JP2017149473A - 積み重ね可能なボトル - Google Patents

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Shigeru Hayakawa
早川  茂
桑原 和仁
Kazuhito Kuwabara
和仁 桑原
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Abstract

【課題】積み重ねの安定性および積み重ね時の着脱性を高める。【解決手段】底部14の底壁部17は、上方へ向けて窪む収容部21と、収容部21の下端部から、ボトル径方向の外側に向かうに従い漸次、下方に向けて延びる内壁部27、および、内壁部27におけるボトル径方向の外側の端部から、ボトル径方向の外側に向かうに従い漸次、上方に向けて延びる外壁部28を有する可動壁部25と、を備え、収容部21には、当該ボトル10Aとは異なる他のボトル10Bのキャップ46が収容され、内壁部27と外壁部28との連結部分29は、他のボトル10Bの肩部12上に載置される。【選択図】図5

Description

本発明は、積み重ね可能なボトルに関する。
この種のボトルとして、例えば下記特許文献1に記載の構成が知られている。
特開2014−193737号公報
しかしながら、前記従来のボトルでは、積み重ねの安定性および積み重ね時の着脱性を高めることについて改善の余地がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、積み重ねの安定性および積み重ね時の着脱性を高めることができるボトルを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るボトルは、口部、肩部、胴部および底部がボトル軸方向に沿って順に連設され、前記口部にキャップが装着されたボトルであって、前記底部の底壁部は、上方へ向けて窪む収容部と、前記収容部の下端部から、ボトル径方向の外側に向かうに従い漸次、下方に向けて延びる内壁部、および、前記内壁部におけるボトル径方向の外側の端部から、ボトル径方向の外側に向かうに従い漸次、上方に向けて延びる外壁部を有する可動壁部と、を備え、前記収容部には、当該ボトルとは異なる他のボトルの前記キャップが収容され、前記内壁部と前記外壁部との連結部分は、前記他のボトルの前記肩部上に載置されることを特徴とする。
この発明によれば、このボトルを他のボトルに積み重ねるときに、収容部が、他のボトルのキャップを収容するとともに、内壁部と外壁部との連結部分が、他のボトルの肩部上に載置される。すると、肩部が前記連結部分を上方に押し込んで可動壁部を変形させ、外壁部におけるボトル径方向の外側の端部を中心として内壁部が上方に移動する。内壁部の上昇に伴って、収容部の下端部が上端部を中心としてボトル径方向の内側に向けて移動し、収容部および内壁部のうちの少なくとも一方が、他のボトルの口部やキャップに係止される。
他のボトルに積み重ねられたボトルを他のボトルから取り外すため、このボトルを他のボトルに対して持ち上げると、前記連結部分が肩部から離間しようとする。すると、例えば内容物の重み等により、可動壁部が下方に向けて押し込まれて復元変形する。その結果、収容部および内壁部のうちの少なくとも一方による口部やキャップへの係止が解除される。これにより、このボトルを他のボトルから抵抗少なく容易に持ち上げることができる。
以上のように、このボトルを他のボトルに積み重ねるときに、このボトルの収容部および内壁部のうちの少なくとも一方を、他のボトルの口部やキャップに係止させることができるので、積み重ねの安定性を高めることができる。
また、前記係止およびその解除を、このボトルと他のボトルとを単に相対的に変位させることで実現することが可能になり、積み重ね時の着脱性を高めることもできる。
前記底壁部は、外周縁部に位置する接地部と、前記接地部のボトル径方向の内側に位置する陥没部と、を備え、前記陥没部は、前記収容部および前記可動壁部を備えていてもよい。
この場合、陥没部が、接地部のボトル径方向の内側に位置し、かつ、陥没部が、収容部および可動壁部を備えている。したがって、ボトルを積み重ねたときに、可動壁部の変形を陥没部内に留めてこの変形が接地部に伝播することを抑え、ボトルの外形を維持し易くすることができる。これにより、積み重ねの安定性をさらに高めることができる。
前記収容部には、ボトル径方向の内側に向けて突出する係止突部が形成されていてもよい。
この場合、収容部に係止突部が形成されている。したがって、このボトルを他のボトルに積み重ねて、収容部を他のボトルの口部やキャップに係止させるときに、係止突部を利用して強く係止させ易くすることが可能になり、積み重ねの安定性をさらに高めることができる。
