JP2017151347A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示装置の製造歩留まりを向上させ、物理的なストレスに対する耐性を改善し、表示装置の信頼性を向上させる。
【解決手段】第1の領域と第2の領域を有する表示装置を提供する。第1の領域は、ベースフィルムと、ベースフィルムの上に位置し、トランジスタを有する第1の層と、第1の層の上に位置し、トランジスタと電気的に接続された発光素子を有する第2の層を有する。第2の領域は、ベースフィルムと、ベースフィルムの下の基板と、ベースフィルムの上に位置し、第1の層からベースフィルムの端部に向かって伸びる配線を有する配線層を有する。基板の厚さは、第1の領域までの距離が減少するに従って減少する。
【選択図】図2

Description

本発明は表示装置、例えば、可撓性のEL表示装置に関する。
表示装置の代表例として、液晶素子や発光素子を各画素に有する液晶表示装置や有機EL(Electroluminescence)表示装置などが挙げられる。これらの表示装置は、基板上に形成された複数の画素内の各々に液晶素子あるいは有機発光素子(以下、発光素子)などの表示素子を有している。液晶素子や発光素子は一対の電極間に液晶あるいは有機化合物を含む層(以下、有機層)をそれぞれ有しており、一対の電極間に電圧を印加する、あるいは電流を供給することで駆動される。
発光素子は全固体の表示素子であることから、表示装置に可撓性を付与して折り曲げたり湾曲させたりしても、原則的に表示品質に影響を与えない。この特性を利用し、可撓性の基板上に発光素子が作製された、いわゆるフレキシブルディスプレイ(シートディスプレイ)が作製されている。例えば特許文献1では、折り曲げ可能な可撓性有機EL表示装置が開示されている。
特開2011−227205号公報
本発明は、高い信頼性を有する表示装置、例えば可撓性の有機EL表示装置を提供することを目的の一つとする。あるいは、可撓性の有機EL表示装置を歩留まり良く製造するための構造を提供する。あるいは、表示装置の表示面を変形した際に表示装置が破損して表示不良が発生することが抑制された、信頼性の高い可撓性有機EL表示装置を提供することを目的の一つとする。
本発明の一実施形態は、第1の領域と第2の領域を有する表示装置である。第1の領域は、ベースフィルムと、ベースフィルムの上に位置し、トランジスタを有する第1の層と、第1の層の上に位置し、トランジスタと電気的に接続された発光素子を有する第2の層を有する。第2の領域は、ベースフィルムと、ベースフィルムの下の基板と、ベースフィルムの上に位置し、第1の層からベースフィルムの端部に向かって伸びる配線を有する配線層を有する。基板の厚さは、第1の領域までの距離が減少するに従って減少する。
本発明の一実施形態は、第1の領域と第2の領域を有する表示装置である。第1の領域は、ベースフィルムと、ベースフィルムの上に位置し、トランジスタを有する第1の層と、第1の層の上に位置し、トランジスタと電気的に接続された発光素子を有する第2の層を有する。第2の領域は、ベースフィルムと、ベースフィルムの上に位置し、第1の層からベースフィルムの端部に向かって伸びる配線を有する配線層と、ベースフィルムの下の基板を有する。第1の領域において、基板の厚さは一定であり、第2の領域において、基板の厚さは第1の領域までの距離が減少するに従って減少する。基板は、第1の領域から第2の領域にわたって連続する。
一実施形態に係る表示装置の上面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の断面模式図。 一実施形態に係る表示装置の上面模式図。
以下、本発明の各実施形態について、図面等を参照しつつ説明する。但し、本発明は、その要旨を逸脱しない範囲において様々な態様で実施することができ、以下に例示する実施形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。
図面は、説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。本明細書と各図において、既出の図に関して説明したものと同様の機能を備えた要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略することがある。
本発明において、ある一つの膜を加工して複数の膜を形成した場合、これら複数の膜は異なる機能、役割を有することがある。しかしながら、これら複数の膜は同一の工程で同一層として形成された膜に由来し、同一の層構造、同一の材料を有する。したがって、これら複数の膜は同一層に存在しているものと定義する。
(第1実施形態)
本実施形態では、本発明の一実施形態に係る表示装置を図1乃至図6を用いて説明する。
本実施形態に係る表示装置100の上面図を図1に示す。表示装置100は、複数の画素106を備えた表示領域104、およびゲート側駆動回路(以下、駆動回路)108をベースフィルム102の一方の面(上面)に有している。ベースフィルムは基材とも呼ばれる。画素106はマトリクス状に配置されており、それぞれ発光素子が備えられている。表示領域104から配線110がベースフィルム102の側面(図中、表示装置100の短辺)に向かって伸びており、配線110はベースフィルム102の端部で露出され、露出部は端子112を形成する。端子112はフレキシブルプリント回路(FPC)などのコネクタ116と接続され、これにより、コネクタ116と表示領域104が配線110を通して電気的に接続される。本実施形態では駆動回路108は表示領域104を挟むように二つ設けられているが、駆動回路108は一つでもよい。また、駆動回路108はベースフィルム102上に設けず、異なる基板上に設けられた駆動回路を例えばコネクタ116上に形成してもよい。なお、図1では理解の促進のため、コネクタ116の一部は図示されていない。
