JP2017150401A - ベローズポンプ - Google Patents

ベローズポンプ Download PDF

Info

Publication number
JP2017150401A
JP2017150401A JP2016033817A JP2016033817A JP2017150401A JP 2017150401 A JP2017150401 A JP 2017150401A JP 2016033817 A JP2016033817 A JP 2016033817A JP 2016033817 A JP2016033817 A JP 2016033817A JP 2017150401 A JP2017150401 A JP 2017150401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
pump
head
reciprocating rod
bellows pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016033817A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6609488B2 (ja
Inventor
敏男 武石
Toshio Takeishi
敏男 武石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koganei Corp
Original Assignee
Koganei Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koganei Corp filed Critical Koganei Corp
Priority to JP2016033817A priority Critical patent/JP6609488B2/ja
Publication of JP2017150401A publication Critical patent/JP2017150401A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6609488B2 publication Critical patent/JP6609488B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

【課題】ベローズポンプの耐久性を向上する。
【解決手段】ベローズポンプ10aは、ポンプ室14を区画するベローズ13を有し、ベローズ13の伸縮によりポンプ室14の容積を増減して液体をポンプ室14に吸入し、ポンプ室14から液体を吐出する。ベローズ13が組み込まれるハウジング11には、液体吸入口と液体吐出口とが設けられる。ポンプ室14に臨むベローズ頭部13bがベローズ13の往復動端に設けられ、ベローズ頭部13bに取り付けられる往復動ロッド23によりベローズ13は伸縮駆動される。ベローズ頭部13bに設けられた貫通孔51は、接液部材54により閉塞され、ベローズ頭部13bは接液部材54とリテーナ61により挟持される。
【選択図】図2