前記肩部は、上下面を有するとともに互いに異径とされた複数のリング部が、ボトル軸方向に延びる段筒部を介して連結されてなる段付き形状に形成され、前記連結部分は、前記他のボトルの前記リング部上に載置されてもよい。
この場合、内壁部と外壁部との連結部分が、他のボトルのリング部上に載置される。このとき、他のボトルのリング部を段筒部によってボトル軸方向に補強し、リング部の下方に向けた変形を段筒部によって規制することができる。これにより、他のボトルの肩部によって前記連結部分を確実に上方に押し込むことができる。
本発明によれば、積み重ねの安定性および積み重ね時の着脱性を高めることができる。
本発明の一実施形態に係るボトルの側面図であって、底部を含む一部分を縦断面視した図である。 図1に示すボトルの下部を拡大した縦断面図である。 図1に示すボトルの下面図である。 図1に示すボトルの上部を拡大した側面図である。 図1に示すボトルを積み重ねるときまたは取り外すときにおいて連結部分が肩部上に位置する状態を示す縦断面図であって、下側のボトルを側面視した図である。 図1に示すボトルを積み重ねた状態を示す縦断面図であって、下側のボトルを側面視した図である。
以下、図1から図6を参照し、本発明の一実施形態に係るボトル10を説明する。
図1から図4に示すように、ボトル10は、口部11、肩部12、胴部13および底部14を備え、これらがそれぞれの中心軸線を共通軸上に位置した状態でこの順に連設された概略構成とされている。一例として、ボトル10は、射出成形により有底筒状に形成された合成樹脂材料からなるプリフォームが、ブロー成形されることで形成されている。
以下、上述した共通軸をボトル軸Oといい、ボトル軸O方向に沿って口部11側を上側、底部14側を下側という。また、ボトル10をボトル軸O方向から見た平面視において、ボトル軸Oに直交する方向をボトル径方向といい、ボトル軸O回りに周回する方向をボトル周方向という。なお、ボトル10はいわゆる角形ボトルである。ボトル10をボトル軸O方向の上方から見た上面視において、口部11は円形状(真円形状)であり、肩部12および胴部13は多角形状(正多角形状)、本実施形態では、角部が面取りされた正方形状とされている。また図3に示すように、ボトル10をボトル軸O方向の下方から見た下面視において、底部14は多角形状(正多角形状)、本実施形態では、角部が面取りされた正方形状とされている。
図1に示すように、胴部13は、ボトル軸O方向に沿って延びる筒状に形成されている。胴部13において、上端部13aと下端部13bとの間に位置する中央部13cは、上端部13aおよび下端部13bよりも小径である。胴部13の上端部13aおよび下端部は、このボトル10の最大外径部を構成している。胴部13の中央部13cには、ラベルを装着することができる。
胴部13の中央部13cには、ボトル周方向に全周にわたって連続して延びる中央環状凹溝15cが形成されている。胴部13の上端部13aには、ボトル周方向に全周にわたって連続して延びる上環状凹溝15aが形成されている。胴部13の下端部13bには、ボトル周方向に全周にわたって連続して延びる下環状凹溝15bが形成されている。
図2に示すように、底部14は、有底筒状に形成されている。底部14は、上端開口部が胴部13の下端開口部に接続されたヒール部16と、ヒール部16の下端開口部を閉塞する接地可能な底壁部17と、を備えている。
ヒール部16の上端部は、胴部13の下端部13bに接続されるとともに下方に向かうに従い漸次縮径している。ヒール部16の下端部は、底壁部17の外周縁部に接続されている。
底壁部17は、外周縁部に位置する接地部18と、ボトル軸O上に位置するとともに上方へ向けて窪む陥没部19と、を備えている。
接地部18は、ボトル周方向の全周にわたって延びている。接地部18は、ボトル軸Oに直交する水平面に沿って延びている。
陥没部19は、底壁部17において接地部18(外周縁部)のボトル径方向の内側に位置している。陥没部19は、ボトル軸Oと同軸に配置されている。陥没部19は、下側陥没部20と、上側陥没部21と、を備えている。本実施形態においては、上側陥没部21が、後述する下側のボトル10Bのキャップ46を収容する収容部となる。下側陥没部20は、上側陥没部21よりも大径であり、上側陥没部21よりもボトル軸O方向に小さい(浅い)。下側陥没部20は、ヒール部16の上端縁および下環状凹溝15bよりも下方に位置している。上側陥没部21の上端縁は、ヒール部16および下環状凹溝15bよりも上方に位置し、胴部13の中央部13cよりも下方に位置している。