配線110を介して表示領域104はICチップ114とも電気的に接続される。外部回路(図示せず)から供給された映像信号が駆動回路108、ICチップ114を介して画素106に与えられて画素106の発光が制御され、映像が表示領域104上に再現される。なお図示していないが、表示装置100はICチップ114の替わりに例えばソース側駆動回路を表示領域104の周辺に有していてもよい。
可撓性を有するベースフィルム102を用いることで、表示装置100全体に可撓性を付与することができ、表示装置を折り曲げる、あるいは湾曲させることによって表示装置100を変形することができる。ベースフィルム102は、例えばポリイミド、ポリエステル、ポリアミド、アクリル樹脂などの高分子材料を含むことができる。好ましくはポリイミドやポリアミドなど、ベースフィルム102の上に設けられる層(後述)を形成する際のプロセスに対して耐性の高い高分子材料を用いる。
各画素106に例えば赤色、緑色、あるいは青色で発光する発光素子を設けることでフルカラー表示を行うことができる。あるいは、全画素106で白色発光素子を用い、カラーフィルタを用いて画素106ごとに赤色、緑色、あるいは青色を取り出してフルカラー表示を行ってもよい。最終的に取り出される色は赤色、緑色、青色の組み合わせには限られず、例えば、赤色、緑色、青色、白色の4種類の色を画素106から取り出すこともできる。画素106の配列にも制限はなく、ストライプ配列、デルタ配列、モザイク配列などを採用することができる。
表示装置100には、ベースフィルム102の下面、すなわち、表示領域104や駆動回路108が設けられた面とは反対側の面に、基板(第1の基板)118が設けられる。図2(A)に図1の直線A−Bに沿った断面模式図を示す。図2(A)を参照すると、配線110や端子112を含む層(配線層)130がベースフィルム102の上面に設けられている。同様に、表示領域104を形成する層(素子層)124がベースフィルム102の上面に設けられている。素子層124は、発光素子250の駆動を制御するためのトランジスタ210を含む第1の層(トランジスタ層)126と、トランジスタ層126上に設けられ、発光素子250を含む第2の層(EL素子層)128を有している。
図2(B)は図2(A)における領域202をより詳細に示した図である。図2(B)に示すように、トランジスタ層126にはトランジスタ210が含まれている。トランジスタ層126はトランジスタ210以外にも例えば容量270が含まれてもよく、また、図示していないが一つの画素106の中に複数のトランジスタ、容量が設けられていてもよい。トランジスタ層126は、ベースフィルム102上のトランジスタ210は例えばアンダーコート212上の半導体膜214、ゲート絶縁膜216、ゲート218、層間膜220、ソース222、ドレイン224などが含まれる。容量270はゲート218と同じ層に存在する電極272、層間膜220、およびドレイン224の一部で構成されることができる。また、トランジスタ210と容量270の上には平坦化膜230が設けられる。なお、図2(B)ではトランジスタ層126はアンダーコート212と平坦化膜230、およびこれらの間に設けられる各層を含むように描かれているが、トランジスタ層126にアンダーコート212や平坦化膜230が含まれないと認識することも可能である。トランジスタ層126は発光素子250を制御するトランジスタ210が少なくとも一つ含まれていればよい。
EL素子層128には、平坦化膜230に設けられる開口部においてトランジスタ210のドレイン224と電気的に接続される電極(第1の電極)252、第1の電極252の端部と開口部を覆う隔壁254、電極252と隔壁254の上に設けられる有機層256、有機層256上の電極(第2の電極)258、電極258上に設けられるパッシベーション膜260を含んでいる。電極252、258、およびこれらに挟まれた有機層256で発光素子250が構成される。なお、図2(B)ではEL素子層128は電極252、パッシベーション膜260、およびこれらに挟まれる層を含むように描かれているが、EL素子層128にはパッシベーション膜260が含まれないと認識してもよく、また、例えば平坦化膜230がEL素子層128に含まれていると認識してもよい。さらに、任意の構成として、例えばパッシベーション膜260の上にカラーフィルタや遮光膜、対向基板などが設けられていてもよい。なお、図2(B)で示した各層はいずれも単層構造を有するように描かれているが、複数の層で構成されてもよい。
図2(A)に示した配線層130の一部の領域204のより詳細な構造を図2(C)に示す。図2(C)に示すように、配線層130はベースフィルム102上にアンダーこと212、ゲート絶縁膜216、ソース222やドレイン224と同一の層に存在する配線110、平坦化膜230、パッシベーション膜260などを有している。図2(C)に示した構成は一つの例であり、配線層130に例えばゲート絶縁膜216や平坦化膜230、あるいはパッシベーション膜260などが設けられていなくてもよい。配線層130には配線110が含まれていればよく、これ以外の層は配線層130に含まれない構成と認識してもよい。また、本実施形態では、配線110はソース222やドレイン224と同一の層に存在するように描かれているが、配線110はゲート218や他の金属層と同一の層に存在していてもよい。なお、図2(B)、図2(C)で示した各層はいずれも単層構造を有するように描かれているが、複数の層で構成されてもよい。
