JP2017149613A - CaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法 - Google Patents

CaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】チョクラルスキー(CZ)法により長尺のCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶を育成したとき、結晶トップ部と結晶ボトム部間における格子定数差を極めて少なくしうるSGGG単結晶の育成方法の提供。【解決手段】育成開始時の原料組成が、(GdaCabGacMgdZre)O12(a+b+c+d+e=8、b+d=e、1.25≦b/d≦1.35、4.014≦c≦4.034、0.629≦e≦0.636)である原料融液に種結晶6を接触させ、回転させながら長尺の直胴部を有するSGGG単結晶7を引き上げることにより、結晶ボトム部12と結晶トップ部11における格子定数の差が0.0002nm以下となるようにしたSGGG単結晶の育成方法。【選択図】図2

Description

本発明は、CaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法に関し、より詳しくは、チョクラルスキー(CZ:Czochralski)法により長尺のSGGG単結晶を育成したとき、その結晶トップ部と結晶ボトム部間における格子定数差を極めて少なくしうるSGGG単結晶の育成方法に関するものである。
光アイソレータは、磁界を印加することにより入射光の偏光面を回転させるファラデー回転子を有しており、近年、光アイソレータは、光通信の分野だけでなくファイバーレーザー加工機にも使用されるようになってきている。
このような光アイソレータに使用されるファラデー回転子の材料として、CaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(Substituted GdGa12:SGGG)単結晶を基板(非磁性ガーネット単結晶基板)とし、該SGGG基板上に液相エピタキシャル(Liquid Phase Epitaxy;LPE)成長させて得られるビスマス置換希土類鉄ガーネット単結晶膜(RIG:Rare−earth iron garnet)が知られているが(特許文献1および特許文献2参照)、この膜は近赤外領域で高い透過率を有しかつ大きなファラデー効果を示す優れた材料である。
尚、非磁性ガーネット単結晶基板としては、該単結晶の育成方向における結晶方位が<111>、すなわち、非磁性ガーネット単結晶基板の(111)面上にLPE法により酸化物ガーネット単結晶膜が育成されている基板が利用されている(特許文献3参照)。ここには、チョクラルスキー法等の回転引上げ法により、予め混合したGd、Ga、MgO、ZrO、CaCOを坩堝内に所定量仕込み、高周波炉で加熱溶融して原料融液を得た後、坩堝内の原料融液に種結晶を接触させ、種結晶を回転させながら該種結晶を徐々に引き上げてSGGG単結晶を育成することが記載されている。
前記の特許文献1〜2には、格子定数が1.2492〜1.2510nm、または1.2501〜1.2510nmのSGGG基板が記載されているが、ビスマス置換希土類鉄ガーネット(RIG)単結晶膜をSGGG基板上に、液相エピタキシャル(LPE)成長法を用い、300〜500μm程度の厚さに安定的に育成させるには、基板の格子定数をRIG単結晶膜に整合させる必要がある。
基板とRIG単結晶膜との格子定数差が大き過ぎる場合、RIG単結晶膜が、格子定数の異なるSGGG基板の格子定数に整合するように、所望の組成とは異なる組成で成長してしまい、RIG単結晶膜の特性が変化してしまうからである。
そこで、RIG単結晶膜と格子定数を整合させるため、基板として使用されるSGGGは、格子定数1.2383nmのガドリニウム・ガリウム・ガーネット単結晶(GGG:GdGa12)に、カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)、ジルコニウム(Zr)を添加して1.24950〜1.24985nmの格子定数を得ている。
しかし、SGGGは一致溶融結晶ではなく、各添加元素(Ca、Mg、Zr)は僅かながら偏析を示すと共に、各添加元素の濃度に依存して格子定数が変化するため、同一結晶において結晶育成初期のトップ部と結晶育成後期のボトム部とでは格子定数が異なり、ボトム部の格子定数がトップ部に比べて大きくなるという問題があった。
そこで、結晶を育成する際は、トップ部の格子定数が1.24950〜1.24960nmの範囲に入るようにし、ボトム部においても格子定数が1.24985nmを超えないように工夫する必要があった。
加えて、結晶育成終了後には、坩堝内に残った原料を再利用し、これに前回の結晶育成により減った分の原料を追加して、次回の結晶育成を開始するが、SGGGは一致溶融結晶ではないために、育成した結晶の正確な平均組成を把握することが難しく、結晶育成回数を重ねるにつれて、トップ部とボトム部の格子定数差がさらに大きくなる傾向があった。
尚、上記CaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶は、(Gd3−xCa)(Ga5−x−2yMgZrx+y)O12(ここで0<x<3、0<y<1)、あるいは(GdCa)(GaMgZr)12、(GdCaGaMgZr)12等の組成式で表わされる。