Description

本発明は、ベローズの伸縮によりポンプ室の容積を増減して液体を吸入吐出するベローズポンプに関する。
ベローズポンプは、ポンプハウジング内に組み込まれてポンプ室を形成する伸縮自在のベローズと、ベローズを軸方向に駆動する往復動ロッドとを有する。ベローズが往復動ロッドにより駆動されてポンプ室の容積が大きくなると、ポンプ室内に液体が吸入される。一方、ベローズが往復動ロッドにより駆動されてポンプ室の容積が小さくなると、ポンプ室内から液体が吐出される。ベローズは、ゴムや樹脂等の可撓性部材により成形される。
特許文献1には、ベローズの外側とベローズを収容するハウジングとによりポンプ室が区画される液体吐出装置が記載されている。この液体吐出装置はフォトレジスト液などの常温の液体を吸入吐出するために使用され、ベローズはフッ素樹脂製である。特許文献2には、ベローズの内部とポンプケースとによりポンプ室が区画されるベローズポンプが記載されている。このベローズポンプはガスを吐出するために使用され、ベローズはゴムまたは軟質性の合成樹脂により製作される。特許文献1においては、往復動ロッドは、モータにより回転駆動されるボールねじによって軸方向に往復動される。一方、特許文献2においては、駆動ロッドは、モータにより回転駆動される偏心軸によって軸方向に往復動される。
特開平7−310838号公報 特開2005−23789号公報
特許文献1に記載される液体吐出装置においては、往復動ロッドの先端部がベローズの先端にねじ結合される。特許文献2に記載されるベローズポンプにおいては、往復動ロッドの先端部に設けられた大径のフランジ部であるリテーナと、ベローズ内に設けられる容積制限部材との間で、ベローズの往復動端と可撓性隔膜とが締結される。
特許文献2に記載されるように、ベローズの往復動端を締結する容積制限部材が、ベローズ内部に配置されると、ポンプ室の容積が小さくなる。これに対し、特許文献1に記載されるように、ベローズの外側とポンプハウジングとによりポンプ室を区画形成すると、ポンプ室の容積を大きくすることができる。しかしながら、特許文献1に記載されるように、往復動ロッドの先端に設けられた雄ねじを、往復動ロッドの先端に設けられた雄ねじがベローズの往復動端つまりベローズ頭部に設けられた雌ねじにねじ結合される形態、つまり往復動ロッドがベローズの往復動端に連結される形態においては、高温の液体を吸入吐出する場合には、ベローズと往復動ロッドとの連結部の強度が低下するという問題がある。
なぜならば、フッ素樹脂等の合成樹脂からなるベローズは、常温の液体、例えばレジスト液を吸入吐出する場合には、連結部の強度は十分であるのに対し、ベローズが高温の液体にさらされると、連結部であるベローズ頭部が軟化するためである。軟化したベローズ頭部の雌ねじ部に対して、吸入吐出時に往復動ロッドの全負荷が加わり、ベローズ頭部の雌ねじ部に応力が集中し、雌ねじ部の劣化が進む。ベローズ頭部の雌ねじ部のねじ山が劣化すると、ねじ部にガタが生じるので、往復動ロッドの往復動ストロークとベロ−スの往復動ストロークが一致しなくなる。さらに雌ねじ部の劣化が進むと、往復動ロッドの先端の雄ねじとベローズ頭部の雌ねじ部とのねじ結合が外れてしまう。このため、ベローズの耐久性を高めることができないという問題点がある。
本発明の目的は、ベローズポンプの耐久性を向上することにある。
本発明の他の目的は、高温の液体に対応しながら、ベローズポンプの高い吸入吐出圧力を実現し、ベローズの強度を高めて、耐久性と吸入吐出精度を高めることにある。
本発明のベローズポンプは、ベローズの伸縮によりポンプ室の容積を増減して液体を吸入吐出するベローズポンプであって、液体吸入口と液体吐出口とが設けられたハウジングと、前記ベローズの往復動端に設けられ、前記ポンプ室に臨むベローズ頭部と、前記ベローズの内部の駆動室に往復動自在に設けられ、前記ベローズを伸縮駆動する往復動ロッドと、前記ベローズ頭部を挟持して前記往復動ロッドとともに往復動する挟持部材と、を有する。
往復動ロッドによりベローズが伸縮されてポンプ室に液体が吸入され、ポンプ室から液体が吐出される。挟持部材はベローズ頭部を挟持して、ベローズを伸縮駆動する往復動ロッドとともに往復動する。往復動ロッドからベローズ頭部に加えられる力は、挟持部材を介してベローズ頭部の広い範囲に加えられるので、応力の集中が回避される。これにより、高温の液体を吸入吐出する場合においては、液体に曝されるベローズ頭部の劣化が抑制され、ベローズポンプの耐久性を向上させることができる。