図2(A)に示すように、基板118はベースフィルム102の一部と重なるように設けられる。ベースフィルム102の一部の領域は基板118と接触しておらず、基板118から露出している。この領域が第1の領域120である。一方、ベースフィルム102と基板118が接触している領域が第2の領域122である。本実施形態では、基板118は配線層130と重なるように設けられている。図2に示すように、基板118の一部は素子層124と重なってもよい。すなわち、トランジスタ層126とEL素子層128は第2の領域と重なってもよい。逆に、基板118が素子層124とは重ならないように設けてもよい。
ここで図2に示すように、基板118の厚さは第1の領域120までの距離が減少するに従って減少する。すなわち、先細った(テーパー)形状を有している。テーパー形状の端部はベースフィルム102と接している。基板118の表面は湾曲していてもよく、変曲点を有していてもよい。例えば図2で示した基板118の側面は変曲点(点線の円で囲った部分)を一つ有している。
基板118は、例えばガラスや石英、金属などの無機材料、あるいはポリエステルやポリイミド、ポリアミド、アクリル樹脂、ポリカーボナートなどの有機材料を用いることができる。基板118はベースフィルム102よりも可撓性が低く、硬度が高いことが好ましい。
可撓性の表示装置を作製する際、通常、可撓性が小さく、素子層124を作製するプロセスに対して化学的な耐性と物理的強度を備えた大型の支持基板のほぼ全面にベースフィルム102を形成し、その上に複数の表示装置を形成する。支持基板としては通常ガラス基板や石英基板が用いられる。その後支持基板を剥離することで、ベースフィルム102上に複数の可撓性表示装置が得られる。この後ベースフィルム102を分断して表示装置ごとに分離し、個々の表示装置をコネクタ116やICチップ114と接続する。コネクタ116やICチップ114との接続には異方性導電膜が用いられ、表示装置の端子とコネクタ(例えば図1における端子112とコネクタ116)の間に異方性導電膜を挟んで圧着することで、電気的な接続が得られる。支持基板を剥離した後、複数の表示装置が設けられたベースフィルム102は可撓性を有するため、必ずしも取り扱いが容易ではない。また、表示装置ごとに分断した後にコネクタ116やICチップ114を実装するプロセスは、非常に難易度が高い。これは、上述した圧着過程で可撓性の表示装置を所定の位置に安定して固定し、圧着プロセスに供することが難しいことが一つの原因である。
これに対して図2で示すように、コネクタ116やICチップ114が実装される配線層130と重なる第2の領域122に、非可撓性の基板118を設けることで、表示装置100の大部分では可撓性が維持されたまま、コネクタ116やICチップ114が実装される領域には十分に高い強度を付与することができる。したがって、配線層130に含まれる配線110に対し、コネクタ116やICチップ114を容易に接続することができる。
さらに、表示装置100が図3のように変形する場合、すなわち、表示領域104を含む第1の領域120が、EL素子層128がトランジスタ層126よりも内側に位置するように湾曲する場合、基板118の端部はその小さな膜厚に起因して湾曲部に沿って湾曲し、ベースフィルム102との接触を維持することができる(図3の拡大図参照)。このため、基板118からベースフィルム102が剥離することを防止することができる。したがって、表示装置の製造歩留まりを向上させることができるのみならず、物理的なストレスに対する耐性を改善することができ、その結果、表示装置の信頼性を向上させることができる。
本実施形態では、基板118の形状は上述したような構造に限られない。例えば図4に示すように、基板118は丸い端部を有するテーパー形状を有していてもよい。この場合、テーパー形状の端部はベースフィルム102と接触せず、離れている。
このような形状を有する基板118が設けられた表示装置100が図5のように湾曲する場合、すなわち、表示領域104を含む第1の領域120が、トランジスタ層126がEL素子層128よりも内側に位置するように湾曲する場合、基板118の端部が丸い形状を有しているため、ベースフィルム102と基板118の端部が接触しても(図中楕円で囲った領域参照)表示装置が損傷することを防ぐことができる。これにより、コネクタ116やICチップ114の接続が容易となって表示装置の製造歩留まりが向上するだけでなく、物理的なストレスに対する耐性を改善することができ、表示装置の信頼性を向上させることができる。
さらに、基板118は図6(A)や図6(B)に示すように、端部がテーパー形状を有し、そのテーパー形状はベースフィルム102の表面に対して垂直な面を有していてもよい。この場合も、表示装置を湾曲させて端部がベースフィルム102と接触しても、ベースフィルム102の損傷を防ぐことができ、その結果、表示装置が損傷することを防ぐことができる。これにより、コネクタ116やICチップ114の接続が容易になることで表示装置の製造歩留まりが向上するのみならず、物理的なストレスに対する耐性を改善することができ、その結果、表示装置の信頼性を向上させることができる。
(第2実施形態)
本実施形態では、本発明の一実施形態に係る表示装置を図7を用いて説明する。第1実施形態と同様の構成については説明を省略することがある。