上述のように、チョクラルスキー法により育成されるSGGG単結晶においては、原料融液から単結晶化する際に添加元素(Ca、Mg、Zr)が偏析するため、育成初期のトップ部と育成後期のボトム部とで格子定数が同じにならない。
結晶育成の経済的な側面からは、一回の育成で得られる結晶をできるだけ長尺化することが望ましいが、格子定数が変化するためトップ部では所望の格子定数だったとしてもボトム部では格子定数が所望の範囲を超えてしまい、長尺化を妨げていた。
特開2003−238294号公報 特開2003−238295号公報 特開2000−89165号公報
本発明の目的は、このような従来技術の問題点に鑑み、チョクラルスキー法により育成されたSGGG単結晶のトップ部とボトム部との格子定数差が極めて少ないSGGG単結晶が得られる育成方法を提供することにある。
本発明者は、上記課題を解決するため鋭意研究を行った結果、組成式(GdCaGaMgZr)12で示される原料融液中のカルシウムとマグネシウムの原子比Ca/Mgと、ガリウム量、ジルコニウム量とが特定範囲となるように、原料を混合し加熱溶融することで、トップ部とボトム部との格子定数差を小さく制御できることを見出して本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明の第1の発明によれば、Gd、Ca、Ga、Mg、Zrと酸素からなる原料融液表面に種結晶を接触させて回転させながら引き上げるチョクラルスキー(CZ:Czochralski)法によりCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶を育成する方法において、原料は、育成開始時の原料融液が下記組成式(1)で示される組成となる量を用いて、長尺の直胴部を有する単結晶を育成することを特徴とするCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法が提供される。
(GdCaGaMgZr)O12 (1)
[但し、組成式(1)中において、3a+2b+3c+2d+4e=24、b+d=e、1.25≦b/d≦1.35、4.014≦c≦4.034、0.629≦e≦0.636である。]
また、本発明の第2の発明によれば、第1の発明において、得られる単結晶は、100mm以上の長尺の直胴部を有することを特徴とするCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法によって提供される。
また、本発明の第3の発明によれば、第1又は2の発明において、原料融液は、固化率がボトム部で35%以上であることを特徴とするCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法によって提供される。
さらに、本発明の第4の発明によれば、第1〜3のいずれかの発明において、得られる単結晶は、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差が0.0002nm以下であることを特徴とするCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法によって提供される。
本発明に係るSGGG単結晶の育成方法によれば、単結晶インゴットのトップ部から得られたSGGG基板とボトム部から得られたSGGG基板における格子定数差が極めて小さいため、結晶を長尺化しても、基板の格子定数を所望の範囲に収めることができる。
また、得られたSGGG基板は、基板の格子定数が所望の組成のRIG単結晶膜の格子定数と整合しているために、所望の組成のRIG単結晶膜を成長させることができる。
本発明に係るSGGG単結晶の育成方法に用いられる製造装置の概略構成を模式的に示す説明図である。 本発明に係るSGGG単結晶の外観であり、直胴部におけるトップ部とボトム部を示す説明図である。 SGGG単結晶を構成するCa/Mg原子比を変化させたときの、トップ部とボトム部の格子定数差を一例として示すグラフである。
以下、本発明のCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(1)SGGG単結晶を育成する製造装置
図1は、本発明に係るCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法に用いられる製造装置の概略構成を示す説明図である。
この製造装置は、公知のチョクラルスキー法によりSGGG単結晶を育成する育成炉1を備えている。育成炉1の構造を簡単に説明すると、育成炉1は、筒状のチャンバー2と、このチャンバー2の内側に設置された高周波コイル10と、この高周波コイル10の内側に配置された断熱材3およびイリジウム製坩堝8を有している。
また、上記育成炉1には開口部(図示せず)が2箇所設けられており、これら開口部を介して不活性ガス、好適には窒素ガスが給排され、結晶育成時のチャンバー2内は不活性ガスで満たされる。尚、図示しないが、育成炉1内には、上記坩堝8底部の下側に温度を計測する温度計(熱電対)が設置されている。
また、上記高周波コイル10は銅管で構成され、制御部(図示せず)を通じ投入電力が制御されて坩堝8が高周波加熱されると共に温度調節がなされる。また、上記チャンバー2の内側で高周波コイル10内には断熱材3が配置されており、複数の断熱材3により囲まれた雰囲気によりホットゾーン5が形成されている。