一実施の形態であるベローズポンプを示す縦断面図である。 図1の要部を示す拡大断面図である。 (A)は他の実施の形態であるベローズポンプの要部を示す断面図であり、(B)は(A)の一部を示す分解断面図である。 他の実施の形態であるベローズポンプの要部を示す断面図である。 他の実施の形態であるベローズポンプの要部を示す断面図である。 他の実施の形態であるベローズポンプの要部を示す断面図である。 他の実施の形態であるベローズポンプの要部を示す断面図である。 他の実施の形態であるベローズポンプの要部を示す断面図である。 他の実施の形態であるベローズポンプの要部を示す断面図である。 他の実施の形態であるベローズポンプの要部を示す断面図である。 他の実施の形態であるベローズポンプの要部を示す断面図である。 比較例として示す従来のベローズポンプの要部を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1および図2に示すベローズポンプ10aはフッ素樹脂製の円筒形状のハウジング11を有し、閉塞端部12がハウジング11の先端に設けられている。フッ素樹脂製のベローズ13がハウジング11の内部に配置される。ベローズ13は、環状の固定基部13aと、環状の往復動端であるベローズ頭部13bとを有し、蛇腹部13cが固定基部13aとベローズ頭部13bとの間に一体に設けられている。ベローズ13の外側とハウジング11とによりポンプ室14が区画され、ベローズ13の内部に駆動室14aが区画される。ベローズ頭部13bはハウジング11の閉塞端部12に対向してポンプ室14に臨み、蛇腹部13cはハウジング11の円筒形状の内周面に対向してポンプ室14に臨んでいる。
環状の基部15がハウジング11の基端面に取り付けられ、基部15はハウジング11の一部を構成する。ベローズ13の固定基部13aは、ハウジング11の基端部に設けられた段部16と基部15との間で挟持される。ハウジング11と固定基部13aとの間は、シール部材17によりシールされる。
シリンダ21が基部15に取り付けられ、ピストン22がシリンダ21内に軸方向に往復動自在に装着される。往復動ロッド23は駆動室14aに配置され、往復動ロッド23の基端部はピストン22に取り付けられ、先端部はベローズ頭部13bに取り付けられる。ピストン22により往復動ロッド23は軸方向に駆動され、往復動ロッド23がベローズ13を伸長する方向、つまり図1において左方向の前進方向に駆動されると、ポンプ室14は収縮する。一方、往復動ロッド23がベローズ13を収縮する方向、つまり図1において右方向の後退方向に駆動されると、ポンプ室14は膨張する。このように、往復動ロッドがベローズ13を伸縮駆動することによって、ポンプ室14の容積は増減する。
仕切り部材24がシリンダ21の先端部に取り付けられ、カバー25がシリンダ21の基端部に取り付けられる。第1の圧力室26aが仕切り部材24とピストン22との間で区画され、第2の圧力室26bがピストン22とカバー25との間で区画される。第1の圧力室26aに連通する第1の給排ポート27aがシリンダ21に設けられ、第2の圧力室26bに連通する第2の給排ポート27bがシリンダ21に設けられる。第1の給排ポート27aから圧縮空気等の流体圧を供給すると、往復動ロッド23はベローズ13を収縮する方向、つまりハウジング11から突出する後退方向に駆動される。一方、第2の給排ポート27bから流体圧を供給すると、往復動ロッド23はベローズ13を伸長する方向、つまり閉塞端部12に向けてハウジング11内に入り込む前進方向に駆動される。往復動ロッド23は、ベローズ頭部13bが取り付けられる端部を先端とし、ベローズを伸長する方向を往復動ロッド23前進方向とし、逆方向を後退方向とする。
往復動ロッド23の後退方向のストローク端の位置つまり後退限位置を規制するために、ガイドチューブ31がシリンダ21の基端に取り付けられ、ガイドチューブ31内を移動自在のガイドロッド32が往復動ロッド23に取り付けられる。ガイドロッド32は往復動ロッド23と同軸である。ストッパ33がガイドチューブ31に取り付けられる。ストッパ33はガイドチューブ31にねじ結合される円筒部33aと、円筒部33aに一体となった閉塞端33bとを有する。ガイドロッド32が閉塞端33bに当接すると、往復動ロッド23の後退移動方向のストローク端の位置が規制される。図1においては、ガイドロッド32が閉塞端33bに当接し、往復動ロッド23が後退限位置となった状態を示す。ストローク端の位置は、ストッパ33を回転することにより調整される。締結ナット34がガイドチューブ31にねじ結合され、軸方向の位置が調整されたストッパ33は、締結ナット34によりガイドチューブ31に固定される。
ポンプ室14に連通する液体吸入口35がハウジング11の閉塞端部12に設けられ、ポンプ室14に連通する液体吐出口36が閉塞端部12に設けられる。吸入ブロック37が閉塞端部12に取り付けられ、吐出ブロック38が閉塞端部12に取り付けられる。吸入用のチューブ41が吸入ブロック37に取り付けられ、チューブ41と液体吸入口35とを連通させる連通孔42が吸入ブロック37に設けられている。吐出用のチューブ43が吐出ブロック38に取り付けられ、チューブ43と液体吐出口36とを連通させる連通孔44が吐出ブロック38に設けられている。吸入用のチューブ41の先端は図示しない液体供給源に接続され、図示しない吐出具が吐出用のチューブ43の先端に設けられる。
逆止弁45が連通孔42に設けられ、逆止弁45は吸入ブロック37により閉塞端部12に固定される。逆止弁45は、吸入用のチューブ41からポンプ室14内への液体の流れを許容し、逆方向の流れを阻止する。逆止弁46が連通孔44に設けられ、逆止弁46は吐出ブロック38により閉塞端部12に固定される。逆止弁46はポンプ室14から吐出用のチューブ43への流れを許容し、逆方向の流れを阻止する。