図7に示すように本実施形態の表示装置200は、ベースフィルム102の下面に第1の基板118と第2の基板134を有している。第1の基板118は配線層130と重なっている。一方第2の基板134は、配線層130に対してベースフィルム102の反対側の端部に設けられており、表示領域104を含む素子層124と重なっている。第1の基板118と第2の基板134との間では、ベースフィルム102は第1の基板118と第2の基板134と重なっておらず、露出されている。第1の基板118と第2の基板134との間の領域が第1の領域120、第1の基板とベースフィルム102が重なる領域が第2の領域、第2の基板とベースフィルム102が重なる領域が第3の領域である。なお図7では第1の基板118は素子層124と重なっているが、本実施形態の表示装置200はこの構成に限られず、第1の基板118と素子層124が重ならなくてもよい。
ここで第1実施形態と同様、第1の基板118の厚さは、第1の領域までの距離が減少するに従って減少する。また、第2の基板134の厚さは、第1の領域までの距離が減少するに従って減少する。すなわち、第1の基板118、第2の基板134はテーパー形状を有している。テーパー形状の端部はベースフィルム102と接している。第1の基板118の表面は湾曲していてもよく、変曲点を有していてもよい。同様に、第2の基板134の表面は湾曲していてもよく、変曲点を有していてもよい。図7で示した例では、第1の基板118、第2の基板134ともに変曲点(点線の円で囲った部分)を一つ有している。
図示していないが、本実施形態の表示装置200では、第1の基板118、第2の基板134の形状はこれに限られず、第1実施形態で示したように、テーパー形状の端部が丸い形状を有していてもよく、あるいはベースフィルム102の表面に対して垂直な面を有していてもよい。第1実施形態で述べたように、このような形状を有する第1の基板118、第2の基板134を設けることで、コネクタ116やICチップ114の接続が容易になるとともに、第1の基板118、第2の基板134からベースフィルム102が剥離することを防止することができる。また、ベースフィルム102が第1の基板118や第2の基板134の端部と接触しても表示装置200が損傷することを防ぐことができる。これにより、表示装置の製造歩留まり、信頼性を向上させることができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、本発明の一実施形態に係る表示装置を図8を用いて説明する。第1、第2実施形態と同様の構成については説明を省略することがある。
図8(A)に示すように、本実施形態の表示装置300はベースフィルム102の下に、ベースフィルム102の全体、あるいは略全体と重なるように基板118を有している。基板118は厚さが一定の第1の領域120と、厚さが変化する部分と厚さが一定の部分を含む第2の領域122を有している。また、第1の領域120と第2の領域122との間で基板118は連続し、ベースフィルム102の全体、あるいは略全体と重なる。そして第1の領域120において、基板118は表示装置300の表示領域が可撓性を有する程度の厚さを有する。図8(A)に示すように、第1の領域120は素子層124と重なっているが、さらに配線層130と重なってもよい。また、第2の領域122は配線層130と重なるが、さらに素子層124と重なってもよい。
上述したように、第1の領域120では基板118の厚さは一定であり、かつ、可撓性を有する。第1の領域120における基板118の厚さは10μm以上300μm以下、あるいは20μm以上100μm以下、あるいは20μm以上50μm以下である。したがって第1の領域120においては、表示装置300は湾曲させたり、折れ曲げるなど、変形することができる。
一方第2の領域122では、厚さが変化する部分と厚さが一定の部分を含む。厚さが変化する部分では、図8(A)に示すように、基板118の厚さは第1の領域までの距離が減少するに従って減少する。すなわちこの部分はテーパー形状を有し、テーパー形状の端部は第1の領域120へ繋がっている。この部分では基板118の表面は湾曲していてもよく、変曲点を有していてもよい。例えば図8(A)で示した基板118では、変曲点(点線の円で囲った部分)を一つ有している。また、第2の領域122における厚さが一定の部分は、表示装置300が変形しない程度の厚さと強度を有する。具体的な厚さは、500μm以上1200μm以下、あるいは700μm以上900μm以下である。
本実施形態では、基板118の形状は上述したような構造に限られない。例えば図8(B)に示すように、基板118は第2の領域122において、丸い端部を有するテーパー形状を有していてもよい。この場合、丸い端部はベースフィルム102と接触しないが、図8(A)の場合と同様、第1の領域120から第2の領域122にかけて、基板118は連続している。また図示しないが、第1実施形態で説明した図6(A)、(B)に示す構造のように、第2の領域122において基板118の側面はベースフィルム102の表面に対して垂直な面を有していてもよい。
このような形状を有する基板118を設けることで、コネクタ116やICチップ114の接続が容易になるとともに、表示装置300が変形して第1の領域120と第2の領域が接触しても表示装置300が損傷することを防ぐことができる。これにより、表示装置の製造歩留まり、信頼性を向上させることができる。
(第4実施形態)