上側陥没部21は、下側陥没部20から上方に向けて窪んでいる。上側陥没部21は、ボトル軸Oと同軸に配置された有頂筒状に形成されている。図3に示すように、前記下面視において、上側陥没部21は、円形状(真円形状)である。図2に示すように、上側陥没部21は、天壁部22と、周壁部23と、を備えている。
天壁部22は、平板状に形成され、水平面に沿って延びている。周壁部23は、天壁部22の外周縁部から下方に向けて延びている。周壁部23は、下方に向かうに従い漸次拡径している。周壁部23の上端部(上側陥没部21の上端部)は、ボトル軸O方向に沿う縦断面視において、ボトル10内部に向けて突となる曲線状に形成されている。周壁部23の下端部の直径は、後述するキャップ46の直径よりも大きい。
上側陥没部21には、ボトル径方向の内側に向けて突出する係止突部24が形成されている。係止突部24は、周壁部23の下端部に形成されている。係止突部24は、ボトル周方向の全周にわたって連続して延びている。なお係止突部24は、ボトル周方向に間欠に設けてもよい。
図3に示すように、前記下面視において、下側陥没部20は、多角形状(正多角形状)となっていて、図示の例では、角部が面取りされた正方形状とされている。図2に示すように、下側陥没部20は、可動壁部25と、立ち上がり壁部26と、を備えている。
可動壁部25は、上側陥没部21の下端部からボトル径方向の外側に延びている。可動壁部25は、ボトル軸Oと同軸の環状に形成されている。可動壁部25は、変形可能(例えば、弾性変形可能)に形成されている。可動壁部25は、内壁部27と、外壁部28と、を備えている。
内壁部27は、上側陥没部21の下端部から、ボトル径方向の外側に向かうに従い漸次、下方に向けて延びている。外壁部28は、内壁部27におけるボトル径方向の外側の端部から、ボトル径方向の外側に向かうに従い漸次、上方に向けて延びている。内壁部27と外壁部28との連結部分29は、下方に向けて突をなす。連結部分29は、接地部18よりも上方に位置している。図3に示すように、連結部分29は、前記下面視において、ボトル周方向の全周にわたって連続して延びる円形状(真円形状)となっている。
図2に示すように、立ち上がり壁部26は、接地部18の内周縁部から上方に向けて延びている。立ち上がり壁部26の上端部は、外壁部28のボトル径方向の外側の端部に連結されている。立ち上がり壁部26は、ボトル軸O方向に延びる筒状に形成されている。立ち上がり壁部26は、下方から上方に向かうに従い漸次縮径している。
なお図示の例では、ボトル軸O方向に沿う縦断面視において、立ち上がり壁部26は、ボトル軸Oに対して傾斜しているが、ボトル軸Oと平行に延びていてもよい。立ち上がり壁部26は、後述する段筒部41の形状と一致させることが好ましい。
図4に示すように、肩部12は、胴部13の上端部13aに連結されている。肩部12は、胴部13の上端部13aからボトル径方向の内側に向けて延び、ボトル径方向の内側に向かうに従い漸次上方に向けて延びている。肩部12は、上下面を有するとともに互いに異径とされた複数のリング部40が、ボトル軸O方向に延びる段筒部41を介して連結されてなる段付き形状に形成されている。リング部40は、大径の下リング部42と、小径の上リング部43と、を備えている。段筒部41は、下リング部42の内周縁部と上リング部43の外周縁部とを連結している。
下リング部42は、胴部13の上端部からボトル径方向の内側に延びている。下リング部42は、平板状に形成され、水平面に沿って延びている。
段筒部41は、下リング部42の内周縁部から上方に向けて延びている。段筒部41は、上方に向かうに従い漸次縮径するテーパ状に形成されている。段筒部41の直径は、下側陥没部20の直径と同等以下であり、上側陥没部21の直径よりも大きい。
上リング部43は、段筒部41の上端部からボトル径方向の内側に延びている。上リング部43は、平板状に形成され、水平面に沿って延びている。
口部11は、肩部12の内周縁部から上方に向けて延びている。口部11の下端部には、ボトル周方向の全周にわたって延びるネックリング45が設けられている。口部11においてネックリング45よりも上側に位置する部分には、雄ねじ(図示しない)が形成されている。
口部11には、外周面がボトル軸O方向に沿って延びるキャップ46が装着されている。キャップ46は、有頂筒状に形成されている。キャップ46の内周面には、前記雄ねじに対応する雌ねじ(図示しない)が形成されている。キャップ46は、口部11に螺着されている。キャップ46の直径は、ネックリング45の直径と同等であり、上側陥没部21の周壁部23の直径と同等以下となっている。ネックリング45の直径は、キャップ46の直径より大きくても小さくてよい。キャップ46の頂壁部は、水平面に沿って延びている。