往復動ロッド23が閉塞端部12に最接近して前進限位置となった状態のもとで、往復動ロッド23が図1に示すように後退方向に駆動されると、ベローズ13は収縮し、吸入用のチューブ41内の液体は、逆止弁45を介して液体吸入口35からポンプ室14内に吸入される。往復動ロッド23が図1に示すように後退限位置となった状態のもとで、前進方向に駆動されると、ベローズ13は伸長し、ポンプ室14内の液体は、液体吐出口36から逆止弁46を介して吐出用のチューブ43に吐出される。このように、ベローズポンプ10aは、ベローズ13の伸長によりポンプ室14内の容積を増減して液体を吸入吐出する。
図2に示されるように、凹部50がベローズ頭部13bの先端部に形成され、凹部50を連通する貫通孔51がベローズ頭部13bの径方向中心部に設けられている。貫通孔51の径方向外方の周縁部52は、外側の平坦な面53aと、内側の平坦な面53bとにより形成されている。ステンレス製の接液部材54が貫通孔51に装着される。接液部材54は、貫通孔51に嵌合される軸部54aと、軸部54aと一体となったフランジ部54bとを有し、フランジ部54bは凹部50の内周面に嵌合する。フランジ部54bと凹部50の内周面との間はシール部材17aによりシールされる。往復動ロッド23の先端に設けられた雄ねじ23aが、軸部54aに設けられた雌ねじ55にねじ結合されて、往復動ロッド23は接液部材54に締結される。
フランジ部54bは外側の平坦な面53aに接触する。複数の底付きのねじ孔56がフランジ部54bに設けられ、ねじ孔56は、接液部材54の中心軸から同一半径の位置に、円周方向に間隔を隔てて6つ設けられている。それぞれのねじ孔56に対応させて、取付孔57がベローズ頭部13bの周縁部52を貫通して設けられている。ねじ部材であるボルト58が、それぞれ取付孔57に取り付けられ、ねじ孔56にねじ結合される。6本のボルト58が接液部材54に締結される。ボルト58の頭部は駆動室14aに突出している。締結フランジ部としての環状のリテーナ61がボルト58の頭部と内側の平坦な面53bの間に装着され、締結部材としてのボルト58により接液部材54はベローズ頭部13bに締結される。環状のリテーナ61は、面53bに当接する環状の接触面を有し、ボルト58の数に対応する数の貫通孔がリテーナ61に設けられている。ばね部材としてのばね座金62がそれぞれのボルト58の頭部とリテーナ61との間に装着される。ボルト58は、接液部材54とリテーナ61に対してベローズ頭部13bを挟み込む挟持力を与えている。つまり、接液部材54とリテーナ61がベローズ頭部13bの周縁部52を挟みこんでおり、ボルト58がその挟む力を与えている。ばね座金62はボルト58の緩みを防止している。このようにして、接液部材54はベローズ頭部13bに対して堅固に締結されている。これにより、往復動ロッド23が前進限位置から後退移動を開始するとき、および後退限位置から前進移動を開始するときには、ベローズ頭部13bは往復動ロッド23の移動に対してずれることなく、往復動ロッド23と一体に駆動される。
接液部材54は、貫通孔51の周縁部52の一方の面53aに接触し、ポンプ室14の内部の液に接する。また、リテーナ61は、周縁部52の他方の面53bに接触する締結フランジ部を構成する。リテーナ61は6つのボルト58により接液部材54を介して往復動ロッド23に締結される。貫通孔51を閉塞し往復動ロッド23が締結される閉鎖部材が、接液部材54とリテーナ61により構成される。閉鎖部材を構成する接液部材54のフランジ部54bは、ベローズ頭部13bの面53aに接触する。接液部材54とリテーナ61は、ベローズ頭部13bを挟持する挟持部材を構成する。ベローズ頭部13bは、挟持部材とともに往復動ロッド23により往復動される。
ベローズ頭部13bの周縁部52は、接液部材54とリテーナ61により挟まれ、接液部材54とリテーナ61は6本のボルト58により締結される。このように、接液部材54とリテーナ61とによりベローズ頭部13bの周縁部52が挟持され、ベローズ頭部13bが往復動ロッド23の先端部に締結される。したがって、ベローズ頭部13bは、貫通孔51の径方向外方の面積が大きい周縁部52を介して、往復動ロッド23の先端部に締結される。ポンプ室14内に高温の液体が注入されて、ベローズ13の外面と、接液部材54の外面が高温の液体に曝されると、合成樹脂からなるベローズ13のベローズ頭部13bが軟化する。しかし、周縁部52の全体的が接液部材54とリテーナ61との間に挟持されているので、往復動ロッド23が往復動する際に、ベローズ頭部13bの一部だけに力がかかることがない。つまり、往復動ロッド23の力は、ベローズ頭部13bの広い面積に分散される。これにより、軟化したベローズ頭部13bに往復動ロッド23から吸入吐出時に負荷が加わっても、挟持部の劣化を防ぐことができ、ベローズの耐久性を高めることができる。
図3〜図9は、それぞれ他の実施の形態であるベローズポンプ10b〜10hを示す。これらの図においては、図1および図2に示されたベローズポンプ10aと共通する部材には同一の符号が付されており、重複した説明を省略する。