本実施形態では、本発明の一実施形態に係る表示装置の製造方法を図9、10を用いて説明する。第1乃至第3実施形態と同様の構成については説明を省略することがある。
図9に示すように、基板118の上にベースフィルム102を形成する。この時、基板118は第1乃至第3実施形態で示した形状ではなく、略均一な厚さを有する、平板状の基板でよい。基板118としては例えばガラスや石英を用いることができる。あるいは、アクリル樹脂やポリカーボナート、ポリエステルなどの樹脂を使用することができる。ベースフィルム102は可撓性を有しており、例えばポリイミドやポリアミド、ポリカーボナートなどを用い、印刷法、スピンコート法、ラミネート法などを適用して形成することができる。
ベースフィルム102の上には、素子層124に含まれるトランジスタ層126が形成され、同時に配線層130が形成される。第1実施形態で述べたように、トランジスタ層126は、トランジスタ210の下に設けられるアンダーコート212、トランジスタ210を構成する半導体膜214やゲート絶縁膜216、ゲート218、ソース222、ドレイン224を形成する金属層などが含まれる。ゲート218、ソース222、あるいはドレイン224を形成する金属を用いて配線層130に含まれる配線110が形成される。
トランジスタ層126上には素子層124に含まれるEL素子層128が形成される。第1実施形態で述べたように、EL素子層128には、発光素子250を形成する一対の電極252、258や有機層256、発光素子250を保護するパッシベーション膜260などが含まれる。発光素子250の一対の電極のうち一方はトランジスタ層126内のトランジスタ210と電気的に接続される。
この後、例えばレーザー照射などの手法を用いて基板118を加熱し、基板118を第1乃至第3実施形態で述べた形状に加工することで、表示装置100、200、あるいは300を得ることができる。加熱処理による加工以外にも、例えば基板118を物理的に研磨してもよい。
あるいは図10に示すように、支持基板136上にベースフィルム102、ベースフィルム102上にトランジスタ層126、EL素子層128を含む素子層124を順次形成した後、支持基板136を図中矢印で示した界面で分離する。その後、別途形成した、第1乃至第3実施形態で述べた形状を有する基板118をベースフィルム102に貼り付けてもよい。支持基板136としては例えばガラスや石英を含む基板を用いることができ、その形状は略均一な厚さを有する平板形状でよい。基板118は、例えば平板状のガラス基板を弗酸などを用いてエッチングして加工する、あるいは物理的に研磨した後にベースフィルム102に張り付けられる。あるいは樹脂を含む基板をレーザー照射や物理的研磨によって第1乃至第3実施形態で述べた形状に加工し、その後ベースフィルム102に貼り付けてもよい。
(第5実施形態)
本実施形態では、第1乃至第3実施形態で示した表示装置100、200、300を所望の形状に変形して使用するための一実施形態を、図11乃至図13を参照しつつ述べる。第1乃至第4実施形態と同様の構成については説明を省略することがある。
図11(A)に示すように、本実施形態で示す表示装置400は、第2実施形態で述べた表示装置200と類似の構造を有しており、ベースフィルム102とその上に設けられた素子層124、配線層130を有している。表示装置400の両端部には、第1の基板118と第2の基板134を有している。第1の基板118と第2の基板134に挟まれた領域が第1の領域120であり、ベースフィルム102と第1の基板118、第2の基板134が重なる領域がそれぞれ第2の領域122、第3の領域132である。第1の基板118と第2の基板134はそれぞれ、第1乃至第2実施形態で述べた形状を有している。
表示装置400はさらに、第1の基板118を取り囲む第1の筐体140を有している。第1の筐体140は第1の基板118を取り囲み、さらに第2の領域内のベースフィルム102や配線層130、素子層124の一部を囲むように設けられてもよい。同様に、表示装置400は第2の基板134を取り囲む第2の筐体142を有している。第2の筐体142も第3の領域内のベースフィルム102や素子層124の一部を囲むように設けられてもよい。なお、第1の基板118の一部は第1の筐体140から露出してもよい。同様に、第2の基板134の一部は筐体140から露出してもよい。ここで、素子層124の上面のうち、第1の筐体140、第2の筐体142から露出している部分が表示面150であり、ベースフィルム102に対して反対側が非表示面152である。
この表示装置400を三つ折りにした状態を図11(B)に示す。このような状態をとることにより、表示面150の一部は表示装置400の内側に位置することになる。したがって、表示面150の面積を、図11(A)のように表示装置400を展開した状態と比較して小さくすることができる。表示装置400の内側に位置する表示面150では表示操作を行う必要がないため、表示装置400の消費電力を低減することができる。さらに、表示装置400自体がコンパクトな形状になるため、表示装置の操作性が向上する。
さらに表示装置400は図11(C)に示したような四つ折りの状態をとることができる。図11(B)で示した構造よりもさらにコンパクトな形状を実現することができ、表示装置400の取り扱いがより容易になる。この時、表示面150は表示装置400の側面の一部だけを露出することになり、表示面150の大部分は四つ折りにされた表示装置400の内側に位置することになる。表示面150のうち露出された部分は、ユーザーに対して重要な情報のみを表示することができる。