上記ホットゾーン5の上下方向における温度勾配は高周波コイル10への投入電力量を制御することによって変化させることができ、かつ、断熱材3の形状と構成(材質)によっても広範囲に変化させることができる。更に、高周波コイル10の坩堝8に対する相対位置を調整することによりホットゾーン5の温度勾配を微調整することができる。尚、上記断熱材3は、高融点の耐火物により構成されている。
また、上記坩堝8はカップ状に形成され、その底部が断熱材3上に配置され、かつ断熱材3により保持されている。また、坩堝8の上方側には、種結晶6と成長したSGGG単結晶を保持し、かつ引き上げるための引き上げ軸4が設置されており、引き上げ軸4は軸線を中心に回転させることができる。
(2)原料と加熱溶融
そして、坩堝8内に原料を充填し、育成炉1のチャンバー2内に上記坩堝8を配置してから、高周波コイル10により加熱して原料を融解させる。
本発明では、まず原料として純度99.99%の酸化ガドリニウム(Gd)、炭酸カルシウム(CaCO)、酸化ガリウム(Ga)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ジルコニウム(ZrO)を秤量する。
次に、上記原料を混合し、冷間等方圧加圧法により嵩密度を増加させた後、空気中、1500〜1600℃で仮焼し、炭酸カルシウムから炭酸ガスを除去したものを坩堝に充填する。
図3にカルシウムとマグネシウムの原子比Ca/Mgを変化させた場合のSGGG単結晶トップ部とボトム部の格子定数差(トップ部の格子定数−ボトム部の格子定数)の一例を示す。図3はトップ部とボトム部の原料融液の固化率[(結晶重量÷原料重量)×100]がそれぞれ15%、35%の例であるが、ボトム部の固化率が35%であれば、Ca/Mg比が1.3付近で格子定数差がほぼゼロとなり、Ca/Mg比を1.25以上1.35以下とすることで、トップ部とボトム部の格子定数差を0.00002nm以内に抑えることが可能となる。
しかし、1回の単結晶育成で得られる単結晶基板の枚数を増やすことが望ましく、そのためには、直胴部を長くし、固化率の大きな単結晶を育成すれば良いが、固化率を大きくすると、SGGGが原料融液から単結晶化する際の添加元素(Ca、Mg、Zr)の偏析の影響が顕著となり、例えCa/Mg比を1.25以上1.35以下としたとしてもトップ部とボトム部の格子定数差が大きく乖離するようになる。
そこで、Ca/Mg比を1.25以上1.35以下とした上で、固化率が大きい、例えば47%の単結晶を育成したとしても、トップ部の格子定数が1.24950〜1.24960nmとなり、ボトム部においても格子定数が1.2485nmを超えない原料融液が得られるようにするには、それ以外のGd、Ga、Zrについても組成範囲を考慮すべきことになる。
本出願人は、下記組成式(1)で示される原料融液において、CaとMgの含有量の和(b+d)がZrの含有量(e)と等しく、Gaの含有量(c)が4.014以上4.034以下で、Zrの含有量(e)が0.629以上0.636以下とすれば良いことを実験的に求めることができた。
(GdCaGaMgZr)O12 (1)
なお、上記組成式においてチャージバランスを取るために、各金属元素の含有量に価数を掛けたものの和は24でなければならない。
(3)単結晶の引き上げ、育成
上記組成範囲となるように混合された原料を加熱溶融した後、図1のように原料融液9に種結晶6を接触させて徐々に温度を降下させ、同時に引き上げ軸4を徐々に引き上げることにより種結晶6の下部側において原料融液9を順次結晶化させる。
そして、育成条件に従い高周波コイル10への投入電力を調整し、所望とする直径のSGGG単結晶7を育成する。図2は育成されたSGGG単結晶7を示し、符号11はSGGG単結晶7の直胴部における結晶トップ部、符号12はSGGG単結晶7の直胴部における結晶ボトム部をそれぞれ示している。
尚、単結晶の育成方向における結晶方位が<111>である非磁性ガーネット単結晶基板が広く用いられているため、育成されるSGGG単結晶7の育成方向における結晶方位は<111>であることが好ましい。
引き上げ軸4を徐々に引き上げ、SGGG単結晶の肩部を育成するとき、ファセット成長に伴う歪の発生を抑制するため、結晶回転速度を急激に上昇させ、融液中に強制対流を発生させて自然対流と競合状態を作り、前述した凸形状部を溶かす「界面反転操作」を行って、界面形状を凸から平坦にする。また、単結晶育成に係る一連の温度モニタは上記温度計(熱電対)により行われる。
ところで、チョクラルスキー法によるSGGG単結晶の直胴部における育成条件は、特に限定されず、従来の育成条件(原料融液の加熱条件、例えば加熱温度、雰囲気ガス、加熱時間、界面反転操作など、従来から採用されている自動制御による条件)によることができる。
好ましいのは、この育成条件を維持したまま、結晶育成炉内の原料融液9表面から引き上げ方向1cmまでの雰囲気における温度勾配を7〜14℃/cmとし、1cmを越え引き上げ方向10cmまでの雰囲気における温度勾配を19〜23℃/cmの範囲に維持することである。それと共に、SGGG単結晶の直胴部上端から0mm〜30mmまでの直胴部育成中、上記種結晶6の回転数を22〜30rpm、特に22〜25rpm内の一定値(例えば22rpm)に設定し、直胴部上端から30mmを越えた以降の直胴部育成中、上記一定値(例えば22rpm)から一定の比率で回転数を減少させて直胴部上端から83mm直胴部が育成した時点における種結晶6の回転数が18〜21rpm(例えば18rpm)となるように管理するのが好ましい。