図3(A)と図3(B)に示すベローズポンプ10bにおいては、締結フランジ部63が往復動ロッド23の先端部に一体に設けられており、締結フランジ部63は駆動室側に位置して周縁部52の面53bに当接する。したがって、図3に示すベローズポンプ10bにおいては、締結フランジ部63が周縁部52の駆動室側の面53bに当接し、締結フランジ部63と接液部材54との間で周縁部52が挟持される。ポケット64が接液部材54の内面に設けられ、ばね材からなるウエーブワッシャ65がポケット64に装着される。このウエーブワッシャ65により、ベローズ頭部13bの周縁部52に対して往復動ロッド23に向けて軸方向に圧縮する方向のばね力が付勢される。周縁部52が締結フランジ部63と接液部材54との間に挟持されているが、ウエーブワッシャ65は挟持の緩みを防止する。
図4は、他の実施の形態であるベローズポンプ10cの要部を示す断面図である。このベローズポンプ10cにおいては、金属製の締結フランジ部材63aにより接液部材54と往復動ロッド23とが連結される。締結フランジ部材63aは、往復動ロッド23の雄ねじ23aにねじ結合される連結継手部66と、連結継手部66と一体となった締結フランジ部63と、接液部材54の雌ねじ55にねじ結合される雄ねじ67とを有している。したがって、図4に示すベローズポンプ10cにおいては、連結継手部66により往復動ロッド23が接液部材54に締結され、ベローズ頭部13bの周縁部52は接液部材54と締結フランジ部63とにより挟持される。図3に示したベローズポンプ10bと同様に、ウエーブワッシャ65が装着されるポケット64が接液部材54に設けられている。
図5は、さらに他の実施の形態であるベローズポンプ10dの要部を示す断面図である。このベローズポンプ10dにおいては、図4に示したベローズポンプ10cと同様に、締結フランジ部材63aにより接液部材54と往復動ロッド23とが連結される。図5に示される締結フランジ部材63aにおいては、貫通孔51に嵌合される閉塞突起69が締結フランジ部63の一端部に設けられている。図2に示したベローズポンプ10aと同様に、ねじ孔56が接液部材54に設けられ、取付孔57がベローズ頭部13bの周縁部52に設けられている。取付孔57aが締結フランジ部63に設けられ、ボルト58とばね部材であるばね座金62により、締結フランジ部63と接液部材54とが締結される。
図6はさらに他の実施の形態であるベローズポンプ10eの要部を示す断面図である。このベローズポンプ10eにおいては、上述した貫通孔51はベローズ頭部13bに設けられていない。接液部材54の内面全体がベローズ頭部13bの平坦な面53aに突き当てられる。締結フランジ部63と連結継手部66とを有する締結フランジ部材63aが往復動ロッド23の先端部に取り付けられる。連結継手部66は往復動ロッド23の先端部にねじ結合され、締結フランジ部63の先端面全体がベローズ頭部13bの平坦な面53bに突き当てられる。図5に示した締結フランジ部材63aは、閉塞突起69を有しているのに対し、図6に示す締結フランジ部材63aには閉塞突起69が設けられていない。複数の底付きのねじ孔56が接液部材54に設けられている。ねじ孔56に対応させて、取付孔57がベローズ頭部13bに設けられ、取付孔57bが締結フランジ部63に設けられている。締結フランジ部63と接液部材54は、ボルト58とばね座金62により締結される。ベローズ頭部13bは、締結フランジ部63と接液部材54とにより挟持される。つまり、締結フランジ部63と接液部材54は挟持部材を構成する。
図7はさらに他の実施の形態であるベローズポンプ10fの要部を示す断面図である。このベローズポンプ10fにおいては、締結フランジ部63が往復動ロッド23の先端部に一体に設けられており、締結フランジ部63はベローズ頭部13bの平坦な面53bに突き当てられる。ボルト58とばね座金62により締結フランジ部63と接液部材54とが締結される。
図8はさらに他の実施の形態であるベローズポンプ10gの要部を示す断面図である。このベローズポンプ10gは、図6に示したベローズポンプ10eの変形例であり、ウエーブワッシャ65がばね部材として接液部材54とベローズ頭部13bの面53aの間に設けられている。
図9はさらに他の実施の形態であるベローズポンプ10hの要部を示す断面図である。このベローズポンプ10hは、図7に示したベローズポンプ10fの変形例であり、ウエーブワッシャ65が接液部材54とベローズ頭部13bの面53aの間に設けられている。
図10はさらに他の実施の形態であるベローズポンプ10iの要部を示す断面図である。
このベローズポンプ10iは、図3に示したベローズポンプ10bの変形例である。図3に示したベローズポンプ10bにおいては、往復動ロッド23と締結フランジ部63は一体に形成されているのに対して、図10に示したベローズポンプ10iにおいては、往復動ロッド23と締結フランジ部63は別体に形成され、往復動ロッド23の先端の雄ねじ23aと接液部材54がねじ結合することにより、周縁部52と締結フランジ部63が往復動ロッド23の段差部60と接液部材54の間に挟みこまれる。往復動ロッド23の先端の雄ねじ23aは小径に形成され、大径部と小径部との間の段差部60が締結フランジ部63に当接して挟持力を生じている。図10に示すように、周縁部52は接液部材54と締結フランジ部63の広い面積で挟持される。