したがってユーザーは、大量の情報を含む画像を視聴、閲覧する場合には表示装置400を展開し、表示面150の全体がユーザーに対向する状態で使用することができる。一方、必要最低限の情報のみが必要な場合、あるいは表示装置400を持ち運びする際には、表示装置400をよりコンパクトな三つ折り、あるいは四つ折りの状態に変形することができる。
このように表示装置400を折りたたむと、素子層124は、EL素子層128がトランジスタ層126よりも内側に来るように湾曲される部分を有するだけでなく、EL素子層128がトランジスタ層126よりも外側に来るように湾曲される部分も同時にすることになる。第1乃至第4実施形態で述べたように、このように表示装置400を変形しても、第1の基板118、第2の基板134がテーパー形状を有するため、ベースフィルム102から素子層が剥離したり、あるいは表示装置400が損傷することを防ぐことができる。このため、三つ折り、あるいは四つ折りに変形できる、信頼性の高い可撓性表示装置を提供することができる。
図12(A)に示すように表示装置400はさらに、第1の基板118と第2の基板134の間の領域に位置する緩衝基板144を有してもよい。緩衝基板144はベースフィルム102の下面に設けられ、さらに、第1の基板118と第2の基板134のいずれか一方により近くなるように設けることができる。例えば図12(A)では、緩衝基板144は第1の基板118よりも第2の基板134の近くに設けられる。
緩衝基板144はガラスや樹脂を含むことができる。好ましくは、第1の基板118や第2の基板134と同じ材料を含む。
緩衝基板144は図12(A)に示すように、第1の基板118や第2の基板134に面する端部にテーパー形状を有することが好ましい。具体的には、緩衝基板144は第2の基板134よりも第1の基板118に近い第1の端部146と、第1の基板118よりも第2の基板に近い第2の端部148を有する。第1の端部のテーパー形状の端部はベースフィルム102と接触せず、離れている。一方第2の端部148のテーパー形状の端部は、図12(A)に示すように、ベースフィルム102と接することが好ましい。緩衝基板144の表面は湾曲していてもよく、変曲点を有していてもよい。
図12(B)に示すように表示装置400を三つ折りにする場合、表示装置400は、トランジスタ層126がEL素子層128よりも内側に位置するように、第1の端部146付近(図12(B)において点線の円で囲った場所)で湾曲する。この時、第1の端部146が上述したような形状を持つことで、ベースフィルム102の損傷を防ぐことができる。また、表示装置400を四つ折りにする場合第2の端部148の付近(図12(C)の点線の円で示した部分)では、表示装置400はEL素子層128がトランジスタ層126よりも内側に位置するように折りたたまれる。この場合、緩衝基板144の端部はその小さな膜厚に起因して湾曲部に沿って湾曲し、ベースフィルム102との接触を維持することができる。このため、緩衝基板144からベースフィルム102が剥離することを防止することができる。
表示装置400が折りたたまれると、折れ曲がった箇所を挟んでベースフィルム102同士が接触するが、緩衝基板144によって接触が防ぐことができ、ベースフィルム102の摩耗、損傷を防ぐことが可能となる。
(第6実施形態)
本実施形態では、本発明の一実施形態に係る表示装置を図13を用いて説明する。第1乃至第5実施形態と同様の構成については説明を省略することがある。
本実施形態の表示装置500は、ベースフィルム102と、その上に形成され、トランジスタ層126とEL素子層128を含む素子層124を有し、さらにベースフィルム102の下に第1の基板118と第2の基板134を有している。第1の基板118と第2の基板134はともにベースフィルムの一部と重なっており、第1の基板118と第2の基板134の間ではベースフィルム102は露出している。ベースフィルム102が第1の基板118あるいは第2の基板134と重なる領域、および第1の基板118と第2の基板134の間の領域以外において、ベースフィルム102の下面の一部は露出している。第1の基板118と第2の基板134はいずれも配線層130と重ならない。表示装置500の素子層124側が表示面150であり、その反対の面が非表示面152である。
表示装置500はさらに、第1の緩衝基板154と第2の緩衝基板156をベースフィルム102の下に有する。第1の緩衝基板154は、第1の基板118が第1の緩衝基板154と第2の基板134によって挟まれるように設けられる。第2の緩衝基板156は、第2の基板134が第2の緩衝基板156と第1の基板118によって挟まれるように設けられる。図13(A)に示すように、第1の緩衝基板154は配線層130と重なってもよい。第1の基板118、第2の基板134、第1の緩衝基板154、第2の緩衝基板156は第1実施形態、第5実施形態で述べた材料を用いて形成することができる。
表示装置500はさらに、第1の基板118の一部を取り囲む第1の筐体140、第2の基板134の一部を取り囲む第2の筐体142を有している。第1の筐体140と第2の筐体142はそれぞれ蝶番160と蝶番162に接続されており、それぞれ蝶番160と蝶番162を中心軸として回転することができる。蝶番160と蝶番162はコネクタ164で接続されている。