こうして育成されたSGGG単結晶は、図2に示すように、種結晶1下部の肩部と直胴部7を有したものとなり、例えば直径が80mm以上、かつ100mm以上の長尺のSGGG単結晶の直胴部を育成することができる。
(4)直胴部の切断と基板
その後、直胴部は、インゴットの肩部との境界、すなわち結晶トップ部で切断・分離される。
そして、分離した単結晶育成後の外形形状を有する直胴部は、SGGG単結晶基板として薄く種結晶側から切り出される。このSGGG単結晶基板の格子定数差がトップとボトムで0.0002nm以内になっているので、円筒研削により外径を整えた後、基板状に切断し、研磨した上でLPE育成用の基板として供することができる。
以下、本発明の実施例について比較例とともに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によってのみ限定されるものではない。
なお、育成したSGGG単結晶は、そのトップ部とボトム部の格子定数をエックス線回折装置(Philips社製 PANalytical X’pert PRO MRD)を用いて測定した。
[実施例1]
SGGG単結晶をチョクラルスキー法で育成するため、表1に示す通り、原子比Gd:Ca:Ga:Mg:Zr=2.710:0.358:4.024:0.275:0.633、および、Ca/Mg=0.358/0.275=1.30となるように、原料として純度99.99%の酸化ガドリニウム(Gd)、炭酸カルシウム(CaCO)、酸化ガリウム(Ga)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化ジルコニウム(ZrO)を秤量した。
そして、この原料を混合し、冷間等方圧加圧法により嵩密度を増加させた後、空気中、1500〜1600℃で仮焼し、炭酸カルシウムから炭酸ガスを除去した。仮焼後の重量は12.6kgであった。
育成装置には図1に示すような製造装置を用い、上記仮焼したものを直径150mm、高さ150mmのイリジウム坩堝に充填し、チャンバーを閉めた後、高周波コイルに電力を投入して、1750℃まで加熱して、原料を融解させた。
続いて、結晶方位が<111>である棒状種結晶の先端を原料融液に浸け、原料融液表面から引き上げ方向1cmまでの雰囲気における温度勾配が7℃/cm、また1cmを越え引き上げ方向10cmまでの雰囲気における温度勾配が19℃/cmの条件でSGGG単結晶を育成した。
ここで、直胴部上端から0mm〜30mmまでの直胴部を育成する際には、種結晶の回転数を22rpmに設定し、直胴部上端から30mmを越えた以降の直胴部を育成する際には、22rpmから一定の比率で回転数を減少させて直胴部上端から83mm直胴部が育成した時点での種結晶の回転数が18rpmとなるように管理しながらSGGG単結晶直胴部の育成を行い、直径83mmで直胴部長100mmのSGGG単結晶(5.9kg)を育成した。
尚、実施例1に係るSGGG単結晶の原料融液の固化率[(結晶重量÷原料重量)×100]=[(5.9kg÷12.6kg)×100]=46.8%である。
次に、育成されたSGGG単結晶の直胴部における結晶トップ部(直胴部の上端)と結晶ボトム部(直胴部の下端)を切断し、かつ、両面研磨加工を施した後、上記エックス線回折装置を用いて、トップ部から得られたSGGG単結晶基板とボトム部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数を測定した。
測定の結果、表2に示す通り、トップ部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24955nm、かつ、ボトム部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24973nmで、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は0.00018nmであった。
その後、このSGGG基板を用いてLPE法によりRIG単結晶膜を成長させると、基板の格子定数とRIG単結晶膜との格子定数差が極めて小さいので、所望の組成のRIG単結晶膜を成長させることができる。
[実施例2]
SGGG単結晶の原料を、原子比Gd:Ca:Ga:Mg:Zr=2.728:0.350:4.014:0.279:0.629、および、Ca/Mg=0.350/0.279=1.25となるように秤量したこと以外は実施例1と同様にして、SGGG単結晶を育成した。
次に、実施例1と同様にしてSGGG単結晶基板の格子定数を測定すると、結晶トップ部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24957nm、結晶ボトム部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24976nmで、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は0.00019nmであった。
その後、実施例1と同様に、このSGGG基板を用いてLPE法によりRIG単結晶膜を成長させると、基板の格子定数とRIG単結晶膜との格子定数差が極めて小さいので、所望の組成のRIG単結晶膜を成長させることができる。
[実施例3]
SGGG単結晶の原料を、原子比Gd:Ca:Ga:Mg:Zr=2.714:0.365:4.014:0.271:0.636、および、Ca/Mg=0.365/0.271=1.35となるように秤量したこと以外は実施例1と同様にしてSGGG単結晶を育成した。