図11はさらに他の実施の形態であるベローズポンプ10jの要部を示す断面図である。
このベローズポンプ10jは、図7に示したベローズポンプ10fの変形例である。図7に示したベローズポンプ10fにおいては、往復動ロッド23と締結フランジ部63は一体に形成されているのに対して、図11に示したベローズポンプ10jにおいては、往復動ロッド23と締結フランジ部63は別体に形成され、往復動ロッド23の先端の雄ねじ23aと締結フランジ部63の雌ねじがねじ結合する。
図6〜図9に示されるベローズポンプ10e〜10hにおいて、接液部材54と締結フランジ部63は、ベローズ頭部13bを挟持する挟持部材を構成する。挟持部材はベローズ頭部を挟持して、往復動ロッドとともに往復動する。
上述のように、図6および図8に示されるベローズポンプ10e、10gにおいては、締結フランジ部材63aが往復動ロッド23の先端部にねじ結合され、接液部材54は複数本のボルトにより締結フランジ部63にねじ結合される。図7および図9に示されるベローズポンプ10f、10hにおいては、締結フランジ部63は往復動ロッド23の先端部に一体に設けられている。
図6、図7および図11に示されるベローズポンプ10e、10f、10jにおいては、ボルト58の頭部と締結フランジ部63との間にばね座金62が装着される。一方、図8および図9に示されるベローズポンプ10g、10hにおいては、接液部材54とベローズ頭部13bとの間にウエーブワッシャ65が装着される。ばね座金62やウエーブワッシャ65は、ベローズ頭部13bに対して、往復動ロッド23に向けて軸方向に圧縮する方向のばね力を付勢する。したがって、ばね座金62,ウエーブワッシャ65は、接液部材54と締結フランジ部63に対してベローズ頭部13bを挟み込む力を与えるので、接液部材54はベローズ頭部13bに対して堅固に締結される。これにより、往復動ロッド23が前進限位置から後退移動を開始するとき、および後退限位置から前進移動を開始するときには、ベローズ頭部13bは往復動ロッド23の移動に対してずれることなく、往復動ロッド23と一体に駆動される。
図12は、比較例として示す従来のベローズポンプ10の要部を示す縦断面図である。従来のベローズポンプにおいては、ベローズ頭部13bに設けられたヘリサート70の雌ねじ55に、往復動ロッド23の雄ねじ23aをねじ結合することにより、往復動ロッド23はベローズ頭部13bに直接締結されている。往復動ロッド23の径方向の突き当て面71がベローズ頭部13bの内面に突き当てられており、ベローズ13を伸長させるときには、小さい面積の突き当て面71がベローズ頭部13bに押圧される。一方、ベローズ13を収縮するときには、雌ねじ55の歯面に往復動ロッド23の全負荷が加わる。このため、雌ねじ55の内周部分に局部的に集中的に負荷が加えられる。高温の液体を吸入吐出する場合には、雌ねじ55の内周部分の劣化が進み、ベローズ頭部13bと往復動ロッド23との連結強度を保つことができない。
これに対して、上述したそれぞれのベローズポンプ10a〜10jにおいては、ベローズ頭部13bは、接液部材54と、リテーナ61や締結フランジ部63等からなる締結部材とにより広い面積で挟持される。つまり、ベローズ頭部13bの周縁部52には全体的に圧縮力が加えられる。つまり、往復動ロッド23の前進後退する力は、ベローズ頭部13bの広い面積部分にかかるので、局所的に力が集中することはない。換言すれば、往復動ロッドからベローズ頭部に加えられる力は、直接ではなく、挟持部材を介してベローズ頭部の広い範囲に加えられる。これにより、ベローズ13が高温の液体に曝された状態で、往復動ロッド23からベローズ頭部13bに負荷が加えられても、ベローズ13の劣化が防止され、ベローズポンプ10a〜10jの耐久性を向上させることができる。
上述したベローズポンプ10a〜10jにおいては、往復動ロッド23をシリンダ21に供給される圧縮空気により駆動しているが、往復動ロッド23の駆動手段としては、空気圧シリンダに限らず、電動モータの回転運動を偏心カムや歯車により往復動ロッド23の軸方向運動に変換するようにした形態とすることもできる。カムや歯車を駆動手段とする形態においては、ばね座金62、ウエーブワッシャ65によりベローズ頭部13bの周縁部52に圧縮力を付勢すると、往復動ロッド23の前進限位置から後退移動に切り換えるとき、および後退限位置から前進移動に切り換えるときにおけるバックラッシュの発生を防止することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、本発明のベローズポンプは、高温の液体を吸入吐出する際や、高い吸引吐出圧が要求される際に好適であるが、常温の液体を吸入吐出するためにも適用することができる。
10a〜10j ベローズポンプ
11 ハウジング
12 閉塞端部
13 ベローズ
13b ベローズ頭部
14 ポンプ室
21 シリンダ
22 ピストン
23 往復動ロッド
35 液体吸入口
36 液体吐出口
45,46 逆止弁
50 凹部
51 貫通孔
52 周縁部
54 接液部材
55 雌ねじ
58 ボルト
61 リテーナ
62 ばね座金
63 締結フランジ部
63a 締結フランジ部材
65 ウエーブワッシャ
66 連結継手部

