JP2017150164A - 気密保持部材及び気密保持工法 - Google Patents
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Description
[1]基礎の上に制振装置を介して土台が設けられた床下の気密性を保持するための気密保持部材であって、前記基礎の上面又は前記土台の側面のいずれかに気密に固定される第1板部、及び前記第1板部と面方向が互いに交差するように設けられた第2板部を有する断面L字状の長尺の基板と、前記第2板部における前記第1板部が位置する側と反対側の面から突出し、長手方向に延在するように設けられ、前記基礎の上面及び前記土台の側面における前記第1板部が固定されない側の面に押し付けられる気密パッキンと、を備える気密保持部材。
[2]前記[1]に記載の気密保持部材を用いて、基礎の上に制振装置を介して土台が設けられた床下の気密性を保持する気密保持工法であって、前記基礎の上面及び前記土台の側面のいずれか一方の面に前記気密パッキンを押し付けた状態で、他方の面に前記第1板部を気密に固定する、気密保持工法。
本発明の気密保持工法によれば、基礎の上に制振装置を介して土台が設けられた床下の気密性を安定して保持することができる。
以下、本発明の気密保持部材及び気密保持工法の一例を示してさらに説明する。
(気密保持部材)
本実施形態の気密保持部材1は、図1及び図2に示すように、断面L字状の長尺の基板10と、気密パッキン15とを備える。基板10は、第1板部11と、第2板部12とを備えている。
第1板部の厚みは、特に限定されず、第1板部に求められる剛性等に応じて適宜設定できる。第1板部の厚みは、例えば、0.5〜2.5mmとすることができる。
第2板部の長さは、特に限定されず、基礎や土台の長さ、基礎と土台との距離等に応じて適宜設定できる。第2板部の長さは、第1板部の長さと同じであり、例えば、900〜3600mmとすることができる。
第2板部の厚みは、特に限定されず、第2板部に求められる剛性等に応じて適宜設定できる。第2板部の厚みは、例えば、0.5〜2.5mmとすることができる。
第2板部に突条を形成する場合、突条の数は、第2板部の幅に応じて適宜設定すればよく、1つには限定されない。第2板部に形成する突条の数は、2つ以上であってもよい。
第1板部及び第2板部を形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
気密パッキンを形成する材料としては、1種を単独で使用してもよく、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
気密パッキンには防蟻性の目的で、イミダクロプリドなどのネオニコチノイド系、シラフルオフェンなどの非エステルピレスロイド系の防蟻薬剤を混入してもよい。
以下、本実施形態の気密保持部材1を用いた気密保持工法について説明する。本発明の気密保持工法は、基礎の上に制振装置を介して土台が設けられ、基礎と土台の間に隙間が生じている床下の気密性を保持する場合に適用できる。制振装置は特に限定されず、本発明は公知の制振装置が設けられた床下の気密保持に特に制限なく適用できる。
以下、本発明の気密保持部材及び気密保持工法の第2実施形態について、図3に基づいて説明する。図3における図2と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。
本実施形態の気密保持部材2は、気密パッキン15の代わりに、第2板部12における第1板部11が位置する側と反対側の第2の面12bから突出し、幅方向に互いに離間して長手方向に平行して延びる帯状の2つの気密パッキン17A,17Bを備える以外は、気密保持部材1と同じである。
気密保持部材2を用いた気密保持工法は、気密保持部材1を用いた気密保持工法と同様に行える。具体的には、基礎の上面における土台よりも内側に、気密パッキン17A,17Bを上方から押し付けるようにして気密保持部材2を基礎の長さ方向に沿って配置する。この状態で、基板10における第1板部11の第1平面部13を、土台の内側面に両面テープ等によって気密に固定する。このようにして、気密保持部材2を、基礎と土台とで形成される隙間に対して全周にわたって設置する。これにより、基礎の上に制振装置を介して土台が設けられた床下の気密性を保持することができる。
以下、本発明の気密保持部材及び気密保持工法の第3実施形態について、図4に基づいて説明する。図4における図2と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。
本実施形態の気密保持部材3は、気密パッキン15の代わりに、第2板部12における第1板部11が位置する側と反対側の第2の面12bに、長手方向に延在するように設けられた長尺の柱状の気密パッキン18を備える以外は、気密保持部材1と同じである。
気密保持部材3を用いた気密保持工法は、気密保持部材1を用いた気密保持工法と同様に行える。具体的には、基礎の上面における土台よりも内側に、気密パッキン18を上方から押し付けるようにして気密保持部材3を基礎の長さ方向に沿って配置する。この状態で、基板10における第1板部11の第1平面部13を、土台の内側面に両面テープ等によって気密に固定する。このようにして、気密保持部材3を、基礎と土台とで形成される隙間に対して全周にわたって設置する。これにより、基礎の上に制振装置を介して土台が設けられた床下の気密性を保持することができる。