図5および図6に示すように、ボトル10は、ボトル軸O方向に積み重ね可能である。互いに積み重ねられた一対のボトル10A、10Bのうち、上側のボトル10A(当該ボトル)は、下側のボトル10B(当該ボトルとは異なる他のボトル)上に積み重ねられる。上側のボトル10Aにおける陥没部19の内部には、下側のボトル10Bのキャップ46および肩部12が進入する。このとき本実施形態では、キャップ46や口部11(ネックリング45)が、周壁部23に当接(干渉)せず、前記進入が円滑に実施される。
上側陥没部21の内部には、下側のボトル10Bのキャップ46が収容される。内壁部27と外壁部28との連結部分29は、下側のボトル10Bの肩部12上に載置される。本実施形態では、連結部分29は、肩部12のうち、上リング部43上に載置される。
ここで図5に示すように、上側のボトル10Aを下側のボトル10Bに積み重ねるときに、前記連結部分29が下側のボトル10Bの肩部12上に載置されると、肩部12が前記連結部分29を上方に押し込んで可動壁部25を変形させる。
このとき、外壁部28におけるボトル径方向の内側の端部がボトル径方向の外側の端部を中心として上方に移動する。その結果、図6に示すように、外壁部28が前記外側の端部を中心として上方に向けて回動し、外壁部28が水平面に沿って延びて上リング部43により下方から支持される。
またこのとき、外壁部28の前記内側の端部とともに内壁部27が上昇し、上側陥没部21の周壁部23の下端部が上端部を中心としてボトル径方向の内側に向けて移動する。その結果、周壁部23が、上端部を中心としてボトル径方向の内側に向けて回動し、係止突部24(周壁部23の下端部)が、下側のボトル10Bにおけるネックリング45(口部11)に下方から係止される。
なお本実施形態では、下側のボトル10Bの肩部12が連結部分29を完全に押し込み終え、外壁部28が上リング部43により下方から支持された際に初めて、係止突部24がネックリング45に係止するが、肩部12による連結部分29の押し込みが終わる前に係止突部24が口部11(ネックリング45)やキャップ46に係止(干渉)する構成を採用することも可能である。この場合、下側のボトル10Bの口部11やキャップ46が、前記係止突部24を径方向に押し広げながら上側陥没部21に挿入される。
外壁部28が上リング部43により支持されて係止突部24がネックリング45に係止された状態では、接地部18が下リング部42により下方から支持され、立ち上がり壁部26が段筒部41に外嵌される。また、上側陥没部21の周壁部23は、ボトル軸O方向の全長にわたって同径となる。周壁部23の内面とキャップ46の外面とは、全域にわたって離間していて、当接していない。
上側のボトル10Aを下側のボトル10Bから取り外すため、図5に示すように、上側のボトル10Aを下側のボトル10Bに対して持ち上げると、前記連結部分29が肩部12から離間しようとする。すると、例えば内容物の重み等により、可動壁部25が下方に向けて押し込まれて復元変形する。その結果、上側陥没部21による口部11への係止が解除される。これにより、上側のボトル10Aを下側のボトル10Bから抵抗少なく容易に持ち上げ易くすることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るボトル10によれば、上側のボトル10Aを下側のボトル10Bに積み重ねるときに、上側のボトル10Aの周壁部23を下側のボトル10Bの口部11に係止させることができるので、積み重ねの安定性を高めることができる。
また、前記係止およびその解除を、上側のボトル10Aと下側のボトル10Bとを単に相対的に変位させることで実現することが可能になり、積み重ね時の着脱性を高めることもできる。
また、陥没部19が、接地部18のボトル径方向の内側に位置し、かつ、陥没部19が、上側陥没部21および可動壁部25を備えている。したがって、ボトル10を積み重ねたときに、可動壁部25の変形を陥没部19内に留めてこの変形が接地部18に伝播することを抑え、ボトル10の外形を維持し易くすることができる。これにより、積み重ねの安定性をさらに高めることができる。
また、上側陥没部21に係止突部24が形成されている。したがって、上側のボトル10Aを下側のボトル10Bに積み重ねて、上側陥没部21を下側のボトル10Bの口部11(ネックリング45)に係止させるときに、係止突部24を利用して強く係止させ易くすることが可能になり、積み重ねの安定性をさらに高めることができる。
また、内壁部27と外壁部28との連結部分29が、下側のボトル10Bのリング部40上に載置される。このとき、下側のボトル10Bのリング部40を段筒部41によってボトル軸O方向に補強し、リング部40の下方に向けた変形を段筒部41によって規制することができる。これにより、下側のボトル10Bの肩部12によって前記連結部分29を確実に上方に押し込むことができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