Claims (9)

  1. ベローズの伸縮によりポンプ室の容積を増減して液体を吸入吐出するベローズポンプであって、
    液体吸入口と液体吐出口とが設けられたハウジングと、
    前記ベローズの往復動端に設けられ、前記ポンプ室に臨むベローズ頭部と、
    前記ベローズの内部の駆動室に往復動自在に設けられ、前記ベローズを伸縮駆動する往復動ロッドと、
    前記ベローズ頭部を挟持して前記往復動ロッドとともに往復動する挟持部材と、
    を有するベローズポンプ。
  2. 請求項1記載のベローズポンプにおいて、
    前記挟持部材は、前記ポンプ室に臨む接液部材と、前記駆動室側の締結フランジ部とを有する、ベローズポンプ。
  3. 請求項2記載のベローズポンプにおいて、
    前記締結フランジ部は、前記往復動ロッドの先端部にねじ結合される連結継手部を有する締結フランジ部材に設けられ、前記ベローズ頭部に当接する、ベローズポンプ。
  4. 請求項2記載のベローズポンプにおいて、
    前記締結フランジ部は、前記往復動ロッドの先端部に設けられ前記ベローズ頭部に当接する、ベローズポンプ。
  5. 請求項2記載のベローズポンプにおいて、
    前記接液部材に前記往復動ロッドが締結される、ベローズポンプ。
  6. 請求項5記載のベローズポンプにおいて、
    前記接液部材は、前記ベローズ頭部に設けられた貫通孔を貫通する、ベローズポンプ。
  7. 請求項3記載のベローズポンプにおいて、
    前記接液部材は、前記ベローズ頭部に設けられた貫通孔を貫通する、ベローズポンプ。
  8. 請求項3記載のベローズポンプにおいて、
    前記締結フランジ部材は、前記ベローズ頭部に設けられた貫通孔を貫通する、ベローズポンプ。
  9. 請求項2記載のベローズポンプにおいて、
    前記締結フランジ部は、前記往復動ロッドに設けられた段差部に当接する、ベローズポンプ。
JP2016033817A 2016-02-25 2016-02-25 ベローズポンプ Active JP6609488B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016033817A JP6609488B2 (ja) 2016-02-25 2016-02-25 ベローズポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016033817A JP6609488B2 (ja) 2016-02-25 2016-02-25 ベローズポンプ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017150401A true JP2017150401A (ja) 2017-08-31
JP6609488B2 JP6609488B2 (ja) 2019-11-20