第1実施形態から第3実施形態の気密保持工法としては、気密保持部材の気密パッキンを基礎の上面に押し付けた状態で、基板の第1板部を土台の側面に固定する方法について説明した。しかし、本発明においては、気密保持部材の気密パッキンを土台の側面に押し付けた状態で、基板の第1板部を基礎の上面に固定する方法であってもよい。この場合、第1板部及び第2板部の幅や、それらに設ける凸条の数等は、基礎や土台等の大きさに合わせて適宜設定すればよい。
例えば、図6に示した気密保持部材4を用いてもよい。図6における図2と同じ部分は同符号を付して説明を省略する。本実施形態の気密保持部材4は、基板10の代わりに基板10Aを備える以外は、気密保持部材1と同じである。基板10Aは、第1板部11の代わりに第1板部11Aを備え、第2板部12の代わりに第2板部12Aを備えている以外は、基板10と同じである。
気密保持部材4を用いた気密保持工法は、気密パッキン15を押し付ける面と第1板部11を固定する面とを入れ替える以外は、気密保持部材1を用いた気密保持工法と同様に行える。具体的に、基礎102の上に制振装置104を介して土台106が設けられ、基礎102における床下側の内側面102aに断熱材108が設けられた床下の気密保持について説明する。例えば、本実施形態の気密保持工法では、図7に示すように、土台106の内側面106aに気密パッキン15を押し付けるようにして気密保持部材4を基礎102上に配置する。その状態で基板10Aにおける第1板部11Aの第1平面部13を、基礎102の上面102bに両面テープ30によって気密に接着固定する。このようにして、気密保持部材4を、基礎と土台とで形成される隙間に対して全周にわたって設置する。これにより、基礎の上に制振装置を介して土台が設けられた床下の気密性を保持することができる。
具体的には、本発明の気密保持部材は、図8に例示した気密保持部材5であってもよい。気密保持部材5は、平板状の第1板部11Bと第2板部12Bとが互いの面方向が垂直に交差するように接続された、断面L字状の長尺の基板10Bと、気密パッキン19とを備える。
10、10A、10B 基板
11、11A、11B 第1板部
12、12A、12B 第2板部
15、17A、17B、18、19 気密パッキン
102 基礎
102b 上面
106 土台
106a 内側面
Claims (2)
- 基礎の上に制振装置を介して土台が設けられた床下の気密性を保持するための気密保持部材であって、
前記基礎の上面又は前記土台の側面のいずれかに気密に固定される第1板部、及び前記第1板部と面方向が互いに交差するように設けられた第2板部を有する断面L字状の長尺の基板と、
前記第2板部における前記第1板部が位置する側と反対側の面から突出し、長手方向に延在するように設けられ、前記基礎の上面及び前記土台の側面における前記第1板部が固定されない側の面に押し付けられる気密パッキンと、
を備える気密保持部材。 - 請求項1に記載の気密保持部材を用いて、基礎の上に制振装置を介して土台が設けられた床下の気密性を保持する気密保持工法であって、
前記基礎の上面及び前記土台の側面のいずれか一方の面に前記気密パッキンを押し付けた状態で、他方の面に前記第1板部を気密に固定する、気密保持工法。
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JP2016031408A JP2017150164A (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | 気密保持部材及び気密保持工法 |
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JP2016031408A JP2017150164A (ja) | 2016-02-22 | 2016-02-22 | 気密保持部材及び気密保持工法 |
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Cited By (2)
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CN108447769A (zh) * | 2017-02-16 | 2018-08-24 | 株式会社迪思科 | 晶片生成方法 |
JP7066945B2 (ja) | 2017-07-10 | 2022-05-16 | 株式会社竹中工務店 | 止水構造 |
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2016
- 2016-02-22 JP JP2016031408A patent/JP2017150164A/ja active Pending
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CN108447769B (zh) * | 2017-02-16 | 2023-06-20 | 株式会社迪思科 | 晶片生成方法 |
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