次に、実施例1と同様にしてSGGG単結晶基板の格子定数を測定すると、結晶トップ部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24960nm、結晶ボトム部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24979nmで、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は0.00019nmであった。
その後、実施例1と同様に、このSGGG基板を用いてLPE法によりRIG単結晶膜を成長させると、基板の格子定数とRIG単結晶膜との格子定数差が極めて小さいので、所望の組成のRIG単結晶膜を成長させることができる。
[実施例4]
SGGG単結晶の原料を、原子比Gd:Ca:Ga:Mg:Zr=2.698:0.353:4.030:0.283:0.636、および、Ca/Mg=0.353/0.283=1.25となるように秤量したこと以外は実施例1と同様にしてSGGG単結晶を育成した。
次に、実施例1と同様にしてSGGG単結晶基板の格子定数を測定すると、結晶トップ部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24954nm、結晶ボトム部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24975nmで、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は0.00021nmであった。
その後、実施例1と同様に、このSGGG基板を用いてLPE法によりRIG単結晶膜を成長させると、基板の格子定数とRIG単結晶膜との格子定数差が極めて小さいので、所望の組成のRIG単結晶膜を成長させることができる。
[実施例5]
SGGG単結晶の原料を、原子比Gd:Ca:Ga:Mg:Zr=2.696:0.365:4.034:0.270:0.635、および、Ca/Mg=0.365/0.270=1.35となるように秤量したこと以外は実施例1と同様にしてSGGG単結晶を育成した。
次に、実施例1と同様にしてSGGG単結晶基板の格子定数を測定すると、結晶トップ部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24950nm、結晶ボトム部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24970nmで、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は0.00020nmであった。
その後、実施例1と同様に、このSGGG基板を用いてLPE法によりRIG単結晶膜を成長させると、基板の格子定数とRIG単結晶膜との格子定数差が極めて小さいので、所望の組成のRIG単結晶膜を成長させることができる。
[比較例1]
SGGG単結晶の原料を、原子比Gd:Ca:Ga:Mg:Zr=2.723:0.359:4.011:0.274:0.633、および、Ca/Mg=0.359/0.274=1.31となるように秤量したこと以外は実施例1と同様にしてSGGG単結晶を育成した。
次に、実施例1と同様にしてSGGG単結晶基板の格子定数を測定すると、結晶トップ部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24964nm、結晶ボトム部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24986nmで、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は0.00022nmであった。結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は実施例に比べて大きくはなっていないが、トップ部の格子定数が1.24960nmを上回っているため、ボトム部において1.24985nmを超えてしまった。
その後、実施例1と同様に、このSGGG基板を用いてLPE法によりRIG単結晶膜を成長させたが、格子定数が1.24985nmを超えているので、この基板では所望の組成のRIG単結晶膜を成長させることができなかった。
[比較例2]
SGGG単結晶の原料を、原子比Gd:Ca:Ga:Mg:Zr=2.698:0.358:4.036:0.275:0.633、および、Ca/Mg=0.358/0.275=1.30となるように秤量したこと以外は実施例1と同様にしてSGGG単結晶を育成した。
次に、実施例1と同様にしてSGGG単結晶基板の格子定数を測定すると、結晶トップ部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24948nm、結晶ボトム部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24969nmで、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は0.00021nmであった。結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は実施例に比べて大きくはなっていないが、トップ部において1.24950nmを下回ってしまった。