第1の基板118は互いに対向する第1の端部170と第2の端部172を有している。第2の基板134も同様に互いに対向する第1の端部174と第2の端部176を有している。第1の基板118の第2の端部172と第2の基板134の第2の端部は互いに面している。第1の基板118の第1の端部170と第2の端部172、ならびに第2の基板134の第1の端部174と第2の端部176はテーパー形状を有する。第1の基板118の第1の端部170と第2の基板134の第1の端部174のテーパー形状は丸い端部を有しており、この端部はベースフィルム102と接触しない。一方、第1の基板118の第2の端部172と第2の基板134の第2の端部176のテーパー形状の端部はベースフィルム102と接触している。また、第1の基板118の第2の端部172の表面、ならびに第2の基板134の第2の端部176の表面は湾曲していてもよく、変曲点を有していてもよい。
第1の緩衝基板154と第2の緩衝基板156の互いに対向する端部もテーパー形状を有しており、テーパー形状の端部はベースフィルム102と接触せず、離れている。
このような構造を有する表示装置500は図13(B)に示すように、第1の緩衝基板154と第1の基板118の間、ならびに第2の緩衝基板156と第2の基板134の間の領域で折りたたむことができる。この時、折りたたまれた部分の近傍ではベースフィルム102と第1の基板118が接触する可能性があるが、第1の基板118の第1の端部170はテーパー形状を有しており、そのテーパー形状の端部は丸い形状であるため、ベースフィルム102と接触してもベースフィルム102の損傷を防ぐことができる。また、第1の緩衝基板154の端部もベースフィルム102と接触する可能性があるが、第1の緩衝基板154の端部も丸い形状を帯びているので、ベースフィルム102の損傷を防ぐことができる。同様のことが、第2の緩衝基板156と第2の基板134の間の領域でも言える。したがって、図12(B)のように二つの領域で表示装置500を折り曲げても表示装置500が破損することなく、信頼性の高い表示装置を構成することができる。
また、図12(B)のように表示装置500を折り曲げると、ベースフィルム102と第1の筐体140、第2の筐体142が近づくが、第1の緩衝基板154、第2の緩衝基板156はこれらの接触を防ぐことができ、ベースフィルム102の損傷を防ぐことができる。
表示装置500はさらに、蝶番160と蝶番162を軸として折りたたみ、図12(C)のように四つ折りの状態へ変形することができる。この時、表示装置500は、第1の基板118と第2の基板134の間の領域において、EL素子層128がトランジスタ層126よりも内側に位置するように折りたたまれる。第1実施形態で述べたように、この折りたたまれる領域の近傍に位置する第1の基板118と第2の基板134の第2の端部172と174は、テーパー形状を有し、かつ、そのテーパー形状の端部はベースフィルム102と接している。このため第1実施形態で述べたように、第1の基板118の第2の端部172、第2の基板134の第2の端部176はその小さな膜厚に起因して湾曲部に沿って湾曲し、ベースフィルム102との接触を維持することができる。このため、第1の基板118や第2の基板134からベースフィルム102が剥離することを防止することができる。
したがって、上述した構成を有する表示装置500では、展開した状態(図13(A))や一部展開した状態(図13(B))、あるいは四つ折りにした状態(図13(C))へ変形してもベースフィルム102の損傷を防ぐことがでる。すなわち、本実施形態の構成は信頼性の高い表示装置を与えることができる。
なお本実施形態の表示装置500は二つの蝶番160、162を有するが、これにより、展開した状態(図13(A))や一部展開した状態(図13(B))においても表示面150の全体が平坦な形状を持つようにすることができる。ただし、本実施形態の表示装置500の構成はこれに限られることは無く、蝶番は一つであってもよい。
本発明の実施形態として上述した各実施形態は、相互に矛盾しない限りにおいて、適宜組み合わせて実施することができる。また、各実施形態の表示装置を基にして、当業者が適宜構成要素の追加、削除もしくは設計変更を行ったもの、又は、工程の追加、省略もしくは条件変更を行ったものも、本発明の要旨を備えている限り、本発明の範囲に含まれる。
本明細書においては、開示例として主にEL表示装置の場合を例示したが、他の適用例として、その他の自発光型表示装置、液晶表示装置、あるいは電気泳動素子などを有する電子ペーパ型表示装置など、あらゆるフラットパネル型の表示装置が挙げられる。また、中小型から大型まで、特に限定することなく適用が可能である。
上述した各実施形態の態様によりもたらされる作用効果とは異なる他の作用効果であっても、本明細書の記載から明らかなもの、又は、当業者において容易に予測し得るものについては、当然に本発明によりもたらされるものと解される。
100:表示装置、102:ベースフィルム、104:表示領域、106:画素、108:駆動回路、110:配線、112:端子、114:ICチップ、116:コネクタ、118:基板、120:第1の領域、122:第2の領域、124:素子層、126:トランジスタ層、128:EL素子層、130:配線層、132:第3の領域、134:第2の基板、136:支持基板、140:第1の筐体、142:第2の筐体、144:緩衝基板、146:第1の端部、148:第2の端部、150:表示面、152:非表示面、154:第1の緩衝基板、156:第2の緩衝基板、160:蝶番、162:蝶番、164:コネクタ、170:第1の端部、172:第2の端部、174:第1の端部、176:第2の端部、200:表示装置、202:領域、204:領域、210:トランジスタ、212:アンダーコート、214:半導体膜、216:ゲート絶縁膜、218:ゲート、220:層間膜、222:ソース、224:ドレイン、230:平坦化膜、250:発光素子、252:電極、254:隔壁、256:有機層、258:電極、260:パッシベーション膜、270:容量、272:電極、300:表示装置、400:表示装置、500:表示装置