Family

ID=59741687

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016033817A Active JP6609488B2 (ja) 2016-02-25 2016-02-25 ベローズポンプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6609488B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210310477A1 (en) * 2020-04-02 2021-10-07 Idex Health And Science Llc Precision volumetric pump with a bellows hermetic seal
US12018672B2 (en) * 2021-03-24 2024-06-25 Idex Health And Science Llc Precision volumetric pump with a bellows hermetic seal

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826166Y1 (ja) * 1970-08-11 1973-07-31
JPS5389601U (ja) * 1976-12-23 1978-07-22
JP2005023789A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Iwaki Co Ltd 可撓性隔膜を備えたベローズポンプ

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4826166Y1 (ja) * 1970-08-11 1973-07-31
JPS5389601U (ja) * 1976-12-23 1978-07-22
JP2005023789A (ja) * 2003-06-30 2005-01-27 Iwaki Co Ltd 可撓性隔膜を備えたベローズポンプ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210310477A1 (en) * 2020-04-02 2021-10-07 Idex Health And Science Llc Precision volumetric pump with a bellows hermetic seal
EP4127404A4 (en) * 2020-04-02 2024-03-13 Idex Health And Science Llc PRECISION VOLUMETRIC PUMP WITH HERMETIC BELLOWS SEAL
US12018672B2 (en) * 2021-03-24 2024-06-25 Idex Health And Science Llc Precision volumetric pump with a bellows hermetic seal

Also Published As

Publication number Publication date
JP6609488B2 (ja) 2019-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4324568B2 (ja) ベローズポンプ
US7758321B2 (en) Pump apparatus
US10253761B2 (en) Reciprocating pumps
US10273953B2 (en) Methods of manufacturing a pneumatic reciprocating fluid pump with improved check valve assembly
US4579046A (en) Yieldably mounted lubricant control assemblies for piston rods
TWI660123B (zh) Diaphragm pump
JP6609488B2 (ja) ベローズポンプ
KR102674580B1 (ko) 유체 펌프 및 관련 시스템 및 방법
JP5248267B2 (ja) ポンプ
US8382451B2 (en) Pump apparatus
JP6225080B2 (ja) 逆止弁および逆止弁を備えた液体供給装置
JP2004308475A (ja) 往復動式流体移送ポンプ
KR102380456B1 (ko) 왕복동 펌프
CN111630273B (zh) 旋转隔膜泵
JP6731389B2 (ja) 往復動ピストンポンプ及びピストンパッキンの製造方法
JP2020084953A (ja) ダイヤフラムポンプ
JP2019060289A (ja) 急排弁一体型ダイヤフラムポンプ
JP2008075534A (ja) ベローズポンプ
JP5438611B2 (ja) 薬液供給装置
JP6368278B2 (ja) プランジャポンプ
JP6259874B1 (ja) 往復動ポンプ
JP3561226B2 (ja) 多連型ポンプ装置
JPS63259173A (ja) ピストンポンプの吸込弁機構
JPH04104174U (ja) 強制弁式ピストンポンプの吸入弁部構造
JPH03210081A (ja) ダイヤフラムポンプ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180406

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190208

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190417

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191015

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191028

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6609488

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250