その後、実施例1と同様に、このSGGG基板を用いてLPE法によりRIG単結晶膜を成長させたが、格子定数が1.24950nmを下回っているので、この基板では所望の組成のRIG単結晶膜を成長させることができなかった。実施例5に対して、有効な基板数が減少することになる。
[比較例3]
SGGG単結晶の原料を、原子比Gd:Ca:Ga:Mg:Zr=2.694:0.333:4.024:0.308:0.641、および、Ca/Mg=0.333/0.308=1.08となるように秤量したこと以外は実施例1と同様にしてSGGG単結晶を育成した。
次に、実施例1と同様にしてSGGG単結晶基板の格子定数を測定すると、結晶トップ部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24958nm、結晶ボトム部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24992nmで、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は0.00034nmであった。結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差が大きく、ボトム部において1.24985nmの範囲を超えてしまった。
その後、実施例1と同様に、このSGGG基板を用いてLPE法によりRIG単結晶膜を成長させたが、格子定数が1.24985nmを超えた基板なので所望の組成のRIG単結晶膜を成長させることができなかった。
[比較例4]
SGGG単結晶の原料を、原子比Gd:Ca:Ga:Mg:Zr=2.710:0.366:4.024:0.267:0.633、および、Ca/Mg=0.366/0.267=1.37となるように秤量したこと以外は実施例1と同様にしてSGGG単結晶を育成した。
次に、実施例1と同様にしてSGGG単結晶基板の格子定数を測定すると、結晶トップ部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24956nm、結晶ボトム部から得られたSGGG単結晶基板の格子定数は1.24987nmで、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差は0.00031nmであった。結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差が大きく、ボトム部において1.24985nmを超えてしまった。
その後、実施例1と同様に、このSGGG基板を用いてLPE法によりRIG単結晶膜を成長させたが、格子定数が1.24985nmを超えた基板なので所望の組成のRIG単結晶膜を成長させることができなかった。
Figure 2017149613
Figure 2017149613
本発明により得られるSGGG単結晶は、結晶トップ部と結晶ボトム部間における格子定数の分布が均一化されていることから、結晶トップ部から得られたSGGG基板と結晶ボトム部から得られたSGGG基板における格子定数の均一性に優れている。
そして、結晶トップ部から得られたSGGG基板と結晶ボトム部から得られたSGGG基板の格子定数差が小さいため、結晶トップ部から結晶ボトム部の全域から得られた基板をLPE法によるRIG単結晶膜の育成に供することができ、光アイソレータ用ファラデー回転子に用いられるRIG単結晶膜を低コストで提供できる。
1 育成炉
2 チャンバー
3 断熱材
4 引き上げ軸
5 ホットゾーン
6 種結晶
7 SGGG単結晶
8 坩堝
9 原料融液
10 高周波コイル
11 結晶トップ部
12 結晶ボトム部

Claims (4)

  1. Gd、Ca、Ga、Mg、Zrと酸素からなる原料融液表面に種結晶を接触させて回転させながら引き上げるチョクラルスキー(CZ:Czochralski)法によりCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶を育成する方法において、
    原料は、育成開始時の原料融液が下記組成式(1)で示される組成となる量を用いて、長尺の直胴部を有する単結晶を育成することを特徴とするCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法。
    (GdCaGaMgZr)O12 (1)
    [但し、組成式(1)中において、a+b+c+d+e=8、b+d=e、1.25≦b/d≦1.35、4.014≦c≦4.034、0.629≦e≦0.636である。]
  2. 得られる単結晶は、100mm以上の長尺の直胴部を有することを特徴とする請求項1に記載のCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法。
  3. 原料融液は、固化率がボトム部で35%以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法。
  4. 得られる単結晶は、結晶ボトム部と結晶トップ部における格子定数の差が0.0002nm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のCaMgZr置換型ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(SGGG)単結晶の育成方法。

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