に回転可能となる、
請求項2に記載の小束処理装置。 - 前記スライド部は、前記連結レバーと当接する突起部を有し、
前記移動部が前記第2のユニット内に位置する場合には、
前記スライド部の前記突起部が前記連結レバーの前記第2の方向への回転経路上から外れ、
前記連結レバーは、前記連結位置から前記第2の方向に回転可能となる、
請求項1に記載の小束処理装置。 - 前記移動部は、媒体小束を載置する載置台を有し、
前記載置台は、前記第1のユニットと前記第2のユニットとを連通する空間内を移動して、前記媒体小束を搬送する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の小束処理装置。 - 前記移動部が前記第2のユニットから前記第1のユニットへ延伸することにより、前記載置台を移動させる、請求項5に記載の小束処理装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2016033940A JP6623830B2 (ja) | 2016-02-25 | 2016-02-25 | 小束処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016033940A JP6623830B2 (ja) | 2016-02-25 | 2016-02-25 | 小束処理装置 |
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JP6623830B2 JP6623830B2 (ja) | 2019-12-25 |
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Family Applications (1)
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JP2016033940A Active JP6623830B2 (ja) | 2016-02-25 | 2016-02-25 | 小束処理装置 |
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-
2016
- 2016-02-25 JP JP2016033940A patent/JP6623830B2/ja active Active
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Publication number | Publication date |
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