中央環状凹溝15c、上環状凹溝15aおよび下環状凹溝15bがなくてもよい。
上述した実施形態では、肩部12が、複数のリング部40が段筒部41を介して連結されてなる段付き形状に形成されているが、本発明はこれに限れられない。例えば、肩部12が環状の傾斜壁によって形成されていて、段筒部41がなくてもよい。
上述した実施形態では、陥没部19が、上側陥没部21および下側陥没部20を備えているが、本発明はこれに限られない。陥没部19が、上側陥没部21のみを備え下側陥没部20を備えていなくてもよい。この場合、陥没部19内に、キャップ46は収容されるものの肩部12は収容されない。またこの場合、可動壁部25が接地部18を形成する構成を採用することも可能である。
係止突部24がなくてもよい。
上述した実施形態では、上側のボトル10Aの上側陥没部21の係止突部24が、下側のボトル10Bのネックリング45(口部11)に係止するが、本発明はこれに限られない。例えば、係止突部24がキャップ46に係止してもよい。また、例えば係止突部24がない構成において、周壁部23が口部11やキャップ46に係止してもよい。この場合、口部11やキャップ46が周壁部23内に圧入されたような状態とすることができる。さらに、上側陥没部21に代えて内壁部27が口部11やキャップ46に係止してもよい。
上述した実施形態では、ボトル10を積み重ねたときに、外壁部28および接地部18の両方が、下側のボトル10Bの肩部12に当接するが、本発明はこれに限られない。例えば、外壁部28が肩部12に当接しつつ接地部18が肩部12から離間してもよい。
また、上述した実施形態では、肩部12、胴部13の上面視形状、及び底部14の下面視形状(ボトル径方向に沿う横断面視形状)をそれぞれ多角形状としたが、本発明はこれに限られず、円形状にする等、適宜変更してもよい。
さらに、上述した実施形態では、ボトル10を二段に積み重ねる構成としたが、本発明はこれに限らず、三段以上の複数段積み重ねても構わない。
また、ボトル10を形成する合成樹脂材料は、例えばポリエチレンテレフタレートや、ポリエチレンナフタレート、非晶性ポリエステル等、またはこれらのブレンド材料等、適宜変更してもよい。
さらに、ボトル10は単層構造体に限らず中間層を有する積層構造体としてもよい。この中間層としては、例えばガスバリア性を有する樹脂材料からなる層、再生材からなる層、若しくは酸素吸収性を有する樹脂材料からなる層等が挙げられる。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10、10A、10B ボトル
11 口部
12 肩部
13 胴部
14 底部
17 底壁部
18 接地部
19 陥没部
21 上側陥没部(収容部)
25 可動壁部
27 内壁部
28 外壁部
29 連結部分
40 リング部
41 段筒部
46 キャップ
O ボトル軸

Claims (4)

  1. 口部、肩部、胴部および底部がボトル軸方向に沿って順に連設され、前記口部にキャップが装着されたボトルであって、
    前記底部の底壁部は、
    上方へ向けて窪む収容部と、
    前記収容部の下端部から、ボトル径方向の外側に向かうに従い漸次、下方に向けて延びる内壁部、および、前記内壁部におけるボトル径方向の外側の端部から、ボトル径方向の外側に向かうに従い漸次、上方に向けて延びる外壁部を有する可動壁部と、を備え、
    前記収容部には、当該ボトルとは異なる他のボトルの前記キャップが収容され、
    前記内壁部と前記外壁部との連結部分は、前記他のボトルの前記肩部上に載置されることを特徴とするボトル。
  2. 前記底壁部は、外周縁部に位置する接地部と、前記接地部のボトル径方向の内側に位置する陥没部と、を備え、
    前記陥没部は、前記収容部および前記可動壁部を備えていることを特徴とする請求項1に記載のボトル。
  3. 前記収容部には、ボトル径方向の内側に向けて突出する係止突部が形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のボトル。
  4. 前記肩部は、上下面を有するとともに互いに異径とされた複数のリング部が、ボトル軸方向に延びる段筒部を介して連結されてなる段付き形状に形成され、
    前記連結部分は、前記他のボトルの前記リング部上に載置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のボトル。
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