Claims (21)

  1. 第1の領域と前記第1の領域に隣接する第2の領域を有し、
    前記第1の領域は、
    ベースフィルムと、
    前記ベースフィルムの上に位置し、トランジスタを有する第1の層と、
    前記第1の層の上に位置し、前記トランジスタと電気的に接続された発光素子を有する第2の層を有し、
    前記第2の領域は、
    前記ベースフィルムと、
    前記ベースフィルムの前記第1の層とは反対の側に位置する基板と、
    前記ベースフィルムの上に位置し、前記第1の層から前記ベースフィルムの端部に向かって伸びる配線を有する配線層を有し、
    前記基板の厚さは、第1の領域までの距離が減少するに従って減少する、表示装置。
  2. 前記ベースフィルムは複数の辺を有し、
    前記第2の領域は、前記複数の辺の一辺に沿って位置する、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記ベースフィルムの底面が前記第1の領域において露出する、請求項1に記載の表示装置。
  4. 前記基板はテーパー形状を有し、
    前記テーパー形状の端部は前記ベースフィルムと接触する、請求項1に記載の表示装置。
  5. 前記基板は丸い端部を有するテーパー形状を有する、請求項1に記載の表示装置。
  6. 前記基板はテーパー形状を有し、
    前記テーパー形状の先端部は、前記ベースフィルムの表面に垂直な平面を有する、請求項1に記載の表示装置。
  7. 前記基板はガラス、または樹脂を含有する、請求項1に記載の表示装置。
  8. さらに第3の領域を有し、
    前記第1の領域は前記第2の領域と前記第3の領域の間に位置し、
    前記第3の領域は、
    前記ベースフィルムと、
    前記ベースフィルムの上の前記第1の層と、
    前記第1の層の上の前記第2の層と、
    前記ベースフィルムの前記第1の層とは反対の側に位置する第2の基板を有し、
    前記第2の基板の厚さは、第1の領域までの距離が減少するに従って減少する、請求項1に記載の表示装置。
  9. 前記第2の基板はテーパー形状を有し、
    前記第2の基板の前記テーパー形状の端部は前記ベースフィルムと接触する、請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記第2の基板は丸い端部を有するテーパー形状を有する、請求項8に記載の表示装置。
  11. 前記第2の基板はテーパー形状を有し、
    前記第2の基板の前記テーパー形状の先端部は、前記ベースフィルムの表面に垂直な平面を有する、請求項8に記載の表示装置。
  12. 前記基板と前記第2の基板をそれぞれ覆う筐体をさらに有する、請求項8に記載の表示装置。
  13. 前記ベースフィルムは可撓性を有し、
    前記表示装置は四つ折の形状を有し、
    前記基板と前記第2の基板が前記第1の領域を介して重なる、請求項8に記載の表示装置。
  14. 前記第1の領域において、前記ベースフィルムの下に緩衝基板を有し、
    前記四つ折の形状において、前記緩衝基板は前記ベースフィルムに囲まれる、請求項13に記載の表示装置。
  15. 前記緩衝基板はテーパー形状を有し、
    前記緩衝基板の厚さは、前記基板までの距離が減少するに従って減少する、請求項14に記載の表示装置。
  16. 前記緩衝基板はテーパー形状を有し、
    前記緩衝基板の厚さは、前記第2の基板までの距離が減少するに従って減少する、請求項14に記載の表示装置。
  17. 第1の領域と前記第1の領域に隣接する第2の領域を有し、
    前記第1の領域は、
    ベースフィルムと、
    前記ベースフィルムの上に位置し、トランジスタを有する第1の層と、
    前記第1の層の上に位置し、前記トランジスタと電気的に接続された発光素子を有する第2の層を有し、
    前記第2の領域は、
    前記ベースフィルムと、
    前記ベースフィルムの上に位置し、前記第1の層から前記ベースフィルムの端部に向かって伸びる配線を有する配線層と、
    前記ベースフィルムの前記第1の層とは反対の側に位置する基板を有し、
    前記第1の領域において、前記基板の厚さは一定であり、
    前記第2の領域において、前記基板の厚さは前記第1の領域までの距離が減少するに従って減少し、
    前記基板は、前記第1の領域から前記第2の領域にわたって連続する、表示装置。
  18. 前記ベースフィルムは複数の辺を有し、
    前記第2の領域は、前記ベースフィルムの端部の少なくとも一部を含み、前記複数の辺の一辺に沿って位置する、請求項17に記載の表示装置。
  19. 前記基板は、丸い端部を有するテーパー形状を有する、請求項17に記載の表示装置。
  20. 前記基板はテーパー形状を有し、
    前記テーパー形状の先端部は、前記ベースフィルムの表面に垂直な平面を有する、請求項17に記載の表示装置。
  21. 前記基板はガラス、または樹脂を含有する、請求項17に記載の表示装置。
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